JP2007190176A - 物品の滅菌処理方法、物品の滅菌処理および保存方法、滅菌処理装置、並びに滅菌処理および保存用容器 - Google Patents
物品の滅菌処理方法、物品の滅菌処理および保存方法、滅菌処理装置、並びに滅菌処理および保存用容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007190176A JP2007190176A JP2006010951A JP2006010951A JP2007190176A JP 2007190176 A JP2007190176 A JP 2007190176A JP 2006010951 A JP2006010951 A JP 2006010951A JP 2006010951 A JP2006010951 A JP 2006010951A JP 2007190176 A JP2007190176 A JP 2007190176A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- article
- alcohol
- cleaning
- fluid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Packages (AREA)
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
Abstract
【解決手段】 滅菌処理対象の物品を容器1内に収納するセット工程と、薬液で滅菌処理する滅菌処理工程と、容器内から薬液を排出させる薬液排出工程と、洗浄水で物品を洗浄する第1洗浄工程と、アルコールで物品を洗浄する第2洗浄工程と、容器内からアルコールを排出させるアルコール排出工程と、容器内に所定の気体を送給して物品を乾燥させる乾燥工程と、を有することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
例えば、超音波を利用して被験者の腹部エコー画像等を得る際などに用いられる所謂エコープローブの中には、立体的なエコー画像を得る等のために、プローブ本体内部にオイルを内包したタイプのものが知られている。このようなオイル内包タイプのエコープローブに滅菌処理を施す場合、熱や圧力を利用した滅菌処理方法を採用したのでは、内部のオイルが膨張/収縮するため、エコープローブの特性に大きな悪影響を及ぼすことになる。
また、特に、前述のように熱変化によって悪影響を受ける物品の場合には、そもそも温風や熱風を用いることができないので、乾燥処理にどうしても時間がかかるという問題があった。
そして、滅菌処理を行う際には、容器の蓋を開けて滅菌処理対象の物品を容器内に定置させ、容器の蓋を閉じて滅菌処理が行われる。滅菌処理が終わると、再び蓋を開けて容器内から滅菌処理済みの物品を取り出し、システム外の他の場所に運ばれ、当該物品が使用されるまでそこで保管される。
1)滅菌処理対象の物品を所定の容器内に収納するセット工程と、
2)該セット工程の後に、前記容器内に所定の薬液を供給して前記物品を前記薬液で滅菌処理する滅菌処理工程と、
3)該滅菌処理工程の後に、前記容器内から前記薬液を排出させる薬液排出工程と、
4)該薬液排出工程の後に、前記容器内に洗浄水を供給して前記物品を洗浄する第1洗浄工程と、
5)該第1洗浄工程の後に、前記容器内に所定のアルコールを供給して前記物品を前記アルコールで洗浄する第2洗浄工程と、
6)該第2洗浄工程の後に、前記容器内から前記アルコールを排出させるアルコール排出工程と、
7)該アルコール排出工程の後に、前記容器内に所定の気体を送給して前記物品を乾燥させる乾燥工程。
1)滅菌処理対象の物品を所定の容器内に収納するセット工程と、
2)前記容器内に流体を供給する流体供給管および前記容器内から流体を排出させる流体排出管を接続する配管接続工程と、
3)前記セット工程と配管接続工程とを終えた後に、前記容器内に所定の薬液を供給して前記物品を前記薬液で滅菌処理する滅菌処理工程と、
4)該滅菌処理工程の後に、前記容器内から前記薬液を排出させる薬液排出工程と、
5)該薬液排出工程の後に、前記容器内に洗浄水を供給して前記物品を洗浄する洗浄工程と、
6)該洗浄工程の後に、前記容器内に所定の気体を送給して前記物品を乾燥させる乾燥工程と、
7)該乾燥工程の後に、前記流体供給管および前記流体排出管を前記容器から取り外し容器を密閉する配管取り外し工程と、
8)該配管取り外し工程の後に、前記物品を収納したままの前記容器を所定の保存場所に移動させ、該容器ごと保存する保存工程。
1)前記物品を収納する容器と、
2)前記容器内に流体を供給する流体供給管と、
3)前記容器内から流体を排出させる流体排出管と、
4)前記流体供給管を介して前記容器内に前記薬液を供給し、前記流体排出管を介して前記容器内から滅菌処理後の前記薬液を排出させる薬液給排手段と、
5)前記流体供給管を介して前記容器内に洗浄水を供給し、前記流体排出管を介して前記容器内から洗浄処理後の前記洗浄水を排出させる洗浄水給排手段と、
6)前記流体供給管を介して前記容器内にアルコールを供給し、前記流体排出管を介して前記容器内から洗浄処理後の前記アルコールを排出させるアルコール給排手段と、
7)前記流体供給管を介して前記容器内に所定の気体を送給し、前記流体排出管を介して前記容器内から前記気体を排出させる乾燥手段。
1)前記薬液給排手段を駆動制御して、前記物品を収納した容器内に前記薬液を供給し、前記物品を前記薬液で滅菌処理する滅菌処理を行った後に、前記容器内から前記薬液を排出させる薬液給排制御と、
2)該薬液給排制御の後に、前記洗浄水給排手段を駆動制御して前記物品を洗浄する第1洗浄制御と、
3)該洗浄制御の後に、前記アルコール給排手段を駆動制御して、前記容器内に前記アルコールを供給し、前記物品を前記アルコールで洗浄する第2洗浄を行った後に、前記容器内から前記アルコールを排出させるアルコール給排制御と、
4)該アルコール給排制御の後に、前記乾燥手段を駆動制御して、前記容器内に所定の気体を送給し前記物品を乾燥させる乾燥制御。
1)前記物品を出し入れし得る開口を有する本体部と、前記開口を開閉可能に覆う蓋部と、容器内に流体を供給する流体供給管が接続される供給管接続部と、容器内から流体を排出させる流体排出管が接続される排出管接続部とを備え、
2)前記供給管接続部および排出管接続部には、前記流体供給管および流体排出管をそれぞれ着脱可能に接続するコネクタが各々設けられ、
3)前記供給管接続部および排出管接続部から前記流体供給管および流体排出管をそれぞれ取り外された際には、前記各コネクタが前記供給管接続部および排出管接続部をそれぞれ自動的に閉塞する、
ことを特徴としたものである。
すなわち、アルコールを用いて前記第2洗浄を施した後にアルコールを容器内から排出させるが、この排出工程の終了時点では、アルコールが物品の滅菌処理領域に付着し残存している。周知のようにアルコールは気化し易く、付着残存したアルコールが気化して周囲から気化熱を奪うことにより、物品の滅菌処理領域が乾燥し易くなる。従って、アルコール排出工程の後に容器内に所定の気体を送給して乾燥工程を行うことにより、特に加温あるいは加熱した気体を用いなくても、乾燥処理を比較的短時間で行うことができる。これにより、温度や熱の変化によって悪影響を受ける物品についても、支障なく気体を用いた乾燥処理を行えるようになる。更に、気体を加温または加熱して温風や熱風として容器内に送給する送給手段は不要で、滅菌処理装置の全体システムが複雑で大掛かりなものとなることを回避できる。
また、アルコールを用いて第2洗浄処理を施した後にアルコールを容器内から排出させるが、この排出工程の終了時点では、アルコールが物品の滅菌処理領域に付着し残存している。周知のようにアルコールは気化し易く、付着残存したアルコールが気化して周囲から気化熱を奪うことにより、物品の滅菌処理領域が乾燥し易くなる。従って、アルコール排出工程の後に容器内に所定の気体を送給して乾燥工程を行うことにより、特に加温あるいは加熱した気体を用いなくても、乾燥処理を比較的短時間で行うことができる。これにより、温度や熱の変化によって悪影響を受ける物品についても、支障なく気体を用いた乾燥処理を行えるようになる。更に、気体を加温または加熱して温風や熱風として容器内に送給する送給手段は不要で、滅菌処理装置の全体システムが複雑で大掛かりなものとなることを回避できる。
滅菌処理を終えた物品は、流体供給管および流体排出管を容器から取り外し容器が密閉された上で、密閉された当該容器内に収納されたままで所定の保存場所に移動させて容器ごと保存することができ、従来のように、滅菌処理を終えた後に再び容器の蓋を開けて滅菌処理済みの物品を取り出す必要はない。従って、滅菌処理済みの物品は、当該物品が使用に供されるまでは外気に触れることはなく、物品の滅菌状態を維持する上で極めて有利である。また、保管がある程度長期間にわたる場合でも、滅菌状態を良好に維持するために特別な保管方法を講じる必要はなく、保管場所の設備コストが嵩むことを回避できる。
本実施形態に係る滅菌処理装置Mは、薬液を用いて滅菌処理対象の物品W(本実施形態では前記エコープローブ)に滅菌処理を施すものであり、図1に示すように、この滅菌処理に際して前記エコープローブWを収納する容器1を備えている。この容器1は、エコープローブWを出し入れさせることができる開口2hを有する本体部2と、前記開口2hを開閉可能に覆う蓋部3とを備えている。尚、エコープローブWの端末側にはコードWdの一端側が固定されている。
また、容器1及び第1,第2,第3配管ラインL1,L2,L3の材質としては、後述する薬液,アルコール及び洗浄水に対する耐性を有し、容器1及び配管としての強度や剛性などを付与することができるものであれば、従来公知の種々の材質が適用可能である。
尚、前記第1接続管部6,第2接続管部7及び第3接続管部8の管内の液体の有無を検知するためのセンサとしては、前記タイプのものに限らず、従来公知の種々のタイプの液体検知センサが適用可能である。
前記第1切換弁KV1は、第3分岐ラインB3を介して切換弁KV2(第2切換弁)と繋がっており、この第2切換弁KV2は、第1接続管D1,第2接続管D2をそれぞれ介して、後述する第1貯留タンクT1,第2貯留タンクT2に接続されている。
また、本実施形態に係る滅菌処理装置Mには、一端側が電磁弁SV2(第2電磁弁)を介して水道配管(不図示)に連通した配管ラインL4(第4配管ライン)が設けられており、この第4配管ラインL4の他端側は、逆止弁GV2(第2逆止弁),アルコール用のポンプWP2(第2ポンプ)を介して前記第2タンクT2と連通している。前記第2逆止弁GV2は、第2ポンプWP2から第2電磁弁SV2側への流体の流れを許容し、その逆向きの流れを禁止するものである。
まず、容器1の蓋部3をあけて本体部2内に滅菌処理対象の物品W(エコープローブ)を入れ、載置台4上に載置した後に蓋部4を閉じ、ネジ部材9を用いて蓋部3と本体部2とを密閉する。この作業は、容器1が滅菌処理装置Mに組み込まれた状態、つまり、第1接続管部6と第1配管ラインL1とが前記ワンタッチ・カプラ6C及びL1Cを介して、第2接続管部7と第2配管ラインL2とが前記ワンタッチ・カプラ7C及びL2Cを介して、また、第3接続管部8と第3配管ラインL3とが前記ワンタッチ・カプラ8C及びL3Cを介して、それぞれ接続された状態で行っても良く、或いは、容器1を滅菌処理装置Mから取り外した状態で行い、その後に、容器1を滅菌処理装置Mに組み込むようにしても良い。以上のようにして、滅菌処理対象のエコープローブWを容器1内に収納するセット工程が行われる。
この初期状態では、第5切換弁KV5は、第3接続管D3と第4分岐ラインB4とを連通させる側に切り換えられている。そして、第1ポンプWP1がまず駆動され、第3接続管D3,第5切換弁KV5,第4分岐ラインB4,第3逆止弁GV3及び第3配管ラインL3を順次介して、容器1内に薬液が供給される(ステップ#3)。
尚、このとき、第3電磁弁SV3は閉じられ、且つ、第1切換弁KV1は第2配管ラインL2と第3分岐ラインB3とを連通させる側に、第2切換弁KV2は第3分岐ラインB3と第1タンクT1とを連通させる側に、それぞれ切り換えられており、薬液は、一連の閉ループの管路を通って、容器1と第1タンクT1との間で環流するようになっている。
そして、ステップ#8で、容器1内の薬液が完全に排出されたか否かが判定され、この判定結果がYESになると第3ポンプWP3の駆動が停止される(ステップ#9)。
そして、第2電磁弁SV2を開くことにより、容器1内に洗浄水を供給してエコープローブWを洗浄する洗浄工程が行われる。この洗浄工程では、図4に示すように、第4配管ラインL4,第6分岐ラインB6,第5切換弁KV5,第4分岐ラインB4,第3逆止弁GV3及び第3配管ラインL3を順次介して、第2フィルタF2で濾過されて清浄化された水が、洗浄水として容器1内に供給される(ステップ#11)。尚、この工程では、洗浄水は環流されるのではなく、第1切換弁KV1を通って外部タンク(不図示)内に排出される。
そして、ステップ#16で、容器1内の洗浄水が完全に排出されたか否かが判定され、この判定結果がYESになると、第3ポンプWP3の駆動が停止され、第3電磁弁SV3が閉じられる(ステップ#17)。
そして、第2ポンプWP2を駆動することにより、図6に示すように、第4配管ラインL4,第6分岐ラインB6,第5切換弁KV5,第4分岐ラインB4,第3逆止弁GV3及び第3配管ラインL3を順次介して、第2タンクT2内のアルコールが容器1内に供給される(ステップ#19)。このとき、アルコールは、一連の閉ループの管路を通って、容器1と第2タンクT2との間で環流するようになっている。
この状態では、図6に示されるように、容器1内のエコープローブWは完全にアルコール中に浸漬している。このようにして、物品をアルコールで洗浄する第2洗浄工程が行われる。
そして、ステップ#24で、容器1内のアルコールが完全に排出されたか否かが判定され、この判定結果がYESになると第3ポンプWP3の駆動が停止される(ステップ#25)。
そして、ステップ#27で、エアポンプAPを駆動することにより、容器1内のエコープローブWを乾燥させる乾燥工程が行われる。この乾燥工程では、図8に示すように、エア用の第1フィルタF1を介して第1配管ラインL1から容器1内にエアが吹き込まれ、このエアは、第2配管ラインL2を介して外部タンク(不図示)に向かって排出される。
以上により、容器1内に収納されたエコープローブWに対する、薬液による滅菌処理,容器1内からの薬液の排出,洗浄水による第1洗浄,アルコールによる第2洗浄,容器1内からのアルコールの排出,エアによる乾燥の一連の滅菌処理工程が終了する。
本実施形態に係る滅菌処理装置Mでは、前記制御ユニット(不図示)により、薬液給排制御、洗浄制御、アルコール給排制御および乾燥制御の一連の制御が、人手を煩わすことなく自動で行うことができるので、より正確で安定した制御を行える。
そして、取り外された容器1は所定の保存場所に運ばれる。つまり、滅菌処理されたエコープローブWは、密閉された容器1内に収納された状態で、当該容器1ごと前記保存場所に保存される。
従って、滅菌処理済みのエコープローブWは、当該エコープローブWが使用に供されるまでは外気に触れることはなく、その滅菌状態を維持する上で極めて有利である。また、保管がある程度長期間にわたる場合でも、滅菌状態を良好に維持するために特別な保管方法を講じる必要はなく、保管場所の設備コストが嵩むことを回避できるのである。
また、アルコールを用いて第2洗浄処理を施した後にアルコールを容器内から排出させるが、この排出工程の終了時点では、アルコールがエコープローブWの滅菌処理領域に付着し残存している。周知のようにアルコールは気化し易く、付着残存したアルコールが気化して周囲から気化熱を奪うことにより、エコープローブWの滅菌処理領域が乾燥し易くなる。従って、アルコール排出工程の後に容器1内にエアを送給して乾燥工程を行うことにより、特に加温あるいは加熱したエアを用いなくても、乾燥処理を比較的短時間で行うことができる。これにより、温度や熱の変化によって悪影響を受ける前記エコープローブWについても、支障なくエアを用いた乾燥処理を行えるようになる。更に、気体を加温または加熱して温風や熱風として容器内に送給する送給手段は不要で、滅菌処理装置Mの全体システムが複雑で大掛かりなものとなることを回避できる。
図13は本発明の実施形態に係る容器の変形例を示す分解斜視図である。この図に示すように、本変形例に係る容器61は、エコープローブWを出し入れさせることができる開口62hを有する本体部62と、前記開口62hを開閉可能に覆う蓋部63とを備えている。
が設けられている。
尚、第1〜第3配管ラインL1〜L3の容器61に対する着脱機構は、図1に示したものと基本的は同様である。
すなわち、図1〜図8に示した容器1の場合には、エコープローブWは、本体部2の底部2b上に配設された載置台4上に載置されるので、この載置台4と接触する表面部分では、薬液,洗浄液あるいはアルコールに浸漬され難く、滅菌処理が局部的に不十分なものとなりがちである。
図14は変形例に係る容器61に用いられるハンガー70の平面説明図、図15はハンガー70の正面説明図で、また、図16はハンガー70の側面説明図である。更に、図17はエコープローブWを吊り下げ支持した状態を示す前記ハンガー70の全体斜視図、図18はエコープローブWを吊り下げ支持した状態を示す前記ハンガー70の正面説明図である。
これらの図に示すように、前記ハンガー70は、略上下方向に配設された複数の線材と略水平方向に配設された複数の線材とを組み合わせてフレーム体71が構成され、このフレーム体71に、エコープローブWのコードWd(図17及び図18参照)を巻き付けるのに好適な複数の曲折部73aを有するコード保持用線材73が取り付けられている。
このとき、エコープローブWの本体部の何れの部位も容器61の壁面などに接触することがなく、エコープローブWの全ての部位の表面が薬液,洗浄液あるいはアルコールに浸漬されるようになっている。
また、本発明は、以上の実施態様に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更や改良を加え得るものであることは言うまでもない。
2,62…(容器の)本体部
3,63…(容器の)蓋部
6…第1接続管部
6C…ワンタッチ・カプラ
7…第2接続管部
7C…ワンタッチ・カプラ
8…第3接続管部
8C…ワンタッチ・カプラ
L1…第1配管ライン
L1C…ワンタッチ・カプラ
L2…第2配管ライン
L2C…ワンタッチ・カプラ
L3…第3配管ライン
L3C…ワンタッチ・カプラ
M…滅菌処理装置
W…エコープローブ
Claims (7)
- 滅菌処理対象の物品を所定の容器内に収納するセット工程と、
該セット工程の後に、前記容器内に所定の薬液を供給して前記物品を前記薬液で滅菌処理する滅菌処理工程と、
該滅菌処理工程の後に、前記容器内から前記薬液を排出させる薬液排出工程と、
該薬液排出工程の後に、前記容器内に洗浄水を供給して前記物品を洗浄する第1洗浄工程と、
該第1洗浄工程の後に、前記容器内に所定のアルコールを供給して前記物品を前記アルコールで洗浄する第2洗浄工程と、
該第2洗浄工程の後に、前記容器内から前記アルコールを排出させるアルコール排出工程と、
該アルコール排出工程の後に、前記容器内に所定の気体を送給して前記物品を乾燥させる乾燥工程と、
を有することを特徴とする物品の滅菌処理方法。 - 滅菌処理対象の物品を所定の容器内に収納するセット工程と、
前記容器内に流体を供給する流体供給管および前記容器内から流体を排出させる流体排出管を接続する配管接続工程と、
前記セット工程と配管接続工程とを終えた後に、前記容器内に所定の薬液を供給して前記物品を前記薬液で滅菌処理する滅菌処理工程と、
該滅菌処理工程の後に、前記容器内から前記薬液を排出させる薬液排出工程と、
該薬液排出工程の後に、前記容器内に洗浄水を供給して前記物品を洗浄する洗浄工程と、
該洗浄工程の後に、前記容器内に所定の気体を送給して前記物品を乾燥させる乾燥工程と、
該乾燥工程の後に、前記流体供給管および前記流体排出管を前記容器から取り外し容器を密閉する配管取り外し工程と、
該配管取り外し工程の後に、前記物品を収納したままの前記容器を所定の保存場所に移動させ、該容器ごと保存する保存工程と、
を有することを特徴とする物品の滅菌処理および保存方法。 - 前記洗浄工程の後で前記乾燥工程の前に、前記容器内に所定のアルコールを供給して前記物品を前記アルコールで洗浄する第2洗浄工程と、該第2洗浄工程の後に前記容器内から前記アルコールを排出させるアルコール排出工程とを行うことを特徴とする請求項2記載の物品の滅菌処理および保存方法。
- 前記容器には、前記流体供給管が着脱可能に接続されるコネクタを有する供給管接続部と、前記流体排出管が着脱可能に接続されるコネクタを有する排出管接続部と、が設けられており、
前記配管取り外し工程で、前記供給管接続部および排出管接続部から前記流体供給管および流体排出管がそれぞれ取り外された際には、前記各コネクタが前記供給管接続部および排出管接続部をそれぞれ自動的に閉塞する、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の物品の滅菌処理および保存方法。 - 薬液を用いて滅菌処理対象の物品に滅菌処理を施す滅菌処理装置であって、
前記物品を収納する容器と、
前記容器内に流体を供給する流体供給管と、
前記容器内から流体を排出させる流体排出管と、
前記流体供給管を介して前記容器内に前記薬液を供給し、前記流体排出管を介して前記容器内から滅菌処理後の前記薬液を排出させる薬液給排手段と、
前記流体供給管を介して前記容器内に洗浄水を供給し、前記流体排出管を介して前記容器内から洗浄処理後の前記洗浄水を排出させる洗浄水給排手段と、
前記流体供給管を介して前記容器内にアルコールを供給し、前記流体排出管を介して前記容器内から洗浄処理後の前記アルコールを排出させるアルコール給排手段と、
前記流体供給管を介して前記容器内に所定の気体を送給し、前記流体排出管を介して前記容器内から前記気体を排出させる乾燥手段と、
を備えたことを特徴とする滅菌処理装置。 - 前記薬液給排手段を駆動制御して、前記物品を収納した容器内に前記薬液を供給し、前記物品を前記薬液で滅菌処理する滅菌処理を行った後に、前記容器内から前記薬液を排出させる薬液給排制御と、
該薬液給排制御の後に、前記洗浄水給排手段を駆動制御して前記物品を洗浄する第1洗浄制御と、
該第1洗浄制御の後に、前記アルコール給排手段を駆動制御して、前記容器内に前記アルコールを供給し、前記物品を前記アルコールで洗浄する第2洗浄を行った後に、前記容器内から前記アルコールを排出させるアルコール給排制御と、
該アルコール給排制御の後に、前記乾燥手段を駆動制御して、前記容器内に所定の気体を送給し前記物品を乾燥させる乾燥制御と、
を行う制御手段を更に備えていることを特徴とする請求項5記載の滅菌処理装置。 - 薬液を用いて滅菌処理対象の物品に滅菌処理を施すに際して、前記物品を収納する容器であって、
前記物品を出し入れし得る開口を有する本体部と、前記開口を開閉可能に覆う蓋部と、容器内に流体を供給する流体供給管が接続される供給管接続部と、容器内から流体を排出させる流体排出管が接続される排出管接続部とを備え、
前記供給管接続部および排出管接続部には、前記流体供給管および流体排出管をそれぞれ着脱可能に接続するコネクタが各々設けられ、
前記供給管接続部および排出管接続部から前記流体供給管および流体排出管をそれぞれ取り外された際には、前記各コネクタが前記供給管接続部および排出管接続部をそれぞれ自動的に閉塞する、
ことを特徴とする物品の滅菌処理および保存用容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006010951A JP2007190176A (ja) | 2006-01-19 | 2006-01-19 | 物品の滅菌処理方法、物品の滅菌処理および保存方法、滅菌処理装置、並びに滅菌処理および保存用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006010951A JP2007190176A (ja) | 2006-01-19 | 2006-01-19 | 物品の滅菌処理方法、物品の滅菌処理および保存方法、滅菌処理装置、並びに滅菌処理および保存用容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007190176A true JP2007190176A (ja) | 2007-08-02 |
Family
ID=38446322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006010951A Pending JP2007190176A (ja) | 2006-01-19 | 2006-01-19 | 物品の滅菌処理方法、物品の滅菌処理および保存方法、滅菌処理装置、並びに滅菌処理および保存用容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007190176A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103395563A (zh) * | 2013-07-09 | 2013-11-20 | 孙俊 | 一种可循环使用的食用油保鲜装置 |
CN104066457A (zh) * | 2012-01-27 | 2014-09-24 | 弗雷森纽斯医疗护理德国有限责任公司 | 用于灭菌至少一个物品的方法、灭菌装置及相关用途 |
KR20190080220A (ko) * | 2017-12-28 | 2019-07-08 | 최관용 | 초음파 프로브 자동 살균장치 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06503489A (ja) * | 1990-09-20 | 1994-04-21 | キーメッド(メディカル アンド インダストリアル イクイプメント) リミテッド | 医療機器の洗浄及び消毒 |
JP2002253648A (ja) * | 2001-02-28 | 2002-09-10 | Olympus Optical Co Ltd | 使用済み内視鏡の再生処理装置 |
-
2006
- 2006-01-19 JP JP2006010951A patent/JP2007190176A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06503489A (ja) * | 1990-09-20 | 1994-04-21 | キーメッド(メディカル アンド インダストリアル イクイプメント) リミテッド | 医療機器の洗浄及び消毒 |
JP2002253648A (ja) * | 2001-02-28 | 2002-09-10 | Olympus Optical Co Ltd | 使用済み内視鏡の再生処理装置 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104066457A (zh) * | 2012-01-27 | 2014-09-24 | 弗雷森纽斯医疗护理德国有限责任公司 | 用于灭菌至少一个物品的方法、灭菌装置及相关用途 |
CN104066457B (zh) * | 2012-01-27 | 2017-05-10 | 弗雷森纽斯医疗护理德国有限责任公司 | 用于灭菌至少一个物品的方法、灭菌装置及相关用途 |
CN103395563A (zh) * | 2013-07-09 | 2013-11-20 | 孙俊 | 一种可循环使用的食用油保鲜装置 |
KR20190080220A (ko) * | 2017-12-28 | 2019-07-08 | 최관용 | 초음파 프로브 자동 살균장치 |
KR102068706B1 (ko) | 2017-12-28 | 2020-01-21 | 충남대학교산학협력단 | 초음파 프로브 자동 살균장치 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5165479B2 (ja) | 内視鏡洗浄消毒装置 | |
KR100591093B1 (ko) | 자동식 내시경 재처리장치 | |
JP4359563B2 (ja) | 軟性内視鏡を蒸気再処理する装置および方法 | |
US9820630B2 (en) | Leak tester and endoscope reprocessor | |
JP2007202859A (ja) | 内視鏡管路除水方法、及び内視鏡洗滌消毒装置 | |
KR101103758B1 (ko) | 내시경 멸균장치 및 멸균방법 | |
JP6389244B2 (ja) | 医療用付属品ホルダ | |
JP2007181687A (ja) | キャビネット型内視鏡プロセッサ | |
JP2007181688A (ja) | 内視鏡処理キャビネット | |
JP2007190176A (ja) | 物品の滅菌処理方法、物品の滅菌処理および保存方法、滅菌処理装置、並びに滅菌処理および保存用容器 | |
JP4841313B2 (ja) | 内視鏡保管庫 | |
JP3762680B2 (ja) | 内視鏡洗滌消毒装置 | |
JP2009207728A (ja) | 内視鏡洗浄消毒装置 | |
JP2017070426A (ja) | 内視鏡リプロセッサ | |
JP4624935B2 (ja) | 内視鏡洗滌消毒装置 | |
JP6017744B1 (ja) | 内視鏡リプロセッサ | |
JPH05285103A (ja) | 内視鏡用オートクレーブ装置 | |
JP5911659B1 (ja) | 内視鏡リプロセッサ | |
CN211797828U (zh) | 一种消化内科内镜清洗装置 | |
JP2012071017A (ja) | 内視鏡洗浄消毒装置及び内視鏡洗浄消毒方法 | |
EP2802359B1 (en) | Machine for cold sanitation treatment of medical devices | |
CN106163376A (zh) | 内窥镜清洗消毒机 | |
JP2009153860A (ja) | 内視鏡洗浄消毒装置 | |
JPH06509482A (ja) | 殺菌方法及び装置 | |
US20240049957A1 (en) | System And Method For Mirroring Conditions Associated With A Medical Device Reprocessor |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20080123 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090107 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100916 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101005 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101206 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110104 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110426 |