JPH11355227A - 情報送信装置及び方法、情報受信装置及び方法、並びに提供媒体 - Google Patents

情報送信装置及び方法、情報受信装置及び方法、並びに提供媒体

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JPH11355227A
JPH11355227A JP11005729A JP572999A JPH11355227A JP H11355227 A JPH11355227 A JP H11355227A JP 11005729 A JP11005729 A JP 11005729A JP 572999 A JP572999 A JP 572999A JP H11355227 A JPH11355227 A JP H11355227A
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JP
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network
network information
cable
signal
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JP11005729A
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Keiji Fukuzawa
恵司 福澤
Masakatsu Toyoshima
雅勝 豊島
Katsumi Oishi
克巳 大石
Kenji Inose
謙司 猪瀬
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル衛星放送において放送されている番
組をケーブルテレビ網に低コストで配信する。 【解決手段】 QPSK復調回路421は、入力された
TSをQPSK復調し、誤り訂正回路422に出力す
る。誤り訂正回路422は、入力された信号を誤り訂正
し、ネットワーク情報(NIT)変換回路423に出力す
る。NIT変換回路423は、CS波用のNITをケー
ブルテレビ用のNITに置き換えてQAM変調回路42
4に出力する。QAM変調回路424は、入力された信
号をQAM変調し、周波数変換回路425に出力する。
周波数変換回路425は、入力された信号の周波数を所
定の値に変換して信号混合器に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報送信装置及び
方法、情報受信装置及び方法、並びに提供媒体に関し、
特に、デジタル衛星放送の信号をケーブルテレビ網を介
して再配信する情報送信装置及び方法、情報受信装置及
び方法、並びに提供媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、いわゆるケーブルテレビが遠隔地
や難視聴地域以外においても多チャンネルメディアとし
て普及し始めている。図28は、ケーブルテレビ受信機
の一例を示している。データ受信部71は、ケーブルテ
レビ局より送出されるケーブルテレビ信号から受信機制
御用信号を抽出し、ホストプロセッサ72に供給する。
なお、このケーブルテレビ信号はアナログ信号である。
ホストプロセッサ72は、受信機制御用信号や視聴者の
選局操作に基づいて受信機全体を制御する。受信チュー
ナ73は、ケーブルテレビ信号から視聴者が選局した番
組の信号を抽出してデスクランブラ74に出力する。デ
スクランブラ74は、AM検波回路77から供給される
同期信号を用いて番組信号のスクランブルを解除し、映
像検波回路75とAM検波回路77に出力する。映像検
波回路75は、番組信号から映像信号を抽出して復調
し、番組信号の残りをFM検波回路76に出力する。F
M検波回路76は、音声信号を復調する。
【0003】上述したように、ケーブルテレビにおい
て、情報 (映像信号、音声信号、及び制御用信号) は、
アナログ信号として送出されている。したがって、情報
を圧縮し、多重化する処理を施すことができないので、
ケーブルテレビにおいて供給することができるチャンネ
ル(番組)数は60チャンネル程度となっている。
【0004】ところで、現在、普及しつつあるデジタル
多チャンネル衛星放送 (例えば、PerfecTV(商標)) にお
いては、100チャンネル以上の放送が実現されてお
り、市場のニーズとして、ケーブルテレビに対しても一
層の多チャンネル化が望まれている。
【0005】さて、ケーブルテレビにおける一層の多チ
ャンネル化を実現するためには、ケーブルテレビ局にお
いて、全ての信号をデジタル化することにより、映像を
圧縮して多重化することが考えられるが、これは、ケー
ブルテレビ局の設備投資、及びランニングコスト等を考
慮すると実現困難である。そこで、ケーブルテレビ網
に、例えば、PerfecTVのようなデジタル多チャンネル衛
星放送を再配信することにより、ケーブルテレビにおけ
る一層の多チャンネル化を実現する方法が考えられる。
【0006】ここで、デジタル多チャンネル衛星放送シ
ステムについて図29を参照して説明する。衛星放送サ
ービス事業者101の送信部111は番組供給事業者か
ら供給されたMPEG圧縮されている番組情報にスクランブ
ルを施して、電子番組案内情報(EPG:Electoric Program
Guide) 、及び視聴者管理情報等のサービス情報ととも
に多重化し、直線偏波のCS波として通信衛星102に
向けて送信する。このCS波は、通信衛星102を介し
てCSアンテナ181に受信され、受信機182に供給
される。受信機182は、CS波から所定の番組情報を
抽出してテレビジョン受像機106に出力する。視聴者
管理部112は、視聴者にICカード160を発行す
る。視聴者管理部112の鍵管理部113は、ICカー
ド160に対応した視聴可能な番組を管理する。視聴情
報処理部114は、受信機82から通知された視聴情報
に基づいて視聴料を計算し、顧客管理部115に通知す
る。顧客管理部115は、視聴者に視聴料の請求を行
う。
【0007】図30は、受信機182の詳細な構成を示
している。衛星フロントエンド部191の受信チューナ
192は、CS波から所定の番組を含むトランスポート
ストリーム(TS:Transport Stream) を抽出し、QPSK
復調回路193に出力するようになされている。QPS
K復調回路193は、入力されたTSをQPSK復調し
て誤り訂正回路194に出力する。誤り訂正回路194
は、入力されたTSの誤り情報を訂正し、トランスポー
ト部155に出力する。トランスポート部155のデス
クランブラ156は、衛星放送サービス事業者101の
送信部111においてスクランブルが施されたTSを、
衛星放送サービス事業者101が発行したICカード1
60に記録されているデスクランブル情報を用いて復号
(デスクランブル)し、デマルチプレクサ157に出力
する。
【0008】デマルチプレクサ157は、多重化されて
いるプログラム仕様情報(PSI:Program Specific Inform
ation)を基に、所定の番組の情報を抽出してMPEGデ
コーダ部158に供給する。MPEGデコーダ部158
は、入力された番組をMPEG伸張し、映像信号と音声
信号を生成してテレビジョン受像機106に出力する。
【0009】ホストプロセッサ159は、視聴者の操作
に対応して、受信機182全体を制御するとともに、受
信した有料番組の情報(番組視聴情報)をICカード16
0に記録する。また、ホストプロセッサ159は、IC
カード160に記録されているデスクランブル情報を読
み出してデスクランブラ156に供給する。さらに、ホ
ストプロセッサ159は、通信部161を制御して、定
期的にICカード160に記録された番組視聴情報を視
聴情報管理部114に通知する。視聴情報管理部114
は、入力された視聴情報に基づいて、視聴料を計算し、
顧客管理部115に通知する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、デジタ
ル多チャンネル衛星放送信号をケーブルテレビ網に配信
するには、ケーブルテレビ局103において、デジタル
多チャンネル衛星放送信号を受信し、多重化された信号
を分離して、再度、多重化させる等の処理が必要とな
り、その設備には多大な費用がかかる。
【0011】また、配信されるデジタル多チャンネル衛
星放送において、ペイ・パー・ビュー等の従量課金が行
われている場合、その視聴情報管理をケーブルテレビ局
において実行することが困難である。
【0012】また、デジタル多チャンネル衛星放送信号
を変調変換方式により、ケーブル局や共聴施設に再送出
する場合、受信機における受信動作の必要上、少なくと
もネットワーク情報中の周波数情報及び番組情報は、ケ
ーブル局や共聴施設での再送出内容に合うものに変換さ
れる必要がある。
【0013】ネットワーク情報の変換を行わずに変調変
換だけで再送出したのでは、受信系において物理的に伝
送されている周波数情報とネットワーク情報中に含まれ
る周波数情報を関連付ける対応表を内蔵する等の、特殊
な機能が必要となる。
【0014】また、ネットワーク情報中の番組情報部は
変更しない場合、衛星系でサービスされている番組すべ
てをケーブル内に再送出する必要がある。
【0015】また、再送出するネットワークでのサービ
ス状況に適合するネットワーク情報を持たないトランス
ポートストリームでは、受信機における受信動作時に動
作不良や視聴者に混乱を生じさせるおそれがある。
【0016】さらに、再送出するネットワークに適合す
るネットワーク情報を生成時に元のネットワーク情報を
利用しないで、独自に生成し、置き換えを行ったので
は、ネットワーク情報のデータ長を元のデータ長と合わ
せが困難となり、装置の複雑になってしまう。
【0017】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、デジタル衛星放送において放送されてい
る番組をケーブルテレビ網に低コストで配信することを
可能にするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、ケーブルを介
して情報を送信する情報送信装置において、デジタル衛
星放送の信号を受信する受信手段と、前記受信手段が受
信した前記信号を復調する復調手段と、前記復調手段が
復調した信号を変調する変調手段とを備えることを特徴
とする。
【0019】本発明に係る情報送信装置において、上記
変調手段は、例えば上記復調手段が復調した信号のネッ
トワーク情報のみをケーブル用の情報に置き換えるネッ
トワーク情報置換手段を備える。
【0020】また、本発明に係る情報送信装置におい
て、上記ネットワーク情報置換手段は、例えば、上記復
調手段が復調した信号のネットワーク情報を抽出するネ
ットワーク情報抽出手段と、このネットワーク情報抽出
手段により抽出したネットワーク情報を再送出するネッ
トワークに適合するネットワーク情報に変換するネット
ワーク情報変換手段と、このネットワーク情報変換手段
により変換したネットワーク情報をケーブル用の情報と
して、上記復調手段が復調した信号のネットワーク情報
を上記ケーブル用の情報に置き換えるネットワーク情報
再挿入手段からなる。
【0021】さらに、本発明に係る情報送信装置におい
て、上記ネットワーク情報置換手段は、例えば、複数の
衛星系ネットワークの内の任意の衛星系ネットワークか
らの信号の当該衛星系ネットワークに関わるネットワー
ク情報と、他の衛星系ネットワークに関わるネットワー
ク情報を上記ネットワーク情報抽出手段により抽出し、
上記ネットワーク情報変換手段により各ネットワーク情
報を再送出するネットワークに適合するネットワーク情
報にそれぞれ変換し、上記ネットワーク情報変換手段に
より変換した各ネットワーク情報をケーブル用の情報と
して、上記ネットワーク情報再挿入手段により上記復調
手段が復調した信号のネットワーク情報を上記ケーブル
用の情報に置き換える。
【0022】本発明は、ケーブルを介して情報を送信す
る情報送信方法において、デジタル衛星放送の信号を受
信する受信ステップと、前記受信ステップで受信した前
記信号を復調する復調ステップと、前記復調ステップで
復調した信号を変調する変調ステップとを含むことを特
徴とする。
【0023】本発明に係る提供媒体は、ケーブルを介し
て情報を送信する情報送信装置に、デジタル衛星放送の
信号を受信する受信ステップと、前記受信ステップで受
信した前記信号を復調する復調ステップと、前記復調ス
テップで復調した信号を変調する変調ステップとを含む
処理を実行させるプログラムを提供することを特徴とす
る。
【0024】本発明に係る情報送信方法及び提供媒体に
おいて、上記変調ステップは、例えば、上記復調ステッ
プで復調した信号のネットワーク情報のみをケーブル用
の情報に置き換えるネットワーク情報置換ステップを含
む。
【0025】また、本発明に係る情報送信方法及び提供
媒体において、上記ネットワーク情報置換ステップは、
例えば、上記復調ステップで復調した信号のネットワー
ク情報を抽出するネットワーク情報抽出ステップと、こ
のネットワーク情報抽出ステップで抽出したネットワー
ク情報を再送出するネットワークに適合するネットワー
ク情報に変換するネットワーク情報変換ステップと、こ
のネットワーク情報変換ステップで変換したネットワー
ク情報をケーブル用の情報として、上記復調ステップで
復調した信号のネットワーク情報を上記ケーブル用の情
報に置き換えるネットワーク情報再挿入ステップからな
る。
【0026】さらに、本発明に係る情報送信方法及び提
供媒体において、上記ネットワーク情報抽出ステップで
は、複数の衛星系ネットワークの内の任意の衛星系ネッ
トワークからの信号の当該衛星系ネットワークに関わる
ネットワーク情報と、他の衛星系ネットワークに関わる
ネットワーク情報を抽出し、上記ネットワーク情報変換
ステップでは、上記ネットワーク情報抽出ステップで抽
出した各ネットワーク情報を再送出するネットワークに
適合するネットワーク情報にそれぞれ変換し、上記ネッ
トワーク情報再挿入ステップでは、上記ネットワーク情
報変換ステップで変換した各ネットワーク情報をケーブ
ル用の情報として、上記復調ステップで復調した信号の
ネットワーク情報を上記ケーブル用の情報に置き換え
る。
【0027】本発明は、ケーブルを介して送信された情
報を受信する情報受信装置において、入力された混合波
から所定の信号を抽出する抽出手段と、抽出手段が抽出
した前記信号を復調する復調手段と、ユーザの視聴情報
を記録する記録手段と、前記記録手段が記録した前記視
聴情報を衛星放送サービス事業者を介してケーブルテレ
ビ事業者に通知する通知手段とを備えることを特徴とす
る。
【0028】本発明は、ケーブルを介して送信された情
報を受信する情報受信方法において、入力された混合波
から所定の信号を抽出する抽出ステップと、抽出ステッ
プで抽出した前記信号を復調する復調ステップと、ユー
ザの視聴情報を記録する記録ステップと、前記記録ステ
ップで記録した前記視聴情報を衛星放送サービス事業者
を介してケーブルテレビ事業者に通知する通知ステップ
とを含むことを特徴とする。
【0029】本発明に係る提供媒体は、ケーブルを介し
て送信された情報を受信する情報受信装置に、入力され
た混合波から所定の信号を抽出する抽出ステップと、抽
出ステップで抽出した前記信号を復調する復調ステップ
と、ユーザの視聴情報を記録する記録ステップと、前記
記録ステップで記録した前記視聴情報を衛星放送サービ
ス事業者を介してケーブルテレビ事業者に通知する通知
ステップとを含む処理を実行させるプログラムを提供す
ることを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明は、例えば図1に示すよう
な構成のケーブル伝送システムに適用される。
【0031】なお、本明細書においてシステムの用語
は、複数の装置、手段などにより構成される全体的な装
置を意味するものである。
【0032】このケーブル伝送システムは、衛星放送サ
ービス事業者1から通信衛星2を介して送信されてくる
デジタル放送信号等をケーブルテレビ局3が受信して、
ケーブルテレビ局3からケーブルテレビ網4を介して視
聴者宅5の受信機6に配信するようになっている。
【0033】このケーブル伝送システムにおいて、衛星
放送サービス事業者1の送信部11は、番組供給事業者
から供給されたMPEG圧縮されている番組情報にスクラン
ブルを施して、電子番組案内情報(EPG:Electoric Progr
am Guide) 、及び視聴者管理情報等のサービス情報とと
もに多重化し、直線偏波のCS波として通信衛星2に向
けて送信する。また、視聴者管理部12は、視聴者にI
Cカード60を発行する。視聴者管理部12の鍵管理部
13は、ICカード60に対応した視聴可能な番組を管
理する。さらに、視聴情報処理部14は、視聴者宅5の
受信機6から通知された視聴情報に基づいて視聴料を計
算し、ケーブルテレビ局3の顧客管理部35に通知す
る。
【0034】ケーブルテレビ局3は、通信衛星2から送
られてくるCS波をCSアンテナ31により受信し、地
上波を用いたテレビジョン放送の電波を地上波アンテナ
32により受信し、放送衛星(図示せず)から送られてく
る衛星放送の電波 (以下、BS波と記述する) をBSア
ンテナ33により受信して、配信部34により、入力さ
れたCS波とアナログ放送波(地上波及びBS波)を混合
し、その混合波をケーブルテレビ網4を介して視聴者宅
5の受信機6に配信する。また、顧客管理部35は、衛
星放送サービス事業者1の視聴情報処理部14からの視
聴料情報に基づいて、視聴者に視聴料の請求を行う。
【0035】そして、視聴者宅5の受信機6は、入力さ
れた混合波から所定の番組情報を抽出し、テレビジョン
受像機7に出力する。テレビジョン受像機7は、入力さ
れた番組情報を表示する。
【0036】ここで、通信衛星2より送られてくるデジ
タル放送信号について説明する。この実施の形態におい
て、このデジタル放送信号は、DVB(Digital Video B
roadcasting)システムに対応したものである。図2の
(B)はDVBシステムにおけるデジタル放送データのフ
レーム構成を示しており、8個のMPEG2トランスポ
ートパケット(図2の(A)参照)で1フレームが構成され
ている。この場合、パケット内の同期バイト(=47H)
を用い、8パケットに1回同期バイトを反転 (=B8
H) させてフレーム同期を得る構成となっている。な
お、各MPEG2トランスポートパケット(MPEG2
TSパケット)には、リードソロモン (204,188)
による誤り訂正符号が付加される。図2の(B)に示す
デジタル放送データがQPSK(Quadrature Phase Shif
t Keying) 変調され、その後にSHF帯に周波数変換さ
れて通信衛星2より送信されてくるデジタル放送信号と
なる。
【0037】図3は、MPEG2トランスポートパケッ
トのパケット構成を示しており、188バイトのうち先
頭の4バイトはパケットヘッダを構成している。パケッ
トヘッダには該当パケットの個別ストリーム(データ列)
の属性を示すパケット識別子(PID: Packet Identificat
ion)が配されている。MPEG2トランスポートパケッ
トのペイロード(データ部)には、図4にパケット構成
を示すPES(Packetized Elementary Stream)パケット
が再分割されて配されるとともに、さらにMPEG2シ
ステムの中で規定されているプログラム仕様情報(PSI:
Program Specific Information)としてのプログラム・
アソシエーション・テーブル(PAT: Program Associatio
n Table) 、プログラム・マップ・テーブル(PMT: Progr
am Map Table) 、ネットワーク・インフォメーション・
テーブル(NIT: Network Information Table) 等のテー
ブル類もセクション形式によって配される。
【0038】ここで、PSIは簡便な選局操作及びプロ
グラム選択を実現するために必要な情報である。PAT
は各プログラム番号(16ビット)毎に、そのプログラム
を構成するパケットの情報を伝送するPMTのPIDを
示すものであり、図5はPATのテーブル構造を示して
いる。PAT自体のPIDとしては、固定的にPID=
“0x0000”が割り当てられる。
【0039】主な内容について説明する。テーブルID
は、テーブルの種別を示すものであって、PATでは
“0x00”(16進表記)である。TS ID は、スト
リーム(多重化された符号化データ)を識別するものであ
って、衛星の場合はトランスポンダに相当する。バージ
ョン番号は、テーブルの内容が更新される都度加算され
る。カレント・ネクスト・インジケータは、新旧バージ
ョンを同時に伝送する際の識別に用いられる。プログラ
ム番号は、個々のチャネルを識別するものである。ネッ
トワークPIDは、プログラム番号が“0x0000”
の場合に、NITのPIDを示すものである。プログラ
ム・マップPIDは、PMTのPIDを示すものであ
る。
【0040】また、PMTは、各プログラム番号毎に、
そのプログラムを構成する映像、音声、付加データ等の
ストリームが伝送されるパケットのPIDを示すもので
ある。PMT自体のPIDは、上述したようにPATで
指定される。図6は、PMTのテーブル構造を示してい
る。PATと重複しない主な内容について説明する。テ
ーブルIDは、テーブルの種別を示すものであって、P
MTでは“0x02”である。PCR PIDは復号す
る際の基準となるクロック(PCR:Program ClockReferenc
e)が含まれるパケットのPIDを示すものである。スト
リーム・タイプは、映像、音声、付加データ等、ストリ
ームで伝送される信号の種類を示すものである。
【0041】また、NITは、伝送路に関する物理的な
情報、すなわち衛星においては衛星の軌道、偏波、トラ
ンスポンダ毎の周波数等を示すものである。NIT自体
のPIDは、上述したようにPATで指定される。図7
は、NITのテーブル構造を示している。PAT、PM
Tと重複しない主な内容について説明する。テーブルI
Dは、テーブルの種別を示すものであって、当該ネット
ワークが“0x40”、他のネットワークが“0x4
1”である。ネットワークIDは、ネットワークを識別
するものである。衛星の場合は個々の衛星に相当する。
【0042】変調変換方式によって衛星デジタル多チャ
ンネル放送信号をケーブルテレビにて再送出する場合に
は、上記NITが書き換えられる。ここで、NIT中に
含まれ、書換えが必要となるディスクリプタについて説
明する。
【0043】まず、衛星系のNIT中にあるサテライト
・デリバリー・システム・ディスクリプタを説明する。
このディスクリプタは、TS (トランスポート・ストリ
ーム) ディスクリプタ長に従って繰り返されるディスク
リプタの1番目として使用するものであって、TS I
Dと一対になる。
【0044】図8は、サテライト・デリバリー・システ
ム・ディスクリプタの構造を示している。ディスクリプ
タ・タグは、DVBで規定されており、ディスクリプタ
の種別を示すものである。このディスクリプタでは、
“0x43”となる。周波数は、ストリーム(ここでは
トランスポンダ)毎の伝送周波数を示すものである。軌
道/西経・東経フラグ/偏波は、衛星の軌道、偏波を示
すものである。変調/シンボル・レート/内側誤り訂正
符号化率は、伝送方式に関する仕様を示すものである。
【0045】ケーブルテレビ局での再送出時には、上記
サテライト・デリバリー・システム・ディスクリプタが
図9に示すようにケーブル・デリバリー・ディスクリプ
タに置き換えられる。ディスクリプタでは、“0x4
4”となる。周波数は、再送出されるケーブルテレビで
の物理チャンネル毎の伝送周波数を示している。変調/
シンボル・レート/内側誤り訂正符号化率は、伝送方式
に関する仕様を示すものである。このディスクリプタ
は、全長が衛星用とケーブル用とで同じあり、単純に置
き換えることができる。
【0046】次に、サービス・リスト・ディスクリプタ
を説明する。このディスクリプタは、TSディスクリプ
タ長に従って繰り返されるディスクリプタの2番目以降
として使用するものであって、当該ストリーム(ここで
はトランスポンダ)に多重されたサービス(チャネル)の
IDを示すものである。すなわち、一つのTSIDに複
数のサービス・リスト・ディスクリプタが附属する。
【0047】図10は、サービス・リスト・ディスクリ
プタの構造を示している。ディスクリプタ・タグは、D
VBで規定されており、ディスクリプタの種別を示すも
のである。このディスクリプタでは、“0x41”とな
る。サービスIDは、サービスを識別するものである。
通常、サービスは視聴者が選局するチャネルと一致す
る。サービスタイプは、映像、音声、データ等、サービ
スの内容を示すものである。
【0048】ケーブルテレビ局での再送出時には、衛星
からの全トランスポンダ分の番組をケーブル内でサービ
スする場合には、このディスクリプタの情報はそのまま
となるが、特定のトランスポンダの信号のみをサービス
する場合には再送出しないトランスポンダに含まれる番
組のサービスIDを削除する。この場合、削除されて減
った分の情報にはダミーデータを付加して、サービス・
リスト・ディスクリプタの全長を衛星系と同じにするこ
とによって、単純に置き換えることができる。
【0049】また、PSIテーブルの伝送は、セクショ
ン(Section) と呼ばれる形式によってセグメント化され
ることがMPEG2システムによって規定されている。
例えば、NITは4kバイト毎にセクション化され、そ
れぞれのセクションは、図7に示す形式によって構成さ
れる。複数のセクションに分けられたNITは、セクシ
ョン番号によって関連付けられる。全セクション数はテ
ーブル中に最終セクション番号として記述されており、
セクション番号と最終セクション番号が一致するまでが
一連のNITデータとなっている。
【0050】次に、図1に示したケーブル伝送システム
におけるケーブルテレビ局3の配信部34の具体的な構
成例について、図11を参照して説明する。
【0051】この図11に示す構成の配信部34におい
て、信号分配器41は、CSアンテナ31を介して入力
されたCS波をチャンネル毎のTS(Transport Stream)
に分割し、それぞれを変調変換装置42−1乃至42−
N (Nは、CS波に含まれるチャンネル数である) に出
力する。なお、上述したチャンネルとは、地上波におけ
るチャンネル(放送局)とは異なり、1つのトランスポン
ダにより多重化された複数の番組が含まれる1つの伝搬
波のことである。図12は、信号分配器41に入力され
る前のCS波の状態の一例を示している。すなわち、C
S波のH偏波には、TS1、TS3、及びTS5が含ま
れ、CS波のV偏波には、TS2、TS4、及びTS6
が含まれていることを示している。
【0052】変調変換装置42は、入力されたTSをケ
ーブルテレビの1つのチャンネル分の信号(QAM信号)
に変換し、信号混合器45に出力する。
【0053】地上波再送出装置43は、地上波受信アン
テナ32を介して受信した地上波を、RF変換して信号
混合器45に出力し、衛星信号再送出装置44は、BS
アンテナ33が受信したBS波を、RF変換して信号混
合器45に出力する。
【0054】図13は、変調変換装置42の具体的な構
成例を示している。この図13に示す構成の変調変換装
置42において、QPSK復調回路421は、入力され
たTSをQPSK復調して誤り訂正回路422に出力す
る。誤り訂正回路422は、入力された信号を誤り訂正
し、誤り訂正済みのTSをネットワーク情報(NIT:Netwo
rk Information Table) 変換回路423に出力する。
【0055】NIT変換回路423は、CS波用のNI
T (CS波の全チャンネルに共通の情報であり、チャン
ネル(伝搬波)に含まれる番組の情報を示している。受信
機において希望する番組を受信する際に必要となる。)
を、ケーブルテレビ用のNITに置き換えてQAM変調
回路424に出力する。
【0056】QAM変調回路424は、入力された信号
をQAM変調し、周波数変換回路425に出力する。周
波数変換回路425は、入力された信号の周波数を所定
の値に変換して信号混合器45に出力する。
【0057】信号混合器45は、変調変換装置42−1
乃至42−N、地上波再送出装置43及び衛星信号再送
出装置44、それぞれから入力されたQAM変調されて
いる信号を、例えば図14に示すように混合し、増幅器
46に出力する。増幅器46は、入力された混合波を増
幅し、ケーブルテレビ網4を介して受信機6に供給す
る。
【0058】ここで、上記NIT変換回路423の具体
的な構成例について図15ないし図24を参照して説明
する。
【0059】NIT変換回路423は、図15に示すよ
うに、制御装置431によりインタフェース432を介
して制御されるNIT抽出部440及びNIT再挿入部
450を備え、上記誤り訂正回路422から順次出力さ
れる誤り訂正済みのTSがNIT抽出部440とNIT
再挿入部450に供給されるようになっている。
【0060】上記NIT抽出部440は、上記TSが供
給されるNIT検出回路441と、このNIT検出回路
441によりTS中から検出されたNITを一時的に記
憶するメモリ442からなる。
【0061】上記NIT抽出部440の具体的な構成例
を図16に示してあるように、NIT検出回路441
は、制御部443によりにより制御されるNIT・PI
Dフィルタ444と、このNIT・PIDフィルタ44
4により検出されたNITを上記メモリ442に出力す
るNITパケット出力回路445からなる。また、上記
メモリ442は、FIFO(First In First Out)メモリ
からなり、上記制御装置431によりインターフェース
432を介してデータの書き込み及び読み出しが制御さ
れる。
【0062】ここで、複数の衛星によりサービスが行わ
れている場合には、TS中に当該TSに関するNITa
と他の衛星によって伝送されているTSに関わるNIT
oの複数のNITを持つことになり、これらはテーブル
IDによって識別することができる。上記NIT抽出部
440では、上記NIT検出回路441においてNIT
aとNIToの両方に対してNIT検出が行われ、検出
した順に上記FIFOメモリ442に書き込まれてい
く。上記FIFOメモリ442への書き込みはTSと同
期した書き込みクロックwrite_clk を使用して行われ、
上記NIT検出回路441によるINTの検出と上記F
IFOメモリ442への書き込み処理はリアルタイムに
行われるようになっている。
【0063】このNIT抽出部440は、図17のフロ
ーチャートに示す手順に従って、NITの抽出処理を行
う。
【0064】すなわち、このNIT抽出部440は、制
御装置431からの検出開始信号startを制御部443
が受け付けることにより動作状態になり、PID (=”
0x0010”) を参照することでTSパケット毎にN
ITの検出動作を行う。
【0065】制御部443は、TSパケットをNI・P
IDフィルタ444に取り込み (ステップS1) 、NI
TのPIDを判定し(ステップS2)、NITのPIDが
検出されると、NITの先頭データであるか否かを判定
して(ステップS3)、NITのPIDが検出されたパケ
ットにテーブルIDを含む場合には、自ネットワークの
テーブル又は他ネットワークのテーブルであるかをテー
ブルID (自ネットワーク”0x40”、他ネットワー
ク”0x41”) を参照することで確認して (ステップ
S4) 、上記NIT・PIDフィルタ444により検出
されたNITをNITパケット出力回路445から出力
し、検出開始後、最初に受信したテーブルの先頭データ
より(つまりテーブルID)からFIFOメモリ442に
書き込んでいく(ステップS5,S6)。
【0066】さらに、制御部443は、自ネットワーク
のNITa、他ネットワークのNIToの両方のNIT
を抽出したか否かを判定し(ステップS7)、抽出が終了
していない場合にはステップS1に戻ることにより、1
88バイトのTSパケット毎に上記NITを抽出処理を
繰り返し行う(ステップS8)。
【0067】そして、制御部443は、自ネットワーク
のNITa、他ネットワークのNIToの両方のNIT
を一通り検出し、FIFOメモリ442に書き込み後、
制御装置に抽出の終了を通知し、一連の検出動作を終了
する。書き込み終了後、FIFOには図18に示すよう
にNITデータが保持されることになる。
【0068】また、上記NIT再挿入部450は、図1
9に具体的な構成例を示してあるように、上記制御装置
431からインターフェース432を介してケーブル用
のNITデータが送られてくるメモリ部451と、上記
TSが供給されるNIT置換回452からなり、ケーブ
ル用のNITデータをメモリ部451に記憶しておき、
衛星系から送られてくるTSのNITをケーブル用のN
ITデータにNIT置換回路452により順次置き換え
る。
【0069】上記メモリ部451は、上記制御装置43
1からインターフェース432を介してケーブル用のN
ITデータが送られてくるFIFOメモリ453と、こ
のFIFOメモリ453からケーブル用のNITデータ
を引き出して記憶しておく2個のSRAM454A,4
54Bと、SRAM454A,454Bのアドレスを生
成するアドレスカウンタ455からなる。このメモリ部
451は、上記制御装置431によりインターフェース
432を介してFIFOメモリ453へのデータの書き
込み及び読み出しが制御されるようになっており、上記
制御装置431からインターフェース432を介して送
られてくるケーブル用のNITデータをFIFOメモリ
453に保持しておき、このFIFOメモリ453から
ケーブル用のNITデータを引き出してSRAM454
A又はSRAM454Bに記憶しておいて、衛星系から
TSのNITがNIT置換回路452に繰り返し送られ
てくるたびに、ケーブル用のNITデータをSRAM4
54A又はSRAM454Bから上記NIT置換回路4
52に送り出す。
【0070】上記NIT置換回路452は、上記TSが
供給されるNITパケット検出回路456と、このNI
Tパケット検出回路456の検出出力が供給される制御
部457と、この制御部457により切替え制御される
RAM切替回路458と、上記NITパケット検出回路
456の検出出力により切替え制御されるNIT切替回
路459からなる。
【0071】このNIT再挿入部450における上記メ
モリ部451の2個のSRAM454A,454Bは、
上記NIT置換回路452の制御部457によってデー
タの書き込み及び読み出しが制御されるようになってお
り、NITの書換えのたびに交互に使用される。すなわ
ち、上記NIT置換回路452の制御部457は、例え
ば、一方のSRAM454Aに書き込まれたデータを上
記NIT置換回路452に出力している間、他方のSR
AM454Bを出力オフの状態にしておき、最新のケー
ブル用のNITデータをFIFOメモリ454Aを介し
てSRAM454Bに書き込む。そして、SRAM45
4Bへの最新のケーブル用のNITデータの書き込みを
終了すると、SRAM454Bを出力オンの状態にし
て、上記NIT置換回路452にNITデータを出力で
きるようにするとともに、上記SRAM454Aを出力
オフの状態にして次の書換えまで待機させておく。この
FIFOメモリ453からSRAM454A,454B
へデータの転送して書き込むNITデータの書換え処理
は、TSに同期したクロックでリアルタイムに行われ
る。
【0072】ここで、上記FIFOメモリ453には、
上記制御装置431によりインターフェース432を介
してケーブル用のNITデータが自ネットワークのNI
Ta、他ネットワークのNIToの順に書き込まれる。
これにより、自ネットワークのNITaと他ネットワー
クのNIToが、図20に示すように、FIFOメモリ
453に格納される。
【0073】そして、上記NIT置換回路452は、上
記制御装置431から転送開始信号start を制御部45
7が受け付けると、FIFOメモリ453からSRAM
454A又はSRAM454BへNITデータを転送す
る。転送操作は、自ネットワークのNITaから始め、
NITaのデータをSRAMにすべて書き込んだ後に、
他ネットワークのNIToのデータをSRAMのNIT
aの格納場所と異なる格納場所に書き込んでいく。SR
AM454A,454Bに対するNITデータの書き込
みの例を図21に示す。
【0074】このNIT置換回路452において、FI
FOメモリ453からSRAM454A,454Bへの
NITデータの転送処理は、図22のフローチャートに
示す手順に従って行われる。
【0075】すなわち、上記NIT置換回路452で
は、制御部457によりTSパケット毎にRAM切替回
路458を切替え制御して、TSパケットに対応して例
えば一方のSRAM454Aを選択している状態で(ス
テップS11)、上記NITパケット検出回路456に
より検出されたNITパケットが自ネットワークのNI
Taパケットであるか否かを判定し(ステップS12)、
NITaパケットであるときには、制御部457にメモ
リ部451への書き込み許可を出すとともにアドレスカ
ウンタ455をスタートさせ(ステップS13)、アドレ
スカウンタ455によりアドレスを生成させて(ステッ
プS14)、FIFOメモリ453から他方のSRAM
454Bに自ネットワークのNITaデータを転送して
書き込む (ステップS15) 。
【0076】そして、SRAM454Bへの自ネットワ
ークのNITaデータの書き込みを終了したとき(ステ
ップS16)、あるいは、上記ステップS12において
上記NITパケット検出回路456により検出されたN
ITパケットが自ネットワークのNITaパケットでな
いときには、上記NITパケット検出回路456により
検出されたNITパケットが他ネットワークのNITo
パケットであるか否かを判定し(ステップS17)、NI
Toパケットでないときには、ステップS11に戻っ
て、上記NITパケット検出回路456により自ネット
ワークのNITaパケットあるいは他ネットワークのN
IToパケットが検出されるのを待機し、NIToパケ
ットであるときには、制御部457にメモリ部451へ
の書き込み許可を出すとともにアドレスカウンタ455
をスタートさせ(ステップS18)、アドレスカウンタ4
55によりアドレスを生成させて(ステップS19)、
SRAM454Bに他ネットワークのNIToデータを
書き込む(ステップS20)。
【0077】SRAM454Bへの他ネットワークのN
IToデータの書き込みを終了すると(ステップS2
1)、1つのTSパケットについて処理を終了したか否
かを判定し(ステップS22)、1つのTSパケットに対
する処理が終了していないときにはステップS11に戻
り、1つのTSパケットに対する処理を終了したときに
は、制御装置に終了を通知し、他方のSRAM454B
を選択するようにRAM切替回路458を制御して(ス
テップS23)、FIFOメモリ453からSRAM4
54BへのNITデータの転送処理を終了する。
【0078】このようにして、新たに書き換えられたN
ITデータを格納したSRAM454Bを使用状態に
し、これまで使用していたSRAM454Aを次回のN
IT書換えのために待機状態にしておく。
【0079】また、このNIT置換回路452では、上
述のようにしてFIFOメモリ453から他方のSRA
M454BへのNITデータの転送処理を行いながら、
一方のSRAM454Aに記憶されているNITデータ
を用いて、衛星系から送られてくるTSのNITをケー
ブル用のNITデータに置き換える置換処理を図23の
フローチャートに示す手順に従って行う。
【0080】すなわち、上記NIT置換回路452で
は、上記NITパケット検出回路456により検出され
たNITパケットが自ネットワークのNITaパケット
であるか否かを判定し(ステップS31)、NITaパケ
ットであるときには、メモリ部451からの読み出し許
可を出すとともにアドレスカウンタ455をスタートさ
せ(ステップS32)、アドレスカウンタ455によりア
ドレスを生成させて (ステップS33) 、SRAM45
4Aから自ネットワークのNITaデータを読み出して
RAM切替回路458を介してNIT切替回路457に
供給する (ステップS34) 。
【0081】上記NIT切替回路457は、上記NIT
パケット検出回路456からの検出出力によりNITパ
ケットの期間だけ、上記誤り訂正回路422側から上記
RAM切替回路458側に切り替えられる。これによ
り、衛星系から送られてきたTSのNITパケットの内
容をケーブル用のNITaデータに置き換える (ステッ
プS35) 。
【0082】そして、SRAM454Aからの自ネット
ワークのNITaデータの読み出しを終了したとき(ス
テップS36)、あるいは、上記ステップ1において上
記NITパケット検出回路456により検出されたNI
Tパケットが自ネットワークのNITaパケットでない
ときには、上記NITパケット検出回路456により検
出されたNITパケットが他ネットワークのNIToパ
ケットであるか否かを判定し(ステップS37)、NIT
oパケットでないときには、ステップS31に戻って、
上記NITパケット検出回路456により自ネットワー
クのNITaパケットあるいは他ネットワークのNIT
oパケットが検出されるのを待機し、NIToパケット
であるときには、メモリ部451からの読み出し許可を
出すとともにアドレスカウンタ455をスタートさせ
(ステップS38)、アドレスカウンタ○によりアドレス
を生成させて(ステップS39)、SRAM454Aから
他ネットワークのNIToデータを読み出してRAM切
替回路458を介してNIT切替回路457に供給する
(ステップS40)。
【0083】上記NIT切替回路457は、上記NIT
パケット検出回路456からの検出出力によりNITパ
ケットの期間だけ、上記誤り訂正回路422側から上記
RAM切替回路458側に切り替えられる。これによ
り、衛星系から送られてきたTSのNITパケットの内
容をケーブル用のNIToデータに置き換える (ステッ
プS41) 。
【0084】上記SRAM454Aからの他ネットワー
クのNIToデータの読み出しを終了すると(ステップ
S42)、ステップS31に戻って、上記NITパケッ
ト検出回路456により次の自ネットワークのNITa
パケットあるいは他ネットワークのNIToパケットが
検出されるのを待機する。
【0085】このような構成のNIT変換回路423に
おいて、上記NIT抽出部440によりFIFOメモリ
442に取り込まれた衛星系のNITデータは、インタ
ーフェース432を介して制御装置431に送られる。
制御装置431は、ソフトウエア処理により上記衛星系
のNITを元に戻してケーブル伝送に合ったNITを生
成する。そして、ケーブル用に変換されたNITデータ
が、上記制御装置431からインターフェース432を
介して上記NIT置換部450のFIFOメモリ453
に供給される。この実施の形態におけるNIT置換部4
50では、NITa,NIToの順でFIFOメモリ4
53にデータが書き込まれる。
【0086】このような構成のNIT変換回路423で
は、図24のフローチャートに示す手順に従って、NI
T処理を行う。
【0087】すなわち、先ず、バージョン番号を付け替
え(ステップS51)、必要に応じてネットワークIDも
付け替える(ステップS52)。
【0088】そして、衛星ネットワークからのTSの処
理ループに入って(ステップS53)、衛星ネットワーク
からのストリーム(ここではトランスポンダ)がケーブル
ネットワークに再送するトランスポンダであるか否かを
判定する(ステップS54)。
【0089】再送するトランスポンダであるときには、
サービス・リスト・ディスクリプタ(Service_list_desc
riptor) であることを確認して(ステップS55)、再送
サービスであるか否かを判定する(ステップS56)。
【0090】再送サービスでないときには、サービスI
Dやサービスタイプを削除する。すなわち、再送出して
いるストリーム中のサービスをしない番組の情報 (サー
ビスID) やサービスタイプを削除する(ステップS5
7)。
【0091】再送サービスであるとき、又は、上記サー
ビスIDやサービスタイプを削除下後に、ディスクリプ
タ長を確認して(ステップS58)、サービス・リスト・
ディスクリプタ(Service_list_descriptor) 長の付け替
え、スタッフィング・ディスクリプタ(Stuff_descripto
r)を挿入し(ステップS59)、さらに、サテライト・デ
リバリー・ディスクリプタ(Sattelite_delivery_descri
ptor) をケーブル・デリバリー・ディスクリプタ(Cable
_delivery_descriptor) に置き換える (ステップS6
0) 。
【0092】このように、NITの書換え処理におい
て、例えば衛星ネットワークからのストリーム(ここで
はトランスポンダ)をケーブルネットワークに再送する
場合は、少なくともサテライト・デリバリー・ディスク
リプタ(Sattelite_delivery_descriptor) をケーブル・
デリバリー・ディスクリプタ(Cable_delivery_descript
or)に置き換えることで、周波数情報の整合をとる。こ
のことは、ケーブル用の受信機で受信動作を可能にする
めに最小限必要な処理である。また、ケーブルネットワ
ークに再送出されないストリーム(ここではトランスポ
ンダ)に関する情報、再送出しているストリーム中のサ
ービスをしない番組の情報(サービスID)を削除し、ダ
ミーデータ等で目減りしたデータ分を埋め合わせる。さ
らに必要に応じてNIT中のセクション長、ディスクリ
プタ長などのデータ長に関する部分を、NITバージョ
ン番号、ビット誤り指標などの整合をとる。
【0093】なお、ダミーデータは、受信機において不
良動作を起こさないような取決めを行う必要がある。例
えば、スタッフィング・テーブルID,スタッフィング
・ディスクリプタ・タグなどを取り決めて、送信機の仕
様として取り決めておき、そのようなテーブルIDやデ
ィスクリプタ・タグが伝送されてきた場合には、受信機
側で無視するようにすればよい。
【0094】また、再送するトランスポンダでないとき
には、サービス・リスト・ディスクリプタ(Service_lis
t_descriptor) とサテライト・デリバリー・ディスクリ
プタ(Sattelite_delivery_descriptor) をスタッフィン
グ・ディスクリプタ(Stuff_descriptor) に置き換える
(ステップS61)。
【0095】上記再送するトランスポンダに対する処理
(ステップS55〜S60)、又は、再送しないトランス
ポンダに対する処理(ステップS61)を行うたびに、T
Sのループ長を確認して、ステップS53に戻って、ス
テップS3〜S12の処理をTSのループ長に亘って繰
り返し(ステップS62)、その後にCRC32を付け替
えて(ステップS63)、NITの書換え処理を終了す
る。
【0096】同様にして、他ネットワークに関するネッ
トワーク情報を書き換えることができる。例えば、2つ
の衛星によりサービスが行われている場合に、片方のサ
ービスしかケーブルネットワーク内に再送出しないとき
には他ネットワークのNIToのセクションはスタッフ
ィング・テーブルIDを利用してダミーデータ化してし
まう。両衛星ネットワークのNITaをそれぞれケーブ
ルネットワーク内でのサービス状況に合わせた書換えを
行い、同時にNITaと整合をとってNIToを書き換
える。
【0097】次に、図1に示したケーブル伝送システム
における受信機6の具体的な構成例について、図25を
参照して説明する。
【0098】この図25示した構成の受信機6におい
て、ケーブルフロントエンド部61の受信チューナ62
は、混合波から所定の番組を含むTSを抽出し、QAM
復調回路63に出力する。QAM復調回路63は、入力
されたTSをQAM復調して誤り訂正回路64に出力す
る。誤り訂正回路64は、入力されたTSの誤り情報を
訂正し、トランスポート部65に出力する。トランスポ
ート部65のデスクランブラ66は、TSに施されてい
るスクランブルを、衛星放送サービス事業者1が発行し
たICカード60に記録されているデスクランブル情報
を用いて復号 (デスクランブル) し、デマルチプレクサ
67に出力する。
【0099】デマルチプレクサ67は、複数の番組情報
が多重化されたTSから所定の番組情報を抽出してMP
EGデコード部68に供給する。MPEGデコード部6
8は、入力された番組情報をMPEG伸張して映像信号
と音声信号を生成し、テレビジョン受像機7に出力す
る。
【0100】ホストプロセッサ69は、視聴者の選局操
作に基づいて、受信機6全体を制御するとともに、受信
した有料番組の情報(番組視聴情報)をICカード60に
記録する。また、ホストプロセッサ69は、ICカード
60に記録されているデスクランブル情報を読み出して
デスクランブラ66に供給する。さらに、ホストプロセ
ッサ69は、通信部70を制御して、定期的にICカー
ド60に記録されている番組視聴情報を公衆電話回線を
介して衛星放送サービス業者1の視聴情報処理部14に
通知する。
【0101】次に、ケーブルテレビ局3における配信部
34による情報配信処理について、図26のフローチャ
ートを参照して説明する。
【0102】ステップS71において、CSアンテナ3
1は、通信衛星2を介してCS波を受信して配信部34
に出力する。地上波アンテナ32は、地上波を受信して
配信部34に出力する。BSアンテナ33は、放送衛星
を介してBS波を受信し、配信部34に出力する。
【0103】ステップS72において、信号分配器41
は、CS波を1つのトランスポンダに対応するTS毎に
分割し、それぞれを変調変換装置42−1乃至42−N
に出力する。地上波再送出装置43は、入力された地上
波をRF変換して信号混合器45に出力する。衛星信号
再送出装置44は、入力されたBS波をRF変換して信
号混合器45に出力する。
【0104】ステップS73において、変調変換装置4
2のQPSK復調回路421は、入力されたTSをQP
SK復調し、誤り訂正回路422に出力する。
【0105】ステップS74において、誤り訂正回路4
22は、入力された信号の誤り訂正を行いNIT変換回
路423に出力する。
【0106】ステップS75において、NIT変換回路
423は、CS波用のNITを、ケーブルテレビ用のN
ITに置き換えてQAM変調回路424に出力する。
【0107】ステップS76において、QAM変調回路
424は、入力された信号をQAM変調し、周波数変換
回路425に出力する。
【0108】ステップS77において、周波数変換回路
425は、入力された信号の周波数をケーブルテレビ網
4において伝送可能な所定の値に変換し、信号混合器4
5に出力する。
【0109】ステップS78において、信号混合器45
は、変調変換装置42−1乃至42−N、地上波再送出
装置43及び衛星信号再送出装置44、それぞれから入
力されたQAM変調されている信号を混合して増幅器4
6に出力する。
【0110】ステップS79において、増幅器46は、
入力された混合波を増幅し、ケーブルテレビ網4を介し
て受信機5に配信する。
【0111】次に、受信機5の番組受信処理について、
図27のフローチャートを参照して説明する。
【0112】ステップS81において、ケーブルフロン
トエンド部61の受信チューナ62は、視聴者が選択し
た番組(CS波に含まれる番組)を含むTSを混合波から
抽出し、QAM復調回路63に出力する。
【0113】ステップS82において、QAM復調回路
63は、入力されたTSをQAM復調して誤り訂正回路
64に出力する。
【0114】ステップS83において、誤り訂正回路6
4は、入力されたTSの誤り情報を訂正し、トランスポ
ート部65に出力する。
【0115】ステップS84において、トランスポート
部65のデスクランブラ66は、TSに施されているス
クランブルを、衛星放送サービス事業者1が発行したI
Cカード60に記録されているデスクランブル情報を用
いて復号し、デマルチプレクサ67に出力する。
【0116】ステップS85において、デマルチプレク
サ67は、TSを多重分離し、視聴者が選択した番組の
情報を抽出してMPEGデコード部68に供給する。
【0117】ステップS86において、MPEGデコー
ド部68は、入力された番組情報をMPEG伸張して映
像信号と音声信号を生成し、テレビジョン受像機7に出
力する。テレビジョン受像機7は、入力された映像信号
と音声信号を再生する。
【0118】ステップS87において、ホストプロセッ
サ69は、受信した番組が有料(ペイパービュー)番組
である場合、その情報(番組視聴情報)をICカード6
0に記録する。通信部70は、定期的にICカード60
に記録されている番組視聴情報を公衆電話回線及び視聴
情報処理部14を介して顧客管理部15に通知する。
【0119】なお、視聴者が地上波又はBS波で送信さ
れた番組を選択した場合、その番組情報は多重化されて
おらず、MPEG圧縮も施されていないので、ステップ
S15における多重分離と、ステップS16におけるM
PEG伸張は行われない。
【0120】図25に示した本実施の形態の受信機6
は、図30に示したデジタル衛星放送用の受信機182
の衛星フロントエンド部191をケーブルフロントエン
ド部61に交換することにより実現できるので、その製
造コストを低下させることが可能である。
【0121】また、本実施の形態によれば、ケーブルテ
レビにとって最もコストがかかる課金計算等の視聴情報
管理を衛星放送サービス事業者と共通にすることができ
るので、そのコストを低下させることが可能である。
【0122】上記各処理を行うコンピュータプログラム
は、磁気ディスク、CD−ROM等の情報記録媒体より
なる提供媒体のほか、インターネット、デジタル衛星な
どのネットワーク提供媒体を介してユーザに提供するこ
とができる。
【0123】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、デジタ
ル衛星放送の信号が受信され、受信された信号が復調さ
れ、復調された信号が変調されるようにしたので、デジ
タル衛星放送の信号をケーブルテレビ網に再送出するこ
とが可能となる。
【0124】また、本発明によれば、入力された混合波
から所定の信号が抽出されて、抽出された信号が復調さ
れるようにし、さらに、ユーザの視聴情報が記録され、
衛星放送サービス事業者を介してケーブルテレビ事業者
に通知されるようにしたので、デジタル衛星放送におい
て送信されている番組を受信することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したケーブル伝送システムの構成
を示す概念図である。
【図2】MPEG2トランスポートパケットとDVBシ
ステムのフレーム構成を示す図である。
【図3】MPEG2トランスポートパケットのパケット
構造を示す図である。
【図4】PESパケットのパケット構造を示す図であ
る。
【図5】プログラム・アソシエーション・テーブル(P
AT)のテーブル構造を示す図である。
【図6】プログラム・マップ・テーブル(PMT)のテー
ブル構造を示す図である。
【図7】ネットワーク・インフォメーション・テーブル
(NIT)のテーブル構造を示す図である。
【図8】NITにおけるサテライト・デリバリー・シス
テム・ディスクリプタの構造を示す図である。
【図9】NITにおけるCATV・デリバリー・システ
ム・ディスクリプタの構造を示す図である。
【図10】NITにおけるサービス・リスト・ディスク
リプタの構造を示す図である。
【図11】上記ケーブル伝送システムにおけるケーブル
テレビ局の配信部の構成例を示すブロック図である。
【図12】CS波の直線偏波を説明する図である。
【図13】上記配信部における変調変換装置の構成例を
示すブロック図である。
【図14】混合波を説明する図である。
【図15】上記変調変換装置におけるNIT変換回路の
構成例を示すブロック図である。
【図16】上記NIT変換回路におけるNIT抽出部の
構成例を示すブロック図である。
【図17】上記NIT抽出部によるNIT抽出処理を説
明するフローチャートである。
【図18】上記NIT抽出部におけるFIFOメモリへ
の書き込み例を示す図である。
【図19】上記NIT変換回路におけるNIT置換部の
構成例を示すブロック図である。
【図20】上記NIT置換部におけるFIFOメモリへ
の書き込み例を示す図である。
【図21】上記NIT置換部におけるSRAMへの書き
込み例を示す図である。
【図22】上記NIT置換部におけるFIFOメモリか
らSRAMへのデータ転送処理を説明するフローチャー
トである。
【図23】上記NIT置換部におけるNIT置換回路に
よるNIT置き換え処理を説明するフローチャートであ
る。
【図24】上記NIT置換部におけるNIT置き換え処
理を説明するフローチャートである。
【図25】上記ケーブル伝送システムにおける受信機の
構成例を示すブロック図である。
【図26】上記配信部による情報配信処理を説明するフ
ローチャートである。
【図27】上記受信機による番組受信処理を説明するフ
ローチャートである。
【図28】従来のケーブルテレビ受信機の構成の一例を
示すブロック図である。
【図29】デジタル多チャンネル衛星放送システムの構
成を示す概念図である。
【図30】上記デジタル多チャンネル衛星放送システム
における受信機の構成の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 衛星放送サービス事業者、2 通信衛星、3 ケー
ブルテレビ局、4 ケーブルテレビ網、6 受信機、7
テレビジョン受像機、11 送信部、12視聴者管理
部, 13 鍵管理部、14 視聴情報処理部、35
顧客管理部、41 信号分配器、42 変調変換装置、
45 信号混合器、60 ICカード、61 ケーブル
フロントエンド部、62 受信チューナ、63 QAM
復調回路、64 誤り訂正回路、65 トランスポート
部、66 デスクランブラ、67 デマルチプレクサ、
68 MPEGデコード部、69 ホストプロセッサ、
70 通信部、421 QPSK復調回路、422 誤
り訂正回路、423 NIT変換回路、424 QAM
変調回路、425 周波数変換回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 猪瀬 謙司 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルを介して情報を送信する情報送
    信装置において、 デジタル衛星放送の信号を受信する受信手段と、 前記受信手段が受信した前記信号を復調する復調手段
    と、 前記復調手段が復調した信号を変調する変調手段とを備
    えることを特徴とする情報送信装置。
  2. 【請求項2】 上記変調手段は、上記復調手段が復調し
    た信号のネットワーク情報のみをケーブル用の情報に置
    き換えるネットワーク情報置換手段を備えることを特徴
    とする請求項1記載の情報送信装置。
  3. 【請求項3】 上記ネットワーク情報置換手段は、上記
    復調手段が復調した信号のネットワーク情報を抽出する
    ネットワーク情報抽出手段と、このネットワーク情報抽
    出手段により抽出したネットワーク情報を再送出するネ
    ットワークに適合するネットワーク情報に変換するネッ
    トワーク情報変換手段と、このネットワーク情報変換手
    段により変換したネットワーク情報をケーブル用の情報
    として、上記復調手段が復調した信号のネットワーク情
    報を上記ケーブル用の情報に置き換えるネットワーク情
    報再挿入手段からなることを特徴とする請求項2記載の
    情報送信装置。
  4. 【請求項4】 上記ネットワーク情報置換手段は、複数
    の衛星系ネットワークの内の任意の衛星系ネットワーク
    からの信号の当該衛星系ネットワークに関わるネットワ
    ーク情報と、他の衛星系ネットワークに関わるネットワ
    ーク情報を上記ネットワーク情報抽出手段により抽出
    し、上記ネットワーク情報変換手段により各ネットワー
    ク情報を再送出するネットワークに適合するネットワー
    ク情報にそれぞれ変換し、上記ネットワーク情報変換手
    段により変換した各ネットワーク情報をケーブル用の情
    報として、上記ネットワーク情報再挿入手段により上記
    復調手段が復調した信号のネットワーク情報を上記ケー
    ブル用の情報に置き換えることを特徴とする請求項3記
    載の情報送信装置。
  5. 【請求項5】 ケーブルを介して情報を送信する情報送
    信方法において、 デジタル衛星放送の信号を受信する受信ステップと、 前記受信ステップで受信した前記信号を復調する復調ス
    テップと、 前記復調ステップで復調した信号を変調する変調ステッ
    プとを含むことを特徴とする情報送信方法。
  6. 【請求項6】 上記変調ステップは、上記復調ステップ
    で復調した信号のネットワーク情報のみをケーブル用の
    情報に置き換えるネットワーク情報置換ステップを含む
    ことを特徴とする請求項5記載の情報送信方法。
  7. 【請求項7】 上記ネットワーク情報置換ステップは、
    上記復調ステップで復調した信号のネットワーク情報を
    抽出するネットワーク情報抽出ステップと、このネット
    ワーク情報抽出ステップで抽出したネットワーク情報を
    再送出するネットワークに適合するネットワーク情報に
    変換するネットワーク情報変換ステップと、このネット
    ワーク情報変換ステップで変換したネットワーク情報を
    ケーブル用の情報として、上記復調ステップで復調した
    信号のネットワーク情報を上記ケーブル用の情報に置き
    換えるネットワーク情報再挿入ステップからなることを
    特徴とする請求項6記載の情報送信方法。
  8. 【請求項8】 上記ネットワーク情報抽出ステップで
    は、複数の衛星系ネットワークの内の任意の衛星系ネッ
    トワークからの信号の当該衛星系ネットワークに関わる
    ネットワーク情報と、他の衛星系ネットワークに関わる
    ネットワーク情報を抽出し、 上記ネットワーク情報変換ステップでは、上記ネットワ
    ーク情報抽出ステップで抽出した各ネットワーク情報を
    再送出するネットワークに適合するネットワーク情報に
    それぞれ変換し、 上記ネットワーク情報再挿入ステップでは、上記ネット
    ワーク情報変換ステップで変換した各ネットワーク情報
    をケーブル用の情報として、上記復調ステップで復調し
    た信号のネットワーク情報を上記ケーブル用の情報に置
    き換えることを特徴とする請求項7記載の情報送信方
    法。
  9. 【請求項9】 ケーブルを介して情報を送信する情報送
    信装置に、 デジタル衛星放送の信号を受信する受信ステップと、 前記受信ステップで受信した前記信号を復調する復調ス
    テップと、 前記復調ステップで復調した信号を変調する変調ステッ
    プとを含む処理を実行させるプログラムを提供すること
    を特徴とする提供媒体。
  10. 【請求項10】 上記変調ステップは、上記復調ステッ
    プで復調した信号のネットワーク情報のみをケーブル用
    の情報に置き換えるネットワーク情報置換ステップを含
    むことを特徴とする請求項9記載の提供媒体。
  11. 【請求項11】 上記ネットワーク情報置換ステップ
    は、上記復調ステップで復調した信号のネットワーク情
    報を抽出するネットワーク情報抽出ステップと、このネ
    ットワーク情報抽出ステップで抽出したネットワーク情
    報を再送出するネットワークに適合するネットワーク情
    報に変換するネットワーク情報変換ステップと、このネ
    ットワーク情報変換ステップで変換したネットワーク情
    報をケーブル用の情報として、上記復調ステップで復調
    した信号のネットワーク情報を上記ケーブル用の情報に
    置き換えるネットワーク情報再挿入ステップからなるこ
    とを特徴とする請求項10記載の提供媒体。
  12. 【請求項12】 上記ネットワーク情報抽出ステップで
    は、複数の衛星系ネットワークの内の任意の衛星系ネッ
    トワークからの信号の当該衛星系ネットワークに関わる
    ネットワーク情報と、他の衛星系ネットワークに関わる
    ネットワーク情報を抽出し、 上記ネットワーク情報変換ステップでは、上記ネットワ
    ーク情報抽出ステップで抽出した各ネットワーク情報を
    再送出するネットワークに適合するネットワーク情報に
    それぞれ変換し、 上記ネットワーク情報再挿入ステップでは、上記ネット
    ワーク情報変換ステップで変換した各ネットワーク情報
    をケーブル用の情報として、上記復調ステップで復調し
    た信号のネットワーク情報を上記ケーブル用の情報に置
    き換えることを特徴とする請求項11記載の提供媒体。
  13. 【請求項13】 ケーブルを介して送信された情報を受
    信する情報受信装置において、 入力された混合波から所定の信号を抽出する抽出手段
    と、 抽出手段が抽出した前記信号を復調する復調手段と、 ユーザの視聴情報を記録する記録手段と、 前記記録手段が記録した前記視聴情報を衛星放送サービ
    ス事業者を介してケーブルテレビ事業者に通知する通知
    手段とを備えることを特徴とする情報受信装置。
  14. 【請求項14】 ケーブルを介して送信された情報を受
    信する情報受信方法において、 入力された混合波から所定の信号を抽出する抽出ステッ
    プと、 抽出ステップで抽出した前記信号を復調する復調ステッ
    プと、 ユーザの視聴情報を記録する記録ステップと、 前記記録ステップで記録した前記視聴情報を衛星放送サ
    ービス事業者を介してケーブルテレビ事業者に通知する
    通知ステップとを含むことを特徴とする情報受信方法。
  15. 【請求項15】 ケーブルを介して送信された情報を受
    信する情報受信装置に、 入力された混合波から所定の信号を抽出する抽出ステッ
    プと、 抽出ステップで抽出した前記信号を復調する復調ステッ
    プと、 ユーザの視聴情報を記録する記録ステップと、 前記記録ステップで記録した前記視聴情報を衛星放送サ
    ービス事業者を介してケーブルテレビ事業者に通知する
    通知ステップとを含む処理を実行させるプログラムを提
    供することを特徴とする提供媒体。
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