JP3135765U - 自動車用ハンドルカバー - Google Patents
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Abstract
【課題】車室内の消臭及び抗菌が手軽に行なえ、しかもハンドルへの装着性及びハンドルの操舵性も良好な自動車用ハンドルカバーを提供する。
【解決手段】ハンドルを覆うカバー本体が、ゴム製の内カバー部材12と、この内カバー部材の外周面側を覆う厚手の布製生地からなる中間カバー部材13と、この中間カバー部材の外周面側を覆う合成樹脂シート材製の外カバー部材14から構成され、前記外カバー部材の外周面に光触媒層3が積層されている。
【選択図】図3
【解決手段】ハンドルを覆うカバー本体が、ゴム製の内カバー部材12と、この内カバー部材の外周面側を覆う厚手の布製生地からなる中間カバー部材13と、この中間カバー部材の外周面側を覆う合成樹脂シート材製の外カバー部材14から構成され、前記外カバー部材の外周面に光触媒層3が積層されている。
【選択図】図3
Description
本考案は、自動車のハンドルに装着して用いるハンドルカバーに関する。
一般に、自動車のハンドルを操舵する際の滑りを防止するため、また細いハンドルを太くして運転し易くするため、あるいは車室内の装飾性を高めるために、別途形成したハンドルカバーがハンドルに装着されることがある。
この種のハンドルカバーは、ハンドルの表面を覆うカバー本体から構成され、このカバー本体の内周に開口する切開部を開いてハンドルに被せるように取り付けるようにしている。(特許文献1参照)
ところで以上のハンドルカバーが用いられる自動車の室内には、タバコ臭や車室内のシートやマットの匂い更には空調機器から吹き出されるカビ臭などの匂いがこもり易いものである。
そのため従来では、前記した異臭を除去するために、車室内の悪臭成分を活性炭などのフィルタに吸着させるようにした空気清浄器や、電気的にオゾンなどを発生させて悪臭成分の除去を行うようにした空気清浄装置が用いられている。
ところで以上のハンドルカバーが用いられる自動車の室内には、タバコ臭や車室内のシートやマットの匂い更には空調機器から吹き出されるカビ臭などの匂いがこもり易いものである。
そのため従来では、前記した異臭を除去するために、車室内の悪臭成分を活性炭などのフィルタに吸着させるようにした空気清浄器や、電気的にオゾンなどを発生させて悪臭成分の除去を行うようにした空気清浄装置が用いられている。
しかしながら、フィルタを用いた空気清浄機器では、臭成分を吸着させる能力が時間の経過と共に低下するので、フィルタを定期的に交換しなければならず、フィルタの交換作業が煩わしいし、またランニングコストもかかるという問題があるし、更には空気清浄器を取り付けるためのスペースを確保する必要もある。
一方、電気的に悪臭成分の除去を行う空気清浄装置は、装置自体が複雑な構造であることから、製造コストが高く、しかも電源が必要となるので、使用が制限される不具合がある。
特開平9−183377
一方、電気的に悪臭成分の除去を行う空気清浄装置は、装置自体が複雑な構造であることから、製造コストが高く、しかも電源が必要となるので、使用が制限される不具合がある。
本考案は、以上の実情に鑑みて開発したものであって、目的とするところは、車室内の消臭及び抗菌が手軽に行なえ、しかもハンドルへの装着性及びハンドルの操舵性も良好な自動車用ハンドルカバーを提供することにある。
以上の目的を達成するために、請求項1に記載の考案は、自動車のハンドルに装着するハンドルカバーにおいて、光触媒層が前記カバー本体の外周面に積層されていることを特徴とする。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載のカバー本体が、ゴム製の内カバー部材と、この内カバー部材の外周面側を覆う厚手の布製生地からなる中間カバー部材と、この中間カバー部材の外周面側を覆う合成樹脂シート材製の外カバー部材から構成され、前記外カバー部材の外周面に光触媒層が積層されていることを特徴とする。
請求項3に記載の考案は、請求項1または2に記載の内カバー部材の内周面に、滑り止め凸部が突設されていることを特徴とする。
以上の自動車用ハンドルカバーでは、車内に入射する太陽光などの光が光触媒層に照射されるに伴い、その光に含まれる紫外線が光触媒層に作用し、これにより、光触媒層の表面に電子と正孔が発生すると共に、これらが車室内の臭成分の分子と反応して、臭成分が分解され、車室内の空気が清浄化され、ハンドルカバー自体の抗菌効果も得られる。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載のカバー本体が、ゴム製の内カバー部材と、この内カバー部材の外周面側を覆う厚手の布製生地からなる中間カバー部材と、この中間カバー部材の外周面側を覆う合成樹脂シート材製の外カバー部材から構成され、前記外カバー部材の外周面に光触媒層が積層されていることを特徴とする。
請求項3に記載の考案は、請求項1または2に記載の内カバー部材の内周面に、滑り止め凸部が突設されていることを特徴とする。
以上の自動車用ハンドルカバーでは、車内に入射する太陽光などの光が光触媒層に照射されるに伴い、その光に含まれる紫外線が光触媒層に作用し、これにより、光触媒層の表面に電子と正孔が発生すると共に、これらが車室内の臭成分の分子と反応して、臭成分が分解され、車室内の空気が清浄化され、ハンドルカバー自体の抗菌効果も得られる。
請求項1に記載の考案によれば、ハンドルカバーを構成するカバー本体の表面が光触媒機能を有しているので、ハンドルの使用時の操作感触を高めるハンドルカバー本来の作用効果を得ることが出来ながら、車室内の消臭並びにハンドルカバー自体の抗菌効果を継続的にしかもメンテナンスフリーで手軽に行なうことが出来る。
請求項2に記載の考案によれば、内カバー部材と外カバー部材との間に厚手の布製生地からなる中間カバー部材13が介装されているので、請求項1に記載の発明の効果に加え、ハンドルを握った時のフィット感がより一層良好となる。
請求項3に記載の考案によれば、請求項1または2に記載の考案の効果に加え、内カバー部材の内周面に形成された滑り止め凸部の作用により、ハンドルカバーがハンドルに対してズレ動くようなことなく安定的に取り付けることが出来、ハンドル操作性も良好となる。
以下、本考案にかかるハンドルカバーの一実施形態を説明する。
図において符号1で示すハンドルカバーは、図1に示すように、平面視リング状に形成されたカバー本体10から構成されている。
このカバー本体10は、図2にも示すように、ハンドル2の外周を一体に被えるように中空に形成されており、その内周面側には、ハンドル2に着脱可能とするために全周にわたって開口する切開部11が設けられている。
カバー本体10は、図3にも示すように、内カバー部材12と、この内カバー部材12の外周面側を覆う中間カバー部材13と、この中間カバー部材13の外周面側を更に覆う外カバー部材14から構成されている。
内カバー部材12は、シート状の合成ゴム材料から形成され、その内周面には、格子状に突出する滑り止め凸部15が形成されている。
中間カバー部材13は、厚手の布製生地であるボア布地から形成されている。
外カバー部材14は、透明の厚手のビニールシート材から形成され、前述の内カバー部材12がこの外カバー部材14を通して外部から見えるようにしている。
このカバー本体10は、図2にも示すように、ハンドル2の外周を一体に被えるように中空に形成されており、その内周面側には、ハンドル2に着脱可能とするために全周にわたって開口する切開部11が設けられている。
カバー本体10は、図3にも示すように、内カバー部材12と、この内カバー部材12の外周面側を覆う中間カバー部材13と、この中間カバー部材13の外周面側を更に覆う外カバー部材14から構成されている。
内カバー部材12は、シート状の合成ゴム材料から形成され、その内周面には、格子状に突出する滑り止め凸部15が形成されている。
中間カバー部材13は、厚手の布製生地であるボア布地から形成されている。
外カバー部材14は、透明の厚手のビニールシート材から形成され、前述の内カバー部材12がこの外カバー部材14を通して外部から見えるようにしている。
そして以上の構成からなるハンドルカバー1において、カバー本体10における外カバー部材13の外周面の全域には、光触媒層3が積層されている。
光触媒層3は、酸化チタンからなる徴微粒子の光触媒を充填したマイクロカプセルが配合された塗料(和信化学工業株式会社製の製品名「光触媒ウレタン200コート」)が使用され、この塗料が外カバー部材13の外周面全域に塗付されている。
尚、図3では、カバー本体10を構成する内カバー部材12、中間カバー部材13、外カバー部材14並びに光触媒層3を厚肉に表しているが、これらカバー部材12・13・14並びに光触媒層3を図面上明確に表すためである。
尚、図3では、カバー本体10を構成する内カバー部材12、中間カバー部材13、外カバー部材14並びに光触媒層3を厚肉に表しているが、これらカバー部材12・13・14並びに光触媒層3を図面上明確に表すためである。
以上の構成からなるハンドルカバー1をハンドル2に取り付けるには、カバー本体10の切開部11を押し開きながら、カバー本体10をハンドル2の外周から嵌め込めばよいのであって、カバー本体10をハンドル2に嵌め込むに伴い、合成ゴム材料から形成された内カバー部材12の弾性復元力により、内カバー部材12の内周面がハンドル2の外周面に密着し、内カバー部材12の内周面に形成された滑り止め凸部15の作用により、ハンドルカバー1がハンドル2に対して不用意にガタ付いたりあるいはズレ動くようなことなく安定的に取り付けられるのである。
そして以上のようにハンドルカバー1が装着されたハンドル2を操作する際には、内カバー部材と外カバー部材との間に介装されているボア生地製の中間カバー部材13の存在により、ハンドルを握った時のフィット感がより一層良好となる。
そして以上のようにハンドルカバー1が装着されたハンドル2を操作する際には、内カバー部材と外カバー部材との間に介装されているボア生地製の中間カバー部材13の存在により、ハンドルを握った時のフィット感がより一層良好となる。
また以上のようにハンドルカバー1を車室内のハンドル2に装着することにより、ウインドガラスを透過して車内に入射する太陽光などの光が光触媒層3の表面に照射されると、その光に含まれる紫外線がマイクロカプセル内の光触媒に作用し、これに伴い、電子と正孔が光触媒層の表面に発生して車室内の臭成分の分子と反応し、これにより、臭成分が分解されて、車室内の空気が清浄化される。
斯くして、以上のハンドルカバー1をハンドル2に装着することで、ハンドル2の使用時の感触を高めるハンドルカバー本来の作用効果を得ることが出来るのは勿論のこと、車室内の空気の清浄化を行なうのに紫外線による光触媒の反応を利用しているので、フィルタ交換などの作業が不要であり、しかもその清浄作用も持続性がある。
また構成自体も簡単で安価に製造することが出来るので、製造コスト及びランニングコストの低減を図ることが出来る。
以上の実施形態では、カバー本体10の外カバー部材14をビニールシート材から形成したが、これに限定されるものではなく、例えば、ポリエチレンシート材から形成してもよい。
また酸化チタンからなる徴微粒子の光触媒を充填したマイクロカプセルが配合された塗料(和信化学工業株式会社製の製品名「光触媒ウレタン200コート」)により光触媒層3を形成するようにしたが、その他の光触媒塗料を用いてもよい。
また構成自体も簡単で安価に製造することが出来るので、製造コスト及びランニングコストの低減を図ることが出来る。
以上の実施形態では、カバー本体10の外カバー部材14をビニールシート材から形成したが、これに限定されるものではなく、例えば、ポリエチレンシート材から形成してもよい。
また酸化チタンからなる徴微粒子の光触媒を充填したマイクロカプセルが配合された塗料(和信化学工業株式会社製の製品名「光触媒ウレタン200コート」)により光触媒層3を形成するようにしたが、その他の光触媒塗料を用いてもよい。
1 ハンドルカバー
11 切開部
12 内カバー部材
13 中間カバー部材
14 外カバー部材
15 滑り止め凸部
2 ハンドル
3 光触媒層
11 切開部
12 内カバー部材
13 中間カバー部材
14 外カバー部材
15 滑り止め凸部
2 ハンドル
3 光触媒層
Claims (3)
- 自動車のハンドルに装着するハンドルカバーにおいて、光触媒層がカバー本体の外周面に積層されていることを特徴とするハンドルカバー。
- カバー本体が、ゴム製の内カバー部材と、この内カバー部材の外周面側を覆う厚手の布製生地からなる中間カバー部材と、この中間カバー部材の外周面側を覆う合成樹脂シート材製の外カバー部材から構成され、前記外カバー部材の外周面に光触媒層が積層されていることを特徴とする請求項1に記載のハンドルカバー。
- 内カバー部材の内周面には、滑り止め凸部が突設されていることをことを特徴とする請求項1または2に記載のハンドルカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007005465U JP3135765U (ja) | 2007-07-17 | 2007-07-17 | 自動車用ハンドルカバー |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007005465U JP3135765U (ja) | 2007-07-17 | 2007-07-17 | 自動車用ハンドルカバー |
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JP3135765U true JP3135765U (ja) | 2007-09-27 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11317837B2 (en) | 2006-10-12 | 2022-05-03 | Masimo Corporation | System and method for monitoring the life of a physiological sensor |
US11752262B2 (en) | 2009-05-20 | 2023-09-12 | Masimo Corporation | Hemoglobin display and patient treatment |
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2007
- 2007-07-17 JP JP2007005465U patent/JP3135765U/ja not_active Expired - Fee Related
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