JP2000183837A - 信号処理装置 - Google Patents

信号処理装置

Info

Publication number
JP2000183837A
JP2000183837A JP36125998A JP36125998A JP2000183837A JP 2000183837 A JP2000183837 A JP 2000183837A JP 36125998 A JP36125998 A JP 36125998A JP 36125998 A JP36125998 A JP 36125998A JP 2000183837 A JP2000183837 A JP 2000183837A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
digital broadcast
signal
information
download
cable network
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP36125998A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4135241B2 (ja
Inventor
Katsumi Oishi
克巳 大石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP36125998A priority Critical patent/JP4135241B2/ja
Publication of JP2000183837A publication Critical patent/JP2000183837A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4135241B2 publication Critical patent/JP4135241B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】各ケーブルネットワークにおける独立したダウ
ンロード情報の送出を不要とし、設備コストを節約す
る。 【解決手段】ECCデコーダ43よりディジタル衛星放
送における放送データS3を得、この放送データS3よ
り検出回路44で伝送路に関する物理的な情報を示すテ
ーブルNITaを検出し、それを制御部31で変更して
CATVに適合したテーブルNITbを得る。置換回路
48では、放送データS3よりNITを検出し、それを
テーブルNITbに置き換えて、CATVにおける放送
データS4を得る。放送データS3に含まれるダウンロ
ード情報がそのままケーブルネットワークに供給される
ため、各ケーブルネットワークにおいて独自のダウンロ
ード情報の送出が不要となり、設備等のコストの節約が
可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、衛星系で放送さ
れているディジタル放送番組をケーブルネットワークで
配信サービスする際に使用して好適な信号処理装置に関
する。詳しくは、衛星系のディジタル放送データに含ま
れるダウンロード情報をそのままケーブルネットワーク
に供給する構成とすることによって、各ケーブルネット
ワークにおいて独自のダウンロード情報の送出を不要と
する信号処理装置等に係るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、衛星ディジタル多チャネル放送
を、ケーブルテレビ事業者等が自施設内のネットワーク
を利用し、変調変換送出装置等によって配信サービスす
ることが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、衛星系で
は、受信機のソフトウェア機能の一部または全部を変更
する目的で、衛星回線を通じて、このソフトウェアを配
信するダウンロード機能を有している。ケーブル伝送に
おいても、同等の機能が求められている。ここで、従来
の技術では、各ケーブルネットワークで独自のダウンロ
ード情報をネットワークに送出する必要があり、ダウン
ロード情報の送出ための設備等にコストがかかることと
なる。
【0004】そこで、この発明では、各ケーブルネット
ワークにおいて独自のダウンロード情報の送出を不要と
し、設備コスト等を節約し得る信号処理装置等を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る信号処理
装置は、衛星系のディジタル放送信号をケーブルネット
ワーク上のディジタル放送信号に変換する信号処理装置
であって、上記衛星系のディジタル放送信号を周波数変
換して第1のディジタル変調信号を得る第1の周波数変
換手段と、第1のディジタル変調信号を復調してディジ
タル放送データを得る復調手段と、この復調手段より出
力されるディジタル放送データから伝送路に関する物理
的な情報を持つNIT(ネットワーク・インフォメーシ
ョン・テーブル)を検出するテーブル検出手段と、この
テーブル検出手段で検出されるNITをケーブルネット
ワークに適合するように変更するテーブル変更手段と、
復調手段より出力されるディジタル放送データのNIT
をテーブル変更手段で変更して得られたNITに置き換
えるテーブル置き換え手段と、このテーブル置き換え手
段でNITが置き換えられたディジタル放送データを変
調して第2のディジタル変調信号を得る変調手段と、そ
の第2のディジタル変調信号を周波数変換してケーブル
ネットワーク上のディジタル放送信号を得る第2の周波
数変換手段とを備えると共に、復調手段より出力される
ディジタル放送データはダウンロード情報を含むことを
特徴とするものである。
【0006】この発明において、衛星系のディジタル放
送信号は所定の伝送周波数を有しているが、このディジ
タル放送信号は周波数変換されてディジタル変調信号と
され、さらに復調されることで衛星系のディジタル放送
データが得られる。このディジタル放送データは、NI
Tを持っている。この衛星系のディジタル放送データよ
りNITが検出され、このNITがケーブルネットワー
クに適合するように変更される。例えば、衛星ディジタ
ル多チャネル放送をケーブルテレビ事業者等が自施設内
のネットワークを利用して変調変換送出装置によって配
信サービスする場合等にあってはNITの周波数情報が
変更される。また、ケーブルネットワーク上のディジタ
ル放送信号の数が衛星系のディジタル放送信号の数より
も少なくなるとき、衛星系のディジタル放送信号のうち
ケーブルネットワーク上のディジタル放送信号に対応し
ていないディジタル放送信号に係る情報が削除される。
【0007】そして、衛星系におけるディジタル放送デ
ータのNITが、ケーブルネットワークに適合するよう
に変更して得られたNITに置き換えられて、ケーブル
ネットワークにおけるディジタル放送データが形成され
る。このディジタル放送データは変調されてディジタル
変調信号とされ、さらに周波数変換されてケーブルネッ
トワークで送信するディジタル放送信号が得られる。
【0008】また、衛星系のディジタル放送データには
ケーブルネットワーク用のダウンロード情報が含まれて
いる。このダウンロード情報は、例えばダウンロード制
御テーブルと、ダウンロードするソフトウェア本体を含
むダウンロードテーブルとからなっている。このダウン
ロード情報は、衛星系と一部共通であってもよく、また
ケーブルネットワーク独自のダウンロード情報であって
もよい。上述したように、ディジタル放送データのう
ち、NITのみがケーブルネットワークに適合するよう
に変更される。つまり衛星系のディジタル放送データに
含まれるダウンロード情報がそのままケーブルネットワ
ークに供給されることとなる。これにより、各ケーブル
ネットワークにおいて独自のダウンロード情報の送出が
不要となり、ダウンロード情報の送出ための設備等が不
要となり、コスト削減を図ることが可能となる。
【0009】また、この発明に係る信号処理装置は、衛
星系のディジタル放送信号をケーブルネットワーク上の
ディジタル放送信号に変換する第1の信号処理部と、ケ
ーブルネットワーク上の独自のディジタル放送信号を作
成する第2の信号処理部とを有するものである。
【0010】そして、第1の信号処理部は、衛星系のデ
ィジタル放送信号を周波数変換して第1のディジタル変
調信号を得る第1の周波数変換手段と、第1のディジタ
ル変調信号を復調してディジタル放送データを得る復調
手段と、この復調手段より出力されるディジタル放送デ
ータから伝送路に関する物理的な情報を持つNITを検
出するテーブル検出手段と、このテーブル検出手段で検
出されるNITをケーブルネットワークに適合するよう
に変更するテーブル変更手段と、復調手段より出力され
るディジタル放送データのNITをテーブル変更手段で
変更して得られたNITに置き換えるテーブル置き換え
手段と、このテーブル置き換え手段でNITが置き換え
られたディジタル放送データを変調して第2のディジタ
ル変調信号を得る変調手段と、その第2のディジタル変
調信号を周波数変換してケーブルネットワークのディジ
タル放送信号を得る第2の周波数変換手段と、復調手段
より出力されるディジタル放送データからダウンロード
制御情報を検出する情報検出手段とを備えるものであ
る。
【0011】さらに、第2の信号処理部は、ディジタル
放送データを作成するデータ作成手段と、このデータ作
成手段で作成されるディジタル放送データに第1の信号
処理部の情報検出手段で検出されるダウンロード制御情
報を挿入する情報挿入手段と、このダウンロード制御情
報が挿入されたディジタル放送データを変調して第3の
ディジタル変調信号を得る変調手段と、その第3のディ
ジタル変調信号を周波数変換してケーブルネットワーク
上のディジタル放送信号を得る第3の周波数変換手段と
を備えるものである。
【0012】この発明において、第1の信号処理部にお
いては、衛星系のディジタル放送信号がケーブルネット
ワーク上のディジタル放送信号に変換される。この場
合、衛星系のディジタル放送データに含まれるNIT
が、ケーブルネットワークに適合するように変更され
る。第2の信号処理部においては、ケーブルネットワー
ク上の独自のディジタル放送信号が新たに作成される。
このディジタル放送信号を構成するディジタル放送デー
タには、上述した衛星系のディジタル放送データより検
出されるダウンロード制御情報が挿入される。これによ
り、ケーブルネットワークの各受信機では第2の信号処
理部で作成されたディジタル放送信号を受信していると
きでもダウンロード制御情報を確認でき、ダウンロード
をタイムリーに行うことが可能となる。
【0013】また、この発明に係る信号処理装置は、衛
星系のディジタル放送信号をケーブルネットワーク上の
ディジタル放送信号に変換する信号処理装置であって、
衛星系のディジタル放送信号を周波数変換して第1のデ
ィジタル変調信号を得る第1の周波数変換手段と、その
第1のディジタル変調信号を復調してディジタル放送デ
ータを得る復調手段と、この復調手段より出力されるデ
ィジタル放送データから伝送路に関する物理的な情報を
持つNITを検出するテーブル検出手段と、このテーブ
ル検出手段で検出されるNITをケーブルネットワーク
に適合するように変更するテーブル変更手段と、復調手
段より出力されるディジタル放送データのNITをテー
ブル変更手段で変更して得られたNITに置き換えるテ
ーブル置き換え手段と、このテーブル置き換え手段でN
ITが置き換えられたディジタル放送データを変調して
第2のディジタル変調信号を得る変調手段と、その第2
のディジタル変調信号を周波数変換してケーブルネット
ワークのディジタル放送信号を得る第2の周波数変換手
段とを備えると共に、ダウンロード情報を作成する情報
作成手段と、テーブル置き換え手段の前段または後段
で、ディジタル放送データのダウンロード情報を情報作
成手段で作成されたダウンロード情報で置き換える情報
置き換え手段とを備えるものである。
【0014】この発明においては、衛星系のディジタル
放送信号がケーブルネットワーク上のディジタル放送信
号に変換される。この場合、衛星系のディジタル放送デ
ータに含まれるNITが、ケーブルネットワークに適合
するように変更される。また、衛星系のディジタル放送
データに含まれるダウンロード情報は、独自に作成され
たケーブルネットワークのダウンロード情報に置き換え
られる。このように、独自に作成されたダウンロード情
報を、衛星系のディジタル放送データに含まれるダウン
ロード情報のデータ領域を利用して、ケーブルネットワ
ークに容易に送出し得る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形
態としての衛星ディジタル多チャネル放送を利用したデ
ィジタルCATV(cable television)システム10を
示している。本実施の形態においては、衛星ディジタル
多チャネル放送として、SkyPerfecTV!を想
定している。
【0016】このシステム10は、通信衛星20の複数
のトランスポンダ(衛星中継器)からのディジタル放送
信号を受信するアンテナ11と、この受信されたディジ
タル放送信号の伝送周波数や変調方式等を変更してCA
TV用のディジタル放送信号を生成して伝送路13に送
出する変調変換送出装置12とを有して構成されてい
る。なお、伝送路13には、受信端末であるセット・ト
ップ・ボックス(宅内受信装置)14-1〜14-mが接続
され、これらセット・トップ・ボックス14-1〜14-m
で選択されたチャネル番号の画像がモニタ15-1〜15
-mに表示される。
【0017】ここで、通信衛星20より送られてくるデ
ィジタル放送信号について説明する。本実施の形態にお
いて、このディジタル放送信号は、DVB(Digital Vi
deoBroadcasting)システムに対応したものである。図
2BはDVBシステムにおけるディジタル放送データの
フレーム構成を示しており、8個のMPEG2トランス
ポートパケット(図2A参照)で1フレームが構成され
ている。この場合、パケット内の同期バイト(=4
H)を用い、8パケットに1回の割合で同期バイトを
反転(=B8H)させてフレーム同期を得る構成となっ
ている。なお、各MPEG2トランスポートパケット
(MPEG2TSパケット)には、リードソロモン(2
04,188)による誤り訂正符号が付加される。図2
Bに示すディジタル放送データがQPSK(Quadrature
Phase Shift Keying)変調され、その後にSHF帯に
周波数変換されて通信衛星20より送信されてくるディ
ジタル放送信号となる。
【0018】図3は、MPEG2トランスポートパケッ
トのパケット構成を示しており、188バイトのうち先
頭の4バイトはパケットヘッダを構成している。パケッ
トヘッダには該当パケットの個別ストリーム(データ
列)の属性を示すPID(Packet Identification:パ
ケット識別子)が配されている。MPEG2トランスポ
ートパケットのペイロード(データ部)には、周知のよ
うに図4にパケット構成を示すPES(Packetized Ele
mentary Stream)パケットが再分割されて配されると共
に、さらにMPEG2システムの中で規定されているP
SI(Program Specific Information:プログラム仕様
情報)としてのPAT(Program Association Tabl
e)、PMT(Program Map Table)、NIT(Network
Information Table)等のテーブル類もセクション形式
によって配されている。
【0019】ここで、PSIは簡便な選局操作およびプ
ログラム選択を実現するために必要な情報である。PA
Tは各プログラム番号(16ビット)毎に、そのプログ
ラムを構成するパケットの情報を伝送するPMTのPI
Dを示すものであり、図5はPATのテーブル構造を示
している。PAT自体のPIDとしては、固定的にPI
D=“0×0000”(「0×」は16進表記であることを示
している)が割り当てられている。
【0020】主な内容について説明する。テーブルID
は、テーブルの種別を示すものであって、PATでは
“0×00”である。TS(トランスポート・ストリー
ム)IDは、ストリーム(多重化された符号化データ)
を識別するものであって、衛星の場合はトランスポンダ
に相当する。バージョン番号は、テーブルの内容が更新
される都度加算される。カレント・ネクスト・インジケ
ータは、新旧バージョンを同時に伝送する際の識別に用
いられる。プログラム番号は、個々のチャネルを識別す
るものである。ネットワークPIDは、プログラム番号
が“0×0000”の場合に、NITのPIDを示すもので
ある。プログラム・マップPIDは、PMTのPIDを
示すものである。
【0021】また、PMTは、各プログラム番号毎に、
そのプログラムを構成する映像、音声、付加データ等の
ストリームが伝送されるパケットのPIDを示すもので
ある。PMT自体のPIDは、上述したようにPATで
指定される。図6は、PMTのテーブル構造を示してい
る。PATと重複しない主な内容について説明する。テ
ーブルIDは、テーブルの種別を示すものであって、P
MTでは“0×02”である。PCR PIDは復号する際
の基準となるクロック(PCR:Program Clock Refere
nce)が含まれるパケットのPIDを示すものである。
ストリーム・タイプは、映像、音声、付加データ等、ス
トリームで伝送される信号の種類を示すものである。
【0022】また、NITは、伝送路に関する物理的な
情報、すなわち衛星においては衛星の軌道、偏波、トラ
ンスポンダ毎の周波数等を示すものである。NIT自体
のPIDは、上述したようにPATで指定される。図7
は、NITのテーブル構造を示している。PAT、PM
Tと重複しない主な内容について説明する。テーブルI
Dは、テーブルの種別を示すものであって、当該ネット
ワークが“0×40”、他のネットワークが“0×41”であ
る。ネットワークIDは、ネットワークを識別するもの
である。衛星の場合は個々の衛星に相当する。
【0023】さらに、NITの一部として重要な役割を
果たす二つのディスクリプタについて説明する。まず、
サテライト・デリバリー・システム・ディスクリプタを
説明する。このディスクリプタは、TS(トランスポー
ト・ストリーム)ディスクリプタ長に従って繰り返され
るディスクリプタの1番目として使用するものであっ
て、TS(トランスポート・ストリーム)IDと一対に
なる。
【0024】図8は、サテライト・デリバリー・システ
ム・ディスクリプタの構造を示している。ディスクリプ
タ・タグは、DVBで規定されており、ディスクリプタ
の種別を示すものである。このディスクリプタでは、
“0×43”となる。周波数は、ストリーム(ここではト
ランスポンダ)毎の伝送周波数を示すものである。軌道
/西経・東経フラグ/偏波は、衛星の軌道、偏波を示す
ものである。変調/シンボル・レート/内側誤り訂正符
号化率は、伝送方式に関する仕様を示すものである。
【0025】次に、サービス・リスト・ディスクリプタ
を説明する。このディスクリプタは、TS(トランスポ
ート・ストリーム)ディスクリプタ長に従って繰り返さ
れるディスクリプタの2番目以降として使用するもので
あって、当該ストリーム(ここではトランスポンダ)に
多重されたサービス(チャネル)のIDを示すものであ
る。すなわち、一つのTS(トランスポート・ストリー
ム)IDに複数のサービス・リスト・ディスクリプタが
付属する。
【0026】図9は、サービス・リスト・ディスクリプ
タの構造を示している。ディスクリプタ・タグは、DV
Bで規定されており、ディスクリプタの種別を示すもの
である。このディスクリプタでは、“0×41”となる。
サービスIDは、サービスを識別するものである。通
常、サービスは視聴者が選局するチャネルと一致する。
サービスタイプは、映像、音声、データ等、サービスの
内容を示すものである。
【0027】また、MPEG2トランスポートパケット
のペイロード部(データ部)には、ダウンロードにより
伝送システムの転換、受信機の機能向上等を実現するた
めに必要となるDCT(Download Control Table:ダウ
ンロード制御テーブル)とDLT(Download Table:ダ
ウンロードテーブル)も、セクション形式によって配さ
れている。
【0028】DCTは、トランスポートストリームより
DLTを分離抽出するための情報を持つテーブルであ
る。例えば、SkyPerfecTV!の運用規定で
は、PID=“0×0017”となっている。このDCT
は、当該ネットワークの全てのトランスポートストリー
ムにて伝送される。
【0029】図10はDCTのテーブル構造を示してい
る。主な内容について説明する。テーブルIDは、テー
ブルの種別を示すものであって、“0×C0”である。ネ
ットワークIDは、ネットワークを識別するものであ
る。このネットワークIDは、伝送システムの転換を目
的とする場合には転換先のネットワークを示し、一方受
信機の機能向上やバグフィクスを目的とする場合には当
該ネットワークを示すものとなる。
【0030】伝送レートは、DLTのサブテーブル毎
(機種毎)の伝送レートであり、1秒間に送出されるT
Sパケットの数を示している。ダウンロードPIDは、
DLTのPIDを示すものである。ECM(Entitlemen
t Control Message) PIDは、そのDLTに対応す
るECMのPIDを示すものである。上述せずも、DL
Tにはセキュリテーを確保するためにスクランブルが施
されている。ECMはそのスクランブルを解除するキー
情報を持っている。
【0031】機種情報長は、以下に続く機種情報ループ
の全バイト数を規定している。メーカーIDは、該当D
LTが適用される受信機のメーカーを示すものである。
モデルIDは、該当DLTが適用される受信機の同一メ
ーカーID内でのモデルを示すものである。バージョン
IDは、該当DLTが適用される受信機の同一メーカー
ID/モデルID内でのソフトバージョンを示すもので
ある。DLTサイズは、同一メーカーID/モデルID
/バージョンIDを持つDLTのセクション数を示すも
のであり、DLTの最終拡張セクション番号の中央8ビ
ットと同じ値をとる。
【0032】DLTは、ダウンロードするソフトウェア
本体を持つテーブルである。PIDは事業者により運用
され、DCTによって示される。このDLTは、当該ネ
ットワークの一部または全部のトランスポートストリー
ムにて伝送される。図11はDLTのテーブル構造を示
している。主な内容について説明する。テーブルID
は、テーブルの種別を示すものであって、SkyPer
fecTV!では、“0×C1”とされている。DLTで
は、セクション長は、“0×89C”と固定されている。こ
れは、DLTの1セクションを12TSパケットとし、
伝送時間の計算等の取り扱いを容易にするためである。
【0033】メーカーID、モデルID、バージョンI
Dは、上述したDCTでの説明と同じである。拡張セク
ション番号は、セクション番号を16ビットに拡張した
ものである。拡張セクション番号は、同一テーブルID
/メーカーID/モデルID/バージョンIDを持つセ
クション毎に1加算される。最終拡張セクション番号
は、最大の拡張セクション番号を持つセクション番号を
規定している。機種情報は、当該ソフトウェアに関する
任意の情報を記載できる。ダウンロードソフトウェア
は、ダウンロードするソフトウェアの本体を示してい
る。
【0034】図12は、図1のディジタルCATVシス
テム10における変調変換送出装置12の構成を示して
いる。この送出装置12は、通信衛星20の第1〜第N
のトランスポンダ(衛星中継器)より送られてくるディ
ジタル放送信号の伝送周波数や変調方式等を変更してC
ATV用のディジタル放送信号を生成して伝送路13に
送出するものである。なお、各ディジタル放送信号には
複数チャネルの番組が多重化されている。
【0035】送出装置12は、マイクロコンピュータを
備えてなり、装置全体の動作を制御する制御部31と、
通信衛星20の第1〜第Nのトランスポンダより送られ
てくるSHF(Super High Frequency)帯のディジタル
放送信号を処理して、VHF(Very High Frequency)
帯またはUHF(Ultra High Frequency)帯のCATV
用のディジタル放送信号BS1〜BSNを生成する第1〜
第Nの信号処理部32-1〜32-Nと、これらディジタル
放送信号BS1〜BSNを加算して伝送路13に送出する
加算器33とを有している。なお、制御部31には、各
信号処理部32-1〜32-Nのチューナにおける受信周波
数の設定等を行うための操作部34と、送出装置12の
状態等を表示し、液晶表示器等で構成される表示部35
が接続されている。
【0036】信号処理部32-1は、アンテナ11で受信
されたSHF帯の複数のディジタル放送信号より、通信
衛星20の第1のトランスポンダより送られてくるディ
ジタル放送信号を選択し、そのディジタル放送信号に対
して周波数変換処理を行ってQPSK変調信号S1を得
るチューナ41と、このQPSK変調信号S1を復調し
てDVBのフレーム構成の信号S2を得る復調器42
と、この復調器42より出力されるDVBのフレーム構
成の信号S2に対して誤り訂正を行って、ディジタル放
送データとしてのMPEG2トランスポートパケットS
3を順次得るECC(Error Correction Code)デコー
ダ43とを有している。
【0037】また、信号処理部32-1は、ECCデコー
ダ43より順次出力されるMPEG2トランスポートパ
ケットS3よりNIT(ネットワーク・インフォメーシ
ョン・テーブル)を検出するNIT検出回路44と、こ
のNIT検出回路44で検出されたテーブルNITaを
記憶するメモリ45と、このメモリ45に記憶されたテ
ーブルNITaを制御部31で変更して得られたテーブ
ルNITbを記憶するメモリ46とを有している。NI
T検出回路44では、固定のPIDに基づいてNITの
検出が行われる。上述したように通信衛星20に係るデ
ィジタル放送データにおけるNITのテーブル構造は図
7に示すようになっているため、NIT検出回路44で
検出されるテーブルNITaのテーブル構造も同様であ
る。
【0038】制御部31では、テーブルNITbを得る
に当たって、テーブルNITaにおける伝送周波数情報
等を持つサテライト・デリバリー・システム・ディスク
リプタ(図8参照)が、図13にその構造を示すCAT
V・デリバリー・システム・ディスクリプタに変更され
る。このCATV・デリバリー・システム・ディスクリ
プタの全長は、サテライト・デリバリー・システム・デ
ィスクリプタと同一であるため、単純に置き換えるだけ
でよい。
【0039】主な内容を説明する。ディスクリプタ・タ
グは、DVBで規定されており、ディスクリプタの種別
を示すものである。このディスクリプタでは、“0×4
4”となる。周波数は、CATVにおけるストリーム
(多重化された符号化データ)毎の伝送周波数を示すも
のである。FEC(外符号)は、外符号としての誤り訂
正符号を示すものであって、このディスクリプタでは、
“0010”となる。変調/シンボルレート/FEC(内符
号)は、伝送方式に関する仕様を示すものである。
【0040】なお、CATVにおけるディジタル放送信
号の数が、衛星ディジタル放送におけるディジタル放送
信号の数よりも少ない場合がある。つまり、通信衛星2
0がL個のトランスポンダを備え、衛星ディジタル放送
におけるディジタル放送信号の数がL個であるとき、C
ATVではそのL個のディジタル放送信号のうちN個
(N<L)のディジタル放送信号が選択的に使用される
ことがある。その場合、制御部31では、テーブルNI
Tbを得るに当たって、テーブルNITaにおけるCA
TVで使用されないディジタル放送信号に対応したTS
IDに係る情報(図7において、トランスポート・スト
リームID〜ディスクリプタまでの情報)が削除され
る。
【0041】また、制御部31では、テーブルNITb
を得るに当たって、操作部34の操作に対応して視聴制
限すべきサービス(番組)の情報が削除される。この場
合、NIT検出回路44で検出されるテーブルNITa
の内容(TSID毎に、そのトランスポート・ストリー
ムに多重化されたサービス)を表示部35に表示させる
ことができる。この状態で、操作部34によって視聴制
限すべきサービスが指定されと、テーブルNITaよ
り、そのサービスの情報が削除される。
【0042】例えば、あるTSIDに多重化されたサー
ビスの全てが視聴制限をすべきサービスとして指定され
るときは、そのTSIDに係る情報(図7において、T
SID〜ディスクリプタまでの情報)の全てが削除され
る。また例えば、あるTSIDに多重化されたサービス
の一部が視聴制限をすべきサービスとして指定されると
きは、そのTSIDに係るサービス・リスト・ディスク
リプタよりそのサービスの情報(図9において、サービ
スID、サービス・タイプ)が削除される。
【0043】メモリ45,46の書き込み、読み出し
は、制御部31によりインタフェース47を介して制御
される。上述したチューナ41の受信周波数も、制御部
31により、インタフェース47を介して制御される。
【0044】また、信号処理部32-1は、ECCデコー
ダ43より順次出力されるMPEG2トランスポートパ
ケットS3よりNITを検出し、そのNITをメモリ4
6に記憶されているテーブルNITbに置き換えるNI
T置換回路48を有している。このNIT置換回路48
でも、固定のPIDに基づいてNITの検出が行われ
る。
【0045】また、制御部31でテーブルNITbを得
るに当たって、視聴制限すべきサービス(番組)の情報
等が削除される場合、上述せずも、その削除された情報
に係る部分にダミービットが挿入される。これにより、
トランスポートストリームの全長が削除前と同じとな
り、置き換えが容易となる。NIT置換回路48ではN
ITの置き換えのみが行われ、パケットS3、パケット
S4には、同一のDCTおよびDLTが含まれている。
【0046】また、信号処理部32-1は、NITが置き
換えられたMPEG2トランスポートパケットS4に対
して、リードソロモン(204,188)の誤り訂正符
号を付加する等してDVBのフレーム構成の信号S5
(図2B参照)を得るECCエンコーダ49と、このD
VBのフレーム構成の信号S5に64QAM(Quadratu
re Amplitude Modulation)の変調処理を行う変調器5
0と、この変調器50より出力される64QAM変調信
号の周波数を変換してVHF帯またはUHF帯のCAT
V用のディジタル放送信号BS1を得る周波数変換器5
1とを有している。
【0047】なお、信号処理部32-2〜32-Nは、それ
ぞれ上述した信号処理部32-1におけるチューナ41、
復調器42、ECCデコーダ43、インタフェース4
7、NIT置換回路48、ECCエンコーダ49、変調
器50および周波数変換器51を備えた構成とされてい
る。そして、信号処理部32-2〜32-NのNIT置換回
路48では、それぞれ信号処理部32-1のメモリ46に
記憶されているテーブルNITbが使用されてNITの
置き換えが行われる。
【0048】また、信号処理部32-2〜32-Nのチュー
ナでは、それぞれアンテナ11で受信された複数のディ
ジタル放送信号より通信衛星20の第2〜第Nのトラン
スポンダより送られてくるディジタル放送信号が選択さ
れ、そのディジタル放送信号に対して周波数変換処理が
行われて所望のQPSK変調信号S1が得られる。信号
処理部32-2〜32-Nのチューナの受信周波数は、制御
部31により、インタフェース47を介して制御され
る。さらに、信号処理部32-2〜32-Nの周波数変換器
51では、ディジタル放送信号BS1〜BSNの伝送周波
数がそれぞれ異なるように周波数変換される。
【0049】次に、図12に示す変調変換送出装置12
の動作を説明する。アンテナ11で受信されたSHF帯
の複数のディジタル放送信号は信号処理部32-1のチュ
ーナ41に供給される。チューナ41では、通信衛星2
0の第1のトランスポンダより送られてくるディジタル
放送信号が選択され、さらにそのディジタル放送信号に
対して周波数変換処理が行われて所望のQPSK変調信
号S1が得られる。このQPSK変調信号S1は復調器
42に供給され、この復調器42ではQPSK変調信号
S1に対して復調処理が行われてDVBのフレーム構成
の信号S2が得られる(図2B参照)。そして、このD
VBのフレーム構成の信号S2がECCデコーダ43に
供給され、このECCデコーダ43ではDVBのフレー
ム構成の信号S2に対して誤り訂正処理が行われてディ
ジタル放送データとしてのMPEG2トランスポートパ
ケットS3が順次得られる(図2A参照)。
【0050】また、ECCデコーダ43より順次出力さ
れるMPEG2トランスポートパケットS3はNIT検
出回路44に供給され、このNIT検出回路44ではM
PEG2トランスポートパケットS3よりNITが検出
される。そして、検出されたテーブルNITaはメモリ
45に供給されて記憶される。制御部31は、メモリ4
5よりテーブルNITaを読み出し、そのテーブルNI
Taにおけるサテライト・デリバリー・システム・ディ
スクリプタ(図8参照)をCATV・デリバリー・シス
テム・ディスクリプタ(図13参照)に変更し、またテ
ーブルNITaにおける視聴制限するように指定された
サービス(番組)の情報を削除し、さらにテーブルNI
TaにおけるCATVで使用されないディジタル放送信
号に対応したTSIDに係る情報を削除する等してテー
ブルNITbを得、このテーブルNITbをメモリ46
に記憶しておく。
【0051】また、ECCデコーダ43より順次出力さ
れるMPEG2トランスポートパケットS3はNIT置
換回路48に供給され、このNIT置換回路48ではN
ITが検出され、そのNITの部分がメモリ46に記憶
されているテーブルNITbに置き換えられる。この場
合、制御部31でテーブルNITbを得るに当たって、
視聴制限すべきサービス(番組)の情報等が削除される
場合、その削除された情報に係る部分にダミービットが
挿入される。
【0052】また、NIT置換回路48でNITが置換
されたMPEG2トランスポートパケットS4はECC
エンコーダ49に供給され、このECCエンコーダ49
では、リードソロモン(204,188)の誤り訂正符
号が付加される等してDVBのフレーム構成の信号S5
が形成される。このDVBのフレーム構成の信号S5は
変調器50に供給され、この変調器50ではDVBのフ
レーム構成の信号S5に64QAMの変調処理が行われ
て64QAM変調信号S6が得られる。そして、この6
4QAM変調信号S6は周波数変換器51に供給され、
この周波数変換器51では64QAM変調信号に周波数
変換処理が行われてVHF帯またはUHF帯の所定の伝
送周波数のCATV用のディジタル放送信号BS1が得
られる。
【0053】また、アンテナ11で受信されたSHF帯
の複数のディジタル放送信号は信号処理部32-2〜32
-Nに供給され、それぞれのチューナでは通信衛星20の
第2〜第Nのトランスポンダより送られてくるディジタ
ル放送信号が選択され、そのディジタル放送信号に対し
て周波数変換処理が行われて所望のQPSK変調信号S
1が得られる。そして、信号処理部32-2〜32-N
は、それぞれNIT置換回路48で信号処理部32-1
メモリ46に記憶されているテーブルNITbが使用さ
れてNITの置き換えが行われる等、信号処理部32-1
と同様の処理が行われて、VHF帯またはUHF帯の所
定の伝送周波数のCATV用のディジタル放送信号BS
2〜BSNが得られる。これらのディジタル放送信号BS
1〜BSNは加算器33に供給されて加算され、その加算
信号はCATVの伝送路13に送出される。
【0054】図14は、図1のディジタルCATVシス
テム10におけるセット・トップ・ボックス14(14
-1〜14-m)の構成を示している。
【0055】このセット・トップ・ボックス14は、C
ATVの伝送路13に接続される端子101と、マイク
ロコンピュータを有して構成され、全体の動作を制御す
るためのコントローラ102と、CATVの伝送路13
から端子101に供給されるディジタル放送信号CDB
Sより所定のRFチャネルの放送信号を選択し、その所
定のRFチャネルの放送信号に対応したディジタル変調
データを出力するチューナ105とを有している。
【0056】コントローラ102には、視聴者の選局等
の操作を受け付けるためのキー入力部103と、装置の
動作状態等を表示するための液晶表示素子等で構成され
る表示部104とが接続されている。チューナ105に
おける選局動作は、視聴者のキー入力部103の操作に
基づき、コントローラ102によって制御される。
【0057】また、セット・トップ・ボックス14は、
チューナ105より出力されるディジタル変調データに
対して復調処理をする復調器106と、この復調器10
6の出力データに対して誤り訂正処理をし、上述の所定
のRFチャネルの放送信号に対応したMPEG2トラン
スポート・ストリームTSを得るECCデコーダ107
と、このトランスポート・ストリームTSのスクランブ
ルされているビデオデータやオーディオデータのパケッ
トに対してスクランブルの解除処理をするデスクランブ
ラ108とを有している。
【0058】また、セット・トップ・ボックス14は、
デスクランブラ108より出力されるトランスポート・
ストリームTSより、ユーザのキー入力部103の操作
によって指定されたチャネルのビデオデータやオーディ
オデータのパケットを分離し、それらのパケットからな
るビデオデータ・ストリームVDSやオーディオデータ
・ストリームADSを出力すると共に、そのチャネルの
付加データのパケットを分離し、そのパケットからなる
付加データ・ストリームSDSを出力するデマルチプレ
クサ109とを有している。
【0059】なお、デマルチプレクサ109では、コン
トローラ102の制御に基づいて、上述した番組仕様情
報(PSI)としてのNIT,PAT,PMTの取得
や、ダウンロード情報としてのDCT,DLTの取得も
行われる。そして、取得されたそれらの情報はコントロ
ーラ102に供給される。
【0060】また、セット・トップ・ボックス14は、
ビデオデータ・ストリームVDSに対してデータ伸長処
理等をしてビデオ信号SVを得るビデオ処理部110
と、そのビデオ信号SVを出力するビデオ出力端子11
1と、ビデオ処理部110とビデオ出力端子111との
間に挿入され、後述する番組案内情報等の文字表示信号
SCHを合成する合成器112と、オーディオデータ・
ストリームADSに対してデータ伸長処理等をしてオー
ディオ信号SAを得るオーディオ処理部113と、その
オーディオ信号SAを出力するオーディオ出力端子11
4とを有している。
【0061】また、セット・トップ・ボックス14は、
ICカード115が接続されるICカード・インタフェ
ース部116を有している。ICカード・インタフェー
ス部116は、コントローラ102に接続されている。
ICカード115は、スクランブルの鍵情報を記憶して
いると共に、コントローラ102よりICカード・イン
タフェース部116を介して送られてくる限定受信情報
に基づき視聴の可/不可を判断し、可の場合にはスクラ
ンブルの鍵情報をICカード・インタフェース部116
を介してコントローラ102に送る機能を持っている。
【0062】また、セット・トップ・ボックス14は、
画面上に文字表示をするための文字表示信号SCHを発
生するためのOSD(On Screen Display)回路117
を有している。このOSD回路117はコントローラ1
02に接続され、その文字表示信号の発生動作はコント
ローラ102によって制御される。
【0063】次に、図15のフローチャートを参照し
て、図14に示すセット・トップ・ボックス14の受信
動作を簡単に説明する。
【0064】なお、PATおよびPMTにおいてはプロ
グラム番号が、NITにおいてはサービスIDが、それ
ぞれの視聴者が選局するチャネル番号に該当する。さら
に、NITがネットワーク全体、すなわち全てのトラン
スポンダの情報を含み、同一のテーブルが全てのトラン
スポンダで並行に伝送されるのに対し、PATおよびP
MTはそれぞれが伝送されるトランスポンダ内の番組の
情報だけからなり、各トランスポンダ毎に異なった内容
となっている。
【0065】視聴者がキー入力部103を操作して
「M」チャネルを選局したとする(ステップST1)。
この場合、コントローラ102は、デマルチプレクサ1
09で固定のPIDによってNITが取得されるように
制御し、そのNITの各TSIDに付属するサービス・
リスト・ディスクリプタ内のサービスIDについて
「M」をサーチする(ステップST2)。
【0066】サービスID「M」があるとき(ステップ
ST3)、コントローラ102は、サービスID「M」
を含むサービス・リスト・ディスクリプタの前に組み合
わされているCATV・デリバリー・システム・ディス
クリプタより、「M」チャネルを伝送しているトランス
ポンダの周波数を認識し、チューナ105の受信周波数
を制御する(ステップST4)。これにより、チューナ
105では、「M」チャネルを伝送している変調変換送
出装置12の所定の信号処理部からのディジタル放送信
号が選択されることとなる。
【0067】そして、コントローラ102は、デマルチ
プレクサ109で固定のPIDによってPATが取得さ
れるように制御し、そのPAT内のプログラム番号につ
いて「M」をサーチしてPAT内のプログラム番号
「M」を認識し、そのプログラム番号「M」に付随する
プログラム・マップPIDを得る(ステップST5)。
そして、コントローラ102は、デマルチプレクサ10
9でプログラム・マップPIDによってPMTが取得さ
れるように制御し、そのPMT内でプログラム番号
「M」に対応するストリーム・タイプ(映像、音声等)
毎のエレメンタリーPIDを認識する(ステップST
6)。
【0068】そして、コントローラ102は、デマルチ
プレクサ109でエレメンタリーPIDと一致するPI
Dを持つトランスポート・ストリーム・パケットが分離
されるように制御する(ステップST7)。この場合、
デマルチプレクサ109では、「M」チャネルのビデオ
データやオーディオデータのパケットが分離されると共
に、その「M」チャネルの付加データのパケットも分離
される。
【0069】ここで、コントローラ102は、付加デー
タ・ストリームSDSより抽出される限定受信情報をI
Cカードインタフェース部116を介してICカード1
13に供給する。ICカード113では、その限定受信
情報に基づき視聴の可/不可が判断される。そして、可
の場合には、ICカード115より、スクランブルの鍵
情報がICカードインタフェース部116を介してコン
トローラ102に送られる。この鍵情報は、コントロー
ラ102により、デスクランブラ108にセットされ
る。これにより、デスクランブラ108では、スクラン
ブルされているビデオデータやオーディオデータのパケ
ットのスクランブルが解除され、従ってデマルチプレク
サ109より得られるビデオデータ・ストリームVDS
やオーディオデータ・ストリームADSは、スクランブ
ルが解除されたデータに係るものとなる。
【0070】そして、デマルチプレクサ109より出力
されるビデオデータやオーディオデータがデコードさ
れ、「M」チャネルのビデオ信号SVやオーディオ信号
SAが得られる(ステップST8)。すなわち、デマル
チプレクサ109より出力されるビデオデータ・ストリ
ームVDSに対してビデオ処理部110でデータ伸長等
の処理が行われてビデオ信号SVが生成され、このビデ
オ信号SVが合成器112を介して出力端子111に導
出される。
【0071】また、デマルチプレクサ109より出力さ
れるオーディオデータ・ストリームADSに対してオー
ディオ処理部113でデータ伸長等の処理が行われてオ
ーディオ信号SAが生成され、このオーディオ信号SA
が出力端子114に導出される。出力端子111に得ら
れるビデオ信号SVをモニタ(図示せず)に供給するこ
とで、「M」チャネルの画像を表示でき、また出力端子
114に得られるオーディオ信号SAをスピーカ(図示
せず)に供給することで、「M」チャネルの音声を出力
できる。
【0072】また、NITの各TSIDに付属するサー
ビス・リスト・ディスクリプタ内のサービスIDについ
て「M」をサーチした結果、サービスID「M」がない
とき(ステップST3)、コントローラ102は表示部
104に受信不可である旨を表示させ(ステップST
9)、受信動作を終了する。したがって、上述したよう
に変調変換送出装置12(図12参照)において、視聴
制限すべきサービス(番組)の情報として、NITよ
り、TSIDに係る情報やサービス・リスト・ディスク
リプタのサービスの情報が削除される場合、セット・ト
ップ・ボックス14では、そのサービス(番組)の受信
が不可能となる。
【0073】なお、図15のフローチャートでは、ステ
ップST1で「M」チャネルの選局がある毎にステップ
ST2でNITを取得し、そのNITを利用して「M」
のサーチを行うように説明したが、内容変更がある毎に
NITを随時取得してコントローラ102の内蔵メモリ
に記憶しておき、そのNITを利用して「M」のサーチ
を行うようにしてもよい。因に、NITの内容の変更
は、バージョン番号で認識される。
【0074】次に、ソフトウェアのダウンロード動作に
ついて説明する。視聴者がキー入力部103を操作し
て、現在のダウンロードソフトウェアの送出状況の表示
を指示したとする。この場合、コントローラ102は、
デマルチプレクサ109で、固定のPIDによってDC
Tが取得されるように制御し、そして取得されたDCT
に基づき、OSD回路117を制御して現在のダウンロ
ードソフトウェアの送出状況を表示するための文字表示
信号SCHを発生させる。これにより、ビデオ処理部1
10より出力されるビデオ信号SVに文字表示信号SC
Hが合成され、ビデオ出力端子111に接続されるモニ
タ(図示せず)には、所定チャネルの画像に重ねて現在
のダウンロードソフトウェアの送出状況が表示される。
【0075】この状態において、視聴者がキー入力部1
03を操作して、ソフトウェアのダウンロードを指示し
たとする。この場合、コントローラ102は、受信状態
が良好であること等の事業者によって規定されたダウン
ロード開始条件が成立する場合、ダウンロード処理を実
行する。
【0076】まず、コントローラ102は、DCT中の
TSIDに示されるトランスポートストリームを受信す
るようにチューナ105の受信周波数を制御する。次
に、コントローラ102は、デマルチプレクサ109
で、DCTで示されるPIDによって、自己に適合する
DLTが取得されるように制御する。次に、コントロー
ラ102は、取得されたDLTにかけられたスクランブ
ルをDCT中のECM PIDで取得されたECMを用
いて解除すると共に、CRCによって誤りをチェックし
て正当性を確保する。
【0077】そして、コントローラ102は、内蔵のフ
ラッシュメモリ(図示せず)に記憶されているソフトウ
ェアを、ダウンロードされて正当性が確認されたDLT
に含まれるソフトウェアで書き換える。この場合、ソフ
トウェアの固定部を除き、基本的に全てを書き換える。
固定部は、ブート部(最低限の初期化部)とローダ部
(ダウンロード制御部)とから構成されている。ブート
部は、ローダ部を動作させるための最低限の初期化を行
い、ローダ部を起動する。ローダ部は、上述したように
ダウンロード開始条件が成立する場合はダウンロード処
理を起動し、成立しない場合は通常の受信機動作を行
う。
【0078】なお、ダウンロード処理中に、現在ロード
中のものと違うバージョンIDを検出した場合は、ダウ
ンロード処理を最初からやり直すこととなる。コントロ
ーラ102は、ダウンロード処理終了後には、通常の受
信機動作を実行する。
【0079】以上説明したように、本実施の形態におい
ては、変調変換送出装置12(図12参照)では、MP
EG2トランスポートパケット(ディジタル放送デー
タ)のうち、NITのみがケーブルネットワークに適合
するように変更される。つまり衛星系のディジタル放送
データに含まれるDCT,DLT等のダウンロード情報
がそのままケーブルネットワークに供給される。したが
って、各ケーブルネットワークにおいて独自のダウンロ
ード情報の送出を不要とでき、ダウンロード情報の送出
ための設備等が不要となり、コスト削減を図ることがで
きる。
【0080】また、このように各ケーブルネットワーク
に衛星を通じてダウンロード情報を送出できるため、各
ケーブルネットワークでソフトウェアのダウンロードが
可能となるタイミングがほぼ同じくなり、各ケーブルネ
ットワークで均一なサービスの提供が可能となる。ま
た、ダウンロード情報は、衛星系と共通に使用できるも
のであってもよく、またケーブル系のみで使用できるも
のであってもよい。
【0081】図16は、変調変換送出装置12の他の構
成を示している。この図16において、図12と対応す
る部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
図16に示す変調変換送出装置12では、信号処理部3
-1は、さらにECCデコーダ43より順次出力される
MPEG2トランスポートパケットS3よりDCT(ダ
ウンロード制御テーブル)を検出するDCT検出回路5
2と、このDCT検出回路52で検出されたテーブルD
CTaを記憶するメモリ53とを有している。メモリ5
3の書き込み、読み出しは、制御部31によりインタフ
ェース47を介して制御される。
【0082】また、図16に示す変調変換送出装置12
は、第1〜第Nの信号処理部32-1〜32-Nの他に、独
自のCATV用のディジタル放送信号BS0を生成する
信号処理部32-0を有している。加算器33では、第1
〜第Nの信号処理部32-1〜32-Nで生成されるディジ
タル放送信号BS1〜BSNの他に、信号処理部32-0
生成されるディジタル放送信号BS0も加算され、加算
信号が伝送路13に送出される。
【0083】信号処理部32-0は、ビデオ信号V1〜V
nやオーディオ信号A1〜Amより、上述した信号処理
部32-1のECCデコーダ43より出力されるパケット
S3と同様のMPEG2トランスポートパケットS11
を順次得る多重化装置55を有している。この多重化装
置55では、例えば地上波放送信号等に係るパケットS
11が作成される。この多重化装置55には、制御部3
1より、DCT検出回路52で検出されたDCTaが供
給され、パケットS11内に挿入される。
【0084】また、信号処理部32-0は、多重化装置5
5で得られるMPEG2トランスポートパケットS11
に対して、リードソロモン(204,188)の誤り訂
正符号を付加する等してDVBのフレーム構成の信号S
12(図2B参照)を得るECCエンコーダ56と、こ
のDVBのフレーム構成の信号S12に64QAMの変
調処理を行う変調器57と、この変調器57より出力さ
れる64QAM変調信号S13の周波数を変換してVH
F帯またはUHF帯のCATV用のディジタル放送信号
BS0を得る周波数変換器58とを有している。
【0085】図16に示す変調変換送出装置12におい
ては、信号処理部32-0によって、独自のCATV用の
ディジタル放送信号BS0が生成され、このディジタル
放送信号BS0も加算器33を介して伝送路13に送出
される。CATV用のセット・トップ・ボックス14
(図14参照)では、チューナ105でこのディジタル
放送信号BS0を選択することで、このディジタル放送
信号BS0に係るチャネルの視聴を行うことができる。
【0086】しかも、このディジタル放送信号BS0
係るディジタル放送データ(MPEG2トランスポート
パケットS11)には、衛星系のディジタル放送データ
(MPEG2トランスポートパケットS3)より検出さ
れたダウンロード制御情報DCTaが挿入されている。
したがって、受信機14では、信号処理部32-0で生成
されたディジタル放送信号BS0を選択しているときで
も、ダウンロード制御情報を確認でき、ソフトウェアの
ダウンロードをタイムリーに行うことが可能となる。
【0087】なお、上述説明では、衛星系のディジタル
放送データに含まれるDCTやDLTのダウンロード情
報をそのままCATVの伝送路13に送出するものを説
明したが、各ケーブルネットワークで独自のダウンロー
ド情報を伝送路13に送出するようにも構成できる。こ
の場合、変調変換送出装置12では、例えば衛星系のデ
ィジタル放送データに含まれるダウンロード情報を、独
自のダウンロード情報に置き換える置換回路を備える構
成とされる。この置換回路は、NIT置換回路48と同
等の回路で実現できる。このように構成することで、独
自に作成されたダウンロード情報を、衛星系のディジタ
ル放送データに含まれるダウンロード情報のデータ領域
を利用して、ケーブルネットワークに容易に送出でき
る。
【0088】ここで、DCTに関しては、衛星系のディ
ジタル放送データより抽出し、必要部分のみを書き換え
ることで、独自のDCTを作成できる。必要な部分と
は、メーカーID、モデルID、バージョンID、機種
情報長等である。なお、ダウンロード制御情報に関して
は、衛星系のダウンロード制御情報の他に、CATV用
のダウンロード制御情報を挿入しておけば、ダウンロー
ド制御情報の書き換えや置き換えの処理は不要となる。
【0089】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、衛星系
のディジタル放送データに含まれるダウンロード情報を
そのままケーブルネットワークに供給する構成であり、
各ケーブルネットワークにおいて独自のダウンロード情
報の送出が不要となり、ダウンロード情報の送出ための
設備等が不要となり、コスト削減を図ることができる。
【0090】請求項4に記載の発明によれば、第2の信
号処理部で生成されるディジタル放送信号を構成するデ
ィジタル放送データには、衛星系のディジタル放送デー
タより検出されるダウンロード制御情報が挿入される。
したがって、ケーブルネットワークの各受信機では第2
の信号処理部で生成されたディジタル放送信号を受信し
ているときでもダウンロード制御情報を確認でき、ダウ
ンロードをタイムリーに行うことができる。
【0091】請求項5に記載の発明によれば、衛星系の
ディジタル放送データに含まれるダウンロード情報の部
分を、独自に作成されたダウンロード情報に置き換える
ものである。したがって、CATV用に独自に作成され
たダウンロード情報を、衛星系のディジタル放送データ
に含まれるダウンロード情報のデータ領域を利用して、
ケーブルネットワークに容易に送出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態としてのディジタルCATVシステ
ムの構成を示すブロック図である。
【図2】MPEG2トランスポートパケットとDVBシ
ステムのフレーム構成を示す図である。
【図3】MPEG2トランスポートパケットのパケット
構造を示す図である。
【図4】PESパケットのパケット構造を示す図であ
る。
【図5】プログラム・アソシエーション・テーブル(P
AT)のテーブル構造を示す図である。
【図6】プログラム・マップ・テーブル(PMT)のテ
ーブル構造を示す図である。
【図7】ネットワーク・インフォメーション・テーブル
(NIT)のテーブル構造を示す図である。
【図8】NITにおけるサテライト・デリバリー・シス
テム・ディスクリプタの構造を示す図である。
【図9】NITにおけるサービス・リスト・ディスクリ
プタの構造を示す図である。
【図10】ダウンロード制御テーブル(DCT)のテー
ブル構造を示す図である。
【図11】ダウンロードテーブル(DLT)のテーブル
構造を示す図である。
【図12】ディジタルCATVシステムを構成する変調
変換送出装置の構成を示すブロック図である。
【図13】CATV・デリバリー・システム・ディスク
リプタの構造を示す図である。
【図14】ディジタルCATVシステムを構成するセッ
ト・トップ・ボックス(STB)の構成を示すブロック
図である。
【図15】セット・トップ・ボックス(STB)の受信
動作を説明するためのフローチャートである。
【図16】ディジタルCATVシステムを構成する変調
変換送出装置の他の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10・・・ディジタルCATVシステム、11・・・ア
ンテナ、12・・・変調変換送出装置、13・・・CA
TVの伝送路、14-1〜14-m・・・セット・トップ・
ボックス、15-1〜15-m・・・モニタ、20・・・通
信衛星、31・・・制御部、32-0〜32-N・・・信号
処理部、33・・・加算器、34・・・操作部、35・
・・表示部、41・・・チューナ、42・・・復調器、
43・・・ECCデコーダ、44・・・NIT検出回
路、45,46,53・・・メモリ、47・・・インタ
フェース、48・・・NIT置換回路、49,56・・
・ECCエンコーダ、50,57・・・変調器、51,
58・・・周波数変換器、52・・・DCT検出回路、
55・・・多重化装置、101・・・伝送路に接続され
る端子、102・・・コントローラ、103・・・キー
入力部、105・・・チューナ、106・・・復調器、
107・・・ECCデコーダ、108・・・デスクラン
ブラ、109・・・デマルチプレクサ、110・・・ビ
デオ処理部、111・・・ビデオ出力端子、112・・
・合成器、113・・・オーディオ処理部、114・・
・オーディオ出力端子、115・・・ICカード、11
6・・・ICカードインタフェース部、117・・・O
SD回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衛星系のディジタル放送信号をケーブル
    ネットワーク上のディジタル放送信号に変換する信号処
    理装置であって、 上記衛星系のディジタル放送信号を周波数変換して第1
    のディジタル変調信号を得る第1の周波数変換手段と、 上記第1のディジタル変調信号を復調してディジタル放
    送データを得る復調手段と、 上記復調手段より出力されるディジタル放送データから
    伝送路に関する物理的な情報を持つネットワーク・イン
    フォメーション・テーブルを検出するテーブル検出手段
    と、 上記テーブル検出手段で検出される上記ネットワーク・
    インフォメーション・テーブルを上記ケーブルネットワ
    ークに適合するように変更するテーブル変更手段と、 上記復調手段より出力されるディジタル放送データのネ
    ットワーク・インフォメーション・テーブルを上記テー
    ブル変更手段で変更して得られたネットワーク・インフ
    ォメーション・テーブルに置き換えるテーブル置き換え
    手段と、 上記テーブル置き換え手段でネットワーク・インフォメ
    ーション・テーブルが置き換えられたディジタル放送デ
    ータを変調して第2のディジタル変調信号を得る変調手
    段と、 上記第2のディジタル変調信号を周波数変換して上記ケ
    ーブルネットワーク上のディジタル放送信号を得る第2
    の周波数変換手段とを備えると共に、 上記復調手段より出力されるディジタル放送データは、
    ダウンロード情報を含むことを特徴とする信号処理装
    置。
  2. 【請求項2】 上記ダウンロード情報は、上記ケーブル
    ネットワーク独自のダウンロード情報であることを特徴
    とする請求項1に記載の信号処理装置。
  3. 【請求項3】 上記ダウンロード情報は、ダウンロード
    制御テーブルと、ダウンロードするソフトウェア本体を
    含むダウンロードテーブルとからなることを特徴とする
    請求項1に記載の信号処理装置。
  4. 【請求項4】 衛星系のディジタル放送信号をケーブル
    ネットワーク上のディジタル放送信号に変換する第1の
    信号処理部と、上記ケーブルネットワーク上の独自のデ
    ィジタル放送信号を作成する第2の信号処理部とを有
    し、 上記第1の信号処理部は、 上記衛星系のディジタル放送信号を周波数変換して第1
    のディジタル変調信号を得る第1の周波数変換手段と、 上記第1のディジタル変調信号を復調してディジタル放
    送データを得る復調手段と、 上記復調手段より出力されるディジタル放送データから
    伝送路に関する物理的な情報を持つネットワーク・イン
    フォメーション・テーブルを検出するテーブル検出手段
    と、 上記テーブル検出手段で検出される上記ネットワーク・
    インフォメーション・テーブルを上記ケーブルネットワ
    ークに適合するように変更するテーブル変更手段と、 上記復調手段より出力されるディジタル放送データのネ
    ットワーク・インフォメーション・テーブルを上記テー
    ブル変更手段で変更して得られたネットワーク・インフ
    ォメーション・テーブルに置き換えるテーブル置き換え
    手段と、 上記テーブル置き換え手段でネットワーク・インフォメ
    ーション・テーブルが置き換えられたディジタル放送デ
    ータを変調して第2のディジタル変調信号を得る変調手
    段と、 上記第2のディジタル変調信号を周波数変換して上記ケ
    ーブルネットワーク上のディジタル放送信号を得る第2
    の周波数変換手段と、 上記復調手段より出力されるディジタル放送データから
    ダウンロード制御情報を検出する情報検出手段とを備
    え、 上記第2の信号処理部は、 上記ディジタル放送データを作成するデータ作成手段
    と、 上記データ作成手段で作成されるディジタル放送データ
    に上記第1の信号処理部の情報検出手段で検出される上
    記ダウンロード制御情報を挿入する情報挿入手段と、 上記ダウンロード制御情報が挿入されたディジタル放送
    データを変調して第3のディジタル変調信号を得る変調
    手段と、 上記第3のディジタル変調信号を周波数変換して上記ケ
    ーブルネットワーク上のディジタル放送信号を得る第3
    の周波数変換手段とを備えることを特徴とする信号処理
    装置。
  5. 【請求項5】 衛星系のディジタル放送信号をケーブル
    ネットワーク上のディジタル放送信号に変換する信号処
    理装置であって、 上記衛星系のディジタル放送信号を周波数変換して第1
    のディジタル変調信号を得る第1の周波数変換手段と、 上記第1のディジタル変調信号を復調してディジタル放
    送データを得る復調手段と、 上記復調手段より出力されるディジタル放送データから
    伝送路に関する物理的な情報を持つネットワーク・イン
    フォメーション・テーブルを検出するテーブル検出手段
    と、 上記テーブル検出手段で検出される上記ネットワーク・
    インフォメーション・テーブルを上記ケーブルネットワ
    ークに適合するように変更するテーブル変更手段と、 上記復調手段より出力されるディジタル放送データのネ
    ットワーク・インフォメーション・テーブルを上記テー
    ブル変更手段で変更して得られたネットワーク・インフ
    ォメーション・テーブルに置き換えるテーブル置き換え
    手段と、 上記テーブル置き換え手段でネットワーク・インフォメ
    ーション・テーブルが置き換えられたディジタル放送デ
    ータを変調して第2のディジタル変調信号を得る変調手
    段と、 上記第2のディジタル変調信号を周波数変換して上記ケ
    ーブルネットワーク上のディジタル放送信号を得る第2
    の周波数変換手段とを備えると共に、 ダウンロード情報を作成する情報作成手段と、 上記テーブル置き換え手段の前段または後段で、上記デ
    ィジタル放送データのダウンロード情報を上記情報作成
    手段で作成されたダウンロード情報に置き換える情報置
    き換え手段とを備えることを特徴とする信号処理装置。
JP36125998A 1998-12-18 1998-12-18 信号処理装置 Expired - Lifetime JP4135241B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36125998A JP4135241B2 (ja) 1998-12-18 1998-12-18 信号処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36125998A JP4135241B2 (ja) 1998-12-18 1998-12-18 信号処理装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008110686A Division JP4670893B2 (ja) 2008-04-21 2008-04-21 信号処理装置および信号処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000183837A true JP2000183837A (ja) 2000-06-30
JP4135241B2 JP4135241B2 (ja) 2008-08-20

Family

ID=18472846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36125998A Expired - Lifetime JP4135241B2 (ja) 1998-12-18 1998-12-18 信号処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4135241B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7606464B2 (en) 2003-06-19 2009-10-20 Sony Corporation Signal processing apparatus and associated methodology for controlling the recording of data streams
JP2011109672A (ja) * 2010-11-29 2011-06-02 Sony Corp 信号処理装置及び信号処理方法
JP2011521595A (ja) * 2008-05-21 2011-07-21 エントロピック・コミュニケーションズ・インコーポレイテッド チャンネルスタックシステム及び動作方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7606464B2 (en) 2003-06-19 2009-10-20 Sony Corporation Signal processing apparatus and associated methodology for controlling the recording of data streams
KR101007841B1 (ko) * 2003-06-19 2011-01-13 소니 주식회사 신호 처리 장치, 신호 처리 방법, 기록 제한 장치 및 기록제한 방법
JP2011521595A (ja) * 2008-05-21 2011-07-21 エントロピック・コミュニケーションズ・インコーポレイテッド チャンネルスタックシステム及び動作方法
JP2011109672A (ja) * 2010-11-29 2011-06-02 Sony Corp 信号処理装置及び信号処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4135241B2 (ja) 2008-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4114234B2 (ja) 信号処理装置および受信装置と信号処理方法
US6691311B1 (en) Digital signal receiving apparatus and receiving method
KR100653011B1 (ko) 신호 처리장치 및 신호 처리방법
JP2000324068A (ja) 信号処理装置および方法、並びにコンピュータ読み取り可能な媒体
JPH11355227A (ja) 情報送信装置及び方法、情報受信装置及び方法、並びに提供媒体
JPH11355224A (ja) 情報配信システム及び情報配信方法
KR100659453B1 (ko) 수신장치 및 방법, 기록매체
WO2000042724A1 (fr) Systeme de distribution d'informations
JP4670893B2 (ja) 信号処理装置および信号処理方法
JP3823492B2 (ja) 信号処理装置および信号処理方法
JP4135241B2 (ja) 信号処理装置
JP4099559B2 (ja) 信号処理装置及び信号処理方法
KR100730464B1 (ko) 디지털신호 수신장치 및 수신방법
JP4572939B2 (ja) 信号処理装置および受信装置と信号処理方法
JP3823491B2 (ja) 信号処理装置
JP4591483B2 (ja) 情報置換装置及び情報置換方法
JP4135245B2 (ja) 信号処理装置
JP4821926B2 (ja) 信号処理装置及び信号処理方法
JP3975473B2 (ja) 信号処理装置及び信号処理方法、並びに情報記録媒体
JP4325052B2 (ja) ネットワーク情報の送出方法
JP4058830B2 (ja) ディジタル信号受信装置および受信方法
JP4581762B2 (ja) 情報送信装置、情報送信方法、情報受信装置、情報受信方法及び制御プログラム
JP4029504B2 (ja) 情報送信装置及び情報送信方法
JP4633208B2 (ja) 受信装置および受信方法
JP2006352909A (ja) 情報受信装置及び情報受信方法、並びに情報記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050915

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080513

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080526

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20190613

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term