JP2002237790A - 送信装置および方法、受信装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

送信装置および方法、受信装置および方法、記録媒体、並びにプログラム

Info

Publication number
JP2002237790A
JP2002237790A JP2001035298A JP2001035298A JP2002237790A JP 2002237790 A JP2002237790 A JP 2002237790A JP 2001035298 A JP2001035298 A JP 2001035298A JP 2001035298 A JP2001035298 A JP 2001035298A JP 2002237790 A JP2002237790 A JP 2002237790A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
transmission path
broadcast signal
receiving
physical characteristics
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001035298A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4586279B2 (ja
Inventor
Katsumi Oishi
克巳 大石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2001035298A priority Critical patent/JP4586279B2/ja
Publication of JP2002237790A publication Critical patent/JP2002237790A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4586279B2 publication Critical patent/JP4586279B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 再配信されるサービスの不正利用を防止する
ことができるようにする。 【解決手段】 再配信されるデジタル多チャンネル放送
信号には、オペレータ・コード・ディスクリプが設定さ
れる。オペレータ・コードは、再配信されるサービスの
提供元の固有コードである。再配信されるサービスを利
用する側には、予め提供元の固有コードが予め記憶され
ており、サービスの提供を受けたとき、そこに含まれる
オペレータ・コードと、記憶されている固有コードが一
致する場合においてのみ、そのサービスを利用すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信装置および方
法、受信装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
に関し、特に、再配信された情報の不正利用を容易に防
止することができるようにした送信装置および方法、受
信装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図1は、従来のデジタル衛星放送の再配
信システムの構成例を示している。
【0003】衛星放送事業者Aが管理するセンタ局1
は、番組供給事業者(図示せず)から供給された、MP
EG(Moving Picture Coding Experts Group)2の規格
に準拠して圧縮された番組素材を、電子番組案内情報
(EPG(Electronic Program Guide))、および視聴者
管理情報等のサービス情報とともに多重化して、トラン
スポートストリームを生成する。センタ局1は、生成し
たトランスポートストリームにスクランブルを施し、そ
れを、デジタル衛星放送信号(直線偏波のCS波)とし
てCS衛星2に向けて送信する。
【0004】センタ局1はまた、トランスポートストリ
ームに施されたスクランブルを解除するためのデスクラ
ンブル情報を記憶するICカード12を発行する。
【0005】センタ局1はさらに、受信システム5か
ら、電話回線6を介して送信される視聴情報に基づいて
視聴料を計算し、その計算結果を、CATV局3に、電
話回線6を介して送信する。
【0006】CATV事業者Aが管理するCATV局3
は、CS衛星2から送信されてきた(配信されてきた)
デジタル衛星放送信号を受信するとともに、受信したデ
ジタル衛星放送信号(トランスポートストリーム)か
ら、ケーブルテレビ網4を介して再配信するためのトラ
ンスポートストリームを生成し、それをCATV放送信
号として、ケーブルテレビ網4を介して、受信システム
5に送信する。
【0007】CATV局3はまた、センタ局1から、電
話回線網6を介して送信されてきた視聴料に応じて、電
話回線6を介して、受信システム5に視聴料の請求を行
う。
【0008】受信システム5は、例えば、視聴者A宅に
設けられ、受信機11、ICカード12、およびテレビ
ジョン受像機13により構成される。受信機11は、ケ
ーブルテレビ網4を介して送信されてきたCATV放送
信号に対して、復調、誤り訂正等を施すとともに、トラ
ンスポートストリームに施されているスクランブルを、
CATV放送の視聴が可能であると判定された場合に出
力される、ICカード12からのデスクランブル情報に
基づいてデスクランブルする。
【0009】受信機11は、スクランブルが解除された
トランスポートストリームから、所定の番組情報を抽出
し、それをMPEG2の規格に準拠して伸張し、その結
果得られたビデオ信号およびオーディオ信号を、テレビ
ジョン受像機13に供給して出力させる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、CATV事
業者Aを含む、衛星放送事業者Aから配信されるデジタ
ル衛星放送を再配信するCATV事業者は、規格化され
た方式で、再配信信号(CATV放送信号)を生成す
る。すなわち、受信機11は、CATV事業者Aから貸
し出されるが、その受信機11で、CATV事業者Aで
ない他のCATV事業者(例えば、CATV事業者B
(図示せず))からのCATV放送信号を受信すること
ができる。
【0011】ICカード12は、衛星放送事業者Aによ
り発行され、CATV事業者Aがそれを借り受け、受信
機11とともに、視聴者Aに貸し出す。すなわち、IC
カード12が行う、CATV放送の視聴が可能か否かの
判定は、衛星放送事業者Aのデジタル衛星放送が適切に
視聴されるか否かに基づいて行われる。従って、衛星放
送事業者Aからのデジタル衛星放送であれば、それがC
ATV事業者Bから再配信されたものであっても、IC
カード12でスクランブルを解除することができる。
【0012】このようなことから、例えば、視聴者A
が、CATV事業者Aから借りた受信機11およびIC
カード12を持って、CATV事業者Bのサービス地域
内に移転した場合、視聴者Aは、CATV事業者Bから
のCATV放送信号を受信機11で受信することができ
るとともに、ICカード12を利用して、その信号にか
けられているスクランブルを解除することができる。
【0013】また、CATV事業者Aから借りたICカ
ード12だけをもって移転した場合でも、視聴者Aは、
CATV事業者BからのCATV放送信号を、CATV
事業者Bから別に貸し出された受信機(図示せず)で受
信し、そしてICカード12を利用して、スクランブル
を解除することができる。
【0014】なお、CATV事業者Aから貸し出された
ICカード12を利用して、CATV事業者BからのC
ATV放送信号を視聴すると、視聴者Aの視聴料は、C
ATV事業者Aに支払われる。従って、CATV事業者
Bは、視聴者Aにサービスを提供しているにもかかわら
ず、その視聴料を得ることができない。
【0015】このように、従来のデジタル衛星放送の再
配信システムでは、再配信されるサービスが不正利用さ
れる課題があった。
【0016】なお、アナログ放送信号の再配信システム
においては、再配信信号の配信方式が、各事業者により
異なっているので、所定の事業者から借り受けた受信装
置で、他の事業者からの再配信信号を受信することはで
きない。
【0017】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、デジタル衛星放送の再配信システムにおい
て、再配信されるサービスの不正利用を防止するもので
ある。
【課題を解決するための手段】本発明の第1の送信装置
は、所定のサービスに関するデータが格納されているパ
ケットのうち、第1の伝送路の物理的特性に関する情報
が格納されているパケットの、データ記述のために予め
確保されている領域に、再配信装置により任意のデータ
が記述される領域を設定する設定手段と、パケットを多
重化して配信用のデジタル多チャンネル放送信号を生成
し、第1の伝送路を介して、再配信装置に送信する送信
手段とを備えることを特徴とする。
【0018】本発明の第1の送信方法は、所定のサービ
スに関するデータが格納されているパケットのうち、第
1の伝送路の物理的特性に関する情報が格納されている
パケットの、データ記述のために予め確保されている領
域に、再配信装置により任意のデータが記述される領域
を設定する設定ステップと、パケットを多重化して配信
用のデジタル多チャンネル放送信号を生成し、第1の伝
送路を介して、再配信装置に送信する送信ステップとを
含むことを特徴とする。
【0019】本発明の第1の記録媒体のプログラムは、
所定のサービスに関するデータが格納されているパケッ
トのうち、第1の伝送路の物理的特性に関する情報が格
納されているパケットの、データ記述のために予め確保
されている領域に、再配信装置により任意のデータが記
述される領域を設定する設定ステップと、パケットを多
重化して配信用のデジタル多チャンネル放送信号を生成
し、第1の伝送路を介して、再配信装置に送信する送信
ステップとを含むことを特徴とする。
【0020】本発明の第1のプログラムは、所定のサー
ビスに関するデータが格納されているパケットのうち、
第1の伝送路の物理的特性に関する情報が格納されてい
るパケットの、データ記述のために予め確保されている
領域に、再配信装置により任意のデータが記述される領
域を設定する設定ステップと、パケットを多重化して配
信用のデジタル多チャンネル放送信号を生成し、第1の
伝送路を介して、再配信装置に送信する送信ステップと
を含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とす
る。
【0021】本発明の第1の送信装置および方法、第1
の記録媒体のプログラム、並びに第1のプログラムにお
いては、所定のサービスに関するデータが格納されてい
るパケットのうち、第1の伝送路の物理的特性に関する
情報が格納されているパケットの、データ記述のために
予め確保されている領域に、再配信装置により任意のデ
ータが記述される領域が設定され、パケットを多重化し
て配信用のデジタル多チャンネル放送信号が生成され、
第1の伝送路を介して、再配信装置に送信される。
【0022】本発明の第2の送信装置は、配信装置から
第1の伝送路を介して送信されてきた、所定のサービス
に関するデータが格納されているパケットが多重化され
て生成された配信用のデジタル多チャンネル放送信号を
受信する受信手段と、パケットのうち、第1の伝送路の
物理的特性に関する情報が格納されているパケットの、
送信装置において書き込みが可能とされている所定の領
域に、送信装置に対応する識別情報を書き込むととも
に、第1の伝送路の物理的特性に関する情報を、第2の
伝送路の物理的特性に関する情報に書き換えて、再配信
用のデジタル多チャンネル放送信号を生成する生成手段
と、再配信用のデジタル多チャンネル放送信号を、第2
の伝送路を介して受信装置に送信する送信手段とを備え
ることを特徴とする。
【0023】識別情報は、受信装置に装着されて、受信
装置においてサービスが利用することができるか否かを
判定するICカードの識別情報の一部または全部に対応
するものとすることができる。
【0024】本発明の第2の送信方法は、配信装置から
第1の伝送路を介して送信されてきた、所定のサービス
に関するデータが格納されているパケットが多重化され
て生成された配信用のデジタル多チャンネル放送信号を
受信する受信ステップと、パケットのうち、第1の伝送
路の物理的特性に関する情報が格納されているパケット
の、送信装置において書き込みが可能とされている所定
の領域に、送信装置に対応する識別情報を書き込むとと
もに、第1の伝送路の物理的特性に関する情報を、第2
の伝送路の物理的特性に関する情報に書き換えて、再配
信用のデジタル多チャンネル放送信号を生成する生成ス
テップと、再配信用のデジタル多チャンネル放送信号
を、第2の伝送路を介して受信装置に送信する送信ステ
ップとを含むことを特徴とする。
【0025】本発明の第2の記録媒体のプログラムは、
配信装置から第1の伝送路を介して送信されてきた、所
定のサービスに関するデータが格納されているパケット
が多重化されて生成された配信用のデジタル多チャンネ
ル放送信号を受信する受信ステップと、パケットのう
ち、第1の伝送路の物理的特性に関する情報が格納され
ているパケットの、送信装置において書き込みが可能と
されている所定の領域に、送信装置に対応する識別情報
を書き込むとともに、第1の伝送路の物理的特性に関す
る情報を、第2の伝送路の物理的特性に関する情報に書
き換えて、再配信用のデジタル多チャンネル放送信号を
生成する生成ステップと、再配信用のデジタル多チャン
ネル放送信号を、第2の伝送路を介して受信装置に送信
する送信ステップとを含むことを特徴とする。
【0026】本発明の第2のプログラムは、配信装置か
ら第1の伝送路を介して送信されてきた、所定のサービ
スに関するデータが格納されているパケットが多重化さ
れて生成された配信用のデジタル多チャンネル放送信号
を受信する受信ステップと、パケットのうち、第1の伝
送路の物理的特性に関する情報が格納されているパケッ
トの、送信装置において書き込みが可能とされている所
定の領域に、送信装置に対応する識別情報を書き込むと
ともに、第1の伝送路の物理的特性に関する情報を、第
2の伝送路の物理的特性に関する情報に書き換えて、再
配信用のデジタル多チャンネル放送信号を生成する生成
ステップと、再配信用のデジタル多チャンネル放送信号
を、第2の伝送路を介して受信装置に送信する送信ステ
ップとを含む処理をコンピュータに実行させることを特
徴とする。
【0027】本発明の第2の送信装置および方法、第2
の記録媒体のプログラム、並びに第2のプログラムにお
いては、配信装置から第1の伝送路を介して送信されて
きた、所定のサービスに関するデータが格納されている
パケットが多重化されて生成された配信用のデジタル多
チャンネル放送信号が受信され、パケットのうち、第1
の伝送路の物理的特性に関する情報が格納されているパ
ケットの、送信装置において書き込みが可能とされてい
る所定の領域に、送信装置に対応する識別情報を書き込
むとともに、第1の伝送路の物理的特性に関する情報
を、第2の伝送路の物理的特性に関する情報に書き換え
て、再配信用のデジタル多チャンネル放送信号が生成さ
れ、再配信用のデジタル多チャンネル放送信号が、第2
の伝送路を介して受信装置に送信される。
【0028】本発明の受信装置は、所定の再配信装置に
対応する識別情報を記憶する記憶手段と、第1の伝送路
を介して再配信装置から送信されてきた、所定のサービ
スに関するデータが格納されているパケットが多重化さ
れて生成された再配信用のデジタル多チャンネル放送信
号を受信する受信手段と、パケットのうち、第1の伝送
路の物理的特性に関する情報が格納されているパケット
の所定の領域に記述されている情報を読み取る読み取り
手段と、記憶手段に記憶されている識別情報と、読み取
り手段により読み取られた情報が一致するか否かを判定
し、一致すると判定した場合、サービスを利用するため
の処理を実行する実行手段とを備えることを特徴とす
る。
【0029】操作部に対して所定の操作が行われたと
き、入力情報を入力する入力手段をさらに設け、記憶手
段には、入力手段により入力された入力情報を、識別情
報として記憶させることができる。
【0030】本発明の受信方法は、所定の再配信装置に
対応する識別情報を記憶する記憶ステップと、第1の伝
送路を介して再配信装置から送信されてきた、所定のサ
ービスに関するデータが格納されているパケットが多重
化されて生成された再配信用のデジタル多チャンネル放
送信号を受信する受信ステップと、パケットのうち、第
1の伝送路の物理的特性に関する情報が格納されている
パケットの所定の領域に記述されている情報を読み取る
読み取りステップと、記憶ステップの処理で記憶された
識別情報と、読み取りステップの処理で読み取られた情
報が一致するか否かを判定し、一致すると判定した場
合、サービスを利用するための処理を実行する実行ステ
ップとを含むことを特徴とする。
【0031】本発明の第3の記録媒体のプログラムは、
所定の再配信装置に対応する識別情報を記憶する記憶ス
テップと、第1の伝送路を介して再配信装置から送信さ
れてきた、所定のサービスに関するデータが格納されて
いるパケットが多重化されて生成された再配信用のデジ
タル多チャンネル放送信号を受信する受信ステップと、
パケットのうち、第1の伝送路の物理的特性に関する情
報が格納されているパケットの所定の領域に記述されて
いる情報を読み取る読み取りステップと、記憶ステップ
の処理で記憶された識別情報と、読み取りステップの処
理で読み取られた情報が一致するか否かを判定し、一致
すると判定した場合、サービスを利用するための処理を
実行する実行ステップとを含むことを特徴とする。
【0032】本発明の第3のプログラムは、所定の再配
信装置に対応する識別情報を記憶する記憶ステップと、
第1の伝送路を介して再配信装置から送信されてきた、
所定のサービスに関するデータが格納されているパケッ
トが多重化されて生成された再配信用のデジタル多チャ
ンネル放送信号を受信する受信ステップと、パケットの
うち、第1の伝送路の物理的特性に関する情報が格納さ
れているパケットの所定の領域に記述されている情報を
読み取る読み取りステップと、記憶ステップの処理で記
憶された識別情報と、読み取りステップの処理で読み取
られた情報が一致するか否かを判定し、一致すると判定
した場合、サービスを利用するための処理を実行する実
行ステップとを含む処理をコンピュータに実行させるこ
とを特徴とする。
【0033】本発明の受信装置および方法、第3の記録
媒体のプログラム、並びに第3のプログラムにおいて
は、所定の再配信装置に対応する識別情報が記憶され、
第1の伝送路を介して再配信装置から送信されてきた、
所定のサービスに関するデータが格納されているパケッ
トが多重化されて生成された再配信用のデジタル多チャ
ンネル放送信号が受信され、パケットのうち、第1の伝
送路の物理的特性に関する情報が格納されているパケッ
トの所定の領域に記述されている情報が読み取られ、記
憶された識別情報と、読み取られた情報が一致するか否
かを判定し、一致すると判定した場合、サービスを利用
するための処理が実行される。
【発明の実施の形態】
【0034】図2は、本発明を適用したデジタル衛星放
送の再配信システムの構成例を示している。
【0035】衛星放送事業者Xが管理するセンタ局21
は、番組供給事業者(図示せず)から供給された、MP
EG2の規格に準拠して圧縮された番組素材を、EPG
および視聴者管理情報等のサービス情報とともに多重化
してトランスポートストリームを生成する。センタ局2
1はこのとき、詳細は後述するが、CATV事業者Xが
再配信時に利用できる領域を、トランスポートストリー
ムの、データ記述のために予め確保されている領域内に
設定する。
【0036】センタ局21は、生成したトランスポート
ストリームにスクランブルを施し、それを、デジタル衛
星放送信号(直線偏波のCS波)としてCS衛星22に
向けて送信する。
【0037】センタ局21はまた、トランスポートスト
リームに施されたスクランブルを解除するためのデスク
ランブル情報を記憶するICカード32を発行する。
【0038】センタ局21はさらに、受信システム25
から、電話回線26を介して送信される視聴情報に基づ
いて視聴料を計算し、その計算結果を、CATV局23
に、電話回線26を介して送信する。
【0039】図3は、センタ局21から送出されるトラ
ンスポートストリームを構成するトランスポートパケッ
ト(正確には、誤り訂正符号が付加される前のトランス
ポートパケット)の構造を示している。
【0040】188バイトのトランスポートパケットの
先頭の4バイトは、パケットヘッダである。パケットヘ
ッダには、パケット内の同期バイト、およびパケットの
個別ストリーム(データ列)の属性を示すPID(Packe
t Identification)等が格納されている。
【0041】残りのバイト184バイトは、データ部で
あり、そこには、ビデオデータやオーディオデータが、
それを構成するPES(Packetized Elementary Stream)
が再分割されて格納されているか、または簡便な選局操
作を実現するための情報であるプログラム仕様情報(P
SI(Program Specific Information))若しくは簡便な
プログラム選択操作を実現するために必要な情報である
SI(Service Information))が格納される。
【0042】例えば、PSIには、プログラム・アソシ
エーション・テーブル(PAT(Program Association T
able))、プログラム・マップ・テーブル(PMT(Prog
ramMap Table))、ネットワーク・インフォメーション
・テーブル(NIT(NetworkInformation Table))等の
テーブル類がセクション形式で配置される。
【0043】図4は、PATのデータ構造を示す。テー
ブルID(8ビット)は、PATであることを表し、例
えば、”0x0000”(”0x”は、16進表記である
ことを示す)とされる。
【0044】セクション・シンクタクス・インジケータ
(1ビット)は、セクションのヘッダがロングフォーム
であるかショートフォームであるかを示す。リザーブ
(2ビット)は、将来意味付けされるフラグである。
【0045】セクション長(12ビット)は、この直後
からセクションの最後まで(CRC(Cyclic Redundancy
code)符号があるときはそれを含む)のセクション長を
バイト単位で示す。TSID(16ビット)は、トラン
スポートストリームを識別するものであり、衛星の場合
には、これによりトランスポンダが識別される。
【0046】バージョン番号(5ビット)は、PATの
バージョンを示し、PATの内容が更新される毎に1だ
けインクリメントされる。カレント・ネクスト・インジ
ケータ(1ビット)は、PATの新旧バージョンを同時
に伝送する際に、何れのバージョンのものであるかを示
す。
【0047】セクション番号(8ビット)は、セクショ
ン番号を示し、最初のセクションのセクション番号
は、”0x00”とされ、それ以降のセクションのセク
ション番号は、1づつインクリメントされる。最後セク
ション番号(8ビット)は、同一サブテーブルの最後の
セクションのセクション番号を示す。
【0048】プログラム番号(16ビット)は、チャン
ネルを表し、ネットワークPID(13ビット)は、プ
ログラム番号が”0x0000”の場合、NITのPI
Dを示す。プログラム・マップPID(13ビット)
は、PMTに対応するPIDを示す。
【0049】なお、図4中、2重線で囲まれている、プ
ログラム番号、リザーブ、ネットワークPID、および
プログラム・マップPIDは、繰り返し記述される。
【0050】CRC(32ビット)は、セクション全体
の誤り検出コードである。
【0051】図5は、PMTのデータ構造を示してい
る。なお、PATにおける場合と重複する部分について
は、その説明は省略する。
【0052】テーブルID(8ビット)は、PMTであ
ることを表し、例えば、”0x02”とされる。
【0053】プログラム番号(16ビット)は、チャン
ネルを示す。PCRPIDは、PCR(Program Clock R
eference)を格納するパケットのPIDを示す。プログ
ラム情報長(12ビット)は、直後のループでこのサー
ビスに共通する情報である。
【0054】ディスクリプタは、セクションの内容を補
完する情報が記述される記述子である。
【0055】ストリーム・タイプ(8ビット)は、映
像、音声、またはデータ等、ストリームが伝送される信
号の種類を示す。エレメンタリPID(13ビット)
は、エレメンタリストリームのPIDを示す。
【0056】ES情報長(12ビット)は、直後のルー
プであり、そのエレメンタリストリームの情報である。
【0057】図5中、2重線で囲まれているディスクリ
プタ、ストリーム・タイプ、リザーブ、エレメンタリP
ID、およびES情報長は、繰り返し記述される。
【0058】図6は、伝送路の物理的特性に関する情報
を示すNITのデータ構造を示している。テーブルID
(table _id)は、NITであることを表す。ネットワー
クID(network _id)は、ネットワークを識別するため
のもので、衛星の場合には、これにより、衛星が識別さ
れる。
【0059】バージョン番号(version _number)は、テ
ーブル内容が更新される毎に、1だけインクリメントさ
れる。カレント・ネクスト・インジケータ(current _ne
xt _indicator)は、新旧バージョンを同時に伝送する際
に、何れのパージョンのものであるかを示す。
【0060】NITにはまた、ネットワーク全体に関す
るネットワーク・ディスクリプタを含む第1のループ
と、トランスポートストリームに関するトランスポート
ストリーム・ディスクリプタを含む第2のループが設け
られている。
【0061】図7は、ネットワーク・ディスクリプタと
して、第1のループに含まれるスタッフィング・ディス
クリプタ(stuffing _descriptor)の構造を示している。
このスタッフィング・ディスクリプタは、トランスポー
トストリームの送信側が、自由に利用することができる
データ領域として設けられているものである。
【0062】記述タグ(descriptor _tag)(8ビット)
は、スタッフィング・ディスクリプタであることを表
し、例えば、“0x42”とされる。記述長(descripto
r _length)(8ビット)は、これの直後に続く記述子の
データ部分の全バイト数を示す。
【0063】スタッフィング・バイト(stuffing _byt
e)(8ビット)は、任意のデータである。
【0064】すなわち、センタ局21は、CATV事業
者が利用できるデータ領域として、このスタッフィング
・ディスクリプタを、NITに設けるようにして、トラ
ンスポートストリームを生成する。
【0065】このスタッフィング・ディスクリプタは、
CATV局23において書き換えられる(後述)。
【0066】図8は、トランスポートストリーム・ディ
スクリプタとして、第2のループに記述されるサテライ
ト・デリバリ・システム・ディスクリプタ(Satellite d
elivery system descriptor)の構造を示している。この
ディスクリプタは、トランスポートストリーム・ディス
クリプタのうち、第1番目に使用されものである。
【0067】記述タグ(descriptor _tag)(8ビット)
は、サテライト・デリバリ・システム・ディスクリプタ
であることを表し、例えば、“0x43”とされる。周
波数(frequency)は、衛星(例えば、CS衛星22)の
トランスポンダの伝送周波数を示す。軌道(orbital _po
sition )、西経/東経フラグ(west _east _flag)、偏波
(polarization)は、衛星(例えば、CS衛星22)の軌
道および偏波を示す。変調(modulation)、シンボルレー
ト(symbol _rate)、および内側誤り訂正符号化率(FEC _
inner)は、衛星(例えば、CS衛星22)を介する伝送
方式に関する仕様を示す。
【0068】このディスクリプタは、CATV局23に
おいて、書き換えられる(後述)。
【0069】図9は、トランスポートストリーム・ディ
スクリプタとして、第2のループに記述されるサービス
・リスト・ディスクリプタ(service _list _descripto
r)の構造を示している。このディスクリプタは、トラン
スポートストリーム・ディスクリプタのうち、第2番目
以降として使用される。
【0070】サービスID(service _id)は、サービス
を識別するものである。通常、サービスIDは、視聴者
が選局するチャンネルと一致する。サービスタイプ(ser
vice_type)は、図10に示すようなサービスタイプの内
容を示すものである。例えば、“0x01”は、デジタ
ルTVサービスを意味する。
【0071】図3に戻り、トランスポートパケットのデ
ータ部にはまた、アダプテーションフィールドとして、
PCRが格納される。
【0072】図2に戻り、CATV局23は、アンテナ
23Aにより受信された、CS衛星22から送られてき
たデジタル衛星放送信号(トランスポートストリーム)
から、再配信用のトランスポートストリームを生成する
が、このときNITのスタッフィング・ディスクリプタ
(図7)およびサテライト・デリバリ・システム・ディ
スクリプタ(図8)を書き換える。
【0073】スタッフィング・ディスクリプタは、図1
1に示すような、オペレータ・コード・ディスクリプタ
(Operator _code _descriptor)に書き換えられる。
【0074】オペレータ・コード・ディスクリプの記述
タグ(descriptor _tag)(8ビット)は、オペレータ・
コード・ディスクリプタを識別するものであり、記述長
(8ビット)は、この直後に続くディスクリプタのデー
タ部分の全バイト数を示す。
【0075】オペレータ・コード(Operator _code)(8
ビット)は、CATV事業者(例えば、CATV局23
を管理するCATV事業者X)に固有のコードである。
【0076】また、サテライト・デリバリ・システム・
ディスクリプタは、図12に示すような、ケーブル・デ
リバリ・システム・ディスクリプタに書き換えられる。
【0077】サテライト・デリバリ・システム・ディス
クリプタの記述タグ(descriptor _tag)(8ビット)
は、サテライト・デリバリ・システム・ディスクリプタ
であることを表し、例えば、“0x44”とされる。周
波数(frequency)は、再配信される伝送路(例えば、ケ
ーブルテレビ網24)の物理チャンネル毎の伝送周波数
を示している。変調(modulation)、シンボルレート(sym
bol _rate)、および内側誤り訂正符号化率(FEC _inner)
は、伝送路(例えば、ケーブルテレビ網24)を介する
伝送方式に関する仕様を示す。
【0078】図2に再度戻り、CATV局23は、セン
タ局21からの視聴料情報に基づいて、視聴者Xに視聴
料の請求を行う。
【0079】受信システム25は、例えば、視聴者X宅
に設けられ、受信機31、ICカード32、およびテレ
ビジョン受像機33から構成されている。
【0080】受信機31は、衛星放送事業者Xにより発
行されたICカード32とともに、CATV事業者Xに
より貸し出されるが、受信機31には、貸し出し時に設
定された、CATV事業者Xのオペレータ・コードが記
憶されている。
【0081】受信機31は、ケーブルテレビ網24を介
して送信されたCATV放送信号に対して、復調、誤り
訂正等を施すとともに、そのNITに含まれるオペレー
タ・コードを読み出し、自分自身が記憶するオペレータ
・コード(CATV事業者Xのオペレータ・コード)と
一致するか否かを判定する。受信機31は、読み出した
オペレータ・コードが、記憶するCATV事業者Xのオ
ペレータ・コードと一致すると判定した場合、CATV
放送の視聴が可能であると判定されたときにICカード
32から出力されるデスクランブル情報に基づいて、ト
ランスポートストリームに施されているスクランブル
を、デスクランブルする。
【0082】図13は、センタ局21の構成例を示して
いる。
【0083】番組統合管理システム(PMS(Program M
anagement System)/BDPS(Broadcast Data Process
ing System))41は、番組供給事業者が担当する番組
素材等の番組編成表を登録して、管理するとともに、そ
の番組編成表に基づく情報(EPG、PSI、SI等)
を、放送ネットワーク管理データベース(NMD)42
に供給する。
【0084】NMD42は、PMS/BDPS41から
の番組編成表に基づく情報の中から、顧客管理システム
(SMS(Subscriber Management System))44に対応
する情報を抽出し、顧客視聴許可システム(SAS(Sub
scriber Authorization System))43、関連情報送出
装置47、およびエンコーダ48に供給するとともに、
抽出された情報に対応する、図示せぬベースバンドシス
テムから供給される、放送素材のベースバンド信号(ビ
デオ信号やオーディオ信号)を、エンコーダ48に供給
する。
【0085】SAS43は、SMS44から送出された
鍵個別情報(EMM(Entitlement Management Message))
を受け取り、そのEMMを暗号化して、パケット化し、マ
ルチプレクサ49に送出する。
【0086】SMS44は、データベース45に格納さ
れている顧客登録情報や料金徴収情報、およびビューロ
グ収集システム46からの視聴情報などの情報に基づい
てEMMを生成し、SAS43に供給する。
【0087】関連情報送出装置47は、鍵共通情報(E
CM(Entitlement Control Message)情報)を生成し、
マルチプレクサ49およびスクランブラ50に供給す
る。
【0088】エンコーダ48は、NMD42からの、ベ
ースバンド信号や番組編成表に基づく情報(EPG、P
SI、SI等)を、MPEG2の規格に準拠してエンコ
ードし、マルチプレクサ49に送出する。
【0089】マルチプレクサ49は、エンコーダ48か
らのデータ、SAS43からのEMM、および関連情報送
出装置47からのECMを、図3に示したように、18
8バイトの固定長のトランスポートパケットに組み込
み、スクランブラ50に送出する。マルチプレクサ49
はこのとき、NITにスタッフィング・ディスクリプタ
(図7)を設けるようにして、トランスポートパケット
を生成する。
【0090】スクランブラ50は、関連情報送出装置4
7からのECMに基づいて、マルチプレクサ49からの
トランスポートパケットにスクランブルを施し、伝送路
符号化装置51に出力する。
【0091】図14は、CATV局23の構成例を示し
ている。CATV局23は、送信装置61および顧客デ
ータベース管理部62から構成されている。
【0092】送信装置61は、アンテナ23Aを介して
受信されたCS衛星22からのデジタル衛星放送信号
(CS波)を復調する。
【0093】送信装置61は、デジタル衛星放送信号を
復調して得られたトランスポートパケットのNITに設
けられているスタッフィング・ディスクリプタ(図7)
を、CATV事業者Xのオペレータ・コードが記述され
たオペレータ・コード・ディスクリプタ(図11)に書
き換え、サテライト・デリバリ・システム・ディスクリ
プタ(図8)を、ケーブル・デリバリ・システム・ディ
スクリプタ(図12)に書き換える。
【0094】送信装置61は、このようにして生成し
た、再配信用のトランスポートストリームを、64値Q
AM変調し、周波数変換等を行って、ケーブルテレビ網
24を介して受信システム25に送出する。
【0095】顧客データベース管理部62は、CATV
事業者Xが運営するデジタル衛星放送の再配信システム
に加入している顧客(例えば、視聴者X)に関する情報
を管理し、センタ局21からの視聴料情報に基づいて、
視聴者Xに視聴料を請求するための処理を行う。
【0096】図15は、送信装置61の構成例を示して
いる。
【0097】復調回路71は、入力されたデジタル放送
信号をQPSK復調して、誤り訂正回路72に出力す
る。誤り訂正回路72は、入力された信号を誤り訂正
し、その結果得られたトランスポートストリームを、N
IT変換回路73に出力する。
【0098】NIT変換回路73は、入力されたトラン
スポートストリームのNITを変換する。すなわち、ス
タッフィング・ディスクリプタ(図7)が、CATV事
業者Xのオペレータ・コードが記述されたオペレータ・
コード・ディスクリプタ(図11)に書き換えられ、サ
テライト・デリバリ・システム・ディスクリプタ(図
8)は、ケーブル・デリバリ・システム・ディスクリプ
タ(図12)に書き換えられる。
【0099】NIT変換回路73は、NITを変換した
トランスポートストリームを、変調回路74に出力す
る。変調回路74は、入力された信号を64値QAM変
調して、周波数変換回路75に出力する。周波数変換回
路75は、入力された信号の周波数を所定の値に変換
し、増幅器76に出力する。増幅器76は、入力された
信号を増幅して、ケーブルテレビ網24を介して受信シ
ステム25に供給する。
【0100】図16は、受信システム25の受信機31
の構成例を示している。
【0101】チューナ81は、コントローラ98により
指定されたチャンネルの放送信号を抽出し、復調回路8
2に出力する。復調回路83は、入力された放送信号を
64値QAM復調し、誤り訂正回路83に出力する。誤
り訂正回路83は、入力されたトランスポートストリー
ムの誤り情報を訂正し、デスクランブラ84に出力す
る。
【0102】なお、チューナ81乃至誤り訂正回路83
は、フロントエンド部80を構成する。
【0103】デスクランブラ84は、コントローラ98
から供給される、デスクランブル情報を用いて、トラン
スポートストリームに施されているスクランブルをデス
クランブルし、デマルチプレクサ85に出力する。
【0104】デマルチプレクサ85は、複数の番組が多
重化されたトランスポートストリームから、コントロー
ラ98により指定された番組のビデオデータやオーディ
オデータ、または付加データが格納されているパケット
を、デスクランブラ84からのトランスポートストリー
ムから分離する。
【0105】デマルチプレクサ85は、分離したパケッ
トに格納されているデータを、バッファメモリ86に記
憶させるとともに、適宜読み出し、ビデオデータをビデ
オ処理回路87に、オーディオデータをオーディオ処理
回路88に、そして付加データをコントローラ98にそ
れぞれ出力する。
【0106】ビデオ処理回路87は、デマルチプレクサ
85からのビデオデータを、例えばMPEG2の規格に
準拠して伸張し、その結果得られた信号を、合成器90
に出力する。
【0107】オーディオ処理回路88は、デマルチプレ
クサ85からのオーディオデータを、MPEG2の規格
に準拠して伸張し、その結果得られた信号を、テレビジ
ョン受像機33に出力する。
【0108】OSD回路89は、画像上に文字表示する
ための文字表示信号を生成し、合成器90に出力する。
【0109】合成器90は、ビデオ処理回路87からの
ビデオ信号に、OSD回路89からの文字信号を合成し
て、テレビジョン受像機33に出力する。
【0110】インタフェース(I/F)部91は、そこ
に接続されるICカード32とコントローラ98とのイ
ンタフェース処理を行う。
【0111】ICカード32は、デスクランブラ84
が、トランスポートストリームにかけられているスクラ
ンブルを解除するための鍵(デスクランブラ情報)を記
憶している。
【0112】ICカード32は、コントローラ98か
ら、インタフェース部91を介して限定受信情報が供給
されたとき、それに基づいて、番組の視聴が可能である
か否かを判定する。ICカード32は、番組の視聴が可
能であると判定した場合、記憶している鍵情報を、イン
タフェース部91を介してコントローラ98に供給す
る。
【0113】モデム92は、電話回線26に接続され、
センタ局21やCATV局23と通信する。
【0114】ROM93には、コントローラ98が実行
する各種プログラムが記憶されている。ROM93には
また、CATV事業者Xのオペレータ・コードが記憶さ
れている。
【0115】EEPROM94には、取得されたNIT
等が記憶される。RAM95には、コントローラ98が
処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶
される。
【0116】表示部96は、装置の動作状態等を表示す
るための、例えば、液晶表示素子等で構成されている。
操作部97は、コントローラ98に所定の指令を入力す
るとき、ユーザ(視聴者)により適宜操作される。
【0117】コントローラ98は、各部を制御する。
【0118】次に、受信機31の動作を、図17のフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0119】ステップS1において、ユーザの、操作部
97に対する操作により、所定のチャンネル(以下、チ
ャンネルMと称する)が指定され、その旨が、コントロ
ーラ98に通知されると、ステップS2において、コン
トローラ98は、NITのオペレータ・コード・ディス
クリプタ(図11)の内容を確認する。
【0120】なお、コントローラ98は、デマルチプレ
クサ85を介して、所定のトランスポートパケットに格
納されているPSIに記述されたNITのバージョン番
号を適宜監視し、その番号の変更があったとき、すなわ
ち、NITの更新があったとき、NITの内容を読み取
り、EEPROM94に記憶させる。すなわち、コント
ローラ98は、ステップS2で、EEPROM94を参
照して、NITの内容を確認する。
【0121】次に、ステップS3において、コントロー
ラ98は、ステップS2で確認した、オペレータ・コー
ド・ディスクリプタのオペレータ・コードと、ROM9
3に記憶されているオペレータ・コード(CATV事業
者Xのオペレータ・コード)が一致するか否かを判定
し、一致すると判定した場合、ステップS4に進む。
【0122】ステップS4において、コントローラ98
は、NITから、チャンネルMに対応するサービスID
が記述されているサービス・リスト・ディスクリプタ
(図9)を検出する。
【0123】ステップS5において、コントローラ98
は、ステップS4で検出したサービス・リスト・ディス
クリプタの前に組合わされているケーブル・デリバリ・
システム・ディスクリプタ(図12)を取得して、チャ
ンネルMの放送信号の周波数を認知するとともに、現在
の、フロントエンド部80における受信周波数が、認知
した周波数であるか否かを判定する。すなわち、チャン
ネルMの放送信号が受信されているか否かが判定され
る。
【0124】ステップS5で、現在の受信周波数が、チ
ャンネルMの周波数ではないと判定された場合、すなわ
ち、チャンネルMの放送信号が受信されていないと判定
された場合、ステップS6に進み、コントローラ98
は、ステップS5で認知した周波数を、受信周波数とし
てフロントエンド部80に設定する。これにより、チャ
ンネルMの放送信号が受信される。
【0125】ステップS5で、チャンネルMの放送信号
が受信されていると判定された場合、またはステップS
6での処理で、チャンネルMの放送信号が受信されるよ
うになったとき、ステップS7に進む。
【0126】ステップS7において、コントローラ98
は、デマルチプレクサ85を介して、所定のトランスポ
ートパケットに格納されているPSIから、そこに記述
されているPAT(図4)のプログラム・マップPID
を読み取る。
【0127】次に、ステップS8において、コントロー
ラ98は、デマルチプレクサ85を制御して、PATか
ら読み取ったプログラム・マップPIDと一致するPI
Dを有するPMT(図5)を検出し、さらに、そのPM
Tに記述されているプログラム番号に対応するストリー
ム・タイプ(映像、音声等)毎のエレメンタリPIDを
検出する。
【0128】ステップS9において、コントローラ98
は、ステップS8で読み取ったプログラム番号に対応す
るストリーム・タイプにより、トランスポートストリー
ムが、放送のためのものであるか否かを判定し、放送の
ためのものであると判定した場合、ステップS10に進
む。
【0129】ステップS10において、コントローラ9
8は、デマルチプレクサ85を介して、所定のトランス
ポートパケットに格納されているSIから、ECMを読
み取る。
【0130】次に、ステップS11において、コントロ
ーラ98は、ECMの内容を、インタフェース部91を
介してICカード32に供給し、それに基づいて、チャ
ンネルMを視聴することができるか否かを判定させる。
【0131】ステップS11で、ICカード32が、チ
ャンネルMを視聴することができると判定し、ICカー
ド32から、インタフェース部91を介してデスクラン
ブル情報の供給を受けると、コントローラ98は、ステ
ップS12に進み、映像および音声を再生する処理を行
う。具体的には、コントローラ98は、インタフェース
部91を介してICカード32から供給されるデスクラ
ンブル情報を、デスクランブラ84に供給するととも
に、デスクランブラ84を制御して、トランスポートパ
ケットに施されているスクランブルを解除させる。そし
てコントローラ98は、デマルチプレクサ85を制御し
て、ステップS8で検出したエレメンタリPIDと一致
するPIDを有するトランスポートパケットを分離させ
る。
【0132】これにより、分離されたパケットに格納さ
れているビデオデータまたはオーディオデータは、ビデ
オ処理回路87またはオーディオ処理回路88に供給さ
れ、そこで伸張されて、テレビジョン受像機33に供給
される。
【0133】ステップS11で、ICカード32によ
り、チャンネルMを視聴することができないと判定さ
れ、デスクランブル情報の供給を受けることができなか
ったとき、ステップS13に進み、コントローラ98
は、表示部96を制御して、チャンネルMを視聴するこ
とができない旨を表示させる。
【0134】ステップS9で、トランスポートストリー
ムが放送のためのものではないと判定された場合、コン
トローラ98は、ステップS14に進み、トランスポー
トストリームの種類に応じた処理を実行する。
【0135】ステップS3で、CATV事業者Xのオペ
レータ・コードと一致しないと判定された場合、ステッ
プS15に進み、コントローラ98は、例えば、受信機
31を使用することができない旨を、表示部96に表示
させる。すなわち、受信機31が、例えば、CATV事
業者X以外の事業者から借り受けたものである場合、受
信機31には、その事業者のオペレータ・コードが記憶
されているので、ステップS3で、NOの判定がなさ
れ、結局、放送を視聴することができない。
【0136】なお、以上においては、受信機31に予め
記憶された、受信機31を貸し出したCATV事業者X
のオペレータ・コードと、NITから読み出されたオペ
レータ・コードとが一致するか否かを判定し、その判定
結果に基づいて受信機31における受信動作が制御され
る場合を例として説明したが、ICカード32のID番
号を利用して、受信動作を制御することもできる。
【0137】具体的には、ICカード32のID番号の
一部または全部を、CATV事業者Xのオペレータ・コ
ードに対応させておき、そのICカード32のID番号
から、オペレータ・コードを認識することができるよう
にする。そしてICカード32のID番号から認識され
たオペレータ・コードと、NITから読み出されたオペ
レータ・コードが一致しているか否かを判定するように
する。
【0138】例えば、ICカード32のID番号が、1
6桁の数字である場合、CATV事業者Xが貸し出すI
Cカード32には、”××××0100×××××××
×”乃至”××××0199××××××××”の範囲
のID番号を割り当て、そしてCATV事業者X以外の
CATV事業者Yが貸し出すICカード32には、”×
×××0200××××××××”乃至”××××02
99××××××××”の範囲のID番号を割り当て
る。
【0139】すなわち、CATV事業者Xが貸し出すI
Cカード32のID番号は、共通して、5桁の数字が0
で、6桁の数字が1とされ、CATV事業者Yが貸し出
すICカード32のID番号は、共通して、5桁の数字
が0で、6桁の数字が2とされるので、CATV事業者
Xのオペレータ・コードを、”01”とし、CATV事
業者Yのオペレータ・コードを、”02”とする。
【0140】このように、ICカード32のID番号と
オペレータ・コードを割り振れば、受信機31におい
て、ID番号の5桁および6桁から、CATV事業者X
のオペレータ・コードが認識され、そしてそれがNIT
に記述されているオペレータ・コードと一致するか否か
を判定することができる。
【0141】また、以上においては、CATV事業者X
のオペレータ・コードが、受信機31に予め設定されて
いる場合を例として説明したが、受信機31における、
ユーザが通常使用しない特別なモードにおいて、オペレ
ータ・コードを設定することができるようにすることも
できる。
【0142】上述した一連の処理は、ハードウエアによ
り実現させることもできるが、ソフトウエアにより実現
させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより
実現する場合には、そのソフトウエアを構成するプログ
ラムがコンピュータにインストールされ、そのプログラ
ムがコンピュータで実行されることより、上述したセン
タ局21、CATV局23、受信機31が機能的に実現
される。
【0143】図18は、上述のようなセンタ局21、C
ATV局23、受信機31として機能するコンピュータ
101の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
CPU111にはバス115を介して入出力インタフェー
ス116が接続されており、CPU111は、入出力イン
タフェース116を介して、ユーザから、キーボード、
マウスなどよりなる入力部118から指令が入力される
と、例えば、ROM112、ハードディスク114、また
はドライブ120に装着される磁気ディスク131、光
ディスク132、光磁気ディスク133、若しくは半導
体メモリ134などの記録媒体に格納されているプログ
ラムを、RAM113にロードして実行する。これによ
り、上述した各種の処理が行われる。さらに、CPU11
1は、その処理結果を、例えば、入出力インタフェース
116を介して、LCD(Liquid Crystal Display)など
よりなる表示部117に必要に応じて出力する。なお、
プログラムは、ハードディスク114やROM112に予
め記憶しておき、コンピュータ101と一体的にユーザ
に提供したり、磁気ディスク131、光ディスク13
2、光磁気ディスク133,半導体メモリ134等のパ
ッケージメディアとして提供したり、衛星、ネットワー
ク等から通信部119を介してハードディスク114に
提供することができる。
【0144】なお、本明細書において、記録媒体により
提供されるプログラムを記述するステップは、記載され
た順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必
ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個
別に実行される処理をも含むものである。
【0145】また、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。
【0146】
【発明の効果】本発明の第1の送信装置および方法、第
1の記録媒体のプログラム、並びに第1のプログラムに
よれば、所定のサービスに関するデータが格納されてい
るパケットのうち、第1の伝送路の物理的特性に関する
情報が格納されているパケットの、データ記述のために
予め確保されている領域に、再配信装置により任意のデ
ータが記述される領域を設定し、パケットを多重化して
配信用のデジタル多チャンネル放送信号を生成し、第1
の伝送路を介して、再配信装置に送信するようにしたの
で、再配信装置から再配信されるデジタル多チャンネル
放送信号の不正利用を防止することができる。
【0147】本発明の第2の送信装置および方法、第2
の記録媒体のプログラム、並びに第2のプログラムによ
れば、配信装置から第1の伝送路を介して送信されてき
た、所定のサービスに関するデータが格納されているパ
ケットが多重化されて生成された配信用のデジタル多チ
ャンネル放送信号を受信し、パケットのうち、第1の伝
送路の物理的特性に関する情報が格納されているパケッ
トの、送信装置において書き込みが可能とされている所
定の領域に、送信装置に対応する識別情報を書き込むと
ともに、第1の伝送路の物理的特性に関する情報を、第
2の伝送路の物理的特性に関する情報に書き換えて、再
配信用のデジタル多チャンネル放送信号を生成し、再配
信用のデジタル多チャンネル放送信号を、第2の伝送路
を介して受信装置に送信するようにしたので、再配信用
のデジタル多チャンネル放送信号の不正利用を防止する
ことができる。
【0148】本発明の受信装置および方法、第3の記録
媒体のプログラム、並びに第3のプログラムによれば、
所定の再配信装置に対応する識別情報を記憶し、第1の
伝送路を介して再配信装置から送信されてきた、所定の
サービスに関するデータが格納されているパケットが多
重化されて生成された再配信用のデジタル多チャンネル
放送信号を受信し、パケットのうち、第1の伝送路の物
理的特性に関する情報が格納されているパケットの所定
の領域に記述されている情報を読み取り、記憶された識
別情報と、読み取られた情報が一致するか否かを判定
し、一致すると判定した場合、サービスを利用するため
の処理を実行するようにしたので、再配信用のデジタル
多チャンネル放送信号の不正利用を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のデジタル衛星放送の再配信システムの構
成例を示す図である。
【図2】本発明を適用したデジタル衛星放送の再配信シ
ステムの構成例を示す図である。
【図3】トランスポートパケットの構成を説明する図で
ある。
【図4】PATを説明する図である。
【図5】PMTを説明する図である。
【図6】NITを説明する図である。
【図7】スタッフィング・ディスクリプタを説明する図
である。
【図8】サテライト・デリバリ・システム・ディスクリ
プタを説明する図である。
【図9】サービス・リスト・ディスクリプタを説明する
図である。
【図10】サービス・タイプを示す図である。
【図11】オペレータ・コード・ディスクリプタを説明
する図である。
【図12】ケーブル・デリバリ・システム・ディスクリ
プタを説明する図である。
【図13】図2のセンタ局21の構成例を示すブロック
図である。
【図14】図2のCATV局23の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図15】図14の送信装置61の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図16】図2の受信機31の構成例を示すブロック図
である。
【図17】受信機31の動作を説明するフローチャート
である。
【図18】コンピュータ101の構成例を示すブロック
図である。
【符号の説明】
21 センタ局, 22 CS衛星, 23 CATV
局, 24 ケーブルテレビ網, 25 受信システ
ム, 31 受信機, 32 ICカード, 33 テ
レビジョン受像機, 41 PMS/BDPS, 42
NMD, 43SAS, 44 SMS, 45 デ
ータベース, 46 ビューログ収集システム, 47
関連情報送出装置, 48 エンコーダ, 49 マ
ルチプレクサ, 50 スクランブラ, 51 伝送路
符号化装置, 61 送信装置,62 顧客データベー
ス管理部, 71 復調回路, 72 誤り訂正回路,
73 NIT変換回路, 74 変調回路, 75 周
波数変換回路, 76増幅器, 80 フロントエンド
部, 81 チューナ, 82 復調回路,83 誤り
訂正回路, 84 デスクランブラ, 85 デマルチ
プレクサ,86 バッファメモリ, 87 ビデオ処理
回路, 88 オーディオ処理回路, 89 OSD回
路, 90 合成器, 91 インタフェース部, 9
2モデム, 93 ROM, 94 EEPROM,
95 RAM, 96表示部, 97 操作部, 98
コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/16

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のサービスに関するデータが格納さ
    れているパケットのうち、第1の伝送路の物理的特性に
    関する情報が格納されている前記パケットの、データ記
    述のために予め確保されている領域に、再配信装置によ
    り任意のデータが記述される領域を設定する設定手段
    と、 前記パケットを多重化して配信用のデジタル多チャンネ
    ル放送信号を生成し、前記第1の伝送路を介して、前記
    再配信装置に送信する送信手段とを備えることを特徴と
    する送信装置。
  2. 【請求項2】 所定のサービスに関するデータが格納さ
    れているパケットのうち、第1の伝送路の物理的特性に
    関する情報が格納されている前記パケットの、データ記
    述のために予め確保されている領域に、再配信装置によ
    り任意のデータが記述される領域を設定する設定ステッ
    プと、 前記パケットを多重化して配信用のデジタル多チャンネ
    ル放送信号を生成し、前記第1の伝送路を介して、前記
    再配信装置に送信する送信ステップとを含むことを特徴
    とする送信方法。
  3. 【請求項3】 所定のサービスに関するデータが格納さ
    れているパケットのうち、第1の伝送路の物理的特性に
    関する情報が格納されている前記パケットの、データ記
    述のために予め確保されている領域に、再配信装置によ
    り任意のデータが記述される領域を設定する設定ステッ
    プと、 前記パケットを多重化して配信用のデジタル多チャンネ
    ル放送信号を生成し、前記第1の伝送路を介して、前記
    再配信装置に送信する送信ステップとを含むことを特徴
    とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録
    されている記録媒体。
  4. 【請求項4】 所定のサービスに関するデータが格納さ
    れているパケットのうち、第1の伝送路の物理的特性に
    関する情報が格納されている前記パケットの、データ記
    述のために予め確保されている領域に、再配信装置によ
    り任意のデータが記述される領域を設定する設定ステッ
    プと、 前記パケットを多重化して配信用のデジタル多チャンネ
    ル放送信号を生成し、前記第1の伝送路を介して、前記
    再配信装置に送信する送信ステップとを含む処理をコン
    ピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  5. 【請求項5】 配信装置から第1の伝送路を介して送信
    されてきた、所定のサービスに関するデータが格納され
    ているパケットが多重化されて生成された配信用のデジ
    タル多チャンネル放送信号を受信する受信手段と、 前記パケットのうち、前記第1の伝送路の物理的特性に
    関する情報が格納されている前記パケットの、送信装置
    において書き込みが可能とされている所定の領域に、前
    記送信装置に対応する識別情報を書き込むとともに、前
    記第1の伝送路の物理的特性に関する情報を、第2の伝
    送路の物理的特性に関する情報に書き換えて、再配信用
    のデジタル多チャンネル放送信号を生成する生成手段
    と、 前記再配信用のデジタル多チャンネル放送信号を、前記
    第2の伝送路を介して受信装置に送信する送信手段とを
    備えることを特徴とする送信装置。
  6. 【請求項6】 前記識別情報は、前記受信装置に装着さ
    れて、前記受信装置において前記サービスが利用するこ
    とができるか否かを判定するICカードの識別情報の一
    部または全部に対応するものであることを特徴とする請
    求項5に記載の送信装置。
  7. 【請求項7】 配信装置から第1の伝送路を介して送信
    されてきた、所定のサービスに関するデータが格納され
    ているパケットが多重化されて生成された配信用のデジ
    タル多チャンネル放送信号を受信する受信ステップと、 前記パケットのうち、前記第1の伝送路の物理的特性に
    関する情報が格納されている前記パケットの、送信装置
    において書き込みが可能とされている所定の領域に、前
    記送信装置に対応する識別情報を書き込むとともに、前
    記第1の伝送路の物理的特性に関する情報を、第2の伝
    送路の物理的特性に関する情報に書き換えて、再配信用
    のデジタル多チャンネル放送信号を生成する生成ステッ
    プと、 前記再配信用のデジタル多チャンネル放送信号を、前記
    第2の伝送路を介して受信装置に送信する送信ステップ
    とを含むことを特徴とする送信方法。
  8. 【請求項8】 配信装置から第1の伝送路を介して送信
    されてきた、所定のサービスに関するデータが格納され
    ているパケットが多重化されて生成された配信用のデジ
    タル多チャンネル放送信号を受信する受信ステップと、 前記パケットのうち、前記第1の伝送路の物理的特性に
    関する情報が格納されている前記パケットの、送信装置
    において書き込みが可能とされている所定の領域に、前
    記送信装置に対応する識別情報を書き込むとともに、前
    記第1の伝送路の物理的特性に関する情報を、第2の伝
    送路の物理的特性に関する情報に書き換えて、再配信用
    のデジタル多チャンネル放送信号を生成する生成ステッ
    プと、 前記再配信用のデジタル多チャンネル放送信号を、前記
    第2の伝送路を介して受信装置に送信する送信ステップ
    とを含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能
    なプログラムが記録されている記録媒体。
  9. 【請求項9】 配信装置から第1の伝送路を介して送信
    されてきた、所定のサービスに関するデータが格納され
    ているパケットが多重化されて生成された配信用のデジ
    タル多チャンネル放送信号を受信する受信ステップと、 前記パケットのうち、前記第1の伝送路の物理的特性に
    関する情報が格納されている前記パケットの、送信装置
    において書き込みが可能とされている所定の領域に、前
    記送信装置に対応する識別情報を書き込むとともに、前
    記第1の伝送路の物理的特性に関する情報を、第2の伝
    送路の物理的特性に関する情報に書き換えて、再配信用
    のデジタル多チャンネル放送信号を生成する生成ステッ
    プと、 前記再配信用のデジタル多チャンネル放送信号を、前記
    第2の伝送路を介して受信装置に送信する送信ステップ
    とを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴と
    するプログラム。
  10. 【請求項10】 所定の再配信装置に対応する識別情報
    を記憶する記憶手段と、 第1の伝送路を介して前記再配信装置から送信されてき
    た、所定のサービスに関するデータが格納されているパ
    ケットが多重化されて生成された再配信用のデジタル多
    チャンネル放送信号を受信する受信手段と、 前記パケットのうち、前記第1の伝送路の物理的特性に
    関する情報が格納されている前記パケットの所定の領域
    に記述されている情報を読み取る読み取り手段と、 前記記憶手段に記憶されている前記識別情報と、前記読
    み取り手段により読み取られた前記情報が一致するか否
    かを判定し、一致すると判定した場合、前記サービスを
    利用するための処理を実行する実行手段とを備えること
    を特徴とする受信装置。
  11. 【請求項11】 操作部に対して所定の操作が行われた
    とき、入力情報を入力する入力手段をさらに備え、 前記記憶手段は、前記入力手段により入力された前記入
    力情報を、前記識別情報として記憶することを特徴とす
    る請求項10に記載の受信装置。
  12. 【請求項12】 所定の再配信装置に対応する識別情報
    を記憶する記憶ステップと、 第1の伝送路を介して前記再配信装置から送信されてき
    た、所定のサービスに関するデータが格納されているパ
    ケットが多重化されて生成された再配信用のデジタル多
    チャンネル放送信号を受信する受信ステップと、 前記パケットのうち、前記第1の伝送路の物理的特性に
    関する情報が格納されている前記パケットの所定の領域
    に記述されている情報を読み取る読み取りステップと、 前記記憶ステップの処理で記憶された前記識別情報と、
    前記読み取りステップの処理で読み取られた前記情報が
    一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合、前
    記サービスを利用するための処理を実行する実行ステッ
    プとを含むことを特徴とする受信方法。
  13. 【請求項13】 所定の再配信装置に対応する識別情報
    を記憶する記憶ステップと、 第1の伝送路を介して前記再配信装置から送信されてき
    た、所定のサービスに関するデータが格納されているパ
    ケットが多重化されて生成された再配信用のデジタル多
    チャンネル放送信号を受信する受信ステップと、 前記パケットのうち、前記第1の伝送路の物理的特性に
    関する情報が格納されている前記パケットの所定の領域
    に記述されている情報を読み取る読み取りステップと、 前記記憶ステップの処理で記憶された前記識別情報と、
    前記読み取りステップの処理で読み取られた前記情報が
    一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合、前
    記サービスを利用するための処理を実行する実行ステッ
    プとを含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可
    能なプログラムが記録されている記録媒体。
  14. 【請求項14】 所定の再配信装置に対応する識別情報
    を記憶する記憶ステップと、 第1の伝送路を介して前記再配信装置から送信されてき
    た、所定のサービスに関するデータが格納されているパ
    ケットが多重化されて生成された再配信用のデジタル多
    チャンネル放送信号を受信する受信ステップと、 前記パケットのうち、前記第1の伝送路の物理的特性に
    関する情報が格納されている前記パケットの所定の領域
    に記述されている情報を読み取る読み取りステップと、 前記記憶ステップの処理で記憶された前記識別情報と、
    前記読み取りステップの処理で読み取られた前記情報が
    一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合、前
    記サービスを利用するための処理を実行する実行ステッ
    プとを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴
    とするプログラム。
JP2001035298A 2001-02-13 2001-02-13 送信装置および方法、受信装置および方法、記録媒体、並びにプログラム Expired - Fee Related JP4586279B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001035298A JP4586279B2 (ja) 2001-02-13 2001-02-13 送信装置および方法、受信装置および方法、記録媒体、並びにプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001035298A JP4586279B2 (ja) 2001-02-13 2001-02-13 送信装置および方法、受信装置および方法、記録媒体、並びにプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002237790A true JP2002237790A (ja) 2002-08-23
JP4586279B2 JP4586279B2 (ja) 2010-11-24

Family

ID=18898761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001035298A Expired - Fee Related JP4586279B2 (ja) 2001-02-13 2001-02-13 送信装置および方法、受信装置および方法、記録媒体、並びにプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4586279B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11234226A (ja) * 1998-02-18 1999-08-27 Sony Corp 受信装置及び受信方法
JPH11355224A (ja) * 1998-04-09 1999-12-24 Sony Corp 情報配信システム及び情報配信方法
JPH11355227A (ja) * 1998-04-09 1999-12-24 Sony Corp 情報送信装置及び方法、情報受信装置及び方法、並びに提供媒体
JP2000244888A (ja) * 1999-02-19 2000-09-08 Sony Corp ディジタル放送送信方法及びディジタル放送送信装置
JP2000295587A (ja) * 1999-04-05 2000-10-20 Sumitomo Electric Ind Ltd 番組編成方法、番組挿入方法及び番組挿入装置
JP2000516422A (ja) * 1996-11-12 2000-12-05 サイエンティフィック―アトランタ,インコーポレイテッド グローバルトランスポートデータストリームに関する制御
JP2001119357A (ja) * 1999-10-15 2001-04-27 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 限定受信方式における関連情報の処理装置
JP2003503941A (ja) * 1999-07-05 2003-01-28 カナル プラス ソシエテ アノニム メッセージの一斉送信および受信

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000516422A (ja) * 1996-11-12 2000-12-05 サイエンティフィック―アトランタ,インコーポレイテッド グローバルトランスポートデータストリームに関する制御
JPH11234226A (ja) * 1998-02-18 1999-08-27 Sony Corp 受信装置及び受信方法
JPH11355224A (ja) * 1998-04-09 1999-12-24 Sony Corp 情報配信システム及び情報配信方法
JPH11355227A (ja) * 1998-04-09 1999-12-24 Sony Corp 情報送信装置及び方法、情報受信装置及び方法、並びに提供媒体
JP2000244888A (ja) * 1999-02-19 2000-09-08 Sony Corp ディジタル放送送信方法及びディジタル放送送信装置
JP2000295587A (ja) * 1999-04-05 2000-10-20 Sumitomo Electric Ind Ltd 番組編成方法、番組挿入方法及び番組挿入装置
JP2003503941A (ja) * 1999-07-05 2003-01-28 カナル プラス ソシエテ アノニム メッセージの一斉送信および受信
JP2001119357A (ja) * 1999-10-15 2001-04-27 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 限定受信方式における関連情報の処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4586279B2 (ja) 2010-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4114234B2 (ja) 信号処理装置および受信装置と信号処理方法
US7461396B2 (en) System and method for providing a secure environment for performing conditional access functions for a set top box
US7434245B1 (en) Electronic program guide system using images of reduced size to identify respective programs
US20050232419A1 (en) Data multiplexing device, program distribution system, program transmission system, pay broadcast system, program transmission method, conditional access system, and data reception device
US20020057900A1 (en) Information processing apparatus and method, and recording medium
JP4786097B2 (ja) 同じ受信機において2つのcaシステムを扱うための方法およびシステム
JP2002536877A (ja) 伝送システム
KR20060009225A (ko) 컨텐츠 배신 시스템, 컨텐츠 배신 장치, 컨텐츠 기록 재생장치 및 컨텐츠 기록 재생 방법, 및 컴퓨터 프로그램
US20020118608A1 (en) Transmission device and method, reception device and method, recording medium and program
US7779442B1 (en) Information distribution system
JPH11355227A (ja) 情報送信装置及び方法、情報受信装置及び方法、並びに提供媒体
JPH11355224A (ja) 情報配信システム及び情報配信方法
US7254236B1 (en) Method and system for handling two CA systems in a same receiver
JP3561599B2 (ja) デジタル信号受信装置
JP4586279B2 (ja) 送信装置および方法、受信装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
JP4591483B2 (ja) 情報置換装置及び情報置換方法
JP4572939B2 (ja) 信号処理装置および受信装置と信号処理方法
JP2002246995A (ja) 送信装置および方法、受信装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
JP4325052B2 (ja) ネットワーク情報の送出方法
JP4135241B2 (ja) 信号処理装置
JP4581762B2 (ja) 情報送信装置、情報送信方法、情報受信装置、情報受信方法及び制御プログラム
JP4029504B2 (ja) 情報送信装置及び情報送信方法
JP3587341B2 (ja) デジタル信号処理方法及びデジタル信号処理装置
JP3475031B2 (ja) デジタル信号受信装置
JP2001211127A (ja) デジタル放送におけるスクランブル制御

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100608

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100723

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100810

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100823

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees