JP2007171725A - 光学モジュール - Google Patents

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彰彦 佐野
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Abstract

【課題】樹脂導波路をパッケージ内に収納するための、安価で耐湿性に優れた光導波路装置を提供する。
【解決手段】光導波路モジュール14は、ケース11と封止用ブロック12A、12Bからなるパッケージ内に封止されている。光導波路モジュール14に繋がれている光ファイバ素線15(ファイバ心線16の被覆のない部分)は、封止用ブロック12A、12Bのファイバ通路13に挿通されており、ファイバ通路13の内壁面と光ファイバ素線15との間にはエポキシ樹脂等の封止用樹脂18が充填されている。ケース11の封止用ブロック12A、12Bとの間の隙間にも17が充填されている。ここで、光ファイバ素線15はファイバ通路13の内壁面に接しないようにして、好ましくは10μm以上の距離を隔ててファイバ通路13内に挿通されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、光導波路モジュール等の光学部品を気密的に封止した光学モジュールに関する。
光導波路には、耐環境性に優れるが製造コストが高くつく石英導波路と、耐環境性に劣るが製造コストが安価な樹脂導波路とがある。このうちの樹脂導波路は、製造コストが安価であるため多量に使用する用途に望ましいが、耐環境性に劣るので、湿気などで特性が劣化し易い問題がある。そのため樹脂導波路を用いて光導波路装置を製作する場合には、耐湿性に優れたパッケージの内部に光導波路を収納する必要がある。
しかしながら、樹脂導波路にこれまでの一般的なパッケージを用いると、耐環境性が充分なレベルまで到達することはできず、また、耐湿性を向上させようとした場合に、ハーメチック材料を用いたパッケージを使用することとなり、コストが高くつくという問題があった。
特開平7−218758号公報
本発明は上記のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、主として樹脂導波路をパッケージ内に収納するための、安価で耐湿性に優れた光学モジュールを提供することにある。
本発明にかかる光学モジュールは、光ファイバを接続された光学部品と、前記光学部品を収納するパッケージとを備えた光学モジュールにおいて、前記パッケージは、前記光学部品に接続された光ファイバを挿通させるための通路を有し、前記通路は、挿通された光ファイバとの隙間に封止用樹脂を充填され、前記光ファイバは、前記封止用樹脂内に封止された部分の少なくとも一部で被覆を除去され、かつ、前記被覆を除去された部分が前記パッケージに接触していないものである。
本発明の光学モジュールは、光ファイバの被覆を除去された部分が封止用樹脂内に封止されているので、光ファイバの被覆を通じて浸入する湿気を被覆の除去された部分で遮断することができ、パッケージ内に湿気が浸入するのを防ぐことができる。さらに、被覆を除去された部分がパッケージに接触していないので、封止用樹脂の入り込む空間が一部においても狭くなり過ぎることがなく、封止用樹脂の充填性と密着性を良好にしてパッケージ内に湿気が浸入するのを防ぐことができる。また、本発明の光学モジュールは、光ファイバを通した通路に樹脂を充填するという簡単な方法で封止しているので、製造コストも安価に抑えることができる。
本発明にかかる光学モジュールのある実施態様は、前記パッケージの通路に、被覆の除去された部分どうしが接触しないようにして複数本の光ファイバが挿通されている。かかる実施態様では、パッケージの通路に複数本の光ファイバを挿通させるとき、被覆の除去された部分どうしが接触しないように挿通しているので、被覆の除去された部分どうし間の封止用樹脂が入り込む空間が狭くなり過ぎることがなく、封止用樹脂の充填性と密着性を良好にしてパッケージ内に湿気が浸入するのをより確実に防ぐことができる。
本発明にかかる光学モジュールの別な実施態様は、光ファイバの被覆が除去されており、かつ、光ファイバと前記通路の内壁面との隙間に前記封止用樹脂が充填されている領域の長さが、光ファイバの長さ方向に沿って2mm以上となっている。被覆には湿気が浸入する恐れがあるので、封止用樹脂内に封止されており光ファイバの被覆が除去されている部分の長さが2mmよりも短いと湿気を遮断する働きが充分でなくなるからである。
本発明にかかる光学モジュールのさらに別な実施態様は、光ファイバの被覆が除去された部分と前記通路の内壁面との距離がいずれの方向においても10μm以上であり、かつ、少なくとも3方向においては300μm以下となっている。前記通路内を封止している封止用樹脂の厚みはある程度以上必要である。封止用樹脂の入り込む空間があまり薄くなると、その部分で封止用樹脂の充填性が悪くなったり、密着性が低下したりし、湿気が通る恐れがあるためである。そのため、光ファイバと前記通路の壁面との間の封止用樹脂が入り込む空間が狭くならないように、各方向で光ファイバと前記通路の間の距離がある範囲に収まるようにしている。
本発明にかかる光学モジュールのさらに別な実施態様は、前記通路に充填された封止用樹脂が、ヤング率1GPa以上の樹脂であることを特徴としている。ヤング率が1GPaよりも小さな樹脂では架橋密度が低く、湿気を通しやすくなり封止性能が低下するからである。
本発明にかかる光学モジュールのさらに別な実施態様は、前記通路に充填された封止用樹脂が、エポキシ樹脂であることを特徴としている。封止用樹脂としてエポキシ樹脂を用いれば取り扱いが用意となり、コストも安価にできる。ちなみに、封止用樹脂として、シリカ、アルミナなどのフィラーを混入したエポキシ樹脂を用いれば、封止用樹脂の低透湿度化、低熱膨張化が可能になり、その結果さらに耐湿性が向上する。
本発明にかかる光学モジュールのさらに別な実施態様は、前記パッケージが、前記光学部品を収納するケースと前記ケースの開口部分を封止するための封止用ブロックとからなり、前記封止用ブロックに前記通路が開口されていることを特徴としている。かかる実施態様によれば、ケース内に光学部品を納め、光ファイバを通した封止用ブロックをケースの開口部分に取り付けて封止するだけでよく、光学モジュールのパッケージ構造を簡略にすることができる。
本発明にかかる光学モジュールのさらに別な実施態様は、前記ケースが筒状を成し、前記ケースの両端部に前記封止用ブロックが装着されている。かかる実施態様によればパッケージ構造がさらに簡略になる。
本発明にかかる光学モジュールのさらに別な実施態様は、前記ケースと前記封止用ブロックとの間の隙間を、2mm以上の長さに亘って充填された樹脂によって封止したものである。ケースと封止用ブロックの間の樹脂の長さが2mmよりも短いと湿気を遮断する働きが充分でなくなるからである。
本発明にかかる光学モジュールのさらに別な実施態様は、前記ケースと前記封止用ブロックとの間の隙間を、10μm以上300μm以下の厚みの樹脂によって封止したものである。ケースと封止用ブロックとの間の隙間を封止する樹脂の厚みはある程度以上必要である。封止に用いる樹脂の入り込む空間があまり薄くなると、その部分で樹脂の充填性が悪くなったり、密着性が低下したりし、湿気が通る恐れがあるためである。そのため、ケースと封止用ブロックとの間の樹脂が入り込む空間が狭くならないように、ケースと封止用ブロックとの間の隙間がある範囲に収まるようにしている。
本発明にかかる光学モジュールのさらに別な実施態様は、前記ケースと前記封止用ブロックとの間の隙間を溶接、半田又はロウ材により封止したものである。かかる実施態様では、ケースと封止用ブロックの接合を強固にすることができる。
本発明にかかる光学モジュールのさらに別な実施態様は、前記通路が溝状に形成されていることを特徴としている。かかる実施態様によれば、封止用ブロックに設けられた通路が溝状をしているので、孔状の通路に比べて光ファイバを通す作業が容易になる。
本発明にかかる光学モジュールのさらに別な実施態様は、前記ケースが、溝形をした2つのケース分割体をはめ合わせることによって形成され、前記ケースの重なり部分を封止したことを特徴としている。かかる実施態様によれば、光学部品を納めてからケース分割体どうしを組み立てることができ、筒状のケースの場合に比べて、光学部品をケース内に納める作業が用意になる。
本発明にかかる光学モジュールのさらに別な実施態様は、前記ケース分割体の重なり部分を、2mm以上の長さに亘って充填された樹脂によって封止したものである。ケース分割体の重なり部分に充填する樹脂の長さが2mmよりも短いと湿気を遮断する働きが充分でなくなるからである。
本発明にかかる光学モジュールのさらに別な実施態様は、前記ケース分割体の重なり部分を、厚みが10μm以上300μm以下の厚みの樹脂によって封止したものである。ケース分割体の重なり部分に充填する樹脂は、薄すぎると湿気を遮断する働きが低下する。また、この樹脂の厚みが大きいと樹脂の硬化収縮等による変形が大きくなる。従って、この樹脂の厚みは10μm〜300μmとすればよい。
本発明にかかる光学モジュールのさらに別な実施態様は、前記ケース分割体の重なり部分を、溶接、半田又はロウ材により封止したものである。かかる実施態様では、ケース分割体どうしの接合を強固にすることができる。
なお、本発明の以上説明した構成要素は、可能な限り任意に組み合わせることができる。
以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に説明する。以下の実施例においては、光学部品である光導波路モジュールをパッケージ内に封止した光導波路装置を例にとって説明するが、本発明の光学モジュールは光ファイバを接続される光学部品を内蔵したものであればよく、光導波路装置に限定されるものではない。
図1(a)は本発明の実施例1による光導波路装置101(光学モジュール)を示す水平断面図、図1(b)は光導波路装置101の縦断面図である。図2(a)は図1(a)のX−X線断面図、図2(b)は図1(a)のY−Y線断面図である。また、図3は光導波路装置101のパッケージを構成するケース11と封止用ブロック12A、12Bを示す斜視図である。
光学部品としては、光導波路モジュール14を示している。図示の光導波路モジュール14では、一方に1本の光ファイバ素線15を接続しており、他方に複数本の光ファイバ素線15を接続している。
図3に示すように、ケース11は角筒状に形成され、その両端が開口しており、内部に光導波路モジュール14を収納するための空間を有している。ケース11の材料は、湿気を通さない材料または構造であればよい。例えば、ハーメチック材料、これらと樹脂との複合材、アルミニウム、ステンレス等を用いればよい。封止用ブロック12A、12Bは、前後に貫通した貫通孔状のファイバ通路13を有しており、いずれもケース11の両端に挿入できるようになっている。封止用ブロック12Aのファイバ通路13と封止用ブロック12Bのファイバ通路13とは、通過させる光ファイバ素線15の本数に応じた断面積を有している。
封止用ブロック12Aのファイバ通路13には、光導波路モジュール14の一方に接続されている1本の光ファイバ素線15が挿通している。封止用ブロック12Bのファイバ通路13には、光導波路モジュール14の他方に接続されている複数本の光ファイバ素線15が挿通している。光導波路モジュール14は、ケース11の両端に装着された封止用ブロック12Aと封止用ブロック12B間においてケース11内に収納されている。なお、封止用ブロック12A、12Bも、湿気を通さず耐久性を有するハーメチック材料であれば特に限定されないが、例えばアルミニウム、ステンレス、セラミック等を用いればよい。
封止用ブロック12A、12Bの外周面とケース11の内周面との間には、接着剤の浸入する程度の隙間がある。この隙間に気密性を有するエポキシ樹脂等の接着樹脂17を流し込んで硬化させ、封止用ブロック12A、12Bとケース11の間の隙間を気密的に封止している。
封止用ブロック12Aに挿通されている光ファイバ素線15は、1芯のファイバ心線16の被覆を剥がしたものであって、このファイバ心線16の被覆部分も封止用ブロック12Aのファイバ通路13内に入り込んでいる。ファイバ通路13内に気密性を有する封止用樹脂18を充填することにより、この光ファイバ素線15及びファイバ心線16は封止用ブロック12A内に固定されており、また封止用ブロック12Aのファイバ通路13が気密的に封止されている。封止用樹脂18としては、1GPa以上のヤング率のエポキシ樹脂が望ましい。1GPaよりもヤング率の小さなエポキシ樹脂では、気密性が十分でないためである。
封止用ブロック12Bに挿通されている光ファイバ素線15は、多芯のファイバ心線16(テープ心線)の被覆を剥がしたものであって、このファイバ心線16の被覆部分も封止用ブロック12Bのファイバ通路13内に入り込んでいる。ファイバ通路13内に気密性を有するエポキシ系の封止用樹脂18を充填することにより、この光ファイバ素線15及びファイバ心線16は封止用ブロック12B内に固定されており、また封止用ブロック12Bのファイバ通路13が気密的に封止されている。
なお、光ファイバ素線15は、ファイバ心線16から1次被覆(内部被覆)や2次被覆(外部被覆)等の被覆を剥がしたものであって、通常はコアとクラッドからなる光ファイバの表面をUVプラスチック被覆によって覆われている。
こうして光導波路モジュール14は、ケース11及び封止用ブロック12A、12Bからなるパッケージ内に気密的に封止されており、湿気や腐食性のガスなどから保護されている。また、このパッケージ内には、乾燥空気や不活性ガスなどを入れておいてもよい。また、内部を加圧状態にしておけば、外部からパッケージ内に湿気が浸入するのを妨げることができる。
ファイバ心線16の被覆部分は湿気を伝え易い。そのため、この光導波路装置101では、封止用ブロック12A、12Bのファイバ通路13内で封止用樹脂18内に封止されたファイバ心線16乃至光ファイバ素線15うち、少なくとも一部は光ファイバ素線15となっている。よって、被覆部分を伝って封止用樹脂18内を湿気が浸入しようとしても、湿気は被覆のない光ファイバ素線15の部分で遮断され、湿気はパッケージ内に浸入することができない。
また、ファイバ通路13内を封止している封止用樹脂18の厚みはある程度以上必要である。封止用樹脂18の入り込む空間があまり薄くなると、その部分で封止用樹脂18の充填性が悪くなったり、密着性が低下したりし、湿気が通る恐れがあるためである。そのため、図2(a)(b)に示すように、光ファイバ素線15とファイバ通路13の壁面との間の封止用樹脂18が入り込む空間が狭くならないよう、光ファイバ素線15はファイバ通路13の内壁面に接触しないようにしている。特に、次に述べるように、各方向で光ファイバ素線15とファイバ通路13の間の距離がある範囲に収まるようにしている。なお、以下においては、1本の光ファイバ素線15を通す封止用ブロック12Aと複数本の光ファイバ素線15を通す封止用ブロック12Bとを区別する必要のない場合には、封止用ブロック12として説明するものとする。
図5(a)(b)の断面図は、ファイバ通路13を通過する1本(複数本のうちの1本であってもよい。)の光ファイバ素線15を表している。図5では各方向における光ファイバ素線15とファイバ通路13の内壁面との距離をD1、D2、D3、D4で表している。このうち三方向の距離、例えばD1、D2、D3は10μm以上300μm以下となっている。封止用樹脂18が10μmより薄すぎると湿気を遮断する働きが低下し、また、封止用樹脂の厚みが300μmより大きいと封止用樹脂の硬化収縮等による変形が大きくなるからである。もう一方でも、距離D4が10μm以上300μm以下となっていることが望ましい。しかし、複数の光ファイバ素線15をファイバ通路13に通す場合には、光ファイバ素線15の配列されている方向では、すべての光ファイバ素線15についてすべての方向で光ファイバ素線15とファイバ通路13の内壁面との距離を300μm以下にすることは困難である。よって、一方の方向においては、300μm以下という条件が満たされていなくても許容せざるを得ない。
複数本の光ファイバ素線15を通過させる側では、光ファイバ素線15どうしがくっついて光ファイバ素線15間の隙間が狭くなると、その部分に充填された封止用樹脂18の充填性や密着性が悪くなる。したがって、光ファイバ素線15間で封止用樹脂18が薄くなって封止性が低下しないよう、光ファイバ素線15どうしの距離もある程度の間隔を開けている。特に、複数本の光ファイバ素線15を通過させる側では、図2(b)のように光ファイバ素線15を一列に並べるのでなく、図4に示すように各光ファイバ素線15を配列方向と直角な方向に互いに位置をずらせておけば、光ファイバ素線15どうしの間隔を広くすることができ、封止用樹脂18による封止性を高くできる。
また、本発明の光導波路装置101では、図6に示す光ファイバ素線15とファイバ通路13の間に封止用樹脂18が充填されている領域(ファイバ心線16の部分は除く。)の長さL1が、光ファイバ素線15の長さ方向に沿って2mm以上となるようにしている。被覆には湿気が浸入する恐れがあるので、封止用樹脂18内に封止されている光ファイバ素線15の部分の長さが、2mm以下になると湿気を遮断する働きが充分でなくなるためである。
さらに、光導波路装置101では、封止用ブロック12とケース11との間の隙間にエポキシ樹脂等の接着樹脂17を充填して当該隙間を封止すると共に封止用ブロック12をケース11に固定している。また、ケース11と封止用ブロック12との間の隙間では、接着樹脂17を充填している長さL2が2mm以上の長さとなっている。ケース11と封止用ブロック12の間の接着樹脂17の長さL2が短いと湿気を遮断する働きが充分でなくなるので、接着樹脂17の長さL2は2mm以上としている。
図7(a)(b)に示すように、ケース11内の封止用ブロック12の位置はいずれかの方向に偏っていても差し支えない。しかし、封止に用いる接着樹脂17は、薄すぎると湿気を遮断する働きが低下する。また、封止に用いる接着樹脂17の厚みが大きいと接着樹脂17の硬化収縮等による変形が大きくなる。したがって、接着樹脂17の厚みは10μm〜300μmとするのが好ましく、ケース11と封止用ブロック12の間の隙間Tを10μm以上300μm以下となるようにして接着樹脂17を充填している。
また、この光導波路装置101では、パッケージが光導波路モジュール14を収納する筒状のケース11と、ケース11の開口部分を封止するための封止用ブロック12とからなり、ケース11の両端部に封止用ブロック12を装着してケース11と封止用ブロック12の間の隙間を接着樹脂17で封止し、封止用ブロック12にファイバ通路13が開口され、光ファイバ素線15を通したファイバ通路13に封止用樹脂18を充填するという簡単な構造を有しており、製造コストも安価になる。
なお、上記実施例1では、ケース1と封止用ブロック12の間の隙間をエポキシ樹脂等の接着樹脂17で封止したが、溶接、半田又はロウ材により封止してもよい。溶接、半田又はロウ材により封止すれば、ケース11と封止用ブロック12の接合を強固にすることができる。
図8は、本発明の実施例2による光導波路装置102の構造を示す断面図である。実施例2の光導波路装置102では、封止用ブロック12の全長に亘って貫通し、かつ、全長に亘って側面が開口した溝状のファイバ通路13を封止用ブロック12に設けている。また、封止用ブロック12の外周面に充填する接着樹脂17としては、ファイバ通路13内に充填する封止用樹脂18と同じものを用いている。他の構成部分の構造については、実施例1と同様であるので説明を省略する(以下の実施例でも同様。)。
このような光導波路装置102によれば、ファイバ通路13内に光ファイバ素線15を通す際、側面の開口からファイバ通路13内に光ファイバ素線15を入れることができるので、実施例1のように貫通孔状のファイバ通路13に光ファイバ素線15を通す場合に比べると、光導波路装置102の組立が容易になり、組立作業を簡略化することができる。
図9は、本発明の実施例3による光導波路装置103の構造を示す断面図である。実施例3の光導波路装置103では、封止用ブロック12を全長に亘ってブロック分割体19aとブロック分割体19bとに分割している。ブロック分割体19aには、実施例2と同様に溝状をしたファイバ通路13が形成されており、ブロック分割体19bはファイバ通路13の側面の開口を塞ぐように形成されている。
かかる光導波路装置103によっても、ファイバ通路13内に光ファイバ素線15を通す際、側面の開口からファイバ通路13内に光ファイバ素線15を入れることができるので、実施例1のように貫通孔状のファイバ通路13に光ファイバ素線15を通す場合に比べると、光導波路装置103の組立が容易になり、組立作業を簡略化することができる。
図10は、本発明の実施例4による光導波路装置104の構造を示す断面図である。実施例4の光導波路装置104では、封止用ブロック12の外周面の外周4面にそれぞれ突起20を設けている。突起20が封止用ブロック12の全長に亘って設けられていると、突起20がケース11の内外に貫通して封止性能が低下する恐れがあるので、突起20を設ける場合には、樹脂による封止長が2mm以上確保されるように考慮する必要がある。例えば、封止用ブロック12の長さに比べて短い突起20を設けてもよく、また、複数に分割された短い突起20や針状の突起20を適宜間隔(2mm以上)をあけて封止用ブロック12の表面に設けてあってもよい。各突起20はケース11の内面に当接しており、それによって封止用ブロック12の外周面とケース11の内周面との間には、接着樹脂17を充填させるための所定厚みの空間が形成されている。
このような光導波路装置104によれば、封止用ブロック12とケース11との間に充填される接着樹脂17の厚みを所定厚み、あるいは均一な厚みに整えることができる。よって、ケース11内で封止用ブロック12が偏って一方で接着樹脂17の厚みが極端に薄くなるのを防ぐことができ、組立時のばらつき等によってパッケージの封止性が損なわれるのを防止できる。
図11は実施例4の変形例による光導波路装置を示す断面図である。この変形例では、突起20はケース11の両端部において各内周4面に設けられている。それぞれの突起20は、封止用ブロック12の外周面に当接しており、封止用ブロック12の外周面とケース11の内周面との間には接着樹脂17を充填させるための所定厚みの空間が形成されている。なお、この変形例でも、1つの突起20が封止用ブロック12の全長に亘って当接していると、突起20がケース11の内外に貫通して封止性能が低下する恐れがあるので、突起20を設ける場合には、樹脂による封止長が2mm以上確保されるように考慮する必要がある。例えば、封止用ブロック12の長さに比べて短い突起20を設けてもよく、また、複数に分割された短い突起20や針状の突起20を適宜間隔(2mm以上)をあけてケース11の内面に設けてあってもよい。
図12は、本発明の実施例5による光導波路装置105Aの構造を示す断面図である。実施例5では、ケース11のコーナー部と封止用ブロック12のコーナー部をR形状にすることで、密着性を良くしている。その際ケース11と封止用ブロック12の間の接着樹脂17の厚みを直線部とR部(円弧状に湾曲したコーナー部)で一定にするために封止用ブロック12の曲率半径の方がケース11の内面側曲率半径よりも接着樹脂17の厚みの分だけ小さくなるようにしている。
例えば、民生向けなどの一般機器レベルの用途において接着樹脂17の厚みを一定にする場合には、封止用ブロック12のR部の曲率半径を0.2mm以上(0.25未満)とし、ケース11の内面側のR部の曲率半径を0.25mmとすればよい。この場合には、封止用ブロック12のR部の曲率半径が0.2mm以上となるので、民生機器などの一般機器レベルの環境で発生する応力を緩和でき、充分な信頼性を実現することができる。また、屋内用機器レベルの用途において接着樹脂17の厚みを一定にする場合には、封止用ブロック12のR部の曲率半径を0.3mm以上(0.35未満)とし、ケース11の内面側のR部の曲率半径を0.35mmとすればよい。この場合には、封止用ブロック12のR部の曲率半径が0.3mm以上となるので、より高信頼性が求められる屋内用などの機器レベルの環境で発生する応力を緩和でき、充分な信頼性を実現することができる。また、屋外用機器レベルの用途において接着樹脂17の厚みを一定にする場合には、封止用ブロック12のR部の曲率半径を0.5mm以上(0.55未満)とし、ケース11の内面側のR部の曲率半径を0.55mmとすればよい。この場合には、屋外に設置されるようなより高いレベルの信頼性が求められる機器レベルの環境で発生する応力を緩和でき、充分な信頼性を得ることができる。
さらにR部の密着性を向上させる手段としては、図13に示す光導波路装置105Bのように、封止用ブロック12の外周面におけるコーナー部の曲率半径が、ケース11の内周面におけるコーナー部の曲率半径と等しいか、それよりも大きくなるようにしてもよい。このような構成によれば、コーナー部における接着樹脂17の厚みを辺部分における接着樹脂17の厚みよりも厚くすることができ、光導波路装置105Bのコーナー部分における応力集中を緩和して接着樹脂17とケース11や封止用ブロック12との剥離を防ぐことができる。このような構成にすることで、ケース11の容積が大きくなるので、充分な実装体積を確保できてなお良い。
例えば、ケース11内面のR部の曲率半径が0.25mmで、ケース11内面と封止用ブロック12外面との間の接着樹脂17の厚みが辺部分で0.05mmであったすると、封止用ブロック12のR部の曲率半径を0.2mmとすれば、図14に示すように、封止用ブロック12とケース11の内面との間の接着樹脂17の厚みは、辺部分でもR部でも0.05mmとなる(図14のA点はこのときのケース11及び封止用ブロック12のR部の曲率中心である)。これに対し、封止用ブロック12のR部の曲率半径を大きくすることによって、封止用ブロック12とケース11の内面との間のR部の対角方向における接着樹脂17の厚みが辺部分の1.5倍以上になるようにすれば、封止用ブロック12のR部の曲率半径に起因して実装体積を減少させられることなく、また透湿断面積を増加させることなく(或いは、防湿性に影響のない透湿断面積を確保しつつ)R部の接着樹脂17によって応力を吸収させることができる。例えば、ケース11内面のR部の曲率半径が0.25mm、ケース11内面と封止用ブロック12外面との間の辺部分における接着樹脂17の厚みが0.05mmであるのに対し、図14に示すように、封止用ブロック12のR部の曲率半径を0.3mmとすれば、R部の対角方向におけるケース11内面と封止用ブロック12との間の接着樹脂17の厚みは、0.091mmとなる(図14のB点はこのときの封止用ブロック12のR部の曲率中心である)。従って、これによれば、屋外に設置されるようなより高いレベルの信頼性が求められる機器レベルの環境下で発生する応力を緩和でき、充分な信頼性を実現しつつ、パッケージの内容積を確保することができる。
さらに封止用ブロック12のR部の曲率半径を大きくして、封止用ブロック12とケース11の内面との間のR部の対角方向における接着樹脂17の厚みが辺部分の3.5倍以上になるようにすれば、R部における応力吸収の許容値をさらに増大させることができ、より一層の信頼性を確保できることになり、最も望ましい。例えば、図14に示すように、封止用ブロック12のR部を点Cを曲率中心とする曲率半径0.5mmの円弧であるとすると、R部の対角方向におけるケース11内面と封止用ブロック12との間の接着樹脂17の厚みは、0.32mmとなる。
図15は、本発明の実施例6による光導波路装置106の構造を示す断面図である。図16は光導波路装置106に用いられているパッケージの分解斜視図である。実施例6では、ケース11が、断面U字形をした角溝状のケース分割体21aと断面逆U字形をした角溝状のケース分割体21bとからなる。ケース分割体21aとケース分割体21bは、それぞれの側壁面を重ね合わせるようにして組み合わせられ、両分割体21a、21bの側壁面間の隙間22に接着樹脂23を充填して接着され、ケース11が構成される。なお、ケース分割体21aとケース分割体21bを接着するための接着樹脂23は、封止用ブロック12とケース11を接着するための接着樹脂17と同じものであってもよく、異なるものであってもよい。
光導波路装置106では、ケース11がケース分割体21aとケース分割体21bに分割されているので、ケース11内に光ファイバ素線15のつながった光導波路モジュール14を納める際、一方のケース分割体21bに光導波路モジュール14を納めた後、ケース分割体21bにケース分割体21aを被せてケース11を組立てることができるので、光導波路装置106の組立が容易になり、組立作業を簡略化することができる。
また、ケース11と封止用ブロック12との間の隙間には、2mm以上の長さL3に亘って接着樹脂17を充填している。ケース11と封止用ブロック12の間の接着樹脂17の長さが短いと湿気を遮断する働きが充分でなくなるので、接着樹脂17の長さは2mm以上としている。
さらに、ケース11と封止用ブロック12との間の隙間に充填されている接着樹脂17の厚みは、10μm以上300μm以下としている。封止に用いる樹脂は、薄すぎると湿気を遮断する働きが低下する。また、封止に用いる樹脂の厚みが大きいと封止用樹脂の硬化収縮等による変形が大きくなる。従って、接着樹脂17の厚みは10μm〜300μmとしている。
図17は実施例6の変形例を示す断面図である。この変形例では、ケース分割体21aとケース分割体21bの側壁面どうしを溶接、ハンダ付け、ロウ付けなどを行なって一体化させ、両側壁面どうしの隙間22の一部又は全体に溶接材や半田、ロウ材等のハーメチック材料24を充填させたものである。
図18は本発明の実施例7による光導波路装置で用いられているパッケージ107の分解斜視図である。実施例1で用いられたパッケージでは、ケース11と封止用ブロック12A、12Bとが別々の部品となるように構成されていたが、実施例7で用いられているパッケージ107では、一方の封止用ブロック、例えば12Aがケース11と一体に構成されており、他方の封止用ブロック12Bだけがケース11と別体となっている。
このようなパッケージ107を用いれば、ケース11と一方の封止用ブロック12Aとを接合させる必要がないので、光導波路装置の組立が容易になるとともに、光導波路装置の封止性能も向上する。
図19は本発明の実施例8による光導波路装置で用いられているパッケージ108の分解斜視図である。実施例6で用いられたパッケージでは、ケース分割体21a、21bと封止用ブロック12A、12Bとが別々の部品となるように構成されていたが、実施例8で用いられているパッケージ108では、両封止用ブロック12A、12Bが一方のケース分割体21aと一体に構成されており、封止用ブロック12A、12Bが一体化されたケース分割体21aにケース分割体21bを被せて接着剤23で接合するようになっている。
このようなパッケージ108を用いれば、ケース分割体21aと封止用ブロック12A、12Bとを接合させる必要がないので、光導波路装置の組立が容易になるとともに、光導波路装置の封止性能も向上する。なお、この実施例では、ファイバ通路13を図8などに示したようなU溝状のものにすれば、組立がより簡略化される。
図20は、本発明の実施例9による光導波路装置109の構造を示す断面図である。実施例9の光導波路装置109では、被覆を有するファイバ心線16どうしの中間において被覆を剥がして光ファイバ素線15を露出させてあり、この中間の光ファイバ素線15の部分をファイバ通路13の壁面に接触させることなくファイバ通路13に通過させ、ファイバ通路13と光ファイバ素線15の間を封止用樹脂18で封止している。
このような光導波路装置109でも、中間の被覆を剥がした光ファイバ素線15の部分で湿気を遮断することができるので、被覆を伝って内部に湿気が浸入するのを防ぐことができ、光導波路装置109の封止性を高めることができる。
またこの際に、パッケージの内部に位置するファイバ心線16の被覆の端部がファイバ通路13の中まで入っていて封止用樹脂18で接着されていれば、パッケージの内部側のファイバ心線16の強度が増すため、組み立て工程で光ファイバ素線15やファイバ心線16が折れることがなく、より望ましい実施例となる。
図21は、本発明の実施例10による光導波路装置110の構造を示す断面図である。実施例10にあっては、封止用ブロック12にあけたファイバ通路13の入口部分13aを奥部13bよりも広くしている。この光導波路装置110にあっては、ファイバ通路13の奥部13bの内径が小さくなっているので、ファイバ通路13の奥部13bを湿気が通りにくく、ファイバ通路13における封止性がより高くなっている。さらに、変形例としては、図22又は図23に示すように、封止用ブロック12の外周面の入口部分12aと奥部12bとで外径の大きさに差をつけることで、ケース11の内面と封止用ブロック12の外面との間の接着樹脂17が、ケース11の内部へ向けて引けるのを防止し、接着樹脂17の封止性能を安定させることが可能となる。なお、封止用ブロック12の外周面の入口部分12aと奥部12bとで外径の大きさに差をつける方法としては、図22のように封止用ブロック12の外周面をテーパー状にしてもよく、あるいは、図23のように封止用ブロック12の外周面にステップ状の段差を形成してもよい。一方、入口部分13aは奥部13bよりも広くなっているので、ファイバ通路13に光ファイバ素線15を通したり、ファイバ通路13内に封止用樹脂18を充填したりする作業が行ない易くなっている。なお、図21では入口部分13aと奥部13bとの間はステップ状に内径が変化しているが、テーパー状に徐々に内径が変化していてもよい。
図24は、本発明の実施例11による光導波路装置111の構造を示す断面図である。実施例11においては、封止用ブロック12の内部を空洞にして封止用ブロック12の肉厚を小さくしている。また、封止用樹脂18はファイバ通路13の端には充填していない。よって、この光導波路装置111では、封止用ブロック12が変形し易く、ファイバ通路13をケース11内に挿入し易くなっている。また、封止用樹脂18の硬化収縮がファイバ通路13の変形によって吸収されるので、封止用樹脂18とファイバ通路13の内壁面との間が剥離して隙間が生じにくくなり、光導波路装置111の封止性がより向上する。
図25は、本発明の実施例12による光導波路装置112の構造を示す断面図である。実施例12においては、光ファイバ素線15を撓ませた状態で光導波路モジュール14に接続している。この実施例では、封止用ブロック12と光導波路モジュール14との間の空間で光ファイバ素線15が撓んでいるので、熱膨張によりケースが延びても光ファイバ素線15に引張応力が加わらず、光ファイバ素線15が断線したり、光ファイバ素線15の端面と光導波路モジュール14のコア端面との距離がずれたりする事故を防ぐことができる。
光ファイバ素線15を撓ませる方法のうち、好ましい手段の一つとして、製造工程においてパッケージの内部を減圧しておく方法がある。パッケージの内部を減圧しておいて接着樹脂17と封止用樹脂18を硬化させれば、その硬化中に封止用ブロック12や光ファイバ素線15をケース11内部に引っ張り込む力が働くので、自然に光ファイバ素線15を撓ませることができる。また、パッケージの内部を減圧状態にしておくだけで、光ファイバ素線15が撓むレベルとならずとも、光ファイバ素線15に対し圧縮方向の応力が働くため同様の効果が得られる。
図26は、本発明の実施例13による光導波路装置113の構造を示す断面図である。実施例13の光導波路装置113においては、ファイバ心線16の2次被覆25を剥がす位置と1次被覆26を剥がす位置をずらせている。すなわち、ファイバ心線16のある位置で2次被覆25を剥がして1次被覆26を露出させてあり、さらに、2次被覆25を剥がした位置よりも先端側のある位置で1次被覆26を剥がして光ファイバ素線15を露出させ、光ファイバ素線15をファイバ通路13内で封止用樹脂18により封止している。
実施例1〜12では、ファイバ心線16の2次被覆25と1次被覆26を一度に剥がして光ファイバ素線15を露出させていたが、この実施例のように、2次被覆25と1次被覆26は異なる位置で剥がしても差し支えない。
図1(a)は、本発明の実施例1による光導波路装置を示す水平断面図、図1(b)は、当該光導波路装置の縦断面図である。 図2(a)は、図1(a)のX−X線断面図、図2(b)は、図1(a)のY−Y線断面図である。 図3は、実施例1の光導波路装置のパッケージを構成するケースと封止用ブロックを示す斜視図である。 図4は、実施例1の変形例を示す断面図である。 図5(a)及び図5(b)は、ファイバ通路を通過する光ファイバ心線の位置を説明するための概略断面図である。 図6は、光ファイバ心線を封止する封止用樹脂の領域を説明するための断面図である。 図7(a)及び図7(b)は、ケースと封止用ブロックの間に充填する接着樹脂の量を説明するための断面図である。 図8は、本発明の実施例2による光導波路装置の構造を示す断面図である。 図9は、本発明の実施例3による光導波路装置の構造を示す断面図である。 図10は、本発明の実施例4による光導波路装置の構造を示す断面図である。 図11は、本発明の実施例4の変形例を示す断面図である。 図12は、本発明の実施例5による光導波路装置の構造を示す断面図である。 図13は、本発明の実施例5の異なる例を示す断面図である。 図14は、封止用ブロックの曲率半径の設計例を説明する図である。 図15は、本発明の実施例6による光導波路装置の構造を示す断面図である。 図16は、実施例6の光導波路装置に用いられているパッケージの分解斜視図である。 図17は、実施例6の変形例を示す断面図である。 図18は、実施例7の光導波路装置に用いられているパッケージの分解斜視図である。 図19は、実施例8の光導波路装置に用いられているパッケージの分解斜視図である。 図20は、本発明の実施例9による光導波路装置の構造を示す断面図である。 図21は、本発明の実施例10による光導波路装置の構造を示す断面図である。 図22は、実施例10の変形例を示す断面図である。 図23は、実施例10の変形例を示す断面図である。 図24は、本発明の実施例11による光導波路装置の構造を示す断面図である。 図25は、本発明の実施例12による光導波路装置の構造を示す断面図である。 図26は、本発明の実施例13による光導波路装置の構造を示す断面図である。
符号の説明
101〜113 光導波路装置
11 ケース
12、12A、12B 封止用ブロック
13 ファイバ通路
14 光導波路モジュール
15 光ファイバ素線
16 ファイバ心線
17 接着樹脂
18 封止用樹脂
19a ブロック分割体
19b ブロック分割体
20 突起
21a ケース分割体
21b ケース分割体
23 接着樹脂
24 ハーメチック材料
25 2次被覆
26 1次被覆

Claims (16)

  1. 光ファイバを接続された光学部品と、前記光学部品を収納するパッケージとを備えた光学モジュールにおいて、
    前記パッケージは、前記光学部品に接続された光ファイバを挿通させるための通路を有し、前記通路は、挿通された光ファイバとの隙間に封止用樹脂を充填され、
    前記光ファイバは、前記封止用樹脂内に封止された部分の少なくとも一部で被覆を除去され、かつ、前記被覆を除去された部分が前記パッケージに接触していないことを特徴とする光学モジュール。
  2. 前記パッケージの通路に、被覆の除去された部分どうしが接触しないようにして複数本の光ファイバが挿通されていることを特徴とする、請求項1に記載の光学モジュール。
  3. 光ファイバの被覆が除去されており、かつ、光ファイバと前記通路の内壁面との隙間に前記封止用樹脂が充填されている領域の長さが、光ファイバの長さ方向に沿って2mm以上であることを特徴とする、請求項1に記載の光学モジュール。
  4. 光ファイバの被覆が除去された部分と前記通路の内壁面との距離がいずれの方向においても10μm以上であり、かつ、少なくとも3方向においては300μm以下となっていることを特徴とする、請求項1に記載の光学モジュール。
  5. 前記通路に充填された封止用樹脂が、ヤング率が1GPa以上の樹脂であることを特徴とする、請求項1に記載の光学モジュール。
  6. 前記通路に充填された封止用樹脂が、エポキシ樹脂であることを特徴とする、請求項1に記載の光学モジュール。
  7. 前記パッケージが、前記光学部品を収納するケースと前記ケースの開口部分を封止するための封止用ブロックとからなり、前記封止用ブロックに前記通路が開口されていることを特徴とする、請求項1に記載の光学モジュール。
  8. 前記ケースが筒状を成し、前記ケースの両端部に前記封止用ブロックが装着されていることを特徴とする、請求項7に記載の光学モジュール。
  9. 前記ケースと前記封止用ブロックとの間の隙間を、2mm以上の長さに亘って充填された樹脂によって封止したことを特徴とする、請求項7に記載の光学モジュール。
  10. 前記ケースと前記封止用ブロックとの間の隙間を、10μm以上300μm以下の厚みの樹脂によって封止したことを特徴とする、請求項7に記載の光学モジュール。
  11. 前記ケースと前記封止用ブロックとの間の隙間を溶接材、半田又はロウ材により封止したことを特徴とする、請求項7に記載の光学モジュール。
  12. 前記通路は溝状に形成されていることを特徴とする、請求項7に記載の光学モジュール。
  13. 前記ケースが、溝形をした2つのケース分割体をはめ合わせることによって形成され、前記ケースの重なり部分を封止したことを特徴とする、請求項7に記載の光学モジュール。
  14. 前記ケース分割体の重なり部分を、2mm以上の長さに亘って充填された樹脂によって封止したことを特徴とする、請求項13に記載の光学モジュール。
  15. 前記ケース分割体の重なり部分を、厚みが10μm以上300μm以下の厚みの樹脂によって封止したことを特徴とする、請求項13に記載の光学モジュール。
  16. 前記ケース分割体の重なり部分を、溶接、半田又はロウ材により封止したことを特徴とする、請求項13に記載の光学モジュール。
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