JP2007190253A - 用具収容ケース及びその使用方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】内ケース単独でも携行し得るように構成しつつ、軽量コンパクト化や低コスト化を容易に実現することができる用具収容ケースを提供する。
【解決手段】開閉自在な蓋部を有する内ケース20と、内ケース20と分離可能で、かつこの内ケース20を格納する外ケース30と、帯部42の両端に外ケース30と係脱自在な係合部47を有する帯状部材40とを備えた用具収容ケース10であって、帯状部材40は、各係合部47が外ケース30に係合されることにより外ケース30に取付けられて用具収容ケース10の携行用バンドとなる第1状態と、各係合部47が外ケース30から取外されるとともに、外ケース30から分離された内ケース20の蓋部を閉止状態で拘束するように巻付けられて各係合部47が帯状部材40の特定部位に係合されることにより、内ケース20の結束バンドとなる第2状態とに変形自在であるように構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、書道用具や画材等の用具を携行容易な形態で収容する用具収容ケースに関し、特に内ケースと外ケースとを備えるものに関する。
従来、書道用具や画材等の用具をコンパクトに収容し、容易に携行し得るように工夫された用具収容ケースが種々提案されている。例えば特許文献1には、用具収容ケースを、専用性の高い内ケースと汎用性の高い外ケースとに分離し、用具を取り出し易く、またデザイン自由度を高めることができるように構成した用具収容ケースが示されている。
特開2002−186513号公報
しかしながら、上記特許文献1に示される用具収容ケースは、内ケースと外ケースとが分離可能に構成されてはいるものの、内ケースを単独で携行する場合には、携行に耐える蓋部を設け、その蓋部の閉止手段を別途設ける必要があった。
これは、用具収容ケースに求められる軽量コンパクト化や低コスト化といった要求に反するものである。
本発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、内ケース単独でも携行し得るように構成しつつ、軽量コンパクト化や低コスト化を容易に実現することができる用具収容ケースを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の請求項1に係る発明は、開閉自在な蓋部を有する内ケースと、上記内ケースと分離可能で、かつこの内ケースを格納する外ケースと、帯部の両端に上記外ケースと係脱自在な係合部を有する帯状部材とを備えた用具収容ケースであって、上記帯状部材は、上記各係合部が上記外ケースに係合されることにより上記外ケースに取付けられて当該用具収容ケースの携行用バンドとなる第1状態と、上記各係合部が上記外ケースから取外されるとともに、上記外ケースから分離された上記内ケースの上記蓋部を閉止状態で拘束するように巻付けられて上記各係合部が上記帯状部材の特定部位に係合されることにより、該内ケースの結束バンドとなる第2状態とに変形自在であることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の用具収容ケースにおいて、上記帯部は、上記帯状部材が上記第2状態であるときに上記内ケースの周囲を巻回する第1帯部と、同形態のときに上記第1帯部と異なる方向に上記内ケースの周囲を巻回し得る第2帯部とを含むことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2記載の用具収容ケースにおいて、上記第1帯部の一端および上記第2帯部の一端に上記係合部が設けられるとともに、上記第1帯部の他端と上記第2帯部の他端とが中継部で連結され、上記中継部は、上記帯状部材が上記第2状態であるとき、上記各係合部と係合することによって上記第1帯部および上記第2帯部の上記内ケース巻回状態を形成するように構成されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3記載の用具収容ケースにおいて、上記中継部は環状部材を含み、この環状部材を上記第1帯部と上記第2帯部の少なくとも一方が、該環状部材の周方向に沿って相対移動し得るように係合されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4の何れか1項に記載の用具収容ケースにおいて、上記帯状部材の長さを調節する長さ調節手段を備えることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至5の何れか1項に記載の用具収容ケースにおいて、上記内ケースの外面に所定深さの凹部が設けられ、上記凹部は、上記帯状部材が上記第2状態であって該内ケースの周囲に巻回された状態で、該凹部の開口部の少なくとも一部が上記帯状部材によって閉塞される位置に設けられていることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1乃至6の何れか1項に記載の用具収容ケースにおいて、上記外ケースは、上記内ケースよりも柔軟な素材からなるシート状のソフトケースであり、上記内ケースを巻回することにより包持して格納することを特徴とする。
請求項8に係る発明は、開閉自在な蓋部を有する内ケースと、上記内ケースと分離可能で、かつこの内ケースを格納する外ケースと、帯部の両端に上記外ケースと係脱自在な係合部を有する帯状部材とを備えた用具収容ケースの使用方法であって、上記帯状部材を上記外ケースに取付けるとともに、該外ケースに上記内ケースを格納した状態で当該用具収容ケースを携行する第1使用形態と、上記帯状部材および上記内ケースを上記外ケースから分離し、該帯状部材で該内ケースの上記蓋部を閉止状態で拘束した状態で該内ケースを単独で携行する第2使用形態とに使い分けることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、以下に示すように、内ケース単独でも携行し得るように構成しつつ、軽量コンパクト化や低コスト化を容易に実現することができる。
まず本発明の構成によれば、帯状部材を第1状態とし、携行用バンドとして使用することにより、外ケースに内ケース格納した用具収容ケースを容易に携行することができる。例えば、帯状部材を比較的長く設定した場合にはショルダーバッグのようにして、比較的短く設定した場合には手提げバッグのようにして手軽に携行することができる。
また、必要に応じて内ケースを外ケースから分離し、内ケースのみを携行することができる。そのとき、帯状部材を第2状態とし、結束バンドとして使用することにより、内ケースの蓋部を閉止状態で拘束することができる。つまり、内ケース自体には別途蓋部の閉止手段を設ける必要をなくし、或いは同手段を簡略化することができる。従って内ケースを軽量、コンパクト、低コストとすることができる。
また、別途部材を設けることなく、内ケース単独携行時には不要となる帯状部材を蓋部の閉止手段として利用することができる。つまり効率良く部品を利用し、部品点数の増加を抑制することができる。従ってこの点でも低コスト化に貢献することができる。
請求項2の発明によれば、結束バンドの結束確実性や耐振動性を高めることができる。特に内ケースが略直方体である場合に、第1帯部と第2帯部とが平面視で十字に交差するように巻回すればより好ましい。
請求項3の発明によれば、簡単な構造で請求項2の構成を実現することができる。
請求項4の発明によれば、簡単な構造で、第1帯部と第2帯部とが中継部を挟む角度を容易かつ高い自由度で変更することができる。従って、第1帯部の巻回方向と第2帯部の巻回方向とを容易に交差させることができ、またその交差角度を容易に調節することができる。
請求項5の発明によれば、帯状部材を、その使用形態に最適な長さで使用することができる。
請求項6の発明によれば、帯状部材が第2状態にあるとき、内ケースに設けられた凹部に用具の一部、例えばテキスト等を内部の書道用具とは隔離して収納することができる。その際、凹部の開口部の少なくとも一部が帯状部材によって閉塞されているので、この帯状部材によって、凹部に蓋がなくても収納した用具の脱落を防止することができる。
請求項7の発明によれば、簡単な構造で、軽量且つコンパクトな外ケースとすることができる。また、内ケースを外ケースに格納したときの全体の剛性が過剰に高くなることを抑制することができる。また外ケースがハードケースである場合に比べ、デザインの自由度を高めることができる。
請求項8の発明によれば、用具収容ケースを多様な使用形態で使用することができ、その携行利便性を向上させることができる。例えば、用具収容ケースを単独で携行する場合には第1使用形態にし、帯状部材を利用して容易に携行することができる。そして他のバッグ、例えばランドセル等と共に携行する場合に、用具収容ケースをよりコンパクトな第2使用形態とし、これを他のバッグに収納して携行するようにすれば、全体の荷物点数を削減することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明に係る一実施形態である用具収容ケース10の第1使用形態11を示す斜視図である。また図2は、用具収容ケース10の展開斜視図である。
当実施形態の用具収容ケース10は、書道用具51をコンパクトに収容し、容易に携行できるようにしたケースである。用具収容ケース10は、主に内ケース20、外ケース30および帯状部材40からなる。図2に示すように、内ケース20は、上部開放箱型の内ケース本体20aと、内ケース本体20aを覆ってその開放部を閉止する蓋部20bとからなる。内ケース本体20aは、筆、墨および硯等の書道用具51をコンパクトに収容するように構成されており、内部に適宜仕切り板や小箱等を設けても良い。
蓋部20bは反転皿状の簡素な形状であって、その上面には浅い凹部21が設けられている。凹部21は書道のテキスト52の収納に適した形状となっている。すなわち、凹部21の縦、横、深さの各寸法は、テキスト52の縦、横、厚みの各寸法より僅かに大きな値となっている。内ケース20には、内ケース本体20aに蓋部20bを被せた状態を拘束するような閉止手段は特に設けられていない。また凹部21の上方開口部には蓋が設けられていない。
外ケース30は、第1使用形態11において内ケース20を格納するソフトケースであって、主に外ケース本体32、取手34および側帯36からなる。外ケース本体32は、内ケース20よりも柔軟な素材、例えば布や合成繊維等からなる。図2に示すように、外ケース本体32は、その展開状態においてシート状であり、これを図1に示すように内ケース20を巻回して抱持するように構成されている。
外ケース本体32は、内ケース20を抱持し、格納した状態で一部重複するように構成されており、その合わせ部には互いに係合する面ファスナ35a,35b(総称するときは面ファスナ35という)が設けられている。
図2に示すように、外ケース本体32の、内ケース20に当面する箇所に面ファスナ39(39a)が設けられている。一方、内ケース本体20aの底面には面ファスナ39aに係合する面ファスナ39(39b)が設けられている。
また、外ケース本体32の内側にはポケット33が設けられており、半紙等シート状の用具を外ケース本体32に沿わせて収容することができる。
側帯36は、図1に示すように、第1使用形態11において外ケース30の開放部となっている側面の略中央部分を閉止する帯状の部材で、例えば外ケース本体32と同一の柔軟な素材からなる。側帯36の先端付近にはホック37が設けられており、このホック37を外ケース本体32に設けられた図外のホックに係合させることによって、閉止状態を保持するように構成されている。
取手34は、第1使用形態11で上方に突出する一対の帯状の部材で、例えば外ケース本体32と同一の柔軟な素材からなる。
帯状部材40は、主に帯部42と係合部47とからなる。さらに帯部42は、主に第1帯部42a、第2帯部42bおよびこれらを連結する中継部45からなる。
帯状部材40は、外ケース30に取付けられて用具収容ケース10の携行用バンドとなる第1状態と、外ケース30から取外されるとともに、外ケース30から分離された内ケース20の蓋部20bを閉止状態で拘束する結束バンドとなる第2状態とに変形自在であるように構成されている。図2には第1状態の帯状部材40を示しており、このとき帯状部材40は一本に延びる線状となっている。
第1帯部42aおよび第2帯部42bは、それぞれ一部が二重となった帯状の部材で、例えば外ケース本体32と同一の柔軟な素材からなる。第1帯部42aおよび第2帯部42bには、それぞれバックル43が設けられており、二重部分の長さを調節することができる。したがって、第1帯部42aと第2帯部42bのそれぞれの全長を独立して調節するとともに、これらが連結された帯部42の全長を調節することができ、さらに帯部42における中継部45の相対的な位置も調節することができる。
中継部45は、硬質、例えば金属の環状部材である。
係合部47は、第1帯部42aの一端に設けられる第1係合部47aと、第2帯部42bの一端に設けられる第2係合部47bとからなる。また係合部47は、第1状態において、帯部42の両端に設けられている。係合部47は金属製の鉤状部材であり、外ケース本体32の適所に係脱自在となっている。
なお係合部47は、外ケース本体32から取外し、中継部45に係合させることもできるように構成されている。
第1帯部42aの、第1係合部47aが設けられている端部と反対側の端部には係合部46が設けられている。係合部46は、係合部47と同様の鉤状部材であり、中継部45に係脱自在に係合されている。また係合部46は、中継部45に係合した状態で、その連結部46a(図3(a),(b)参照)が中継部45の周方向に円滑に移動することができるように構成されている。
第2帯部42bの、第2係合部47bが設けられている端部と反対側の端部は、直接中継部45に係合している。すなわち、二重になっている部分の折り返しを利用して中継部45に係合している。
図3は、帯状部材40の状態変化を示す説明図であり、(a)は帯状部材40が第1状態である場合、(b)は帯状部材40を第1状態から第2状態へ変形させる場合の途中状態、(c)は帯状部材40が第2状態である場合をそれぞれ示す。以下、図3を参照して帯状部材40の状態変化について説明する。
図3(a)に示すように、帯状部材40の第1状態は一本に延びる線状である。この状態から中継部45と係合部46との連結部46aを中継部45の周方向に90度移動させると図3(b)に示す状態となる。このとき、第1帯部42aの軸線と第2帯部42bの軸線とは90度の交差角で交差している。
図3(b)の状態から、第1係合部47aおよび第2係合部47bをともに中継部45に係止させると、帯状部材40は図3(c)に示す第2状態となる。第2状態では、第1帯部42aおよび第2帯部42bは、互いに交差角90度で交差する閉曲線状になっている。
図4は、用具収容ケース10の第2使用形態12を示す斜視図である。この図に示すように、第2使用形態12では、帯状部材40を第2状態とし、第1帯部42aおよび第2帯部42bとで、内ケース20を十字に巻回している。また凹部21は、テキスト52を内部の書道用具51と隔離して収納した状態で、その上方開口部が第1帯部42aおよび第2帯部42bによって縦横に閉塞されている。
次に、用具収容ケース10の使用方法について説明する。
まず第1使用形態11における内ケース20の格納方法について説明する。図2に示すように、内ケース本体20aに書道用具51を収納した後、蓋部20bを閉じる。さらに必要に応じて凹部21にテキスト52を収納(載置)する。そして外ケース本体32を展開し、ポケット33に半紙等の書道用具を収納した後、内ケース20を展開した外ケース本体32の上に載置する。その際、面ファスナ39を係合させ、内ケース20を外ケース本体32に固定する。次に外ケース本体32で内ケース20を包み、面ファスナ35を係合させる。最後にホック37を係合して側帯36を閉じると内ケース20の格納が完了する。
この格納状態において、面ファスナ39の係合および側帯36によって、外ケース30の開放面(側面)からの内ケース20の脱落が防止されている。また面ファスナ39の係合によって、外ケース30内での内ケース20のがたつきが防止されている。
また、面ファスナ35の係合により、外ケース本体32が展開することや展開方向に広がることが規制されているので、外ケース本体32は、内ケース20を格納した状態で蓋部20bが内ケース本体20aから外れることを防止している。また内ケース20の内部の書道用具51と隔離して凹部21内に収納したテキスト52が凹部21から外れることを防止している。つまり外ケース本体32は第1使用形態1において内ケース20の閉止手段および凹部21の開口部閉塞手段ともなっている。
なお、外ケース30はソフトケースなので、ハードケースである場合に比べ、簡単な構造で、軽量且つコンパクトに構成することができ、またデザインの自由度を高めることができる。また、内ケース20を格納したときの全体の剛性が過剰に高くなることを抑制することができる。
次に、第1使用形態11における用具収容ケース10の携行方法について説明する。外ケース本体32に取手34が設けられているので、使用者は、帯状部材40を取外した状態で用具収容ケース10を手提げバッグのようにして携行することができる。また、帯状部材40を携行用バンドとして外ケース本体32に取付ければ、使用者は用具収容ケース10をショルダーバッグのようにして携行することができる。その際、バックル43によって、帯部42の長さを使用者の体格に応じた適宜長さに調節することができる。またバックル43によって、帯部42における中継部45の位置を相対的に移動させることができるので、中継部45を邪魔にならない位置に設けることができる。
さらに、使用者の体格が特に小さい等の理由で帯状部材40の必要長さが短い場合には、係合部46を中継部45から取外し、第2係合部47bに代えて外ケース本体32に係合させることにより、第1帯部42aのみで帯状部材40を構成するようにすることもできる。
次に、第2使用形態12における内ケース20の閉止方法について説明する。蓋部20bを内ケース本体20aに被せ、さらに必要に応じて凹部21にテキスト52を収納(載置)した後、図4に示すように帯状部材40を第2状態とすれば、内ケース20を閉止するとともに凹部21の開口部を縦横に閉塞することができる。その際、第1帯部42aおよび第2帯部42bの長さをバックル43で過不足なく調節することにより、確実な閉止を行うことができる。また第1帯部42aの長さと第2帯部42bの長さを独立して調節することができるので、内ケース20の縦横比にかかわらず、適正な巻回を行うことができる。
なお、当実施形態では内ケース20が略直方体なので、第1帯部42aと第2帯部42bとを十字に交差させているが、中継部45が環状部材なので、その交差角を任意かつ容易に変更することができる。従って、内ケース20が直方体でない場合でも、その形状に応じてより確実に閉止することができる。
次に、第2使用形態12における内ケース20の携行方法について説明する。内ケース20の剛性が充分大きい場合には、使用者が内ケース20を直接把持して携行することができる。また、第2使用形態12は第1使用形態11よりもコンパクトなので、他のバッグ、例えばランドセルに収納して携行する場合に好適である。このように内ケース20を他のバッグに収納して携行すれば、全体の荷物点数を削減することができる。
以上の説明で明らかなように、内ケース20自体には閉止手段が設けられていなくても、その閉止は第1使用形態11、第2使用形態12ともに確実になされる。したがって、別途内ケース20に閉止手段を設けたものよりも内ケース20を軽量、コンパクト、低コストとすることができる。
同様に、凹部21自体には蓋が設けられていなくても、その閉塞は第1使用形態11、第2使用形態12ともに確実になされる。したがって、別途凹部21に蓋を設けたものよりも内ケース20を軽量、コンパクト、低コストとすることができる。
また、別途部材を設けることなく、第2使用形態12では不要となる帯状部材40を第2使用形態12における閉止手段として利用している。従って、効率良く部品を利用し、部品点数の増加を抑制することができる。この点でも低コスト化に貢献することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこの実施形態に限定するものではなく、特許請求の範囲内で適宜変形しても良い。
例えば、第2帯部42bと中継部45との接続は、第1帯部42aと中継部45との接続と同様、係合部46を介して行うようにしても良い。
また第1使用形態11において帯状部材40を分割する要求がない場合には、中継部45と係合部46とを係脱自在にしなくても良い。例えば第1帯部42aも第2帯部42bと同様に、二重になっている部分の折り返しを利用して中継部45に係合させるようにしても良い。
用具収容ケース10は、書道用具51やテキスト52の収容に限定するものではなく、画材等、あらゆる用具の収容および携行に適用して良い。
本発明の一実施形態である用具収容ケースの第1使用形態を示す斜視図である。 図1に示す用具収容ケースの展開斜視図である。 図1に示す用具収容ケースの帯状部材の状態変化を示す説明図であり、(a)は帯状部材が第1状態である場合、(b)は帯状部材を第1状態から第2状態へ変形させる場合の途中状態、(c)は帯状部材が第2状態である場合をそれぞれ示す。 図1に示す用具収容ケースの第2使用形態を示す斜視図である。
符号の説明
10 用具収容ケース
11 第1使用形態の用具収容ケース
12 第2使用形態の内ケース
20 内ケース
20a 内ケース本体
20b 蓋部
21 凹部
30 外ケース
40 帯状部材
42 帯部
42a 第1帯部
42b 第2帯部
45 中継部
46a 連結部
47 係合部

Claims (8)

  1. 開閉自在な蓋部を有する内ケースと、
    上記内ケースと分離可能で、かつこの内ケースを格納する外ケースと、
    帯部の両端に上記外ケースと係脱自在な係合部を有する帯状部材とを備えた用具収容ケースであって、
    上記帯状部材は、上記各係合部が上記外ケースに係合されることにより上記外ケースに取付けられて当該用具収容ケースの携行用バンドとなる第1状態と、上記各係合部が上記外ケースから取外されるとともに、上記外ケースから分離された上記内ケースの上記蓋部を閉止状態で拘束するように巻付けられて上記各係合部が上記帯状部材の特定部位に係合されることにより、該内ケースの結束バンドとなる第2状態とに変形自在であることを特徴とする用具収容ケース。
  2. 上記帯部は、上記帯状部材が上記第2状態であるときに上記内ケースの周囲を巻回する第1帯部と、同第2状態のときに上記第1帯部と異なる方向に上記内ケースの周囲を巻回し得る第2帯部とを含むことを特徴とする請求項1記載の用具収容ケース。
  3. 上記第1帯部の一端および上記第2帯部の一端に上記係合部が設けられるとともに、上記第1帯部の他端と上記第2帯部の他端とが中継部で連結され、
    上記中継部は、上記帯状部材が上記第2状態であるときに、上記各係合部と係合することによって上記第1帯部および上記第2帯部の上記内ケース巻回状態を形成するように構成されていることを特徴とする請求項2記載の用具収容ケース。
  4. 上記中継部は環状部材を含み、この環状部材を上記第1帯部と上記第2帯部の少なくとも一方が、該環状部材の周方向に沿って相対移動し得るように係合されていることを特徴とする請求項3記載の用具収容ケース。
  5. 上記帯状部材の長さを調節する長さ調節手段を備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の用具収容ケース。
  6. 上記内ケースの外面に所定深さの凹部が設けられ、
    上記凹部は、上記帯状部材が上記第2状態であって該内ケースの周囲に巻回された状態で、該凹部の開口部の少なくとも一部が上記帯状部材によって閉塞される位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の用具収容ケース。
  7. 上記外ケースは、上記内ケースよりも柔軟な素材からなるシート状のソフトケースであり、上記内ケースを巻回することにより包持して格納することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の用具収容ケース。
  8. 開閉自在な蓋部を有する内ケースと、
    上記内ケースと分離可能で、かつこの内ケースを格納する外ケースと、
    帯部の両端に上記外ケースと係脱自在な係合部を有する帯状部材とを備えた用具収容ケースの使用方法であって、
    上記帯状部材を上記外ケースに取付けるとともに、該外ケースに上記内ケースを格納した状態で当該用具収容ケースを携行する第1使用形態と、上記帯状部材および上記内ケースを上記外ケースから分離し、該帯状部材で該内ケースの上記蓋部を閉止状態で拘束した状態で該内ケースを単独で携行する第2使用形態とに使い分けることを特徴とする用具収容ケースの使用方法。
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