JP2007168627A - 電動ミラー - Google Patents

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Shinya Akagi
伸哉 赤木
Yuuzo Kesamaru
悠造 今朝丸
Yasuhiko Sanehira
恭彦 実平
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Abstract

【課題】角度検出機構の有無に拘わらず一定のミラー外枠で済み、かつコンパクト化を図る。
【解決手段】ハウジング11には、ミラー板の中心部に係止されてミラー板を角度調整可能に支持するピボットセンター(継手部)12と、ミラー板の中心部から離れた箇所を前後方向に移動させるアジャストギア(前後移動部材)13、14とを有する角度調整機構が設けられ、更に、上記ハウジング11における上記ピボットセンター12と上記アジャストギア13との間には、ミラー板の前側に当接してミラー板の角度を検出するためのスライドピン21を配置するスライドピン配置部21Aが設けられ、かつ、上記ハウジング11における上記ピボットセンター12と上記アジャストギア14との間には、ミラー板の前側に当接してミラー板の角度を検出するためのスライドピン22を配置するスライドピン配置部22Aが設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車の前側ドアなどに配される電動ミラーに関する。
上述した電動ミラーとして、ミラー外枠の凹部内に設けられたミラー板の角度を角度調整機構により電動で調整するとともに、調整されたミラー板の角度を角度検出機構により検出するように構成されたものが知られている(例えば特許文献1参照)。
上記角度調整機構は、図8に示すように、ミラー外枠100の内部であってミラー板101の前側に設けられたハウジング102の後側に、ミラー板101の中心部に係止されてミラー板101を角度調整可能に支持する継手部(ピボットセンター)103と、ミラー板101の中心部から異なる方向(直交する方向)に離れた2箇所に係止されて各箇所を前後方向に移動させる一対のアジャストギア104(継手部103の奥側にもう一つある)とを備える。継手部103の下側のアジャストギア104は、継手部103を中心としてミラー板101の上下方向の傾き角度を変えることができ、継手部103の奥側のアジャストギア(図に表れていない)は、継手部103を中心としてミラー板101の左右方向の傾き角度を変えることができる。
ミラー板101の上下方向での傾き角度の検出は、ミラー板101の上部に取付けた永久磁石110とハウジング102側の対応箇所に取付けた磁気センサ111とによる磁気変化に基づいて行われ、ミラー板101の左右方向での傾き角度の検出は、ミラー板101の継手部103より手前側に設けた永久磁石とハウジング102側の対応箇所に設けた磁気センサ(共に図示せず)とによる磁気変化に基づいて行われる。つまり、角度検出機構は、ミラー板側の永久磁石とハウジング側の磁気センサとからなる。
特開平10−157519号公報
しかしながら、上述したミラー板の角度を検出する永久磁石と磁気センサは、継手部を挟んでアジャストギアとは反対側に配置されているため、角度検出機構を設けない場合には角度検出機構の設置部分が余分なスペースとなり、その余分なスペースを削るようにすると角度検出機構の有無により2種類の外形のミラー外枠が必要になる。そこで、共通のミラー外枠となるように設計するとコンパクト化が図れないという不都合があった。
本発明は、このような従来技術の課題を解決するためになされたものであり、角度検出機構の有無に拘わらず一定のミラー外枠で済み、かつコンパクト化を図り得る電動ミラーを提供することを目的とする。
本発明の電動ミラーは、ミラー外枠の内側に、ミラー板と、該ミラー板の角度を電動で調整する角度調整機構を組み込んだハウジングとが設けられた自動車用の電動ミラーであって、上記ハウジングには、ミラー板の中心部に係止されてミラー板を角度調整可能に支持する継手部と、ミラー板の中心部から離れた箇所を前後方向に移動させる前後移動部材とを有する角度調整機構が設けられ、更に、上記ハウジングにおける上記継手部と上記前後移動部材との間には、ミラー板の前側に当接してミラー板の角度を検出するためのスライドピンを配置するスライドピン配置部が設けられていることを特徴とする。
本発明の請求項2の電動ミラーは、請求項1に記載の電動ミラーにおいて、前記スライドピン配置部は、前記スライドピンをスライド可能に取付けるためのピン取付孔と、そのピン取付孔に設けられてスライドピンとの隙間を塞ぐための防水用リングとを有し、その防水用リングは、前記ハウジングが前後に分割されてなる前側ハウジングと後側ハウジングとの間に挟持されていることを特徴とする。
本発明の請求項3の電動ミラーは、請求項1に記載の電動ミラーにおいて、前記スライドピン配置部は、前記スライドピンをスライド可能に取付けるためのピン取付孔と、そのピン取付孔に設けられてスライドピンとの隙間を塞ぐための防水用リングとを有し、上記防水用リングが、ハウジングに設けた開口を介して前後方向にスライドする前記前後移動部材と該開口との間をシールするシール部材と、ハウジング内に設けた前後移動部材を駆動するモータとハウジングとの間に配されて防振を図る防振部材と一体的に形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項4の電動ミラーは、請求項3に記載の電動ミラーにおいて、前記防水用リングとシール部材と防振部材とが一体的に形成された一体成形品は、前記ハウジングと二色成形により形成されていて、ハウジングに設けた前記開口とシール部材とが固着されていることを特徴とする。
本発明の請求項5の電動ミラーは、請求項1乃至4のいずれかに記載の電動ミラーにおいて、前記前後移動部材が、前記ミラー板の中心部から異なる方向に離れた2箇所に一対で設けられ、一方の前後移動部材と前記継手部との間と、他方の前後移動部材と継手部との間にそれぞれスライドピン配置部が設けられていることを特徴とする。
本発明による場合には、角度調整機構が組み込まれたハウジングにおける継手部と前後移動部材との間にスライドピン配置部が設けられているので、スライドピンを用いた角度検出機構の有無に拘わらず、ハウジングの形状を一定にかつコンパクトにすることができる。更に、一定形状のハウジングで済むため、ミラー外枠についても一種類の形状でよい。
請求項2による場合には、ハウジングに設けたピン取付孔とスライドピンとの隙間を塞ぐ防水用リングが前側ハウジングと後側ハウジングとの間に挟持されるので、別途固定部材が必要とならず、加えて前側ハウジングと後側ハウジングで包囲された内部に防水用リングが配置されるため、コンパクト化が図れる。
請求項3による場合には、防水用リングとシール部材と防振部材とが一体的に形成されているので、これら3つの部品を別体としている場合に比べて、在庫管理やハウジングへの装着が容易になる。
請求項4による場合には、ハウジングの成形のときに防水用リングとシール部材と防振部材とを有する一体成形品を同時的に成形することができ、ハウジングへの装着を省略することが可能になる。
以下に、本発明を具体的に説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係る電動ミラーを示す平面図である。
この電動ミラー1は、運転席側のもので、助手席側のものとは左右対称に構成されていて、ミラー外枠2の内側に、ミラー板3と、該ミラー板3の角度を電動で調整する角度調整機構と該ミラー板3の角度を検出する角度検出機構とを組み込んだハウジング11が設けられている。
図2はハウジング11を正面斜め下側から見た図で、図3および図4はハウジング11の正面図、図5は図4のA−A線による断面図である。なお、図3はハウジング11の外観図を示しており、図4はB−B線よりも上側の部分では内部を示す断面図として表している。
上記ハウジング11は、ミラー板3の前側に設けられ、図2に示すように、前後に分割された前側ハウジング15と後側ハウジング16とを有し、前側ハウジング15と後側ハウジング16とが連結された状態で使用される。後側ハウジング16には、その後側に継手部としてのピボットセンター12が突出形成されていて(図5参照)、そのピボットセンター12はその先端の概略球状をした球状部12aをミラー板3の中心部に設けた被継手部3aに係止させ(図1参照)、球状部12aを中心としてミラー板3を角度調整可能に支持している。被継手部3aは、例えば球状部12aが内部に入る概略筒状、或いは周方向に分割されたスリット入りの概略筒状に形成されている。
ピボットセンター12の周りには、異なる方向に、2つの開口17a、17bが設けられ、開口17aの内側にはミラー板3の角度を調整する前後移動部材としてのアジャストギア13が設けられ、開口17bの内側にはミラー板3の角度を調整する前後移動部材としてのアジャストギア14が設けられている(図3参照)。上記アジャストギア13、14は、先端(後側)に球状部13a、14aを有し、その基端寄り(前側寄り)に断面円形の胴部13b、14bを有するもので、ミラー板3の被継手部3aから異なる方向に離れた箇所に設けた別の被継手部に上記球状部13a、14aを係止して前後方向に移動させるように設けられている。上記球状部13a、14aは、前後方向の移動に拘わらず、開口17a、17bよりも後側に突出するようになっている。前記別の被継手部としては、図1に球状部14aに対応するものが3cとして表してあり、その別の被継手部3cは、前記被継手部3aと同じ構成となっている。なお、球状部13aに対応する別の被継手部は、図示していないが、別の被継手部3cと同様なものである。
アジャストギア13はピボットセンター12の下側に、アジャストギア14はピボットセンター12の右側(前方へ向いた状態で)にそれぞれ配置されている。つまり、アジャストギア13はミラー板3の角度を上下方向に変化させるもので、一方のアジャストギア14はミラー板3の角度を左右方向に変化させるものである。
ピボットセンター12と一対のアジャストギア13、14とは、角度調整機構を構成する。アジャストギア13とアジャストギア14は、同様な構成であり、その構成につきアジャストギア14を代表して説明する。図4および図5に示すように、モータ27の回転軸27aが回転すると、その回転軸27aに取付けた歯車28とこの歯車28およびアジャストギア14に噛合している中間歯車29を介してアジャストギア14が、前側ハウジング15に後側へ突出形成した案内部18に沿って前後方向に移動するようになっている。図5に示すC1はアジャストギア14が前側に向けて最も引っ込んだとき、C3はアジャストギア14が後側に向けて最も突出したときで、C2はこれらの中間である。なお、図3および図5中の37は、アジャストギア13を駆動するためのモータである。
また、ハウジング11には、ミラー板3の前側に当接してミラー板3の角度を検出するためのスライドピン21、22を配置するためのスライドピン配置部21A、22Aが設けられている。スライドピン配置部21Aは、上下用のアジャストギア13とピボットセンター12との間に、スライドピン配置部22Aは、左右用のアジャストギア14とピボットセンター12との間にそれぞれ配置されている。本実施形態では、スライドピン配置部21Aはアジャストギア13とピボットセンター12とを結ぶ直線の上に、スライドピン配置部22Aはアジャストギア14とピボットセンター12とを結ぶ直線の上にそれぞれ配置されている。なお、スライドピン配置部21A、22Aは、共に該当する直線から外れた位置に配しても構わない。また、このハウジング11は、例えば図3に示す状態から中心回りに時計方向へ90゜回転させると、助手席側の電動ミラー用のハウジングとして用いられる。この場合は、アジャストギア13が左右用として、アジャストギア14が上下用として利用される。
スライドピン配置部21A、22Aのそれぞれは、後側ハウジング16に設けたピン取付孔16a、16bと、これらピン取付孔16a、16bに設けた防水用リングとしての断面円形の防水用Oリング31、30とを有する。ピン取付孔16a、16bには、スライドピン21、22がそれぞれ後側に突出した状態で前後方向にスライド可能に取付けられている。また、前側ハウジング15には、ピン取付孔16a、16bに対応する箇所に断面円弧状のピン案内片15a、15bが設けられている(図4参照)。
防水用Oリング30は、スライドピン22を内側に嵌通させた状態で、前側ハウジング15のピン案内片15bと後側ハウジング16のピン取付孔16bの前側周縁部との間に挟持されて(図5参照)、上記ピン取付孔16bとスライドピン22との間の隙間を塞いでいる。一方の防水用Oリング31は、スライドピン21を内側に嵌通させた状態で、前側ハウジング15のピン案内片15aと後側ハウジング16のピン取付孔16aの前側周縁部との間に挟持されて、上記ピン取付孔16aとスライドピン21との間の隙間を塞いでいる。
図3に示すように後側ハウジング16の開口17aには、アジャストギア13の胴部13bと上記開口17aとの間をシールするシール部材32(ハッチングで示す)が設けられ、また、そのアジャストギア13を駆動するモータ37と後側ハウジング16との間には、モータ37の防振を図る防振部材33が設けられている。本実施形態では、シール部材32と防振部材33とは、一体成形により形成されていて、例えばゴム等の樹脂製のものである。
また、後側ハウジング16の開口17bには、アジャストギア14の胴部14bと上記開口17bとの間をシールするシール部材34(ハッチングで示す)が設けられ、また、そのアジャストギア14を駆動するモータ27と後側ハウジング16との間には、モータ27の防振を図る防振部材35が設けられている。本実施形態では、シール部材34と防振部材35とは、一体成形により形成されていて、例えばゴム等の樹脂製のものである。なお、図3中の32aは胴部13bと接触するようにシール部材32に設けられたシール部で、34aは胴部14bと接触するようにシール部材34に設けられたシール部であり、33aはシール部材32と防振部材33とを連結する接続片、35aはシール部材34と防振部材35とを連結する接続片である。
そして、防振部材33、35は、後側ハウジング16の前側であってモータ37、27の後側に配される。図5には、防振部材33がモータ37と後側ハウジング16との間に挟持された状態が表されている。防振部材35は、図示しないが、同様にしてモータ27と後側ハウジング16との間に挟持される。
スライドピン21には、ばね(図示せず)により先端をミラー板3の前側に当接させるように押圧付勢力が付与され、ミラー板3の傾き角度に応じて位置が前後方向で変化する。また、スライドピン21の基端には、摺動接点(図示せず)が固定されていて、摺動接点は基板の表面に形成した抵抗体に対して摺動し、その摺動に伴う電圧変化によりミラー板3の上下方向での傾き角度が検出されるようになっている。
スライドピン22も同様であり、スライドピン22には、ばね23により先端をミラー板3の前側に当接させるように押圧付勢力が付与され、ミラー板3の傾き角度に応じて位置が前後方向で変化する。また、スライドピン22の基端には、摺動接点24が固定されていて、摺動接点24は基板25の表面に形成した抵抗体に対して摺動し、その摺動に伴う電圧変化によりミラー板3の上下方向での傾き角度が検出されるようになっている。スライドピン21、22と摺動接点と抵抗体とは、角度検出機構を構成する。
したがって、この第1実施形態による場合には、ピボットセンター12と上下用のアジャストギア13との間にスライドピン配置部21Aを配置し、ピボットセンター12と左右用のアジャストギア14との間にスライドピン配置部22Aを配置するので、ミラー外枠2の形状を角度検出機構の有無、つまりスライドピン21、22を設けるか否かに拘わらず一定にできかつミラー外枠2をコンパクトにすることができる。
また、第1実施形態においては、後側ハウジング16に設けたピン取付孔16a、16bとスライドピン21、22との各隙間を塞ぐ防水用Oリング31、30が前側ハウジング15と後側ハウジング16との間に挟持されるので、別途固定部材が必要とならず、加えて上記Oリング31、30が前側ハウジング15と後側ハウジング16で包囲された内部に配置されるため、コンパクト化が図れる。更に、これらのOリング31、30により、スライドピン21、22が横ブレを少なくした状態でスライド可能に保持されることとなる。
図6は、本発明の第2実施形態に係る電動ミラーを示す正面図で、図7は図6のD―D線による断面図である。なお、図1〜図5と同一部分には同一番号を付している。
この第2実施形態においては、一体的なシール部材34および防振部材35のシール部材34に対し、防水用リング30Aが接続片34bを介して一体的に形成されており、また一体的なシール部材32および防振部材33のシール部材32に対し、防水用リング31Aが接続片32bを介して一体的に形成されている。
シール部材34、防振部材35及び防水用リング30Aからなる部材は、後側ハウジング16を金型により成形するときに、二色成形により後側ハウジング16と同時的に形成されていて、その形成によるだけで後側ハウジング16に支持されている。例えば、シール部材34の周面に形成した凹部34cに、後側ハウジング16の開口17bの内周面に形成した凸部17cが入っていて、これら凹部34cと凸部17cとの係合により後側ハウジング16に支持されている。
シール部材32、防振部材33及び防水用リング31Aからなる部材も同様に形成されていて、後側ハウジング16を金型により成形するときに、二色成形により後側ハウジング16と同時的に形成されていて、その形成によるだけで後側ハウジング16に支持されている。例えば、シール部材32の周面に形成した凹部に、後側ハウジング16の開口17bの内周面に形成した凸部が入っていて、これら凹部と凸部との係合により後側ハウジング16に支持されている。
上記防水用リング30A、31Aは、本実施形態では断面が概略ユの字状に形成されている。また、防水用リング30Aを設けた箇所においては、後側ハウジング16は、リング押さえ部19bが別体に形成されていて、このリング押さえ部19bにて防水用リング30Aを後側ハウジング16との間で保持するように構成されている。なお、リング押さえ部19bを後側ハウジング16とは別体に形成するのは、防水用リング30Aの形成を容易にし、かつリング押さえ部19bによる防水用リング30Aの保持状態を確実にするためである。但し、防水用リング30Aの断面を別の形状にして後側ハウジング16に組み込んだ構成にすることにより、リング押さえ部19bを省略してもよい。以上の構成は、防水用リング31Aを設けた箇所においても同様であり、詳細な説明を省略する。
この第2実施形態による場合には、防水用リング30A、シール部材34及び防振部材35が、後側ハウジング16と二色成形により一体的に形成されているので、シール部材34を後側ハウジング16の開口17bに係合されることで、防水用リング30A、シール部材34及び防振部材35の後側ハウジング16に対する装着を省略することが可能となる。このことは、防水用リング31A、シール部材32及び防振部材33からなる部材においても同様である。
なお、上記第2実施形態においては、防水用リング、シール部材及び防振部材を後側ハウジングと二色成形により一体的に形成しているが、本発明においては、防水用リング、シール部材及び防振部材を、後側ハウジングとは別体にして一体成形してもよい。その場合においても、防水用リング、シール部材及び防振部材を一体成形することで、第1実施形態のように防水用リングを一体的なシール部材及び防振部材と別体に形成するとき、或いは、これら3つの部品を別体に形成するときよりも、在庫管理やミラー外枠への装着が容易になる。
また、上述した第1、第2実施形態では継手部としてのピボットセンターに球状部を設け、ミラー板に球状部が入る被継手部を設けているが、本発明はこれに限らず、ミラー板に球状部を設け、ピボットセンター側に球状部が入る被継手部を設けてもよい。
更に、上述した第1、第2実施形態ではアジャストギア側に球状部を設け、ミラー板側にその球状部を係止する被継手部を設けているが、本発明はこれに限らず、ミラー板側に球状部を設け、アジャストギア側にその球状部を係止する被継手部を設けてもよい。
本発明の第1実施形態に係る電動ミラーを示す平面図である。 図1のハウジングを正面斜め下側から見た図である。 図1のハウジングの正面図である。 図1のハウジングの正面図(B−B線よりも上側は内部を示す断面図)である。 図4のA−A線による断面図である。 本発明の第2実施形態に係る電動ミラーを示す断面図である。 図6のD―D線による断面図である。 特許文献1の電動ミラーを示す縦断面図である。
符号の説明
1 電動ミラー
2 ミラー外枠
3 ミラー板
11 ハウジング
12 ピボットセンター(継手部)
13、14 アジャストギア(前後移動部材)
15 前側ハウジング
16 後側ハウジング
16a、16b ピン取付孔
21、22 スライドピン
21A、22A スライドピン配置部
30、31 防水用Oリング(防水用リング)
30A、31A 防水用リング
32、34 防振部材
33、35 シール部材

Claims (5)

  1. ミラー外枠の内側に、ミラー板と、該ミラー板の角度を電動で調整する角度調整機構を組み込んだハウジングとが設けられた自動車用の電動ミラーであって、
    上記ハウジングには、ミラー板の中心部に係止されてミラー板を角度調整可能に支持する継手部と、ミラー板の中心部から離れた箇所を前後方向に移動させる前後移動部材とを有する角度調整機構が設けられ、更に、上記ハウジングにおける上記継手部と上記前後移動部材との間には、ミラー板の前側に当接してミラー板の角度を検出するためのスライドピンを配置するスライドピン配置部が設けられていることを特徴とする電動ミラー。
  2. 請求項1に記載の電動ミラーにおいて、
    前記スライドピン配置部は、前記スライドピンをスライド可能に取付けるためのピン取付孔と、そのピン取付孔に設けられてスライドピンとの隙間を塞ぐための防水用リングとを有し、その防水用リングは、前記ハウジングが前後に分割されてなる前側ハウジングと後側ハウジングとの間に挟持されていることを特徴とする電動ミラー。
  3. 請求項1に記載の電動ミラーにおいて、
    前記スライドピン配置部は、前記スライドピンをスライド可能に取付けるためのピン取付孔と、そのピン取付孔に設けられてスライドピンとの隙間を塞ぐための防水用リングとを有し、上記防水用リングが、ハウジングに設けた開口を介して前後方向にスライドする前記前後移動部材と該開口との間をシールするシール部材と、ハウジング内に設けた前後移動部材を駆動するモータとハウジングとの間に配されて防振を図る防振部材と一体的に形成されていることを特徴とする電動ミラー。
  4. 請求項3に記載の電動ミラーにおいて、
    前記防水用リングとシール部材と防振部材とが一体的に形成された一体成形品は、前記ハウジングと二色成形により形成されていて、ハウジングに設けた前記開口とシール部材とが固着されていることを特徴とする電動ミラー。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の電動ミラーにおいて、
    前記前後移動部材が、前記ミラー板の中心部から異なる方向に離れた2箇所に一対で設けられ、一方の前後移動部材と前記継手部との間と、他方の前後移動部材と継手部との間にそれぞれスライドピン配置部が設けられていることを特徴とする電動ミラー。
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