JP2007186041A - クローラ装置およびその組立方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 クローラ装置において、無端状の抗張部材を含んだクローラベルトの緩みを簡単な構造で防止できるようにする。
【解決手段】 クローラ装置は、前後に延びる左右一対の側板10を有している。側板10は、前後に離れて配置された第1,第2板部11,12と、これら第1,第2板部を連結する連結部材13とを備えている。左右の第1板部11間に前側ホイールが組み込まれ、左右の第2板部12間に後側ホイールが組み込まれている。ホイール間にはクローラベルトが掛け渡されている。このクローラベルトは弾性材料からなる無端状のベルト本体と無端状のスチールベルト(抗張部材)とを含んでいる。連結部材13は楔部13aと鍔部13bを有している。楔部13aが第1板部11の後縁と第2板部12の前縁との間に入り込み、楔部13aの両側の楔面13xが、板部11,12の傾斜した受面11x,12xに当たり、鍔部13bが板部11,12の外面に当たっている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ロボット等の足回り部に用いられるクローラ装置及びクローラ装置の組立方法に関する。
小型軽量のロボット等に用いられるゴム製のクローラベルトが開発されている。しかし、このクローラベルトは、長期使用により伸びて弛みが生じ、ホイールから離脱する欠点がある。また、強度が低いため断裂することもある。この欠点を克服するために、特許文献1に記載するように、金属薄帯等からなる無端状の抗張部材をクローラベルトのゴム製ベルト本体に埋め込んで補強をする技術が開発されている。
国際公開WO2005/049414号公報
特許文献1に開示されたクローラ装置では、クローラベルトが抗張部材を含んでいるので、微小量しか伸び縮みせず、そのためホイールを正確に位置決めしてクローラベルトの弛みを無くす必要がある。上記特許文献1には記述されていないが、通常はホイールを正確に位置決めできないので、前後のホイール間に配置されたテンショナー機構によりホイール間距離を広げるように付勢し、クローラベルトを緊張させる必要がある。しかし、このテンショナー機構は、クローラ装置の重量を増大させる欠点があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、(ア)前後に延びる一対の側板と、(イ)上記一対の側板の前端部間,後端部間にそれぞれ回転可能に支持された前後のホイールと、(ウ)弾性材料からなる無端状のベルト本体と無端状の抗張部材とを含み上記前後のホイール間に掛け渡されたクローラベルトと、を備えたクローラ装置において、上記一対の側板の各々が、前後に離れて配置された第1,第2板部と、これら第1,第2板部を連結する連結部材とを備え、上記連結部材が楔部を有し、この楔部が第1板部の後縁と第2板部の前縁との間に入り込んでいることを要旨とする。
上記構成によれば、前後のホイールがそれぞれ装着された第1,第2板部間に楔部を有する連結部材を介在させたので、クローラベルトが掛け渡された状態で前後のホイール間の距離を設定することができ、クローラベルトの弛みを排除することができる。しかもテンショナー機構が不要なので軽量化,構成の簡略化を図ることができる。また、側板が楔構造を持つので、クローラ装置の幅が広くても支障がない。
好ましくは、上記楔部の両側面は、クローラ装置の内部に向かうにしたがって互いの間隔が狭まるように傾斜した一対の楔面となり、上記側板の第1板部の後縁と第2板部の前縁が、上記楔面と等しい傾斜角度の受面を有し、これら第1,第2板部の受面に上記楔部の楔面が当接する。
この構成によれば、楔面と受面の面接触により、連結部材を第1,第2板部に押し込む際に楔部による楔作用を安定して行なうことができる。また、連結部材と第1,第2板部との連結強度を高めることができる。
好ましくは、上記連結部材が上記楔部の両側に一対の鍔部を有し、これら一対の鍔部が、上記第1板部と第2板部の外面に当接しかつ固定されている。
これにより、楔部の押し込み量を正確に決定でき、ひいては前後のホイール間の距離を高精度で設定することができ、クローラベルトの緩み防止をより一層確実に行うことができる。また、連結部材と第1,第2板部との連結強度を高めることができる。
好ましくは、上記第1板部の後縁,第2板部の前縁および上記連結部材が垂直に延び、 上記楔部が上記連結部材の上下端部を除く領域に形成され、連結部材はさらに、楔部の上方および下方に配置された一対の位置決め部を有し、この位置決め部が楔部の両側から張り出しており、上記第1板部の後縁と第2板部の前縁の上下端部には切欠が形成され、この切欠の平坦な底面が位置決め面として提供され、これら上下の位置決め面に上記連結部材の上下の位置決め部がそれぞれ当接する。
これによれば、位置決め部と位置決め面との当接により、連結部材を第1,第2板部に対して上下方向に位置決めできるので、連結部材の第1,第2板部に対する連結作業を円滑に行なうことができる。また、連結部材と第1,第2板部との連結強度を高めることができる。
クローラ装置を組み立てる場合、上記一対の側板の第1板部に前側ホイールを回転可能に組み込んで第1サブアッセンブリを得、上記一対の側板の第2板部に後側ホイールを回転可能に組み込んで第2サブアッセンブリを得、上記第1,第2のサブアッセンブリ間にクローラベルトを掛け渡した状態で、上記連結部材を第1板部の後縁と第2板部の前縁との間に押し込むことにより、上記楔部の一対の楔面を第1,第2板部の受面に当てるとともに、上記鍔部を第1,第2板部の外面に当て、上記鍔部を第1,第2板部に固定する。
この方法によれば、前後のホイールを正確に位置決めできるとともに、組み立て作業性を向上させることができる。
本発明によれば、クローラベルトの弛みを防止できる。しかもテンショナー機構が不要なので、クローラ装置の軽量化を図ることができる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1〜3は、軽作業ロボット用の一対のクローラ装置の一方を示す。以下にクローラ装置の構成を説明するが、その説明において前後方向とはクローラ装置の前進,後退方向を意味し、左右方向とは前後方向と直交する方向を意味する。
一対のクローラ装置は基台(トラクション,図示しない)の左右に取り付けられ、ロボットの下半身すなわち足回り部となる。基台の上面にはロボットの上半身が取り付けられる。この上半身はロボットの役割に応じて構成が異なる。例えば地震等の災害発生時に瓦礫に閉じ込められた人の探索に用いられるロボットの場合、カメラ,探知センサおよび照明器具を備えており、必要に応じて軽量物の把持機構を備えている。
クローラ装置は、左右に離れて配置され前後方向に延びる一対の側板10と、一対の側板10の前端部間に配置され回動可能に支持された前側ホイール20Fと、一対の側板10の後端部間に配置され回動可能に支持された後側ホイール20Rと、一対の側板10の中央部間に配置され回動可能に支持された中間ホイール20Mと、これらホイール20F,20R,20Mに掛け渡された無端状のクローラベルト30(図2参照)とを備えている。
本実施形態では、後側ホイール20Rがアクチュエータ(図示しない)に接続されて駆動輪として働き、前側ホイール20Fが従動輪として働く。
なお、本実施形態では、ホイール20F,20Rの軸間距離が約380mmであり、クローラ装置の幅が約140mmである。
各ホイール20F,20R,20Mは樹脂等からなり、円筒面をなす外周面を有し、軽量化のために肉抜き用の穴21を多数有している。
図4に示すように、前側ホイール20Fと後側ホイール20Rの外周面には、左右対をなす金属製の係合ピン22が周方向に等ピッチで埋め込まれている。この係合ピン22のヘッド部は半球状をなしてホイール20F,20Rの外周面から突出し、係合突起22aとして提供される。
図4に示すように、上記クローラベルト30は、無端状のステンレススチールからなるスチールベルト31(金属薄帯,抗張帯,抗張部材)と、このスチールベルト31の外周の全域に加硫接着等により取り付けられたSBRやウレタンゴム等のゴム(弾性材料)からなる無端状のベルト本体32とを有している。
上記スチールベルト31は、板厚0.05〜1.0mm(本実施形態では0.20mm)の細長い薄帯の両端を溶接することにより構成されており、上記ホイール20F,20R,20Mとほぼ等しい幅を有している。このスチールベルト31には、左右対をなす円形の係合穴31aが周方向に等ピッチ(ホイール20F,20Rの係合突起22aと等しいピッチ)で形成されている。この係合穴31aの径は上記係合突起22aの径と等しいか僅かに大きい。
本実施形態では、上記スチールベルト31は後述するベース部33に比べて極めて薄い。図4ではスチールベルト31の厚みが誇張して示されている。
図1に示すように、上記ベルト本体32は、上記スチールベルト31と等しいか若干広い幅をなす無端状のベース部33と、このベース部33の幅方向両側に形成された一対の遮蔽鍔34と、ベース部33の外周に間隔をおいて形成された接地ラグ35とを一体に有している。上記ベース部33には、上記スチールベルト31の係合穴31aに対応した位置に略半球状の逃がし凹部33aが形成されている。
上記クローラベルト30は、前後のホイール20F,20Rに半周にわたって掛け渡されている。ホイール20F,20Rの半周分の領域において、図4に示すように、スチールベルト31がホイール20F,20Rの外周面に直接接し、ホイール20F,20Rの係合突起22aがスチールベルト31の係合穴31aに係合されるとともにベース部33の逃がし凹部33aに入り込んでいる。
上記遮蔽鍔34は、ベルト本体32の全周にわたって連続して形成されており、ベース部33の外周面より斜め方向に突出している。遮蔽鍔34は断面形状が先細となっており、弾性変形が容易になっている。
次に、左右一対の側板10の構成について詳述する。一対の側板10は同一構造を有し、各側板10は、前側に位置する第1板部11と、後側に位置する第2板部12と、第1,第2板部11,12を連結する連結部材13とを備えている。
上記第1板部11は第2板部12に比べて前後方向に長く、一対の側板10の第1板部11間に、上述した前側ホイール20Fと中間ホイール20Mが支持されている。また、上記一対の側板10の第2板部12間には後側ホイール20Rが支持されている。
次に、第1,第2板部11,12および連結部材13について、特に図5〜図10を参照しながら説明する。
上記第1板部11は、前後方向に延びる上下縁と、半円弧形状の前縁と、上下方向に垂直に延びる後縁11aとを有している。後縁11aは上下端部を除いて、傾斜した受面11xをなしている。後縁11aの上下端部は切り欠かれており、この切欠11bの平坦かつ水平な底面が位置決め面11yとして提供される。これら受面11x,位置決め面11yの作用については後述する。
上記第1板部11の上下縁および前縁は、第1板部11の主要領域より薄肉となっており、この薄肉部11cと主要領域との境に段差11dが形成されている。
第2板部12も第1板部11と同様に前後方向に延びる上下縁と、半円弧形状の後縁と、上下方向に垂直に延びる前縁12aとを有している。
第2板部12の前縁12aは、第1板部11と同様に、上下端部を除いて傾斜した受面12xを有し、上下端部に形成された切欠12bの水平かつ平坦な底面が位置決め面12yとして提供される。
上記第2板部12の上下縁および後縁は、第2板部12の主要領域より薄肉となっており、この薄肉部12cと主要領域との境には段差12dが形成されている。
上記第1板部11の後縁11aと上記第2板部12の前縁12aは離れており、両者の間に上記連結部材13が介在されている。連結部材13は第1板部11の後縁11aと上記第2板部12の前縁12aに沿って上下方向に垂直に延びている。
図6に最も良く示すように、上記連結部材13は、その上下端部を除く領域にわたって上下方向に延びる楔部13aと、この楔部13aの両側に張り出した一対の鍔部13bと、楔部13aの上下端に隣接する一対の位置決め部13cと、位置決め部13cに隣接する上下一対の補助凸部13dとを有している。
上記楔部13aの横断面は先端(クローラ装置の内部)に向かって薄くなる台形をなしており、楔部13aの両側の傾斜した平坦面が、楔面13xとして提供される。前述した第1,第2板部11,12の受面11x、12xは、これら楔面13xと等しい角度で傾斜している。
図8(B)に示すように、楔部13aは、第1板部11の後縁11aと第2板部12の前縁12aとの間に入り込んでおり、一対の楔面13xは、第1板部11の受面11xと第2板部12の前縁12xにそれぞれ面接触している。
上記一対の鍔部13bは細い平板形状をなし上記楔部13aに沿って延びており、図8(B)に示すように、第1,第2板部11,12の平坦な外面に面接触し、ネジ40により第1,第2板部11,12に固定されている。すなわち、鍔部13bにはそれぞれ複数の貫通穴13e(図6(A)参照)が形成されており、これら貫通穴13eを貫通したネジ40が、各板部11,12のネジ穴にねじ込まれている。
上記位置決め部13cは平面矩形をなしており、上記楔部13aの両側から水平に張り出している。上下の位置決め部13cの間隔は、前述した第1板部11における上下の位置決め面11y間の距離および第2板部11における上下の位置決め面12y間の距離と等しい。
図9(B)に示すように、これら位置決め部13cが位置決め面11y,12yに当接することにより、連結部材13の第1,第2板部11,12に対する上下方向の位置決めがなされる。
上記補助凸部13dは、図10(B)に示すように、第1,第2板部11,12の切欠部11b,12bに入り込んでいる。上記補助凸部13dの両側面は傾斜しており、後述する組立時に切欠部11b,12bに入り込み易くなっている。
図7,図10(B)に示すように、補助凸部13dの内面は楔部13a,位置決め部13cの内面より後退しており、第1,第2板部11,12の薄肉部11c,12cと同一平面上に位置している。図4に示すように、これら薄肉部11c,12cおよび補助凸部13dの内面に、クローラベルト30の遮蔽鍔34の先端が若干の弾性変形しながら当接し、これによりクローラベルト30と一対の側板10で囲われた内部空間がシールされ、水,砂,塵埃の侵入を回避できる。
次に、クローラ装置の組立方法について説明する。図1に示すように、一対の第1板部11間に前側ホイール20Fと、中間ホイール20Mを組み込んで第1アッセンブリ1Aを得る。同様に一対の第2板部12間に後側ホイール20Rを組み込んで第2アッセンブリ1Bを得る。
次に、第1アッセンブリ1Aと第2アッセンブリ1Bを近づけた状態で、これらアッセンブリ1A,1Bのホイール20F,20M,20Rにクローラベルト30を掛け渡す。
次に、図7,図8(A),図9(A),図10(A)に示すように、左右の連結部材13を第1板部11の後縁11aと第2板部12の前縁12aとの間に対峙させ、この連結部材13を縁11a,12a間に押し込んで図8(B),図9(B),図10(B)に示すようにして連結する。以下詳述する。
図8(A)に示すように、連結部材13を第1,第2板部11,12に近づけると、連結部材13の楔部13aが第1板部11の後縁11aと第2板部12の前縁12aとの間に入り込む。すると、連結部材13の楔部13aの一対の楔面13xが、板部11,12の受面11x,12xに当たる。さらに連結部材13を押し込むと、楔部13aの楔作用により第1,第2板部11,12が互いに遠ざかり、前側ホイール20Fと後側ホイール20Rの軸間距離も増大する。
クローラベルト30に適度な張力が付与された時に、一対の鍔部13bが板部11,12の外面に当たる。このようにして、板部11,12間の距離すなわちホイール20F,20Rの軸間距離が正確に決定され、クローラベルト30に適度な張力を付与した状態を確保することができる。なお、本実施形態ではクローラベルト30の張力は僅かであり、人手により連結部材13を押し込むことにより容易に得られる。
上記のように連結部材13の一対の鍔部13bが板部11,12の外面に当たった状態で、鍔部13bに形成された貫通穴13eからネジ40を板部11,12のネジ穴にねじ込んで連結部材13の固定を完了する。
なお、各鍔部13bの複数の貫通穴13eの一部(本実施形態では4つのうち2つ)は前後方向に延びる長穴となっている。この長穴形状の貫通穴13eに挿入したネジを板部11,12のネジ穴に浅くねじ込むことにより、左右一対の連結部材13を板部11,12に仮止めすることができるので、連結部材13の板部11,12への連結作業を円滑に行なうことができる。
上記楔部13aの押し込みに際して、連結部材13の上下の位置決め部13cが板部11,12の切欠部11b,12bに入り込み、位置決め面11y,12yにほぼ接するため、連結部材13の板部11,12に対する上下方向の位置決めを行なうことができるので、連結作業を円滑に行なうことができる。また、この位置決め部13cと位置決め面11y,12yの当たりにより、連結部材13と板部11,12の連結強度を高めることができる。
クローラベルト30はゴム製のベルト本体32を用いているが、スチールベルト31で補強されているので、使用を続けても伸びることがなく、一旦適度な張力を付与した状態でクローラ装置が組み立てられると、緩むことがなくホイール20F,20Rから外れるのを防止できる。
本発明は上記実施形態に制約されず、種々の態様を採用可能である。例えば、側板の連結部材は上下一対あってもよい。この場合、上側の連結部材は下方に向かって幅が狭くなるような楔部を有し、下側の連結部材は上方に向かって幅が狭くなるような楔部を有するように構成し、上下方向から第1,第2板部の縁部間に押し込むようにすることもできる。これら板部の側縁部は、楔部の楔面に対応して、側面から見て傾斜した受面を有している。
クローラ装置は前輪駆動または両輪駆動であってもよい。中間ホイールはなくてもよい。
アクチュエータは、電気モータに限らず油圧モータやエンジンであってもよい。
また、本発明のクローラ装置は、人命救助ロボット以外に軽量の病院清掃用等のロボットや、ロボット以外の軽量建機に用いてもよい。
本発明の一実施形態をなすクローラ装置の組立途中の状態を、クローラベルトを省略して示す斜視図である。 同クローラ装置を、要部を断面にして示す平面図である。 同クローラ装置の側面図である。 同クローラ装置のクローラベルト,ホイールおよび側板を示す要部拡大縦断面図である。 同側板の第1板部の後縁と第2板部の前縁を示す側面図である。 同側板の連結部材を示すもので(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は側面図、(D)は(A)におけるD−D矢視横断面図である。 同側板の第1板部と連結部材とを分解して示す側面図である。 同連結部材の楔部と第1,第2板部との関係を示す横断面図であり、(A)は連結部材の装着前、(B)は連結部材の装着後をそれぞれ示す。 同連結部材の位置決め部と第1,第2板部との関係を示す横断面図であり、(A)は連結部材の装着前、(B)は連結部材の装着後をそれぞれ示す。 同連結部材の補助凸部と第1,第2板部との関係を示す横断面図であり、(A)は連結部材の装着前、(B)は連結部材の装着後をそれぞれ示す。
符号の説明
1A,1B サブアッセンブリ
10 側板
11 第1板部
11a 後縁
11b 切欠
11x 受面
11y 位置決め面
12 第2板部
12a 前縁
12b 切欠
12x 受面
12y 位置決め面
13 連結部材
13a 楔部
13b 鍔部
13c 位置決め部
13x 楔面
20F,20R ホイール
30 クローラベルト
31 スチールベルト(抗張部材)

Claims (5)

  1. (ア)前後に延びる一対の側板と、
    (イ)上記一対の側板の前端部間,後端部間にそれぞれ回転可能に支持された前後のホイールと、
    (ウ)弾性材料からなる無端状のベルト本体と無端状の抗張部材とを含み上記前後のホイール間に掛け渡されたクローラベルトと、
    を備えたクローラ装置において、
    上記一対の側板の各々が、前後に離れて配置された第1,第2板部と、これら第1,第2板部を連結する連結部材とを備え、上記連結部材が楔部を有し、この楔部が第1板部の後縁と第2板部の前縁との間に入り込んでいることを特徴とするクローラ装置。
  2. 上記楔部の両側面は、クローラ装置の内部に向かうにしたがって互いの間隔が狭まるように傾斜した一対の楔面となり、
    上記側板の第1板部の後縁と第2板部の前縁が、上記楔面と等しい傾斜角度の受面を有し、これら第1,第2板部の受面に上記楔部の楔面が当接することを特徴とする請求項1に記載のクローラ装置。
  3. 上記連結部材が上記楔部の両側に一対の鍔部を有し、これら一対の鍔部が、上記第1板部と第2板部の外面に当接しかつ固定されていることを特徴とする請求項2に記載のクローラ装置。
  4. 上記第1板部の後縁,第2板部の前縁および上記連結部材が垂直に延び、
    上記楔部が上記連結部材の上下端部を除く領域に形成され、連結部材はさらに、楔部の上方および下方に配置された一対の位置決め部を有し、この位置決め部が楔部の両側から張り出しており、
    上記第1板部の後縁と第2板部の前縁の上下端部には切欠が形成され、この切欠の平坦な底面が位置決め面として提供され、これら上下の位置決め面に上記連結部材の上下の位置決め部がそれぞれ当接することを特徴とする請求項3に記載のクローラ装置。
  5. 請求項3に記載のクローラ装置を組み立てる方法において、
    上記一対の側板の第1板部に前側ホイールを回転可能に組み込んで第1サブアッセンブリを得、
    上記一対の側板の第2板部に後側ホイールを回転可能に組み込んで第2サブアッセンブリを得、
    上記第1,第2のサブアッセンブリ間にクローラベルトを掛け渡した状態で、上記連結部材を第1板部の後縁と第2板部の前縁との間に押し込むことにより、上記楔部の一対の楔面を第1,第2板部の受面に当てるとともに、上記鍔部を第1,第2板部の外面に当て、上記鍔部を第1,第2板部に固定することを特徴とするクローラ装置の組立方法。
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