JP2007172695A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007172695A
JP2007172695A JP2005366076A JP2005366076A JP2007172695A JP 2007172695 A JP2007172695 A JP 2007172695A JP 2005366076 A JP2005366076 A JP 2005366076A JP 2005366076 A JP2005366076 A JP 2005366076A JP 2007172695 A JP2007172695 A JP 2007172695A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
optical disk
error
disk
recording error
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005366076A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Umebayashi
功一 梅林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2005366076A priority Critical patent/JP2007172695A/ja
Publication of JP2007172695A publication Critical patent/JP2007172695A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Abstract

【課題】追記可能な光ディスクへのデータ記録時の記録エラーの発生を未然に防ぐことのできる光ディスク装置を提供する。
【解決手段】光ディスク装置で記録エラーが発生した場合、記録エラーログとしてディスクIDと記録エラー履歴を光ディスク装置内部の不揮発性メモリに記録し(ステップ212)、次回以降追記可能光ディスクに記録を開始する際に、記録を開始する光ディスクのディスクIDと不揮発性メモリ内の記録エラーログ中のディスクIDとを比較して(ステップ203)、一致した場合は、記録エラーログ中の記録エラー履歴の記録エラー条件に基づいて記録倍速を制限して(ステップ205)光ディスクに記録する(ステップ206)。光ディスクへの記録を行う場合に事前に過去の記録エラー履歴を参照するので、記録エラーを回避することが可能となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、追記可能な光ディスクへのデータ記録時の記録エラーの発生を未然に防ぐことのできる光ディスク装置に関する。
光ディスク装置の普及に伴ってDVD(Digital Versatile Disc)−R、DVD+R、DVD−R DL(Dual Layer)、DVD+R DL等様々な追記可能な光ディスクが製品化されている。光ディスク市場が大きくなるに従って光ディスクの低価格化も進んでおり海外製の粗悪ディスクも増えている。粗悪ディスクは、ディスク成型時にディスク上に大きな部分面ぶれ、部分偏芯などを持つものもある。光ディスク装置では、光ディスクにフォーカス、トラッキングサーボを施して光ディスク上にデータを記録するものである。よって光ディスク上に大きな部分面ぶれ、部分偏芯などが存在する場合は、フォーカストラッキングサーボが外れて記録エラーが発生して記録が停止してしまう恐れがある。また追記可能ディスクで記録エラーが発生した場合そのディスクが使えなくなるというユーザにとって物質的、時間的な損失が大きいという問題点を有していた。部分面ぶれ、部分偏芯は記録倍速が低い場合は問題になりにくいが記録倍速が上がると問題になってくる。
情報を記録する光ディスク装置の回転制御は、一般的には光ディスクを線速度一定で回転制御するCLV(Constant Linear Velocity:線速度一定)方式が用いられる。CLV方式では、光ディスクは単位時間に光ピックアップ上を通過するトラックの長さが一定になるように回転速度が制御されるので、光ディスクの内周に情報を記録するときは回転速度が速く、記録位置が光ディスクの外周に行くに従って回転速度が遅くなる。DVDの標準線速度(1倍速)は、3.49m/sと規格書で定められている。光ディスクの高速記録を実現するために記録時の線速度を標準線速度の2倍(3.49m/s×2=6.98m/s)とした2倍速、さらに線速度を標準線速度の4倍にした4倍速、6倍にした6倍速、8倍にした8倍速とした高速記録対応の光ディスク装置が開発されている。このように記録線速度を上げることで記録時間を短縮することが可能となってきた。またノートパソコンで使用されるような薄型光ディスク装置は、ディスクを回転するスピンドルモータの回転数の制約から最内周の回転数は、線速度で2倍速が限界である。
このように薄型光ディスク装置では、内周の回転数は制限されるが、できるだけ記録時間を短くするために記録時にZCLV(Zone CLV)という回転制御が用いられる。ZCLVでは、同一ディスク内を複数のCLV領域に分ける、つまり複数の記録倍速で記録を行う方式である。薄型光ディスク装置では、内周の回転数は制限されるがZCLV方式を採用することで記録倍速を上げることが可能となった。
薄型光ディスク装置の追記可能光ディスクの記録用に採用されているZCLV方式について説明する。例えば追記可能光ディスクであるDVD−Rディスクを薄型光ディスク装置で全面記録した場合のディスク半径位置と回転数の関係を図5に示す。薄型光ディスク装置では、回転数の限界が5000rpm程度である。よってディスク内周は、2倍速で記録を開始して、5000rpm以下で4倍速の線速度となる半径値で、一旦記録が停止され、再び4倍速で記録を開始する。以下同様に6倍速、8倍速と外周に行く従って段階的に記録倍速を上げることが可能となることがこの図から分かる。
図5のように2倍速、4倍速、6倍速、8倍速と記録倍速が上がっていた場合の記録所用時間はおよそ11分6秒、次に2倍速、4倍速、6倍速と記録倍速が上がった場合の記録所用時間は11分26秒と8倍速まで記録倍速が上がった場合との差はわずかに20秒である。これはもともと8倍速記録が実行される領域が少なかったためである。次に記録倍速が2倍速、4倍速のみの場合は、記録所用時間は14分25秒と8倍速まで記録倍速が上がった場合と比較して3分程度記録時間が延びる。次に全面2倍速記録した場合の記録所用時間は27分46秒と8倍速まで記録倍速が上がった場合と比較して13分程度記録時間が延びる。
このように記録倍速が上がるほど記録時間が短縮できることが分かる。ただし記録倍速が上がるほど記録エラーの確率はアップする。ユーザから見ると記録エラーが発生することも困るが、記録倍速が高い方が、記録時間が短時間となり、ユーザメリットがあるとの理由から前記のようなZCLVという方法が盛んに用いられている。よってZCLV方式により記録倍速を上げた状態で記録エラーが発生しないことが光ディスク装置の信頼性の目安になる。
よって従来の光ディスク装置では、光ディスク装置の開発段階で書き込み試験を行い部分面ぶれ、部分偏芯などが存在して記録エラーが発生する光ディスクについては、記録倍速変更時にサーボ状態を確認して高倍速記録が不可と判断された場合は記録倍速を制限して記録エラーにならないように記録を行う特許文献1のような方法が提案されている。
特開2002−373419号公報
特許文献1のような方法では、光ディスク装置の開発段階で確認されたディスクとユーザが使用するディスクが同一の特性であれば記録時の記録エラー防止に効果がある。しかし、ここで問題になるのは、ディスクIDは変わってないのにディスクの記録膜特性、ディスクの成型条件を変えた光ディスクが存在することである。ここでディスクIDとは、光ディスクメーカ、光ディスクの対応記録倍速、光ディスクメーカ品番等を識別するための情報であり、その光ディスクにおいて、データを記録可能な領域の内側に存在する、リードインと呼ばれる領域に識別情報として記録されている。このような光ディスクの変更は、特に海外製ディスクでは頻繁に行われている。ディスクの成型条件が変わればディスクの部分面ぶれ、部分偏芯の大きさは異なってくる。よって、光ディスク装置の開発段階で、記録エラーが発生しないことが確認されたディスクIDを持つ追記可能光ディスクであってもユーザが購入した時には成型条件が異なっていることがあり、部分面ぶれ、部分偏芯量のために記録エラーが発生することがあるという問題点を有している。
本発明は、このような従来の技術の課題を解決し、追記可能な光ディスクへのデータ記録時の記録エラーの発生を未然に防ぐことのできる光ディスク装置を提供することを目的とする。
本発明は、追記可能光ディスクに記録する光ディスク装置で記録エラーが発生した場合、記録エラーログとしてディスクIDと記録エラー履歴を不揮発性メモリに記録し、次回以降追記可能光ディスクに記録を開始する際に、記録を開始する光ディスクのディスクIDと不揮発性メモリ内の記録エラーログ中のディスクIDとを比較して、一致した場合は、記録エラーログ中の記録エラー履歴の記録エラー条件に基づいて記録倍速を制限して光ディスクに記録することを主要な特徴とする。
本発明の光ディスク装置は、光ディスクへの記録を行う場合に事前に過去の記録エラー履歴を参照するので、過去に記録エラーが発生していることが分かれば記録倍速を制限して記録することにより次回以降の記録時の記録エラーを回避することが可能となる。
本発明は、追記可能な光ディスクへのデータ記録時の記録エラーの発生を未然に防ぐことのできる光ディスク装置を提供するという目的を、追記可能光ディスクに記録する光ディスク装置で記録エラーが発生した場合、記録エラーログとしてディスクIDと記録エラー履歴を不揮発性メモリに記録し、次回以降追記可能光ディスクに記録を開始する際に、記録を開始する光ディスクのディスクIDと不揮発性メモリ内の記録エラーログ中のディスクIDとを比較して、一致した場合は、記録エラーログ中の記録エラー履歴の記録エラー条件に基づいて記録倍速を制限して光ディスクに記録することにより実現した。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、追記可能光ディスクを記録する光ディスク装置であって、光ディスク装置で記録エラーが発生した場合、記録エラーログとしてディスクIDと記録エラー履歴を光ディスク装置内部の不揮発性メモリに記録する記録エラー記録手段と、次回以降追記可能光ディスクに記録を開始する際に、記録を開始する光ディスクのディスクIDと不揮発性メモリ内の記録エラーログ中のディスクIDとを比較して、一致した場合は、記録エラーログ中の記録エラー履歴の記録エラー条件に基づいて記録倍速を制限して光ディスクに記録する記録倍速制限設定手段と、を備えたものである。
この第1の発明においては、光ディスク装置で記録エラーが発生した場合、記録エラーログとしてディスクIDと記録エラー履歴を光ディスク装置内部の不揮発性メモリに記録する。次回以降追記可能光ディスクに記録を開始する際には、記録倍数制限設定手段を用いて、記録を開始するディスクのディスクIDと前記光ディスク装置内部の不揮発性メモリ内の記録エラーログ中のディスクIDを比較して一致した場合は、エラーログ中の記録エラー履歴の記録エラー条件に基づいて記録倍速を制限して光ディスクに記録する。これにより、過去に記録エラーが発生していることが分かれば記録倍速を制限して記録することにより事前に記録エラーを回避することが可能となる。
上記課題を解決するためになされた第2の発明は、第1の発明において、記録エラーログとして記録するディスクIDを、光ディスク装置のプログラムが有するディスクストラテジテーブル番号としたものであり、これにより、新規にディスクを特定するための情報を追加する必要がなく、光ディスク装置のプログラム容量の増加を防ぐことができる。
上記課題を解決するためになされた第3の発明は、第1の発明において、記録エラー記録手段は、記録エラーログとして記録する記録エラー履歴に、記録エラーが発生した物理アドレスを記録する機能を備えたものであり、このように記録倍速を記録エラー履歴として保存しておくことで、できるだけ記録倍速を落とす領域を狭くすること、つまり記録時間をできるだけ短くすることが可能となる。
上記課題を解決するためになされた第4の発明は、第1の発明において、記録エラー記録手段は、記録エラーログとして記録する記録エラー履歴に、記録エラー発生回数を記録する機能を備えたものであり、このように記録を行うことで例えば、n回(nは、1以上の自然数)までの記録エラーでは記録倍速制限を実施しないというような使い方が可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態における光ディスク装置を示すブロック図、図2は本発明の実施の形態の光ディスク装置の記録倍速制限のアルゴリズムを示すフローチャート、図3は本発明の実施の形態における登録記録エラー情報のフォーマットを示す図、図4は本発明の実施の形態における粗悪ディスク記録時の記録倍速変化を示す図である。
図1において、光ディスク装置は、光ディスク10に対してデータの記録再生を行う光ヘッド11と、光ヘッド11で受光した微弱信号を増幅するヘッドアンプ12と、ヘッドアンプ12で増幅された信号を所定の形式となるように加工するRF再生回路13と、入力された信号の2値化、復号処理を行う光ディスクコントローラ14と、光ディスクコントローラ14の出力信号を、インターフェース15を介して入力し、所定の処理を行うホストPC(Personal Computer)16と、光ディスクコントローラ14における処理を制御するマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)17およびメモリ18と、光ディスクコントローラ14でエンコードされたデータに基づいてスピンドルモータ(図示せず)を制御するレーザドライバ19とを備えている。
次に、ディスクに情報の記録を行う場合、および情報を再生する場合の信号の流れについて説明を行う。
まずはディスク情報の再生であるが、データが記録された光ディスク10は、スピンドルモータ(図示せず)で回転駆動され、光ヘッド11の出力する再生レーザ光は、フォーカスサーボ、トラッキングサーボ、トラバースサーボ(いずれも図示せず)によって光ディスク10上のデータが記録されている面に照射される。その反射光を光ヘッド11上の受光素子で受光し、光の強弱に応じた電気信号を出力し、ヘッドアンプ12でその電気信号を増幅する。その電気信号は、RF再生回路13でオートゲインコントロール、群遅延補正、イコライザ等の信号加工が行われ、光ディスクコントローラ14に出力される。光ディスクコントローラ14では入力された再生信号の2値化、復号処理が行われ、インターフェース15を通じて、ホストPC16に再生データとして出力される。ここで光ディスク10に含まれるディスクID情報を読み取り、光ディスクの種類とメーカ特定もできる。
次に記録時の信号の流れについて説明を行う。ホストPC16から記録データがインターフェース15を介して光ディスクコントローラ14に送られる。光ディスクコントローラ14では、送られてきたデータがエンコード処理される。光ディスクエンコード処理されたデータは、レーザドライバ19を制御し、スピンドルモータ(図示せず)で回転駆動され、フォーカスサーボ、トラッキングサーボ、トラバースサーボ(いずれも図示せず)によって光ディスク10上の記録面に照射され、光ディスク10上に記録マークの記録を行う。
以上の動作は、メモリ18に格納されているプログラムをマイコン17がステップ実行することで実現できる。
以上が本実施の形態の光ディスク装置の基本構成である。
次に本実施の形態の光ディスク装置の記録倍速制限のアルゴリズムを、図2のフローチャートを用いて説明する。
本実施の形態の光ディスク装置上に光ディスクが装着されると、ステップ201の起動処理では、光ディスクが装着されてから光ディスクが起動する処理が行われる。この起動処理は前述した光ディスク再生の処理である。ステップ202のディスクID情報取得は、ディスク上のID情報を読み取る処理であり、本実施の形態のポイントになる部分である。ステップ203のエラーログ判定手段では、ステップ202のディスクID情報取得で取得したディスクIDと光ディスク装置の不揮発メモリ中に記録エラーログとして記録されているディスクIDの中で一致するものがあるかを判断する。ステップ203のエラーログ判定手段で取得したディスクIDと光ディスク装置の不揮発メモリ中に存在するエラーログが一致すると判断された場合は、ステップ204の登録情報リードでは、エラーログの記録エラー登録情報を読み取る。エラーログ登録情報としては、例えば図3に示されるようなものである。
なお、本実施の形態の光ディスク装置に必要な不揮発性メモリは、1光ディスクについて最低3バイトであり、例えば光ディスク装置の工程調整等で不揮発性メモリを有する場合は、そのメモリの余りを利用すれば、本実施の形態の光ディスク装置の機能を利用することが可能であり、不揮発性メモリを新規に光ディスク装置に付加する必要はない。また記録エラー発生PBAまで記録することにより、記録エラー発生PBA直前で一旦記録を停止して、記録倍速を落とすことができ、記録倍速低下による記録時間の増大を抑えることができる。
図3のエラーログ情報について説明を行う。エラーログ情報とは、ディスク種別、ディスクID、記録エラー発生倍速、記録エラー発生PBA等を記録するための設定情報形式である。ディスク種別は、DVD−R、DVD+R、DVD−R DL、DVD+R DL等のどのディスクであるかを区別する識別情報である。例えばDVD−Rなら01h(16進数)、DVD+Rなら02h(16進数)というような識別情報である。光ディスク装置のプログラムの中には、ディスクIDごとにディスクストラテジテーブル情報が入っている。ディスクストラテジテーブル情報とは、記録を行うパルス幅をON/OFFするタイミングを記述した情報であり、光ディスク装置開発段階にディスクIDごとに最適記録が行えるように微調整されている。記録エラー発生倍速は記録エラーが発生した記録倍速のことであり、例えば4倍速記録中にエラーが発生した場合は04hが記録される。記録エラー発生PBAは、記録エラーが発生したPBA(物理アドレス)を3バイトで記録することができる。例えばPBA182000hで記録エラーが発生した場合は、18h、20h、00hが記録される。このように、記録エラーログとして記録するディスクIDを、光ディスク装置のプログラムが有するディスクストラテジテーブル情報とすることで新規にディスクを特定するための情報を追加する必要がなく、光ディスク装置のプログラム容量の増加を防ぐことができる。
なお、記録エラーログとして、記録する記録エラー履歴に記録エラーが発生した物理アドレスを記録しておくことで、例えば次のような使い方が可能である。ある光ディスクの記録中にPBA182000hで記録エラーが発生した場合、次回の記録からは、6倍速記録開始PBA100000h以降は、4倍速記録に制限されるが、記録エラー発生PBA情報を利用すれば182000h−1000h=181000hまで6倍速記録を行い、181000hで4倍速に記録倍速を落として記録を再開するような記録方法が可能である。これにより、できるだけ記録倍速を落とす領域を狭くすること、つまり記録時間をできるだけ短くすることが可能である。
図2に戻って、ステップ205の記録倍速制限では、ステップ204の登録情報を元に光ディスク装置の記録倍速制限を行う。ステップ206の記録動作では、光ディスク装置へ送られてきたデータの光ディスクへの記録が1000hセクタ単位で行われる。ステップ207のZONE切り替えでは、これから記録する物理アドレスがZONE切り替えアドレスに該当するかを確認する。ZONE切り替えアドレスとしては、物理アドレスが50000h以降を4倍速、100000h以降を6倍速、200000h以降を8倍速というように決めても良い。これから記録する物理アドレスがZONE切り替えアドレスでない場合は、ステップ211の記録エラー発生で記録エラーが発生したかどうかを確認する。これから記録する物理アドレスがZONE切り替えアドレスの場合は、ステップ208の倍速制限では、これから倍速UPする倍速が倍速制限されている倍速かどうかを確認する。倍速制限対象でない場合は、ステップ209の記録中断で、記録を一時中断して、ステップ210の記録倍速UPで記録倍速を1段階UPして、記録を再開し、ステップ211で記録エラーが発生したかどうかを確認する。ZONE切り替えアドレスで無い場合は、ステップ211で記録エラーが発生したかどうかを確認する。ステップ211で記録がエラー発生したと判定された場合は、ステップ212の記録エラーログの記録で、図3のように記録エラー情報を不揮発性メモリに記録する。ステップ211で記録エラーが発生していないと判断された場合は、ステップ213で記録するデータが残っているかを判定する。記録するデータがあると判断された場合は、ステップ206で次のデータの記録を行う。以後、このシーケンスを繰り返し記録するデータが無いと判断されると記録完了する。
上記において、記録エラーログとして、記録する記録エラー履歴に記録エラー発生回数を記録する構成とすることができる。このように記録を行うことで例えば、n回(nは、1以上の自然数)までの記録エラーでは記録倍速制限を実施しないというような使い方が可能である。
本実施の形態の光ディスク装置で、実際に粗悪ディスクに対してデータを記録した時の記録倍速変化(1回目と2回目)を図4に示す。図4(a)は1回目記録を示し、(b)は2回目記録を示している。
図4(a)の1回目記録では、8倍速記録領域において、データの記録が記録エリアの最外周に到達する前に停止していることが分かる。すなわち8倍速記録領域において記録エラーが発生している。図4(b)の2回目記録では、8倍速記録が制限されて、8倍速領域は6倍速で記録が行われ、データの記録が記録エリアの最外周に到達していることが分かる。つまり記録エラーが発生せずに記録が正常に終了している。本実施の形態の光ディスク装置を使用することで粗悪ディスクを記録した場合も2回目以降は、記録エラーが発生せずに安定した記録が可能であることが分かる。
本発明は、追記可能な光ディスクへのデータ記録時の記録エラーの発生を未然に防ぐことのできる光ディスク装置として、DVD−R、DVD+R、DVD−R DL、DVD+R DL等の追記可能な光ディスクの記録に用いることができる。
本発明の実施の形態における光ディスク装置のブロック図 本発明の実施の形態の光ディスク装置の記録倍速制限のアルゴリズムを示すフローチャート 本発明の実施の形態における登録記録エラー情報のフォーマットを示す図 本発明の実施の形態における粗悪ディスク記録時の記録倍速変化を示す図 DVD−Rディスクを薄型光ディスク装置で全面記録した場合のディスク半径位置と回転数の関係を示す図
符号の説明
10 光ディスク
11 光ヘッド
12 ヘッドアンプ
13 RF再生回路
14 光ディスクコントローラ
15 インターフェース
16 ホストPC
17 マイコン
18 メモリ
19 レーザドライバ

Claims (4)

  1. 追記可能光ディスクを記録する光ディスク装置であって、前記光ディスク装置で記録エラーが発生した場合、記録エラーログとしてディスクIDと記録エラー履歴を光ディスク装置内部の不揮発性メモリに記録する記録エラー記録手段と、次回以降追記可能光ディスクに記録を開始する際に、記録を開始する光ディスクのディスクIDと前記不揮発性メモリ内の記録エラーログ中のディスクIDとを比較して、一致した場合は、前記記録エラーログ中の記録エラー履歴の記録エラー条件に基づいて記録倍速を制限して前記光ディスクに記録する記録倍速制限設定手段と、を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記記録エラーログとして記録するディスクIDは、光ディスク装置のプログラムが有するディスクストラテジテーブル番号であることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 前記記録エラー記録手段は、前記記録エラーログとして記録する記録エラー履歴に、記録エラーが発生した物理アドレスを記録する機能を備えていることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  4. 前記記録エラー記録手段は、前記記録エラーログとして記録する記録エラー履歴に、記録エラー発生回数を記録する機能を備えていることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
JP2005366076A 2005-12-20 2005-12-20 光ディスク装置 Pending JP2007172695A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005366076A JP2007172695A (ja) 2005-12-20 2005-12-20 光ディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005366076A JP2007172695A (ja) 2005-12-20 2005-12-20 光ディスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007172695A true JP2007172695A (ja) 2007-07-05

Family

ID=38299069

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005366076A Pending JP2007172695A (ja) 2005-12-20 2005-12-20 光ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007172695A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2014488A1 (en) 2007-06-15 2009-01-14 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Pneumatic tire
CN111162956A (zh) * 2018-11-08 2020-05-15 优信数享(北京)信息技术有限公司 一种日志记录方法及装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2014488A1 (en) 2007-06-15 2009-01-14 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Pneumatic tire
CN111162956A (zh) * 2018-11-08 2020-05-15 优信数享(北京)信息技术有限公司 一种日志记录方法及装置
CN111162956B (zh) * 2018-11-08 2021-07-30 优信数享(北京)信息技术有限公司 一种日志记录方法及装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100255191B1 (ko) 광 디스크 재생장치에서 종류 검출을 위한 디스크와그 종류 검출방법
WO2003067581A1 (fr) Support d'information et appareil d'enregistrement/ reproduction d'informations
EP1544725B1 (en) Recording apparatus and recording method
US8391113B2 (en) Optical disc for tuple-speed recording and optical disc device for tuple-speed recording
US6212141B1 (en) Information recording apparatus and method
JP2005092964A (ja) 光ディスク装置及びその制御方法
KR100419159B1 (ko) 서보 제어 장치, 서보 제어 방법 및 정보 재생 장치
JP2007172695A (ja) 光ディスク装置
KR100518562B1 (ko) 데이터 기록 장치 및 그 방법과 데이터 재생 장치 및 그방법
JP4702229B2 (ja) データ記録再生装置及びデータ記録再生方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP2002358642A (ja) 光ディスクドライブ装置及びその記録用ソフトウェア
JP4029964B2 (ja) 情報記録制御プログラム及び記録媒体、並びに情報記録装置
US8576682B2 (en) Method and apparatus for preventing data reproducibility
JP4950333B2 (ja) 光ディスクドライブにおけるパワー較正
JP3563056B2 (ja) リンキング損失領域にデータを上書きする方法
JP2006313600A (ja) 記録方法、プログラム及び記録媒体、並びに情報記録装置
US7961567B2 (en) Optical disk apparatus
KR20100017674A (ko) 광 드라이브의 디스크 기동 시간
KR100599389B1 (ko) 기록된 dvd-r/rw 디스크의 인식 성능 개선 방법
US7660215B2 (en) Method and apparatus for writing data to optical disc
JP2004158173A (ja) 光学情報の記録方法及び記録装置
JP2006244670A (ja) 情報記録装置
JP2004310911A (ja) 情報記録再生装置
JP2002197838A (ja) 光ディスク装置、光ディスク装置の制御方法及び光ディスク装置のプログラム
JP2005222676A (ja) 記録方法、プログラム及び記録媒体、並びに光ディスク装置