JP2007178527A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一度印刷処理を施された用紙に後から再度印刷処理を施しても正確な分別情報を用紙に付加することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】タグリーダによって、既に用紙3に印字されている画像の印字率や回収部分3Bなどについての分別情報がタグ99から取得される。分別情報が取得されると、これから用紙3に印字される印字データが用紙3の所定範囲の面積(表面および裏面)に占める印字率が導出される。導出された印字率とタグ99から取得された印字率とを元に、最新印字率が生成され、タグライタによってタグ99に書き込まれる。
【選択図】図3

Description

本発明は、レーザプリンタなどの画像形成装置に関する。
今日、資源をリサイクルしたり、資源の浪費を抑えたりするなど、環境を守る意識が地球規模で高まってきている。レーザプリンタなどの画像形成装置においても、印刷用紙を再利用するために、リサイクルのための分別情報を印刷用紙に印刷する技術が開示されている(特許文献1)。
上記特許文献1に記載の印刷システムでは、受信した印刷データをイメージデータに展開する際に、印刷するドット数を計測することにより、印刷用紙の面積に対する印字面積の割合(印字面積率)と、印刷に用いるトナーの量を取得し、印字面積率(%)、印字面積率の所定のランク(たとえば、「20〜50%」)、ランクと対応させたアイコン等の記号、バーコード等のコードなどの分別情報を印刷用紙に印刷することが開示されている。
これにより、印刷された分別情報を参照して印刷用紙を分別収集することで、印刷用紙のリサイクルのための分別処理が容易になる。
特開2005−157745号公報
しかしながら、上記特許文献1において、片面印刷した用紙の裏面に後から印刷したり、オーダシート印刷した用紙に後から注文内容を印刷したりするなど、一度印刷した用紙に文字や画像を追記する場合、印字面積率などの分別情報が異なってくるが、既に追記する前の分別情報が印刷されており、追記後の分別情報を計測して印刷することは行われていなかった。
したがって、一度印刷した後に追記された印刷用紙に誤った分別情報が印刷されていることになり、分別処理が正確に行われない虞があった。
そこで、本発明は、このような問題に鑑みなされたものであって、一度印刷処理を施された用紙に後から再度印刷処理を施しても正確な分別情報を用紙に付加することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の画像形成装置では、記録媒体の分別に関する分別情報を記憶するICタグ記憶部を有する記録媒体に、画像を印字する印字手段と、印字手段によって記録媒体に印字される画像に基づいた分別情報を導出する導出手段と、ICタグ記憶部に記憶された分別情報を読み出す読出手段と、読出手段によって読み出された分別情報と、導出手段によって導出された分別情報と、から、最新の分別情報を生成する生成手段と、生成手段によって生成された最新の分別情報をICタグ記憶部に書き込む書込手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の画像形成装置では、導出手段によって導出された分別情報は、記録媒体に印字された画像のドット数に基づいて導出されることを特徴とする。
請求項3に記載の画像形成装置では、印字手段は、複数の色から形成される画像を記録媒体に印字し、導出手段によって導出された分別情報は、記録媒体に印字された各色の画像のドット数に基づいて導出されることを特徴とする。
請求項4に記載の画像形成装置では、導出手段によって導出された分別情報は、記録媒体の所定範囲内に印字された画像のドット数に基づいて導出されることを特徴とする。
請求項5に記載の画像形成装置では、ICタグ記憶部は、記録媒体の所定範囲外に設けられることを特徴とする。
請求項6に記載の画像形成装置では、生成手段によって生成された最新の分別情報に基づいて、記録媒体を分別するための種別を判定する種別判定手段を備え、書込手段は、種別判定手段によって判定された種別に関する情報をICタグ記憶部に書き込むことを特徴とする。
請求項7に記載の画像形成装置では、生成手段によって生成された最新の分別情報に基づいて、種別判定手段による種別の判定を禁止する種別判定禁止手段をさらに備えたことを特徴とする。
請求項1の画像形成装置によれば、ICタグ記憶部に記憶された分別情報と、新たに記録媒体に印字された画像に基づいた分別情報と、から、最新の分別情報が生成されてICタグ記憶部に書き込まれるので、一度画像を印字された記録媒体に新たに画像が印字されたとしても、正確な分別情報を記録媒体に付加することができる。
請求項2の画像形成装置によれば、画像を印字された記録媒体を、記録媒体に印字された画像のドット数に応じて分別することができる。
請求項3の画像形成装置によれば、画像を印字された記録媒体を、記録媒体に着色された各色の着色剤のドット数に応じて分別することができる。
請求項4の画像形成装置によれば、分別回収することのできる部分と分別回収することができない部分とが1つの記録媒体に存在していたとしても、分別回収することのできる部分に印字される画像のドット数に基づいて導出された情報が含まれるので、分別回収することのできる部分の分別種別を正確に判断することができる。
請求項5の画像形成装置によれば、ICタグ記憶部を記録媒体とともに分別回収することができず、記録媒体におけるICタグ記憶部付近のみカットして処分しなければならない場合でも、分別回収することのできる部分の分別種別を正確に判断することができる。
請求項6の画像形成装置によれば、良質紙、雑多紙、新聞紙など、記録媒体を分別するための種別に関する情報が書き込まれるので、分別しやすい。
請求項7の画像形成装置によれば、種別判定手段による種別の判定を行う処理が不必要である場合は、種別判定禁止によって種別判定処理を禁止することができるので、全体の処理が速くなる。
〔第1実施形態〕
(全体構成)
本発明の1つの実施形態を図と共に説明する。まず、レーザプリンタ1(本発明の「画像形成装置」の一例)の構成を、図1を参照して説明する。図1は、レーザプリンタ1の概略断面図である。なお、図1においては、レーザプリンタ1を後述する各種ローラの軸方向から見た図となっており、この図における右側を「前」、左側を「後」とする。
図1において、レーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に、用紙3(本発明の「記録媒体」の一例)を給紙するためのフィーダ部4や、給紙された用紙3に所定の画像を形成するための画像形成部5(本発明の「印字手段」の一例)などを備えている。
また、レーザプリンタ1の上部には、レーザプリンタ1により画像形成され、排出された用紙3を保持するために用いられる排紙トレイ46を備えている。
<フィーダ部の構成>
フィーダ部4は、給紙トレイ6と、給紙トレイ6内に設けられた用紙押圧板7と、給紙トレイ6の一端側端部の上方に設けられる送出ローラ11、給紙ローラ8および分離パッド9と、給紙ローラ8に対向するピンチローラ10と、紙粉取りローラ50と、紙粉取りローラ50に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられるレジストローラ12とを備えている。
給紙トレイ6は、本体ケーシング2内の底部に着脱可能に装着されており、用紙3を積層して収納する。この給紙トレイ6は、内部に用紙3を補給する際等に、レーザプリンタ1の前側に引き出される。このとき、フィーダ部4は、給紙ローラ8と分離パッド9との間で分離され、ピンチローラ10と分離パッド9と分離パッド9の裏側に配設されるバネ13とが、給紙トレイ6と一体となって引き出される。
用紙押圧板7は、給紙ローラ8に対して遠い方の端部において揺動可能に支持されることによって、給紙ローラ8に対して近い方の端部が上下方向に移動可能とされ、図示しないバネにより上方向に付勢されている。このため、用紙押圧板7は、用紙3の積層量が増えるに従って、給紙ローラ8に対して遠い方の端部を支点として、バネの付勢力に抗して下向きに揺動される。
送出ローラ11は、用紙押圧板7により給紙トレイ6内の最上位に積層された用紙3に当接するよう設定されており、給紙ローラ8により用紙3を搬送可能な位置(給紙ローラ8と分離パッド9の間の位置)まで送る。
分離パッド9は、給紙ローラ8に対向する位置に配設されている。そして配設バネ13によって、給紙ローラ8に向かって押圧されている。また、この分離パッド9は、複数の用紙3が重なった状態で搬送経路内に供給されることを防止するための機能を備えている。即ち、送出ローラ11により送られてきた用紙3は、給紙ローラ8と分離パッド9とに接触する。このとき、分離パッド9と用紙3との間には、適度な摩擦力が加えられるので、送出ローラ11により複数の用紙3が分離パッドまで送られてきたとしても、最上位に位置する用紙3以外の用紙3は分離パッド9により係止される。このため、給紙ローラ8からは1枚毎に用紙3が供給される。
搬送経路(図1の2点鎖線にて表示)は、給紙ローラ8により給紙された用紙3を搬送するものであり、搬送経路の給紙ローラ8から画像形成位置Pまでの大部分は、レーザプリンタ1の本体側に形成されたガイド部材51と、プロセスユニット17の底面部とにより形成されている。
レジストローラ12は、1対のローラから構成されており、給紙ローラ8の近傍に配置された位置センサ64による検知タイミングに基づいて、駆動および停止の動作が制御される。そして、この制御により用紙3の斜行が修正される。
給紙ローラ8のやや上方には、レーザプリンタ1の前側からレジストローラ12の位置に直接用紙3を給紙するための手差給紙口14が形成されており、給紙トレイ6に用紙3を収納することなく搬送経路に用紙3を供給することができる。
さらに、レジストローラ12と位置センサ64との間の搬送経路には、後で詳述するが、用紙3(図3参照)に設けられたRFID(Radio Frequency IDentification)タグ99(以下、単に「タグ」と称す、本発明の「ICタグ記憶部」の一例)に書き込まれたデータを読み取るためのタグリーダ61(本発明の「読出手段」の一例)が設けられている。このため、タグリーダ61は、給紙トレイ6に載置されたタグ99付きの用紙3(以下、単に「用紙」と称す)が給紙ローラ8によって給紙されるか、手差給紙口14上に用紙3が載置されると、用紙3に設けられたタグ99からデータを読み取ることができる。
<画像形成部の構成>
次に、画像形成部5は、スキャナユニット16、プロセスユニット17、定着ユニット18などを備えている。
<スキャナユニットの構成>
スキャナユニット16は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示省略)、ポリゴンモータ25により回転駆動されるポリゴンミラー19、レンズ20および21、反射鏡22および23などを備えており、レーザ発光部から発光される所定の画像データに基づくレーザビームを、図1における一点鎖線で示すように、ポリゴンミラー19、レンズ20、反射鏡22、レンズ21、反射鏡23の順に通過あるいは反射させて、後述するプロセスユニット17における感光体ドラム27の表面上に高速走査にて照射させている。
<プロセスユニットの構成>
プロセスユニット17は、スキャナユニット16の下方に配設され、本体ケーシング2に対して略水平方向且つ前後方向に着脱自在に装着されており、プロセスユニット17は、ドラムカートリッジ26と、現像カートリッジ28とから構成されている。
プロセスユニット17のうち、ドラムカートリッジ26には、感光体ドラム27、スコロトロン型帯電器29、転写ローラ30を備えている。
また、現像カートリッジ28には、現像ローラ31、層厚規制ブレード32、トナー供給ローラ33およびトナーボックス34などを備えている。そして、この現像カートリッジ28は、ドラムカートリッジ26に対して着脱自在に装着されている。
トナーボックス34内には、トナーが充填されている。そして、トナーボックス34内のトナーは、トナーボックス34の中心に設けられる回転軸35に支持されるアジテータ36の矢印方向(時計方向)への回転により、攪拌されて、トナーボックス34に設けられたトナー供給口37から放出される。
トナー供給口37の側方位置には、トナー供給ローラ33が反時計方向に回転可能に配設されており、また、このトナー供給ローラ33に対向して、現像ローラ31が反時計方向に回転可能に配設されている。そして、これらトナー供給ローラ33と現像ローラ31とは、そのそれぞれがある程度圧縮するような状態で互いに当接されている。
トナー供給ローラ33は、金属製のローラ軸に、導電性の発泡材料からなるローラが被覆されている。また、現像ローラ31は、金属製のローラ軸に、磁気特性を持たない導電性のゴム材料からなるローラが被覆されている。より具体的には、現像ローラ31のローラ部分は、カーボン微粒子などを含む導電性のウレタンゴムまたはシリコーンゴムからなるローラ本体の表面に、フッ素が含有されているウレタンゴムまたはシリコーンゴムのコート層が被覆されている。なお、現像ローラ31には、現像バイアスが印加される。
また、現像ローラ31の近傍には、層厚規制ブレード32が配設されている。この層厚規制ブレード32は、金属の板バネ材からなるブレード本体の先端部に、絶縁性のシリコーンゴムからなる断面半円形状の押圧部40を備えており、現像ローラ31の近くにおいて現像カートリッジ28に支持されて、押圧部40がブレード本体の弾性力によって現像ローラ31上に圧接されるように構成されている。
感光体ドラム27は、現像ローラ31の側方位置において、現像ローラ31と対向するような状態で時計方向に回転可能に配設されている。この感光体ドラム27は、ドラム本体が接地されるとともに、その表面部分が、ポリカーボネートなどから構成される正帯電性の感光層により形成されている。なお、この感光体ドラム27は、図示しないメインモータからの動力によって回転駆動されるように構成されている。
スコロトロン型帯電器29は、感光体ドラム27に接触しないように、所定の間隔を隔てて配設されている。また、このスコロトロン型帯電器29は、このタングステンなどの帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であり、感光体ドラム27の表面を一様に正極性に帯電させるように構成されている。
転写ローラ30は、感光体ドラム27の下方において、この感光体ドラム27に対向するように配置され、ドラムカートリッジ26に反時計方向に回転可能に支持されている。この転写ローラ30は、金属製のローラ軸に、イオン導電性のゴム材料からなるローラが被覆されており、転写時には、転写バイアス(転写順バイアス)が印加されるように構成されている。
<定着ユニットの構成>
定着ユニット18は、プロセスユニット17よりも用紙搬送方向下流側(後側)に配設され、ギヤが形成された定着ローラ41、定着ローラ41を押圧する押圧ローラ42、を備えている。
定着ローラ41は、金属製で、加熱のためのハロゲンランプを備えている。
押圧ローラ42には、この押圧ローラ42を下方から定着ローラ41の中心軸方向に回転可能に押圧(付勢)するバネ42aを備えている。また、この押圧ローラ42は、定着ローラ41または用紙3と密着し、定着ローラ41と同期して回転するよう構成されている。
ガイド部材52,53は、画像定着後の用紙3を搬送する排紙パスを形成しており、排紙ローラ45は、排紙パスを介して搬送されてきた用紙3を排紙トレイ46上に排紙する。
また、定着ローラ41および押圧ローラ42の用紙搬送方向下流側の搬送経路には、前述のタグ99にデータを書き込み可能なタグライタ62(本発明の「書込手段」の一例)が設けられている。このため、タグライタ62は、図3に示す用紙3が用いられた場合、画像形成後の用紙3に設けられたタグ99にデータを書き込むことができる。
(レーザプリンタの制御系の構成)
次に、レーザプリンタ1の制御系の構成について、図2を参照しながら説明する。図2は、レーザプリンタの制御系の構成を示すブロック図である。
レーザプリンタ1は、図2に示すように、各種演算を実行するCPU71と、制御プログラム等を記憶したROM72と、各種データを一時的に記憶するRAM73と、電源スイッチが切られても記憶内容が消去されないNVRAM74と、ハードディスク装置(HDD)75と、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」と称す)80を接続するためのプリンタポートインターフェース(プリンタポートI/F)76と、不図示のLANを接続するためのLANインターフェースLANI/F77と、本体ケーシング2の表面に設けられた不図示の操作キー78および表示パネル79と、前述のタグリーダ61およびタグライタ62と、各種ローラやアクチュエータ等を有する画像形成部5と、を備えている。
ROM72は、図2に示すように、導出プログラム101(本発明の「導出手段」の一例)と、生成プログラム102(本発明の「生成手段」の一例)と、種別判定プログラム103(本発明の「種別判定手段」の一例)と、種別判定禁止プログラム104(本発明の「種別判定禁止手段」の一例)など、CPU71に実行される各種プログラムを格納している。
<導出プログラム>
導出プログラム101は、PC80等の外部機器から送信されてきた印字データに基づき、用紙3に印字される当該印字データの面積が用紙3の両面の面積に占める割合(以下、「印字率」と称す)を導出するためのプログラムである。
印字データの面積は、印字データと、当該印字データを印字する際に設定されている解像度を用いて導出される。解像度は、「dpi (Dots Per Inch)」という単位で表され、1インチの長さに入るピクセル(ドット、つまり画像を構成する1個1個の画素)の数を表すものである。したがって、解像度がR(dpi)の場合、ピクセルは正方形であるので、1ピクセルの面積は、1/R(平方インチ)となり、印字データのドット数(ピクセル数)がX(個)であるとすると、印字データの面積は、X/R(平方インチ)となる。たとえば、600dpiの解像度で180,000個のドットからなる印字データをA4サイズ(21cm×29cm)の用紙3の片面に印字する場合、1(インチ)=2.54(cm)とすると、A4サイズの用紙3の表裏両面の面積に対する印字データの印字率(%)は、
180,000×(2.54/600)/(21×29)×100≒5.3(%)
となる。
<生成プログラム>
生成プログラム102は、タグリーダ61によって用紙3のタグ99から読み出した印字率(以下、「既成印字率」と称す)と、導出プログラム101によって導出された印字データの印字率(以下、「データ印字率」と称す)と、から、既に印字されている画像の面積と今回印字する印字データの面積との合計面積が用紙3の両面の面積に占める割合(以下、「最新印字率」と称す)を生成(算出)するためのプログラムである。
たとえば、既成印字率が3%、データ印字率が12%の場合、最新印字率は、15%となる。
<種別判定プログラム>
種別判定プログラム103は、生成プログラム102によって生成された最新印字率に基づき、用紙3を回収処分する際に、用紙3がどの種別の紙(良質紙、雑多紙、新聞紙等)として分別すべきかを判定するためのプログラムである。本実施形態では、最新印字率が10%未満の用紙3は良質紙、10%以上40%未満の用紙3は雑多紙、40%以上の用紙3は新聞紙と判定される(図3参照)。
<種別判定禁止プログラム>
種別判定禁止プログラム104は、レーザプリンタ1のタグリーダ61や、用紙3の分別種別の判定を行う専用の分別機(不図示)が有するタグリーダ(不図示)による分別種別の判定を禁止するためのプログラムである。種別判定禁止プログラム104による判定基準は、前述した生成プログラム102によって生成された用紙3の最新印字率によるものであり、最新印字率が所定範囲内にある場合、分別種別の判定を禁止する。尚、この分別種別の判定が禁止される最新印字率の範囲は、予め設定されてNVRAM74(図2参照)に記憶されている。
(分別情報書込処理時に使用される用紙の構成)
レーザプリンタ1の制御系で実行される後述する分別情報書込処理時に使用される用紙3の構成について、図3および図4を参照しながら説明する。図3(a)は、タグ99が設けられ、全体が分別回収される用紙3を示す概略図、図3(b)は、分別回収されずに切離される切離し部分3Aと分別回収される回収部分3Bとから構成され、回収部分3Bにタグ99が設けられた用紙3を示す概略図、図3(c)は、分別回収されずに切離される切離し部分3Cと分別回収される回収部分3Dとから構成され、切離し部分3Cにタグ99が設けられた用紙3を示す概略図、図3(d)は、分別回収されずに切離される切離し部分3Eと分別回収される回収部分3Fとから構成され、切離し部分3Eおよび回収部分3Fともにタグ99が設けられた用紙3を示す概略図である。また、図4は、用紙3のタグ99に設定される分別種別フラグの変化を表す説明図である。
本実施形態で使用される用紙3は、図3に示すように、A4サイズなどの用紙の一角近傍にタグ99が設けられた構造を有している。タグ99は、用紙3の印字率を記憶可能に構成されており、記憶された印字率は、タグリーダ61によって読み出されたり、タグライタ62によって新たな印字率に書き換えられたりする。また、タグ99には、図4に示すように、良質紙フラグ、雑多紙フラグ、新聞紙フラグからなる3つのフラグが設定されている。
また、用紙3が、図3(b)に示すように、アンケート用紙など、切離し部分3Aが切離されてから切離し部分3Aを除く回収部分3Bが不図示の分別機によって分別されるような用紙であった場合、タグ99は、回収部分3Bの印字率を記憶したり、回収部分3Bの範囲や面積の情報を記憶したりする。
さらに、用紙3が、図3(c)に示すように、タグ99を用紙3に付けたまま回収できない用紙など、不図示の分別機によって分別が行われた後にタグ99を含む切離し部分3Cが切離されて切離し部分3Cを除く回収部分3Dが回収されるような用紙であった場合についても、タグ99は、回収部分3Dの印字率を記憶したり、回収部分3Dの範囲や面積の情報を記憶したりする。
(画像形成動作)
以上のような本実施形態のレーザプリンタ1において、画像形成時の動作を、図1を参照して説明する。
まず、給紙ローラ8により給紙された用紙3は、搬送経路に送られる。このとき用紙3は、紙粉取りローラ50によって、紙粉が取り除かれた後、レジストローラ12に送られる。レジストローラ12に送られた用紙3は、レジスト処理された後、感光体ドラム27と転写ローラ30との間(画像形成位置P)に向けて搬送される。尚、手差給紙口14から給紙される用紙3は、直接レジストローラ12によってレジスト処理され、画像形成位置Pに向けて搬送される。
一方、トナー供給口37から放出されるトナーは、トナー供給ローラ33の回転により、現像ローラ31に供給され、トナー供給ローラ33と現像ローラ31との間で正に摩擦帯電される。現像ローラ31上に供給されたトナーは、現像ローラ31の回転に伴って、層厚規制ブレード32の押圧部40と現像ローラ31との間に進入し、ここでさらに十分に摩擦帯電されて、一定厚さの薄層として現像ローラ31上に担持される。
また、感光体ドラム27の表面は、感光体ドラム27の回転に伴って、スコロトロン型帯電器29により一様に正帯電された後、スキャナユニット16からのレーザビームの高速走査により露光され、所定の画像データに基づく静電潜像が形成される。
そして、現像ローラ31の回転により、現像ローラ31上に担持されかつ正帯電されているトナーが、感光体ドラム27に対向して接触する時に、感光体ドラム27の表面上に形成される静電潜像に担持されることによって可視像化される。感光体ドラム27の表面上に担持された可視像は、レジストローラ12から送られてきた用紙3が画像形成位置Pを通る間に用紙3に転写される。可視像を転写された用紙3は、定着ユニット18に向け、感光体ドラム27および転写ローラ30によって搬送される。
定着ユニット18において、定着ローラ41は、プロセスユニット17から搬送されてきた用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が定着ローラ41と押圧ローラ42との間を通過する間に加熱および加圧することにより定着させる。さらに、定着ローラ41は、画像定着後の用紙3を、ガイド部材52、53により形成される排紙パスを介して、排出ローラ45まで搬送する。そして、排出ローラ45は、送られてきた用紙3を排紙トレイ46上に排紙する。
(分別情報書込処理)
レーザプリンタ1の制御系で実行される分別情報書込処理ついて、図5を参照しながら説明する。図5は、レーザプリンタ1の制御系で実行される分別情報書込処理を示すフローチャートである。
まず、PC80などから印字を要求する信号とともに印字データが送信されて、プリンタポートI/F76などを介してその印字データを受信したか否かが判定される(S1)。
印字データを受信したと判定されると(S1:Yes)、給紙トレイ6に載置されている用紙3が給紙ローラ8によって給紙される。用紙3が、用紙3の搬送経路中に設けられているタグリーダ61と用紙3のタグ99(図1および図3参照)とが対向する位置まで搬送されると、タグリーダ61によってタグ99に記憶されている情報の読み出しが開始される(S2)。情報の読み出しが開始されると、種別判定禁止フラグがクリア(=0)されているか否かが判定される(S3)。尚、手差給紙口14に載置されている用紙3が使用される場合は、載置されている状態で既にタグリーダ61と用紙3のタグ99とが対向する位置にあるので、S1における処理で印字データを受信したと判定された直後、S2における情報を読み出す処理が行われる。
種別判定禁止フラグがクリアされていると判定されると(S3:Yes)、タグリーダ61によって、印字率や図3(b),(c)に示す回収部分3Bまたは3Dなどについての分別情報がタグ99から取得される(S4)。分別情報が取得されると、図3(b),(c)に示す切離し部分3Aや3Cがあるか否か、すなわち、タグリーダ61が回収部分3Bまたは3Dなどについての情報を取得したか否かが判定される(S5)。
タグリーダ61が回収部分3Bや3Cについての情報を取得していないと判定されると(S5:No)、CPU71は、図3(a)に示すように、使用される用紙3全体が分別回収されるものである、と判断し、導出プログラム101を実行する。これにより、CPU71は、これから用紙3に印字される印字データが用紙3全体(表面および裏面全体)の面積に占める印字率を導出する(S6)。用紙3全体に対する印字データの印字率が導出されると、CPU71は、生成プログラム102を実行することにより、導出した印字率とタグ99から取得した印字率とを元に、最新印字率を生成する(S8)。尚、タグ99から取得した印字率が0である場合は、図3(a)に示すように、今回の印字で使用される用紙3が白紙であることを意味している。また、タグ99から取得した印字率が0でない場合は、図3(b)に示すように、今回の印字で使用される用紙3には、既に画像が印字されていることを意味している。
一方、タグリーダ61が回収部分3Bや3Cについての情報を取得したと判定されると(S5:Yes)、CPU71は、図3(b),(c)に示すように、使用される用紙3が回収部分3Bと切離し部分3A、または、回収部分3Dと切離し部分3Cから構成されたものである、と判断し、導出プログラム101を実行する。これにより、CPU71は、これから用紙3に印字される印字データのうち、回収部分3Bあるいは3Dに印字される印字データの面積が回収部分3Bあるいは3D(表面および裏面)の面積に占める印字率を導出する(S7)。ここで、CPU71は、タグ99から取得した回収部分3Bまたは3Dの範囲や面積の情報を利用するので、回収部分3Bまたは3Dに対して印字される印字データの印字率を導出することができる。
回収部分3Bまたは3Dに対して印字される印字データの印字率が導出されると、CPU71は、生成プログラム102を実行することにより、導出した印字率とタグ99から取得した印字率とを元に、最新印字率を生成する(S8)。尚、タグ99から取得した印字率は、今回の印字で使用される用紙3において回収部分3Bまたは3Dに対して既に印字された画像の印字率に相当する。
最新印字率が生成されると、CPU71は、生成された最新印字率に基づき、用紙3を分別するための種別判定を禁止するか否かが判定される(S9)。種別判定を許可すると判定されると(S9:No)、CPU71は、種別判定プログラム103を実行することにより、印字データに基づいて画像を印字された用紙3が良質紙、雑多紙、新聞紙いずれに分別されるかを判定する(S10)。本実施形態では、前述したように、最新印字率が10%未満の場合は良質紙、10%以上40%未満の場合は雑多紙、40%以上の場合は新聞紙、と判定される(図4参照)。用紙3の分別種別が判定されると、タグライタ62により、用紙3のタグ99には、最新印字率が書き込まれ、用紙3の分別種別を表す良質紙フラグ、雑多紙フラグ、新聞紙フラグのうちいずれかのフラグがセット(図4参照)され(S11)、本処理が終了する。
一方、種別判定を禁止すると判定されると(S9:Yes)、CPU71は、種別判定禁止プログラム104を実行することにより、用紙3のタグ99の種別判定禁止フラグをタグライタ62を介してセットし(S12)、本処理を終了する。
本処理を行われた用紙3が再び給紙トレイ6や手差給紙口14に載置されて、用紙3が新たに印字に使用される場合、タグ99に書き込まれた最新印字率の情報は、新たに実行される分別情報書込処理において、最新印字率を生成する際に利用される。
S2における処理で、タグリーダ61がタグ99から分別情報の読み出しを開始したとき、種別判定禁止フラグがセットされていると判定されると(S3:No)、CPU71は、用紙3を分別するための種別判定が禁止されていると判断し、分別情報の読み出しを中止して(S13)、本処理を終了する。S3,S13における処理を行うと、以下の効果が得られる。たとえば、用紙3の最新印字率が40%未満(用紙3の分別種別が良質紙または雑多紙)のときにタグ99からの分別情報の読み出しを許可し、40%以上(用紙3の分別種別が新聞紙)のときに分別情報の読み出しを禁止する判定処理がS10にて行われるとする。用紙3の分別種別が一度新聞紙であると判定されると、以後何度この用紙3に新しい画像を印字しても分別種別は新聞紙のままであるので、S3,S13における処理を行うことにより、データ印字率を導出したり、最新印字率を生成したり、用紙3を分別するための種別判定を行ったり、タグライタ62でタグ99に分別情報を書き込んだりする、S4〜S12における処理を省略することができる。
以上に説明したように、分別情報書込処理を行うと、以下の効果を奏する。
(1)印字率がタグ99に記憶されるので、一度画像を印字された用紙3に新たに画像が印字されたとしても、既に印字された画像と新たに印字された画像による印字率に書き換えることができ、分別機は用紙3のタグ99の分別情報を読み出すことにより、用紙3を正確に分別することができる。
(2)導出プログラム101は、CPU71に実行されることにより、印字データのドット数からデータ印字率を導出するので、分別機は用紙3のタグ99の分別情報を読み出すことにより、用紙3を正確に分別することができる。
(3)用紙3が、回収される部分と、回収されずに切離される部分とに分かれるようなものであっても、回収される部分の印字率が分かるので、分別機は用紙3のタグ99の分別情報を読み出すことにより、用紙3を正確に分別することができる。
(4)良質紙フラグ、雑多紙フラグ、新聞紙フラグにより、用紙3を分別するための種別に関する情報がタグ99に書き込まれるので、分別機はこの情報を読み出すだけで、用紙3を分別することができる。
(5)新聞紙など、データ印字率を導出したり、最新印字率を生成したり、用紙3を分別するための種別判定を行ったり、タグライタ62でタグ99に分別情報を書き込んだりする処理が不必要である場合は、これらの処理を禁止することができる。
〔変形例〕
以上、上記実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、その技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能である。
(1)上記実施形態では、1ドットの面積を予め測定しておき、用紙3の所定部分の面積に対する印字データの面積の割合からデータ印字率が導出されたが、1ドットで消費されるトナー量を予め測定しておき、用紙3の所定部分に印字データを印字するのに消費されたトナー量を導出して、これを分別情報としても良い。
(2)上記実施形態では、レーザプリンタ1は、プロセスユニット17を1つ備えた1色のトナーによって画像を印字する構成のものとなっていたが、複数色のトナーによってカラー画像を印字する構成のカラーレーザプリンタにも本発明を適用することができる。以下に、複数色のトナーによってカラー画像を印字する構成のカラーレーザプリンタに本発明を適用した場合の態様を、図6を参照して説明する。図6は、4色のトナー各色のみを使用して画像を印字した場合の用紙3の分別種別の判断となる印字率の範囲を表す説明図である。
図6に示すように、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナーによってカラー画像を印字可能なカラーレーザプリンタ(不図示)において、各色のみを使用して画像を印字した場合の用紙3の分別種別の判断となる印字率の範囲は、各色によって様々である。これは、ブラック、マゼンタ、シアン、イエロー、または、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの順に、分別回収して再生した用紙3の色に与える影響が高いので、たとえば同じ良質紙であっても、用紙3の色に与える影響が高い色のトナーほど印字率が低くなくては良質紙に分別できず、用紙3の色に与える影響が低い色のトナーほど印字率が多少高くても良質紙に分別することができるからである。このように、用紙3の分別種別の判断となる印字率の範囲は、各色によって様々であるが、3色のトナーを残り1色の印字率に換算して、複数色のトナーによる印字画像の印字率を導出することができる。図6より、ブラックの画像による印字率と、ブラックの画像のドット数より2倍多く印字されたイエローの画像による印字率と、ブラックの画像のドット数より1.5倍多く印字されたマゼンタの画像およびシアンの画像による印字率は同等であることが分かるので、たとえば、イエローの画像による印字率が4%、マゼンタの画像による印字率が6%、シアンの画像による印字率が9%、ブラックの画像による印字率が15%であるとした場合、4色の画像による印字率をブラックの画像による印字率に換算すると、
4/2+6/1.5+9/1・5+15=27(%)
となる。したがって、図6に示すように、ブラックの画像による印字率が27%の場合、用紙3は雑多紙に分別されるので、イエローの画像による印字率が4%、マゼンタの画像による印字率が6%、シアンの画像による印字率が9%、ブラックの画像による印字率が15%である用紙3も、雑多紙に分別される。
(3)図3(d)に示すように、用紙3が、回収部分3Fを分別回収された後、いずれ切離し部分3Eも分別回収されるような用紙であった場合は、回収部分3Fと切離し部分3Eと両方の部分にタグ99を設けて、それぞれの部分の分別情報を管理すれば良い。
(4)上記実施形態では、分別情報書込処理のS1において、PC80などから印字を要求する信号とともに印字データが送信されて、プリンタポートI/F76などを介してその印字データを受信したか否かが判定されていたが、レーザプリンタ1が、画像を印字された原稿の情報を読み取ることのできる読取手段(不図示)を備えており、コピー機能動作を行うことができる場合は、コピー機能動作の開始により印字データを受信したか否かが判定されても良い。
(5)上記実施形態では、レーザプリンタ1は、用紙3の片面に画像を印字する構成のものとなっていたが、両面印字可能なレーザプリンタ(不図示)にも本発明を適用することができる。この場合、2ページ分の印字データに基づいて用紙3に印字される画像の面積が用紙3の面積(表面および裏面)に占める割合を導出すれば良い。
(6)上記実施形態では、図1に示すように、タグライタ62は、定着ユニット18の用紙搬送方向下流側に設けられていたが、レジストローラ12の用紙搬送方向上流側に設けられているタグリーダ61と同じ位置に設けられても良い。
(7)上記実施形態では、分類種別を良質紙、雑多紙、新聞紙の3つに分類していたが(図4参照)、さらに印字率の範囲を細かく分割して分類を増やしても良いし、用紙3の厚さによっても分類を増やしても良い。この場合、タグ99は、分類種別の数だけフラグを有していたり、用紙3の厚さに関する情報を有していたりする。
レーザプリンタ1の概略断面図である。 レーザプリンタの制御系の構成を示すブロック図である。 (a)は、タグ99が設けられ、全体が分別回収される用紙3を示す概略図、(b)は、分別回収されずに切離される切離し部分3Aと分別回収される回収部分3Bとから構成され、回収部分3Bにタグ99が設けられた用紙3を示す概略図、(c)は、分別回収されずに切離される切離し部分3Cと分別回収される回収部分3Dとから構成され、切離し部分3Cにタグ99が設けられた用紙3を示す概略図、(d)は、分別回収されずに切離される切離し部分3Eと分別回収される回収部分3Fとから構成され、切離し部分3Eおよび回収部分3Fともにタグ99が設けられた用紙3を示す概略図である。 用紙3のタグ99に設定される分別種別フラグの変化を表す説明図である。 レーザプリンタ1の制御系で実行される分別情報書込処理を示すフローチャートである。 4色のトナー各色のみを使用して画像を印字した場合の用紙3の分別種別の判断となる印字率の範囲を表す説明図である。
符号の説明
1 レーザプリンタ(画像形成装置)
3 用紙(記録媒体)
3A,3C,3E 切離し部分
3B,3D,3F 回収部分
5 画像形成部(印字手段)
6 給紙トレイ
12 レジストローラ
14 手差給紙口
17 プロセスユニット
18 定着ユニット
61 タグリーダ(読出手段)
62 タグライタ(書込手段)
64 位置センサ
71 CPU
72 ROM
80 PC
99 RFIDタグ(ICタグ記憶部)
101 導出プログラム(導出手段)
102 生成プログラム(生成手段)
103 種別判定プログラム(種別判定手段)
104 種別判定禁止プログラム(種別判定禁止手段)

Claims (7)

  1. 記録媒体の分別に関する分別情報を記憶するICタグ記憶部を有する記録媒体に、画像を印字する印字手段と、
    前記印字手段によって前記記録媒体に印字される画像に基づいた分別情報を導出する導出手段と、
    前記ICタグ記憶部に記憶された分別情報を読み出す読出手段と、
    前記読出手段によって読み出された分別情報と、前記導出手段によって導出された分別情報と、から、最新の分別情報を生成する生成手段と、
    前記生成手段によって生成された前記最新の分別情報を前記ICタグ記憶部に書き込む書込手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記導出手段によって導出された分別情報は、前記記録媒体に印字された画像のドット数に基づいて導出されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記印字手段は、複数の色から形成される画像を前記記録媒体に印字し、
    前記導出手段によって導出された分別情報は、前記記録媒体に印字された各色の画像のドット数に基づいて導出されることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記導出手段によって導出された分別情報は、前記記録媒体の所定範囲内に印字された画像のドット数に基づいて導出されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記ICタグ記憶部は、前記記録媒体の前記所定範囲外に設けられることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記生成手段によって生成された前記最新の分別情報に基づいて、前記記録媒体を分別するための種別を判定する種別判定手段を備え、
    前記書込手段は、前記種別判定手段によって判定された種別に関する情報を前記ICタグ記憶部に書き込むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記生成手段によって生成された前記最新の分別情報に基づいて、前記種別判定手段による前記種別の判定を禁止する種別判定禁止手段をさらに備えたことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
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