JP2007174240A - 監視装置 - Google Patents

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弘之 大野
Toshiaki Yoshiyasu
利明 吉安
Koji Ono
浩司 大野
Sachi Osumi
サチ 大隅
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Abstract

【課題】設定データを設定する作業が従来構成よりも簡単な監視装置を提供する。
【解決手段】監視エリアを撮像する撮像部2と、撮像部2で撮像された画像を他装置に送信する無線送信部4と、撮像部2および無線送信部4の動作に用いる設定データが複数の設定項目の各々について設定されるデータ保存部3とを備えた装置本体1には、全ての設定項目についての設定項目と設定データとの組み合わせが1つの設定ファイルとして所定の設定用フォーマットで記憶されたメモリカード10を着脱可能なメモリカードインタフェース8と、メモリカードインタフェース8に接続されており、メモリカード10から設定ファイルを読み出すとともに、読み出した設定ファイルから設定データを抽出してデータ保存部3に設定する設定部9とが設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、監視エリアを撮像し、撮像した画像を他装置に送信する監視装置に関するものである。
従来から、ユーザが、住宅やビル等における所定の監視エリアの画像を、ネットワーク上に設けた他装置(サーバ)で監視できるようにした監視システムが知られている(たとえば特許文献1参照)。この監視システムでは、監視エリアを撮像する撮像部と、撮像された画像を他装置に送信する送信部とを備えた監視装置が、監視エリアを撮像可能な位置に設置される。
この種の監視装置においては、たとえば撮像時のフラッシュの有無や、画像サイズの設定などの撮像部の動作に関する複数の設定項目、および画像の送信先の電子メールアドレスの設定や、ネットワークへの接続設定などの送信部の動作に関する複数の設定項目について設定を行う必要がある。そこで、監視装置の装置本体には、これらの設定項目の各々の設定内容を示す設定データが全ての設定項目について設定されるデータ保存部が設けられており、撮像部および送信部はデータ保存部に設定されている設定データを用いて動作する。
ところで、データ保存部内の設定データは、図27に示すように、パソコンなどに専用の設定用ツールをインストールして成る設定用端末11を用い、当該設定用端末11を監視装置の装置本体1に接続した状態でユーザが設定用端末11から設定データを入力することにより設定される。また、監視装置が、各設定項目を表示する表示部と設定データを設定するように操作される入力部とから成る入出力デバイス12を装置本体1に有する構成では、この入出力デバイス12を用いて各設定項目ごとにユーザが設定データを入力することによっても、データ保存部内の設定データを設定できる。
特開2002−165211号公報
しかし、設定用端末11を用いて設定データを設定する場合には、パソコンなどに専用の設定用ツールをインストールする作業と、設定用端末を監視装置に接続する作業とが必要になり、設定データを設定する作業は面倒である。また、入出力デバイス12を用いて設定データを設定する場合には、ユーザは各設定項目ごとにそれぞれ設定データを入力する必要があるから、設定データを設定する作業は面倒である。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであって、設定データを設定する作業が従来構成よりも簡単な監視装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明では、監視エリアを撮像する撮像手段と、撮像手段で撮像された画像を他装置に送信する送信手段と、撮像手段および送信手段の動作に用いる設定データが複数の設定項目の各々について設定されるデータ保存手段とを備え、撮像手段および送信手段がデータ保存手段に設定されている設定データを用いて動作する装置本体を有し、装置本体には、全ての設定項目についての設定項目と設定データとの組み合わせが1つの設定ファイルとして所定の設定用フォーマットで記憶されたメモリカードを着脱可能なインタフェースと、インタフェースに接続されており、メモリカードから設定ファイルを読み出すとともに、読み出した設定ファイルから設定データを抽出してデータ保存手段に設定する設定手段とが設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、インタフェースに装着されたメモリカードから設定ファイルを読み出すとともに、読み出した設定ファイルから設定データを抽出してデータ保存手段に設定する設定手段が装置本体に設けられているので、設定ファイルが記憶されたメモリカードをインタフェースに装着すれば、設定手段によって自動的に設定データをデータ保存手段に設定することができる。すなわち、インタフェースにメモリカードを装着することにより自動的に設定データをデータ保存手段に設定できるから、従来構成に比べて設定データを設定する作業が簡単になるという利点がある。また、設定手段はメモリカードに記憶された設定ファイルから設定データを抽出し装置本体のデータ保存手段に設定するので、メモリカードをインタフェースから抜いても装置本体内においてはデータ保存手段に設定データが保持されることになり、メモリカードをインタフェースから抜いた状態で撮像手段および送信手段を動作させることができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記設定手段が、前記設定データを前記データ保存手段に設定する前に当該設定データがデータ保存手段に設定可能な形式か否かを判断し、設定可能な形式でなければ設定データに異常がある旨を通知する形式検査部を有することを特徴とする。
この構成によれば、設定データがデータ保存手段に設定可能な形式でなければ設定データに異常がある旨が通知されるので、データ保存手段に異常な設定データが設定されることによる撮像手段および送信手段の異常な動作を防ぐことができる。なお、データ保存手段に設定可能な形式ではない設定データとは、たとえば電子メールアドレスに使用できない文字を含む場合や、電話番号にアルファベットを含む場合や、必要な設定項目が不足している場合等を指す。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記メモリカード内の前記設定ファイルには固有のファイル名が付加されており、前記設定手段が、メモリカードに複数の設定ファイルが記憶されている場合に、メモリカード内の全ての設定ファイルをファイル名で一覧表示するファイル表示部と、表示された設定ファイルの中から設定ファイルを1つ選択するように操作されるファイル選択部とを有し、ファイル選択部で選択された設定ファイルから前記設定データを抽出して前記データ保存手段に設定することを特徴とする。
この構成によれば、ファイル表示部に一覧表示されたメモリカードに記憶されている設定ファイルの中から、ファイル選択部により所望の設定ファイルを選択することができるので、複数台の装置本体に対して個別の設定を行う場合など、複数種類の設定ファイルが必要な場合でも、1つのメモリカードを用いて、かつメモリカード内の設定ファイルを書き換えることなく、設定データの設定が可能になる。たとえば、複数台の監視装置を別々のユーザに対して出荷する際に、パソコン等で全てのユーザ分の設定ファイルを1度作成し、全ての設定ファイルをメモリカードに記憶してから、各設定ファイルを1つずつ使用して各装置本体に設定データを設定していくという手段をとることができる。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかの発明において、前記設定手段が、前記設定データを前記データ保存手段に設定する前に全ての前記設定項目を一覧表示する項目一覧表示部と、表示された設定項目の中から所望の設定項目を選択するように操作される項目一覧選択部とを有し、項目一覧選択部で選択された設定項目について設定データをデータ保存手段に設定することを特徴とする。
この構成によれば、項目一覧選択部で選択された設定項目についてのみ設定データをデータ保存手段に設定するので、既に設定データが設定されている装置本体に対して、一部の設定項目の設定データのみを変更することが可能になる。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかの発明において、前記設定手段が、前記設定データを前記データ保存手段に設定する前に前記設定項目を1つずつ順次表示する項目順次表示部と、表示された設定項目の設定データをデータ保存手段に設定するか否かを選択するように操作される項目順次選択部とを有し、項目順次選択部で設定データをデータ保存手段に設定するように選択されるごとに、当該設定データをデータ保存手段に設定することを特徴とする。
この構成によれば、項目順次選択部で選択された設定項目についてのみ設定データをデータ保存手段に設定するので、既に設定データが設定されている装置本体に対して、一部の設定項目の設定データのみを変更することが可能になる。しかも、項目順次表示部では設定項目が1つずつ順次表示されるので、確実に全ての設定項目について、設定データを設定するか否かをユーザに選択させることができる。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかの発明において、前記設定手段が、前記メモリカード内で階層構造を持つフォルダおよび当該フォルダ内に記憶された前記設定ファイルを1つずつ表示するフォルダ表示部と、フォルダ表示部に表示させるフォルダおよび設定ファイルを階層順に切り替えるように操作される階層選択部と、フォルダ表示部に表示させるフォルダおよび設定ファイルを同一階層内で切り替えるように操作される同層選択部と、フォルダ表示部に表示された設定ファイルから前記設定データを抽出するか否かを選択するように操作されるファイル決定部とを有し、ファイル決定部で設定データを抽出するように選択された設定ファイルから設定データを抽出して前記データ保存手段に設定することを特徴とする。
この構成によれば、メモリカード内のフォルダおよびファイルを、階層順に切り替えて表示させたり、同一階層内で切り替えて表示させたりすることによって、メモリカードから設定ファイルを検索する際にメモリカード内の階層構造を用いて設定ファイルを検索することができるので、複数の設定ファイルが日付や所属などの情報に基づいてフォルダごとにグループ分けされたメモリカードから、所望の設定ファイルを検索しやすくなる。
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれかの発明において、前記メモリカード内の前記設定ファイルには固有のファイル名が付加されており、前記設定手段が、メモリカードから設定ファイルに付加されているファイル名を読み出して設定データと共に前記データ保存手段に設定するファイル名設定部と、データ保存手段に設定されているファイル名を表示するファイル名表示部とを有することを特徴とする。
この構成によれば、データ保存手段に設定されている設定データを、ファイル名表示部に表示されるファイル名を用いて識別することができる。
請求項8の発明は、請求項1ないし請求項7のいずれかの発明において、前記設定手段が、前記データ保存手段に前記設定データを設定する際にデータ保存手段に既に設定されている設定データがあれば、データ保存手段に設定されている設定データを前記設定項目と共に読み出し前記設定用フォーマットの前記設定ファイルとして前記メモリカードに記憶する外部バックアップ部を有することを特徴とする。
この構成によれば、データ保存手段に設定データを設定する際にデータ保存手段に既に設定されている設定データのバックアップをとることができるので、間違って設定を行ってしまった場合などに、外部バックアップ部でメモリカードに記憶された設定ファイルを用いて設定データの再設定を行うことにより、以前設定されていた設定データを復帰させることができる。
請求項9の発明は、請求項1ないし請求項8のいずれかの発明において、前記データ保存手段には前記設定データが設定される設定領域とは別にバックアップ領域が設けられており、前記設定手段が、データ保存手段に設定データを保存する際にデータ保存手段に既に設定されている設定データがあれば、データ保存手段に設定されている設定データを前記設定項目と共に読み出し前記設定用フォーマットの前記設定ファイルとしてデータ保存手段のバックアップ領域に記憶する内部バックアップ部と、バックアップ領域に保存された設定ファイルにおける設定データを設定領域に設定するバックアップデータ設定部とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、データ保存手段に設定データを設定する際にデータ保存手段に既に設定されている設定データのバックアップをとることができるので、間違って設定を行ってしまった場合などに、内部バックアップ部でデータ保存手段に記憶された設定ファイルを用いて設定データの再設定を行うことにより、以前設定されていた設定データを復帰させることができる。しかも、内部バックアップ部により記憶される設定ファイルは装置本体のデータ保存手段に記憶されるから、メモリカードを用いることなく装置本体のみで設定データの再設定を行うことができる。
請求項10の発明は、請求項1ないし請求項9のいずれかの発明において、前記設定手段が、前記メモリカードから読み出した前記設定ファイルについて前記データ保存手段への前記設定データの設定が完了した時点で、当該設定ファイルをメモリカード内から消去するファイル消去部を有することを特徴とする。
この構成によれば、設定データの設定が完了した時点で、使用した設定ファイルをメモリカード内から自動的に消去することができる。これにより、1度設定を行った設定データを他の装置本体に対して設定する必要がない場合に、メモリカードから不要になった設定ファイルが自動的に消去されるので、他の装置本体の設定時に間違えて同じ設定ファイルを用いることを防止できる。
請求項11の発明は、請求項1ないし請求項10のいずれかの発明において、前記メモリカードには前記撮像手段および前記送信手段の一時的な動作にのみ使用する特殊な前記設定ファイルが記憶されており、前記設定手段が、メモリカードから読み出した設定ファイルが前記特殊な設定ファイルであるか否かを識別するファイル識別部と、ファイル識別部で前記特殊な設定ファイルであると識別された場合に、撮像手段および送信手段の前記一時的な動作が完了した時点で、前記データ保存手段から設定データを消去するデータ消去部とを有することを特徴とする。
この構成によれば、撮像手段および送信手段の一時的な動作にのみ使用する特殊な設定ファイルについては、この一時的な動作が完了した時点でデータ保存手段から自動的に消去されるので、たとえばユーザに対して装置本体を出荷する前に1度だけ行われる検査工程用の設定ファイルについては、検査工程完了後に設定データが自動的に消去されることになる。これにより、ユーザにとって不必要な検査工程用の設定データが設定されたまま、装置本体が出荷されるという不具合がなくなる。
請求項12の発明は、請求項1ないし請求項11のいずれかの発明において、前記設定手段が、操作可能な入力部と、入力部の操作に応じて前記データ保存手段に設定されている前記設定データを前記設定項目と共に読み出し、前記設定用フォーマットの前記設定ファイルとして前記メモリカードに記憶するファイルコピー部とを有することを特徴とする。
この構成によれば、ファイルコピー部によって、データ保存手段に設定されている設定データと同じ設定データを含む設定ファイルをメモリカードに記憶できるので、ファイルコピー部でメモリカードに記憶された設定ファイルを用いることにより、他の装置本体に読み出し元の装置本体と同じ設定データを簡単に設定することができる。また、当該メモリカード内の設定ファイルの読み出しおよび表示が可能なパソコンなどを用いることにより、データ保存手段に設定されている設定データを確認することができるという利点もある。
請求項13の発明は、請求項12の発明において、前記メモリカード内の前記設定ファイルには固有のファイル名が付加されており、前記設定手段が、前記ファイルコピー部が設定ファイルをメモリカードに記憶する際に設定ファイルと共にファイル名をメモリカードに記憶するファイル名付加部を有し、ファイル名付加部が、記憶するファイル名と同じファイル名がメモリカードに存在するか否かを判断するファイル名比較部と、同じファイル名が存在すると判断された場合に記憶するファイル名に識別子を追加する識別子追加部と、識別子を追加したファイル名と同じファイル名が存在すると判断された場合に追加した識別子を変更する識別子変更部とを有することを特徴とする。
この構成によれば、ファイルコピー部でメモリカードに記憶される設定ファイルに対してファイル名付加部でファイル名を付加することができるので、メモリカードに記憶された設定ファイルをファイル名により識別可能になる。しかも、ファイル名付加部は記憶するファイル名と同じファイル名がメモリカードに存在する場合にはファイル名に識別子を追加し、また、識別子を追加したファイル名と同じファイル名がメモリカードに存在する場合には追加した識別子を変更するので、必然的に、メモリカードに存在するファイル名とは異なるファイル名がファイル名付加部により記憶されることになる。したがって、ファイルコピー部により1つのメモリカードに対して複数の設定ファイルを記憶する場合にも、これら複数の設定ファイルにはそれぞれ異なるファイル名が付加され、ファイル名による設定ファイルの識別が可能になる。
請求項14の発明は、請求項12の発明において、前記設定手段が、前記入力部の操作に従ってファイル名を作成するファイル名作成部と、前記ファイルコピー部が前記設定ファイルを前記メモリカードに記憶する際に、ファイル名作成部で作成したファイル名を設定ファイルと共にメモリカードに記憶するファイル名記憶部とを有することを特徴とする。
この構成によれば、ファイルコピー部でメモリカードに記憶される設定ファイルに対してファイル名作成部で作成したファイル名を付加することができるので、メモリカードに記憶された設定ファイルをファイル名により識別可能になる。しかも、ファイル名作成部ではファイル名を入力部の操作に従って作成するので、設定ファイルの使用目的等に合わせてユーザが任意のファイル名を作成することができ、これにより、設定ファイルを官吏しやすくなるという利点がある。
本発明は、インタフェースに装着されたメモリカードから設定ファイルを読み出すとともに、読み出した設定ファイルから設定データを抽出してデータ保存手段に設定する設定手段が装置本体に設けられているので、設定ファイルが記憶されたメモリカードをインタフェースに装着すれば、設定手段によって自動的に設定データをデータ保存手段に設定することができる。すなわち、インタフェースにメモリカードを装着することにより自動的に設定データをデータ保存手段に設定できるから、従来構成に比べて設定データを設定する作業が簡単になる。また、設定手段はメモリカードに記憶された設定ファイルから設定データを抽出し装置本体のデータ保存手段に設定するので、メモリカードをインタフェースから抜いても装置本体内においてはデータ保存手段に設定データが保持されることになり、メモリカードをインタフェースから抜いた状態で撮像手段および送信手段を動作させることができるという利点がある。
(実施形態1)
本実施形態の監視装置は、図1に示すように、監視エリアを撮像する撮像手段としての撮像部(CMOS、CCDカメラなど)2と、撮像された画像データを保存するデータ保存部3と、データ保存部3内の画像を遠隔地にある携帯電話やパソコンなどの電子メールの受信端末(他装置)に無線信号を用いて送信する送信手段としての無線送信部4と、受信端末から発信された撮像開始の指示等の無線信号を受信する無線受信部5と、ユーザが直接操作し各種入力を行う際に使用する入力部6と、各種表示を行う表示部7と、メモリカードを着脱可能なインタフェースとしてのメモリカードインタフェース8と、後述する設定部9とで構成された装置本体1を備える。メモリカードインタフェース8は、装置本体1とは別体のメモリカード(ここでは、コンパクトフラッシュ(登録商標)などの小型フラッシュメモリカード)10が挿抜可能に構成されたカードスロットを有する。
ところで、データ保存部3は、撮像部2と無線送信部4と無線受信部5との動作に用いる設定データが複数の設定項目の各々について設定されるデータ保存手段としての機能を兼ねている。すなわち、撮像部2と無線送信部4と無線受信部5とは、データ保存部3に設定されている設定データを用いて動作する。設定データは、画像の送信先(電子メールアドレス等)や、撮像開始の指示の発信元の情報(電話番号等)や、画像送信時の通信設定(インターネット接続設定等)や、撮像機能設定(画像サイズ等)など、複数の設定項目の各々について設定される。
本実施形態では、上述した設定データをデータ保存部3に設定する機能を、設定部9と入力部6と表示部7とで構成される設定手段に設けてある。ただし、設定手段を用いると2通りの手段で設定データを設定することができる。まず、1つ目の手段は、ユーザが入力部6および表示部7を用いて各設定項目ごとに設定データを入力するというもの(以下、手動設定という)であり、この手動設定は、従来構成として説明した入出力デバイスを用いた設定データの設定に相当する。そして、2つ目の手段は、設定部9が、全ての設定項目についての設定項目と設定データとの組み合わせが1つの設定ファイルとして所定の設定用フォーマットで記憶されたメモリカード10を用いて、データ保存部3に自動的に設定データを設定するというもの(以下、自動設定という)である。
後者の自動設定について詳述すると、設定部9は、メモリカード10がメモリカードインタフェース8に装着されているか否かを検知するとともに、メモリカード10の装着時にメモリカード10内に記憶されている設定ファイルを読み出し、読み出した設定ファイルから設定データを抽出してデータ保存部3に設定するように構成される。これにより、メモリカード10内の設定ファイルに含まれる設定データを設定部9により自動的に設定することができる。本実施形態では、図2に示すように全ての設定項目について各設定項目と設定データとを一対一に対応付けて記述したテキストファイルを設定用ファイルとして用いており、このテキストファイルのフォーマットを設定用フォーマットとしている。設定部9には、設定データを設定する前に、読み出した設定ファイルのフォーマットと図2のような設定用フォーマットとを比較してフォーマットに違いがあるか否かを判定する機能も組み込まれている。なお、図2ではインターネットサービスプロバイダを「ISP」と略称している。
以下に、本実施形態の監視装置の基本動作を図3を参照して説明する。
設定部9は、装置本体1に電源が投入されると、まずメモリカード10がメモリカードインタフェース8に装着されているか否かを検知し(S01)、メモリカード10が装着されていれば(S02:Yes)、メモリカード10内の設定ファイルを検索する(S03)。そして、メモリカード10内に設定ファイルが存在すれば(S04:Yes)、この設定ファイルのフォーマットが図2に示したような設定用フォーマットであるか否かを判定する(S05)。ここで、メモリカード10内の設定ファイルのフォーマットが設定用フォーマットに該当すれば(S05:Yes)、この設定ファイルから設定データを抽出してデータ保存部3に設定する(S06)。
なお、メモリカード10が装着されていることを認識させる方法としては、本実施形態のように装置本体1への電源投入時にメモリカード10を認識させる方法の他、装置本体1の動作中にメモリカード10を装着して認識させる方法、あるいは装置本体1にメモリカード10を装着した状態で表示部7にメモリカード10を認識させるためのメニューを表示し、このメニューを選択する指示が入力部6を用いて入力された際に認識させる方法などがある。
また、無線送信部4および無線受信部5の機能を、カード型のPHSやカード型の携帯電話や無線LANカードなど、メモリカード10と同じメモリカードインタフェース8に装着可能なカード形状のデバイス(以下、通信カード4’と呼ぶ)で実現してもよい。この構成では、装置本体1の自動設定を行う際には図4(a)に示すように、メモリカードインタフェース8のカードスロットにメモリカード10を装着し、自動設定が完了すれば図4(b)に示すように、メモリカードインタフェース8のカードスロットに通信カード4’を装着するというように、メモリカードインタフェース8をメモリカード10と通信カード4’とで共用させることもできる。
さらに設定部9は、図5に示すように、図3のステップS05において、メモリカード10内の設定ファイルのフォーマットが設定用フォーマットに該当しないと判定すると(S05:No)、設定ファイルに異常があり自動設定を行うことができない旨を示す画面D01(図6に示す)を表示部7に表示する(S07)形式検査部としての機能を有する。この構成では、メモリカード10内の設定ファイルに異常がある場合に、自動設定ができない旨をユーザに通知することができる。なお、たとえばメールアドレスに使用できない文字が含まれている場合や、電話番号にアルファベットが含まれている場合や、必要な設定項目が不足している場合などに、設定ファイルのフォーマットが設定用フォーマットに該当しない(つまり、設定ファイルの異常)と判定する。
ところで、メモリカード10内に設定ファイルが複数存在する場合もあり、このとき各設定ファイルを識別可能なように全ての設定ファイルにはそれぞれ固有のファイル名が付加されている。そして、メモリカード10内に設定ファイルが複数存在する場合には、ユーザがその複数の設定ファイルの中から装置本体1に設定するときに使用する設定ファイルを1つ選択する。そのための構成として、設定部9は、メモリカード10に記憶されている設定ファイルをファイル名で一覧表示するファイル表示部として表示部7を使用し、表示部7に表示されるカーソルを移動させ1つの設定ファイルを選択するように操作されるファイル選択部として入力部6を使用する。なお、入力部6は、図7に示すように、それぞれ押操作が可能な、エンターボタンEとキャンセルボタンCと、上下左右の各々に対応する4つのカーソルボタン(上に対応するカーソルボタンUおよび下に対応するカーソルボタンDを含む)とを少なくとも備えている。
以下に、メモリカード10内に設定ファイルが複数存在する場合の本実施形態の動作を図8,9を参照して説明する。
設定部9は、メモリカード10内に設定ファイルが存在すれば(S04:Yes)、まず、メモリカード10内に記憶されている全ての設定ファイルのファイル名の一覧を設定ファイルリストD02として表示部7に表示する(S08)。そして、カーソルボタンU,Dの押操作により表示部7に表示中の画面D02〜D05をスクロールさせて、カーソルで指定されるファイル名を切り替えながら所望の設定ファイルを1つ選択する(S09,S10)。その後、エンターボタンEが押されると(S11:Yes)、確認用の画面D06を表示し、再度エンターボタンEが押されると選択された設定ファイルを用いて自動設定を実行する(S06)。なお、設定ファイルリストを表示する前に、各設定ファイルのフォーマットの検査(S05)を行い、設定用フォーマットに該当する設定ファイルのみをリストアップして表示するようにしてもよい。
また、メモリカード10内において複数の設定ファイルが階層分けされたディレクトリ構造を有する場合には、このディレクトリ構造を利用して設定ファイルを検索できるように、設定部9は、メモリカード10内で階層構造を持つディレクトリ(フォルダ)およびディレクトリ内に記憶された設定ファイルを1つずつ表示するフォルダ表示部として表示部7を使用し、設定ファイルの選択に入力部6を使用する。具体的には、入力部6は、表示部7に表示させるディレクトリおよび設定ファイルを階層順に切り替えるように操作される階層選択部としてカーソルボタンU,Dが使用され、表示部7に表示させるディレクトリおよび設定ファイルを同一階層内で切り替えるように操作される同層選択部としてエンターボタンEおよびキャンセルボタンCが使用され、表示部7に表示された設定ファイルから設定データを抽出するか否かを選択するように操作されるファイル決定部としてもエンターボタンEおよびキャンセルボタンCが使用される。
以下に、図10に示すディレクト構造を有したメモリカード10から設定ファイルを読み出す場合の本実施形態の動作を図11,12を参照して説明する。なお、図10に示すディレクトリ構造は、ルートディレクトリ内に、ディレクトリA(図中dA)とファイルF(図中fF)とが格納され、ディレクトリA内にディレクトリB(図中dB)とファイルC(図中fC)とが格納され、ディレクトリB内にファイルA(図中fA)とファイルB(図中fB)とが格納されて成る。
設定部9は、メモリカード10が装着されていれば(S02:Yes)、まず、メモリカード10内の設定ファイルおよびディレクトリを検索し(S12)、表示部7に表示する(S13)。ここでは最初にディレクトリAを示す画面D09を表示する。それから、カーソルボタンU,Dの押操作により表示中の画面D09,D10をスクロールさせて、表示するディレクトリAおよび設定ファイルFを切り替えながら所望のディレクトリあるいは設定ファイルを1つ選択させる(S15,S16)。一方、画面D09を表した状態でエンターボタンEが押されると(S14:Yes)、表示しているのが設定ファイルではなくディレクトリであるから(S17:No)、ディレクトリA内のディレクトリBを示す画面D11を表示する(S18)。ここでも、カーソルボタンU,Dの押操作により、表示中の画面D11,12をスクロールさせることができる。画面D11の表示中にエンターボタンEが押されると、ディレクトリB内のファイルAを示す画面D13を表示する。ここでもカーソルボタンU,Dの押操作により、表示中の画面D13,14をスクロールさせることができる。画面D13の表示中にエンターボタンEが押されると(S17:Yes)、設定ファイル決定画面D15を表示し(S19)、その後エンターボタンEが押されると(S20,S21)、設定ファイルAを用いて自動設定を実行する(S06)。
また、本実施形態の設定部9は、メモリカード10から設定ファイルを読み出す際に、この設定ファイルに付加されているファイル名を読み出し、読み出したファイル名を設定データと共にデータ保存部3に設定するファイル名設定部としての機能を有する。すなわち、図13に示すように、設定データをデータ保存部3に設定した(S06)後に、自動設定に用いた設定ファイルのファイル名をデータ保存部3に自動的に書き込む(S22)。さらに、設定部9は、データ保存部3に設定されているファイル名を表示するファイル名表示部として表示部7を使用する。ここでは、データ保存部3に設定されているファイル名を、入力部6の操作に応じて任意のタイミングで表示部7に表示するように構成される。
この構成では、自動設定の後に入力部6の操作に応じて、図14(a)に示す画面D16のように、自動設定に用いた設定ファイルのファイル名(ここではファイルA)を表示部7に表示させることができるから、ユーザは装置本体1の自動設定に用いた設定ファイルを、各設定項目の設定データをそれぞれ確認することなくファイル名によって容易に認識することができる。なお、メモリカード10を用いた自動設定ではなく、入力部6および表示部7を用いた手動設定により設定データが設定されている場合には、データ保存部3にファイル名が設定されることはないから、ファイル名表示部としての表示部7には、図14(b)のように設定済みの設定ファイルはないことを示す画面D17を表示する。
ところで、複数の設定ファイルが記憶されたメモリカード10を用いて複数台の装置本体1にそれぞれ異なる設定ファイルを設定する場合に、メモリカード10内に設定済みの設定ファイルが残っていると、人為的ミスにより、ある装置本体1に設定済みの設定データを誤って他の装置本体1にも設定してしまう可能性がある。そこで、複数台の装置本体1にそれぞれ異なる設定ファイルを設定する場合には、設定データの設定が完了した時点で、使用した設定ファイルをメモリカード10から自動的に消去するファイル消去部としての機能を設定部9に設けることが望ましい。この構成では、設定部9は、図15に示すように設定データをデータ保存部3に設定した(S06)後に、使用した設定ファイルをメモリカード10から消去する処理(S23)を自動的に実行するので、上述したような、ある装置本体1に設定済みの設定データを誤って他の装置本体1にも設定してしまうという人為的ミスを防ぐことができる。
また、たとえば装置本体1を商品として出荷する場合には、一般的に出荷前の検査工程として撮像部2と無線送信部4と無線受信部5とを動作確認のために一時的に動作させる必要がある。このような一時的な動作でのみ用いる設定データは、検査工程が完了すれば不要になる。そこで、本実施形態では、この種の一時的な動作でのみ用いる設定データが記述された設定ファイルを特殊な設定ファイルとし、設定部9に、メモリカード10から読み出した設定ファイルが前記特殊な設定ファイルであるか否かを識別するファイル識別部としての機能、およびファイル識別部で前記特殊な設定ファイルであると識別された場合に、撮像部2と無線送信部4と無線受信部5との一時的な動作(検査工程など)が完了した時点で、データ保存部3から設定データを消去するデータ消去部としての機能を設けてある。
具体的には、設定部9は図16に示すように設定データをデータ保存部3に設定する(S06)前に、読み出した設定ファイルが特殊な設定ファイルであるか否かを識別し(S24)、特殊な設定ファイルである識別すると(S24:Yes)、設定データを設定した後で、特殊な設定ファイルであることを示すデータ保存部3内のフラグをセットする(S25)。そして、このフラグがセットされているときには、撮像部2と無線送信部4と無線受信部5との一時的な動作の完了後に、設定データをデータ保存部3から自動的に消去するように構成される。この構成では、たとえば検査工程完了後に不要になる設定データを検査工程の完了後にデータ保存部3から自動的に消去するので、不要な設定データをデータ保存部3から消去する手間が省ける。また、不要な設定データが設定されたままでユーザに出荷されるという不手際も防止できる。
なお、本実施形態でメモリカード10に記憶される設定ファイルは上述したようにテキストファイルであるから、汎用のパソコン等で設定ファイルの読み出しや編集を行うこともできる。
(実施形態2)
本実施形態の監視装置は、各設定項目ごとに設定データを設定するか否かを選択できるようにした点が実施形態1の監視装置とは相違する。
具体的な構成としては、設定部9は、全ての設定項目を一覧表示する項目一覧表示部として表示部7を使用し、表示された設定項目の中から所望の設定項目を選択するように操作される項目一覧選択部として入力部6を使用し、入力部6で選択された設定項目についてのみ設定データをデータ保存部3に設定する。これにより、メモリカード10を用いた自動設定において、メモリカード10内の設定データを全て設定する以外に、必要な設定項目のみを選択して設定することができるようになる。
以下に、この構成を採用した監視装置の動作について図17,18を参照して説明する。
設定部9は、メモリカード10内の設定ファイルの存在を検出すると(S04:Yes)、設定項目の一覧である設定項目リストを作成し(S30)、作成した設定項目リストD21を表示部7に表示する。図17では設定項目ごとに[Yes]あるいは[No]の識別子が付与されており、設定部9は、この識別子が[Yes]になっている設定項目について設定データの設定を行う。ここで、カーソルボタンU,Dの押操作により表示中の画面D21〜D23をスクロールさせて、表示中の設定項目を切り替えながら所望の設定項目を選択する(S31,S32)。そして、所望の設定項目を選択した状態で、キャンセルボタンCが押されると(S33:Yes)、選択中の設定項目の識別子が切り替えられる(S34)。画面D21〜D23の表示中においては、識別子が切り替えられることによりそれぞれ画面D24〜D26が表示される。一方、画面D21〜D23の表示中にエンターボタンEが押されると(S35:Yes)、実施形態1で説明したステップS05に移行する。そして、その後の自動設定においては、設定項目リストD21上で識別子が[Yes]とされた設定項目についてのみ設定データの設定が行われる。
また、本実施形態の他の構成として、設定部9が、設定項目を1つずつ順次表示する項目順次表示部として表示部7を使用し、表示された設定項目の設定データをデータ保存部3に設定するか否かを選択するように操作される項目順次選択部として入力部6を使用する構成としてもよい。この構成では、設定部9は、入力部6によって設定データを設定するように選択された設定項目について、次の設定項目を表示部7に表示する前にデータ保存部3への設定データの設定を行う。すなわち、メモリカード10に保存された設定データの内容を各設定項目ごとに1つずつ、設定するか否かが質問される対話形式で設定することができる。
以下に、この構成を採用した監視装置の動作について図19,20を参照して説明する。
設定部9は、メモリカード10内の設定ファイルの存在を検出すると(S04:Yes)、1つの設定項目を示す設定選択画面D30を表示部7に表示する(S36)。そして、ここでエンターボタンEが押されると(S37:Yes)、表示中の設定項目について設定データの設定が実行され(S39)、同設定項目について設定が完了した旨を示す画面D31を表示する。なお、設定選択画面の表示中にキャンセルボタンCが押されると、表示中の設定項目についての設定を行わず、同設定項目についての設定をキャンセルした旨を示す画面(設定選択画面D32の場合はD34)を表示する(S40)。その後、エンターボタンEが押されると(S41:Yes)、全ての設定項目について設定選択画面の表示が終了しているか否かを判断し(S42)、全ての設定項目について表示が終了していなければ(S42:No)、次の設定項目を示す設定選択画面D32に切り替えて(S43)、ステップS37に移行する。そして、上述した処理が全ての設定項目について完了すると(S42:Yes)、全設定項目完了画面D39を表示する(S44)。
また、図21に示すように、各設定項目を示す設定選択画面D41の表示中に、カーソルボタンU,Dの押操作に従って、表示中の設定項目について装置本体1に既に設定されている設定データを示す画面D42、およびメモリカード10内の設定ファイルに記述されている設定データを示す画面D43を表示する構成としてもよい。この構成では、各設定項目ごとに、設定されている設定データおよび設定しようとしている設定データを確認しながら、設定を行うか否かを決定していくことができるから、必要な設定データのみを設定し直すことにより無駄な設定作業は省くことができ、設定作業の効率がより向上する。その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
(実施形態3)
本実施形態の監視装置は、設定部9がデータ保存部3に設定データを設定するより前に、既に装置本体1のデータ保存部3に設定されている設定データがあった場合に、データ保存部3から設定データを読み出して、設定項目と共に設定用フォーマットの設定ファイルとして保存する点が実施形態1の監視装置とは相違する。
具体的な構成としては、設定部9は、データ保存部3に設定データを設定する前に、データ保存部3に既に設定されている設定データを設定項目と共に読み出し、設定用フォーマットの設定ファイルとして、メモリカードインタフェース8に装着されたメモリカード10の空き領域に保存する外部バックアップ部としての機能を有する。これにより、設定部9による装置本体1への設定以前に装置本体1に設定されていた設定データのバックアップをとることができる。
この構成では、図22に示すように、設定部9は、データ保存部3に設定データを設定する(S06)前に、装置本体1のデータ保存部3から設定データおよび設定項目を読み出し(S50)、読み出した設定データおよび設定項目からバックアップファイルとして設定用フォーマットの設定ファイルを作成する(S51)。そして、作成したバックアップファイルをメモリカード10に保存する(S52)。
また、装置本体1のデータ保存部3が、設定データが設定される領域とは別に、バックアップファイルの保存用にバックアップ領域を持っている場合には、本実施形態の他の構成として、設定部9に対して、上述のように作成したバックアップファイル(設定ファイル)をデータ保存部3のバックアップ領域に記憶する内部バックアップ部としての機能と、バックアップ領域に保存された設定ファイルから設定データを抽出して設定領域に設定するバックアップデータ設定部としての機能とを付加してもよい。
この構成では、図23に示すように、設定部9は、データ保存部3の設定領域に設定データを設定する(S06)前に、データ保存部3の設定領域から設定データおよび設定項目を読み出し(S53)、読み出した設定データおよび設定項目をバックアップファイルとしてデータ保存部3のバックアップ領域に書き込み保存する(S54)。なお、設定部9は、入力部6の操作に応じてバックアップ領域内の設定データを設定領域に設定する構成であることが望ましい。その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
(実施形態4)
本実施形態の監視装置は、設定部9が、入力部6の操作に応じてデータ保存部3に設定されている設定データを設定項目と共に読み出し、設定用フォーマットの設定ファイルとしてメモリカード10に記憶するファイルコピー部としての機能を有する点が実施形態1に記載の監視装置とは相違する。
これにより、装置本体1に設定されている設定データを入力部6の操作に応じてメモリカード10内にコピーすることができるので、メモリカード10内の設定ファイルをパソコン等で読み出すことにより、全ての設定項目についての設定データを一括してパソコン等の画面に一括表示することができる。このように全ての設定項目を一括して表示すると、監視装置の表示部7に各設定項目をスクロールさせながら各設定データを確認する場合に比べて、監視装置に設定されている設定データの確認が容易になるという利点がある。また、ある装置本体1から読み出して設定部9によりメモリカード10に記憶した設定ファイルを用いれば、他の装置本体1に同じ設定データをコピーすることも容易になる。
本実施形態の監視装置の基本動作について図24を参照して説明する。
設定部9は、装置本体1に電源が投入されると、メモリカード10がメモリカードインタフェース8に装着されているか否かを検知し(S01)、メモリカード10が装着されていると判断すれば(S02:Yes)、データ保存部3から設定データの読み出しを開始させる特定の指示が入力部6からあったか否かを判断する(S60)。前記特定の指示があると(S60:Yes)、データ保存部3から設定データを設定項目と共に読み出し(S61)、設定データおよび設定項目に基づき設定用フォーマットの設定ファイルを作成して(S62)、作成した設定ファイルをメモリカード10に出力する(S63)。ステップ63においては、出力する設定ファイルに固有のファイル名も設定ファイルと共にメモリカード10に出力して記憶する。つまり、設定部9がファイル名付加部として機能する。なお、装置本体1のデータ保存部3に設定データが設定されていない場合にはステップS61において設定データを読み出すことができないので、設定部9は、データ保存部3に設定データが設定されていない場合に前記特定の指示が入力部6からあれば(S60:Yes)、設定データが未設定である旨を示す画面を表示部7に表示する構成とすることが望ましい。
また、ステップS63において設定ファイルと共にメモリカード10に出力するファイル名が、既にメモリカード10に記憶されている別の設定ファイルのファイル名と同じであった場合には、メモリカード10内に記憶された設定ファイルをファイル名で識別できない、あるいは、ステップS63において出力された設定ファイルが既にメモリカード10内に記憶されている別の設定ファイルに上書きされることにより前記別の設定ファイルが失われる、という不具合を生じる。そこで、本実施形態の設定部9には、メモリカード10に出力するファイル名と同じファイル名がメモリカード10に既に存在するか否かを判断するファイル名比較部としての機能と、同じファイル名が存在すると判断された場合に出力するファイル名に識別子を追加する識別子追加部としての機能と、識別子を追加したファイル名と同じファイル名が存在すると判断された場合に追加した識別子を変更する識別子変更部としての機能とを設けてある。
これにより、設定部9は、図25に示すように、入力部6から前記特定の指示があると(S60:Yes)、メモリカード10内を検索してメモリカード10内に存在するファイル名のリストを作成し(S64)、その後、メモリカード10に出力する設定ファイルに固有のファイル名(ここでは「setdata.txt」とする)を付加する(S65)。そして、出力する設定ファイルに付加されたファイル名と、リスト上のファイル名とを比較し、同じファイル名が存在するか否かを判断する(S66)。ここで、同じファイル名が存在すれば(S66:Yes)、出力する設定ファイルに付加されたファイル名に番号「01」を追加して「setdata01.txt」とする(S67)。それから、番号を追加したファイル名と、リスト上のファイル名とを比較し、同じファイル名が存在するか否かを判断する(S68)。ここで、同じのファイル名が存在すれば(S68:Yes)、ステップS67に移行し、先に付加した番号「01」を他の番号「02」に変更してファイル名を「setdata02.txt」とする。一方、出力する設定ファイルに付加されたファイル名と、リスト上のファイル名とで、同じファイル名が存在しなければ(S66:No、あるいはS68:No)、ステップS62に移行する。なお、ここではファイル名に追加する識別子を一連番号(01,02,03,…)としているが、これに限らずアルファベットやその他の文字を識別子として追加してもよい。
一方、設定部9に、表示部7を用いた入力部6の操作に従って任意のファイル名を作成するファイル名作成部としての機能と、作成したファイル名をステップ63において出力する設定ファイルと共に出力して記憶するファイル名記憶部としての機能とを設けてもよい。この構成では、設定部9は、図26に示すように入力部6から前記特定の指示があると(S60:Yes)、ファイル名を入力するためのファイル名設定メニューを起動する(S69)。そして、このファイル名設定メニューを用いてユーザが入力したファイル名を、ファイル名入力データとして取得する(S70)。その後、ステップS61に移行する。ただし、ステップS63においては、ファイル名入力データとして取得したファイル名を、設定ファイルと共にメモリカード10に出力する。すなわち、メモリカード10に出力する設定ファイルのファイル名を、入力部6の操作によりユーザが任意に設定できるから、たとえば装置本体1の設置場所などに応じてファイル名を区別することによって、メモリカード10内の設定ファイルの管理が容易になる。その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
本発明の実施形態1の構成を示すブロック図である。 同上に用いる設定ファイルを示す説明図である。 同上の基本動作を示すフローチャートである。 同上の他の構成を示すブロック図である。 同上の動作を示すフローチャートである。 同上の表示部の画面を示す説明図である。 同上の入力部を示す平面図である。 同上の表示部の動作を示すフローチャートである。 同上の他の動作を示すフローチャートである。 同上に用いるメモリカード内のディレクトリ構造を示す説明図である。 同上の表示部の他の動作を示すフローチャートである。 同上のさらに他の動作を示すフローチャートである。 同上のさらに他の動作を示すフローチャートである。 同上の表示部の画面を示す説明図である。 同上のさらに他の動作を示すフローチャートである。 同上のさらに他の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2の表示部の動作を示すフローチャートである。 同上の動作を示すフローチャートである。 同上の表示部の他の動作を示すフローチャートである。 同上の他の動作を示すフローチャートである。 同上の表示部のさらに他の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態3の動作を示すフローチャートである。 同上の他の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態4の基本動作を示すフローチャートである。 同上の動作を示すフローチャートである。 同上の他の動作を示すフローチャートである。 従来例を示すブロック図である。
符号の説明
1 装置本体
2 撮像部(撮像手段)
3 データ保存部(データ保存手段)
4 無線送信部(送信手段)
6 入力部
7 表示部
8 メモリカードインタフェース(インタフェース)
9 設定部
10 メモリカード

Claims (14)

  1. 監視エリアを撮像する撮像手段と、撮像手段で撮像された画像を他装置に送信する送信手段と、撮像手段および送信手段の動作に用いる設定データが複数の設定項目の各々について設定されるデータ保存手段とを備え、撮像手段および送信手段がデータ保存手段に設定されている設定データを用いて動作する装置本体を有し、装置本体には、全ての設定項目についての設定項目と設定データとの組み合わせが1つの設定ファイルとして所定の設定用フォーマットで記憶されたメモリカードを着脱可能なインタフェースと、インタフェースに接続されており、メモリカードから設定ファイルを読み出すとともに、読み出した設定ファイルから設定データを抽出してデータ保存手段に設定する設定手段とが設けられていることを特徴とする監視装置。
  2. 前記設定手段は、前記設定データを前記データ保存手段に設定する前に当該設定データがデータ保存手段に設定可能な形式か否かを判断し、設定可能な形式でなければ設定データに異常がある旨を通知する形式検査部を有することを特徴とする請求項1記載の監視装置。
  3. 前記メモリカード内の前記設定ファイルには固有のファイル名が付加されており、前記設定手段は、メモリカードに複数の設定ファイルが記憶されている場合に、メモリカード内の全ての設定ファイルをファイル名で一覧表示するファイル表示部と、表示された設定ファイルの中から設定ファイルを1つ選択するように操作されるファイル選択部とを有し、ファイル選択部で選択された設定ファイルから前記設定データを抽出して前記データ保存手段に設定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の監視装置。
  4. 前記設定手段は、前記設定データを前記データ保存手段に設定する前に全ての前記設定項目を一覧表示する項目一覧表示部と、表示された設定項目の中から所望の設定項目を選択するように操作される項目一覧選択部とを有し、項目一覧選択部で選択された設定項目について設定データをデータ保存手段に設定することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の監視装置。
  5. 前記設定手段は、前記設定データを前記データ保存手段に設定する前に前記設定項目を1つずつ順次表示する項目順次表示部と、表示された設定項目の設定データをデータ保存手段に設定するか否かを選択するように操作される項目順次選択部とを有し、項目順次選択部で設定データをデータ保存手段に設定するように選択されるごとに、当該設定データをデータ保存手段に設定することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の監視装置。
  6. 前記設定手段は、前記メモリカード内で階層構造を持つフォルダおよび当該フォルダ内に記憶された前記設定ファイルを1つずつ表示するフォルダ表示部と、フォルダ表示部に表示させるフォルダおよび設定ファイルを階層順に切り替えるように操作される階層選択部と、フォルダ表示部に表示させるフォルダおよび設定ファイルを同一階層内で切り替えるように操作される同層選択部と、フォルダ表示部に表示された設定ファイルから前記設定データを抽出するか否かを選択するように操作されるファイル決定部とを有し、ファイル決定部で設定データを抽出するように選択された設定ファイルから設定データを抽出して前記データ保存手段に設定することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の監視装置。
  7. 前記メモリカード内の前記設定ファイルには固有のファイル名が付加されており、前記設定手段は、メモリカードから設定ファイルに付加されているファイル名を読み出して設定データと共に前記データ保存手段に設定するファイル名設定部と、データ保存手段に設定されているファイル名を表示するファイル名表示部とを有することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の監視装置。
  8. 前記設定手段は、前記データ保存手段に前記設定データを設定する際にデータ保存手段に既に設定されている設定データがあれば、データ保存手段に設定されている設定データを前記設定項目と共に読み出し前記設定用フォーマットの前記設定ファイルとして前記メモリカードに記憶する外部バックアップ部を有することを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の監視装置。
  9. 前記データ保存手段には前記設定データが設定される設定領域とは別にバックアップ領域が設けられており、前記設定手段は、データ保存手段に設定データを保存する際にデータ保存手段に既に設定されている設定データがあれば、データ保存手段に設定されている設定データを前記設定項目と共に読み出し前記設定用フォーマットの前記設定ファイルとしてデータ保存手段のバックアップ領域に記憶する内部バックアップ部と、バックアップ領域に保存された設定ファイルにおける設定データを設定領域に設定するバックアップデータ設定部とを備えることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の監視装置。
  10. 前記設定手段は、前記メモリカードから読み出した前記設定ファイルについて前記データ保存手段への前記設定データの設定が完了した時点で、当該設定ファイルをメモリカード内から消去するファイル消去部を有することを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の監視装置。
  11. 前記メモリカードには前記撮像手段および前記送信手段の一時的な動作にのみ使用する特殊な前記設定ファイルが記憶されており、前記設定手段は、メモリカードから読み出した設定ファイルが前記特殊な設定ファイルであるか否かを識別するファイル識別部と、ファイル識別部で前記特殊な設定ファイルであると識別された場合に、撮像手段および送信手段の前記一時的な動作が完了した時点で、前記データ保存手段から設定データを消去するデータ消去部とを有することを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載の監視装置。
  12. 前記設定手段は、操作可能な入力部と、入力部の操作に応じて前記データ保存手段に設定されている前記設定データを前記設定項目と共に読み出し、前記設定用フォーマットの前記設定ファイルとして前記メモリカードに記憶するファイルコピー部とを有することを特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれか1項に記載の監視装置。
  13. 前記メモリカード内の前記設定ファイルには固有のファイル名が付加されており、前記設定手段は、前記ファイルコピー部が設定ファイルをメモリカードに記憶する際に設定ファイルと共にファイル名をメモリカードに記憶するファイル名付加部を有し、ファイル名付加部は、記憶するファイル名と同じファイル名がメモリカードに存在するか否かを判断するファイル名比較部と、同じファイル名が存在すると判断された場合に記憶するファイル名に識別子を追加する識別子追加部と、識別子を追加したファイル名と同じファイル名が存在すると判断された場合に追加した識別子を変更する識別子変更部とを有することを特徴とする請求項12記載の監視装置。
  14. 前記設定手段は、前記入力部の操作に従ってファイル名を作成するファイル名作成部と、前記ファイルコピー部が前記設定ファイルを前記メモリカードに記憶する際に、ファイル名作成部で作成したファイル名を設定ファイルと共にメモリカードに記憶するファイル名記憶部とを有することを特徴とする請求項12記載の監視装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009302621A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd 車載型映像記録装置
JP2013187725A (ja) * 2012-03-08 2013-09-19 Hitachi Ltd 監視カメラシステム及びその設定方法

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