JP2007176457A - 車両制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】タイロッド軸力又は車両足回りに作用する力の振動を検出し、特定の周波数範囲の振動レベルに基づき、車両の走行状態をより正確に判定できる車両制御装置の提供。
【解決手段】車輪Aに加わる力を時系列的に検出する手段(S1,2)と、時系列的に検出した力の所定の周波数範囲の成分を濾波する濾波手段(S3)と、濾波した成分が、所定の基準値より大であるか否かにより、車両の走行状態を判定する判定手段(S5)とを備え、判定した走行状態に応じて、車両の動作を制御する車両制御装置。時系列的に検出した力(S1,2)の周波数特性を演算し(S2)、演算した周波数特性に基づき、周波数範囲及び基準値を演算する手段1と、その演算した周波数範囲及び基準値により、濾波手段(S3)が濾波する周波数範囲、及び判定手段1の基準値を更新する更新手段1とを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、車輪に加わる力を時系列的に検出し、検出した力の所定の周波数範囲の成分を濾波し、濾波した成分が所定の基準値より大であるか否かにより、車両の走行状態を判定し、判定した走行状態に応じて、車両を制御する車両制御装置に関するものである。
車両制御装置は、モータを駆動して操舵補助を行ない、運転者の負担を軽減する電動パワーステアリング装置、油圧により操舵補助を行ない、運転者の負担を軽減するパワーステアリング装置、又は操舵部材(ステアリングホイール、ハンドル)と車輪に繋がる転舵機構とが機械的に分離された車両用操舵装置等を制御するものである。
特許文献1には、操作部材に接続された第1操作用モータと、操作部材に接続され、第1操作用モータと特性が相違する第2操作用モータとを備え、検知された操作トルク付与条件に応じた操作トルクが操作部材に作用するように、第1操作用モータを制御し、検知された路面状態に応じた路面情報伝達トルクが操作部材に作用するように、第2操作用モータを制御し、操作部材の操作量と車輪の転舵量との比が可変とされている操舵装置が開示されている。
特許文献2には、操舵トルク信号に高速フーリエ変換を施してスペクトルデータを算出し、算出したスペクトルに基づき、ばね下共振等の異常を検出する電動パワーステアリング装置が開示されている。
特開2005−053357号公報 特開2004−161073号公報 実開平4−80763号公報
本出願人は、特願2004−236664において、タイロッド軸力又は車両足回りに作用する力(歪み)の振動を検出し、特定の周波数範囲における振動レベルと既定値とを比較することにより、車両の走行状態(タイヤの滑り状態)を判定する車両制御装置を提案した。
しかし、実際には、タイロッド軸力の周波数特性が車両の走行状態以外の要因によっても変化する為、車両の走行状態を誤判定する虞があるという問題がある。
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであり、タイロッド軸力又は車両足回りに作用する力の振動を検出し、特定の周波数範囲の振動レベルに基づき、車両の走行状態をより正確に判定することができる車両制御装置を提供することを目的とする。
第1発明に係る車両制御装置は、車輪に加わる力を時系列的に検出する手段と、該手段が時系列的に検出した力の所定の周波数範囲の成分を濾波する濾波手段と、該濾波手段が濾波した成分が、所定の基準値より大であるか否かにより、車両の走行状態を判定する判定手段とを備え、該判定手段が判定した走行状態に応じて、車両の動作を制御する車両制御装置であって、前記力の周波数特性を演算する手段と、該手段が演算した周波数特性に基づき、前記周波数範囲及び基準値を演算する手段と、該手段が演算した周波数範囲及び基準値により、前記濾波手段が濾波する周波数範囲、及び前記判定手段の基準値を更新する更新手段とを備えることを特徴とする。
第2発明に係る車両制御装置は、前記濾波手段が濾波する為の周波数範囲、及び前記判定手段が判定する為の基準値を入力する手段と、該手段が入力した周波数範囲及び基準値を記憶する手段とを更に備え、該手段が記憶する周波数範囲及び基準値を、前記濾波手段が濾波する周波数範囲、及び前記判定手段の基準値とするように構成してあることを特徴とする。
第1発明に係る車両制御装置によれば、車輪に加わる力を時系列的に検出し、検出した力の所定の周波数範囲の成分を濾波し、濾波した成分が、所定の基準値より大であるか否かにより、車両の走行状態を判定し、判定した走行状態に応じて、車両の動作を制御し、また、検出した力の周波数特性を演算し、演算した周波数特性に基づき、周波数範囲及び基準値を演算し、演算した周波数範囲及び基準値により、濾波する周波数範囲、及び判定する基準値を更新するので、タイロッド軸力又は車両足回りに作用する力の振動を検出し、特定の周波数範囲の振動レベルに基づき、車両の走行状態をより正確に判定することができる車両制御装置を実現することができる。
第2発明に係る車両制御装置によれば、濾波する為の周波数範囲、及び判定する為の基準値を入力する手段と、その入力した周波数範囲及び基準値を記憶する手段とを更に備え、その記憶する周波数範囲及び基準値を、濾波する周波数範囲、及び判定する基準値とするので、タイロッド軸力又は車両足回りに作用する力の振動を検出し、特定の周波数範囲の振動レベルに基づき、車両の走行状態をより正確に判定することができる車両制御装置を実現することができる。
以下に、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る車両制御装置の実施の形態を備えた電動パワーステアリング装置の構成を示す模式図である。この電動パワーステアリング装置は、例えば舵取りの為の操舵輪27(操舵部材)と、操舵輪27の操舵に応じて駆動される操舵補助用のモータ6と、モータ6の回転を減速歯車機構17を介してタイロッド23,23に伝える伝動手段24と、モータ6の駆動回路5を制御する車両制御装置1とを備えている。
操舵輪27には、その回転角を検出する操舵角度センサ18が設けられ、操舵角度センサ18が検出した操舵角度は車両制御装置1に与えられる。操舵輪27は、入力軸26に連結されている。
伝動手段24は、入力軸26に図示しないトーションバーを介して連結される出力軸29と、出力軸29にユニバーサルジョイントを介して連結される連結軸30とを備えている。また、連結軸30にユニバーサルジョイントを介して連結されるピニオン軸31と、ピニオン軸31のピニオンに噛合するラック歯を有し、左右の操向輪A,Aにタイロッド23,23及びナックルアーム22,22を介して連結されるラック軸32とを備えている。
入力軸26及び伝動手段24は操舵軸25を構成している。
タイロッド23,23の少なくとも一方には、車輪Aに加わる力を、タイロッド23に歪みを生じさせる軸力として時系列的に検出する軸力センサ(ストレンゲージ)10が設けられ、軸力センサ10が検出した軸力信号は、車両制御装置1に与えられる。
入力軸26の周りには、操舵輪27を操作することにより入力軸26に加わる操舵トルク値を、トーションバーに生じる捩れによって検出するトルクセンサ21が配置されており、トルクセンサ21が検出した操舵トルク値に基づいて、車両制御装置1が駆動回路5を制御するように構成してある。
減速歯車機構17は、モータ6の出力軸に繋がるウォームと、出力軸29の途中に嵌合されるウォームホイールとを備えており、モータ6の回転をウォーム及ウォームホイールから出力軸29に伝達するように構成してある。
このような構成の電動パワーステアリング装置では、操舵輪27の操作による舵取り操作力を入力軸26、トーションバー(図示せず)、出力軸29、連結軸30、及びピニオン軸31を介してラック軸32に伝達し、ラック軸32を軸長方向へ移動させ、タイロッド23,23等の舵取機構を作動させる。また、それと共に、トルクセンサ21が検出した操舵トルク値に基づき、車両制御装置1が駆動回路5を制御してモータ6を駆動し、モータ6の駆動力を出力軸29に伝達することにより、舵取り操作力を補助し、舵取りの為の運転者の労力負担を軽減する。
図2は、図1に示す電動パワーステアリング装置の要部構成を示すブロック図である。この電動パワーステアリング装置は、トルクセンサ21が検出した操舵トルク値が、インタフェース20によりサンプリングされ、サンプリングされた操舵トルク値が、車両制御装置1の関数発生部12に与えられる。関数発生部12には、車両の走行速度を検出する車速センサ3が検出し、インタフェース4がサンプリングした車速値も与えられている。
関数発生部12では、図中で示すように、操舵トルク値Tが所定の不感帯を超えると、操舵トルク値Tの増加に従って電流指示値Iが比例的に増加し、さらに操舵トルク値Tが所定値以上になると電流指示値Iが飽和するような関数が、車速値V(但しV1<V2<V3…)に応じて可変的に定められている。前記関数は車速値V1,V2,V3…が大となるに従って操舵トルク値Tに対する電流指示値Iの比が小となると共に、電流指示値Iの飽和値が小となるようになっている。関数発生部12が定めた電流指示値Iは加算手段13へ与えられる。
一方、トルクセンサ21が検出し、インタフェース20によりサンプリングされた操舵トルク値は、車両制御装置1の微分演算部14へも与えられる。微分演算部14には、車速センサ3が検出し、インタフェース4によりサンプリングされた車速値も与えられる。微分演算部14は、操舵トルク値を微分し、微分して得た操舵トルク値に、車速値に応じて定められた係数を乗じて、微分電流値として加算手段13へ与え、モータ6、ピニオン軸31、ラック軸32、及びタイロッド23,23、ナックルアーム22,22等の舵取機構(図1)の慣性補償を行う。加算手段13は、関数発生部12及び微分演算部14より与えられた電流指示値及び前記微分電流値を加算し、その加算結果を減算手段15へ与える。
操舵角度センサ18が検出した操舵角度が、インタフェース19によりサンプリングされ、サンプリングされた操舵角度値が、車両制御装置1内の制御部8に与えられる。
軸力センサ10が検出した軸力信号が、インタフェース11によりサンプリングされ、サンプリングされた軸力値が、車両制御装置1内の制御部8に与えられる。
軸力センサ10が時系列的に検出した軸力信号は振動しており、その周波数スペクトルは、車両の走行状態によって変化する。例えば、車両がアスファルト路を安定走行しているとき、軸力信号の出力波形は図7の様になり、その周波数スペクトルは、図4(a)に示すように、5〜100Hzでは、比較的平坦な特性を示す。一方、低μ路(μ;摩擦係数)あるいはタイヤが滑って、車両が不安定走行しているときは、出力波形は図8の様に振動的になり、その周波数スペクトルは図4(b)に示すように、全体の振動レベルが上昇すると共に、特に、10〜55Hzの振動レベルが顕著に上昇し、20Hz及び45Hz付近にピークが出現する。
但し、車両が安定走行しているときにも、車両が低μ路走行又は不安定走行しているときに出現する20Hz及び45Hz付近のピークが僅かに出現する。
そこで、例えば、軸力信号の10〜55Hzの周波数成分を抽出(フィルタリング、濾波)し、その振動レベルを基準値と比較することにより、車両の走行状態を判定することができる。
但し、車両のタイヤの種類及びサイズ、温度及び路面の状態(アスファルト、コンクリート、乾燥、水濡れ等)等により、車両の走行状態により振動レベルが顕著に上昇する周波数範囲、ピークの位置及び振動レベルが異なることが分かっている。
そこで、車両のタイヤの種類及びサイズ等による固有の、上記周波数範囲、ピークの位置、振動レベルの平均値及び振動レベルの基準値等の判定パラメータを、車両のタイヤの種類などの走行前に取得可能な情報に応じて補正すると共に、走行開始後の軸力センサ出力、操舵トルク出力、アシストトルク出力などの周波数特性から補正することで、車両走行状態の検出精度を高めることができる。
尚、車両のタイヤの種類など走行前に取得可能なパラメータは、入力部33からインタフェース34を介して入力することが可能であり、入力された判定パラメータは、制御部8を通じてメモリ(記憶する手段)9に記憶更新される。
制御部8は、車両が不安定走行中であると判定したときは、その判定結果を、警告を表示する警告部28と、図示しない車輪の制動装置へ与え、車輪がロックしないように制御する。
減算手段15には、操舵補助を行うモータ6に流れる電流を検出するモータ電流検出回路7が出力したモータ電流検出値も与えられている。減算手段15は、加算手段13の電流指示値及び微分電流値の加算結果からモータ電流検出値を減算し、その減算結果をモータ電圧演算部16に与える。モータ電圧演算部16は、与えられた減算結果に対してPID演算を行い、その演算結果に基づくPWM信号をモータ駆動回路5へ与える。モータ駆動回路5は、与えられたPWM信号によりモータ6を駆動する。
この電動パワーステアリング装置の電源は、電源スイッチ回路2を通じてバッテリーBから与えられる。
以下に、このような構成の電動パワーステアリング装置の車両制御装置1の動作を、それを示す図3,5、6のフローチャートを参照しながら説明する。
制御部8は、起動時にパラメータTを初期化するものとする。
制御部8は、走行状態の判定制御では、先ず、軸力センサ10が検出し、インタフェース11によりサンプリングされた軸力値を読み込み(S1)、過去N点(N;自然数)の読込んだデータから周波数解析を行う(S2)。次いで、読込んだ軸力値を、判定パラメータである周波数範囲f1〜f2[Hz](本実施の形態ではf1=10,f2=55)の成分をディジタルのバンドパスフィルタにより抽出する(S3)。尚、本実施の形態では、バンドパスフィルタは、ソフトウェアにより構成しているが、ハードウェアにより構成しても良い。
制御部8は、次に、フィルタリングした成分(振動レベル)の移動平均(例えば20サンプリング分)を演算し(S4)、演算した移動平均値が、低μ路走行状態判定パラメータである判定レベル(基準値)以上であるか否かを判定する(S5)。
制御部8は、演算した移動平均値が、判定レベル以上であれば(S5;YES)、低μ路を走行中、或いはタイヤ(車輪)が滑って、車両が不安定走行していると判定し、低μ路走行判定フラグをセットする(S6)。この後、必要なら警告部8及び制動装置へ警告信号を出力してリターンする。移動平均値が判定レベル以上でなければ(S5;NO)、ウェット路走行判定パラメータである周波数範囲f3〜f4[Hz](本実施の形態ではf3=10,f4=55)の成分を抽出し(S8)、前記と同様の処理によりウェット路かどうかを判定する(S9)。尚、図3で、砂利路等、他の走行状態を判定する処理も同様に追加しても良い。
制御部8は、演算した移動平均が、ウェット路走行判定レベル以上であれば(S9;YES)、ウェット路を走行中と判定し、ウェット路走行判定フラグをセットする(S10)。この後、必要なら警告部8及び制動装置へ警告信号を出力してリターンする。移動平均値が判定レベル以上でなければ(S9;NO)、そのままリターンする。
尚、本実施の形態では、低μ路、ウェット路についての実施の形態を示したが、砂利路、氷結路などの走行状態やそのときの不安定走行状態を判定する処理も同様に追加することができる。また、本実施の形態では、軸力センサの出力を用いたが、その他、操舵トルク、アシストトルク、或いは操舵トルクとアシストトルクを足したステアリング出力トルクを用いても良い。また、本実施の形態では、軸力信号データに移動平均処理を行った例を示したが、その他、パワースペクトル密度や包絡線検波などの演算処理を行っても良い。また、本実施の形態では、タイロッド軸力を信号として利用する場合について説明したが、その他、車両足回りに作用する力、歪、操舵トルク、アシストトルクなどを利用しても良い。
制御部8は、判定パラメータの補正制御では、先ず、軸力センサ10が検出し、インタフェース11によりサンプリングされた軸力値を読込み(S11)、次いで、読込んだ軸力値が、車両が安定走行中であることを確認する為の所定軸力値以下であるか否かを判定する(S13)。
制御部8は、読込んだ軸力値が、所定軸力値以下であれば(S13;YES)、操舵角度センサ18が検出し、インタフェース19によりサンプリングされた操舵角を読込み(S15)、次いで、前回に読込んだ操舵角との差から操舵角速度を演算する(S17)。
制御部8は、次に、演算した操舵角速度が、急操舵中でないことを確認する為の所定角速度以下であるか否かを判定し(S19)、操舵角速度が所定角速度以下であれば(S19;YES)、読込んだ軸力データ(S11)を記憶し(S21)、パラメータTに1を加算する(S23)。軸力値が所定軸力値以下でなければ(S13;NO)、又は操舵角速度が所定角速度以下でなければ(S19;NO)、記憶済実力データを消去し(S27)、パラメータTを0にして(S29)リターンする。
制御部8は、次に、加算したパラメータTが、周波数解析(S31)に必要な軸力データの個数である所定値に達しているか否かを判定する(S25)。この所定値は、例えば、図4に示すように、100Hz迄の周波数スペクトルを求める場合には、200/秒以上であれば良い。
制御部8は、パラメータTが所定値に達していれば(S25;YES)、記憶してある軸力データ(S21)を使用して、高速フーリエ変換(FTT)により軸力データの周波数解析を実行する(S31)。次いで、現行の判定パラメータ類をメモリ9から読込み(S33)、図4(b)に示すような周波数解析結果に基づき、補正する為の判定パラメータを演算する(S35)。
この際、車両が安定走行しているときにも、車両が不安定走行しているときに出現する20Hz及び45Hz付近のピークが僅かに出現することから、それらのピーク位置を求め、求めたピーク位置と、メモリ9に記憶されているピーク位置とのずれに応じて、補正判定パラメータである補正周波数範囲を演算する。また、この周波数範囲の振動レベルの平均値を演算し、演算した平均値と、メモリ9に記憶されている振動レベルの平均値との差に応じて、補正判定パラメータである振動レベルの補正基準値を演算する。
制御部8は、次に、演算した各補正判定パラメータ(補正周波数範囲、振動レベルの補正基準値)(S35)が、現行の各判定パラメータ(周波数範囲、振動レベルの基準値)と等しいか否かを判定し(S37)、等しければそのままリターンする。等しくなければ、各補正判定パラメータ(補正周波数範囲、振動レベルの補正基準値)と、現行の各判定パラメータ(周波数範囲、振動レベルの基準値)とのそれぞれの差の各絶対値が、各所定範囲内であるか否かを判定する(S39)。
制御部8は、各補正判定パラメータと、現行の各判定パラメータとのそれぞれの差の各絶対値が、各所定範囲内であれば、各補正判定パラメータ(補正周波数範囲、振動レベルの補正基準値)を各判定パラメータ(周波数範囲、振動レベルの基準値)として更新し(S41)リターンする。各補正判定パラメータと、現行の各判定パラメータとのそれぞれの差の各絶対値の両方又は何れかが、所定範囲内でなければ、差が過大であり、補正判定パラメータに誤りがある可能性があるので、補正を実行せず、そのままリターンする。
尚、上述した実施の形態では、電動パワーステアリング装置に備わる車両制御装置について記述したが、油圧式のパワーステアリング装置、又は操舵部材と転舵機構とが機械的に分離された車両用操舵装置等に備わる車両制御装置においても、同様のことが可能であるのは言うまでもない。
本発明に係る車両制御装置の実施の形態を備えた電動パワーステアリング装置の構成を示す模式図である。 図1に示す電動パワーステアリング装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明に係る車両制御装置の実施の形態の動作を示すフローチャートである。 本発明に係る車両制御装置の実施の形態の動作を説明する為の説明図である。 本発明に係る車両制御装置の実施の形態の動作を示すフローチャートである。 本発明に係る車両制御装置の実施の形態の動作を示すフローチャートである。 軸力センサの出力波形を示す波形図である。 軸力センサの出力波形を示す波形図である。
符号の説明
1 車両制御装置、5 モータ駆動回路、6 モータ、8 制御部、9 メモリ(記憶する手段)、10 軸力センサ(検出する手段)、12 関数発生部、13 加算手段、15 減算手段、16 モータ電圧演算部、18 操舵角度センサ、21 トルクセンサ、22 ナックルアーム、23 タイロッド、27 操舵輪(操舵部材)、28 警告部、33 入力部(入力する手段)

Claims (2)

  1. 車輪に加わる力を時系列的に検出する手段と、該手段が時系列的に検出した力の所定の周波数範囲の成分を濾波する濾波手段と、該濾波手段が濾波した成分が、所定の基準値より大であるか否かにより、車両の走行状態を判定する判定手段とを備え、該判定手段が判定した走行状態に応じて、車両の動作を制御する車両制御装置であって、
    前記力の周波数特性を演算する手段と、該手段が演算した周波数特性に基づき、前記周波数範囲及び基準値を演算する手段と、該手段が演算した周波数範囲及び基準値により、前記濾波手段が濾波する周波数範囲、及び前記判定手段の基準値を更新する更新手段とを備えることを特徴とする車両制御装置。
  2. 前記濾波手段が濾波する為の周波数範囲、及び前記判定手段が判定する為の基準値を入力する手段と、該手段が入力した周波数範囲及び基準値を記憶する手段とを更に備え、該手段が記憶する周波数範囲及び基準値を、前記濾波手段が濾波する周波数範囲、及び前記判定手段の基準値とするように構成してある請求項1記載の車両制御装置。
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