JP2007170061A - 排水装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】トイレ等の空間を有効に活用することが可能な排水装置を提供する。
【解決手段】排水装置1は壁状部2を有し、壁状部2の表面側に一連の流路3が形成されている。排水装置1は表面側部材5、裏面側部材6、及びボール挿入口部材7によって構成されている。表面側部材5には凹溝10が形成されている。凹溝10は正面から見るとS字カーブを描いており、トラップ部たる第一立ち下げ管部11、第一U字部12、立ち上げ管部15、第二U字部16、第二立ち下げ管部17が連続的に形成されている。凹溝10の正面側かつ第一U字部12の近傍には、開口(開口部)20が設けられている。また開口20には栓21が取り付けられている。ボール挿入口部材7には開口(手洗いボール挿入口)25が設けられており、開口25は手洗いボール40の排出口45に挿入されている。
【選択図】図2
【解決手段】排水装置1は壁状部2を有し、壁状部2の表面側に一連の流路3が形成されている。排水装置1は表面側部材5、裏面側部材6、及びボール挿入口部材7によって構成されている。表面側部材5には凹溝10が形成されている。凹溝10は正面から見るとS字カーブを描いており、トラップ部たる第一立ち下げ管部11、第一U字部12、立ち上げ管部15、第二U字部16、第二立ち下げ管部17が連続的に形成されている。凹溝10の正面側かつ第一U字部12の近傍には、開口(開口部)20が設けられている。また開口20には栓21が取り付けられている。ボール挿入口部材7には開口(手洗いボール挿入口)25が設けられており、開口25は手洗いボール40の排出口45に挿入されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、手洗いの排水装置に関するものであり、特にトイレの手洗いの排水装置として好適なものである。
トイレには必ず手洗いがある。手洗いは、水道の蛇口と手洗いボール及びトラップによって構成される(特許文献1)。手洗いボールは、トイレの壁面に取り付けられる。そして手洗いボールの下部にトラップが設けられ、さらにトラップの下流側は排水口等に接続される。そして手洗いボールで受けられた手洗い水は、トラップを経て外部に排出される。従来技術においては、トラップや配管は、いずれも独立した部材であり、配管継手を介して相互に接続される。
特開2001−348925号公報
ところで都市部においては、各戸の専有スペースが小さい集合住宅が多数建設されている。この様な集合住宅においても各戸にトイレ及び手洗いがあるが、従来技術においては、この様な小型の住居においても、手洗いの配管構造は通常サイズの住居で採用されている構造と同一であり、個別に成形されたトラップや配管が配管継手を介して相互に接続されている。
ここで上記した様な専有スペースが小さい集合住宅は、当然にトイレのスペースも小さい。そのためトイレットペーパや掃除用具の置き場所に窮することが多い。そのため都市部の集合住宅では、トイレ内の空間を有効に使用したいという要求がある。即ち手洗いボールの下部を有効に使用したいという要求がある。手洗いボールの下部を有効に使用するためには、トラップ等の配管をできるだけ壁に近づけて設置することが望ましい。しかしながら、従来技術においては、トラップや配管をユニオン継手やフランジ継手によって接続していたので、これらの配管継手によって配管を接続するためには、工事に要するスペースが必須であり、トラップや配管を壁に密着させることができなかった。例えば、ユニオン継手によって配管を接続する構造であれば、工事の際に少なくともパイプレンチが嵌合できるだけの空間が必要である。
そこで本発明は、都市部における住宅事情に鑑み、トイレ等の空間を有効に活用することが可能な排水装置の提供を課題とするものである。
上記した課題を解決するための請求項1に記載の発明は、壁状部を有し、当該壁状部の表面側に一連の流路が形成された排水装置であって、前記流路は、壁面部を垂直方向に配置した時に上方に向かって開口し手洗いボールの排出口が挿入される手洗いボール挿入口と、前記手洗いボール挿入口と連通するトラップ部と、壁状部の表面側又は裏面側に開口する排水口を有することを特徴とする排水装置である。
本発明の排水装置では、壁状部を有し、当該壁状部の表面側に主要な配管が設けられている。そのためトラップ等は壁に密接した位置にあり、手洗いボール下部にスペースができる。
また請求項2に記載の発明は、手洗いボール挿入口は漏斗状であることを特徴とする請求項1に記載の排水装置である。
本発明の排水装置では、手洗いボール挿入口が漏斗状である。そのため手洗いボールを取り付ける際における、手洗いボールの取付け位置の誤差の許容範囲が広い。
請求項3に記載の発明は、手洗いボール挿入口にシール部材が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の排水装置である。
本発明の排水装置では、手洗いボール挿入口にシール部材が設けられているので、手洗いボールの排水口を手洗いボール挿入口に挿入するだけで、漏水防止作業が完了する。
請求項4に記載の発明は、トラップ部には正面側に開口する開口部が設けられ、当該開口部には栓が取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の排水装置である。
本発明の排水装置では、トラップ部の正面側に開口部が設けられている。さらに、当該開口部には栓が設けられており、通常時には水漏れはない。開口部は、点検時や修理時に使用される。即ち本発明の排水装置においては、栓を外してトラップ部の内部を点検することができる。
請求項5に記載の発明は、流路の断面形状が四角形であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の排水装置である。
本発明の排水装置では、流路の断面形状が四角形であるから壁面から突出する部位が少ない。そのため手洗いボールの下部をより有効に活用することができる。
請求項6に記載の発明は、壁面部の一部に凹凸が設けられ、当該凹凸によって流路の一部又は全部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の排水装置である。
本発明の排水装置では、流路が壁面部と一体的に成形されているので、壁面から突出する部位がより少なく、手洗いボールの下部をより有効に活用することができる。
本発明の排水装置によると、トラップ等の位置が壁に密接した位置となり、手洗いボールの下部に比較的大きな空間を確保することができる。その結果、手洗いボールの下部を有効に使うことができ、物などを置くことができる。
以下、さらに本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態の排水装置に手洗いボールを取り付けた状態における斜視図である。図2は、図1の排水装置の分解斜視図である。図3は、図1の排水装置を背面側から観察した分解斜視図である。図4は、図1のA−A断面斜視図である。図5は、図1の排水装置の手洗いボール挿入口の分解斜視図である。図6は、図1の排水装置の手洗いボール挿入口の断面斜視図である。図7は、図1の排水装置の手洗いボール挿入口近傍の側面断面図である。図8は、図1の排水装置の手洗いボール挿入口近傍の正面断面図である。
本実施形態の排水装置1は、図1に示す様に壁状部2を有し、壁状部2の表面側に一連の流路3が形成されたものである。本実施形態の排水装置1は、図1,2に示す様に表面側部材5と裏面側部材6及びボール挿入口部材7によって構成されている。なお、図1において、ボール挿入口部材7は円内に示している。
表面側部材5は、図2、図3に示すように全体形状が長方形の板であり、射出成形や真空成形等によって凹溝10が形成されている。なお図3は凹溝10を裏面側から観察して表現したものであり、正面側から観察すると、畝状の隆起である。凹溝10の形状は、正面側から見るとS字カーブを描いている。即ち表面側部材5を垂直姿勢にした状態を基準とすると、トラップ部たる第一立ち下げ管部11、第一U字部12、立ち上げ管部15、第二U字部16、第二立ち下げ管部17が連続的に形成された形状をしている。
凹溝10の上流端側は、天面側に開口している。一方、凹溝10の下流端側の末端部については閉塞している。図2に示す様に、凹溝10の正面側かつ第一U字部12の近傍には開口(開口部)20が設けられている。また開口20には栓21が取り付けられている。図4に示す様に、前記した凹溝10は、断面形状が矩形である。
表面側部材5には、4個の取付けネジ孔22が設けられている。一方、裏面側部材6は、平板状の板であり、開口(排水口)23が一つだけ設けられている。開口23の位置は、裏面側部材6を表面側部材5と合致させた時に凹溝10の末端部に相当する。
図5に示す様に、ボール挿入口部材7は、全体形状が漏斗状をした部材である。より詳細に説明すると、ボール挿入口部材7は上下が開口し、この間に流路を構成する部材であり、上面側に開口(手洗いボール挿入口)25を持ち、下端側には前記した開口25よりも小さな開口26が設けられている。上下の開口25、26は、いずれも長方形である。上方の開口25の近傍部分及び下方の開口26の近傍部分はストレート状であって、断面形状や断面積が一定であるが、中間部分はテーパー状となっている。
ボール挿入口部材7の上部側の開口25には、図5,6,7,8に示すようにシール部材30が装着されている。シール部材30は、ゴム又は樹脂で作られたものであり、開口25の開口端に係合する係合部31とシール部32によって構成されている。即ちシール部材30は、外形形状が略直方体であり、開口25の開口端の外周部に密接する四角状壁部35と、四角状壁部35に囲まれた内側に設けられた舌状のシール部32によって構成され、四角状壁部35の上端とシール部32との間によって形成される隙間にボール挿入口部材7の上部側の開口端が挿入される。その結果、シール部材30はボール挿入口部材7の開口25にしっかりと固定される。
本実施形態の排水装置1は、前記した部品によって構成され、表面側部材5の裏面側に裏面側部材6が接合され、さらに表面側部材5の正面側の開口18にボール挿入口部材7が接合されて構成されている。表面側部材5と裏面側部材6との接合、及び表面側部材5とボール挿入口部材7との接合は図示しない接着剤又は熱溶着によって行われている。
本実施形態の排水装置1では、表面側部材5の裏面側に裏面側部材6が接合されることにより、表面側部材5に設けられた凹溝10と、裏面側部材6とによって長方形の流路が形成されている。当該流路はボール挿入口部材7の開口を始端とし、裏面側の裏面側部材6に設けられた開口23に至る。また当該流路は前記した様にS字カーブを描いて設けられており、トラップ部として機能する。
本実施形態の排水装置1は、トイレの壁面の一部として使用され、正面側であって上部近傍の位置に手洗いボール40が取り付けられる。本実施形態で採用する手洗いボール40は取付け板41とボール部43が一体化されたものである。ボール部43の下端部には、手洗いボールの排出口45が設けられている。排出口45の断面形状は長方形である。排出口45の断面形状は前記したボール挿入口部材7の上部側の開口25と相似形であるが、排出口45は開口25よりも小さい。
本実施形態では、排水装置1の正面に設けられた取付けネジ孔22を利用して手洗いボール40を取り付ける。またこのとき、手洗いボール40の排出口45をボール挿入口部材7の上部側の開口25に挿入する。
ここで本実施形態では、ボール挿入口部材7が漏斗状をしているから、手洗いボール40の取付け位置が多少正規の位置からずれても手洗いボール40の排出口45をボール挿入口部材7の上部側の開口25に挿入することができる。またボール挿入口部材7にはシール部材30が取り付けられているので、手洗いボール40の排出口45をボール挿入口部材7の上部側の開口25に挿入するだけで水漏れを防止することができる。また流路の終端たる開口23は、図示しない排水管に接続される。
また手洗いボールの上部には図示しないカランが取り付けられ、公知の水道配管が施される。カランから排出された水は、手洗いボール40に受けられ、ボール挿入口部材7を経て凹溝10で構成された流路に流れ込む。そしてトラップ部たる第一立ち下げ管部11、第一U字部12、立ち上げ管部15、第二U字部16、第二立ち下げ管部17を経て裏面側の開口23に至り、外部に排水される。
また排水が詰まった場合は、正面側の栓21を外し、開口20からトラップ部の内部を点検することができる。以上説明した実施形態では、凹溝10の断面形状が四角形であったが、当該断面形状は半円形状や三角形状であってもよい。
また上記した実施形態では、表面側部材5に凹溝10を設け、裏面側部材6と合致させることによって四方が閉塞された流路を形成させたが、図9に示す実施形態の様に、流路だけを別途成形し、これを板体に接着する構成を採用することもできる。即ち図9は、本発明の他の実施形態における排水装置の分解斜視図である。図9に示す排水装置51では、トラップ部たる第一立ち下げ管部11、第一U字部12、立ち上げ管部15、第二U字部16、第二立ち下げ管部17及びボール挿入口部材7を予め成形しておき、これを板体(壁状部)52に取り付けている。
1 排水装置
2 壁状部
3 流路
20 開口(開口部)
21 栓
23 開口(排水口)
25 開口(手洗いボール挿入口)
30 シール部材
40 手洗いボール
45 排出口
51 排水装置
52 板体(壁状部)
2 壁状部
3 流路
20 開口(開口部)
21 栓
23 開口(排水口)
25 開口(手洗いボール挿入口)
30 シール部材
40 手洗いボール
45 排出口
51 排水装置
52 板体(壁状部)
Claims (6)
- 壁状部を有し、当該壁状部の表面側に一連の流路が形成された排水装置であって、前記流路は、壁面部を垂直方向に配置した時に上方に向かって開口し手洗いボールの排出口が挿入される手洗いボール挿入口と、前記手洗いボール挿入口と連通するトラップ部と、壁状部の表面側又は裏面側に開口する排水口を有することを特徴とする排水装置。
- 手洗いボール挿入口は漏斗状であることを特徴とする請求項1に記載の排水装置。
- 手洗いボール挿入口にシール部材が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の排水装置。
- トラップ部には正面側に開口する開口部が設けられ、当該開口部には栓が取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の排水装置。
- 流路の断面形状が四角形であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の排水装置。
- 壁面部の一部に凹凸が設けられ、当該凹凸によって流路の一部又は全部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の排水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005369784A JP2007170061A (ja) | 2005-12-22 | 2005-12-22 | 排水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005369784A JP2007170061A (ja) | 2005-12-22 | 2005-12-22 | 排水装置 |
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JP2005369784A Pending JP2007170061A (ja) | 2005-12-22 | 2005-12-22 | 排水装置 |
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2005
- 2005-12-22 JP JP2005369784A patent/JP2007170061A/ja active Pending
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