JP2007190732A - 高発泡層を備えた布帛及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 架橋した樹脂中においても、熱膨張性マイクロカプセルの膨張が阻害されない発泡方法を採用して、高発泡層を備えた布帛を提供する。
【解決手段】 布帛の片面に高発泡層が積層貼合されている。高発泡層は、熱膨張したマイクロカプセルと、このマイクロカプセルを布帛の片面に保持するための合成樹脂と、このマイクロカプセルの表面又は合成樹脂中に存在する親水性かつ微多孔性シリカ微粉末とで形成されている。このような高発泡層を備えた布帛は、以下の方法で得ることができる。まず、熱膨張性マイクロカプセルと、親水性かつ微多孔性シリカ微粉末とを含有する合成樹脂溶液を準備する。この合成樹脂溶液を、布帛の片面に塗布する。塗布は、布帛片面全面でもパターン状であってもよい。そして、乾燥し合成樹脂層を形成する。その後、加熱下で熱膨張性マイクロカプセルを膨張させる。
【選択図】 なし
Description
[布帛の準備]
経糸、緯糸の双方に78デシテックス/48フィラメントのナイロンマルチフィラメントを用いて、経糸密度110本/2.5cm、緯糸密度95本/2.5cmのタフタを製織した。このタフタに、通常の方法により精練及び染色(日本化薬株式会社製、Kayanol Blue NR 1%o.w.f.を使用)を行った後、エマルジョンタイプのフッ素系撥水剤としてアサヒガードAG−7000(旭硝子株式会社製)が6%、メラミン樹脂としてスミテックスレジンM−3 が0.3%、メラミン樹脂用触媒としてスミテックスアクセラレータが0.1%(共に住化ケムテックス株式会社製)の水分散液でパディング(絞り率30%)し、乾燥後、170℃で1 分間の熱処理を行った。
次に、鏡面ロールを持つカレンダー加工機を用いて、温度170℃、圧力300kPa、速度30m/分の条件で目潰し加工を行い、本実施例で使用する布帛を準備した。
一方、下記処方1に示す組成の合成樹脂溶液を準備した。なお、この合成樹脂溶液の粘度は、25℃下において、3000mPa・sであった。
<処方1>
エラストロンE−37 100質量部
(第一工業製薬株式会社製、樹脂固形分25%のブロックイソシアネート基含有の水溶 性ポリウレタン樹脂溶液)
エラストロン CAT−21 2 質量部
(第一工業製薬株式会社製、上記ポリウレタン樹脂用触媒)
マイクロスフェアーH750D 3質量部
(大日精化工業株式会社製、平均粒子径が約25μm で発泡温度が140〜170℃の 熱膨張性マイクロカプセル)
Nipsil E−200 3質量部
(日本シリカ工業株式会社製、平均粒径が約3.5μmの沈降法で得られた親水性かつ 微多孔性シリカ微粉末)
DKSファインガムHE−SS 4 %水溶液 30質量部
(第一工業製薬株式会社製、増粘剤用糊剤)
イソプロピルアルコール 5 質量部
下記処方2に示す組成の保護層形成用樹脂溶液を準備した。なお、この樹脂溶液の粘度は、25℃下において、1000mPa・sであった。
<処方2>
エラストロンE−37 100質量部
(第一工業製薬株式会社製、樹脂固形分25%のブロックイソシアネート基含有の水溶 性ポリウレタン樹脂溶液)
エラストロン CAT−21 2 質量部
(第一工業製薬株式会社製、上記ポリウレタン樹脂用触媒)
DKSファインガムHE−SS 4 %水溶液 10質量部
(第一工業製薬株式会社製、増粘剤用糊剤)
イソプロピルアルコール 2質量部
処方1の合成樹脂溶液を、グラビアロールを用いて、上記布帛の片面(目潰し面)に塗布した。グラビアロール表面に彫刻された凹部は、全体の形状が格子型で、18線/2.5cm、深度150μm,塗布面積比率40%となっているものを用いた。そして、塗布後、130℃で1分間乾燥することにより、厚さが約20μmの格子パターンの合成樹脂層を形成した。なお、この際、ポリウレタン樹脂は架橋して硬化しているが、熱膨張性マイクロカプセルは未だ膨張していない状態であった。
続いて、合成樹脂層表面全面に、処方2の保護層形成用樹脂溶液を、ナイフコーターにて塗布量10g/m2に調整して塗布した。その後、130℃で40秒間乾燥することにより、厚み約3μmの保護層を形成した。
保護層を形成した後、170℃で1分間加熱して、合成樹脂層に存在している熱膨張性マイクロカプセルを膨張させた。以上のようにして、高発泡層を備えた布帛を得た。
[合成樹脂層表面への保護層の形成]工程を省略した他は、実施例1と同一の方法で高発泡層を備えた布帛を得た。
処方1中のNipsil E−200を抜いた他は、実施例1と同一の方法で発泡層を備えた布帛を得た。
(1)立体感及び見栄え感
目視にて、立体感及び見栄え感(視認性、鮮明性)を下記の4段階で評価した。
◎・・・立体感が非常に優れ、かつ見栄え感も良好であった。
○・・・立体感及び見栄え感がほぼ良好であった。
△・・・見栄え感はほぼ良好なものの立体感が劣っていた。
×・・・立体感も見栄え感もなく、通常の合成樹脂膜という程度であった。
(2)立体感等の耐久性
洗濯20回(JIS L−0217、103法)後の立体感及び見栄え感の変化を、下記の3段階で評価した。
○・・・殆ど変化なし。
△・・・若干変化あり。
×・・・変化が大きい。
(3)剥離強度(N/2.5cm)
JISL−1089法に準じ、発泡層の布帛経方向における剥離強度を測定した。
(4)耐磨耗性
JISL−0849法(摩擦試験機II形)に準じ、発泡層が形成された側の面(保護層があるときは保護層表面になり、無いときは発泡層表面になる。)の摩耗を100回繰り返し後、摩耗面の立体感及び見栄え感の変化を観察し、下記の3段階で評価した。
○・・・殆ど変化なし。
△・・・若干変化あり。
×・・・変化が大きい。
(5)風合い
発泡層を備えた布帛全体につき、ハンドリングにて、下記の3段階で評価した。
○・・・ソフトな風合いであった。
△・・・普通の風合いであった。
×・・・硬い風合いであった。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
実施例1 実施例2 比較例1
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
立体感及び見栄え感 ◎ ◎ △
立体感等の耐久性 ○ × ○
剥離強度(N/2.5cm) 15.5 15.1 9.3
耐磨耗性 ○〜△ × ○〜△
風合い ○ ○ ○
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
表1に結果から明らかなように、実施例に係る各布帛は、立体感及び見栄え感に優れたものであるのに対し、比較例に係る布帛は、この点で劣っていた。なお、実施例2は保護層を設けていないので、立体感等の耐久性や耐磨耗性には劣っていた。
実施例1で準備したのと同一の布帛を準備した。一方、合成樹脂溶液については、下記処方3に示す組成のものを準備した。なお、この合成樹脂溶液の粘度は、25℃下において、3000mPa・sであった。
<処方3>
ハイムレン Y−128NS 100質量部
(大日精化工業株式会社製、樹脂固形分26%の2液型溶剤系ポリウレタン樹脂)
レザミンX架橋剤 2 質量部
(大日精化工業株式会社製、ヘキサメチレンジイソシアネート系架橋剤)
マイクロスフェアーH750D 4質量部
(大日精化工業株式会社製、平均粒子径が約25μm で発泡温度が140〜170℃の 熱膨張性マイクロカプセル)
シリカパウダーRA(B70) 5質量部
(富士シリシア化学株式会社製、平均粒径が約70μmのゲル法で得られた親水性かつ 微多孔性シリカ微粉末)
メチルエチルケトン 15質量部
トルエン 15質量部
<処方4>
レザミンCU4821 100質量部
(大日精化工業株式会社製、 樹脂固形分25%のエステルタイプのポリウレタン樹脂)
炭酸カルシウム(#400) 7質量部
(日東粉化工株式会社製)
レザミンX架橋剤 1質量部
(大日精化工業株式会社製、ヘキサメチレンジイソシアネート系架橋剤)
ダイラックカラーL−1500 5質量部
(大日本インキ化学工業株式会社製、白色着色剤)
N,N−ジメチルホルムアミド 30質量部
処方3の合成樹脂溶液を、25メッシュのグラビアロールを用いて、実施例1で準備した布帛の片面(目潰し面)に塗布した。グラビアロール表面に彫刻された凹部は、全体がドット状のメッシュ型で、各ドットの形状は直径0.7mmの円形で、ドット間隔0.35mm、深度200μm,塗布面積比率約40%となっていた。そして、塗布後、130℃で1分間乾燥することにより、厚さが約25μmのドット状のメッシュパターンの合成樹脂層を形成した。その後、40℃で2日間エージングを行った。なお、この際、ポリウレタン樹脂は架橋して硬化しているが、熱膨張性マイクロカプセルは未だ膨張していない状態であった。
エージング後、引き続いて、合成樹脂層表面全面に(ドットが付与されていない面にも)、処方4の保護層形成用樹脂溶液を、コンマコーターにて塗布量130g/m2に調整して塗布した。その後、直ちに20℃の水中に1分間浸漬して樹脂凝固を行った。そして、50℃で5分間の湯洗後、続いて130℃で2分間の乾燥により、約55μm厚の保護層を形成した。この保護層は、透湿防水性樹脂層からなるものである。
保護層を形成した後、170℃で1分間加熱して、合成樹脂層に存在している熱膨張性マイクロカプセルを膨張させた。以上のようにして、高発泡層を備えた透湿防水性布帛を得た。
まず、下記処方5に示す組成の表面層形成用樹脂溶液を準備した。なお、この樹脂溶液の粘度は、25℃下において、5000mPa・sであった。
<処方5>
ラックスキンU2524 100質量部
(セイコー化成製、溶剤系ポリウレタン樹脂)
ラックスキンU2525M) 50質量部
(セイコー化成製、溶剤系マット剤用ポリウレタン樹脂)
トルエン 10質量部
イソプロピルアルコール 10質量部
処方3中のシリカパウダーRA(B70)を抜いた他は、実施例3と同一の方法で発泡層を備えた布帛を得た。
処方3中のシリカパウダーRA(B70)を抜いた他は、実施例4と同一の方法で発泡層を備えた布帛を得た。
(6)耐水圧(kPa)
JISL−1092記載の高水圧法で評価した。 (7)透湿度(g/m2・24hrs)
JISL−1099記載のA−1法で評価した。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
実施例3 実施例4 比較例2 比較例3
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
耐水圧(kPa) 105 251 98 240
透湿度(g/m2・24hrs) 6400 4608 6280 4512
立体感及び見栄え感 ◎ ◎ △ △
立体感等の耐久性 ○ ○ ○ ○
剥離強度(N/2.5cm) 16.2 16.8 13.5 14.7
耐磨耗性 ○ ○ ○ ○
風合い ○ ○〜△ ○ △
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
表2に結果から明らかなように、実施例に係る各布帛は、立体感及び見栄え感に優れたものであるのに対し、比較例に係る布帛は、この点で劣っていた。
実施例1で準備したのと同一の布帛を準備した。一方、合成樹脂溶液については、下記処方6に示す組成のものを準備した。なお、この樹脂溶液の粘度は、25℃下において、2000mPa・sであった。
<処方6>
ハイムレン Y−128NS 100質量部
(大日精化工業株式会社製、樹脂固形分26%の2液型溶剤系ポリウレタン樹脂)
レザミンX架橋剤 2 質量部
(大日精化工業株式会社製、ヘキサメチレンジイソシアネート系架橋剤)
マイクロスフェアーH750D 4質量部
(大日精化工業株式会社製、平均粒子径が約25μm で発泡温度が140〜170℃の 熱膨張性マイクロカプセル)
シリカパウダーRA(B70) 5質量部
(富士シリシア化学株式会社製、平均粒径が約70μmのゲル法で得られた親水性かつ 微多孔性シリカ微粉末)
メチルエチルケトン 25質量部
トルエン 30質量部
処方6の合成樹脂溶液を、ナイフコーターを用いて、上記布帛の片面(目潰し面)に全面に塗布した。ナイフコーターのクリアランスは200μmであり、塗布後130℃で1分間乾燥することにより、厚さが約70μmの均一な合成樹脂層を形成した。その後、40℃で3日間エージングを行った。なお、この際、ポリウレタン樹脂は架橋して硬化しているが、熱膨張性マイクロカプセルは未だ膨張していない状態であった。
この後、170℃で1分間加熱して、合成樹脂層に存在している熱膨張性マイクロカプセルを膨張させた。以上のようにして、保護層なしの高発泡層を備えた布帛を得た。
処方6中のシリカパウダーRA(B70)に代えて、シリシア310P(富士シリシア化学株式会社製、平均粒径が約1.4μmのゲル法で得られた親水性かつ微多孔性シリカ微粉末)を用いる他は、実施例5と同一の方法で高発泡層を備えた布帛を得た。
処方6中のシリカパウダーRA(B70)に代えて、シリシア430(富士シリシア化学株式会社製、平均粒径が約2.5μmのゲル法で得られた親水性かつ微多孔性シリカ微粉末)を用いる他は、実施例5と同一の方法で高発泡層を備えた布帛を得た。
処方6中のシリカパウダーRA(B70)に代えて、シリシア470(富士シリシア化学株式会社製、平均粒径が約12μmのゲル法で得られた親水性かつ微多孔性シリカ微粉末)を用いる他は、実施例5と同一の方法で高発泡層を備えた布帛を得た。
処方6中のシリカパウダーRA(B70)に代えて、Nipsil AZ−200(日本シリカ工業株式会社製、平均粒径が約2μmのゲル化法で得られた親水性かつ微多孔性シリカ微粉末)を用いる他は、実施例5と同一の方法で高発泡層を備えた布帛を得た。
処方6中のシリカパウダーRA(B70)に代えて、MPシリカ(三菱化学株式会社製、親水性かつ微多孔性シリカ微粉末)を用いる他は、実施例5と同一の方法で高発泡層を備えた布帛を得た。
処方6中のシリカパウダーRA(B70)を省略した他は、実施例5と同一の方法で発泡層を備えた布帛を得た。
処方6中のシリカパウダーRA(B70)に代えて、サイロホービック702(富士シリシア化学株式会社製、平均粒径が約4μmのゲル法で得られた疎水性かつ微多孔性シリカ微粉末)を用いる他は、実施例5と同一の方法で発泡層を備えた布帛を得た。
処方6中のシリカパウダーRA(B70)に代えて、炭酸カルシウム微粉末(試薬、平均粒径は約5μm以下)を用いる他は、実施例5と同一の方法で発泡層を備えた布帛を得た。
処方6中のシリカパウダーRA(B70)に代えて、Iriodin110(MERK社製、平均粒径が約15μm以下の酸化チタン被覆マイカ微粉末)を用いる他は、実施例5と同一の方法で発泡層を備えた布帛を得た。
処方6中のシリカパウダーRA(B70)に代えて、Iriodin220(MERK社製、粒径分布10〜60μmの酸化チタン被覆マイカ微粉末)を用いる他は、実施例5と同一の方法で発泡層を備えた布帛を得た。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
発泡層を備えた布帛の厚さ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
実施例5 230μm
実施例6 190μm
実施例7 195μm
実施例8 195μm
実施例9 185μm
実施例10 200μm
比較例4 170μm
比較例5 175μm
比較例6 170μm
比較例7 165μm
比較例8 170μm
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Claims (9)
- 布帛の片面に高発泡層が積層貼合されており、該高発泡層は、熱膨張したマイクロカプセルと、該マイクロカプセルを該布帛の片面に保持するための合成樹脂と、該マイクロカプセルの表面又は該合成樹脂中に存在する親水性かつ微多孔性シリカ微粉末とで形成されていることを特徴とする高発泡層を備えた布帛。
- 高発泡層が、布帛の片面にパターン状で設けられている請求項1記載の高発泡層を備えた布帛。
- 合成樹脂が架橋された透湿防水性合成樹脂である請求項1又は2記載の高発泡層を備えた布帛。
- 高発泡層表面に、保護層が積層貼合されている請求項1乃至3のいずれか一項に記載の高発泡層を備えた布帛。
- 保護層が、透湿防水性樹脂層である請求項4記載の高発泡層を備えた布帛。
- 布帛の片面に、熱膨張性マイクロカプセルと、親水性かつ微多孔性シリカ微粉末とを含有する合成樹脂溶液を、塗布した後、乾燥して合成樹脂層を形成し、その後、加熱下で該熱膨張性マイクロカプセルを膨張させることを特徴とする高発泡層を備えた布帛の製造方法。
- 布帛の片面に、熱膨張性マイクロカプセルと親水性かつ微多孔性シリカ微粉末とを含有する合成樹脂溶液を、塗布した後、乾燥して合成樹脂層を形成し、次いで、該合成樹脂層表面に保護層を形成し、その後、加熱下で該熱膨張性マイクロカプセルを膨張させることを特徴とする高発泡層を備えた布帛の製造方法。
- 合成樹脂溶液をパターン状に塗布する請求項6又は7記載の高発泡層を備えた布帛の製造方法。
- 熱膨張性マイクロカプセルと親水性かつ微多孔性シリカ微粉末とを含有する合成樹脂溶液を、基材に塗布した後、乾燥して合成樹脂層を形成し、その後、加熱下で該熱膨張性マイクロカプセルを膨張させることを特徴とする発泡方法。
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