JP2007164869A - ウォブル検出装置 - Google Patents

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Takanobu Morishita
高伸 森下
Kengo Azuma
研吾 東
Mitsuhiko Izumi
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Abstract

【課題】ウォブル検出装置において、ウォブル信号およびウォブル付帯情報をより正確に検出することが可能な差信号を得られるようにする。
【解決手段】それぞれに入力された第1の信号、および第2の信号のブースト量を調整するブースト回路101・102を設け、ブースト回路101・102でブースト量が調整された第1の信号、および第2の信号の振幅をそれぞれ正規化する自動利得調整部103・104を設ける。そして、差信号生成部105で、自動利得調整部103・104によって正規化された後の前記第1の信号と前記第2の信号との差信号を生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ウォブル信号およびウォブル付帯情報が形成された光ディスクにデータを記録、または前記光ディスクからデータを再生する光ディスク装置において、前記光ディスクから読み出した信号よりウォブル信号およびウォブル付帯情報を検出するウォブル検出装置に関するものである。
一般に、記録可能な光ディスクには、図9に示すように、データ記録再生時に光スポットをガイドする為の案内溝(グルーブ)が形成され、データはこの案内溝に沿って記録される。
前記の案内溝は、特定の周波数でウォブリングされ、光ディスクの回転数を制御するための基準クロック信号の基になるウォブル信号の生成に使用される。また、例えばDVD+RやDVD+RWでは、通常のウォブル信号と、通常のウォブル信号の位相を180度反転させた信号との組み合わせでADIP(Address In Pre−Groove)というアドレス情報(ウォブル付帯情報)が形成されている。
ウォブル信号およびウォブル付帯情報を検出する方法としては、光ディスクのトラックに光ビームを照射した際に、トラックの一方の側端部からの第1の反射光から得られた第1の信号(以下、TE+と記載する)、および前記トラックの他方の側端部からの第2の反射光から得られた第2の信号(以下、TE−と記載する)をそれぞれ増幅器に通した後、増幅された信号同士の差信号を生成して、ウォブル信号およびウォブル付帯情報を検出する方法が広く採用されている。すなわち、TE+とTE−とには、ピット情報を含むRF信号とウォブル信号の双方が含まれているが、差信号を生成することで同相成分であるRF信号は除去されてウォブル信号だけが検出される。
しかし、実際の光ディスク装置では、差信号を生成する際に、光ピックアップから差信号生成部(差信号を生成する回路)までの経路において、TE+とTE−との振幅差、あるいはそれらのばらつきを生じる場合がある。その場合は、差信号のRF残留成分が大きくなり、RF残留成分は、ウォブルの信号品質劣化および付帯情報検出率低下の要因となる。
そのため、光ディスク装置において、上記の方法を実現するウォブル検出装置には、TE+とTE−との差信号を生成する前に、自動利得調整部(AGC)を設けて、RF信号の振幅を一定にした後に、差信号を生成するように構成されたものある(例えば特許文献1を参照)。このウォブル検出装置によれば、ウォブル信号およびウォブル付帯情報を精度よく検出することが可能な差信号を得ることができる。
特開2005−158108号公報
しかしながら、前記自動利得調整部(AGC)で調整できるのは、当然ながら振幅のみなので、TE+とTE−とに遅延差がある場合には、差信号を求めてもRF信号成分を完全には除去できない。すなわち、上記のウォブル検出装置では、TE+とTE−とに遅延差がある場合に、差信号に依然RF信号成分が残留するという問題がある。
これに対しては、差信号に対するフィルタ処理等でRF残留成分を除去することが考えられる。しかし、例えばDVD+RやDVD+RWなどのウォブル信号成分は、基本周波数が817kHzであり(他のDVD記録用光ディスクの約6倍の周波数)、RF信号成分の周波数帯域に近接しているので、前記のフィルタ処理等では、RF残留成分を除去することが困難である。このため、ウォブル信号品質劣化やウォブル付帯情報検出率低下を招くことになる。
本発明は、前記の問題に着目してなされたものであり、ウォブル信号およびウォブル付帯情報をより正確に検出することができるウォブル検出装置を提供することを目的としている。
前記の課題を解決するため、請求項1の発明は、
光ディスクのトラックに光ビームが照射された際に、前記トラックの一方の側端部からの第1の反射光から得られた第1の信号、および前記トラックの他方の側端部からの第2の反射光から得られた第2の信号が入力され、入力された前記第1の信号、および前記第2の信号に基づいてウォブル信号を検出するウォブル検出装置であって、
入力された前記第1の信号、および前記第2の信号のそれぞれの振幅を正規化する利得調整部と、
前記正規化がされた後の前記第1の信号と前記正規化がされた後の前記第2の信号との差信号を生成する差信号生成部と、
入力された前記第1の信号が前記差信号生成部に至るまでの経路、および入力された前記第2の信号が前記差信号生成部に至るまでの経路のうちの少なくとも一方の経路上に介在して、前記第1の信号、および前記第2の信号のうちの少なくとも一方の信号のブースト量を調整するブースト回路と、
を備えたことを特徴とする。
これにより、ブースト回路にてTE+とTE−のブースト量が調整されて、差信号の残留RF信号を低減する。
また、請求項2の発明は、
請求項1のウォブル検出装置であって、
前記ブースト回路は、前記第1の信号が前記利得調整部から前記差信号生成部に至るまでの経路、および前記第2の信号が前記利得調整部から前記差信号生成部に至るまでの経路のうちの少なくとも一方の経路上に介在して、前記第1の信号、および前記第2の信号のうちの少なくとも一方の信号のブースト量を調整するように構成されていることを特徴とする。
これにより、利得調整部の周波数特性も含めてブースト量が調整される。
また、請求項3の発明は、
請求項1のウォブル検出装置であって、さらに、
前記ウォブル信号以外で、前記差信号に含まれる信号成分の振幅を検出する振幅検出部と、
前記振幅検出部が検出した前記振幅に応じて、前記ブースト回路が調整するブースト量を決定するブースト量調整部とを備え、
前記ブースト回路は、前記ブースト量調整部が決定したブースト量で、前記調整を行うように構成されていることを特徴とする。
これにより、差信号に含まれるウォブル信号以外の信号成分の振幅に応じて、ブースト回路におけるブースト量が決定されるので、固体差や動作状態に応じた適切なブースト量に調整される。
また、請求項4の発明は、
請求項1のウォブル検出装置であって、さらに、
前記利得調整部が正規化した前記第1の信号に含まれるウォブル信号以外の信号成分と前記ウォブル信号以外で前記第2の信号に含まれる信号成分との位相差を検出する位相差検出部と、
前記位相差検出部が検出した前記位相差に応じて、前記ブースト回路が調整するブースト量を決定するブースト量調整部とを備え、
前記ブースト回路は、前記ブースト量調整部が決定したブースト量で、前記調整を行うように構成されていることを特徴とする。
これにより、正規化された前記第1の信号に含まれるウォブル信号以外の信号成分と、正規化された前記第2の信号に含まれるウォブル信号以外の信号成分との位相差に応じて、最適なブースト量が決定される。それゆえ、個体差や動作状態に応じた適切なブースト量に調整される。
また、請求項5の発明は、
請求項4のウォブル検出装置であって、
前記位相差検出部は、読み出し専用光ディスクを再生する装置において、トラッキング制御に用いられる位相差検出部と兼用されていることを特徴とする。
これにより、位相差検出部が、読み出し専用光ディスクを再生する装置においてトラッキング制御に用いられる位相差検出部と兼用されるので、ウォブル検出装置をより安価に実現できる。
また、請求項6の発明は、
請求項1のウォブル検出装置であって、さらに、
入力された前記第1の信号に含まれるウォブル信号以外の信号成分と入力された前記第2の信号に含まれるウォブル信号以外の信号成分との位相差を検出する位相差検出部と、
前記位相差検出部が検出した前記位相差に応じて、前記ブースト回路が調整するブースト量を決定するブースト量調整部とを備え、
前記ブースト回路は、前記ブースト量調整部が決定したブースト量で、前記調整を行うように構成されていることを特徴とする。
これにより、入力された第1・第2の信号の位相差が検出されてブースト量が調整されるので、正規化された後の第1・第2の信号の位相差を検出する場合に比べ、より安価にウォブル検出装置を実現できる。
また、請求項7の発明は、
請求項4および請求項6のうちの何れか1項のウォブル検出装置であって、
前記位相差検出部は、前記ウォブル信号以外の前記差信号に含まれる信号成分の振幅に応じ、位相検出レベルを変更できるように構成されていることを特徴とする。
これにより、ウォブル信号以外の前記差信号に含まれる信号成分の振幅に基づいて位相差が検出されるので、最適な位相検出を実現できる。
本発明によれば、入力された前記第1の信号と前記第2の信号との遅延差が調整されるので、ウォブル信号およびウォブル付帯情報をより正確に検出することが可能な差信号を得ることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
《発明の実施形態1》
図1は、本発明の実施形態1に係るウォブル検出装置100の構成を示すブロック図である。ウォブル検出装置100は、図1に示すようにブースト回路101、ブースト回路102、自動利得調整部103、自動利得調整部104、差信号生成部105、ウォブル信号生成部106、および付帯情報生成部107を備えて構成されている。
ウォブル検出装置100には、光ディスクのトラックに光ビームを照射した際に、一方の側端部からの第1の反射光から得られた第1の信号(以下、TE+と記載する)、および前記トラックの他方の側端部からの第2の反射光から得られた第2の信号(以下TE−と記載する)が光ピックアップから入力されている。
ブースト回路101・102は、それぞれTE+およびTE−のブースト量を適切な範囲とステップで調整するようになっている。
自動利得調整部103(AGC)は、入力された信号(本実施形態ではブースト回路101によってブースト量が調整されたTE+)の振幅を一定の振幅に自動調整するようになっている。また、自動利得調整部104(AGC)は、入力された信号(本実施形態ではブースト回路102によってブースト量が調整されたTE−)の振幅を一定の振幅に自動調整するようになっている。
差信号生成部105は、自動利得調整部103を通過したTE+と自動利得調整部104を通過したとTE−との差信号を生成するようになっている。
ウォブル信号生成部106は、前記差信号からウォブル信号を抽出するようになっている。
付帯情報生成部107は、前記差信号からウォブル付帯情報(ADIP:Address In Pre−Groove)を抽出するようになっている。
上記のウォブル検出装置100において、図2に示すように高域成分の位相が互いに異なる信号a(TE+)、および信号b(TE−)が、それぞれブースト回路101・102に入力された場合の動作を説明する。
ブースト回路101・102は、TE+、TE−が入力されると、それぞれに入力された信号のブースト量を調整して出力する。詳しくは、ブースト回路101は、信号aのRF信号の高域の周波数特性を上げて出力する。これにより、ブースト回路101の出力は、図2に示す信号eのようになる。またブースト回路102は、信号bは、そのまま出力する。この場合のブースト回路102の出力は、図2に示す信号fのようになる。すなわち信号fは信号bと同等である。以上のようにして、信号aと信号bの高域の遅延差が最適に調整される。
ブースト回路101・102によってそれぞれブースト量が調整されたTE+とTE−とは、それぞれ自動利得調整部103・104に入力される。自動利得調整部103・104は、それぞれに入力された信号の振幅を調整して出力する。
自動利得調整部103・104がそれぞれ出力したTE+とTE−とは、差信号生成部105に入力される。差信号生成部105は、入力されたTE+とTE−との差信号を生成する。この場合、差信号生成部105に入力されたTE+とTE−とは、遅延差が小さくなるようにそれぞれのブースト量が調整され、かつ互いに振幅が揃っているので、生成された差信号は、RF残留成分のない品質の高い信号として得ることできる。この差信号は、ウォブル信号生成部106に入力されてウォブル信号が生成される。また、前記差信号は付帯情報生成部107にも入力され、ウォブル付帯情報が生成される。前記差信号はRF残留成分のない品質の高い信号なので、生成されたウォブル信号とウォブル付帯情報とは、より精度が高いものとなっている。
上記のように本実施形態によれば、入力されたTE+とTE−との遅延量、および振幅が揃えられるので、ウォブル信号およびウォブル付帯情報を精度よく検出することが可能になる。
《発明の実施形態2》
図3は、本発明の実施形態2に係るウォブル検出装置200の構成を示すブロック図である。なお、以下に説明する各実施形態において、前記実施形態1等と同様の機能を有する構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
ウォブル検出装置200は、図3に示すように、TE+が自動利得調整部103で振幅が調整されてからブースト回路101に入力され、TE−が自動利得調整部104で振幅が調整されてからブースト回路102に入力されている点がウォブル検出装置100と比べて異なっている。
ウォブル検出装置200では、まず入力されたTE+およびTE−がそれぞれ自動利得調整部103および自動利得調整部104で振幅が調整される。そして、自動利得調整部103・104のそれぞれの出力に対して、ブースト回路101・102でブースト量が調整される。すなわち、ウォブル検出装置200では、自動利得調整部103・104の周波数特性の差も含めてブースト量が調整される。それゆえ、本実施形態によればウォブル検出装置100よりも、より精度よくウォブル信号およびウォブル付帯情報を検出できる差信号を得られる。
《発明の実施形態3》
図4は、本発明の実施形態3に係るウォブル検出装置300の構成を示すブロック図である。ウォブル検出装置300は、ウォブル検出装置200にRF振幅検出部301とブースト量調整部302が追加されるとともに、ブースト回路101に代えてブースト回路303、ブースト回路102に代えてブースト回路304が設けられて構成される。
RF振幅検出部301は、図2の信号(e)のような波形の差信号に含まれるRF残留成分の振幅を検出するようになっている。
ブースト量調整部302は、RF振幅検出部301が検出した振幅に応じ、ウォブル信号のジッタや付帯情報の検出率が最適になるブースト量を算出するとともに、ブースト回路303・304によるブースト量を、算出した値に設定するための制御信号を出力するようになっている。
ウォブル信号のジッタや付帯情報の検出率が最適になるブースト量は、通常は残留RF信号の振幅が0になるポイントがターゲットになる。しかし、光ピックアップの特性ばらつきや再生している光ディスクの状態などによって、ブースト量の最適点は変化する可能性もある。このような場合は、あらかじめ最適点とRF残留成分の振幅との関係を定めたテーブルに従ってブースト量を決定するようにすればよい。また、逐次、ウォブル信号のジッタやウォブル付帯情報検出率を見ながら動作中にブースト量を変化させるようにしてもよい。なお、ブースト量調整部302は、例えば光ディスク再生装置におけるシステムコントローラ等が受け持つことも可能である。
ブースト回路303・304は、それぞれに入力された制御信号に応じて、それぞれに入力された信号のブースト量を調整するようになっている。
上記のウォブル検出装置300によれば、残留RF信号の振幅をより0に近づけることが可能になる。
《発明の実施形態4》
図5は、本発明の実施形態4に係るウォブル検出装置400の構成を示すブロック図である。ウォブル検出装置400は、ウォブル検出装置300のRF振幅検出部301に代えて位相差検出部401が設けられ、さらにブースト量調整部302に代えてブースト量調整部402が設けられて構成されている。
位相差検出部401は、ブースト回路303の出力に含まれるRF残留成分とブースト回路304の出力に含まれるRF残留成分との位相差を検出し、位相差の大きさを示す位相差エラー信号を出力するようになっている。
ブースト量調整部402は、前記位相差エラー信号に応じて、ブースト回路303・304のブースト量を設定するための制御信号をブースト回路303・304のそれぞれに出力するようになっている。具体的には、ブースト量調整部402は、前記位相差エラー信号をもとに、ウォブル信号のジッタや付帯情報の検出率が最適になるようにブースト量を調整する。最適なブースト量は、通常は位相差が0になるポイントがターゲットになる。しかし、ピックアップの特性ばらつきや再生しているディスクの状態などによって最適点は変化する可能性もある。このような場合はあらかじめ最適点と前記位相差との関係を定めたテーブルに従ってブースト量を決定するようにすればよい。また、実施形態3のウォブル検出装置と同様に、逐次、ウォブル信号のジッタやウォブル付帯情報検出率を見ながら動作中にブースト量を変化させるようにしてもよい。
なお、本実施形態においても、ブースト量調整部402は、例えば、光ディスク再生装置におけるシステムコントローラ等が受け持つことも可能である。
上記のウォブル検出装置400によれば、ブースト回路303の出力に含まれるRF残留成分とブースト回路304に含まれるRF残留成分との位相差に応じて、最適な補正量が決定されるので、ピックアップ等の個体差や動作状態に応じた適切なブースト量に調整できる。
《発明の実施形態5》
図6は、本発明の実施形態5に係るウォブル検出装置500の構成を示すブロック図である。ウォブル検出装置500は、図6に示すように、実施形態4におけるウォブル検出装置400に対してスイッチ501が追加されて構成されている。また、本実施形態における位相差検出部401は、光ディスク装置においてROM(Read Only Memory)系ディスク再生用として本来備えている位相差検出部と兼用されている。
通常、再生および記録が可能な光ディスク装置においては、DVD−ROM(場合によってはCD−ROM)等のROM系ディスクの再生時に、トラッキングエラーを検出するために位相差検出部を備えている。このROM系ディスク再生用の位相差検出部は、ウォブルが存在するような記録型メディアに対しては、多くの場合使用されていない。そこで、本実施形態では、TE+に含まれるRF残留成分とTE−に含まれるRF残留成分との位相差検出に使用する位相差検出部と、ROM系ディスク再生用の位相差検出部とが兼用されている。そのため、本実施形態において位相差検出部401は、前記位相差エラー信号をトラッキングエラー信号としても出力するようになっている。
スイッチ501は、トラッキングエラー検出用の信号を位相差検出部401に入力するか、ブースト回路303の出力とブースト回路304の出力とを位相差検出部401に入力するかを切り替えるようになっている。具体的には、ウォブル信号を検出する場合には、ブースト回路303の出力とブースト回路304の出力とが位相差検出部401に入力され、またトラッキングエラーを検出する場合には、ウォブル検出装置500に入力された信号そのものが位相差検出部401に入力される。これは、ROM系ディスク再生用の位相差検出部は、光ディスクから読み取られた信号そのものの位相差を検出する必要があるためである。
本実施形態では、上記のように位相差検出部を兼用することによって、より安価な構成で実施形態4の装置と同様の効果を得ることが可能になる。
《発明の実施形態6》
図7は、本発明の実施形態6に係るウォブル検出装置600の構成を示すブロック図である。ウォブル検出装置600は、図7に示すように、TE+がブースト回路303でブースト量が調整されてから自動利得調整部103に入力され、TE−がブースト回路304でブースト量が調整されてから自動利得調整部104に入力されている点、また、位相差検出部401に入力されている点がウォブル検出装置400と異なっている。このように、位相差検出部401に光ディスクから読み取られた信号そのものが入力されているのは、TE+、およびTE−に位相差が発生する要因の多くは、光ピックアップや光ピックアップからウォブル検出装置までの伝送系の周波数特性のチャネル差だからである。
また、本実施形態では、位相差検出部401は、実施形態5のウォブル検出装置500と同様に、ROM系ディスク再生用の位相差検出部と兼用され、位相差エラー信号をトラッキングエラー信号として出力するようになっている。
ウォブル検出装置600では、差信号生成部105に入力される信号の位相差をフィードバックして、ブースト回路303・304のブースト量を調整することはできない。しかし、あらかじめ位相差エラー信号と、ウォブル信号のジッタや付帯情報検出率等との関係を定めたテーブルを用いてブースト量を算出するようにブースト量調整部402を構成することによって、ブースト回路303・304のブースト量を最適に調整することが可能である。
上記のように本実施形態によれば、ウォブル検出装置500のようにスイッチ501を設ける必要がないので、ウォブル検出装置500よりも、さらに安価な構成で実施形態5等の装置と同様の効果を得ることが可能になる。
《発明の実施形態7》
図8は、本発明の実施形態7に係るウォブル検出装置700の構成を示すブロック図である。ウォブル検出装置700は、図8に示すように、ウォブル検出装置400の位相差検出部401に代えて位相差検出部701が設けられるとともに、RF振幅検出部301が追加されている。
位相差検出部701は、RF振幅検出部301が検出した振幅に応じ、位相検出レベルを変更できるように構成されるとともに、ブースト回路303の出力に含まれるRF残留成分とブースト回路304の出力に含まれるRF残留成分との位相差を検出し、位相差の大きさを示す位相差エラー信号を出力するようになっている。
これにより、前記差信号に含まれるRF残留成分の振幅に基づいて位相差が検出されるので、最適な位相検出が実現できる。
なお、本実施形態においても、TE+、TE−のブースト量調整は、差信号生成部105に入力される前の段階であればよい。例えば、自動利得調整部103・104に入力する信号に対してブースト量調整をして、自動利得調整部103・104の出力を差信号生成部105に入力するようにしてもよい。
なお、上記の各実施形態では、ブースト回路101・102は、何れか一方のみを設けるようにしてもよい。すなわち、ブースト回路は、入力されたTE+が差信号生成部105に至るまでの経路、および入力されたTE−が差信号生成部105に至るまでの経路のうちの少なくとも一方の経路上に介在して、TE+、およびTE−のうちの少なくとも何れか1つの信号のブースト量を調整するように構成すればよい。
本発明に係るウォブル検出装置は、ウォブル信号およびウォブル付帯情報をより正確に検出することが可能な差信号を得ることができるという効果を有し、ウォブル信号およびウォブル付帯情報が形成された光ディスクにデータを記録、または前記光ディスクからデータを再生する光ディスク装置において、前記光ディスクから読み出した信号よりウォブル信号およびウォブル付帯情報を検出するウォブル検出装置等として有用である。
実施形態1のウォブル検出装置の構成を示すブロック図である。 ウォブル検出装置に入力される信号等の波形を示す図である。 実施形態2のウォブル検出装置の構成を示すブロック図である。 実施形態3のウォブル検出装置の構成を示すブロック図である。 実施形態4のウォブル検出装置の構成を示すブロック図である。 実施形態5のウォブル検出装置の構成を示すブロック図である。 実施形態6のウォブル検出装置の構成を示すブロック図である。 実施形態7のウォブル検出装置の構成を示すブロック図である。 記録可能な光ディスク記録面の構造を示す図である。
符号の説明
100 ウォブル検出装置
101 ブースト回路
102 ブースト回路
103 自動利得調整部
104 自動利得調整部
105 差信号生成部
106 ウォブル信号生成部
107 付帯情報生成部
200 ウォブル検出装置
300 ウォブル検出装置
301 RF振幅検出部
302 ブースト量調整部
303 ブースト回路
304 ブースト回路
400 ウォブル検出装置
401 位相差検出部
402 ブースト量調整部
500 ウォブル検出装置
501 スイッチ
600 ウォブル検出装置
700 ウォブル検出装置
701 位相差検出部

Claims (7)

  1. 光ディスクのトラックに光ビームが照射された際に、前記トラックの一方の側端部からの第1の反射光から得られた第1の信号、および前記トラックの他方の側端部からの第2の反射光から得られた第2の信号が入力され、入力された前記第1の信号、および前記第2の信号に基づいてウォブル信号を検出するウォブル検出装置であって、
    入力された前記第1の信号、および前記第2の信号のそれぞれの振幅を正規化する利得調整部と、
    前記正規化がされた後の前記第1の信号と前記正規化がされた後の前記第2の信号との差信号を生成する差信号生成部と、
    入力された前記第1の信号が前記差信号生成部に至るまでの経路、および入力された前記第2の信号が前記差信号生成部に至るまでの経路のうちの少なくとも一方の経路上に介在して、前記第1の信号、および前記第2の信号のうちの少なくとも一方の信号のブースト量を調整するブースト回路と、
    を備えたことを特徴とするウォブル検出装置。
  2. 請求項1のウォブル検出装置であって、
    前記ブースト回路は、前記第1の信号が前記利得調整部から前記差信号生成部に至るまでの経路、および前記第2の信号が前記利得調整部から前記差信号生成部に至るまでの経路のうちの少なくとも一方の経路上に介在して、前記第1の信号、および前記第2の信号のうちの少なくとも一方の信号のブースト量を調整するように構成されていることを特徴とするウォブル検出装置。
  3. 請求項1のウォブル検出装置であって、さらに、
    前記ウォブル信号以外で、前記差信号に含まれる信号成分の振幅を検出する振幅検出部と、
    前記振幅検出部が検出した前記振幅に応じて、前記ブースト回路が調整するブースト量を決定するブースト量調整部とを備え、
    前記ブースト回路は、前記ブースト量調整部が決定したブースト量で、前記調整を行うように構成されていることを特徴とするウォブル検出装置。
  4. 請求項1のウォブル検出装置であって、さらに、
    前記利得調整部が正規化した前記第1の信号に含まれるウォブル信号以外の信号成分と前記ウォブル信号以外で前記第2の信号に含まれる信号成分との位相差を検出する位相差検出部と、
    前記位相差検出部が検出した前記位相差に応じて、前記ブースト回路が調整するブースト量を決定するブースト量調整部とを備え、
    前記ブースト回路は、前記ブースト量調整部が決定したブースト量で、前記調整を行うように構成されていることを特徴とするウォブル検出装置。
  5. 請求項4のウォブル検出装置であって、
    前記位相差検出部は、読み出し専用光ディスクを再生する装置において、トラッキング制御に用いられる位相差検出部と兼用されていることを特徴とするウォブル検出装置。
  6. 請求項1のウォブル検出装置であって、さらに、
    入力された前記第1の信号に含まれるウォブル信号以外の信号成分と入力された前記第2の信号に含まれるウォブル信号以外の信号成分との位相差を検出する位相差検出部と、
    前記位相差検出部が検出した前記位相差に応じて、前記ブースト回路が調整するブースト量を決定するブースト量調整部とを備え、
    前記ブースト回路は、前記ブースト量調整部が決定したブースト量で、前記調整を行うように構成されていることを特徴とするウォブル検出装置。
  7. 請求項4および請求項6のうちの何れか1項のウォブル検出装置であって、
    前記位相差検出部は、前記ウォブル信号以外の前記差信号に含まれる信号成分の振幅に応じ、位相検出レベルを変更できるように構成されていることを特徴とするウォブル検出装置。
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