JP2007166693A - アキシャル型モータと燃料ポンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】 モータのトルク性能を向上させるためにコイル巻線の巻回数を増加し、あるいは、コイル巻線の径を大きくしても、ロータ(ロータマグネット)の大径化を抑制することができるアキシャル型モータを提供すること。
【解決手段】 本発明のアキシャル型モータ10は、ロータマグネットを有する円板状のロータ42と、ロータに対向して配置されると共に、ロータの回転軸線上の点を中心とする同心円上に配置された複数のステータコイル60と、を備えている。
ステータコイルは、コア54と、コアに巻回されているコイル巻線50と、を有している。そして、コアの一端にはロータマグネットに対向するコア磁極56が設けられており、そのコア磁極の中心Cがコアの中心Dよりも内側に位置することを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明のアキシャル型モータ10は、ロータマグネットを有する円板状のロータ42と、ロータに対向して配置されると共に、ロータの回転軸線上の点を中心とする同心円上に配置された複数のステータコイル60と、を備えている。
ステータコイルは、コア54と、コアに巻回されているコイル巻線50と、を有している。そして、コアの一端にはロータマグネットに対向するコア磁極56が設けられており、そのコア磁極の中心Cがコアの中心Dよりも内側に位置することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、アキシャル型モータとそのアキシャル型モータを利用した燃料ポンプに関する。本明細書において「アキシャル型モータ」とは、ロータとステータが対向する、扁平形状のモータを意味する。
アキシャル型モータは、モータの回転軸線方向の長さを短くできるため、種々の機器への利用が検討されている。アキシャル型モータの一例としては、特許文献1のモータが挙げられる。特許文献1のモータは、円板状のロータと、複数のステータコイルを備えている。ロータは、モータ(ロータ)の回転軸線を中心としてリング状に形成されたロータマグネットを有する。ステータコイルは、コアと、そのコアに巻回されたコイル巻線を有する。ステータコイルのコアは、ロータマグネットと対向し、モータ(ロータ)の回転軸線を中心として同心円上に配置されている。このモータでは、ステータコイルのコイル巻線に電流を流すと、ステータコイルのコアからロータマグネットに向かって磁力が発生し、ステータコイルとロータマグネットとの間に吸引力・反発力が発生する。したがって、複数のステータコイルへの電流のON/OFFを制御することで、ロータが回転する。
上述したモータでは、ステータコイルから発生する電磁力が大きくなるほど、ロータを回転させるトルクも大きくなる。このため、モータのトルク性能を向上するためには、ステータコイルから発生する電磁力を大きくすること、すなわち、コアに巻回するコイル巻線の巻回数を多くし、かつ、コイル巻線に流れる電流値を大きくする必要がある。コイル巻線の巻回数を多くすると、ステータコイルの外形が大きくなる。ステータコイルの外形を大きくすることなくコイル巻線の巻回数を多くするためには、コイル巻線の径を小さくしなければならない。しかしながら、コイル巻線の径を小さくすると、コイル巻線の抵抗が増加し、コイル巻線を流れる電流値が減少する。したがって、モータのトルク性能を向上するためには、ステータコイルの外形を大きくせざるを得ない。
ここで、上述した特許文献1のモータでは、ステータコイルのコアをモータの回転軸線(ロータの回転軸線)を中心として同心円上に配置する。このため、ステータコイルの外形が大きくなると、隣接する他のステータコイルとの間隔を空けなければならないため、ステータコイルのコアを配置する位置もモータの回転軸線から離れた位置としなければならない。ステータコイルのコアをモータの回転軸線から離れた位置に配置すると、コアと対向するロータマグネットの外径も大きくなる。したがって、特許文献1のモータでは、モータのトルク性能を向上しようとすると、ロータマグネット(ひいては、ロータ)の外径が大きくなり、モータが大型化するという問題があった。
そこで、本発明は、モータのトルク性能を向上させるためにコイル巻線の巻回数を増加し、あるいは、コイル巻線の径を大きくしても、ロータ(ロータマグネット)の大径化を抑制することができるアキシャル型モータを提供することを目的とする。
ここで、上述した特許文献1のモータでは、ステータコイルのコアをモータの回転軸線(ロータの回転軸線)を中心として同心円上に配置する。このため、ステータコイルの外形が大きくなると、隣接する他のステータコイルとの間隔を空けなければならないため、ステータコイルのコアを配置する位置もモータの回転軸線から離れた位置としなければならない。ステータコイルのコアをモータの回転軸線から離れた位置に配置すると、コアと対向するロータマグネットの外径も大きくなる。したがって、特許文献1のモータでは、モータのトルク性能を向上しようとすると、ロータマグネット(ひいては、ロータ)の外径が大きくなり、モータが大型化するという問題があった。
そこで、本発明は、モータのトルク性能を向上させるためにコイル巻線の巻回数を増加し、あるいは、コイル巻線の径を大きくしても、ロータ(ロータマグネット)の大径化を抑制することができるアキシャル型モータを提供することを目的とする。
本発明のアキシャル型モータは、ロータマグネットを有する円板状のロータと、ロータに対向して配置されると共に、ロータの回転軸線上の点を中心とする同心円上に配置された複数のステータコイルと、を備えている。
ステータコイルは、コアと、コアに巻回されているコイル巻線と、を有している。そして、コアの一端にはロータマグネットに対向するコア磁極が設けられており、そのコア磁極の中心がコアの中心よりも内側に位置することを特徴とする。
ここで、コア磁極(及びコア)の「中心」は、ロータの回転軸線と垂直な平面内の座標値で特定され、その平面内のロータの回転軸線上の点を原点として半径方向の座標値をr、周方向の座標値をθとすると、座標値rについては原点から最も遠い点の座標値r1と最も近い点の座標値r2の平均値(r1+r2)/2で規定され、座標値θについては最も中心角の大きい点の座標値θ1と最も中心角の小さい点の座標値θ2の平均値(θ1+θ2)/2で規定される。
ステータコイルは、コアと、コアに巻回されているコイル巻線と、を有している。そして、コアの一端にはロータマグネットに対向するコア磁極が設けられており、そのコア磁極の中心がコアの中心よりも内側に位置することを特徴とする。
ここで、コア磁極(及びコア)の「中心」は、ロータの回転軸線と垂直な平面内の座標値で特定され、その平面内のロータの回転軸線上の点を原点として半径方向の座標値をr、周方向の座標値をθとすると、座標値rについては原点から最も遠い点の座標値r1と最も近い点の座標値r2の平均値(r1+r2)/2で規定され、座標値θについては最も中心角の大きい点の座標値θ1と最も中心角の小さい点の座標値θ2の平均値(θ1+θ2)/2で規定される。
上記のアキシャル型モータは、コアの一端にコア磁極が形成され、このコア磁極がロータマグネットと対向する。そして、ロータマグネットと対向するコア磁極の中心が、コイル巻線が巻きつけられるコアの中心より内側(すなわち、ロータの回転軸線からの距離が短い側)に位置している。モータのトルク性能を向上させるためには、コイル巻線の巻回数を増加し、また、コイル素線の径を大きくしなければならない。コイル巻線の巻回数を増加し、また、コイル巻線を大径化するためには、コアの位置をロータの回転軸線から離れた位置としなければならない。上記のアキシャル型モータでは、コア磁極の中心がコアの中心より内側にあり、そのコア磁極にロータマグネットが対向するため、ロータマグネットの径が大きくなることが抑制される。これによって、ロータ(モータ)の大型化を抑制しながら、モータのトルク性能を向上させることができる。
本発明のアキシャル型モータは、ステータのコア磁極が、コアの内縁よりもロータの回転軸線に向けて張り出しているティースを有していると好ましい。
このような構成によると、コア磁極がロータの回転軸線に向けて張り出すティースを有することで、コア磁極の中心をロータの回転軸線に近い位置に配置することができる。
このような構成によると、コア磁極がロータの回転軸線に向けて張り出すティースを有することで、コア磁極の中心をロータの回転軸線に近い位置に配置することができる。
本発明のアキシャル型モータは、ロータの回転軸線からステータのコア磁極の外周までの長さと、ロータの回転軸線からコアの外周までの長さと、ロータの回転軸線からロータマグネットの外縁までの長さはほぼ等しいことが好ましい。
このような構成によると、モータの半径方向の大型化を抑制しながら、ステータコイルで発生する磁力をロータマグネットに作用させることができ、ロータを効率的に回転させることができる。
このような構成によると、モータの半径方向の大型化を抑制しながら、ステータコイルで発生する磁力をロータマグネットに作用させることができ、ロータを効率的に回転させることができる。
上述した本発明のアキシャル型モータは燃料ポンプに好適に利用することができる。すなわち、本発明の燃料ポンプは、上述したいずれかのアキシャル型モータと、そのアキシャル型モータのロータに連結され、ロータと共に回転するインペラと、インペラを回転可能に収容するケーシングを備えていることを特徴とする。
上記の燃料ポンプは、上述したアキシャル型モータが備えられている。従って、トルク性能を向上させながらロータの径の大径化が抑えられた燃料ポンプとなる。
上記の燃料ポンプは、上述したアキシャル型モータが備えられている。従って、トルク性能を向上させながらロータの径の大径化が抑えられた燃料ポンプとなる。
後述する実施例の主な特徴を記載する。本実施例は、アキシャル型モータが搭載された車両用燃料ポンプの一例である。
(形態1)モータ部は、9つのステータコイルが備えられており、ロータにはそれに対応したマグネットが備えられている。
(形態2)燃料ポンプは、モータ部とポンプ部を備えている。モータ部は、ヨークとロータとステータコイルを備える。ロータは、円板状のロータマグネットと、そのロータマグネットの中心を貫通するシャフトを備えている。ロータマグネットとシャフトは固定され、ロータマグネットが回転するとシャフトも回転する。
(形態3)ステータのコア磁極は、隣り合うステータのコア磁極と対向する側縁とシャフトと対向する内縁が、コアから張り出している。
(形態4)モータ部のヨークは、トップカバーに固定されている。
(形態5)シャフトの上端は、燃料ポンプの上部に配設されたトップカバーに回転可能に支持されている。シャフトの下端は、ポンプケーシングの吐出側ケーシングに回転可能に支持されている。シャフトの下端は、吐出側ケーシングを貫通し、吐出側ケーシングより突出した部分にインペラが固定されている。
(形態1)モータ部は、9つのステータコイルが備えられており、ロータにはそれに対応したマグネットが備えられている。
(形態2)燃料ポンプは、モータ部とポンプ部を備えている。モータ部は、ヨークとロータとステータコイルを備える。ロータは、円板状のロータマグネットと、そのロータマグネットの中心を貫通するシャフトを備えている。ロータマグネットとシャフトは固定され、ロータマグネットが回転するとシャフトも回転する。
(形態3)ステータのコア磁極は、隣り合うステータのコア磁極と対向する側縁とシャフトと対向する内縁が、コアから張り出している。
(形態4)モータ部のヨークは、トップカバーに固定されている。
(形態5)シャフトの上端は、燃料ポンプの上部に配設されたトップカバーに回転可能に支持されている。シャフトの下端は、ポンプケーシングの吐出側ケーシングに回転可能に支持されている。シャフトの下端は、吐出側ケーシングを貫通し、吐出側ケーシングより突出した部分にインペラが固定されている。
本実施例に係る燃料ポンプ10について図面を参照して説明する。燃料ポンプ10は自動車用であり、自動車に搭載された燃料タンクの内部に設置される。燃料ポンプ10が燃料タンク内に設置された状態では、燃料ポンプの下面が燃料タンク底面に当接する。燃料ポンプは、燃料に浸漬した状態で動作し、燃料タンク内の燃料をエンジンに圧送する。
図1は燃料ポンプ10の縦断面図である。図1に示すように、燃料ポンプ10は、モータ部70とポンプ部30から構成されている。なお、図1の上下は、燃料ポンプ10が燃料タンク内に装着された状態における上下と一致している。
図1は燃料ポンプ10の縦断面図である。図1に示すように、燃料ポンプ10は、モータ部70とポンプ部30から構成されている。なお、図1の上下は、燃料ポンプ10が燃料タンク内に装着された状態における上下と一致している。
モータ部70は、アキシャル型ブラシレスモータの構造を採用している。モータ部70は、ハウジング14とトップカバー12とロータ41とステータコイル60等を備えている。ハウジング14は略円筒形状に形成されている。トップカバー12は、ハウジング14の上端に固定されている。トップカバー12には、上方に向かって開口している吐出ポート68が形成されている。トップカバー12の下面にはヨーク44が固定されている。ヨーク44はリング状に形成されており、その内周縁はロータマグネット42の内周縁と対向し、その外周縁はロータマグネット42の外周縁と対向している。ロータ41は、トップカバー12に対して回転可能に支持されている。ステータコイル60は、吐出側ケーシング18の上面に配設されている。
先ず、ロータ41について説明する。ロータ41は、ロータマグネット42と、ロータマグネット42の中央を貫通するシャフト40を有している。ロータマグネット42は、鉄粉などの磁性粉を混入した樹脂を円板状に成形したプラスチックマグネットである。ロータマグネット42の外周縁の位置は、ヨーク44の外周縁の位置並びにステータコイルのコア磁極56の外周縁の位置と略一致している。ロータマグネット42はホルダ81とホルダ35との間で挟持されてシャフト40に固定されている。ホルダ35の外周縁の位置はヨーク44の内周縁の位置と略一致している。このため、ロータマグネット42のホルダ35から露出する領域は、ヨーク44の領域及びコア磁極56の領域と略一致し、ロータマグネット42の磁力がヨーク44によって収束される。ロータマグネット42とシャフト40が固定されるため、ロータマグネット42が回転するとシャフト40も回転するようになっている。
シャフト40の上端は、軸受36を介してトップカバー12に回転可能な状態で取付けられている。シャフト40の下端は、ポンプケーシング20の吐出側ケーシング18の中心を貫通し、ボールベアリング34の内輪をホルダ35とスリーブ32との間で挟持されてシャフト40に固定されている。また、ボールベアリング34の外輪外径は、吐出側ケーシング18に固定されているため、吐出側ケーシング18に回転可能な状態で取付けられている。シャフト40の下端には、後述するインペラ22が固定されている。
シャフト40の上端は、軸受36を介してトップカバー12に回転可能な状態で取付けられている。シャフト40の下端は、ポンプケーシング20の吐出側ケーシング18の中心を貫通し、ボールベアリング34の内輪をホルダ35とスリーブ32との間で挟持されてシャフト40に固定されている。また、ボールベアリング34の外輪外径は、吐出側ケーシング18に固定されているため、吐出側ケーシング18に回転可能な状態で取付けられている。シャフト40の下端には、後述するインペラ22が固定されている。
次に、図1,2を参照してステータコイル60について説明する。図2は、ロータマグネット42側から見たステータコイル60の配置状態を模式的に示す図である。図2に示すように、ステータコイル60は、シャフト40(詳しくは、シャフト40の回転軸線)を中心とする同心円上に複数配されている。本実施例では、シャフト40周りに9個のステータコイル60が等間隔で配置されている。ステータコイル60は平面視すると扇形形状を呈しており、シャフト40から離れるに従って周方向の長さが長くなっている。
図1に示すように、各ステータコイル60は、コア54と、コア54に巻回されたコイル巻線50とを有している。コア54の上端にはコア磁極56が設けられ、コア磁極56はロータマグネット42と対向している。コア54の下端にはバックヨーク52が設けられ、バックヨーク52はポンプ部30の吐出側ケーシング18に固定されている。
図2に示すようにバックヨーク52は、隣接するステータコイル60のバックヨーク52と近接し、連続している。バックヨーク52の外周には基板64が配設され、基板64には各ステータコイル60のコイル巻線50が接続されている。図2中、コイル巻線50は一点鎖線で示している。基板64はトップカバー12に設けられた端子66に接続しており、端子66は図示しない制御装置に接続されている。制御装置は、図示しない外部電源からの電力を端子66と基板64を介して各ステータコイル60の個入間汽船50に供給する。制御装置によって各ステータコイル60のコイル巻線50への電力供給をON/OFFすることで、ロータ41が回転駆動される。
コア54及びコア磁極56は、それぞれ隣接するコア54及びコア磁極56との間に間隔が設けられている。コア54は、その水平断面形状が扇形形状をした柱状体に形成されている。コア54の側面にコイル巻線50が巻回される。
コア磁極56も、その水平断面形状が扇形形状をしており、コア54の水平断面形状と似た形状となっている。ただし、コア磁極56は、その内周縁及び両側縁がコア54より外側に張り出し、これによってコア磁極56の内周縁及び両側縁にティース58が形成されている。したがって、隣接するコア磁極56の周方向の間隔は狭く、隣接するコア54の周方向の間隔は広くなっている。また、シャフト40からコア磁極56までの距離は短く、シャフト40からコア54までの距離は長くなっている。このことによって、コア54へのコイル巻線50を巻回するための空間を確保しつつ、コア磁極56を広くしてロータマグネット42に作用する磁力が大きくなるようにしている。特に、本実施例では、コア磁極56をシャフト40の方向に向けて大きく張り出し、ステータコイル60の磁極をシャフト40の方向にシフトしている。
なお、コア54の外周縁とコア磁極56の外周縁は同一平面となるように形成されている(すなわち、コア54の外周縁とコア磁極56の外周縁との間には段差が形成されていない(図1参照)。)。したがって、シャフト40の中心からコア54の外周縁までの長さと、シャフト40の中心からコア磁極56の外周縁までの長さがほぼ等しくなっている。また、図1から明らかなように、ロータマグネット42の外周縁もコア磁極56の外周縁に対応しており、シャフト40からロータマグネット42の外周縁までの長さは、シャフト40の中心からコア磁極56の外周縁までの長さとほぼ等しくなっている。
コア磁極56も、その水平断面形状が扇形形状をしており、コア54の水平断面形状と似た形状となっている。ただし、コア磁極56は、その内周縁及び両側縁がコア54より外側に張り出し、これによってコア磁極56の内周縁及び両側縁にティース58が形成されている。したがって、隣接するコア磁極56の周方向の間隔は狭く、隣接するコア54の周方向の間隔は広くなっている。また、シャフト40からコア磁極56までの距離は短く、シャフト40からコア54までの距離は長くなっている。このことによって、コア54へのコイル巻線50を巻回するための空間を確保しつつ、コア磁極56を広くしてロータマグネット42に作用する磁力が大きくなるようにしている。特に、本実施例では、コア磁極56をシャフト40の方向に向けて大きく張り出し、ステータコイル60の磁極をシャフト40の方向にシフトしている。
なお、コア54の外周縁とコア磁極56の外周縁は同一平面となるように形成されている(すなわち、コア54の外周縁とコア磁極56の外周縁との間には段差が形成されていない(図1参照)。)。したがって、シャフト40の中心からコア54の外周縁までの長さと、シャフト40の中心からコア磁極56の外周縁までの長さがほぼ等しくなっている。また、図1から明らかなように、ロータマグネット42の外周縁もコア磁極56の外周縁に対応しており、シャフト40からロータマグネット42の外周縁までの長さは、シャフト40の中心からコア磁極56の外周縁までの長さとほぼ等しくなっている。
ここで、水平面(シャフト40に対して垂直な平面)内におけるコア54の中心位置とコア磁極56の中心位置の関係について説明する。図3はコア54とコア磁極56の水平面内の位置関係を模式的に示す図である。図3において、シャフト40の中心を点O、コア磁極56の中心を点C、コア54の中心を点Dで表している。
図3に示すように、コア54とコア磁極56は、シャフト40の中心Oから伸びる直線fに対して対称となる。すなわち、直線fとコア54の両側縁がなす角度はそれぞれθ1(=20°)となり、直線fとコア磁極56の両側縁がなす角度はそれぞれθ1(=20°)となる。従って、コア54の中心Dとコア磁極56の中心Cも直線f上に位置する。
コア54の中心Dは、直線fとコア54の内周縁との交点Bと、直線fとコア54の外周縁との交点Eとの中間点となる(すなわち、BD=DE)。コア磁極56の中心Cは、直線fとコア磁極56の内周縁との交点Aと、直線fとコア磁極56の外周縁との交点Eとの中間点となる(すなわち、AC=CE)。図3から明らかなように、コア磁極56はコア54より内側に張出すティース58を形成することによって、コア磁極56の中心Cはコア54の中心Dより内側に位置している。
図3に示すように、コア54とコア磁極56は、シャフト40の中心Oから伸びる直線fに対して対称となる。すなわち、直線fとコア54の両側縁がなす角度はそれぞれθ1(=20°)となり、直線fとコア磁極56の両側縁がなす角度はそれぞれθ1(=20°)となる。従って、コア54の中心Dとコア磁極56の中心Cも直線f上に位置する。
コア54の中心Dは、直線fとコア54の内周縁との交点Bと、直線fとコア54の外周縁との交点Eとの中間点となる(すなわち、BD=DE)。コア磁極56の中心Cは、直線fとコア磁極56の内周縁との交点Aと、直線fとコア磁極56の外周縁との交点Eとの中間点となる(すなわち、AC=CE)。図3から明らかなように、コア磁極56はコア54より内側に張出すティース58を形成することによって、コア磁極56の中心Cはコア54の中心Dより内側に位置している。
ポンプ部30は、ポンプケーシング20と、ポンプケーシング20に収容されるインペラ22等を備える。インペラ22はほぼ円板状である。インペラ22の外周部には、周方向に並んだ凹所群(26、27)が形成されている(図1では、インペラ22の上下両面に形成された1つの凹所(26、27)のみが示されているが、凹所26、27は全周に亘って形成されている)。インペラ22の上面側に形成された凹所27は、インペラ22の下面側に形成された凹所26と底部で連通されている。インペラ22の外周面とポンプケーシング20との間にはわずかな隙間が形成されている(図1では図示を省略している)。この隙間はインペラ22がスムーズに回転するために設けられている。
インペラ22の中心部には、厚さ方向に貫通する貫通孔が形成されている。この貫通孔には、スリーブ32を介してシャフト40が挿通されている。シャフト40とインペラ22は相対回転不能に取付けられており、シャフト40が回転すると、シャフト40と一体となってインペラ22が回転する。
インペラ22の中心部には、厚さ方向に貫通する貫通孔が形成されている。この貫通孔には、スリーブ32を介してシャフト40が挿通されている。シャフト40とインペラ22は相対回転不能に取付けられており、シャフト40が回転すると、シャフト40と一体となってインペラ22が回転する。
ポンプケーシング20は、インペラ22を回転可能に収容した状態でハウジング14の下端に固定されている。ポンプケーシング20は、吐出側ケーシング18と吸入側ケーシング16から構成されている。吐出側ケーシング18の中心部には、厚さ方向に貫通する貫通孔が形成されている。この貫通孔には、シャフト40が挿通されている。シャフト40と吐出側ケーシング18との間にはボールベアリング34が介装されている。これによって、シャフト40の下端が吐出側ケーシング18に回転可能に支持されている。
吐出側ケーシング18のインペラ22の上面と対向する面には、インペラ22の凹所群27と対向する領域を、上流から下流に伸びる上面側溝25が形成されている。上面側溝25の下流端は、吐出側ケーシング18に形成された吐出流路(図示しない)によってモータ部70内(詳しくは、ハウジング14とトップカバー12とポンプケーシング20によって囲まれた空間)に連通している。
吸入側ケーシング16のインペラ22の下面と対向する面には、インペラ22の凹所群26と対向する領域を、上流から下流に伸びる下面側溝24が形成されている。下面側溝25の上流端は、吸入側ケーシング16に形成された吸入流路(図示しない)によって外部に連通している。
吐出側ケーシング18のインペラ22の上面と対向する面には、インペラ22の凹所群27と対向する領域を、上流から下流に伸びる上面側溝25が形成されている。上面側溝25の下流端は、吐出側ケーシング18に形成された吐出流路(図示しない)によってモータ部70内(詳しくは、ハウジング14とトップカバー12とポンプケーシング20によって囲まれた空間)に連通している。
吸入側ケーシング16のインペラ22の下面と対向する面には、インペラ22の凹所群26と対向する領域を、上流から下流に伸びる下面側溝24が形成されている。下面側溝25の上流端は、吸入側ケーシング16に形成された吸入流路(図示しない)によって外部に連通している。
上述した燃料ポンプ10において、ステータコイル60のコイル巻線50へ電力が供給されてコイル巻線50に電流が流れると、コア磁極56からロータマグネット42に向かって電磁力が作用する。これによって、ステータコイル60とロータマグネット42との間に吸引・反発力が発生する。制御装置は、各ステータコイル60のコイル巻線50への電力供給のON/OFFを制御することで、ロータマグネット42が回転する。
ロータマグネット42が回転すると、ロータマグネット42に固定されたシャフト40が回転する。シャフト40が回転すると、シャフト40に固定されたインペラ22が回転する。インペラ22が回転すると、ポンプケーシング20内に燃料が吸引される。ポンプケーシング20内に吸引された燃料は、インペラ22の回転に伴って昇圧され、モータ部70内(ハウジング14とトップカバー12とポンプケーシング20によって囲まれた空間)に吐出される。モータ部70内に吐出された燃料は、モータ部70内を流れてトップカバー12の吐出ポート68より吐出される。
ロータマグネット42が回転すると、ロータマグネット42に固定されたシャフト40が回転する。シャフト40が回転すると、シャフト40に固定されたインペラ22が回転する。インペラ22が回転すると、ポンプケーシング20内に燃料が吸引される。ポンプケーシング20内に吸引された燃料は、インペラ22の回転に伴って昇圧され、モータ部70内(ハウジング14とトップカバー12とポンプケーシング20によって囲まれた空間)に吐出される。モータ部70内に吐出された燃料は、モータ部70内を流れてトップカバー12の吐出ポート68より吐出される。
上述した説明から明らかなように、本実施例の燃料ポンプ10は、コア磁極56がコア54の内周縁より内側に突出するティース58を有するため、コア54の中心Dがコア磁極56の中心Cより外側に位置する。コイル巻線50を巻回するコア54の中心Dをモータ軸線から離れた位置に配置できると、コア54に巻回されるコイル巻線50の巻回数を増加、あるいは、コイル巻線50の巻回数を同一のままコイル巻線50の径を大きくすることができる。このため、ステータコイル60から発生する磁力を大きくすることができる。これによって、燃料ポンプ10のトルク性能を向上することができる。なお、コア54の中心Dを外側に配置しても、コア磁極56の中心Cはコア54の中心Dよりも内側に位置する。このため、コア磁極56と対向するロータマグネット42の大径化を防止することができる。
また、コア磁極56と対向するロータマグネット42の磁気的中心F(すなわち、ロータマグネット42の磁力が収束する領域(すなわち、ヨーク44と重なり合った部分)の中心)は、コア磁極56の中心Cと半径方向の位置が略一致する。これによって、ステータコイル60で発生する磁力がロータマグネット42を回転させるためのトルクに効率的に変換され、燃料ポンプ10のポンプ効率を向上することができる。
また、コア磁極56と対向するロータマグネット42の磁気的中心F(すなわち、ロータマグネット42の磁力が収束する領域(すなわち、ヨーク44と重なり合った部分)の中心)は、コア磁極56の中心Cと半径方向の位置が略一致する。これによって、ステータコイル60で発生する磁力がロータマグネット42を回転させるためのトルクに効率的に変換され、燃料ポンプ10のポンプ効率を向上することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10 燃料ポンプ
20 ポンプケーシング
22 インペラ
30 ポンプ部
40 シャフト
42 ロータ
44 ヨーク
54 コア
56 コア磁極
58 ティース
60 ステータコイル
62 空間
70 モータ部
C コア磁極の中心
D コアの中心
20 ポンプケーシング
22 インペラ
30 ポンプ部
40 シャフト
42 ロータ
44 ヨーク
54 コア
56 コア磁極
58 ティース
60 ステータコイル
62 空間
70 モータ部
C コア磁極の中心
D コアの中心
Claims (4)
- ロータマグネットを有する円板状のロータと、
ロータに対向して配置されると共に、ロータの回転軸線上の点を中心とする同心円上に配置された複数のステータコイルと、を備えたアキシャル型モータであり、
ステータコイルは、コアと、コアに巻回されているコイル巻線と、を有しており、
コアの一端にロータマグネットに対向するコア磁極が設けられており、そのコア磁極の中心がコアの中心よりも内側に位置することを特徴とするアキシャル型モータ。 - 前記コア磁極は、コアの内縁よりもロータの回転軸線に向けて張り出しているティースを有することを特徴とする請求項1のアキシャル型モータ。
- ロータの回転軸線からコア磁極の外周までの長さと、ロータの回転軸線からコアの外周までの長さと、ロータの回転軸線からロータマグネットの外縁までの長さはほぼ等しいことを特徴とする請求項1または2に記載のアキシャル型モータ。
- 請求項1から3のいずれかのアキシャル型モータと、そのアキシャル型モータのロータに連結され、ロータと共に回転する略円板形状のインペラと、そのインペラを回転可能に収容するケーシングとを備えた燃料ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005356280A JP2007166693A (ja) | 2005-12-09 | 2005-12-09 | アキシャル型モータと燃料ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005356280A JP2007166693A (ja) | 2005-12-09 | 2005-12-09 | アキシャル型モータと燃料ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007166693A true JP2007166693A (ja) | 2007-06-28 |
Family
ID=38248970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005356280A Pending JP2007166693A (ja) | 2005-12-09 | 2005-12-09 | アキシャル型モータと燃料ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007166693A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009043765A1 (de) * | 2007-09-27 | 2009-04-09 | Continental Automotive Gmbh | Kraftstoffpumpe zum fördern von kraftstoff aus einem vorratsbehälter zu einer brennkraftmaschine |
WO2017144499A1 (de) * | 2016-02-22 | 2017-08-31 | Gkn Sinter Metals Engineering Gmbh | Pumpenanordnung mit axialfluss-elektroantrieb |
-
2005
- 2005-12-09 JP JP2005356280A patent/JP2007166693A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108884713A (zh) * | 2016-02-22 | 2018-11-23 | 吉凯恩粉末冶金工程有限公司 | 带有轴向通量电驱动器的泵组件 |
US20190055941A1 (en) * | 2016-02-22 | 2019-02-21 | Gkn Sinter Metals Engineering Gmbh | Pump Assembly Having an Axial-Flux Electric Drive |
EP3617448A1 (de) * | 2016-02-22 | 2020-03-04 | GKN Sinter Metals Engineering GmbH | Pumpenanordnung |
CN108884713B (zh) * | 2016-02-22 | 2021-06-22 | 吉凯恩粉末冶金工程有限公司 | 带有轴向通量电驱动器的泵组件 |
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