JP2007185330A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 保留球が上限に達しても遊技球を発射し続ける動機付けを遊技者に付与しつつ、従来の第1種パチンコ遊技機と従来の第2種パチンコ遊技機の両方の遊技を楽しむことができる、遊技の興趣性に富んだパチンコ遊技機の提供。
【解決手段】 第一特別遊技状態の移行に関連した第一入球検出器と、第二特別遊技状態の移行に関連した第二入球検出器と、遊技球を入球可能であると共に、当該入球した遊技球をいずれかの入球検出器に振分ける振分装置とを有するパチンコ遊技機において、振分装置は、遊技球を所定個数保留可能であると共に、所定個数に満たない遊技球が保留されている状況下では、当該振分装置内に進入した遊技球は第一入球検出器に振分けられる一方、前記所定個数に達した遊技球が保留されている状況下では、当該振分装置内に進入した遊技球は第二入球検出器に振分けられるように構成されていることを特徴とするパチンコ遊技機。
【選択図】 図26

Description

本発明は、通常遊技状態と比較して遊技者にとって有利な特別遊技状態に移行可能なタイプに係るパチンコ遊技機であって、特に、別個のルートで特別遊技移行抽選が実行される複合的機能を有するタイプのパチンコ遊技機である。
現在最も普及しているパチンコ遊技機は、従来の第1種遊技機(いわゆる「デジパチ」と称される機種)と従来の第2種遊技機(いわゆる「ハネ物」と称されるタイプ)である。まず、第1種遊技機は、始動口に遊技球が入球したことを契機として、液晶等のディスプレー上で、通常は三列の図柄列が上下又は左右に図柄変動を行い、所定時間後に停止した結果、有効ライン上に所定態様(例えば「777」)が揃った場合、通常遊技時には閉状態にある可変入賞口が開状態となる特別遊技に移行するタイプの機種である(例えば特許文献1)。また、従来の第2種遊技機は、遊技盤上の始動口に打球が入賞したことに基づき可変入賞口が所定回数(例えば1回又は2回)開閉し、当該開閉時に当該可変入賞口内の特定領域(いわゆるVゾーン)を遊技球が通過した場合に、当該可変入賞口が所定条件下で開閉動作を継続する特別遊技を実行するように構成されている(例えば特許文献2)。
ところで、近年、遊技性向上を更に追及すべく、従来の第1種、第2種、第3種等の枠に縛られない機種開発の必要性が認識されている。例えば、特許文献3には、従来の第1種パチンコ遊技機と従来の第2種パチンコ遊技機とを組み合わせたパチンコ遊技機が提案されている。ここで、当該遊技機においては、第1種用の始動口と第2種用の始動口とが兼用構成された共通始動口が設けられている。そして、当該共通始動口は、進入した遊技球を振分ける振分け部材をその内部に備えており、当該振分部材により第1種始動口の方に振分けられた場合には第1種の制御が開始され、他方、当該振分部材により第2種始動口の方に振分けられた場合には第2種の制御が開始される(段落番号0109)。
ここで、まず、特許文献1に係るパチンコ遊技機(+特許文献2に係るパチンコ遊技機の一部)においては、何回の図柄変動が保留状態にあるのかを、例えばディスプレーに備えられた保留ランプを点灯させることにより遊技者に報知している。そして、通常の機種においては、図柄変動が最大4回まで保留可能に構成されている。ところで、遊技者の中には、保留が上限に達した際に遊技球の発射を停止する者が存在する。更には、識別情報の変動表示がリーチ態様となった場合、保留が上限に達していないにもかかわらず遊技球の発射を停止してしまう者も存在する。これらの場合、ホール側は、稼働率が低下するという問題を抱えることになり、また遊技者側も、好適な発射強度となるように再度ハンドルを調整する必要がある。
更に、特許文献3に係るパチンコ遊技機においては、第1種始動口と第2種始動口における前記振分は、時間により切り替えられる構成を採っている。即ち、ある時間帯に遊技球が前記共通始動口に入球すると第1種制御が開始され、また他の時間帯に遊技球が前記共通始動口に入球すると第2種制御が開始される。そして、第1種制御と第2種制御との切替は、例えば大当たりの発生或いは確変中等の遊技状態に基づいて切り替えられる(段落番号0109)。
しかしながら、このような振分手法を採ると、ある時間帯は第1種遊技しか実行されず、また別の時間帯では第2種遊技しか実行されないという事態を招くので、複数の特別遊技の同時発生を防止するという点でメリットはあるものの、同一時間帯で第1種特別遊技の移行抽選と第2種特別遊技の移行抽選の両方を享受できず、実質的に単独遊技機と化し、遊技の興趣性に劣る機種となってしまう。
そこで、本発明は、保留球が上限に達しても遊技球を発射し続ける動機付けを遊技者に付与しつつ、従来の第1種パチンコ遊技機と従来の第2種パチンコ遊技機の両方の遊技を楽しむことができる、遊技の興趣性に富んだパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
特開2003−230714号公報 特開2001−353281号公報 特開2000−33141号公報
本発明(1)は、通常遊技状態よりも遊技者に対して高い利益を付与する第一特別遊技状態の移行に関連した第一入球検出器(特図始動口2110の入球検出装置2111)と、前記通常遊技状態よりも遊技者に対して高い利益を付与する第二特別遊技状態の移行に関連した第二入球検出器(普図始動口2310の入球検出装置2311)と、遊技球を入球可能であると共に、当該入球した遊技球を前記第一入球検出器(特図始動口2110の入球検出装置2111)と前記第二入球検出器(普図始動口2310の入球検出装置2311)のいずれかに振分ける振分装置(共用入賞口A+振分装置B)とを有するパチンコ遊技機において、
前記振分装置(共用入賞口A+振分装置B)は、遊技球を所定個数保留可能であると共に、前記所定個数に満たない遊技球が保留されている状況下では、当該振分装置(共用入賞口A+振分装置B)内に進入した遊技球は前記第一入球検出器(特図始動口2110の入球検出装置2111)に振分けられる一方、前記所定個数に達した遊技球が保留されている状況下では、当該振分装置(共用入賞口A+振分装置B)内に進入した遊技球は前記第二入球検出器(普図始動口2310の入球検出装置2311)に振分けられるように構成されていることを特徴とするパチンコ遊技機である。
本発明(2)は、前記振分装置(共用入賞口A+振分装置B)は、保留されている遊技球が前記所定個数に達した場合、前記振分装置の構造が変化した結果として、前記第二入球検出器(普図始動口2310の入球検出装置2311)への誘導経路が新たに生じるように構成されている、前記発明(1)のパチンコ遊技機である。
本発明(3)は、保留されている遊技球が前記所定個数に達した場合、前記振分装置(共用入賞口A+振分装置B)の所定部分(保留部B等)が自重により下方に移動することにより前記構造変化が達成される、前記発明(2)のパチンコ遊技機である。
本発明(4)は、遊技球が入球可能な第一始動口(特図始動口2110)と、
第一識別情報(特別図柄)を変動表示及び停止表示可能な第一識別情報表示部(特図表示部2131)と、
開状態と閉状態を採り得る第一可変入賞口(第1大入賞口2120)と、
前記第一始動口(特図始動口2110)への遊技球の入球に基づき、第一遊技の内容を決定する第一乱数を取得する第一乱数取得手段(特図抽選手段1121)と、
前記第一乱数に基づき、前記第一識別情報(特別図柄)の変動内容と停止識別情報を決定する第一識別情報表示内容決定手段(特図内容決定手段1141)と、
前記第一識別情報表示内容決定手段(特図内容決定手段1141)により決定された表示内容に従い、前記第一識別情報表示部(特図表示部2131)で前記第一識別情報(特別図柄)を前記変動内容で変動表示した後、前記停止識別情報を表示するよう制御する第一識別情報表示制御手段(特図表示制御手段1151)と、
通常遊技状態から前記通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な第一特別遊技に移行する一条件である、前記停止識別情報が特定態様であるか否かを判定するための第一特別遊技移行条件判定手段(第1条件判定手段1171a)と、
前記第一可変入賞口(第1大入賞口2120)を前記開状態にし、前記第一特別遊技を実行するための第一特別遊技実行手段(第1特別遊技実行手段1171b)と
を備えた第一遊技部;
開状態と閉状態を採り得る第二可変入賞口A(始動口2210)と、
開状態と閉状態を採り得る、特定領域を有する第二可変入賞口B(第2大入賞口2220)と、
場合により存在していてもよい、開状態と閉状態を採り得る第二可変入賞口C(第1大入賞口2120)と、
通常遊技状態から前記通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な第二特別遊技の第一段階に移行する一条件である、前記第二可変入賞口A(始動口2210)に遊技球が入球したか否かを判定するための、第二特別遊技第一段階移行条件判定手段(第1段階特別遊技条件判定手段1172a−1)と、
前記第二可変入賞口B(第2大入賞口2220)を前記開状態にし、前記第二特別遊技の前記第一段階を実行するための第二特別遊技第一段階実行手段(第1段階特別遊技実行手段1172b−1)と、
通常遊技状態から前記通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な第二特別遊技の第二段階に移行する一条件である、前記第一段階において前記第二可変入賞口B(第2大入賞口2220)の前記特定領域に遊技球が入球したか否かを判定するための、第二特別遊技第二段階移行条件判定手段(第2段階特別遊技条件判定手段1172a−2)と、
前記第二可変入賞口B(第2大入賞口2220)又は前記第二可変入賞口C(第1大入賞口2120)を前記開状態にし、前記第二特別遊技の前記第二段階を実行するための第二特別遊技第二段階実行手段(第2段階特別遊技実行手段1172b−2)と
を備えた第二遊技部;並びに
遊技球が入球可能な第二始動口(普図始動口2310)と、
第二識別情報(普通図柄)を変動表示及び停止表示可能な第二識別情報表示部(普図表示部2321)と、
前記第二始動口(普図始動口2310)への遊技球の入球に基づき、前記第二可変入賞口A(始動口2210)の開状態駆動に係る第二乱数を取得する第二乱数取得手段(普図抽選手段1122)と、
前記第二乱数に基づき、前記第二識別情報の停止識別情報を決定する第二識別情報表示内容決定手段(普図内容決定手段1142)と、
前記第二識別情報表示部(普図表示部2321)で前記第二識別情報(普通図柄)を所定時間変動表示した後、前記停止識別情報を表示するよう制御する第二識別情報表示制御手段(普図表示制御手段1152)と、
前記停止識別情報が所定態様である場合、前記第二可変入賞口A(始動口2210)を開状態に駆動制御する開状態可否決定実行手段(電チュー開閉制御手段1160)と
を備えた補助部
を有するパチンコ遊技機において、
遊技球を入球可能であると共に、当該入球した遊技球を前記第一始動口(特図始動口2110)と前記第二始動口(普図始動口2310)のいずれかに振分ける振分装置(共用入賞口A+振分装置B)を更に有しており、当該振分装置(共用入賞口A+振分装置B)は、遊技球を所定個数保留可能であると共に、前記所定個数に満たない遊技球が保留されている状況下では、当該振分装置内に進入した遊技球は前記第一始動口(特図始動口2110の入球検出装置2111)に振分けられる一方、前記所定個数に達した遊技球が保留されている状況下では、当該振分装置(共用入賞口A+振分装置B)内に進入した遊技球は前記第二始動口(普図始動口2310の入球検出装置2311)に振分けられるように構成されている
ことを特徴とするパチンコ遊技機である。
本発明(5)は、前記振分装置(共用入賞口A+振分装置B)は、保留されている遊技球が前記所定個数に達した場合、前記振分装置(共用入賞口A+振分装置B)の構造が変化した結果として、前記第二始動口(普図始動口2310の入球検出装置2311)への誘導経路が新たに生じるように構成されている、前記発明(4)のパチンコ遊技機である。
本発明(6)は、保留されている遊技球が前記所定個数に達した場合、前記振分装置(共用入賞口A+振分装置B)の所定部分(保留部B等)が自重により下方に移動することにより前記構造変化が達成される、前記発明(5)のパチンコ遊技機である。
ここで、本特許請求の範囲及び本明細書における各用語の意義について説明する。まず、「入球」とは、賞球が払い出させる入賞のみならず、遊技者に対して何らかの利益状態を生じ得るもの一切を包含する概念であり、いわゆる「スルーチャッカー」や入賞口を含む。「第一特別遊技状態」と「第二特別遊技状態」は、付与される利益状態が相違していても同一であってもよい(例えば、特別遊技抽選契機は相違するものの、実行される特別遊技自体は同一である場合も包含する)。「入賞」とは、賞球払出に関連する概念である。「識別情報」とは、視覚的に認識可能なものであれば特に限定されず、例えば、数字、文字、図柄等を挙げることができる(例えば特別図柄や装飾図柄)。「開状態」とは、遊技球が流入可能な状態や流入し易い状態を指し、「閉状態」とは、遊技球が流入不能な状態や遊技球が流入困難な状態を指す。「乱数」(第一乱数や第二乱数も含む)とは、パチンコ遊技機において何らかの遊技内容を決定するための抽選(電子計算機によるくじ)に使用される乱数(遊技内容決定乱数)であり、例えば、遊技の結果に影響を与えるいわゆる「基本乱数」、具体的には、特別遊技の移行と関連した「当選乱数」、識別図柄の変動態様(又は変動時間)を決定するための「変動態様決定乱数」、停止図柄を決定する「図柄決定乱数」、特別遊技後に特定遊技(例えば確率変動遊技)に移行するか否かを決定する「当たり図柄決定乱数」等を挙げることができる。尚、変動態様の内容や確定識別情報の内容等を決定する際、これらすべての乱数を使用する必要はなく、互いに同一又は相違する、少なくとも一つの乱数を使用すればよい。また、例えば、一つの乱数(例えば当選乱数)が、別の乱数(例えば図柄決定乱数)を兼ねていてもよい。「乱数に基づき」とは、識別情報の変動内容や停止識別情報を当該乱数から直接的に決定する場合のみならず、当該乱数から直接決定された事項から間接的に決定する場合も包含する(例えば、停止図柄を乱数から直接決定し、当該停止図柄から変動内容を決定する場合、特別図柄を乱数から直接決定し、当該特別図柄から装飾図柄を決定する場合)。尚、各構成要素は、規定した機能を有する限り、他の要素の機能を有していてもよい。例えば、ある入賞口が、第一可変入賞口としても第二可変入賞口としても機能する場合、当該入賞口は、第一可変入賞口でもあり第二可変入賞口でもある。
本発明(1)によれば、第一入球検出器に係る保留球(第一入球検出器に振分けられることが確定している保留球)が上限に達した場合に、新たに振分装置内に進入した遊技球が第二入球検出器に振分けられるように構成されているので、第一入球検出器に係る保留球が上限に達した場合でも、遊技球を発射し続ける動機付けを遊技者に付与することができるという効果を奏する。更には、第二入球検出器に振分けられるということは、他方の第一入球検出器に係る保留球が存在していることを意味するので、第二入球検出器に遊技球が振分けられる期間中に限り、第一入球検出器及び第二入球検出器の両方に起因した複数の遊技を遊技者に同時に提供することができるという効果も奏する。
本発明(2)によれば、前記効果に加え、振分装置の構造が変化することにより第二入球検出器への誘導経路が新たに生じるという、遊技者が視覚的に確認できる手段を採用しているので、振分がどのように実行されるのかを遊技者に一目瞭然にさせる結果、遊技の複雑化が低減すると共に、遊技者の混乱を招くことによるトラブルを事前に防止することが可能になるという効果を奏する。
本発明(3)によれば、保留されている遊技球が前記所定個数に達した場合に自重により下方に移動するという、視覚的に更に分かり易い手段で振分けを実行しているので、遊技の複雑化がより低減すると共に、遊技内容を理解できないことに起因した遊技者の混乱及びトラブルをより確実に防止することができるという効果を奏する。
本発明(4)によれば、第一始動口に係る保留球(第一始動口に振分けられることが確定している保留球)が上限に達した場合に、新たに振分装置内に進入した遊技球が第二始動口に振分けられるように構成されているので、第一始動口に係る保留球が上限に達した場合でも、遊技球を発射し続ける動機付けを遊技者に付与することができるという効果を奏する。更には、第二始動口に振分けられるということは、他方の第一始動口に係る保留球が存在していることを意味するので、第二始動口に遊技球が振分けられる期間中に限り、第一始動口及び第二始動口の両方に起因した複数の遊技を遊技者に同時に提供することができるという効果も奏する。
本発明(5)によれば、前記効果に加え、振分装置の構造が変化することにより第二始動口への誘導経路が新たに生じるという、遊技者が視覚的に確認できる手段を採用しているので、振分がどのように実行されるのかを遊技者に一目瞭然にさせる結果、遊技の複雑化が低減すると共に、遊技者の混乱を招くことによるトラブルを事前に防止することが可能になるという効果を奏する。
本発明(6)によれば、保留されている遊技球が前記所定個数に達した場合に自重により下方に移動するという、視覚的に更に分かり易い手段で振分けを実行しているので、遊技の複雑化がより低減すると共に、遊技内容を理解できないことに起因した遊技者の混乱及びトラブルをより確実に防止することができるという効果を奏する。
以下、本発明の最良形態を説明する。尚、当該最良形態は、従来の第1種パチンコ遊技機と従来の第2種パチンコ遊技機を二つ混在させたような機種であるが、これに限定されず、例えば他のタイプの遊技機(例えば、従来の第1種の機能を複数有する遊技機や、従来の第1種の機能を二つと従来の第2種の機能を一つ有する遊技機)に応用された場合も本発明の範囲内である。以下、最良形態に係るパチンコ遊技機について詳述する。ここで、当該最良形態は、第1種遊技における通常遊技中に「当たり図柄C」に当選した場合には、当該当選に基づく特別遊技終了後に特定遊技(時間短縮遊技)に移行しないが、特定遊技(時間短縮遊技)中に「当たり図柄C」に当選した場合は、当該当選に基づく特別遊技終了後に特定遊技(時間短縮遊技)に移行するというタイプである。更に、特別遊技が複数同時に発生しないことを担保するため、後述する「強制一時停止タイプ」(タイプA)及び「強制ハズレ図柄差換タイプ」(タイプB)が存在する。以下、まず、タイプAから説明する。ここで、当該タイプは、第2特別遊技実行中に、特別図柄変動に係るタイマを一時停止させることにより、第2特別遊技実行中における第1特別遊技への移行を防止するタイプに係るものである{即ち、第2(特別遊技実行中は、特別図柄が変動し続けるタイプ}。尚、あくまで最良の形態であり、各手段が存在する場所や機能等、各種処理に関しての各ステップの順序、フラグのオン・オフのタイミング、各ステップの処理を担う手段名等に関し、以下の態様に限定されるものではない。
まず、図1を参照しながら、本最良形態(タイプA)に係るパチンコ遊技機の前面側の基本構造を説明する。パチンコ遊技機1は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。以下、これらを順に説明する。
はじめに、パチンコ遊技機1の遊技機枠は、外枠102、前枠104、透明板106、扉108、上球皿110、下球皿112及び発射ハンドル116を含む。まず、外枠102は、パチンコ遊技機を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠104は、外枠102の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構を介して外枠102に開閉可能に取り付けられる。前枠104は、遊技球を発射する機構、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導又は回収するための機構等を含む。透明板106は、ガラス等により形成され、扉108により支持される。扉108は、図示しないヒンジ機構を介して前枠104に開閉可能に取り付けられる。上球皿110は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿112への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿112は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。また、上球皿110と下球皿112の間にはスピーカ114が設けられており、遊技状態等に応じた効果音が出力される。
次に、遊技盤は、外レール122と内レール124とにより区画された遊技領域120が形成されている。そして、当該遊技領域120には、図示しない複数の遊技釘及び風車等の機構や各種一般入賞口の他、特図始動口2110、第1大入賞口2120、始動口2210、普図始動口2310、第2大入賞口2220、特別図柄表示装置2130、第1演出表示装置2140、普通図柄表示装置2320、第2演出表示装置2230、センター飾り192及びアウト口142が設置されている。ここで、特図始動口2110と普図始動口2310の上部には共用入賞口Aが設置されており、当該共用入賞口Aに入賞した遊技球は、その下に設けられた振分装置Bにていずれかの始動口に振り分けられる。以下、各要素を順番に詳述する。
まず、図2及び図26を参照しながら、本最良形態の一特徴部分である振分装置Bについて説明する。まず、図2に示すように、本最良形態に係る振分装置Bは、半時計回りに等速で回転する回転体Bと、前記回転体Bの外周面の4箇所に等間隔で設けられた保留部Bと、前記回転体Bを包囲し前記保留部Bに収納された遊技球を保持するためのカバー部Bと、前記回転体B及び前記カバー部Bの中心軸である軸部Bと、前記軸部Bを軸支する軸受部Bと、前記共用入賞口Aからの遊技球を振分装置Bまで誘導するための誘導経路Bとから構成される。ここで、当該振分装置Bは、図示しない付勢手段(例えばバネ)で上方に付勢されており、当該振分装置Bの回転体Bに保持された遊技球が4個に到達した場合、自重により前記付勢力に打ち勝つ結果、通常位置から下方位置に移動するように構成されている。そして、振分装置Bの側傍には、特図始動口2110と普図始動口2310が配置されており、後述するように、振分装置Bが通常位置に配されている場合{図26(a)〜(d)}には、振分装置Bに導かれた遊技球は特図始動口2110に振分けられ、他方、振分装置Bが下方位置に配されている場合{図26(e)〜(h)}には、振分装置Bに導かれた遊技球は普図始動口2310に振分けられる。図26の時系列図の詳細は後述する。
次に、図1に示すように、特図始動口2110は、第1遊技に対応する始動入賞口として設置されている。具体的構成としては、特図始動口2110は、特図始動口2110への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す特図始動口入球情報を生成する入球検出装置2111を備える。
次に、第1大入賞口2120は、特別図柄が所定態様で停止した場合と、第2遊技の第1段階において第2大入賞口2220の特定領域に遊技球が入球した場合に、「大当たり」として開状態となる、横長方形状を成しアウト口142の上方に位置した、第1遊技及び第2遊技の第2段階に対応した入賞口である。尚、後述する図3でのブロック図においては、第1大入賞口2120は、「第1遊技周辺機器」として括られているが、前記のように第2遊技の周辺機器としても機能する。具体的構成としては、第1大入賞口2120は、遊技球の入球を検出するための入球検出装置2121と、電動役物2122と、電動役物2122を開閉させるための第1大入賞口ソレノイド2330とを備える。ここで、入球検出装置2121は、第1大入賞口2120への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第1大入賞口入球情報を生成する。電動役物2122は、第1大入賞口2120に遊技球が入賞不能又は入賞困難な通常状態と遊技球が入賞し易い開放状態に第1大入賞口2120を可変させる。
次に、始動口2210は、第2遊技に対応する始動入賞口として設置されている。具体的構成としては、始動口2210は、入球検出装置2211と、電動役物2212と、電動役物2212を開閉させるための電動役物ソレノイド136とを備える。ここで、入球検出装置2211は、始動口2210への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す始動口入球情報を生成する。次に、電動役物2212は、始動口2210に遊技球が入賞不能又は入賞困難な通常状態と遊技球が入賞し易い開放状態に可変する。
次に、普図始動口2310は、普図始動口2310への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す普図始動口入球情報を生成する入球検出装置2311を備える。尚、普図始動口2310への遊技球の入球は、始動口2210の電動役物2212を拡開させるための抽選の契機となる。
次に、第2大入賞口2220は、始動口2210へ遊技球が入球することに基づき開状態となる、第2特別遊技の第1段階と関係する入賞口である。具体的構成としては、第2大入賞口2220は、第2大入賞口2220内部に設けられている特定領域172及び通常領域174と、遊技球を特定領域172及び通常領域174のいずれかへ誘導する誘導装置170と、当該第2大入賞口2220への遊技球の入球を検出するための入球検出装置2221と、特定領域172への遊技球の入球を検出するための特定領域入賞検出装置2222と、通常領域174への遊技球の入球を検出するための通常領域入賞検出装置2223と、ハネ部と称される電動役物2224と、電動役物2224を開閉させるための第2大入賞口ソレノイド138とを備える。上述した第2大入賞口2220の内部に設置された各構成部分には、電動役物2224が開状態の際に入賞した遊技球のみが到達可能であり、電動役物2224が閉状態の際には到達不能に構成されている。ここで、誘導装置170は、夫々が長短複数の回転羽根を有する二つの回転体からなる。これら二つの回転体は常に回転しており、夫々の長い回転羽根同士が近接したときに、その上へ落下した遊技球を特定領域172へ誘導する。長い回転羽根同士が近接していないときは、その上へ落下した遊技球は通常領域174へ入球する。次に、入球検出装置2221は、第2大入賞口2220への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第2大入賞口入球情報を生成する。次に、電動役物2224は、第2大入賞口2220に遊技球が入賞不能又は入賞困難な通常状態(図中の実線)と遊技球が入賞し易い開放状態(図中の点線)に可変する。
次に、特別図柄表示装置2130は、第1遊技に対応する特別図柄の変動表示及び停止表示を行う。具体的構成としては、特別図柄表示装置2130は、特図表示部2131と、特図保留表示部2132とを備える。ここで、特図保留表示部2132は、4個のランプから構成され、当該ランプの点灯個数が、第1遊技に係る乱数の保留数(実行されていない特別図柄の変動数)に相当する。尚、特別図柄表示装置2130は、例えば7セグメントLEDで構成され、特別図柄は、「0」〜「9」の10種類の数字及び「−」で表示される。
尚、特別図柄は必ずしも演出的な役割を持つ必要が無いため、本最良形態では、特別図柄表示装置2130の大きさは、目立たない程度に設定されている。しかしながら、特別図柄自体に演出的な役割を持たせて装飾図柄を表示させないような手法を採用する場合には、後述する第1演出表示装置2140のような液晶ディスプレーに、特別図柄を表示させるように構成してもよい。
次に、第1演出表示装置2140は、主として、特別図柄と連動して変動・停止する装飾図柄を含む演出画像の変動表示及び停止表示が行われる。具体的構成としては、第1演出表示装置2140は、装図表示部2141と、装図保留表示部2142とを備える。ここで、装図表示部2141は、例えば、スロットマシンのゲームを模した複数列の装飾図柄変動の動画像を画面の中央領域に表示する。尚、第1演出表示装置2140は、本最良形態では液晶ディスプレーで構成されているが、機械式のドラムやLED等の他の表示手段で構成されていてもよい。次に、装図保留表示部2142は、4個のランプから構成され、当該ランプは、特別図柄の保留ランプと連動している。
次に、普通図柄表示装置2320は、普通図柄の変動表示及び停止表示が行われる。具体的構成としては、普通図柄表示装置2320は、普図表示部2321と、普図保留表示部2322とを備える。ここで、普図保留表示部2322は、4個のランプから構成され、当該ランプの点灯個数が、普通図柄変動の保留数(実行されていない普通図柄変動の数)に相当する。
次に、第2演出表示装置2230は、第2特別遊技に係る遊技状態(例えば、第1段階の第2特別遊技に移行したか否か、第2段階の第2特別遊技に移行したか否か、第2段階のラウンド数や入球数に関する報知)を表示する。
最後に、センター飾り192は、第1演出表示装置2140の周囲に設置され、遊技球の流路、第1演出表示装置2140の保護、装飾等の機能を有する。また、遊技効果ランプ190は、遊技領域120又は遊技領域120以外の領域に設けられ、点灯等することで演出の役割を果たす。
次に、図3を参照しながら、パチンコ遊技機の背面側における基本構造を説明する。パチンコ遊技機は、パチンコ遊技機の全体動作を制御し、特に特図始動口2110や普図始動口2310に入球したときの抽選等、遊技動作全般の制御(即ち、遊技者の利益と直接関係する制御)を行う主制御装置1000と、遊技の興趣性を高める演出が表示される第1演出表示装置2140及び第2演出表示装置2230と、第1演出表示装置2140及び第2演出表示装置2230上での各種演出・情報報知に係る表示制御を行う第1演出表示制御手段2150及び第2演出表示制御手段2240(サブ基板)と、賞球タンク212、賞球レール214及び各入賞口への入賞に応じて賞球タンク212から供給される遊技球を上球皿110へ払い出す払出ユニット216等を備える賞球払出機構(セット基盤)210と、払出ユニット216による払出動作を制御する賞球払出装置3000と、上球皿110の遊技球(貯留球)を遊技領域120へ1球ずつ発射する発射装置232と、発射装置232の発射動作を制御する発射制御基板230と、パチンコ遊技機の各部へ電力を供給する電源ユニット290と、パチンコ遊技機の電源をオンオフするスイッチである電源スイッチ292等が、前枠104裏面(遊技側と反対側)に設けられている。尚、本最良形態においては、第1演出表示制御手段2150と第2演出表示制御手段2240とは、物理的に一つのサブ基板内に備えられているが、別々のサブ基板として構成してもよい。更には、第1演出表示制御手段2150と第2演出表示制御手段2240とを別機能として構成したが、両者の機能を持たせた一の手段として構成してもよい。
次に、図4のブロック図を参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機の各種機能について説明する。はじめに、主制御装置1000は、第1遊技・第2遊技・補助遊技の周辺機器である遊技周辺機器2000と、主制御装置1000からの払出指示に基づき所定数の賞球の払出制御を行う賞球払出装置3000と、振分装置Bの回転体B(回転手段)と情報伝達可能に接続されている。その他、図示しないが、各種遊技効果ランプ190(例えばサイドランプ)やスピーカ114等とも電気的に接続されている。尚、主制御装置1000は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子等から構成される。尚、以下で主制御装置1000に含まれるとする各手段を周辺機器(例えば、遊技周辺機器2000)に搭載される形で構成してもよい。例えば、本最良形態では、主制御装置1000に払出制御機能を持たせているが、例えば賞球払出装置3000内に持たせるように構成してもよい。同様に、周辺機器(例えば、遊技周辺機器2000)に含まれるとする各手段を主制御装置1000に搭載される形で構成してもよい。以下、上記各手段の詳細を説明する。
まず、主制御装置1000は、第1遊技・第2遊技・補助遊技に関する主たる制御を司る遊技制御手段1100と、第1遊技と第2遊技との調整を行なう遊技間調整手段1200と、遊技周辺機器2000側に各種遊技情報{例えば、停止図柄情報、停止図柄の属性情報(当たりA、当たりB、当たりC、ハズレ)、変動態様に関する情報(例えば、変動時間)、特別遊技の開始信号・状態情報・終了信号、保留情報等}を送信するための情報送信手段1300と、各種入賞口への遊技球の入賞に基づき所定の賞球の払出を行うように賞球払出装置3000を制御する賞球払出決定手段1400と、振分装置Bの回転体Bの回転駆動制御を司る回転体駆動制御手段1500とを有している。
次に、遊技制御手段1100は、各入賞口(始動口等)への入球を判定するための入球判定手段1110と、各乱数の取得可否を判定し、当該判定結果に基づき当該各乱数を取得するための抽選手段1120と、変動表示中における各始動口への入球を保留球として上限個数以内で一時記憶するための保留制御手段1130と、各乱数に基づき、各図柄の停止図柄及び変動態様(変動時間等)等を決定するための図柄内容決定手段1140と、各図柄の変動及び停止表示する制御を行うための表示制御手段1150と、始動口2210の電動役物2212の開閉決定に直接関連する各種処理を行うための電チュー開閉制御手段1160と、通常遊技よりも遊技者に有利な各特別遊技を制御するための特別遊技制御手段1170と、現在の遊技状態(第1遊技の遊技状態)をどの遊技状態に移行させるかの決定と、当該決定に基づき遊技状態を移行させる処理を行うための特定遊技制御手段1180と、現在の遊技状態{例えば、特別遊技状態、電チュー開閉に関連した状態(易開放状態、非易開放状態)、特別図柄に係る停止図柄及び変動態様情報、普通図柄に係る停止図柄及び変動態様情報、各種フラグのオンオフ状況、特別遊技中の遊技状態(例えばラウンド数や入賞個数情報)}等を一時記憶するための遊技状態一時記憶手段1190とを有している。
ここで、入球判定手段1110は、特図始動口2110へ遊技球が入球したか否かを判定する特図始動口入球判定手段1111と、普図始動口2310に遊技球が流入したか否かを判定する普図始動口入球判定手段1112と、第2特別遊技の第1段階への移行契機となる遊技球入球信号を始動口2210から受信したか否かを判定する始動口入球判定手段1113と、第2特別遊技の第2段階への移行契機となる遊技球入球信号を第2大入賞口2220の特定領域入賞検出装置2222から受信したか否かを判定する特定領域通過判定手段1114とを有している。
次に、抽選手段1120は、特図始動口2110への遊技球の入球に基づき第1乱数(遊技内容決定乱数)を取得するか否かを判定すると共に、判定結果に応じて当該乱数(例えば、当選乱数、変動態様決定乱数、特別図柄決定乱数等)を取得する特図抽選手段1121と、第2乱数(普通図柄当選乱数)の取得の可否を判定し、当該判定結果に基づき当該乱数を取得するための普図抽選手段1122とを有している。
ここで、上記を含め本特許請求の範囲及び本明細書における「乱数」は、例えば、乱数の種類により割り振られた「0」〜「65535」(当選乱数)や「0」〜「255」(変動態様決定乱数)といった所定範囲からランダムに選択された値である。また、乱数としては、数学的に発生させる乱数でなくともよく、ハードウエア乱数やソフトウエア乱数等により発生させる擬似乱数でもよい。例えば、乱数にある夫々の値の発現方式が、乱数の数列に沿って順々に値を発現させる方式(プラスワン方式)、乱数の数列の最終値が発現したときの次の値(初期値)を偶然性のある値によって定める方式(初期値更新方式)、これらの組み合わせ等を挙げることができる。
次に、保留制御手段1130は、特別図柄変動許可が下りていない状況で取得した当該遊技内容決定乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき前記乱数を図柄変動許可が下りるまで特図保留情報一時記憶手段1131aに保留するための特図保留手段1131と、普通図柄変動許可が下りていない状況で取得した当該普通図柄当選乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき前記乱数を図柄変動許可が下りるまで普図保留情報一時記憶手段1132aに保留するための普図保留手段1132とを有している。ここで、特図保留手段1131及び普図保留手段1132は、最大4個まで記憶可能な、前記乱数を保留順序と結合した形で一時記憶するための、特図保留情報一時記憶手段1131a及び普図保留情報一時記憶手段1132aを夫々有している。
次に、図柄内容決定手段1140は、取得した遊技内容決定乱数に基づき、特別図柄の停止図柄と変動態様(変動時間等)を決定する特図内容決定手段1141と、取得した普通図柄当選乱数に基づき、普通図柄の停止図柄を決定する普図内容決定手段1142とを有している。ここで、特図内容決定手段1141は、特別図柄に係る停止図柄や変動態様を決定する際に参照される特図内容決定用抽選テーブル1141aを有しており、当該特図内容決定用抽選テーブル1141aは、遊技状態に応じて異なる各種抽選テーブルを備えている(通常遊技→特図通常遊技状態用抽選テーブル1141a−1、時間短縮遊技→特図時間短縮遊技状態用抽選テーブル1141a−2)。尚、特図時間短縮遊技状態用抽選テーブル1141a−2による特別図柄の変動態様は、特図通常遊技状態用抽選テーブル1141a−1のそれと比較して、相対的に短い変動時間の変動態様が選択されるように構成されている。更に、図示しないが、上記における特図内容決定用抽選テーブル1141aの各抽選テーブル(特図通常遊技状態用抽選テーブル1141a−1及び特図時間短縮遊技状態用抽選テーブル1141a−2)は、変動態様を決定するに際し、夫々が複数の抽選テーブルを有しており、所定条件を充足した場合(例えば保留球が所定数以上)では、短い変動態様が選択され易い抽選テーブルが選択され、他方、所定条件を充足しない場合(例えば保留球が所定数未満)では、長い変動態様が選択され易い抽選テーブルが選択されるように構成されている。また、普図内容決定手段1142は、普通図柄の停止図柄を決定する際に参照される普図内容決定用抽選テーブル1142aを有しており、当該普図内容決定用抽選テーブル1142aは、第1遊技の遊技状態に応じて異なる各種当選テーブルを備えている(通常遊技→普図通常用抽選テーブル1142a−1、時間短縮遊技→普図時間短縮用抽選テーブル1142a−2)。尚、通常遊技時における当選確率を低確率(例えば65000分の1)に設定し、時間短縮遊技時における当選確率を高確率(例えば1.003分の1)に設定する等、通常時と時間短縮遊技時との差を大きくして差異を明確にし、時間短縮遊技時でないと実質的に第2特別遊技に移行しないような構成としてもよい。
次に、表示制御手段1150は、特別図柄表示装置2130の特図表示部2131上で所定時間特別図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う特図表示制御手段1151と、普通図柄表示装置2320の普図表示部2321上での普通図柄の変動及び停止に関する表示処理を行うための普図表示制御手段1152とを有している。ここで、特図表示制御手段1151は、前記特図内容決定手段1141により決定された変動態様に係る変動時間を管理するための特図変動時間管理手段1151aを更に有している。また、特図変動時間管理手段1151aは、ゼロクリア可能な特図変動管理用タイマ1151a−1(デクリメントカウンタ)を更に有している。更に、普図表示制御手段1152は、普通図柄表示装置2320の普図表示部2321上での普通図柄の変動時間を管理するための普図変動時間管理手段1152aを有している。また、普図変動時間管理手段1152aは、時間を計測可能な普図変動管理用タイマ1152a−1を備えている。
次に、電チュー開閉制御手段1160は、始動口2210の電動役物2212を開閉する処理を行うための条件を充足しているか否かを判定するための条件判定手段1161と、始動口2210の電動役物2212の駆動時間を計測する開放タイマ1162とを有している。
次に、特別遊技制御手段1170は、停止した特別図柄が特定態様であるか否かの判定を行うと共に、当たりに当選しており(当たりフラグが発生しており)、かつ、特定態様である場合には、第1大入賞口2120を所定条件で開状態にするという第1特別遊技を実行するための第1特別遊技制御手段1171と、第2特別遊技の実行に係る各種制御を司る第2特別遊技制御手段1172とを有している。
ここで、第1特別遊技制御手段1171は、第1特別遊技に移行するための条件を充足しているか否かを判定する第1条件判定手段1171aと、前記条件を充足している場合に、第1特別遊技を実行するための第1特別遊技実行手段1171bと、第1特別遊技に関する各種処理の時間管理を行うための第1特別遊技時間管理手段1171cとを有している。また、第1特別遊技時間管理手段1171cは、時間を計測可能な第1特別遊技用タイマ1171c−1を更に有している。
次に、第2特別遊技制御手段1172は、第2特別遊技に移行するための条件を充足しているか否かを判定するための第2条件判定手段1172aと、前記条件を充足している場合に、第2特別遊技を実行するための第2特別遊技実行手段1172bと、第2特別遊技に関する各種処理の時間管理を行うための第2特別遊技時間管理手段1172cとを有している。ここで、第2条件判定手段1172aは、第1段階特別遊技への移行条件を充足しているか否かを判定する第1段階特別遊技条件判定手段1172a−1と、第2特別遊技の第1段階の際に第2段階移行条件を充足したか否かを判定する第2段階特別遊技条件判定手段1172a−2とを有している。また、第2特別遊技実行手段1172bは、第2大入賞口2220の電動役物2224を駆動して第1段階特別遊技を実行するための第1段階特別遊技実行手段1172b−1と、第1大入賞口2120の電動役物2122を駆動して第2段階特別遊技を実行するための第2段階特別遊技実行手段1172b−2とを有している。また、第2特別遊技時間管理手段1172cは、第2特別遊技の第2段階移行条件となる、第2大入賞口2220の特定領域(特定領域入賞検出装置2222)への遊技球入球有効時間(入球検出装置2211での遊技球入球検出からの所定時間)を計測する特定領域有効タイマ1172c−1と、第2特別遊技の第1段階特別遊技中の第2大入賞口2220の開閉時間を計測する第1段階開閉タイマ1172c−2と、第2段階特別遊技における単位遊技時間を計測する第2段階開閉タイマ1172c−3とを有している。
次に、特定遊技制御手段1180は、特定遊技状態の終了条件を充足しているか否かを判定する特定遊技終了条件判定手段1181を有している。ここで、特定遊技終了条件判定手段1181は、時短回数をカウント可能な時短回数カウンタ1181aを更に有している。ここで、本最良形態においては、後述するように時短回数は、当たり図柄の種類により決定される。また、前記のように、当該時短中には、非時短中と比較して、特別図柄の変動時間が相対的に短縮される(時間短縮機能)。更に、普通図柄の変動時間も相対的に短縮されると共に、始動口2210の電動役物2212の開放延長時間が相対的に延長される(開放時間延長機能)。尚、上記の特定遊技終了条件判定手段1181は、例えば、回数制限付きの確率変動遊技において終了回数に到達したか否かを判定する機能を有していたり(回数制限付確率変動遊技機能を有するパチンコ遊技機の場合)、図柄変動の度に所定確率で特定遊技(例えば確率変動遊技や時間短縮遊技)から通常遊技への移行抽選を行う機能を有していてもよい(転落抽選機能を有するパチンコ遊技機の場合)。
次に、遊技状態一時記憶手段1190は、第1遊技に関する現在の遊技状態{例えば、特別遊技状態、特別図柄に係る停止図柄及び変動態様情報、各種フラグのオンオフ状況、特別遊技中の遊技状態(例えばラウンド数や入賞個数情報)}等を一時記憶するための第1遊技状態一時記憶手段1191と、第2遊技に関する現在の遊技状態{例えば、特別遊技状態、各種フラグのオンオフ状況、特別遊技中の遊技状態(例えばラウンド数や入賞個数情報)}等を一時記憶するための第2遊技状態一時記憶手段1192と、補助遊技に関する現在の遊技状態{例えば、各種フラグのオンオフ状況、普通図柄に係る停止図柄及び変動態様情報}等を一時記憶するための補助遊技状態一時記憶手段1193とを有している。ここで、第1遊技状態一時記憶手段1191は、第1遊技に関する各種遊技状態における各種フラグのオンオフ情報を一時記憶するための第1フラグ一時記憶手段1191aと、現在変動中の特別図柄(変動開始条件が成立した特別図柄)に係る停止図柄及び変動態様情報を一時記憶するための特図情報一時記憶手段1191bと、第1特別遊技中における情報(ラウンド数、任意のラウンドにおける遊技球の入賞個数等)を一時記憶するための第1特別遊技関連情報一時記憶手段1191cとを有している。また、第2遊技状態一時記憶手段1192は、各種フラグ(第1段階特別遊技に関するフラグ、第2段階特別遊技に関するフラグ等)のオンオフ状況を記憶するための第2フラグ一時記憶手段1192aと、第2特別遊技中に関する情報(単位遊技における第1大入賞口2120への遊技球の入賞個数等)を一時記憶するための第2特別遊技関連情報一時記憶手段1192bとを有している。また、補助遊技状態一時記憶手段1193は、各種フラグ(補助遊技に関するフラグ)のオンオフ情報を一時記憶するための補助遊技関連フラグ一時記憶手段1193aと、現在変動中の普通図柄(変動開始条件が成立した普通図柄)に係る停止図柄及び変動態様情報を一時記憶するための普図情報一時記憶手段1193bとを有している。
次に、遊技間調整手段1200は、各種一時記憶手段(特図保留情報一時記憶手段1131a、普図保留情報一時記憶手段1132a、遊技状態一時記憶手段1190)を参照することにより、現在の遊技状態を逐次確認する遊技状態確認手段1210と、一方の特別遊技の実行中に他方の特別遊技への移行を回避するための作動回避制御手段1220とを有する。ここで、作動回避制御手段1220は、第2遊技が特別遊技に移行した場合に、第1遊技の特別遊技への移行を回避するための第1作動回避制御手段1221と、第1遊技が特別遊技に移行した場合に、第2遊技の特別遊技への移行を回避するための第2作動回避制御手段1222とを有している。以下、各手段を順に詳述する。まず、第1作動回避制御手段1221は、第2遊技が特別遊技に移行したか否かを判定するための第1作動回避判定手段1221aと、作動回避条件を充足した場合に作動回避処理を実行するための第1作動回避実行手段1221bとを更に有している。ここで、第1作動回避実行手段1221bは、第2遊技が特別遊技に移行した場合、第1遊技に係る特別図柄の変動を禁止するための特図変動禁止手段1221b−1と、第2遊技が特別遊技に移行した場合、当該特別遊技の間、第1遊技に係る特別図柄の変動を一時停止するための特図変動タイマ一時停止手段1221b−2とを有している。また、第2作動回避制御手段1222は、第1遊技が特別遊技に移行したか否かを判定するための第2作動回避判定手段1222aと、作動回避条件を充足した場合に第2遊技の作動回避処理を実行するための第2作動回避実行手段1222bとを更に有している。
次に、遊技周辺機器2000について説明する。まず、遊技周辺機器2000は、第1遊技側の周辺機器である第1遊技周辺機器2100と、第2遊技側の周辺機器である第2遊技周辺機器2200と、補助遊技側の周辺機器である補助遊技周辺機器2300とを有している。以下、これら手段を順に説明する。
まず、第1遊技周辺機器2100は、第1特別遊技移行の契機となる特図始動口2110と、通常遊技の際には閉状態にあり、第1特別遊技の際には所定条件下で開状態となる第1大入賞口2120と、特別図柄の停止表示及び変動表示が可能な特別図柄表示装置2130と、装飾図柄の停止表示及び変動表示や特別遊技中の遊技進行状況を示す表示を含め、主として第1演出に係る表示を行う第1演出表示装置2140と、第1演出に係る一切の表示制御を司る第1演出表示制御手段2150とを有している。尚、第1演出は、特別図柄の変動と時間的に同期の取れた形での装飾図柄の変動を含め、遊技の結果に影響を与えない情報のみの表示に係るものである。
ここで、第1演出表示制御手段2150は、主制御装置1000側からの各種情報を受信するための表示情報受信手段2151と、主として、主制御装置1000側からの前記情報に基づき、第1演出表示装置2140での演出表示制御を行う表示制御手段2152とを有している。まず、表示情報受信手段2151は、主制御装置1000側からの第1遊技に関する遊技情報(例えば、第1遊技の特別遊技に関する情報)を一時記憶するためのメイン側情報一時記憶手段2151aを有している。尚、メイン側情報一時記憶手段2151aに一時記憶された図柄情報は、以下で説明する各処理において、後述の各種手段により必要に応じ適宜参照される。次に、表示制御手段2152は、第1演出表示装置2140の装図表示部2141上での装飾図柄の変動表示や停止表示に関する制御を司る装飾図柄表示制御手段2152aと、第1演出表示装置2140の装図保留表示部2142上での保留情報の表示処理に関する一切の制御を司る保留情報表示制御手段2152bとを有している。ここで、装飾図柄表示制御手段2152aは、メイン側情報一時記憶手段2151a内に一時記憶された主制御装置1000側からの図柄情報に基づき、装飾図柄の停止図柄と変動態様を決定するための装図表示内容決定手段2152a−1と、装飾図柄や装飾図柄の変動態様に関するデータを記憶するための装図変動態様記憶手段2152a−2とを更に有している。ここで、装図表示内容決定手段2152a−1は、装飾図柄の変動態様を決定する際に参照するための装図変動内容決定テーブル2152a−1−1を更に有している。また、保留情報表示制御手段2152bは、現在の保留球数を一時記憶するための装図保留情報一時記憶手段2152b−1を更に有している。尚、第1演出表示制御手段2150は、その他にも、遊技効果ランプ190の点灯及び消灯や、スピーカ114からの音声出力等の演出処理といった、画像表示以外の演出に係る一切の制御を更に制御する。また、本最良形態においては、第1演出表示制御手段2150が、表示、遊技ランプ及び音声の制御を一体的に行なうように構成しているが、機能的に別個の周辺機器として分離するように構成してもよい。この場合、当該周辺機器同士を基板対基板コネクタで接続するように構成してもよい。
次に、第2遊技周辺機器2200は、第2特別遊技の第1段階への移行の契機となる始動口2210と、通常遊技の際には閉状態にあり、第2特別遊技の第1段階の際には所定条件下で開状態となる第2大入賞口2220と、第2特別遊技中の遊技進行状況を示す表示を含め、主として第2演出に係る表示を行う第2演出表示装置2230と、第2演出等に係る一切の表示制御を司る第2演出表示制御手段2240とを有している。尚、「第1遊技周辺機器2100」の第1大入賞口2120は、第2特別遊技の第2段階においては「第2遊技周辺機器2200」として機能する。
ここで、第2演出表示制御手段2240は、主制御装置1000側からの各種情報を受信するための表示情報受信手段2241と、主として、主制御装置1000側からの前記情報に基づき、第2演出表示装置2230での表示制御を行う表示制御手段2242とを有している。ここで、表示情報受信手段2241は、主制御装置1000からの各種情報を一時記憶するためのメイン側情報一時記憶手段2241aを有している。そして、当該記憶情報は、特に第2特別遊技中における、遊技進行状況の報知処理の際に利用される。尚、第2演出表示制御手段2240は、その他にも、遊技効果ランプ190の点灯及び消灯や、スピーカ114からの音声出力等の演出処理といった、画像表示以外の演出に係る一切の制御を更に制御する。また、本最良形態においては、第2演出表示制御手段2240が、表示、遊技ランプ及び音声の制御を一体的に行なうように構成しているが、機能的に別個の周辺機器として分離するように構成してもよい。この場合、当該周辺機器同士を基板対基板コネクタで接続するように構成してもよい。尚、本最良形態においては、第1演出表示制御手段2150と第2演出表示制御手段2240とを機能的に分けたが、これらを一体として構成してもよい。
次に、補助遊技周辺機器2300は、始動口2210の電動役物2212開放の契機となる普図始動口2310と、普通図柄の停止表示及び変動表示が可能な普通図柄表示装置2320とを有している。
尚、特別図柄表示装置2130及び普通図柄表示装置2320が、主制御装置1000と情報伝達可能に接続されており、第1演出表示装置2140が第1演出表示制御手段2150、第2演出表示装置2230が第2演出表示制御手段2240と情報伝達可能に接続されている。即ち、特別図柄表示装置2130及び普通図柄表示装置2320は主制御装置1000により制御され、第1演出表示装置2140は第1演出表示制御手段2150により制御され、第2演出表示装置2230は第2演出表示制御手段2240により制御されることを意味する。尚、主制御装置1000と片方向通信により制御される他の周辺機器を介して、別の周辺機器を制御するように構成してもよい。尚、周辺機器の詳細構成は上述したので説明を割愛する。
次に、本最良形態(タイプA)に係る処理の流れを説明する。まず、図5は、主制御装置1000が行う一般的な処理の流れを示したメインフローチャートである。図5に示すように、まず、ステップ1000で、主制御装置1000は、第1遊技における通常遊技時・特定遊技時に実行される、第1特別遊技への移行判定に係る第1特別遊技移行判定処理を実行する。次に、ステップ2000で、主制御装置1000は、第1特別遊技に係る第1特別遊技実行処理を実行する。そして、ステップ3000で、主制御装置1000は、第2遊技における通常遊技時・特定遊技時に実行される、第2特別遊技への移行判定に係る第2特別遊技移行判定処理を実行する。次に、ステップ4000で、主制御装置1000は、第2特別遊技に係る第2特別遊技実行処理を実行する。そして、ステップ5000で、主制御装置1000は、賞球払出処理を実行する。当該ステップにおいては、主制御装置1000(特に賞球払出決定手段1400)は、遊技球が入賞した入賞口に基づき、賞球払出装置3000を駆動して所定の賞球数の払出処理を行い、再びステップ1000に戻る。
次に、図6は、図5におけるステップ1000のサブルーチンに係る、第1特別遊技移行判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1300で、主制御装置1000は、特図始動口2110への遊技球の入球に基づく処理に係る、第1乱数(第1遊技に関する遊技内容決定乱数)取得処理を実行する。次に、ステップ1400で、主制御装置1000は、特別図柄表示装置2130の特図表示部2131上での特別図柄の変動表示・停止表示処理に係る、特別図柄表示処理(+特定遊技終了判定処理)を実行する。そして、ステップ1500で、主制御装置1000は、遊技内容決定乱数が当選値であった場合の処理に係る、第1特別遊技作動条件判定処理(+特別遊技終了後の遊技状態決定処理)を実行し、ステップ2000に移行する。
次に、図7は、図6におけるステップ1300のサブルーチンに係る、第1特別遊技内容決定乱数取得処理に係るフローチャートである。まず、ステップ1302で、特図始動口入球判定手段1111は、特図始動口2110の入球検出装置2111から特図始動口入球情報を受信したか否かを判定する。ステップ1302でYesの場合、ステップ1304で、特図抽選手段1121は、特図保留情報一時記憶手段1131aを参照し、保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ1304でYesの場合、ステップ1306で、特図抽選手段1121は、遊技内容決定乱数(当選乱数、変動態様決定乱数、特別図柄決定乱数等)を取得し、特図保留手段1131が、何個目の保留であるかという情報と共に当該乱数を特図保留情報一時記憶手段1131aにセットする。次に、ステップ1308で、情報送信手段1300は、特図保留情報一時記憶手段1131aを参照し、当該乱数が何個目の保留として記憶されたのかの情報を取得すると共に、当該情報を第1演出表示制御手段2150側に送信し、次の処理{ステップ1400の特別図柄表示処理(+特定遊技終了判定処理)}に移行する。尚、ステップ1302及びステップ1304でNoの場合も、次の処理{ステップ1400の特別図柄表示処理(+特定遊技終了判定処理)}に移行する。
次に、図8は、図6におけるステップ1400(特にタイプAに係るステップ1400A)のサブルーチンに係る、特別図柄表示処理のフローチャートである。ここで、当該処理は、第2特別遊技実行中に、特別図柄変動に係るタイマを一時停止させることにより、第2特別遊技実行中における第1特別遊技への移行を防止することを特徴とする。即ち、第2特別遊技実行中は、特別図柄が変動し続ける(ゆれ変動)。
そこで、本フローチャートを順に説明すると、まず、ステップ1402Aで、特図内容決定手段1141は、変動開始条件が成立しているか否かを判定する。ここで、この変動開始条件は、第1特別遊技・第2特別遊技中でないことと、特別図柄が変動中でないことのみである。即ち、特別図柄の変動開始に際し、普通図柄が変動中であることは変動開始制限条件にはならない。
ステップ1402AでYesの場合、ステップ1403Aで、特図内容決定手段1141は、第1フラグ一時記憶手段1191aを参照して、時間短縮フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1403AでYesの場合、ステップ1405Aで、特図内容決定手段1141は、参照テーブルとして特図時間短縮遊技状態用抽選テーブル1141a−2をセットし、ステップ1414Aに移行する。他方、ステップ1403AでNoの場合、ステップ1407Aで、特図内容決定手段1141は、参照テーブルとして特図通常遊技状態用抽選テーブル1141a−1をセットし、ステップ1414Aに移行する。
次に、ステップ1414Aで、特図内容決定手段1141は、特図保留情報一時記憶手段1131aに一時記憶されている、今回の図柄変動に係る遊技内容決定乱数を読み出す。そして、ステップ1416Aで、特図内容決定手段1141は、セットした各抽選テーブルを参照し、遊技内容決定乱数(例えば、当選乱数及び特別図柄決定乱数)に基づいて特別図柄に関する停止図柄を決定すると共に、遊技内容決定乱数(例えば、当選乱数及び変動態様決定乱数)に基づいて特別図柄の変動態様を決定し、これらを特図情報一時記憶手段1191bに一時記憶する。
ここで、当たりの場合とハズレの場合とでは、特別図柄乱数に基づき決定される停止図柄自体が異なる。例えば、採り得る特別図柄決定乱数が0〜255のとき、ハズレの場合には、いずれの特別図柄決定乱数を取得した場合にも「−」を決定する。他方、当たりの場合には、例えば、0〜24の特別図柄決定乱数を取得した場合には当たりAに係る図柄(「3」或いは「7」)を決定し、25〜36の特別図柄決定乱数を取得した場合には当たりBに係る図柄(「5」)を決定し、37〜255の特別図柄決定乱数を取得した場合には当たりCに係る図柄(「0」、「2」、「4」・・・)のうちいずれかを決定する。
そして、ステップ1417Aで、遊技制御手段1100は、抽選結果が当たりか否かを判定する。ステップ1417AでYesの場合、ステップ1418Aで、遊技制御手段1100は、第1フラグ一時記憶手段1191a中の当たりフラグをオンにする。他方、ステップ1417AでNoの場合には、ステップ1418Aをスキップする。次に、ステップ1419Aで、情報送信手段1300が、ステップ1416Aで決定した特別図柄に関する図柄情報(停止図柄情報、停止図柄の属性情報、変動態様情報等)及び現在の遊技状態を第1演出表示制御手段2150側に送信する。次に、ステップ1420Aで、特図変動時間管理手段1151aが、所定時間(前記ステップ1416Aで決定した変動態様に係る変動時間)を特図変動管理用タイマ1151a−1にセットする。そして、ステップ1422Aで、特図表示制御手段1151は、特別図柄表示装置2130の特図表示部2131上で、特図情報一時記憶手段1191bに記憶された変動態様に従い、特別図柄の変動表示を開始する。次に、ステップ1446Aで、特図表示制御手段1151は、第1フラグ一時記憶手段1191a中の変動中フラグをオンにする。そして、ステップ1424Aで、遊技状態確認手段1210は、第2フラグ一時記憶手段1192aを参照することにより、現在第2特別遊技関連フラグ(例えば、第2特別遊技移行許可フラグ、第2特別遊技実行フラグ)がオフであるか否か、即ち、現在第2特別遊技が実行中でないか否かを確認する。
ステップ1424AでYesの場合、ステップ1426Aで、遊技状態確認手段1210は、特図変動管理用タイマ1151a−1を更に参照することにより、現在特別図柄変動タイマが停止中であるか否かを確認する。ステップ1426AでYesの場合、ステップ1428Aで、特図変動タイマ一時停止手段1221b−2は、一時停止中であった特図変動管理用タイマ1151a−1をオンにする。そして、ステップ1429Aで、情報送信手段1300は、第1演出表示制御手段2150側に図柄変動の再開信号を送信し、ステップ1434Aに移行する。
他方、ステップ1424AでNoの場合、ステップ1430Aで、遊技状態確認手段1210は、特図変動管理用タイマ1151a−1を更に参照することにより、現在特別図柄変動タイマが動作中であるか否かを確認する。ステップ1430AでYesの場合、ステップ1432Aで、特図変動タイマ一時停止手段1221b−2は、動作中の特図変動管理用タイマ1151a−1を一時停止状態にする。そして、ステップ1433Aで、情報送信手段1300は、第1演出表示制御手段2150側に図柄変動の一時停止信号を送信し、ステップ1434Aに移行する。尚、ステップ1426A及びステップ1430AでNoの場合にもステップ1434Aに移行する。
次に、ステップ1434Aで、特図変動時間管理手段1151aが、前記所定時間に到達したか否かを判定する。ここで、ステップ1434AでNoの場合には、次の処理(ステップ1500の第1特別遊技作動条件判定処理)に移行する。他方、ステップ1434AでYesの場合、ステップ1436Aで、情報送信手段1300は、所定時間に到達した旨のコマンドを第1演出表示制御手段2150側に送信する。次に、ステップ1438Aで、特図表示制御手段1151は、特別図柄表示装置2130の特図表示部2131上での特別図柄の変動表示を停止し、特図情報一時記憶手段1191bに記憶されている停止図柄を確定停止図柄として表示制御する。次に、ステップ1440Aで、特図表示制御手段1151は、第1フラグ一時記憶手段1191a中の変動中フラグをオフにする。そして、ステップ1442Aで、特図変動時間管理手段1151aは、特図変動管理用タイマ1151a−1をリセットする。次に、ステップ1450Aで、主制御装置1000は、特定遊技終了判定処理を実行し、次の処理(ステップ1500の第1特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
尚、ステップ1402AでNoの場合には、ステップ1444Aで、特図表示制御手段1151は、第1フラグ一時記憶手段1191aを参照し、変動中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1444AでYesの場合にはステップ1424Aに移行し、Noの場合には次の処理(ステップ1500の第1特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
次に、図9は、図8におけるステップ1450のサブルーチンに係る、特定遊技終了判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1452で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181aを参照して、時短回数カウンタ値が0よりも大きいか否かを判定する。ステップ1452でYesの場合、ステップ1454で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181aの時短回数カウンタ値を1減算する。次に、ステップ1456で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181aを参照して、時短回数カウンタ値が0であるか否かを判定する。ステップ1456でYesの場合、ステップ1458で、特定遊技制御手段1180は、第1フラグ一時記憶手段1191aを参照し、抽選結果が当たりでないか否か、即ち、当たりフラグがオフになっているか否かを判定する。ここで、当該ステップで抽選結果を確認する理由は、時間短縮遊技の一番最後の回転で当たりCに当選した場合に、時短回数が付加されることを担保するためである(後述する図11におけるステップ1574及びステップ1578)。そして、ステップ1458でYesの場合、ステップ1460で、特定遊技制御手段1180は、第1フラグ一時記憶手段1191a中の時間短縮フラグをオフにし、次の処理{ステップ1500の第1特別遊技作動条件判定処理(+第1特別遊技終了後の遊技状態決定処理)}に移行する。尚、ステップ1452、ステップ1456及びステップ1458でNoの場合にも、次の処理{ステップ1500の第1特別遊技作動条件判定処理(+第1特別遊技終了後の遊技状態決定処理)}に移行する。
次に、図10は、図6におけるステップ1500のサブルーチンに係る、第1特別遊技作動条件判定処理(+第1特別遊技終了後の遊技状態決定処理)のフローチャートである。まず、ステップ1502で、第1条件判定手段1171aは、第1フラグ一時記憶手段1191aを参照し、当たりフラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1502でYesの場合、ステップ1504で、第1条件判定手段1171aは、特別図柄表示装置2130の特図表示部2131上に表示された特別図柄が所定態様で停止したか否かを判定する。ステップ1504でYesの場合、ステップ1506及びステップ1508で、第1条件判定手段1171aは、第1フラグ一時記憶手段1191a中の第1特別遊技移行許可フラグをオンにすると共に当たりフラグをオフにする。そして、ステップ1550で、主制御装置1000は、第1特別遊技終了後の第1遊技に関する状態決定処理を実行し、次の処理(ステップ2000の第1特別遊技実行処理)に移行する。尚、ステップ1502及びステップ1504でNoの場合にも、次の処理(ステップ2000の第1特別遊技実行処理)に移行する。
次に、図11は、図10におけるステップ1550のサブルーチンに係る、第1特別遊技終了後の第1遊技に関する状態決定処理のフローチャートである。まず、ステップ1556で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181aをリセット(時短回数カウンタ値=0)する。そして、ステップ1558で、特定遊技制御手段1180は、特図表示部2131上で停止した特別図柄の属性が当たりAであるか否かを判定する。ステップ1558でYesの場合、ステップ1560で、特定遊技制御手段1180は、第1フラグ一時記憶手段1191aを参照して、時間短縮フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1560でYesの場合、ステップ1564で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181aに時短回数カウンタ値として所定値(例えば5)をセットし、次の処理(ステップ2000の第1特別遊技実行処理)に移行する。他方、ステップ1560でNoの場合、ステップ1562で、特定遊技制御手段1180は、第1フラグ一時記憶手段1191a中の時間短縮フラグをオンにし、ステップ1564に移行する。
他方、ステップ1558でNoの場合、ステップ1566で、特定遊技制御手段1180は、特図表示部2131上で停止した特別図柄の属性が当たりBであるか否かを判定する。ステップ1566でYesの場合、ステップ1568で、特定遊技制御手段1180は、第1フラグ一時記憶手段1191aを参照して、時間短縮フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1568でYesの場合、ステップ1572で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181aに時短回数カウンタ値として所定値(例えば33)をセットし、次の処理(ステップ2000の第1特別遊技実行処理)に移行する。他方、ステップ1568でNoの場合、ステップ1570で、特定遊技制御手段1180は、第1フラグ一時記憶手段1191a中の時間短縮フラグをオンにし、ステップ1572に移行する。
他方、ステップ1566でNoの場合、即ち、停止した特別図柄の属性が当たりCである場合、ステップ1574で、特定遊技制御手段1180は、第1フラグ一時記憶手段1191aを参照して、時間短縮フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1574でYesの場合、ステップ1578で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181aに時短回数カウンタ値として所定値(例えば33)をセットし、次の処理(ステップ2000の第1特別遊技実行処理)に移行する。尚、ステップ1574でNoの場合には、時短回数カウンタ値が0である状態のまま、次の処理(ステップ2000の第1特別遊技実行処理)に移行する。
次に、図12は、図5におけるステップ2000のサブルーチンに係る、第1特別遊技実行処理のフローチャートである。まず、ステップ2002で、第1特別遊技実行手段1171bは、第1フラグ一時記憶手段1191aを参照し、第1特別遊技移行許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2002でYesの場合、ステップ2004で、情報送信手段1300は、第1演出表示制御手段2150側に第1特別遊技開始信号を送信する。次に、ステップ2006及びステップ2008で、第1特別遊技実行手段1171bは、第1フラグ一時記憶手段1191a内の第1特別遊技移行許可フラグをオフにすると共に第1特別遊技実行フラグをオンにし、ステップ2012に移行する。他方、ステップ2002でNoの場合、ステップ2010で、第1特別遊技実行手段1171bは、第1特別遊技実行フラグがオンであるか否かを判定する。そして、ステップ2010でYesの場合には、ステップ2012に移行する。尚、ステップ2010でNoの場合には、第1特別遊技実行手段1171bは、第1特別遊技の許可が下りていないと判定し、次の処理(ステップ3000の第2特別遊技移行判定処理)に移行する。
次に、ステップ2012で、第1特別遊技実行手段1171bは、第1フラグ一時記憶手段1191aを参照し、ラウンド継続フラグがオンであるか否か、換言すれば、当該ラウンドが途中であるか否かを判定する。ステップ2012でYesの場合、即ち、当該ラウンドが途中である場合、以下で詳述するステップ2014〜2022の処理を行うことなく、ステップ2023に移行する。他方、ステップ2012でNoの場合、即ち、当該ラウンドの開始直前である場合、まず、ステップ2014で、第1特別遊技実行手段1171bは、第1特別遊技用タイマ1171c−1をゼロクリアすると共に所定値(例えば、当たりAに基づく特別遊技であれば30秒、当たりB及び当たりCに基づく特別遊技であれば0.5秒)をセットする。次に、ステップ2016で、第1特別遊技実行手段1171bは、第1特別遊技関連情報一時記憶手段1191c中の入賞球カウンタをゼロクリアする。そして、ステップ2018で、第1特別遊技実行手段1171bは、第1特別遊技関連情報一時記憶手段1191c中のラウンド数カウンタに1を加算する。尚、第1特別遊技関連情報一時記憶手段1191cに記憶されているラウンド数は、第1特別遊技開始直後(初期値)は0であり、以後ラウンドを重ねていく毎に1ずつインクリメントされる。次に、ステップ2020で、第1特別遊技実行手段1171bは、第1フラグ一時記憶手段1191a中のラウンド継続フラグをオンにする。そして、ステップ2022で、第1特別遊技実行手段1171bは、第1大入賞口2120の電動役物2122を駆動して第1大入賞口2120を開放し、ステップ2023に移行する。
次に、ステップ2023で、情報送信手段1300は、第1演出表示制御手段2150側に現在の遊技状態情報(例えば、現在のラウンド数や遊技球の入賞個数等)を送信する。そして、ステップ2024で、第1特別遊技実行手段1171bは、第1特別遊技関連情報一時記憶手段1191cを参照して当該ラウンドで所定球(例えば10球)の入賞球があったか否かを判定する。ステップ2024でYesの場合には、ステップ2028に移行する。他方、ステップ2024でNoの場合、ステップ2026で、第1特別遊技実行手段1171bは、第1特別遊技用タイマ1171c−1を参照して所定時間が経過したか否かを判定する。ステップ2026でYesの場合にも、ステップ2028に移行し、Noの場合には、次の処理(ステップ3000の第2特別遊技移行判定処理)に移行する。
次に、ステップ2028で、第1特別遊技実行手段1171bは、第1大入賞口2120の電動役物2122の駆動を停止して第1大入賞口2120を閉鎖する。そして、ステップ2030で、第1特別遊技実行手段1171bは、第1特別遊技用タイマ1171c−1をリセットする。次に、ステップ2032で、第1特別遊技実行手段1171bは、第1フラグ一時記憶手段1191a中のラウンド継続フラグをオフにする。次に、ステップ2034で、第1特別遊技実行手段1171bは、第1特別遊技関連情報一時記憶手段1191cを参照して、当該ラウンドが最終ラウンドか否かを判定する(例えば、当たりAに基づく特別遊技の場合には15ラウンド、当たりB及び当たりCに基づく特別遊技の場合には2ラウンド)。ステップ2034でYesの場合、ステップ2036で、第1特別遊技実行手段1171bは、第1フラグ一時記憶手段1191a中の第1特別遊技実行フラグをオフにする。そして、ステップ2038で、情報送信手段1300は、第1演出表示制御手段2150側に第1特別遊技終了信号を送信し、次の処理(ステップ3000の第2特別遊技移行判定処理)に移行する。尚、ステップ2034でNoの場合にも、次の処理(ステップ3000の第2特別遊技移行判定処理)に移行する。
次に、図13は、図5におけるステップ3000のサブルーチンに係る、第2特別遊技移行判定処理のフローチャートである。尚、説明の便宜上、当該処理は、直接的な第2遊技に関する処理だけでなく、第2特別遊技を誘発する間接的な補助遊技に関する処理も包含する。そこで、当該処理を説明すると、まず、ステップ3100で、主制御装置1000は、普図始動口2310への遊技球の入球に基づく処理に係る、普通図柄当選乱数取得処理を実行する。次に、ステップ3200で、主制御装置1000は、普通図柄表示装置2320の普図表示部2321上での普通図柄の変動表示・停止表示に係る、普通図柄表示処理を実行する。そして、ステップ3300で、主制御装置1000は、普通図柄当選乱数が当選値であった場合の処理に係る、電チュー駆動判定処理を実行する。次に、ステップ3400で、主制御装置1000は、第2特別遊技に移行するか否かの判定処理に係る、第2特別遊技作動条件判定処理を実行する。
次に、図14は、図13におけるステップ3100のサブルーチンに係る、補助遊技に係る普通図柄当選乱数取得処理のフローチャートである。まず、ステップ3102で、普図始動口入球判定手段1112は、普図始動口2310に遊技球が入球(流入、通過)したか否かを判定する。ステップ3102でYesの場合、ステップ3104で、普図抽選手段1122は、普図保留情報一時記憶手段1132aを参照し、保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ3104でYesの場合、ステップ3106で、普図抽選手段1122は、普通図柄当選乱数を取得する。次に、ステップ3108で、普図保留手段1132は、何個目の保留であるかという情報と共に当該乱数を普図保留情報一時記憶手段1132aにセットする形で保留球を1加算し、次の処理(ステップ3200の普通図柄表示処理)に移行する。尚、ステップ3102及びステップ3104でNoの場合も、次の処理(ステップ3200の普通図柄表示処理)に移行する。
次に、図15は、図13におけるステップ3200のサブルーチンに係る、普通図柄表示処理のフローチャートである。まず、ステップ3203で、電チュー開閉制御手段1160は、補助遊技関連フラグ一時記憶手段1193aを参照して、電チュ−開放フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ3203でYesの場合、ステップ3204で、普図表示制御手段1152は、補助遊技関連フラグ一時記憶手段1193aを参照して、普通図柄変動中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ3204でYesの場合、ステップ3206で、普図内容決定手段1142は、普図保留情報一時記憶手段1132aにアクセスし、普通図柄に関する保留球があるか否かを判定する。ステップ3206でYesの場合、ステップ3208で、普図内容決定手段1142は、第1フラグ一時記憶手段1191a及び第2フラグ一時記憶手段1192aを参照して、現在特別遊技中(特別遊技移行許可フラグオン又は特別遊技実行フラグオン)でないか否かを判定する。ステップ3208でYesの場合、ステップ3210で、普図内容決定手段1142は、第1フラグ一時記憶手段1191aを参照して、現在の遊技状態が易開放状態中(時間短縮フラグオン)か否かを判定する。ステップ3210でYesの場合には、ステップ3212で、普図内容決定手段1142は、普図時間短縮用抽選テーブル1142a−2をセットし、他方、ステップ3210でNoの場合には、ステップ3214で、普図内容決定手段1142は、普図通常用抽選テーブル1142a−1をセットする。そして、ステップ3216で、普図内容決定手段1142は、当該保留球に基づく普通図柄乱数に基づき停止図柄を決定する。
次に、ステップ3240で、条件判定手段1161は、抽選結果が当たりであるか否かを判定する。ステップ3240でYesの場合、ステップ3242で、電チュー開閉制御手段1160は、補助遊技関連フラグ一時記憶手段1193a中の普通図柄当たりフラグをオンにし、ステップ3218に移行する。他方、ステップ3240でNoの場合は、ステップ3242をスキップし、ステップ3218に移行する。
次に、ステップ3218で、普図変動時間管理手段1152aは、セットしたテーブルに基づき、普図変動管理用タイマ1152a−1に所定時間(例えば、時短遊技の場合には5秒、通常遊技の場合には30秒)をセットする。そして、ステップ3220で、普図表示制御手段1152は、補助遊技関連フラグ一時記憶手段1193a中の普通図柄変動中フラグをオンにする。次に、ステップ3222で、普図保留手段1132は、普通図柄に関する当該保留球を1減算した上で普図保留情報一時記憶手段1132aに記録されている保留情報を更新すると共に、普図表示制御手段1152は、普図変動管理用タイマ1152a−1をスタートした後、普図表示部2321上で普通図柄の変動表示を開始する。次に、ステップ3224で、普図変動時間管理手段1152aは、普図変動管理用タイマ1152a−1を参照して、前記所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ3224でYesの場合、ステップ3226で、普図表示制御手段1152は、普図表示部2321上で、前記ステップ3216で普図内容決定手段1142が決定した停止図柄を確定表示する。そして、ステップ3228で、普図表示制御手段1152は、補助遊技関連フラグ一時記憶手段1193a中の普通図柄変動中フラグをオフにし、次の処理(ステップ3300の電チュー駆動判定処理)に移行する。
尚、ステップ3203、ステップ3206及びステップ3224でNoの場合には次の処理(ステップ3300の電チュー駆動判定処理)に移行し、ステップ3204でNoの場合にはステップ3224に移行し、ステップ3208でNoの場合にはステップ3214に移行する。
次に、図16は、図13におけるステップ3300のサブルーチンに係る、補助遊技に関する電チュー駆動判定処理のフローチャートである。まず、ステップ3302で、条件判定手段1161は、補助遊技関連フラグ一時記憶手段1193aを参照し、普通図柄当たりフラグがオンであるか否かを判定する。ステップ3302でYesの場合、ステップ3304で、条件判定手段1161は、普通図柄表示装置2320の普図表示部2321上に表示された普通図柄が所定態様で停止したか否かを判定する。ステップ3304でYesの場合、ステップ3306及びステップ3308で、電チュー開閉制御手段1160は、補助遊技関連フラグ一時記憶手段1193a中の電チュー開放許可フラグをオンにすると共に普通図柄当たりフラグをオフにし、次の処理(ステップ3400の第2特別遊技作動条件判定処理)に移行する。尚、ステップ3302及び3304でNoの場合にも、次の処理(ステップ3400の第2特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
次に、図17は、図13におけるステップ3400のサブルーチンに係る、第2特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。まず、ステップ3402で、電チュー開閉制御手段1160は、補助遊技関連フラグ一時記憶手段1193aを参照し、電チュー開放許可フラグ(ステップ3306参照)がオンであるか否かを判定する。ステップ3402でYesの場合、ステップ3404及びステップ3406で、電チュー開閉制御手段1160は、補助遊技関連フラグ一時記憶手段1193a中の電チュー開放許可フラグをオフにすると共に電チュー開放フラグをオンにする。ここで、「電チュー開放フラグ」とは、始動口2210の電動役物2212が開放中であるか否かを示すフラグであり、オンの場合は始動口2210の電動役物2212が開放中であることを意味する。次に、ステップ3407で、電チュー開閉制御手段1160は、第1フラグ一時記憶手段1191aを参照して現在の第1遊技の状態を確認し、当該確認内容を踏まえ、開放タイマ1162に始動口2210の電動役物2212の開放時間をセットする。例えば、現在の第1遊技が時間短縮遊技状態である場合には、電動役物2212の開放時間として所定時間(例えば5秒)をセットし、現在の第1遊技が通常遊技状態である場合には、電動役物2212の開放時間として所定時間(例えば0.5秒)をセットする。次に、ステップ3414で、電チュー開閉制御手段1160は、始動口2210の電動役物2212を駆動することにより、始動口2210を開放する。次に、ステップ3416で、第2特別遊技制御手段1172は、始動口2210の入球検出装置2211に遊技球が入球したか否かを判定する。ステップ3416でYesの場合、ステップ3417で、第2作動回避判定手段1222aは、第1フラグ一時記憶手段1191a及び第2フラグ一時記憶手段1192aを参照し、現在特別遊技中{第1特別遊技関連フラグ(第1特別遊技移行許可フラグや第1特別遊技実行フラグ等)、第2特別遊技関連フラグ(第2特別遊技移行許可フラグや第2特別遊技実行フラグ等)のいずれかがオン}でないか否かを判定する。
ここで、ステップ3417でYesの場合、ステップ3418で、第2特別遊技制御手段1172は、第2フラグ一時記憶手段1192a中の第2特別遊技移行許可フラグをオンにし、ステップ3420に移行する。他方、ステップ3417でNoの場合、即ち、第1特別遊技中又は第2特別遊技中に始動口2210の入球検出装置2211に遊技球が入球した場合には、ステップ3420に移行する。このように、特別遊技中に第2特別遊技の移行権を獲得した場合であっても当該移行権を無効にする処理を行なう。
そして、ステップ3420で、電チュー開閉制御手段1160は、開放タイマ1162を参照して所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ3420でYesの場合、ステップ3422で、電チュー開閉制御手段1160は、始動口2210の電動役物2212の駆動を停止し、始動口2210を閉鎖する。そして、ステップ3424で、電チュー開閉制御手段1160は、補助遊技関連フラグ一時記憶手段1193a中の電チュー開放フラグをオフにし、次の処理(ステップ4000の第2特別遊技実行処理)に移行する。
尚、ステップ3402でNoの場合、ステップ3426で、電チュー開閉制御手段1160は、補助遊技関連フラグ一時記憶手段1193aを参照し、電チュー開放フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ3426でYesの場合、ステップ3416に移行する。また、ステップ3416でNoの場合は、ステップ3420に移行する。そして、ステップ3420及びステップ3426でNoの場合には、次の処理(ステップ4000の第2特別遊技実行処理)に移行する。
次に、図18は、図5のステップ4000のサブルーチンに係る、第2特別遊技実行処理のフローチャートである。まず、ステップ4100で、第2特別遊技制御手段1172は、第2特別遊技の移行許可が下りているか否かを判定すると共に、当該許可が下りている場合には各種初期設定を行う初期設定処理を実行する。次に、ステップ4200で、第2特別遊技制御手段1172(主に第2特別遊技制御手段1172)は、第1段階特別遊技の実行処理と第2段階特別遊技の移行判定を行う第1段階実行処理を実行する。そして、ステップ4300で、第2特別遊技制御手段1172(主に第2特別遊技制御手段1172)は、第2段階特別遊技の実行処理を行う第2段階実行処理を実行し、次の処理(ステップ5000の賞球払出処理)に移行する。
次に、図19は、図18のステップ4100のサブルーチンに係る、第2特別遊技の初期設定処理のフローチャートである。まず、ステップ4102で、第2特別遊技制御手段1172は、第2フラグ一時記憶手段1192aを参照して、第2特別遊技移行許可フラグ(ステップ3418参照)がオンであるか否か、即ち、第2特別遊技に移行するか否かを判定する。ステップ4102でYesの場合、ステップ4104及びステップ4106で、第2特別遊技制御手段1172は、第2フラグ一時記憶手段1192a中の第2特別遊技移行許可フラグをオフにすると共に、第2フラグ一時記憶手段1192a中の第2特別遊技実行フラグをオンにする。ここで、「第2特別遊技実行フラグ」とは、現在第2特別遊技(第1段階特別遊技又は第2段階特別遊技)が実行中であるか否かを示すフラグであり、オンの場合は第2特別遊技が実行中であることを意味する。次に、ステップ4110で、情報送信手段1300は、第2演出表示制御手段2240に対して第2特別遊技移行信号を送信する。次に、ステップ4112で、第2特別遊技制御手段1172は、第2フラグ一時記憶手段1192a中の第1段階フラグをオンにし、次の処理(ステップ4200の第1段階実行処理)に移行する。ここで、「第1段階フラグ」とは、第1段階特別遊技に移行決定がなされているか否か又は第1段階特別遊技が実行中であるか否かを示すフラグであり、オンの場合は第1段階特別遊技に移行決定がなされているか第1段階特別遊技が実行中であることを意味する。尚、ステップ4102でNoの場合にも、次の処理(ステップ4200の第1段階実行処理)に移行する。
次に、図20は、図18のステップ4200のサブルーチンに係る、第2特別遊技の第1段階実行処理のフローチャートである。まず、ステップ4202で、第2特別遊技制御手段1172は、第2フラグ一時記憶手段1192aを参照して、第1段階開閉継続フラグがオフであるか否かを判定する。ここで、「第1段階開閉継続フラグ」とは、第1段階特別遊技に係る第2大入賞口2220の開閉処理が実行中であるか否かを示すフラグであり、オンの場合は第2大入賞口2220の開閉処理が実行中であることを意味する。そして、ステップ4202でYesの場合、ステップ4204で、第1段階特別遊技条件判定手段1172a−1は、第2フラグ一時記憶手段1192aを参照して、第1段階フラグ(ステップ4112参照)がオンであるか否かを判定する。ステップ4204でYesの場合、ステップ4206で、第2特別遊技制御手段1172は、第2フラグ一時記憶手段1192a中の第1段階開閉継続フラグをオンにする。そして、ステップ4208で、第2特別遊技制御手段1172は、第1段階開閉タイマ1172c−2及び特定領域有効タイマ1172c−1に、第1段階特別遊技に係る第2大入賞口2220の開閉時間及び第1段階特別遊技に係る特定領域有効時間を夫々セットする。次に、ステップ4210で、第1段階特別遊技実行手段1172b−1は、第2大入賞口2220の電動役物2224を駆動して、第2大入賞口2220の開閉を開始する。そして、ステップ4212で、第1段階特別遊技実行手段1172b−1は、第1段階開閉タイマ1172c−2を参照して、第1段階特別遊技の第2大入賞口2220の開閉終了時間に到達したか否かを判定する。ステップ4212でYesの場合、ステップ4214で、第1段階特別遊技実行手段1172b−1は、第2大入賞口2220の電動役物2224の駆動を停止し、第2大入賞口2220の開閉を終了する。そして、ステップ4216で、第2特別遊技制御手段1172は、第2フラグ一時記憶手段1192a中の第1段階開閉継続フラグをオフにする。次に、ステップ4218で、第2特別遊技時間管理手段1172cは、特定領域有効タイマ1172c−1及び第1段階開閉タイマ1172c−2をリセットする。そして、ステップ4224で、第2特別遊技制御手段1172は、第2フラグ一時記憶手段1192aを参照し、第1段階特別遊技における前記有効時間内に特定領域に入球したか否か、即ち、前記有効時間内に第2大入賞口2220の特定領域入賞検出装置2222から遊技球の入球信号を受信したか否かを判定する。ステップ4224でYesの場合、ステップ4225で、第2特別遊技制御手段1172は、抽選により当該特別遊技の単位遊技数を決定し、第2特別遊技関連情報一時記憶手段1192bに上限単位遊技数(残り単位遊技数)Nとして記憶する。そして、ステップ4226で、第2特別遊技制御手段1172は、第2フラグ一時記憶手段1192a中の第2段階フラグをオンにする。ここで、「第2段階フラグ」とは、第2段階特別遊技に移行決定されているか否か又は第2段階特別遊技が実行中であるか否かを示すフラグであり、オンの場合は第2段階特別遊技に移行決定されているか第2段階特別遊技が実行中であることを意味する。そして、ステップ4228で、情報送信手段1300は、第2演出表示制御手段2240に対して第2段階特別遊技に移行するか否かの情報(例えば、第2段階に移行する場合には、第2段階移行確定信号やラウンド数情報、第2段階に移行しない場合には、第2段階非移行信号)を送信する。次に、ステップ4230で、第2特別遊技制御手段1172は、第2フラグ一時記憶手段1192a中の第1段階フラグをオフにして、次の処理(第2段階実行処理4300)に移行する。
尚、ステップ4202でNoの場合には、ステップ4212に移行する。また、ステップ4204及びステップ4212でNoの場合には、次の処理(第2段階実行処理4300)に移行する。また、ステップ4224でNoの場合には、ステップ4232で、第2特別遊技制御手段1172は、第2フラグ一時記憶手段1192a中の第2特別遊技実行フラグをオフにして、ステップ4228に移行する。
次に、図21は、図18のステップ4300のサブルーチンに係る、第2特別遊技の第2段階実行処理のフローチャートである。まず、ステップ4302及びステップ4304で、第2特別遊技制御手段1172は、第2フラグ一時記憶手段1192aを参照して、第2段階開閉継続フラグ及び第2段階継続フラグがいずれもオフであるか否かを判定する。ここで、「第2段階開閉継続フラグ」とは、第2段階特別遊技の単位遊技が実行中であるか否かを示すフラグであり、オンの場合は単位遊技が実行中であることを意味する。また、「第2段階継続フラグ」とは、第2段階特別遊技が継続中であるか否かを示すフラグであり、オンの場合は第2段階特別遊技が継続中(実行中)であることを意味する。そして、ステップ4302及びステップ4304でYesの場合、ステップ4306で、第2段階特別遊技条件判定手段1172a−2は、第2フラグ一時記憶手段1192aを参照して、第2段階フラグ(ステップ4226参照)がオンであるか否かを判定する。ステップ4306でYesの場合、ステップ4308及びステップ4310で、第2特別遊技制御手段1172は、第2フラグ一時記憶手段1192a中の第2段階継続フラグ及び第2段階開閉継続フラグをオンにする。そして、ステップ4312で、第2特別遊技制御手段1172は、第2段階開閉タイマ1172c−3に第2段階特別遊技に係る第1大入賞口2120の開閉時間をセットし、ステップ4314に移行する。
次に、ステップ4314で、第2段階特別遊技実行手段1172b−2は、第1大入賞口2120の電動役物2122を駆動して、第1大入賞口2120の開閉を開始する。そして、ステップ4316で、第2段階特別遊技実行手段1172b−2は、開閉終了条件が成立したか否か、具体的には、第2段階開閉タイマ1172c−3を参照して、第2段階特別遊技の単位遊技終了時間(又は単位遊技終了開閉回数)に到達したか否かを判定すると共に、第2特別遊技関連情報一時記憶手段1192bを参照して、所定の入賞個数(例えば10個)に達したか否かを判定する。ステップ4316でYesの場合、ステップ4318で、第2段階特別遊技実行手段1172b−2は、第1大入賞口2120の電動役物2122の駆動を停止し、第1大入賞口2120の開閉を終了する。そして、ステップ4320で、第2特別遊技制御手段1172は、第2フラグ一時記憶手段1192a中の第2段階開閉継続フラグをオフにする。次に、ステップ4322で、第2特別遊技制御手段1172は、第2段階開閉タイマ1172c−3をリセットする。そして、ステップ4324で、第2特別遊技制御手段1172は、第2特別遊技関連情報一時記憶手段1192b内に記憶されている上限単位遊技数(残り単位遊技数)Nを1減算する。
そして、ステップ4326で、第2特別遊技制御手段1172は、第2特別遊技関連情報一時記憶手段1192bを参照することにより、上限単位遊技数(残り単位遊技数)Nが0であるか否かを判定する。ステップ4326でYesの場合、ステップ4328及びステップ4330で、第2特別遊技制御手段1172は、第2フラグ一時記憶手段1192a中の第2段階継続フラグ及び第2段階フラグをオフにする。そして、ステップ4332で、第2特別遊技制御手段1172は、第2フラグ一時記憶手段1192a中の第2特別遊技実行フラグをオフにする。次に、情報送信手段1300は、第2演出表示制御手段2240に対して第2特別遊技終了信号を送信し、次の処理(ステップ5000の賞球払出処理)に移行する。
尚、ステップ4302でNoの場合には、ステップ4316に移行する。また、ステップ4304でNoの場合には、ステップ4310に移行する。また、ステップ4306、ステップ4316及びステップ4326でNoの場合には、次の処理(ステップ5000の賞球払出処理)に移行する。
次に、図22は、本最良形態に係るパチンコ遊技機におけるサブ基板側のメインフローチャートである。まず、ステップ6100で、第1演出表示制御手段2150は、第1遊技の通常遊技・特定遊技時における装飾図柄の変動表示・停止表示に係る装飾図柄表示制御処理を実行する。次に、ステップ6200で、第1演出表示制御手段2150は、第1遊技の特別遊技時における各種状態表示(例えば、ラウンド数や入賞個数等の表示)に係る第1特別遊技中表示制御処理を実行する。そして、ステップ6300で、第2演出表示制御手段2240は、第2遊技の特別遊技時における各種状態表示(例えば、ラウンド数や入賞個数等、第2段階への移行権を獲得したか否かの表示)に係る第2特別遊技中表示制御処理を実行し、ステップ6100に戻る処理を繰り返す。
次に、図23は、図22でのステップ6100のサブルーチンである、装飾図柄表示制御処理に係るフローチャート(Aタイプ)である。まず、ステップ6101Aで、装飾図柄表示制御手段2152aは、図柄変動中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ6101AでYesの場合、ステップ6102Aで、装飾図柄表示制御手段2152aは、メイン側情報一時記憶手段2151aを参照し、主制御装置1000側から図柄情報を受信したか否かを判定する。ステップ6102AでYesの場合、ステップ6104Aで、装図表示内容決定手段2152a−1は、メイン側情報一時記憶手段2151a内に一時記憶された主制御装置1000側からの図柄情報に基づき、装図変動内容決定テーブル2152a−1−1を参照して、装飾図柄の変動態様と停止図柄を決定する。尚、主制御装置1000側からの停止図柄・変動態様(即ち、特別図柄の停止図柄・変動態様)と第1演出表示制御手段2150側で決定する停止図柄・変動態様(即ち、装飾図柄の停止図柄・変動態様)とは1対1対応でなくともよく、例えば、第1演出表示制御手段2150側での変動態様の比率を主制御装置1000側からの一変動態様に対して複数パターン持っていてもよい。次に、ステップ6105Aで、装飾図柄表示制御手段2152aは、図柄変動中フラグをオンにする。そして、ステップ6106Aで、装飾図柄表示制御手段2152aは、前記ステップ6104Aでの決定内容に従い、第1演出表示装置2140の装図表示部2141上で装飾図柄の変動表示を開始する。次に、ステップ6107Aで、装飾図柄表示制御手段2152aは、図柄変動一時停止フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ6107AでYesの場合、ステップ6108Aで、装飾図柄表示制御手段2152aは、メイン側情報一時記憶手段2151aを参照して、主制御装置1000側から図柄変動の一時停止信号を受信したか否かを判定する。ステップ6108AでYesの場合、ステップ6109A及びステップ6110Aで、装飾図柄表示制御手段2152aは、図柄変動一時停止フラグをオンにすると共に、第1演出表示装置2140の装図表示部2141上で、変動中の装飾図柄を一時停止(ゆれ変動)する。そして、ステップ6112Aで、装飾図柄表示制御手段2152aは、メイン側情報一時記憶手段2151aを参照して、主制御装置1000側から図柄変動の再開信号を受信したか否かを判定する。ステップ6112AでYesの場合、ステップ6113A及びステップ6114Aで、装飾図柄表示制御手段2152aは、図柄変動一時停止フラグをオフにすると共に、一時停止(ゆれ変動)していた装飾図柄の変動を再開する。他方、ステップ6112AでNoの場合には、再開信号を受信するまで待機する。そして、ステップ6116Aで、装飾図柄表示制御手段2152aは、メイン側情報一時記憶手段2151aを参照し、主制御装置1000側から確定表示コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ6116AでYesの場合、ステップ6118Aで、装飾図柄表示制御手段2152aは、前記ステップ6104Aでの決定内容に従い、装飾図柄の停止図柄を確定表示する。そして、ステップ6119Aで、装飾図柄表示制御手段2152aは、図柄変動中フラグをオフにし、次の処理(第1特別遊技中表示制御処理6200)に移行する。尚、ステップ6101AでNoの場合にはステップ6107Aに移行し、ステップ6102A及びステップ6116AでNoの場合には次の処理(第1特別遊技中表示制御処理6200)に移行し、ステップ6107AでNoの場合にはステップ6112Aに移行し、ステップ6108A及びステップ6112AでNoの場合にはステップ6116Aに移行する。
次に、図24は、図22でのステップ6200のサブルーチンに係る、第1特別遊技中表示制御処理のフローチャートである。まず、ステップ6201で、表示制御手段2152は、第1特別遊技中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ6201でYesの場合、ステップ6202で、表示制御手段2152は、メイン側情報一時記憶手段2151aを参照し、主制御装置1000側から第1特別遊技開始信号を受信したか否かを判定する。ステップ6202でYesの場合、ステップ6203及びステップ6204で、表示制御手段2152は、第1特別遊技中フラグをオンにすると共に、第1演出表示装置2140の装図表示部2141上で大当たり開始表示を行う。そして、ステップ6206で、表示制御手段2152は、第1演出表示装置2140の装図表示部2141上で、ステップ2123で主制御装置1000側から逐次送信されている遊技情報に基づき、ラウンド数と入賞個数を逐次表示する。そして、ステップ6208で、表示制御手段2152は、メイン側情報一時記憶手段2151aを参照し、主制御装置1000側から第1特別遊技終了信号を受信したか否かを判定する。ステップ6208でYesの場合、ステップ6210で、表示制御手段2152は、第1演出表示装置2140の装図表示部2141上で、大当たり終了表示を行う。そして、ステップ6211で、表示制御手段2152は、第1特別遊技中フラグをオフにし、次の処理(第2特別遊技中表示制御処理6300)に移行する。尚、ステップ6201でNoの場合にはステップ6206に移行し、ステップ6202及びステップ6208でNoの場合にも次の処理(第2特別遊技中表示制御処理6300)に移行する。
次に、図25は、図22でのステップ6300のサブルーチンに係る、第2特別遊技中表示制御処理のフローチャートである。まず、ステップ6330及びステップ6332で、表示制御手段2242は、第2段階特別遊技中フラグ及び第1段階特別遊技中フラグがオフか否かを判定する。ステップ6302で、表示制御手段2242は、メイン側情報一時記憶手段2241aを参照し、主制御装置1000側から第2特別遊技開始信号を受信したか否かを判定する(ステップ4110を参照)。ステップ6302でYesの場合、ステップ6334及びステップ6304で、表示制御手段2242は、第1段階特別遊技中フラグをオンにすると共に、第2演出表示装置2230上で第1段階特別遊技の大当たり開始表示を行う。次に、ステップ6306で、表示制御手段2242は、メイン側情報一時記憶手段2241aを参照し、主制御装置1000側から第2段階特別遊技に移行するか否かの情報を受信したか否かを判定する(ステップ4228を参照)。ステップ6306でYesの場合、ステップ6336及びステップ6308で、表示制御手段2242は、第1段階特別遊技中フラグをオフにすると共に、前記ステップ6306で受信した情報が第2段階への移行確定信号であるか否かを判定する。ステップ6308でYesの場合、ステップ6310及びステップ6314で、表示制御手段2242は、第2演出表示装置2230上で、第2段階特別遊技の大当たり開始表示を行うと共に、ラウンド数と入賞個数を逐次表示する。そして、ステップ6316で、表示制御手段2242は、メイン側情報一時記憶手段2241aを参照し、主制御装置1000側から第2特別遊技終了信号を受信したか否かを判定する。ステップ6316でYesの場合、ステップ6318及びステップ6340で、表示制御手段2242は、第2演出表示装置2230上で第2段階の大当たり終了表示を行うと共に、第2段階特別遊技中フラグをオフにし、次の処理(ステップ6100の装飾図柄表示制御処理)に移行する。
尚、ステップ6330でNoの場合にはステップ6314に移行し、ステップ6332でNoの場合にはステップ6306に移行し、ステップ6302、ステップ6306及びステップ6316でNoの場合には、次の処理(ステップ6100の装飾図柄表示制御処理)に移行する。また、ステップ6308でNoの場合には、ステップ6312で、表示制御手段2242は、第2演出表示装置2230上で、第1段階の大当たり終了表示(当該特別遊技の終了表示)を行い、次の処理(ステップ6100の装飾図柄表示制御処理)に移行する。
次に、図26を参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機の作用(特に、振分装置Bに遊技球が導かれた場合の、振分装置Bの状態に応じた当該遊技球の振分けの様子)を説明する。まず、図26(a)〜(d)を参照しながら、当該遊技球が振分装置Bに到達した時点での振分装置Bにおける保留球数が上限に達していない場合(例えば0個〜3個である場合)について説明する。図26(a)は、振分装置B上に遊技球が全く保留されていない状況下、遊技球が当該振分装置Bに導かれた様子を示したものである。当該図に示すように、振分装置Bに到達した遊技球は、半時計回りに回転する回転体Bの保留部Bが当該地点に到達するまでこの場所で待機する。そして、図26(b)に示すように、回転体Bの保留部Bが遊技球の地点に到達した場合、遊技球は自重で前記保留部Bに落下し、当該保留部Bに格納される。そして、図26(c)に示すように、当該遊技球は回転体Bの回転に追従して移動した後、図26(d)に示すように、当該遊技球は特図始動口2110に自重で落下する。このように、振分装置Bにおける保留球数が0個〜3個の場合には、新たに振分装置Bに導かれた遊技球は、特図始動口2110に常時振分けられることになる。
次に、図26(e)〜(h)を参照しながら、当該遊技球が振分装置Bに到達した時点での振分装置Bにおける保留球数が上限に到達している場合(例えば4個である場合)について説明する。図26(e)は、振分装置B上に遊技球が4個保留されている状況下、遊技球が当該振分装置Bに導かれた様子を示したものである。ここで、当該振分装置Bの回転体Bとカバー部Bは、4個保留されると、当該保留による重さにより当初の位置(図中の点線)から下方(図中の実線)に移動する。その結果、図26(e)及び図26(f)等に示すように、回転体Bの右上に、遊技球が通過可能な、普図始動口2310に向かった新たな経路Wが誕生する。これにより、共用入賞口Aから振分装置B内に新たに誘導された遊技球は、当該経路Wを通過して普図始動口2310に落下する。このように、振分装置Bにおける保留球数が4個の場合には、新たに振分装置Bに導かれた遊技球は、普図始動口2310に常時振分けられることになる。そして、図26(g)に示すように、回転体B内の保留球の一つが特図始動口2110まで誘導された場合には、振分装置Bの全体質量に基づく重力が、当該振分装置Bを上方に付勢する力よりも小さくなる結果、下方位置から通常位置に戻る。その結果、図26(h)に示すように、普図始動口2310への経路が再び閉鎖する結果、以後に当該振分装置Bに誘導される遊技球は、特図始動口2110に振分けられることになる。
尚、本最良形態においては、保留球数が4個の場合に、振分装置Bが自重により移動する構成を採ったが、当該構成には何ら限定されず、例えば、すべて保留された場合には、動力で振分装置Bを移動させる構成を採ってもよい。
本最良形態によれば、第一始動口に係る保留球(第一始動口に振分けられることが確定している保留球)が上限に達した場合に、新たに振分装置内に進入した遊技球が第二始動口に振分けられるように構成されているので、第一始動口に係る保留球が上限に達した場合でも、遊技球を発射し続ける動機付けを遊技者に付与することができるという効果を奏する。更には、第二始動口に振分けられるということは、他方の第一始動口に係る保留球が存在していることを意味するので、第二始動口に遊技球が振分けられる期間中に限り、第一始動口及び第二始動口の両方に起因した複数の遊技を遊技者に同時に提供することができるという効果も奏する。
更に、振分装置の構造が変化することにより第二始動口への誘導経路が新たに生じるという、遊技者が視覚的に確認できる手段を採用しているので、振分がどのように実行されるのかを遊技者に一目瞭然にさせる結果、遊技の複雑化が低減すると共に、遊技者の混乱を招くことによるトラブルを事前に防止することが可能になるという効果を奏する。
更に、保留されている遊技球が前記所定個数に達した場合に自重により下方に移動するという、視覚的に更に分かり易い手段で振分けを実行しているので、遊技の複雑化がより低減すると共に、遊技内容を理解できないことに起因した遊技者の混乱及びトラブルをより確実に防止することができるという効果を奏する。
次に、本最良形態のBタイプ(ハズレ停止図柄強制停止タイプ)を説明する。ここで、当該タイプは、第2特別遊技実行中に特別図柄が変動中である場合、当該特別図柄をハズレ停止図柄で強制的に停止させることにより、第1特別遊技への移行を防止するものである。
そこでまず、図4のブロック図を参照しながら、タイプBに係るパチンコ遊技機の機能上の特徴を説明する。タイプBに係るパチンコ遊技機は、タイプAの特図変動タイマ一時停止手段1221b−2の代わりに、第2遊技が特別遊技に移行した場合、第1遊技に係る特別図柄を強制的にハズレ図柄にするためのハズレ図柄強制差換手段1221b−3を有することを特徴とする。
次に、図27及び図28のフローチャートを参照しながら、タイプBに係るパチンコ遊技機の処理上の特徴を説明する。ここで、図27は、メイン側の処理に係るフローチャートであり、詳細には、図6におけるステップ1400のサブルーチンに係る、特別図柄表示処理のフローチャートである。尚、大部分が図8と共通し、ステップ1424B〜ステップ1431Bが存在する点でのみ相違する。そこで相違点のみ説明すると、ステップ1422Bで特別図柄が変動を開始した後、ステップ1424Bで、遊技状態確認手段1210は、第2フラグ一時記憶手段1192aを参照して、現在第2特別遊技関連フラグ(例えば、第2特別遊技移行許可フラグ、第2特別遊技実行フラグ)がオフであるか否か、即ち、現在第2特別遊技が実行中でないか否かを確認する。そして、ステップ1424BでYesの場合には、本フローに係るハズレ停止図柄強制停止処理を行なわず、ステップ1434Bに移行する。他方、ステップ1424BでNoの場合、ステップ1425Bで、まず、情報送信手段1300が、第1演出表示制御手段2150側にハズレ図柄で強制停止する旨の確定表示コマンドを送信する。次に、ステップ1427Bで、ハズレ図柄強制差換手段1221b−3が、特図情報一時記憶手段1191bに記憶されている停止図柄をハズレ停止図柄に強制的に差換えると共に、第1作動回避実行手段1221bが、特図変動管理用タイマ1151a−1をゼロクリアする。これにより、差換えたハズレ停止図柄が、特図表示部2131に確定表示されることになる。そして、ステップ1429Bで、第1作動回避制御手段1221は、第1フラグ一時記憶手段1191aを参照して、当たりフラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1429BでYesの場合、ステップ1431Bで、第1作動回避制御手段1221は、第1フラグ一時記憶手段1191a中の当たりフラグをオフにする。これにより、当該ハズレの停止図柄が停止するだけでなく、内部的にも当たりの権利が消滅する。
尚、このタイプBは、強制ハズレ停止条件を充足した場合、変動中の図柄が直ちにハズレ停止図柄に置換されるように構成したが、ハズレ態様が停止図柄として表示されるまで変動を延長する、いわゆる「すべり」の手法を用いてもよい。
次に、図28は、サブ側の処理に係るフローチャートであり、詳細には、図22でのステップ6100のサブルーチンに係る、装飾図柄表示制御処理のフローチャートである。尚、大部分が図23と共通し、ステップ6109B〜ステップ6111B間の処理のみ相違する。そこで相違点のみ説明すると、ステップ6109Bで、装飾図柄表示制御手段2152aは、メイン側情報一時記憶手段2151aを参照して、主制御装置1000側からハズレ停止図柄で強制停止する旨の信号を受信したか否かを判定する。ステップ6109BでYesの場合、ステップ6111Bで、装飾図柄表示制御手段2152aは、第1演出表示装置2140の装図表示部2141上で、変動中の装飾図柄をハズレ停止図柄で強制停止し、ステップ6119Bに移行する。他方、ステップ6109BでNoの場合は、ステップ6116Bに移行する。
図1は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機の正面図である。 図2は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機の振分装置の拡大図である。 図3は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機の背面図である。 図4は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機の機能ブロック図である。 図5は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側でのメインフローチャートである。 図6は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での第1特別遊技移行判定処理のフローチャートである。 図7は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での第1特別遊技内容決定乱数取得処理のフローチャートである。 図8は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での特別図柄表示処理(特定遊技終了判定処理)のフローチャートである(タイプA)。 図9は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での特定遊技終了判定処理のフローチャートである。 図10は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での第1特別遊技作動条件判定処理(第1特別遊技終了後の遊技状態決定処理)のフローチャートである。 図11は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での第1特別遊技終了後の遊技状態決定処理のフローチャートである。 図12は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での第1特別遊技実行処理のフローチャートである。 図13は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での第2特別遊技移行判定処理のフローチャートである。 図14は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での普通図柄当選乱数取得処理のフローチャートである。 図15は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での普通図柄表示処理のフローチャートである。 図16は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での電チュー駆動判定処理のフローチャートである。 図17は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での第2特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。 図18は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での第2特別遊技実行処理のフローチャートである。 図19は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での初期設定処理のフローチャートである。 図20は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での第1段階実行処理のフローチャートである。 図21は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での第2段階実行処理のフローチャートである。 図22は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、表示制御装置側でのメインフローチャートである。 図23は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、表示制御装置側での装飾図柄表示制御処理のフローチャートである(タイプA)。 図24は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、表示制御装置側での第1特別遊技中表示制御処理のフローチャートである。 図25は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、表示制御装置側での第2特別遊技中表示制御処理のフローチャートである。 図26は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における作用を示す図である。 図27は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での特別図柄表示処理(特定遊技終了判定処理)のフローチャートである(タイプB)。 図28は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、表示制御装置側での装飾図柄表示制御処理のフローチャートである(タイプB)。
符号の説明
1121 特図抽選手段
1122 普図抽選手段
1141 特図内容決定手段
1142 普図内容決定手段
1151 特図表示制御手段
1152 普図表示制御手段
1160 電チュー開閉制御手段
1171a 第1条件判定手段
1171b 第1特別遊技実行手段
1172a−1 第1段階特別遊技条件判定手段
1172a−2 第2段階特別遊技条件判定手段
1172b−1 第1段階特別遊技実行手段
1172b−2 第2段階特別遊技実行手段
2110 特図始動口
2111 入球検出装置
2120 第1大入賞口
2131 特図表示部
2210 始動口
2220 第2大入賞口
2310 普図始動口
2311 入球検出装置
2321 普図表示部

Claims (6)

  1. 通常遊技状態よりも遊技者に対して高い利益を付与する第一特別遊技状態の移行に関連した第一入球検出器と、前記通常遊技状態よりも遊技者に対して高い利益を付与する第二特別遊技状態の移行に関連した第二入球検出器と、遊技球を入球可能であると共に、当該入球した遊技球を前記第一入球検出器と前記第二入球検出器のいずれかに振分ける振分装置とを有するパチンコ遊技機において、
    前記振分装置は、遊技球を所定個数保留可能であると共に、前記所定個数に満たない遊技球が保留されている状況下では、当該振分装置内に進入した遊技球は前記第一入球検出器に振分けられる一方、前記所定個数に達した遊技球が保留されている状況下では、当該振分装置内に進入した遊技球は前記第二入球検出器に振分けられるように構成されていることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記振分装置は、保留されている遊技球が前記所定個数に達した場合、前記振分装置の構造が変化した結果として、前記第二入球検出器への誘導経路が新たに生じるように構成されている、請求項1記載のパチンコ遊技機。
  3. 保留されている遊技球が前記所定個数に達した場合、前記振分装置の所定部分が自重により下方に移動することにより前記構造変化が達成される、請求項2記載のパチンコ遊技機。
  4. 遊技球が入球可能な第一始動口と、
    第一識別情報を変動表示及び停止表示可能な第一識別情報表示部と、
    開状態と閉状態を採り得る第一可変入賞口と、
    前記第一始動口への遊技球の入球に基づき、第一遊技の内容を決定する第一乱数を取得する第一乱数取得手段と、
    前記第一乱数に基づき、前記第一識別情報の変動内容と停止識別情報を決定する第一識別情報表示内容決定手段と、
    前記第一識別情報表示内容決定手段により決定された表示内容に従い、前記第一識別情報表示部で前記第一識別情報を前記変動内容で変動表示した後、前記停止識別情報を表示するよう制御する第一識別情報表示制御手段と、
    通常遊技状態から前記通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な第一特別遊技に移行する一条件である、前記停止識別情報が特定態様であるか否かを判定するための第一特別遊技移行条件判定手段と、
    前記第一可変入賞口を前記開状態にし、前記第一特別遊技を実行するための第一特別遊技実行手段と
    を備えた第一遊技部;
    開状態と閉状態を採り得る第二可変入賞口Aと、
    開状態と閉状態を採り得る、特定領域を有する第二可変入賞口Bと、
    場合により存在していてもよい、開状態と閉状態を採り得る第二可変入賞口Cと、
    通常遊技状態から前記通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な第二特別遊技の第一段階に移行する一条件である、前記第二可変入賞口Aに遊技球が入球したか否かを判定するための、第二特別遊技第一段階移行条件判定手段と、
    前記第二可変入賞口Bを前記開状態にし、前記第二特別遊技の前記第一段階を実行するための第二特別遊技第一段階実行手段と、
    通常遊技状態から前記通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な第二特別遊技の第二段階に移行する一条件である、前記第一段階において前記第二可変入賞口Bの前記特定領域に遊技球が入球したか否かを判定するための、第二特別遊技第二段階移行条件判定手段と、
    前記第二可変入賞口B又は前記第二可変入賞口Cを前記開状態にし、前記第二特別遊技の前記第二段階を実行するための第二特別遊技第二段階実行手段と
    を備えた第二遊技部;並びに
    遊技球が入球可能な第二始動口と、
    第二識別情報を変動表示及び停止表示可能な第二識別情報表示部と、
    前記第二始動口への遊技球の入球に基づき、前記第二可変入賞口Aの開状態駆動に係る第二乱数を取得する第二乱数取得手段と、
    前記第二乱数に基づき、前記第二識別情報の停止識別情報を決定する第二識別情報表示内容決定手段と、
    前記第二識別情報表示部で前記第二識別情報を所定時間変動表示した後、前記停止識別情報を表示するよう制御する第二識別情報表示制御手段と、
    前記停止識別情報が所定態様である場合、前記第二可変入賞口Aを開状態に駆動制御する開状態可否決定実行手段と
    を備えた補助部
    を有するパチンコ遊技機において、
    遊技球を入球可能であると共に、当該入球した遊技球を前記第一始動口と前記第二始動口のいずれかに振分ける振分装置を更に有しており、当該振分装置は、遊技球を所定個数保留可能であると共に、前記所定個数に満たない遊技球が保留されている状況下では、当該振分装置内に進入した遊技球は前記第一始動口に振分けられる一方、前記所定個数に達した遊技球が保留されている状況下では、当該振分装置内に進入した遊技球は前記第二始動口に振分けられるように構成されている
    ことを特徴とするパチンコ遊技機。
  5. 前記振分装置は、保留されている遊技球が前記所定個数に達した場合、前記振分装置の構造が変化した結果として、前記第二始動口への誘導経路が新たに生じるように構成されている、請求項4記載のパチンコ遊技機。
  6. 保留されている遊技球が前記所定個数に達した場合、前記振分装置の所定部分が自重により下方に移動することにより前記構造変化が達成される、請求項5記載のパチンコ遊技機。
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