JP2007168596A - 自転車用リアディレイラ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、所定のリアチェーンホイールに対してチェーンを確実に平行移動させることができ、スムーズに変速することが可能な自転車用リアディレイラの提供を課題とする。
【解決手段】自転車1の後車輪111に設けられた複数枚のリアチェーンホイール110に対してチェーンを平行移動させて変速するための自転車用リアディレイラ2である。自転車1に取り付けられるベース部材21と、平行に揺動する平行揺動部材23と、ベース部材21とガイド部材23との間に介在するリンク部材22と、平行揺動部材23に設けられたアーム部材24、25と、ベース部材21の後方位置に設けられたケーブルプーリ26とを備える。ケーブルプーリ26は、外形が前方部を切り欠かれた円弧状に形成され、円弧部26cの曲率中心位置に回転軸261が設けられるとともに、円弧部26cの周面にコントロールケーブル4が掛けられる溝262が設けられている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自転車の後輪に設けられた複数枚のリアチェーンホイールに対してチェーンを平行移動させて変速するための自転車用リアディレイラに関する。
従来、自転車の車輪の回転速度を変速させるものとしてリアディレイラが知られている。これは、自転車の後輪に設けられた複数枚のリアチェーンホイールに対してチェーンを平行移動させて変速するものであり、種々工夫がなされたものが提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
一般に、リアディレイラは、自転車本体に取り付けられるベース部材と、チェーンが掛けられるスプロケットを有する平行揺動部材と、前記ベース部材と平行揺動部材との間に介在するリンク部材とを備えている。そして、コントロールケーブルの作用により、リンク部材を介してガイド部材が平行移動して、自転車の後輪に設けられた複数枚のリアチェーンホイールのうちの適当な一枚にチェーンが掛け渡され、そのリアチェーンホイールの大きさの違いにより自転車の車輪の回転速度を変化させるものとなされている。
ところで、図14に示すように、ベース部材(21)の後方位置において、コントロールケーブル(25)を掛けるためのケーブルプーリ(251)が回転可能に設けられたものが知られている(例えば、特許文献4参照)。このようにケーブルプーリ(251)をベース部材(21)の後方位置に設けることにより、車軸(131)との干渉による制限を受けることなく、直径の大きなケーブルプーリ(251)を使用することができ、コントロールケーブル(25)の動きをより滑らかにすることが可能となる。
特開平08−207869号公報 特開平10−297575号公報 特開2004−17965号公報 US2004/0106482(米国公開公報)
しかしながら、上記リアディレイラ(特許文献4)では、ケーブルプーリが単に円形に形成されたものであるため、ケーブルプーリをベース部材からある程度離して設けなければならず、リアディレイラ全体の小型化が図れないという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、リアディレイラの小型化を図ることができ、ひいてはスムーズに変速することが可能な自転車用リアディレイラの提供を課題とする。
本発明は、上記課題を解決するために、自転車の後車輪に設けられた複数枚のリアチェーンホイールに対してチェーンを平行移動させて変速するための自転車用リアディレイラであって、自転車に取り付けられるベース部材と、平行に揺動する平行揺動部材と、前記ベース部材と前記平行揺動部材との間に介在するリンク部材と、前記平行揺動部材に設けられ、かつスプロケットを有するアーム部材と、前記ベース部材の後方位置において回転可能に設けられるケーブルプーリとを備え、前記ケーブルプーリは、外形が前方部を切り欠かれた円弧状に形成され、該円弧部の曲率中心位置またはその近傍位置に回転軸が設けられるとともに、前記円弧部の周面にコントロールケーブルが掛けられる溝が設けられていることを特徴とする。
前記ケーブルプーリは、前記回転軸から前記円弧部上の上部位置までの半径と、前記回転軸から前記円弧部上の下部位置までの半径とが異なる距離となるように、前記円弧部の曲率半径が変化するものとなされてもよい。
前記ケーブルプーリは、前記円弧部において溝を覆う態様の一ないし複数のケーブル外れ防止部材が設けられてもよい。
前記ケーブルプーリは、溝の内壁面において内側に突出する態様の一ないし複数のケーブル保持部材が設けられてもよい。
前記ケーブルプーリは、円弧部の側方からコントロールケーブルを押さえつけるためのネジ部材が貫通して設けられてもよい。
前記ケーブルプーリは、その上部が下部よりも自転車本体側に接近するように回転軸が上向きに傾斜して設けられてもよい。
前記ケーブルプーリは、重心位置が回転軸位置またはその近傍位置となるように肉抜きされてもよい。
前記ケーブルプーリは、自転車の前後方向に移動可能な態様で設けられてもよい。
請求項1に係る発明によれば、従来の円形のものに比べて、ケーブルプーリをベース部材により一層近づけて設けることができ、リアディレイラ全体の小型化を図ることが可能となる。
請求項2に係る発明によれば、曲率半径を変えることにより変速レバーの位置決め間隔とリアディレイラの作動ストロークのマッチングが容易となり、同じ変速レバーで各リアチェーンホイールの間隔が異なる場合でもケーブルプーリ(26)を替えるだけで適用が可能となる。
請求項3に係る発明によれば、変速時などにおいて仮にケーブルが弛んだ場合でも、ケーブルプーリから外れるのを防止することができる。
請求項4に係る発明によれば、コントロールケーブルがケーブル保持部材に挟まれることにより確実に保持されるので、コントロールケーブルの弛みに対してコントロールケーブルとケーブルプーリとの位置がずれることを防止でき、変速レバーの操作に対してリアディレイラを正確に動作させることが可能となる。
請求項5に係る発明によれば、コントロールケーブルがネジ部材で押さえられるので、コントロールケーブルの弛みに対してコントロールケーブルとケーブルプーリとの位置がずれることを防止でき、変速レバーの操作に対してリアディレイラを正確に動作させることが可能となる。
請求項6に係る発明によれば、回転軸が水平な通常の場合に比べて、コントロールケーブルをリアディレイラ側に効率よく、無理なく、直線的に流れを作ることができる。
請求項7に係る発明によれば、ケーブルプーリの重心が回転軸付近となるので、自転車走行時などの振動によりケーブルプーリが勝手に回転することを防止できる。
請求項8に係る発明によれば、ケーブルプーリが前後に移動することによりケーブルプーリとベース部材の間隔を調節することができ、変速レバーのスタート位置とリアディレイラのスタート位置を合わせることが容易となる。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る自転車用リアディレイラについて説明する。
図1は、自転車用リアディレイラ(以下、リアディレイラという)が取り付けられる自転車(1)の概略図である。
図1において、この自転車(1)は、略平行四辺形に形成されたフレーム(101)と、該フレーム(101)の前方頂部に設けられたハンドル軸(102)と、該ハンドル軸(102)の上端部に設けられたハンドル(103)と、前記ハンドル軸(102)の下端部に設けられたフォーク(104)と、該フォーク(104)に回転可能に設けられた前車輪(105)と、前記フレーム(101)の上方頂部に設けられたサドル(106)と、フレーム(101)の下方頂部に設けられたペダルクランク(107)と、該ペダルクランク(107)の先端部に設けられたペダル(108)と、前記フレーム(101)の下方頂部に設けられたフロントチェーンホイール(109)と、前記フレーム(101)の後方頂部に同軸に設けられた複数枚のリアチェーンホイール(110)と、該リアチェーンホイール(110)を介して回転可能に設けられた後車輪(111)と、前記フロントチェーンホイール(109)とリアチェーンホイール(110)に無端状態に巻架されたチェーン(112)とを備えてなる。
なお、前記フレーム(101)の後方頂部には本実施形態に係るリアディレイラ(2)が設けられている。また、ハンドル(103)には多段階に調節可能な変速レバー(3)が取り付けられている。リアディレイラ(2)と変速レバー(3)とはコントロールケーブル(4)により接続され、変速レバー(3)を所定の段階に調節すると、コントロールケーブル(4)を介してリアディレイラ(2)を所定位置まで動作させるようになっている。
次にリアディレイラ(2)の構造について具体的に説明する。なお、本実施形態では、専用のリアディレイラ取付部(5)を介してフレーム(101)に取り付ける場合について説明する。
図2は、前記リアディレイラ(2)をフレーム(101)に取り付けた状態を自転車側方から示す外観図、図3はこれを自転車後方から示す模式図、図4はフレーム(101)のリアディレイラ取付部(5)を示す部分図である。なお、図3は、平行リンク機構による変速を説明するためのものであり、各部材の位置関係は模式的なものである。
前記リアディレイラ取付部(5)は、図4に示すように、フレーム(101)の後方頂部において一体的に形成されたものであり、後車輪(111)の車軸(113)が取り付けられる車軸取付部(51)と、リアディレイラ(2)のベース部材(21)が取り付けられる軸孔(521)を有するリアディレイラ取付部(52)と、リアディレイラ(2)の動作を制止するストッパー(53)と、リアディレイラ(2)のケーブルプーリ(26)を取り付けるための軸孔(541)を有するプーリブラケット(54)とを備えている。
これにより、後車輪(111)の車軸(113)を車輪取付部(51)に嵌め込むように取り付けるとともに、リアディレイラ(2)のベース部材(21)をリアディレイラ取付部(52)に取り付け、さらにケーブルプーリ(26)をプーリブラケット(54)の軸孔(541)に回転可能に取り付ければ、図2に示すように、リアディレイラ(2)が自転車(1)の適切な位置に設けられた状態となる。
前記リアディレイラ(2)のベース部材(21)は、取付ボルト(211)を通すための貫通孔(図示略)が中央部に穿設されており、取付ボルト(211)を貫通孔に通して軸孔(521)にねじ込むことによりリアディレイラ取付部(52)に回動可能に取り付けられる。
また、前記ベース部材(21)にはストッパー(212)が設けられており、ベース部材(21)が回動するときに、このストッパー(212)とフレーム(101)に設けられたストッパー(53)が当接することにより、ベース部材(21)は一定の角度位置で停止するようになっている。ストッパー(212)の突出量はこれを回すことにより調整可能であるため、ベース部材(21)が停止する角度位置も調節可能である。なお、この両ストッパー(212)(53)は分解組み立て時を除いて、互いに当接状態を保つ、すなわち自転車(1)を通常使用している場合には変速時を含めて両ストッパー(212)(53)は当接したままである。
また、前記ベース部材(21)の前方にはリンク部材(22)が設けられている。このリンク部材(22)は、ベース部材(21)に対して自転車の左右方向に揺動可能となされており、通常は一つのパラレルクランクで構成される。
前記リンク部材(22)の他方の端部には平行揺動部材(23)が軸支されている。このため、ベース部材(21)、平行揺動部材(23)、及びこれらを結びつけているリンク部材(22)によって、平行リンク機構が構成されている。したがって、図3に示すように、平行揺動部材(23)は、ベース部材(21)に対する角度を変化させることなく相対的位置を変更することができ、ガイドスプロケット(242)に掛けられたチェーン(112)が噛合するリアチェーンホイール(110)を変更することができる。
なお、変速操作のためのコントロールケーブル(4)の端部を固定するためにケーブル端固定部材(221)がリンク部材(22)の下部に設けられており、変速レバー(3)によりコントロールケーブル(4)を操作することによって平行揺動部材(23)が揺動するものとなされている。
前記平行揺動部材(23)には、ガイドアーム(24)が第1揺動線(241)回りに揺動可能に設けられるとともに、テンションアーム(25)が第2揺動軸線(251)回りに揺動可能に設けられている。ガイドアーム(24)およびテンションアーム(25)の先端部には、それぞれガイドスプロケット(242)とテンションスプロケット(252)が回転自在に設けられている。本実施形態では、テンションアーム(25)の長さがガイドアーム(24)の長さよりも長くなるように形成されている。また、ガイドアーム(24)の第1揺動軸(241)がテンションアーム(25)の第2揺動軸(251)よりも前方側に位置するものとなされている。なお、ガイドアーム(24)とテンションアーム(25)が平行揺動部材(23)上で互いに独立に揺動可能になされ、このうちテンションアーム(25)は第2揺動軸(251)付近内部の付勢バネ(253)により後方に付勢されている。
前記ベース部材(21)の後方位置であって、プーリブラケット(54)の先端部にはケーブルプーリ(26)が回転可能に設けられている。このケーブルプーリ(26)は、図5に示すように、外形が前方部を切り欠かれた円弧状に形成され、該円弧部(26c)の曲率中心位置(またはその近傍位置)に回転軸(261)が設けられるとともに、前記円弧部(26c)の周面にコントロールケーブル(4)が掛けられる溝(262)が設けられている。
具体的には、ケーブルプーリ(26)は、回転軸(261)と、該回転軸(261)の位置から径方向に伸びる第1辺部(26a)と、該第1辺部(26a)と所定角度(本実施形態では約120度)をなしながら回転軸(261)の位置から径方向に伸びる第2辺部(26b)と、第1辺部(26a)と第2辺部(26b)の先端部を結ぶ円弧部(26c)とからなる盤形状に形成されている。また、このケーブルプーリ(26)の溝(262)にはコントロールケーブル(4)が折返しながら掛けられている。
これによれば、従来の円形のものに比べて、ケーブルプーリ(26)をベース部材(21)により一層近づけて設けることができ、リアディレイラ(2)全体の小型化を図ることが可能となる。
而して、変速レバー(3)を操作して最小径のリアチェーンホイール(110)に設定すると、コントロールケーブル(4)がリアディレイラ(2)側に引っ張られて、それに伴ってケーブルプーリ(26)が左回りに回転するが、ベース部材(21)に接触することなく手前で停止する(図5の実線状態)。
このときコントロールケーブル(4)は、ケーブルプーリ(26)の掛上端点(A)および掛下端点(B)において回転軸(261)に対して約90度の角度をなしており、ケーブルプーリ(26)の掛上端点(A)および掛下端点(B)において鋭角的に折れ曲がった状態とならず、ケーブルプーリ(26)に直線的に無理なく掛けられている。
そして、平行揺動部材(23)がリンク部材(22)を介して自転車と反対側に揺動して、ガイドアーム(24)およびテンションアーム(25)のガイドスプロケット(242)およびテンションスプロケット(252)が最小径のリアチェーンホイール(110)の下方位置に合わされ、該最小径のリアチェーンホイール(110)にチェーン(112)が掛けられる。
一方、変速レバー(3)を操作して最大径のリアチェーンホイール(110)に設定すると、コントロールケーブル(4)が変速レバー(3)側に引っ張られて、それに伴ってケーブルプーリ(26)が右回りに回転するが、ベース部材(21)に接触することなく手前で停止する(図5の一点鎖線状態)。
このときコントロールケーブル(4)は、ケーブルプーリ(26)の掛上端点(A)および掛下端点(B)において回転軸(261)に対して約90度の角度をなしており、ケーブルプーリ(26)の掛上端点(A)および掛下端点(B)において鋭角的に折れ曲がった状態とならず、ケーブルプーリ(26)に直線的に無理なく掛けられている。
そして、平行揺動部材(23)がリンク部材(22)を介して自転車側に揺動して、ガイドアーム(24)およびテンションアーム(25)のガイドスプロケット(242)およびテンションスプロケット(252)が最大径のリアチェーンホイール(110)の下方位置に合わされ、該最大径のリアチェーンホイール(110)にチェーン(112)が掛けられる。
なお、本実施形態では、ケーブルプーリ(26)の前方部の切欠き量について、第1辺部(26a)と第2辺部(26b)が約120度となすものとしたが、これに限定されるものではなく、ケーブルプーリ(26)の大きさや、ベース部材(21)との距離(L)などによって種々に変更可能である。ただ、変速レバー(3)の操作ストローク量とケーブルプーリ(26)の径の大小とによってケーブルプーリ(26)の回転角度が変化するため、ケーブルプーリ(26)の変速時回転によりベース部材(21)に接触しないようにケーブルプーリ(26)の前方部の切欠き量を適宜選択する必要がある。
また、ケーブルプーリ(26)を取り付けるためのプーリブラケット(54)をベース部材(21)とは別体に設けたが、例えば図13に示すように、ベース部材(21)の後端部に凸部(21a)を一体的に設け、プーリブラケット(54)と同じ機能を持たせてもよい。
<実施形態2>
次に本発明の第2の実施形態について説明する。なお、ケーブルプーリ(26)以外のものについては第1実施形態のものと同じであるので、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態では、図6に示すように、ケーブルプーリ(26)の回転軸(261)は偏心している。すなわち、ケーブルプーリ(26)は、回転軸(261)から円弧部(26c)上の上部位置までの半径R1と、回転軸(261)から円弧部(26c)上の下部位置までの半径R2とが異なる距離となるように、前記円弧部の曲率半径が変化するものとなされている。
このように曲率半径を変えることにより変速レバー(3)の位置決め間隔とリアディレイラ(2)の作動ストロークのマッチングが容易となり、同じ変速レバー(3)で各リアチェーンホイール(110)の間隔が異なる場合でもケーブルプーリ(26)を替えるだけで適用が可能となる。
<実施形態3>
次に本発明の第3の実施形態について説明する。なお、ケーブルプーリ(26)以外のものについては第1実施形態のものと同じであるので、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態では、図7(a)に示すように、ケーブルプーリ(26)の周縁部において複数(2個)のケーブル外れ防止部材(264)が設けられている。このケーブル外れ防止部材(264)は、図7(b)に示すように、(262)を上方から覆うようなコ字状に形成されており、両端部が溝(262)の両壁部(263)の頂上部に固着されている。これによれば変速時などにおいて仮にコントロールケーブル(4)が弛んだ場合でも、ケーブルプーリ(26)から外れるのを防止することができる。
<実施形態4>
次に本発明の第4の実施形態について説明する。なお、ケーブルプーリ(26)以外のものについては第1実施形態のものと同じであるので、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態では、図8に示すように、ケーブルプーリ(26)の溝(262)の両壁部(263)の内壁面において内側に突出するケーブル保持部材(265)が設けられている。これによれば、コントロールケーブル(4)がケーブル保持部材(265)に挟まれることにより確実に保持されるので、コントロールケーブル(265)の弛みに対してコントロールケーブル(4)とケーブルプーリ(26)との位置がずれることを防止でき、変速レバー(3)の操作に対してリアディレイラ(2)を正確に動作させることが可能となる。
<実施形態5>
次に本発明の第5の実施形態について説明する。なお、ケーブルプーリ(26)以外のものについては第1実施形態のものと同じであるので、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態では、図9に示すように、ケーブルプーリ(26)において側方からコントロールケーブル(4)を押さえつけるためのネジ部材(266)が設けられている。すなわち、ケーブルプーリ(26)の円弧部(26c)に雌ネジを切ったネジ孔(267)が形成されており、該ネジ孔(267)にネジ部材(266)をねじ込んでいき、ネジ部材(266)の先端部によりコントロールケーブル(4)が押さえられる。
これによれば、コントロールケーブル(4)がネジ部材(266)で押さえられるので、コントロールケーブル(4)の弛みに対してコントロールケーブル(4)とケーブルプーリ(26)との位置がずれることを防止でき、変速レバー(3)の操作に対してリアディレイラ(2)を正確に動作させることが可能となる。
<実施形態6>
次に本発明の第6の実施形態について説明する。なお、ケーブルプーリ(26)以外のものについては第1実施形態のものと同じであるので、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態では、図10に示すように、ケーブルプーリ(26)は、上部が下部よりも自転車側に接近するように回転軸(261)(軸線g)が水平線hに対して上向きに傾斜して設けられている。
ケーブルプーリ(26)を取り付けるに際しては、その回転軸(261)をプーリブラケット(54)の軸孔(541)に固定することにより行われるが、プーリブラケット(54)の上部が自転車側に傾斜しており、それに伴ってケーブルプーリ(26)も回転軸(261)(軸線g)が水平線hに対して上向きに傾斜して設けられている。
このようにケーブルプーリ(26)の回転軸(261)(軸線g)を水平線hに対して上向きに傾斜させることにより、回転軸(261)が水平な通常の場合に比べて、コントロールケーブル(4)をリアディレイラ(2)側に効率よく、無理なく、直線的に流れを作ることができる。
すなわち、リンク部材(2)のケーブル端固定部材(221)はフレーム(101)の外側に位置するため、ケーブルプーリ(26)の回転軸を水平にするとコントロールケーブル(4)をスムーズに配線させることができない場合がある。そこで、ケーブルプーリ端固定部材(221)がフレーム(101)の外側に位置するのに応じて、ケーブルプーリ(26)の回転軸(261)を上向きに傾斜させればコントロールケーブル(4)をスムーズに配線することができる。
なお、本実施形態では、ケーブルプーリ(26)をプーリブラケット(54)を介して上向きに傾斜して設けるものとしたが、ベース部材(21)の後端部に一体的に設けてもよい。
<実施形態7>
次に本発明の第7の実施形態について説明する。なお、ケーブルプーリ(26)以外のものについては第1実施形態のものと同じであるので、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態では、図11に示すように、ケーブルプーリ(26)は、重心位置が回転軸(261)の位置またはその近傍位置となるように肉抜きされている。このようにケーブルプーリ(26)の重心位置が回転軸(261)の位置又はその近傍位置になるように肉抜きすることにより、自転車走行時などの振動によりケーブルプーリ(26)が勝手に回転することを防止できる。
<実施形態8>
次に本発明の第8の実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同じものについては、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態では、ケーブルプーリ(26)は、自転車の前後方向に移動可能な態様で設けられている。
例えば、図12(a)に示すように、取付溝(61)を有するブラケット部材(6)をベース部材(21)と独立して設ける。このブラケット部材(6)は、取付溝(61)に移動部材(62)が前後に移動可能な状態に嵌め込まれるとともに、該移動部材(62)を貫通する態様でネジ部材(63)がねじ込まれ、該ネジ部材(63)がバネ部材(64)により付勢されている。このネジ部材(63)を右回りまたは左回りに回転させることにより移動部材(62)が取付溝(61)内を前後に移動する。そして、移動部材(62)の側面にケーブルプーリ(26)の回転軸(261)が固定されており、ネジ部材(63)の回転作用により移動部材(62)が前後に移動するのに伴って、ケーブルプーリ(26)も前後に移動することができる。このようにケーブルプーリ(26)が前後に移動することによりケーブルプーリ(26)とリアディレイラ(2)の間隔を調節することができ、変速レバー(3)のスタート位置とリアディレイラ(2)のスタート位置を容易に合わせることが可能となる。
あるいは、図12(b)に示すように、ブラケット部材(7)をベース部材(21)と独立して設ける。このブラケット部材(7)は、一端において揺動可能な揺動部材(73)が軸支されるとともに、該揺動部材(73)の先端部を貫通する態様でネジ部材(72)がねじ込まれ、該ネジ部材(72)はバネ部材(73)により付勢されている。このネジ部材(72)を右回り又は左回りに回転させることにより揺動部材(71)が前後に揺動する。そして、揺動部材(71)の先端部の側面にケーブルプーリ(26)の回転軸(261)が固定されており、ネジ部材(72)の回転作用により揺動部材(72)が前後に揺動するのに伴って、ケーブルプーリ(26)も前後に移動することができ、変速レバー(3)のスタート位置とリアディレイラ(2)のスタート位置を容易に合わせることが可能となる。
なお、本実施形態では、ブラケット部材(6)(7)をベース部材(21)と独立して設けるものとしたが、ベース部材(21)に一体的に設けてもよい。
また、ケーブルプーリ(26)の移動を調節する機構は上記のものに限定されるものでなく、その他の機構であってもよい。
いずれの実施形態についても、リアディレイラ(2)の構造は様々に設計変更してもよい。例えば、ガイドスプロケット(242)とテンションスプロケット(252)をガイドアーム(24)とテンションアーム(25)に独立して設けるものとしたが、それぞれ一つのアームに設けるものとしてもよい。
本発明は、自転車の変速に用いられる自転車用リアディレイラに適用可能である。
自転車用リアディレイラが取り付けられる自転車の概略図である。 リアディレイラをフレームに取り付けた状態を自転車側方から示す外観図である。 リアディレイラをフレームに取り付けた状態を自転車後方から示す模式図である。 フレームのリアディレイラ取付部を示す部分図である。 第1の実施形態に係るケーブルプーリを示す側面図である。 第2の実施形態に係るケーブルプーリを示す側面図である。 第3の実施形態に係るケーブルプーリを示す側面図および正面図である。 第4の実施形態に係るケーブルプーリを示す正面図である。 第5の実施形態に係るケーブルプーリを示す一部断面図である。 第6の実施形態に係るケーブルプーリを示す正面図である。 第7の実施形態に係るケーブルプーリを示す側面図である。 第8の実施形態に係るケーブルプーリを示す側面図である。 第1の実施形態に係るケーブルプーリの他の例を示す側面図である。 従来のリアディレイラをフレームに取り付けた状態を自転車側方から示す外観図である。
符号の説明
1・・・自転車
2・・・リアディレイラ
3・・・変速レバー
4・・・コントロールケーブル
21・・・ベース部材
22・・・リンク部材
23・・・平行揺動部材
24・・・ガイドアーム
25・・・テンションアーム
26・・・ケーブルプーリ
54・・・プーリブラケット
101・・・フレーム
110・・・リアチェーンホイール
112・・・チェーン

Claims (8)

  1. 自転車の後車輪に設けられた複数枚のリアチェーンホイールに対してチェーンを平行移動させて変速するための自転車用リアディレイラであって、
    自転車に取り付けられるベース部材と、平行に揺動する平行揺動部材と、前記ベース部材と前記平行揺動部材との間に介在するリンク部材と、前記平行揺動部材に設けられ、かつスプロケットを有するアーム部材と、前記ベース部材の後方位置において回転可能に設けられるケーブルプーリとを備え、
    前記ケーブルプーリは、外形が前方部を切り欠かれた円弧状に形成され、該円弧部の曲率中心位置またはその近傍位置に回転軸が設けられるとともに、前記円弧部の周面にコントロールケーブルが掛けられる溝が設けられていることを特徴とする自転車用リアディレイラ。
  2. 前記ケーブルプーリは、前記回転軸から前記円弧部上の上部位置までの半径と、前記回転軸から前記円弧部上の下部位置までの半径とが異なる距離となるように、前記円弧部の曲率半径が変化するものとなされている請求項1に記載の自転車用リアディレイラ。
  3. 前記ケーブルプーリは、前記円弧部において溝を覆う態様の一ないし複数のケーブル外れ防止部材が設けられている請求項1または請求項2に記載の自転車用リアディレイラ。
  4. 前記ケーブルプーリは、溝の内壁面において内側に突出する態様の一ないし複数のケーブル保持部材が設けられている請求項1から請求項3に記載の自転車用リアディレイラ。
  5. 前記ケーブルプーリは、円弧部の側方からコントロールケーブルを押さえつけるためのネジ部材が貫通して設けられている請求項1から請求項4に記載の自転車用リアディレイラ。
  6. 前記ケーブルプーリは、その上部が下部よりも自転車本体側に接近するように回転軸が上向きに傾斜して設けられている請求項1から請求項5に記載の自転車用リアディレイラ。
  7. 前記ケーブルプーリは、重心位置が回転軸位置またはその近傍位置となるように肉抜きされている請求項1から請求項6に記載の自転車用リアディレイラ。
  8. 前記ケーブルプーリは、自転車の前後方向に移動可能な態様で設けられている請求項1から請求項7に記載の自転車用リアディレイラ。
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