JP2007184477A - 変圧器用タンク - Google Patents
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Abstract
【課題】タンク内に生じるデッドスペースを必要最小限とし、タンクの小形化および変圧器の軽量化を図る。
【解決手段】変圧器用タンク3が、上端にフランジ部を有し、容量および外形寸法の大きい第1の単相変圧器本体1を収納する有底筒状の下部タンク外箱3Aと、両端が開口して上端及び下端にフランジ部13及び14を有し、容量および外形寸法の小さい第2の単相変圧器本体2を収納する筒状の上部タンク外箱3Bとに上下に2分割され、前記上部タンク外箱3Bの横断面寸法が前記下部タンク外箱3Aの横断面寸法よりも小さく設定されていて、前記下部タンク外箱3Aのフランジ部12と前記上部タンク外箱3Bの下端のフランジ部14とが連結されている。
【選択図】図1
【解決手段】変圧器用タンク3が、上端にフランジ部を有し、容量および外形寸法の大きい第1の単相変圧器本体1を収納する有底筒状の下部タンク外箱3Aと、両端が開口して上端及び下端にフランジ部13及び14を有し、容量および外形寸法の小さい第2の単相変圧器本体2を収納する筒状の上部タンク外箱3Bとに上下に2分割され、前記上部タンク外箱3Bの横断面寸法が前記下部タンク外箱3Aの横断面寸法よりも小さく設定されていて、前記下部タンク外箱3Aのフランジ部12と前記上部タンク外箱3Bの下端のフランジ部14とが連結されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、柱上や地上に設置される容量および外形寸法が異なる2台の単相変圧器本体を上下に縦積みした構造の変圧器に使用されるタンクに関するものである。
図4に示すように、容量および外形寸法が異なる第1及び第2の単相変圧器本体1及び2を収納する通常の変圧器用タンク3は、上端部側の所定位置に外部引出し端子11(ブッシング等)の取り付け孔(図示しない)を有するとともに、上端にフランジ部4を有する筒状のタンク外箱5と、該タンク外箱5の下端を閉じるように溶接により取付けた底板6とからなり、タンク3内に充填された絶縁油7内に前記第1及び第2の単相変圧器本体1及び2を収納した後、フランジ部4に蓋板8が重合され、ボルト9及びナット10とにより締め付け固定される。異容量V結線の変圧器は一般的に特許文献1に示されているように、容量および外形寸法が異なる2台の単相変圧器本体1及び2を一つのタンク内に収納して用いられるが、柱上に据え付けられる変圧器においては美観および小形軽量化のために、また、地上に設置される変圧器においては設置面積の縮小化のために、容量および外形寸法が異なる2台の単相変圧器本体1及び2を上下に縦積みした構造とされ、外部引出し端子11の一端には巻線から引出された図示しないリード線が接続され、他端には外部接続ケーブルコネクタ27が接続される。このとき、物理的な安定性及び熱的な影響を考慮し、容量および外形寸法の大きい第1の単相変圧器本体1を下段に、容量および外形寸法の小さい第2の単相変圧器本体2を上段に配置するのが一般的である。
特開2001−237129号公報
2段積み構造の異容量V結線の変圧器においては、タンク外箱5内に第1及び第2の単相変圧器本体1及び2を収納する場合、タンク外箱5の上方から収納するため、タンク外箱5の横断面寸法が下段に配置される容量および外形寸法の大きい方の第1の単相変圧器本体1に合わせて決定されるので、上段に配置される容量および外形寸法の小さい方の第2の単相変圧器本体2とタンク外箱5の側壁との間の隙間は、容量および外形寸法の大きい方の第1の単相変圧器本体1とタンク外箱5の側壁との間の隙間よりも大きくなり、上段の第2の単相変圧器本体2とタンク外箱5の側壁との間に大きなデッドスペースが生じる。また、タンク外箱5内に位置する外部引出し端子11とタンク外箱5の側壁との間にもに大きなデッドスペースが生じる。このデッドスペースとは、単相変圧器本体や配線が占領しない空間であって、かつ、その空間が絶縁上、冷却上または作業上の必要性や有用性を有しない空間を意味する。デッドスペースが大きいことは変圧器の大形化を招くことになる。また、上段の第2の単相変圧器本体2とタンク外箱5の側壁との間のデッドスペースは油面下にあるため、油量の増加をもたらす。
本発明の目的は、限られたスペース内に容量および外形寸法が異なる2台の単相変圧器本体が2段積みにして収納できるようにした変圧器用タンクを提供することにある。
本発明は、上端部側の所定位置に外部引出し端子の取り付け孔を有するとともに、上端にフランジ部を有し、容量および外形寸法が異なる第1及び第2の単相変圧器本体を、容量および外形寸法の大きい第1の単相変圧器本体を下にした状態で2段積みにして前記第1の単相変圧器本体と前記第2の単相変圧器本体とを電気的に接続して収納する有底筒状のタンク外箱と、前記フランジ部を覆う蓋板とからなる変圧器用タンクであって、第1の発明においては、前記変圧器用タンクは、上端にフランジ部を有し、前記容量および外形寸法の大きい第1の単相変圧器本体を収納する有底筒状の下部タンク外箱と、両端が開口して上端及び下端にフランジ部を有し、前記容量および外形寸法の小さい第2の単相変圧器本体を収納する筒状の上部タンク外箱とに上下に2分割され、前記上部タンク外箱の横断面寸法が前記下部タンク外箱の横断面寸法よりも小さく設定され、前記下部タンク外箱のフランジ部と前記上部タンク外箱の下端のフランジ部とが連結されていることを特徴とする変圧器用タンク。
第2の発明は、上記上部タンク外箱の上端部の上記外部引出し端子の取り付け孔が設けられている位置の横断面寸法が、上記上部タンク外箱の下端部の横断面寸法よりも小さく設定されていることを特徴とする変圧器用タンク。
上記第1の発明によれば、一つのタンク外箱を、容量および外形寸法の大きい第1の単相変圧器本体を収納する有底筒状の下部タンク外箱と、容量および外形寸法の小さい第2の単相変圧器本体を収納する筒状の上部タンク外箱とに上下に2分割したことによって、下部タンク外箱内に容量および外形寸法の大きい第1の単相変圧器本体を収納し、該第1の単相変圧器本体の上に容量および外形寸法の小さい第2の単相変圧器本体を2段積みにした後、該容量および外形寸法の小さい第2の単相変圧器本体に上部タンク外箱を上方から被せるようにして配設することができ、上部タンク外箱の横断面寸法を下部タンク外箱の横断面寸法よりも小さく設定することが可能となる。即ち、下部タンク外箱の横断面寸法は、容量および外形寸法の大きい方の第1の単相変圧器本体に合わせて決定し、上部タンク外箱の横断面寸法は、容量および外形寸法の小さい方の第2の単相変圧器本体に合わせて決定すれば好く、第2の単相変圧器本体と上部タンク外箱の側壁との間に生じるデッドスペースを縮小することができるとともに、絶縁油の量も低減でき、タンクの小形化および変圧器の軽量化を図ることができる。
上記第2の発明によれば、上記の効果に加えて、上部タンク外箱の上端部の外部引出し端子の取り付け孔が設けられている位置の横断面寸法が、上記上部タンク外箱の下端部の横断面寸法よりも小さく設定されているため、上部タンク外箱内に生じるデッドスペースを必要最小限とすることができる。
図1は本発明に係る変圧器用タンクの一実施形態を示した概略縦断面図、図2は図1の要部を示した拡大図である。
3は鋼板からなる変圧器用タンクで、この変圧器用タンク3は、上端に設けられたフランジ部12と、下端を閉じるように溶接により取付けられた底板6とからなる有底筒状の下部タンク外箱3Aと、上端部側の所定位置に外部引出し端子11の取り付け孔(図示しない)を有するとともに、両端が開口して上端及び下端にフランジ部13及び14が設けられた筒状の上部タンク外箱3Bとに上下に2分割され、前記下部タンク外箱3Aのフランジ部12と前記上部タンク外箱3Bの下端のフランジ部14とがパッキン15を介してボルト16及びナット17とにより連結されるように構成されている。
上記下部タンク外箱3Aの横断面寸法は、下段に配置される容量および外形寸法の大きい方の第1の単相変圧器本体1の大きさに合わせて決定され、第1の単相変圧器本体1が収納できる大きさに形成されている。また、上記底板6の上面側には、前記タンク外箱3A内に収納される前記第1の単相変圧器本体1が水平方向に移動するのを阻止するために振れ止め金具18が取付けられている。
上記上部タンク外箱3Bの上端部側の所定位置には外部引出し端子の取り付け孔(図示しない)を有し、該外部引出し端子の取り付け孔に外部引出し端子11が取り付けられるようになっている。また、前記上部タンク外箱3Bの下端部の横断面寸法は、上記下部タンク外箱3Aの横断面寸法よりも小さく設定されている。即ち、前記上部タンク外箱3Bの下端部の横断面寸法は、容量および外形寸法の小さい方の第2の単相変圧器本体2の大きさに合わせて決定されている。また、前記上部タンク外箱3Bの上端部の外部引出し端子11が取り付けられている位置の横断面寸法は、前記上部タンク外箱3Bの下端部の横断面寸法よりも小さく設定されて段状になっており、第2の単相変圧器本体2および外部引出し端子11が収納できる大きさに形成されている。更に、前記上部タンク外箱3B内の上部側壁の対称位置には、前記第2の単相変圧器本体2を上記変圧器用タンク3に対して固定するためのボルト19が螺合するナット20が取付けられている。
上記のように上下に2分割された変圧器用タンク3内に容量および外形寸法が異なる第1及び第2の単相変圧器本体1及び2を収納する場合は、先ず、容量および外形寸法の大きい方の第1の単相変圧器本体1を下部タンク外箱3Aの上方から収納し、底板6に取り付けられている振れ止め金具18に第1の単相変圧器本体1の下部を係合させる。次に、前記第1の単相変圧器本体1の鉄心1aの上部継鉄部を締め付ける上部継鉄締め付け金具21に取り付けられている振れ止め金具22に容量および外形寸法の小さい方の第2の単相変圧器本体2の下部を係合させて2段積みとする。次いで、前記第2の単相変圧器本体2の鉄心2aの上部継鉄部を締め付ける上部継鉄締め付け金具23に一端が取り付けられているL字形の中身固定金具24の他端をボルト19により締め付け固定する。その後、図示しないリード線により前記第1の単相変圧器本体1の1次側と前記第2の単相変圧器本体2の1次側とをV結線するとともに、前記第1の単相変圧器本体1の2次側と前記第2の単相変圧器本体2の2次側とをV結線した後、前記第2の単相変圧器本体2に、上端部に外部引出し端子11が取り付けられている上部タンク外箱3Bを上方から被せるようにして、上部タンク外箱3Bの下端のフランジ部14をパッキン15を介して下部タンク外箱3Aのフランジ部12に重合させ、ボルト16及びナット17とにより油密に連結する。そして最後に変圧器用タンク3内の上部の一部の空間を除き絶縁油7で満たし、蓋板8を上部タンク外箱3Bの上端のフランジ部13に重合させ、ボルト25及びナット26とにより締め付け固定する。なお、外部引出し端子11の一端には巻線から引出された図示しないリード線が接続されており、他端には外部接続ケーブルコネクタ27が接続されている。
図示していないが、変圧器用タンク3には、当然放熱フィンが設けられており、また、柱上に据え付けられる変圧器においては装柱金具等が、地上に設置される変圧器においては据付金具等が設けられている。
上記の実施形態では、上下に2分割された下部タンク外箱3Aと上部タンク外箱3Bとをボルト16とナット17とにより連結しているが、図3に示したように溶接により連結するようにしてもよい。この場合、溶接作業を容易にするために、上部タンク外箱3Bのフランジ部14の張出し寸法は、下部タンク外箱3Aのフランジ部12の張出し寸法よりも小さく設定しておくことが好ましい。
1 第1の単相変圧器本体
2 第2の単相変圧器本体
3 変圧器用タンク
3A 下部タンク外箱
3B 上部タンク外箱
6 底板
8 蓋板
11 外部引出し端子
12 下部タンク外箱のフランジ部
13 上部タンク外箱上端のフランジ部
14 上部タンク外箱下端のフランジ部
15 パッキン
16 ボルト
17 ナット
2 第2の単相変圧器本体
3 変圧器用タンク
3A 下部タンク外箱
3B 上部タンク外箱
6 底板
8 蓋板
11 外部引出し端子
12 下部タンク外箱のフランジ部
13 上部タンク外箱上端のフランジ部
14 上部タンク外箱下端のフランジ部
15 パッキン
16 ボルト
17 ナット
Claims (2)
- 上端部側の所定位置に外部引出し端子の取り付け孔を有するとともに、上端にフランジ部を有し、容量および外形寸法が異なる第1及び第2の単相変圧器本体を、容量および外形寸法の大きい第1の単相変圧器本体を下にした状態で2段積みにして前記第1の単相変圧器本体と前記第2の単相変圧器本体とを電気的に接続して収納する有底筒状のタンク外箱と、前記フランジ部を覆う蓋板とからなる変圧器用タンクにおいて、前記タンク外箱は、上端にフランジ部を有し、前記容量および外形寸法の大きい第1の単相変圧器本体を収納する有底筒状の下部タンク外箱と、上端部側の両端が開口して上端及び下端にフランジ部を有し、前記容量および外形寸法の小さい第2の単相変圧器本体を収納する筒状の上部タンク外箱とに上下に2分割され、前記上部タンク外箱の横断面寸法が前記下部タンク外箱の横断面寸法よりも小さく設定され、前記下部タンク外箱のフランジ部と前記上部タンク外箱の下端のフランジ部とが連結されていることを特徴とする変圧器用タンク。
- 上記上部タンク外箱の上端部に上記外部引出し端子の取り付け孔が設けられている位置の横断面寸法は、上記上部タンク外箱の下端部の横断面寸法よりも小さく設定されていることを特徴とする請求項1に記載の変圧器用タンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006002542A JP2007184477A (ja) | 2006-01-10 | 2006-01-10 | 変圧器用タンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006002542A JP2007184477A (ja) | 2006-01-10 | 2006-01-10 | 変圧器用タンク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007184477A true JP2007184477A (ja) | 2007-07-19 |
Family
ID=38340290
Family Applications (1)
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JP2006002542A Pending JP2007184477A (ja) | 2006-01-10 | 2006-01-10 | 変圧器用タンク |
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JP (1) | JP2007184477A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012033532A (ja) * | 2010-07-28 | 2012-02-16 | Daihen Corp | 地上設置型変圧器装置 |
-
2006
- 2006-01-10 JP JP2006002542A patent/JP2007184477A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012033532A (ja) * | 2010-07-28 | 2012-02-16 | Daihen Corp | 地上設置型変圧器装置 |
CN102377118A (zh) * | 2010-07-28 | 2012-03-14 | 株式会社大亨 | 地上设置型变压器装置 |
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