JP2007167892A - 金属シートおよび流体抵抗低減方法 - Google Patents

金属シートおよび流体抵抗低減方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ロール成形により簡単に低コストで製造できる金属シートを提供し、この金属シートを、流体と相対速度を持って移動する固体壁へ適用することによって、流体抵抗を低減する。
【解決手段】ロール圧延により成形加工された、凸部先端の曲率半径が0.2mm以下である連続する凹凸溝を、少なくとも片面に備える金属シートである。(a)厚みが3.0mm以下であり、かつ表面が不錆性を有すること、(b)凹凸溝の深さが0.01〜1.0mmであり、かつ凹凸溝の間隔が0.02〜2.0mmであること、または(c)連続する凹凸溝に沿った方向の表面平均粗さが1μm以下である。
【選択図】図9

Description

本発明は、金属シートおよび流体抵抗低減方法に関する。本発明は、例えば、流体中を移動走行する物体の表面、あるいは流体が流動する物体の表面に、貼付あるいは固定することによって流体と物体の表面との間に生じる流体抵抗を低減することができる金属シートおよびこれを用いた流体抵抗低減方法に関する。
物体が流体中を移動する場合や、流体が物体の固体壁の表面を流動する場合には、流体と物体の表面との間に摩擦抵抗(流体抵抗)が発生する。この流体抵抗は、物体の移動の高速化あるいは流体の高効率移送化の障害となるため、古くからこの流体抵抗を低減する方法が検討されてきた。
流体抵抗は、物体の固体壁に形成される流速勾配が大きい境界層内における粘性抵抗と、境界層内に発生する乱れ(渦)とによるエネルギーの散逸に起因する。したがって、境界層を制御することにより壁面摩擦抵抗を抑制することが可能である。近年、壁近傍の微細渦構造の解明が進むとともに壁近傍の乱流境界層を積極的に制御しようとする試みがなされている。これは、この境界層を制御することによって、壁面との摩擦抵抗や乱れ(渦)によるエネルギー消散を抑制しようとするものである。
壁面摩擦抵抗の低減法は、流体へ物質を添加することによりその機能を発生させる方法(非特許文献1参照)と、壁面の加工による方法(非特許文献2)とに分けられる。
流体へ物質を添加することによる方法は,トムズ効果に代表される高分子溶液の他に、界面活性剤、植物粘液、繊維質、微細固体粒子さらにはマイクロバブル等があり、特に液体に対して効果がある。しかし、マイクロバブルの注入以外の方法には、添加する物質の劣化や排液の環境問題等があるため、その適用範囲が限定される。
一方、壁面の加工による方法は、古くは境界層内に微小体を設置するLEBU(Large Eddy Braking Up System)に始まり、ランダム微小突起、リブレット、植毛、ポリマー塗布、柔軟弾性壁、撥水壁さらには振動壁等が提案されている。この方法は、液体および気体の双方に効果があり、その応用範囲も広いため、近年、各方面で検討されている。特にリブレットに関しては、1970年代に米国NASAにおける航空機の燃料費節減を目的にした研究開発の中から生まれたものであり(非特許文献3)、その後に多くの研究者により流体抵抗低減機構および形状の最適化が図られている。リブレットの形状は、V字形(三角形)やU字形(半円形)を主体として、数百種もが考案されている(非特許文献4)。
また、特許文献1には、ダイ押出あるいは型押によりリブレットを成形加工した有機系材料からなるシートを、走行体あるいは流路へ貼付することによって流体抵抗を低減する発明が開示されている。
さらに、特許文献2には、流れ方向に延びる糸状体を一定間隔で多数設けることによって流体抵抗を低減する乱流抵抗低減装置が開示されている。
特開昭61−278500号公報 特開平01−247296号公報 Gyr, A. and Bewersdorff, H.-W.:Drag Reduction of Turbulent Flows by Additives, Kluwer Academic Publishers, (1995). 薄井洋基,鈴木洋:新世紀における抵抗低減技術の躍進,日本機械学会論文集(B編),67巻658号(2001), 1305. Walsh, M.J.:Riblets as a Viscous Drag Reduction Technique,AIAA J., Vol.21 No.4(1983), 485. Bechert,D.W., Bruse,M., Hage,W., Van-der-Hoeven, J.G.T. and Hoppe, G.:Experiments on drag-reducing surfaces and their optimization with an adjustable geometry,J. Fluid Mechanics, Vol.338(1997),59.
しかし、特許文献1により開示されたリブレットを成形加工したシートは、有機系材料からなるため、強度、熱さらには経時劣化の問題がある。また、走行体の表面に貼付して使用する場合にも、その取り扱いや手入れ等に細心の注意が要求される。実際に航空機へ適用されて燃料費の低減効果があることが確認されたものの、流体抵抗低減効果を維持するためのメンテナンス費用が嵩んでしまい、現時点では実用化できない。
一方、特許文献2により開示された乱流抵抗低減装置における糸状体を一定間隔で形成することは難しい。特許文献2ではこの糸状体を、塗装あるいは表面加工によって形成する旨開示しているが、塗装により形成したのでは強度、熱さらには経時劣化の問題を払拭できず、また表面加工法により形成したのではコストが嵩む。
本発明は、ロール圧延により成形加工された、凸部先端の曲率半径が0.2mm以下である連続する凹凸溝を、少なくとも片面に備えることを特徴とする金属シートである。
この本発明に係る金属シートは、(a)厚みが3.0mm以下であり、かつ表面が不錆性を有すること、(b)凹凸溝の深さが0.01mm以上1.0mm以下であり、かつ凹凸溝の間隔が0.02mm以上2.0mm以下であること、又は(c)凹凸溝の形成方向に沿った方向の表面平均粗さが1μm以下であること、がそれぞれ望ましい。
別の観点からは、本発明は、これらの本発明に係る金属シートを、流体中を相対的に移動する物体の表面に装着することによって流体抵抗を低減することを特徴とする流体抵抗低減方法である。
本発明に係る金属シートは、ロール成形により簡単に低コストで製造することができる。そして、この金属シートを、流体と相対速度を持って移動する固体壁へ適用することによって、流体抵抗を低減することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
はじめに本発明が完成した経緯を簡単に説明する。上述した特許文献1、2により開示された発明の課題を解決するために、流体抵抗を低減することができる形状(以下、「流体抵抗低減形状」という)を金属シートへ形成加工することを想到した。
耐腐食性又は耐壊食性材料としては、ステンレス鋼等の不錆性鋼を用いる方法や鉄系材料にCrあるいはNi等のめっきを施す方法が望ましい。また、軽量化の観点からは、アルミニウムやジュラルミン、チタンやチタン合金等の非鉄系金属材料を用いることが望ましい。
ここで、チタンは、難加工材であるためにその加工法の点で問題があるものの、耐腐食や耐壊食性の観点からチタンあるいはチタン合金を用いることが望ましい。
次に、金属シートに微細な流体抵抗低減形状を成形加工する方法としては、機械加工、プレス、ロール圧延の他に例えばエッチング等の化学的加工等が考えられる。しかし、この流体抵抗低減形状はシート状の材料への一方向(流れ方向)に連続した微細形状であることから、その加工の生産性およびコストを勘案すると、ロールによる圧延加工を採用することが最も望ましい。
しかし、ロールによる圧延加工は、機械加工と比較すると、微細形状への加工精度は劣る。特に、凹凸溝の凹部および凸部先端の形状精度は、機械加工と比較すると、低いものとなる。
そこで、例えばリブレット等の凹凸溝を有する微細形状の加工精度が、流体抵抗の低減効果に及ぼす影響を調べた。図1は、この調査に用いた装置1の概略を模式的に示す説明図である。
図1に示すように、断面が、100mm×20mmで長さ約4mの矩形流路2における両側の長辺壁の全面に、凹凸溝等の微細形状を圧延加工した厚さ0.5〜1.5mmの金属シートを貼付し、その矩形流路2に清水を流したときの圧力損失を測定した。
水タンク3に収容された清水は、遠心式ポンプ4により流量調節弁5及び電磁流量計6を通り矩形流路2に流送され、圧力計7により圧力および圧力損失を測定された後、水タンク3に戻る。流体抵抗低減を評価するための圧力損失は、矩形流路2内において流れが安定するために必要な助走距離約2mを取った後で測定した。
図2には、矩形流路2の横断面形状を示す。同図に示すように、矩形流路2は、アルミニウム製の天板8a、底板8bとサイドブロック9とを、Oリング10を介してボルト11により締結することにより、形成される。圧力損失測定タップ12は、サイドブロックに径2mmの孔を一定間隔で穿って設けた。
測定に先立ち、まず、この装置1で流体摩擦抵抗の評価を適正に行うことができることを確認するために、表面が平滑な金属シートを、矩形流路2における両側の長辺壁の全面に貼付した時の圧力損失を測定し、次式で表される摩擦係数fとレイノルズ数Reとの関係で整理した。
Figure 2007167892
ただし、(1)式及び(2)式において、D:水力平均径(m)=2WH/(W+H)、W:矩形流路幅(m)、H:矩形流路高さ(m)、dP/L:圧力損失(Pa/m)、V:平均流速(m/s)、ρ:流体の密度(kg/m)、μ:流体の粘度(Pa・s)である。
結果を図3にグラフで示す。このグラフに示すように、摩擦係数fとレイノルズ数Reとの関係は、ムーディー線図における流体力学的に滑らかなke/D=0(ke:絶対粗さ(m)、D:管径または水力平均径(m))の曲線とよく一致している。このことから、この装置1により流体摩擦抵抗の評価を適正に行うことができることを確認した。
図4は、第1の実施例として、高さhが175μm、ピッチpが348μmの三角形のリブレットを圧延加工により形成した厚さ0.5mmのチタンシートを矩形流路2における両側の長辺壁の全面に貼付した場合の流体抵抗を測定した結果を、上述した方法により整理して示すグラフである。
図4にグラフで示すように、摩擦係数fは、レイノルズ数Reが8×10以下の範囲において流体力学的に滑らかな面の摩擦係数よりも小さくなっている。このことから、このリブレットを圧延したチタンシートは流体抵抗の低減効果を有することがわかる。
図5は、第2の実施例として、高さhが64μm、ピッチpが199μmの三角形のリブレットを圧延加工により形成した厚さ0.8mmのステンレススチールシートを矩形流路2における両側の長辺壁の全面に貼付した場合の流体抵抗を、第1の実施例と同様の方法により測定整理したグラフである。
図5に示すように、摩擦係数fは、レイノルズ数Reが2×10以下の範囲において流体力学的に滑らかな面の摩擦係数よりも小さくなっている。このことから、このリブレットを圧延したステンレススチールシートにおいても流体抵抗の低減効果を有することがわかる。
図6は、第3の実施例として、高さhが78μm、ピッチpが149μmの三角形のリブレットを圧延加工により形成した厚さ1.5mmのアルミニウムシートを矩形流路2における両側の長辺壁の全面に貼付した場合の流体抵抗を、第1の実施例と同様の方法により測定整理したグラフである。
図6に示すように、摩擦係数fは、レイノルズ数Reが1.5×10以下の範囲において流体力学的に滑らかな面の摩擦係数よりも小さくなっている。このことから、このリブレットを圧延したステンレススチールシートにおいても流体抵抗の低減効果を有することがわかる。
図7は、第4の実施例として、高さhが342μm、ピッチpが607μmの三角形のリブレットを圧延加工により厚さ0.8mmのスチールに形成した後、クロムめっき施したシートを矩形流路2における両側の長辺壁の全面に貼付した場合の流体抵抗を、第1の実施例と同様の方法により測定整理したグラフである。
図7に示すように、摩擦係数fは、レイノルズ数Reが5×10以下の範囲において流体力学的に滑らかな面の摩擦係数よりも小さくなっている。このことから、このリブレットを圧延したステンレススチールシートにおいても流体抵抗の低減効果を有することがわかる。
以上のように母材材質は何であれ、リブレットを形成することにより流体抵抗の低減効果が得られることがわかった。しかし、流体抵抗低減効果は、リブレットにより異なり、本発明者らは、この要因を種々検討した結果、リブレット凸部先端の形状に依存することを突き止めた。
図8は、この金属シートの表面に形成されたリブレットの形状および凸部先端の形状を粗さ測定器により測定した結果の一例を示すグラフである。
同図にグラフで示すように、このリブレットは圧延加工により形成されているため、リブレットの形状は、巨視的には三角形状であるが、微視的には、図8における拡大図に示すように凸部(頂点)の先端が丸みを帯びた三角形状となっている。本実施の形態では、圧延加工では、凸部の先端がこのように丸みを帯びる。
そこで、図9(a)〜図9(e)に示す種々の凹凸溝形状を圧延加工により形成した各種金属シートを用いて、上述した方法によって流体抵抗の低減効果に及ぼす凹凸形状の影響を測定した。
表1には、測定した凹凸溝形状の寸法および形状(高さh(μm)、ピッチp(μm)、図9(a)〜図9(e)の形状、凸部先端の曲率半径(μm))をまとめて、最大流体抵抗低減率(%)とともに示す。
Figure 2007167892
表1に示すように、流体抵抗低減効果が発現するレイノルズ数Reは、凹凸溝の高さh及びピッチpにより異なるが、流体抵抗の低減率は、凹凸溝の凹部形状には関係せず、凸部先端の曲率半径に支配される。
しかも、この測定範囲である凸部の高さh:12〜1050μm、ピッチp:23〜1803μmの凹凸溝に対して、レイノルズ数Re:6×10〜4×10の範囲では、最大の流体抵抗低減率は、凸部先端の曲率半径Rと凹凸溝の高さhやピッチpとの相対値ではなくて、凸部先端の曲率半径Rの絶対値との相関が最も強い。この結果を図10にグラフで示す。図10にグラフで示すように、凹凸溝の凸部の先端半径が200μm以下であれば、凹部形状によらずに流体抵抗の低減効果が得られる。
したがって、本実施の形態の金属シートは、ロール圧延により成形加工された、凸部先端の曲率半径が0.2mm以下である連続する凹凸溝を、少なくとも片面に備えるものとした。
ここで、本実施例では厚さ0.5〜1.5mmの金属シートを用いたが、金属シートのとしては、厚さに対する幅が小さいものであるが、一般的にはその比が0.05以下のものである。冷延金属板では、その厚さが3mm以下が一般的である。また、材質としては、本実施例では、チタン、ステンレススチール、アルミニウム、クロムめっきスチールの場合を述べたがこれに限定されるものでなく、不錆性鋼、鉄系材料への不錆性金属のめっき、非鉄系金属等であればよい。
凹凸溝の形状は、図9(a)〜図9(e)に示すものを基本とするが、これらに限定されるものではない。凹凸溝の寸法は、本例で流体抵抗の低減効果を確認することができた凹凸溝の高さ:10〜1000μm、かつピッチ:20〜2000μmの範囲とした。また、当然のことながら、流れに沿った凹凸溝の表面は滑らかなほどよく、この面が粗くなると摩擦抵抗が増大し、凹凸溝による流体抵抗の低減効果がなくなる。したがって、この面の平均粗さは1μm以下であることが望ましい。
なお、以上の各実施の形態の説明では、本実施の形態の金属シートを、矩形流路の内壁面へ貼付することにより流体抵抗を低減する場合を示したが、本発明はこの場合に限定されるものではなく、各種断面形状の管路やオープンダクトへの貼付以外にも、例えば船舶、列車、自動車、水中および空中航走体さらには高速回転体等固体壁等と流体とが相対速度を持って移動する物体に対しても、同様に装着することにより、流体抵抗を低減することができる。
凹凸溝を有する微細形状の加工精度が、流体抵抗の低減効果に及ぼす影響の調査に用いた装置の概略を模式的に示す説明図である。 図1に示す装置における矩形流路の横断面形状を模式的に示す説明図である。 図1に示す装置の矩形流路の両側の長辺壁の全面に、平滑な金属シートを貼付した時の圧力損失を測定し、摩擦係数とレイノルズ数との関係を整理して示すグラフである。 第1の実施例として、図1に示す装置の矩形流路における両側の長辺壁の全面に、リブレットを圧延加工により形成したチタンシートを貼付した時の圧力損失を測定し、摩擦係数とレイノルズ数との関係を整理して示すグラフである。 第2の実施例として、図1に示す装置の矩形流路における両側の長辺壁の全面に、リブレットを圧延加工により形成したステンレススチールシートを貼付した時の圧力損失を測定し、摩擦係数とレイノルズ数との関係を整理して示すグラフである。 第3の実施例として、図1に示す装置の矩形流路における両側の長辺壁の全面に、リブレットを圧延加工により形成したアルミニウムシートを貼付した時の圧力損失を測定し、摩擦係数とレイノルズ数との関係を整理して示すグラフである。 第4の実施例として、図1に示す装置の矩形流路における両側の長辺壁の全面に、スチールにリブレットを圧延加工した後クロムめっきを施したシートを貼付した時の圧力損失を測定し、摩擦係数とレイノルズ数との関係を整理して示すグラフである。 金属シートの表面に形成されたリブレットの形状および凸部先端の形状を粗さ測定器により測定した結果の一例を示すグラフである。 実施の形態において、金属シートに圧延加工により形成した種々の凹凸溝形状を示すグラフである。 第1〜4の実施例において、流体抵抗低減率に及ぼす凸部先端半径の影響を示すグラフである。

Claims (5)

  1. ロール圧延により成形加工された、凸部先端の曲率半径が0.2mm以下である連続する凹凸溝を、少なくとも片面に備えることを特徴とする金属シート。
  2. 厚みが3.0mm以下であり、かつ表面が不錆性を有する請求項1に記載された金属シート。
  3. 前記凹凸溝の深さが0.01mm以上1.0mm以下であり、かつ該凹凸溝の間隔が0.02mm以上2.0mm以下である請求項1又は請求項2に記載された金属シート。
  4. 前記凹凸溝の形成方向に沿った方向の表面平均粗さが1μm以下である請求項1に記載された金属シート。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載された金属シートを、流体中を相対的に移動する物体の表面に装着することによって流体抵抗を低減することを特徴とする流体抵抗低減方法。
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