JP2007171051A - 音速測定方法、音速測定装置、及び超音波画像検査装置 - Google Patents

音速測定方法、音速測定装置、及び超音波画像検査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】被検査物の音速値を正常な値に補正することができる音速測定装置を提供すること。
【解決手段】トランスデューサ14はパルス励起されることによって超音波を生体組織21に向けて照射するとともに、生体組織21からの反射波を受信して電気信号に変換する。X−Yステージ15は超音波の照射点を二次元的に走査させる。CPU31は、生体組織21の表面及び背面からの反射波に基づいて、生体組織21の厚さを求めるとともに、その厚さに基づいて生体組織21の音速を求める。CPU31は、補正対象測定点についてその周辺の測定点の音速値を利用して補正対象測定点の音速値を補正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、超音波を利用して被検査物における音速を測定する音速測定方法、音速測定装置、及び超音波画像検査装置に関するものである。
外科手術中において切除する部位の大きさは、術後の患者の負担を考えるとできるかぎり小さく抑えるべきであるが、患部の一部が切除されずに残ってしまうと病気が再発するといった問題がある。このため、切除後の残留部分から標本(生体組織)をサンプリングし、患部の拡がりがないことを確認する必要がある。現在、この作業は、摘出した生体組織の切片を染色し、光学顕微鏡で観察することによって行われている。組織確定診断は、病理学的所見に基づいて標本部分に患部が拡がっていないことを確認する診断であるが、切片の染色には数日を要することから、術後の確認に用いられている。
術中においては、縫合前に患部が残されていないことを短時間で判断することが要求される。そのため、特殊な染料を用いて短時間で染色し、標本部分に患部が拡がっていないことを概ね確認する「組織迅速診断」といった方法も実用化されている。ところが、この組織迅速診断においても1時間程度の時間を必要とし、この間手術が中断されるので、これに代わる方法として、超音波による音速像の観察が提案されている。つまり、超音波によって音速像を得る場合には、染色法を用いなくても生体組織の観察を行うことができる。このことから、組織確定診断を行う診断装置として超音波顕微鏡を応用した製品の開発が進められている。
具体的には、従来の超音波顕微鏡では、単一周波数のバースト波を利用し、反射した超音波信号の強度や位相を解析することで、生体組織の性状を観察する。しかし、このような超音波顕微鏡には、超音波信号の測定に長時間を要するという問題があった。また、十分な精度と安定度を持った発振器や測定系などのアナログシステムが必要となるため、装置が大型化、複雑化するといった問題もあった。
これら問題を解消して術中診断を可能とするための手段として、本発明者らはパルス励起型の超音波顕微鏡をすでに提案している(例えば、非特許文献1、特許文献1参照)。このパルス励起型超音波顕微鏡を用いた観察では、生体組織から切り出し、その組織を用いて厚さ数μmの凍結切片41を作製し、これをまずガラス基板42上に固定する(図9参照)。そして、パルス波でトランスデューサ43を励起して超音波Soを出力させ、その超音波Soを水などの媒質44を介して凍結切片41に照射する。そして、組織表面の反射波Saとガラス基板42(組織背面)の反射波Sbとの合成波を、トランスデューサ43で受信する。さらに、この受信波をフーリエ変換して基板42からの直接反射と比較することにより、強度及び位相スペクトルを得る。
ところで、バースト波を用いた従来方式では、同じ測定点で周波数を切り替え何回も測定し、組織表面の反射と背面の反射との干渉を観測する必要があった。これに対して、パルス励起型超音波顕微鏡によれば、1回の測定で算出することができるという利点がある。この測定で得られた信号強度の極小点の周波数をf、そのときの位相をφとすると、組織表面と背面からの反射は極小点では逆位相となる。すなわち、極小点においては組織表面からの反射は背面からの反射より位相が(2n−1)π進んでおり、φ+(2n−1)πとなる(nは自然数)。従って、組織の厚さd、水の音速Cとすると、
Figure 2007171051
が成立している。
従って、次式のように組織厚さdが求まる。
Figure 2007171051
また、距離2dを組織音速Cで通過した波と水の音速Cで通過した波との位相差がφであることから、
Figure 2007171051
となり、次式のように組織音速Cが求まる。
Figure 2007171051
このように、組織音速Cを測定しながら、超音波の照射点を二次元走査することにより、二次元の音速像が得られる。
そして、その音速像を表示装置に表示させた状態で、その音速像の所定ポイントを指定して音速値を表示させることにより、生体組織の性状が確認される。例えば、生体組織が癌組織などの患部を含む場合、その患部と、周辺の性状組織との音速値が比較される。この場合、測定点の1点のみの比較では信頼性が低いため、所定の検査領域を指定してその領域にある各測定点の平均の音速値を算出するようにしている。
特開2004−294189号公報 「医用超音波:パルス励起型超音波音速顕微鏡」(「超音波TECHNO」VOL.15 No.6(2003.11〜12)(101〜105頁)日本工業出版社発行)
ところが、図10に示すように、組織の境目51を測定点として超音波Soを照射する場合には、組織表面及び背面からの反射波を的確に判定することができない。組織表面及び背面からの反射波を誤って判定した場合、生体組織の厚さ及び音速を正確に測定することができず、それら測定値は異常な値となる。具体的には、生体組織の音速値としては、通常1450m/s〜1750m/s程度の数値をとるが、例えば、1200m/sや3500m/sといった生体組織ではありえない数値となる。
従来の音速測定装置において、それら異常値は、全ての測定点に対して2、3%の割合で測定されるため、所定の検査領域にある各測定点の平均を求める場合、その異常値が平均値に反映されて正確な音速値を求めることができないといった問題が生じていた。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、被検査物の音速値を正常な値に補正することができる音速測定方法、及び音速測定装置を提供することにある。また、別の目的は、その音速測定装置で測定した音速値を用いて被検査物の音速像を表示し、その被検査物の検査を適切に行うことができる超音波画像検査装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、パルス励起型超音波顕微鏡を利用し、試料載置板に載置された被検査物の表面に超音波を二次元的に走査して、前記被検査物の表面及び背面からの反射波に基づいて被検査物の厚さを求めるとともに、その厚さに基づいて被検査物の音速を求めるステップと、前記被検査物における補正対象測定点について、その周辺の測定点の音速値を用いて前記補正対象測定点の音速値を補正するステップとを含むことを特徴とする音速測定方法をその要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、パルス励起型超音波顕微鏡を利用して、試料載置板に載置された被検査物の表面に超音波が二次元的に走査され、被検査物の表面及び背面からの反射波に基づいて被検査物の厚さが求められるとともに、その厚さに基づいて被検査物の音速が求められる。この音速測定方法において、複雑な層構造を有する被検査物の音速を測定する場合、例えば各層の境目などにおいてその表面及び背面の反射波を誤判定すると、被検査物の厚さ及び音速の測定値が異常な値となってしまう。具体的には、被検査物において異常な音速値が算出される測定点は、各層の境目などの限られた測定領域にあり、その周辺の測定点では正常な音速値が測定される。従って、被検査物における補正対象測定点について、その周辺の測定点の音速値を用いることにより、補正対象測定点の音速値を信頼性ある正常な値に補正することが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記補正対象測定点の周辺にある複数の測定点の音速値のメディアン値を前記補正対象測定点の音速値とする補正を行うことをその要旨とする。
上記音速算出方法で複数の測定点の音速値を求めた場合、極端に大きな値または小さな値が異常値となる一方、メディアン値(中間値)は必ず正常値となる。従って、請求項2に記載の発明のように、補正対象測定点の周辺にある複数の測定点の音速値のメディアン値を用いることにより、補正対象測定点の音速値が異常値であった場合でも、信頼性のある正常な値に補正することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2において、前記補正対象測定点に隣接して包囲する複数の測定点の音速値を用いて前記メディアン値を求めることをその要旨とする。
請求項3に記載の発明によれば、補正対象測定点に隣接する測定点の音速値が用いられるため、補正対象測定点の音速値をより正確に補正することができる。また、補正のために参照する測定点の数も抑えることができるため、補正処理の負荷を軽減することができる。
請求項4に記載の発明は、パルス励起型超音波顕微鏡を利用して、試料載置板に載置された被検査物の表面に超音波を照射し、得られた反射波に基づいて被検査物の音速を測定する音速測定装置であって、パルス励起されることによって超音波を被検査物に向けて照射するとともに、前記被検査物からの反射波を受信して電気信号に変換する超音波振動子と、前記超音波の照射点を二次元的に走査させる二次元走査装置と、前記被検査物の表面及び背面からの反射波に基づいて、前記被検査物の厚さを求めるとともに、その厚さに基づいて前記被検査物の音速を求める音速算出手段と、前記被検査物における補正対象測定点について、その周辺の測定点の音速値を用いて前記補正対象測定点の音速値を補正する音速補正手段とを備えることを特徴とする音速測定装置をその要旨とする。
請求項4に記載の発明によれば、超音波振動子がパルス励起されることによって超音波が被検査物に向けて照射され、二次元走査装置によりその超音波の照射点が二次元的に走査される。このとき、超音波振動子により被検査物からの反射波が受信されて電気信号に変換される。そして、音速算出手段により、被検査物の表面及び背面からの反射波に基づいて、被検査物の厚さが求められるとともに、その厚さに基づいて被検査物の音速が求められる。また、音速補正手段により、被検査物における補正対象測定点について、その周辺の測定点の音速値を用いて補正対象測定点の音速値が補正される。このようにすると、請求項1に記載の発明と同様に、補正対象測定点の音速値を信頼性ある正常な値に補正することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の音速測定装置と、前記被検査物の音速値に基づいて音速像を生成する処理を行う画像生成手段と、前記音速像を表示するための表示装置とを備えたことを特徴とする超音波画像検査装置をその要旨とする。
請求項5に記載の発明によれば、請求項4に記載の音速測定装置によって求められた被検査物の音速値に基づいて、画像生成手段により音速像を生成する処理が行われ、その被検査物の音速像が表示装置に表示される。そして、この被検査物の音速像に基づいて、被検査物の検査を適切に行うことができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5において、前記被検査物における検査領域を指定する入力装置と、前記検査領域における音速値の平均を算出してその算出結果を前記表示装置に表示させる音速平均算出手段とをさらに備えたことをその要旨とする。
請求項6に記載の発明によれば、入力装置によって、被検査物における検査領域が指定される。そして、音速平均算出手段により、その検査領域における音速値の平均が算出され、その算出結果が表示装置に表示される。この場合、例えば、被検査物としての生体組織における患部とその周辺の正常な組織とを検査領域として指定することにより、患部及び正常組織の音速値を知ることができ、生体組織診断を適切に行うことができる。
以上詳述したように、請求項1〜4に記載の発明によると、被検査物の音速値を正常な値に補正することができる。また、請求項5または6に記載の発明によると、音速測定装置で測定した音速値を用いて被検査物の音速像を表示し、その被検査物の検査を適切に行うことができる。
以下、本発明を具体化した一実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。図1は音速測定装置としての超音波画像検査装置を示す概略構成図である。
図1に示されるように、超音波画像検査装置1は、パルス励起型超音波顕微鏡2と、A/Dボード3と、パーソナルコンピュータ(パソコン)4とを備える。
超音波顕微鏡2には、パルス発生回路11と、送受波分離回路12と、受信回路13と、トランスデューサ14と、X−Yステージ15と、エンコーダ(ENC)16と、コントローラ17X,17Yと、駆動モータ18X,18Yとが設けられている。
トランスデューサ14は、酸化亜鉛の薄膜圧電素子14aとサファイアロッドの音響レンズ14bとからなり、パルス発生回路11で発生される励起パルスにより薄膜圧電素子14aが振動して所定周波数帯域の超音波が音響レンズ14bを通して出力される。この音響レンズ14bにおける超音波は円錐状に収束され、水などの媒質19を介して試料載置板としてのガラス基板20の表面で焦点を結ぶようになっている。なお、トランスデューサ14としては、口径1.2mm、焦点距離1.5mm、中心周波数80MHz、帯域幅50〜105MHz(−6dB)の仕様のものを用いている。
また、トランスデューサ14の下方に、二次元走査装置としてのX−Yステージ15が設けられ、そのステージ15上にはガラス基板20が固定されている。そして、そのガラス基板20の上面に、被検査物としての生体組織21が載置される。なお、この生体組織21は、数μm程度(通常4μm〜10μm)の厚さにスライスされた凍結切片(生体組織切片)である。
X−Yステージ15は、生体組織21を二次元的に動かすためのステージ15X,15Yと、それぞれのステージ15X,15Yを駆動するモータ18X,18Yとを備えている。これらのモータ18X,18Yとしては、リニアモータが使用される。
各モータ18X,18Yにはそれぞれ対応してコントローラ17X,17Yが接続されており、該各コントローラ17X,17Yの駆動信号に応答してモータ18X,18Yが駆動される。これらモータ18X,18Yの駆動により、Xステージ15Xを連続走査(連続送り)するとともに、Yステージ15Yを間欠送りとなるよう制御する。そしてこの制御によりX−Yステージ15の高速走査が可能となっている。
また、本実施の形態においては、Xステージ15Xに対応してエンコーダ16が設けられ、エンコーダ16によりXステージ15の走査位置が検出される。具体的にいうと、走査範囲(例えば、2.4mm×2.4mmの範囲)を300×300個の測定点(ピクセル)に分割した場合、1回のX方向(水平方向)の走査において300分割される。そして、各測定点の位置がエンコーダ16によって検出され、パソコン4に取り込まれる。パソコン4はそのエンコーダ16の出力に同期して駆動制御信号を生成して、その駆動制御信号をコントローラ17Xに供給する。コントローラ17Xは、この駆動制御信号に基づいてモータ18Xを駆動する。また、コントローラ17Yは、エンコーダ16の出力信号に基づきX方向の1ラインの走査が終了した時点でモータ18Yを駆動して、Yステージ15YをY方向に1ピクセル分移動させる。
さらに、コントローラ17Xは、駆動制御信号に同期してトリガ信号を生成してパルス発生回路11に供給する。これにより、パルス発生回路11において、そのトリガ信号に同期したタイミングで励起パルスが生成される。その励起パルスが送受波分離回路12を介してトランスデューサ14に供給されて該トランスデューサ14から超音波が照射される。
図2は、トランスデューサ14側から見たX−Yステージ15の平面図である。図2に示されるように、Xステージ15XによるX方向への往復走査とYステージによるY方向への走査とを行うことにより、ガラス基板20上の生体組織21に対して超音波が二次元的に走査される。
図3には、本実施の形態における超音波の走査範囲Rの一例を示している。すなわち、超音波の走査範囲Rは、生体組織21に加えてガラス基板20の表面が露出している部分(ガラス面20a)を含むように設定される。そして、走査範囲Rの左上の隅の位置から走査が開始され、矢印で示すように、X方向及びY方向に二次元的に走査が順次行われる。
図1に示すトランスデューサ14の薄膜圧電素子14aは、送受波兼用の超音波振動子であり、生体組織21で反射した超音波(反射波)を電気信号に変換する。そして、その反射波の信号は送受波分離回路12及び受信回路13を介してA/Dボード3の検波回路28に供給される。
検波回路28は、超音波の反射波を検出するための回路であり、図示しないゲート回路、遅延回路、演算回路、BPF(バンドパスフィルタ)などを含む。この検波回路28の出力信号は、A/D変換回路29に入力されてA/D変換された後、パソコン4に転送される。
パソコン4は、CPU31、インターフェース(I/F)32,33、高速フーリエ変換回路(FFT)34、メモリ35、記憶装置36、入力装置37、及び表示装置38を備え、それらはバス39を介して相互に接続されている。
CPU31は、メモリ35を利用して制御プログラムを実行し、装置全体を統括的に制御する。制御プログラムとしては、X−Yステージ15による二次元走査を制御するためのプログラムや組織音速を算出するためのプログラムなどを含む。
インターフェース32は、A/Dボード3からの転送データ(A/D変換後の反射波信号など)を取り込むための通信ポート(例えば、USBポート)である。インターフェース33は、コントローラ17Xへの駆動制御信号を出力したり、エンコーダ16の出力信号を取り込んだりするための入出力ポートである。
高速フーリエ変換回路34は、A/Dボード3から入力される反射波信号をもとに、その反射波信号の周波数成分を得るためのフーリエ変換処理を行う回路である。
表示装置38は、例えば、LCDやCRTなどのカラーディスプレイであり、生体組織21の音速像や、各種設定の入力画面を表示するために用いられる。入力装置37は、キーボードやマウス装置などであり、ユーザからの要求や指示、パラメータの入力に用いられる。
記憶装置36は、磁気ディスク装置や光ディスク装置などであり、その記憶装置36には制御プログラム及び各種のデータが記憶されている。CPU31は、入力装置37による指示に従い、プログラムやデータを記憶装置36からメモリ35へ転送し、それを逐次実行する。なお、CPU31が実行するプログラムとしては、メモリカード、フレキシブルディスク、光ディスクなどの記憶媒体に記憶されたプログラムや、通信媒体を介してダウンロードしたプログラムでもよく、その実行時には記憶装置36にインストールして利用する。
次に、生体組織21の厚さ及び音速を算出する方法について説明する。
図4に示すように、超音波トランスデューサ14により、ガラス基板20の表面が露出したガラス面20aに超音波Soが照射され、ガラス面20aでの反射波Srが受信される。また、超音波トランスデューサ14により、生体組織21に超音波Soが照射され、生体組織21の表面での反射波Saと生体組織21の背面での反射波Sbとの合成波が受信される。そして、ガラス面20aでの反射波信号と生体組織21での反射波信号とをフーリエ変換し、その結果に基づいて、組織表面での反射波Saと組織背面での反射波Sbとの伝搬時間差を求める。そして、その伝搬時間差と媒質19の音速(水の音速)とに基づいて生体組織21の厚さdを求め、さらに、算出した厚さdに基づいて組織音速を求める。
ここで、生体組織21が複雑な層構造を有し、その組織の境目などにおいては、組織表面及び背面からの反射波を正しく検出できない場合がある。この場合、組織音速の測定値は、生体組織21ではありえない異常な値となってしまうため、本実施の形態では、組織音速の補正処理を行うようにしている。
上記のように生体組織21の音速を測定する場合、全ての測定点に対して2、3%の割合で異常値が点在するため、補正対象測定点について、その周囲の測定点の音速値を利用して補正対象測定点の音速値を補正する。
具体的には、図5に示すように、補正対象測定点P0の音速値と、その周囲の測定点P1〜P8の音速値とを参照して、それら9個の音速値を大きい順に並び替え、中間に位置する5番目の音速値、すなわちメディアン値(中間値)を求める。ちなみに、補正対象測定点P0を基準とすると、前記8個の測定点P1〜P8は、補正対象測定点P0に隣接するとともに補正対象測定点P0を包囲している。各測定点P0〜P8の音速値において異常値が含まれる場合、異常値は最小値または最大値となる一方、メディアン値は信頼性の高い正常な音速値となるため、そのメディアン値を補正対象測定点の音速値として補正する。
本実施の形態では、2.4mm×2.4mmの走査範囲Rを300×300個の測定点に分割しており、それら測定点の間隔(測定ピッチ)は8μmである。また、測定時においてトランスデューサ14から照射される超音波の照射領域の幅(超音波のビーム幅)は、18μm程度である。従って、補正対象測定点P0の音速値を求める場合、補正対象測定点P0に加え、その周辺の各測定点P1〜P8にも超音波が照射され、その反射波に基づいて補正対象測定点P0の音速値が求められる。このため、補正対象測定点P0の音速値とその周囲の測定点P1〜P8の音速値とにおいて、そのメディアン値を補正対象測定点の音速値として補正することにより、補正対象測定点P0の音速値が異常値であったとしても信頼性の高い音速値に置き換えられる。
次に、本実施の形態において、CPU31が実行する処理例について、図6のフローチャートを用いて説明する。
先ず、CPU31は、制御信号を出力することでコントローラ17X,17Yの制御によってモータ18X,18Yを駆動し、ガラス基板20の表面が露出したガラス面20aに超音波が照射されるようにX−Yステージ15を移動する。このとき、励起パルスが超音波トランスデューサ14に供給されると、図4に示すように、ガラス面20aに超音波Soが照射され、その反射波Srの信号が検波回路28で検出される。そして、CPU31は、A/D変換回路29で変換されたデジタルデータをインターフェース32を介して取り込み、高速フーリエ変換回路34に入力する。高速フーリエ変換回路34では、反射波信号の周波数成分を得るためのフーリエ変換処理が行われる。CPU31は、その高速フーリエ変換回路34の出力(フーリエ変換出力)を取り込み、それをガラス面20aでの直接反射波Srのデータとしてメモリ35に記憶する(ステップ100)。
その後、CPU31は、制御信号を出力することでコントローラ17X,17Yの制御によってモータ18X,18Yを駆動し、X−Yステージ15による二次元走査を開始させ、エンコーダ16の出力に基づいて測定点の座標データを取得する(ステップ110)。そして、励起パルスがトランスデューサ14に供給され、図4に示すように、トランスデューサ14から生体組織21に超音波Soが照射されると、その反射波(組織表面の反射波Saと組織背面の反射波Sbとの合成波)が検波回路28で検出される。CPU31は、検出された反射波信号をA/D変換回路29及びインターフェース32を介して取り込み、その反射波信号を高速フーリエ変換回路34に入力する。高速フーリエ変換回路34では、その反射波信号の周波数成分を得るためのフーリエ変換処理が行われる。CPU31は、その高速フーリエ変換回路34の出力(フーリエ変換出力)を取り込み、測定点でのデータとしてメモリ35に記憶する(ステップ120)。
音速算出手段としてのCPU31は、メモリ35に記憶したフーリエ変換出力に基づいて、ガラス面20aの反射波を基準とした測定点における組織表面の反射波Saと組織背面の反射波Sbとの伝搬時間差を求める。そして、CPU31は、その伝搬時間差と媒質19の音速(水の音速)とに基づいて、測定点での生体組織21の厚さdを求める(ステップ130)。さらに、CPU31は、算出した厚さdに基づいて組織音速を求め、その組織音速を測定点での座標データと関連付けてメモリ35に記憶する(ステップ140)。
画像生成手段としてのCPU31は、算出した音速に基づいて音速像を生成するための画像処理を行う(ステップ150)。すなわち、CPU31は、音速を用いてカラー変調処理を行い、音速の大きさに応じた画像データを生成し、該画像データをメモリ35に記憶する。
CPU31は、全ての測定点での処理が終了し、1画面分の画像データが取得されたか否かを判断する(ステップ160)。ここで、全データが取得されていない場合、CPU31は、ステップ110に戻って、ステップ110〜160の処理を繰り返し実行する。そして、全データが取得された場合には、CPU31は、それらデータを表示装置38に転送してデータに応じた音速像を表示させ(ステップ170)、図6の処理を終了する。
次いで、検査領域の音速値を表示するための表示処理について説明する。図7には、その表示処理の一例を示している。なお、この表示処理は、図6の処理終了後において、例えば、表示装置38の画面に示されている音速表示ボタンが選択されたときに開始される。
先ず、CPU31は、上記ステップ140で求めた組織音速のデータ(音速値)をメモリ35から読み出し、メディアン補正プログラム(いわゆるメディアンフィルタ)を実行して、前記データのメディアンフィルタによる補正を行う(ステップ200)。具体的には、生体組織21上の各測定点について、その周辺の測定点の音速値を参照し、メディアン値を補正値として求める。ここでは、走査範囲Rにおける生体組織21上の全ての測定点について補正値を求め、その補正値を座標データと関連付けてメモリ35に記憶する。その結果、メモリ35には、走査範囲Rにある各測定点の座標データに対応して、補正前の音速値と補正後の音速値とが記憶される。
また、CPU31は、表示装置38にテキストデータを送信し、生体組織21の音速像が表示されている表示画面において検査領域の指定を促すメッセージを表示させる(ステップ210)。そして、ユーザにより入力装置37が操作され、所定の検査領域が指定される。具体的には、例えば、図8に示すように、四角形状の検査領域R1における左上の点Pxと右下の点Pyとが指定される。
音速平均算出手段としてのCPU31は、その検査領域R1にある各測定点を判定し、それら測定点における補正後の音速値をメモリ35から読み出して、それら音速値の平均を算出する(ステップ220)。
そして、CPU31は、その算出結果に応じたテキストデータを表示装置38に送信してその表示画面に検査領域R1の音速値を表示させる(ステップ230)。その後、CPU31は、表示装置38の画面に示されている音速表示ボタンが再度選択されたか否かを判定する(ステップ240)。音速表示ボタンが再度選択された場合、CPU31はステップ210の処理に戻り、ステップ210〜240の処理を再び実行する。また、ステップ240において、表示装置38の画面に示されている終了ボタンが選択されたときにCPU31は図7の処理を終了する。
従って、本実施の形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)本実施の形態の超音波画像検査装置1では、生体組織21における各測定点の音速値についてメディアンフィルタの補正が行われる。この場合、組織の境目などで異常な音速値が測定されたとしても、その音速値が信頼性のある正常な値に補正される。具体的には、補正対象測定点P0とその補正対象測定点P0に隣接する各測定点P1〜P8との音速値におけるメディアン値が求められ、そのメディアン値が補正対象測定点P0の音速値として補正される。このメディアン値は、各測定点P0〜P8のうちのいずれかの実測値であり、かつ信頼性の高い正常な値であるため、このメディアン値を用いることにより、音速値を正確に補正することができる。
(2)本実施の形態の超音波画像検査装置1では、算出した音速値に応じた音速像が表示装置38に表示され、その音速像を確認したユーザが入力装置37を操作することにより、所望の検査領域R1を的確に指定することができる。また、補正後の音速値を用いて検査領域R1における音速値の平均が算出され、その算出結果が表示装置38に表示される。この場合、例えば、生体組織21における患部とその周辺の正常な組織とを検査領域R1として指定することにより、患部及び正常組織の正確な音速値を知ることができ、生体組織診断を適切に行うことができる。
なお、本発明の実施の形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施の形態では、補正対象測定点P0に隣接して包囲する1周分の各測定点P1〜P8(図5参照)の音速値を参照してメディアン値を求めるものであったが、補正対象測定点P0を包囲する2周分以上の各測定点の音速値を参照してメディアン値を求めるように構成してもよい。この場合、参照する測定点が多くなるため、音速値をより正確に補正することが可能となる。ただし、参照する測定点が多くなると、補正処理の処理負荷が増大する。そのため、上記実施の形態のように、超音波のビーム幅に応じて参照する測定点を設定することにより、処理負荷を抑制しつつ音速値を的確に補正できるので、実用上好ましいものとなる。
・上記実施の形態では、補正対象測定点P0の音速値をメディアンフィルタの処理で補正するものであったが、これに限定されるものではない。例えば、補正対象測定点の周辺にある複数の測定点の音速値の平均を求め、その平均を補正対象測定点の音速値として補正する。なおこの場合、音速値が所定範囲(例えば、1450m/s〜1750m/sの範囲)外の異常値である測定点にいては除外して、音速値が所定範囲内である測定点について、その音速値の平均を求めるようにする。このようにすれば、補正対象測定点P0の音速値を正確な値に補正することができる。
・上記実施の形態では、音速値を表示する検査領域R1として四角形状の領域を指定するものであったが、円形の検査領域を指定してもよい。勿論、患部の形状や組織構造に応じた多角形状の検査領域を指定するよう構成してもよい。
・上記実施の形態では、補正前の音速値を用いて生体組織21の音速像を表示装置38に表示するよう構成したが、補正後の音速値を用いて生体組織21の音速像を表示装置38に表示するよう構成してもよい。勿論、補正前の音速像と補正後の音速像とを同時に表示してもよいし、それら音速像を切替えて表示してもよい。
・上記実施の形態では、超音波画像検査装置1を利用して、被検査物としての生体組織21の音速を測定するものであったが、それ以外に、例えば樹脂表面などの音速を測定してもよい。
・上記実施の形態の超音波画像検査装置1では、カラー変調による音速像を得るものであったが、それ以外に輝度変調した音速像として可視化してもよい。
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施の形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1)請求項1において、前記補正対象測定点の周辺にある複数の測定点の音速値について、所定範囲外の異常値は除外して前記音速値の平均を求め、その平均を前記補正対象測定点の音速値とする補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の音速測定方法。
(2)請求項5または6において、前記被検査物は生体組織であり、前記表示装置に表示した音速像に基づいて生体組織診断を行うことを特徴とする超音波画像検査装置。
(3)請求項5または6において、前記画像生成手段は、算出した被検査物の音速の大きさに応じてカラー変調した画像データを生成し、その画像データにより、前記音速の大きさに応じて色分けされた音速像を前記表示装置に表示することを特徴とする超音波画像検査装置。
本発明を具体化した一実施の形態の超音波画像検査装置を示す概略構成図。 トランスデューサ側から見たX−Yステージの平面図。 超音波の走査範囲を示す説明図。 各反射波を説明するための説明図。 補正対象測定点とその周辺の各測定点を示す説明図。 音速像の生成処理を示すフローチャート。 音速値の表示処理を示すフローチャート。 生体組織の検査領域を示す説明図。 従来のパルス励起型超音波顕微鏡での測定方法を示す模式図。 生体組織を示す断面図。
符号の説明
1…音速測定装置としての超音波画像検査装置
2…パルス励起型超音波顕微鏡
14a…超音波振動子としての薄膜圧電素子
15…二次元走査装置としてのX−Yステージ
20…試料載置板としてのガラス基板
21…被検査物としての生体組織
31…音速演算手段、音速平均算出手段、音速補正手段、及び画像生成手段としてのCPU
37…入力装置
38…表示装置
P0…補正対象測定点
P1〜P8…測定点
R1…検査領域
Sa,Sb…反射波

Claims (6)

  1. パルス励起型超音波顕微鏡を利用し、試料載置板に載置された被検査物の表面に超音波を二次元的に走査して、前記被検査物の表面及び背面からの反射波に基づいて被検査物の厚さを求めるとともに、その厚さに基づいて被検査物の音速を求めるステップと、
    前記被検査物における補正対象測定点について、その周辺の測定点の音速値を用いて前記補正対象測定点の音速値を補正するステップと
    を含むことを特徴とする音速測定方法。
  2. 前記補正対象測定点の周辺にある複数の測定点の音速値のメディアン値を前記補正対象測定点の音速値とする補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の音速測定方法。
  3. 前記補正対象測定点に隣接して包囲する複数の測定点の音速値を用いて前記メディアン値を求めること特徴とする請求項2に記載の音速測定方法。
  4. パルス励起型超音波顕微鏡を利用して、試料載置板に載置された被検査物の表面に超音波を照射し、得られた反射波に基づいて被検査物の音速を測定する音速測定装置であって、
    パルス励起されることによって超音波を被検査物に向けて照射するとともに、前記被検査物からの反射波を受信して電気信号に変換する超音波振動子と、
    前記超音波の照射点を二次元的に走査させる二次元走査装置と、
    前記被検査物の表面及び背面からの反射波に基づいて、前記被検査物の厚さを求めるとともに、その厚さに基づいて前記被検査物の音速を求める音速算出手段と、
    前記被検査物における補正対象測定点について、その周辺の測定点の音速値を用いて前記補正対象測定点の音速値を補正する音速補正手段と
    を備えることを特徴とする音速測定装置。
  5. 請求項4に記載の音速測定装置と、前記被検査物の音速に基づいて音速像を生成する処理を行う画像生成手段と、前記音速像を表示するための表示装置とを備えたことを特徴とする超音波画像検査装置。
  6. 前記被検査物における検査領域を指定する入力装置と、
    前記検査領域における音速値の平均を算出してその算出結果を前記表示装置に表示させる音速平均算出手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載の超音波画像検査装置。
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