JP2007166038A - 動きベクトル検出装置および動きベクトル検出方法 - Google Patents

動きベクトル検出装置および動きベクトル検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】処理量を削減しつつ、精度の高い動きベクトルを検出することができる動きベクトル検出装置および動きベクトル検出方法を提供する。
【解決手段】動画像符号化装置100は、符号化対象ブロックを含む入力画像と複数の参照画像候補とから縮小符号化対象画像および複数の縮小参照候補画像を生成する画像縮小部1、縮小符号化対象画像を複数個の領域に分割する領域分割部3、領域ごとに各縮小参照候補画像に対する領域動きベクトルをそれぞれ検出する領域動きベクトル検出部4、各領域動きベクトルの相関度を領域ごとに算出する相関度算出部5、領域動きベクトルと領域動きベクトルの相関度とに基づいて、領域ごとに複数の参照画像候補の中から1つの参照画像を選択する参照画像選択部6、および、選択された参照画像を用いて符号化対象ブロックの動きベクトルを検出する動き検出部を有する符号化部7を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、動画像をピクチャ間予測によって符号化する画像符号化装置で使用される動きベクトル検出装置および動きベクトル検出方法に関するものである。
MPEG方式(Moving Picture image coding Exparts Group)のような動画像のピクチャ間相関を利用した画像圧縮方式では、動き補償を行うブロック単位で動きベクトルの検出が必要である。精度の高い動きベクトルを検出するには、探索範囲を広げることで動きベクトルの検出精度を高める方法が一般的である。しかしながら、処理量は処理ブロック数×探索範囲であるため、探索範囲を広げると処理量が増加し、かつメモリ量の増大につながる。そこで、探索範囲を広げずに動きベクトルを精度よく検出する必要がある。
このような探索範囲を広げずに動きベクトルを精度よく検出する方法として、過去に検出した動きベクトルの大きさとマクロブロックのタイプとから探索範囲を決定する動画像符号化装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−112993号公報
しかしながら、上記のような過去に検出した動きベクトルの大きさとマクロブロックのタイプとから探索範囲を決定する場合、過去に検出した動きベクトルを記憶しておく必要があり、メモリ量が増大するという問題がある。
ところで、H.264規格では、ピクチャ間予測を行うときに、最大16ピクチャを参照することが許されている。従来のMPEG2規格では、最大2ピクチャの参照が許されているので、H.264規格のほうがより精度の高い動きベクトルを検出することが可能となる。しかしながら、H.264規格において、全ての参照ピクチャに対して動きベクトル検出を行うと、MPEG2規格に対して8倍の処理量が必要となり、処理量が膨大になってしまうという課題がある。
そこで、本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、処理量を削減しつつ、精度の高い動きベクトルを検出することができる動きベクトル検出装置および動きベクトル検出方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る動きベクトル検出装置は、符号化対象画像に含まれる符号化対象ブロックの参照画像に対する動きベクトルを検出する動きベクトル検出装置であって、前記符号化対象画像および複数の参照画像候補からそれぞれ画素数を低減した縮小符号化対象画像および複数の縮小参照候補画像を生成する画像縮小手段と、前記縮小符号化対象画像を複数の領域に分割する領域分割手段と、前記領域分割手段によって分割された分割領域の前記縮小参照候補画像に対する動きベクトルである領域動きベクトルを、複数の前記縮小参照候補画像ごとに検出する領域動きベクトル検出手段と、前記領域動きベクトルおよび前記縮小参照候補画像から生成される分割領域予測画像と、前記分割領域画像との相関度を、複数の前記縮小参照候補画像ごとに算出する相関度算出手段と、複数の前記参照画像候補の中から少なくとも1つの参照画像を前記相関度に基づいて前記分割領域ごとに選択する参照画像選択手段と、前記分割領域に対応する領域に含まれる前記符号化対象ブロックの動きベクトルを、当該分割領域に対して前記参照画像選択手段によって選択された前記参照画像を用いて検出する動き検出手段とを備えることを特徴とする。これによって、領域動きベクトルの相関度に基づいて参照画像を決定し、符号化対象ブロックの動きベクトルを探索する参照画像の枚数を効率よく減らすことで処理量を削減しつつ、符号化対象ブロックの動きベクトルを高い精度で検出することができる。
また、前記参照画像選択手段は、複数の前記参照画像候補の中から少なくとも1つの参照画像を前記相関度および前記領域動きベクトルに基づいて前記分割領域ごとに選択してもよい。これによって、領域動きベクトルおよび領域動きベクトルの相関度に基づいて参照画像を決定し、符号化対象ブロックの動きベクトルを探索する参照画像の枚数を効率よく減らすことで処理量を削減しつつ、符号化対象ブロックの動きベクトルを高い精度で検出することができる。
また、前記動きベクトル検出装置は、さらに、前記符号化対象ブロックの動きベクトル探索範囲に関する情報を前記領域動きベクトルに基づいて決定する探索範囲決定手段を備え、前記動き検出手段は、前記探索範囲決定手段によって決定された前記動きベクトル探索範囲に関する情報に基づいて、前記参照画像決定手段によって決定された前記参照画像における前記動きベクトル探索範囲を決定し、決定した前記動きベクトル探索範囲内を探索することによって、前記符号化対象ブロックの動きベクトルを検出してもよい。これによって、領域動きベクトルに基づいて、符号化対象ブロックの動きベクトル探索範囲の広さ、動きベクトル探索範囲のずらし量、動きベクトル探索時の位置間引き量、評価値計算の間引き量等の動きベクトル探索範囲に関する情報を決定しているので、動きベクトル探索範囲を効率よく決定することができる。このため、符号化対象ブロックの動きベクトルを高い精度で検出することができる。
また、前記探索範囲決定手段は、前記領域動きベクトルおよび前記相関度に基づいて、前記動きベクトル探索範囲に関する情報を決定してもよい。これによって、領域動きベクトルと領域動きベクトルの相関度に基づいて、動きベクトル探索範囲に関する情報を決定しているので、さらに動きベクトル探索範囲を効率よく決定することができる。このため、さらに符号化対象ブロックの動きベクトルを高い精度で検出することができる。
なお、本発明は、このような動きベクトル検出装置として実現することができるだけでなく、このような動きベクトル検出装置が備える特徴的な手段をステップとする動きベクトル検出方法として実現したり、それらのステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体やインターネット等の伝送媒体を介して配信することができるのは言うまでもない。
本発明に係る動きベクトル検出装置および動きベクトル検出方法によれば、符号化対象ブロックの動きベクトルを探索する参照画像の枚数を効率よく減らすことで処理量を削減しつつ、符号化対象ブロックの動きベクトルを高い精度で検出することが可能となる。これにより、動画像の符号化効率を改善することが可能となる。
以下、本発明の各実施の形態について、それぞれ図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る動きベクトル検出装置を備えた動画像符号化装置の構成を示すブロック図である。
動画像符号化装置100は、入力される動画像をブロック単位で符号化するための装置であり、図1に示すように画像縮小部1、ピクチャメモリ2、領域分割部3、領域動きベクトル検出部4、相関度算出部5、参照画像選択部6、および符号化部7を備えている。なお、本実施の形態では、符号化部7ではH.264規格に従って符号化することを前提とする。また、符号化部7で実際に行われるマクロブロック単位の動きベクトル検出は、一つの矩形領域を探索することを前提とする。
画像縮小部1は、符号化すべきマクロブロック(符号化対象ブロック)を含む符号化対象画像(入力画像)と、符号化対象ブロックを符号化するための動きベクトルを検出するために参照することが可能な複数の参照画像候補とを受け取り、それぞれ周辺の画素を演算して画素数を低減した縮小符号化対象画像および複数の縮小参照候補画像を生成する。ここでは、画像縮小部1は、それぞれ周辺の画素を演算して縮小符号化対象画像および縮小参照候補画像を生成しているが、これに限られるものではなく、例えば、単に画素を間引くだけでもよい。ピクチャメモリ2には、画像縮小部1によって生成された縮小参照候補画像が格納される。
領域分割部3は、画像縮小部1によって生成された縮小符号化対象画像を複数個の領域(分割領域)に分割する。領域動きベクトル検出部4は、領域分割部3によって分割された領域ごとに、画像縮小部1によって生成された各縮小参照候補画像に対する領域動きベクトルをそれぞれ検出する。すなわち、領域動きベクトル検出部4は、対象とする領域に最も近い、対象とする縮小参照候補画像に含まれる画像領域の位置を求め、この位置を示す動きベクトルを、その縮小参照候補画像に対する領域動きベクトルとして検出する。そして、領域動きベクトル検出部4は、このような動作を各縮小参照候補画像に対して行って、その領域についての各縮小参照候補画像に対する領域動きベクトルを検出する。
相関度算出部5は、領域動きベクトル検出部4によって検出された各縮小参照候補画像に対する領域動きベクトルの確からしさを示す指数である相関度を領域ごとに算出する。すなわち、相関度算出部5は、領域ごとに、その領域およびその領域の領域動きベクトルで示される縮小参照候補画像に含まれる画像値の共分散を用いて、領域動きベクトルの相関度を算出する。そして、相関度算出部5は、このような動作を各縮小参照候補画像に対する領域動きベクトルに対して行って、その領域についての各領域動きベクトルに関する相関度を検出する。
参照画像選択部6は、領域動きベクトル検出部4によって検出された領域動きベクトルと、相関度算出部5によって算出された領域動きベクトルの相関度とに基づいて、領域ごとに、符号化対象ブロックの動きベクトルを検出するために参照することが可能な複数の参照画像候補の中から1つの参照画像を選択する。
図2は、動画像符号化装置100の符号化部7の構成を示すブロック図である。
符号化部7は、動き検出部702、動き補償部703、差分演算部704、直交変換部705、量子化部706、逆量子化部707、逆直交変換部708、加算部709、ピクチャメモリ710、および可変長符号化部712を備えている。なお、H.264規格では、Iピクチャ、イントラマクロブロックの場合、イントラ予測を行うが、本実施の形態では動き補償の説明を中心とするため、ここでは説明を省略する。
入力画像は、動き検出部702、および差分演算部704に入力される。
動き検出部702は、参照画像選択部6によって選択された参照画像を用いて、符号化対象ブロックの動きベクトルを検出する。すなわち、動き検出部702は、参照画像選択部6によって選択された参照画像内で設定される所定の動きベクトル探索範囲を探索することによって、最も符号化対象ブロックに近い画像領域を検出してその位置を示す動きベクトルを検出する。ここで、最も符号化対象ブロックに近い画像領域は、例えば、参照画像に含まれる探索領域に存在する画素データと、符号化対象ブロックの画素データとの間の差分絶対値和を求め、差分絶対値和が最小となる画像領域である。なお、H.264規格では、符号化対象ブロックである16画素×16画素のマクロブロックについて、16×16、16×8、8×16、8×8、8×4、4×8、4×4等のブロックサイズで動きベクトル検出を行って、動き補償を行うことが可能である。
動き補償部703は、動き検出部702によって検出された動きベクトルを用いて、ピクチャメモリ710に格納されている復号化画像(参照画像)から予測画像に最適な画像領域を取り出し、予測画像を生成する。
一方、入力画像が入力された差分演算部704は、入力画像と予測画像の差分値を計算し、直交変換部705に出力する。直交変換部705は、差分値を周波数係数に変換し、量子化部706に出力する。量子化部706は、入力された周波数係数を量子化し、量子化値を可変長符号化部712に出力する。
逆量子化部707は、入力された量子化値を逆量子化して周波数係数に復元し、逆直交変換部708に出力する。逆直交変換部708は、周波数係数から画素差分値に逆周波数変換し、加算部709に出力する。加算部709は、画素差分値と、動き補償部703から出力される予測画像とを加算して復号化画像とする。可変長符号化部111は、量子化値および動きベクトル等を可変長符号化してストリームを出力する。
次に、このように構成された動きベクトル検出装置を備えた動画像符号化装置100の動作について説明する。図3は参照することが可能な複数の参照画像候補の中から1つの参照画像を選択する際の動作の流れを示すフローチャートである。
まず、画像縮小部1は符号化対象画像を受け取る。符号化対象画像は、例えば1920画素×1080画素によって構成され、符号化すべき符号化対象ブロックを含んでいる。本実施の形態ではH.264規格に従って符号化することを前提としているので、符号化対象ブロックは、16画素×16画素によって構成されるマクロブロックである。画像縮小部1は、符号化対象画像を縮小し、縮小符号化対象画像を生成する。
また、画像縮小部1は、符号化部7によってローカルデコードされた、符号化対象ブロックを符号化するための動きベクトルを検出するために参照することが可能な複数の参照画像候補を受け取る。ローカルデコードされた参照画像候補は、符号化対象画像と同様に例えば1920画素×1080画素によって構成されている。画像縮小部1は、各参照画像候補を縮小し、それぞれ縮小参照候補画像を生成する(ステップS101)。そして、画像縮小部1によって生成された各縮小参照候補画像は、ピクチャメモリ2に格納される。
次に、領域分割部3は、画像縮小部1によって生成された縮小符号化対象画像を複数個の領域に分割する(ステップS102)。ここでは、例えば図4(a)に示すように縮小符号化対象画像を水平垂直それぞれ2分割し、領域A、領域B、領域C、および領域Dの4個の領域に分割するものとする。
次に、領域動きベクトル検出部4は、領域分割部3によって分割された領域ごとに、画像縮小部1によって生成された各縮小参照候補画像に対する領域動きベクトルをそれぞれ検出する(ステップS103)。例えば、図4(b)に示すように領域Bの領域動きベクトルAMVを検出する時、対象とする縮小参照候補画像と重なっている部分のみでマッチングを行って評価値を算出する。このとき、重なっている部分が狭くなると評価値が小さくなるので、これを重なっている部分の大きさで補正した値を算出する。そして、領域動きベクトル検出部4は、補正した評価値が最も小さくなる位置を求め、この位置を示す動きベクトルをその縮小参照候補画像に対する領域動きベクトルAMVとして検出する。ここで、例えば複数の参照画像候補が3つのピクチャであるとすると、まず、図5に示すように1つめの縮小参照候補画像52に対する領域動きベクトルを検出する。なお、縮小参照候補画像と重なっている部分のみでマッチングを行うのではなく、例えば縮小参照候補画像の外の領域の画素データを補完した上で、領域全体でマッチングを行っても構わない。
次に、相関度算出部5は、領域動きベクトル検出部4によって検出された領域動きベクトルAMVの確からしさを示す指数である相関度を算出する(ステップS104)。すなわち、相関度算出部5は、図4(b)に示すように領域動きベクトルAMVの確からしさに相当する重なり部分の相関度合いを、重なり部分の共分散を求め、図4(c)に示す式を用いて相関度を算出する。なお、ここでは、重なり部分の共分散を求めているが、その他の指数、例えば重なり部分の画素の差分絶対値の総和などを用いても良い。
次に、参照画像選択部6は、相関度算出部5によって算出された領域動きベクトルAMVの相関度が所定の閾値より高いか否かを判定する(ステップS105)。この結果、領域動きベクトルAMVの相関度が所定の閾値より高い場合(ステップS105で高)、参照画像選択部6は、参照画像候補に関するカウントを行う(ステップS106)。一方、領域動きベクトルの相関度が所定の閾値より高くない場合(ステップS105で低)、参照画像候補に関するカウントを行わない。
この領域動きベクトルの検出処理(ステップS103)から参照画像候補に関するカウント処理(ステップS106)までの動作を、符号化対象ブロックの動きベクトルを検出するために参照することが可能な複数の参照画像候補の数だけ繰り返す。すなわち、上記の例では、図5に示すように2つめの縮小参照候補画像53に対する領域動きベクトルを検出し、その相関度の算出、相関度の判定、および参照画像候補に関するカウント処理を行う。次に、3つめの縮小参照候補画像54に対する領域動きベクトルを検出し、その相関度の算出、相関度の判定、および参照画像候補に関するカウント処理を行うことになる。
次に、参照画像選択部6は、参照画像候補に関するカウントがあるか否かを判定する(ステップS107)。この結果、参照画像候補に関するカウントがある場合(ステップS107でYes)、参照画像選択部6は、所定の閾値より高い相関度を有するピクチャの中で、最も高い相関度を有するピクチャを参照画像として選択する(ステップS108)。一方、参照画像候補に関するカウントがない場合(ステップS107でNo)、すなわち所定の閾値より高い相関度を有するピクチャがない場合、参照画像選択部6は、領域動きベクトルの大きさが最も小さい値であるピクチャを参照画像として選択する(ステップS109)。
次に、参照画像選択部6は、すべての領域に対して参照画像を選択したか否かを判定する(ステップS110)。この結果、すべての領域に対して参照画像を選択した場合(ステップS110でYes)、1つの符号化対象画像に対する処理を終了する。一方、すべての領域に対して参照画像を選択していない場合(ステップS110でNo)、領域動きベクトルの検出処理(ステップS103)から参照画像選択処理(ステップS108またはステップS109)までの動作を繰り返す。
このように動作することで、縮小符号化対象画像の各領域について、例えば図6に示すように領域Aおよび領域Bに対して縮小参照候補画像52に対応する参照画像が選択され、領域Cに対して縮小参照候補画像54に対応する参照画像が選択され、領域Dに対して縮小参照候補画像53に対応する参照画像が選択されるというように、参照画像が選択されることになる。
そして、符号化部7の動き検出部702は、上記のように参照画像選択部6によって選択された参照画像を用いて、符号化対象ブロックの動きベクトルを検出する。
以上のように、本実施の形態では、領域動きベクトル検出部4によって検出された領域動きベクトルと、相関度算出部5によって検出された領域動きベクトルの相関度とに基づいて、参照することが可能な複数の参照画像候補の中から1つの参照画像を選択している。よって、動きベクトルを探索する参照画像候補の枚数を減らしつつ、精度の高い動きベクトルを検出することが可能となり、符号化効率を改善することができる。
なお、本実施の形態では、参照することが可能な複数の参照画像候補の中から1つの参照画像を選択する際の動作について説明しているが、これに限られるものではない。例えば、2つの参照画像を選択してもよく、この場合は、上記の選択方法で1番目の参照画像を選択した後、2番目に相関度の高い参照画像候補を2番目の参照画像として選択する。または、所定の閾値より高い相関度の参照画像候補が1つであれば、相関度が所定の閾値以下である参照画像候補の中で領域動きベクトルの大きさが最も小さい値である参照画像候補を2番目の参照画像として選択する。さらに、参照することが可能な複数の参照画像候補が4つ以上で、3つ参照画像を選択する場合等であっても、上記同様の方法で選択することが可能である。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2に係る動きベクトル検出装置を備えた動画像符号化装置の構成を示すブロック図である。なお、実施の形態1と同じ構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
動画像符号化装置200は、実施の形態1の動画像符号化装置100の構成に加えて、図7に示すように探索範囲決定部201を備えている。
探索範囲決定部201は、領域動きベクトル検出部4によって検出された領域動きベクトルと、相関度算出部5によって算出された領域動きベクトルの相関度とに基づいて、参照画像選択部6によって選択された参照画像に対する、動きベクトル探索範囲の広さ、動きベクトル探索範囲のずらし量、動きベクトル探索時の位置間引き量、評価値計算の間引き量等の動きベクトル探索範囲に関する情報を決定する。
また、符号化部7の構成についても実施の形態1と同様であるが、動き検出部702の動作が相違する。
動き検出部702は、探索範囲決定部201によって決定された動きベクトル探索範囲に関する情報を用いて、符号化対象ブロックの動きベクトル探索範囲を決定し、決定した動きベクトル探索範囲で、参照画像選択部6によって選択された参照画像を探索することによって、最も符号化対象ブロックに近い画像領域を検出してその位置を示す動きベクトルを検出する。
次に、このように構成された動きベクトル検出装置を備えた動画像符号化装置200の動作について説明する。図8は参照画像を選択および動きベクトル探索範囲に関する情報を決定する際の動作の流れを示すフローチャートである。
縮小符号化対象画像および各縮小参照候補画像の生成処理(ステップS101)から参照画像選択処理(ステップS108またはステップS109)までの動作については実施の形態1と同じである。
参照画像が選択されると、探索範囲決定部201は、動きベクトル探索範囲に関する情報を決定する(ステップS201)。図9はこの動きベクトル探索範囲に関する情報を決定する際の動作の詳細な流れを示すフローチャートである。
まず、探索範囲決定部201は、選択された参照画像に対する領域動きベクトルの相関度が所定の閾値より高いか否かを判定する(ステップS301)。この結果、領域動きベクトルの相関度が所定の閾値より高い場合(ステップS301でYes)、探索範囲決定部201は、選択された参照画像に対する領域動きベクトルが所定の閾値より大きいか否かを判定する(ステップS302)。この結果、領域動きベクトルが所定の閾値より大きい場合(ステップS302でYes)には、探索範囲決定部201は、動きベクトル探索範囲のずらし量を大きく、間引き量を小さく、探索範囲を中にするように決定する(ステップS303)。一方、領域動きベクトルが所定の閾値より大きくない場合(ステップS302でNo)には、探索範囲決定部201は、動きベクトル探索範囲のずらし量を小さく、間引き量を小さく、探索範囲を狭くするように決定する(ステップS304)。
また、領域動きベクトルの相関度が所定の閾値より高くない場合(ステップS301でNo)、探索範囲決定部201は、選択された参照画像に対する領域動きベクトルが所定の閾値より大きいか否かを判定する(ステップS305)。この結果、領域動きベクトルが所定の閾値より大きい場合(ステップS305でYes)には、探索範囲決定部201は、動きベクトル探索範囲のずらし量を中に、間引き量を大きく、探索範囲を広くするように決定する(ステップS306)。一方、領域動きベクトルが所定の閾値より大きくない場合(ステップS305でNo)には、探索範囲決定部201は、動きベクトル探索範囲のずらし量を小さく、間引き量を大きく、探索範囲を中にするように決定する(ステップS307)。
相関度が高ければ、画像の一致度合いが高く、領域動きベクトルの精度が高いと判断できる。そして、領域動きベクトルの精度が高いと符号化対象ブロックの動きベクトルにばらつきが少ないと判断できるため、上記のように、相関度が高い場合には、相関度が低い場合に比べて探索範囲を狭めに決定している。また、この場合には、間引き量を小さく決定している。一方、相関度が低ければ、画像の一致度合いが低く、領域動きベクトルの精度が低いと判断できる。そして、領域動きベクトルの精度が低いと符号化対象ブロックの動きベクトルにばらつきが多いと判断できるため、上記のように、相関度が低い場合には、相関度が高い場合に比べて探索範囲を広めに決定している。また、探索範囲を広めにした場合には処理量が増加するので、間引き量を大きく決定している。
このように動きベクトル探索範囲に関する情報が決定されると、探索範囲決定部201は、すべての領域に対して処理が終了したか否かを判定する(ステップS110)。この結果、すべての領域に対して処理が終了した場合(ステップS110でYes)、1つの符号化対象画像に対する処理を終了する。一方、すべての領域に対して処理が終了していない場合(ステップS110でNo)、領域動きベクトルの検出処理(ステップS103)から動きベクトル探索範囲に関する情報の決定処理(ステップS201)までの動作を繰り返す。
次に、上記のように決定された動きベクトル探索範囲に関する情報を用いて、決定符号化部7の動き検出部702が行う動きベクトル探索範囲の決定、および動きベクトル探索について説明する。
まず、探索範囲のずらし方について説明する。図10は動きベクトル探索範囲のずらし方について説明するための図である。
縮小符号化対象画像と同様に符号化対象画像を水平垂直それぞれ2分割し、4個の領域に分割する。それぞれの領域が縮小符号化対象画像の各領域Aから領域Dに相当する。基準位置の探索範囲は、符号化対象ブロックを中心とした図10に示す点線で囲まれた範囲である。動き検出部702は、探索範囲決定部201で決定された各領域での探索範囲のずらし量Rの分だけ、基準位置の探索範囲からずらし、図10に示す実線で囲まれた範囲で動きベクトルを探索する。例えば、ずらし量Rがある場合は図10に示す領域A、領域B、領域Cのようにそれぞれずらし量Rの分だけ探索範囲をずらし、ずらし量Rが0の場合は図10に示す領域Dのように基準位置の探索範囲と同じ探索範囲になる。
次に、動きベクトル探索範囲の広さについて説明する。図11は動きベクトル探索範囲の広さおよびずらし方について説明するための図である。
上記と同様、基準位置の探索範囲は、符号化対象ブロックを中心とした図11に示す点線で囲まれた範囲である。動き検出部702は、探索範囲決定部201で決定された各領域での動きベクトル探索範囲の広さで、基準位置の探索範囲を所定量拡大、そのまま、または所定量縮小した上で、探索範囲のずらし量R’の分だけずらし、図11に示す実線で囲まれた範囲で動きベクトルを探索する。例えば、探索範囲が広く、ずらし量R’がある場合は図11に示す領域Aのように基準位置の探索範囲を所定量拡大し、拡大した探索範囲をずらし量R’の分だけずらす。また、探索範囲が中で、ずらし量R’がある場合は図11に示す領域Bのように基準位置の探索範囲をそのままの広さで、ずらし量R’の分だけ探索範囲をずらす。探索範囲が狭く、ずらし量R’がある場合は図11に示す領域Cのように基準位置の探索範囲を所定量縮小し、縮小した探索範囲をずらし量R’の分だけずらす。また、探索範囲が狭く、ずらし量R’が0の場合は図11に示す領域Dのように基準位置の探索範囲を縮小した探索範囲になる。なお、ここでは、基準位置の探索範囲を拡大縮小するとしているが、これに限られるものではなく、あらかじめ決められた探索範囲の広さにした上で、探索範囲のずらし量の分だけずらしても構わない。
次に、探索位置の間引き量について説明する。図12は動きベクトル探索位置の間引き量について説明するための図である。
探索範囲決定部201で探索範囲を広げた場合、全ての位置で評価値を算出し、動きベクトルを探索すると、探索範囲の広さに比例して処理量が増加する。処理量を抑えつつ探索範囲を広げる方法の一つとして、探索位置の間引きを行う。例えば、水平1/2間引きを行う場合、動き検出部702は、図12に示すように水平方向に1画素とばした位置ごとに、最初の探索位置、2番目の探索位置、3番目の探索位置、…と順に探索する。
次に、評価値算出の間引き量について説明する。図13は動きベクトル探索時の評価値算出の間引き量について説明するための図である。
動きベクトル探索時の評価値算出の間引き量も、探索位置の間引き量と目的は同じで、処理量を抑えつつ探索範囲を広げる方法の一つである。例えば、水平1/2間引きの場合、動き検出部702は、図13に示すように水平方向に1画素とばした位置ごとの画素データを用いて評価値を算出する。一般的には、符号化対象ブロックと探索位置とのそれぞれの画素の差分絶対値和を算出するが、図13に斜線で示す画素位置のみで差分絶対値和を算出する。
以上のように、本実施の形態では、領域動きベクトル検出部4によって検出された領域動きベクトルと、相関度算出部5によって検出された領域動きベクトルの相関度に基づいて、動きベクトル探索範囲の広さ、動きベクトル探索範囲のずらし量、動きベクトル探索時の位置間引き量、評価値計算の間引き量等の動きベクトル探索範囲に関する情報を決定している。よって、動きベクトル探索範囲を効率よく決定し、動きベクトルを精度よく検出することができる。
なお、本実施の形態では、領域動きベクトルの大きさおよび領域動きベクトルの相関度について、それぞれ所定の閾値より大きいか否かにより条件を2つに分け、合計4つの場合に分けて動きベクトル探索範囲に関する情報を決定しているが、これに限られるものではない。例えば、閾値を複数設けて条件を3つ以上に分けて場合分けをさらに詳細に行っても構わない。
(実施の形態3)
上記実施の形態2では、動き検出部702において動きベクトルを検出する際の動きベクトル探索領域が1つの場合について説明したが、本実施の形態では、動きベクトル探索領域を複数の有する場合について説明する。
図14は、本発明の実施の形態3に係る動きベクトル検出装置における探索範囲の設定方法について説明するための図である。なお、構成は、実施の形態2と同様であるので、説明を省略する。
動き検出部702は、図14に示すように、符号化対象ブロック(マクロブロック)を中心とした所定の広さの矩形領域の探索範囲91と、領域動きベクトルAMVの指す位置を中心とする矩形領域の探索範囲92とを探索する。この探索範囲92は、実施の形態1と同様に、相関度や領域動きベクトルの大きさから探索位置の間引き量、評価値算出の間引き量、探索範囲の広さを変えることも可能である。
なお、ここでは、2つの探索範囲を探索する事を前提としているが、H.2642規格で定められている予測ベクトルが指す位置を中心とする矩形領域を探索する事も可能である。この場合、動き検出部702は、図15に示すように、符号化対象ブロック(マクロブロック)を中心とした所定の広さの矩形領域の探索範囲91と、領域動きベクトルAMVの指す位置を中心とする矩形領域の探索範囲92とに加えて、予測ベクトルPMVが指す位置を中心とする矩形領域の探索範囲93を探索する。
以上のように、符号化対象ブロックを中心とした探索範囲91と、領域動きベクトルAMVに基づく探索範囲92という複数の探索範囲を探索することによって、例えば、1つずつの探索範囲を狭く設定しても、動きベクトルを精度よく検出することができる。
(実施の形態4)
本実施の形態では、領域の境界部分に存在するマクロブロック(符号化対象ブロック)に対する動きベクトル探索範囲に関する情報を補正する場合について説明する。
図16は、本発明の実施の形態4に係る動きベクトル検出装置における動きベクトル探索範囲に関する情報の補正方法について説明するための図である。なお、構成は、実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
探索範囲決定部201は、隣接する領域のそれぞれの相関度に応じて、領域の境界付近に位置するマクロブロックに対する動きベクトル探索範囲に関する情報を補正する。ここで、符号化対象画像の各領域A〜Dについて、相関度の高さが図16に示すように領域B、領域D、領域A、領域Cの順であったとする。この場合、探索範囲決定部201は、相関度の低い側の領域にある領域の境界に存在するマクロブロックの参照画像と、領域動きベクトルまたは探索範囲ずらし量とを相関度の高い領域の値を用いるように補正を行う。例えば、領域D、領域A、および領域Cに含まれ、領域Bに隣接する領域111については、領域Bの参照画像と、領域動きベクトルまたは探索範囲ずらし量とを用いるように補正される。また、領域Cに含まれ、領域Aに隣接する領域112については、領域Aの参照画像と、領域動きベクトルまたは探索範囲ずらし量とを用いるように補正される。また、領域Cに含まれ、領域Dに隣接する領域113については、領域Dの参照画像と、領域動きベクトルまたは探索範囲ずらし量とを用いるように補正される。
以上のように、領域の境界部分に存在するマクロブロックに対する参照画像と動きベクトル探索範囲に関する情報とを隣接する領域のそれぞれの相関度に応じて補正しているので、動きベクトル探索範囲を効率よく決定し、動きベクトルを精度よく検出することができる。
なお、ここでは、境界に存在する一列のマクロブロックを対象としているが、複数列のマクロブロックを対象とすることも可能である。また、相関度の差に基づいて補正するマクロブロックの数を変えても構わない。例えば、相関度が0〜1の間で設定されている場合、相関度の差が0.5以上の場合は2マクロブロック分、0.25以上0.5未満の場合は1マクロブロック分の領域動きベクトルまたは探索範囲のずらし量を補正する。または、領域の境界近傍にあるマクロブロックの領域動きベクトルまたは探索範囲のずらし量を相関度により線形補間することで置き換えることも可能である。
また、図1、図2、図7に示したブロック図の各機能ブロックは典型的には集積回路であるLSIとして実現される。このLSIは1チップ化されても良いし、複数チップ化されても良い。(例えばメモリ以外の機能ブロックが1チップ化されていても良い。)ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用しても良い。
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適応等が可能性としてありえる。
また、各機能ブロックのうち、データを格納するユニットだけ1チップ化せずに、別構成としても良い。
本発明に係る動きベクトル検出装置および動きベクトル検出方法は、H.264規格に従ってピクチャ間予測を用いて画像圧縮を行い、TV放送の録画やムービー等の撮影を行う用途として有用であり、例えば、パーソナルコンピュータ、HDDレコーダ、DVDレコーダ、ビデオカメラ、およびカメラ付き携帯電話機等に適用できる。
本発明の実施の形態1に係る動きベクトル検出装置を備えた動画像符号化装置の構成を示すブロック図である。 動画像符号化装置の符号化部の構成を示すブロック図である。 複数の参照画像候補の中から1つの参照画像を選択する際の動作の流れを示すフローチャートである。 (a)縮小符号化対象画像の分割を示す図であり、(b)領域Bと縮小参照候補画像とのマッチングを示す図であり、(c)相関度を算出する式を示す図である。 各縮小参照候補画像に対する領域動きベクトルの検出について説明するための図である。 領域ごとの縮小参照候補画像に対する領域動きベクトルの検出について説明するための図である。 本発明の実施の形態2に係る動きベクトル検出装置を備えた動画像符号化装置の構成を示すブロック図である。 参照画像を選択および動きベクトル探索範囲に関する情報を決定する際の動作の流れを示すフローチャートである。 動きベクトル探索範囲に関する情報を決定する際の動作の流れを示すフローチャートである。 動きベクトル探索範囲のずらし方について説明するための図である。 動きベクトル探索範囲の広さおよびずらし方について説明するための図である。 動きベクトル探索位置の間引き量について説明するための図である。 動きベクトル探索時の評価値算出の間引き量について説明するための図である。 本発明の実施の形態3に係る動きベクトル検出装置における探索範囲の設定方法について説明するための図である。 本発明の実施の形態3に係る動きベクトル検出装置における他の探索範囲の設定方法について説明するための図である。 本発明の実施の形態4に係る動きベクトル検出装置における動きベクトル探索範囲に関する情報の補正方法について説明するための図である。
符号の説明
1 画像縮小部
2 ピクチャメモリ
3 領域分割部
4 領域動きベクトル検出部
5 相関度算出部
6 参照画像選択部
7 符号化部
100、200 動画像符号化装置
201 探索範囲決定部
702 動き検出部
703 動き補償部
704 差分演算部
705 直交変換部
706 量子化部
707 逆量子化部
708 逆直交変換部
709 加算部
710 ピクチャメモリ
712 可変長符号化部

Claims (8)

  1. 符号化対象画像に含まれる符号化対象ブロックの参照画像に対する動きベクトルを検出する動きベクトル検出装置であって、
    前記符号化対象画像および複数の参照画像候補からそれぞれ画素数を低減した縮小符号化対象画像および複数の縮小参照候補画像を生成する画像縮小手段と、
    前記縮小符号化対象画像を複数の領域に分割する領域分割手段と、
    前記領域分割手段によって分割された分割領域の前記縮小参照候補画像に対する動きベクトルである領域動きベクトルを、複数の前記縮小参照候補画像ごとに検出する領域動きベクトル検出手段と、
    前記領域動きベクトルおよび前記縮小参照候補画像から生成される分割領域予測画像と、前記分割領域画像との相関度を、複数の前記縮小参照候補画像ごとに算出する相関度算出手段と、
    複数の前記参照画像候補の中から少なくとも1つの参照画像を前記相関度に基づいて前記分割領域ごとに選択する参照画像選択手段と、
    前記分割領域に対応する領域に含まれる前記符号化対象ブロックの動きベクトルを、当該分割領域に対して前記参照画像選択手段によって選択された前記参照画像を用いて検出する動き検出手段と
    を備えることを特徴とする動きベクトル検出装置。
  2. 前記参照画像選択手段は、複数の前記参照画像候補の中から、前記相関度が高い縮小参照候補画像に対応する参照画像を選択する
    ことを特徴とする請求項1記載の動きベクトル検出装置。
  3. 前記参照画像選択手段は、複数の前記参照画像候補の中から少なくとも1つの参照画像を前記相関度および前記領域動きベクトルに基づいて前記分割領域ごとに選択する
    ことを特徴とする請求項1記載の動きベクトル検出装置。
  4. 前記参照画像選択手段は、複数の前記縮小参照候補画像ごとに算出された前記相関度が所定の閾値以上であるか否かを判定し、前記相関度が前記閾値以上である縮小参照候補画像がある場合、前記閾値以上である縮小参照候補画像の中から前記相関度が高い縮小参照候補画像に対応する参照画像を選択し、前記相関度が前記閾値以上である縮小参照候補画像がない場合、前記領域動きベクトルが小さい縮小参照候補画像に対応する参照画像を選択する
    ことを特徴とする請求項3記載の動きベクトル検出装置。
  5. 前記動きベクトル検出装置は、さらに、
    前記符号化対象ブロックの動きベクトル探索範囲に関する情報を前記領域動きベクトルに基づいて決定する探索範囲決定手段を備え、
    前記動き検出手段は、前記探索範囲決定手段によって決定された前記動きベクトル探索範囲に関する情報に基づいて、前記参照画像決定手段によって決定された前記参照画像における前記動きベクトル探索範囲を決定し、決定した前記動きベクトル探索範囲内を探索することによって、前記符号化対象ブロックの動きベクトルを検出する
    ことを特徴とする請求項1記載の動きベクトル検出装置。
  6. 前記探索範囲決定手段は、前記領域動きベクトルおよび前記相関度に基づいて、前記動きベクトル探索範囲に関する情報を決定する
    ことを特徴とする請求項3記載の動きベクトル検出装置。
  7. 符号化対象画像に含まれる符号化対象ブロックの参照画像に対する動きベクトルを検出する動きベクトル検出方法であって、
    前記符号化対象画像および複数の参照画像候補からそれぞれ画素数を低減した縮小符号化対象画像および複数の縮小参照候補画像を生成する画像縮小ステップと、
    前記縮小符号化対象画像を複数の領域に分割する領域分割ステップと、
    前記領域分割ステップにおいて分割された分割領域の前記縮小参照候補画像に対する動きベクトルである領域動きベクトルを、複数の前記縮小参照候補画像ごとに検出する領域動きベクトル検出ステップと、
    前記領域動きベクトルおよび前記縮小参照候補画像から生成される分割領域予測画像と、前記分割領域画像との相関度を、複数の前記縮小参照候補画像ごとに算出する相関度算出ステップと、
    複数の前記参照画像候補の中から少なくとも1つの参照画像を前記相関度に基づいて前記分割領域ごとに選択する参照画像選択ステップと、
    前記分割領域に対応する領域に含まれる前記符号化対象ブロックの動きベクトルを、当該分割領域に対して前記参照画像選択ステップにおいて選択された前記参照画像を用いて検出する動き検出ステップと
    を含むことを特徴とする動きベクトル検出方法。
  8. 符号化対象画像に含まれる符号化対象ブロックの参照画像に対する動きベクトルを検出するための集積回路であって、
    前記符号化対象画像および複数の参照画像候補からそれぞれ画素数を低減した縮小符号化対象画像および複数の縮小参照候補画像を生成する画像縮小手段と、
    前記縮小符号化対象画像を複数の領域に分割する領域分割手段と、
    前記領域分割手段によって分割された分割領域の前記縮小参照候補画像に対する動きベクトルである領域動きベクトルを、複数の前記縮小参照候補画像ごとに検出する領域動きベクトル検出手段と、
    前記領域動きベクトルおよび前記縮小参照候補画像から生成される分割領域予測画像と、前記分割領域画像との相関度を、複数の前記縮小参照候補画像ごとに算出する相関度算出手段と、
    複数の前記参照画像候補の中から少なくとも1つの参照画像を前記相関度に基づいて前記分割領域ごとに選択する参照画像選択手段と、
    前記分割領域に対応する領域に含まれる前記符号化対象ブロックの動きベクトルを、当該分割領域に対して前記参照画像選択手段によって選択された前記参照画像を用いて検出する動き検出手段と
    を備えることを特徴とする集積回路。
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