JP2007177728A - 蒸発燃料処理装置 - Google Patents

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暁和 内田
Shinsuke Takakura
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Abstract

【課題】パージ流量の制御を容易にする蒸発燃料処理装置を提供する。
【解決手段】吸気通路3においてスロットル弁4の下流側に第一ポート6を有すると共にスロットル弁4の上流側且つ吸入空気量測定手段5の下流側に第二ポート8を有する内燃機関に適用される蒸発燃料処理装置10は、一端が第一ポート6に、他端が第二ポート8に接続されるパージ通路11と、パージ通路11に配置され、燃料タンク2内で発生した蒸発燃料を脱離可能に吸着するキャニスタ12と、キャニスタ12の第一ポート側においてパージ通路11の開閉を制御する開閉制御手段22であって、パージ期間においてパージ通路11を開く開閉制御手段22と、キャニスタ12の第二ポート側においてパージ通路11を開閉する第一開閉弁24であって、パージ期間においてパージ通路11を開く第一開閉弁24とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料タンク内で発生した蒸発燃料を処理する装置に関する。
従来、燃料タンク内で発生した蒸発燃料を内燃機関の吸気通路へパージして処理する蒸発燃料処理装置が知られている。例えば特許文献1に開示の発明は、吸気通路にキャニスタを接続するパージ通路と、一端がキャニスタに接続されると共に他端が大気に解放される大気通路とを備える蒸発燃料処理装置である。この発明では、吸気通路の負圧がパージ通路を通じてキャニスタ及び大気通路へ作用することより、キャニスタの大気通路側からパージ通路側へ抜ける空気の流れが生じ、蒸発燃料がキャニスタから脱離して吸気通路へパージされることとなる。
特開平6−93899号公報
しかし、特許文献1に開示の発明においてパージが実施されるときには、正規に吸気通路へ流入する空気に加えて、吸気通路以外の大気通路へ流入した空気も吸気通路へ流入する。このため、内燃機関の実際の吸入空気量は吸気通路を通じた正規の吸入空気量よりも多くなり、内燃機関において空燃比が乱れる。故に、そうした吸入空気量のずれを補正するには、内燃機関の運転状態に応じた複雑な制御をパージ流量に対して実施しなくてはならなかった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、パージ流量の制御を容易にする蒸発燃料処理装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明によると、吸気通路において、スロットル弁の下流側の第一ポートにはパージ通路の一端が接続され、スロットル弁の上流側の第二ポートにはパージ通路の他端が接続される。ここで内燃機関の運転時には、吸気通路におけるスロットル弁の下流側圧力が上流側圧力より小さくなることにより第一及び第二ポート間に差圧が生じるため、開閉制御手段と第一開閉弁とがそれぞれキャニスタの第一ポート側と第二ポート側とでパージ通路を開くと、第二ポートからパージ通路へ内燃機関の吸入空気が流入する。さらにパージ通路では、第一及び第二ポート間の差圧によってキャニスタの第二ポート側から第一ポート側へ抜ける流体流れが生じるため、蒸発燃料がキャニスタから脱離して第一ポートから吸気通路へパージされる。このとき吸気通路においては、吸入空気量測定手段を通過した吸入空気の一部が当該吸入空気量測定手段の下流側の第二ポートからパージ通路へ流入した後、第一ポートから吸気通路へ戻ることになるので、パージに際して空気が吸気通路以外から吸気通路へ導入されることがない。故に、パージによって内燃機関の実際の吸入空気量が吸入空気量測定手段の測定する吸入空気量からずれる事態を回避することができる。したがって、吸入空気量のずれを補正するためのパージ流量制御が不要となるので、パージ流量を決めるパージ通路の開閉制御が容易となる。
請求項2に記載の発明によると、開閉制御手段は、パージ期間においてパージ通路を開いて吸気通路への蒸発燃料のパージ流量を制御する流量制御弁であるので、内燃機関の運転状態に応じてパージ流量をきめ細かく制御することができる。
請求項3に記載の発明によると、一端が大気に開放される大気通路の他端がパージ通路におけるキャニスタと第一開閉弁との間に接続され、パージ期間において第二開閉弁は当該大気通路を閉じる。このように大気通路を閉じることで、パージ期間に空気が吸気通路以外の大気通路からパージ通路を通じて吸気通路へ導入されることを防止できる。また一方、パージ期間外においては、例えば第二開閉弁が大気通路を開くことにより、キャニスタやそれに連通する燃料タンク等を大気開放して内圧上昇を抑えることができる。
請求項4に記載の発明によると、パージ期間において、第二開閉弁が大気通路を閉じた後、開閉制御手段及び第一開閉弁がそれぞれパージ通路を開くので、空気が吸気通路以外から吸気通路へ導入されることを確実に防止できる。
請求項5に記載の発明によると、一端が大気に開放される大気通路の他端がパージ通路におけるキャニスタの第二ポート側に接続され、当該パージ通路の大気通路との接続部に配置される第一開閉弁はパージ期間においてパージ通路を開くのみならず、大気通路を閉じる。このように大気通路を閉じることで、パージ期間に空気が吸気通路以外の大気通路からパージ通路を通じて吸気通路へ導入されることを防止できる。また一方、パージ期間外においては、例えば第一開閉弁がパージ通路を閉じると共に大気通路を開くことにより、キャニスタやそれに連通する燃料タンク等を大気開放して内圧上昇を抑えることができる。さらに、パージ通路を開閉する第一開閉弁が大気通路の開閉機能も果たすので、パージ通路及び大気通路の開閉に関する部品点数を削減してコストの低減に貢献できる。
請求項6に記載の発明によると、パージ期間において、第二開閉弁が大気通路を閉じた後、開閉制御手段がパージ通路を開くので、空気が吸気通路以外から吸気通路へ導入されることを確実に防止できる。
内燃機関の高速運転時等、第一及び第二ポート間の差圧が小さくなる場合、吸気通路から第二ポートを通じてパージ通路へ流入する空気量が少なくなるため、蒸発燃料をキャニスタから脱離させて吸気通路へパージすることが困難となる。そこで請求項7に記載の発明によると、パージ通路において第二ポート側から吸入した流体を第一ポート側へ吐出するポンプが用いられるので、ポート間の差圧が小さい場合でも、キャニスタの第二ポート側から第一ポート側へ抜ける流体流れを十分に生じさせて、蒸発燃料を吸気通路へパージすることができる。
請求項8に記載の発明によると、吸気通路においてスロットル弁の上流側の第一ポート及び第二ポートには、それぞれパージ通路の一端及び他端が接続される。そしてこの構成下、流量制御弁と第一開閉弁とがそれぞれキャニスタの第一ポート側と第二ポート側とでパージ通路を開くと共に、当該パージ通路においてポンプが作動して第二ポート側の流体を吸入すると、第二ポートからパージ通路へ内燃機関の吸入空気が流入する。さらにパージ通路では、ポンプがその吸入流体を第一ポート側へ吐出することによりキャニスタの第二ポート側から第一ポート側へ抜ける流体流れが生じるため、蒸発燃料がキャニスタから脱離して第一ポートから吸気通路へ強制パージされる。このとき吸気通路においては、吸入空気量測定手段を通過した吸入空気の一部が当該吸入空気量測定手段の下流側の第二ポートからパージ通路へ流入した後、第一ポートから吸気通路へ戻ることになるので、パージに際して空気が吸気通路以外から吸気通路へ導入されることがない。故に、パージによって内燃機関の実際の吸入空気量が吸入空気量測定手段の測定する吸入空気量からずれる事態を回避することができる。したがって、吸入空気量のずれを補正するためのパージ流量制御が不要となるので、パージ流量を決めるパージ通路の開閉制御が容易となる。
請求項9に記載の発明によると、吸気通路においてスロットル弁の下流側の第一ポート及び第二ポートには、それぞれパージ通路の一端及び他端が接続される。そしてこの構成下、流量制御弁と第一開閉弁とがそれぞれキャニスタの第一ポート側と第二ポート側とでパージ通路を開くと共に、当該パージ通路においてポンプが作動して第二ポート側の流体を吸入すると、第二ポートからパージ通路へ内燃機関の吸入空気が流入する。さらにパージ通路では、ポンプがその吸入流体を第一ポート側へ吐出することによりキャニスタの第二ポート側から第一ポート側へ抜ける流体流れが生じるため、蒸発燃料がキャニスタから脱離して第一ポートから吸気通路へ強制パージされる。このとき吸気通路においては、吸入空気量測定手段を通過した吸入空気の一部が当該吸入空気量測定手段の下流側の第二ポートからパージ通路へ流入した後、第一ポートから吸気通路へ戻ることになるので、パージに際して空気が吸気通路以外から吸気通路へ導入されることがない。故に、パージによって内燃機関の実際の吸入空気量が吸入空気量測定手段の測定する吸入空気量からずれる事態を回避することができる。したがって、吸入空気量のずれを補正するためのパージ流量制御が不要となるので、パージ流量を決めるパージ通路の開閉制御が容易となる。
請求項10に記載の発明によると、スロットルレス内燃機関の吸気通路において第一ポート及び第二ポートには、パージ通路の一端及び他端がそれぞれ接続される。そしてこの構成下、流量制御弁と第一開閉弁とがそれぞれキャニスタの第一ポート側と第二ポート側とでパージ通路を開くと共に、当該パージ通路においてポンプが作動して第二ポート側の流体を吸入すると、第二ポートからパージ通路へ内燃機関の吸入空気が流入する。さらにパージ通路では、ポンプがその吸入流体を第一ポート側へ吐出することによりキャニスタの第二ポート側から第一ポート側へ抜ける流体流れが生じるため、蒸発燃料がキャニスタから脱離して第一ポートから吸気通路へ強制パージされる。このとき吸気通路においては、吸入空気量測定手段を通過した吸入空気の一部が当該吸入空気量測定手段の下流側の第二ポートからパージ通路へ流入した後、第一ポートから吸気通路へ戻ることになるので、パージに際して空気が吸気通路以外から吸気通路へ導入されることがない。故に、パージによって内燃機関の実際の吸入空気量が吸入空気量測定手段の測定する吸入空気量からずれる事態を回避することができる。したがって、吸入空気量のずれを補正するためのパージ流量制御が不要となるので、パージ流量を決めるパージ通路の開閉制御が容易となる。
請求項11に記載の発明によると、吸気通路において第二ポートの下流側の第一ポートにパージ通路が接続されるので、第一ポートから吸気通路へパージされた蒸発燃料が第二ポートからパージ通路へと還流することを防止できる。したがって、内燃機関への蒸発燃料の供給流量が流量制御弁の制御によるパージ流量からずれて内燃機関の運転に影響を及ぼす事態を回避できる。
請求項12に記載の発明によると、一端が大気に開放される大気通路の他端がパージ通路におけるキャニスタと第一開閉弁との間に接続され、パージ期間において第二開閉弁は当該大気通路を閉じる。このように大気通路を閉じることで、パージ期間に空気が吸気通路以外の大気通路からパージ通路を通じて吸気通路へ導入されることを防止できる。また一方、パージ期間外においては、例えば第二開閉弁が大気通路を開くことにより、キャニスタやそれに連通する燃料タンク等を大気開放して内圧上昇を抑えることができる。
請求項13に記載の発明によると、パージ期間において、第二開閉弁が大気通路を閉じた後、流量制御弁及び第一開閉弁がそれぞれパージ通路を開くので、空気が吸気通路以外から吸気通路へ導入されることを確実に防止できる。
請求項14に記載の発明によると、一端が大気に開放される大気通路の他端がパージ通路におけるキャニスタの第二ポート側に接続され、当該パージ通路の大気通路との接続部に配置される第一開閉弁はパージ期間においてパージ通路を開くのみならず、大気通路を閉じる。このように大気通路を閉じることで、パージ期間に空気が吸気通路以外の大気通路からパージ通路を通じて吸気通路へ導入されることを防止できる。また一方、パージ期間外においては、例えば第一開閉弁がパージ通路を閉じると共に大気通路を開くことにより、キャニスタやそれに連通する燃料タンク等を大気開放して内圧上昇を抑えることができる。さらに、パージ通路を開閉する第一開閉弁が大気通路の開閉機能も果たすので、パージ通路及び大気通路の開閉に関する部品点数を削減してコストの低減に貢献できる。
請求項15に記載の発明によると、パージ期間において、第二開閉弁が大気通路を閉じた後、流量制御弁がパージ通路を開くので、空気が吸気通路以外から吸気通路へ導入されることを確実に防止できる。
請求項16に記載の発明によると、パージ通路においてキャニスタの第一ポート側にポンプが配置される。これにより、ポンプを第一ポートに可及的に近付けて吸気通路へのパージ流量の制御応答性を高めることができる。
請求項17に記載の発明によると、パージ通路においてキャニスタの第二ポート側にポンプが配置されるので、キャニスタからの脱離燃料がポンプに吸入される事態を回避できる。したがって、ポンプの内部が蒸発燃料に曝されて劣化することを防止できる。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する。
(第一実施形態)
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第一実施形態による蒸発燃料処理装置(以下、「処理装置」という)10を示している。処理装置10は車両に搭載され、燃料タンク2内で発生した蒸発燃料を処理して内燃機関の吸気通路3へパージする。ここで処理装置10が適用される内燃機関は、吸入空気量を調整するスロットル弁4、吸入空気量を測定する吸入空気量測定手段としてのエアフローセンサ5、スロットル弁4の上流側且つエアフローセンサ5の下流側に配置される第一ポート6、並びにスロットル弁4の下流側に配置される第二ポート8を有している。
処理装置10は、パージ通路11、キャニスタ12、流量制御弁22、第一開閉弁24、大気通路25、第二開閉弁26及び電子制御ユニット(以下、電子制御ユニットをECUという)27等を備えている。
パージ通路11の一端は吸気通路3の第一ポート6に接続されており、パージ通路11の他端は吸気通路3の第二ポート8に接続されている。
キャニスタ12は活性炭等の吸着材18をケース19内に充填してなり、パージ通路11に配置されている。これにより、パージ通路11はキャニスタ12よりも第一ポート側11aと第二ポート側11bとに分けられ、それら第一ポート側11aと第二ポート側11bとが吸着材18を挟む両側においてキャニスタ12に接続されている。尚、以下の説明では、パージ通路11におけるキャニスタ12の第一ポート側11aを第一通路部11aといい、パージ通路11におけるキャニスタ12の第二ポート側11bを第二通路部11bという。
キャニスタ12はさらに、タンク通路20を通じて燃料タンク2の上部に接続されている。したがって、燃料タンク2内で発生した蒸発燃料はタンク通路20を通じてキャニスタ12へと流入し、当該キャニスタ12の吸着材18に脱離可能に吸着される。ここでタンク通路20は、吸着材18を挟んでパージ通路11の第二通路部11bとは逆側においてキャニスタ12に接続されることにより、当該第二通路部11bと直接に連通することを防止されている。また、タンク通路20は、ケース19内が仕切板19aによって仕切られることにより、パージ通路11の第一通路部11aと直接に連通することを防止されている。
流量制御弁22はパージ通路11の第一通路部11aに配置され、開閉制御手段として第一通路部11aの開閉を制御することにより当該通路部11aを流れる流体流量を制御する。ここで、特に本実施形態の流量制御弁は電磁駆動式であり、ECU27から受けるデューティ信号に従って第一通路部11aの開度を0%〜100%の間で連続的に又は離散的に変化させるデューティバキュームスイッチングバルブである。このような流量制御弁22が第一通路部11aを開くときには、吸気通路3におけるスロットル弁4の下流側の圧力(以下、単に下流側圧力という)に応じて第一通路部11aの圧力が変化する。
第一開閉弁24は電磁駆動式のオンオフ弁からなり、パージ通路11の第二通路部11bに配置されている。第一開閉弁24は、そのオンオフ作動によって第二通路部11bを開閉する。したがって、第一開閉弁24が第二通路部11bを開くときには、吸気通路3におけるスロットル弁4の上流側の圧力(以下、単に上流側圧力という)に応じて第二通路部11bの圧力が変化する。
大気通路25の一端は大気に開放され、大気通路25の他端はパージ通路11におけるキャニスタ12と第一開閉弁24との間に接続されている。
第二開閉弁26は電磁駆動式のオンオフ弁からなり、大気通路25における大気開放端と第二通路部11bに対する接続端との間に配置されている。第二開閉弁26は、そのオンオフ作動によって大気通路25を開閉する。したがって、第二開閉弁26が大気通路25を開くときには、パージ通路11及びキャニスタ12が大気に開放される。
制御手段であるECU27は、CPU及びメモリを有するマイクロコンピュータを主体に構成されている。ECU27は、各弁22,24,26及びエアフローセンサ5に電気接続されており、エアフローセンサ5から受ける吸入空気量の測定信号に基づいて各弁22,24,26の作動並びに内燃機関を制御する。
次に、処理装置10がパージ期間に実施するパージ制御処理について、図2のフローチャートに基づき説明する。
パージ制御処理は、内燃機関の始動後にパージ開始条件が成立すると、開始する。ここでパージ開始条件の成立とは、内燃機関の冷却水温度、内燃機関の回転数、車両の作動油温度等、車両状態を表す物理量が所定の領域にあることを意味する。尚、パージ制御処理の開始時には、流量制御弁22及び第一開閉弁24によりパージ通路11の第一通路部11a及び第二通路部11bがそれぞれ閉じられた状態にあり、また第二開閉弁26により大気通路25が開かれた状態にある。
パージ制御処理のステップS11(以下、「ステップS」を「S」と略記する)においてECU27は、第二開閉弁26を制御して大気通路25を閉じる。
続くS12においてECU27は、流量制御弁22及び第一開閉弁24を制御してパージ通路11の第一通路部11a及び第二通路部11bをそれぞれ開く。このとき、吸気通路3において下流側圧力が上流側圧力よりも小さいことによりポート6,8間に差圧が生じているため、各通路部11a,11bが開かれると、第二ポート8から第二通路部11bへ内燃機関の吸入空気の一部が流入する。さらにパージ通路11では、ポート6,8間の差圧によってキャニスタ12の第二ポート側から第一ポート側へ抜ける流体流れが生じるため、蒸発燃料がキャニスタ12から脱離して第一ポート6から吸気通路3へパージされる。ここで、吸気通路3へパージされた蒸発燃料は、内燃機関の燃料噴射弁(図示しない)から噴射される燃料と共に内燃機関の気筒内で燃焼されるので、蒸発燃料のパージ流量を制御することが重要となる。そこで本実施形態では、S12においてECU27が流量制御弁22を制御して第一通路部11aの開度を変化させることにより、パージ流量を制御する。
尚、S12では、流量制御弁22による第一通路部11aの開放タイミングと、第一開閉弁24による第二通路部11bの開放タイミングとが互いに同じであってもよいし、前後に異なっていてもよい。
パージ中にパージ停止条件が成立すると、S13においてECU27は、流量制御弁22及び第一開閉弁24を制御して第一通路部11a及び第二通路部11bをそれぞれ閉じる。これによりパージが止められる。尚、ここでパージ停止条件の成立とは、例えば内燃機関の回転数、車両のアクセル開度等、車両の状態を表す物理量が上記パージ開始条件とは異なる所定の領域にあることを意味する。また、S13では、流量制御弁22による第一通路部11aの閉塞タイミングと、第一開閉弁24による第二通路部11bの閉塞タイミングとが互いに同じであってもよいし、前後に異なっていてもよい。
続くS14においてECU27は、第二開閉弁26を制御して大気通路25を開く。これにより、本パージ制御処理が終了する。
以上説明した第一実施形態によると、パージ通路11の各通路部11a,11bの開放と蒸発燃料のパージとに先立って大気通路25が閉じられる。また、パージ時には、吸気通路3においてエアフローセンサ5を通過した吸入空気の一部が当該センサ5の下流側の第二ポート8からパージ通路11へ流入した後、第一ポート6から吸気通路3へ戻ることになる。このような第一実施形態では、パージ時に空気が吸気通路3以外から吸気通路3へ導入されることがないので、内燃機関の実際の吸入空気量がエアフローセンサ5の測定量からずれる事態を回避できる。したがって、吸入空気量のずれを補正するための複雑なパージ流量制御を流量制御弁22によって実施する必要がなくなる。
(第二実施形態)
図3に示すように、本発明の第二実施形態は第一実施形態の変形例である。この第二実施形態では、パージ通路11の第二通路部11bにおいて大気通路25が接続する接続部とキャニスタ12との間にポンプ50が配置されている。このポンプ50は容積型ポンプ等の電動式ポンプであり、ECU27に電気接続されている。ポンプ50は、ECU27から受ける制御信号に従って内蔵電動モータ(図示しない)を作動させることにより、第二通路部11bにおいて第二ポート8側から吸入した流体を第一ポート6側、即ちここではキャニスタ12側へ吐出する。
また、第二実施形態によるパージ制御処理では、第一実施形態のS11,S14に準ずる内容のS21,S24を実施する一方、第一実施形態のS12,S13の代わりにS22,S23を実施する。
具体的に、S22においてECU27は、流量制御弁22及び第一開閉弁24を制御してパージ通路11の第一通路部11a及び第二通路部11bをそれぞれ開き、またポンプ50を起動する。その結果、ポート6,8間の差圧と、ポンプ50がパージ通路11の第二ポート8側へ作用させる吸入圧とにより、第二ポート8から第二通路部11bへ内燃機関の吸入空気の一部が流入する。さらに、ポート6,8間の差圧と、ポンプ50がパージ通路11の第一ポート6側へ作用させる吐出圧とにより、キャニスタ12の第二ポート側から第一ポート側へ抜ける流体流れが生じるため、蒸発燃料がキャニスタ12から脱離して第一ポート6から吸気通路3へパージされる。したがって、第一実施形態の場合と同様にS22では、ECU27が流量制御弁22を制御して第一通路部11aの開度を変化させることにより、パージ流量を制御する。
また、パージ中にパージ停止条件が成立した後のS23においてECU27は、流量制御弁22及び第一開閉弁24を制御して第一通路部11a及び第二通路部11bをそれぞれ閉じ、またポンプ50を停止する。
尚、S22,S23では、流量制御弁22による第一通路部11aの開放又は閉塞タイミングと、第一開閉弁24による第二通路部11bの開放又は閉塞タイミングと、ポンプ50の起動又は停止タイミングとが互いに同じであってもよいし、前後に異なっていてもよい。
以上説明した第二実施形態によると、パージ時には、吸気通路3においてエアフローセンサ5を通過した吸入空気の一部がポンプ50の作動によって当該センサ5の下流側の第二ポート8からパージ通路11へ流入した後、第一ポート6から吸気通路3へ戻ることになる。このような第二実施形態では、パージ時に空気が吸気通路3以外から吸気通路3へ導入されることがないので、内燃機関の実際の吸入空気量がエアフローセンサ5の測定量からずれる事態を回避できる。したがって、吸入空気量のずれを補正するための複雑なパージ流量制御を流量制御弁22によって実施する必要がなくなる。
また、第二実施形態によると、パージ通路11においてキャニスタ12の第二ポート8側の第二通路部11bにポンプ50が配置されている。これにより、キャニスタ12からの脱離燃料がポンプ50に吸入される事態を回避できるので、ポンプ50の内部が蒸発燃料に曝されて劣化することを防止できる。
(第三、第四実施形態)
図5に示すように、本発明の第三実施形態は第二実施形態の変形例である。この第三実施形態では、パージ通路11の第一通路部11aにおいてキャニスタ12と流量制御弁22との間にポンプ100が配置されている。これにより、ポンプ100が第二実施形態のポンプ50の場合よりも第一ポート6に近くなっているので、パージ流量の制御応答性が高くなる。
図6に示すように、本発明の第四実施形態は第三実施形態の変形例である。この第四実施形態では、パージ通路11の第一通路部11aにおいて流量制御弁22と第一ポート6との間にポンプ120が配置されている。これにより、ポンプ120が第三実施形態のポンプ100の場合よりも第一ポート6に近くなっているので、パージ流量の制御応答性がさらに高くなる。
(第五、第六実施形態)
図7に示すように、本発明の第五実施形態は第二実施形態の変形例である。この第五実施形態では、パージ通路11の第二通路部11bにおいて大気通路25が接続する接続部と第一開閉弁24との間にポンプ140が配置されている。これにより、ポンプ140が第二実施形態のポンプ50の場合よりもキャニスタ12から離れているので、ポンプ内部の劣化防止効果が高くなる。
図8に示すように、本発明の第六実施形態は第五実施形態の変形例である。この第六実施形態では、パージ通路11の第二通路部11bにおいて第一開閉弁24と第二ポート8との間にポンプ160が配置されている。これにより、ポンプ160が第五実施形態のポンプ140の場合よりもキャニスタ12から離れているので、ポンプ内部の劣化防止効果がさらに高くなる。
(第七実施形態)
図9に示すように、本発明の第七実施形態は第一実施形態の変形例である。この第七実施形態では、第一実施形態のオンオフ弁からなる第一開閉弁24の代わりに、電磁駆動式の切換弁からなる第一開閉弁200が設けられている。
具体的に第一開閉弁200は、パージ通路11の第二通路部11bにおいて大気通路25が接続する接続部に配置されている。第一開閉弁200は弁部材(図示しない)の移動によって、第二通路部11bを閉じると共に大気通路25を開く第一状態と、第二通路部11bを開くと共に大気通路25を閉じる第二状態とへ切り換わる。したがって、第一開閉弁200が第一状態となるときには、パージ通路11及びキャニスタ12が大気に開放される。また一方、第一開閉弁200が第二状態となるときには吸気通路3の上流側圧力に応じて第二通路部11bの圧力が変化する。
こうした第七実施形態において図10に示すパージ制御処理は、第一実施形態の場合と同様に、内燃機関の始動後にパージ開始条件が成立すると、開始する。尚、このパージ制御処理の開始時には、流量制御弁22によりパージ通路11の第一通路部11aが閉じられた状態にあり、また第一開閉弁200が第一状態にある。
パージ制御処理のS31においてECU27は、流量制御弁22を制御してパージ通路11の第一通路部11aを開き、また第一開閉弁200を切換制御してパージ通路11の第二通路部11bが開且つ大気通路25が閉の第二状態を実現する。その結果、ポート6,8の差圧を受けるパージ通路11では、第二ポート8から第二通路部11bへ内燃機関の吸入空気の一部が流入すると共に、キャニスタ12の第二ポート側から第一ポート側へ抜ける流体流れが生じ、キャニスタ12からの脱離燃料が第一ポート6から吸気通路3へパージされる。したがって、第一実施形態の場合と同様にS31では、ECU27が流量制御弁22を制御して第一通路部11aの開度を変化させることにより、パージ流量を制御する。
尚、S31では、流量制御弁22による第一通路部11aの開放タイミングと、第一開閉弁200の第二状態への切換タイミングとが互いに同じであってもよいし、第一開閉弁200の第二状態への切換タイミングの後に、流量制御弁22による第一通路部11aの開放タイミングが設定されてもよい。
パージ中にパージ停止条件が成立すると、S32においてECU27は、流量制御弁22を制御して第一通路部11aを閉じ、また第一開閉弁200を切換制御してパージ通路11の第二通路部11bが閉且つ大気通路25が開の第一状態を実現する。
尚、S32では、流量制御弁22による第一通路部11aの閉塞タイミングと、第一開閉弁200の第一状態への切換タイミングとが互いに同じであってもよいし、流量制御弁22による第一通路部11aの閉塞タイミングの後に、第一開閉弁200の第一状態への切換タイミングが設定されてもよい。
以上説明した第七実施形態によると、蒸発燃料のパージに際して大気通路25が閉じられるので、空気が吸気通路3以外から吸気通路3へ導入されることを防止できる。さらに第七実施形態の第一開閉弁200は、第一実施形態における二つの開閉弁24,26の機能を同時に果すので、部品点数を削減してコストを低減することができる。
(第八実施形態)
図11に示すように本発明の第八実施形態は、第七実施形態に第二実施形態のポンプ50を組み合わせてなる変形例である。このような第八実施形態において図12に示すパージ制御処理は、第七実施形態の場合と同様に、内燃機関の始動後にパージ開始条件が成立すると、開始する。尚、パージ制御処理の開始時には、流量制御弁22によりパージ通路11の第一通路部11aが閉じられた状態にあり、また第一開閉弁200が第一状態にあり、さらにまたポンプ50が停止した状態にある。
パージ制御処理のS41において、ECU27は流量制御弁22を制御してパージ通路11の第一通路部11aを開き、また第一開閉弁200を切換制御してパージ通路11の第二通路部11bが開且つ大気通路25が閉の第二状態を実現し、さらにまたポンプ50を起動する。その結果、ポート6,8間の差圧並びにポンプ50の吸入圧及び吐出圧を受けるパージ通路11では、第二ポート8から第二通路部11bへ内燃機関の吸入空気の一部が流入すると共に、キャニスタ12の第二ポート側から第一ポート側へ抜ける流体流れが生じ、キャニスタ12からの脱離燃料が第一ポート6から吸気通路3へパージされる。したがって、第七実施形態の場合と同様にS41では、ECU27が流量制御弁22を制御して第一通路部11aの開度を変化させることにより、パージ流量を制御する。
尚、S41では、流量制御弁22による第一通路部11aの開放タイミングと、第一開閉弁200の第二状態への切換タイミングと、ポンプ50の起動タイミングとが互いに同じであってもよいし、第一開閉弁200の第二状態への切換タイミングの後に、流量制御弁22による第一通路部11aの開放タイミング及びポンプ50の起動タイミングが互いに同じに又は前後して設定されてもよい。
パージ中にパージ停止条件が成立すると、S42においてECU27は、流量制御弁22を制御して第一通路部11aを閉じ、また第一開閉弁200を切換制御してパージ通路11の第二通路部11bが閉且つ大気通路25が開の第一状態を実現し、さらにまたポンプ50を停止する。
尚、S42では、流量制御弁22による第一通路部11aの閉塞タイミングと、第一開閉弁200の第一状態への切換タイミングと、ポンプ50の停止タイミングとが互いに同じであってもよいし、流量制御弁22による第一通路部11aの閉塞タイミングの後に、第一開閉弁200の第一状態への切換タイミングが設定されてもよい。ここで後者の場合、ポンプ50の停止タイミングは、流量制御弁22による第一通路部11aの閉塞タイミングの前、第一開閉弁200の第一状態への切換タイミングの後、あるいはそれらのタイミングの間に設定される。
以上説明した第八実施形態によると、パージ時には、吸気通路3においてエアフローセンサ5を通過した吸入空気の一部がポンプ50の作動によって当該センサ5の下流側の第二ポート8からパージ通路11へ流入した後、第一ポート6から吸気通路3へ戻ることになる。したがって、パージ時には、空気が吸気通路3以外から吸気通路3へ導入されることがないので、内燃機関の実際の吸入空気量がエアフローセンサ5の測定量からずれることによる複雑なパージ流量制御を流量制御弁22によって実施する必要がなくなる。
さて、第八実施形態では第三実施形態に準じ、図13に示すようにパージ通路11の第一通路部11aにおいてキャニスタ12と流量制御弁22との間に配置されるポンプ100を、ポンプ50の代わりに採用してもよい。また、図14に示すように第八実施形態では、第四実施形態に準じ、パージ通路11の第一通路部11aにおいて流量制御弁22と第一ポート6との間に配置されるポンプ120を、ポンプ50の代わりに採用してもよい。またさらに、図15に示すように第八実施形態では、第六実施形態に準じ、パージ通路11の第二通路部11bにおいて第一開閉弁200と第二ポート8との間に配置されるポンプ160を、ポンプ50の代わりに採用してもよい。
(第九〜第十一実施形態)
図16〜図18に示すように、本発明の第九〜第十一実施形態は第二実施形態の変形例である。
図16に示す第九実施形態では、内燃機関の吸気通路300において第一ポート302及びその上流側の第二ポート304が共にスロットル弁4の上流側且つエアフローセンサ5の下流側に配置されている。
図17に示す第十実施形態では、内燃機関の吸気通路330において第一ポート332及びその上流側の第二ポート334が共にスロットル弁4の下流側且つエアフローセンサ5の下流側に配置されている。
図18に示す第十一実施形態では、スロットル弁が吸気通路350に存在しないスロットルレス内燃機関に適用されており、吸気通路350において第一ポート352及びその上流側の第二ポート354が共にアフローセンサ5の下流側に配置されている。
こうした構成の第九〜第十一実施形態では、第二実施形態に準ずるパージ制御処理が実施される。このパージ制御処理においてS22が実行されるときには、吸気通路ポート6,8間の差圧は生じ難いが、ポンプ50の吸入圧及び吐出圧をパージ通路11が受ける。これによりパージ通路11では、第二ポート8から第二通路部11bへ内燃機関の吸入空気の一部が流入すると共に、キャニスタ12の第二ポート側から第一ポート側へ抜ける流体流れが生じ、キャニスタ12からの脱離燃料が第一ポート6から吸気通路3へ強制パージされる。そしてこの強制パージ時にも、空気が吸気通路3以外から吸気通路3へ導入されることがないので、内燃機関の実際の吸入空気量がエアフローセンサ5の測定量からずれることによる複雑なパージ流量制御を流量制御弁22によって実施する必要がなくなる。
また、第九〜第十一実施形態によると、第一ポート302,332,352が第二ポート304,334,354の下流側に位置するので、第一ポート6から吸気通路3へパージされた蒸発燃料が第二ポート8からパージ通路11へ還流することを防止できる。
(第十二実施形態)
図19に示すように本発明の第十二実施形態は、第八実施形態に第九実施形態の内燃機関の構成を組み合わせてなる変形例である。このような第十二実施形態では、第八実施形態に準ずるパージ制御処理が実施されるが、そのS41が実行されるときには、ポンプ50の吸入圧及び吐出圧をパージ通路11が受ける。これによりパージ通路11では、第二ポート8から第二通路部11bへ内燃機関の吸入空気の一部が流入すると共に、キャニスタ12の第二ポート側から第一ポート側へ抜ける流体流れが生じ、キャニスタ12からの脱離燃料が第一ポート6から吸気通路3へ強制パージされる。そしてこの強制パージ時にも、空気が吸気通路3以外から吸気通路3へ導入されることがないので、内燃機関の実際の吸入空気量がエアフローセンサ5の測定量からずれることによる複雑なパージ流量制御を流量制御弁22によって実施する必要がなくなる。
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明はそれらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用可能である。
例えば第一〜第十二実施形態では、内燃機関の制御機能を有するECU27を用いているが、内燃機関を制御するECUを各弁22,24,26を制御するECU27とは別に設けて、それらECU間を通信可能に電気接続してもよい。
また、第一実施形態〜第八実施形態では、開閉制御手段として流量制御弁を用いた例を示したが、開閉制御手段は、例えば電磁駆動式のオンオフ弁等であってもよい。
さらに、図20に示すように第十実施形態の内燃機関の構成を第八実施形態に組み合わせて実施してもよいし、図21に示すように第十一実施形態の内燃機関の構成を第八実施形態に組み合わせて実施してもよい。
本発明の第一実施形態による蒸発燃料処理装置を示す構成図である。 図1の蒸発燃料処理装置の作動を示すフローチャートである。 本発明の第二実施形態による蒸発燃料処理装置を示す構成図である。 図3の蒸発燃料処理装置の作動を示すフローチャートである。 本発明の第三実施形態による蒸発燃料処理装置を示す構成図である。 本発明の第四実施形態による蒸発燃料処理装置を示す構成図である。 本発明の第五実施形態による蒸発燃料処理装置を示す構成図である。 本発明の第六実施形態による蒸発燃料処理装置を示す構成図である。 本発明の第七実施形態による蒸発燃料処理装置を示す構成図である。 図9の蒸発燃料処理装置の作動を示すフローチャートである。 本発明の第八実施形態による蒸発燃料処理装置を示す構成図である。 図11の蒸発燃料処理装置の作動を示すフローチャートである。 図11の変形例を示す構成図である。 図11の変形例を示す構成図である。 図11の変形例を示す構成図である。 本発明の第九実施形態による蒸発燃料処理装置を示す構成図である。 本発明の第十実施形態による蒸発燃料処理装置を示す構成図である。 本発明の第十一実施形態による蒸発燃料処理装置を示す構成図である。 本発明の第十二実施形態による蒸発燃料処理装置を示す構成図である。 図11の変形例を示す構成図である。 図11の変形例を示す構成図である。
符号の説明
2 燃料タンク、3,300,330,350 吸気通路、4 スロットル弁、5 エアフローセンサ(吸入空気量測定手段)、6,302,332,352 第一ポート、8,304,334,354 第二ポート、10 蒸発燃料処理装置、11 パージ通路、11a 第一通路部(パージ通路)、11b 第二通路部(パージ通路)、12 キャニスタ、14,100,120,140,160 ポンプ、22 流量制御弁(開閉制御手段)、24,200 第一開閉弁、25 大気通路、26 第二開閉弁

Claims (17)

  1. 吸気通路においてスロットル弁の下流側に第一ポートを有すると共に前記スロットル弁の上流側且つ吸入空気量測定手段の下流側に第二ポートを有する内燃機関へ、燃料タンク内で発生した蒸発燃料をパージする蒸発燃料処理装置であって、
    一端が前記第一ポートに接続され、他端が前記第二ポートに接続されるパージ通路と、
    前記パージ通路に配置され、前記燃料タンク内で発生した蒸発燃料を脱離可能に吸着するキャニスタと、
    前記キャニスタの前記第一ポート側において前記パージ通路の開閉を制御する開閉制御手段であって、蒸発燃料を前記吸気通路へパージするためのパージ期間において前記パージ通路を開く開閉制御手段と、
    前記キャニスタの前記第二ポート側において前記パージ通路を開閉する第一開閉弁であって、前記パージ期間において前記パージ通路を開く第一開閉弁と、
    を備えることを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  2. 前記開閉制御手段は、前記パージ期間において前記パージ通路を開いて吸気通路への蒸発燃料のパージ流量を制御する流量制御弁であることを特徴とする請求項1に記載の蒸発燃料処理装置。
  3. 一端が大気に開放され、他端が前記パージ通路における前記キャニスタと前記第一開閉弁との間に接続される大気通路と、
    前記大気通路に配置され、前記大気通路を開閉する第二開閉弁であって、前記パージ期間において前記大気通路を閉じる第二開閉弁と、
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の蒸発燃料処理装置。
  4. 前記パージ期間において、前記第二開閉弁が前記大気通路を閉じた後、前記開閉制御手段及び前記第一開閉弁がそれぞれ前記パージ通路を開くことを特徴とする請求項3に記載の蒸発燃料処理装置。
  5. 一端が大気に開放され、他端が前記パージ通路における前記キャニスタの前記第二ポート側に接続される大気通路と、
    前記パージ通路の前記大気通路との接続部に配置され、前記パージ通路を閉じると共に前記大気通路を開く第一状態と、前記パージ通路を開くと共に前記大気通路を閉じる第二状態とへ切り換わる前記第一開閉弁であって、前記パージ期間において前記第二状態へ切り換わる前記第一開閉弁と、
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の蒸発燃料処理装置。
  6. 前記パージ期間において、前記第一開閉弁が前記第二状態へ切り換わった後、前記開閉制御手段が前記パージ通路を開くことを特徴とする請求項5に記載の蒸発燃料処理装置。
  7. 前記パージ通路に配置され、前記パージ通路において前記第二ポート側から吸入した流体を前記第一ポート側へ吐出するポンプを備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の蒸発燃料処理装置。
  8. 吸気通路においてスロットル弁の上流側且つ吸入空気量測定手段の下流側に第一ポート及び第二ポートを有する内燃機関へ、燃料タンク内で発生した蒸発燃料をパージする蒸発燃料処理装置であって、
    一端が前記第一ポートに接続され、他端が前記第二ポートに接続されるパージ通路と、
    前記パージ通路に配置され、前記パージ通路において前記第二ポート側から吸入した流体を前記第一ポート側へ吐出するポンプと、
    前記パージ通路に配置され、前記燃料タンク内で発生した蒸発燃料を脱離可能に吸着するキャニスタと、
    前記キャニスタの前記第一ポート側において前記パージ通路の開閉を制御する流量制御弁であって、蒸発燃料を前記吸気通路へパージするためのパージ期間において前記パージ通路を開いて前記吸気通路への蒸発燃料のパージ流量を制御する流量制御弁と、
    前記キャニスタの前記第二ポート側において前記パージ通路を開閉する第一開閉弁であって、前記パージ期間において前記パージ通路を開く第一開閉弁と、
    を備えることを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  9. 吸気通路においてスロットル弁及び吸入空気量測定手段の下流側に第一ポート及び第二ポートを有する内燃機関へ、燃料タンク内で発生した蒸発燃料をパージする蒸発燃料処理装置であって、
    一端が前記第一ポートに接続され、他端が前記第二ポートに接続されるパージ通路と、
    前記パージ通路に配置され、前記パージ通路において前記第二ポート側から吸入した流体を前記第一ポート側へ吐出するポンプと、
    前記パージ通路に配置され、前記燃料タンク内で発生した蒸発燃料を脱離可能に吸着するキャニスタと、
    前記キャニスタの前記第一ポート側において前記パージ通路の開閉を制御する流量制御弁であって、蒸発燃料を前記吸気通路へパージするためのパージ期間において前記パージ通路を開いて前記吸気通路への蒸発燃料のパージ流量を制御する流量制御弁と、
    前記キャニスタの前記第二ポート側において前記パージ通路を開閉する第一開閉弁であって、前記パージ期間において前記パージ通路を開く第一開閉弁と、
    を備えることを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  10. 吸気通路において吸入空気量測定手段の下流側に第一ポート及び第二ポートを有するスロットルレス内燃機関へ、燃料タンク内で発生した蒸発燃料をパージする蒸発燃料処理装置であって、
    一端が前記第一ポートに接続され、他端が前記第二ポートに接続されるパージ通路と、
    前記パージ通路に配置され、前記パージ通路において前記第二ポート側から吸入した流体を前記第一ポート側へ吐出するポンプと、
    前記パージ通路に配置され、前記燃料タンク内で発生した蒸発燃料を脱離可能に吸着するキャニスタと、
    前記キャニスタの前記第一ポート側において前記パージ通路の開閉を制御する流量制御弁であって、蒸発燃料を前記吸気通路へパージするためのパージ期間において前記パージ通路を開いて前記吸気通路への蒸発燃料のパージ流量を制御する流量制御弁と、
    前記キャニスタの前記第二ポート側において前記パージ通路を開閉する第一開閉弁であって、前記パージ期間において前記パージ通路を開く第一開閉弁と、
    を備えることを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  11. 前記パージ通路は、前記吸気通路において前記第二ポートの下流側に配置された前記第一ポートに接続されることを特徴とする請求項8〜10のいずれか一項に記載の蒸発燃料処理装置。
  12. 一端が大気に開放され、他端が前記パージ通路における前記キャニスタと前記第一開閉弁との間に接続される大気通路と、
    前記大気通路に配置され、前記大気通路を開閉する第二開閉弁であって、前記パージ期間において前記大気通路を閉じる第二開閉弁と、
    を備えることを特徴とする請求項8〜11のいずれか一項に記載の蒸発燃料処理装置。
  13. 前記パージ期間において、前記第二開閉弁が前記大気通路を閉じた後、前記流量制御弁及び前記第一開閉弁がそれぞれ前記パージ通路を開くことを特徴とする請求項12に記載の蒸発燃料処理装置。
  14. 一端が大気に開放され、他端が前記パージ通路における前記キャニスタの前記第二ポート側に接続される大気通路と、
    前記パージ通路の前記大気通路との接続部に配置され、前記パージ通路を閉じると共に前記大気通路を開く第一状態と、前記パージ通路を開くと共に前記大気通路を閉じる第二状態とへ切り換わる前記第一開閉弁であって、前記パージ期間において前記第二状態へ切り換わる前記第一開閉弁と、
    を備えることを特徴とする請求項8〜11のいずれか一項に記載の蒸発燃料処理装置。
  15. 前記パージ期間において、前記第一開閉弁が前記第二状態へ切り換わった後、前記流量制御弁が前記パージ通路を開くことを特徴とする請求項14に記載の蒸発燃料処理装置。
  16. 前記ポンプは、前記パージ通路における前記キャニスタの前記第一ポート側に配置されることを特徴とする請求項7〜15のいずれか一項に記載の蒸発燃料処理装置。
  17. 前記ポンプは、前記パージ通路における前記キャニスタの前記第二ポート側に配置されることを特徴とする請求項7〜15のいずれか一項に記載の蒸発燃料処理装置。



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