JP2007188683A - 電子機器 - Google Patents

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康裕 新銀
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Abstract

【課題】部材を追加することなく、前面パネルの貫通孔と当該貫通孔より一部が突出する面押しボタンとの間隙から光が漏れるのを抑制し、さらに、その間隙より静電気が侵入し内部に配置される基板や電子部品の誤作動や破損等の不具合が発生するのを抑制することができる面押しボタンを備えた電子機器を提供する。
【解決手段】前面パネル1と、台座部21、面押し部22、スイッチ押圧部23、ヒンジ部24、ボス孔25及び面押し部22の少なくとも一部を覆うように形成される遮断リブ26が備えられる面押しボタン2と、前面パネル1と平行に配置される基板3と、基板に取り付けられたスイッチ4と、基板3に取り付けられた発光ダイオード5と、発光ダイオード5より出射された光を導くための導光レンズ6とを備えたDVDプレーヤA
【選択図】図2

Description

本発明は、内部から外部への光漏れ及び外部から内部への静電気の侵入を抑制することができる面押しボタンを備えた電子機器に関するものである。
音響機器、映像機器等の電子機器は、前面に前記電子機器の操作を行うための面押しボタンを多数備えているものが多い。例えば前記電子機器がDVD(Digital Versatile Disc)プレーヤの場合、電源入/切、再生、停止、ディスク排出等の操作を行うことができる面押しボタンを有しており、各面押しボタンを押すことで該面押しボタンに関連付けられた操作を行うことができる。
図6に従来の電子機器の一例であるDVDプレーヤの正面図を示す。図6に示すDVDプレーヤBは、前面パネル91と、前面パネル91に形成されるDVDメディアの投入口Ihと、電源ボタン92nと、まき戻しボタン92r、停止ボタン92sと、再生(一時停止)ボタン92pと、早送りボタン92fと、DVDメディアを排出するためのメディア排出ボタン92eと、前面パネル91と平行に配置される基板93と、基板に取り付けられたスイッチ94と、基板91に取り付けられた発光ダイオード95と、発光ダイオード95より出射された光を導くための導光レンズ96とを備えている。
図7に図6に示すDVDプレーヤの断面図を、図8に図7に示す面押しボタンの正面図を示す。図7及び図8に示す面押しボタン92はここでは電源ボタン92pをモデルとしている。前面パネル91は、後述の面押しボタン92の面押し部922が突出するための貫通孔911と、貫通孔911の周縁部より内側に延びるリブ912と、貫通孔911の近くに形成され導光レンズ96を外部に露出させるためのレンズ露出孔913と、前面パネル91の背面より突出する取付ボス914とが備えられている。リブ912は、面押しボタン92が前面パネル91に取り付けられたときに、前面パネル91と近接すると共に、接触しないように形成される。
図7及び図8に示すように、面押しボタン92は前面パネル91の背面に取り付けられるものであり、矩形の平板状の台座部921と、台座部921の一方の端部の近傍より突出する円柱状の面押し部922と、台座部921の面押し部922が突出するのと反対側の面より突出し基板93に取り付けられたスイッチ94を押圧するスイッチ押圧部923と、台座部921の他方の端部に一体的に連結され台座部921とボス孔923とを連結し、台座部921の厚みよりも薄いヒンジ部924と、前面パネル91の背面より突出する後述の取付ボス914と係合するボス孔925とが形成されている。
面押しボタン92は、ボス孔925を取付ボス914に外嵌させ、取付ボス914のボス孔925より露出した部分を加熱し溶融させてボス孔925に付着させ硬化することで、溶着し、前面パネル91の背面に取り付けられる。前面パネル91に取り付けられた面押しボタン92は、面押し部922の貫通孔911より露出した部分を押すことで、ヒンジ部924がたわみ、スイッチ押圧部923がスイッチ94を押圧する。
導光レンズ96は一方の端部に発光ダイオード95と対面する入光部961と、他方の端部に前面パネル91に設けられているレンズ露出孔913より露出する出光部962とが形成されている。発光ダイオード95はDVDプレーヤBの電源が投入されているかどうか表示するものであり、例えば電源が切断されている場合赤色の光が、電源が投入されている場合、緑色の光が出射されるものである。導光レンズ96は入光部961に凹凸を有するシボ加工が施されている。シボ加工は入光部961より入射する光の方向を産卵させるものであり、出光部962より出射する光を拡散させ、広い範囲で光を認識できるようにしている。
また、図7に示す面押しボタン92では、面押しボタン92の面押し部922と前面パネル91の貫通孔911との隙間より面押しボタン92を押すユーザの指先より放電される静電気が侵入し、基板93や基板93に取り付けられたスイッチ94に影響し、誤作動や故障の原因になる。面押しボタン92は絶縁体である樹脂の一体成型で形成されるものであり、リブ912を設けることで静電気の流れる経路(矢線Ar9で示す)を長くすることができる。
このとき、導光レンズ96の側周面では導光レンズ96内部を透過する光の多くを反射するように形成されているが、その光はわずかながら反射せずに外部に透過する。この導光レンズ96より透過した光(図中矢線Ar8)が、前面パネル91と面押しボタン92との隙間より漏れやすい。その光漏れを抑制するために前面パネル91にリブ912が形成されている。
また、この光漏れ、静電気の放電による不具合を解消するために、特開2002−207432号公報に記載の発明では、表示部と同一面にデッドスペースとなる非表示部が広がる表示装置が取り付けられる操作パネルにおいて、ヒンジにより支持される操作つまみを非表示部と重なるように配置すると共に操作つまみと非表示部との間にシールド板を配置することで、遮光すると共に静電気の侵入を抑制するものが示されている。
特開2002−207432号公報
しかしながら、DVDプレーヤBでは、リブ912が形成されているが、光の回折による光漏れを十分に抑制することができず、例えば、暗い雰囲気中にDVDプレーヤBが配置されると、レンズ露出孔913からの光以外にも導光レンズ96より漏れた光が面押しボタン92(ここでは、電源ボタン92p)と貫通孔911との間隙より漏れる。貫通孔911と面押し部922の間隙から侵入する静電気は図中矢線Ar9で示す経路を通って流れる。DVDプレーヤBではこの矢線Ar9が短く静電気が侵入しやすい。
特開2005−50750号公報に記載の発明では、光漏れ及び静電気の侵入を抑制することができるが、面押しボタン以外に、フロントパネルと基板又は基板上に配置される電子部品の間にシールド板を配置しなくてはならず、構成部材が増えることで、部材の製造コスト及び組み立てコストが高くなる。また、シールド板を配置するスペースが必要であり、コンパクトに製造するのが難しくなる。
そこで本発明は、部材を追加することなく、前面パネルの貫通孔と当該貫通孔より一部が突出する面押しボタンとの間隙から光が漏れるのを抑制し、さらに、その間隙より静電気が侵入し内部に配置される基板や電子部品の誤作動や破損等の不具合が発生するのを抑制することができる面押しボタンを備えた電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、前面から背面に貫通した貫通孔と、前記貫通孔の縁を背面側に折り曲げることで形成されたリブと、前記貫通孔と近接した場所に形成され前面から背面に貫通したレンズ露出孔と、背面側に突出する取付ボスとを具備した前面パネルと、少なくとも発光ダイオードとスイッチとが実装され前記前面パネルに対して平行に配置された基板と、平板形状の台座部と、前記台座部より一体的に突出した面押し部と、前記台座部の一方の端部近傍から少なくとも一部が前記面押し部と反対側に一体的に突出し先端部が前記スイッチと対向するスイッチ押圧部と、前記台座部の他方の端部に該台座部の厚みよりも薄く且つ該他方の端部の一部と一体的に連結するヒンジ部と、前記ヒンジ部と一体的に連結するとともに前記取付ボスに挿着されるボス孔とを具備する面押しボタンと、前記台座部の前記一方の端部に近接して配置され、一方の端面に凹凸が形成され前記発光ダイオードより出射された光が入射すると共に他方の端面が前記レンズ露出孔より露出し前記入射した光をレンズ露出孔より外部に導く柱状の導光レンズとを備え、前記面押しボタンは前記面押し部と前記導光レンズとの間に、前記台座部より前記面押し部から距離を開けて該面押し部と同じ方向に一体的に突出した半円筒状の遮断リブを有しており、前記面押しボタンを前記ボス孔を前記取付ボスに挿着し固定することで、前記面押し部の一部が前記貫通孔より前記前面パネルの外側に露出し、前記貫通孔及び前記リブの内側に非接触状態になるように且つ前記遮断リブが前記リブの外側に非接触状態になるように固定されることを特徴とする。
上記目的を達成するために本発明は、前面から背面に貫通した貫通孔と、前記貫通孔の縁を背面側に折り曲げることで形成されたリブと、背面側に突出する取付ボスとを具備した前面パネルと、少なくともスイッチが実装された基板と、平板形状の台座部と、前記台座部より突出する面押し部と、前記台座部の一方の端部近傍から少なくとも一部が前記面押し部と反対側に一体的に突出し先端部が前記スイッチと対向するスイッチ押圧部と、前記台座部の他方の端部に一体的に連結し弾性変形するヒンジ部と、前記ヒンジ部と一体的に連結するとともに前記取付ボスに外嵌するボス孔とを具備する面押しボタンと、前記面押しボタンは、前記台座部より前記面押し部から距離を開けて該面押し部と同じ方向に一体的に突出し、前記面押し部の前記台座部の端部と近接する部分を囲むように形成される遮断リブを有し、前記面押しボタンを前記ボス孔を前記取付ボスに挿着し固定することで、前記面押し部の一部が前記貫通孔より前記前面パネルの外側に露出し、前記貫通孔及び前記リブの内側に非接触状態になるように且つ前記遮断リブが前記リブの外側に非接触状態になるように固定されることを特徴とする。
上記構成において、前記前面パネルには、前記貫通孔と近接した場所に形成され前面から背面に貫通したレンズ露出孔が設けられており、前記台座部に近接して配置され、一方の端面に凹凸が形成され前記発光体より出射された光が入射すると共に他方の端面が前記レンズ露出孔より露出し前記入射した光をレンズ露出孔より外部に導く柱状の導光レンズとを備えており、前記遮断リブが前記面押し部の前記導光レンズから漏れる光が照射される部分及び前記台座部の端部と近接する部分を囲むように形成されていてもよい。
上記構成において、前記遮断リブは前記面押しボタンが前記前面パネルに取り付けられたときに前記リブを一定の間隔をあけて覆う形状を有していてもよい。
本発明によると、部材を追加することなく、前面パネルの貫通孔と当該貫通孔より一部が突出する面押しボタンとの間隙から光が漏れるのを抑制し、さらに、その間隙より静電気が侵入し内部に配置される基板や電子部品の誤作動や破損等の不具合が発生するのを抑制することができる面押しボタンを備えた電子機器を提供することができる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1に本発明にかかる電子機器の一例の正面図を示す。図1に示す電子機器はそれには限定されないが、ここではDVDプレーヤである。図1に示すDVDプレーヤAは、前面パネル1と、前面パネル1に形成されたDVDメディアの投入口Ihと、電源ボタンPwと、停止ボタンSpと、再生(一時停止)ボタンPsと、早送りボタンFfと、巻き戻しボタンRwと、DVDメディアを排出するためのメディア排出ボタンEjと、前面パネル1とを備えている。電源ボタンPw、停止ボタンSp、再生(一時停止)ボタンPs、早送りボタンFf、巻き戻しボタンRw及びメディア排出ボタンEjは後述する面押しボタン2と同様の構造を有している。
図2に本発明にかかる電子機器の面押しボタンが取り付けられた要部の拡大断面図を、図3に本発明にかかる電子機器に用いられる面押しボタン単体の正面図を示す。図2に示す面押しボタン2は、それには限定されないがここでは図1に示す電源ボタンPwである。面押しボタン2は前面パネル1の背面に取り付けられるものである。図2に示すように電子機器は前面パネル1と、面押しボタン2と、前面パネル1と平行に配置される基板3と、基板に取り付けられたスイッチ4と、基板3に取り付けられた発光ダイオード5と、発光ダイオード5より出射された光を導くための導光レンズ6とを備えている。
前面パネル1はそれには限定されないが、ここでは絶縁性を有する樹脂の一体成形で製造されるものである。図2に示すように、前面パネル1には、前面から背面に貫通した貫通孔11と、貫通孔11の縁を背面側に折り曲げることで形成されたリブ12と、貫通孔11と近接した場所に形成され前面から背面に貫通したレンズ露出孔13と、前面パネル1の背面より突出する取付ボス14とが備えられている。レンズ露出孔13は貫通孔11に対して図中上方(換言すると、面押しボタン2の面押し部22と近接する位置)に形成され、後述する導光レンズ6の出光部62が貫通するとともに外部に露出する(図2参照)。
面押しボタン2はそれには限定されないが、ここでは絶縁性を有する樹脂の一体成形で製造されるものである。図2、図3に示すように面押しボタン2は矩形の平板状の台座部21と、台座部21より突出する面押し部22と、面押し部22が突出するのと反対側に突出するスイッチ押圧部23と、台座部21の端部に一体的に連結するヒンジ部24と、ヒンジ部24と連結し前面パネル1の背面より突出する後述の取付ボス14に外嵌されるボス孔25と、面押し部22の少なくとも一部を覆うように形成される遮断リブ26が備えられている。
面押し部22は、台座部21と一体に形成された円筒形状を有するものであり、突出する先端部221は閉じた平面形状を有している。スイッチ押圧部23は一部が面押し部22及び面押し部22の先端部221と一体に、他の部分が台座部21と一体に形成されており、複数の板状の部材を重ね合わせた形状を有している。スイッチ押圧部23はヒンジ部24に対して面押し部22よりも遠い部分に形成されている。
図3に示すように、遮断リブ26は台座部21から一体的に突出するものであり、面押し部22に対してヒンジ部24が配置されているのと反対側に配置されるものである。遮断リブ26はそれには限定されないが、ここでは、半円筒形状(軸周りの中心角度が180°)で形成されており、半円筒部の曲率の中心が面押し部22の中心軸と一致するように形成されている。また図2、図3に示すように、ヒンジ部24は台座部21の厚みよりも薄く形成されており、台座部21の一部と連結している。すなわち、ヒンジ部24の断面積は面押しボタン2の他の部分(例えば、台座部21等)の断面積よりも小さく形成されており、このように形成されることで、面押し部22が押されたときには常にヒンジ部24がたわむようにっている。
図2に示すように基板3は前面パネル1と平行に配置されるものであり、配線パターン(図示省略)が形成された配線パターン面31と電子部品(例えば、スイッチ4、発光ダイオード5等)が実装される実装面32とを有している。基板3にはスイッチ4、発光ダイオード5が取り付けられている。スイッチ4及び発光ダイオード5以外の電子部品も取り付けられているが、ここでは図示を省略している。スイッチ4及び発光ダイオード5は基板3に形成されたスルーホール(基板3を配線パターン面31から電子部品実装面32に貫通する孔。図示省略)に端子を電子部品実装面32側から挿入し配線パターン面31に形成された配線パターンにはんだ付けすることで、基板3に固定されるとともに端子を配線パターンに電気的に接続される。
発光ダイオード5はそれには限定されないが、ここでは、DVDプレーヤAに電源が投入されているかどうか表示するものである。発光ダイオード5は例えば電源が切断されている場合赤色の光が、電源が投入されている場合、緑色の光が出射されるものである。スイッチ4としてはそれには限定されないが、ここでは、軸方向に押下されることでON/OFFを切り替えるタクトスイッチである。
導光レンズ6はガラス、アクリル等の光を導く素材からなる。導光レンズ6は一方の端部に基板に取り付けられた発光ダイオード5と対面する入光部61と、他方の端部に前面パネル1に形成されているレンズ露出孔13より露出する出光部62とが形成されている。発光ダイオード5より出射する光は指向性が高く拡散しにくいので、導光レンズ6に入射するときに拡散させるために、入光部61に凹凸を形成するシボ加工が施されている。入光部61にシボ加工が施されていることで、導光レンズ6の入光部61より入光する光の指向性は低くなり、拡散した光が導光レンズ6内部を透過する。
図2に示すように、面押しボタン2は、前面パネル1の背面側からボス孔25が取付ボス14を外嵌するように配置し、取付ボス14のボス孔25より露出した部分を溶着することで前面パネル1の背面側に取付固定される。面押しボタン2を前面パネル1の背面側に取り付けることで、面押し部22は貫通孔11及びリブ12と非接触で、その先端部221が貫通孔11より前面パネル1の前面側に露出する。
面押しボタン2のボス孔25が固定された状態で面押し部22の貫通孔11より露出した先端部221を押すと、ヒンジ部24がたわみ、面押し部22、台座部21及びスイッチ押圧部23が背面側に傾倒しスイッチ押圧部23が基板3に取り付けられるスイッチ4を押圧する。このとき、スイッチ押圧部23がヒンジ部24に対して面押し部22よりも遠くに形成されているので、面押し部22が押される量に対し、スイッチ押圧部23の移動量を大きくすることができる。
またこのとき、台座部21はリブ12の背面側の先端部と近接するとともに接触しないように配置される。さらに、遮断リブ26はリブ12の外側を覆うように配置されており、遮断リブ26の先端部261は前面パネル1の背面部と近接するとともに接触しないように配置されている。
図2に示すようにレンズ露出孔13は貫通孔11に対して図中上方(換言すると、面押しボタン2の面押し部22に近接した位置)に形成され、導光レンズ6の出光部62が貫通するとともに外部に露出する。導光レンズ6は図示を省略した取付ステーにて保持されることで、前面パネル1に脱落しないように固定されるものである。
導光レンズ6の入光部61より入射した光は、入光部61及び出光部62以外の側周面の内側で反射して、出光部62まで導かれる。このとき、側周面の内側で反射するときに光はその一部が導光レンズ6の外部に漏れる。すなわち、図2の矢印Ar1で示す方向に漏れた光が照射される。このとき、遮断リブ26とリブ12とが光の照射方向に対し重なるように配置されており、漏れた光はもともと光量も少ないので、遮断リブ6とリブ12とで二重に遮られることで、面押し部22と貫通孔11及びリブ12との間隙t1から光が漏れるのを抑制することができる。
また、電子機器の出荷前検査として、静電試験と呼ばれる試験が行われる。この試験は面押し部22と貫通孔11及びリブ12との間隙t1の前面側から通常使用時に発生するであろう静電気を放電し、内部の基板3、スイッチ4、発光ダイオード5等の内部に配置された電子部品に、動作不良、故障や破損等の不具合が発生しないか調査するものである。
面押しボタン2は樹脂の一体成形にて製造されるものであり、電気を通さない。そこで静電気は、間隙より進入し面押しボタン2と前面パネル1の間に形成された隙間の空間を伝い、台座部21を回り込んで背面側に流れようとする。とくに、図中上部は台座部21の端部が面押し部22が突出する部分と近接しており、静電気の通過するルートの距離(静電距離という)が短く静電気が流れやすい。しかし、DVDプレーヤAでは遮断リブ26とリブ12とが折り重なるように形成されており、静電気が通過するルートは図中矢線Ar2で示すように複数の屈曲部を有しており静電距離が長くなるので、静電気が流れるのを抑制することができ、静電試験を行っても基板3、スイッチ4、発光ダイオード5等のDVDプレーヤAの内部に配置された電子部品に不具合が発生しない。
静電試験を行った結果不具合が発生しないことがわかると、通常使用時に前面パネル1の外部より放電される静電気による不具合は発生しにくくなり、それだけ、DVDプレーヤAの信頼性を高めることができる。また、静電距離が長くなるように前面パネル1及び面押しボタン2を形成しているので、面押し部22を押そうとしているユーザの指から、ユーザの体に溜まった静電気がDVDプレーヤAに流れたり、DVDプレーヤA内部に溜まった静電気が面押し部22を押そうとしているユーザの指に流れたりするのを抑制することができるので、ユーザにとって不快な静電気による刺激を受けるのを抑制することが可能である。
上記実施例において、電源ボタンPwの例を挙げて説明したが、それに限定されるものではなく、それ以外のボタンについても、光漏れ及び(又は)静電気の侵入の抑制を行うための遮断リブを備えた面押しボタンを採用してもよい。
図4に本発明にかかる電子機器に用いられる面押しボタンの他の例の正面図を示す。図4に示す電子機器は導光レンズ6の位置と面押しボタン2の遮断リブ27の位置が異なるのみであり、それ以外は図2に示す電子機器と同じ部分を有しており、実質上同じ部分には同じ符号が付してある。
図4に示すように、導光レンズ6は面押しボタン2からみて、真上よりずれた位置に配置されている。面押しボタン2の遮断リブ27は導光レンズ6より漏れる光を遮断するために配置されるので、面押しボタン2を前面パネル1に配置したときに、導光レンズ6より漏れた光が面押し部22に照射する範囲を覆うように遮断リブ27を形成する。また、遮断リブ27は静電気の侵入を抑制するために静電距離を伸ばすように配置されるものであり、面押し部22の台座部21との接続部と台座部21の端部との距離が短い部分も覆うような形状に形成される。すなわち、図4に示すような正面から見て少し傾いた軸線方向に切断した円筒形状に形成される。
図5に本発明にかかる電子機器に用いられる面押しボタンのさらに他の例の正面図を示す。図5に示す面押しボタン2は遮断リブ28が異なる以外は面押しボタン2と同じ部分を備えており、実質上同じ部分には同一の符号がふしてある。図5に示すように遮断リブ28は軸方向に切断した円筒形状に限定されるものではなく、リブ12の形状に合わせてリブ12を非接触で囲む形状のものを広く採用することができる。さらに言うと、遮断リブ27は完全にリブ12に沿って配置される必要はなく、遮断リブ28とリブ12が間隙をあけて配置されるものを広く採用することができる。
上記実施例において、面押しボタンを利用した電子機器としてDVDメディアの再生を行うDVDプレーヤAを採用しているが、それに限定されるものではなく、面押しボタンを用いて操作を行う電子機器(例えば、VTR、CD、TV受像機等)を広く採用することができる。また、面押しボタン2の面押し部22は正面視(正面から見て)円形状のものを例に説明しているが、それに限定されるものではなく、楕円形状、矩形状等、ユーザが認識しやすく、押しやすい形状のものを広く採用することができる。
本発明の面押しボタンは、VTR、DVD、CD、LD等の面押しボタンを用いて操作を行うことができる電子機器において適用することができる。
本発明にかかるDVDプレーヤの一例の正面図である。 本発明にかかる電子機器の面押しボタンが取り付けられた要部の拡大断面図である。 本発明にかかる電子機器に用いられる面押しボタン単体の正面図である。 本発明にかかる電子機器に用いられる面押しボタンの他の例の正面図である。 本発明にかかる電子機器に用いられる面押しボタンのさらに他の例の正面図である。 従来のDVDプレーヤの一例の正面図である。 図6に示すDVDプレーヤの断面図である。 図7に示す面押しボタンの正面図である。
符号の説明
1 前面パネル
11 貫通孔
12 リブ
13 レンズ露出孔
14 取付ボス
2 面押しボタン
21 台座部
22 面押し部
23 スイッチ欧亜粒
24 ヒンジ部
25 ボス孔
26、27、28 遮断リブ
3 基板
4 スイッチ
5 発光ダイオード
6 導光レンズ

Claims (4)

  1. 前面から背面に貫通した貫通孔と、前記貫通孔の縁を背面側に折り曲げることで形成されたリブと、前記貫通孔と近接した場所に形成され前面から背面に貫通したレンズ露出孔と、背面側に突出する取付ボスとを具備した前面パネルと、
    少なくとも発光ダイオードとスイッチとが実装され前記前面パネルに対して平行に配置された基板と、
    平板形状の台座部と、前記台座部より一体的に突出した面押し部と、前記台座部の一方の端部近傍から少なくとも一部が前記面押し部と反対側に一体的に突出し先端部が前記スイッチと対向するスイッチ押圧部と、前記台座部の他方の端部に該台座部の厚みよりも薄く且つ該他方の端部の一部と一体的に連結するヒンジ部と、前記ヒンジ部と一体的に連結するとともに前記取付ボスに挿着されるボス孔とを具備する面押しボタンと、
    前記台座部の前記一方の端部に近接して配置され、一方の端面に凹凸が形成され前記発光ダイオードより出射された光が入射すると共に他方の端面が前記レンズ露出孔より露出し前記入射した光をレンズ露出孔より外部に導く柱状の導光レンズとを備え、
    前記面押しボタンは前記面押し部と前記導光レンズとの間に、前記台座部より前記面押し部から距離を開けて該面押し部と同じ方向に一体的に突出した半円筒状の遮断リブを有しており、
    前記面押しボタンを前記ボス孔を前記取付ボスに挿着し固定することで、前記面押し部の一部が前記貫通孔より前記前面パネルの外側に露出し、前記貫通孔及び前記リブの内側に非接触状態になるように且つ前記遮断リブが前記リブの外側に非接触状態になるように固定されることを特徴とする電子機器。
  2. 前面から背面に貫通した貫通孔と、前記貫通孔の縁を背面側に折り曲げることで形成されたリブと、背面側に突出する取付ボスとを具備した前面パネルと、
    少なくともスイッチが実装された基板と、
    平板形状の台座部と、前記台座部より突出する面押し部と、前記台座部の一方の端部近傍から少なくとも一部が前記面押し部と反対側に一体的に突出し先端部が前記スイッチと対向するスイッチ押圧部と、前記台座部の他方の端部に一体的に連結し弾性変形するヒンジ部と、前記ヒンジ部と一体的に連結するとともに前記取付ボスに外嵌するボス孔とを具備する面押しボタンと、
    前記面押しボタンは、前記台座部より前記面押し部から距離を開けて該面押し部と同じ方向に一体的に突出し、前記面押し部の前記台座部の端部と近接する部分を囲むように形成される遮断リブを有し、
    前記面押しボタンを前記ボス孔を前記取付ボスに挿着し固定することで、前記面押し部の一部が前記貫通孔より前記前面パネルの外側に露出し、前記貫通孔及び前記リブの内側に非接触状態になるように且つ前記遮断リブが前記リブの外側に非接触状態になるように固定されることを特徴とする電子機器。
  3. 前記前面パネルには、前記貫通孔と近接した場所に形成され前面から背面に貫通したレンズ露出孔が設けられており、
    前記台座部に近接して配置され、一方の端面に凹凸が形成され前記発光体より出射された光が入射すると共に他方の端面が前記レンズ露出孔より露出し前記入射した光をレンズ露出孔より外部に導く柱状の導光レンズとを備えており、
    前記遮断リブが前記面押し部の前記導光レンズから漏れる光が照射される部分及び前記台座部の端部と近接する部分を囲むように形成されることを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記遮断リブは前記面押しボタンが前記前面パネルに取り付けられたときに前記リブを一定の間隔をあけて覆う形状を有することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の電子機器。
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