JP2007165124A - 筒形ワイヤレスマイクロホン - Google Patents
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Abstract
【課題】 電池収納部に収納された電池がずれたり外れたりするのを抑えることのできる筒形ワイヤレスマイクロホンを提供する。
【解決手段】 ワイヤレスマイクロホン1の筐体2と、筐体2に取り付けられる筒形のカバー4とを備える。筐体2には、電池6を収納するための電池収納部5が設けられ、電池収納部5の正極側には、収納された電池6の正極凸端子11の側面部に当接する電池押さえ突片12Aが設けられている。この電池押さえ突片12Aによって収納された電池6の正極凸端子11が押さえられ、収納された電池6がずれたり外れたりすることが抑制される。
【選択図】 図1
【解決手段】 ワイヤレスマイクロホン1の筐体2と、筐体2に取り付けられる筒形のカバー4とを備える。筐体2には、電池6を収納するための電池収納部5が設けられ、電池収納部5の正極側には、収納された電池6の正極凸端子11の側面部に当接する電池押さえ突片12Aが設けられている。この電池押さえ突片12Aによって収納された電池6の正極凸端子11が押さえられ、収納された電池6がずれたり外れたりすることが抑制される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、筒形ワイヤレスマイクロホンに関し、特に、筒形ワイヤレスホンにおける電池の収納構造に関するものである。
従来、マイクロホンやリモコンなどの電子機器に用いられる電池収納構造として、電池収納部の上側からカバーが被着されるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。従来の電池収納構造では、電池収納部に収納された乾電池が、カバーの下面で押さえられている。
また一般に、乾電池のサイズには、所定の公差が許容されている。すなわち、乾電池は、公差の範囲内で、各々サイズが僅かに異なっている。従来、そのような乾電池の公差を考慮して、電池収納部にカバーを被着したときに、カバーと乾電池との間にある程度のクリアランスが設けられている。
特開2002−216730号公報(第2−3頁、第3図)
しかしながら、ワイヤレスマイクロホンは、歌いながら踊ったりする歌手などが使用することがあり、激しい振動や大きな衝撃がワイヤレスマイクロホンに加えられることがある。そのため、従来のように、電池収納部に収納された乾電池とカバーとの間にクリアランスが設けられていると、振動や衝撃によって、乾電池の位置がずれてしまったり、乾電池が外れてしまうことがあるという問題があった。例えば、乾電池の位置がずれてしまうと、電池接点における電気抵抗が変化して音声ノイズ発生の原因となるという問題があった。
そこで、電池収納部に収納された乾電池を押さえるために、カバーの裏面にゴム部材やリブを設けることも考えられるが、ワイヤレスマイクロホンには、円筒状の筐体に電池収納部が設けられ、筐体に円筒状のカバーを嵌着するものがある。そのようなワイヤレスマイクロホンでは、円筒状のカバーを回転させて筐体に取り付けるため、カバーの裏面にゴム部材やリブを設けると、カバーを筐体に取り付けるときに、ゴム部材やリブが干渉するという問題があった。
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたもので、電池がずれたり外れたりするのを抑えることのできる筒形ワイヤレスマイクロホンを提供することを目的とする。
本発明の筒形ワイヤレスマイクロホンは、ワイヤレスマイクロホンの筐体と、前記筐体に取り付けられる筒形のカバーとを備え、前記筐体には、電池を収納するための電池収納部が設けられ、前記電池収納部の正極側には、収納された電池の正極凸端子の側面部を押さえる電池押さえ突片が設けられている構成を有している。この構成により、電池収納部の正極側に設けられた電池押さえ突片によって、収納された電池の正極凸端子の側面部が押さえられ、収納された電池がずれたり外れたりすることが抑制される。
また、本発明の筒形ワイヤレスマイクロホンでは、前記電池押さえ突片は、側面視で丸山形状の頂上部を有する構成を有している。この構成により、電池を着脱するときに、電池の正極凸端子が電池押さえ突片の頂上部を乗り越えて移動する。これにより、電池交換時においては、電池の着脱作業をスムーズに行うことができる。
また、本発明の筒形ワイヤレスマイクロホンでは、前記電池押さえ突片の先端部は、正面視で略円弧形状であり、前記電池収納部の正極側に向けて円弧径が小さくなる先細り形状である構成を有している。この構成により、電池収納部に電池を収納したときに、電池の正極凸端子が先細りの略円弧形状の先端部によって円弧中心へガイドされる。これにより、収納された電池の正極凸端子の位置のずれを小さく抑えることができる。
また、本発明の筒形ワイヤレスマイクロホンでは、前記電池押さえ突片の先端部の中央には、直線状の水平ストレート部が設けられている構成を有している。この構成により、電池の正極凸端子と電池押さえ突片の円弧状の先端部の曲率半径が異なる場合であっても、収納した電池の正極凸端子が電池押さえ突片の中央の水平ストレート部に当接して、収納された電池の正極凸端子が押さえられる。これにより、収納された電池がずれたり外れたりすることが抑制される。
また、本発明の筒形ワイヤレスマイクロホンでは、前記電池押さえ突片は、複数の縦長押さえ突片を有する構成を有している。この構成により、収納された電池の正極凸端子が複数の縦長押さえ突片によって複数の方向から押さえられ、収納された電池がずれたり外れたりすることが抑制される。
また、本発明の筒形ワイヤレスマイクロホンでは、複数の縦長押さえ突片の長さが、互いに異なる構成を有している。この構成により、収納される電池の正極凸端子の径が異なる場合であっても、収納された電池の正極凸端子がその径に対応する長さの縦長押さえ突片によって押さえられ、収納された電池がずれたり外れたりすることが抑制される。
また、本発明の筒形ワイヤレスマイクロホンでは、前記縦長押さえ突片は、弾性を有する構成を有している。この構成により、収納される電池の正極凸端子の径が大きい場合であっても、縦長押さえ突片が弾性変形して、収納された電池の正極凸端子を押さえることができる。
本発明の筒形電池収納体は、電池を収納するための電池収納部が設けられた筐体と、前記筐体に取り付けられる筒形のカバーとを備え、前記電池収納部の正極側には、収納された電池の正極凸端子の側面部を押さえる電池押さえ突片が設けられている構成を有している。この構成により、電池収納部の正極側に設けられた電池押さえ突片によって、収納された電池の正極凸端子が押さえられ、収納された電池がずれたり外れたりすることが抑制される。
本発明は、電池収納部の正極側に、収納された電池の正極凸端子の側面部に当接する電池押さえ突片を設けることにより、電池収納部に収納された電池がずれたり外れたりするのを抑えることができるという効果を有する筒形ワイヤレスマイクロホンを提供することができるものである。
以下、本発明の実施の形態の筒形ワイヤレスマイクロホンについて、図面を用いて説明する。本実施の形態では、例えばコンサート会場や講演会場等で用いられる円筒形ワイヤレスマイクロホンの場合を例示する。この円筒形ワイヤレスマイクロホンは、本発明の筒形電池収納体にも相当するものである。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態の円筒形ワイヤレスマイクロホンを図1〜図7に示す。図2は、円筒形ワイヤレスマイクロホンの平面図である。図2に示すように、円筒形ワイヤレスマイクロホン1は、略円筒形状の筐体2と、筐体2の上部(図2における左側)に備えられる略球形状のマイクヘッド3と、筐体2の下部(図2における右側)に嵌着される有底円筒形状のカバー4とを備えている。筐体2には、図示しないワイヤレスマイクロホン装置が内蔵されており、マイクヘッド3から入力された音声信号は、ワイヤレスマイクロホン装置によってデジタル信号に変換されて外部装置へ無線送信される。
本発明の第1の実施の形態の円筒形ワイヤレスマイクロホンを図1〜図7に示す。図2は、円筒形ワイヤレスマイクロホンの平面図である。図2に示すように、円筒形ワイヤレスマイクロホン1は、略円筒形状の筐体2と、筐体2の上部(図2における左側)に備えられる略球形状のマイクヘッド3と、筐体2の下部(図2における右側)に嵌着される有底円筒形状のカバー4とを備えている。筐体2には、図示しないワイヤレスマイクロホン装置が内蔵されており、マイクヘッド3から入力された音声信号は、ワイヤレスマイクロホン装置によってデジタル信号に変換されて外部装置へ無線送信される。
図1は、筐体2からカバー4を取り外した状態の円筒形ワイヤレスマイクロホン1の側面図であり、図3は、筐体2からカバー4を取り外した状態の円筒形ワイヤレスマイクロホン1の平面図である。図1および図3に示すように、筐体2の下部(図1〜図3における右側)には、電池収納部5が凹設されている。図4は、筐体2の電池収納部5を説明するための斜視図である。図4に示すように、電池収納部5は、片側が切り欠かれた半円筒形状であり、電池収納部5には、ワイヤレスマイクロホン装置の電源である電池6が収納される。
本実施の形態では、筐体2の略中央部に、カバー取付け段部7が形成されている。ここでは特に図示しないが、カバー取付け段部7の外周面には、ねじ溝が形成されており、一方、カバー4の開口端部の内周面には、ねじ部が形成されている。そして、筐体2の下側から電池収納部5を覆うようにカバー4を外嵌した後、カバー4を回転させることによって筐体2にカバー4が螺着されるように構成されている。
図1に示すように、電池収納部5の上部(図1における左側)の内壁には、金属製の正極端子8が設けられている。また、電池収納部5の下部(図1における右側)の内壁には、金属製のコイルバネで構成された負極端子9が設けられている。そして、電池収納部5に電池6を収納したときに、負極端子9のコイルバネは、押し縮められた状態で電池6の負極平面端子10に接触し、電池6を正極端子8側(図1における左側)に向けて付勢している。一方、電池6の正極凸端子11は、負極端子9のコイルバネの付勢力を受けて、電池収納部5の正極端子8に押し付けられて接触している。
図5は、電池収納部5の正極側を正面からみた断面図であり、図6は、電池収納部5の正極側を側面からみた断面図である。図5および図6に示すように、電池収納部5の正極側の内壁には、正極端子8の上部(図5および図6における上部)の近傍に、電池押さえ突片12Aが垂設されている。すなわち、図6に示すように、電池収納部5の正極側の内壁の上部が内側に向けて僅かに突出しており、そこから電池押さえ突片12Aが垂れ下がるように形成されている。この場合、電池収納部5の内壁と電池押さえ突片12Aとの間には僅かな隙間が設けられている。そして、電池押さえ突片12Aの先端部の中央の縦方向の長さは、電池収納部5に収納された電池6の正極凸端子11の側面部の頂点に当接する長さに設定されている(図6参照)。ここで、縦方向とは、図6における上下方向をいい、電池6の着脱のときに電池6が移動する方向である。
図6に示すように、電池押さえ突片12Aは、側面視で丸山形状の頂上部13を有している。電池6の着脱をするときに、電池6の負極平面端子10で負極端子9のコイルバネを押し縮めながら、電池6の正極凸端子11を押し込むまたは引き出すことにより、電池6の正極凸端子11が電池押さえ突片12Aの頂上部13を乗り越えて移動できるように構成されている(図7参照)。ここで、側面視とは、図1において紙面垂直方向から見ることをいい、電池収納部5の開口部が上にくるように円筒形ワイヤレスマイクロホン1を横にして置いたときに、円筒形ワイヤレスマイクロホン1の長手方向の側面の側から見ることをいう。
また、図5に示すように、電池押さえ突片12Aの先端部は、正面視で略円弧形状をしており、電池収納部5の正極側(図6における左側)に向けて円弧径が小さくなる先細り形状をしている。すなわち、電池押さえ突片12Aの先端部は、円錐面形状をしているともいえる。本実施の形態では、電池押さえ突片12Aの先端部の円弧径の曲率半径は、電池6の正極凸端子11の曲率半径よりも若干大きく設定されている。また、電池押さえ突片12Aの先端部の円弧径の中心は、電池収納部5の正極端子8の中心とほぼ同じ位置になるように設定されている。ここで、正面視とは、図5において紙面垂直方向から見ることをいい、電池収納部5の開口部が上にくるように円筒形ワイヤレスマイクロホン1を置いたときに、円筒形ワイヤレスマイクロホン1(または電池6)の軸方向の沿って見ることをいう。
そして、電池収納部5に収納された電池6は、負極端子9のコイルバネによって正極端子8側へ向けて付勢されている。したがって、コイルバネの付勢力を受けた電池6の正極凸端子11は、電池押さえ突片12Aの先細り円弧形状の先端部によって、電池押さえ突片12Aの先端部の円弧中心へ向けて、すなわち正極端子8の中心へ向けてガイドされるように構成されている。
また、図5に示すように、電池押さえ突片12Aの先端部の中央には、直線状の水平ストレート部14が形成されている。また、電池収納部5の底面には、左右一対のクッション部材15が取り付けられている。電池収納部5に電池6を収納したときに、電池6の正極凸端子11が電池押さえ突片12Aの水平ストレート部14に当接するとともに、電池6の下面の左右二箇所が電池収納部5の左右一対のクッション部材15にそれぞれ当接する。すなわち、電池収納部5に収納された電池6は、電池押さえ突片12Aの水平ストレート部14と電池収納部5のクッション部材15により、三点支持されている。
以上のように構成された円筒形ワイヤレスマイクロホン1において電池6を着脱するときの動作について、図面を用いて以下説明する。
本発明の第1の実施の形態の円筒形ワイヤレスマイクロホン1に電池6を取り付けるときには、図7に示すように、筐体2からカバー4を取り外し、電池6を負極側から電池収納部5に押し入れる。このとき、電池収納部5の負極端子9のコイルバネは、電池6の負極平面端子10によって押し縮められる。
そして、電池6の負極平面端子10で負極端子9のコイルバネを押し縮めながら、電池6の正極凸端子11を電池収納部5へ押し込む。このようにして、電池6の正極凸端子11が電池押さえ突片12Aの頂上部13を乗り越えて移動し、電池6が電池収納部5に収納される。
電池収納部5に電池6が収納された状態では、負極端子9のコイルバネの付勢力を受けて、電池6が電池収納部5の正極端子8に押し付けられ、電池6の正極凸端子11が電池収納部5の正極端子8に接触する。このとき、電池押さえ突片12Aの先端部が電池6の正極凸端子11の側面部に当接して、電池6の正極凸端子11が上側から押さえられている。
その後、筐体2の下側からカバー4を外嵌し、筐体2にカバー4を螺着することによって、筐体2にカバー4を取り付ける。
本実施の形態の円筒形ワイヤレスマイクロホン1から電池6を取り外すときには、筐体2からカバー4を取り外した後、電池6の負極平面端子10で負極端子9のコイルバネを押し縮めながら、電池6の正極凸端子11を電池収納部5から引き出す。このようにして、電池6の正極凸端子11が電池押さえ突片12Aの頂上部13を乗り越えて移動し、電池6が電池収納部5から取り外される。
このような発明の第1の実施の形態の円筒形ワイヤレスマイクロホン1によれば、電池収納部5の正極側に、収納された電池6の正極凸端子11の側面部に当接する電池押さえ突片12Aを設けることにより、電池収納部5に収納された電池6がずれたり外れたりするのを抑えることができる。
すなわち、本実施の形態では、電池収納部5の正極側に設けられた電池押さえ突片12Aによって、電池収納部5に収納された電池6の正極凸端子11が上側から押さえられ、電池収納部5の内部で電池6がずれたり外れたりすることが抑制される。
また、本実施の形態では、電池収納部5に電池6を着脱するときに、電池6の正極凸端子11が電池押さえ突片12Aの頂上部13を乗り越えて移動する。これにより、電池交換時においては、電池6の着脱作業をスムーズに行うことができる。
また、本実施の形態では、電池収納部5に電池6を収納した状態で、電池6が負極端子9のコイルバネによって正極端子8側へ付勢されて、電池6の正極凸端子11が先細りの略円弧形状の先端部によって円弧中心へ向けてガイドされる。このとき、電池押さえ突片12Aの先端部の円弧径の中心が、電池収納部5の正極端子8の中心とほぼ同じ位置になるように設定されているので、電池6の正極凸端子11が正極端子8の中心へ向けてガイドされる。これにより、収納された電池6の正極凸端子11の位置のずれ、すなわち電池収納部5の正極端子8の位置からのずれを小さく抑えることができる。
また、本実施の形態では、電池押さえ突片12Aの先端部の円弧径の曲率半径が、電池6の正極凸端子11の曲率半径よりも若干大きく設定されており、電池押さえ突片12Aの先端部の中央に水平ストレート部14が形成されている。これにより、電池6のサイズが公差の範囲内で異なっており、電池6の正極凸端子11と電池押さえ突片12Aの円弧状の先端部の曲率半径が異なる場合であっても、収納した電池6の正極凸端子11が電池押さえ突片12Aの中央の水平ストレート部14に当接する。また、電池6の下面は、左右一対のクッション部材15に当接する。このように、電池押さえ突片12Aの水平ストレート部14と電池収納部5のクッション部材15によって、電池収納部5に収納された電池6が三点支持され、電池6が電池収納部5の内部でずれたり外れたりすることが抑制される。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態の円筒形ワイヤレスマイクロホン1を図8〜図11に示す。本実施の形態の円筒形ワイヤレスマイクロホン1において、第1の実施の形態と相違する点は、主に電池押さえ突片12Bの構成である。ここでは、特に言及しない限り、本実施の形態の構成は、第1の実施の形態の構成と同様である。
次に、本発明の第2の実施の形態の円筒形ワイヤレスマイクロホン1を図8〜図11に示す。本実施の形態の円筒形ワイヤレスマイクロホン1において、第1の実施の形態と相違する点は、主に電池押さえ突片12Bの構成である。ここでは、特に言及しない限り、本実施の形態の構成は、第1の実施の形態の構成と同様である。
図8は、第2の実施の形態の筐体2の電池収納部5を説明するための斜視図であり、図9は、電池収納部5の正極側の正断面図である。図8および図9に示すように、本実施の形態の電池収納部5の正極側の内壁にも、正極端子8の上部の近傍に、電池押さえ突片12Bが垂設されている。
電池押さえ突片12Bは、第1の実施の形態と同様、側面視で丸山形状の頂上部13を有している。また、電池押さえ突片12Bの先端部は、第1の実施の形態と同様、正面視で略円弧形状をしており、電池収納部5の正極側に向けて円弧径が小さくなる先細り形状をしている。また、電池押さえ突片12Bの先端部の円弧径の中心は、電池収納部5の正極端子8の中心とほぼ同じ位置になるように設定されている。
図8および図9に示すように、本実施の形態の電池押さえ突片12Bの中央には、縦方向にスリット16が設けられており、左右二つの縦長押さえ突片17、18に分割されている。そして、左右二つの縦長押さえ突片17、18の長さは、互いに異なる長さに設定されている。ここでは、左側(図9における左側)の縦長押さえ突片17の長さよりも、右側(図9における右側)の縦長押さえ突片18の長さのほうが長く設定されている。また、左右二つの縦長押さえ突片17、18は、合成樹脂製であり、弾性を有している。
図10は、正極凸端子11の径が公差の範囲内で最大の径の電池6を収納したときの電池収納部5の拡大斜視図であり、図11は、正極凸端子11の径が公差の範囲内で最大の径の電池6を収納したときの電池収納部5の正極側の正断面図である。なお、図9は、正極凸端子11の径が公差の範囲内で最小の径の電池6を収納したときの電池収納部5の正極側の正断面図である。
図9〜図11に示すように、本実施の形態では、左側(図9および図11における左側)の縦長押さえ突片17の長さは、電池収納部5に収納された電池6の正極凸端子11の径が公差の範囲内で最大の径である場合に、電池6の正極凸端子11の側面部に当接する長さに設定されている。また、右側(図9および図11における右側)の縦長押さえ突片18の長さは、電池収納部5に収納された電池6の正極凸端子11の径が公差の範囲内で最小の径である場合に、電池6の正極凸端子11の側面部に当接する長さに設定されている。
以上のように構成された円筒形ワイヤレスマイクロホン1において電池6を着脱するときの動作について、図面を用いて以下説明する。
本発明の第2の実施の形態の円筒形ワイヤレスマイクロホン1に電池6を取り付けるときには、第1の実施の形態と同様にして、まず、筐体2からカバー4を取り外し、電池6を負極側から電池収納部5に押し入れる。そして、電池6の負極平面端子10で負極端子9のコイルバネを押し縮めながら、電池6の正極凸端子11を電池収納部5へ押し込む。このようにして、電池6の正極凸端子11が電池押さえ突片12Bの頂上部13を乗り越えて移動し、電池6が電池収納部5に収納される。
電池収納部5に電池6が収納された状態では、第1の実施の形態と同様にして、負極端子9のコイルバネの付勢力を受けて、電池6が電池収納部5の正極端子8に押し付けられ、電池6の正極凸端子11が電池収納部5の正極端子8に接触する。
本実施の形態では、図9に示すように、正極凸端子11の径が公差の範囲内で最小の径の電池6を収納した場合には、右側(図9における右側)の縦長押さえ突片18が電池6の正極凸端子11の側面部に当接して、電池6の正極凸端子11が右上側から押さえられる。
また、図10および図11に示すように、正極凸端子11の径が公差の範囲内で最大の径の電池6を収納した場合には、左側(図11における左側)の縦長押さえ突片17が電池6の正極凸端子11の側面部に当接するとともに、右側(図11における右側)の縦長押さえ突片18が弾性変形して電池6の正極凸端子11の側面部に当接して、電池6の正極凸端子11が左右上側から押さえられる。
その後、筐体2の下側からカバー4を外嵌し、筐体2にカバー4を螺着することによって、筐体2にカバー4を取り付ける。
本実施の径値亜の円筒形ワイヤレスマイクロホン1から電池6を取り外すときには、第1の実施の形態と同様にして、筐体2からカバー4を取り外した後、電池6の負極平面端子10で負極端子9のコイルバネを押し縮めながら、電池6の正極凸端子11を電池収納部5から引き出す。このようにして、電池6の正極凸端子11が電池押さえ突片12Bの頂上部13を乗り越えて移動し、電池6が電池収納部5から取り外される。
このような発明の第2の実施の形態の円筒形ワイヤレスマイクロホン1によれば、電池収納部5の正極側に、左右二つの縦長押さえ突片17、18に分割された電池押さえ突片12Bを設けることにより、電池収納部5に収納された電池6がずれたり外れたりするのを抑えることができる。
すなわち、本実施の形態では、電池押さえ突片12Bの中央部に縦方向のスリット16が設けられ、電池押さえ突片12Bが左右二つの縦長押さえ突片17、18に分割されている。これにより、例えば、正極凸端子11の径が公差の範囲内で最大の径の電池6を収納した場合には、収納された電池6の正極凸端子11が左右二つの縦長押さえ突片17、18によって左右上側の二方向から押さえられ、収納された電池6がずれたり外れたりすることが抑制される。
また、本実施の形態では、左右二つの縦長押さえ突片17、18の長さが、互いに異なる長さに設定されている。ここでは、左側(図9における左側)の縦長押さえ突片17の長さが、公差の範囲内で最大径の電池6の正極凸端子11に対応するように設定されており、また、右側(図9における右側)の縦長押さえ突片18の長さが公差の範囲内で最小径の電池6の正極凸端子11に場合に対応するように設定されている。これにより、電池6のサイズが公差の範囲内で異なっており、収納される電池6の正極凸端子11の径が異なる場合であっても、収納された電池6の正極凸端子11がその径に対応する長さの縦長押さえ突片17、18によって押さえられる。
例えば、正極凸端子11の径が公差の範囲内で最小の径の電池6を収納した場合には、右側(図9における右側)の縦長押さえ突片18が電池6の正極凸端子11の側面部に当接して、電池6の正極凸端子11が右上側から押さえられる。また、正極凸端子11の径が公差の範囲内で最大の径の電池6を収納した場合には、左側(図11における左側)の縦長押さえ突片17が電池6の正極凸端子11の側面部に当接するとともに、右側(図11における右側)の縦長押さえ突片18が電池6の正極凸端子11の側面部に当接して、電池6の正極凸端子11が左右上側から押さえられる。これにより、収納された電池6がずれたり外れたりすることが抑制される。
また、本実施の形態では、縦長押さえ突片17、18が、弾性を有しているので、収納される電池6の正極凸端子11の径が大きい場合であっても、縦長押さえ突片17、18が弾性変形して、収納された電池6の正極凸端子11を押さえることができる。例えば、正極凸端子11の径が公差の範囲内で最大の径の電池6を収納した場合には、右側(図11における右側)の縦長押さえ突片18が弾性変形して電池6の正極凸端子11の側面部に当接して、電池6の正極凸端子11が右上側からも押さえられる。
以上、本発明の実施の形態を例示により説明したが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではなく、請求項に記載された範囲内において目的に応じて変更・変形することが可能である。
例えば、以上の説明では、電池押さえ突片12Bが左右二つの縦長押さえ突片17、18に分割された例について説明したが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではなく、電池押さえ突片は三つ以上の縦長押さえ突片に分割されていてもよい。
以上のように、本発明にかかる筒形ワイヤレスマイクロホンは、電池収納部に収納された電池がずれたり外れたりするのを抑えることができるという効果を有し、例えばコンサート会場や講演会場等で用いられる円筒形ワイヤレスマイクロホン等として有用である。
1 円筒形ワイヤレスマイクロホン
2 筐体
4 カバー
5 電池収納部
6 電池
8 電池収納部の正極端子
9 電池収納部の負極端子(コイルバネ)
10 電池の負極平面端子
11 電池の正極凸端子
12A 電池押さえ突片(第1の実施の形態)
12B 電池押さえ突片(第2の実施の形態)
13 頂上部
14 水平ストレート部
16 スリット
17、18 縦長押さえ突片
2 筐体
4 カバー
5 電池収納部
6 電池
8 電池収納部の正極端子
9 電池収納部の負極端子(コイルバネ)
10 電池の負極平面端子
11 電池の正極凸端子
12A 電池押さえ突片(第1の実施の形態)
12B 電池押さえ突片(第2の実施の形態)
13 頂上部
14 水平ストレート部
16 スリット
17、18 縦長押さえ突片
Claims (8)
- ワイヤレスマイクロホンの筐体と、
前記筐体に取り付けられる筒形のカバーと、
を備え、
前記筐体には、電池を収納するための電池収納部が設けられ、
前記電池収納部の正極側には、収納された電池の正極凸端子の側面部を押さえる電池押さえ突片が設けられていることを特徴とする筒形ワイヤレスマイクロホン。 - 前記電池押さえ突片は、側面視で丸山形状の頂上部を有することを特徴とする請求項1に記載の筒形ワイヤレスマイクロホン。
- 前記電池押さえ突片の先端部は、正面視で略円弧形状であり、前記電池収納部の正極側に向けて円弧径が小さくなる先細り形状であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の筒形ワイヤレスマイクロホン。
- 前記電池押さえ突片の先端部の中央には、直線状の水平ストレート部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の筒形ワイヤレスマイクロホン。
- 前記電池押さえ突片は、複数の縦長押さえ突片を有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の筒形ワイヤレスマイクロホン。
- 複数の縦長押さえ突片の長さが、互いに異なることを特徴とする請求項5に記載の筒形ワイヤレスマイクロホン。
- 前記縦長押さえ突片は、弾性を有することを特徴とする請求項5または請求項6のいずれかに記載の筒形ワイヤレスマイクロホン。
- 電池を収納するための電池収納部が設けられた筐体と、
前記筐体に取り付けられる筒形のカバーと、
を備え、
前記電池収納部の正極側には、収納された電池の正極凸端子の側面部を押さえる電池押さえ突片が設けられていることを特徴とする筒形電池収納体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005359974A JP2007165124A (ja) | 2005-12-14 | 2005-12-14 | 筒形ワイヤレスマイクロホン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005359974A JP2007165124A (ja) | 2005-12-14 | 2005-12-14 | 筒形ワイヤレスマイクロホン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007165124A true JP2007165124A (ja) | 2007-06-28 |
Family
ID=38247812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005359974A Pending JP2007165124A (ja) | 2005-12-14 | 2005-12-14 | 筒形ワイヤレスマイクロホン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007165124A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012169054A (ja) * | 2011-02-10 | 2012-09-06 | Sony Corp | マイクロホン装置 |
-
2005
- 2005-12-14 JP JP2005359974A patent/JP2007165124A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012169054A (ja) * | 2011-02-10 | 2012-09-06 | Sony Corp | マイクロホン装置 |
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