JP2007165493A - 窒化物半導体を用いたヘテロ構造電界効果トランジスタ - Google Patents

窒化物半導体を用いたヘテロ構造電界効果トランジスタ Download PDF

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Abstract

【課題】その堆積によって堆積領域下のチャネル抵抗を大きく低減することが可能な表面パッシベーション膜を有する、GaN系HFETを例とする、窒化物半導体を用いたヘテロ構造電界効果トランジスタを提供すること。
【解決手段】AlGaN障壁層3上にソース電4極、ゲート電極5、ドレイン電極6が形成され、ソース・ゲート間領域7とゲート・ソース間領域8との上に、0.28 nm 以上 4 nm 以下の厚さのSi膜、2 nm 以上 8 nm 以下の厚さのAl膜、4 nm 以上 200 nm 以下の厚さのSiO膜がこの順番に堆積され、前記3層の膜の厚さの合計が 8 nm 以上 200 nm 以下であることを特徴とする、窒化物半導体を用いたヘテロ構造電界効果トランジスタを構成する。
【選択図】図5

Description

本発明は窒化物半導体を用いたヘテロ構造電界効果トランジスタに関する。
窒化物半導体を用いたヘテロ構造電界効果トランジスタ(Heterostructure Field Effect Transistor:HFET)、特に、GaN系HFETは、次世代の高温・高出力・高耐圧の超高周波トランジスタとして非常に有望であり、実用化に向けて現在盛んに研究が行われている。
現在、GaN系HFETにおいて通常採用されている素子構造上の特徴として、素子表面上に、表面パッシべーション膜(表面保護膜)として絶縁膜が堆積されていることが挙げられる。これは、GaN系HFETにおいては、素子表面を大気にさらしたままの状態において素子動作を行うと、電流コラプスと呼ばれる望ましくない現象(ドレイン電圧の増大やゲート電圧の負方向増大等の電圧印加履歴により、ドレイン電流が減少してしまう現象)が起こるためで、表面パッシベーション膜によってこの現象を低減・抑制している。
表面パッシベーション膜としては、現在、GaN系材料との間に良質な界面の形成が可能なSiN系絶縁膜(Siが典型例)が通常用いられており、膜厚数
10 nm から 200 nm 程度のSiN系絶縁膜を素子表面上に堆積することによって表面パッシベーション膜が形成されている(下記非特許文献1参照)。
ところで、HFETの素子特性のさらなる向上のためには、ソース・ゲート電極間領域およびゲート・ドレイン電極間領域(以下、略して単に「電極間領域」と呼ぶ)下のチャネル抵抗を低減することが有効である。このことは、高出力・高耐圧用に設計された、あるいは、スイッチング用に設計された、ソース・ゲート電極間距離およびゲート・ドレイン電極間距離の大きいHFETにおいては、特に重要である。また、今後、より高い利得を得る目的でHFETの障壁層(AlGaN/GaN HFETにおいてはAlGaN層)の膜厚を低減した場合においても、一般に電極間領域下のチャネル抵抗が大きくなり、利得増大の妨げとなってしまうため、前記抵抗を低減することが非常に重要になってくる。特に、障壁層の膜厚を低減したHFETを用いて、エンハンスメント型の素子(ドレイン電圧を印加しても、ゲート電圧がゼロの時はドレイン電流が流れず、正のゲート電圧を印加することによってドレイン電流が流れるようになる動作をする素子)を作製する場合には、電極間領域下のチャネル抵抗がもともと非常に高いため、前記抵抗を低減することが、良好な素子特性を得る上で必須となってくる。
このように、電極間領域下において低いチャネル抵抗を得ることは、今後、GaN系HFFTの素子特性を向上させる上で非常に重要である。ここで、電極間領域上には、通常、上述の表面パッシベーション膜が堆積されるので、結局、堆積することによってより低いチャネル抵抗が得られる絶縁膜を表面パッシベーション膜として用いることが、素子特性を向上させる上で重要となる。
Bruce M. Green, et al., IEEE Electron Device Lett., vol. 21, pp.268-270, June 2000.
現在、GaN系HFETにおける表面パッシベーション膜としては、GaN系材料との間に良質な界面の形成が可能なゆえに、電流コラプスの抑制効果の良好なSiN系絶縁膜が通常用いられているが、堆積領域下のチャネル抵抗を最大限に低減するパッシベーション膜の開発を行うことが、今後の素子特性のさらなる向上に非常に重要である。
本発明が解決しようとする課題は、その堆積によって堆積領域下のチャネル抵抗を大きく低減することが可能な表面パッシベーション膜を有する、GaN系HFETを例とする、窒化物半導体を用いたヘテロ構造電界効果トランジスタを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明においては、請求項1に記載のように、
窒化物半導体を用いたヘテロ構造電界効果トランジスタにおいて、障壁層上にソース電極、ゲート電極およびドレイン電極が形成され、前記ソース電極と前記ゲート電極との間の領域と、前記ゲート電極と前記ソース電極との間の領域とにおける前記障壁層の上にSi膜、Al膜、SiO膜がこの順番に堆積され、前記Si膜の膜厚は 0.28 nm 以上 4 nm 以下であり、前記Al膜の膜厚は 2 nm 以上 8 nm 以下であり、前記SiO膜の膜厚は 4 nm 以上 200 nm 以下であり、前記Si膜と前記Al膜と前記SiO膜との合計膜厚は 8 nm 以上 200 nm 以下であることを特徴とする、窒化物半導体を用いたヘテロ構造電界効果トランジスタを構成する。
また、本発明においては、請求項2に記載のように、
窒化物半導体を用いたヘテロ構造電界効果トランジスタにおいて、障壁層上にソース電極、ゲート電極およびドレイン電極が形成され、前記ソース電極と前記ゲート電極との間の領域と、前記ゲート電極と前記ソース電極との間の領域とにおける前記障壁層の上にSi膜、AlN膜、SiO膜がこの順番に堆積され、前記Si膜の膜厚は 0.28 nm 以上 4 nm 以下であり、前記AlN膜の膜厚は 2 nm 以上 8 nm 以下であり、前記SiO膜の膜厚は 4 nm 以上 200 nm 以下であり、前記Si膜と前記AlN膜と前記SiO膜との合計膜厚は 8 nm 以上 200 nm 以下であることを特徴とする、窒化物半導体を用いたヘテロ構造電界効果トランジスタを構成する。
HFETの表面上の、ソース・ゲート間領域上およびゲート・ドレイン間領域上に、薄いSi膜が堆積され、かつ、その上に、Al膜あるいはAlN膜が堆積され、かつ、その上に、SiO膜が堆積されていることを特徴とする3層の絶縁膜構造を、表面パッシベーション膜として用いることによって、その堆積によって堆積領域下のチャネル抵抗を大きく低減することが可能な表面パッシベーション膜を有する、GaN系HFETを例とする、窒化物半導体を用いたヘテロ構造電界効果トランジスタを提供することが可能となる。
本発明の実施の形態および作用を、図1から図6を用いて説明する。
図1は、表面パッシベーション膜として絶縁膜が堆積されている、GaN系HFET(AlGaN/GaNHFET)の素子構造を模式的に示したものである。AlGaN障壁層3とGaN層2との界面であるAlGaN/GaNヘテロ界面1近傍のGaN層2内には2次元電子ガスが存在してチャネルを形成しており、AlGaN障壁層3上には、ソース電極4、ゲート電極5、ドレイン電極6が形成されている。さらに、ソース・ゲート間領域7およびゲート・ドレイン間領域8(両者を合わせて電極間領域と総称する)においては、AlGaN障壁層3上に、表面パッシベーション膜として、絶縁膜9が堆積されている。従来型の表面パッシベーション膜としては、絶縁膜9として、通常Si膜が堆積されるが、これは、SiとAlGaNとの間には良好な界面が形成可能なため、Si膜による表面パッシベーションによって、電流コラプスが低減・抑制されるためである。
図1において、トランジスタの真性領域はゲート電極5下の領域であり、HFETの真性の特性はこの領域の特性によって決定されるが、実際の素子特性の向上には、電極間領域(特に、ソース・ゲート電極間領域7)下のチャネル抵抗を低減することが有効である。
図2は、AlGaN/GaN HFETにおいて、電極間領域上に表面パッシベーション膜が堆積されていない場合(すなわち、AlGaN表面が大気にさらされている場合)における電極間領域下のポテンシャル形状を、AlGaN/GaNヘテロ界面における2次元電子の蓄積の様子とともに、模式的に示したものである。
また、図3は、AlGaN/GaN HFETにおいて、電極間領域上に表面パッシベーション膜として絶縁膜が堆積されている場合(図1の場合)における電極間領域下のポテンシャル形状を、AlGaN/GaNヘテロ界面における2次元電子の蓄積の様子とともに、模式的に示したものである。以下に、図2および図3における2次元電子濃度の相異について述べる。
図3において、AlGaNと絶縁膜との伝導帯下端のポテンシャルの位置は一般に異なり(すなわち、ポテンシャルの段差が存在し)、最も普通に用いられるAlGa1−XN/GaN(X= 0.2 〜 0.4)HFETにおいては、図3に示されているように、一般に絶縁膜の方がAlGaNよりもポテンシャルの位置が高くなる。(図3においては、前記のポテンシャル位置の差、すなわち、絶縁膜とAlGaNとの伝導帯不連続値は、△E Insと記載されている。)これは、AlGa1−XN/GaN(X= 0.2 〜 0.4)HFETにおいては、絶縁膜がAlGaNに比べて一般により大きなバンドギャップを有するためで、この場合、図3のAlGaN/GaNヘテロ界面におけるGaN層の伝導帯下端の、フェルミ準位に対する相対位置は、図2の場合と比較して、一般により低い位置となる。(すなわち、GaN層の伝導帯下端とフェルミ準位との差(図2および図3において△Eと記載)は、図3の場合に、図2の場合よりも大きくなる。)その結果、図3においては、図2の場合に比べて、より高濃度の2次元電子ガスが蓄積する。すなわち、図3における2次元電子濃度は、図2の場合に比べて高くなる。
2次元電子濃度が増大すると、一般に2次元電子移動度は低下するが、電子濃度増大の効果は電子移動度低下の効果よりも一般に大きく、その結果、2次元電子濃度が増大すると、チャネル抵抗(電子濃度と移動度の積に逆比例)は低減する。結局、図3の場合の方が図2の場合に比べて、チャネル抵抗が低くなる。すなわち、電極間領域上に表面パッシベーション膜として絶縁膜が堆積されたことにより、電極間領域下のチャネル抵抗が低減する。
次に、前述の、絶縁膜堆積による2次元電子濃度増大の効果、またそれによるチャネル抵抗低減の効果が、原理的には、絶縁膜の種類にどのように依存するかを説明する。絶縁膜堆積による2次元電子濃度増大の効果は、一般に、絶縁膜のバンドギャップ(E Ins)がより大きく、かつ、絶縁膜とAlGaNとの伝導帯不連続値(図3において△E Insと記載)がより大きいほど大きくなる。これは、絶縁膜のE Insがより大きく、かつ、△E Insがより大きいほど(したがって、E Insがより大きく、かつ、△E Ins/E Insがより大きいほど)、GaN層の伝導帯下端とフェルミ準位との差(△E)がより大きくなるためで、結局、前記の場合ほど、原理的には、電極間領域下のチャネル抵抗が低減する。
図4に、典型的な4種類の絶縁膜、Si膜、SiO膜、Al膜、AlN膜、および、AlGaN(Al組成= 0.3)/GaN HFETのバンドラインアップ、すなわち、これらの絶縁体および半導体の伝導帯および価電子帯のエネルギー位置関係を示す。図4においては、左から右の順で、絶縁膜のバンドギャップ(E Ins)の大きい順にラインアップの様子を模式的に示してあり(図中ではAlGaNおよびGaNのバンドギャップにも形式的にE Insなる表記を適用)、これとともに、絶縁膜とAlGaNとの伝導帯不連続値(△E Ins)、および、参考までに、絶縁膜とAlGaNとの価電子帯不連続値(△E Ins)を示してある。図4に示されているように、絶縁膜のバンドギャップ(E Ins)の大きい順に絶縁膜を並べると、SiO膜(E Ins= 9.0 eV)、Al膜(7.0 eV)、AlN膜(6.2 eV)、Si膜(4.9 eV)の順であり、さらに、この順番は、AlGaNとの伝導帯不連続値(△E Ins)の順、すなわち、SiO膜(△E Ins= 3.1 eV)、Al膜(2.1 eV)、AlN膜(1.5 eV)、Si膜(0.7 eV)の順とも一致している。また、前記の順は、バンドギャップの大きさE Insに加えて、2次元電子濃度増大効果の指標となる、△E Ins/E Insの値の大きい順、すなわち、SiO膜(△E Ins/E Ins= 0.34)、Al膜(0.30)、AlN膜(0.24)、Si膜(0.14)の順と一致している。したがって、絶縁膜堆積による2次元電子濃度の増大、またそれによるチャネル抵抗の低減は、原理的には、E Ins(= 9.0 eV)および△E Ins/E Insの最も大きいSiO膜において最も大きな効果が得られることになる。
SiO膜は、上述のように、原理的には、その堆積によって堆積領域下のチャネル抵抗を最大限に低減することが可能な表面パッシベーション膜である。しかし、実際にSiO膜を表面パッシベーション膜として用いた場合、素子作製プロセスにおいて、SiO膜からシリコン(Si)原子および酸素(O)原子が半導体層(AlGaNおよびGaN)中に拡散・混入し、その結果、電子移動度の低下によってチャネル抵抗が増大してしまうという、大きな問題が生じる。そこで、表面パッシベーション膜としての高い可能性を活かすためには、SiO膜から半導体層へのSi原子およびO原子の拡散・混入を阻止することが必須となる。そのための工夫が、本発明に係るヘテロ構造電界効果トランジスタにおける3層のパッシベーション膜構造において実施されている。
図5は、本発明に係るヘテロ構造電界効果トランジスタであるGaN系HFET(AlGaN/GaN HFET)の素子構造を模式的に示したものである。図において、AlGaN障壁層3とGaN層2との界面であるAlGaN/GaNヘテロ界面1近傍のGaN層2内には2次元電子ガスが存在してチャネルを形成しており、AlGaN障壁層3上には、ソース電極4、ゲート電極5、ドレイン電極6が形成されている。さらに、ソース・ゲート間領域7およびゲート・ドレイン間領域8(両者を合わせて電極間領域と総称する)においては、AlGaN障壁層3上に、表面パッシベーション膜として、絶縁膜9が堆積されている。絶縁膜9を除いて、上記の各構成要素は従来のものと変わっていない。本発明に係るヘテロ構造電界効果トランジスタの特徴は、以下に説明するように、絶縁膜9の特別な構成にある。
図5において、AlGaN障壁層3上に、薄いSi膜が堆積され、その上に、Al膜あるいはAlN膜が堆積され、さらにその上にSiO膜が主たる表面パッシベーション膜として堆積され、この3層の膜が絶縁膜9を構成している。かかる特徴を有する3層構造の表面パッシベーション膜(絶縁膜9)が、本発明に係るHFETの表面パッシベーション膜構造である。
図6は、図5における電極間領域7、8下のポテンシャル形状を、AlGaN/GaNヘテロ界面における2次元電子の蓄積の様子とともに模式的に示したもので、図5の3層構造の絶縁膜9においては、図3において一般的に示されている、絶縁膜9とAlGaN障壁層3との伝導帯不連続値(△E Ins)は、最上層で表面を形成しているSiO膜とAlGaN障壁層3との伝導帯不連続値に対応していることが示されている。以下に、図5における、それぞれの絶縁膜層の役割を説明する。
図5において、薄いSi膜の堆積により、AlGaN障壁層3との間に、界面準位密度の低い良好な半導体/絶縁膜ヘテロ界面が形成可能となり、その結果、3層構造の表面パッシベーション膜全体(絶縁膜9)として、良好な半導体/絶縁膜ヘテロ界面が形成可能となる。すなわち、本発明に係るHFETの絶縁膜9を構成する薄いSi膜によって、従来型のSi膜による表面パッシベーション膜と同様に、電流コラプスが低減・抑制される。
図5における3層構造の表面パッシベーション膜(絶縁膜9)の主要な絶縁膜は、最上層のSiO膜である。もし、SiO膜から半導体層へのSi原子およびO原子の拡散・混入を阻止することができるならば、このようにSiO膜によって表面層を形成することによって、2次元電子濃度の増大、またそれによるチャネル抵抗の低減を最大にすることができる。これは、図6に模式的に示されているように、SiO膜によって表面層を形成することによって、SiO膜の大きなバンドギャップ(E Ins= 9.0 eV)、SiO膜とAlGaNとの大きな伝導帯不連続値(△E Ins= 3.1 eV)、および、大きな△E Ins/E Ins比(= 0.34)とを用いて、GaN層2の伝導帯下端とフェルミ準位との差(△E)を最大にすることができる結果、2次元電子濃度の増大、また、それによるチャネル抵抗の低減を最大にすることができるためである。
図5における3層構造の表面パッシベーション膜の中間層、Al膜あるいはAlN膜は、SiO膜から半導体層へのSi原子およびO原子の拡散・混入を阻止するための、いわばストッパー層である。すなわち、Al膜あるいはAlN膜から成る中間層を設けることによって、素子作製プロセス中および素子動作中(特に高温および高出力動作中)に起こる、SiO膜から半導体層へのSi原子およびO原子の拡散・混入を阻止することが可能となる。これは、Al膜あるいはAlN膜を構成するAl原子が、Si原子およびO原子のゲッタリング(捕獲)作用を持っているためである。
以上のように、GaN系HFETにおいて、HFETの表面上の、ソース・ゲート間領域7上およびゲート・ドレイン間領域8上に、薄いSi膜が堆積され、その上に、Al膜あるいはAlN膜が堆積され、さらにその上にSiO膜が主たる表面パッシベーション膜として堆積されている、3層構造の表面パッシベーション膜(図5の絶縁膜9)においては、
(i)薄いSi膜が堆積されていることによって、良好な半導体(AlGaN)/絶縁体(Si)界面の形成が可能となる結果、電流コラプスが低減・抑制され、かつ、
(ii)表面層をSiO膜によって形成することによって、SiO膜の大きなバンドギャップ(E Ins= 9.0 eV)、SiO膜とAlGaNとの大きな伝導帯不連続値(△E Ins= 3.1 eV)、および、大きな△E Ins/E Ins比(= 0.34)を用いて、2次元電子濃度の増大、また、それによるチャネル抵抗の低減を最大にする可能一性が提供され、
(iii)上記Si膜とSiO膜との間に、Al膜あるいはAlN膜から成る中間層を挿入することによって、Al膜あるいはAlN膜を構成するAl原子によるSi原子およびO原子のゲッタリング(捕獲)作用を用いて、SiO膜から半導体層へのSi原子およびO原子の拡散・混入を阻止し、表面パッシベーション膜下の電子移動度の低下を阻止することが可能となる。
その結果として、前記の本発明に係るHFETの3層構造の表面パッシベーション膜(図5の絶縁膜9)によって、2次元電子濃度の増大、また、それによるチャネル抵抗の低減を最大とすることが可能となる。
以上のように、図5に模式的に示される本発明に係るGaN系HFETにおける表面パッシベーション膜によって、その堆積によって堆積領域下のチャネル抵抗の低減を最大とすることが可能な、表面パッシベーション膜が提供される。以上により、本発明による作用がすべて示された。
[実施の形態例1]
図5において、HFETの表面上の、ソース・ゲート間領域7上およびゲート・ドレイン間領域8上に、Si膜、Al膜、SiO膜がこの順番に堆積されていることを特徴とする表面パッシベーション膜構造(絶縁膜9)を形成した。ここで、Si膜の膜厚は、0.28 nm(0.5 原子層)以上 4 nm 以下、Al膜の膜厚は、2 nm 以上 8 nm 以下、SiO膜の膜厚は、4 nm 以上 200 nm 以下、Si膜、Al膜、SiO膜の合計膜厚は、8 nm 以上 200 nm 以下とする。かかる表面パッシベーション膜は、プラズマ・スパッタ法その他の方法によって堆積が可能である。また、表面パッシベーション膜が上記の特徴を有するHFETは、HFETの層構造がいかなる構造であっても、HFETが窒化物半導体を用いたものである限り、本発明の範囲内とする。
図7は、表面パッシベーション膜の堆積によるチャネル抵抗の変化の、絶縁膜厚依存性の一例を模式的に示したもので、本発明に係るHFETのSi/Al/SiO膜の場合(実線)を、原子拡散・混入のストッパ層であるAl膜を挿入しないSi/SiO膜の場合(点線)とともに示してある。Si/Al/SiO膜の場合、膜厚の増大とともにチャネル抵抗が低下し、8-10 nm 程度の膜厚でほぼ飽和する様子が示されており、また、Si/SiO膜の場合も、基本的には同じ傾向であるが、チャネル抵抗の低下量はSi/Al/SiO膜の場合に比べて小さく、絶縁膜形成を含めた素子作製プロセスによっては、チャネル抵抗がむしろ微増することさえもある様子が示されている。これは、Al中間層がない場合は、SiO膜から半導体層へのSi原子およびO原子の拡散・混入がSi膜を通過して起こる結果(その度合いはプロセスに依存)、電子移動度の低下によってチャネル抵抗の低下が妨げられるが、Al中間層がある場合は、Al中間層が原子拡散・混入のストッパ層として機能する結果、本来得られるべきチャネル抵抗の低下が実現されるためである。
また、図7における、Si/Al/SiO膜の堆積によるチャネル抵抗の低下量は、一般にHFETの層構造およびパッシベーション膜の堆積法等の詳細によって異なるが、類似条件での比較において、主要絶縁膜(表面構成膜)がSiO膜で構成されている本発明による表面パッシベーション膜は、主要絶縁膜が他の絶縁膜(Si膜、Al膜、AlN膜)である場合に比べて、最も大きなチャネル抵抗の低下量を示した。
図5において、Si膜とAl膜とSiO膜との合計膜厚は、チャネル抵抗が低減の飽和値に80%以上に近づく膜厚(チャネル抵抗飽和最低膜厚)である、8 nm 以上が必要であるが、大気や水分に対する素子の保護という観点からみても、200 nm を超える膜厚は不要である。また、Si/Al/SiO膜が、その直下の半導体層との間に、良好な半導体/絶縁体(Si)界面の形成を可能とするためには、Si膜の膜厚が、0.28 nm(0.5 原子層)以上であることが必要である。一方、Si/Al/SiO膜におけるSi膜が、チャネル抵抗飽和最低膜厚である 8 nm の1/2、すなわち 4 nm を超えると、その上のAl/SiO膜堆積の効果(チャネル抵抗の低減効果)が弱められてしまうため、Si膜の膜厚は、4 nm 以下であることが必要である。また、Si/Al/SiO膜において、SiO膜堆積の効果(チャネル抵抗の低減効果)を有効に得るためには、SiO膜が、チャネル抵抗飽和最低膜厚である 8 nm の1/2、すなわち 4 nm 以上であることが必要である。さらに、中間層Al膜が、原子拡散・混入のストッパ層として機能するためには、Al膜の膜厚が、2 nm 以上であることが必要である。しかし、Al膜の膜厚が、チャネル抵抗飽和最低膜厚である 8 nm を超えると、その上のSiO膜堆積の効果(チャネル抵抗の低減効果)が弱められてしまうため、Al膜の膜厚は、8 nm 以下であることが必要である。
このように、Si/Al/SiO表面パッシベーション膜に対する要請として、Si膜の膜厚は、0.28 nm(0.5 原子層)以上 4 nm 以下、Al膜の膜厚は、2 nm 以上 8 nm 以下、SiO膜の膜厚は、4 nm 以上 200 nm 以下、Si膜、Al膜、SiO膜の合計膜厚は、8 nm 以上 200 nm 以下であることが、必要とされる。
本実施の形態例として、高出力高周波用に設計されたAl0.3Ga0.7N/GaN HFET上に、1 nm のSi膜、4 nm のAl膜、20 nm のSiO膜をこの順番に堆積した絶縁膜構造を、表面パッシベーション膜として用いたところ、従来構造の表面パッシベーション膜(100 nm のSi膜)を用いた場合に比べて、表面パッシベーション膜下のチャネル抵抗は35%低減され、その結果、ソース抵抗が30%低減された。さらに、本実施の形態例による副次効果として、主絶縁膜であるSiO膜が、Si膜およびAl膜とともに、従来構造のSi膜よりも大きな絶縁耐圧を有する結果、ドレイン耐圧が、従来構造の場合に比べて、50%増大した。
[実施の形態例2]
図5において、HFETの表面上の、ソース・ゲート間領域上およびゲート・ドレイン間領域上に、Si膜、AlN膜、SiO膜がこの順番に堆積されていることを特徴とする表面パッシベーション膜構造(絶縁膜9)を形成した。ここで、Si膜の膜厚は、0.28 nm(0.5 原子層)以上 4 nm 以下、AlN膜の膜厚は、2
nm 以上 8 nm 以下、SiO膜の膜厚は、4 nm 以上 200 nm 以下、Si膜、AlN膜、SiO膜の合計膜厚は、8 nm 以上 200 nm 以下とする。かかる表面パッシベーション膜は、プラズマ・スパッタ法その他の方法によって堆積が可能である。また、表面パッシベーション膜が上記の特徴を有するHFETは、HFETの層構造がいかなる構造であっても、HFETが窒化物半導体を用いたものである限り、本発明の範囲内とする。
本実施の形態例は、実施の形態例1における中間層Al膜を、中間層AlN膜で置き換えた構造である。本実施の形態例を実施の形態例1と比較すると、チャネル抵抗の低減効果は、両実施の形態例でほぼ同程度である。しかし本実施の形態例は、良質のAlN膜の堆積に必要な堆積条件の制御が、良質のAl膜の堆積するために必要な堆積条件の制御よりも一般に容易であるという、絶縁膜堆積上の利点を有する。
本実施の形態例として、高出力高周波用に設計されたAl0.3Ga0.7N/GaN HFET上に、1 nm のSi膜、4 nm のAlN膜、20 nm のSiO膜をこの順番に堆積した絶縁膜構造を、表面パッシベーション膜として用いたところ、従来構造の表面パッシベーション膜(100 nm のSi膜)を用いた場合に比べて、表面パッシベーション膜下のチャネル抵抗は35%低減され、その結果、ソース抵抗が30%低減された。さらに、本実施の形態例による副次効果として、主絶縁膜であるSiO膜が、Si膜およびAlN膜とともに、従来構造のSi膜よりも大きな絶縁耐圧を有する結果、ドレイン耐圧が、従来構造の場合に比べて、50%増大した。
以上に説明したように、GaN系HFETにおける表面パッシベーション膜において、その堆積によって堆積領域下のチャネル抵抗を最大限に低減することが可能な、表面パッシベーション膜を実現するため、HFETの表面上の、ソース・ゲート間領域上およびゲート・ドレイン間領域上に、薄いSi膜が堆積され、かつ、その上に、Al膜あるいはAlN膜が堆積され、かつ、その上に、SiO膜が堆積されていることを特徴とする3層の絶縁膜構造を、表面パッシベーション膜として開発した。前記構造の表面パッシベーション膜においては、
(i)薄いSi膜が堆積されていることによって、良好な半導体(AlGaN)/絶縁体(Si)界面の形成が可能となる結果、電流コラプスが低減・抑制され、かつ、
(ii)表面層をSiO膜によって形成することによって、SiO膜の大きなバンドギャップ(E Ins= 9.0 eV)、SiO膜とAlGaNとの大きな伝導帯不連続値(△E Ins= 3.1 eV)、および、大きな△E Ins/E Ins比(= 0.34)を用いて、2次元電子濃度の増大、またそれによるチャネル抵抗の低減を最大にする可能性が提供され、
(iii)上記Si膜とSiO膜との間に、Al膜あるいはAlN膜から成る中間層を挿入することによって、Al膜あるいはAlN膜を構成するAl原子によるSi原子およびO原子のゲッタリング(捕獲)作用を用いて、SiO膜から半導体層へのSi原子およびO原子の拡散・混入を阻止し、表面パッシベーション膜下の電子移動度の低下を阻止することが可能となる。
その結果として、前記の本発明に係るHFETにおける3層構造の表面パッシベーション膜によって、2次元電子濃度の増大、またそれによるチャネル抵抗の低減を最大とすることが可能となる。また、本発明の副次効果として、主絶縁膜であるSiO膜が、Si膜、Al膜、およびAlN膜とともに、従来構造のSi膜よりも大きな絶縁耐圧を有する結果、ドレイン耐圧が、従来構造の場合に比べて増大する。
なお、本発明は、GaN系HFETのみならず、一般の、窒化物半導体を用いたヘテロ構造電界効果トランジスタにも適用でき、それによって、GaN系HFETの場合と同様の効果が得られる。
表面パッシベーション膜が堆積されているGaN系HFETの素子構造を模式的に示した図である。 AlGaN/GaN HFETにおいて、電極間領域上に表面パッシベーション膜が堆積されていない場合における電極間領域下のポテンシャル形状を、AlGaN/GaNヘテロ界面における2次元電子の蓄積の様子とともに、模式的に示した図である。 AlGaN/GaN HFETにおいて、電極間領域上に表面パッシベーション膜として絶縁膜が堆積されている場合における電極間領域下のポテンシャル形状を、AlGaN/GaNヘテロ界面における2次元電子の蓄積の様子とともに、模式的に示した図である。 Si膜、SiO膜、Al膜、AlN膜、および、AlGaN(Al組成= 0.3)/GaN HFETの伝導帯および価電子帯のエネルギー位置関係を示す図である。 本発明に係るGaN系HFETの素子構造を模式的に示した図である。 本発明に係るGaN系HFETにおける電極間領域下のポテンシャル形状を、AlGaN/GaNヘテロ界面における2次元電子の蓄積の様子とともに、模式的に示した図である。 表面パッシベーション膜の堆積によるチャネル抵抗の変化の、絶縁膜厚依存性を模式的に示した図である。
符号の説明
1:AlGaN/GaNヘテロ界面、2:GaN層、3:AlGaN障壁層、4:ソース電極、5:ゲート電極、6:ドレイン電極、7:ソース・ゲート間領域、8:ゲート・ドレイン間領域、9:絶縁膜。

Claims (2)

  1. 窒化物半導体を用いたヘテロ構造電界効果トランジスタにおいて、
    障壁層上にソース電極、ゲート電極およびドレイン電極が形成され、
    前記ソース電極と前記ゲート電極との間の領域と、前記ゲート電極と前記ソース電極との間の領域とにおける前記障壁層の上にSi膜、Al膜、SiO膜がこの順番に堆積され、
    前記Si膜の膜厚は 0.28 nm 以上 4 nm 以下であり、
    前記Al膜の膜厚は 2 nm 以上 8 nm 以下であり、
    前記SiO膜の膜厚は 4 nm 以上 200 nm 以下であり、
    前記Si膜と前記Al膜と前記SiO膜との合計膜厚は 8 nm 以上 200 nm 以下であることを特徴とする、窒化物半導体を用いたヘテロ構造電界効果トランジスタ。
  2. 窒化物半導体を用いたヘテロ構造電界効果トランジスタにおいて、
    障壁層上にソース電極、ゲート電極およびドレイン電極が形成され、
    前記ソース電極と前記ゲート電極との間の領域と、前記ゲート電極と前記ソース電極との間の領域とにおける前記障壁層の上にSi膜、AlN膜、SiO膜がこの順番に堆積され、
    前記Si膜の膜厚は 0.28 nm 以上 4 nm 以下であり、
    前記AlN膜の膜厚は 2 nm 以上 8 nm 以下であり、
    前記SiO膜の膜厚は 4 nm 以上 200 nm 以下であり、
    前記Si膜と前記AlN膜と前記SiO膜との合計膜厚は 8 nm 以上 200 nm 以下であることを特徴とする、窒化物半導体を用いたヘテロ構造電界効果トランジスタ。
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