JP2007184817A - 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2007184817A
JP2007184817A JP2006002154A JP2006002154A JP2007184817A JP 2007184817 A JP2007184817 A JP 2007184817A JP 2006002154 A JP2006002154 A JP 2006002154A JP 2006002154 A JP2006002154 A JP 2006002154A JP 2007184817 A JP2007184817 A JP 2007184817A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
specific
image information
specific image
image data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006002154A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiyouya Ishihara
将哉 石原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2006002154A priority Critical patent/JP2007184817A/ja
Publication of JP2007184817A publication Critical patent/JP2007184817A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】画像情報の複写を禁止するために使用する特定画像情報を画像データに付加するに際し、その特定画像情報だけを確実に検出することができるように画像を出力することが可能な画像処理装置を提供する。
【解決手段】様々な画像入力手段から入力された画像データに対して、特定の画像であることを意味する特定画像情報を、1又は複数組み付加する特定画像情報付加手段20bを備える。印字部13b等の様々な画像記録手段が、特定画像情報付加手段20bで特定画像情報付加後の画像データを記録用紙等の記録媒体に記録する。ここで、特定画像情報付加手段20bは、複数種類の特定付加情報の中から付加する特定画像情報を切り換える切換手段を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムに関し、より詳細には、画像データに対してその複写を禁止するための特定画像情報を付加可能とした画像処理装置、画像処理方法、その装置に組み込まれる特定画像付加用のプログラムに関する。
印刷原稿の不正な複写を防止するために、原稿を印刷する際に地紋などの特定画像情報を付与する手法が用いられている。この特定画像情報は、複写防止情報、或いはアンチコピー情報などとも呼ばれる。
例えば、PC等で動くアプリケーションからプリンタに画像データを送り、プリンタにて画像データを印刷出力するときに、印刷画像の複写を防止するための特定画像情報を上述の画像データとともにプリンタに送ることにより、プリンタでは、印刷画像のどこかにその特定画像情報を埋め込んで印刷出力させるようにする。そして、その特定画像情報が埋め込まれた印刷画像を、複写機を用いて複写しようとすると、その特定画像情報を検出した複写機が、複写印刷を出力しないようにしたり、或いは、“コピー禁止”等の文字を印刷して出力する、等の動作を行うようにする。
上述のような特定画像情報は、ユーザが識別できない形状で印刷画像に埋め込まれている場合の他に、複写を牽制するために、特定画像情報であることをユーザが識別できる形状で印刷画像に埋め込まれている場合がある。しかしながら、いずれにしても、複写機がこれら特定画像情報が埋め込まれた画像情報を複写するときに、複写機は画像情報に特定画像情報が存在していることを検出し、その検出結果に従って、予め定められた処理、例えば、上述のように複写自体を停止したり、“コピー禁止”等の文字を入れて複写画像を出力する処理を行う。
上述のような複写を禁止するための技術に関し、例えば特許文献1には、特定のパターンを付加した原稿を簡単に作成できるようにした複写機が開示されている。ここでは複写機は、原稿画像に特定マークを付加して画像を再生するための特定マークの発生手段と、読み取った原稿画像における特定のマークの有無を検出するマーク有無検出手段と、そのマーク有無検出手段で原稿画像における特定のマークを検出した場合に、複写動作を通常とは異ならせるようにする制御手段を備えている。
また、特許文献2には、特定マークの検出を容易に且つ精度よく行うことができる再生画像を得るようにした複写機が開示されている。ここでは、マーク付加手段により特定のマークを付加した画像を再生する機能を有する複写機において、マーク付加手段が径の異なる複数の同心円により構成された特定のマークを原稿画像に付加するようにしている。
特許文献1及び2に記載の技術を含め、特定画像情報を付加する方法としては、電子透かしのように周波数領域に情報を紛れ込ませる方法、バーコードなどを非画像エリアに付加する方法、ウォーターマークのような情報を画像エリアに付加する方法などがある。
特開平7−38737号公報 特開平7−36325号公報
しかしながら、このような従来技術のシステムでは、印刷画像を読み込んで特定画像情報が含まれているかを検出する際に、印刷画像の特徴によっては誤認識が多くなる。例えば、或る原稿に特定画像情報が印刷されていないにも拘わらず、その原稿を複写した際にその原稿の特徴が特定画像情報の特徴と合致してしまい印刷動作をストップすることがある。また、その原稿の特徴が特定画像情報の特徴と合致していなくても何度も繰り返し複写することで擦れたり所謂ゴミや異物といったものが印刷され、それが特定画像情報の特徴と合致してしまい、その原稿に特定画像情報が印刷されていないにも拘わらず、印刷動作をストップしてしまうこともある。このように、ユーザの使用形態によって特定画像情報の検出精度が異なり、場合によっては検出できなくなることがある。
特に、画像処理装置にて付加される特定画像情報は基本的に1つであり、その特定画像情報が印刷を行う記録紙の色や画像データと干渉してしまい、結果として、特定画像情報が正確に読み出されず検出されなくなってしまうこともある。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、画像情報の複写を禁止するために使用する特定画像情報を画像データに付加するに際し、その特定画像情報だけを確実に検出することができるように画像を出力することが可能な画像処理装置、画像処理方法、及び、その装置に組み込むためのプログラムを提供することをその目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、画像データを入力する画像入力手段と、該画像入力手段から入力された画像データに対して画像処理を施す際に、特定の画像であることを意味する特定画像情報を1又は複数組み付加する特定画像情報付加手段と、該特定画像情報付加手段で前記特定画像情報が付加された後の画像データを記録媒体に記録する画像記録手段とを備え、前記特定画像情報付加手段は、複数種類の特定付加情報の中から付加する特定画像情報を切り換える切換手段を有することをを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記切換手段は、前記画像データが記録された前記記録媒体の使用用途に応じて、前記特定画像情報を切り換えることを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第2の技術手段において、前記使用用途は、前記画像入力手段で入力された画像データの機密性に基づく用途を指すことを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第2の技術手段において、前記使用用途は、前記記録媒体に記録される画像データの利用先に基づく用途を指すことを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第1の技術手段において、前記切換手段は、前記画像入力手段で入力された画像データの種類及び/又は前記記録媒体の種類に応じて、前記特定画像情報を切り換えることを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第5の技術手段において、前記記録媒体の種類は、記録紙における色を指すことを特徴としたものである。
第7の技術手段は、第5又は第6の技術手段において、前記画像データの種類は、前記画像データの配色を指すことを特徴としたものである。
第8の技術手段は、第7の技術手段において、前記画像データの配色は、前記画像データが示す画像の輪郭により特定することを特徴としたものである。
第9の技術手段は、第1乃至第8のいずれかの技術手段において、前記特定画像情報付加手段で付加する特定画像情報を設定する特定画像情報設定手段を備え、前記切換手段は、前記特定画像情報設定手段での設定に基づき、付加する特定画像情報を切り換えることを特徴としたものである。
第10の技術手段は、画像データを入力する画像入力手段と、画像データに対して画像処理を施す画像処理手段と、画像データを記録媒体に記録する画像記録手段とを備えた画像処理装置における画像処理方法であって、前記画像入力手段が画像データを入力する画像入力ステップと、前記画像入力ステップで入力された画像データに対して、前記画像処理手段が、前記画像処理を施すに際し、特定の画像であることを意味する特定画像情報を1又は複数組み付加する特定画像情報付加ステップと、該特定画像情報付加ステップで前記特定画像情報が付加された後の画像データを、前記画像記録手段が記録媒体に記録する画像記録ステップとを含み、前記特定画像情報付加ステップは、複数種類の特定付加情報の中から付加する特定画像情報を切り換える切換ステップを含むことを特徴としたものである。
第11の技術手段は、第1乃至第9のいずれかの技術手段における画像処理装置に組み込み、該画像処理装置における演算処理装置を、前記特定画像情報付加手段として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、画像情報の複写を禁止するために使用する特定画像情報を画像データに付加するに際し、その特定画像情報だけを確実に検出することができるように画像を出力することが可能となる。
図1は、本発明の画像処理装置が適用されるデジタル複合機の構成例を説明するためのブロック図である。図1で例示するデジタル複合機1は、複写機、プリンタ装置、ファクシミリ装置、スキャナ装置、及び画像記憶装置の機能を備えた複合機として構成されたものである。
デジタル複合機1は、演算を行うCPU及び演算に伴う一時的な情報を記憶するRAM等からなる機器制御部14を備えている。機器制御部14には、デジタル複合機1を制御するための制御プログラムを記憶しているROMが含まれる。また、機器制御部14には、デジタル複合機1が行う処理を管理するための管理情報(各種の制御情報)を記憶するメモリである管理部17が接続されている。
機器制御部14には、ユーザ操作手段の一例として、使用者からの操作を受け付け入力する操作部12が接続されている。操作部12は、使用者の操作により制御命令などの情報が入力されるタッチパネル又はテンキー等の入力部12aと、操作のために必要な情報を表示する液晶パネル等の表示部12bとからなっている。その他、操作部12では、このデジタル複合機1の管理者や利用者(すなわち操作者)を認証するための認証コードが入力される。また、認証コードは、FAXモデム18や通信部15を介して外部機器から入力することを可能としてもよい。
また、機器制御部14には、画像入力手段の一つとして、画像データを生成するために記録用紙に記録された画像を読み取る画像読取部11が接続される。この画像読取部11には、原稿画像を画像データとして取り込むためのCCD11aと、原稿の有無を検知する原稿検知センサ11bとが設けられる。
また、機器制御部14には、画像記録手段の一つとして、記録用紙上に画像データを形成する画像形成部13が接続される。この画像形成部13には、画像データを一時的に記憶するメモリ13aと、メモリ13aが記憶した画像データから画像を形成して記録用紙に記録する印字部(LSU)13bと、印字部13bで画像形成するための給紙用のトレイ13c,13dとが設けられる。そして、デジタル複合機1は、画像読取部11が生成した画像データをメモリ13aに一旦記憶させた後、印字部13bで画像を形成することができる。このようにして、デジタル複合機1は複写機として機能する。
また、図1で例示する機器制御部14には、画像入力手段の一つとして、ファクシミリ通信を行うFAXモデム18が接続されており、FAXモデム18は公衆回線網N3に接続されている。デジタル複合機1は、公衆回線網N3を介して他のファクシミリ装置4から送信された画像データをFAXモデム18で受信し、受信した画像データから画像形成部13で画像を形成することができる。また、デジタル複合機1は、画像読取部11が生成した画像データを、FAXモデム18に接続された公衆回線網N3を介して他のファクシミリ装置4へファクシミリ通信にて送信することができる。このとき、FAXモデムは、外部のファクシミリ装置4へ画像データを記録する画像記録手段の一つとして機能する。このようにして、デジタル複合機1はファクシミリ装置として機能する。
また、機器制御部14には、デジタル複合機1が外部と情報を送受信するための通信部(送受信手段)15が接続されている。通信部15は、社内LAN等の通信ネットワークN1に接続可能であり、通信ネットワークN1には1又は複数のパーソナルコンピュータ(PC)5が接続可能である。デジタル複合機1が単独で動作している通常の状態では、通信部15は通信ネットワークN1に接続されており、通信ネットワークN1を介してPC5との間で情報を交換する。
デジタル複合機1は、画像読取部11が生成した画像データを通信部15からPC5へ送信することができる。このようにして、デジタル複合機1はスキャナ装置として機能する。また、デジタル複合機1は、PC5から送信された画像データを通信部15で受信し、受信した画像データから画像形成部13で画像を形成することができる。このようにして、デジタル複合機1はプリンタ装置として機能する。
通信ネットワークN1は、更にインターネット等の広域通信ネットワークN2に接続されている。通信部15は、電子メールに画像データを添付して送信するなどの方法により、広域通信ネットワークN2に接続されたインターネットファクシミリ装置2や外部PC3との間で、通信ネットワークN1及び広域通信ネットワークN2を介して画像データを受信することができる。このようにして、デジタル複合機1はインターネットファクシミリ装置として機能する。
このように、通信部15は、デジタル複合機1内部へ外部から画像データを受信するときには画像入力手段の一つとして機能し、また、デジタル複合機1側から外部へ画像データを送信するときには画像記録手段の一つとして機能する。
機器制御部14には、ハードディスク(HD)16が接続されている。ハードディスク16は、画像読取部11が生成した画像データ等の画像処理に係る画像データを記憶する。デジタル複合機1は、様々な経路から入力された画像データに対して、画像形成部13で画像形成するのではなく、ハードディスク(HD)16に記憶させることで、画像記憶装置として機能する。また、機器制御部14には消去手段19が接続される。消去手段19は、機器制御部14による制御に従って、ハードディスク16に記録保持されているデータを消去する。
さらに、機器制御部14には、本発明に関わる特定画像情報を付加する処理を実現する画像処理部20が接続される。画像処理部20は、上述のごとき様々な画像入力手段から入力された画像データに対して、その画像データが示す画像を変更させる変更処理を施す画像変更手段(図示せず)を備えるとよい。なお、画像変更手段としては、画像変倍手段以外に、画像入力手段から入力された画像データに対して、その画像データが示す画像の濃度を変更する手段や画像の向きを回転させる手段などが例示できる。
ここで、画像変更手段は、画像入力手段から入力された画像データに対して、その画像データが示す画像を変倍させる変倍処理を施す画像変倍手段を有することが好ましい。この画像変倍手段は、操作部12で入力されたユーザ操作が、倍率指定変倍設定、用紙指定変倍設定、綴じ代設定(表紙設定等による間接的な設定も含む)、所謂n in 1と呼ばれる集約設定、及び分割設定の何れかであった場合、各設定に基づく変倍処理を実行する手段である。画像変倍手段は、通常のコピー機などには一般的に具備されている手段であるが、ここではHD16や外部機器への記憶や送信等の際にも実行可能としておくとよい。
そして、画像処理部20は、本発明に関わる特定画像情報を付加する処理を実現するための手段として、特定画像情報付加手段20bを備えるものとする。特定画像情報付加手段20bは、様々な画像入力手段で入力された画像データに対して、特定の画像であることを意味する特定画像情報を、1又は複数組み付加する手段である。上述の画像変更手段での画像変更処理がなされた後に、特定画像情報付加手段20bが特定画像情報を付加するようにすることで、変倍や回転等の処理に依らず一定の特定画像情報を付加することができ、検出する際にも容易となる。
なお、画像変倍手段が1倍処理に相当する処理無しである場合も含むように、画像変更手段は画像を変更しない場合もあり、その場合には画像変更手段を介さない処理となるよう構成してもよいし、一旦画像変更手段を介すように構成してもよい。上述した様々な画像記録手段は、特定画像情報付加手段20bで特定画像情報が付加された後の画像データを記録媒体に記録する。
このように、原稿の画像データにコピー禁止などの特定画像情報を付加する場合には、画像処理部20で画像の変倍、回転などの処理が行われた画像データに、特定画像情報付加手段20b(特定画像発生手段とも言える)で生成された特定画像を付加して、印刷等の画像記録処理を施すとよい。その他、レーザプリンタ内のレーザ走査回路に特定画像情報を与え、原稿の画像データに対するレーザの走査時に、特定画像を付加することも可能であり、その場合、特定画像情報付加手段20bはレーザ走査回路に特定画像情報を伝送する手段となる。
そして、本発明の主たる特徴部分として、特定画像情報付加手段20bは、複数種類の特定付加情報の中から付加する特定画像情報を切り換える切換手段を有する。詳細には、特定画像情報付加手段20bは、画像データに付加すべき特定画像情報を予め複数保持しておき(若しくは他のアクセス可能なメモリに保持させておき)、機器制御部14による特定画像情報の付加に関する制御に従って、複数種類の特定付加情報の中から付加する特定画像情報に切換手段が切り換え、その特定画像情報を画像データに付加し、メモリ13aに保持させる。例えば画像記録手段として画像形成手段を使用する場合、画像処理部20で処理された画像データは、印字部13bで最終的に出力される形態の印刷データとなる。画像変倍処理などの画像変更処理を実行する場合、例えば、画像入力手段で入力された画像データをHD16に保存し、その画像データをメモリ13aのワークメモリ上で画像変更処理を施して、メモリ13aのページメモリ上へ移し、ページメモリ上で特定画像情報と合成して、印字部13bで印刷する。
上述の切換手段は、画像データが記録された記録媒体(転送用のバッファを経た転送先の記録媒体も含む)の使用用途、すなわち記録媒体上に記録される画像の使用用途に応じて、特定画像情報を切り換えるようにすることが好ましい。ここで、使用用途とは、白黒記録して配布又は配信するためのものか、カラー記録して配布又は配信するためのものか、重要性や機密性の高い配布物又は配信物として使うものなのかそうでないのか、配布先は社内/社外/人による特定のいずれであるのか、記録用紙の模様や画像データの背景となる模様はどのような状況で使われるものなのか(例えばグリーティングカードとして使うもの等)、などといった様々なものの中から決めておけばよい。特に、使用用途は、画像入力手段で入力された画像データの機密性に基づく用途か、或いは記録媒体に記録される画像データの利用先(配布先又は配信先)に基づく用途を指すようにしておくことが好ましい。
また、本発明では、特定画像情報付加手段20bに加え、特定画像情報付加手段20bで付加する特定画像情報を設定する特定画像情報設定手段20cを備えることが好ましい。このとき、切換手段は、特定画像情報設定手段20cでの設定に基づき、付加する特定画像情報を切り換えることとなる。すなわち、特定画像情報設定手段20cは、特定画像情報付加手段20bで付加する特定画像情報を、デフォルトによって設定したり操作部12などからユーザに選択させることで設定する手段であり、例えば図示したように画像処理部20に備えられる。そして、特定画像情報設定手段20cは、機器制御部14による設定制御に従って、付加する特定画像情報を例えば使用用途や入力源や記録先に応じて設定しておき、特定画像情報付加手段20bは、画像データに付加すべき予め保持した特定画像情報に対し、特定画像情報設定手段20cで設定された特定画像情報を画像データに付加する。
特定画像情報の設定及び付加処理においては、上述した好ましい形態などを適宜採用して処理を実行すればよい。例えば、特定画像情報としての所定のパターン(特定パターン)画像は、YMCKのトナーの色の単色から選択可能で、1枚の出力用紙に付加するパターン色は複数個であり同じ色であるようにしてもよい。また、モノクロコピー(FAX,プリンタ)モードで印字した場合は付加するパターンの色を黒にし、カラーモードで印字した場合は、YMCKの4色から選択可能であるようにしてもよい。さらに、再生紙でも検出できるよう黄色のパターンを選択した場合は黒のパターンを選択した場合より濃くするかドットを大きくするようにしてもよい。画像データをモノクロ2値で印字する場合は画像データを印字する濃度値より、付加パターンの濃度値を薄くするなどしてもよい。
また、所定のパターン画像は、同じ画像を少なくともM+N個以上付加するようにしてもよい。実際に検出するときに、そのパターンをNパターン検出することで付加情報を付加した原稿であることを識別することで、付加したパターンの1部分だけを検出するだけで良くなるので、付加パターンを目立たないパターンにすることが可能となる。また、黒で印字する時の付加印字パターンのプリミティブを大きさを黄色で印字する時より小さくすることで、再生紙に印字した時も検出することができるだけでなく、目立ち難い薄く小さなパターンにすることが可能となる。また、付加するパターン画像の数は、セキュリティ強度によって可変するようにしてもよい。
一方で、画像処理部20は、画像読取部11で読み取られてメモリ13aに保存された画像データに特定画像情報が含まれるか否かを検出する特定画像情報検出手段20aを有することが好ましい。特定画像情報検出手段20aの検出結果、画像データに特定画像情報が含まれていれば、機器制御部14は、その画像データの複写を禁止する(画像形成部13における画像形成を無効にする)制御を行う。例えば、スキャナで読み取られた画像データなどの入力画像データは画像処理部20に入力されるが、特定画像情報検出手段20a(特定画像判別手段とも言える)に入力され、コピー禁止情報などの特定画像の判別を行うようにし、特定画像が検出された場合には、特定画像であることを画像形成禁止指示回路に入力され、画像形成禁止指示回路から画像形成の禁止指示を行うとよい。
このように、本発明では画像処理部20などに画像無効化手段を備えることが好ましい。換言すると、この画像無効化手段は、特定画像情報検出手段20aで特定画像情報が存在すると判定されたときには、画像読取部11で読み取った画像情報を無効にする手段である。また、原稿によっては、文字が込み入ったものやゴミと呼ばれる出力(印刷やFAX出力等)部分があるので、付加する所定の画像は、上述したように同じパターンをM+N以上付加するよう特定画像情報設定手段20cで設定して画像形成しておき、特定画像情報検出手段20aは、識別する場合に、付加したパターンをM個識別した時点で検出するようにしておくことが好ましい。このM個という情報は、当然、付加する数のうちのパーセンテージで決定しておいてもよい。
以上、本発明では、上述のごとく画像情報の複写を禁止するために使用する特定画像情報を画像データに付加するに際し、複数種類の中から選択して切り換えて付加するので、検出目的に応じて、特定画像情報が付加された画像データを確実に検出することができるだけでなく、例えば記録紙に応じた選択も行えるので検出の精度を上げることができる。例えば、コピー抑制情報の内容(例えば重要度に応じて異ならしめた特定画像情報の内容)を、元の画像データが示す画像の重要度に応じて切り換えることで、重要度の高い印刷物へのコピー抑制情報を検出し易いように多数組み付加するなどすることもできる。
ここで、重要度の差異について、機能別の考え方の一例を説明する。FAXで送信されてくる画像は白黒であり、受信側のファクシミリの設置場所も把握していないことが多いので、重要文書であれば親展送信などの機密保持の処理を行って送信するのが一般的であり、重要度の低い原稿であることが予測される。プリンタで印刷されるデータには外部に漏洩しては困る機密文書であったり、帳簿など機密データなどを印刷する場合が考えられる。コピーされる文書としては、サイン入り契約書、公文書などの書類があり、機密性が最も高いことが予測される。このような考えから、画像データの入力源に応じて、特定パターンの合成を異ならせるとよい。この例では、ファクシミリ受信文書には特定画像情報を付加せず、プリンタから印刷依頼される文書にはある程度検出精度をもった特定画像情報を付加し、スキャナから読み込まれてコピーされる文書には検出精度の高い特定画像情報を付加するようにするとよい。
図2は、図1の画像処理装置における本発明に主として係わる構成のみを示すブロック図で、図3は、図2の画像処理装置における判定部の構成例を示すブロック図である。図2及び図3を参照して、本発明に係る特定画像情報の付加や検出に係わる構成要素について具体的に説明する。
デジタル複合機1は、主として、利用者が原稿をセットするなどして印刷等を行うための操作パネル12と、原稿のデータを入力するスキャナ,FAX,プリンタ等の画像入力部10と、画像入力部10で入力した画像データを一時的に格納するメモリ13aと、同じく画像入力部10で入力された原稿の画像データに、特定画像が出力されているか(特定画像情報が含まれているか)を判定する特定画像情報検出手段(判定部)20aと、メモリ13aに格納された画像データに対し、所定の条件(例えばアクセス権や処理経路の条件)に基づき特定画像情報を付加する特定画像情報付加部(上述の切換手段を含まない特定画像情報付加手段を具備)20bと、1又は複数種類の特定画像情報を格納し特定画像情報付加部20bで付加を実行する際に該当する種類の特定画像情報を特定画像情報付加部20bに供給する特定画像情報管理部17a(上述の切換手段を含む)と、特定画像情報管理部17aで供給する特定画像情報に対して、供給する特定画像情報をはじめ供給の有無や色や数や位置などの付加条件の設定を行い記憶する付加条件管理部17b(特定画像情報設定手段20cを含む)と、メモリ13aに格納された画像データに対し、上述の所定の条件が合った場合に、付加条件管理部17bで管理されその中から選択された特定画像情報を、特定画像情報付加部20bで付加して(重ね合わせて)出力する出力部(プリンタ13b等)と、それらを制御する機器制御部14とで構成される。
このような構成により、画像処理部20は、入力された画像データを展開処理し、印刷実行データとして画像メモリ13aに記憶保持させる。また、画像処理部20では、特定画像情報設定手段20cにより、予めどの特定画像情報を付加するかといったことを設定しておく。そして、画像処理部20では、付加すると設定されていた特定画像情報への特定画像情報の切り換えを行い、その特定画像情報を特定画像情報付加手段20bにより画像データに付加して、印刷実行データを生成する。そして、プリンタ13bは、画像メモリ13aに記録保持された印刷実行データを使用して、記録紙等に対する画像形成を行う。
また、判定部20aは、主として、画像データを入力する入力部21と、入力した画像データから特定画像情報を検出する検出部23と、検出部23で検出した特定画像情報の数をカウントするカウンタを有しカウント値や座標等を管理する管理部22と、検出部23での判定条件(特定画像情報の数等)を設定する判定条件設定部24と、検出部23で検出された数が判定条件を満たすか否かを判定して結果情報として機器制御部14に通知する判定結果通知部25とで構成される。
図4は、図1の画像処理装置において使用される記録紙の下地の例を示す図で、図5乃至図7は、図1の画像処理装置において付加される特定画像情報の例を示す図である。図4乃至図7を参照して、本発明に係る特定画像情報の付加や検出について、より具体的に説明する。
画像記録手段として画像形成手段を採用し記録用紙に画像を印刷する場合には、記録用紙の色や模様などに依って、特定画像情報を付加した場合の検出精度が異なってきてしまう。例えば、記録用紙の下地の色は、図4(A)〜(C)で例示するように薄いものから濃いものまで様々ある。また、図4(D)〜(F)で例示するように下地の模様も、右斜め上がり(図4(D))、右斜め下がり(図4(E))、横線(図4(F))など様々ある。さらに、図4(G)〜(I)で例示するように下地の特徴も、縦線(図4(G))等の線模様、上端及び下端を薄くして中央部分を濃くしたグラデーション模様(図4(H))、ドットが万遍なくちりばめられた模様(図4(I))など様々ある。
このような様々な記録用紙に対して、検出精度を上げるために、切換手段は、特定画像情報の切り換えを、例えば、「ドットの形状」、「ドットの大きさ」、「ドットの長さ」、「ドットの濃度」、「ドットの配置」、「ドットのピッチ」、「ドットの角度」、「ドットを配置する割合、間隔」等の特定パターンを構成する要素を切り換えることで実行するとよい。なお、ドットの形状として角をもつ形状を採用することで検出精度を上げることができる。
そして、特定画像情報としては、図5(A)〜(G)で例示するように、丸のドット31aが5つ等間隔で縦方向に配置されてなる特定パターン31、ドット31aより大きい丸のドット32aが5つ等間隔で縦方向に配置されてなる特定パターン32、四角のドット33aが5つ等間隔で縦方向に配置されてなる特定パターン33、三角のドット34aが5つ等間隔で縦方向に配置されてなる特定パターン34、細長線状のドット35aが5つ等間隔で縦方向に配置されてなる特定パターン35、ドット35aより細長いドット36aが特定パターン35での間隔より狭い間隔で5つ縦方向に配置されてなる特定パターン36、星形のドット37aが5つ等間隔で縦方向に配置されてなる特定パターン37、といった様々なものが採用可能である。さらに、図6で例示するように、図5の特定パターン31を角度αで回転させた特定パターンなども採用できる。ここで、特定パターンは、等間隔をもったものでなくてもよく、図7(A)〜(D)で示すように、5つのドットを任意に配列した特定パターン41〜44であってもよいし、ドットの数も任意に決めておけばよい。また、特定パターンを複数個配列する場合の配列も任意に決めておけばよい。
このように、切換手段は、画像入力手段で入力された記録媒体の種類(特に図4で例示したような記録用紙の色等で分類できる種類)に応じて、特定画像情報を切り換えるようにすることで、確実な検出ができるようになる。さらに、記録媒体の種類の代わりに或いは記録媒体の種類と併せて、切換手段は、画像入力手段で入力された画像データの種類(特に画像データが示す画像の配色)に応じて、特定画像情報を切り換えるようにすることが好ましい。ここで、画像データの配色は、画像データが示す画像の輪郭により特定するようにすることが好ましい。本発明のように、特定画像情報を複数備え、或る条件に応じてそれらの間で採用する特定画像情報を切り換えることで、確実なコピー抑制が可能となる。
なお、特定画像情報は、上述のように複写を禁止する(或いは複写禁止であることをユーザに認知させて牽制を行う)ために使用されるものであり、例えばカラー複合機であれば黄色の特定画像情報を視認できないように付加するとよい。また、モノクロ複合機であれば(或いはカラー複合機であってもモノクロ出力の場合には)濃度調整した黒(グレー)を視認できないように付加するとよい。
図8乃至図11は、図1の画像処理装置における表示部で表示される表示画面例を示す図である。図1の画像処理装置(デジタル複合機1)において、ユーザ操作部12の表示部12bには、図8で例示したような表示画面50がある操作段階で表示される。この表示画面50は、GUI(グラフィカルユーザインターフェース)を用いて表示構成するとよい。
図8の表示画面50のように、各種設定の他に、キーオペレータプログラムへの移行領域やセキュリティ設定の領域51が表示される。キーオペレータプログラムとは、管理者のみ設定可能なプログラムであり、本発明の特定画像の付加に関する設定のように、一般ユーザに変更されては困る設定を行うプログラムを指し、以下に説明するセキュリティ設定もこのカテゴリの下層で表示されるようにしてもよい。
図8の表示画面50でセキュリティ設定の領域51をユーザ(管理者ユーザ)が押下すると、図9の表示画面50で例示するような、セキュリティ設定画面へ移行する。図9乃至図11は、特定画像情報の特徴を設定するための設定画面を示している。図9のセキュリティ設定画面では、プリンタ選択領域52、コピー選択領域53、ファックス選択領域54が表示されており、例えばユーザがコピー選択領域53を押下すると、図10に示す表示画面50へ移行する。
図10に示す表示画面(GUI画面例)50では、コピーに対するドキュメントコントロール画面53として、特定画像情報の特徴の設定条件を設定するための項目が表示されている。ここで、項目としては、特定画像情報を付加するか否かを設定するためのチェックボックス53a、配布先で自動切換を実行するか否かのチェックボックス53b、画像で自動切換を実行するか否かのチェックボックス53cなどが設けられている。その他、項目として、社外、社内、重役、管理職、一般職といった配布先の選択を行うプルダウンボックス53eと共に、プルダウンボックス53eで選択した各配布先に対する重要度の設定入力を行うプルダウンボックス53dも設けられている。さらに、図10の表示画面50には、マニュアル設定に移行するための選択領域53fが設けられ、選択領域53fをユーザが押下することで、図11の表示画面50へ移行する。
チェックボックス53aは、特定画像情報を付加するか否かを設定するための設定欄であり、このように、特定画像情報設定手段20cは、特定画像情報付加手段20bで特定画像情報の付加を実行するか否かを判定するための付加条件(重要度等)を設定する付加条件設定手段を備えることが好ましい。この付加条件設定手段も図2の付加条件管理部17bなどで実現すればよい。このチェックボックス53aのごとき設定欄は、PC側のプリンタドライバによって対応欄をチェックするとか、機器の操作部12で操作するとか、手動で行うようにすればよい。
このような付加条件としては、重要度入力用のプルダウンボックス53dで入力された重要度に基づき、特定のアクセス権レベルの利用者の出力物(印刷物等)であるか否かを判定するものの他に、自動的に設定するものであってもよく、例えば、入力源及び/又は記録先、親展処理であるか否か、ユーザ認証によりアクセス権判定を行った結果、といった判定に基づき、付加を実行するか否かを決定するようにしてもよい。例えば、部長が印刷する場合には重要な原稿であると自動的に判断して、自動的に付加画像の付加を行うとか、一旦ホールドしてパスワードなどの入力を待って出力する場合、すなわちホールドプリント機能(親展プリント機能)を使用する場合には、他人に見られたくない原稿であると判断して自動的に付加画像の付加を行う。
チェックボックス53bは、重要度入力用のプルダウンボックス53d及び配布先選択用のプルダウンボックス53eで設定する重要度に拘わらず、配布先に基づき、特定画像情報を付加するか否か、付加するのであれば配布先別にどの特定画像情報を付加するのかといった切り換えを、自動で行うように設定できる。また、チェックボックス53cは、同じく設定されている重要度に拘わらず、入力された画像データの配色等に基づき、特定画像情報を付加するか否か、付加するのであれば例えば配色別にどの特定画像情報を付加するのかといった切り換えを、自動で行うように設定できる。
図11に示す表示画面(GUI画面例)50では、マニュアル設定のドキュメントコントロール画面53fとして、特定画像情報の特徴の設定条件を設定するための項目が表示されている。ここで、項目としては、特定画像情報を付加するか否かを設定するためのチェックボックス53g、どの特定パターンを付加するかを選択入力するプルダウンボックス53h、重要度を選択入力するプルダウンボックス53i、プルダウンボックス53eと同様の配布先から配布先を選択するプルダウンボックス53j、特定パターンを付加する位置を選択入力するプルダウンボックス53k、特定パターンの色を選択入力するプルダウンボックス53lなどが設けられている。
チェックボックス53gはチェックボックス53aと同様である。また、プルダウンボックス53h〜53lは、例えば特定パターンをプルダウンボックス53hで選択して、そこで選択した特定パターンを付加する条件を、他のプルダウンボックス53i〜53lで設定するようにすればよい。プルダウンボックス53kでは、特定画像情報を付加する位置として、全体や四隅、両端、外枠などの中から選択設定できるようにするとよい。全体(全面)に付加するのは、印刷された紙が一部切り取られてコピーされた場合であっても、マーク検出及びそれに基づくコピー防止に対応できるようにするためである。プルダウンボックス53lでは、複数の色から特定画像情報をどの色で付加するかユーザが選択可能となっている。また、位置や色の他に、特定パターンの数、すなわち複数組みの特定画像情報の組数(上述のM+N)も入力設定可能としてもよい。
なお、マニュアル設定で設定された事項は、現在処理を行っている画像データに対してのみ適用されるようにしてもよいし、設定が書き換えられるか、コピー/スキャナ/プリンタ/ファクシミリといった機能別の設定がなされるまで有効とするなど、適宜決めておけばよい。
図12は、図1の画像処理装置における特定画像情報付加処理の一例を説明するためのフロー図で、本発明に係る画像処理方法の一例を説明するためのフロー図である。図5乃至図11で例示したようなユーザ操作がなされた結果の特定画像情報付加処理の一例を、印刷処理を例に挙げ、図12を参照して説明する。
まず、画像入力手段が画像データを入力して、特定画像情報付加手段20bがその画像データに対し特定パターンを付加するか否かを判定する(ステップS1)。ステップS1で付加しないと判定された場合は、特定画像情報の付加処理は実行せずに、画像形成手段が印刷を実行する(ステップS12)。
ステップS1で特定パターンを付加すると判定された場合、切換手段が、記録紙は色紙であるか否かを判定し(ステップS2)、色紙であった場合には特定パターンのドット濃度をその色に応じて選択する(ステップS3)。ステップS2でNOの場合、及びステップS3の処理終了後に、切換手段が、記録紙に模様があるか否かを判定する(ステップS4)。ステップS4で模様があった場合には特定パターンのドットの形状・配置・ピッチ・大きさなどの中から、切換手段がその模様に合ったものを選択する(ステップS5)。
ステップS4でNOの場合、及びステップS5の処理終了後に、切換手段が、画像データがカラーであるか否かを判定する(ステップS6)。ステップS6でカラー画像であった場合には、切換手段が、特定パターンのドットの色としてカラー画像の色に合ったものを選択する(ステップS7)。ステップS6でNOの場合、及びステップS7の処理終了後に、切換手段が、配布先は一般であるか否かを判定する(ステップS8)。
ステップS8で一般であった場合には、切換手段が今まで選択した特定パターンの内容を無視して標準の特定パターンに決定し(ステップS9)、その標準の特定パターンを特定画像情報付加手段20bが画像データに付加して(ステップS11)、画像形成手段が印刷を実行する(ステップS12)。
一方、ステップS8で一般でなかった場合には、切換手段が今まで選択した特定パターンを付加する特定パターンとして決定し(ステップS10)、その特定パターンを特定画像情報付加手段20bが画像データに付加して(ステップS11)、画像形成手段が印刷を実行する(ステップS12)。なお、ステップS2,S4,S6,S8における判定はどの順序で行ってもよい。
ここで、図1で説明した機器制御部14について補足的に説明する。図1の制御部14は、実際には、CPU,MPU等の中央演算処理装置と、特定画像情報付加プログラムを含むファームウェアが格納されたROM(但し書き換え可能なROMであることが好ましい)と、ファームウェアを中央演算処理装置が読み出して実行する実行領域としてのRAMなどにより構成される。このように、本発明は特定画像情報付加プログラムとしての形態も採用できる。このプログラムとしては、少なくとも本実施形態に係る特定画像情報付加を中央演算処理装置に実行させるためのプログラムであればよい。つまり、このプログラムは、デジタル複合機1等の画像形成装置やその他の画像処理装置に組み込み、その装置における中央演算処理装置を、上述した特定画像情報付加手段20bや、その他、上述する、特定画像情報設定手段20c、特定画像情報検出手段20a、画像変更手段、画像読取手段の一部、画像無効化手段等の各手段として、機能させるためのプログラムである。
このような本発明に係るプログラムは、必要に応じてデータと共に、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納されて配布されるか、ネットワーク経由で配信される。このような記録媒体としては、具体的には、CD−ROM、光磁気ディスク、DVD−ROM、FD、フラッシュメモリ、及びその他各種ROMやRAM等が想定できる。そして、上述のごときプログラムを記録媒体に記録して流通させることにより、本発明に係る機能の実現を容易にする。このプログラムは、例えば、コンピュータ等の情報処理装置に、上述のごとくの記録媒体を装着して情報処理装置によりプログラムを読み出して画像処理装置の制御部に転送するなどして、プログラムを画像処理装置において実行可能に格納することができる。そして、必要に応じて読み出すことにより、本発明に係わる機能を実行することができる。
次に、機器制御部14の例として、それを備えた、図13に示す一般的な情報処理装置の構成例を説明する。情報処理装置60は、各種情報を入力するためのキーボード,マウス,記録媒体読取装置,他の機器からの入力用のネットワーク機器などの入力装置64、各種情報を表示するためのCRT(Cathode−ray Tube),LCD(Liquid Crystal Display),PDP(Plasma Display Panel)などのディスプレイである表示装置65(入力装置64と併せてタッチパネルを構成してもよい)、ネットワーク接続装置(ネットワークに接続して通信を行うためのネットワークボード等の通信機器)などの通信装置や印刷装置,記録媒体用記録装置などの外部出力装置等の出力装置66、さらには、本発明に係るプログラムを記録したハードディスクやROM63、そこに格納されたプログラムを実行するためのCPU61、及びその実行領域としてのRAM62をその主要な構成要素とし、それらがバス67により接続されているものとして例示している。このプログラムは、ユーザが各種設定時などに使用する際に容易となるように、表示装置65用のGUIを備えるようにするとよい。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的にRAM62に蓄積され、その後、各種ROM63やハードディスクに格納され、必要に応じて、CPU61によって読み出し、修正・書き込みが行われる。
本発明の画像処理装置が適用されるデジタル複合機の構成例を説明するためのブロック図である。 図1の画像処理装置における本発明に主として係わる構成のみを示すブロック図である。 図2の画像処理装置における判定部の構成例を示すブロック図である。 図1の画像処理装置において使用される記録紙の下地の例を示す図である。 図1の画像処理装置において付加される特定画像情報の一例を示す図である。 図1の画像処理装置において付加される特定画像情報の他の例を示す図である。 図1の画像処理装置において付加される特定画像情報の他の例を示す図である。 図1の画像処理装置における表示部で表示される表示画面例を示す図である。 図1の画像処理装置における表示部で表示される表示画面例を示す図である。 図1の画像処理装置における表示部で表示される表示画面例を示す図である。 図1の画像処理装置における表示部で表示される表示画面例を示す図である。 図1の画像処理装置における特定画像情報付加処理の一例を説明するためのフロー図である。 一般的な情報処理装置の一構成例を示す図である。
符号の説明
1…デジタル複合機、2…インターネットファクシミリ装置、3…外部PC、4…ファクシミリ装置、5…PC、10…画像入力部、11…画像読取部、11a…CCD、11b…原稿検知センサ、12…操作部、12a…入力部、12b…表示部、13…画像形成部、13a…メモリ、13b…印字部、13c,13d…トレイ、14…機器制御部、14a…制御部、14b…判定部、15…通信部、16…ハードディスク、17…管理部、17a…特定画像情報管理部、17b…付加条件管理部、18…FAXモデム、19…消去手段、20…画像処理部、20a…特定画像情報検出手段、20b…特定画像情報付加手段、20c…特定画像情報設定手段、21…入力部、22…管理部、23…検出部、24…判定条件設定部、25…判定結果通知部。

Claims (11)

  1. 画像データを入力する画像入力手段と、該画像入力手段から入力された画像データに対して画像処理を施す際に、特定の画像であることを意味する特定画像情報を1又は複数組み付加する特定画像情報付加手段と、該特定画像情報付加手段で前記特定画像情報が付加された後の画像データを記録媒体に記録する画像記録手段とを備え、前記特定画像情報付加手段は、複数種類の特定付加情報の中から付加する特定画像情報を切り換える切換手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、前記切換手段は、前記画像データが記録された前記記録媒体の使用用途に応じて、前記特定画像情報を切り換えることを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項2に記載の画像処理装置において、前記使用用途は、前記画像入力手段で入力された画像データの機密性に基づく用途を指すことを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項2に記載の画像処理装置において、前記使用用途は、前記記録媒体に記録される画像データの利用先に基づく用途を指すことを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1に記載の画像処理装置において、前記切換手段は、前記画像入力手段で入力された画像データの種類及び/又は前記記録媒体の種類に応じて、前記特定画像情報を切り換えることを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項5に記載の画像処理装置において、前記記録媒体の種類は、記録紙における色を指すことを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項5又は6に記載の画像処理装置において、前記画像データの種類は、前記画像データの配色を指すことを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項7に記載の画像処理装置において、前記画像データの配色は、前記画像データが示す画像の輪郭により特定することを特徴とする画像処理装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装置において、前記特定画像情報付加手段で付加する特定画像情報を設定する特定画像情報設定手段を備え、前記切換手段は、前記特定画像情報設定手段での設定に基づき、付加する特定画像情報を切り換えることを特徴とする画像処理装置。
  10. 画像データを入力する画像入力手段と、画像データに対して画像処理を施す画像処理手段と、画像データを記録媒体に記録する画像記録手段とを備えた画像処理装置における画像処理方法であって、前記画像入力手段が画像データを入力する画像入力ステップと、前記画像入力ステップで入力された画像データに対して、前記画像処理手段が、前記画像処理を施すに際し、特定の画像であることを意味する特定画像情報を1又は複数組み付加する特定画像情報付加ステップと、該特定画像情報付加ステップで前記特定画像情報が付加された後の画像データを、前記画像記録手段が記録媒体に記録する画像記録ステップとを含み、前記特定画像情報付加ステップは、複数種類の特定付加情報の中から付加する特定画像情報を切り換える切換ステップを含むことを特徴とする画像処理方法。
  11. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像処理装置に組み込み、該画像処理装置における演算処理装置を、前記特定画像情報付加手段として機能させるためのプログラム。
JP2006002154A 2006-01-10 2006-01-10 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム Pending JP2007184817A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006002154A JP2007184817A (ja) 2006-01-10 2006-01-10 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006002154A JP2007184817A (ja) 2006-01-10 2006-01-10 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007184817A true JP2007184817A (ja) 2007-07-19

Family

ID=38340506

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006002154A Pending JP2007184817A (ja) 2006-01-10 2006-01-10 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007184817A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009267899A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Kyocera Mita Corp 画像読取装置、画像形成装置及び画像読取プログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009267899A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Kyocera Mita Corp 画像読取装置、画像形成装置及び画像読取プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4141472B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP4137933B2 (ja) 画像処理装置、プログラム、及び記録媒体
US8549021B2 (en) Apparatus, method, and system of controlling setting information for confidential document
JP6157435B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
US7880906B2 (en) Image forming system capable of adding an image for restraining copying to printed matter
US7952732B2 (en) Image processing apparatus
JP2006262376A (ja) 画像処理装置、画像形成装置およびプログラム
JP4418826B2 (ja) 画像出力装置およびその制御方法
JP4831769B2 (ja) 画像形成装置、情報処理装置、及び画像形成方法
JP4675172B2 (ja) 画像処理装置
JP2010081598A (ja) コピー保護文書をプレビューするシステム及び方法
JP2007184817A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP2007060357A (ja) 画像形成方法および画像形成装置並びにプログラム
JP4318677B2 (ja) 画像処理装置、プログラム、及び記録媒体
JP4137949B2 (ja) 管理情報の付加方法及び画像形成装置
JP2007135091A (ja) 画像処理装置、パターン検出方法、プログラム、及び記録媒体
JP2007184767A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP2009089294A (ja) 画像処理装置
JP2006254382A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体
JP6926564B2 (ja) 画像処理装置及びプログラム
JP2007306494A (ja) 画像形成装置および方法
JP2010212859A (ja) 画像形成装置
KR20160101445A (ko) 하이브리드 해프토닝 개선 방법 및 이를 위한 장치
JP2009049657A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体
JP2023176412A (ja) 画像出力装置、画像出力方法及びプログラム