JP4518665B2 - 光部品組立て体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、薄膜フィルタ、ファイバグテーティング等の光部品をパッケージ内へ収容して光部品から導出されるリードファイバをパッケージ外へ導出させた光部品組立て体に関する。
【0002】
【従来の技術】
薄膜フィルタ、ファイバグレーティング、アイソレータ、カプラ、LED、PD等の光部品は湿度等の環境からの影響による特性劣化を避けるため、通常気密封止したパッケージ内に収容して使用する。その場合、光部品からは1本乃至複数本のリードファイバが導出しているため、そのリードファイバをパッケージ外へ導き出す必要がある。
【0003】
図6(A)(B)はそれぞれ、光部品のパッケージ内への収容方法の例を示す縦断面図であって、図6(A)は1個の光部品の収容例を、図6(B)は複数個の光部品の収容例を示す。図6において、21は光部品、22はリードファイバ、23、25はパッケージ、23a、25aは導出口、24、26は封止材である。図5に示す光部品21は、それぞれ2本のリードファイバ22を具えており、それらのリードファイバ22は通常光部品21の端面に対して垂直な方向に導出している。
【0004】
その光部品をパッケージ内に収容するに当たっては、光部品21及びリードファイバ22を直線状にして円筒状又は角筒状のパッケージ23、25内に光部品21を収容して、パッケージ23、25の端面の壁面に設けた導出口23a、25aからリードファイバ22を引き出し、導出口23a、25aの内壁面とリードファイバとの間は接着剤、樹脂等の封止材24、26でもって気密封止する。また、パッケージ23、25内で光部品21が自由に移動しないように、通常光部品21はパッケージ23、25の内壁面に接着剤等で固定する。
【0005】
また、複数個の光部品をパッケージ内に収容するには個別のパッケージを使うこともあるが、図6(B)に示すように、1つのパッケージ25内に複数個の光部品21を平行に配列して収容し、それらの光部品21から導出されるリードファイバ22をそれぞれ別の導出口25aから導出させることもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
光部品を収容するパッケージは、一般にステンレス鋼、アルミニウム等の金属あるいはポリプロピレン樹脂、ABS樹脂等の成形樹脂で作られるが、これらの材料は光ファイバを構成する石英系ガラスに比して熱膨張係数が大きい。因みに、石英系ガラスの熱膨張係数は、0.4×10-6であるのに対し、ステンレス鋼の熱膨張係数は16.4×10-6である。従って、環境温度の変化を受けると光部品の端面と導出口の封止部との間におけるリードファイバの温度のよる長さ変化よりもその間におけるパッケージ部分の長さ変化の方が大きくなる。
【0007】
従って、高温時にその間のリードファイバを直線状態で張っておいた場合、低温のなるとパッケージの方の収縮がリードファイバの収縮よりも大きくなるため、その間のリードファイバは弛むことになる。逆に、低温時にその間のリードファイバを直線状態に張っておくと、高温時にはパッケージの方の伸びがリードファイバの伸びよりも大きくなるため、その間のリードファイバには更に大きな張力が加わり場合によってはリードファイバが破断することもある。これを防止するため、パッケージの熱膨張係数をリードファイバの熱膨張係数に合わせた材料、例えばセラミックでパッケージを構成することが考えられるが、一般にそのような材料は加工性が悪く、加工コストが高くなるという問題があった。
【0008】
そこで、安価な熱膨張係数の比較的大きい材料で構成した場合においても、高温時にリードファイバに過大な張力が加わることのないように、常温時又は低温時には光部品と封止部との間のリードファイバを少し弛ませておくことが考えられる。ところが、元々直線状の区間で光ファイバを弛ませたり直線状にしたりする場合、光ファイバが直線状態から弛み状態に移る寸前では光ファイバに長手方向の圧縮が起こり、その圧縮に耐えられなくなって長手方向のいずれかの個所で折れ曲がるようにして弛みを生じて弛み状態に移行する。一方、光ファイバは許容曲率半径を有しており光ファイバの許容半径(通常の光ファイバでは30mm)以下での曲げは避ける必要がある。しかし、上述した光ファイバの弛み状態はその限界よりも小さい曲率半径の局所的な曲げをもたらし、光ファイバの伝送特性を悪化させ、光ファイバが静疲労によって破断する恐れがある。
【0009】
温度変化をうけてもパッケージ内に収容した光部品と封止部との間のリードファイバに局所的な小さい曲率半径の曲げが生じないようし、曲げによる伝送特性の悪化を防止することが出来る光部品組立て体を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明による光部品組立て体は、リードファイバを有する光部品と該光部品を収容するパッケージとからなる光部品組立て体であって、前記光部品は前記パッケージの内壁面に固定され、前記光部品のリードファイバは前記パッケージの壁面に設けた導出口から外部に導出されており、前記光部品からリードファイバが導出する方向と前記パッケージの導出口から該リードファイバが導出する方向とは傾きを有しており、前記導出口の内壁面とそこに挿通されるリードファイバとの間は気密封止されており、前記光部品と前記気密封止部との間のリードファイバはパッケージの内壁面には固定されておらず曲げを与えた状態で収容されているものである。
【0011】
これによって、光部品と封止部との間のリードファイバは予め定められた方向に曲げられた状態で収容されているので、環境温度の変化によってその間においてリードファイバの長さ変化とパッケージの長さ変化の割合が異なるために相対的にリードファイバに伸縮が生じても、その間におけるリードファイバの曲げ半径がわずかに大きくなったり小さくなったりするだけで、リードファイバに局所的な小さい曲率半径の曲げを生じる恐れはなく、伝送特性の悪化を生じることもない。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1(A)(B)はそれぞれ、本発明にかかる光部品組立て体の実施形態を示す縦断面図であって、図1(A)は1個の光部品をパッケージ内に収容する例を、図1(B)は複数個の光部品をパッケージ内に収容する例を示す。また図1において、1は光部品、2はリードファイバ、3、6はパッケージ、4、7は導出口、4a、7aはガイド部、4b、7bは封止部、5、8は封止材である。
【0013】
光部品1は、薄膜フィルタ、ファイバグレーティング、アイソレータ、カプラ、LED、PD等の湿度等の環境からの影響による劣化を避ける必要のある部品であって、光部品1からは1本以上のリードファイバ2が導出されている。リードファイバ2の導出方向は、通常光部品1の端面に対して垂直な方向である。導出されるリードファイバ2が2本の場合は、通常それらは入線用及び出線用となるので、図1(A)(B)に示す通り両端面から反対方向に導出されることが多い。
【0014】
パッケージ3、6はステンレス鋼、アルミニウム等の金属、ポリプロピレン樹脂、ポリカーボネイト樹脂、ABS樹脂等の成形樹脂で形成し、リードファイバを通すための導出口4、7を設ける。また、図1(A)(B)の例では、それぞれ2つずつ導出口4、7を設けている。そして、パッケージ3、6内の空洞部に光部品1を収容し、光部品1は自由に移動しないようにパッケージ3、6の空洞部の内壁面に図示しない接着剤等で固定する。またパッケージ3、6の導出口4、7は、その導出方向が、パッケージ3、6内に配置する光部品1の長手方向即ち光部品1からのリードファイバ2の導出方向から傾き角θだけ傾くように配置し、その導出口4、7からリードファイバ2を導出させ、封止材5、8で気密封止する。
【0015】
パッケージ内に収容される光部品が複数個の場合は、図1(B)に示すように1つの導出口7に複数本のリードファイバ2を通して導出させることによって、導出口での封止材8による気密封止作業を簡略化することが出来る。勿論、この場合も、それぞれのリードファイバ2は光部品1と封止部との間で予め所定の曲げを与えてパッケージ外へ導出口7から導出させ、接着剤等からなる封止材8で気密封止する。
【0016】
このように導出口4、7のリードファイバ2の導出方向と光部品1からのリードファイバ2の導出方向とを傾けることによって、光部品1と導出口4、7の封止部4b、7bとの間におけるリードファイバ2に収容時点で所定の曲げを与えることが出来る。勿論、この時の曲げの曲率半径は光ファイバの許容曲げ半径よりも大きくなるようにする。例えば、リードファイバ中に含まれる光ファイバが外径125μm、コア径4μm〜10μmの場合は、光部品1と導出口4、7の封止部4b、7bとの間におけるリードファイバ2の曲げ最大部分の曲率半径が30mm以上、60mm以下となるように光部品の位置と封止部の位置及び傾き角θを決めることが光ファイバの静疲労を小さくする上で好ましい。また、この程度の曲げであると、波長1.3μm帯及び1.55μm帯において伝送損失の増加はなく特に問題はない。
【0017】
また、このように収容時点でリードファイバ2に曲げを与えておくことによって、光部品1と封止部との間でリードファイバ2の伸縮割合とパッケージの伸縮割合が異なっても、その間においてリードファイバ2の曲率半径がわずかに変わるだけなので、リードファイバ2に局所的な小さい曲げが生じることはない。
【0018】
また導出口4、7は内径が孔の長手方向に一定な貫通孔としても良いが、図1(A)(B)に示すように導出口4、7をパッケージ3、6の内側に近い側に光部品の長手方向に対して角度をもたせて傾けたガイド部4a、7aとパッケージ3、6の外側に近い側の封止部4b、7bとで構成し、封止部4b、7bにおいてリードファイバ2と封止部の内壁面間に接着剤等の封止材5、8を満たして気密封止することも出来る。このように傾けたガイド部4a、7aを設けることによって、そこにリードファイバ2を固定せずに挿通させることが出来るので、光部品1の端面と導出口4、7との間を短くしても、光部品と封止部との間に曲げに必要なリードファイバの長さをガイド部によって確保することが出来る。
【0019】
また、導出口4、7をガイド部4a、7a及び封止部4b、7bで構成しておけば、リードファイバをガイド部4a、7a及び封止部4b、7bに挿通させるだけで、初期の所定曲げを与えてリードファイバをパッケージ外に導出させることが出来るので、リードファイバに所定の初期曲げを与える作業を行い易い。なお、光部品1をパッケージ3、6内に収容したときリードファイバ2とガイド部4a、7aとの間には空隙が出来るようにリードファイバ2の外径よりもガイド部4a、7aの内径を大きくしておく。
【0020】
また、外径125μmの石英系光ファイバに外径250μmの樹脂被覆を設けたリードファイバを具えた光フィルタからなる光部品を、アルミニウムで形成したパッケージに収容して図1(A)に示す形状の光部品組立て体を10個製造した。なお、導出口の傾き角θは30度とし、曲げ最大部分の曲率半径は50mmとした。それらの光部品組立て体を、温度を0℃から70℃の範囲で変化させて波長1.55μmにて伝送損失を測定したところ、伝送損失の変動量の最大は0.1dBで、十分に満足出来る値であった。
【0021】
また図1では、リードファイバと導出口の内壁面との間に接着剤等からなる封止材を満たして気密封止する例を示したが、パッケージから導出する部分のリードファイバの被覆を除去して裸のガラスファイバを露出させその上にメタルコートを行い、そのガラスファイバと導出口の内壁面との間に半田を流して固着させて密封することによって、更に気密性の高い気密封止を行うことが出来る。
【0022】
図2は、複数個の光部品を縦列接続してパッケージ内に収容した光部品組立て体の例を示す縦断面図であって、1a、1bは光部品、2a、2bはリードファイバ、9はパッケージ、9aは導出口である。この場合、光部品1aの両側にそれぞれリードファイバ2aを介して光部品1bを接続し、両側に配置した光部品1bの反対側から導出されるリードファイバ2bを使ってパッケージ9の導出口9aを通して外側に導く。また、導出口9a部分では気密封止を行う。なお、光部品1a及び1bは、それぞれパッケージ9の内壁面に接着剤等で固定する。この場合、光部品1aからのリードファイバ2aの導出方向と、光部品1bからのリードファイバ2bの導出方向(光部品1bからのリードファイバ2aの導出方向とは180度異なるだけで同一直線上にある)を角度αだけ傾けると共に、光部品1bからのリードファイバ2bの導出方向と導出口9aからのリードファイバ2bの導出方向も角度βだけ傾ける。
【0023】
これによって、光部品1aと光部品1bとの間のリードファイバ2aと共に、光部品1bと導出口9aとの間のリードファイバ2bも、光部品1a、1bをパッケージ内9に収容した時点で予め曲げられた状態で収容されるので、温度変化に伴うリードファイバの伸縮程度とパッケージの伸縮程度が異なっても、リードファイバの曲げ半径がわずかに変化するだけで、リードファイバ2a、2bに局所的な曲率半径の小さい曲げは生じることはない。
【0024】
図3(A)(B)はそれぞれ、本発明にかかる光部品組立て体に使用するパッケージの構造例を示す縦断面図であって、パッケージ10又は11を、角筒状のスリーブ10a、11aとその両側に嵌め込みスリーブとの間を気密に接合した端面部材10b、11bとで構成したものである。図3(A)のパッケージ10の場合、端面部材10bはリードファイバの曲げに沿って導出口10cと共に湾曲した形状をしているのに対し、図3(B)の場合の端面部材11bはスリーブ11aの長手方向に真直ぐに延長した形状をしており、導出口11cのみがリードファイバ2の曲がりに沿って湾曲している。
【0025】
図3(A)(B)の例に示すように、パッケージを長手方向に分割して組立てるようにしておけば、スリーブ10a、11a内に光部品1を配置して固定した後、リードファイバ2を端面部材10b又は11bに通しながら端面部材10b、11bをスリーブ10a、10bに嵌め込んで気密に接合することが出来る。その後、端面部材10b、11bの導出口10c、11cにおいてリードファイバ2と導出口の内壁面間に封止材12、13を満たして気密封止を行えば良い。
【0026】
図4は、パッケージ構造の別の例を示す図であって、図4(A)は縦断面図、図4(B)は横側面図、図4(C)は縦側面図である。図4において、14はパッケージ、14aは本体部材、14bは蓋部材、15aは空洞部、15bは溝状導出口、16は封止材である。この場合パッケージ14は、本体部材14aと蓋部材14bとで構成される。本体部材14aは両側に湾曲部を有し、その中に湾曲した溝状導出口15bを具え、中央には空洞部15aを有している。
【0027】
このパッケージ14の場合は、本体部材14aの空洞部15a内に光部品1を収容し空洞部の内壁面に接着剤等で固定する。また、光部品1から導出しているリードファイバ2は溝状導出口15bに挿入して湾曲させ、溝状導出口15bの一部分において封止材16で気密に封止する。そして、本体部材14aの上に蓋部材14bを載せて接着剤、半田等で本体部材14aと蓋部材14bとの間の気密封止を行う。また、図4の例ではパッケージを凹凸を有する本体部材とほぼ平板状の蓋部材とに分けた例を示しているが、パッケージを縦の対称面に沿って2分割して鏡面対称のパッケージとし、それを合掌させて分割面を接着剤等で気密に接合させる形態とすることも勿論可能である。
【0028】
また、本発明にかかる光部品組立て体の形状を、図5(A)(B)に示す形状とすることも出来る。図5(A)の光部品組立て体は、両端にそれぞれ2本のリードファイバ2を有する光部品1をパッケージ17に収容したものであって、4本のリードファイバ2はそれぞれ別の導出口17aから導出され、リードファイバ2と導出口17aの内壁面との間は封止材18にて気密封止されている。また、図5(B)の光部品組立て体は、直方体状のパッケージ19にリードファイバ2を有する光部品1を収容した例を示すものであって、直方体状のパッケージの長手方向に対する側面に設けた導出口19aからリードファイバ2を導出させ、封止材20にて気密封止したものである。なお、図5(B)に示す直方体状パッケージ19の角部19bはカットすることも出来る。
【0029】
【発明の効果】
本発明による光部品組立て体は、光部品につながるリードファイバをパッケージの導出口に挿通させてパッケージ外に導くに当たり、光部品からリードファイバが導出する方向とパッケージの導出口から該リードファイバが導出する方向とは傾きを有せしめ、前記導出口の内壁面とそこを挿通するリードファイバとの間は気密封止することによって、光部品と封止部との間のリードファイバは予め曲げられた状態でかつ固定しない状態で収容するものである。従って、環境温度の変化によってその間においてリードファイバの長さ変化とパッケージの長さ変化の割合が異なるために相対的にリードファイバに伸縮が生じても、その間におけるリードファイバの曲げ半径がわずかに大きくなったり小さくなったりするだけで、リードファイバに局所的な小さい曲率半径の曲げを生じる恐れはなく、伝送特性の悪化や繰り返し曲げによる静疲労破断を生じることもない。
【0030】
また、複数個の光部品を1つのパッケージ内へ収容する場合、複数個の光部品からそれぞれ導出されるリードファイバをまとめて1つの導出口から導出させれば、気密封止の作業も容易で、個々に封止を設けるよりも気密封止の信頼性が高くなる。また、パッケージの導出口を光部品からリードファイバが導出される方向に対して傾けたガイド部と封止部で構成し、封止部にてリードファイバとの気密封止を行うことにすれば、ガイド部に通すだけでリードファイバに所定の初期曲げを与えて収容することが出来るので、収容作業が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)(B)はそれぞれ、本発明による光部品組立て体の実施形態を示す縦断面図であって、(A)は1個の光部品をパッケージ内に収容する例を、(B)は複数個の光部品をパッケージ内に収容する例を示す。
【図2】本発明による、複数個の光部品を縦列接続してパッケージ内に収容する例を示す縦断面図である。
【図3】(A)(B)はそれぞれ、本発明による光部品組立て体に使用するパッケージの構造例を示す縦断面図である。
【図4】本発明による光部品組立て体に使用するパッケージの別の構造例を示す図であって、(A)は縦断面図、(B)は横側面図、(C)は縦側面図である。
【図5】(A)(B)はそれぞれ、本発明による光部品組立て体の他の例を示す縦断面図である。
【図6】(A)(B)はそれぞれ、従来技術による光部品のパッケージ内への収容方法の例を示す縦断面図であって、(A)は1個の光部品の収容例を、(B)は複数個の光部品の収容例を示す。
【符号の説明】
1、1a、1b:光部品
2、2a、2b:リードファイバ
3、6:パッケージ
4、7:導出口
4a、7a:ガイド部
4b、7b:封止部
5、8:封止材
9、10、11:パッケージ
9a:導出口
10a、11a:スリーブ
10b、11b:端面部材
10c、11c:導出口
12、13:封止材
14:パッケージ
14a:本体部材
14b:蓋部材
15a:空洞部
15b:溝状導出口
16:封止材
17、19:パッケージ
17a、19a:導出口
19b:角部
18、20:封止材

Claims (5)

  1. リードファイバを有する光部品と該光部品を収容するパッケージとからなる光部品組立て体において、前記光部品は前記パッケージの内壁面に固定され、前記光部品のリードファイバは前記パッケージの壁面に設けた導出口から外部に導出されており、前記光部品からリードファイバが導出する方向と前記パッケージの導出口から該リードファイバが導出する方向とは傾きを有しており、前記導出口の内壁面とそこに挿通されるリードファイバとの間は気密封止されており、前記光部品と前記気密封止部との間のリードファイバはパッケージの内壁面には固定されておらず曲げを与えた状態で収容されていることを特徴とする光部品組立て体。
  2. 前記パッケージの導出口には複数のリードファイバがまとめて挿通され導出されていることを特徴とする請求項1に記載の光部品組立て体。
  3. 前記パッケージ壁面に設けた導出口は、パッケージの外側に近い封止部とパッケージの内側に近いガイド部とで構成されており、前記リードファイバは前記導出口のガイド部及び封止部を通って外部に導かれ、該封止部においてリードファイバと導出口の内壁面との間は気密封止されていることを特徴とする請求項1に記載の光部品組立て体。
  4. 前記パッケージ内に曲げを与えて収容された部分のリードファイバの曲げ最大部分の曲率半径は、30mm以上、60mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の光部品組立て体。
  5. 前記導出口を通る部分のリードファイバの被覆を除去して裸のガラスファイバを露出させその上にメタルコートを行い、そのガラスファイバと導出口の内壁面との間に半田を流して固着させて気密封止したことを特徴とする請求項1に記載の光部品組立て体。
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