JP2007181353A - 監視カメラ駆動装置および監視カメラシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】モータ消費電力が小さく、小型で、応答性能の高い監視カメラ駆動装置を提供する。
【解決手段】ステッピングモータ2にエンコーダ4を取り付ける。位相算出部22は、位置検出信号A、B、Zを用いてロータの回転位置(電気角)に対応した位相θeを求め、カメラ位置算出部24は、監視カメラ3の回転位置θmを算出する。プリセット運転時において、位置制御部28は、カメラ位置記憶部26に記憶された復帰目標位置θmrefに対する回転位置θmの位置偏差Δθmを比例演算し目標回転速度ωrefpreを出力する。速度制御部30は、目標回転速度ωrefに対する回転速度ωの速度偏差Δωを比例積分演算してモータ印加電圧値を出力する。駆動方式選択部31は、モータ印加電圧から順トルク駆動、逆トルク駆動、ホールド駆動の何れかの通電パターンテーブルを選択する。
【選択図】図1
【解決手段】ステッピングモータ2にエンコーダ4を取り付ける。位相算出部22は、位置検出信号A、B、Zを用いてロータの回転位置(電気角)に対応した位相θeを求め、カメラ位置算出部24は、監視カメラ3の回転位置θmを算出する。プリセット運転時において、位置制御部28は、カメラ位置記憶部26に記憶された復帰目標位置θmrefに対する回転位置θmの位置偏差Δθmを比例演算し目標回転速度ωrefpreを出力する。速度制御部30は、目標回転速度ωrefに対する回転速度ωの速度偏差Δωを比例積分演算してモータ印加電圧値を出力する。駆動方式選択部31は、モータ印加電圧から順トルク駆動、逆トルク駆動、ホールド駆動の何れかの通電パターンテーブルを選択する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ステッピングモータを用いた監視カメラ駆動装置および監視カメラシステムに関する。
特許文献1にはハイブリッド型ステッピングモータの制御装置が開示されている。この制御装置は、ロータの回転位置を検出する位置検出手段を備えており、高精度の一定速運転を行う場合にはステッピングモータとして駆動し、高応答の加減速運転を行う場合にはブラシレスモータとして駆動するようになっている。
特開平3−74199号公報
ステッピングモータは、一般に、ステップ角ごとにブレーキ力が発生するため消費電力が大きく、脱調を防止するため急加減速ができないという欠点がある。こうした制約の下で高速回転性能を得るためには、他種類のモータを用いた場合に必要とされるモータ出力に比べて大きい出力能力を備えることが必要となる。その一方で、ステッピングモータは、駆動制御が容易であることから監視カメラ駆動装置など種々の用途に用いられている。
ステッピングモータを監視カメラ駆動装置に適用した場合、監視カメラの多くは屋外(建物の屋上、高速道路、ダム、港など)に設置されているので、監視カメラを駆動するステッピングモータには、外力例えば強風に晒されている状態でも正常に回転し目標位置に静止する能力が要求される。また、旋回時間の短縮も要求されている。このため、従来の監視カメラ駆動装置は、高速回転能力、高い静止能力および脱調防止能力を得るために、大型のステッピングモータを具備していた。しかし、監視カメラは災害時などにも用いられるため、小型で消費電力の小さいものが望まれている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、モータ消費電力が小さく、小型で、応答性能の高い監視カメラ駆動装置および監視カメラシステムを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の監視カメラ駆動装置は、
複数相の巻線が巻回されたステータとロータとを備え監視カメラを回転駆動するステッピングモータと、
前記ロータの回転位置を検出し位置検出信号を出力するロータ回転位置検出手段と、
前記位置検出信号に基づいて前記ロータの回転位置に対応した電気位相を求める位相検出手段と、
前記位置検出信号に基づいて前記ステッピングモータの回転速度を検出する回転速度検出手段と、
目標の回転速度と検出した回転速度との差から前記巻線に印加する電圧を算出する回転速度制御手段と、
前記電気位相に基づいて、前記巻線に生じる誘起電圧がほぼ最大となるタイミングで前記巻線の通電を切り替える通電相切替手段と、
前記位置検出信号に基づいて前記監視カメラの回転位置を求めるカメラ回転位置算出手段と、
前記監視カメラを目標の回転位置に回転させるときに、前記監視カメラの目標の回転位置と検出した回転位置との差に応じて前記目標の回転速度を算出する位置制御手段とを備えていることを特徴とする。
複数相の巻線が巻回されたステータとロータとを備え監視カメラを回転駆動するステッピングモータと、
前記ロータの回転位置を検出し位置検出信号を出力するロータ回転位置検出手段と、
前記位置検出信号に基づいて前記ロータの回転位置に対応した電気位相を求める位相検出手段と、
前記位置検出信号に基づいて前記ステッピングモータの回転速度を検出する回転速度検出手段と、
目標の回転速度と検出した回転速度との差から前記巻線に印加する電圧を算出する回転速度制御手段と、
前記電気位相に基づいて、前記巻線に生じる誘起電圧がほぼ最大となるタイミングで前記巻線の通電を切り替える通電相切替手段と、
前記位置検出信号に基づいて前記監視カメラの回転位置を求めるカメラ回転位置算出手段と、
前記監視カメラを目標の回転位置に回転させるときに、前記監視カメラの目標の回転位置と検出した回転位置との差に応じて前記目標の回転速度を算出する位置制御手段とを備えていることを特徴とする。
この構成によれば、ロータの回転位置をフィードバックし、ステッピングモータに具備された永久磁石による誘起電圧と巻線の電流とが所定の位相関係となるように巻線の通電を切り替えてトルクを発生させるので、風などの外力を受け易い監視カメラ駆動用のステッピングモータであっても脱調しにくく、高効率で高応答の駆動が可能となる。また、位置制御ループを備えているので、外力により目標位置からずれた場合に巻線電流が流れ、目標位置に一致している場合には巻線電流が流れない。
本発明の監視カメラ駆動装置によれば、高効率、高応答運転が可能となり、ステッピングモータを小型化できるとともに運転時の消費電力を低減できる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、監視カメラシステムの電気的構成を示している。監視カメラ駆動装置1は、屋外等に設置された監視カメラ3をステッピングモータ2により正逆回転駆動、ホールド駆動するものである。ステッピングモータ2(以下、モータ2と称す)は、例えばロータの磁極が50歯で、ステータにA相、B相の巻線2a、2b(図2参照)が巻回された2段構造のハイブリット型ステッピングモータである。そのロータの回転軸は、図示しないギアを介して監視カメラ3の回転軸に接続されている。また、モータ2の回転軸には、例えば1800pls/revの分解能を持つインクリメンタル型のエンコーダ4(ロータ回転位置検出手段に相当)が取り付けられている。
図1は、監視カメラシステムの電気的構成を示している。監視カメラ駆動装置1は、屋外等に設置された監視カメラ3をステッピングモータ2により正逆回転駆動、ホールド駆動するものである。ステッピングモータ2(以下、モータ2と称す)は、例えばロータの磁極が50歯で、ステータにA相、B相の巻線2a、2b(図2参照)が巻回された2段構造のハイブリット型ステッピングモータである。そのロータの回転軸は、図示しないギアを介して監視カメラ3の回転軸に接続されている。また、モータ2の回転軸には、例えば1800pls/revの分解能を持つインクリメンタル型のエンコーダ4(ロータ回転位置検出手段に相当)が取り付けられている。
マイクロコンピュータからなる制御部5は、インバータ6を介してモータ2の各巻線2a、2bの通電を制御するものである。図2は、インバータ6の電気的構成を示している。A相巻線2aの駆動回路とB相巻線2bの駆動回路(ともに二点差線で囲って示す)は同じ構成である。すなわち、主電源7の正側端子はトランジスタ8を介して直流電源線9に接続されており、主電源7の負側端子は直流電源線10に直接接続されている。
これら直流電源線9と10の間には、MOSFET11〜14から構成されるブリッジ回路15と電流検出用の抵抗16とが直列に接続されており、さらに図示極性のダイオード17が並列に接続されている。また、過電流保護のため、コンパレータ18とパルス幅制御回路20とを備えている。コンパレータ18は、基準電圧発生回路19で生成される基準電圧Vrと抵抗16の両端電圧とを比較するもので、パルス幅制御回路20は、コンパレータ18の出力信号に基づいてトランジスタ8のオンオフ状態を制御するようになっている。
続いて、図1に示す制御部5の各ブロックの機能を説明する。各機能ブロックは、マイクロコンピュータがメモリに記憶された制御プログラムを読み出して実行することにより実現されている。
カウンタ21は、エンコーダ4から出力されるA信号、B信号、Z信号(位置検出信号に相当)を入力し、互いに90度位相のずれたA信号とB信号の各エッジをカウントする。位相算出部22(位相検出手段に相当)は、カウントされたA信号とB信号の各エッジカウント数、Z信号およびロータ磁極数から、ロータ位置(電気角)に対応した位相θe(電気位相に相当)を求める(図3参照)。
カウンタ21は、エンコーダ4から出力されるA信号、B信号、Z信号(位置検出信号に相当)を入力し、互いに90度位相のずれたA信号とB信号の各エッジをカウントする。位相算出部22(位相検出手段に相当)は、カウントされたA信号とB信号の各エッジカウント数、Z信号およびロータ磁極数から、ロータ位置(電気角)に対応した位相θe(電気位相に相当)を求める(図3参照)。
速度算出部23(回転速度検出手段に相当)は、一定時間内におけるA信号とB信号の各エッジカウント数の変化量からモータ2の回転速度ωを算出する。カメラ位置算出部24(カメラ回転位置算出手段に相当)は、ある基準位置を定め、位相θe、モータ2の回転軸に取り付けられたギアのギア比およびA信号とB信号の各エッジカウント数から、監視カメラ3の回転位置θmを算出する。
監視カメラ3の動作には、監視カメラ3を一定速度で旋回させる連続旋回運転、手動で監視カメラの位置を合わせるマニュアル運転、復帰目標位置に自動復帰させるプリセット運転等がある。連続旋回運転時およびマニュアル運転時には、スイッチ25が「manu」側に切り替えられ、外部から送信されてくる目標回転速度ωrefmanuを目標回転速度ωrefとして用いる。目標回転速度ωrefmanuがゼロのときは停止指令である。
停止指令時において、通信により現在の停止位置の記憶指令を受信すると、停止している監視カメラ3の現在の絶対位置がカメラ位置記憶部26に記憶される。この監視カメラ3の絶対位置は、0から255までの番号で記憶および管理されており、プリセット運転時の復帰目標位置θmrefとして用いられる。
プリセット運転時には、外部から通信により監視カメラ3の復帰目標位置の番号が指定される。カメラ位置記憶部26は、この指定された番号の復帰目標位置θmrefを出力し、減算器27は、この復帰目標位置θmrefから上記カメラ位置算出部24で算出された監視カメラ3の回転位置θmを減算して位置偏差Δθmを得る。位置制御部28(位置制御手段に相当)は、比例(P)演算器により構成されており、位置偏差Δθmを入力とする比例演算を行い、モータ2の符号付きの目標回転速度ωrefpreを出力する。プリセット運転時にはスイッチ25が「pre」側に切り替えられ、上記目標回転速度ωrefpreが目標回転速度ωrefとして用いられる。
減算器29は、目標回転速度ωrefから上記速度算出部23で算出されたモータ2の回転速度ωを減算して速度偏差Δωを得る。速度制御部30(回転速度制御手段に相当)は、比例積分(PI)演算器により構成されており、速度偏差Δωを入力とする比例積分演算を行い、符号付きのモータ印加電圧値を出力する。
駆動方式選択部31は、連続旋回運転時において、速度制御部30から出力されるモータ印加電圧値から順トルク駆動と逆トルク駆動の何れであるかを判定し、その判定情報と位相算出部22から出力される位相θeとから、A相とB相に対する通電パターンの選択を行う。また、駆動方式選択部31は、プリセット運転時において、位置偏差Δθmに基づいて順トルク駆動もしくは逆トルク駆動またはホールド駆動を選択し、その選択情報と位相算出部22から出力される位相θeとから、A相とB相に対する通電パターンの選択を行う。
ROMに記憶された通電パターンテーブルは、位相θeの30度ごとに通電巻線と通電極性とからなる通電情報(すなわち巻線Aの端子A、/A、巻線Bの端子B、/Bのオンオフ情報)を有している。通電相切替部32(通電相切替手段に相当)は、速度制御部30から出力されたモータ印加電圧値からPWMデューティを計算し、駆動方式選択部31から出力される通電パターンに従って通電信号を出力する。この通電信号は、MOSFET11〜14の各ゲートに与えられる。
次に、モータ2の運転時における作用について図3および図4も参照しながら説明する。連続旋回運転では、外部から指令される回転速度ωrefmanuとモータ2の実際の回転速度ωとが一致するように速度フィードバック制御が行われ、速度偏差Δωに応じた電圧がモータ2に印加される。この場合、駆動方式選択部31は、正転トルクを生成するための順トルク駆動または逆転トルクを生成するための逆トルク駆動の通電パターンテーブルを選択する。
図3(a)は順トルク駆動時の波形図で、図3(b)は逆トルク駆動時の波形図である。図中の正弦波形はモータ2のA相巻線2aとB相巻線2bの誘起電圧であり、鋸波形は位相θeである。また、2つの矩形波形は通電信号波形であり、通電信号AがHレベルの時にはA端子から/A端子の向きに通電し、通電信号AがLレベルの時には/A端子からA端子の向きに通電する。通電信号Bも同様である。最下段にはエンコーダのZ信号が示されている。この図3に示されているように、巻線2aのA相誘起電圧の大きさがほぼ最大となる時点でB相巻線2bの通電を切り替え、巻線2bのB相誘起電圧の大きさがほぼ最大となる時点でA相巻線2aの通電を切り替える。
図4は、運転可能なトルクと回転速度との関係を示している。(a)は本実施形態の監視カメラ駆動装置1を用いた場合の速度制御可能範囲であり、(b)は従来のステッピングモータを用いた監視カメラ駆動装置の速度制御可能範囲である。従来のオープンループによるステッピングモータの駆動では、ある回転速度以上またはあるトルク以上になると脱調してしまうが、本実施形態の監視カメラ駆動装置1によれば、DCモータのT−N特性あるいはT−I特性と同様の特性を有し、トルクが所定値を超えると回転速度は低下するが脱調することはない。
また、通電相切替部32は、出力電圧と回転速度ωとに基づいて通電位相について進み角制御を実行する。すなわち、出力電圧が高くなり且つ回転速度が高くなるに従って徐々に通電位相を進み方向に補正する。出力電圧と回転速度の両者を用いるのは、モータロック状態での進み角補正を防止するためである。
一方、プリセット運転では、外部から番号(0〜255)により指令される監視カメラ3の復帰目標位置θmrefとモータ2の実際の回転位置θmとが一致するように位置フィードバック制御が行われ、位置偏差Δθmに応じた目標回転速度ωref(ωrefpre)が速度制御部30に与えられる。この位置制御によれば、現在の回転位置θmが復帰目標位置θmrefから離れているほど目標回転速度ωrefが大きくなり、復帰目標位置θmrefへの復帰時間が短縮される。
駆動方式選択部31が位置偏差Δθmに基づいて順トルク駆動と逆トルク駆動の何れかを選択する場合、位置制御部28は、回転位置θmが復帰目標位置θmrefに達すると比例ゲインを下げる。比例ゲインが大きいと、位置偏差Δθmに対する感度が高くなり、監視カメラ3が復帰目標位置θmref付近において振動的になるからである。そこで、本実施形態では、比例ゲインを可変制御することにより、静止中の監視カメラ3が小刻みに振動するのを防止している。
また、駆動方式選択部31が静止トルクを生成するためのホールド駆動を選択する場合には、監視カメラ3が復帰目標位置θmrefから所定角度範囲内に停止すると、トルクの発生を停止してそれ以上に復帰目標位置θmrefに近づけることをせず、その回転位置θmでホールドする。この駆動方法によれば、監視カメラ3の小刻みな振動をより確実に防止することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、ステッピングモータ2にエンコーダ4を取り付け、その位置検出信号A、B、Zに基づいてロータの回転位置に対応した位相θeを求め転流制御を行うので、DCモータと同様に高速領域および高トルク領域まで脱調なく回転することが可能となる。また、進み角制御により位相θeに基づいて巻線2a、2bに対し常に最適な通電を行うので、効率が高く高応答運転が可能となる。監視カメラ3は、風などの外圧を受け易く、プリセット運転では短時間での復帰目標位置θmrefへの整定が要求されている。従って、監視カメラ駆動装置1の上記特性は監視カメラ3の駆動に好適となる。さらに、高速回転能力および脱調防止能力を持つので、従来よりも小型(小容量)のモータ2を採用できる利点がある。
本実施形態の監視カメラ駆動装置1は、監視カメラ3の回転位置θmについてのフィードバックループを有している。このため、プリセット運転において、外力がないなどの理由により回転位置θmが復帰目標位置θmrefに一致している間は、目標回転速度ωrefが0となり、巻線2a、2bに殆ど電流が流れず、上述の高効率化と相俟って消費電流を低減することができる。このため、長時間に亘るバッテリ駆動が可能となる。
また、順トルク駆動または逆トルク駆動において、位置制御部28における比例ゲインを可変可能としたので、復帰目標位置θmref付近で監視カメラ3が小刻みに振動するのを防止でき、静止状態での安定した映像が得られる。さらに、ホールド駆動を用いれば、一層安定した静止状態が得られる。
なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように変形または拡張が可能である。
プリセット運転において、位置制御部28は、回転位置θmが復帰目標位置θmrefに近付くと比例ゲインを下げるように構成してもよい。具体的には、復帰目標位置θmrefから所定角度範囲内で比例ゲインを低下させる。また、回転位置θmが復帰目標位置θmrefに近付くに従って徐々に比例ゲインを下げるように構成してもよい。
プリセット運転において、位置制御部28は、回転位置θmが復帰目標位置θmrefに近付くと比例ゲインを下げるように構成してもよい。具体的には、復帰目標位置θmrefから所定角度範囲内で比例ゲインを低下させる。また、回転位置θmが復帰目標位置θmrefに近付くに従って徐々に比例ゲインを下げるように構成してもよい。
駆動方式選択部31は、通常のステップ駆動が可能なように構成してもよい。この場合には、ROMにステップ駆動用の通電パターンテーブルを備える。
復帰目標位置θmrefを外部から入力するように構成してもよい。
ステッピングモータ2のロータ磁極数、相数などは適宜変更可能である。
監視カメラ3は設置場所を限定されない。
復帰目標位置θmrefを外部から入力するように構成してもよい。
ステッピングモータ2のロータ磁極数、相数などは適宜変更可能である。
監視カメラ3は設置場所を限定されない。
図面中、1は監視カメラ駆動装置、2はステッピングモータ、2a、2bは巻線、3は監視カメラ、4はエンコーダ(ロータ回転位置検出手段)、22は位相算出部(位相検出手段)、23は速度算出部(回転速度検出手段)、24はカメラ位置算出部(カメラ回転位置算出手段)、28は位置制御部(位置制御手段)、30は速度制御部(回転速度制御手段)、32は通電相切替部(通電相切替手段)である。
Claims (7)
- 複数相の巻線が巻回されたステータとロータとを備え監視カメラを回転駆動するステッピングモータと、
前記ロータの回転位置を検出し位置検出信号を出力するロータ回転位置検出手段と、
前記位置検出信号に基づいて前記ロータの回転位置に対応した電気位相を求める位相検出手段と、
前記位置検出信号に基づいて前記ステッピングモータの回転速度を検出する回転速度検出手段と、
目標の回転速度と検出した回転速度との差から前記巻線に印加する電圧を算出する回転速度制御手段と、
前記電気位相に基づいて、前記巻線に生じる誘起電圧がほぼ最大となるタイミングで前記巻線の通電を切り替える通電相切替手段と、
前記位置検出信号に基づいて前記監視カメラの回転位置を求めるカメラ回転位置算出手段と、
前記監視カメラを目標の回転位置に回転させるときに、前記監視カメラの目標の回転位置と検出した回転位置との差に応じて前記目標の回転速度を算出する位置制御手段とを備えていることを特徴とする監視カメラ駆動装置。 - 前記位置制御手段は、比例制御器により構成されていることを特徴とする請求項1記載の監視カメラ駆動装置。
- 前記位置制御手段は、前記監視カメラの回転時と目標の回転位置への到達後とで異なる比例ゲインに切り替え可能に構成されていることを特徴とする請求項2記載の監視カメラ駆動装置。
- 前記通電相切替手段は、正転トルク生成時、逆転トルク生成時、静止トルク生成時のそれぞれについて、所定の電気位相ごとに通電巻線と通電極性とからなる通電情報を示す通電パターンテーブルを備え、前記監視カメラの目標の回転位置と検出した回転位置との差に応じて前記通電パターンテーブルを選択し、その通電パターンテーブルに基づいて前記巻線の通電を切り替えることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の監視カメラ駆動装置。
- 前記通電相切替手段は、負荷状態に応じて通電相の切り替え位相を補正することを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の監視カメラ駆動装置。
- 前記通電相切替手段は、出力電圧と回転速度とに基づいて前記切り替え位相の補正量を算出することを特徴とする請求項5記載の監視カメラ駆動装置。
- 監視カメラとこの監視カメラを駆動する監視カメラ駆動装置とから構成される監視カメラシステムにおいて、
前記監視カメラ駆動装置は、
複数相の巻線が巻回されたステータとロータとを備え監視カメラを回転駆動するステッピングモータと、
前記ロータの回転位置を検出し位置検出信号を出力するロータ回転位置検出手段と、
前記位置検出信号に基づいて前記ロータの回転位置に対応した電気位相を求める位相検出手段と、
前記位置検出信号に基づいて前記ステッピングモータの回転速度を検出する回転速度検出手段と、
目標の回転速度と検出した回転速度との差から前記巻線に印加する電圧を算出する回転速度制御手段と、
前記電気位相に基づいて、前記巻線に生じる誘起電圧がほぼ最大となるタイミングで前記巻線の通電を切り替える通電相切替手段と、
前記位置検出信号に基づいて前記監視カメラの回転位置を求めるカメラ回転位置算出手段と、
前記監視カメラを目標の回転位置に回転させるときに、前記監視カメラの目標の回転位置と検出した回転位置との差に応じて前記目標の回転速度を算出する位置制御手段とを備えていることを特徴とする監視カメラシステム。
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