JP2007183023A - 地熱利用冷暖房方法および装置 - Google Patents

地熱利用冷暖房方法および装置 Download PDF

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    • Y02E10/10Geothermal energy

Abstract

【課題】地中に外気の熱を蓄熱して、冷暖房に有効に利用することができる地熱利用冷暖房方法および装置を提供する。
【解決手段】暖期において外気の温熱を集熱部3によって集熱して地中の第1地中蓄熱部1に蓄熱しておき、この第1地中蓄熱部1に蓄熱した温熱と室内の空気との間で熱放出部4を介して熱交換を冷期に行い、冷期において外気の冷熱を集熱部3によって集熱して地中の第2地中蓄熱部2に蓄熱しておき、この第2地中蓄熱部2に蓄熱した冷熱と室内の空気との間で熱放出部4を介して熱交換を暖期に行う。したがって、地中に外気の熱を蓄熱して、冷暖房に有効に利用することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、地熱を室内の冷暖房に利用することができる地熱利用冷暖房方法および装置に関する。
地熱を利用した空調システムの一例として特許文献1に記載のものが知られている。この技術では、水給送用ポンプが介在された水循環経路に、地中に垂直に埋設された第1パイプの内部空間によって形成される第1内部通路と地上に設置された気水熱交換器の水通路とが含まれ、上記気水熱交換器の空気通路を通過中に上記水通路内の水との間で熱交換を行った空気を建物の空調に利用するようになっている。
特許第3440331号公報
ところで、前記特許文献1に記載の技術では、地熱と水を介して熱交換された空気を建物の空調に利用しているが、これは、地熱が1年を通じてほぼ15℃前後で一定であることを利用しているものであり、地中に外気の熱を蓄熱して、冷暖房に有効に利用するという技術は開示されていない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、地中に外気の熱を蓄熱して、冷暖房に有効に利用することができる地熱利用冷暖房方法および装置を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、地熱利用冷暖房方法であって、
暖期において外気の熱を地中の第1地中蓄熱部に蓄熱しておき、この第1地中蓄熱部に蓄熱した熱と室内の空気との間で熱交換を冷期に行い、
冷期において外気の熱を地中の第2地中蓄熱部に蓄熱しておき、この第2地中蓄熱部に蓄熱した熱と室内の空気との間で熱交換を暖期に行うことを特徴とする。
ここで、暖期とは夏期〜秋期にかけての期間、冷期とは冬期から春期にかけての期間のことを意味する。
また、外気の熱とは、例えば、外気自体の熱の他、太陽熱や燃料電池等の排熱も含むものである。
このような地熱利用冷暖房方法は、例えば図1に示すような、地熱利用冷暖房装置を用いて行うことができる。この地熱利用冷暖房装置は、第1地中蓄熱部1と第2地中蓄熱部2とを備えている。
地熱は1年を通じてほぼ15℃前後で一定であるので、前記第2地中蓄熱部2に蓄熱された冷期の低い温度の熱は15℃前後より上昇することはなく、むしろ冷期において第2地中蓄熱部2に低い温度の外気の熱(冷熱)を連続的に蓄熱することによって、暖期においても第2地中蓄熱部には15℃よりかなり低い温度で冷熱が蓄熱される。
また、第1地中蓄熱部1に蓄熱された暖期の高い温度の熱は15℃前後より下降することはなく、むしろ暖期において第1地中蓄熱部1に高い温度の外気の熱を連続的に蓄熱することによって、冷期においても第1地中蓄熱部には15℃よりかなり高い温度で温熱が蓄熱される。
したがって、請求項1に記載の発明によれば、暖期においては、地中の第2地中蓄熱部に蓄熱した熱(冷熱)と室内の空気との間で熱交換を行う。地中の第2地中蓄熱部には冷期の低い温度の外気の熱(冷熱)が蓄熱され保持されているので、この低い温度の外気の熱(冷熱)と室内の空気との間で熱交換を行うことによって、室内の温度を下げることができる、つまり冷房することができる。
また、冷期においては、地中の第1地中蓄熱部に蓄熱した熱(温熱)と室内の空気との間で熱交換を行う。地中の第1地中蓄熱部には暖期の高い温度の外気の熱(温熱)が蓄熱され保持されているので、この高い温度の外気の熱(温熱)と室内の空気との間で熱交換を行うことによって、室内の温度を上げることができる、つまり暖房することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の地熱利用冷暖房方法において、
地中と室内に設けられた熱放出部との間で熱媒体を循環させることによって、地熱と室内の空気との間で熱交換を行うことを特徴とする。
熱媒体としては水が好適に使用されるが、水以外の油等の液体や空気等の気体を熱媒体としても使用することもできる。
請求項2に記載の発明によれば、地中と室内の熱放出部との間で熱媒体を循環させるので、地熱と室内の空気との間で熱交換して、冷暖房を容易にかつ連続的に行うことができる。
請求項3に記載の発明は、例えば図1〜図3に示すように、地熱利用冷暖房装置であって、地中に埋設された第1地中蓄熱部1と、地中に前記第1地中蓄熱部1と離間して埋設された第2地中蓄熱部2と、室外に設置された集熱部3と、室内に設けられた熱放出部4とを備え、
暖期において、前記第1地中蓄熱部1と前記集熱部3との間で熱媒体を循環させるととともに、前記第2地中蓄熱部2と前記熱放出部4との間で熱媒体を循環させ、冷期において、前記第1地中蓄熱部1と前記熱放出部4との間で熱媒体を循環させるとともに、前記第2地中蓄熱部2と前記集熱部3との間で熱媒体を循環させる循環手段5を設けたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、暖期においては、第1地中蓄熱部1と集熱部3との間で熱媒体を循環させることよって、集熱部3で集熱した暖期の温度の高い外気の熱(温熱)を連続的に第1地中蓄熱部1に蓄熱保持しておき、冷期においては、第2地中蓄熱部2と集熱部3との間で熱媒体を循環させることによって、集熱部で集熱した冷期の温度の低い外気の熱(冷熱)を連続的に第2地中蓄熱部2に蓄熱保持しておく。
そして、暖期において、第2地中蓄熱部2と熱放出部4との間で熱媒体を循環させることによって、第2地中蓄熱部2に蓄熱されている熱(冷熱)と室内の空気との間で熱交換を行う。第2地中蓄熱部2には冷期の低い温度の外気の熱(冷熱)が蓄熱され保持されているので、この低い温度の外気の熱(冷熱)と室内の空気との間で熱放出部4を介して熱交換を行うことによって、室内の温度を下げることができる、つまり冷房することができる。
また、冷期において、第1地中蓄熱部1と熱放出部4との間で熱媒体を循環させることによって、第1地中蓄熱部1に蓄熱されている熱(温熱)と室内の空気との間で熱交換を行う。第1地中蓄熱部1には暖期の高い温度の外気の熱(温熱)が蓄熱され保持されているので、この高い温度の外気の熱(温熱)と室内の空気との間で熱放出部4を介して熱交換を行うことによって、室内の温度を上げることができる、つまり暖房することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の地熱利用冷暖房装置において、
前記循環手段5は、前記第1地中蓄熱部1と前記集熱部3とを、熱媒体が循環可能に接続するとともに、前記第2地中蓄熱部2と前記熱放出部4とを、熱媒体が循環可能に接続する第1循環経路11(図2参照)と、
前記第1地中蓄熱部1と前記熱放出部4とを、熱媒体が循環可能に接続するとともに、前記第2地中蓄熱部2と前記集熱部3とを、熱媒体が循環可能に接続する第2循環経路12(図3参照)とを備え、
前記第1循環経路11と第2循環経路12とは切替可能であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、暖期においては、第1循環経路11を選択することによって、第1地中蓄熱部1と集熱部3とを、熱媒体が循環可能に接続するとともに、第2地中蓄熱部2と熱放出部4とを、熱媒体が循環可能に接続することによって、集熱部3で集熱した暖期の温度の高い外気の熱を連続的に第1地中蓄熱部1に蓄熱保持しておくとともに、第2地中蓄熱部2に蓄熱されている低い温度の外気の熱と室内の空気との間で熱放出部4を介して熱交換を行うことによって、室内の温度を下げることができる、つまり冷房することができる。
また、冷期においては、第2循環経路12を選択することによって、第1地中蓄熱部1と熱放出部4とを、熱媒体が循環可能に接続するとともに、第2地中蓄熱部2と集熱部3とを、熱媒体が循環可能に接続することによって、集熱部3で集熱した冷期の温度の低い外気の熱を連続的に第2地中蓄熱部2に蓄熱保持しておくとともに、第1地中蓄熱部1に蓄熱されている高い温度の外気の熱と室内の空気との間で熱放出部4を介して熱交換を行うことによって、室内の温度を上げることができる、つまり暖房することができる。
このように、暖期と冷期に応じて第1循環経路11と第2循環経路12とを切替えることによって、容易かつ確実に冷暖房を選択して行うことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項3または4に記載の地熱利用冷暖房装置において、
前記熱放出部4は輻射パネルであり、前記集熱部3は集熱パネルであることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、輻射パネル4から暖期は冷熱を放出でき、冷期は温熱を放出できる。また、集熱パネル3によって、外気の熱を効果的に集熱できる。
本発明によれば、暖期においては、地中の第2地中蓄熱部に蓄熱した低い温度の熱と室内の空気との間で熱交換を行うことによって、冷房することができ、冷期においては、地中の第1地中蓄熱部に蓄熱した高い温度の熱と室内の空気との間で熱交換を行うことによって暖房することができる。したがって、地中に外気の熱を蓄熱して、冷暖房に有効に利用することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係る地熱利用冷暖房装置の概略構成を示すものである。この図に示す地熱利用冷暖房装置は、地中に埋設された第1地中蓄熱部1と、地中に前記第1地中蓄熱部1と離間して埋設された第2地中蓄熱部2と、室外に設置された集熱部3と、室内に設けられた熱放出部4と、循環手段5とを備えている。
第1地中蓄熱部1は住宅等の建物が構築された地盤の一部(図1において二点鎖線で示している。)によって構成されている。第1地中蓄熱部1は、上下に10m程度の長さを有しており、その深さは、1年を通して地熱温度が15℃程度という一定温度になる深さ、例えば5〜10m程度となっている。この第1地中蓄熱部1には、前記循環手段5を構成する熱交換用パイプ6が埋設されている。この熱交換用パイプ6は熱伝導性や耐蝕性、防錆性等に優れた材料、例えばステンレス鋼で形成された細パイプであり、図示は省略するが、この細パイプが第1地中蓄熱部1中に上下に多数回蛇行して配置されている。したがって、この熱交換用パイプ6中を熱媒体としての水が通ると、この水と地熱とで温度差がある場合に温度が高い方の熱が熱交換用パイプ6を介して温度が低い方に伝わるようになっている。地熱は1年を通じてほぼ15℃前後で一定であるので、熱交換用パイプ6中を15℃前後より高い温度の水が通ると、第1地中蓄熱部1に高い温度の水の温熱が伝わって、この温熱が蓄熱されるようになっている。なお、温熱とは、地熱より高い温度の熱のことを意味している。
第2地中蓄熱部2は、第1地中蓄熱部1と同様に構成されたもので、該第1地中蓄熱部2と5メートル程度離間して埋設されている。第2地中蓄熱部2も、第1地中蓄熱部1と同様に、上下に10m程度の長さを有しており、その深さは、1年を通して地熱温度が15℃程度という一定温度になる深さ、例えば5〜10m程度となっている。この第2地中蓄熱部2には、前記循環手段5を構成する熱交換用パイプ7が埋設されている。この熱交換用パイプ7は前記熱交換用パイプ6と同様の構成のものである。
したがって、この熱交換用パイプ7中を熱媒体としての水が通ると、この水と地熱とで温度差がある場合に温度が高い方の熱が熱交換用パイプ7を介して温度が低い方に伝わるようになっている。地熱は1年を通じてほぼ15℃前後で一定であるので、熱交換用パイプ7中を15℃前後より低い温度の水が通ると、第2地中蓄熱部2に低い温度の水の冷熱が伝わって、この冷熱が蓄熱されるようになっている。なお、冷熱とは、地熱より低い温度の熱のことを意味している。
前記集熱部3は、集熱パネル3で構成されている。集熱パネル3は、太陽光や外気の熱を集熱する集熱板と、この集熱板によって集熱された熱を熱媒体としての水と熱交換することによりこの水に蓄熱することが可能な薄板状のパネルであり、例えば建物の屋根に設置されている。なお、集熱パネル3の設置場所は、屋根以外でもよく、日当たりのよい場所であれば壁や地上に直接設置してもよい。
集熱パネル3には、この集熱パネル3に熱媒体としての水を送り込む送込み配管8と、集熱パネル3から水を送り出す送出配管9とが接続されている。
前記熱放出部4は、本実施の形態では輻射パネル4であり、建物の室内に設置されている。輻射パネル4はその内部に熱媒体としての水を流す細長いパイプが蛇行して配置されたものであり、表面から輻射熱を放出できるようになっている。このような輻射パネル4は例えば室内の壁や天井に設置されている。
前記循環手段5は、図2に示すように、暖期において、第1地中蓄熱部1と集熱部3との間で熱媒体としての水を循環させるととともに、第2地中蓄熱部2と熱放出部4との間で熱媒体としての水を循環させ、図3に示すように、冷期において、第1地中蓄熱部1と熱放出部4との間で熱媒体としての水を循環させるとともに、第2地中蓄熱部2と集熱部3との間で熱媒体としての水を循環させるものであり、以下のように構成されている。
すなわちまず、循環手段5は、図2に示すように、第1地中蓄熱部1と集熱部3とを、熱媒体としての水が循環可能に接続するとともに、第2地中蓄熱部2と熱放出部4とを、熱媒体としての水が循環可能に接続する第1循環経路11と、図3に示すように、第1地中蓄熱部1と熱放出部4とを、熱媒体としての水が循環可能に接続するとともに、第2地中蓄熱部2と集熱部3とを、熱媒体としての水が循環可能に接続する第2循環経路12とを備えており、第1循環経路11と第2循環経路12とは、切替バルブ13,14によって切替可能である。
前記第1循環経路11は、第1地中蓄熱部1と集熱部3とを熱媒体としての水が循環可能に接続する第1蓄熱集熱部間循環経路11aと、第2地中蓄熱部2と熱放出部4とを熱媒体としての水が循環可能に接続する第2蓄熱熱放出部間循環経路11bとから構成されている。
第1蓄熱集熱部間循環経路11aは、第1地中蓄熱部1から水給送用のポンプP1を介して切替バルブ13に接続された送出配管15と、この送出配管15に切替バルブ13を介して接続された前記送込み配管8と、前記送出配管9と、この送出配管9に接続され前記第1地中蓄熱部1に熱媒体としての水を戻す戻し配管16とから構成されている。
第2蓄熱熱放出部間循環経路11bは、第2地中蓄熱部2から水給送用のポンプP2を介して切替バルブ14に接続された送出配管17と、この送出配管17に切替バルブ14を介して接続された送込み配管18と、前記熱放出部4に接続されて前記第2地中蓄熱部2に熱媒体としての水を戻す戻し配管19とから構成されている。
前記第2循環経路12は、第1地中蓄熱部1と熱放出部4とを熱媒体としての水が循環可能に接続する第1蓄熱熱放出部間循環経路12aと、第2地中蓄熱部2と集熱部3とを熱媒体としての水が循環可能に接続する第2蓄熱集熱部間循環経路12bとから構成されている。
第1蓄熱熱放出部間循環経路12aは、第1地中蓄熱部1から水給送用のポンプP1を介して切替バルブ13に接続された送出配管15と、この送出配管15に切替バルブ13を介して接続されて熱放出部4に熱媒体としての水を送り込む送込み配管20と、前記熱放出部4に接続されて熱媒体としての水を前記第1地中蓄熱部1に戻す戻し配管21とから構成されている。なお、この戻し配管21は前記戻し配管16と一部重なっている。
第2蓄熱集熱部間循環経路12bは、第2地中蓄熱部2から水給送用のポンプP2を介して切替バルブ14に接続された送出配管17と、この送出配管17に切替バルブ14を介して接続された送込み配管23と、前記集熱部3に接続されて前記第2地中蓄熱部2に熱媒体としての水を戻す戻し配管24とから構成されている。なお、送込み配管23は前記送込み配管8と一部重なっている。また、戻し配管24は前記戻し配管19と一部重なっている。
次に、上記構成の地熱利用冷暖房装置によって冷暖房を行う方法について図1〜図3を参照して説明する。
図2は暖期における地熱利用冷暖房装置の状態を示している。まず、切替バルブ13,14を操作して、第1循環経路11a,11bを選択することによって、第1地中蓄熱部1と集熱部3とを、熱媒体としての水が循環可能に接続するとともに、第2地中蓄熱部2と熱放出部4とを、熱媒体としての水が循環可能に接続する。
そして、ポンプP1を作動すると、第1地中蓄熱部1と集熱部3との間で水が循環する。集熱部3では特に日中に太陽光による熱や外気による熱が集熱され、この熱が水に伝達され、この水が送出配管9、戻し配管16を通って第1地中蓄熱部1に流入することによって、この第1地中蓄熱部1に水の熱が蓄熱される。つまり、熱交換用パイプ6を介して、水と第1地中蓄熱部1の地盤との間で熱交換が行われ、この第1地中蓄熱部1に蓄熱される。そして、水は送出配管15、切替バルブ13、送込み配管8を通って再び集熱部3へと送り込まれる。このような熱媒体としての水の循環によって第1地中蓄熱部1に温度の高い外気の熱が連続的に蓄熱され、保持される。
一方、ポンプP2を作動すると、第2地中蓄熱部2と熱放出部4との間で熱媒体としての水が循環する。すなわち、第2地中蓄熱部2から水が送出配管17、切替バルブ14、送込み配管18を通って、熱放出部4に流入する。第2地中蓄熱部2には後述するように、冷期の低い温度の外気の熱が蓄熱され保持されているので、この低い温度の外気の熱が水によって熱放出部4に伝達され、この水と室内の空気との間で熱放出部4を介して熱交換を行うことによって、室内の温度を下げることができる、つまり冷房することができる。熱放出部4からの水は戻し配管19を通って再び第2地中蓄熱部2に送り込まれる。このような熱媒体としての水の循環によって第2地中蓄熱部2に蓄熱されている冷期の低い温度の外気の熱が連続的に熱放出部4から冷熱として放熱されることで、連続的に室内を冷房することができる。
図3は冷期における地熱利用冷暖房装置の状態を示している。まず、切替バルブ13,14を操作して、第2循環経路12a,12bを選択することによって、第1地中蓄熱部1と熱放出部4とを、熱媒体としての水が循環可能に接続するとともに、第2地中蓄熱部2と集熱部3とを、熱媒体としての水が循環可能に接続する。
そして、ポンプP2を作動すると、第2地中蓄熱部2と集熱部3との間で水が循環する。集熱部3では特に夜間の放熱冷却によって、低い温度の外気の熱(冷熱)が集熱され、この冷熱が水に伝達され、この水が送出配管9、戻し配管24を通って第2地中蓄熱部2に流入することによって、この第2地中蓄熱部2に水の冷熱が蓄熱される。つまり、熱交換用パイプ7を介して、水と第2地中蓄熱部2の地盤との間で熱交換が行われ、この第2地中蓄熱部2に冷熱が蓄熱される。そして、水は送出配管17、切替バルブ14、送込み配管23を通って再び集熱部3へと送り込まれる。このような熱媒体としての水の循環によって第2地中蓄熱部2に温度の低い外気の冷熱が連続的に蓄熱され、保持される。
一方、ポンプP1を作動すると、第1地中蓄熱部1と熱放出部4との間で熱媒体としての水が循環する。すなわち、第1地中蓄熱部1から水が送出配管15、切替バルブ13、送込み配管20を通って、熱放出部4に流入する。第1地中蓄熱部1には上述したように、暖期の高い温度の外気の熱が蓄熱され保持されているので、この高い温度の外気の熱が水によって熱放出部4に伝達され、この水と室内の空気との間で熱放出部4を介して熱交換を行うことによって、室内の温度を上げることができる、つまり暖房することができる。熱放出部4からの水は戻し配管21を通って再び第1地中蓄熱部1に送り込まれる。このような熱媒体としての水の循環によって第1地中蓄熱部1に蓄熱されている暖期の高い温度の外気の熱が連続的に熱放出部4から温熱として放熱されることで、連続的に室内を暖房することができる。
このように、暖期と冷期に応じて第1循環経路11と第2循環経路12とを切替えることによって、容易かつ確実に冷暖房を選択して行うことができる。
本発明に係る地熱利用冷暖房装置の一例を示すもので、その概略構成図である。 同、暖期における状態を示す概略構成図である。 同、冷期における状態を示す概略構成図である。
符号の説明
1 第1地中蓄熱部
2 第2地中蓄熱部
3 集熱部
4 輻射パネル(熱放出部)
5 循環手段
11 第1循環経路
12 第2循環経路
13,14 切替バルブ

Claims (5)

  1. 暖期において外気の熱を地中の第1地中蓄熱部に蓄熱しておき、この第1地中蓄熱部に蓄熱した熱と室内の空気との間で熱交換を冷期に行い、
    冷期において外気の熱を地中の第2地中蓄熱部に蓄熱しておき、この第2地中蓄熱部に蓄熱した熱と室内の空気との間で熱交換を暖期に行うことを特徴とする地熱利用冷暖房方法。
  2. 請求項1に記載の地熱利用冷暖房方法において、
    地中と室内に設けられた熱放出部との間で熱媒体を循環させることによって、地熱と室内の空気との間で熱交換を行うことを特徴とする地熱利用冷暖房方法。
  3. 地中に埋設された第1地中蓄熱部と、地中に前記第1地中蓄熱部と離間して埋設された第2地中蓄熱部と、室外に設置された集熱部と、室内に設けられた熱放出部とを備え、
    暖期において、前記第1地中蓄熱部と前記集熱部との間で熱媒体を循環させるととともに、前記第2地中蓄熱部と前記熱放出部との間で熱媒体を循環させ、冷期において、前記第1地中蓄熱部と前記熱放出部との間で熱媒体を循環させるとともに、前記第2地中蓄熱部と前記集熱部との間で熱媒体を循環させる循環手段を設けたことを特徴とする地熱利用冷暖房装置。
  4. 請求項3に記載の地熱利用冷暖房装置において、
    前記循環手段は、前記第1地中蓄熱部と前記集熱部とを、熱媒体が循環可能に接続するとともに、前記第2地中蓄熱部と前記熱放出部とを、熱媒体が循環可能に接続する第1循環経路と、
    前記第1地中蓄熱部と前記熱放出部とを、熱媒体が循環可能に接続するとともに、前記第2地中蓄熱部と前記集熱部とを、熱媒体が循環可能に接続する第2循環経路とを備え、
    前記第1循環経路と第2循環経路とは切替可能であることを特徴とする地熱利用冷暖房装置。
  5. 請求項3または4に記載の地熱利用冷暖房装置において、
    前記熱放出部は輻射パネルであり、前記集熱部は集熱パネルであることを特徴とする地熱利用冷暖房装置。
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