JP2007182841A - バルブ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 出力が往復直線運動となるリニアタイプの電磁アクチュエータでバルブボディを応答性良く開閉駆動する。
【解決手段】 駆動ロッド69の中間部に固定したアーマチュア70を第1、第2電磁石65,66間に配置した電磁アクチュエータ50で、エンジンEの吸気通路41aを開閉するインパルスバルブ32のバルブボディ42を駆動するものにおいて、バルブボディ42の回転軸45に設けたクランク軸54に電磁アクチュエータ50の駆動ロッド69を連結ロッド56を介して連結したので、往復直線運動する駆動ロッド69でバルブボディ42を全閉位置および全開位置間で90°に亘って回転させることを可能にしながら、作動速度の速い電磁アクチュエータ50でインパルスバルブ32の作動応答性を高めることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジンの吸気通路を開閉するバルブボディをバルブハウジングに回転軸を介して軸支し、電磁アクチュエータで前記バルブボディを全閉位置および全開位置間で回転させるバルブ駆動装置に関する。
エンジンの吸気通路に配置したポペットバルブよりなるインパルスバルブを吸気バルブの開閉に同期して所定のタイミングで開閉することにより、エンジンの低回転域においても吸気通路に吸気脈動を発生させて過給効果を得るものが、下記特許文献1により公知である。
また、かかるインパルスバルブをボールバルブで構成し、その回転軸をロータリソレノイドや電動モータよりなるアクチュエータで往復回転させて吸気通路を開閉するものが、下記特許文献2により公知である。
特開2004−150441号公報 特開2005−344803号公報
ところで上記特許文献1に記載されたものは、ポペットバルブよりなるインパルスバルブのバルブボディが常時吸気通路内に位置するため、バルブボディによって吸気の流通抵抗が増加する問題があった。これを解消するために、バルブボディの位置で吸気通路の通路断面積を増加させると、吸気通路全体が大型化してレイアウト性が低下するという新たな問題が発生してしまう。
一方、上記特許文献2に記載されたものは、ボールバルブよりなるインパルスバルブのバルブボディを全閉位置および全開位置間で90°に亘って回転させるので、全開位置においてバルブボディを吸気通路から完全に退避させて吸気の流通抵抗を低減することができる。しかしながら、上記特許文献2に記載されたものは、アクチュエータであるロータリソレノイドや電動モータの回転速度に限界があるため、バルブボディを応答性良く開閉することが困難であった。
アーマチュアを一対の電磁石に選択的に吸着する構造の電磁アクチュエータは作動速度が高いために良好な応答性を得ることができるが、出力が往復回転運動となるロータリタイプのものは、その構造上の理由で90°よりも小さい回転角しか得られないため、かかるロータリタイプの電磁アクチュエータでボールバルブのバルブボディを90°に亘って回転させることは困難である。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、出力が往復直線運動となるリニアタイプの電磁アクチュエータでバルブボディを応答性良く開閉駆動することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、エンジンの吸気通路を開閉するバルブボディをバルブハウジングに回転軸を介して軸支し、電磁アクチュエータで前記バルブボディを全閉位置および全開位置間で回転させるバルブ駆動装置であって、前記電磁アクチュエータは、軸方向に摺動自在に支持された駆動ロッドと、前記駆動ロッドの中間部に固定されたアーマチュアと、前記アーマチュアを挟むように配置された第1、第2電磁石とを備えるものにおいて、前記回転軸に設けたクランク軸に前記駆動ロッドを連結したことを特徴とするバルブ駆動装置が提案される.
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記電磁アクチュエータの駆動ロッドと前記クランク軸との間に、前記バルブボディの全閉時の衝撃を吸収する緩衝手段を設けたことを特徴とするバルブ駆動装置が提案される。
尚、実施の形態の第2吸気通路41aは本発明の吸気通路に対応し、実実施の形態の油圧緩衝機構76は本発明の緩衝手段に対応する。
請求項1の構成によれば、エンジンの吸気通路に配置したバルブボディを、駆動ロッドの中間部に固定したアーマチュアを第1、第2電磁石間に配置した電磁アクチュエータで開閉駆動するものにおいて、バルブボディの回転軸に設けたクランク軸に電磁アクチュエータの駆動ロッドを連結したので、往復動する駆動ロッドでバルブボディを全閉位置および全開位置間で回転させることを可能にしながら、作動速度の速い電磁アクチュエータでボールバルブの作動応答性を高めることができる。
また請求項2の構成によれば、電磁アクチュエータの駆動ロッドとクランク軸との間に緩衝手段を設けたので、バルブボディの閉弁時の衝撃を吸収して騒音の防止や耐久性の向上を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を添付の図面に基づいて説明する。
図1〜図11は本発明の実施の形態を示すもので、図1はエンジンのシリンダヘッド部およびインパルスバルブの断面図、図2は図1の要部拡大図(インパルスバルブの開弁状態)、図3は図2に対応するインパルスバルブの閉弁状態を示す図、図4は図2の4方向矢視図、図5は図3の5方向矢視図、図6はバルブボディの斜視図、図7は図2の要部拡大図、図8は油圧緩衝機構の作用説明図、図9はインパルスバルブの開閉制御のフローチャート、図10はエンジン回転数および吸気負圧とインパルスバルブの開閉時期との関係を示すグラフ、図11はクランクアングルとインパルスバルブの開閉時期との関係を示すグラフある。
図1に示すように、エンジンEのシリンダブロック11に設けたシリンダスリーブ12にピストン13が摺動自在に嵌合しており、シリンダブロック11のデッキ面に結合されたシリンダヘッド14とピストン13の頂面との間に燃焼室15が区画される。シリンダヘッド14には燃焼室15に連なる吸気ポート16および排気ポート17が形成されており、吸気ポート16が燃焼室15に開口する吸気バルブ孔が吸気バルブ18により開閉され、排気ポート17が燃焼室15に開口する排気バルブ孔が排気バルブ19により開閉される。吸気バルブ18および排気バルブ19はそれぞれバルブスプリング20,21で閉弁方向に付勢される。
シリンダヘッド14の上面に結合されたヘッドカバー22の内部に吸気カムシャフト23および吸気ロッカーアームシャフト24が設けられており、吸気カムシャフト23に設けた吸気カム25により、吸気ロッカーアームシャフト24に枢支した吸気ロッカーアーム26を介して吸気バルブ18が開閉駆動される。またヘッドカバー22の内部に排気カムシャフト27および排気ロッカーアームシャフト28が設けられており、排気カムシャフト27に設けた排気カム29により、排気ロッカーアームシャフト28に枢支した排気ロッカーアーム30を介して排気バルブ19が開閉駆動される。
シリンダヘッド14には吸気ポート16に連なる吸気通路部材31と、ボールバルブよりなるインパルスバルブ32と、吸気管33とが接続されており、吸気管33の上流に図示せぬサージタンクおよびスロットルバルブが配置される。吸気通路部材31には吸気ポート16に燃料を噴射する燃料噴射バルブ34が設けられる。
次に、図2〜図7に基づいてインパルスバルブ32の構造を説明する。
インパルスバルブ32は吸気通路部材31および吸気管33に挟まれたバルブハウジング41を備えており、吸気管33に形成された第1吸気通路33aと、バルブハウジング41に形成された第2吸気通路41aと、吸気通路部材31に形成された第3吸気通路31aが直列に接続される。
バルブハウジング41の内部に収納されるバルブボディ42は、短い円筒状の円筒部43と、円筒部43から相互に離反する方向に延びる一対の回転軸44,45と、円筒部43に一体に設けられた薄い円板状の円板部46とを備える。円筒部43には円形断面の開口43aが貫通しており、また円板部46の外周には球面の一部を構成する環状の第1シール面46aが形成される。
一対の回転軸44,45は第2吸気通路41aの軸線L1に直交する軸線L2上に配置されており、一方の回転軸44はバルブハウジング41にボールベアリング47を介して回転自在に支持され、また他方の回転軸45はバルブハウジング41にボールベアリング48およびシール部材49を介して回転自在に支持されるとともに、バルブハウジング41に固定した電磁アクチュエータ50に接続される。
吸気通路部材31に結合されるバルブハウジング41の下流端に形成した段部41bに、環状のシートリング51が装着される。シートリング51は、バルブボディ42の第1シール面46aが摺動および着座可能な部分球面状かつ環状の第2シール面51aと、その第2シール面51aの内周を貫通する円形断面の開口51bとを備える。またバルブハウジング41にはシートリング51の上流側の端面に当接可能な環状の規制部材41cが一体に形成される。
吸気通路部材31の上流端に第3吸気通路31aを囲むように形成された環状溝にOリング52が装着されており、このOリング52の付勢力でシートリング51がバルブボディ42に向けて付勢される。またシートリング51の外周に形成した環状溝にOリング53が装着されており、シートリング51はOリング53を介してバルブハウジング41の段部41bに摺動自在に当接する。
シール部材49を貫通してバルブハウジング41の外部に突出する回転軸45の先端にクランク軸54が固定されており、バルブハウジング41に設けたベアリング55に摺動自在に支持された連結ロッド56の左端と前記クランク軸54の先端とがリンク57で連結される。
電磁アクチュエータ50は、積層された第1ハウジング61、第2ハウジング62、第3ハウジング63および第4ハウジング64を備えており、第1ハウジング61がバルブハウジング41に固定される。第2ハウジング62の両端に第1、第2電磁石65,66が収納されており、第1、第2電磁石65,66の中央に設けたベアリング67,68に駆動ロッド69が摺動自在に嵌合する。駆動ロッド69の中央に固定したアーマチュア70が第1、第2電磁石65,66に間に形成した空間に配置されており、アーマチュア70が第1電磁石65に吸着されると駆動ロッド69は左動し、アーマチュア70が第2電磁石66に吸着されると駆動ロッド69は右動する。
連結ロッド56の右端側に設けたスプリングシート71とバルブハウジング41との間に第1スプリング72が配置されており、この第1スプリング72の弾発力で連結ロッド56は右方向に付勢される。また駆動ロッド69の右端側に設けたスプリングシート73と第4ハウジング64の開口部を閉塞するキャップ74との間に第2スプリング75が配置されており、この第2スプリング75の弾発力で駆動ロッド69は左方向に付勢される。
連結ロッド56および駆動ロッド69が第1ハウジング61の内部で同軸に対向しており、そこに油圧緩衝機構76が配置される。図7に拡大して示すように、油圧緩衝機構76は、第1ハウジング61に形成したシリンダ77と、このシリンダ77に摺動自在に嵌合するピストン78とを備えており、このピストン78に形成した左側の凹部78aに連結ロッド56の右端が嵌合し、右側の凹部78bに駆動ロッド69の左端がシム79を介して嵌合する。このとき、連結ロッド56および駆動ロッド69は第1、第2スプリング72,75により相互に接近する方向に付勢されており、よって連結ロッド56、駆動ロッド69およびピストン78の位置関係は常に一定に維持される。
第1ハウジング61に駆動ロッド69の外周を囲むように形成された圧力室80が、図示せぬ油圧ポンプに第1供給油路81、チェックバルブ82および第2供給油路83を介して連通するとともに、図示せぬオイルパンに排出通路84を介して連通する。ピストン78が右動して排出通路84を閉塞したとき、ピストン78に形成したオリフィス78cを介して圧力室80および排出通路84が僅かに連通する。
次に、上記構成を備えた実施の形態の作用について説明する。
図9のフローチャートにおいて、ステップS1でエンジン回転数Neおよびスロットル開度Thを読み込み、ステップS2でエンジン回転数Neが下限値以上であり、ステップS3でエンジン回転数Neが上限値以下であり、ステップS4スロットル開度Thが設定値以上であれば、ステップS5でインパルスバルブ32の開弁時期および閉弁時期をエンジン回転数Neおよびスロットル開度Thから決定し、ステップS6でインパルスバルブ32の駆動信号を出力する。
図10に示すように、インパルスバルブ32は吸気の充填効率が最大となるように、吸気行程の中期に開弁し、圧縮行程の初期に閉弁するように制御される。エンジン回転数の増加に応じて、開弁時期が次第に進角し、閉弁時期が次第に遅角する。また吸気負圧の増加に応じて、開弁時期が次第に進角し、閉弁時期が次第に遅角する。その際に、開弁時期の進角側の限界は吸気負圧に応じて決定され、閉弁時期の遅角側の限界は吸気バルブ18の開弁時期に応じて決定される。
図11に示すように、吸気行程の前半において、吸気バルブ18が開弁した状態でピストン13が下降することで、閉弁したインパルスバルブ32の下流の第2吸気通路41aおよび第3吸気通路31aに大きな負圧が発生する。吸気行程の中期にインパルスバルブ32が開弁すると、それに続く吸気行程の後半で、前記負圧によりインパルスバルブ32よりも上流の第1吸気通路33aおよび第2吸気通路41aから燃焼室15に向かって高速で吸気が流入する。
その際に発生する負圧波が吸気通路の上流側に伝達されてサージタンクに反射され、その反射波が燃焼室15に伝達されて発生する正圧のピークにおいてインパルスバルブ32を閉弁することで、吸気の充填効率を大幅に高めることができる。そして吸気バルブ18が閉弁すると、その吸気バルブ18と閉弁したインパルスバルブ32との間に区画される空間の正圧が閉じ込められる。従って、次の排気バルブ19の開弁期間の末期と吸気バルブ18の開弁期間の初期とが重なるバルブオーバーラップ期間に、前記空間に閉じ込められた正圧で燃焼室15を掃気することができる。
図2および図4に示すように、電磁アクチュエータ50のアーマチュア70が第1電磁石65に吸着されると、第1スプリング72を収縮させて第2スプリング75を伸長させながら駆動ロッド69、ピストン78および連結ロッド56が左動し、リンク57を介してクランク軸54を押圧する。その結果、インパルスバルブ32のバルブボディ42が回転軸44,45と共に一方向に回転し、第2吸気通路41aの軸線L1に対して円板部46の軸線L3が直交し、円筒部43の軸線L4が一致することで、インパルスバルブ32が開弁する。
図3および図5に示すように、電磁アクチュエータ50のアーマチュア70が第2電磁石66に吸着されると、第2スプリング75を収縮させて第1スプリング72を伸長させながら駆動ロッド69、ピストン78および連結ロッド56が右動し、リンク57を介してクランク軸54を牽引する。その結果、インパルスバルブ32のバルブボディ42が回転軸44,45と共に逆方向に回転し、第2吸気通路41aの軸線L1に対して円板部46の軸線L3が一致し、円筒部43の軸線L4が直交することで、インパルスバルブ32が閉弁する。
インパルスバルブ32が開弁状態にあるとき、図8(A)に示すように、連結ロッド56および駆動ロッド69は左動位置にあり、油圧緩衝機構76のピストン78は排出油路84を開放しており、第1供給油路81から供給された作動油はチェックバルブ82を通過し、そこから第2供給油路83および圧力室80を経て排出油路84に排出される。
インパルスバルブ32を閉弁すべく第2電磁石66を励磁すると、アーマチュア70が第2電磁石66に吸着されて駆動ロッド69が第2スプリング75の弾発力に抗して右動し、また連結ロッド56は第1スプリング72の弾発力でピストン78を駆動ロッド69に追従させるように右動する。その結果、図8(B)に示すように、右動するピストン78が排出通路84を次第に閉塞することで圧力室80の圧力が増加し、チェックバルブ82の開度が減少するとともにピストン78の右動に対する制動力が発生し、連結ロッド56および駆動ロッド69の右動速度、つまりインパルスバルブ32の閉弁速度が減速する。
そしてインパルスバルブ32が完全に閉弁する寸前になると、図8(C)に示すように、ピストン78が排出通路84を完全に閉塞することで圧力室80と排出通路84とがピストン78のオリフィス78cだけで連通して圧力室80の圧力が急激に増加し、同時にチェックバルブ32が閉弁することでピストン78の右動に対する強い制動力が発生し、インパルスバルブ32は閉弁位置にゆっくりと着座する。これにより、インパルスバルブ32の着座時の衝撃を防止して騒音の発生や耐久性の低下を防止することができる。
このようにしてアーマチュア70が第2電磁石66に吸着されたとき、インパルスバルブ32のバルブボディ42の第1シール面46aがシートリング51の第2シール面51aに正しく着座するように、ピストン78および駆動ロッド69間に配置されたシム79の厚さが調整される。
尚、インパルスバルブ32の開弁時には、ピストン78が左動して圧力室80の容積が拡大するが、チェックバルブ82が開弁しているために圧力室80に作動油が自由に流入し、ピストン78の左動に制動力が発生することはない。
インパルスバルブ32のバルブボディ42を開閉駆動する電磁アクチュエータ50は、アーマチュア70を第1、第2電磁石65,66に選択的に吸着して連結ロッド56および駆動ロッド69を往復直線運動させる構造であって、その作動速度はロータリソレノイドや電動モータに比べて高速である。バルブボディ42を高速で開閉駆動すべく、出力軸が往復回転運動する電磁アクチュエータを用いることが考えられるが、この種の電磁アクチュエータは回転角が90°未満であるため、90°の回転角が必要な前記バルブボディ42の駆動の適用することはできない。
しかしながら、往復直線運動型の電磁アクチュエータ50でクランク軸54を介してバルブボディ42を開閉駆動することで、バルブボディ42を90°に亘って高速で往復回転させ、高い応答性を得ることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態ではインパルスバルブ32は油圧緩衝機構76を備えているが、その油圧緩衝機構76は省略可能である。
エンジンのシリンダヘッド部およびインパルスバルブの断面図 図1の要部拡大図(インパルスバルブの開弁状態) 図2に対応するインパルスバルブの閉弁状態を示す図 図2の4方向矢視図 図3の5方向矢視図 バルブボディの斜視図 図2の要部拡大図 油圧緩衝機構の作用説明図 インパルスバルブの開閉制御のフローチャート エンジン回転数および吸気負圧とインパルスバルブの開閉時期との関係を示すグラフ クランクアングルとインパルスバルブの開閉時期との関係を示すグラフ
符号の説明
E エンジン
41 バルブハウジング
41a 第2吸気通路(吸気通路)
42 バルブボディ
44 回転軸
45 回転軸
50 電磁アクチュエータ
54 クランク軸
65 第1電磁石
66 第2電磁石
69 駆動ロッド
70 アーマチュア
76 油圧緩衝機構(緩衝手段)

Claims (2)

  1. エンジン(E)の吸気通路(41a)を開閉するバルブボディ(42)をバルブハウジング(41)に回転軸(44,45)を介して軸支し、電磁アクチュエータ(50)で前記バルブボディ(42)を全閉位置および全開位置間で回転させるバルブ駆動装置であって、
    前記電磁アクチュエータ(50)は、軸方向に摺動自在に支持された駆動ロッド(69)と、前記駆動ロッド(69)の中間部に固定されたアーマチュア(70)と、前記アーマチュア(70)を挟むように配置された第1、第2電磁石(65,66)とを備えるものにおいて、
    前記回転軸(44,45)に設けたクランク軸(54)に前記駆動ロッド(69)を連結したことを特徴とするバルブ駆動装置。
  2. 前記電磁アクチュエータ(50)の駆動ロッド(69)と前記クランク軸(54)との間に、前記バルブボディ(42)の全閉時の衝撃を吸収する緩衝手段(76)を設けたことを特徴とする、請求項1に記載のバルブ駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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