JP2007191668A - 自動車内装部品用製品カバー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】自動車内装部品10の外表面を覆う製品カバー15であり、自動車内装部品10の外表面を、外部との空気の流通を低減又は阻害するように覆う透明樹脂フィルム21を備え、この透明樹脂フィルム21に揮発性有機化合物を低減除去する物質20が含有されている。
【選択図】図1
Description
そのため、車両の室内の揮発性有機化合物を効率よく低減除去することができる。
その際、外部から透明性を有する樹脂フィルムを透過した光により光触媒を活性化できるので、特別な光源を用いたり、多量の触媒を用いる必要がなく、簡易に車両の室内の揮発性有機化合物を分解して低減除去することが可能である。
図1は車両用シートに製品カバーを被覆した例を示す。
図において、符号10は、車両の室内に配置される自動車内装部品としての車両用シートであり、符号15はその外表面を覆う製品カバーとしてのシート用カバーである。ここでは、シート用カバー15は、車両用シート10の製造後から使用開始時までの間装着されるものである。
ヘッドレスト収容部18は、ステー14が貫通する図示しない孔を有する他は、全て閉塞された袋状の形態を有している。
これらの各収容部16、17、18は、シートバック11、シートクッション12、ヘッドレスト13の表面に密着していてもよいが、この実施形態では、各収容部16、17、18は、収容し易いという理由で、各部材11、12、13より大きく形成されて、各部材11、12、13の外表面との間に隙間が形成されている。
揮発性有機化合物は、車両用シート、ドア、ルーフ等、各種の自動車内装部品の構成材料から発生する物質も多く、自動車内装部品の布地、革、合成皮革、ウレタン等の樹脂、接着剤、塗料などから揮発する有機化合物が含まれている。具体的には、トルエン、キシレン、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒドなどが例示できる。
この実施の形態では、シート用カバー15として、図2に示すように、光触媒20を含有する樹脂フィルム21を用いている。
同時に、シート用カバー15の内部の気体が容易に放出或いは流入しない程度に自動車内装部品の外表面と外部との空気の流通を低減又は阻害する、好ましくは阻止するように被覆できる必要がある。その際、シート用カバー15の一部に各種の理由で孔等が設けられていても使用可能であるが、揮発性有機化合物が通過しない、或いは、無視できる程度にしか透過しない程度の気密性を有するフィルムが好適である。
その際、光触媒20と樹脂との混合比は、製品カバーであるシート用カバー15により被覆される自動車内装部品である車両用シート10の性状、即ち、揮発される揮発性有機化合物の量や性質に応じて適宜選択することが可能である。
ここでは、車両用シート10の製造時或いは終了後に装着してもよく、車両用シート10を車両に組み付けた状態で装着してもよい。
従って、車両用シート10から発生する揮発性有機化合物を滞留させて効率よく分解すると共に、拡散されている揮発性有機化合物をも分解できるため、車両の室内の揮発性有機化合物を効率よく低減除去することが可能である。
同時に、これによりシート用カバー15全体の表面積を車両用シート10の表面積と同等に広く確保することができるため、車両の室内に配置される光触媒の面積をより広く確保でき、車両の室内に分散された揮発性有機化合物をより低減除去させ易い。
平面状の自動車内装用部品の場合、製品カバーは平面状の形態であってもよく、これによっても製品カバーの自動車内装部品側に揮発性有機化合物を滞留させて分解することが可能である。
実施例1,2
光触媒を含有する透明樹脂フィルムを用いて容積5Lの側面視矩形の製品カバーとしての袋状容器を作製し、内部にトルエン又はアセトアルデヒドを50ppm含有する空気を容積分充填して密封し、袋状容器の片面側全面から1mW/cm2の紫外線を継続して照射することにより、袋状容器内のトルエン濃度又はアセトアルデヒド濃度の経時変化を測定した。
結果を図3及び図4に示す。
光触媒を用いない他は、全て実施例1、2と同一にして、袋状容器内のトルエン濃度又はアセトアルデヒド濃度の経時変化を測定した。
結果を図3及び図4に示す。
15 シート用カバー
16 シートバック収容部
17 シートクッション収容部
18 ヘッドレスト収容部
20 光触媒
21 樹脂フィルム
Claims (4)
- 自動車内装部品の外表面を覆う製品カバーであって、
外部との空気の流通を低減又は阻害するように自動車内装部品の外表面を覆う樹脂フィルムを備え、この樹脂フィルムに揮発性有機化合物を低減除去する物質が含有されていることを特徴とする自動車内装部品用製品カバー。 - 樹脂フィルムが、透明性を有すると共に、揮発性有機化合物を低減除去する物質として光触媒を含有し、樹脂フィルムの表裏両面に少なくとも一部の光触媒の表面が露出されていることを特徴とする請求項1に記載の自動車内装部品用製品カバー。
- 樹脂フィルムにより自動車内装部品の収容部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動車内装部品用製品カバー。
- 自動車内装部品が車両用シートであり、シートバックを収容するシートバック収容部と、シートクッションを収容するシートクッション収容部とを備えることを特徴とする請求項3に記載の自動車内装部品用製品カバー。
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JP2006032520A JP2007191668A (ja) | 2005-12-19 | 2006-02-09 | 自動車内装部品用製品カバー |
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JP2004230378A (ja) * | 2003-01-09 | 2004-08-19 | Showa Denko Kk | 複合粒子およびその製造方法と用途 |
JP2004231952A (ja) * | 2003-01-09 | 2004-08-19 | Showa Denko Kk | 複合粒子およびその製造方法と用途 |
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2006
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