JP2007184196A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料をリサイクル利用する燃料電池システムにおいて、消費電力を節減させ、水素流量を増大させることができる燃料電池システムを提供する。
【解決手段】燃料電池システム10は、燃料ガスと酸化剤ガスとが供給されて発電を行う燃料電池12と、該燃料電池12に燃料ガスを供給するための燃料供給流路22と、燃料電池12から排出されるアノードオフガスを燃料ポンプ30により燃料供給流路22に循環させる燃料循環流路28と、燃料電池12から排出されるカソードオフガスにより駆動されるタービン46とを備える。そして、タービン46により、駆動軸48を介して燃料ポンプ30が駆動される。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池の燃料ガスを循環する燃料循環流路を備える燃料電池システムに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の両側にそれぞれアノード電極(燃料極)及びカソード電極(酸化剤極)を設けた電解質膜・電極構造体を、一対のセパレータによって挟んで保持すると共に、アノード電極とセパレータとの間に燃料ガス流路が形成される一方、カソード電極とセパレータとの間に酸化剤ガス流路が形成されている。この燃料電池は、通常、電解質膜・電極構造体及びセパレータを所定数だけ積層することにより、燃料電池スタックとして使用されている。
この種の燃料電池を搭載する燃料電池システムにおいて、アノード電極に供給された燃料ガス、例えば、水素含有ガスは、電極触媒上で水素イオン化され、電解質膜を介してカソード電極へと移動し、その移動の間に生じた電子が外部回路に取り出され、直流の電気エネルギとして利用される。また、カソード電極には、酸化剤ガス、例えば、空気等の酸素含有ガスが供給されているために、このカソード電極において、水素イオン、電子及び酸素が反応して水が生成される。
このような燃料電池システムでは、一般に、燃料ガスの利用率を上げて水素燃費を増大させるために、燃料電池の燃料排出口から消費されずに排出される未反応の水素を含有するガス、いわゆるアノードオフガスを燃料電池の燃料供給口に戻して循環させ、新たな燃料ガスと混合した状態で再度燃料電池に供給することにより、燃料ガスのリサイクル利用を実現している(特許文献1参照)。
特開2003−151588号公報
ところで、上記特許文献1に記載の燃料電池システムによれば、前記アノードオフガスを循環させる燃料ポンプの作用によって、アノード電極側での水素流量が増大する。そして、この水素流量の増大により、燃料電池の発電時にアノード電極側で発生する、カソード電極側からの水の逆拡散や水素の高湿化等に起因する水の貯留、いわゆるフラッディングを抑制することができるため、燃料電池の電流−電圧特性や発電安定性が向上する。
しかしながら、前記燃料ポンプが電動モータにより駆動されているため、この電動モータの消費電力分の効率低下が必然的に生じることになる。さらに、過度のフラッディングが生じた場合や、大きな負荷が生じた場合等には、水素流量の大幅な増大が必要となる。そこで、燃料ポンプを大型化することが考えられるが、この場合には、当該燃料ポンプの消費電力が更に上昇する不利益がある。
本発明は、上記のような課題を考慮してなされたものであり、燃料をリサイクル利用する燃料電池システムにおいて、消費電力を節減させて、水素流量を増大させることを可能とする燃料電池システムを提供することを目的とする。
また、本発明は、過度のフラッディングが発生した場合であっても、大型の燃料ポンプ等を用いることなく、当該フラッディングを解消することを可能とする燃料電池システムを提供することを目的とする。
本発明の燃料電池システムは、燃料ガスと酸化剤ガスとが供給されて発電を行う燃料電池と、前記燃料電池に前記燃料ガスを供給するための燃料供給流路と、前記燃料電池から排出された未反応の燃料ガスを前記燃料供給流路に合流させて前記燃料ガスを循環させるための燃料ポンプが配設された燃料循環流路と、前記燃料電池から排出された前記酸化剤ガスにより駆動されるエネルギ回収手段とを備え、前記エネルギ回収手段により回収された前記酸化剤ガスの運動エネルギにより、前記燃料ポンプが駆動されるように構成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、燃料をリサイクル利用するための燃料ポンプを駆動する電力が不要となる。また、前記燃料ポンプの作用により、アノード電極側での水素流量が増大するため、燃料電池での電流−電圧特性が向上すると共に、燃料電池システムの高効率化が可能となる。さらに、前記水素流量の増大により、アノード電極側でのフラッディングの発生が抑制され、安定した発電が可能となる。
また、前記燃料電池システムにおいて、さらに、前記燃料電池から排出された前記酸化剤ガスが流通し且つ背圧弁が設けられた酸化剤排出流路を備え、前記エネルギ回収手段は、前記酸化剤排出流路の前記背圧弁の出口側に設けられていると、背圧弁を所定の開度に保持するための消費電力を低減することができる。
さらに、前記燃料循環流路における前記燃料ポンプの出口側には、前記未反応の燃料ガスの前記燃料供給流路への合流を遮断する循環遮断弁が設けられていることが好ましい。このような循環遮断弁を開閉制御すると、前記燃料循環流路の開閉ができるようになり、アノード電極側におけるフラッディングの解消が可能となる。なお、さらに、前記燃料循環流路における前記燃料ポンプの出口側と、前記循環遮断弁の入口側との間には、所定の容積を有するバッファタンクが設けられていると一層好適である。
また、前記燃料電池システムは、さらに、前記循環遮断弁の開閉制御を行う制御装置を備え、前記制御装置は、前記燃料電池のセル電圧が所定値よりも低下した場合に前記循環遮断弁を閉じ、その後、前記循環遮断弁を開くように制御するとよい。これにより、燃料電池の発電安定性が低下した場合に、前記燃料循環流路及び前記バッファタンクに充填されたアノードオフガスにより、水素流量が大幅に増大するため、アノード電極側で生じているフラッディングの解消が可能となり、発電安定性が改善される。
さらに、前記燃料ポンプの入口側の前記燃料循環流路と連通し、前記未反応の燃料を外部に排出するための燃料排出流路と、前記燃料排出流路に設けられ、該燃料排出流路を開閉する燃料排出弁と、を備え、前記制御装置は、前記循環遮断弁を閉じた後、該循環遮断弁を開く前に、前記燃料排出弁を開くようにすると好適である。これにより、前記燃料循環流路及び前記バッファタンクでのアノードオフガスの圧力と、アノード電極側での水素圧力との圧力差が大幅に増加する。このため、水素流量が瞬時且つ大幅に増大するため、過度のフラッディングが生じた場合にも、当該フラッディングを解消することができる。
本発明によれば、燃料をリサイクル利用する燃料電池システムにおいて、燃料ポンプがカソードオフガスにより駆動されるため、消費電力を節減できる。さらに、アノード電極側での水素流量が増大するため、アノード電極側で生じるフラッディングを解消することができる。このため、燃料電池の電流−電圧特性が向上すると共に、燃料電池システムの高効率化が可能となる。
以下、本発明に係る燃料電池システムについて好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1は、燃料電池車両等に搭載可能である本発明の第1の実施形態に係る燃料電池システム10の概略構成図である。なお、図1中、二重線は配管を示し、実線は信号線を示している。
燃料電池システム10は、燃料電池12を有し、燃料電池12は、固体高分子電解質膜をアノード電極とカソード電極とで挟んで保持することにより構成される燃料電池セルを、複数積層させて一体化させたスタック構造とされる。
燃料電池12には、この燃料電池12に燃料ガスとして、例えば水素(H2)ガスを供給するための燃料供給口14と、燃料電池12から未反応の水素を含むアノードオフガスを排出するための燃料排出口16と、燃料電池12に酸化剤ガスとして、例えば酸素(O2)を含む空気(エア)を供給するための酸化剤供給口18と、燃料電池12から未反応の酸素を含むカソードオフガスを排出するための酸化剤排出口20とが設けられる。
燃料供給口14には、燃料供給流路22が連通される。そして、燃料電池12に水素ガスを供給するために、例えば高圧水素ガスを貯留する水素タンク等により構成される水素供給システム24からの水素ガスが、燃料供給流路22を流通して燃料供給口14から燃料電池12に供給される。
また、燃料排出口16には、燃料排出流路26が連通され、さらに、燃料排出流路26からは燃料循環流路28が分岐しており、該燃料循環流路28は、前記燃料供給流路22に合流する。燃料循環流路28には、燃料排出口16側から順に、アノードオフガスを昇圧して循環させる燃料ポンプ30と、バッファタンクとして作用する水素チャンバ32と、燃料循環流路28を開閉する循環遮断弁34とが配設される。なお、燃料排出流路26は、燃料排出弁36を介して、後述する酸化剤排出流路38に合流した後、大気開放される。
すなわち、燃料排出口16から排出されるアノードオフガスは、燃料循環流路28により燃料供給流路22内の新たな水素ガスと混合されて燃料電池12に供給されるか、又は燃料排出流路26を流通してカソードオフガスと混合されて大気中に排出される。なお、後述するが、燃料排出弁36は循環遮断弁34との関係で適時開閉される。これにより、燃料電池システム10では、アノード電極側に貯留した水やカソード電極から電解質膜を透過して混入した窒素ガスを含む水素ガスを、燃料排出流路26を介して大気中に排出することで発電安定性を確保する。
一方、酸化剤供給口18には、酸化剤供給流路40が連通され、この酸化剤供給流路40には、大気中の空気を圧縮し、燃料電池12に酸化剤としての加圧空気を供給するエアコンプレッサ42(エア供給システム)が接続される。
また、酸化剤排出口20には、酸化剤排出流路38が連通され、この酸化剤排出流路38には、酸化剤排出口20側から順に、背圧弁44と、エネルギ回収手段としてのタービン46とが配設される。そして、酸化剤排出流路38は、前記燃料排出流路26と合流した後、大気開放される。
タービン46は、酸化剤排出流路38を流通するカソードオフガスの運動エネルギや圧力エネルギを利用して駆動(回転)される。タービン46(膨張機)の回転は、駆動軸48を介して燃料ポンプ30に伝達され、燃料ポンプ30(圧縮機)を駆動(回転)して燃料循環流路28を流通するアノードオフガスを昇圧(圧縮)して、燃料電池12に供給する。このようにアノードオフガスを昇圧するのは、燃料電池12での圧力損失により低下したアノードオフガスの圧力を回復して循環させるためである。さらに、この昇圧により、アノード電極側での水素流量が増大する。
また、背圧弁44は、燃料電池12のカソード電極側の背圧を調整するために設けられるものであり、例えば弁開度を調節可能に構成され、図示しないステッピングモータ等により駆動される。
この背圧弁44の開度を増大させると燃料電池12のカソード電極側の圧力が低下する。そして、タービン46前後の圧力差が大きくなると共に、タービン46へのカソードオフガスの運動エネルギが増大するため、タービン46の回転速度が速くなる。一方、背圧弁44の開度を減少させると燃料電池12のカソード電極側の圧力が上昇する。そして、タービン46前後の圧力差が小さくなると共に、タービン46へのカソードオフガスの運動エネルギが減少するため、タービン46の回転速度が遅くなる。
つまり、背圧弁44の開度を増大させると、タービン46の回転速度が速くなり、燃料ポンプ30の回転速度も速くなるため、アノード電極側への燃料供給量、すなわち水素流量が増大する。一方、背圧弁44の開度を低下させると、タービン46の回転速度が遅くなり、燃料ポンプ30の回転速度も遅くなるため、前記水素流量が低下する。
なお、エアコンプレッサ42より供給される加圧空気に逆らって、上記カソード電極側の背圧を所定値に維持するために背圧弁44を所定の開度に保持しておくには、相当量の電力を消費する。しかしながら、燃料電池システム10では、タービン46を有するため、背圧弁44前後の圧力差を小さくすることができ、上記のように背圧弁44を所定の開度で保持しておくための消費電力を節減することが可能となる。
さらに、燃料電池システム10には、コンピュータ(ECU)により構成される制御装置50が設けられる。この制御装置50により、循環遮断弁34、燃料排出弁36及び背圧弁44の開閉制御動作、燃料電池システム10の発電動作及び発電電圧の測定、並びにエアコンプレッサ42の制御動作等が行われる。
次に、以上のように構成される燃料電池システム10の動作について説明する。燃料電池システム10では、通常の発電運転時には、燃料循環流路28を用いてアノードオフガスを循環(リサイクル)して発電を行う。すなわち、この場合、循環遮断弁34が開かれ、燃料排出弁36が閉じられる。さらに、背圧弁44は、カソード電極側を所定の圧力に維持するように、制御装置50により所定の開度に制御されている。
この通常の発電時では、水素供給システム24から供給される水素ガスが、燃料供給流路22を介して燃料電池12の燃料供給口14に供給される。燃料供給口14に供給された水素ガスは、アノード電極に供給されアノード電極に沿って移動し、水分を含む未反応の水素ガスを含むアノードオフガスが、燃料排出口16から排出され、燃料循環流路28に流入する。
燃料循環流路28に流入したアノードオフガスは、燃料ポンプ30により昇圧されて水素チャンバ32及び循環遮断弁34を通過し、燃料供給流路22内を流通する新たな水素ガスと合流して再度燃料電池12内に供給される。この循環された水素ガスは、水分を含むガス、すなわち加湿ガスになっている。
一方、空気は、エアコンプレッサ42から加圧空気として供給され、酸化剤供給流路40を介して酸化剤供給口18からカソード電極に供給され、カソード電極に沿って移動し、未反応の酸素を含むカソードオフガスが、酸化剤排出口20から排出される。このように排出されたカソードオフガスは、背圧弁44を介してタービン46に流入し、このタービン46にて圧力エネルギが回収されて当該タービン46を駆動した後、大気中に放出される。
これにより、各燃料電池セルでは、アノード電極に供給される燃料ガスである水素ガスと、カソード電極に供給される酸化剤ガスである空気中の酸素とが反応して発電が行われる。
以上のように、本実施形態では、タービン46がカソードオフガスの圧力エネルギや運動エネルギを回収するエネルギ回収手段として機能する。そして、この回収されたエネルギにより燃料ポンプ30が駆動されアノードオフガスが昇圧され循環される。このため、燃料ポンプ30の駆動のための電力を消費せずに、当該燃料ポンプ30を駆動して水素流量を増大させることができ、燃料電池システム10の効率を大幅に向上させることができる。さらに、燃料ポンプ30によりアノード電極側での水素流量が増大するため、アノード電極側におけるフラッディングの発生が抑制され、燃料電池12における電流−電圧特性が向上する。
ところで、上記のように、燃料電池12の発電中、アノード電極側には、カソード電極側から電解質膜を通じて水が逆拡散し、あるいは水素ガスの高湿化等に起因して水が貯留される。燃料電池システム10では、燃料ポンプ30による水素流量の増大により、このようなフラッディングの発生が抑制されてはいるが、発電時間の経過と共に、次第に水が貯留してしまうため、完全なフラッディングの発生の回避は困難である。
そして、このようにフラッディングが発生すると水素ガスのアノード電極への供給が阻害され、発電安定性が損なわれる場合がある。さらに、カソード電極側に供給された空気中の窒素も、電解質膜を通じて微量ながらアノード電極側に透過して、水素ガスに混入するので、燃料循環流路28による燃料リサイクルにより窒素の濃度が上昇すると発電安定性が損なわれる場合がある。
そこで、本実施形態に係る燃料電池システム10では、発電安定性が損なわれる前に、当該発電安定性を維持向上させる制御を行うものとする。すなわち、燃料電池システム10では、アノード電極側の水素流量を瞬時に増大させて、燃料排出流路26及び燃料排出弁36を介して、大気中に前記水を排出すると共に、窒素濃度が上昇したアノードオフガスを大気に排出する水素流量増大制御が実行される。
以下、本実施形態に係る燃料電池システム10における水素流量増大制御について図2〜図5を参照して説明する。なお、この水素流量増大制御は、制御装置50により、燃料電池12のセル電圧の低下が検出された場合に、循環遮断弁34、燃料排出弁36及び背圧弁44を開閉制御する制御方法である。
先ず、第1の水素流量増大制御について図2のフローチャート及び図3のタイムチャートを参照して説明する。
図2におけるステップS1において、制御装置50により測定される燃料電池12のセル電圧Vが、所定値V0以下かどうかが判断される。すなわち、燃料電池システム10では、このセル電圧Vが所定値V0以下となった場合に、燃料電池12の発電安定性が損なわれたものと判断する。
このステップS1において、セル電圧Vが所定値V0以下ではない場合、すなわち、V>V0の場合には、次にステップS2が実行される。
なお、V>V0の場合とは、例えば、図3に示す時点t0の場合であり、この場合には上記通常の発電運転が実行されている。つまり、循環遮断弁34は開かれ、燃料排出弁36は閉じられ、背圧弁44はカソード電極側を所定の圧力に維持するように所定の開度に制御される。
また、この場合におけるアノード電極側での水素流量は、燃料循環流路28の作用により、当該燃料循環流路28を使用していない場合、すなわち水素供給システム24からの新たな水素ガスのみが供給されている場合(図3中の水素流量を示すタイムチャートにおける値F)よりも増加している。
次いで、ステップS2において、循環遮断弁34の開弁時間を計時するために、例えば制御装置50内に設けられる図示しない開弁タイマのカウンタに、単位時間ΔTが加算される。
ステップS3において、循環遮断弁34の閉弁時間を計時するために、上記開弁タイマと同様に、例えば制御装置50内に設けられる図示しない閉弁タイマのカウンタがクリア(リセット)される。
ステップS4において、循環遮断弁34が開かれる。なお、循環遮断弁34が既に開かれている場合には、そのまま開かれている状態を維持する。そして、このステップS4の後、再度ステップS1が繰り返される。
以上のように、ステップS1において、燃料電池12のセル電圧Vが所定値V0以下ではない場合、すなわち、V>V0の場合は、燃料電池システム10では、以上のような燃料をリサイクル利用する通常の発電運転が実行される。
一方、ステップS1において、燃料電池12のセル電圧Vが所定値V0以下、すなわち、V≦V0の場合には、燃料電池12の発電安定性が損なわれたものと判断され、次にステップS5が実行される。
ステップS5において、開弁タイマのカウンタ積算値Toが、所定値T1以上であるかどうか、すなわち、To≧T1であるかどうかが判断される。
ここで、開弁タイマのカウンタ積算値Toが、所定値T1よりも小さい場合、すなわち、To<T1の場合には、循環遮断弁34が開弁している時間が所定時間に達していないものと判断され、次にステップS2〜S4が実行された後、ステップS1に戻る制御が繰り返される。その後、ステップS2により、開弁タイマのカウンタが次第に加算されると、一定時間後に、ステップS5では、To≧T1の状態となる。
そして、開弁タイマのカウンタ積算値Toが、所定値T1以上である場合、すなわち、To≧T1の場合には、循環遮断弁34が十分な時間開弁されていると判断され、次にステップS6が実行される。
ステップS6では、閉弁タイマのカウンタ積算値Tcが、所定値T2以上であるかどうか、すなわち、Tc≧T2であるかどうかが判断される。
ここで、閉弁タイマのカウンタ積算値Tcが、所定時間T2以上でない場合、すなわち、Tc<T2の場合には、次にステップS7が実行される。なお、上記通常の発電運転としてのステップS1〜S4が実行された後、最初にステップS6が実行される際には、その直前のステップS3において閉弁タイマのカウンタがクリアされているため、必然的にTc<T2となり、次にステップS7が実行される。
ステップS7において、閉弁タイマのカウンタに、単位時間ΔTが加算される。
ステップS8において、循環遮断弁34が閉じられる(図3中の時点t1)。なお、循環遮断弁34が既に閉じられている場合には、そのまま閉じられている状態を維持する。
このステップS8の後、再度ステップS1が実行される。このステップS1において、セル電圧Vが所定値V0以下となると、続けてステップS5が実行される。このように、ステップS8からステップS1を経て、ステップS5が実行される場合には、開弁タイマのカウンタは前回のステップS5でのカウンタ積算値Toを保持している。このため、この場合のステップS5では、開弁タイマのカウンタ積算値Toは、必然的に所定値T1以上、すなわち、To≧T1となる。
次いで、再度ステップS6が実行される。ここで、閉弁タイマのカウンタ積算値Tcが所定値T2より小さい、すなわちTc<T2となる場合には、循環遮断弁34が所定時間閉弁されていないものと判断され、この後、ステップS7以降の処理が繰り返される。これにより、ステップS7により、次第に閉弁タイマのカウンタが加算されることで、一定時間後に、ステップS6にてTc≧T2の状態となる。
そして、ステップS6において、閉弁タイマのカウンタ積算値Tcが所定値T2以上、すなわち、Tc≧T2となる場合には、循環遮断弁34は所定時間閉じられていたものと判断される。次いで、ステップS9により、開弁タイマのカウンタがクリア(リセット)されて、この後、ステップS2以降の処理が実行されることにより、循環遮断弁34が再び開かれる(図3中の時点t2)。
このような循環遮断弁34の閉弁制御(図3中の時点t1からt2までの間)によって、水素チャンバ32内には燃料ポンプ30の駆動により十分な量のアノードオフガスが充填され、当該水素チャンバ32内は所定圧力まで昇圧する。また、このとき、背圧弁44を全開とするとタービン46がカソードオフガスにより高速駆動され、燃料ポンプ30も高速駆動されるため、水素チャンバ32内を一層短時間で昇圧することができるため好適である。
そして、上記のように循環遮断弁34が開かれる際、同時に、図3中の時点t2に示すように燃料排出弁36が開かれる。これにより、水素チャンバ32内に充填された高圧且つ十分量のアノードオフガスが瞬時にアノード電極側に流入するため、水素流量を大幅且つ一挙に増大させることができ、さらに、アノード電極側に貯留されている水やアノードオフガス中の窒素等を、燃料排出流路26を介して大気中に放出させることができる。このため、燃料電池12の発電安定性が改善される。
そして、その後、燃料電池システム10では、図3中の時点t3にて、燃料排出弁36が閉じられ、通常の発電運転が再度繰り返される。
以上、第1の水素流量増大制御では、上記のようなステップS1〜S9による循環遮断弁34の開閉制御が繰り返されることにより、アノード電極側での水素流量の増大と、フラッディング解消の作用を奏する。
なお、上記第1の水素流量増大制御を実行した場合にも燃料電池12のセル電圧Vが低下し続けている場合には、循環遮断弁34を所定時間毎に開閉するか、又は以下にて説明する第2の水素流量増大制御を実行すると好ましい。
次に、第2の水素流量増大制御について、図4のフローチャート及び図5のタイムチャートを参照して説明する。この第2の水素流量増大制御は、基本的には上記第1の水素流量増大制御と同様であり、図4において、図2に示されるステップ番号と同一のステップ番号は、同一又は同様な制御であるものとして、その詳細な説明を省略する。
この第2の水素流量増大制御は、上記第1の水素流量増大制御と比べて、ステップS4及びステップS9の後段で、以下に説明するステップS10〜S12が実行される点が相違する。
ステップS10において、閉弁タイマのカウンタ積算値Tcが、所定値T3以上であるかどうか、すなわち、Tc≧T3であるかどうかが判断される。なお、所定値T3は、上記ステップS6における所定値T2よりも小さく、T3<T2である。
そして、閉弁タイマのカウンタ積算値Tcが、所定値T3よりも小さい場合、すなわち、Tc<T3の場合には、循環遮断弁34の閉弁時間が所定時間に達していないものと判断され、次にステップS11が実行された後、ステップS1に戻る制御が繰り返される。
すなわち、この第2の水素流量増大制御では、例えば通常の発電運転時において、ステップS1〜S4の後のステップS10では、直前のステップS3により、閉弁タイマのカウンタ積算値Tcがクリアされている。このため、ステップS10では、必然的にTc<T3となる。つまり、通常の発電運転時等では、ステップS1〜S4の後、ステップS10及びステップS11が実行され、再度ステップS1が繰り返されることになる。
一方、ステップS8の後、ステップS10が実行される場合、すなわち、循環遮断弁34が閉じられ、水素チャンバ32へのアノードオフガスの充填途中では、その後のステップS6にてTc≧T2となる前に、先ず、ステップS10にてTc≧T3となる。所定値T3は所定値T2よりも小さく設定されているためである。これにより、図5中の時点t1及びt1Aで示すように、ステップS8が実行されて循環遮断弁34が閉じられると(図5中の時点t1)、当該循環遮断弁34が開かれる(図5中の時点t2)前に、燃料排出弁36が開かれる(図5中の時点t1A)。
そして、その後、ステップS6にて、Tc≧T2と判定されると、次いでステップS9、ステップS2、ステップS3、ステップS4、ステップS10へと各ステップが順次実行される。このとき、ステップS3にて閉弁タイマのカウンタ積算値Tcがクリアされるため、この場合のステップS10では、必然的にTc<T3と判定される。これにより、次にステップS11が実行され、燃料排出弁36が閉じられることになる(図5中の時点t3)。
以上のように、第2の水素流量増大制御の主な特徴は、循環遮断弁34が閉じられ、水素チャンバ32内にアノードオフガスが充填されて昇圧されている途中で、燃料排出弁36を開弁することにある。
これにより、図5に示すように、アノード電極側の水素圧力が一時的に低下し、水素チャンバ32内の水素圧力との圧力差が大幅に増加する。このため、その後の循環遮断弁34の開弁により、水素流量が瞬時且つ大幅に増大するため、より一層のフラッディング解消効果が期待できる。また、この場合、循環遮断弁34が閉じられている状態での水素チャンバ32内へのアノードオフガス充填途中(図5中の時点t2〜時点t3)における水素流量が、上記第1の水素流量増大制御時に比べて短時間で回復し始める。このため、前記アノードオフガス充填途中における燃料電池12の発電効率を向上させることができる。
なお、第2の水素流量増大制御によれば、上記のように水素流量が大幅に増大するため、特に過度のフラッディングが発生している場合に有効となる。しかしながら、燃料排出弁36の開弁時間(図5中の時点t1A〜時点t3)が、第1の水素流量増大制御時(図3中の時点t2〜時点t3)に比べて若干長くなる傾向にある。
このため、例えば、第1の水素流量増大制御を所定時間又は所定回数実行した後、第2の水素流量増大制御を実行し、その後再度第1の水素流量増大制御を行うような制御方法を行うと、水素供給システム24内の水素ガスの消費量を抑制しながら、過度のフラッディングの解消ができるようになり好適である。また、第1の水素流量増大制御を実行しても、燃料電池12のセル電圧Vが低下し続けているような場合には、上記第2の水素流量増大制御を実行するとよい。
以上のように、本実施形態に係る燃料電池システム10によれば、燃料のリサイクル利用を行うための燃料循環流路28に、タービン46(膨張機)により駆動される燃料ポンプ30(圧縮機)、いわゆるターボコンプレッサと、水素チャンバ32とが備えられている。このため、燃料電池12のセル電圧が低下した場合に、水素チャンバ32に一時的に蓄えたアノードオフガスを一挙に開放することができ、水素流量を瞬時に増大することが可能となる。
ところで、上記第1及び第2の水素流量増大制御におけるステップS1(図2及び図4参照)では、セル電圧Vが所定値V0以下に低下したかどうかを判断するものとしたが、これに替えて、燃料電池12の運転時間Td、又は平均セル電圧Vaと最低セル電圧Vminとの差をステップS1での判断要素としてもよい。
すなわち、燃料電池12の運転時間Tdを判断要素とする場合には、例えば、制御装置50にて燃料電池12の運転時間Tdを計時しておく。そして、このようなステップS1において、運転時間Tdが所定値T0以上、すなわち、Td≧T0の場合には、次にステップS5が実行される一方、Td<T0の場合には、次にステップS2が実行されるようにすればよい。
また、燃料電池12の平均セル電圧Vaと最低セル電圧Vminとの差を判断要素とする場合には、例えば、制御装置50にて燃料電池の平均セル電圧Va及び最低セル電圧Vminを計測しておく。そして、このようなステップS1において、平均セル電圧Vaから最低セル電圧Vminから引いた結果が、所定値V1以上、すなわち、Va−Vmin≧V1の場合には、次にステップS5が実行される一方、Va−Vmin<V1の場合には、次にステップS2が実行されるようにすればよい。
次に、本発明の第2の実施形態につき、図6を参照して説明する。図6は、本第2の実施形態に係る燃料電池システム60の概略構成図である。なお、図6において、図1に示される参照符号と同一の参照符号は、同一又は同様な構成を示し、このため同一又は同様な機能及び効果を奏するものとして、その詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る燃料電池システム60は、上記燃料電池システム10と比べて、背圧弁44を有さず、エアコンプレッサ42の回転数がインバータ62により適宜制御される点が相違する。
インバータ62は、制御装置50により制御され、エアコンプレッサ42の回転数を変更する。このため、本実施形態に係る燃料電池システム60では、エアコンプレッサ42の回転数の増減により、カソード電極側の空気流量及び圧力を調整する。
従って、インバータ62によりエアコンプレッサ42の回転数を増大させると燃料電池12のカソード電極側の圧力が上昇すると共に、タービン46前後の圧力差が大きくなるため、タービン46の回転速度が速くなる。一方、インバータ62によりエアコンプレッサ42の回転数を減少させると燃料電池12のカソード側の圧力が低下すると共に、タービン46前後の圧力差が小さくなるため、タービン46の回転速度が遅くなる。
また、上記のような第1及び第2の水素流量増大制御における水素チャンバ32内へのアノードオフガス充填途中において、インバータ62によりエアコンプレッサ42の回転数を増大させ、タービン46及び燃料ポンプ30の回転速度を増大させると、水素チャンバ32内を一層短時間で昇圧することができる。
以上のように、本実施形態に係る燃料電池システム60によれば、背圧弁44を用いる必要がなくなるため、本発明に係る燃料電池システムの使用条件等によっては、コスト低減等を図ることができる。
以上、上記各実施形態により本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることは当然可能である。
例えば、燃料電池システム10、60の使用条件等や設置条件によっては、水素チャンバ32は必ずしも配設する必要はなく、この場合には、燃料循環流路28内に充填及び昇圧されるアノードオフガスを、循環遮断弁34の開弁によりアノード電極側に流通させれば、水素流量を増大させることができる。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池システムの概略構成図である。 第1の水素流量増大制御の動作説明に供されるフローチャートである。 第1の水素流量増大制御の動作説明に供されるタイムチャートである。 第2の水素流量増大制御の動作説明に供されるフローチャートである。 第2の水素流量増大制御の動作説明に供されるタイムチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池システムの概略構成図である。
符号の説明
10、60…燃料電池システム 12…燃料電池
14…燃料供給口 16…燃料排出口
18…酸化剤供給口 20…酸化剤排出口
22…燃料供給流路 24…水素供給システム
26…燃料排出流路 28…燃料循環流路
30…燃料ポンプ 32…水素チャンバ
34…循環遮断弁 36…燃料排出弁
38…酸化剤排出流路 40…酸化剤供給流路
42…エアコンプレッサ 44…背圧弁
46…タービン 48…駆動軸
50…制御装置 62…インバータ

Claims (6)

  1. 燃料ガスと酸化剤ガスとが供給されて発電を行う燃料電池と、
    前記燃料電池に前記燃料ガスを供給するための燃料供給流路と、
    前記燃料電池から排出された未反応の燃料ガスを前記燃料供給流路に合流させて前記燃料ガスを循環させるための燃料ポンプが配設された燃料循環流路と、
    前記燃料電池から排出された前記酸化剤ガスにより駆動されるエネルギ回収手段とを備え、
    前記エネルギ回収手段により回収された前記酸化剤ガスの運動エネルギにより、前記燃料ポンプが駆動されるように構成されている
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  2. 請求項1記載の燃料電池システムにおいて、
    さらに、前記燃料電池から排出された前記酸化剤ガスが流通し且つ背圧弁が設けられた酸化剤排出流路を備え、
    前記エネルギ回収手段は、前記酸化剤排出流路の前記背圧弁の出口側に設けられている
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  3. 請求項1又は2記載の燃料電池システムにおいて、
    さらに、前記燃料循環流路における前記燃料ポンプの出口側には、前記未反応の燃料ガスの前記燃料供給流路への合流を遮断する循環遮断弁が設けられている
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  4. 請求項3記載の燃料電池システムにおいて、
    さらに、前記燃料循環流路における前記燃料ポンプの出口側と、前記循環遮断弁の入口側との間には、所定の容積を有するバッファタンクが設けられている
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  5. 請求項3又は4記載の燃料電池システムにおいて、
    さらに、前記循環遮断弁の開閉制御を行う制御装置を備え、
    前記制御装置は、前記燃料電池のセル電圧が所定値よりも低下した場合に前記循環遮断弁を閉じ、その後、前記循環遮断弁を開くように制御する
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  6. 請求項5記載の燃料電池システムにおいて、
    さらに、
    前記燃料ポンプの入口側の前記燃料循環流路と連通し、前記未反応の燃料を外部に排出するための燃料排出流路と、
    前記燃料排出流路に設けられ、該燃料排出流路を開閉する燃料排出弁と、を備え、
    前記制御装置は、前記循環遮断弁を閉じた後、該循環遮断弁を開く前に、前記燃料排出弁を開くことを特徴とする燃料電池システム。
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