JP2007166409A - デジタル放送再送信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、IP網等を含む通信手段を用いた地上デジタル放送等のデジタル放送の再送信において必要な帯域幅を従来よりも削減することができるデジタル放送の再送信装置を提供する。
【解決手段】再送信装置100は、SI抽出部103と、SI−BML変換部105と、EPG蓄積部107と、EPG情報配信サーバ109とデータ多重部113を備え、抽出したEPG情報はEPG情報配信サーバ109で配信し、EPG情報へのリンク情報を再送信するデジタル放送信号に多重する。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタル放送の再送信装置に関する。本発明は特に、IP(Internet Protocol)ネットワーク(以下、IP網と記す。)を用い、地上デジタル放送等のデジタル放送信号を、再送信に必要な帯域幅を圧縮して再送信するデジタル放送再送信装置に関する。
近年、地上デジタル放送も開始され、我が国における放送のデジタル化は着実な進展を遂げている。また、ケーブルテレビ(以下、CATVと記す。)網へデジタル放送信号を再送信するサービスも実現されており、CATV加入者もデジタル放送の提供するサービスを受信することができる。
例えば地上デジタル放送をCATV網へ再送信する場合、CATVでの1伝送チャネル当たりの帯域幅は、地上デジタル放送の1伝送チャネル当たりの帯域幅よりも広いため、変調方式をCATVに適した変調方式に変換し、デジタル放送信号中の番組配列情報を一部変更するのみで、地上デジタル放送に含まれる全ての信号をそのままCATV網に伝送できる。よって、CATV網で地上デジタル放送のすべてのサービスを伝送することは比較的容易である。デジタル放送をCATV網へデジタル再送信するための変調方式は複数存在するが、例えば、非特許文献1は、トランスモジュレーション(変調変換)方式を用いた地上デジタル放送のCATV網への再送信方法を開示する。
また、このような、情報の再送信サービスに加え、インターネット網を利用した電子番組案内の提供サービスにおいて、番組情報の変更にリアルタイムに対応でき、かつ、拡張性があり表現力が豊かな電子番組案内を提供するサービスも実現されている。特許文献1はそのようなサービスの例を開示する。この、特許文献1の開示するサービスは、番組情報の変更に即時的に対応可能な、静止画や動画などを用いた表現力豊かなマルチメディア電子番組案内の提供である。以下、図11を参照し、特許文献1の開示する技術内容を概説する。
図11は、特許文献1の開示する発明の実施形態例である放送システムを示すブロック図である。この放送システム1000は、送出システム1110と、受信システムである受信機1112を含む。
送出システム1110は、外部の番組編成情報提供会社1108や放送波1109などから番組編成情報を取得する番組編成情報取得手段1101と、指定された符号化方式により、取得した番組編成情報を符号化する番組編成情報符号化手段1102と、符号化されたデータ(符号化番組編成情報)を伝送する伝送手段1103を備える。
受信機1112は、送出システム1110から伝送される符号化番組編成情報を受信し、当該情報を復号化し出力する番組編成情報受信手段1104と、臨時ニュースやスポーツ放送の延長などによりリアルタイムに更新される番組内容、番組開始時間、および継続時間等を記述した情報(特許文献1においては「番組制御情報」と称される。)を放送波等より受信する番組制御情報受信手段1105と、番組編成情報や番組制御情報を記憶する記憶装置1113と、番組制御情報の内容から番組編成情報の内容を更新するマージ手段1106と、更新された番組編成情報を表示する番組編成情報表示手段1107を備える。
次に、送出システム1110が符号化番組編成情報を送出するまでの動作について説明する。
番組編成情報取得手段1101は、番組編成情報提供会社1108や放送波1109などから番組編成情報を取得する。
上記の番組編成情報のうち、番組編成情報提供会社1108から提供される番組編成情報である会社提供番組編成情報は、テキストデータのみならず、動画データ、静止画データ、音声データ等の各種モノメディアデータと、これらモノメディアデータを用いて多彩な表現を実現するマルチメディアEPGアプリケーションの雛形を含む。この、マルチメディアEPGアプリケーションの雛形は後述する番組編成情報符号化手段1102が、マルチメディアEPGアプリケーションを作成するために必要な情報を保持する。また、放送波1109から得られる番組編成情報である放送波番組編成情報は、例えば、BSデジタル放送の全局SI、各局SIといったSIを含む。ここで、SIとは、サービス・インフォメーション(番組配列情報)を指す。
番組編成情報取得手段1101の取得した番組編成情報は、番組編成情報符号化手段1102に渡される。
番組編成情報符号化手段1102は、渡された番組編成情報に含まれる、マルチメディアEPGアプリケーションの雛形および各種モノメディアデータならびにSI等から、マルチメディアEPGアプリケーションを自動的に作成する。ここで、例えばBS(Broadcast Satellite)デジタル放送の場合、マルチメディアEPGアプリケーションは、BMLに符号化される。
作成されたマルチメディアEPGアプリケーションは、伝送手段1103に渡される。
伝送手段1103は、使用する伝送方式に基づき、渡された符号化データ(符号化されたマルチメディアEPGアプリケーション)を送出する。例えば、BSデジタル放送の場合、独立型データ放送番組として送出される。インターネット1121の場合は、符号化データは、Webサーバに登録される。
次に、受信機1112が送出システム1110から送出された符号化されたマルチメディアEPGアプリケーションを受信した時の動作を説明する。
番組編成情報受信手段1104は、番組編成情報として送出システム1110から送出された符号化されたマルチメディアEPGアプリケーションを取得する。番組編成情報受信手段1104は、符号化されたマルチメディアEPGアプリケーションを復号し、記憶装置1113に送り、これを受け取った記憶装置1113は、送られたマルチメディアEPGアプリケーションを記憶する。
この、符号化されたマルチメディアEPGアプリケーションの取得方法は伝送プロトコルに依存する。例えばBSデジタル放送の場合は、独立型データ放送番組を受信することで実現される。また、インターネットなどの場合は、番組編成情報受信手段1104が、マルチメディアEPGアプリケーションデータを格納するWebサーバに対し定期的にアクセスし、データをダウンロードすることで実現される。
一方、番組制御情報受信手段1105は、番組制御情報を放送波等より受信する。受信した番組制御情報は記憶装置1113に送られ、記憶装置1113はこれを記憶する。
一般に、番組編成情報受信手段1104が取得するデータは、静止画、動画、音声などが含まれているので、そのデータ量は、番組制御情報1111に比べて大きい。そのため、番組編成情報受信手段1104は1日に数回、決められた時間にデータを取得し、取得されたデータは受信機1112内の記憶装置1113に蓄積される。上記データの取得は、例えば、BSデジタル放送の場合、1日に数回、マルチメディアEPGアプリケーションを放送する独立型データ放送番組を放送することで実現する。また、インターネットなどの場合、番組編成情報受信手段1104が1日に数回、マルチメディアEPGアプリケーションデータが格納されているWebサーバにアクセスすることで上記データの取得を実現する。
これに対し、番組制御情報受信手段1105が受信する番組制御情報1111のデータ量は、上述のマルチメディアEPGアプリケーション(番組編成情報)のデータ量に比べて小さい。また、番組制御情報1111は、放送番組の変更にリアルタイムで対応するためのデータであるため、常に最新の番組に関する情報が周期的に送出されている。BSデジタル放送の場合、SI信号等に番組制御情報が含まれることがある。そのため、番組制御情報受信手段1105は、周期的に送られてくる番組制御情報1111を常時監視し、これを取得し、番組制御情報1111が更新されていれば、記憶装置1113に送り、記憶装置1113は、その都度番組制御情報1111を記憶し、蓄積する。
マージ手段1106は、マルチメディアEPGアプリケーションと番組制御情報を比較し、差分があればマルチメディアEPGアプリケーションに番組制御情報の内容を反映させる。それによって、マルチメディアEPGアプリケーションは最新の情報となる。
番組編成情報表示手段1106は、最新の状態のマルチメディアEPGアプリケーションをマージ手段1113より受け取り、これを表示する。
以上のように、非特許文献1は、地上デジタル放送などの放送サービスと同様の放送サービスをCATVにおいても受信可能とする。また、特許文献1に記載の放送システム1000は、受信機1112に保持させたEPG等の付加情報の雛形と、インターネット等の通信網から提供される付加情報を受信機1112でマージすることにより、さまざまな情報提供サービスを実現する。よって、CATV網を用いたデジタル放送サービスの提供、およびそれに加えてインターネット等の通信網を利用したEPGなどの付加情報サービスの提供が可能である。
上述のように、CATV網は比較的広帯域の通信インフラを備えているため、デジタル放送サービスの再送信を行う上での障壁は、比較的低いと言える。
その一方で、現在、2011年の地上アナログ放送の終了に備え、地上デジタル放送の電波が届かない地域などを対象にIP網を利用した地上デジタル放送の再送信サービスが検討されている。近年、FTTH(Fiber To The Home)などブロードバンド環境が各家庭にも普及しつつあるが、地上デジタル放送のすべてのサービスを、IP網を使って再送信するには、かなりの広さの帯域が必要である。例えば関東地域においては、広域放送に限っても8つの放送局があり、それぞれの放送が23Mbps程度の情報量を有する。
従来のトランスモジュレーション方式をそのままIP網へ適用した場合、それぞれの情報量の合計が地上デジタル放送の再送信に必要な帯域となる。そのため、再送信には合計で200Mbps程度の帯域が必要になる。さらに、上記広域放送に加え隣接する地域の放送の再送信、ならびに地上デジタル放送以外例えばBSデジタル放送およびCS(Communication Satellite)デジタル放送等も再送信する場合、さらに多くの帯域が必要である。ブロードバンド環境の普及が進む昨今の状況を考慮しても、放送の再送信に必要な帯域幅をできる限り抑制することが望まれる。
また、従来の方式では、EPG等付加情報の提供に関し、放送中に含まれるEPG情報はそのまま伝送し、それに加える情報(例えば、上述の番組制御情報等)を、IP網といった通信網を利用して提供する。そのため、デジタル放送の再送信に必要な帯域幅を削減するような効果はない。また、EPG以外の付加情報サービス即ち番組に関連する情報の提供サービスを実施する場合でも、IP網を利用して情報提供を行うならばできる限りの帯域削減が望まれる。さらには、受信機のソフトウェア等を、この方式に対応させる必要もある。
特開2001−358672号公報 日本ケーブルラボ、「JCL SPEC-007 1.0版 地上デジタルテレビジョン放送トランスモジュレーション運用仕様」、(日本)
本発明は、IP網等を含む通信手段を用いた地上デジタル放送等のデジタル放送の再送信において必要な帯域幅を従来よりも削減することができるデジタル放送の再送信装置を提供する。
また、本発明は、IP網を用いた地上デジタル放送等デジタル放送信号再送信において、従来よりも狭い帯域幅でEPG情報等の番組編成情報の配信を可能とするデジタル放送の再送信装置を提供する。
本発明は、その一態様において、第1の通信手段よりデジタル放送波を受信し、デジタル放送波に含まれるデジタル放送信号を第2の通信手段に再送信するデジタル放送再送信装置であって、デジタル放送信号に含まれる番組編成情報を、デジタル放送信号より抽出する情報抽出手段と、番組編成情報を所定の符号化方式で符号化する情報符号化手段と、符号化された番組編成情報を記憶する符号化情報蓄積手段と、符号化された番組編成情報を、第2の通信手段により配信する符号化情報配信手段と、デジタル放送信号に含まれるPMTを検出し、PMTを再構成するPMT検出手段と、符号化された番組編成情報を取得するためのリンク情報を、デジタル放送信号に多重するデータ多重手段と、リンク情報が多重されたデジタル放送信号を、第2の通信手段に再送信する再送信手段を有するデジタル放送再送信装置である。
本発明の一態様においては、情報抽出手段は、番組編成情報をデジタル放送信号から分離し、取り除き、データ多重手段は、番組編成情報が取り除かれたデジタル放送信号にリンク情報を多重し、再送信手段は、番組編成情報が取り除かれリンク情報が多重されたデジタル放送信号を再送信することが望ましい。
本発明の一態様においては、さらに、デジタル放送信号に含まれるNULLパケットを検出するNULLパケット検出手段を備え、データ多重手段は、NULLパケット検出手段が検出したNULLパケットの少なくとも一部と、リンク情報の少なくとも一部とを置換することが望ましい。
本発明の一態様においては、所定の符号化方式は、BMLであることが望ましい。
本発明の一態様においては、第1の通信手段は、地上デジタル放送であり、第2の通信手段は、IP網であることが望ましい。
本発明にかかるデジタル放送再送信装置は、通信手段である地上デジタル放送などのデジタル放送を、別の通信手段であるIP網を利用して再送信する場合に必要な帯域幅を削減するという効果を有する。
また、本発明のデジタル放送再送新装置は、従来よりも狭い帯域幅でEPG情報等の番組編成情報を配信可能という効果を有する。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1によるデジタル放送再送信装置(以下、再送信装置と略す。)の構成を示すブロック図である。
図1において、再送信装置100は、デジタル放送波を受信し、受信したデジタル放送信号を、IP網等に対し再送信するデジタル放送再送信装置である。
再送信装置100は、地上デジタル放送等のデジタル放送波を受信するチューナ部101と、デジタル放送波により伝送されるデジタル放送信号に含まれるSI(Service Information)情報を抽出するSI抽出部103と、SI抽出部103で抽出したSI情報をBML符号化するSI−BML変換部105と、BML符号化SI情報をEPG情報として蓄積するEPG蓄積部107と、EPG蓄積部107に蓄積したEPG情報(BML符号化SI情報等)をHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)で配信するEPG情報配信サーバ109と、デジタル放送信号に含まれるPMT(番組対応テーブル(Program Map Table))を検出するPMT検出部111と、IP網119に接続されたEPG情報配信サーバ(WEBサーバ)109およびEPG情報配信サーバ109内に蓄積されるデータにアクセスするためのリンク情報に関するデータを蓄積するBMLデータ蓄積部115と、デジタル放送信号にBMLデータ蓄積部115に蓄積されたリンク情報を多重するデータ多重部113と、デジタル放送信号をIPパケット化し、IP網119へ再送信するIP送信部117と、を有する。
なお、図1においてEPG蓄積部107およびEPG情報配信サーバ109を、再送信装置100の外部装置として示したが、EPG蓄積部107およびEPG情報配信サーバ109を、再送信装置100の内部装置としてもよい。
本明細書においてデジタル放送は、通信手段の1つとする。デジタル放送波は、地上デジタル放送波、BSデジタル放送波、CSデジタル放送波等を含み、さらに、CATV網等により伝送される放送波も含む。デジタル放送信号は、上記のデジタル放送波の伝送する全ての信号を含む。
本発明のデジタル放送再送信装置が再送信を行う通信手段は、インターネット・プロトコルを用いた通信網であるIP網を含むが、これに限定されない。電波を用いた通信手段を用いて再送信することも可能である。
チューナ部101は、デジタル放送再送信装置の放送波受信手段である。放送波受信手段は、アンテナ等を備えることができ、空気中を伝播する放送波を受信することができ、または、所定の伝送網もしくは通信網に接続し、伝送網もしくは通信網中を伝送されるデジタル放送波を受信することもできる。また、放送波受信手段は、再送信を行う通信手段であるIP網(再送信用IP網)の帯域幅と同等もしくはさらに広い帯域幅を有するIP網(受信用IP網)からデジタル放送信号を受信することができる。その場合、再送信装置は、受信したデジタル放送信号を、再送信用IP網へ再送信することができる。
SI抽出部103は、デジタル放送再送信装置の情報抽出手段である。情報抽出手段の抽出する情報には、番組編成情報が含まれる。番組編成情報には、SI(番組配列情報)が含まれる。
SI−BML変換部105は、デジタル放送再送信装置の情報符号化手段である。
EPG蓄積部107は、デジタル放送再送信装置の符号化情報蓄積手段である。
EPG情報配信サーバ109は、デジタル放送再送信装置の符号化情報配信手段である。符号化情報には、EPG(番組情報案内)の情報が含まれ、符号化情報配信手段は、HTTPの規約に則ってEPG情報を配信することが可能である。
PMT検出部111は、デジタル放送再送信装置のPMT検出手段である。
BMLデータ蓄積部115は、デジタル放送再送信装置の情報蓄積手段である。
データ多重部113は、デジタル放送再送信装置のデータ多重手段である。
IP送信部117は、デジタル放送再送信装置の再送信手段である。
これより、以上のように構成された本発明の実施の形態1によるデジタル放送再送信装置の動作について説明する。先ず概説すれば、再送信装置100は、デジタル放送信号に含まれるSI情報を分離し、抽出し、さらに、抽出したSI情報をBML符号化してEPG情報として蓄積する。デジタル放送信号には、EPG情報配信サーバ109に蓄積されたEPG情報へのリンクを示すリンク情報を多重して再送信する。
再送信装置100の動作について図を参照して詳述する。図2は、チューナ部101の受信したデジタル放送波に含まれるデジタル放送信号を、SI抽出部103がチェックし、デジタル放送信号からSI情報を分離し、抽出し、SI−BML変換部105が、抽出されたSI情報をBML符号化するまでの処理に関するフローチャートである。
チューナ部101は、デジタル放送波を受信し、受信したデジタル放送波のデジタル放送信号をSI抽出部103に送る(ステップS101)。ここでは、デジタル放送信号は、例えばMPEG−2TSといった所定のプロトコルに従ったデータ列(ストリーム)を有するものとするが、その他の伝送規約(もしくは通信規約)(プロトコル)に則った信号であってもよい。
SI抽出部103は、送られてきたデジタル放送信号のTS(トランスポート・ストリーム(Transport Stream))パケットのPID(パケット識別子(Packet Identifier))をチェックする。SI抽出部103は、各TSパケットのPIDがSI情報を示しているかどうか個々に判別する(ステップS103)。
ここで、SI情報とは、サービス・インフォメーション(番組配列情報)である。具体的には、SI情報とは、デジタル放送信号に含まれるEIT(Event Information Table)またはSDT(Service Description Table)等である。
各TSパケットのPIDは、地上デジタル放送では、EITは0x0012(H−EIT)、0x0026(M−EIT)、0x0027(L−EIT)と、またSDTは0x0011と規定されている。SI抽出部103は、これをチェックする。即ち、TSパケットのPIDが、0x0012、0x0026、0x0027、もしくは0x0011であるか、またはそれら以外かをチェックし、判定を行う。なお、上記以外のPIDを判定基準に加え、EITおよびTDS以外のテーブルの存在を判定することも可能である。
ステップS103の判定において、SI抽出部103が、TSパケットはSI情報を含むパケットであると判定した場合、処理はステップS105に進む。ステップS105で、SI抽出部103は、SI情報を含むTSパケットの分離処理を行う。
次に、SI抽出部103は、抽出した(SI情報を含む)TSパケットに対し、セクション解析(セクション化)を行い、TSパケットに含まれるSI情報を抽出する(ステップS107)。
次に、SI抽出部103は、EITまたはSDTの構造に基づいてセクション化されたデータ(SI情報)のバージョン情報を取得する(ステップS109)。ここで、SI抽出部103は、テーブル(H−EIT、M−EIT、L−EIT、SDT等)について、それぞれ最後に受信したテーブルのバージョン情報を記憶することができる。SI抽出部103は、今回受信し、現在解析しているテーブルのバージョン情報と、同一のテーブルであって最後に受信したテーブルのバージョン情報とを比較する。比較により、今回受信したテーブルは、最後に受信した同一テーブルを更新するテーブルである(今回受信したテーブルのバージョンは、最後に受信した同一種のテーブルのバージョンと異なる)ことが判明した場合(ステップS111の「更新あり」)、ステップS113に進む。また、更新なし(今回受信したテーブルのバージョンは、最後に受信した同一種のテーブルのバージョンと等しい)と判明した場合(ステップS111の「更新なし」)、以後の処理は行われない。なお、最後に受信した同一テーブルのバージョン情報が記憶されていない場合、ステップS113に進んでよい。
ステップS113においては、SI抽出部103は、今回受信したテーブルのデータをSI情報として、SI−BML変換部105に送る。
SI−BML変換部105は、SI抽出部103から送られるSI情報を受け、受けたSI情報をBML符号化(SI−BML符号化)する(ステップS115)。
SI−BML変換部105は、EPG蓄積部107へ、BML符号化されたSI情報(符号化SI情報(符号化番組配列情報))を送る(ステップS117)。
EPG蓄積部107は、符号化SI情報を受け取り、受け取った符号化SI情報を蓄積(記憶)する(ステップS119)。
以上の処理により、EPG蓄積部107の記憶する情報は、常に最新の状態に保たれる。なぜならば、デジタル放送信号から抽出した情報により常時、リアルタイムに情報を更新可能だからである。これにより、EPG蓄積部107は、常に最新のBML符号化番組配列情報(符号化SI情報)を、BML符号化されたEPG情報(電子番組案内情報)として提供するデータベース(以下、DBと記す。)として機能することができる。
以上、再送信装置100によるデジタル放送波の受信から、最新のSI情報を含むEPG情報を保持し続けるDBの構築までの流れを説明した。
また、本再送信装置100は、デジタル放送信号の再送信において、受信したデジタル放送信号を一部再構成することで、再送信に必要な帯域幅を狭くすることが可能となる。再構成により除去された情報は、先のDBを適切に利用することにより提供される。以下、再送信装置100によるデジタル放送信号の再構成および再送信について説明する。
図3は、新たなデータが多重されたデジタル放送信号を再送信するまでの処理に関するフローチャートである。ここで新たなデータとは、SI信号を分離し取り除いたデジタル放送信号に多重される、IP網等により配信されるEPG情報へアクセスするためのリンク情報が記述されたBMLデータを指す。なお、図2に示した処理と重複する部分については簡単な説明をするに留め、リンク情報の多重およびデジタル放送信号の再送信について詳述する。
上記の、図2で示したように、チューナ部101は、受信したデジタル放送信号をSI抽出部103に送る(ステップS101)。
SI抽出部103は、図2のステップS103、S105、S107、およびS109と同様にデジタル放送信号のTSパケットのPIDをチェックし、そのTSパケットにSI情報が含まれるか否かをチェックし、SI情報が含まれると判定した場合、そのTSパケットを分離し、抽出し、セクション解析を行い、EITまたはSDT等のテーブルのバージョン情報を取得する。(ステップS121)。ここで、TSパケットの分離・抽出が行われた場合(PIDがSI情報を示す場合)、デジタル放送信号は、SI情報を含むTSパケットが取り除かれた状態で以降の処理に供される。なお、図3のステップS121は、図2のステップS103、S105、S107、およびS109と同等の処理を含むものとする。
SI抽出部103は、図2のステップS111およびS113と同様にバージョン情報を最後に受信したバージョン情報と比較し、更新有りと判定した場合、今回抽出したEITまたはSDT等のテーブル・データをSI情報としてSI−BML変換部105に送る。SI情報を受けたSI−BML変換部105は、図2のステップS115およびS117と同様に、SI情報をBML符号化し、符号化SI情報をEPG蓄積部107へ送る。符号化SI情報を受けたEPG蓄積部107は、図2のステップS119と同様に、符号化SI情報を蓄積する(ステップS123)。なお、図3のステップS123は、図2のステップS111、S113、S115、S117、およびS119と同等の処理を含むものとする。
次に、SI情報を取り除かれたデジタル放送信号は、PMT検出部111に送られる(ステップS125)。
PMT検出部111は、TSパケットのPIDをチェックする(ステップS127)。TSパケットのPIDがPAT(番組統合テーブル(Program Association Table))を指すものであれば、そのPATのセクション解析を行い、PATの内容を参照し、PMTのPIDを取得する。ここで、PATのPIDは、0x0000と規定されている。よって、PMT検出部111は、ステップS127においては、TSパケットのPIDが0x0000であるか否かを判定する。TSパケットがPATを含むと判定されると、ステップS129に進む。PATを含まないと判定した場合、ステップS131に進む。
ステップS129では、PMT検出部111は、そのTSパケットのPATを参照し、PMT(番組対応テーブル(Program Map Table))のPIDを取得する。
次に、PMT検出部111は、PATより取得したPMTのPIDに基づき、TSパケットに含まれるPMTの抽出を行う(ステップS131、S133)。本説明では、先のPATの参照により、PMTのPIDが0xXで(X(j=1,2,3,4)は、それぞれ(16進)0〜F。)であることが判ったとする。当然のことだが、PMTのPIDが複数存在してもよい。その場合、PMT検出部111は、PMTを指すPIDの全てを記憶することができる。
PMT検出部111は、TSパケットのPIDをチェックしTSパケットがPMTを示しているかどうか個々に判定する(ステップS131)。つまり、PMT検出部111は、TSパケットのPIDが、0xXであるか、またはそれ以外かをチェックし判定を行う。
ステップS131の判定において、PMT検出部111が、TSパケットはPMTを含むパケットであると判定した場合、処理はステップS133に進む。PMTを含まないと判定した場合、処理はステップS135bに進む。
ステップS133において、PMT検出部111は、検出したPMTに対し、データES(Elementary Stream)をデジタル放送信号に追加するための処理を行う。具体的には、ステップS115でBML符号化され、ステップS119でEPG蓄積部107に蓄積されたEPG情報へアクセスするためのリンク情報をデータESとしてデジタル放送信号に追加するための処理をPMTに対して行う。このPMTへのデータES追加処理は、PMTの第2ループにデータESのPIDを追加記述し、さらにデータ符号化記述子をそのPIDに関連付けて設定するものである。さらに、PMTの内容を変更したので再度テーブルを再構築し(セクション長再計算、CRC32再計算)TSパケット化を行う。
次に、PMT検出部111は、データ多重部113へTSパケットを送る(ステップS135a)。ステップS135bも、ステップS135aと同様にTSパケットをデータ多重部へ送る。但し、ステップS135bの後、処理はステップS139へ進む。
TSパケットを受けたデータ多重部113はあらかじめBMLデータ蓄積部115に蓄積しておいたリンク情報を、データESとして再送信するデジタル放送信号に多重する(ステップS137)。具体的にはリンク情報は、例えばBML文書で
browser.launchDocument(“http://serverアドレス/epg/index.bml”)
と記述することができる。
上記処理と併せて、再送信装置100は、これまでにSI情報を分離(図2ステップS105および図3ステップS121参照。)し、更にデータESを多重(図3ステップS137参照。)しているため、PCR(プログラム時刻基準値情報(Program Clock Reference))補正処理を行う(ステップS139)。
データESを多重し、PCR補正処理を行ったTSパケットは、順次IP送信部117へ送られる(ステップS141)。
IP送信部117は、受けたTSパケット(デジタル放送信号)をIPパケット化し、IP網119へ再送信する(ステップS143)。
リンク情報は、上記のように全てのPMTを編集し、データ多重される。よって、地上デジタル放送のどのサービスを視聴していても、例えば地上デジタル放送用受信機のリモコン上にあるDボタン(データ放送起動用ボタン)を押せば、EPG情報配信サーバ109に情報を要求し、取得し、EPGを表示させることができる。
図4はこのようにして送信した再送信信号を受信した受信機(STB)でのEPG表示例である。画面121は、複数の領域に区分けされている。
このように、番組を視聴中に地上デジタル放送のリモコン上にあるDボタンなどを押下することで、番組視聴画面123を表示するとともに、EPG情報125を画面上に表示することができる。
図5は、上記処理により削減されるデジタル放送信号再送信に必要な帯域幅を示す模式図である。
チューナ部101の受信したデジタル放送信号(受信信号)151aは、選局情報などのPSI情報153aと、EPG情報などのSI情報155と、番組157a、157b、 ... 、157nを含む。他方、IP送信部117から再送信されるデジタル放送信号(再送信信号)151bは、先に示したとおりPMT情報が変更されたPSI情報153bと、受信信号151aに含まれるものと同じ番組157a、157b、 ... 、157nと、新たに多重処理したリンク情報159を含む。
受信信号151aに含まれるSI情報155は、番組毎に用意され、データ量も大きく、送信の周期も短い。他方、再送信信号151bは、SI情報155を含まず、代わりにリンク情報159を含む。リンク情報159は、上記のように簡単なアドレス情報を記述するに過ぎない。そのため、SI情報155と比較してそのデータ量は小さくすることができる。また、1つの情報(リンク情報159)を多重するのみで、各番組はデータESを共有することができるので、送信の周期も従来のSI情報155に比べ長くすることができる。したがって、リンク情報214は、SI情報202に比べ、その送信に必要な帯域を広く必要とせず、結果、デジタル放送信号の再送信に必要な全体の帯域幅を削減できる。例えば地上デジタル放送の場合、EITの最大送出レートや送出周期から計算して約10%の帯域削減が可能である。
(実施の形態2)
本実施の形態によるデジタル放送再送信装置は、先の実施形態の再送信装置と同様の構成を備え、さらに、NULLパケット検出部を備える。NULLパケット検出部は、放送信号に含まれるNULLパケットを検出することができる。検出したNULLパケットをデータESの多重に利用することにより、さらに、再送信信号の送信に必要な帯域幅を削減可能としている。
以下、実施の形態2による再送信装置について詳述する。なお、実施の形態1による再送信装置100と同様の構成・処理・効果については、一部説明を省略する。
図6は、実施の形態2による再送信装置の構成を示すブロック図である。
図6において、再送信装置200は、デジタル放送波を受信するチューナ部101と、デジタル放送信号に含まれるSI情報を抽出するSI抽出部103と、SI情報をBML符号化するSI−BML変換部105と、BML符号化SI情報をEPG情報として蓄積するEPG蓄積部107と、EPG情報(BML符号化SI情報等)をHTTPで配信するEPG情報配信サーバ109と、PMT情報を検出するPMT検出部111と、デジタル放送信号に含まれるNULLパケットを検出するNULLパケット検出部201と、リンク情報に関するデータを蓄積するBMLデータ蓄積部115と、リンク情報を、デジタル放送信号に多重するデータ多重部113と、デジタル放送信号をIPパケット化し、IP網119へ再送信するIP送信部117と、を有する。図1と同一の参照数字を付した構成要素は、実施の形態1におけるものと実質的に同一であってよい。これら同一の構成要素の、本実施形態における動作において実施の形態1と相違する点については、説明を以下に付し、同一の動作については、説明を簡略化する。
本実施形態のNULLパケット検出部201は、デジタル放送再送信装置のNULLパケット検出手段である。
これより、本実施形態による再送信装置200の動作について説明する。先ず、概説すれば、再送信装置200は、実施の形態1の再送信装置100と同様に、デジタル放送信号に含まれるSI情報を分離し、抽出し、抽出したSI信号はBML符号化してEPG情報としてEPG情報配信サーバ109に蓄積する。また、再送信されるデジタル放送信号からは、SI信号を取り除き、代わりにリンク情報を多重する。実施の形態1の再送信装置100は、SI信号とリンク情報のデータ量の大小および送信周期の長短(送信頻度の多寡)に基づく帯域幅の削減を実現している。ここで、再送信装置200と再送信装置100の相違は、リンク情報の多重にNULLパケットを利用する点である。そうすることで、本再送信装置200は、実施の形態1の再送信装置100との比較においてデジタル放送信号再送信に必要な帯域幅のさらなる削減を実現している。
図7は、再送信装置200が、デジタル放送波を受信してから、IP網119へデジタル放送信号を再送信するまでの処理に関するフローチャートである。
実施の形態1の再送信装置100と同様、チューナ部101は、デジタル放送波を受信し、デジタル放送信号をSI抽出部103に送り(ステップS101)、SI抽出部103は、受けたデジタル放送信号のPIDをチェックし、SI情報を分離し、抽出し、含まれるテーブルのバージョン情報を取得し(ステップS121)、バージョン情報に基づき、蓄積されているEPG情報の更新の必要があると判断した場合には、SI−BML変換部105にSI情報を送り、EPG蓄積部107は、更新されたデータを新たに蓄積し(ステップS123)、さらにSI抽出部103は、SI情報の分離抽出過程を経たTSパケットをPMT検出部111に送り(ステップS125)、PMT検出部111は、受けたTSパケットのPIDをチェックしてPATを検出し、参照し、PMTのPIDを取得し(ステップS127およびS129)、取得したPMTのPIDに基づいてPMTを抽出し、そのPMTに対し、後に追加されるデータESのPIDを追加し、データ符号化記述子の設定を行い、テーブル再構築を行い、TSパケット化する(ステップS131およびS133)。
次に、PMT検出部111は、NULLパケット検出部201へTSパケットを送る(ステップS205)。
TSパケットを受けたNULLパケット検出部201は、そのTSパケットがNULLパケットを含むか否か判定する(ステップS207)。TSパケットにNULLパケットが含まれると判定された場合、TSパケットは、データ多重部113に送られ、ステップS211に進む(ステップS209a)。TSパケットにNULLパケットが含まれていないと判定された場合、TSパケットは、データ多重部113に送られ、ステップS139に進む(ステップS209b)。
実施の形態1と同様、データ多重部113は所定の周期でデータESをデジタル放送信号に多重するが、本実施形態においては、先にNULLパケット検出部201の行ったNULLパケット検出の結果に基づき、あらかじめBMLデータ蓄積部103に蓄積しておいたリンク情報のデータESを、検出されたNULLパケットと置換するようにして、デジタル放送信号に多重する(ステップS211)。よってデータESの多重処理は、NULLパケットとの置換処理になる。そのため、データES多重に必要な帯域を新たに必要とせず、再送信に必要な帯域幅はさらに削減されることになる。
さらに、データ多重部113は、上記処理と併せて、SI情報を分離し、更にデータESを再多重しているため、PCR補正処理を行う(ステップS139)。
データESを多重し、PCR補正処理を行ったTSパケットは、順次IP送信部117へ送られる(ステップS141)。
IP送信部117は、受けたTSパケット(デジタル放送信号)をIPパケット化し、IP網119へ再送信する(ステップS143)。
以上の処理により地上デジタル放送を再送信した場合の帯域幅削減について図8を用いて説明する。
図8は、上記処理により削減されるデジタル放送信号の帯域幅を示す模式図である。
チューナ部101の受信したデジタル放送信号(受信信号)251aは、選局情報などのPSI情報153aと、EPG情報などのSI情報155と、番組157a、157b、 ... 、157nと、NULLパケット203を含む。他方、IP送信部117から再送信されるデジタル放送信号(再送信信号)251bは、先に示したとおりPMT情報が変更されたPSI情報153bと、受信信号151aに含まれるものと同じ番組157a、157b、 ... 、157nと、新たに多重処理したリンク情報159と、多重処理により短縮されたNULLパケット203を含む。
このように、本実施形態によるデジタル放送信号再送信では、先述の帯域幅削減効果と同様の効果を有し、さらに、リンク情報159のための帯域は、NULLパケット203のための帯域の一部を置換して利用するため、約10%以上の帯域幅削減が可能である。
(変形例)
図9は、本発明の実施形態によるデジタル放送再送信装置の変形例の構成を示すブロック図である。
先に説明した構成と同一の部分については説明を省略し、異なる構成・動作・効果について説明する。
本変形例の再送信装置300は、EPG情報を蓄積するEPG蓄積部107とは別のDBを備えたDB部301を有する。DB部301は、BML符号化されたポータルサービス提供のためのサービス情報を蓄積するポータルサイト情報蓄積部303を備える。
ポータルサイト情報蓄積部303に蓄積されるサービス情報は、IP網を使って地上デジタル放送を再送信する事業者のホームページや、天気予報や地域情報、また実施の形態1に示したEPG情報へのリンクを持つポータルサイトの情報である。
SI情報の抽出処理や、リンク情報の多重処理については、再送信装置300は実施の形態1または2と同様の動作を行う。
本変形例の再送信装置300では、データ多重部113においてTSパケットに多重されるリンク情報は、先の実施形態のような情報に加え、例えばBML文書で
browser.launchDocument(“http://serverアドレス/portal/index.bml”)
のように記述し、ポータルサイトの情報にアクセスするためのアドレスを記述すればよい。
以上のように、本発明の実施の形態1または2にかかる変形例によるデジタル放送再送信装置300は、地上デジタル放送をIP網に再送信する際、EPG情報であるSI情報を抽出し、その代わりにサーバ上に配置したEPG情報へのリンク情報を多重することで再送信に必要な帯域を削減するとともに、地上デジタル放送の再送信を行う事業者がEPG情報やポータル情報といった番組関連情報を簡易な装置で配信可能とする。
図10は、本変形例によるポータルサイトのSTB(セット・トップ・ボックス)での表示例である。画面305内は複数の領域に区分けされ、番組視聴画面307を表示すると共に、ポータルサイトの情報309を表示することができる。
なお、実施の形態1および2ならびにそれらの変形例において、EPG蓄積部107に蓄積するEPG情報はすべて地上デジタル放送のデジタル放送信号から抽出したSI情報から生成する場合の動作を示したが、地上デジタル放送を、IP網を使って再送信する事業者があらかじめ番組情報を入手しておき、手作業などによりEPG情報を構築し、DBへ蓄積することもできる。
また、実施の形態1および2ならびにそれらの変形例において、地上デジタル放送を再送信する場合の例を示したが、もちろん他のデジタル放送(例えばBSデジタル放送)などにも適用が可能である。
また、受信機における番組表や関連情報の表示に際し、従来SI情報を用いた番組表表示フォーマットは受信機メーカーにより様々であったが、BML符号化された情報を元に表示を行うため、受信機メーカーによらず表示フォーマット等を共通化することができ、デジタル放送の再送信を行う事業者にとって、運用や加入者への取り扱い説明やアフターケアを容易にすることもできる。
本発明に係るデジタル放送再送信装置は、地上デジタル放送などのデジタル放送を、IP網を使って再送信する場合に、再送信に必要な帯域を削減し、かつEPG情報といった番組編成情報や、ポータルサイトの情報といった番組関連情報等の情報提供が簡単に行える再送信装置として有用である。
本発明の実施の形態1によるデジタル放送再送信装置のブロック図 本発明の実施の形態1によるSI抽出処理のフローチャート 本発明の実施の形態1による信号再送信処理のフローチャート 本発明の実施の形態1によるEPG情報のSTBでの表示例 本発明の実施の形態1による再送信時の帯域幅削減に関する概略的模式図 本発明の実施の形態2によるデジタル放送再送信装置のブロック図 本発明の実施の形態2による信号再送信処理のフローチャート 本発明の実施の形態2による再送信時の帯域幅削減に関する概略的模式図 本発明の変形例によるデジタル放送再送信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2におけるポータルサイトのSTBでの表示例を示すイメージ図 従来技術におけるEPG情報提供のためのシステム構成を示すブロック図
符号の説明
100 ・・・ 再送信装置 101 ・・・ チューナ部
103 ・・・ SI抽出部 105 ・・・ SI−BML変換部
107 ・・・ EPG蓄積部 109 ・・・ EPG情報配信サーバ
111 ・・・ PMT検出部 113 ・・・ データ多重部
115 ・・・ BMLデータ蓄積部 117 ・・・ IP送信部
119 ・・・ IP網 121 ・・・ STB上の画面
123 ・・・ 番組視聴画面 125 ・・・ EPG情報
151a ・・ 受信信号 151b ・・ 再送信信号
153a ・・ PSI情報
153b ・・ PMT情報が変更されたPSI情報
155 ・・・ SI情報 157a〜n・ 番組
159 ・・・ リンク情報 200 ・・・ 再送信装置
201 ・・・ NULLパケット検出部 203 ・・・ NULLパケット
251a ・・ 受信信号 251b ・・ 再送信信号
300 ・・・ 再送信装置 301 ・・・ DB部
303 ・・・ ポータルサイト情報蓄積部 305 ・・・ STB上の画面
307 ・・・ 番組視聴画面 309 ・・・ ポータルサイトの情報

Claims (5)

  1. 第1の通信手段よりデジタル放送波を受信し、前記デジタル放送波に含まれるデジタル放送信号を第2の通信手段に再送信するデジタル放送再送信装置であって、
    前記デジタル放送信号に含まれる番組編成情報を、前記デジタル放送信号より抽出する情報抽出手段と、
    前記番組編成情報を所定の符号化方式で符号化する情報符号化手段と、
    前記符号化された番組編成情報を記憶する符号化情報蓄積手段と、
    前記符号化された番組編成情報を、前記第2の通信手段により配信する符号化情報配信手段と、
    前記デジタル放送信号に含まれるPMTを検出し、前記PMTを再構成するPMT検出手段と、
    前記符号化された番組編成情報を取得するためのリンク情報を、前記デジタル放送信号に多重するデータ多重手段と、
    前記リンク情報が多重された前記デジタル放送信号を、前記第2の通信手段に再送信する再送信手段を有するデジタル放送再送信装置。
  2. 前記情報抽出手段は、前記番組編成情報を前記デジタル放送信号から分離し、取り除き、前記データ多重手段は、前記番組編成情報が取り除かれたデジタル放送信号に前記リンク情報を多重し、前記再送信手段は、前記番組編成情報が取り除かれ前記リンク情報が多重されたデジタル放送信号を再送信することを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送再送信装置。
  3. さらに、前記デジタル放送信号に含まれるNULLパケットを検出するNULLパケット検出手段を備え、
    前記データ多重手段は、前記NULLパケット検出手段が検出した前記NULLパケットの少なくとも一部と、前記リンク情報の少なくとも一部とを置換することを特徴とする請求項1または2に記載のデジタル放送再送信装置。
  4. 前記所定の符号化方式は、BMLであることを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送再送信装置。
  5. 前記第1の通信手段は、地上デジタル放送であり、前記第2の通信手段は、IP網であることを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送再送信装置。
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