JP2007164514A - メモリカードへの電力供給方法、及び、印刷装置 - Google Patents

メモリカードへの電力供給方法、及び、印刷装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電力供給端子とGNDとが短絡している状態で電力供給端子に電圧が印加されることを防止する。
【解決手段】カードスロットにメモリカードが挿入されていることを検出し、挿入されたメモリカードに電力を供給するための、前記カードスロット側に設けられた電力供給端子と、GNDとが短絡しているか否かを検出し、前記電力供給端子とGNDとが短絡していないことを検出した後に、前記メモリカードに前記電力供給端子を介して電力を供給する。
【選択図】図11

Description

本発明は、メモリカードのスロットを有する装置のメモリカードへの電力供給方法、及び、印刷装置に関する。
メモリカードのスロットを有する装置としては、例えばデジタルカメラ等で撮影した画像を印刷する際に、デジタルカメラ等で撮影した画像の情報を記憶したメモリカードを装置が備えるスロットに直接差し込んで画像の情報を取得する印刷装置がある。現在では、形状や端子の位置などが互いに異なる複数種類のメモリカードが市販されている。このため、印刷装置が備えるスロットは、複数種類のメモリカードに対応させて設ける必要がある。このときカードの種類毎に個別のスロットを設けると、印刷装置においてスロットが占めるスペースが大きくなる。このため、1つのスロットで複数のメモリカードの情報が取得できるようなメモリカード用の複合コネクタが提案されている。このような複合コネクタには、各メモリカードに対応させて、装着されたメモリカードの端子と接触するように各々メモリカードの端子の位置に合わせて、コネクタ側の端子が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004―311416号公報
しかしながら、上記のような複合コネクタは、複数種類のメモリカードが挿入されると、本来接触すべきでないコネクタ側の端子と、メモリカード側の端子とが接触する畏れがあり、メモリカードの種類を誤検知する畏れがある。また、コネクタのサイズにメモリカードのサイズを合わせるために用いられるアダプタの外装部や、メモリカードの外装部に導電性の部材が用いられていたり、挿抜を繰り返すうちに外装部の塗装等が剥がれ導電性の部材が露出したメモリカードやアダプタを上記複合コネクタに装着した際には導電性の部材が、他のメモリカードに電力を供給するために設けられた電力供給端子と接触し、電源とGND(グランド)とが短絡する畏れがある。このような複合コネクタを印刷装置に備えた場合には、メモリカードを装着することにより印刷装置の電源が遮断される畏れがあるという課題があった。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、電力供給端子とGNDとが短絡している状態で電力供給端子に電圧が印加されることを防止する、メモリカードへの電力供給方法、及び、印刷装置を実現することにある。
前記目的を達成するための主たる発明は、複数種類のメモリカードが挿入可能な装置に挿入されたメモリカードへの電力供給方法であって、カードスロットに前記メモリカードが挿入されていることを検出するステップと、挿入された前記メモリカードに電力を供給するための、前記カードスロット側に設けられた電力供給端子と、GNDとが短絡しているか否かを検出するステップと、前記電力供給端子とGNDとが短絡していないことを検出した後に、前記メモリカードに前記電力供給端子を介して電力を供給するステップと、を有するメモリカードへの電力供給方法である。
本発明の他の特徴は、本明細書、及び添付図面の記載により、明らかにする。
===開示の概要===
本明細書の記載、及び添付図面の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。
複数種類のメモリカードが挿入可能な装置に挿入されたメモリカードへの電力供給方法であって、カードスロットに前記メモリカードが挿入されていることを検出するステップと、挿入された前記メモリカードに電力を供給するための、前記カードスロット側に設けられた電力供給端子と、GNDとが短絡しているか否かを検出するステップと、前記電力供給端子とGNDとが短絡していないことを検出した後に、前記メモリカードに前記電力供給端子を介して電力を供給するステップと、を有するメモリカードへの電力供給方法である。
このようなメモリカードへの電力供給方法によれば、メモリカードに電力が供給される際には、電力供給端子とGNDとが短絡していないことが検出されている。このため、電力供給端子とGNDとが短絡している状態で電力供給端子に電圧が印加されることはない。すなわち、メモリカードに電力を供給するために電圧を印加した際に誤って装置の電源が遮断されることを防止することが可能である。
かかるメモリカードへの電力供給方法において、前記装置は、挿入された前記メモリカードが有するカード側端子により接続される一対のメモリ検出端子を有し、前記一対のメモリ検出端子のうち一方のメモリ検出端子はバイアス電圧が印加されており、他方のメモリ検出端子はGNDに接続されており、前記一対のメモリ検出端子を用いて前記カードスロットに前記メモリカードが挿入されているか否かを検出することが望ましい。
このようなメモリカードへの電力供給方法によれば、メモリカードが挿入されると、カード側端子と一対のメモリ検出端子とが接続される。このとき、メモリ検出端子の一方に印加されていた電圧がGNDレベルに落ち、メモリカードが挿入されたことが検出されることになる。このため、バイアス電圧が印加されている側のメモリ検出端子の電圧を検出するだけで、メモリカードが挿入されたことを確実に検出することが可能である。
かかるメモリカードへの電力供給方法において、前記一対のメモリ検出端子、及び前記メモリカードに電力を供給するための前記電力供給端子は、前記メモリカードの種類に対応させてそれぞれ設けられており、前記メモリカードが挿入されて前記一対のメモリ検出端子が接続されることにより、挿入された前記メモリカードの種類が特定され、特定された前記メモリカードに対応する前記電力供給端子と前記GNDとが短絡しているか否かが検出され、短絡していないことが検出されたときに、特定された前記メモリカードに対応する電力供給端子に電圧が印加されることが望ましい。
このようなメモリカードへの電力供給方法によれば、一対のメモリ検出端子は、メモリカードの種類に対応させてそれぞれ設けられているので、GNDレベルに落ちたメモリ検出端子に対応付けられた種類のメモリカードが挿入されたことを検出することが可能である。すなわち、メモリカードの種類を特定することが可能である。そして、特定されたメモリカードに対応する電力供給端子とGNDとが短絡していないことが検出されたときに、特定されたメモリカードに対応する電力供給端子に電圧が印加されるので、いずれの種類のメモリカードが挿入されたとしても、メモリカードに電力を供給するために電圧を印加した際に、誤って装置の電源が遮断されることを防止することが可能である。
かかるメモリカードへの電力供給方法において、前記電力供給端子と電源との間に、前記電力供給端子と前記GNDとが短絡しているか否かを検出する際と、前記メモリカードに電力を供給する際とで、前記電力供給端子に印加する電圧を変更するためのスイッチを有することが望ましい。
このようなメモリカードへの電力供給方法によれば、電力供給端子と電源との間に設けられたスイッチにより、電力供給端子とGNDとが短絡しているか否かを検出する際と、メモリカードに電力を供給する際とで、異なる値の電圧を電力供給端子に印加することが可能である。
かかるメモリカードへの電力供給方法において、前記メモリカードが挿入されたことが検出されたときには、前記メモリカードに電力を供給する際に印加される第1電圧より低い第2電圧が、前記電力供給端子に印加されることが望ましい。
このようなメモリカードへの電力供給方法によれば、メモリカードに電力を供給する際には、メモリカードの動作に必要な第1電圧を供給し、電力供給端子とGNDとが短絡しているか否かを検出する際には、メモリカードの動作に必要な電力より低い第2電圧を電力供給端子に印加することが可能である。よって、電力供給端子とGNDとが短絡していたとしても、電力供給端子とGNDとが短絡しているか否かを検出することによって、誤って装置の電源が遮断されることを防止することが可能である。
かかるメモリカードへの電力供給方法において、前記メモリカードが挿入されたことが検出されたときには、前記電力供給端子の電圧を検出し、検出された電圧値が所定の閾値より低い場合に、前記電力供給端子と前記GNDとが短絡していることを検出することが望ましい。
このようなメモリカードへの電力供給方法によれば、電力供給端子とGNDとが短絡している場合には、電力供給端子の電圧は「0」なので、検出された電力供給端子の電圧が閾値より低いことを検出することにより、電力供給端子とGNDとが短絡しているか否かを確実に検出することが可能である。
かかるメモリカードへの電力供給方法において、前記所定の閾値は、前記第2電圧より低い電圧であることが望ましい。
このようなメモリカードへの電力供給方法によれば、第2電圧は、電力供給端子とGNDとが短絡しているか否かを検出する際に電力供給端子に印加される電圧なので、電力供給端子とGNDとが短絡しているか否かを検出するための閾値を、第2電圧より低い電圧とすることにより、電力供給端子とGNDとが短絡しているか否かを確実に検出することが可能である。
かかるメモリカードへの電力供給方法において、前記電力供給端子とGNDとが短絡していないと検出されたときに、前記電力供給端子に、前記第1電圧が印加されるように前記スイッチが制御されることが望ましい。
このようなメモリカードへの電力供給方法によれば、電力供給端子とGNDとが短絡していないと検出されたとき、すなわち、適切なメモリカードが適切に挿入されたときには、電力供給端子に第1電圧が印加されるので、挿入されたメモリカードと通信することが可能である。
かかるメモリカードへの電力供給方法において、前記電力供給端子とGNDとが短絡していると検出されたときに、前記メモリカードに電力が供給されないように前記スイッチが制御されることが望ましい。
このようなメモリカードへの電力供給方法によれば、電力供給端子とGNDとが短絡しているときには、メモリカードに電力が供給されないので、誤って装置の電源が遮断されることを防止することが可能である。
かかるメモリカードへの電力供給方法において、前記装置は、媒体に画像を印刷するための印刷装置であることが望ましい。
このようなメモリカードへの電力供給方法によれば、メモリカードに電力を供給するために電圧を印加した際に誤って印刷装置の電源が遮断されることを防止することが可能である。
また、複数種類のメモリカードが挿入可能な印刷装置に挿入されたメモリカードへの電力供給方法であって、カードスロットに前記メモリカードが挿入されていることを検出するステップと、挿入された前記メモリカードに電力を供給するための、前記カードスロット側に設けられた電力供給端子と、GNDとが短絡しているか否かを検出するステップと、前記電力供給端子とGNDとが短絡していないことを検出した後に、前記メモリカードに前記電力供給端子を介して電力を供給するステップと、を有し、前記印刷装置は、挿入された前記メモリカードが有するカード側端子により接続される一対のメモリ検出端子を有し、前記一対のメモリ検出端子のうち一方のメモリ検出端子はバイアス電圧が印加されており、他方のメモリ検出端子はGNDに接続されており、前記一対のメモリ検出端子を用いて前記カードスロットに前記メモリカードが挿入されているか否かを検出し、前記一対のメモリ検出端子、及び前記メモリカードに電力を供給するための前記電力供給端子は、前記メモリカードの種類に対応させてそれぞれ設けられており、前記メモリカードが挿入されて前記一対のメモリ検出端子が接続されることにより、挿入された前記メモリカードの種類が特定され、特定された前記メモリカードに対応する前記電力供給端子と前記GNDとが短絡しているか否かが検出され、短絡していないことが検出されたときに、特定された前記メモリカードに対応する電力供給端子に電圧が印加され、前記電力供給端子と電源との間に、前記電力供給端子と前記GNDとが短絡しているか否かを検出する際と、前記メモリカードに電力を供給する際とで、前記電力供給端子に印加する電圧を変更するためのスイッチを有し、前記メモリカードが挿入されたことが検出されたときには、前記メモリカードに電力を供給する際に印加される第1電圧より低い第2電圧が、前記電力供給端子に印加され、前記メモリカードが挿入されたことが検出されたときには、前記電力供給端子の電圧を検出し、検出された電圧値が所定の閾値より低い場合に、前記電力供給端子と前記GNDとが短絡していることを検出し、前記所定の閾値は、前記第2電圧より低い電圧であり、前記電力供給端子とGNDとが短絡していないと検出されたときに、前記電力供給端子に、前記第1電圧が印加されるように前記スイッチが制御され、前記電力供給端子とGNDとが短絡していると検出されたときに、前記メモリカードに電力が供給されないように前記スイッチが制御されることを特徴とするメモリカードへの電力供給方法である。
このようなメモリカードへの電力供給方法によれば、既述のほぼ全ての効果を奏するため、本発明の目的がより有効に達成される。
また、複数種類のメモリカードを挿入可能なカードスロットと、前記メモリカードの種類に対応付けられて、前記カードスロットに前記メモリカードが挿入されたことを検出するためのメモリ検出端子と、前記メモリカードの種類に対応付けられて、前記メモリカードに電力を供給するための電力供給端子と、前記メモリカードが挿入されていることを検出し、検出された前記メモリカードに電力を供給するための電力供給端子とGNDとが短絡していないことを検出した後に、検出された前記メモリカードに対応付けられた前記電力供給端子に電圧を印加するためのコントローラと、前記メモリカードの情報に基づいて、媒体に印刷可能な印刷部と、を有することを特徴とする印刷装置も実現可能である。
===説明の対象===
<メモリカードへの電力供給方法が適用される装置について>
メモリカードへの電力供給方法は、複数種類のメモリカードが装着可能なカードスロットを有する装置としての、例えば、画像情報に基づいて紙などの媒体に画像を印刷するための印刷部を備えた印刷装置に適用される。ここで、印刷部とはメモリカードの装着の有無に拘わらず媒体に画像を印刷するために構成されている部分であり、この印刷部はメモリカードに記憶されている例えば画像データなどに基づいて印刷することも可能である。本明細書では、印刷装置の一種であるインクジェットプリンタ(以下、単にプリンタという)を例に挙げて説明する。
===プリンタ===
<プリンタ1の構成について>
まず、プリンタ1の構成について説明する。ここで、図1は、プリンタ1の外観を説明する図である。図2は、プリンタ1の電気的構成を説明するためのブロック図である。
図1に示すように、プリンタ1の前面部には、操作パネル2、液晶表示部3、給紙部7及び排紙部4が設けられている。操作パネル2には、各種の操作ボタン5やカードスロット6が設けられている。操作ボタン5はプリンタ1に対する指令を行う際に操作される。また、カードスロット6は、カード型のフラッシュメモリ、所謂メモリカード10が挿入される部分である。また、カードスロット6の脇には、メモリカード10が装着されていること、及び、メモリカード10にアクセスされていることをユーザに報知するためのカードアクセスLED8が設けられている。
メモリカード10には、例えば、デジタルカメラで撮影された画像の画像情報等が記憶される。このメモリカード10には、外形や接続端子の位置などが互いに異なる複数の種類があるが、本プリンタ1のカードスロット6は、複数種類の各メモリカード10がいずれも挿入できるように構成されており、メモリカード10が装着された際には、カードスロット6内に、各々のメモリカード10に応じて設けられたスロット側端子と接続されるように構成されている。メモリカード10、カードスロット6等の詳細は後述する。
液晶表示部3は、各種の情報を表示する部分である。この液晶表示部3は、メニューを表示させたり、印刷対象となる画像を表示させたりする部分である。本実施形態では、この液晶表示部3を操作ボタン5の上方に配置している。給紙部7には、画像を印刷するために供給されるカット紙(図示しない)を保持する給紙トレーが設けられている。なお、プリンタ1は、カット紙など単票状の印刷紙のみならず、ロール紙などの連続した媒体にも印刷できるような給紙構造を備えていても良い。排紙部4には、開閉可能な排紙トレーが設けられている。排紙トレーは、上部を前方に倒すことができるように取り付けられている。そして、この排紙トレーは、印刷時において、印刷済みの用紙が載せられる台として機能する。
次に、プリンタ1の電気的構成について説明する。図2に示すように、プリンタ1は、ヘッドユニット20、用紙搬送機構30、キャリッジ移動機構40、検出器群50、コントローラ60、液晶表示部3、操作ボタン5、及びカードスロット6を有する。また、これらの他に、プリンタ1は、ホストコンピュータ130と接続するためのインタフェース(I/F)9を有している。
ヘッドユニット20は、インクを媒体としての用紙に向けて吐出させるためのものであり、インクを吐出するヘッド22と、ヘッド22を制御するヘッド制御部24とを有する。このヘッドユニット20は、キャリッジ(図示せず)に取り付けられており、キャリッジ移動機構40によって、キャリッジが移動されることにより、キャリッジ移動方向(用紙の搬送方向と直行する方向)に移動される。用紙搬送機構30は、媒体としての用紙を、印刷可能な位置に送り込んだり、この用紙を搬送方向に所定の搬送量で搬送させたりするものである。そして、この用紙搬送機構30は、例えば、給紙ローラ、搬送ローラ及び搬送モータ等(いずれも図示せず)によって構成されている。キャリッジ移動機構40は、ヘッドユニット20が取り付けられたキャリッジを、キャリッジ移動方向に移動させるものである。このキャリッジ移動機構40は、例えば、キャリッジモータ、タイミングベルト、及びプーリー等(いずれも図示せず)によって構成されている。検出器群50は、プリンタ1の状態を検出するためのものであり、例えば、キャリッジの位置を検出するためのリニア式エンコーダ、搬送ローラ等の回転量を検出するためのロータリー式エンコーダ、及び用紙の有無を検出するための紙検出器(いずれも図示せず)が含まれる。
コントローラ60は、プリンタ1の制御を行うものである。このコントローラ60は、CPU62と、メモリ64と、駆動信号生成回路66と、制御ユニット68とを有する。CPU62は、プリンタ1の全体的な制御を行うための演算処理装置である。メモリ64は、CPU62のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものであり、RAM、EEPROM、ROM等の記憶素子によって構成される。駆動信号生成回路66は、共通に使用される駆動信号を生成するものである。この駆動信号生成回路66で生成された駆動信号は、ヘッド22が有するピエゾ素子(図示せず)に印加される。そして、ヘッド制御部24は、CPU62から送られてくるヘッド制御信号に基づき、駆動信号のピエゾ素子への印加を制御する。制御ユニット68は、制御対象となる各部とCPU62との間に配置され、CPU62からのコマンドに基づいてモータ用の駆動信号を生成したり、各部から送られてくる信号を、CPU62が解釈できる形態にして出力したりする。
<プリンタ1の動作について>
次に、このプリンタ1の動作について説明する。このプリンタ1を動作させるための処理は、メモリ64に格納されたプログラムに基づき、CPU62によって行われる。このため、CPU62を動作させるコンピュータプログラムは、これらの処理を実現させるためのコードを有する。
プリンタ1は、ホストコンピュータ130からの印刷指令信号を受信するか、画像データを含む画像情報が記憶されたメモリカード10がカードスロット6に装着され操作ボタン5が操作されて印刷指令が入力されると印刷動作が実行される。コントローラ60は、ホストコンピュータ130から印刷指令信号とともに印刷データを受信した場合には、受信した印刷データに基づいて画像を印刷するための処理を実行する。一方、メモリカード10がカードスロット6に装着され、操作ボタン5が操作されて印刷指令が入力された場合には、装着されたメモリカード10に記憶された画像データを取得し、取得した画像データを、プリンタ1にて印刷可能な印刷データに変換し、入力された印刷指令に基づいて画像を印刷するための処理を実行する。すなわち、印刷データに基づいてヘッド22から吐出させたインクを、用紙に着弾させて画像を形成する。
===メモリカードとカードスロットの構成===
本実施形態のカードスロット6は、複数種類のメモリカード10が装着可能であり、挿入されたメモリカード10から情報を読み出したり、メモリカード10に情報を書き込むことが可能である。ここで、本実施形態に装着可能なメモリカード10について説明する。ここでは例えば3種類のメモリカード10(11、12、13)が装着可能な例について説明する。
<メモリカードの概要>
図3は、本実施形態のカードスロットに装着可能なメモリカードの第1例を示す図である。図4は、本実施形態のカードスロットに装着可能なメモリカードの第2例を示す図である。図5は、本実施形態のカードスロットに装着可能なメモリカードの第3例を示す図である。
第1例のメモリカード(以下、第1メモリカードという)11は、長さ32.0mm、幅24.0mm、厚さ2.1mmの薄板状の直方体であり、長さ方向に沿って挿入される。挿入される際に挿入方向に向けられる先端部の下面には9個のカード側端子11bが露出している。図3では、カード側端子11bが設けられる領域11aを斜線にて示している。カード側端子11bについては後述する。また、先端側の一方の角部は斜めの傾斜が設けられ、第1メモリカード11の表裏面及び挿入方向を誤って挿入されないように構成されている。第1メモリカード11の幅方向の両側には、挿入時に下方に向けられる面側に、長さ方向に沿って凹部11cがそれぞれ設けられている。すなわち、第1メモリカード11は、挿入状態における上部側の幅と下部側の幅とが、凹部11cが設けられた分だけ相違している。そして、上部側にて幅方向に突出する部位11dの厚さは、後述する第2メモリカード12の厚さとほぼ同じに構成されている。
第2例のメモリカード(以下、第2メモリカードという)12は、長さ、及び、幅は第1メモリカード11と同じであり、厚さが1.4mmの薄板状の直方体であり、長さ方向に沿って挿入される。第2メモリカード12には挿入される際に挿入方向に向けられる先端側の下面に7個のカード側端子12bが露出されている。図4では、カード側端子12bが設けられる領域12aを斜線にて示している。ここで、第2メモリカード12がカードスロット6に挿入された際のカード側端子12bの位置は、第1メモリカード11がカードスロット6に挿入された際のカード側端子11bの位置より、挿入方向において手前側に位置するように構成されている。第2メモリカード12のカード側端子12bの詳細は後述する。また、第2メモリカード12に誤挿入防止のために先端側の一方の角部に斜めの傾斜が設けられている。
第3例のメモリカード(以下、第3メモリカードという)13は、長さ50.0mm、幅21.5mm、厚さ2.8mmの薄板状の直方体であり、第1メモリカード11及び第2メモリカード12より細長く、かつ厚い形状をしている。第3メモリカード13は、長さ方向に挿入され、その先端部の下面に10個の端子が露出されている。図5では、カード側端子13bが設けられる領域13aを斜線にて示している。第3メモリカード13のカード側端子13bの詳細は後述する。また、先端角部の一方が弧状に湾曲されて誤挿入を防止する機能を有している。
<カードスロットの構成>
図6は、本実施形態のカードスロットをメモリカードが挿入される側から見た正面図である。図7は、本実施形態のカードスロットの平断面図である。図8は、図7のA−A断面図である。図6〜8では三種類のメモリカードを便宜上、破線、一点鎖線、二点鎖線にて各線が重ならないように示している。
本実施形態のカードスロット6のスロット側端子は、図8に示すように配線基板15の配線パターンと接続されている。カードスロット6は、厚さの薄いほぼ箱型状のハウジング6aを有している。ハウジング6aは、例えば、長さ37.5mm、幅40.7mm、厚さ6.5mmであり、長さ方向にメモリカード10が挿入される。すなわち、長さ方向においてメモリカード10が挿入される側にメモリカード10の挿入口6bが設けられている。
挿入口6bは、上記第1〜第3メモリカード11,12,13が挿入可能に形成され、左右方向に広く上下方向に狭い形状の開口であり、左右方向の中央部は第3メモリカード13の幅より僅かに広い幅で上方向に広げられた部位6cを有している。また、挿入口6bのほぼ半分より下側は、カードスロット6内の両脇に挿入方向に沿って形成されている段状の凸部6dによって開口幅が狭くなっている。そして、挿入口6bの下面と上方向に広げられた部位6cの上面との距離は、第3メモリカード13の厚さより僅かに広く形成されている。また、段状の凸部6dより上側の最大幅部6eは第1メモリカード11及び第2メモリカード12の幅より僅かに広く形成され、左右の凸部6d間の間隔は、第1メモリカード11の凹部11c間の距離より僅かに広く形成されている。
カードスロット6を形成するハウジング6a内は、図7に示すように、その奥行き方向における中央より少し奥側に、挿入された第1メモリカード11及び第2メモリカード12の先端が突き当てられて、第1メモリカード11及び第2メモリカード12が位置決めされる壁部6fが設けられている。この壁部6fは、左右方向の両側に形成されており、中央部は、壁部6fの奥側と手前側とを連通するように開放されている。
また、カードスロット6内には、各メモリカード11,12,13が装着された位置にて、各カード側端子11b、12b、13bと接触するように、下面側にスロット側端子が設けられている。図7の斜線部は、各メモリカードに対応させてスロット側端子が設けられる領域を示している。すなわち、壁部6fより奥側の斜線の領域が第3メモリカード13に対応付けられたスロット側端子18a(図8)が設けられる第3端子領域18であり、壁部6fの手前の斜線部が第1メモリカード11に対応付けられたスロット側端子16a(図8)が設けられる第1端子領域16であり、第1端子領域より更に手前の斜線部が第2メモリカード12に対応付けられたスロット側端子17a(図8)が設けられる第2端子領域17である。
各スロット側端子16a、17a、18aは、例えばリン青銅などの導電性を有するほぼワイヤ状の部材であり、上下方向に弾性変形可能な形状に形成されている。図8に示すように、各スロット側端子16a、17a、18aは、ハウジング6aの下側に設けられている配線基板15と接続されている。そして、各スロット側端子16a、17a、18aは、挿入方向に沿って配置され、一方の端部16b、17b、18bがハウジング側に固定され、他方の端部16c、17c、18cは、ハウジング6aの下面より十分上方に曲げ起こされるとともに、固定されることなく弾性により上下方向に変位可能に構成されている。各メモリカード11、12、13に対応付けられたスロット側端子16a、17a、18aは、各々対応付けられたメモリカード11、12、13に形成されているカード側端子11b、12b、13bの数より1本ずつ多く設けられている。すなわち、9個のカード側端子11bを有する第1メモリカード11に対応付けられた第1端子領域16には10本のスロット側端子16aが設けられ、7個のカード側端子12bを有する第2メモリカード12に対応付けられた第2端子領域17には8本のスロット側端子17aが設けられ、10個のカード側端子13bを有する第3メモリカード13に対応付けられた第3端子領域18には11本のスロット側端子18aが設けられている。
そして、3種類のメモリカード11、12、13が適切に装着された際には、カードスロット6の複数のスロット側端子16a、17a、18aのうち、それぞれいずれか2本に設定された一対のメモリ検出端子19と、対応するメモリカード10のカード側端子11b、12b、13bの1個とが接触する。また、メモリ検出端子19を除く残りのスロット側端子16a、17a、18a各1本と、残りのカード側端子11b、12b、13b各1個とがそれぞれ接続されるように構成されている。すなわち、2本のスロット側端子16a、17a、18aで構成される一対のメモリ検出端子19(図9)は、対応付けられたメモリカード11,12,13の1個のカード側端子11b、12b、13bと接触する。
そして、この挿入口6bに、第1メモリカード11を挿入する際には、第1メモリカード11の2つの凹部11cをカードスロット6の左右の凸部6dに沿わせて、カードスロット6の壁部6fに突き当たる位置まで第1メモリカード11を挿入する。このとき、第1メモリカード11は第2端子領域17の8本のスロット側端子17aを配線基板15側に押し下げながら進入し、第1メモリカード11の先端11eがカードスロット6の壁部6fに突き当たった際に、9個のカード側端子11bと10個のスロット側端子16aとが接続される。この状態で、第1メモリカード11の外装部は第2メモリカード12に対応付けられたスロット側端子17aと接触している。
また、挿入口6bに、第2メモリカード12を挿入する際には、第2メモリカード12をカードスロット6の左右の凸部6dの上面に沿わせて、カードスロット6の壁部6fに突き当たる位置まで挿入する。このとき、第2メモリカード12は第2メモリカード12の先端12cがカードスロット6の壁部6fに突き当たった際に、7個のカード側端子12bと8個のスロット側端子17aとが接続される。この状態で、第2メモリカード12の外装部は第1メモリカード11に対応付けられたスロット側端子16aと接触している。
第3メモリカード13を挿入口6bに挿入する際には、第3メモリカード13の側面13cを、カードスロット6における左右方向の中央部にて上方向に広げられた部位6cに沿わせて、カードスロット6の最も奥の壁6gに突き当たる位置まで挿入する。このとき、第3メモリカード13は第2端子領域17の8本のスロット側端子17a、及び第1端子領域16の10本のスロット側端子16aを配線基板15側に押し下げながら進入し、第3メモリカード13の先端13dが最も奥の壁6gに突き当たった際に、10個のカード側端子13bと11個のスロット側端子18aとが接続される。この状態で、第3メモリカード13の外装部は第1メモリカード11に対応付けられたスロット側端子16a、及び、第2メモリカード12に対応付けられたスロット側端子17aと接触している。
<メモリカードの検出方法>
図9は、本実施形態のカードスロット周辺の電気構成を説明するための図である。図10は、図9の電器構成を簡略化した図である。図9に示すように、プリンタ1には複数種類のメモリカード10が装着可能であるが、メモリカード10への電源供給方法は、いずれの種類のメモリカード10であっても実質的に同様であるため、図10を用いて、主に第1メモリカード11の例について説明する。なお、図10は、説明の便宜上各種メモリカード毎に設けられて重複している部分を略して示している。
第1メモリカード11に設けられた9個のカード側端子11bのうち、例えば、挿入方向左端に位置するカード側端子11bは、第1メモリカード11が適切に装着された際には、第1端子領域16の一対のメモリ検出端子19と接続される。この一対のメモリ検出端子19のうち一方は、コントローラ60が有するASIC61のカード検出ターミナル61aに接続されているとともに、第1抵抗R1を介してメイン電源(図示せず)とも接続されてバイアス電圧が印加されている。一対のメモリ検出端子19のうち他方はGND(グランド)に接続されている。すなわち、メモリカード10が装着されていない状態では、一対のメモリ検出端子19は互いに接続されていないので、カード検出ターミナル61aの電圧を検出するとバイアス電圧が検出される。そして、第1メモリカード11が装着されると、一対のメモリ検出端子19がカード側端子11bにより接続されるのでカード検出ターミナル61aの電圧がGNDレベルに低下することにより、メモリカード10が装着されたことが検出される。このとき、一対のメモリ検出端子19は、図9に示すようにメモリカード10の種類毎に設けられているので、電圧がGNDレベルに低下したカード検出ターミナルがいずれのカード検出ターミナルであるかによって、メモリカード10の種類を特定することが可能である。このとき、ASIC61とCPU62とは接続されているので、ASIC61にて検出された情報に基づいてCPU62に信号が出力される。
<電源供給端子とGNDとの短絡の検出方法>
また、第1メモリカード11に設けられた9個のカード側端子11bのうち、例えば、挿入方向右端に位置するカード側端子11bは、第1メモリカード11が適切に装着された際には、スロット側に設けられ、第1メモリカード11を動作させるために電力が供給される電力供給端子25に接続される。この電力供給端子25は、メイン電源からの電力を供給したり遮断するためのスイッチ26を介してメイン電源に接続されている。またスイッチ26には、このスイッチ26を制御するための信号が出力されるASIC61のカード電源制御ターミナル61bと接続されている。
更に、電力供給端子25とスイッチ26との間は、第2抵抗R2を介してASIC61の汎用ターミナル61cと接続されるとともに、第3抵抗R3を介してGNDとも接続されており、この電力供給端子25とスイッチ26との間の電圧を検出するために、CPU62のAD変換器62aにも接続されている。
そして、メモリカード10が装着されていない状態で、スイッチ26が遮断されており、汎用ターミナル61cから所定の電圧が印加されている。このため、メモリカード10が装着されていない状態では、汎用ターミナル61cから印加された所定の電圧に対する第2抵抗R2及び第3抵抗R3の分圧分の電圧がAD変換器62aにて検出される。そして、第1メモリカード11が適切に装着された際にも、この状態は維持される。ところが、何らかの原因で電力供給端子25とGNDとが短絡している場合には、AD変換器62aにてGNDの電圧が検出されるため、電力供給端子25とGNDとが短絡しているか否かを検出することが可能である。なお、第2メモリカード12及び第3メモリカード13に対応付けられたスロット側端子17a、18aも、挿入方向左端に位置する2つのスロット側端子が一対のメモリ検出端子19に、挿入方向右端に位置するスロット側端子が電力供給端子15にそれぞれ設定されている。
<メモリカードへの電力供給方法>
ところで、本実施形態のプリンタ1は、3種類のメモリカード10を装着することが可能である。そして、前述したように、第1メモリカード11が装着された状態では、第1メモリカード11の外装部は第2メモリカード12に対応付けられたスロット側端子17aと接触している。また、第3メモリカード13が装着された状態では、第3メモリカード13の外装部は第1メモリカード11に対応付けられたスロット側端子16a、及び、第2メモリカード12に対応付けられたスロット側端子17aと接触している。このとき、挿入されたメモリカード等の外装部が絶縁部材であれば問題はないが、導電性の部材で形成されていたり、カードスロット6に装着可能なメモリカード10とサイズが異なるメモリカードを装着するためのアダプタ等が導電性の部材で形成されていたりする場合には、電力供給端子25と一対のメモリ検出端子19とが挿入されたメモリカード10の外装部により接続されてしまう畏れがある。電力供給端子25と一対のメモリ検出端子19とが接続された場合には、電源とGNDとが短絡されるため、プリンタ1の電源が遮断されてしまうことになる。ここでは、何らかの原因で電力供給端子25とGNDとが短絡している場合に、メモリカード10への電力を供給しないことにより、プリンタ1の電源が遮断されてしまうこと防止するメモリカードへの電力供給方法を以下に説明する。
図11は、本実施形態のプリンタにおけるメモリカードへの電力供給方法を説明するための図である。プリンタ1においてメモリカード10に電力供給するための処理は、メモリ64に格納されたメモリカード10への電力供給用プログラムに基づき、CPU62によって行われる。このため、CPU62を動作させるコンピュータプログラムは、これらの処理を実現させるためのコードを有する。
プリンタ1の電源が投入されると、メモリカード10に電力供給するための処理により、プリンタは割り込み待ちの状態が維持される。すなわち、各メモリカード10に対応付けられた各々一対のメモリ検出端子19のうちの一方にバイアス電圧が印加され、コントローラ60は、このバイアス電圧が印加されている側のメモリ検出端子19と接続されている、ASIC61のカード検出ターミナル61aの電圧を検出している。このとき、カードスロット6の脇に設けられているカードアクセスLED8は消灯している。また、電力供給端子25と電源との間に設けられているスイッチ26は遮断されており、電力供給端子25には電圧が印加されていない。
そして、カードスロット6にいずれかのメモリカード10が挿入されて、挿入されたカード側端子(11b、12b、13b)等により、いずれかの種類のメモリカードに対応付けられた一対のメモリ検出端子19が接続されると、コントローラ60により、割り込み処理としてメモリカード10に電力供給するための処理が実行される。このとき、カードアクセスLED8が点灯される(S001)。
そして、カードスロット6にメモリカード10が挿入されたことが検出されたことを示すカード検出フラグがメモリ64の所定の領域に立てられる(S002)。メモリ64には、メモリカード10の種類に対応させてそれぞれカード検出フラグを立てる領域が設定されている。本実施形態の場合には、3種類のメモリカード10が装着可能なので、メモリ64内の3つの領域を示すアドレスとメモリカード10の種類とが対応付けられており、メモリカード10が装着されていない時には、例えば「0」が記憶されている。そして、いずれかの一対のメモリ検出端子19が接続されると、接続されたメモリ検出端子19に対応付けられたアドレスの値が、「検出」を示す「1」に書き換えられる。このため、カードスロット6に挿入されたメモリカード10の種類が特定される。例えば、第1メモリカードが適切に装着されると、第1メモリカード11のメモリ検出端子19に対応付けられたアドレスの値が「1」に書き換えられ、装着されたメモリカードが第1メモリカードであることが特定される。
次にコントローラ60は、特定されたメモリカード10に対応付けられた汎用ターミナル61cに電圧を印加して、レベルを「H」(ハイレベル)にする(S003)。また、コントローラ60は、図9のB点における電圧を、AD変換器62a内のAD変換レジスタを読むことにより検出する(S004)。このとき、電力供給端子25と電源との間に介在されたスイッチ26は遮断されているので、汎用ターミナル61cに電圧が印加されることにより、電力供給端子25とスイッチ26との間の電圧は、印加された電圧が第2抵抗R2及び第3抵抗R3で分圧された中間電圧となる。このため、特定されたメモリカード10が適切に装着されている場合には、B点において、第2抵抗R2及び第3抵抗R3で分圧された中間電圧が検出される。
すなわち、特定されたメモリカードが第1メモリカード11の場合には、第1メモリカード11に対応付けられた汎用ターミナル61cに電圧が印加され、第1メモリカードに対応付けられたAD変換レジスタを読み取ることにより、B点が、汎用ターミナル61c印加された電圧が第2抵抗R2及び第3抵抗R3で分圧された中間電圧であることを検出する。
そしてコントローラ60は、AD変換器62a内のAD変換レジスタを読に取った値と、予め設定されている閾値とを比較する(S005)。このとき閾値としては、メモリカード10が適切に装着されメモリカード10の種類が正しく特定された場合に、B点にて検出される、第2抵抗R2及び第3抵抗R3で分圧された中間電圧とGNDレベル(0)との間の値が設定されている。すなわち、閾値としては第2抵抗R2及び第3抵抗R3で分圧された第2電圧としての中間電圧より小さい値が設定されている。例えば、メモリカード10を動作させるために電力供給端子25に印加される第1電圧を3.3Vとすると、第2抵抗R2及び第3抵抗R3で分圧された中間電圧は、3.3Vより十分に小さな0.3Vとなるように設定されており、このとき閾値としては0.1Vが設定されている。
したがって、コントローラ60が、AD変換器62a内のAD変換レジスタを読に取った値と、予め設定されている閾値(0.1V)とを比較した際に、AD変換レジスタを読に取った値の方が閾値より大きい場合には、電力供給端子25とGNDとが短絡していないことが検出され、AD変換レジスタを読み取った値の方が閾値より小さい場合には、電力供給端子25とGNDとが短絡していることが検出される。
このため、例えば、第1メモリカードが適切に装着されていると、AD変換レジスタを読に取った値は、0.3Vであり、閾値0.1より大きいので、電力供給端子25とGNDとが短絡していないことが検出される。
電力供給端子25とGNDとが短絡していないことが検出されると、特定された種類のメモリカード10に対応付けられたスイッチ26にASIC61のカード電源制御ターミナル61bから制御信号が出力される。例えば、挿入されたと特定されたメモリカードが第1メモリカード11の場合には、第1メモリカード11に対応付けられたスイッチ26に、ASIC61の、第1メモリカード11に対応付けられたカード電源制御ターミナル61bから制御信号が出力される。スイッチ26は入力された制御信号に基づいてスイッチ26をONし、電力供給端子25には第1電圧(3.3V)が印加される(S006)。すなわち、電力供給端子25に印加される電圧がスイッチ26により変更される。そして、コントローラ60は、電力供給端子25とGNDとが短絡しているか否かを検出するために汎用ターミナル61cに印加した電圧をOFFし(S007)、特定されたメモリカードの初期認識シーケンスを実行する(S008)。
一方、例えば外装が導電性の部材で形成された第1メモリカード11が挿入され、挿入された第1メモリカード11の外装部が第2メモリカード12に対応付けられた一対のメモリ検出端子19に接触した場合には、メモリ64において第2メモリカード12に対応付けられたアドレスの値が「1」に書き換えられる(S002)。このため、カードスロット6に挿入されたメモリカードが第2メモリカード12として誤って特定されることになる。
そしてコントローラ60は、第2メモリカード12に対応付けられた汎用ターミナル61cに電圧を印加して、レベルを「H」(ハイレベル)にし(S003)、図9のB点における電圧を検出する(S004)。このとき、電力供給端子25と電源との間に介在されたスイッチ26は遮断されているが、第2メモリカード12に対応付けられたメモリ検出端子19と電力供給端子25とは挿入されたメモリカードの外装部にて接続されており、電力供給端子25とGNDとが短絡しているのでB点の電圧はGNDレベルとして検出される。すなわち、AD変換レジスタを読み取った値の方が閾値より小さいため、電力供給端子25とGNDとが短絡していることが検出される(S005)。
電力供給端子25とGNDとが短絡していることが検出されると、コントローラ60は、電力供給端子25とGNDとが短絡しているか否かを検出するために汎用ターミナル61cに印加した電圧をOFFする(S009)。そして、メモリカード10が挿入されたことを検出した際にメモリ64の所定の領域に立てたカード検出フラグを解除し(S010)、カードアクセスLED8を消灯する。このとき、プリンタ1の前面に設けられた液晶表示部3や表示ランプに、挿入されたメモリカード10が使用できない旨を示す表示をし、その事象をユーザに報知することとしてもよい。
このようなメモリカードへの電力供給方法によれば、挿入されたメモリカード10に電力が供給される際には、電力供給端子25とGNDとが短絡していないことが予め検出されている。このため、電力供給端子25とGNDとが短絡している状態で電力供給端子25に電圧が印加されることはない。すなわち、メモリカード10に電力を供給するために電圧を印加した際に誤ってプリンタ1の電源が遮断されることを防止することが可能である。
また、本実施形態のプリンタ1は、挿入されたメモリカード10が有するカード側端子11b、12b、13bにより接続される一対のメモリ検出端子19を有しており、その一対のメモリ検出端子19のうち一方のメモリ検出端子19はバイアス電圧が印加されており、他方のメモリ検出端子19はGNDに接続されている。このため、適切なメモリカード10が挿入されると、カード側端子11b、12b、13bにより一対のメモリ検出端子19が接続される。このため、メモリ検出端子19の一方に印加されていたバイアス電圧がGNDレベルに落ちることになる。このとき、バイアス電圧が印加されているメモリ検出端子19が接続されているASIC61のカード検出ターミナル61aの電圧を検出しているので、カード検出ターミナル61aの電圧がGNDレベルに落ちることによりメモリカード10が挿入されたことを確実に検出することが可能である。
また、一対のメモリ検出端子19、及び、メモリカード10に電力を供給するための電力供給端子25は、メモリカード10の種類に対応させてそれぞれ設けられているので、メモリカードが挿入されて、いずれかの一対のメモリ検出端子19が接続されることにより、挿入されたメモリカード10の種類を特定し、特定された電力供給端子25にのみ電圧を印加することが可能である。
そして、特定されたメモリカード10に対応する電力供給端子25と前記GNDとが短絡しているか否かが検出され、短絡していないことが検出されたときに、特定されたメモリカード10に対応する電力供給端子25に電圧が印加されるので、いずれの種類のメモリカード10が挿入されたとしても、メモリカード10に電力を供給するために電圧を印加した際に、誤ってプリンタ1の電源が遮断されることを防止することが可能である。
また、電力供給端子25と電源との間に、電力供給端子25とGNDとが短絡しているか否かを検出する際と、メモリカード10に電力を供給する際とで、電力供給端子25に印加する電圧を変更するためのスイッチ26が設けられているので、電力供給端子25とGNDとが短絡しているか否かを検出する際と、メモリカード10に電力を供給する際とで、異なる値の電圧を電力供給端子25に印加することが可能である。
特に、本実施形態のプリンタ1では、メモリカード10が挿入されたことが検出されたときには、メモリカード10に電力を供給する際に印加される第1電圧(例えば3.3V)より低い第2電圧(例えば0.3V)を、電力供給端子25に印加している。このため、メモリカード10に電力を供給する際には、メモリカード10の動作に必要な第1電圧を供給し、電力供給端子25とGNDとが短絡しているか否かを検出する際には、メモリカード10の動作に必要な電力より低い第2電圧を電力供給端子25に印加することが可能である。すなわち、電力供給端子25とGNDとが短絡しているか否かを検出するための第2電圧は、第1電圧より十分に小さいので、電力供給端子25とGNDとが短絡していたとしても、第2電圧が電力供給端子25に印加されることによって、プリンタ1の電源が遮断されることを防止することが可能である。
また、電力供給端子25と前記GNDとが短絡していることを検出する際に判断基準となる閾値を、メモリカード10が適切に装着され、メモリカード10の種類が正しく特定された場合に、B点にて検出される、第2抵抗R2及び第3抵抗R3で分圧された中間電圧(第2電圧)とGNDレベル(0)との間の値として予め設定したので、AD変換レジスタを読に取った値と閾値とを比較することにより、電力供給端子25とGNDとが短絡しているか否かを容易に且つ確実に検出することが可能である。
そして、特定された種類のメモリカード10に対応付けられた電力供給端子25とGNDとが短絡していないと検出されたときに、当該電力供給端子25に第1電圧が印加されるので、適切なメモリカード10がカードスロット6に適切に挿入されたときに、電力供給端子25に第1電圧が印加されて、挿入されたメモリカード10と通信することが可能である。
また、特定された種類のメモリカード10に対応付けられた電力供給端子25とGNDとが短絡していると検出されたときには、メモリカード10に電力が供給されないようにスイッチ26が制御される。このため、特定された種類のメモリカード10に対応付けられた電力供給端子25とGNDとが短絡しているときには、当該電力供給端子25に電圧が供給されないので、誤ってプリンタ1の電源が遮断されることを防止することが可能である。
===その他の実施の形態===
上記の実施形態は、メモリカードへの電力供給方法及び印刷装置としてのプリンタ1について記載されているが、この実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
上記実施形態においては、3種類のメモリカード10が装着可能なカードスロット6を例に挙げて説明したが、装着可能なメモリカードの種類はこれに限らず、カードスロットは、各メモリカードの種類に対応させてメモリ検出端子19等の種類毎のメモリ検出部及びメモリカードへの電力供給部が設けられていればよい。
また、上記実施形態においては、メモリカードが挿入されたことを検出する方法として、カードスロット6側に設けられた一対のメモリ検出端子19が、挿入されたメモリカード10のカード側端子により接続されることによりメモリカードが挿入されたことが検出される構成としたが、これに限るものではない。
上記実施形態においては、複数種類のメモリカードが挿入可能な装置として、インクジェットプリンタを例に挙げて説明したが、複数種類のメモリカードが挿入可能な装置は、インクジェットプリンタ等の印刷装置に限らず、例えばコンピュータと接続されてメモリカードの情報を授受する所謂カードリーダ・ライタや、カードスロットを備えたHDDレコーダ等のデジタル機器であってもよい。
図12は、メモリ検出端子の他の例を示す図である。図12に示すように、例えば、メモリカードの種類に対応させた一対の電極91,92,93を、対をなす電極が互いに間隔を隔てるようにカードスロット6内に備え、メモリカード10が挿入されることにより、一方の電極91a、92a、93aが挿入されるメモリカードに押圧されて他方の電極91b、92b、93bに接触することによりメモリカードが挿入されたことが検出されることとしてもよい。この場合には、電極91と電極92とが接触した場合には、第1メモリカード11が挿入されたことが検出され、電極92のみが接触した場合には、第2メモリカード12が挿入されたことが検出され、電極93が接続された場合は、第3メモリカード13が挿入されたことが検出されることになる。この場合には、一対の電極91,92,93がメモリ検出端子となる。
また、本実施形態においては、第1電圧を3.3V、第2電圧を0.3V、閾値を0.1としたが、これらの値は例示であって、これらに限るものではない。
プリンタの外観を説明する図である。 プリンタの電気的構成を説明するためのブロック図である。 本実施形態のカードスロットに装着可能なメモリカードの第1例を示す図である。 本実施形態のカードスロットに装着可能なメモリカードの第2例を示す図である。 本実施形態のカードスロットに装着可能なメモリカードの第3例を示す図である。 本実施形態のカードスロットをメモリカードが挿入される側から見た正面図である。 本実施形態のカードスロットの平断面図である。 図7のA−A断面図である。 本実施形態のカードスロット周辺の電気構成を説明するための図である 図9の電気構成を簡略化した図である。 本実施形態のプリンタにおけるメモリカードへの電力供給方法を説明するための図である。 メモリ検出端子の他の例を示す図である。
符号の説明
1 プリンタ,2 操作パネル,3 液晶表示部,4 排紙部,5 操作ボタン,
6 カードスロット,6a ハウジング,6b 挿入口,
6c 上方向に広げられた部位,6d 凸部,6e 最大幅部,
6f 壁部,6g 壁,7 給紙部,10 メモリカード,
11 第1メモリカード,11a 領域,11b カード側端子,11c 凹部,
11d 突出する部位、11e 先端,12 第2メモリカード,12a 領域,
12b カード側端子,12c 先端,13 第3メモリカード,13a 領域,
13b カード側端子,13c 側面,13d 先端,15 配線基板,
16 第1端子領域,16a スロット側端子,16b 一方の端部,
16c 他方の端部,17 第2端子領域,17a スロット側端子,
17b 一方の端部,17c 他方の端部,18 第3端子領域,
18a スロット側端子,18b 一方の端部,18c 他方の端部,
19 検出端子,20 ヘッドユニット,22 ヘッド,24 ヘッド制御部,
25 電力供給端子,26 スイッチ,30 用紙搬送機構,
40 キャリッジ移動機構,50 検出器群,60 コントローラ,
61a カード検出ターミナル,61b カード電源制御ターミナル,
61c 汎用ターミナル,62 CPU,62a AD変換器,
64 メモリ,66 駆動信号生成回路,68 制御ユニット,
91 一対の電極,91a 一方の電極,91b 他方の電極,
92 一対の電極,92a 一方の電極,92b 他方の電極,
93 一対の電極,93a 一方の電極,93b 他方の電極,
130 ホストコンピュータ,R1 第1抵抗,R2 第2抵抗,R3 第3抵抗

Claims (12)

  1. 複数種類のメモリカードが挿入可能な装置に挿入されたメモリカードへの電力供給方法であって、
    カードスロットに前記メモリカードが挿入されていることを検出するステップと、
    挿入された前記メモリカードに電力を供給するための、前記カードスロット側に設けられた電力供給端子と、GNDとが短絡しているか否かを検出するステップと、
    前記電力供給端子とGNDとが短絡していないことを検出した後に、前記メモリカードに前記電力供給端子を介して電力を供給するステップと、
    を有するメモリカードへの電力供給方法。
  2. 請求項1に記載のメモリカードへの電力供給方法において、
    前記装置は、挿入された前記メモリカードが有するカード側端子により接続される一対のメモリ検出端子を有し、
    前記一対のメモリ検出端子のうち一方のメモリ検出端子はバイアス電圧が印加されており、他方のメモリ検出端子はGNDに接続されており、
    前記一対のメモリ検出端子を用いて前記カードスロットに前記メモリカードが挿入されているか否かを検出することを特徴とするメモリカードへの電力供給方法。
  3. 請求項2に記載のメモリカードへの電力供給方法において、
    前記一対のメモリ検出端子、及び前記メモリカードに電力を供給するための前記電力供給端子は、前記メモリカードの種類に対応させてそれぞれ設けられており、
    前記メモリカードが挿入されて前記一対のメモリ検出端子が接続されることにより、挿入された前記メモリカードの種類が特定され、特定された前記メモリカードに対応する前記電力供給端子と前記GNDとが短絡しているか否かが検出され、短絡していないことが検出されたときに、特定された前記メモリカードに対応する電力供給端子に電圧が印加されることを特徴とするメモリカードへの電力供給方法。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のメモリカードへの電力供給方法において、
    前記電力供給端子と電源との間に、前記電力供給端子と前記GNDとが短絡しているか否かを検出する際と、前記メモリカードに電力を供給する際とで、前記電力供給端子に印加する電圧を変更するためのスイッチを有することを特徴とするメモリカードへの電力供給方法。
  5. 請求項4に記載のメモリカードへの電力供給方法において、
    前記メモリカードが挿入されたことが検出されたときには、
    前記メモリカードに電力を供給する際に印加される第1電圧より低い第2電圧が、前記電力供給端子に印加されることを特徴とするメモリカードへの電力供給方法。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のメモリカードへの電力供給方法において、
    前記メモリカードが挿入されたことが検出されたときには、前記電力供給端子の電圧を検出し、
    検出された電圧値が所定の閾値より低い場合に、前記電力供給端子と前記GNDとが短絡していることを検出することを特徴とするメモリカードへの電力供給方法。
  7. 請求項6に記載のメモリカードへの電力供給方法において、
    前記所定の閾値は、前記第2電圧より低い電圧であることを特徴とするメモリカードへの電力供給方法。
  8. 請求項5乃至請求項7のいずれかに記載のメモリカードへの電力供給方法において、
    前記電力供給端子とGNDとが短絡していないと検出されたときに、
    前記電力供給端子に、前記第1電圧が印加されるように前記スイッチが制御されることを特徴とするメモリカードへの電力供給方法。
  9. 請求項5乃至請求項8のいずれかに記載のメモリカードへの電力供給方法において、
    前記電力供給端子とGNDとが短絡していると検出されたときに、
    前記メモリカードに電力が供給されないように前記スイッチが制御されることを特徴とするメモリカードへの電力供給方法。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれかに記載のメモリカードへの電力供給方法において、
    前記装置は、媒体に画像を印刷するための印刷装置であることを特徴とするメモリカードへの電力供給方法。
  11. 複数種類のメモリカードが挿入可能な印刷装置に挿入されたメモリカードへの電力供給方法であって、
    カードスロットに前記メモリカードが挿入されていることを検出するステップと、
    挿入された前記メモリカードに電力を供給するための、前記カードスロット側に設けられた電力供給端子と、GNDとが短絡しているか否かを検出するステップと、
    前記電力供給端子とGNDとが短絡していないことを検出した後に、前記メモリカードに前記電力供給端子を介して電力を供給するステップと、
    を有し、
    前記印刷装置は、挿入された前記メモリカードが有するカード側端子により接続される一対のメモリ検出端子を有し、
    前記一対のメモリ検出端子のうち一方のメモリ検出端子はバイアス電圧が印加されており、他方のメモリ検出端子はGNDに接続されており、
    前記一対のメモリ検出端子を用いて前記カードスロットに前記メモリカードが挿入されているか否かを検出し、
    前記一対のメモリ検出端子、及び前記メモリカードに電力を供給するための前記電力供給端子は、前記メモリカードの種類に対応させてそれぞれ設けられており、
    前記メモリカードが挿入されて前記一対のメモリ検出端子が接続されることにより、挿入された前記メモリカードの種類が特定され、特定された前記メモリカードに対応する前記電力供給端子と前記GNDとが短絡しているか否かが検出され、短絡していないことが検出されたときに、特定された前記メモリカードに対応する電力供給端子に電圧が印加され、
    前記電力供給端子と電源との間に、前記電力供給端子と前記GNDとが短絡しているか否かを検出する際と、前記メモリカードに電力を供給する際とで、前記電力供給端子に印加する電圧を変更するためのスイッチを有し、
    前記メモリカードが挿入されたことが検出されたときには、
    前記メモリカードに電力を供給する際に印加される第1電圧より低い第2電圧が、前記電力供給端子に印加され、
    前記メモリカードが挿入されたことが検出されたときには、前記電力供給端子の電圧を検出し、
    検出された電圧値が所定の閾値より低い場合に、前記電力供給端子と前記GNDとが短絡していることを検出し、
    前記所定の閾値は、前記第2電圧より低い電圧であり、
    前記電力供給端子とGNDとが短絡していないと検出されたときに、
    前記電力供給端子に、前記第1電圧が印加されるように前記スイッチが制御され、
    前記電力供給端子とGNDとが短絡していると検出されたときに、
    前記メモリカードに電力が供給されないように前記スイッチが制御されることを特徴とするメモリカードへの電力供給方法。
  12. 複数種類のメモリカードを挿入可能なカードスロットと、
    前記メモリカードの種類に対応付けられて、前記カードスロットに前記メモリカードが挿入されたことを検出するためのメモリ検出端子と、
    前記メモリカードの種類に対応付けられて、前記メモリカードに電力を供給するための電力供給端子と、
    前記メモリカードが挿入されていることを検出し、検出された前記メモリカードに電力を供給するための電力供給端子とGNDとが短絡していないことを検出した後に、検出された前記メモリカードに対応付けられた前記電力供給端子に電圧を印加するためのコントローラと、
    前記メモリカードの情報に基づいて、媒体に印刷可能な印刷部と、
    を有することを特徴とする印刷装置。

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