JP2007166401A - リモコン装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】不要な点灯時間を短縮させて電池の消耗を防止することが可能なリモコン装置を提供することである。
【解決手段】このリモコン装置は、複数のボタン群や方向キー、決定ボタン等から成る入力部26を有しており、該ボタンの操作及び振動センサ22の反応にて、操作時点から第1の所定時間の間、本体を発光させるバックライト28の機能を有している。そして、電池投入時から上記入力部26による最初の操作があるまでは、マイクロコンピュータ25によって、バックライト28による点灯が停止される。
【選択図】 図2
【解決手段】このリモコン装置は、複数のボタン群や方向キー、決定ボタン等から成る入力部26を有しており、該ボタンの操作及び振動センサ22の反応にて、操作時点から第1の所定時間の間、本体を発光させるバックライト28の機能を有している。そして、電池投入時から上記入力部26による最初の操作があるまでは、マイクロコンピュータ25によって、バックライト28による点灯が停止される。
【選択図】 図2
Description
本発明はリモコン装置に関し、より詳細には、操作を行う際のリモコン装置のバックライト表示に関するものである。
従来より、1台でテレビとVTR等、複数の機器の操作が可能な多機能リモコン装置が実用化されている。そして、暗い室内等での操作を容易にするために、リモコン装置にバックライト表示の機能を持たせたものが知られている。リモコン装置は、一般に、乾電池を電源としているため、該乾電池の消耗を防止するために、種々の対策がとられ取られている。
例えば、下記特許文献1には、ユーザによるキー操作、及び、振動センサの反応にて、操作時点から所定時間だけ、バックライトを点灯させる技術が開示されている。
特開平10−304480号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の技術では、キー操作が伴わない、例えばリモコン装置を移動させるだけのときのような単発のセンサ反応であっても、所定時間バックライトが点灯するため、不要に電池を消耗させるという課題を有している。
したがって本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、不要な点灯時間を短縮させて電池の消耗を防止することが可能なリモコン装置を提供することである。。
すなわち請求項1に記載の発明は、複数のキーを有して、該キーの操作及び振動センサの反応にて、操作時点から第1の所定時間の間、本体を発光させるバックライト機能を有するリモコン装置に於いて、電池投入時から上記複数のキーのうち最初のキーの操作があるまで上記バックライト機能を停止させる制御を行う制御手段を具備することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、複数のキーを有して、該キーの操作及び振動センサの反応にて、操作時点から第1の所定時間の間、本体を発光させるバックライト機能を有するリモコン装置に於いて、上記バックライト機能が開始され、引き続き上記キーの操作があった場合、キー操作毎に上記第1の所定時間を開始させるように制御する制御手段を具備することを特徴とするリモコン装置。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明に於いて、上記制御手段は、上記複数のキーのうち、同じキーの操作が第2の所定時間継続した場合に、バックライト機能を停止させるよう制御することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の発明に於いて、上記制御手段は、上記振動センサが第3の所定時間で反応した場合に、第4の所定時間だけ上記バックライトを点灯させ、更に上記第4の所定時間に継続して上記振動センサが上記第4の所定時間で反応した場合に、上記第1の所定時間上記バックライトを点灯させるように制御することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明に於いて、上記制御手段は、上記振動センサが上記第3の所定時間のみの反応を続けた場合、上記キー操作があるまでバックライト機能を停止するように制御することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、電池を電源としたものであって、複数の機能に対応する複数のキーと、装置に加わる振動を検出する振動手段と、上記複数のキーを点灯表示する点灯手段と、上記複数のキーの何れかが操作された場合及び上記振動手段で振動が検出された場合の少なくとも何れか一方の開始時点から第1の所定時間の間、上記点灯手段を点灯させるように制御する制御手段と、を備えたリモコン装置に於いて、上記制御手段は、上記電池の装填時から最初のキー操作が行われるまでの時間は上記点灯手段による点灯を停止するように制御することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明に於いて、上記制御手段は、上記点灯手段が点灯されている上記第1の所定時間の間に上記複数のキーの何れかが操作された場合、該キーの操作毎に上記第1の所定時間分繰り返して上記点灯手段による点灯を行うように制御することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明に於いて、上記複数のキーのうち、同じキーの操作が第2の所定時間継続した場合、上記制御手段は上記点灯手段による点灯を停止させることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項7に記載の発明に於いて、上記制御手段は、上記振動手段が第3の所定時間で反応した場合に第4の所定時間だけ上記点灯手段を点灯させるように制御し、更に上記第4の所定時間に継続して上記振動手段が上記第4の所定時間で反応した場合には、上記第1の所定時間上記点灯手段を点灯させるように制御することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の発明に於いて、上記制御手段は、上記振動手段が上記第3の所定時間のみの反応を続けた場合、上記キー操作があるまで上記点灯手段による点灯を停止するように制御することを特徴とする。
本発明によれば、電池投入時から最初のキー操作があるまではバックライト機能を停止させ、点灯時間は振動センサの反応を、移動のみの単発時とキー操作の継続時で変化をもたせるようにしたので、不要な点灯時間を短縮させて電池の消耗を防止することが可能なリモコン装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るリモコン装置の外観を示した図である。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るリモコン装置の外観を示した図である。
このリモコン装置は、例えば、DVDプレーヤとテレビの2種類の機器を制御することができる。
図1に於いて、リモコン装置10は、その本体部11の操作面上には、操作ボタン群13、方向ボタン14及び決定ボタン15、操作ボタン群17、18、19が配列されている。そして、リモコン装置10の前面(図1で上側)には、赤外線LED等を内蔵した発光部21が設けられている。ユーザが、各種のキーとしてのボタンを押下すると、この発光部21から赤外線信号が、図示されない機器に対して送信される。また、リモコン装置10の内部には、該リモコン装置10に加わる振動を検出するための手段である、周知の振動センサ22が内蔵されている。更に、リモコン装置10の上記操作面と反対側には、該リモコン装置10を駆動する乾電池を装填するための電池収納部(図示せず)が設けられている。
尚、このリモコン装置10は、ユーザによって各種のボタンが操作されるとバックライトが点灯する構成である(詳細は後述する)。また、振動センサ22によって振動が検出された場合にも、バックライトは点灯する構成である。このバックライトは、第1所定時間経過すると自動で消灯する構成である。
操作ボタン群13は、図示されないDVDプレーヤの設定機能に関するものであり、これらのボタンをユーザが押下することによって、DVDプレーヤの各種設定が行われる。
また、方向ボタン14は、図示されないテレビ画面上に表示されているカーソルを移動させるためのものである。方向ボタン14は上下左右の4つのキースイッチから成るもので、これらのキースイッチの組み合わせによって、上下左右の他、右斜め上、右斜め下、左斜め上、左斜め下を加えた8方向に、上記カーソルが移動するようになっている。そして、決定ボタン15は、項目決定を指示するための機能を有している。すなわち、方向ボタン14が操作された後に決定ボタン15が押下されることによって、上記カーソルが表示された位置の項目が決定されるようになっている。
操作ボタン群17は、DVDプレーヤの操作に関する複数のボタンより構成されている。このうち、バックライトモードボタン17aは、このボタン17aを押下した場合に、所定時間、例えば約10秒間、リモコン装置10上のボタンを点灯するためのものである。また、操作ボタン群18は、テレビ操作用のボタンである。更に、操作ボタン群19は、番号入力及びそれらに関連したボタンである。この操作ボタン群19は、図示矢印A方向にスライド自在の蓋11aによって、通常は本体部11の操作面には見えないように覆われている。操作ボタン群19による入力を行う場合に、蓋11aを摺動させて、当該操作ボタン群19を露出させるようになっている。
図2は、このリモコン装置の概略構成を示すブロック図である。尚、ここでは、バックライトに関連した構成部についてのみ説明する。
図2に於いて、マイクロコンピュータ(以下、マイコンと略記する)25は、このリモコン装置の制御動作を司る制御手段であり、上述した発光部21と、振動センサ22と、上述した操作ボタン群13、方向ボタン14及び決定ボタン15、操作ボタン群17、18、19で構成される入力部26と、バックライト28を点灯させるためのバックライトドライバ27が接続されている。
上記発光部21は、発光ダイオード(LED)31と、LEDドライバ30とより構成される。入力部26の何れかが操作されると、その操作に応じてマイコン25からLEDドライバ30に指示信号が出力される。LEDドライバ30は、当該指示信号を所定の周波数で変調してLED31に供給する。これにより、発光ダイオード31から図示されない機器に対して指示信号が送信される。
また、バックライト28は、上述した操作ボタン群13、方向ボタン14及び決定ボタン15、操作ボタン群17、18、19の背面にそれぞれ設けられているもので、例えばLEDにより構成されている。このバックライト28は、リモコン装置10が使用されていない場合は消灯して電力の消耗を防止している。そして、後述するように、振動センサ22による振動の検出または入力部26の操作によってリモコン装置10が使用されていると判断されると、マイコン25からバックライトドライバ27を介して、バックライト28が所定時間点灯されるようになっている。
次に、図3のフローチャートを参照して、本実施形態に於けるバックライトの動作について説明する。尚、このリモコン装置10の動作は、主にマイコン25の制御によって行われる。
このリモコン装置10では、先ずステップS1にて、上述した電池収納部に電池が装填されると、リモコン稼動可能となり、マイコン25のリセットが解除される。次いで、ステップS2に於いて、ボタン操作の状態が検出される。ここで、ボタン操作がなされた場合はステップS6へ移行し、ボタン操作がなされていない場合は、続いてステップS3に於いて振動センサ22による振動状態が検出される。
上記ステップS3にて、振動が検出されなければ上記ステップS2へ移行し、検出されたならば、ステップS4に移行して点灯許可の有無が判定される。ここで、点灯許可がなされない場合は、上記ステップS2へ移行し、許可された場合はステップS5に於いて、マイコン25内の点灯タイマが設定されているか否かが判定される。その結果、該タイマがセットされていなければ後述するステップS9へ移行し、セットされていれば後述するステップS12へ移行する。
上記ステップS2にて、ボタン操作が有ると判定された場合は、ステップS6へ移行して、バックライト28の「点灯許可」が与えられる。その後、ステップS7に於いて、点灯タイマがセットされているか否かが判定される。このステップS7では、すでにバックライト28が点灯しているか否かを判定している。
最初のボタン操作では、バックライトが点灯していないので、ステップS8がスキップされてステップS9にてバックライト点灯が行われる。次いで、第1タイマとなる点灯タイマ処理に移行する。この第1タイマとなる点灯タイマ処理は、ステップS10にて第1タイマがリセット(初期化)された後、ステップS11にてタイマがセット(稼動可能)されることを意味している。
一方、上記ステップS7に於いて、点灯タイマがセットされている場合は、ステップS8に移行して、ボタン操作が既に発生しているか否かが判定される。ここで、再度ボタン操作が行われている場合はステップS9に移行し、操作されていない場合はステップS12へ移行する。
ステップS12では、上記第1タイマとなる点灯タイマ処理が行われ、再度のボタン操作が開始時間とされる処理が行われる。すなわち、第1タイマがセットされてから、タイマがカウントされる。そして、ステップS13に於いて、第1タイマでカウントされた時間が第1所定時間(例えば、10秒間)に到達したか否かが判定される。
ここで、まだ、第1所定時間に到達していなければ、上記ステップS7に移行して、以降の処理動作が繰り返される。そして、第1タイマでカウントされた時間が第1所定時間に到達したならば、ステップS14へ移行して、バックライト消灯の処理が行われる。その後、上記ステップS2へ移行する。
このように、第1の実施形態によれば、一連の動作にてユーザがボタンを操作することで、操作を開始した時点から第1所定時間の間バックライト28が発光し、暗い部屋での利用時にリモコン装置10の操作面上のボタンを案内するという、リモコン動作確認等のユーザへの利便性が備わっている。同様に、リモコン装置10に振動を与えた場合、振動開始時点から第1所定時間の間でバックライト28が点灯し、ユーザがリモコン装置10を持ち上げた際に点灯する利便性が加わっている。
本第1の実施形態では、振動を検出した場合でも、「点灯許可」が設定されていないと、バックライトは点灯しない。この「点灯許可」は、一度、ユーザがボタン操作することによって設定される構成である。
本実施形態が適用されないリモコン装置の場合、ボタン操作前の振動でもバックライトが点灯するため、例えば、電池を装填した際の振動により、電池を装填するとすぐにバックライトが点灯してまい、無駄なエネルギーを消費してしまう。これに対して、本実施形態の構成によれば、電池投入時から最初のボタン操作があるまでバックライト機能を停止するので、電池投入時のユーザのボタン操作、持ち上げ目的でないバックライト点灯を防止しして、無用の電力消費を防止することができる。
尚、上述した第1所定時間は、ユーザのボタン操作の場合に限り、操作時点毎に開始時点を設定するようにしてもよい。これにより、ユーザは所定時間内に全て操作する必要はなく、また、振動する場所にリモコン装置10を載置した場合でも、バックライト28が継続的に点灯することによる無用の電力消費を防止することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
上述した第1の実施形態では、ユーザがボタンを操作してから所定時間の間バックライトを点灯させると共に、リモコン装置に振動が加わってから所定時間の間でバックライトを点灯させるようにしている。この第2の実施形態では、所定時間の間はユーザのボタン操作で、且つ操作時点毎に開始時点を設定するようにしている。
尚、第2の実施形態に於けるリモコン装置の構成及び基本的な動作については、図1乃至図3に示される第1の実施形態のリモコン装置と同じであるので、同一の部分には同一の参照番号を付して、その図示及び説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
以下、図4のフローチャートを参照して、本発明の第2の実施形態に於けるリモコン装置の動作について説明する。尚、このリモコン装置10の動作は、主にマイコン25の制御によって行われる。
図4は、第2の実施形態に於けるリモコン装置10の基本的な動作を説明するフローチャートである。尚、図4のフローチャートに於いて、ステップS21〜S28、ステップS37〜S40及びステップS42〜S43の処理動作については、上述した図3のフローチャートのステップS1〜S8、ステップS9〜S12及びステップS13〜S14と同じであるので、それぞれ対応するステップ番号を参照してここでの説明は省略する。
ステップS28にて、再度ボタン操作の状態が検出された結果、操作されていない場合はステップS40へ移行し、操作されている場合はステップS29へ移行する。ステップS29では、操作されたのが同一ボタンであるか否かが判定される。ここで、操作されたのが同一のボタンではない場合はステップS37へ移行し、同一のボタンであった場合はステップS30へ移行する。
ステップS30に於いては、マイコン25内の、上記ステップS27で判定された点灯タイマ(第1タイマ)と異なる第2タイマの状態が検出される。ここで、第2タイマがセットされていれば、後述するステップS31及びS32の処理動作はスキップされる。一方、第2タイマがセットされていないならば、ステップS31へ移行する。つまり、第2タイマとなる点灯タイマ処理に移行する。この第2タイマとなる点灯タイマ処理は、ステップS31にて第2タイマがリセット(初期化)された後、ステップS32にてタイマがセット(稼動可能)されることを意味している。
ステップS32にて、第2タイマがセットされると、続くステップS33に於いて、上述した第1タイマと同じルーチンで、第2タイマによりカウントされた時間が第2所定時間(例えば、30秒間)に到達したか否かが判定される。ここで、第2タイマ時間に到達していなければステップS37に移行し、到達していたならばステップS34へ移行する。
ステップS34では、上述した第1、第2タイマの何れもリセットされる。そして、ステップS35にてバックライト28が消灯された後、ステップS36に於いてボタン操作の有無が検出される。ここでは、ボタン操作が解除されるまでバックライト28は点灯されない。そして、ボタン操作がなされたならば、上記ステップS22へ移行して以降の処理動作が繰り返される。
ステップS37〜S40にて、バックライト点灯、第1タイマの処理動作が行われた後、ステップS41にて、第2タイマとなる点灯タイマ処理が行われ、再度のボタン操作が開始時間とされる処理が行われる。すなわち、第2タイマがセットされてから、タイマがカウントされる。その後、ステップS42へ移行する。
このように、第2の実施形態によれば、例えば、リモコン装置10の操作面を下に向けて机上に載置して、ユーザの意図とは無関係に操作ボタンによる操作が発生しても、バックライトは第2所定時間経過後に消灯するので、無用の電力消費を防止することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
本第3の実施形態は、振動センサを読み込んでセンサ反応の有無を判定し、センサの反応がある場合に、その時点でバックライトの点灯の有無を判定するようにしている。
尚、第3の実施形態に於けるリモコン装置の構成及び基本的な動作については、図1乃至図4に示される第1及び第2の実施形態のリモコン装置と同じであるので、同一の部分には同一の参照番号を付して、その図示及び説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
以下、図5のフローチャートを参照して、本発明の第3の実施形態について説明する。
図5は、振動検出の詳細な動作を説明するためのフローチャートである。
本ルーチンが開始されると、先ずステップS51にて、振動センサ22が読み込まれる。次いで、ステップS52に於いて、センサ反応の有無が判定される。ここで、センサの反応がない場合は後述するステップS69へ移行する。一方、センサの反応がある場合は、ステップS53に移行して、その時点でバックライトが点灯しているのか否かが判定される。
ステップS53にてバックライトが点灯していない場合は、ステップS55に移行して、マイコン25内で上記第1及び第2のタイマと異なる第3タイマがセットされているか否かが判定される。第3タイマがセットされていない場合は、続くステップS56にて第3タイマがリセット(初期化)され、更にステップS57にてセット(稼動可能)される。これにて、該振動センサ22の反応があり、且つ、その時点のバックライト28が消灯している場合は、第3タイマがカウント可能となるので、ステップS58にて第3タイマのカウントが開始される。尚、上記ステップS55に於いて、第3タイマがセットされている場合は、上述したステップS56及びS57がスキップされる。
次に、ステップS59に於いて、第3タイマによりカウントされた時間が第3所定時間(例えば、0.7秒間)経過したか否かが判定される。ここで、経過していない場合は、振動センサの反応開始から、まだ振動確定には至らない状態あるので、その状態で振動検出ルーチンが終了する。一方、第3所定時間が経過した場合は、ステップS60へ移行して、その時点でバックライトが第1バックライトとして点灯され、続いてステップS61にて本格的なバックライト点灯へ至る「第2バックライト許可」が設定される。
その後、本格的なバックライト点灯を検出するため、ステップS62にて、マイコン25内で上記第1乃至第3のタイマと異なる第4タイマがリセット(初期化)され、次いでステップS63にて第4タイマがセット(稼動可能)される。これにて、第1バックライトが点灯しており、引続き該振動センサの反応がある場合は、第4タイマがカウント可能となり、ステップS64にて第4タイマがカウントされる。
そして、ステップS65に於いて、第4タイマによるカウントが第4所定時間(例えば、0.7秒間)経過したか否かが判定される。ここで、第4所定時間が経過していない場合は、第1バックライト点灯中で、まだ振動確定には至らない状態ある。そのため、その状態で振動検出ルーチンが終了する。一方、ステップS65にて第4所定時間が経過した場合は、ステップS66に移行し、その時点で「振動有り」が設定されて本格的なバックライト点灯へ至る。
尚、上記ステップS53にてバックライト28が点灯している場合は、ステップS54に移行して、「第2バックライト許可」の有無が判定される。ここで、更に「第2バックライト許可」が設定されると、バックライト28は点灯しているので、第3タイマのカウントが中断されて、ステップS64に移行し、第4タイマのカウントがなされる。
ところで、上述したステップS65に於いて、第4タイマが第4所定時間に至る前に、一度でも振動センサ22の反応がなくなった場合は、ステップS69に移行して「第2バックライト」は禁止されるループに遷移する。このループでは、第4タイマが第4所定時間まで時間がカウントされて、第4所定時間に到達後、消灯する。
すなわち、ステップS69に於いてバックライト28の点灯の有無が判定される。ここで、点灯されていなければステップS74へ移行し、点灯されているならばステップS70に移行して、第4タイマによるカウントが第4所定時間経過したか否かが判定される。その結果、第4所定時間が経過していない場合は、ステップS71に移行して、第4タイマによるカウントがなされる。一方、ステップS70にて第4所定時間が経過した場合は、ステップS72に移行して、第4タイマがリセットされる。
その後、ステップS73にてバックライト28が消灯され、続くステップS74にて第3タイマがリセットされると、ステップS75にて第2バックライトの禁止がなされる。その後、本ルーチンが終了する。
このように、第3所定時間に到達しない振動センサ22の反応では、バックライト28は点灯せず、第3所定時間に加えて第4所定時間までの間、振動センサ22が反応を継続すると、本来のバックライト28の点灯が許可される。また、第3所定時間まで反応が継続するが第4所定時間到達前までに振動センサ22の反応がなくなると、第4所定時間の間だけ、バックライト28は発光する。
本第3の実施形態により、i)リモコン装置10を載置したテーブル等に、別の物を載置することにより発生する振動で、第3所定時間に到達しない時間の振動であれば、バックライト28は点灯しない。つまり、微小な振動でのバックライト点灯を防止し、無用の電力消費を防止することができる。且つ、ii)ユーザがリモコン装置10を把持した場合で、ユーザがリモコン装置10を目視確認する際で、把持開始から第3所定時間と第4所定時間との合わせた時間以上経過していなくても、第3所定時間が経過していれば、バックライト28は点灯するようになっているので、暗い部屋でも目視確認が可能となる。
また、iii)ユーザがリモコン装置を僅かに移動させた場合で、該移動開始から第3所定時間と第所定4時間との合わせた時間以上経過していない振動であれば、第4所定時間だけバックライト28が点灯するので、無用の電力消費を防止することができる。
すなわち、第3の実施形態によれば、リモコン装置は、上記i)〜iii)の3段階の点灯モードを有する構成となる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
この第4の実施形態は、上述した第3の実施形態に於いて、振動センサ開始から、第3所定時間以上で、第3所定時間と第4所定時間との合わせた時間には経過していない振動であれば、「短点灯カウント」がカウントされる点が異なっている。
尚、第4の実施形態に於けるリモコン装置の構成及び基本的な動作については、図1乃至図5に示される第1乃至第3の実施形態のリモコン装置と同じであるので、同一の部分には同一の参照番号を付して、その図示及び説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
以下、図6のフローチャートを参照して、本発明の第4の実施形態について説明する。
図6は、サブルーチン「振動検出」の詳細な動作を説明するためのフローチャートである。尚、図6のフローチャートに於いて、ステップS81〜S104及びステップS105〜S106の処理動作については、上述した図5のフローチャートのステップS51〜S73及びステップS74〜S75と同じであるので、それぞれ対応するステップ番号を参照してここでの説明は省略する。
ステップS103でバックライト28が消灯されると、ステップS104にて短点灯カウントが開始される。すなわち、振動センサ22の振動開始から、第3所定時間以上で、第3所定時間と第4所定時間との合わせた時間には経過していない振動であれば、この「短点灯カウント」が行われる。このカウント数は、図7フローチャートに於けるステップS128のボタン操作無しのルーチンで判定され、所定回数以上であれば、振動によりバックライト点灯には移行しない。このカウントは、キー操作有りのルーチンのみでリセット(初期化)される。
図7のフローチャートを参照して、第4の実施形態に於けるリモコン装置10の動作を説明する。尚、図7のフローチャートに於いて、ステップS111〜S112、ステップS114〜S116、ステップS118〜S128及びステップS130〜S136の処理動作については、上述した図4のフローチャートのステップS21〜S22、ステップS23〜S25、ステップS26〜S36及びステップS37〜S43と同じであるので、それぞれ対応するステップ番号を参照してここでの説明は省略する。
ステップS128に於いて、ボタン操作無しの場合は、ステップS129のサブルーチン「振動検出」にて、上述したように短点灯カウントが行われる。そして、ステップS112に移行して、ボタン操作無しであるのでステップS113に移行する。このステップS113では、短点灯カウントのカウント数が所定回数以上になったか否かが判定される。ここで、所定回数以上であれば、振動によりバックライト点灯(ステップS130)には移行せず、ステップS133に移行する。
そして、この短点灯カウンタのカウントは、ステップS112でボタン操作有りと判定された後のステップS117でのみリセット(初期化)される。
このように、第4の実施形態によれば、微小振動が繰り返し発生する場合、例えば、大音量下でのテーブルにリモコン装置10が載置され場合や、電池が装填されたままの運搬等の場合では、第4所定時間の点灯も禁止するので、無用の電力消費を防止することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態以外にも、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。
更に、上述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
10…リモコン装置、11…本体部、11a…蓋、13、17、18、19…操作ボタン群、14…方向ボタン、15…決定ボタン、21…発光部、22…振動センサ、25…マイクロコンピュータ(マイコン)、26…入力部、27…バックライトドライバ、28…バックライト、30…LEDドライバ、31…発光ダイオード(LED)。
Claims (10)
- 複数のキーを有して、該キーの操作及び振動センサの反応にて、操作時点から第1の所定時間の間、本体を発光させるバックライト機能を有するリモコン装置に於いて、
電池投入時から上記複数のキーのうち最初のキーの操作があるまで上記バックライト機能を停止させる制御を行う制御手段を具備することを特徴とするリモコン装置。 - 複数のキーを有して、該キーの操作及び振動センサの反応にて、操作時点から第1の所定時間の間、本体を発光させるバックライト機能を有するリモコン装置に於いて、
上記バックライト機能が開始され、引き続き上記キーの操作があった場合、キー操作毎に上記第1の所定時間を開始させるように制御する制御手段を具備することを特徴とするリモコン装置。 - 上記制御手段は、上記複数のキーのうち、同じキーの操作が第2の所定時間継続した場合に、バックライト機能を停止させるよう制御することを特徴とする請求項2に記載のリモコン装置。
- 上記制御手段は、上記振動センサが第3の所定時間で反応した場合に、第4の所定時間だけ上記バックライトを点灯させ、更に上記第4の所定時間に継続して上記振動センサが上記第4の所定時間で反応した場合に、上記第1の所定時間上記バックライトを点灯させるように制御することを特徴とする請求項2に記載のリモコン装置。
- 上記制御手段は、上記振動センサが上記第3の所定時間のみの反応を続けた場合、上記キー操作があるまでバックライト機能を停止するように制御することを特徴とする請求項4に記載のリモコン装置。
- 電池を電源としたものであって、複数の機能に対応する複数のキーと、装置に加わる振動を検出する振動手段と、上記複数のキーを点灯表示する点灯手段と、上記複数のキーの何れかが操作された場合及び上記振動手段で振動が検出された場合の少なくとも何れか一方の開始時点から第1の所定時間の間、上記点灯手段を点灯させるように制御する制御手段と、を備えたリモコン装置に於いて、
上記制御手段は、上記電池の装填時から最初のキー操作が行われるまでの時間は上記点灯手段による点灯を停止するように制御することを特徴とするリモコン装置。 - 上記制御手段は、上記点灯手段が点灯されている上記第1の所定時間の間に上記複数のキーの何れかが操作された場合、該キーの操作毎に上記第1の所定時間分繰り返して上記点灯手段による点灯を行うように制御することを特徴とする請求項6に記載のリモコン装置。
- 上記複数のキーのうち、同じキーの操作が第2の所定時間継続した場合、上記制御手段は上記点灯手段による点灯を停止させることを特徴とする請求項7に記載のリモコン装置。
- 上記制御手段は、上記振動手段が第3の所定時間で反応した場合に第4の所定時間だけ上記点灯手段を点灯させるように制御し、更に上記第4の所定時間に継続して上記振動手段が上記第4の所定時間で反応した場合には、上記第1の所定時間上記点灯手段を点灯させるように制御することを特徴とする請求項7に記載のリモコン装置。
- 上記制御手段は、上記振動手段が上記第3の所定時間のみの反応を続けた場合、上記キー操作があるまで上記点灯手段による点灯を停止するように制御することを特徴とする請求項9に記載のリモコン装置。
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