JP2007188794A - コネクタ抜け止め構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタの抜けを確実に防止することができ、容易に設置可能な、コネクタ抜け止め構造を提供する。
【解決手段】屋内用光受信機1に設けたアダプタ12と、光ファイバC1に設けたプラグ30との相互の接続状態を維持するためのコネクタ抜け止め構造であって、屋内用光受信機1と当該屋内用光受信機1を設置するための設置面との相互間に介在される取り付けベースに、アダプタ12又はプラグ30の少なくとも一方の一側方に延出するコネクタカバー27を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、光受信機等の各種の電子機器に設けた機器側コネクタと、ケーブルに設けたケーブル側コネクタとの、相互の接続状態を維持するためのコネクタ抜け止め構造に関する。
近年のインターネットの拡大による情報流通量の急速な増加に対応して、光ファイバを使った家庭向けのデータ通信サービスであるFTTH(Fiber To The Home)が一般家庭に急速に普及しつつある。このFTTHにおいては、光ファイバが、屋外用光受信機を介して一般家屋等の屋内に引き込まれ、この屋内に設置された屋内用光受信機(ONU:Optical Network Unit)に接続される。そして、この屋内用光受信機を介して中継された通信データが、家庭内のパソコンやTV等の各機器に伝送される。
このような伝送システムにおいて、屋内に引き込まれた光ファイバと屋内用光受信機とにはそれぞれ光コネクタが設けられており、これら光コネクタを相互に着脱自在に接続することによって、光ファイバと屋内用光受信機との接続を行っている。従って、通信機能を維持するためには、これら光コネクタの接続状態を維持することが必要になる。また、光ファイバから出射される光をユーザが直視すると目に損傷を受ける可能性があるため、安全性の観点からも、光コネクタの接続状態を維持することが好ましい。特に、屋内用光受信機は、屋内の人手に触れ易い所に設置されるため、不用意に光コネクタが引き抜かれることを防止するための構造が求められる。
このような光コネクタの抜け止め構造は、例えば、特開2005−115005号公報に開示されている。この構造は、段落0033及び図4に示すように、上流光ケーブル11と下流光ケーブル12とを、芯線押え部57と押さえ金具59とで把持固定することで、上流光ケーブル11及び下流光ケーブル12に対して不用意な引張り力が作用した場合にも、プラグ13、15が脱落すること等を防止している(特許文献1参照)。
また、USBコネクタに関するものとして、例えば、特開2004−22469号公報には、USBコネクタ4の近傍のUSBケーブル5を、USBケーブル固定ガイド1c、2cによってクランク状に固定する構造が開示されている(特許文献2参照)。
特開2005−115005号公報 特開2004−22469号公報
しかしながら、このような従来のコネクタ抜け止め構造は、直接的にはケーブルの引っ張りを防止するものであり、その間接的な効果としてコネクタの抜けを防止するものにすぎず、コネクタの動きを直接的に規制するものではなかった。従って、実際には、コネクタを直接保持して引っ張ることが可能であり、コネクタの抜けを完全に防止することができなかった。
また、これら従来のコネクタ抜け止め構造において、抜け止め用の部品(上述の押さえ金具59やUSBケーブル固定ガイド1c、2c)は、抜け止め専用の独立した部品として構成されていたので、この部品のみをユーザが取り外すことが比較的容易であるために、いたずらを確実に防止することが困難であった。また、この部品をネジ止め等にて筐体11に取付ける必要があるために、機器の設置作業効率を低下させていた。さらには、部品の取り付けを忘れる場合があるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、コネクタの抜けを確実に防止することができ、容易に設置可能な、コネクタ抜け止め構造を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の本発明は、電子機器に設けた機器側コネクタと、ケーブルに設けたケーブル側コネクタとの、相互の接続状態を維持するためのコネクタ抜け止め構造であって、前記電子機器を設置面に取り付けるための取り付け手段に、前記機器側コネクタ又は前記ケーブル側コネクタの少なくとも一方の一側方に延出するコネクタカバーを設けたこと、を特徴とする。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の本発明において、前記取り付け手段は、前記電子機器を設置面との相互間に介在される取り付けベースであり、前記設置面に固定した取り付けベースに前記電子機器を固定可能としたこと、を特徴とする。
請求項3に記載の本発明は、請求項1に記載の本発明において、前記取り付け手段は、前記電子機器をその外側から略覆う取り付けカバーであり、前記電子機器を略覆った取り付けカバーを前記設置面に固定可能としたこと、を特徴とする。
請求項4に記載の本発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の本発明において、前記機器側コネクタ又は前記ケーブル側コネクタの離脱方向の前方に延在させたこと、を特徴とする。
請求項5に記載の本発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の本発明において、前記機器側コネクタ又は前記ケーブル側コネクタには、これら相互の接続の解除操作を行うための解除手段を設け、前記コネクタカバーにて、前記解除手段の少なくとも一部を略覆ったこと、を特徴とする。
請求項6に記載の本発明は、請求項5に記載の本発明において、前記コネクタカバーにて、前記解除手段の側面のうち、相互に直交する2側面を略覆ったこと、を特徴とする。
請求項7に記載の本発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の本発明において、前記コネクタカバーは、前記機器側コネクタを挿通するカバーベースと、前記カバーベースに着脱自在に取り付けられることにより、前記機器側コネクタと前記ケーブル側コネクタとの相互の接続箇所を略覆うカバーキャップとを備えること、を特徴とする。
この発明によれば、機器側コネクタ又はケーブル側コネクタの少なくとも一方の一側方に延出するコネクタカバーを設けたので、従来のようにケーブルの引っ張りを防止するのではなく、機器側コネクタ又はケーブル側コネクタの動きを直接的に規制することができ、光ファイバの抜けを一層確実に防止できる。さらに、コネクタカバーを取り付け手段に形成しており、従来のように独立した抜け止め用の部品を用いていないので、コネクタカバーのみをユーザが取り外すことは不可能であるためにいたずら等による光ファイバの引き抜きを一層確実に防止できると共に、光受信機の設置作業効率を向上させることができ、さらには、コネクタカバーの取り付け忘れを防止できる。
この発明によれば、電子機器を設置面との相互間に介在される取り付けベースにコネクタカバーを設けたので、この取り付けベースを前設置面に固定した後、この取り付けベースに電子機器を固定することで、機器側コネクタ又はケーブル側コネクタの少なくとも一方をコネクタカバーにてカバーでき、電子機器の固定とコネクタの離脱防止とを同時に行うことができて、光受信機の設置作業効率を向上させることができると共に、コネクタカバーの取り付け忘れを防止できる。
この発明によれば、電子機器をその外側から略覆う取り付けカバーにコネクタカバーを設けたので、電子機器を略覆った取り付けカバーを設置面に固定することで、機器側コネクタ又はケーブル側コネクタの少なくとも一方をコネクタカバーにてカバーでき、電子機器の固定とコネクタの離脱防止とを同時に行うことができて、光受信機の設置作業効率を向上させることができると共に、コネクタカバーの取り付け忘れを防止できる。
この発明によれば、コネクタカバーを、機器側コネクタ又はケーブル側コネクタの離脱方向の前方に延在させているので、このコネクタカバーが障害になって機器側コネクタ又はケーブル側コネクタを離脱方向に動かすことが困難になるため、光ファイバの抜けを防止できる。
この発明によれば、コネクタカバーにて解除手段の一部を略覆ったので、解除手段を保持することが困難になるため、ファイバの抜けを防止できる。
この発明によれば、コネクタカバーにて、解除手段の側面のうち、相互に直交する2側面を略覆ったので、解除手段を厚み方向と幅方向のいずれからも保持することが困難になるため、コネクタカバーを最低限の構成としつつ、ファイバの抜けを確実に防止できる。
この発明によれば、カバーベースとカバーキャップとを用いて、機器側コネクタとケーブル側コネクタとの相互の接続箇所を略覆うことができるので、この接続箇所にユーザがアクセスすることが困難になるため、光ファイバの抜けを確実に防止できる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るコネクタ抜け止め構造の各実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕各実施の形態に共通の基本的概念を説明した後、〔II〕各実施の形態の具体的内容について説明し、〔III〕最後に、各実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、これら各実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕各実施の形態に共通の基本的概念
まず、各実施の形態に共通の基本的概念について説明する。本発明は、電子機器に設けた機器側コネクタとケーブルに設けたケーブル側コネクタとの相互の接続状態を維持するためのコネクタ抜け止め構造に関する。ここで、電子機器には、ケーブルを固定する必要が生じ得る全ての機器が該当し、例えば、上述した光受信機や、監視領域の異常を検出する火災感知器、あるいは、監視領域の人の存在を検出する人感センサを含む。また、ケーブルの種類や構成も任意であり、上述した光ファイバの如き通信ケーブルの他、電力を供給する電源ケーブルを含む。以下の各実施の形態においては、屋内用光受信機に光ファイバや電源ケーブルを接続する場合について説明する。さらに、コネクタの具体的構造も任意であり、オス型端子とメス型端子との接触により接続を確立する端子、マグネットプラグをも含む。
各実施の形態では、電子機器を設置面に取り付けるための取り付け手段に、コネクタカバーを設けている。従って、屋内用光受信機を取り付け手段を介して設置面に取り付けるだけで、コネクタカバーによる抜け止め構造を確立でき、その設置作業が極めて容易である。また、屋内用光受信機を設置面から取り外さない限り、コネクタカバーを取り外すことができないので、コネクタの引き抜きを確実に防止できる。
このコネクタカバーによる抜け止め構造は、従来のようにケーブルの引張りを防止するのではなく、コネクタの動きを直接的に規制するように構成されている。具体的には、コネクタカバーを、機器側コネクタ又はケーブル側コネクタの少なくとも一方の一側方に延出することで、コネクタカバーによるユーザのアクセスを制限している。従って、コネクタを直接保持して引っ張ることが困難になり、コネクタの抜けを一層確実に防止できる。
〔II〕各実施の形態の具体的内容
以下に添付図面を参照して、各実施の形態の具体的内容について詳細に説明する。
〔実施の形態1〕
まず、実施の形態1について説明する。この実施の形態1は、取り付けベースにコネクタカバーを設けた形態であって、このコネクタカバーをケーブル側コネクタの離脱方向の前面に延在させた形態である。図1は実施の形態1に係る屋内用光受信機の全体斜視図、図2は屋内用光受信機を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は底面図、図3は屋内用光受信機の分解斜視図である。これら各図に示すように、屋内用光受信機1は、受信機本体10と、取り付けベース20とを備えて構成されており、受信機本体10には、光ファイバC1及び同軸ケーブルC2が接続されている。なお、以下の説明においては、図1のX方向を高さ方向、Y方向を幅方向、Z方向を厚み方向と称する。また、X方向のうち、光ファイバC1を受信機本体10から離脱させる方向を離脱方向と称する。
受信機本体10は、筐体11の内部に図示しない光電変換部を収めて構成されている。この筐体11の底面には、光ファイバC1を着脱自在に接続するためのアダプタ12と、同軸ケーブルC2を着脱自在に接続するための接続端子13とが設けられている。そして、光ファイバC1から光信号が入力されると、この光信号が図示しない光電変換部にて電気信号に変換され、同軸ケーブルC2に出力される。
ここで、アダプタ12は、光ファイバC1の端部に設けられたプラグ30を着脱自在に接続するものである。すなわち、アダプタ12は特許請求の範囲における機器側コネクタに対応し、プラグ30は特許請求の範囲におけるケーブル側コネクタに対応する。これらアダプタ12及びプラグ30の具体的構造は任意であるが、本実施の形態1におけるアダプタ12及びプラグ30は、JIS5973にて規格化されているF04形単心光ファイバC1コネクタ(SC型コネクタ)を構成するものであり、いわゆるスライドロック構造によるプッシュオン形締結構造を有する。具体的には、アダプタ12は、その内部に図示しないツメを備えて構成されており、一方のプラグ30は、ツマミ31の内部に図示しないプラグフレームをスライド自在に収めて構成されている。そして、アダプタ12にプラグ30を押し込むと、このプラグ30のツマミ31によってツメが押し広げられ、更にプラグ30を押込むことでツメがプラグフレームの突起にロックして結合する。このロック状態では、ツメがプラグフレームの突起に係止しているので、単に光ファイバC1を離脱方向に引っ張っても、プラグ30をアダプタ12から引き抜くことができない。しかし、ツマミ31を保持して離脱方向に引っ張ると、このツマミ31がプラグフレームに対してスライドしながらアダプタ12のツメを押し広げてロックを解除させるので、プラグ30をアダプタ12から引き抜くことが可能になる。
次に、取り付けベース20について説明する。この取り付けベース20は、図3に示すように、光受信機本体10と図示しない設置面との相互間に介在されるものであって、これら光受信機本体10と設置面との両方に固定される金属板である。図4は、取り付けベース20を示す図であり、(a)は正面図、(b)は底面図である。この取り付けベース20は、受信機本体10に略対応する幅及び高さを有する平板状に形成されている。この取り付けベース20には、複数のネジ孔21が穿設されており、このネジ孔21に取り付けネジ22を挿通させて設置面にネジ込むことで、取り付けベース20を設置面に固定できる。また、取り付けベース20の側部には係止爪23が一体に形成されており、この係止爪23を、受信機本体10の背面に形成した図示しない取付け穴に係脱自在に係止させることで、取り付けベース20に受信機本体10を係止固定できる。また、取り付けベース20には、当該取り付けベース20から略直交状に屈曲され、受信機本体10の底面に対して略平行に当接する固定片24が設けられており、図3に示すように、この固定片24に穿設されたネジ孔25に取り付けネジ26を挿通させて受信機本体10の筐体11の底面に形成したネジ穴14にネジ込むことで、取り付けベース20を受信機本体10にネジ固定できる。このように、取り付けベース20は、係止爪23による係止固定と、固定片24によるネジ固定との、2つの固定構造により、受信機本体10に固定されている。
また、取り付けベース20には、コネクタカバー27が形成されている。このコネクタカバー27は、プラグ30をスライド不能とすることによって、このプラグ30のアダプタ12からの離脱を防止するもので、延出片27aと規制片27bとを備えて構成されている。このうち、延出片27aは、取り付けベース20から略平行に延出されたもので、アダプタ12に接続されたプラグ30の背面を略覆い、さらにこのプラグ30の下端に至るように形成されている。また、規制片27bは、延出片27aからプラグ30に向けて略直交するように屈曲されたもので、その先端は、プラグ30の離脱方向の前方に延在されている。より具体的には、規制片27bは、プラグ30のツマミ31と光ファイバC1との相互の接続箇所に近接する位置に配置されており、ツマミ31と規制片27bとの相互の間隔L1(図2の(a)参照)は、プラグ30をアダプタ12から離脱させるために必要なツマミ31のスライド量よりも小さくなるように決定されている。従って、プラグ30を保持して離脱方向にスライドさせようとしても、この規制片27bが障害になってプラグ30を十分にスライドできないため、プラグ30がアダプタ12から離脱することが防止される。
ここで、規制片27bには開口部27cが形成されている。この開口部27cは、光ファイバC1を挿通させるための挿通手段であり、プラグ30から離脱方向に沿って延びる光ファイバC1が開口部27cに挿通されることで、この光ファイバC1の敷設が規制片27bによって妨げられることがない。なお、このように構成されたコネクタカバー27は、取り付けベース20に対して別体に形成して溶着等することもできるが、ここではプレス加工にて取り付けベース20と一体に形成されており、取り付けベース20の製造効率の向上が図られている。
このような取り付けベース20を用いた光ファイバC1の抜け止め構造は、下記のように施工される。すなわち、図3に示すように、取り付けベース20を、取り付けネジ22を用いて設置面に固定する。また、この取り付けベース20の固定の前後いずれかにおいて、受信機本体10のアダプタ12にプラグ30を接続する。そして、この受信機本体10を取り付けベース20に係止固定する。この作業を行うことで、自動的に、取り付けベース20と一体に形成されたコネクタカバー27の規制片27bが、プラグ30の離脱方向の前面を略覆う位置に配置されることになり、アダプタ12からのプラグ30の離脱が防止される。そして、固定片24に取り付けネジ26を挿通させて受信機本体10の筐体11にネジ込むことで、取り付けベース20を受信機本体10にネジ固定する。この作業を行うことで、取り付けベース20を受信機本体10から取り外すことが一層困難になり、その結果として、規制片27bを取り外すことが困難になるので、アダプタ12からのプラグ30の離脱を一層確実に防止できる。
(実施の形態1の効果)
このように実施の形態1によれば、取り付けベース20の規制片27bをプラグ30の離脱方向の前方を略覆う位置に延在させているので、この規制片27bが障害になってプラグ30をスライドできないため、プラグ30がアダプタ12から離脱することが防止される。特に、従来のように光ファイバC1の引っ張りを防止するのではなく、プラグ30の動きを規制片27bによって直接的に規制することができるので、プラグ30の抜けを一層確実に防止できる。また、規制片27bに開口部27cを形成したので、光ファイバC1の敷設が規制片27bによって妨げられることがない。さらに、規制片27bを取り付けベース20と一体に形成しており、従来のように独立した抜け止め用の部品を用いていないので、規制片27bのみをユーザが取り外すことは不可能であるためにいたずら等によるプラグ30の引き抜きを一層確実に防止できると共に、屋内用光受信機1の設置作業効率を向上させることができ、さらには、規制片27bの取り付け忘れを防止できる。また、取り付けベース20に対する受信機本体10の固定を、係止固定とネジ固定という複数の固定方法で行っているので、取り付けベース20から受信機本体10を取り外すことが一層困難になり、プラグ30の引き抜きを一層確実に防止できる。
〔実施の形態2〕
次に、実施の形態2の具体的内容について説明する。この実施の形態2は、取り付けベースにコネクタカバーを設けた形態であって、コネクタ接続の解除操作を行うための解除手段の一部をコネクタカバーにて覆った形態である。なお、実施の形態2の構成は、特記する場合を除いて実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1の構成と略同一の構成については、この実施の形態1で用いたのと同一の符号を必要に応じて付してその説明を省略する。
図5は実施の形態2に係る屋内用光受信機の全体斜視図、図6は屋内用光受信機を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は底面図、図7は屋内用光受信機の分解斜視図、図8は取り付けベースを示す図であり、(a)は正面図、(b)は底面図である。これら各図に示すように、屋内用光受信機2は、受信機本体10と、取り付けベース40とを備えて構成されており、この取り付けベース40には、コネクタカバー41が形成されている。このコネクタカバー41は、延出片41aと一対の規制片41bとを備えて構成されている。このうち、延出片41aは、実施の形態1と同様に、取り付けベース40から略平行に延出されたもので、アダプタ12に接続されたプラグ30の背面を略覆うように形成されている。また、一対の規制片41bは、延出片41aの両側方からプラグ30に向けて略直交するように屈曲されたもので、ツマミ31の両側面を略覆うように形成されている。
これら延出片41a及び規制片41bの効果は以下の通りである。すなわち、上述のように、SC型コネクタにおいては、ツマミ31を保持して離脱方向に引っ張ることにより、プラグ30をアダプタ12から引き抜くことが可能になる。従って、ツマミ31は、アダプタ12とプラグ30との相互の接続の解除操作を行うための解除手段として機能することになる。そこで本実施の形態2においては、解除手段であるツマミ31をユーザが指等にて保持することを困難にするため、このツマミ31の底面を延出片41aにて覆うと共に、ツマミ31の側面を規制片41bにて覆っている。つまり、延出片41aにてツマミ31の底面を覆うことで、ツマミ31を厚み方向から指等にて保持することを困難とし、規制片41bにてツマミ31の側面を覆うことで、ツマミ31を幅方向から指等にて保持することを困難としている。
特に、ツマミ31を保持困難とする方が、実施の形態1のようにプラグ30をスライド困難とするよりも、光ファイバC1の抜け止めとして事実上有効な場合がある。すなわち、実施の形態1においては、規制片27bをツマミ31の前方の極めて近傍位置に配置するかツマミ31に完全に当接させない限り、このツマミ31を保持して離脱方向に若干スライドさせることが可能になり、実際にはプラグ30を取り外すことが可能になってしまう場合がある。しかしながら、このような位置に規制片27bを配置することは、その製造誤差や取り付けに必要なスペースを考慮すると事実的には困難である。これに対して本実施の形態2では、上述のようにツマミ31を保持困難とすることで光ファイバC1の抜け止めを行っているので、延出片41aや規制片41bとツマミ31との間隔が比較的広い場合であっても、これらの相互間にユーザが指等を入れてツマミ31を保持できない限り、光ファイバC1の抜けを防止できる。
ただし、このようにツマミ31の保持を困難にするためには、ツマミ31の両側方を覆う必要は必ずしもなく、少なくとも一方を覆うことができればよい。例えば、延出片41aにてツマミ31の底面のみを覆う一方で、ツマミ31の上面は開放状としているが、この場合においても、底面が覆われることで、ツマミ31を上下から保持することが困難になる。従って、一対の規制片41bのいずれか一方を省略してもよい。これらのことから、ツマミ31を厚み方向及び幅方向から保持困難にするためには、上面又は底面のいずれか一方を覆うと共に、これら上面又は底面に直交する側面のいずれか一方(すなわち右側面又は左側面のいずれか一方)を覆えばよい。なお、このようにいずれかの側面を覆う場合において、当該側面の全面を覆う必要は必ずしもなく、その一部のみを覆うことで、ツマミ31の保持を困難にすることができる。
(実施の形態2の効果)
このように実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果に加えて、アダプタ12とプラグ30との相互の接続の解除操作を行うための解除手段であるツマミ31を保持困難としているので、光ファイバC1の抜けを防止できる。また、このようにツマミ31を保持困難とすることで光ファイバC1の抜け止めを行っているので、延出片41aや規制片41bとツマミ31との間隔が比較的広い場合であっても、これらの相互間にユーザが指等を入れてツマミ31を保持できない限り、光ファイバC1の抜けを防止できる。
〔実施の形態3〕
次に、実施の形態3の具体的内容について説明する。この実施の形態3は、取り付けベースにコネクタカバーを設けた形態であって、コネクタ接続箇所をコネクタカバーにて略完全に覆った形態である。なお、実施の形態3の構成は、特記する場合を除いて実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1の構成と略同一の構成については、この実施の形態1で用いたのと同一の符号を必要に応じて付してその説明を省略する。
図9は実施の形態3に係る屋内用光受信機の全体斜視図、図10は屋内用光受信機を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は底面図、図11は屋内用光受信機の分解斜視図、図12は取り付けベースを示す図であり、(a)は正面図、(b)は底面図である。これら各図に示すように、屋内用光受信機3は、受信機本体10と、取り付けベース50とを備えて構成されている。この取り付けベース50には、カバーベース51が設けられており、このカバーベース51には、カバーキャップ52が着脱自在に取り付けられている。
このうち、カバーベース51は、実施の形態2の規制片41bと同様に、アダプタ12の両側方に延出された一対の板状体であり、その幅方向の外側面には、外側に向けて突出する係止突起51aが設けられている。一方、カバーキャップ52は、アダプタ12及びプラグ30に加えてさらにカバーベース51を略覆う中空箱状体である。このカバーキャップ52には、係止突起51aに対応する位置及び形状にて開口部52aが形成されており、この開口部52aに係止突起51aを係脱自在に係止させることで、カバーキャップ52をカバーベース51に取り付けることができる。この状態においては、アダプタ12及びプラグ30の側方が全周に渡って略完全に覆われるので、光ファイバC1の抜けを防止できる。また、カバーキャップ52の一側面には、当該カバーキャップ52に光ファイバC1を挿通させるためのスリット52bが形成されている。従って、アダプタ12にプラグ30を接続した後で、カバーベース51にカバーキャップ52を取り付ける際、このスリット52bに光ファイバC1を挿通させることができる。
このような取り付けベース50を用いた光ファイバC1の抜け止め構造は、下記のように施工される。まず、実施の形態1と同様に、取り付けベース50を設置面に固定し、受信機本体10のアダプタ12にプラグ30を接続し、さらに、受信機本体10を取り付けベース50に係止固定する。その後、カバーベース51にカバーキャップ52を取り付ける。この作業は、カバーキャップ52のスリット52bに光ファイバC1を挿通させることで、カバーキャップ52の内部に光ファイバC1を通した後、このカバーキャップ52の係止突起51aをカバーベース51の開口部52aに係止させることが行うことができる。なお、カバーキャップ52の取り外しは、係止突起51aをカバーベース51の外側から内側に向けて押圧し、この係止突起51aによる係止を解除することで行うことができる。
(実施の形態3の効果)
このように実施の形態3によれば、アダプタ12及びプラグ30の側方が全周に渡って略完全に覆われるので、光ファイバC1の抜けを確実に防止できる。また、スリット52bを介して光ファイバC1を挿通できるので、受信機本体10のアダプタ12にプラグ30を接続した後においても、カバーキャップ52の取り付けを行うことができる。
〔実施の形態4〕
次に、実施の形態4の具体的内容について説明する。この実施の形態4は、取り付けカバーにコネクタカバーを設けた形態であって、コネクタ接続箇所をコネクタカバーにて略完全に覆った形態である。なお、実施の形態4の構成は、特記する場合を除いて実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1の構成と略同一の構成については、この実施の形態1で用いたのと同一の符号を必要に応じて付してその説明を省略する。
図13は実施の形態4に係る屋内用光受信機の全体斜視図、図14は屋内用光受信機を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は底面図、(d)は上面図、図15は底面側から見た屋内用光受信機の分解斜視図、図16は上面側から見た屋内用光受信機の分解斜視図、図17は取り付けカバーを示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は底面図、(d)は(a)のA−A矢視断面図、(e)は上面図である。これら各図に示すように、屋内用光受信機4は、受信機本体10と、取り付けカバー60とを備えて構成されている。
図16に示すように、受信機本体10の上面には、電源アダプタ15が埋設状に設けられている。一方、電源ケーブルC3の端部には、電源プラグ70が設けられている。そして、後述するコネクタカバー63がない状態においては、電源アダプタ15に対して、電源プラグ70を図14(a)に示す離脱方向に沿って移動させることで、電源アダプタ15に電源プラグ70を着脱できる。
取り付けカバー60は、カバー本体61と、コネクタカバー62、63とを備えて構成されている。カバー本体61は、受信機本体10に略対応した形状の中空方形体であり、その背面を開放状とされており、このカバー本体61を受信機本体10に外側(正面側)から被せることにより、このカバー本体61にて受信機本体10を略覆うことができる。また、図17(d)に示すように、カバー本体61の内側下端には、受信機本体10に向けて突出する係止爪61aが形成されており、この係止爪61aを受信機本体10の背面に係脱自在に係止させることで、取り付けカバー60を受信機本体10に係止固定できる。
このカバー本体61の底面には、接続端子13に対応する位置及び形状で、背面側に開口を有するスリット61bが形成されており、取り付けカバー60を受信機本体10に取り付ける際に、このスリット61bに接続端子13を背面側から挿通することができる。また、カバー本体61の底面には、背面側に開口を有するスリット61cが形成されており、取り付けネジ26を、スリット61cに挿通させ、受信機本体10の筐体11の底面に形成したネジ穴14にネジ込むことで、取り付けカバー60を受信機本体10にネジ固定できる。さらに、カバー本体61の底面には、設置面に沿って延びる固定片61dが形成されており、取り付けネジ22を、この固定片61dに設けられたネジ孔61eに挿通させ、設置面にネジ込むことで、取り付けカバー60を設置面にネジ固定できる。
一方、カバー本体61の上面には、電源プラグ70に対応する位置及び形状で、背面側に開口を有するスリット61fが形成されており、取り付けカバー60を受信機本体10に取り付ける際に、このスリット61fに電源プラグ70を背面側から挿通できる。また、カバー本体61の上面には、設置面に沿って延びる固定片61gが形成されており、取り付けネジ22を、この固定片61gに設けられたネジ孔61hに挿通させ、設置面にネジ込むことで、取り付けカバー60を設置面にネジ固定できる。なお、このような構造の取り付けカバー60の具体的製造方法は任意であるが、例えば、モールドにて一体成型することで、容易に製造を行うことができる。
次に、コネクタカバー62、63について説明する。コネクタカバー62は、アダプタ12とプラグ30との相互の離脱を防止するためのもので、カバー本体61の底面に一体に形成されている。このコネクタカバー62は、底面形状を略コ字状とされ、正面又は左右に延出する3つの規制片62a〜62cを備えて構成されている。このうち、規制片62aは、アダプタ12及びプラグ30の正面を略完全に覆うように形成されている。また、規制片62b、62cは、アダプタ12及びプラグ30の左右の側面を略完全に覆うように形成されている。従って、このコネクタカバー62にて、アダプタ12及びプラグ30の露出面のうち、設置面にて覆われる背面以外の3面全てをカバーでき、これらアダプタ12及びプラグ30に対するユーザの接触を防止できる。
一方、コネクタカバー63は、電源アダプタ15と電源プラグ70との相互の離脱を防止するためのもので、カバー本体61の上面に一体に形成されている。このコネクタカバー63は、略L字状に形成され、正面又は上面に延出する2つの規制片63a、63bを備えて構成されている。このうち、規制片63aは、電源プラグ70の正面の少なくとも一部を覆うように形成されている。また、規制片63bは、規制片63aの先端から背面に向けて屈曲されたもので、電源プラグ70の離脱方向への前方に延在され、この電源プラグ70の上面の少なくとも一部を覆う。従って、このコネクタカバー63にて、電源プラグ70の露出面のうち、正面及び上面をカバーでき、この電源プラグ70に対する接触を防止できる。また、規制片63bが電源プラグ70の離脱方向への前方に延在されているので、電源プラグ70が離脱方向へ引っ張られることを防止できる。
このような取り付けカバー60を用いた抜け止め構造は、下記のように施工される。すなわち、図15、16に示すように、取り付けカバー60のカバー本体61を受信機本体10に外側から被せ、カバー本体61の係止爪61aを受信機本体10の背面に係止させることで、取り付けカバー60を受信機本体10に仮固定できる。この作業を行うことで、自動的に、コネクタカバー62がアダプタ12及びプラグ30を略覆ってその離脱を防止し、また同時に、コネクタカバー63が電源プラグ70を略覆ってその離脱を防止する。この状態から、さらに取り付けネジ26を取り付けカバー60の底面から受信機本体10にネジ込むことで、取り付けカバー60を受信機本体10に確実にネジ固定できる。その後、取り付けネジ22を、取り付けカバー60の上下の固定片61d、61gを介して設置面にネジ込むことで、取り付けカバー60を設置面にネジ固定でき、このことによって受信機本体10を設置面に固定できる。
(実施の形態4の効果)
このように実施の形態4によれば、受信機本体10をカバーする取り付けカバー60を用いた場合においても、プラグ30や電源プラグ70の離脱を防止できる。さらに、コネクタカバー62、63を取り付けカバー60と一体に形成しており、従来のように独立した抜け止め用の部品を用いていないので、コネクタカバー62、63のみをユーザが取り外すことは不可能であるためにいたずら等によるプラグ30や電源プラグ70の引き抜きを一層確実に防止できると共に、屋内用光受信機4の設置作業効率を向上させることができ、さらには、コネクタカバー62、63の取り付け忘れを防止できる。また、取り付けカバー60に対する受信機本体10の固定を、係止固定とネジ固定という複数の固定方法で行っているので、取り付けカバー60から受信機本体10を取り外すことが一層困難になり、プラグ30や電源プラグ70の引き抜きを一層確実に防止できる。
〔実施の形態に対する変形例〕
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。例えば、ケーブルの抜けを完全に防止できない場合においても、この抜け止めの効果を従来より若干でも向上できている限りにおいて、本発明の課題が解決されている。
(各実施の形態の組合せ)
また各実施の形態にて示した構造は、相互に組合せることができる。例えば、実施の形態1の規制片を、実施の形態2にさらに加えてもよい。
(コネクタカバーについて)
コネクタカバーの具体的構造は、コネクタの構造に応じて変更可能である。例えば、コネクタ構造として、機器側コネクタをスライド移動することでケーブルを取り外す構造や、機器側コネクタに解除手段を設けて解除操作を行う構造を採用している場合には、ケーブル側コネクタではなく、機器側コネクタの離脱方向に規制片を延在させてそのスライドを規制するようにしてもよく、あるいは、機器側コネクタの底面や側方に規制片を延在させてその保持操作が困難になるようにすればよい。
この発明は、各種のケーブルを接続する必要がある電子機器に適用でき、電子機器からのケーブルの抜けを防止することに有用である。
本発明の実施の形態1に係る屋内用光受信機の全体斜視図である。 屋内用光受信機を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は底面図である。 屋内用光受信機の分解斜視図である。 取り付けベースを示す図であり、(a)は正面図、(b)は底面図である。 実施の形態2に係る屋内用光受信機の全体斜視図である。 屋内用光受信機を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は底面図である。 屋内用光受信機の分解斜視図である。 取り付けベースを示す図であり、(a)は正面図、(b)は底面図である。 実施の形態3に係る屋内用光受信機の全体斜視図である。 屋内用光受信機を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は底面図である。 屋内用光受信機の分解斜視図である。 取り付けベースを示す図であり、(a)は正面図、(b)は底面図である。 実施の形態4に係る屋内用光受信機の全体斜視図である。 屋内用光受信機を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は底面図、(d)は上面図ある。 底面側から見た屋内用光受信機の分解斜視図である。 上面側から見た屋内用光受信機の分解斜視図である。 取り付けカバーを示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は底面図、(d)は(a)のA−A矢視断面図、(e)は上面図である。
符号の説明
1、2、3、4 屋内用光受信機
10 受信機本体
11 筐体
12 アダプタ
13 接続端子
14 ネジ穴
15 電源アダプタ
20、40、50 取り付けベース
21、25、61e、61h ネジ孔
22、26 取り付けネジ
23、61a 係止爪
24、61d、61g 固定片
27、41、62、63 コネクタカバー
27a、41a 延出片
27b、41b、62a〜62c、63a、63b 規制片
27c 開口部
30 プラグ
31 ツマミ
51 カバーベース
51a 係止突起
52 カバーキャップ
52a 開口部
52b、61b、61c、61f スリット
60 取り付けカバー
61 カバー本体
70 電源プラグ
C1 光ファイバ
C2 同軸ケーブル
C3 電源ケーブル

Claims (7)

  1. 電子機器に設けた機器側コネクタと、ケーブルに設けたケーブル側コネクタとの、相互の接続状態を維持するためのコネクタ抜け止め構造であって、
    前記電子機器を設置面に取り付けるための取り付け手段に、前記機器側コネクタ又は前記ケーブル側コネクタの少なくとも一方の一側方に延出するコネクタカバーを設けたこと、
    を特徴とするコネクタ抜け止め構造。
  2. 前記取り付け手段は、前記電子機器を設置面との相互間に介在される取り付けベースであり、前記設置面に固定した取り付けベースに前記電子機器を固定可能としたこと、
    を特徴とする請求項1に記載のコネクタ抜け止め構造。
  3. 前記取り付け手段は、前記電子機器をその外側から略覆う取り付けカバーであり、前記電子機器を略覆った取り付けカバーを前記設置面に固定可能としたこと、
    を特徴とする請求項1に記載のコネクタ抜け止め構造。
  4. 前記コネクタカバーを、前記機器側コネクタ又は前記ケーブル側コネクタの離脱方向の前方に延在させたこと、
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のコネクタ抜け止め構造。
  5. 前記機器側コネクタ又は前記ケーブル側コネクタには、これら相互の接続の解除操作を行うための解除手段を設け、
    前記コネクタカバーにて、前記解除手段の少なくとも一部を略覆ったこと、
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のコネクタ抜け止め構造。
  6. 前記コネクタカバーにて、前記解除手段の側面のうち、相互に直交する2側面を略覆ったこと、
    を特徴とする請求項5に記載のコネクタ抜け止め構造。
  7. 前記コネクタカバーは、
    前記機器側コネクタを挿通するカバーベースと、
    前記カバーベースに着脱自在に取り付けられることにより、前記機器側コネクタと前記ケーブル側コネクタとの相互の接続箇所を略覆うカバーキャップとを備えること、
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のコネクタ抜け止め構造。
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