JP2007172244A - コンテンツ管理システム、コンテンツ記録再生装置、関連情報取得用プログラム、及び、関連情報取得装置 - Google Patents

コンテンツ管理システム、コンテンツ記録再生装置、関連情報取得用プログラム、及び、関連情報取得装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、コンテンツの記録された記録媒体と異なる記録場所で記録された関連情報を、コンテンツが複製された記録媒体に対して取得することができるコンテンツ管理システムを提供することを目的とする。
【解決手段】 オーディオ機器1で記録媒体10に記録されたコンテンツが半導体メモリ装置2に転送される際、転送されるコンテンツに対するTOCキーも半導体メモリ装置2に記録される。そして、CDDB4と通信接続可能な関連情報取得装置3に半導体メモリ装置2が設置されると、半導体メモリ装置2内の関連情報のないコンテンツのTOCキーに基づいて、CDDB4が検索され、関連情報の取得が成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、記録媒体に記録されたコンテンツの関連情報を記録媒体と異なる記録場所で管理するコンテンツ管理システムに関する。又、本発明は、このコンテンツ管理システムにおいて使用されるコンテンツ記録再生装置、関連情報取得用プログラム、及び、関連情報取得装置に関する。
近年、映画や音楽などのアナログ情報によるコンテンツをデジタル情報化して記録又は再生する技術が開発され、多様化されている。このような、デジタル情報化されたコンテンツが記録される記録媒体として、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)などの光ディスクや、MD(Mini Disk)などの光磁気ディスクだけでなく、データ圧縮技術や記録媒体の記録容量の増大化が進んだことにより、半導体メモリ装置や半導体メモリカードが使用されている。
最近の携帯型の記録再生装置の開発、及び、小型化が可能であるという利便性により、半導体メモリカードが挿入される記録再生装置や半導体メモリ装置の普及が進んでいる。この半導体メモリ装置や半導体メモリカードには、パーソナルコンピュータ(PC)で処理されるファイルとして音楽コンテンツなどを記録することができる。更に、半導体メモリ装置や半導体メモリカードを一つの記録媒体としてみなし、その記録及び再生が可能であるとともに、半導体メモリ装置及び半導体メモリカード以外の光ディスクや光磁気ディスクなどの記録及び再生を行うことのできるコンテンツ記録再生装置が実用化されつつある。
又、PCにおいて使用されるCD再生用アプリケーションプログラムにおいては、PCの備えるCDドライブ装置に挿入された音楽CDに格納された楽曲に対する歌手名や曲名といった音楽コンテンツの関連情報が要求される。しかしながら、CDには、曲数や曲のアドレス位置を示すTOC(Table Of Contents)情報が格納されているが、音楽コンテンツの関連情報は格納されていない。又、CDそのものを特定するための、ISRC(International Standard Recording Code)コードやUPC(Universal Product Code)コードが格納されている。
そこで、CDに格納されたTOC情報、ISRCコード、及びUPCコードを組み合わせたコード(以下、この組み合わせたコードを「TOCキー」と呼ぶ)と音楽コンテンツの関連情報とを対応させたデータベースであるCDデータベース(CDDB)が利用される。即ち、PCがインターネットを介してCDDBを参照することで、現在再生している音楽コンテンツのTOC情報と、CDのISRCコード及びUPCコードとに応じた関連情報を検索して取得する。そして、PCが、CDDBより取得した関連情報より、再生している音楽コンテンツとなる楽曲の歌手名や曲名を認識し、表示させる。
このCDDBを含む複数種類の外部のデータベースと通信を行うことで、音楽コンテンツの関連情報の検索を行う媒体情報検索装置及び媒体情報検索方法が提案されている(特許文献1参照)。この媒体情報検索装置及び媒体情報検索方法では、TOC情報によるCDDBの検索を行ったときに、音楽コンテンツの関連情報の検索が不可能である場合や、複数の音楽コンテンツの関連情報が検索された場合、ISRCコードのなどの著作権情報を用いて、音楽会社や販売会社のホームページデータを有するデータベースを検索することで、音楽コンテンツの関連情報を正確に取得している。
特開2005−122863号公報
特許文献1のような媒体情報検索装置を使用した場合、コンテンツの記録又は再生を行うときに、このコンテンツが記録された記録媒体のサブコードやTOC情報などから、コンテンツの関連情報を取得することができる。しかしながら、このような機能を実現するためには、従来のコンテンツ記録再生装置に対して、CDDBを含む外部のデータベースと通信接続するために、インターネットに接続するためのインターフェースを追加する必要がある。又、従来は、光ディスクや光磁気ディスクにおけるコンテンツを半導体メモリ装置や半導体メモリカードのような他の記録媒体に記録することのできるコンテンツ記録再生装置において、特許文献1のような機能を備えていない。そのため、他の記録媒体に記録する場合、ユーザがコンテンツ記録再生装置を操作することで、コンテンツの関連情報が他の記録媒体に格納されるように、関連情報を直接入力する必要があった。
このような問題を鑑みて、本発明は、コンテンツの記録された記録媒体と異なる記録場所で記録された関連情報を、コンテンツが複製された記録媒体に対して取得することができるコンテンツ管理システムを提供することを目的とする。又、本発明は、コンテンツの記録された記録媒体から別の記録媒体へコンテンツの複製を行うとともに、コンテンツが複製された記録媒体を、記録媒体と異なる記録場所で記録された関連情報を取得することができるように加工するコンテンツ記録再生装置を提供することを別の目的とする。又、本発明は、コンテンツの記録された記録媒体と異なる記録場所で記録された関連情報を、コンテンツが複製された記録媒体に対して取得する関連情報取得用プログラム及び関連情報取得装置を提供することを別の目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のコンテンツ管理システムは、コンテンツの書き込み及び読み出しが行われる半導体メモリと、複数の前記コンテンツを記録する記録媒体を再生するとともに前記半導体メモリに対して前記コンテンツの記録を行うコンテンツ記録再生装置と、前記コンテンツに関連する関連情報を管理するデータベースと、前記半導体メモリに記録された前記コンテンツを確認し、確認した前記コンテンツに対応した前記関連情報を前記データベースより取得して前記半導体メモリに記録させる関連情報取得装置と、を備え、前記記録媒体が、前記記録媒体自身を特定する記録媒体特定情報と、前記記録媒体が記録しているコンテンツそれぞれを特定するコンテンツ特定情報と、を備え、前記コンテンツ記録再生装置において、前記記録媒体に記録された前記コンテンツを前記半導体メモリに転送して記録するとき、前記半導体メモリに転送する前記コンテンツのコンテンツ特定情報と前記記録媒体特定情報とを組み合わせた特定情報を、前記コンテンツを指定するインデックス情報として、前記コンテンツとともに前記半導体メモリに記録し、前記関連情報取得装置が、前記半導体メモリに記録された前記インデックス情報に基づいて前記関連情報を前記データベースから取得して、前記半導体メモリに記録することを特徴とする。
このようなコンテンツ管理システムにおいて、前記半導体メモリが、前記コンテンツを記録するデータ領域と、前記データ領域に記録された前記コンテンツそれぞれの記録位置とファイル名とを記録したインデックス領域と、を備え、前記コンテンツ記録再生装置及び前記関連情報取得装置それぞれが、前記インデックス領域に従った共通のファイルシステムによって、前記半導体メモリに対する処理動作を行う。このとき、この共通のファイルシステムとして、FAT管理型の管理方式が用いられるものとしても構わない。
前記コンテンツ記録再生装置において、前記記録媒体内の前記コンテンツを前記半導体メモリに転送する際、転送する前記コンテンツの前記インデックス情報に基づいて前記ファイル名を生成して前記半導体メモリの前記インデックス領域に記録するものとしても構わない。このとき、前記関連情報取得装置において、前記関連情報が取得された前記コンテンツに対して、前記ファイル名を前記関連情報に基づくファイル名として前記半導体メモリの前記インデックス領域に記録し、前記ファイル名が前記インデックス情報に基づくファイル名であることを確認したとき、前記関連情報が取得されていないものと判断して、前記データベースより前記関連情報の取得を行う。
又、前記コンテンツ記録再生装置において、前記記録媒体内の前記コンテンツを前記半導体メモリに転送する際、転送する前記コンテンツの前記インデックス情報を前記半導体メモリの前記データ領域に前記コンテンツとともに記録するものとしても構わない。このとき、前記関連情報取得装置において、前記関連情報がないことを確認した前記コンテンツの前記インデックス情報を前記データ領域より確認したとき、確認した前記インデックス情報に基づいて前記データベースより前記関連情報の取得を行う。
又、前記半導体メモリの前記データ領域において、前記コンテンツ自体となる主データと前記関連情報とが組み合わされたファイルが記録されるものとしても構わない。
更に、前記コンテンツ記録再生装置が、前記記録媒体内の前記コンテンツを前記半導体メモリに転送する際、前記半導体メモリの前記データ領域において、記録される前記コンテンツに対する前記関連情報が記録される関連情報記録用の予約領域が形成され、前記関連情報取得装置が前記半導体メモリに記録された前記コンテンツの前記関連情報を取得する際、前記予約領域に前記関連情報を記録するものとしても構わない。
前記半導体メモリにおいて、記録されたコンテンツが削除されたとしても、前記インデックス情報及び前記関連情報が記録されたままであるものとしても構わない。このようにすることで、前記コンテンツ記録再生装置において前記コンテンツの再生を行うとき、当該コンテンツが前記半導体メモリから削除されたコンテンツであっても、前記半導体メモリに記録された前記インデックス情報を参照して前記関連情報を確認することができる。
又、前記コンテンツ記録再生装置が、再生する前記コンテンツと一致する前記インデックス情報に基づいて前記半導体メモリに記録された前記関連情報を確認し、当該関連情報を表示するものとしても構わない。
本発明のコンテンツ記録再生装置は、コンテンツの書き込み及び読み出しが行われる半導体メモリの記録及び再生を行う半導体メモリ記録再生ユニットと、複数の前記コンテンツを記録する記録媒体を再生する記録媒体再生ユニットと、を備え、前記記録媒体に記録した前記コンテンツを前記半導体メモリに転送する際、前記記録媒体に記録された前記記録媒体自身を特定する記録媒体特定情報と前記記録媒体が記録しているコンテンツそれぞれを特定するコンテンツ特定情報とが組み合わされた特定情報を、前記記録媒体再生ユニットで前記記録媒体より読み出し、前記半導体メモリ記録再生ユニットにおいて、前記記録媒体特定情報と前記コンテンツ特定情報とを組み合わせた特定情報を、前記半導体メモリに転送する前記コンテンツを指定するインデックス情報として、前記半導体メモリに記録することを特徴とする。
そして、前記半導体メモリを、前記コンテンツを記録するデータ領域と、前記データ領域に記録された前記コンテンツそれぞれの記録位置とファイル名とを記録したインデックス領域と、を備えるものとして、前記半導体メモリ記録再生ユニットが、前記インデックス領域に従った共通のファイルシステムによって、前記半導体メモリに対する処理動作を行うものとして構わない。
又、前記半導体メモリ記録再生ユニットにおいて、転送する前記コンテンツの前記インデックス情報に基づいて前記ファイル名を生成して前記半導体メモリの前記インデックス領域に記録するものとしても構わない。更に、前記半導体メモリ記録再生ユニットにおいて、転送する前記コンテンツの前記インデックス情報を前記半導体メモリの前記データ領域に前記コンテンツとともに記録するものとしても構わない。
又、前記半導体メモリ記録再生ユニットが、前記半導体メモリの前記データ領域に対して、記録される前記コンテンツに対する前記関連情報が記録される関連情報記録用の予約領域を形成するものとしても構わない。
前記関連情報を表示する表示部を備え、前記記録媒体又は前記半導体メモリに記録された前記コンテンツを再生するとき、前記半導体メモリ記録再生ユニットが、再生する前記コンテンツと一致する前記インデックス情報に基づいて前記半導体メモリに記録された前記関連情報を確認し、当該関連情報を前記表示部に表示するものとしても構わない。
本発明の関連情報取得用プログラムは、上述のコンテンツ管理システムの前記関連情報取得装置の動作プログラムである関連情報取得用プログラムであって、前記半導体メモリに記録された前記コンテンツに対する前記関連情報が、前記半導体メモリに記録されているか否かを確認する第1ステップと、該第1ステップで前記半導体メモリに前記関連情報が記録されていないことが確認された前記コンテンツの前記インデックス情報より、前記コンテンツの前記記録媒体特定情報と前記コンテンツ特定情報を確認する第2ステップと、該第2ステップで確認した前記記録媒体特定情報と前記コンテンツ特定情報とに基づいて、前記データベースより前記コンテンツの前記関連情報を検索する第3ステップと、該第3ステップで検索した前記関連情報を前記半導体メモリに記録する第4ステップと、を備えることを特徴とする。
又、このような関連情報取得用プログラムは、前記半導体メモリを、前記コンテンツを記録するデータ領域と、前記データ領域に記録された前記コンテンツそれぞれの記録位置とファイル名とを記録したインデックス領域と、を備えるものとしたとき、前記半導体メモリの前記インデックス領域に従った共通のファイルシステムに基づいた処理動作を行うプログラムとなる。
更に、前記第4ステップにおいて、前記関連情報が取得された前記コンテンツに対して、前記ファイル名を前記関連情報に基づくファイル名として前記半導体メモリの前記インデックス領域に記録し、前記第1ステップにおいて、前記コンテンツの前記ファイル名が前記関連情報に基づくものでないことを確認したとき、当該コンテンツの前記関連情報が記録されていないことを認識するものとしても構わない。
又、前記半導体メモリにおいて、前記インデックス情報が前記コンテンツとともに前記データ領域に記録され、前記第2ステップにおいて、前記データ領域内の前記インデックス情報より、前記コンテンツの前記記録媒体特定情報と前記コンテンツ特定情報を確認するものとしても構わない。このとき、前記半導体メモリに前記コンテンツが記録される際、前記半導体メモリの前記データ領域において、記録される前記コンテンツに対する前記関連情報が記録される関連情報記録用の予約領域が形成され、前記第4ステップにおいて、前記第3ステップで取得した前記関連情報を、前記半導体メモリの前記データ領域における前記予約領域に記録する。
本発明の関連情報取得装置は、上述のいずれかの関連情報取得用プログラムに従って動作する関連情報取得装置であって、前記データベースと接続して前記データベースとのデータのやりとりを行う第1通信接続部と、前記半導体メモリと接続して前記半導体メモリとのデータのやりとりを行う第2通信接続部と、前記関連情報取得用プログラムに従って前記データベース及び前記半導体メモリとのデータのやりとり及びデータの処理を行う制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によると、データベースと接続していないコンテンツ記録再生装置で半導体メモリにコンテンツを転送したときに、そのインデックス情報も半導体メモリに記録されるため、この半導体メモリを関連情報取得装置に接続するのみで容易にコンテンツに対する関連情報を取得することができる。よって、コンテンツ記録再生装置がデータベースと通信接続不可能なものであっても、後に、関連情報取得装置を使用することで、半導体メモリに記録されるコンテンツに対する関連情報を記録させることができる。
又、インデックス情報に基づいてファイル名を生成して半導体メモリのインデックス領域に記録するため、関連情報取得装置では、データ領域を確認する必要がなく、インデックス領域のファイル名を確認するのみで、インデックス情報を取得して、データベースから関連情報の検索を行うことができる。更に、このインデックス情報が、コンテンツ特定情報と記録媒体特定情報とを組み合わせた特定情報によって構成するため、インデックス情報を汎用性の高い情報として構成することができる。又、このインデックス情報をファイル名とすることで、コンテンツ及び記録媒体それぞれ特有の情報から構成されるファイル名となるため、別のファイルと同一のファイル名が作成される可能性が低くなる。
本発明の実施形態について、図面を参照して以下に説明する。
<コンテンツ管理システムの構成>
まず、本実施形態におけるコンテンツ管理システムの構成について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態のコンテンツ管理システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すコンテンツ管理システムは、CDやDVDを含む記録媒体10の再生を行うオーディオ機器1([請求の範囲]における「コンテンツ記録再生装置」に相当する)と、オーディオ機器1と接続して通信可能なメモリプレーヤなどの半導体メモリ装置2と、半導体メモリ装置2と接続して通信可能な関連情報取得装置3と、関連情報取得装置3とインターネットを含むネットワーク5を介して相互通信を行うCDDB4と、を備える。尚、以下では、記録媒体10及び半導体メモリ装置3に格納されるコンテンツは、音楽コンテンツとして説明する。
このようなコンテンツ管理システムにおいて、オーディオ機器1の記録媒体再生ユニット11に記録媒体10が設置されて、記録媒体10に記録されたコンテンツの再生が行われる。又、半導体メモリ装置2が半導体メモリ記録再生ユニット12に挿入されて接続されると、半導体メモリ装置2に対してコンテンツの記録又は再生を行う。更に、オーディオ機器1は、LCD(liquid Crystal Display)などの表示部13を備え、記録媒体10又は半導体メモリ装置2に格納されたコンテンツの曲名や歌手名などの関連情報を表示部13に表示する。そして、このオーディオ機器1において、図2(a)のように、記録媒体10及び半導体メモリ装置2それぞれが記録媒体再生ユニット11及び半導体メモリ記録再生ユニット12に設置されたとき、記録媒体10のコンテンツを半導体メモリ装置2に記録することができる。
半導体メモリ装置2は、図2(b)のように、記録したコンテンツの再生を自機器のみで行うことができ、半導体メモリ装置2本体に接続されたイヤホン50より音声出力を行う。このとき、半導体メモリ装置2は、LCDなどの表示部51を備えて、再生しているコンテンツの関連情報を表示部51に表示する。
関連情報取得装置3は、図2(c)のように、半導体メモリ装置2と接続されて半導体メモリ装置2と通信可能な状態となると、後述するアプリケーションプログラムを実行し、CDDB4とネットワーク5を介して通信を行うことで、半導体メモリ装置2に格納されたコンテンツの関連情報の取得を行うことができる。又、関連情報取得装置3をPCとする場合は、半導体メモリ装置2に格納されたコンテンツを読み出して、コンテンツの再生を行うことができるとともに、関連情報取得装置3内に記録したコンテンツを半導体メモリ装置2に転送して記録させることができる。
<ファイル管理方式>
このようなコンテンツ管理システムにおけるコンテンツそれぞれのデジタルデータによって構成されるファイルが、オーディオ機器1の半導体メモリ記録再生ユニット12及び半導体メモリ装置2それぞれにおいて、関連情報取得装置3で使用するファイル管理方式と同一のファイル管理方式で管理される。このファイル管理方式として、一般的なFAT(File Allocation Table)管理型の方式が使用されるものとする。このFAT管理型のファイル管理方式について、図面を参照して以下に説明する。
図3に示すように、FAT管理型のファイル管理方式によりファイル管理が行われる光ディスクやハードディスクや半導体メモリを含む記録媒体においては、記録媒体における欠陥部位などを示す欠陥管理情報などのFAT管理型のファイル管理方式による管理不可能な情報が格納されるFAT外領域Xaと、FAT管理型のファイル管理方式による管理が行われるFATボリューム領域Xbと、を備える。
そして、FATボリューム領域Xbが、BPB(Bios Parameter Block)などの記録媒体の属性情報が記録される予約領域X1と、Nセクタを1クラスタなる単位として各クラスタの記録状態を示すFAT領域X2と、記録媒体に記録されている各ファイルの先頭クラスタ番号やファイル名及びファイル属性が記録されるディレクトリエントリ領域X3と、ファイル本体のデータが記録されるデータ領域X4とによって、構成される。このとき、予約領域X1が特定のセクタ番号による領域に規定されるため、オーディオ機器1の半導体メモリ記録再生ユニット12、半導体メモリ装置2、及び関連情報取得装置3それぞれのオペレーティングシステムでは、この特定のセクタ番号の予約領域X1に格納されたBPBなどのデータを読み出して、記録媒体の構成を確認することができる。
このように記録媒体内の記憶領域が構成されるとき、予約領域X1の図4に示すような構成のBPBが読み出されることによって、1セクタあたりのバイト数、1クラスタあたりのクラスタ数、FAT領域X1におけるFATテーブルの総数、ディレクトリエントリ領域X3において管理されるルートディレクトリにおけるファイル数の上限値、記録媒体における総セクタ数、記録媒体の種類、1つのFATテーブルあたりのセクタ数、1トラックあたりのセクタ数などを、確認することができる。よって、BPBを確認することによって、記録媒体の容量値及びトラック数や、FAT領域X2やディレクトリエントリ領域X3の構成などを確認することができる。尚、BPBに含まれる情報は、図4に示すように、上述の情報以外に、ブートプログラムへのジャンプコードなど他の情報も含まれ、記録媒体の他の状態を確認することができる。
そして、このBPBによりFAT領域X2及びディレクトリエントリ領域X3の構成を確認すると、FAT領域X2内のFATテーブルにおけるクラスタ毎のリンク情報と、ディレクトリエントリ領域X3のファイル毎のファイルの先頭クラスタを確認する。このような確認を行うことで、各ファイルのデータ領域X4で記録されているクラスタ位置及びデータの記録されていない空きクラスタ位置を認識することができる。
FAT領域X2におけるFATテーブルの構造は、図5に示すように、FATテーブルそれぞれに割り振られたIDとなるFAT−IDを備えるとともに、各クラスタの記録状態を示す情報が記録されるFATエントリを備える。このFATテーブルにおけるFATエントリは、データ領域X4におけるクラスタ毎に対応するように構成される。又、各FATエントリにおいて、そのクラスタに記録された同一ファイルの次のデータが記録されたクラスタ(リンク先となるクラスタ)が有る場合は、リンク先となるクラスタのアドレスが記録され、リンク先となるクラスタがない場合、そのファイルの最終のクラスタであること(「FFFF」)が記録される。更に、クラスタがデータの記録されていない空きクラスタであること(「0000」)や、クラスタに記録されたデータに欠陥がある欠陥クラスタであること(「F7FF」)も、各クラスタに対応したFATエントリに記録される。
又、ディレクトリエントリ領域X3は、図6に示すように、複数のファイルエントリ及びディレクトリエントリによって構成され、各エントリには、ディレクトリ(フォルダ)そのものを示す情報、各ファイル及び子ディレクトリそれぞれの属性及びファイル名及び先頭クラスタなどの情報、親ディレクトリへのポインタなどが記録される。即ち、図6(a)に示すように、ルートディレクトリに対するディレクトリエントリ領域が、ルートディレクトリを示すボリュームラベルと、ルートディレクトリ内のディレクトリそれぞれを示すディレクトリエントリと、未使用のファイルエントリと、ルートディレクトリ内のファイルそれぞれを示すファイルエントリと、によって構成される。
又、親ディレクトリ内の子ディレクトリは、図6(b)に示すように、ディレクトリそのものであることを示すファイルエントリと、親ディレクトリへのポインタを示すファイルエントリと、そのディレクトリ内のディレクトリ及びファイルそれぞれとを示すディレクトリエントリ及びファイルエントリと、未使用のファイルエントリと、によって構成される。
更に、各ファイルエントリは、図6(c)に示すように、ファイル名及びディレクトリ名を記録する名前用領域A1と、ファイルの種類となる拡張子を記録する拡張子用領域A2と、ファイル又はディレクトリの属性を記録する属性用領域A3と、記録日時を記録する記録日時用領域A4と、ファイルのデータ領域X4における先頭クラスタを記録する先頭クラスタ用領域A5と、ファイルの大きさを記録するファイルサイズ用領域A6とによって構成される。又、名前用領域A1の先頭部分において、未使用ディレクトリエントリであることを示す「00」や、ディレクトリそのものであることを示す「2E」や、親ディレクトリへのポインタであることを示す「2E2E」などが記録されることで、ディレクトリエントリの記録内容が確認される。
このように、FAT領域X2におけるFATテーブルとディレクトリエントリ領域X3におけるディレクトリエントリ及びファイルエントリとが構成されるとき、このFATテーブルとディレクトリエントリ及びファイルエントリとを参照することで、記録媒体に対するファイルの読み出しや書き込みが行われる。
記録媒体にファイルが書き込まれるとき、ディレクトリエントリ領域X3より、ファイルが書き込まれるディレクトリに対する領域を確認し、確認した領域の未使用のファイルエントリに対して、図6(c)のように、そのファイル名、拡張子、属性、記録日時が記録される。そして、図5に示すFATテーブルより、FATエントリが「0000」となる空きクラスタが確認され、始めに確認した空きクラスタを先頭クラスタとして、図6(c)に示すファイルエントリに記録される。
その後、確認されたFATエントリに応じたデータ領域X4における空きクラスタにデータが記録され、更に、記録するデータがあるときは、図5に示すFATテーブルより、FATエントリが「0000」となる次の空きクラスタが確認される。この確認された空きクラスタを示すFATエントリの番号がリンク先として、直前にデータが格納されたクラスタを示すFATエントリに記録される。このようにして、データの記録を行うための空きクラスタの確認を行うとともに、データが格納されたクラスタを示すリンク先がFATテーブルのFATエントリに記録される。そして、記録媒体に書き込むファイルのデータの記録が終了すると、最後にデータが記録されたデータ領域X4におけるクラスタを示すFATエントリに「FFFF」が記録されることとなる。
一方、記録媒体からファイルが読み出されるとき、まず、ディレクトリエントリ領域X3を参照することで、目的とするファイルのファイルエントリを確認する。今、図7(a)のように、読み出すファイルf1に対するファイルエントリD1が確認されると、このファイルエントリD1の先頭クラスタ用領域A5に記録された内容より、先頭クラスタの番号(以下、「クラスタ番号」とする)が「5」であることが認識される。そして、図7(c)のように、データ領域X4内のクラスタ番号が「5」となるクラスタからデータDAが読み出されるとともに、図7(b)のように、FAT領域X2のFATテーブルより、クラスタ番号「5」のクラスタに対応するエントリ番号「5」のFATエントリに記録されたリンク先が確認される。
その後、エントリ番号「5」のFATエントリの内容「0300」より、図7(c)のように、クラスタ番号「3」のクラスタからデータDBが読み出されるとともに、図7(b)のように、エントリ番号「3」のFATエントリの内容「0700」より、次のリンク先がエントリ番号「7」であることが確認される。尚、FATエントリでは、下位バイト、上位バイトの順となる2バイトの情報が記録されている。その後、図7(b)のようなFAT領域X2のFATテーブルを参照することで、図7(c)のように、クラスタ番号「7」、「8」、「9」のクラスタのデータDC,DD,DEを読み出す。そして、エントリ番号「9」のFATエントリの内容「FFFF」を確認することで、ファイルf1を構成するデータが全て読み出されたことが確認され、ファイルf1の読み出しを終了する。
このようなFAT管理型のファイル管理方式を採用したオーディオ機器1及び半導体メモリ装置2の構成について、以下に説明する。
<オーディオ機器>
まず、オーディオ機器1の構成について、図8を参照して説明する。図8は、オーディオ機器1の内部構成を示すブロック図である。
オーディオ機器1は、図8に示すように、記録媒体10の再生を行う記録媒体再生ユニット11と、半導体メモリ装置2と通信接続される半導体メモリ記録再生ユニット12と、LCDなどで構成される表示部13と、オーディオ機器1内の各ブロックの動作制御を統制するシステムマイコン14と、ユーザによる入力が行われるキー入力部15と、記録媒体再生ユニット11から出力されるアナログ信号である音声信号をデジタル信号に変換するAD変換回路16と、MP3(MPEG Audio Layer-3)圧縮方式などの圧縮方式に従ってAD変換回路16からのデジタル信号を圧縮する圧縮回路17と、半導体メモリ記録再生ユニット12からの圧縮されたデジタル信号を伸張する伸張回路18と、圧縮回路17及び伸張回路18それぞれからのデジタル信号を一時的に保管するワークバッファ19と、ワークバッファ19で保管された伸張回路18からのデジタル信号をアナログ信号に変換するDA変換回路20と、記録媒体再生ユニット11及びDA変換回路20それぞれから出力されるアナログ信号となる音声信号を選択して増幅する再生出力アンプ21と、再生出力アンプ21で増幅された音声信号を再生出力するスピーカ22と、を備える。
(記録媒体内の音楽コンテンツの再生)
このようなオーディオ機器1によると、キー入力部15が操作されて、記録媒体10に記録された音楽コンテンツの再生が要求されると、システムマイコン14によって、記録媒体再生ユニット11が再生動作を行い、再生出力アンプ21が記録媒体再生ユニット11からの音声信号を選択するように制御される。このとき、記録媒体再生ユニット11によって記録媒体10に記録された音楽コンテンツが読み出される。そして、この音楽コンテンツを構成する音声信号となるアナログ信号が再生出力アンプ21より出力され、記録媒体10の音楽コンテンツによる音声がスピーカ22より再生出力される。
このような再生動作を行うとき、記録媒体再生ユニット11では、記録媒体10よりTOCデータが読み出されるため、ユーザによって指定された音楽コンテンツの記録位置を確認することができる。この記録媒体10より読み出されたTOCデータは、システムマイコン14に与えられることにより、記録媒体10に記録された音楽コンテンツの曲数や、現在再生されている曲の順番などを、表示部13に表示させることができる。
(半導体メモリ装置内の音楽コンテンツの再生)
又、キー入力部15が操作されて、半導体メモリ装置2に記録された音楽コンテンツの再生が要求されると、システムマイコン14によって、半導体メモリ記録再生ユニット12が再生動作を行い、再生出力アンプ21がDA変換回路20からの音声信号を選択するように制御される。このとき、半導体メモリ記録再生ユニット12によって半導体メモリ装置2に記録された音楽コンテンツが読み出される。そして、この音楽コンテンツを構成するデジタル信号が伸張回路18に与えられて伸張された後、ワークバッファ19で一時的に保管される。DA変換回路20が、ワークバッファ19に保管されたデジタル信号を順次読み出してアナログ信号となる音声信号に変換すると、このアナログ信号となる音声信号が再生出力アンプ21より出力され、半導体メモリ装置2の音楽コンテンツによる音声がスピーカ22より再生出力される。
このような再生動作を行うとき、半導体メモリ記録再生ユニット12では、半導体メモリ装置2におけるFAT領域X2のFATテーブルとディレクトリエントリ領域X3のディレクトリエントリ及びファイルエントリを参照することで、ユーザによって指定された音楽コンテンツの記録位置を確認することができる。又、音楽コンテンツの音楽データだけでなく、音楽コンテンツの関連情報をも、半導体メモリ装置2から読み出されて、この関連情報がシステムマイコン14に与えられる。そして、表示部13では、関連情報より確認される音楽コンテンツの曲名、歌手名、アルバム名などを表示させることができる。
(音楽コンテンツの転送)
更に、キー入力部15が操作されて、記録媒体10に記録された音楽コンテンツの半導体メモリ装置2への転送が要求されると、システムマイコン14によって、記録媒体再生ユニット11が再生動作を行い、半導体メモリ記録再生ユニット12が記録動作を行うように制御される。このとき、記録媒体再生ユニット11によって記録媒体10に記録された音楽コンテンツが読み出される。そして、この音楽コンテンツを構成する音声信号となるアナログ信号がAD変換回路16でデジタル信号に変換された後、圧縮回路17で圧縮されてワークバッファ19に与えられ、一時的に保管される。半導体メモリ記録再生ユニット12が、ワークバッファ19に保管されたデジタル信号を順次読み出して、半導体メモリ装置2に記録する。
このような転送動作を行うとき、記録媒体再生ユニット11では、記録媒体10より転送する音楽コンテンツのTOCデータ及びサブデータが組み合わされたTOCキーが読み出されて、システムマイコン14に与えられる。このTOCキーがシステムマイコン14より、半導体メモリ記録再生ユニット12に与えられることにより、半導体メモリ装置2に転送される音楽コンテンツに対してTOCキーに基づくファイル名が生成され、ディレクトリエントリ領域X3の未使用のディレクトリエントリに記録される。
そして、FAT領域X2のFATテーブルより空きクラスタが確認され、確認されたデータ領域X4の空きクラスタに音楽コンテンツを構成するデジタル信号が記録される。このようにして、音楽コンテンツがデータ領域X4に記録されるとともに、記録された音楽コンテンツのデータ領域X4における記録先を示すFATエントリとファイルエントリが形成される。又、TOCキーに基づいて生成されたファイル名が、データ領域X4に記録される音楽コンテンツのヘッダに追加されて記録される。
(記録媒体再生ユニット)
このように動作するオーディオ機器1における記録媒体再生ユニット11の詳細な構成を、図9を参照して説明する。図9は、記録媒体再生ユニット11の構成を示すブロック図である。
記録媒体再生ユニット11は、図9に示すように、記録媒体10となる光ディスクにレーザ光を照射する光ピックアップ101と、記録媒体10となる光ディスクを周方向に移動させるスピンドルモータ102と、光ピックアップ101を径方向に移動させるスレッドモータ103と、光ピックアップ101の対物レンズ(不図示)のアクチュエータ(不図示)によるトラッキングエラー制御及びフォーカスエラー制御とスピンドルモータ102及びスレッドモータ103の駆動制御を行うドライバ回路104と、ト゛ライハ゛回路104に対して各種制御信号を与えるデジタルサーボ105と、光ピックアップ101で受光して得られた電気信号を増幅するとともにデジタル信号に変換するRF処理回路106と、RF処理回路106で得られたデジタル信号より音楽コンテンツの音声データを含むデータとなるデジタル信号と各種制御を行うためのエラー信号とを分割する信号処理回路107と、信号処理回路107で得られた音楽コンテンツによるデジタル信号を復号化する復号化回路108と、復号化回路108で復号化されたデジタル信号をアナログ信号となる音声信号に変換するDA変換回路109と、システムマイコン14とデータのやりとりを行うとともに記録媒体再生ユニット11の各ブロックを制御するユニット用マイコン110と、を備える。
1.再生動作
このように構成される記録媒体再生ユニット11は、記録媒体10が設置されたことを確認すると、ユニット用マイコン110によって信号処理回路107よりデジタルサーボ105を通じてドライバ回路106に各制御信号が与えられ、光ピックアップ101、スピンドルモータ102、及びスレッドモータ103それぞれが動作し、記録媒体10のTOC領域に記録された情報が読み出される。このTOC領域に記録されたTOCデータ及びサブデータが読み出されると、RF処理回路106及び信号処理回路107を介してユニット用マイコン110に与えられる。
よって、TOCデータにより、記録媒体10に記録される各音楽コンテンツの記録される領域や記録された音楽コンテンツの数などが、ユニット用マイコン110で確認される。又、読み出されたTOCデータ及びサブデータが、ユニット用マイコン110からシステムマイコン14に与えられ、システムマイコン14の不図示の内部メモリに一時的に保持される。そして、キー入力部15から記録媒体10の再生が指示されると、システムマイコン14からユニット用マイコン110に音楽コンテンツの再生が指示される。
ユニット用マイコン110では、TOCデータを参照することで、再生が指示された音楽コンテンツの格納された記録媒体10での領域を認識し、認識した記録領域にレーザ光を出射するように、信号処理回路107よりデジタルサーボ105を通じてドライバ回路106に各制御信号を与える。よって、光ピックアップ101、スピンドルモータ102、及びスレッドモータ103それぞれがドライバ回路106によって駆動し、再生が指示された音楽コンテンツが記録された記録媒体10における記録領域に光ピックアップ101からのレーザ光が照射される。そして、光ピックアップ101では、記録媒体10から反射光に基づく電気信号を生成し、RF処理回路106でデジタル信号として信号処理回路107に与える。
信号処理回路107では、音楽コンテンツを構成する音声データとなるデジタル信号を抽出して復号化回路108に与えることで、復号化回路108で復号化された後にDA変換回路109でアナログ信号とされた音声信号が出力される。又、信号処理回路107において、音声データ以外のトラッキングエラー信号及びフォーカスエラー信号が取得され、デジタルサーボ105に与えられることで、ドライバ回路106によるトラッキングエラー制御及びフォーカスエラー制御が行われる。このように各ブロックが動作することで、TOCデータ及びサブデータが記録媒体10より読み出された後、指定された音楽コンテンツの再生を行うために、TOCデータに基づいて記録媒体10に記録された音楽コンテンツを構成する音声データが読み出される。
(半導体メモリ記録再生ユニット)
又、オーディオ機器1における半導体メモリ記録再生ユニット12の詳細な構成を、図10を参照して説明する。図10は、半導体メモリ記録再生ユニット12の構成を示すブロック図である。
半導体メモリ記録再生ユニット12は、半導体メモリ装置2と通信接続するコネクタ部201と、コネクタ201に接続された半導体メモリ装置2との通信に対して物理層における親和性を図る物理層処理回路202と、物理層処理回路202と接続され半導体メモリ装置2との通信に対して論理層における親和性を図る論理層処理回路203と、FAT型の管理方式によって半導体メモリ装置2内のファイルを管理するファイルシステム処理回路204と、音楽コンテンツの関連情報を認識する情報管理処理回路205と、システムマイコン14、伸張回路18、及びワークバッファ19とデータのやりとりを行うとともに半導体メモリ記録再生ユニット12の各ブロックを制御するユニット用マイコン206と、を備える。
このとき、コネクタ201に半導体メモリ装置2が接続されると、物理層処理回路202において、半導体メモリ装置2の物理層の規格が半導体メモリ記録再生ユニット12で処理可能な規格であるか確認される。そして、論理層処理回路203において、半導体メモリ装置2から物理層処理回路202を通じて与えられるデータが、論理層で規格された方式で処理されて復号化されるとともに、物理層処理回路202を通じて半導体メモリ装置2に与えるコマンドデータが、論理層で規格された方式で処理されて符号化される。
よって、例えば、半導体メモリ装置2が、USB(Universal Serial Bus)メモリによって構成される場合、物理層処理回路202がUSBトランシーバ・レシーバで構成され、論理層処理回路203が、物理層処理回路のパケットデータを解析しUSBマスストレージクラスとしてのコマンド処理を行う。これにより、USBメモリによって構成される半導体メモリ装置2が、半導体メモリ記録再生ユニット12によってオーディオ機器1における1つのドライブ装置として認識される。
又、ファイルシステム処理回路204では、半導体メモリ装置2のFAT領域X2及びディレクタエントリ領域X3それぞれを参照することで、FAT管理型の管理方式に従って、半導体メモリ装置2のデータ領域X4に対してファイルの書き込み及び読み出しを行うためのコマンドデータを生成し、論理層処理回路203に与える。
更に、このファイルシステム処理回路204は、半導体メモリ装置2に書き込みを行うファイルのデータとなるデジタル信号がユニット用マイコン206を介してワークバッファ19より与えられると、この書き込みを行うファイルのデータを論理層処理回路203に与える。このとき、音楽コンテンツそのものとなるデータだけでなく、情報管理処理回路205から与えられるTOCキーに基づくファイル名などの関連情報となるデータも、ファイルのデータの一部として、論理層処理回路203に与える。又、書き込むファイルのデータ領域X4における記録領域を示す情報が論理層処理回路203に与えられて、FAT領域X2及びディレクタエントリ領域X3それぞれに書き込まれる。
逆に、半導体メモリ装置2から読み出されたファイルのデータが論理層処理回路203より与えられると、ファイルシステム処理回路204は、このファイルのデータとなるデジタル信号を、ユニット用マイコン206を介して伸張回路18に与える。このとき、読み出しが行われるファイルからは、音楽コンテンツそのものとなるデータだけでなく、音楽コンテンツの関連情報となるデータも読み出される。そして、この音楽コンテンツの関連情報となるデータを処理して、情報管理処理回路205に与える。
情報管理処理回路205は、音楽コンテンツを1つのファイルとして半導体メモリ装置2に書き込む際、システムマイコン14よりユニット用マイコン206を通じて与えられるTOCキーとなるデータに基づいて、音楽コンテンツの仮のファイル名を生成することで、音楽コンテンツの関連情報を生成する。又、半導体メモリ装置2からファイルを読み出しているとき、読み出されたファイルにおける音楽コンテンツの関連情報を確認し、ユニット用マイコン206を通じてシステムマイコン14に送出する。
又、情報管理処理回路205では、ファイルシステム処理回路204を通じて、半導体メモリ装置2のFAT領域X2及びディレクトリエントリ領域X3の内容を確認することで、半導体メモリ装置2における各ファイルに対して、リスティング処理やソーティング処理などを行う。尚、「リスティング処理」は、ディレクトリエントリ領域X3の内容と各ファイルの音楽コンテンツの関連情報に基づいて、半導体メモリ装置2に記録された音楽コンテンツの曲名を、所定の規則(例えば、記録順や記録位置順)に従ってリストアップする処理である。又、「ソーティング処理」は、ディレクトリエントリ領域X3の内容と各ファイルの音楽コンテンツの関連情報に基づいて、半導体メモリ装置2に記録された音楽コンテンツを、ファイル名、曲名、歌手名別に並べ替えてリストアップする処理である。
この情報管理処理回路205でリスティング処理又はソーティング処理して得られた半導体メモリ装置2内の音楽コンテンツのリスト情報が、ユニット用マイコン206を通じてシステムマイコン14に与えられる。そして、システムマイコン14が、与えられたリスト情報に基づいて表示部13の表示制御を行うことで、半導体メモリ装置2に記録されている音楽コンテンツのファイル名又は曲名をリスト表示する。
1.再生動作
このように構成されるとき、キー入力部15が操作されて、半導体メモリ装置2に格納された音楽コンテンツの再生が指示されると、再生する音楽コンテンツを指定する情報が、システムマイコン14よりユニット用マイコン206に与えられる。そして、この再生する音楽コンテンツを指定する情報が情報管理処理回路205に与えられて、再生する音楽コンテンツが認識されると、ファイルシステム処理回路204において、再生する音楽コンテンツによるファイルが記録されているクラスタよりデータを読み出すためのコマンドデータが生成される。このコマンドデータが、論理層処理回路203で符号化された後、物理層処理回路202及びコネクタ201を介して、半導体メモリ装置2に与えられる。
よって、半導体メモリ装置2より、コマンドデータより指定されるクラスタ内に記録されたデータが読み出されることにより、再生する音楽コンテンツとなるファイルを構成するデータがコネクタ201に送信される。この読み出されたファイルのデータが物理層処理回路202を介して論理層処理回路203に与えられると、論理層処理回路203で復号化される。
そして、論理層処理回路203で復号化されたデータの内、音楽コンテンツそのものとなるデータが、ファイルシステム処理回路204でデジタル信号とされ、ユニット用マイコン206を介して伸長回路18に与えられる。又、音楽コンテンツの関連情報となるデータが、ファイルシステム処理回路204を介して情報管理処理回路205に与えられ、再生される音楽コンテンツの曲名や歌手名を示すデータが確認され、ユニット用マイコン206を介してシステムマイコン14に与えられる。よって、指定された音楽コンテンツの音声がスピーカ22より再生出力されるとともに、再生している音楽コンテンツの曲名及び歌手名などが表示部13に表示される。
2.記録動作
又、キー入力部15が操作されて、半導体メモリ装置2への音楽コンテンツの記録が指示されると、記録される音楽コンテンツに対するTOCキーとなるデータが、システムマイコン14よりユニット用マイコン206を通じて、情報管理処理回路205に与えられる。情報管理処理回路205では、このTOCキーとなるデータに基づいて音楽コンテンツの仮のファイル名を生成することで、音楽コンテンツの関連情報を生成する。
そして、生成した音楽コンテンツの関連情報が論理層処理回路203に与えられると、まず、ファイルを格納する先頭クラスタを設定するためのファイルエントリを生成し、物理層処理回路202及びコネクタ201を通じて、ディレクトリエントリ領域X3に新たなファイルエントリを記録する。その後、音楽コンテンツの関連情報を物理層処理回路202及びコネクタ201を通じて半導体メモリ装置2に与えることで、データ領域X4で確認された空きクラスタに音楽コンテンツの関連情報を書き込む。
この音楽コンテンツの関連情報が書き込まれると、ワークバッファ19に保管されているデジタル信号をユニット用マイコン206が読み出すことにより、音楽コンテンツを構成するデジタル信号が論理層処理回路203に与えられる。そして、論理層処理回路203では、FATテーブルを参照して格納先となる空きクラスタを確認すると、物理層処理回路202及びコネクタ201を通じて、確認したデータ領域X4における空きクラスタに音楽コンテンツのデジタル信号を書き込むとともに、FAT領域X2のFATテーブルの設定を行う。
<半導体メモリ装置>
次に、半導体メモリ装置2の構成について、図11を参照して説明する。図11は、半導体メモリ装置2の内部構成を示すブロック図である。
半導体メモリ装置2は、図11に示すように、曲名や歌手名などを表示する表示部51と、オーディオ機器1や関連情報取得装置3と通信するために接続されるコネクタ52と、コネクタ52に接続されたオーディオ機器1や関連情報取得装置3との通信に対して物理層における親和性を図る物理層処理回路53と、物理層処理回路53と接続されオーディオ機器1や関連情報取得装置3との通信に対して論理層における親和性を図る論理層処理回路54と、FAT型の管理方式によってメモリ56内のファイルを管理するファイルシステム処理回路55と、音楽コンテンツなどの複数のファイルを記録するメモリ56と、ユーザによる入力が行われるキー入力部57と、半導体メモリ装置2内の各ブロックの動作制御を統制するシステムマイコン58と、システムマイコン58を通じて与えられる音楽コンテンツによるデジタル信号を復号化する伸張回路59と、伸張回路59でデータ伸張されたデジタル信号をアナログ信号となる音声信号に変換するDA変換回路60と、アナログ信号となる音声信号を増幅してイヤホン50に出力する再生出力アンプ61と、を備える。
(単独動作時のメモリ内の音楽コンテンツの再生)
このように構成される半導体メモリ装置2によると、図2(b)のように単独で動作するとき、ファイルシステム管理部55において、メモリ56内のディレクトリエントリ領域X3が確認されて、再生可能なファイルとなる音楽コンテンツが認識され、この音楽コンテンツの関連情報がデータ領域X4より読み出される。そして、この音楽コンテンツの関連情報により、各音楽コンテンツの曲名や歌手名やアルバム名などの情報が確認され、確認された情報が表示部51に表示される。よって、ユーザは、表示部51に表示された曲名を確認しながらキー入力部57を操作することで、再生したい音楽コンテンツを選択して確定することができる。
このように、キー入力部57が操作されて、メモリ56に記録された音楽コンテンツの再生が要求されると、システムマイコン58を通じてファイルシステム処理回路55に対して音楽コンテンツの再生が指示される。このとき、ファイルシステム処理回路55では、再生が指示された音楽コンテンツによるファイルのメモリ56のデータ領域X4に格納されているクラスタを、FAT領域X2のFATテーブルとディレクトリエントリ領域X3のファイルエントリより確認する。そして、このファイルのデータをメモリ56から読み出して、システムマイコン58に送出する。
よって、システムマイコン58では、音楽コンテンツそのものとなるデータと、音楽コンテンツの関連情報とが、ファイルシステム処理回路55より与えられることとなる。そのため、関連情報より得られる曲名や歌手名やアルバム名を表示部51に与えて表示させることで、再生する音楽コンテンツの曲名や歌手名やアルバム名の表示を行う。又、音楽コンテンツそのものとなるデータは、伸張回路59に与えられてデータ伸張された後、DA変換回路60でアナログ信号となる音声信号に変換される。このアナログ信号となる音声信号が、再生出力アンプ61で増幅されて出力され、再生が指示されたメモリ56内の音楽コンテンツによる音声がイヤホン50より再生出力される。
(コネクタ接続時のメモリ内の音楽コンテンツの再生)
図2(a)又は図2(c)のように、コネクタ52にオーディオ機器1又は関連情報取得装置3が接続されているときの音楽コンテンツの再生動作について説明する。尚、以下では、オーディオ機器1の半導体メモリ記録再生ユニット12のコネクタ201と接続された場合を例に挙げて、説明する。オーディオ機器1からの再生要求を示すコマンドデータが、コネクタ52及び物理層処理回路53を介して論理層処理回路54に与えられる。このコマンドデータが論理層処理回路54で復号化された後に、システムマイコン58に与えられ、オーディオ機器1より再生要求があることを確認する。
その後、再生する音楽コンテンツのファイルが格納されたクラスタ位置を示すコマンドデータが、コネクタ52及び物理層処理回路53を介して論理層処理回路54に与えられる。このコマンドデータが論理層処理回路54で復号化されると、ファイルシステム処理回路55に与えられ、メモリ56における指示されたクラスタ位置のデータが読み出されることで、再生する音楽コンテンツに対するファイルがメモリ56より読み出される。このとき、音楽コンテンツそのものとなるデータだけでなく、音楽コンテンツの関連情報も読み出される。
そして、この音楽コンテンツのファイルを構成するデータが論理層処理回路54で符号化されると、コネクタ52及び物理層処理回路53を介してオーディオ機器1に送信される。よって、オーディオ機器1では、このファイルを構成するデータをコネクタ201で受信することで、上述したように、音楽コンテンツの音声をスピーカ22より再生出力するとともに、音楽コンテンツの関連情報より得られる曲名や歌手名やアルバム名などを表示部13で表示する。
(メモリ内への音楽コンテンツの記録)
図2(a)又は図2(c)のように、コネクタ52にオーディオ機器1又は関連情報取得装置3が接続されているときの音楽コンテンツの記録動作について説明する。尚、この記録動作についても、再生動作と同様、オーディオ機器1の半導体メモリ記録再生ユニット12のコネクタ201と接続された場合を例に挙げて、説明する。再生時と同様、オーディオ機器1からの音楽コンテンツの記録要求を示すコマンドデータが、コネクタ52及び物理層処理回路53を介して論理層処理回路54に与えられる。このコマンドデータが論理層処理回路54で復号化された後に、システムマイコン58に与えられ、オーディオ機器1より記録要求があることを確認する。
その後、記録する音楽コンテンツそのもののデータと関連情報とが、記録するクラスタ位置を示すコマンドデータとともに、コネクタ52及び物理層処理回路53を介して論理層処理回路54に与えられる。この音楽コンテンツのデータ及び関連情報とコマンドデータとが論理層処理回路54で復号化されると、ファイルシステム処理回路55に与えられて、メモリ56における指示されたクラスタ位置へ音楽コンテンツのデータ及び関連情報書き込まれる。このようにすることで、記録が要求された音楽コンテンツとその関連情報とによるファイルがメモリ56のデータ領域X4に記録される。
又、音楽コンテンツ及び関連情報によって構成されるファイルのデータが、コマンドデータで指示されたデータ領域X4のクラスタ位置に記録されるとき、ファイルシステム処理回路55では、記録されたクラスタ位置のリンク状態を示すように、FAT領域X2におけるFATテーブルとディレクトリエントリ領域X3のファイルエントリの更新を行う。
<関連情報取得装置>
次に、関連情報取得装置3の構成について、図12を参照して説明する。図12は、関連情報取得装置3の内部構成を示すブロック図である。
関連情報取得装置3は、図12に示すように、曲名や歌手名などを表示する表示部71と、半導体メモリ装置2と通信接続するコネクタ72と、コネクタ72に接続された半導体メモリ装置2との通信に対して物理層における親和性を図る物理層処理回路73と、物理層処理回路53と接続され半導体メモリ装置2との通信に対して論理層における親和性を図る論理層処理回路74と、FAT型の管理方式によって半導体メモリ装置2内のファイルを管理するファイルシステム処理回路75と、音楽コンテンツの関連情報を認識する情報管理処理回路76と、ユーザによる入力が行われるキー入力部77と、関連情報取得装置3内の各ブロックの動作制御を統制するシステムマイコン78と、ネットワーク5と接続することでCDDB4と相互通信を行う通信インターフェース(通信I/F)79と、を備える。
このように構成される関連情報取得装置3によると、コネクタ72に半導体メモリ装置2のコネクタ52が接続され、図2(c)のように半導体メモリ装置2と通信可能な状態とされると、物理層処理回路73において、半導体メモリ装置2の物理層の規格が関連情報取得装置3で処理可能な規格であるか確認される。そして、論理層処理回路74において、半導体メモリ装置2から物理層処理回路73を通じて与えられるデータが、論理層で規格された方式で処理されて復号化されるとともに、物理層処理回路73を通じて半導体メモリ装置2に与えるコマンドデータが、論理層で規格された方式で処理されて符号化される。
又、ファイルシステム処理回路75は、半導体メモリ装置2のメモリ56に格納されたファイルのヘッダ領域における音楽コンテンツの関連情報を読み出すとともに、情報管理処理回路76で生成された関連情報を半導体メモリ装置2のメモリ56に格納されたファイルヘッダ領域に書き込む。このとき、ファイルシステム処理回路75は、メモリ56のFAT領域X2のFATテーブル及びディレクタエントリ領域X3のエントリを参照することで、関連情報の読み出し及び書き込みを行う。
情報管理処理回路76は、半導体メモリ装置2のメモリ56に格納されたファイルのファイル名を確認し、そのファイル名よりファイルのヘッダ領域に格納された関連情報が既にCDDB4より取得されたものであるか否かを確認する。そして、関連情報が取得されていないファイルについては、そのファイル名よりTOCキーを生成してシステムマイコン78に送出する。又、通信I/F79を通じCDDB4から取得された関連情報がシステムマイコン78より与えられると、この関連情報に基づいてファイル名を生成し、このファイル名及び関連情報をファイルシステム処理回路75に送出する。
(関連情報の取得)
コネクタ72に半導体メモリ装置2のコネクタ52が接続されると、半導体メモリ装置2のメモリ56のFAT領域X2及びディレクタエントリ領域X3の記録内容を取得するためのコマンドデータがファイルシステム処理回路75で生成される。このコマンドデータが半導体メモリ装置2に送出されて、FAT領域X2のFATテーブル及びディレクタエントリ領域X3のエントリが取得されると、ディレクタエントリ領域X3のファイルエントリに記録されたファイル名が情報管理処理回路76で確認される。
そして、情報管理処理回路76において、確認された各ファイルのファイル名が、TOCキーにより生成されたファイル名、又は、CDDB4から取得された関連情報より生成されたファイル名のいずれであるかを確認することで、CDDB4から関連情報の取得が行われているか否かを認識する。そして、TOCキーにより生成されたファイル名であり、CDDB4からの関連情報が取得されていないファイルに対して、ファイル名よりTOCキーを生成し、システムマイコン78に送出する。
情報管理処理回路76で生成されたTOCキーがシステムマイコン78より通信I/F79に与えられることで、ネットワーク5を通じてCDDB4に送信される。そして、CDDB4において、関連情報取得装置3より送信されたTOCキーに対応する音楽コンテンツの関連情報が検索され、この関連情報が関連情報取得装置3の通信I/F79で受信される。通信I/F79で受信された関連情報は、システムマイコン78より情報管理処理回路76に与えられ、関連情報に基づいてファイル名が更新される。
その後、ファイル名と関連情報とがファイルシステム処理回路75に与えられることで、新たに関連情報が取得されたファイルに対するファイルエントリのファイル名が変更される。又、ファイルシステム処理回路75によって、FATテーブル及びファイルエントリによって半導体メモリ装置2のメモリ56におけるデータ領域X4での記録位置が確認され、ファイルのヘッダ領域の内容が新たに取得された関連情報による内容に更新される。更に、半導体メモリ装置2のメモリ56におけるディレクトリエントリ領域X3のファイルエントリにおけるファイル名が、新たに生成されたファイル名に更新される。
<音楽コンテンツ転送動作>
上述のような構成のオーディオ機器1のコネクタ201に半導体メモリ装置2のコネクタ52が接続された図2(a)のような状態において、キー入力部15が操作されて、記録媒体10に記録された音楽コンテンツの半導体メモリ装置2への転送が要求されたときの動作について、図13〜図16を参照して説明する。図13〜図15は、オーディオ機器1の概略動作を示すフローチャートである。又、図16は、音楽コンテンツ転送時における半導体メモリ装置2のメモリ56での記録されるファイルの状態を示す図である。
(記録媒体再生ユニットの初期化)
記録媒体再生ユニット11では、図13のフローチャートに示すように、記録媒体10が設置されたか否かが確認される(STEP1)。記録媒体10の設置をユニット用マイコン110で確認すると(Yes)、光ピックアップ101などにより記録媒体10からTOCデータ及びサブデータを読み出す(STEP2)。STEP1からSTEP2への移行は、記録媒体10の設置が確認されるまで行われる。そして、TOCデータ及びサブデータが記録媒体10より読み出されると、ユニット用マイコン110に与えられて、ユニット用マイコン110内の不図示の内部メモリにTOCデータが格納される(STEP3)。
更に、記録媒体10から読み出されたTOCデータ及びサブデータは、TOCキーとして、ユニット用マイコン110よりシステムマイコン14に与えられて、システムマイコン14内の不図示の内部メモリに格納される(STEP4)。このようにして、記録媒体再生ユニット11に記録媒体10が設置されることで各部が初期化されると、キー入力部15によるユーザの操作が行われるまで待機状態となる(STEP5)。
(半導体メモリ記録再生ユニットの初期化)
半導体メモリ記録再生ユニット12では、図14のフローチャートに示すように、半導体メモリ装置2が接続されたか否かが確認される(STEP11)。半導体メモリ装置2のコネクタ52がコネクタ201に接続されて、半導体メモリ装置2が接続されたことがユニット用マイコン206で確認すると(Yes)、ファイルシステム処理回路204において、半導体メモリ装置2のメモリ56のFAT領域X2及びディレクトリエントリ領域X3それぞれの内容を獲得するためのコマンドデータを生成して、半導体メモリ装置2に送信する(STEP12)。STEP11からSTEP12への移行は、半導体メモリ2の接続が確認されるまで行われる。
そして、コネクタ201を介して半導体メモリ装置2から送信される信号を受信すると、受信した信号が物理層処理回路202及び論理層処理回路203それぞれで処理可能であるか否かが確認されて、半導体メモリ装置2と通信可能であるか否かが確認される(STEP13)。半導体メモリ装置2の物理層処理回路53及び論理層処理回路54における処理方式が、物理層処理回路202及び論理層処理回路203における処理方式と合致するか否かを確認することで、通信可能であるか否かことが確認される。
このとき、半導体メモリ装置2と通信不可能であることが確認されると(No)、ユニット用マイコン206よりシステムマイコン14に通信不可能であることが伝えられ、表示部13にエラー表示が成された後(STEP14)、STEP11に移行する。一方、半導体メモリ装置2と通信可能であることが確認されると(Yes)、半導体メモリ装置2のメモリ56のFAT領域X2におけるFATテーブル及びディレクトリエントリX3におけるディレクトリエントリ及びファイルエントリを受信する(STEP15)。このFATテーブルとディレクトリエントリ及びファイルエントリとがファイルシステム処理回路204に与えられて記憶される(STEP16)。
その後、半導体メモリ装置2のメモリ56に格納される各ファイルにおける音楽コンテンツの関連情報を取得するためのコマンドデータを情報管理処理回路205で生成して、半導体メモリ装置2に送信する(SETP17)。半導体メモリ装置2では、このコマンドデータを受信すると、ファイルシステム処理回路55で確認される各ファイルのメモリ56のデータ領域X4における記録領域より、各ファイルに対する音楽コンテンツの関連情報が読み出される。
この各ファイルに対する音楽コンテンツの関連情報を受信すると、ファイルシステム処理回路204において、FATテーブル及びファイルエントリが参照されて、その属性、記録日時、及び記録位置などが確認される。そして、各音楽コンテンツに対する関連情報が、属性や記録日時や記録位置とともに、情報管理処理回路205に与えられて、リスティング処理又はソーティング処理されて格納される(STEP18)。
その後、属性や記録日時や記録位置の情報とともにリスティング処理又はソーティング処理された各音楽コンテンツの関連情報が、ユニット用マイコン206よりシステムマイコン14に与えられて、システムマイコン14内の不図示の内部メモリに格納される(STEP19)。このようにして、半導体メモリ記録再生ユニット12に半導体メモリ装置2が設置されることで各部が初期化されると、キー入力部15によるユーザの操作が行われるまで待機状態となる(STEP20)。
(音楽コンテンツの転送)
そして、図15のフローチャートで示すように、キー入力部15の操作によって音楽コンテンツの転送が指示されると(SETP51)、半導体メモリ記録再生ユニット12で音楽コンテンツの記録が可能な記録準備状態となる(STEP52)。記録準備状態において、キー入力部15が操作されることで、記録媒体10から転送する音楽コンテンツの選択や録音モードなどの転送条件が設定される(SETP53)。このとき、転送するために選択された音楽コンテンツを示すTOCデータがシステムマイコン14の内部メモリ(不図示)に格納される。その後、音楽コンテンツの転送を行うことを確定することがキー入力部15によって指示されたか否かが確認される(STEP54)。
そして、音楽コンテンツの転送が確定されると(Yes)、選択された音楽コンテンツのうち1つめとなる音楽コンテンツの転送を開始するため、転送を開始する音楽コンテンツを示すTOCデータがシステムマイコン14からユニット用マイコン110に与えられる(STEP55)。尚、音楽コンテンツの転送順は、STEP53の転送条件としてユーザが設定できるものとしても構わないし、記録媒体10に格納される順番によるものとしても構わないし、ユーザにより選択された順番によるものとしても構わない。
よって、記録媒体再生ユニット11において、転送が指示された音楽コンテンツの記録媒体10からの読み出し動作が開始される(SETP56)。そのため、記録媒体再生ユニット11では、転送が指示された音楽コンテンツが記録媒体10から読み出される。そして、この音楽コンテンツのアナログ信号となる音声信号がAD変換回路16及び圧縮回路17で処理された後、ワークバッファ19に保管される。
このように、転送する音楽コンテンツの記録媒体10からの読み出しが開始されると、システムマイコン14に記録されている転送する音楽コンテンツに対するTOCデータとサブデータとによるTOCキーが、半導体メモリ記録再生ユニット12に与えられ、ファイルエントリの生成が行われる(STEP57)。このとき、まず、TOCキーがユニット用マイコン206を通じて情報管理処理回路205に与えられることで、TOCキーに基づくファイル名が生成される。本実施形態では、予め設定された固定部分とTOCキーの内容とを合成することで、ファイル名が生成される。即ち、図16(a)に示すように、固定部分がファイル名の先頭部分の「CD」と末尾部分「.XXX」であり、TOCキーが「12345JP」となるとき、ファイル名が「CD12345JP.XXX」とされる。
そして、このファイル名とTOCデータとがファイルシステム処理回路204に与えられ、ファイル名と音楽コンテンツの属性とファイルサイズとが確認されるとともに、現在時刻を確認することで記録日時が確認される。尚、ファイルサイズは、記録媒体10に記録されている音楽コンテンツのファイルサイズに、この音楽コンテンツに対して付加する関連情報を記録するヘッダ領域の所定のファイルサイズが加算された値となる。
又、ファイルシステム処理回路204では、FATテーブルを参照することで、空きクラスタを確認して、音楽コンテンツによるファイルを格納する先頭クラスタが確認される。そして、このファイル名、属性、記録日時、ファイルサイズ、及び先頭クラスタによって構成されるファイルエントリを生成する。即ち、図16(a)に示すようなファイル名「CD12345JP.XXX」のファイルのファイルエントリが生成されることとなる。
尚、既に、同じファイル名となるファイルエントリが確認された場合は、ファイル名の末尾にシリアル番号付加などの処理を行う。即ち、ファイル名「CD12345JP.XXX」となるファイルのファイルエントリが存在する場合は、図16(b)に示すファイルエントリのように、シリアル番号「−1」を付加したファイル名「CD12345JP−1.XXX」とする。
このようにファイルエントリの作成が行われると、このファイルエントリが半導体メモリ装置2に与えられて、メモリ56のディレクトリエントリ領域X3に記録される。そして、音楽コンテンツに対して付加する関連情報を記録するヘッダ領域を形成するために、半導体メモリ装置2のメモリ56おけるデータ領域X4に対して所定の領域分の確保が行われる(STEP58)。尚、このヘッダ領域に、STEP57で生成したファイル名が、音楽コンテンツの関連情報として記録される。
このとき、ファイルシステム処理回路204において、STEP57で生成したファイルエントリとFATテーブルとによって、ヘッダ領域を形成する空きクラスタが確認される。この確認された空きクラスタにヘッダ領域を形成するためのコマンドデータを生成して、半導体メモリ装置2に送信する。よって、半導体メモリ装置2では、メモリ56のデータ領域X4をヘッダ領域として形成し、関連情報の一部とされるSTEP57で生成したファイル名のみが記録される。又、ヘッダ領域として形成されたデータ領域X4のクラスタのリンク状態を示すように、ファイルシステム処理回路204においてFATテーブルの内容が更新され、この更新されたFATテーブルが半導体メモリ装置2に与えられることで、メモリ56のFAT領域X2におけるFATテーブルの内容が更新される。
その後、ユニット用マイコン206によってワークバッファ19に蓄積された音楽コンテンツを構成するデジタル信号が読み出されて、ファイルシステム処理回路204でFATテーブルが参照されることで、音楽コンテンツによるデジタル信号の半導体メモリ装置2への書き込みが行われる(STEP59)。このとき、ファイルシステム処理回路204において、FATテーブルを参照することで空きクラスタを確認すると、確認した空きクラスタをリンク先としてFATテーブルの更新を行うとともに、確認した空きクラスタに記録するように半導体メモリ装置2へ指示する。
よって、半導体メモリ装置2では、ファイルシステム処理回路55で、メモリ56のデータ領域X4に対して、指示された空きクラスタを確認し、この空きクラスタに音楽コンテンツのデジタル信号を記録させる。又、オーディオ機器1のファイルシステム処理回路204で更新されたFATテーブルが与えられるため、オーディオ機器1より与えられたFATテーブルの内容と一致するように、ファイルシステム回路55がメモリ56のFAT領域X2のFATテーブルの内容を更新する。
このようにして、音楽コンテンツを構成する全データが半導体メモリ装置2に転送されてメモリ56のデータ領域X4に格納され、1つの音楽コンテンツの半導体メモリ装置2への転送が終了すると、最後に記録されたクラスタに相当するFATエントリを「FFFF」とするなどして、ファイル転送の完結処理を行う(STEP60)。このようにして内容が更新されたFATテーブルが、半導体メモリ装置2に与えられることで、メモリ56のFAT領域X2のFATテーブルの内容も更新される。よって、半導体メモリ装置2に転送された音楽コンテンツによるファイルは、図16(c)のように、空白状態となる曲名(Title)、歌手名(Artist)、アルバム名(Album)を備えたヘッダ領域Y1と、音楽コンテンツ本体のデータが記録された主情報領域Y2とによって構成される。
尚、記録したファイルサイズを再度確認して、STEP57で生成したファイルエントリに記録されたファイルサイズが更新されるものとしても構わない。このとき、ファイルサイズが更新されたファイルエントリが半導体メモリ装置2に与えられることで、メモリ56のディレクトリエントリ領域X3のファイルエントリの内容も更新される。又、図16(d)のように、半導体メモリ装置2に転送するファイルの最後尾にフッタ領域Y3を形成した後に、STEP60の完結処理を行うものとしても構わない。
その後、システムマイコン14が1つの音楽コンテンツの転送が終了したことを確認すると、転送するように選択された音楽コンテンツ全てについて、半導体メモリ装置2への転送が終了したか否かが確認される(STEP61)。そして、まだ転送されていない選択された音楽コンテンツが存在する場合(No)、次に転送する音楽コンテンツの転送を開始するため、STEP55と同様、転送する音楽コンテンツを示すTOCデータがシステムマイコン14からユニット用マイコン110に与えられる(STEP62)。ユニットマイコン110で転送する音楽コンテンツが確認されると、STEP56に移行して、STEP56以降の動作を行う。
一方、STEP61において、システムマイコン14が選択された音楽コンテンツを全て転送したことが確認された場合(Yes)、ユーザによるキー入力部15に対応するためにオーディオ機器1は待機状態に移行する(STEP63)。又、STEP54において、音楽コンテンツの転送動作を行うことが確定されなかったとき(No)、転送動作を終了することがキー入力部15を介して指示されたか否かが確認される(STEP64)。このとき、転送動作の終了が指示されなかった場合(No)、STEP53に移行して転送動作の設定が行われ、又、転送動作の終了が指示された場合(Yes)、SETP63に移行して待機状態となる。
尚、このように音楽コンテンツの転送動作を行うとき、オーディオ機器1が、記録媒体再生ユニット11から出力された音声信号による音声の検出を行う有音検出部を備える場合、この有音検出部で検出した音声に同期して、半導体メモリ装置2への音楽コンテンツの転送を行うものとしても構わない。又、上述のように動作しているとき、キー入力部15が操作されて、転送動作の終了が指示されると、記録媒体再生ユニット11における再生動作を停止した後、ワークバッファ19に蓄積されているデジタル信号が全て半導体メモリ記録再生ユニット12から半導体メモリ装置2へ転送される。そして、STEP60の完結処理が行われた後、転送動作を終了してSTEP63の待機状態に移行する。
このように動作することで、音楽コンテンツを転送する際、転送した音楽コンテンツに仮のファイル名をTOCキーに基づいて生成し、このファイル名を関連情報として半導体メモリ装置2へ転送して記録する音楽コンテンツを構成するファイルのヘッダ領域に追加して記録させることができる。よって、この半導体メモリ装置2に転送された音楽コンテンツによるファイルを読み出したとき、ヘッダ領域に格納された関連情報を確認することで、仮のファイル名を認識することができる。そして、この転送された音楽コンテンツの再生時において、オーディオ機器1の表示部13や半導体メモリ装置2の表示部21に仮のファイル名を表示させることができる。
<関連情報取得動作>
又、上述のような構成の関連情報取得装置3のコネクタ72に半導体メモリ装置2のコネクタ52が接続された図2(c)のような状態において、記録媒体10に記録された音楽コンテンツに対する関連情報の取得動作について、図17及び図18を参照して説明する。図17は、関連情報取得装置3の概略動作を示すフローチャートである。又、図18は、関連情報取得時における半導体メモリ装置2のメモリ56での記録されるファイルの状態を示す図である。
この関連情報取得装置3は、半導体メモリ装置2が接続されると、まず、オーディオ機器1の半導体メモリ記録再生ユニット12と同様の初期化動作が行われる。即ち、図17のフローチャートに示すように、半導体メモリ装置2が接続されたか否かが確認される(STEP101)。そして、半導体メモリ装置2が接続されたことがシステムマイコン78で確認すると(Yes)、ファイルシステム処理回路75において、半導体メモリ装置2のメモリ56のFAT領域X2及びディレクトリエントリ領域X3それぞれの内容を獲得するためのコマンドデータを生成して、半導体メモリ装置2に送信する(STEP102)。STEP101からSTEP102への移行は、半導体メモリ2の接続が確認されるまで行われる。
その後、半導体メモリ装置2から送信される信号が物理層処理回路73及び論理層処理回路74それぞれで処理可能であるか否かが確認されて、半導体メモリ装置2と通信可能であるか否かが確認される(STEP103)。このとき、半導体メモリ装置2と通信不可能であることが確認されると(No)、システムマイコン78によって表示部71にエラー表示が成された後(STEP104)、STEP101に移行する。
一方、半導体メモリ装置2と通信可能であることが確認されると(Yes)、半導体メモリ装置2のメモリ56のFAT領域X2におけるFATテーブル及びディレクトリエントリX3における及びファイルエントリを受信する(STEP105)。このFATテーブルとディレクトリエントリ及びファイルエントリとがファイルシステム処理回路75に与えられて記憶される(STEP106)。
その後、ファイルシステム処理回路75で確認されたファイルエントリのうち、1つ目のファイルエントリが情報管理処理回路76に与えられる(STEP107)。尚、この1つ目のファイルエントリは、メモリ56のディレクトリエントリX4で記録されている順番によって決定されるものであっても構わない。そして、情報管理処理回路76において、ファイルシステム処理回路75から与えられたファイルエントリに記録されたファイル名が確認される(STEP108)。
情報管理処理回路76において、更に、確認したファイル名がTOCキーにより構成されるものであるか否かが確認される(STEP109)。このとき、ファイル名の固定部分が所定のものであるか否かを確認することによって、TOCキーにより構成されるものであるか否かが確認される。よって、図16(a)又は図16(b)のように、ファイル名の先頭部分と末尾部分の固定部分がそれぞれ、「CD」、「.XXX」となる場合は、ファイル名がTOCキーにより構成されたものであると認識される。
そして、TOCキーにより構成されたものであると確認されると(Yes)、ファイル名からTOCキーの抽出が行われる(STEP110)。このとき、ファイル名から固定部分が消去されることにより、TOCキーの抽出が行われる。又、固定部分を消去した後、更にシリアル番号が末尾に付加されているか否かを確認し、シリアル番号を確認したときは、シリアル番号も消去される。よって、図16(a)のように「CD12345JP.XXX」となるファイル名については、固定部分である「CD」と「.XXX」とが消去されて、「12345JP」となるTOCキーが得られる。又、図16(b)のように「CD12345JP−1.XXX」となるファイル名については、固定部分である「CD」と「.XXX」とが消去された後、シリアル番号「−1」が消去されて、「12345JP」となるTOCキーが得られる。
このようにして得られたTOCキーがシステムマイコン78に与えられると、通信I/F79よりネットワーク5を通じてCDDB4と通信を行うことで、TOCキーと一致する関連情報の検索が行われる(STEP111)。即ち、TOCキーのサブデータにより、音楽コンテンツを備える記録媒体10の製品コードが確認されるとともに、TOCキーのTOCデータにより音楽コンテンツの記録媒体10での曲目が確認される。よって、CDDB4では、TOCキーに基づいて、音楽コンテンツの曲名や歌手名やアルバム名となる関連情報が検索されることとなる。
そして、CDDB4より関連情報を通信I/F79で受信すると、この関連情報がシステムマイコン78より情報管理処理回路76に与えられる(STEP112)。更に、この関連情報はファイルシステム処理回路75に与えられ、現在処理しているファイルのヘッダ領域又はフッタ領域に記録されるように、半導体メモリ装置2のメモリ56への書き込みが行われる(STEP113)。即ち、現在処理しているファイルのファイルエントリとFATテーブルとを参照することで、半導体メモリ装置2のメモリ56におけるデータ領域X4でのファイルのヘッダ領域及びフッタ領域の記録位置を確認し、得られた関連情報を半導体ファイル装置2へ送信して書き込む。
このとき、図18(a)のように関連情報として、曲名「ABC」、歌手名「DEF」、アルバム名「GHI」となる関連情報が得られたとき、図18(b)のように、半導体メモリ装置2のメモリ56におけるデータ領域X4に記録されるファイルは、そのヘッダ領域Y1の空白状態であった曲名、歌手名、アルバム名それぞれに対して、曲名「ABC」、歌手名「DEF」、アルバム名「GHI」が記録されることとなる。
その後、情報管理処理回路76において、取得した関連情報に基づいて、音楽コンテンツを含むファイルに対する新たなファイル名が生成される(STEP114)。このとき、関連情報より得られる曲名の末尾に固定の「.XXX」を付加したものを、新たに、ファイル名とする。又、仮のファイル名にシリアル番号が付加されていたファイルについては、曲名の末尾にシリアル番号と固定の「.XXX」とを付加したものを、新たに、ファイル名とする。即ち、図16(a)のようなファイル名であったファイルに対して、図18(a)のような関連情報が取得された場合、図18(c)のように、「ABC.XXX」というファイル名が新たに生成される。又、図16(b)のようなファイル名であったファイルに対して、図18(a)のような関連情報が取得された場合、図18(d)のように、「ABC−1.XXX」というファイル名が新たに生成される。
そして、この新たに生成されたファイル名がファイルシステム処理回路75に与えられて、ファイルエントリのファイル名が新たなファイル名に更新し、このファイルエントリを半導体メモリ装置2に与えて、メモリ56のディレクトリエントリ領域X3に記録する(STEP115)。このようにして、1つのファイルの関連情報を取得して半導体メモリ装置2のメモリ56の記録内容を更新すると、情報管理処理回路56において、半導体メモリ装置2のメモリ56に格納された音楽コンテンツによるファイル全てに対して処理を行ったか否かが確認される(STEP116)。尚、STEP109において、確認したファイル名が既に関連情報により生成されたものである場合においても(No)、STEP116に移行する。
このSTEP116において、まだヘッダ領域の情報が確認されていない音楽コンテンツによるファイルが存在する場合(No)、次にヘッダ領域の情報を確認するファイルを選択するため、STEP107と同様、次に確認するファイルに対応するファイルエントリが情報管理処理回路76に与えられる(STEP117)。そして、ファイルエントリが情報管理処理回路76が確認されると、STEP108に移行して、STEP108以降の動作を行う。
一方、システムマイコン14が選択された音楽コンテンツを全て転送したことが確認された場合(Yes)、システムマイコン78によって、関連情報の取得が終了したことを表示部71に表示し(STEP118)、動作を終了する。これにより、ユーザが半導体メモリ装置2に記録された音楽コンテンツによるファイルに対して、それぞれの関連情報が取得されたことを認知することができる。
尚、STEP114及びSTEP115において、CDDB4から関連情報を取得したとき、関連情報に基づいてファイル名の変更を行うものとしたが、ファイル名の変更を行わずに、もとのTOCキーによるファイル名のままであっても構わない。このとき、半導体メモリ装置2のメモリ56のデータ領域X4に記録されたファイルが削除された場合においても、FAT管理型のファイル管理方式の場合、メモリ56のディレクトリエントリX3に記録されたファイルエントリが削除されずに、削除されたことを示すフラグがファイルエントリに記録されることとなる。そして、半導体メモリ装置2に対してファイルの削除が求められたとき、音楽コンテンツそのものとなるデータの削除が行われるのみとし、ヘッダ領域Y1及びフッタ領域Y3に記録された関連情報が記録されたままとする。
このようにすることで、記録媒体10に半導体メモリ装置2から削除された音楽コンテンツが記録され、この音楽コンテンツがオーディオ機器1の記録媒体再生ユニット11で再生される際などにおいても、半導体メモリ装置2のメモリ56を確認して、音楽コンテンツの曲名、歌手名、アルバム名などの関連情報を認識することができる。即ち、メモリ56のディレクトリX3におけるファイルエントリのファイル名のTOCキーと照合させることで、照合したファイルエントリに対応する関連情報をメモリ56のデータ領域X4より読み出すことで、記録媒体再生ユニット11で処理される音楽コンテンツの関連情報を認識することができる。
このように動作することで、半導体メモリ装置2において、関連情報が取得されていない音楽コンテンツに対して、そのファイル名よりTOCキーを解読し、CDDB4より関連情報の検索を行うことができる。又、予め、各項目毎に空白として予約領域とされたヘッダ領域Y1やフッタ領域Y3が構成されるため、CDDB4より得られた関連情報を各項目毎に記録させることができる。
尚、本実施形態において、オーディオ1が記録媒体10の音楽コンテンツの半導体メモリ装置2への転送を行ったとき、TOCキーをIDとして関連情報に加え、ファイルのヘッダ領域又はフッタ領域に記録するものとしても構わない。即ち、TOCキーとして「12345JP」が半導体メモリ記録再生ユニット12に与えられたとき、図19のように、メモリ56内のファイルのヘッダ領域Y1に、空白とされる関連情報の各項目「曲名」、「歌手名」、「アルバム名」とともに、TOCキーによるID「12345JP」が記録される。このようなIDを備えることで、関連情報取得装置3の情報管理処理回路76で、ファイルエントリによるファイル名とともに、このメモリ56内より読み出されたヘッダ領域の情報からIDを確認して、関連情報を取得すべきファイルであることを確実に認識させることができる。
又、オーディオ機器1における音楽コンテンツの半導体メモリ装置2への転送動作において、メモリ56に新たにディレクトリ(フォルダ)が形成され、このディレクトリ(フォルダ)内に転送される音楽コンテンツによるファイルが記録されるものとしても構わない。このとき、ディレクトリエントリにおけるディレクトリ名がサブコードによるものとし、音楽コンテンツのファイルを表すファイルエントリにおけるファイル名がTOCデータによるものとしても構わない。更に、関連情報取得装置3で関連情報が得られたとき、サブコードによるディレクトリ名をアルバム名に切り換えるとともに、TOCデータによるファイル名を曲名に切り換えるものとしても構わない。
又、本実施形態において、CDDB4をインターネットなどネットワーク5を介したオンライン接続によるものとしたが、無線接続や関連情報取得装置3内部、又は、関連情報取得装置3にローカル接続された周辺機器が有するローカルデータベースであっても構わない。又、関連情報取得装置3を介することなく、半導体メモリ装置2が直接CDDB4と通信接続されるものとしても構わない。又、関連情報取得装置3と半導体メモリ装置2との間は、有線接続であっても無線接続であっても構わない。
更に、本実施形態は、CDDB4を用いて、CDなどの音楽コンテンツを記録した記録媒体10からのコンテンツの転送を例に挙げて説明してきたが、これに限られるものではなく、例えば、デジタル放送の副情報や音声多重放送のデータ情報が半導体メモリ装置3に記録されるものであっても構わない。
は、本実施形態のコンテンツ管理システムの構成を示すブロック図である。 は、図1のコンテンツ管理システムにおける各ブロックの動作関係を示す図である。 は、FAT管理型のファイル管理方式により管理される記録媒体の構成を示す図である。 は、BPBの内容を説明するための図である。 は、FAT領域におけるFATテーブルの構造示す図である。 は、ディレクトリエントリ領域の構造を示す図である。 は、FAT管理型のファイル管理方式によるファイル管理方法を説明するための図である。 は、図1のコンテンツ管理システムにおけるオーディオ機器の内部構成を示すブロック図である。 は、図8のオーディオ機器における記録媒体再生ユニットの構成を示すブロック図である。 は、図8のオーディオ機器における半導体メモリ記録再生ユニットの構成を示すブロック図である。 は、図1のコンテンツ管理システムにおける半導体メモリ装置の内部構成を示すブロック図である。 は、図1のコンテンツ管理システムにおける関連情報取得装置の内部構成を示すブロック図である。 は、オーディオ機器に記録媒体が設置されたときの初期化動作を示すフローチャートである。 は、オーディオ機器に半導体メモリ装置が接続されたときの初期化動作を示すフローチャートである。 は、オーディオ機器における半導体メモリ装置への音楽コンテンツの転送動作を示すフローチャートである。 は、音楽コンテンツ転送時における半導体メモリ装置のメモリでの記録されるファイルの状態を示す図である。 は、関連情報取得装置における半導体メモリ装置内の音楽コンテンツに対する関連情報の取得動作を示すフローチャートである。 は、関連情報取得時における半導体メモリ装置のメモリでの記録されるファイルの状態を示す図である。 は、音楽コンテンツ転送時における半導体メモリ装置のメモリでの記録されるファイルの状態を示す図である。
符号の説明
1 オーディオ機器
2 半導体メモリ装置
3 関連情報取得装置
4 CDDB
5 ネットワーク
10 記録媒体
11 記録媒体再生ユニット
12 半導体メモリ記録再生ユニット
13 表示部
14 システムマイコン
15 キー入力部
16 AD変換回路
17 圧縮回路
18 伸張回路
19 ワークバッファ
20 DA変換回路
21 再生出力アンプ
22 スピーカ
51 表示部
52 コネクタ
53 物理層処理回路
54 論理層処理回路
55 ファイルシステム処理回路
56 メモリ
57 キー入力部
58 システムマイコン
59 復号化回路
60 DA変換回路
61 再生出力アンプ
71 表示部
72 コネクタ
73 物理層処理回路
74 論理層処理回路
75 ファイルシステム処理回路
76 情報管理処理回路
77 キー入力部
78 システムマイコン
79 通信I/F
101 光ピックアップ
102 スピンドルモータ
103 スレッドモータ
104 ドライバ回路
105 デジタルサーボ
106 RF処理回路
107 信号処理回路
108 復号化回路
109 DA変換回路
110 ユニット用マイコン
201 コネクタ
202 物理層処理回路
203 論理層処理回路
204 ファイルシステム処理回路
205 情報管理処理回路
206 ユニット用マイコン

Claims (22)

  1. コンテンツの書き込み及び読み出しが行われる半導体メモリと、
    複数の前記コンテンツを記録する記録媒体を再生するとともに前記半導体メモリに対して前記コンテンツの記録を行うコンテンツ記録再生装置と、
    前記コンテンツに関連する関連情報を管理するデータベースと、
    前記半導体メモリに記録された前記コンテンツを確認し、確認した前記コンテンツに対応した前記関連情報を前記データベースより取得して前記半導体メモリに記録させる関連情報取得装置と、
    を備え、
    前記記録媒体が、前記記録媒体自身を特定する記録媒体特定情報と、前記記録媒体が記録しているコンテンツそれぞれを特定するコンテンツ特定情報と、を備え、
    前記コンテンツ記録再生装置において、前記記録媒体に記録された前記コンテンツを前記半導体メモリに転送して記録するとき、
    前記半導体メモリに転送する前記コンテンツのコンテンツ特定情報と前記記録媒体特定情報とを組み合わせた特定情報を、前記コンテンツを指定するインデックス情報として、前記コンテンツとともに前記半導体メモリに記録し、
    前記関連情報取得装置が、前記半導体メモリに記録された前記インデックス情報に基づいて前記関連情報を前記データベースから取得して、前記半導体メモリに記録することを特徴とするコンテンツ管理システム。
  2. 前記半導体メモリが、
    前記コンテンツを記録するデータ領域と、
    前記データ領域に記録された前記コンテンツそれぞれの記録位置とファイル名とを記録したインデックス領域と、
    を備え、
    前記コンテンツ記録再生装置及び前記関連情報取得装置それぞれが、前記インデックス領域に従った共通のファイルシステムによって、前記半導体メモリに対する処理動作を行うことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ管理システム。
  3. 前記コンテンツ記録再生装置において、前記記録媒体内の前記コンテンツを前記半導体メモリに転送する際、転送する前記コンテンツの前記インデックス情報に基づいて前記ファイル名を生成して前記半導体メモリの前記インデックス領域に記録することを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ管理システム。
  4. 前記関連情報取得装置において、
    前記関連情報が取得された前記コンテンツに対して、前記ファイル名を前記関連情報に基づくファイル名として前記半導体メモリの前記インデックス領域に記録し、
    前記ファイル名が前記インデックス情報に基づくファイル名であることを確認したとき、前記関連情報が取得されていないものと判断して、前記データベースより前記関連情報の取得を行うことを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ管理システム。
  5. 前記コンテンツ記録再生装置において、前記記録媒体内の前記コンテンツを前記半導体メモリに転送する際、転送する前記コンテンツの前記インデックス情報を前記半導体メモリの前記データ領域に前記コンテンツとともに記録することを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載のコンテンツ管理システム。
  6. 前記関連情報取得装置において、
    前記関連情報がないことを確認した前記コンテンツの前記インデックス情報を前記データ領域より確認したとき、確認した前記インデックス情報に基づいて前記データベースより前記関連情報の取得を行うことを特徴とする請求項5に記載のコンテンツ管理システム。
  7. 前記半導体メモリの前記データ領域において、前記コンテンツ自体となる主データと前記関連情報とが組み合わされたファイルが記録されることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載のコンテンツ管理システム。
  8. 前記コンテンツ記録再生装置が、前記記録媒体内の前記コンテンツを前記半導体メモリに転送する際、前記半導体メモリの前記データ領域において、記録される前記コンテンツに対する前記関連情報が記録される関連情報記録用の予約領域が形成され、
    前記関連情報取得装置が前記半導体メモリに記録された前記コンテンツの前記関連情報を取得する際、前記予約領域に前記関連情報を記録することを特徴とする請求項2〜請求項7のいずれかに記載のコンテンツ管理システム。
  9. 前記半導体メモリにおいて、記録されたコンテンツが削除されたとしても、前記インデックス情報及び前記関連情報が記録されたままであることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載のコンテンツ管理システム。
  10. 前記コンテンツ記録再生装置が、再生する前記コンテンツと一致する前記インデックス情報に基づいて前記半導体メモリに記録された前記関連情報を確認し、当該関連情報を表示することを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載のコンテンツ管理システム。
  11. コンテンツの書き込み及び読み出しが行われる半導体メモリの記録及び再生を行う半導体メモリ記録再生ユニットと、
    複数の前記コンテンツを記録する記録媒体を再生する記録媒体再生ユニットと、
    を備え、
    前記記録媒体に記録した前記コンテンツを前記半導体メモリに転送する際、
    前記記録媒体に記録された前記記録媒体自身を特定する記録媒体特定情報と前記記録媒体が記録しているコンテンツそれぞれを特定するコンテンツ特定情報とが組み合わされた特定情報を、前記記録媒体再生ユニットで前記記録媒体より読み出し、
    前記半導体メモリ記録再生ユニットにおいて、前記記録媒体特定情報と前記コンテンツ特定情報とを組み合わせた特定情報を、前記半導体メモリに転送する前記コンテンツを指定するインデックス情報として、前記半導体メモリに記録することを特徴とするコンテンツ記録再生装置。
  12. 前記半導体メモリが、
    前記コンテンツを記録するデータ領域と、
    前記データ領域に記録された前記コンテンツそれぞれの記録位置とファイル名とを記録したインデックス領域と、
    を備え、
    前記半導体メモリ記録再生ユニットが、前記インデックス領域に従った共通のファイルシステムによって、前記半導体メモリに対する処理動作を行うことを特徴とする請求項11に記載のコンテンツ記録再生装置。
  13. 前記半導体メモリ記録再生ユニットにおいて、転送する前記コンテンツの前記インデックス情報に基づいて前記ファイル名を生成して前記半導体メモリの前記インデックス領域に記録することを特徴とする請求項12に記載のコンテンツ記録再生装置。
  14. 前記半導体メモリ記録再生ユニットにおいて、転送する前記コンテンツの前記インデックス情報を前記半導体メモリの前記データ領域に前記コンテンツとともに記録することを特徴とする請求項12又は請求項13に記載のコンテンツ記録再生装置。
  15. 前記半導体メモリ記録再生ユニットが、前記半導体メモリの前記データ領域に対して、記録される前記コンテンツに対する前記関連情報が記録される関連情報記録用の予約領域を形成することを特徴とする請求項12〜請求項14のいずれかに記載のコンテンツ記録再生装置。
  16. 前記関連情報を表示する表示部を備え、
    前記記録媒体又は前記半導体メモリに記録された前記コンテンツを再生するとき、
    前記半導体メモリ記録再生ユニットが、再生する前記コンテンツと一致する前記インデックス情報に基づいて前記半導体メモリに記録された前記関連情報を確認し、
    当該関連情報を前記表示部に表示することを特徴とする請求項11〜請求項15のいずれかに記載のコンテンツ記録再生装置。
  17. 請求項1に記載のコンテンツ管理システムの前記関連情報取得装置の動作プログラムである関連情報取得用プログラムであって、
    前記半導体メモリに記録された前記コンテンツに対する前記関連情報が、前記半導体メモリに記録されているか否かを確認する第1ステップと、
    該第1ステップで前記半導体メモリに前記関連情報が記録されていないことが確認された前記コンテンツの前記インデックス情報より、前記コンテンツの前記記録媒体特定情報と前記コンテンツ特定情報を確認する第2ステップと、
    該第2ステップで確認した前記記録媒体特定情報と前記コンテンツ特定情報とに基づいて、前記データベースより前記コンテンツの前記関連情報を検索する第3ステップと、
    該第3ステップで検索した前記関連情報を前記半導体メモリに記録する第4ステップと、
    を備えることを特徴とする関連情報取得用プログラム。
  18. 前記半導体メモリが、
    前記コンテンツを記録するデータ領域と、
    前記データ領域に記録された前記コンテンツそれぞれの記録位置とファイル名とを記録したインデックス領域と、
    を備え、
    前記半導体メモリの前記インデックス領域に従った共通のファイルシステムに基づいた処理動作を行うプログラムであることを特徴とする請求項17に記載の関連情報取得用プログラム。
  19. 前記第4ステップにおいて、前記関連情報が取得された前記コンテンツに対して、前記ファイル名を前記関連情報に基づくファイル名として前記半導体メモリの前記インデックス領域に記録し、
    前記第1ステップにおいて、前記コンテンツの前記ファイル名が前記関連情報に基づくものでないことを確認したとき、当該コンテンツの前記関連情報が記録されていないことを認識することを特徴とする請求項18に記載の関連情報取得用プログラム。
  20. 前記半導体メモリにおいて、前記インデックス情報が前記コンテンツとともに前記データ領域に記録され、
    前記第2ステップにおいて、前記データ領域内の前記インデックス情報より、前記コンテンツの前記記録媒体特定情報と前記コンテンツ特定情報を確認することを特徴とする請求項18又は請求項19に記載の関連情報取得用プログラム。
  21. 前記半導体メモリに前記コンテンツが記録される際、前記半導体メモリの前記データ領域において、記録される前記コンテンツに対する前記関連情報が記録される関連情報記録用の予約領域が形成され、
    前記第4ステップにおいて、前記第3ステップで取得した前記関連情報を、前記半導体メモリの前記データ領域における前記予約領域に記録することを特徴とする請求項18〜請求項20のいずれかに記載の関連情報取得用プログラム。
  22. 請求項17〜請求項21のいずれかに記載の関連情報取得用プログラムに従って動作する関連情報取得装置であって、
    前記データベースと接続して前記データベースとのデータのやりとりを行う第1通信接続部と、
    前記半導体メモリと接続して前記半導体メモリとのデータのやりとりを行う第2通信接続部と、
    前記関連情報取得用プログラムに従って前記データベース及び前記半導体メモリとのデータのやりとり及びデータの処理を行う制御部と、
    を備えることを特徴とする関連情報取得装置。
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