JP2007188111A - 現像装置、及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 現像ドクタ先端の現像スリーブ41s表面への対向位置を、現像ローラ表面上での1つの法線方向磁束密度最大値max(Bmy)と対応する法線方向磁束密度分布範囲であって、法線方向磁束密度Bmyが、上記max(Bmy)の1/2以上であり、かつBmyが最大値となる現像ローラ表面位置の現像剤搬送方向下流側に現像ローラ41の表面上で測定し得る接線方向磁束密度Bmxの最大値を有する接線方向磁力の接線方向磁束密度分布範囲であり、かつBmyがBmx以上である位置に設定している。これによって、上記現像スリーブへの現像剤汲み上げ量の安定化と現像剤の劣化を抑え、現像剤の摩擦帯電量の適正化を実現する。
【選択図】 図1
Description
一方、磁性体による磁気拘束力が不足すると、キャリアのカーテンを形成できなくなって、磁性体がトナーの摩擦帯電促進に寄与されなくなってしまう。
また、その第二の目的とするところは、現像剤規制部材の先端に磁性体を有する構成において、磁性体による磁気拘束力の適正化を図ることができる現像装置を提供することである。
(1)法線方向磁束密度Bmyが、上記磁束密度最大値max(Bmy)の1/2以上である。
(2)法線方向磁束密度Bmyが最大値となる該現像剤担持体表面位置の現像剤搬送方向下流側に現像剤担持体の表面上で測定し得る接線方向磁束密度Bmxの最大値を有する接線方向磁力の接線方向磁束密度分布範囲である。
(3)法線方向磁束密度Bmyが接線方向磁束密度Bmx以上である。
ここで、現像剤担持体表面における磁束密度最大値max(Bmy)は、一般的に600×10−4[T]以上である。本発明においても、磁束密度最大値max(Bmy)をこの値以上としている。
また、法線方向磁束密度Bmyが最大値となる該現像剤担持体表面位置の現像剤搬送方向下流側で現像剤担持体表面上における接線方向磁束密度Bmxの最大値を有する接線方向磁力(以下、下流側接線方向磁力という)の接線方向磁束密度分布範囲とすることで、接線方向磁力密度Bmxが0より大きくなるようにし、現像剤の過剰な摩擦を抑えて現像剤の汲み上げ量を適正化して現像剤の搬送性を維持できるようにする。これに加えて、法線方向磁束密度が最大値となる現像剤担持体表面位置に対して上流側でなく下流側に隣接している接線方向磁力の及ぶ範囲に規制部材を対向させ、規制部材のすぐ上流側で法線方向磁束密度分布が高くなるようにし、規制位置の現像剤搬送方向上流側に現像剤滞留保持部を確実に形成できるようにする。これにより、トナーを良好に摩擦帯電できるようにする。
また、法線方向磁束密度Bmyを接線方向磁束密度Bmx以上となるようにし、接線方向磁力が法線方向磁力よりも高い場合に生じるトナーの摩擦帯電量の不足を防止する。
そして、これら法線方向磁束密度Bmyと接線方向磁束密度Bmxとの条件を全て満たす現像剤担持体表面位置に現像剤規制部材先端を対向させることによって、現像剤滞留部を適度に形成して良好なトナーの摩擦帯電を行うことができるようにする。
上記リボルバー現像装置420は、図2に示すように、BK現像器420K、C現像器420C、M現像器420M、Y現像器420Yと、これらを保持する現像器保持体420Aと、現像器保持体420Aを矢印で示す如く反時計回りの向きに回転させるリボルバー回転駆動部(図示省略)などからなる。
すなわち、上記現像ドクタ44に対向する磁極の現像ローラ表面での法線方向磁力が接線方向磁力よりも高すぎると、現像剤の搬送能力が、現像スリーブの表面形状や磁性粒子の表面形状の摩耗の度合により大きく影響されて、現像剤汲み上げ量が大きく変動してしまう。また、この場合には、現像スリーブ41sに保持される現像剤保持量が多くなるため、現像剤どうしの間で過剰な摩擦が生じ、現像剤のスペント化という現像剤の劣化を招くことになる。
(1)法線方向磁束密度Bmyが、上記磁束密度最大値max(Bmy)の1/2以上である。
(2)法線方向磁束密度Bmyが最大値となる現像ローラ表面位置の現像剤搬送方向下流側に現像ローラ41の表面上で測定し得る接線方向磁束密度Bmxの最大値を有する接線方向磁力の接線方向磁束密度分布範囲である。
(3)法線方向磁束密度Bmyが接線方向磁束密度Bmx以上である。
である。ここで、上記max(Bmy)とは、その磁力を発している磁極の現像ローラ表面における法線方向磁束密度Bmyの最大値である。これによって、上記現像スリーブ41sへの現像剤汲み上げ量の安定化と現像剤の劣化を抑え、トナーの摩擦帯電量の適正化を図る。
そして、現像ドクタ先端の対向位置となる上記条件(1)〜(3)の全ての条件を満たす範囲は図中斜線Zの領域である。但し、本実施形態においては、P4極のmax(Bmy)の値となる位置の接線方向磁束密度Bmxが0となるため、この境界を含まない。一方、もう一方の境界であるBmy=Bmxとなる位置は上記条件に当てはまるので含む。
一方、磁性体44aによる磁気拘束力が不足すると、キャリアのカーテンを形成できなくなって、磁性体44aがトナーの摩擦帯電促進に寄与されなくなってしまう。
図7は、本実施形態にかかる現像装置の説明図で、リボルバー現像装置420の現像器において図6における斜線Zの領域のうち法線方向磁束密度が600×10−4[T]の位置に現像ドクタ44を対向させたものである。また、磁性体44aは厚みが0.5[mm]のものを現像ドクタ44の現像スリーブ41sによる現像剤搬送方向上流側の面に設けている。このとき、現像スリーブ表面から現像ドクタ先端までの距離をD1、現像スリーブ表面から磁性体44a先端までの距離をD2とし、それらが、
0.3≦D2−D1≦1.0
の関係を満たすように磁性体44aの位置を決めている。これによって、現像ドクタ先端と磁性体先端との距離を0.3〜1.0[mm]の範囲内にしている。
これは、距離fが0.3[mm]より狭いと、磁性体44aによるキャリアの拘束力が強まり、キャリアの表面鏡面化や現像スリーブ表面へのトナーフィルミングによる摩擦抵抗の低下によって現像剤の搬送性が大きく悪化するためである。
本実施形態においては、これらの不具合が生じないように、距離fを0.3〜1.0[mm]の範囲にしている。
図9は、磁性粒子の粒径を35[μm],50[μm],65[μm]の3種類に変化させて形成した画像の粒状性を比較したグラフである。この粒状性は0〜5までのランクで示したもので、ランクが大きいほど画像上でのドット再現性が良く、ランクが小さいほどドット再現性が悪いことを示している。この図から、a(粒径65[μm])がランク2、b(粒径50[μm])がランク3、c(粒径35[μm])がランク4となり、粒径が小さいほどドット再現性が良好であることが分かる。
このことから、本実施形態のように磁性粒子に粒径が50[μm]以下のものを使用することは、高画質化に有効である。
(1)法線方向磁束密度Bmyが、上記磁束密度最大値max(Bmy)の1/2以上である。
(2)法線方向磁束密度Bmyが最大値となる現像ローラ表面位置の現像剤搬送方向下流側に現像ローラ41の表面上で測定し得る接線方向磁束密度Bmxの最大値を有する接線方向磁力の接線方向磁束密度分布範囲である。
(3)法線方向磁束密度Bmyが接線方向磁束密度Bmx以上である。
よって、現像剤の汲み上げ量の安定化や、現像剤の劣化防止、トナーの摩擦帯電量の適正化を実現でき、画像の高画質化を安定して実現することができる。
また、上記現像装置では、現像スリーブ表面から現像ドクタ先端までの距離D1と現像スリーブ表面から磁性体44a先端までの距離D2との関係が、
0.3≦D2−D1≦1.0
となる位置に磁性体44aを設けている。これによって現像ドクタ先端と磁性体先端との距離fを0.3〜1.0[mm]の範囲内にし、磁性体44aによる磁気拘束力の適正化を図ることができ、トナーの良好な摩擦帯電を得つつ、現像剤汲み上げ量を安定化させることができる。これは、距離fを、それより短いと磁性体44aによるキャリアの拘束力が強まりキャリアの表面鏡面化や現像スリーブ表面へのトナーフィルミングによる摩擦抵抗の低下によって現像剤の搬送性が大きく悪化する0.3[mm]以上にしているためであり、かつ、それを超えると磁性体44aによるキャリアのカーテンを良好に形成できなくなり磁性体44aがトナーの摩擦帯電促進に寄与されなくなってしまう1.0[mm]以下にしているためである。
また、上記現像装置に用いる現像剤は、磁性粒子に粒径が50[μm]以下のものを使用している。これによって、高画質化を図ることができる。これは、図9に示すように、粒径が小さいほど画像上のドット再現性が良くなる磁性粒子の粒径の上限を50[μm]に設定しているためである。
また、以上のような現像装置を用いた上記画像形成装置は、良好に帯電された適量のトナーにより良好な画像形成を行うことができる。また特に、磁性粒子に粒径が50[μm]以下のものを使用したことによって、画像上のドット再現性がよくなるため、粒径がそれより大きいものを用いた場合に比してより良好な画像を形成することができる。
41s 現像スリーブ
41m マグネットローラ
42,43 現像剤搬送スクリュ
44 現像ドクタ
44a 磁性体
45 現像ケーシング
100 画像形成装置
200 カラー画像読取部
300 カラー画像記録部
401 書き込み光学ユニット
414 感光体ドラム
414P Pセンサ
420 リボルバー現像装置(現像器ユニット)
420A 現像器保持体
420K BK現像器
420C C現像器
420M M現像器
420Y Y現像器
500 引き出しユニット
P1,P2,P3,P4,P5 マグネットローラの磁極
Bmx 現像スリーブ上の接線方向磁束密度
Bmy 現像スリーブ上の法線方向磁速密度
Claims (4)
- トナーと磁性粒子とからなる二成分現像剤を担持して像担持体と対向する現像領域へ該現像剤を搬送する現像剤担持体と、該現像剤担持体内部に設けられ法線方向磁力と接線方向磁力とを発生する磁界発生手段と、該現像剤担持体表面にギャップをもって対向配置されて該対向位置で該現像剤担持体によって該現像領域へ搬送される現像剤の量を規制する現像剤規制部材とを有する現像装置において、
上記現像剤担持体の表面上で測定し得る法線方向磁力の法線方向磁束密度Bmyにおける1つの磁束密度最大値max(Bmy)と対応する法線方向磁束密度分布範囲であって、次の(1)(2)及び(3)の条件を満足する該現像剤担持体表面位置に上記現像剤規制部材先端が対向するよう該現像剤規制部材を設けたことを特徴とする現像装置。
(1)法線方向磁束密度Bmyが、上記磁束密度最大値max(Bmy)の1/2以上である。
(2)法線方向磁束密度Bmyが最大値となる該現像剤担持体表面位置の現像剤搬送方向下流側に現像剤担持体の表面上で測定し得る接線方向磁束密度Bmxの最大値を有する接線方向磁力の接線方向磁束密度分布範囲である。
(3)法線方向磁束密度Bmyが接線方向磁束密度Bmx以上である。 - 請求項1の現像装置において、
上記現像剤規制部材として非磁性の現像剤規制部材を用い、該現像剤規制部材における上記現像剤担持体による現像剤搬送方向上流側の面に磁性部材を設け、該現像剤担持体表面から該現像剤規制部材先端までの距離をD1、該現像剤担持体表面から該磁性部材先端までの距離をD2とし、
0.3≦D2−D1≦1.0
の関係を満たす位置に該磁性部材を設けたことを特徴とする現像装置。 - 請求項1又は2の現像装置において、
上記磁性粒子の粒径を50[μm]以下としたことを特徴とする現像装置。 - 像担持体と、該像担持体の表面に潜像を形成する潜像形成手段と、該潜像形成手段により像担持体上に形成された潜像をトナー像化する現像手段と、該現像手段により像担持体上に形成されたトナー像を転写材上に転写する転写手段とを有する画像形成装置において、
上記現像手段として、請求項1,2,又は3の現像装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
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JP2007106722A JP2007188111A (ja) | 2007-04-16 | 2007-04-16 | 現像装置、及び画像形成装置 |
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JP2009092883A (ja) * | 2007-10-05 | 2009-04-30 | Sharp Corp | 現像装置、画像形成装置 |
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2007
- 2007-04-16 JP JP2007106722A patent/JP2007188111A/ja active Pending
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