以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
この実施の形態は、店舗や企業等の事業者の営業活動を支援する営業活動支援システムである。特に、この営業活動支援システムは、インターネットに接続可能なパーソナルコンピュータや携帯電話端末等の各種情報処理端末機を利用して、営業活動を効率的且つインタラクティブに行うことを可能とし、顧客に対してきめ細かいサービスを効率的に提供することができるものである。
なお、営業活動支援システムは、各事業者及び顧客が会員登録を行うことによって利用可能となるものであり、後に詳述するが、個々の事業者が自己のホームページを開設することにより、顧客に対して各種情報の提供を行う環境を提供するものである。そのため、以下では、説明の便宜上、事業者を「ページ開設会員」と称し、顧客を「一般会員」と称して説明するものとする。
まず、営業活動支援システムの具体的な構成の説明に先立って、当該営業活動支援システムの概要について説明する。
営業活動支援システムにおいては、事業者が会員登録を行ってページ開設会員となると、自己のアカウントに対応した固有のページ(マイページ)が作成される。ページ開設会員は、このマイページを介して、自己のホームページを作成するとともに、各種情報の掲載や閲覧等を行うことができる。ここで、このホームページは、既に登録されている一般会員や他のページ開設会員によって閲覧可能であるのは勿論のこと、未だ会員となっていない非会員顧客によっても閲覧可能とされる。非会員顧客は、検索機能を用いて、所望の商品やサービスを取り扱っている事業者のホームページを検索して閲覧することができる。また、営業活動支援システムにおいては、顧客も会員登録を行って一般会員となると、自己のアカウントに対応した固有のマイページが作成される。一般会員は、このマイページを介して、所望のページ開設会員に対するコメント等を発信することができる。
すなわち、営業活動支援システムにおいては、各会員が自己のマイページを介して、各会員同士でコミュニケーションを図ったり、システム内ネットワークを結んだりすることが可能となる。
具体的には、ページ開設会員同士のシステム内ネットワークは、「相互リンク」という形態で構築され、ページ開設会員と一般会員との間のシステム内ネットワークは、「お気に入りに追加」という形態で構築される。営業活動支援システムにおいては、このようなシステム内ネットワークが構築されると、ページ開設会員及び/又は一般会員が自己の端末機を介して、システム内ネットワークを結んだ相手方のページ開設会員が発信したニュース(お知らせ)の更新情報を、いわゆるRSS(RSS1.0の場合Rich Site Summary、RSS2.0の場合Really Simple Syndication)リーダを利用して受信することができる。また、営業活動支援システムにおいては、このようなシステム内ネットワークを、ページ開設会員の検索結果の表示順序を決定するための情報として用いることにより、検索結果を好評価順に表示させることが可能となる。
営業活動支援システムは、このような機能を提供することにより、ページ開設会員と一般会員との効率的且つインタラクティブな営業活動を支援するものである。
以下、このような営業活動支援システムの具体的な構成について説明する。
営業活動支援システムは、図1に示すように、当該営業活動支援システムを提供する運営者が管理するサーバ装置10と、当該営業活動支援システムの会員として登録されている事業者としての少なくとも1以上のページ開設会員がそれぞれ操作する少なくとも1以上の事業者用端末機20と、当該営業活動支援システムの会員として登録されている事業者の顧客としての少なくとも1以上の一般会員や非会員顧客がそれぞれ操作する少なくとも1以上の顧客用端末機30とが、インターネットを含むネットワーク網を介して接続されて構成される。
サーバ装置10は、当該営業活動支援システムを提供する運営者によって管理されるものである。具体的には、サーバ装置10は、図2に示すように、各部を統括的に制御するCPU(Central Processing Unit)11と、各種プログラムを含む各種情報を格納する読み取り専用のROM(Read Only Memory)12と、ワークエリアとして機能するRAM(Random Access Memory)13と、各種情報を読み出し及び/又は書き込み可能に記憶する記憶部14と、外部のネットワークに接続して通信を行う通信部15と、ユーザインターフェースとしての図示しない所定の操作デバイスを介した入力操作の処理及び制御を行う入力操作制御部16と、各種情報を表示する表示部17とを備える。
CPU11は、記憶部14等に格納されている各種プログラムを実行し、各部を統括的に制御する。
ROM12は、各種プログラムをはじめとする各種情報を格納している。このROM12に格納されている情報は、CPU11の制御のもとに読み出される。
RAM13は、CPU11が各種プログラムを実行する際のワークエリアとして機能し、CPU11の制御のもとに、各種情報を一時記憶するとともに、記憶している各種情報を読み出す。
記憶部14は、事業者用端末機20や顧客用端末機30との間での通信といった当該営業活動支援システムに必要な各種機能を実現するための各種プログラムや、各種画像データや音声データをはじめとする各種情報を記憶している。また、記憶部14は、各事業者用端末機20を介して各ページ開設会員によって設定された情報及び各顧客用端末機30を介して各一般会員によって設定された情報をデータベースとして格納している。この記憶部14に記憶されている情報は、CPU11の制御のもとに読み出される。なお、この記憶部14としては、例えば、ハードディスクや、これらのハードディスクを複数台用いていわゆるRAID(Redundant Arrays of Independent (Inexpensive) Disks)構成とした装置といった所定の記憶装置を用いて構成することができる。
通信部15は、例えば、アナログ回線、いわゆるイーサネット(登録商標)等から構成されるLAN(Local Area Network)、ISDN(Integrated Services Digital Network)、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)、若しくはFTTH(Fiber To The Home)等の各種ネットワーク回線、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11に準拠した無線LAN若しくはいわゆるブルートゥース(Bluetooth(登録商標))等の各種無線通信方式、又はいわゆるFOMA(登録商標)等のW−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)方式若しくはHDR(High Data Rate)等のCDMA−2000方式といった、各種方式に基づくネットワークに接続するためのインターフェースであり、CPU11の制御のもとに、外部との通信を行う。
入力操作制御部16は、例えば、キーボード、マウス、キーパッド、赤外線リモートコントローラ、スティックキー、又はプッシュボタンといった、ユーザインターフェースとしての図示しない所定の操作デバイスを介した入力操作を受け付け、操作内容を示す制御信号をCPU11に対して供給する。
表示部17は、例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display;LCD)、プラズマ・ディスプレイ・パネル(Plasma Display Panel;PDP)、有機エレクトロルミネッセンス(Organic ElectroLuminescent)ディスプレイ、又はCRT(Cathode Ray Tube)といった、各種表示デバイスであり、CPU11の制御のもとに、各種画像データや、その他の各種情報を表示する。例えば、表示部17には、メンテナンスの際に、管理者の操作に応じて、メンテナンス用の画面が表示される。
このような各部を備えるサーバ装置10は、アクセスしてきた事業者用端末機20や顧客用端末機30からの要求に応じて、CPU11の制御のもとに、ウェブ形式の各種画面を当該事業者用端末機20や当該顧客用端末機30の表示部に表示させることにより、ページ開設会員や一般会員に当該営業活動支援システムによって実現されるサービスを提供する。
具体的には、サーバ装置10は、CPU11の制御のもとに、データベースに設定された情報に基づいて、各ページ開設会員及び各一般会員のアカウントに対応して固有のマイページを作成し、任意の他のページ開設会員に対してアクセスしようとするページ開設会員若しくは一般会員による事業者用端末機20若しくは顧客用端末機30の操作、又は任意の一般会員に対してアクセスしようとするページ開設会員による事業者用端末機20の操作に応じて、アクセス先の当該他のページ開設会員又は当該一般会員のマイページを、当該事業者用端末機20若しくは当該顧客用端末機30の表示部に表示させる。また、サーバ装置10は、CPU11の制御のもとに、各事業者用端末機20を介して各ページ開設会員によってデータベースに設定された情報に基づいて、各ページ開設会員について共通のフォームからなるホームページを作成し、任意の他のページ開設会員に対してアクセスしようとするページ開設会員又は一般会員による事業者用端末機20又は顧客用端末機30の操作に応じて、アクセス先の当該他のページ開設会員のホームページを、当該事業者用端末機20又は当該顧客用端末機30の表示部に表示させる。さらに、サーバ装置10は、CPU11の制御のもとに、各ページ開設会員のマイページを介して当該ページ開設会員によって発信されたニュースデータを、システム内ネットワークを当該ページ開設会員との間で結んでいる他のページ開設会員及び一般会員のマイページに表示されるように配信する。さらにまた、サーバ装置10は、CPU11の制御のもとに、各ページ開設会員又は各一般会員によって発信されたメッセージを、他のページ開設会員のマイページに表示されるように配信する。また、サーバ装置10は、CPU11の制御のもとに、各ページ開設会員又は各一般会員による事業者用端末機20又は顧客用端末機30の操作に応じて、データベースに設定された情報に基づいて、所望の情報をホームページに掲載している他のページ開設会員を検索し、該当したページ開設会員の一覧を、検索結果画面として当該事業者用端末機20又は当該顧客用端末機30の表示部に表示させる。
事業者用端末機20は、例えばパーソナルコンピュータ等から構成され、当該営業活動支援システムのページ開設会員によって操作されるものであり、サーバ装置10と同様に、物理的には図2に示したような各部を備えるものとして構成される。ただし、ここでの記憶部14としては、サーバ装置10における記憶部14とは異なり、例えば、ハードディスクや不揮発性メモリ等を用いることができる。また、記憶部14には、本体に対して着脱可能とされるCD−Rやメモリカード等の記憶媒体に対して、各種情報の読み出し及び/又は書き込みを行うドライブ装置も含まれる。このような事業者用端末機20は、ページ開設会員の操作に応じて、サーバ装置10に対してアクセスし、当該ページ開設会員のホームページの作成や更新、他のページ開設会員や一般会員との間でのメッセージの授受、RSSを利用したニュースの発信等を行う。
具体的には、ページ開設会員は、このような自己の事業者用端末機20を介して、サーバ装置10によって提供されるフォームにしたがって、自己のホームページに掲載するテキストデータや画像データ等をアップロードする。なお、このホームページは、各ページ開設会員について共通のフォームからなる。これにより、ページ開設会員は、自己のホームページを作成又は更新することができる。また、ページ開設会員は、自己の事業者用端末機20を介して、他のページ開設会員の事業者用端末機20との間で、当該営業活動支援システム内でのみ使用することができるメッセージの授受を行うことができる。さらに、ページ開設会員は、自己の事業者用端末機20を介して、一般会員の顧客用端末機30との間でも、当該営業活動支援システム内でのみ使用することができるメッセージの授受を行うことができる。したがって、ページ開設会員は、このようなメッセージ機能を、問い合わせの窓口として利用することができる。さらにまた、ページ開設会員は、他のページ開設会員と友好関係にある場合等には、自己の事業者用端末機20を介して、当該他のページ開設会員との間で「相互リンク」を結ぶことができる。そして、ページ開設会員は、自己の事業者用端末機20を介して、「相互リンク」を結んだ他のページ開設会員が発信したRSSを利用したニュースを閲覧することができる。また、ページ開設会員は、自己の事業者用端末機20を介して、RSSを利用したニュースやクーポン等を発信することができる。さらに、ページ開設会員は、自己の事業者用端末機20を介して、掲示板機能を利用して、一般会員とのコミュニケーションを図ることもできる。さらにまた、ページ開設会員は、自己の事業者用端末機20を介して、一般会員の検索を行うことができる。したがって、営業活動支援システムは、この検索機能とメッセージ機能とを用いることにより、ページ開設会員が取り扱う商品やサービスの販促を行うための効率的な営業ツールとして利用することができる。なお、ページ開設会員は、RSSリーダの機能により、自己の事業者用端末機20を介して、当該営業活動支援システムの外部に開設された一般のRSSに対応したウェブサイトの更新情報も閲覧することができる。
顧客用端末機30は、例えば、パーソナルコンピュータの他、携帯電話機や携帯情報端末機(Personal Digital Assistant;PDA)等から構成され、当該営業活動支援システムの一般会員や非会員顧客によって操作されるものであり、事業者用端末機20と同様に、物理的には図2に示したような各部を備えるものとして構成される。このような顧客用端末機30は、一般会員や非会員顧客の操作に応じて、サーバ装置10に対してアクセスし、ページ開設会員の検索を行う。また、顧客用端末機30は、一般会員が操作するものである場合には、所望の情報をホームページに掲載しているページ開設会員の検索の他、ページ開設会員との間でのメッセージの授受、RSSリーダを利用したニュースの閲覧等を行うことができる。
具体的には、一般会員は、このような自己の顧客用端末機30を介して、所望の商品やサービスを取り扱っている事業者のホームページを検索して閲覧することができる。また、一般会員は、自己の顧客用端末機30を介して、ページ開設会員の事業者用端末機20との間で、当該営業活動支援システム内でのみ使用することができるメッセージの授受を行うことができる。一般会員は、このメッセージ機能を利用することにより、検索したページ開設会員に対してコンタクトをとったり、クチコミの書き込み等を行ったりすることが可能となる。さらに、一般会員は、自己の顧客用端末機30を介して、気に入った店舗のページ開設会員や行き着けの店舗のページ開設会員等を、「お気に入りとして追加」することができる。一般会員は、自己の顧客用端末機30を介して、「お気に入りに追加」したページ開設会員から発信される最新のニュースを、RSSリーダを利用して受信することができる。なお、一般会員は、ページ開設会員と同様に、RSSリーダの機能により、自己の顧客用端末機30を介して、当該営業活動支援システムの外部に開設された一般のRSSに対応したウェブサイトの更新情報も閲覧することができる。
このようなサーバ装置10、事業者用端末機20、及び顧客用端末機30から構成される営業活動支援システムにおいては、ページ開設会員及び一般会員のアカウントに対応して作成された上述したマイページを事業者用端末機20及び顧客用端末機30の表示部17に表示させ、このマイページを介して、ページ開設会員に関する情報を一般会員や他のページ開設会員に閲覧させるようなサービスを提供する。
ここで、サーバ装置10は、各種サービスをページ開設会員及び一般会員に提供するために、図3乃至図24に示す情報をデータベースとして格納する。
まず、サーバ装置10は、ページ開設会員及び一般会員のアカウントに関連する情報として、図3乃至図5に示す情報をデータベースとして格納する。
すなわち、サーバ装置10は、図3に示すように、会員のプロフィールを示す情報を記述したユーザマスタテーブルをデータベースに格納する。このユーザマスタテーブルは、会員毎に順次付与されるプライマリキー(PK)としてのユーザSeq、当該会員に固有に付与されるユーザID、当該会員の名称(ユーザ名)、当該会員の電子メールアドレス、当該営業活動支援システムにログインするために必要となるパスワード、そのパスワードのリマインダ(合言葉)、当該会員の権限を示すユーザ権限、当該会員の年齢、当該会員の性別、未成年者のアクセスが禁止された会員である旨を示すアダルト表示フラグ、RSSを利用したメッセージを授受するために当該会員に固有に付与されたRSS送信メールアドレス、当該会員が登録された登録日、当該ユーザマスタテーブルに記述された当該会員に関する情報が更新された更新日等の情報からなる。サーバ装置10は、このようなユーザマスタテーブルに基づいて、会員毎の基本情報を管理する。
また、サーバ装置10は、図4に示すように、会員の更新履歴を示す情報を記述したユーザ更新履歴テーブルをデータベースに格納する。このユーザ更新履歴テーブルは、ユーザマスタテーブルに記述された情報と、会員の更新履歴毎に順次付与されるプライマリキーとしてのユーザ更新履歴Seqとからなる。サーバ装置10は、このようなユーザ更新履歴テーブルに基づいて、会員毎の更新履歴情報を管理する。
さらに、サーバ装置10は、図5に示すように、会員のセッション毎の情報を一時的に記述したユーザテンポラリテーブルをデータベースに格納する。このユーザテンポラリテーブルは、ユーザSeq、ユーザID、セッションに固有に付与されるセッションID、電子メールアドレス、パスワード、ユーザ権限、登録日、更新日等の情報からなる。サーバ装置10は、このようなユーザテンポラリテーブルに基づいて、セッション毎の一時的情報を管理する。
また、サーバ装置10は、ページ開設会員に関連する情報として、図6乃至図13に示す情報をデータベースとして格納する。
すなわち、サーバ装置10は、図6に示すように、ページ開設会員のプロフィールを示す情報を記述したページマスタテーブルをデータベースに格納する。このページマスタテーブルは、ページ開設会員毎に順次付与されるプライマリキーとしてのページSeq、当該ページ開設会員のユーザSeq、アダルト表示フラグ、当該ページ開設会員の所在都道府県を示す都道府県Seq、郵便番号、住所、事業所名、当該ページ開設会員用に作成されたホームページのトップページに表示する画像データの記憶場所を示すパス(トップ用画像データパス)、当該ページ開設会員が提供するクーポンとして表示する画像データの記憶場所を示すパス(クーポン用画像データパス)、当該ページ開設会員が発信するニュースに埋め込む画像データの記憶場所を示すパス(ニュース用画像データパス)、当該ページ開設会員のプロフィールを示す文章(事業所プロフィール)、当該ページ開設会員が取り扱う商品・サービスや事業内容等を示す文章、当該ページ開設会員の事業所の所在地を示す地図が掲載されたホームページを示すURL(Uniform Resource Locator)(地図ページURL)、当該ページ開設会員が外部に開設しているホームページを示すURL(ホームページURL)、当該ページ開設会員が商品やサービスを販売するイーコマースを展開する場合にそのホームページを示すURL(ショッピングページURL)、いわゆるブログ等の外部情報が掲載されたホームページを示すURL(外部情報ページURL)、当該ページ開設会員の事業所へのアクセス方法を示す文章、当該ページ開設会員の事業所の電話番号やファクシミリ番号、営業時間や休業日を示す文章、当該ページ開設会員の事業所に設けられている駐車場の情報を示す文章、イーコマースを利用した商品やサービスの代金支払い方法を示す文章、使用できるクレジットカードの種類を示す文章、当該ページ開設会員が求人する場合にその求人情報を示す文章、当該営業活動支援システムの外部のRSS情報を記述したXML(eXtensible Markup Language)文書があるホームページを示すURL(RSS XML URL)、顧客からの問い合わせ用に設定したメッセージの授受を行うために当該ページ開設会員に固有に付与されたコンタクトメールアドレス、一般会員まで問い合わせを許容するか非会員顧客まで問い合わせを許容するかといった問い合わせに関する権限(コンタクト権限)、一般会員によるクチコミデータとしてのメッセージの授受を行うために当該ページ開設会員に固有に付与されたクチコミメールアドレス、「お気に入りに追加」されていない一般会員までクチコミデータの発信を許容するか「お気に入りに追加」された一般会員までクチコミデータの発信を許容するかといったクチコミデータの発信に関する権限(クチコミ権限)、当該ページ開設会員にとって悪い影響を与える会員といった当該ページ開設会員がアクセスを拒否する他の会員(遮断ユーザ)のユーザSeq、登録日、更新日等の情報からなる。サーバ装置10は、このようなページマスタテーブルに基づいて、ページ開設会員毎の基本情報を管理する。
また、サーバ装置10は、図7に示すように、ページ開設会員の更新履歴を示す情報を記述したページ更新履歴テーブルをデータベースに格納する。このページ更新履歴テーブルは、ページマスタテーブルに記述された情報と、ページ開設会員の更新履歴毎に順次付与されるプライマリキーとしてのページ更新履歴Seqとからなる。サーバ装置10は、このようなページ更新履歴テーブルに基づいて、ページ開設会員毎の更新履歴情報を管理する。
さらに、サーバ装置10は、図8に示すように、ページ開設会員が取り扱う商品・サービス等に応じて区分けするためのカテゴリを示す情報を記述したカテゴリマスタテーブルをデータベースに格納する。このカテゴリマスタテーブルは、カテゴリ毎に順次付与されるプライマリキーとしてのカテゴリSeq、当該カテゴリが属する上位のカテゴリのカテゴリSeq、登録日、更新日等の情報からなる。また、サーバ装置10は、上位のカテゴリを示す情報を記述したカテゴリマスタテーブルとして、図9及び図10に示すように、当該カテゴリのカテゴリSeqをプライマリキーとして、当該カテゴリの名称、登録日、更新日等の情報をデータベースに格納する。サーバ装置10は、このようなカテゴリマスタテーブルに基づいて、カテゴリ情報を管理する。
さらにまた、サーバ装置10は、図11に示すように、ページ開設会員が属するカテゴリを示す情報を記述したページカテゴリマスタテーブルをデータベースに格納する。このページカテゴリマスタテーブルは、ページ開設会員毎に順次付与されるプライマリキーとしてのページカテゴリSeq、当該ページ開設会員のユーザSeq、カテゴリSeq、登録日、更新日等の情報からなる。サーバ装置10は、このようなページカテゴリマスタテーブルに基づいて、ページ開設会員毎のカテゴリ情報を管理する。
また、サーバ装置10は、図12に示すように、ページ開設会員の所在地方を示す情報を記述した地方マスタテーブルをデータベースに格納する。この地方マスタテーブルは、地方毎に順次付与されるプライマリキーとしての地方Seq、当該地方の名称、登録日、更新日等の情報からなる。さらに、サーバ装置10は、図13に示すように、ページ開設会員の所在都道府県を示す情報を記述した都道府県マスタテーブルをデータベースに格納する。この都道府県マスタテーブルは、都道府県毎に順次付与されるプライマリキーとしての都道府県Seq、当該都道府県に固有に付与される都道府県ID、当該都道府県の名称、当該都道府県が属する地方の地方Seq、登録日、更新日等の情報からなる。サーバ装置10は、このような地方マスタテーブル及び都道府県マスタテーブルに基づいて、ページ開設会員毎の所在地情報を管理する。
さらに、サーバ装置10は、RSSに関連する情報として、図14乃至図16に示す情報をデータベースとして格納する。
すなわち、サーバ装置10は、図14に示すように、当該営業活動支援システムの内部で授受されるRSSを利用したニュースデータ(内部ニュース)を示す情報を記述したニュースデータテーブルをデータベースに格納する。このニュースデータテーブルは、ニュースデータ毎に順次付与されるプライマリキーとしてのニュースSeq、当該ニュースデータを発信したページ開設会員のユーザSeq、当該ニュースデータのタイトルとしての文字列、当該ニュースデータに埋め込まれた画像データを示す現在画像データ番号、当該ニュースデータにクーポンが添付されているか否かを示すクーポン添付フラグ、当該ニュースデータの本文となる文章、登録日、更新日等の情報からなる。サーバ装置10は、このようなニュースデータテーブルに基づいて、RSSを利用したニュースを管理し、事業者用端末機20から他の事業者用端末機20や顧客用端末機30に対して発信されたRSSリーダによるニュースの閲覧を可能とする。
また、サーバ装置10は、図15に示すように、当該営業活動支援システムの外部に開設されたRSSに対応したウェブサイトに掲載されたニュースデータであるトピックデータ(外部ニュース)を示す情報を記述したトピックデータテーブルをデータベースに格納する。このトピックデータテーブルは、トピックデータ毎に順次付与されるプライマリキーとしてのトピックSeq、当該トピックデータが利用しているRSS情報毎に順次付与されるRSS Seq、当該トピックデータのタイトルとしての文字列、当該トピックデータの本文となるディスクリプション、当該トピックデータが掲載されているホームページのURL、当該トピックデータが掲載された日付、登録日、更新日等の情報からなる。サーバ装置10は、このようなトピックデータテーブルに基づいて、当該営業活動支援システムの外部に開設されたウェブサイトに掲載されたトピックを管理し、RSSリーダによる一般のRSSに対応したウェブサイトの更新情報の閲覧を可能とする。
さらに、サーバ装置10は、図16に示すように、当該営業活動支援システムの外部のRSS情報に関する情報を記述したRSSマスタテーブルをデータベースに格納する。このRSSマスタテーブルは、プライマリキーとしてのRSS Seq、当該RSSを利用しているページ開設会員のユーザSeq、当該RSSの名称、RSS XML URL、登録日、更新日等の情報からなる。サーバ装置10は、このようなRSSマスタテーブルに基づいて、当該営業活動支援システムの外部のRSSを管理する。
さらにまた、サーバ装置10は、その他の情報として、図17乃至図24に示す情報をデータベースとして格納する。
すなわち、サーバ装置10は、図17に示すように、当該営業活動支援システム内でのみ使用することができるメッセージ機能を利用して問い合わせ等のために会員間で授受されるコンタクトデータを示す情報を記述したコンタクトデータテーブルをデータベースに格納する。このコンタクトデータテーブルは、コンタクトデータ毎に順次付与されるプライマリキーとしてのコンタクトSeq、当該コンタクトデータを発信した会員のユーザSeq、当該コンタクトデータを受信した会員のユーザSeq、当該コンタクトデータのタイトルとしての文字列、当該コンタクトデータの本文となる文章、登録日、更新日等の情報からなる。サーバ装置10は、このようなコンタクトデータテーブルに基づいて、当該営業活動支援システム内でのみ使用することができるメッセージ機能を利用した問い合わせ等の行為を管理する。
また、サーバ装置10は、図18に示すように、当該営業活動支援システム内でのみ使用することができるメッセージ機能を利用してクチコミを書き込むために会員間で授受されるクチコミデータを示す情報を記述したクチコミデータテーブルをデータベースに格納する。このクチコミデータテーブルは、クチコミデータ毎に順次付与されるプライマリキーとしてのクチコミSeq、当該クチコミデータを発信した会員のユーザSeq、当該クチコミデータを受信した会員のユーザSeq、当該クチコミデータのタイトルとしての文字列、当該クチコミデータの本文となる文章、登録日、更新日等の情報からなる。サーバ装置10は、このようなクチコミデータテーブルに基づいて、当該営業活動支援システム内でのみ使用することができるメッセージ機能を利用したクチコミの書き込み行為を管理する。
さらに、サーバ装置10は、図19に示すように、ページ開設会員同士のシステム内ネットワークの構築形態である「相互リンク」やページ開設会員と一般会員との間のシステム内ネットワークの構築形態である「お気に入りに追加」によって構築されたリンクを示す情報を記述したリンクマスタテーブルをデータベースに格納する。このリンクマスタテーブルは、リンク毎に順次付与されるプライマリキーとしてのリンクSeq、当該リンクを結ぶ行為を行った会員のユーザSeq、当該リンクが結ばれた会員のユーザSeq、登録日、更新日等の情報からなる。サーバ装置10は、このようなリンクマスタテーブルに基づいて、当該営業活動支援システムのシステム内ネットワークを管理する。
さらにまた、サーバ装置10は、図20に示すように、ページ開設会員のホームページを閲覧した他の会員に関する情報を記述したアクセスログ(足跡ログ)テーブルをデータベースに格納する。この足跡ログテーブルは、ホームページの閲覧毎に順次付与されるプライマリキーとしての足跡Seq、当該ホームページを閲覧した会員のユーザSeq、当該ホームページが閲覧された会員のユーザSeq、登録日、更新日等の情報からなる。サーバ装置10は、このような足跡ログテーブルに基づいて、会員毎のアクセスログを管理する。
また、サーバ装置10は、図21に示すように、最終アクセスログに関する情報を記述した最終アクセスログテーブルをデータベースに格納する。この最終アクセスログテーブルは、最終アクセスログ毎に順次付与されるプライマリキーとしての最終アクセスログSeq、当該最終アクセスログを残した会員のユーザSeq、登録日、更新日等の情報からなる。サーバ装置10は、このような最終アクセスログテーブルに基づいて、最後にアクセスがあった記録を管理する。
さらに、サーバ装置10は、図22に示すように、当該営業活動支援システム内でのみ使用することができるメッセージ機能を利用して当該営業活動支援システムを提供する運営者から各会員に対して通知されるインフォデータに関する情報を記述したインフォマスタテーブルをデータベースに格納する。このインフォマスタテーブルは、運営者から各会員に対して通知されるインフォデータ毎に順次付与されるプライマリキーとしてのインフォSeq、当該インフォデータの通知先としての会員のユーザSeq、当該インフォデータのタイトルとしての文字列、当該インフォデータの本文となる文章、登録日、更新日等の情報からなる。サーバ装置10は、このようなインフォマスタテーブルに基づいて、運営者から各会員に対する各種情報の通知を管理する。
さらにまた、サーバ装置10は、図23に示すように、当該営業活動支援システム内で使用することが禁止されている用語に関する情報を記述した入力禁止用語テーブルをデータベースに格納する。この入力禁止用語テーブルは、禁止された用語毎に順次付与されるプライマリキーとしてのNGワードSeq、当該用語の入力及び出力、登録日、更新日等の情報からなる。サーバ装置10は、このような入力禁止用語テーブルに基づいて、公序良俗を害する用語等、任意に設定した用語の使用制限を行うことができる。
その他、サーバ装置10は、図24に示すようなプロシージャ用の定数定義マスタテーブルをデータベースに格納し、一連のプログラム内で繰り返し出現する処理を効率的に行い、そのメンテナンスも容易としている。
営業活動支援システムにおいては、このような各種情報をサーバ装置10にデータベースとして格納することにより、事業者用端末機20や顧客用端末機30の表示部17に表示させる各種画面を作成し、以下のような各種サービスを会員に提供することができる。具体的には、営業活動支援システムにおいては、事業者用端末機20や顧客用端末機30がブラウザアプリケーションを起動してサーバ装置10に対してアクセスすることにより、以下のような各種画面を当該事業者用端末機20や当該顧客用端末機30の表示部17に表示させ、各種サービスを実現する。
まず、サーバ装置10は、事業者用端末機20や顧客用端末機30からのアクセスがあると、CPU11の制御のもとに、例えば図25に示すように、当該営業活動支援システムを構成するウェブサイトのトップ画面を当該事業者用端末機20や当該顧客用端末機30の表示部17に表示させる。このトップ画面には、既に登録されている会員がログインするための画面に遷移するためのリンク51や、新たに会員として登録するための画面に遷移するためのリンク52等が設けられている。
また、このトップ画面をはじめとする各画面には、所望の情報をホームページに掲載しているページ開設会員等を検索するためのツールが設けられている。営業活動支援システムにおいては、この検索方法として、所望の文字列からなるキーワードをホームページに掲載しているページ開設会員を検索するキーワード検索、所望のカテゴリに属するページ開設会員を検索するカテゴリ検索、所望の文字列からなるキーワードを含むRSS形式のニュース(お知らせ)を発信しているページ開設会員を検索するお知らせ検索、及び所望の文字列からなるキーワードを含む求人情報をホームページに掲載しているページ開設会員を検索する求人情報検索の他、一般の検索用ウェブサイトを用いたウェブ検索や、所望の地方に事業所が所在しているページ開設会員に絞り込んだ検索を行うエリア別検索を設けている。
営業活動支援システムにおいては、ページ開設会員並びに一般会員及び非会員顧客ともに、事業者用端末機20や顧客用端末機30を介してサーバ装置10に対してアクセスし、トップ画面を利用して、所望の情報をホームページに掲載しているページ開設会員等の検索を行うことができる。
具体的には、キーワード検索を行おうとするページ開設会員、一般会員又は非会員顧客は、自己の事業者用端末機20や顧客用端末機30を介して、トップ画面に設けられたタブ53を選択することによってキーワード検索用画面(図25に示したトップ画面と同様)に切り替えた上で、検索したいページ開設会員の名称や事業内容、取扱商品やサービス等の文字列をキーワードとして入力ボックス59に入力し、検索ボタン60を選択する。これに応じて、サーバ装置10は、CPU11の制御のもとに、上述したページマスタテーブルやページ更新履歴テーブルを参照し、入力されたキーワードに該当するページ開設会員を検索し、例えば図26に示すように、該当したページ開設会員のホームページのトップページに掲載されている画像データやそのページ名等の情報からなる一覧を、検索結果画面として事業者用端末機20や顧客用端末機30の表示部17に表示させる。
また、カテゴリ検索を行おうとするページ開設会員、一般会員又は非会員顧客は、自己の事業者用端末機20や顧客用端末機30を介して、トップ画面に設けられたタブ54を選択することによって例えば図27に示すようなカテゴリ検索用画面に切り替えた上で、当該カテゴリ検索用画面に表示されたカテゴリ指定リスト61の中から、検索したいカテゴリを指定する。これに応じて、サーバ装置10は、CPU11の制御のもとに、上述したカテゴリマスタテーブルやページカテゴリマスタテーブルを参照し、指定されたカテゴリに属するページ開設会員を検索し、先に図26に示したような検索結果画面を事業者用端末機20や顧客用端末機30の表示部17に表示させる。
さらに、お知らせ検索を行おうとするページ開設会員、一般会員又は非会員顧客は、自己の事業者用端末機20や顧客用端末機30を介して、トップ画面に設けられたタブ55を選択することによって例えば図28に示すようなお知らせ検索用画面に切り替えた上で、当該お知らせ検索用画面に表示された入力ボックス62に検索したい所望の文字列をキーワードとして入力し、検索ボタン63を選択する。これに応じて、サーバ装置10は、CPU11の制御のもとに、上述したニュースデータテーブルやトピックデータテーブルやRSSマスタテーブルを参照し、入力されたキーワードに該当するお知らせを発信しているページ開設会員を検索し、先に図26に示したような検索結果画面を事業者用端末機20や顧客用端末機30の表示部17に表示させる。
さらにまた、求人情報検索を行おうとするページ開設会員、一般会員又は非会員顧客は、自己の事業者用端末機20や顧客用端末機30を介して、トップ画面に設けられたタブ56を選択することによって例えば図29に示すような求人情報検索用画面に切り替えた上で、当該求人情報検索用画面に表示された入力ボックス64に検索したい所望の文字列をキーワードとして入力し、検索ボタン65を選択する。これに応じて、サーバ装置10は、CPU11の制御のもとに、上述したページマスタテーブルやページ更新履歴テーブルを参照し、入力されたキーワードに該当する求人情報を掲載しているページ開設会員を検索し、先に図26に示したような検索結果画面を事業者用端末機20や顧客用端末機30の表示部17に表示させる。
また、ウェブ検索を行おうとするページ開設会員、一般会員又は非会員顧客は、自己の事業者用端末機20や顧客用端末機30を介して、トップ画面に設けられたタブ57を選択することによって例えば図30に示すようなウェブ検索用画面に切り替えた上で、当該ウェブ検索用画面に表示された入力ボックス66に検索したい所望の文字列をキーワードとして入力し、検索ボタン67を選択することにより、一般のウェブサイトを対象とした検索を行うことができる。
さらに、エリア別検索を行おうとするページ開設会員、一般会員又は非会員顧客は、自己の事業者用端末機20や顧客用端末機30を介して、トップ画面に設けられた地方指定リスト58の中から、検索したい地方を指定した上で、上述したキーワード検索、カテゴリ検索、お知らせ検索、求人情報検索、又はウェブ検索を行うことにより、所望の地方に事業所が所在しているページ開設会員に絞り込んだ検索を行うことができる。
営業活動支援システムにおいては、このような各種検索方法を用いて、所望のページ開設会員等を検索することができる。ここで、サーバ装置10は、先に図26に示した検索結果画面に表示するページ開設会員の表示順序を決定するために、当該ページ開設会員と他のページ開設会員との間で結んでいる「相互リンク」の数と当該ページ開設会員を「お気に入りに追加」している一般会員数の情報、すなわち、ニュースを受信している他のページ開設会員数や一般会員数の情報を用いる。具体的には、サーバ装置10は、CPU10の制御のもとに、上述したリンクマスタテーブルを参照し、例えば図31に示すように、検索結果として抽出したページ開設会員のニュースを受信している他のページ開設会員数や一般会員数をポイントとして算出し、そのポイントが多いページ開設会員ほど検索結果画面において上位に表示させるような処理を行う。このように、営業活動支援システムにおいては、各ページ開設会員のポイントに基づいて、検索結果の表示順序を決定することにより、他のページ開設会員や一般会員から支持されている信用のあるページ開設会員ほど検索結果画面において上位に表示させることができる。したがって、検索を行おうとするページ開設会員、一般会員又は非会員顧客は、検索結果の上位に表示されるページ開設会員ほど好評価の事業者であることを即座に認識することができ、検索の効率を上げることができるとともに、安心した取引相手を容易に見つけることができる。一方、検索される側のページ開設会員は、企業努力を図ることにより、検索結果の表示順序を上位とすることができるため、モチベーションを向上させることができる。
つぎに、各ページ開設会員用に作成されるホームページについて説明する。
サーバ装置10は、ページ開設会員、一般会員又は非会員顧客による事業者用端末機20や顧客用端末機30の操作により、検索結果画面に表示されたページ開設会員の一覧の中から、所望のページ開設会員の画像データやそのページ名がクリックされた場合には、CPU11の制御のもとに、例えば図32に示すような当該ページ開設会員のホームページを当該事業者用端末機20や当該顧客用端末機30の表示部17に表示させる。なお、このホームページは、他のページ開設会員や一般会員が後述するマイページから当該ページ開設会員にアクセスした場合にも表示される。
具体的には、このホームページにおいては、上述したページ更新履歴テーブルに記述されたトップ用画像データパスに基づいて、画像データ表示領域71に所定の画像データが表示される。また、このホームページにおいては、ページ更新履歴テーブルに記述された事業所プロフィールに基づいて、プロフィール文章表示領域72に所定の文章が表示される。さらに、このホームページにおいては、ページ更新履歴テーブルに記述された住所や電話番号等の各種情報に基づいて、当該ページ開設会員が取り扱う商品・サービスや事業内容、当該ページ開設会員が属するカテゴリ、当該ページ開設会員の事業所の所在地を示す地図等へのリンク、当該ページ開設会員の住所や電話番号、営業時間や休業日、求人情報等の詳細情報が詳細情報表示領域73に表示される。
なお、これら画像データ、プロフィール文章、及び詳細情報は、例えば図33に示すような詳細情報設定画面を介して、当該ページ開設会員によって設定される。すなわち、ページ開設会員は、この詳細情報設定画面を介して、ホームページのトップページに表示する画像データ、当該ページ開設会員が提供するクーポンとして表示する画像データ、当該ページ開設会員が発信するニュースに埋め込む画像データ、当該ページ開設会員のプロフィールを示す文章、当該ページ開設会員が取り扱う商品・サービスや事業内容等を示す文章、当該ページ開設会員の事業所の所在地を示す地図が掲載されたホームページを示すURL、当該ページ開設会員が外部に開設しているホームページを示すURL、当該ページ開設会員が商品やサービスを販売するイーコマースを展開する場合にそのホームページを示すURL、ブログ等の外部情報が掲載されたホームページを示すURL、当該ページ開設会員の事業所へのアクセス方法を示す文章、当該ページ開設会員の事業所の電話番号やファクシミリ番号、営業時間や休業日を示す文章、当該ページ開設会員の事業所に設けられている駐車場の情報を示す文章、イーコマースを利用した商品やサービスの代金支払い方法を示す文章、使用できるクレジットカードの種類を示す文章、当該ページ開設会員が求人する場合にその求人情報を示す文章等の各種情報を、入力及び/又は選択することによって設定する。このような詳細情報設定画面を介して設定された情報は、サーバ装置10がCPU11の制御のもとに、上述したページマスタテーブルやページ更新履歴テーブルとしてデータベースに登録するのに応じて、ホームページに反映される。そして、ページ開設会員は、一度登録した情報を、この詳細情報設定画面を介して、任意に変更することができる。
また、ページ開設会員のホームページにおいては、例えば安売り情報や商品・サービス紹介といった当該ページ開設会員によって発信されたRSSを利用したニュース(お知らせ)のうち最近発信されたものへのリンクがニュース表示領域74に表示される。なお、このニュース表示領域74には、当該ニュース表示領域74に表示されるニュースが、当該営業活動支援システムの外部に開設された一般のRSSに対応したものである場合に、そのRSS情報を記述したXML文書があるURLにリンクされたリンク75が設けられている。当該ホームページを閲覧した非会員顧客ではない他のページ開設会員や一般会員は、自己の事業者用端末機20や顧客用端末機30を介してこのリンク75をクリックすることにより、一般のRSSリーダを利用して当該ニュースを閲覧することが可能となる。さらに、このホームページにおいては、当該ページ開設会員が「相互リンク」を結んでいる他のページ開設会員のホームページのトップページに掲載されている画像データやそのページ名等の情報からなる一覧が、相互リンク表示領域76に表示される。当該ホームページを閲覧した非会員顧客ではない他のページ開設会員や一般会員は、自己の事業者用端末機20や顧客用端末機30を介して、この相互リンク表示領域76に表示されているページ開設会員の一覧の中から、所望のページ開設会員の画像データやそのページ名をクリックすることにより、図32に示すものと共通のフォームからなるそのページ開設会員のホームページを閲覧することができる。
さらに、このホームページには、非会員顧客ではない他のページ開設会員や一般会員が、当該ページ開設会員に投稿されたクチコミを閲覧するためのメニュー、当該ページ開設会員に「相互リンク」を申請したり当該ページ開設会員を「お気に入りに追加」したりするためのメニュー、既にログインしている場合に当該ページ開設会員にクチコミを投稿するためのメニュー、当該ページ開設会員にメッセージを発信するためのメニュー、当該ページ開設会員が開設しているコミュニティ掲示板に参加を申請するためのメニュー、当該ホームページが複数ページからなる場合にトップページに戻るためのメニュー等、各種メニューを実行するためのメニューボタン77が設けられる。なお、図32においては、一般会員が閲覧しているホームページの様子を示しており、他のページ開設会員が閲覧する場合には、当該ページ開設会員を「お気に入りに追加」するためのメニューに代えて、当該ページ開設会員に「相互リンク」を申請するためのメニューを実行するメニューボタンが設けられることになる。
営業活動支援システムにおいては、このようなホームページを介して、ページ開設会員が自己の情報を発信することができる。一方、非会員顧客ではない他のページ開設会員や一般会員は、このようなホームページを介して、当該ページ開設会員とシステム内ネットワークを結んだり、クチコミの閲覧や投稿を行ったり、掲示板コミュニティを介して当該ページ開設会員との交流やコミュニケーションを図ったりすることができる。
つぎに、ページ開設会員及び一般会員のアカウントに対応して作成されるマイページについて説明する。
サーバ装置10は、ページ開設会員や一般会員による事業者用端末機20や顧客用端末機30の操作により、上述したリンク51がクリックされた場合には、CPU11の制御のもとに、所定のログイン画面を当該事業者用端末機20や当該顧客用端末機30の表示部17に表示させた上で、登録されている電子メールアドレスやログインID及びパスワード等の所定事項を入力させる。そして、サーバ装置10は、CPU11の制御のもとに、入力された情報に基づいて認証処理を行い、登録された正当者であるものと認証した場合には、例えば図34に示すような当該ページ開設会員や当該一般会員のマイページを当該事業者用端末機20や当該顧客用端末機30の表示部17に表示させる。また、サーバ装置10は、非会員顧客による顧客用端末機30の操作により、上述したリンク52がクリックされた場合には、CPU11の制御のもとに、所定の会員登録用画面を当該顧客用端末機30の表示部17に表示させて必要事項を入力させることによって会員登録処理を行い、同様のマイページを当該顧客用端末機30の表示部17に表示させる。なお、同図においては、既に登録されているページ開設会員のマイページの具体例を示している。
具体的には、このマイページには、同図上段に示すように、当該マイページの会員が自発的に発信したニュース(お知らせ)等の情報に関する情報が表示される第1の領域81と、同図下段に示すように、RSSリーダの機能を実装して構成される第2の領域82とが設けられる。
第1の領域81には、当該マイページの会員がページ開設会員である場合に詳細情報を設定するためのメニュー、問い合わせ等のメッセージを受信した場合にそのメッセージを閲覧するためのメニュー、RSSを利用したニュース(お知らせ)を作成して発信するためのメニュー、過去に発信したニュースの削除や編集を行うためのメニュー、投稿されたクチコミの削除や編集を行うためのメニュー、当該マイページが複数ページからなる場合にトップページに戻るためのメニュー等、各種メニューを実行するためのメニューボタン83が設けられる。特に、サーバ装置10は、当該マイページの会員による事業者用端末機20や顧客用端末機30の操作により、RSSを利用したニュースを作成して発信するためのメニューボタン83がクリックされた場合には、CPU11の制御のもとに、例えば図35に示すようなお知らせ発信画面を当該事業者用端末機20や当該顧客用端末機30の表示部17に表示させる。このお知らせ発信画面には、発信しようとするニュースデータのタイトルとしての文字列を入力するタイトル入力ボックス91と、当該ニュースデータの本文となる文章を入力する本文入力ボックス92と、当該ニュースデータに埋め込む画像データを選択するコンボボックス93と、当該ニュースデータに割引券等のクーポンを添付するか否かを選択するコンボボックス94とが設けられる。マイページの会員は、このお知らせ発信画面を介して、ニュースデータとして発信するための必要事項を入力及び/又は選択することによって設定し、当該ニュースデータを発信することができる。このようなお知らせ発信画面を介して設定された情報は、サーバ装置10がCPU11の制御のもとに、上述したニュースデータテーブルとしてデータベースに登録するのに応じて、「相互リンク」を結んでいるページ開設会員や「お気に入りに追加」されている一般会員を宛先としてプッシュ式で発信される。そして、発信されたニュースデータは、例えば図36に示すように、タイトル入力ボックス91を介して入力されたタイトルを表示するタイトル表示領域101と、コンボボックス93を介して選択された画像データを表示する画像データ表示領域102と、本文入力ボックス92を介して入力された本文を表示する本文表示領域103と、コンボボックス94を介してクーポンの添付が選択された場合に、ページマスタテーブルに登録されているクーポン用の画像データを表示するクーポン画像データ表示領域104とからなるお知らせ画面として、発信先の事業者用端末機20や顧客用端末機30の表示部17に表示されることになる。また、第1の領域81においては、当該マイページの会員がページ開設会員である場合に自己が発信したRSSを利用したニュースのうち最近発信したものへのリンクがニュース表示領域84に表示される。当該ページ開設会員は、このニュース表示領域84に表示されたリンクを介して、図36に示したお知らせ画面と同様の画面を自己の事業者用端末機20の表示部17に表示させることにより、自己が発信した情報を容易に確認することができる。
一方、第2の領域82には、当該マイページの会員がページ開設会員である場合に「相互リンク」を結んでいる他のページ開設会員のホームページのトップページに掲載されている画像データやそのページ名等の情報からなる一覧を表示する相互リンク表示領域85が設けられる。なお、第2の領域82には、当該マイページの会員が一般会員である場合には、この相互リンク表示領域85に代えて、「お気に入りに追加」しているページ開設会員のホームページのトップページに掲載されている画像データやそのページ名等の情報からなる一覧を表示するお気に入り表示領域が設けられる。また、第2の領域82には、「相互リンク」を結んでいるページ開設会員や「お気に入りに追加」しているページ開設会員によって発信されたニュースのうち最近発信されたものへのリンクを表示するニュース表示領域86が設けられる。さらに、第2の領域82には、当該営業活動支援システムの外部に開設されている登録されたRSSに対応したウェブサイトの一覧を表示するRSSサイト表示領域87と、これらウェブサイトの更新情報のうち最近更新されたものへのリンクを表示する更新情報表示領域88とが設けられる。マイページの会員は、RSSリーダの機能を実装して構成されるこのような第2の領域82を介して、「相互リンク」を結んだり「お気に入りに追加」したりしているページ開設会員から発信されたニュース、日常的に閲覧している外部のニュースウェブサイト、外部のウェブサイトに開設されている友人のブログ等、RSSに対応しているウェブサイトであればその更新情報を一括して閲覧することができ、全てのウェブサイトを個別に巡回する手間を省くことができる。なお、「相互リンク」を結んだり「お気に入りに追加」したりしているページ開設会員から発信されたニュースは、図36に示したお知らせ画面として、自己の事業者用端末機20や顧客用端末機30の表示部17に表示されることになる。
営業活動支援システムにおいては、低コストでRSS情報の配信が可能であることから、ページ開設会員が情報を発信することにより、各会員がこのようなRSSリーダの機能を実装して構成されるマイページを介して、所望する全ての情報を受信することができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態として示す営業活動支援システムにおいては、ページ開設会員が自己のホームページに情報を掲載するとともに、その情報に対するクチコミや問い合わせ等の窓口をメッセージという形態で実現することにより、一般会員や非会員顧客に対して効率的且つインタラクティブな営業に関する広告を行うことができる。そして、ページ開設会員は、友好関係にあるような「相互リンク」を結んでいる他のページ開設会員や、「お気に入りに追加」されている一般会員という、自発的に当該ページ開設会員の情報を取得したいと考えている会員、さらに換言すれば、既に取引対象として確立されている会員又は取引対象となる確率が高い会員に限定して、例えば安売り情報や商品・サービス紹介といった情報を、RSSを利用したニュースとしてプッシュ式で発信することができるため、従来のように電子メールが開封されずに破棄されてしまうことによる広告効果の喪失を確実に防止することができる。
また、このような営業活動支援システムは、ページ開設会員に属する営業マンが自己の営業ツールとして有効である。すなわち、ページ開設会員に属する営業マンは、営業時に、自己が取り扱う商品やサービスについて顧客に説明を行う際に、自己の事業者用端末機20を用いて当該営業活動支援システムのウェブサイトに対してアクセスし、当該顧客に自己のホームページを閲覧させたり、検索結果にて上位に表示されていることを閲覧させたりすることにより、当該顧客に対して自己が取り扱う商品やサービスの長所を効率よく印象付けることができ、販促効果を向上させることができる。このように、営業活動支援システムは、ページ開設会員が取り扱う商品やサービスの販促を行うための効率的な営業ツールとして利用することができる。
このように、営業活動支援システムは、従来にはない極めて斬新な営業スタイルを提案するものであり、営業活動を行う事業者とその顧客との間での効率的且つインタラクティブな営業活動を支援することができ、結果として、顧客に対してきめ細かいサービスを効率的に提供することができる、という優れた利便を生み出すものである。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、上述した実施の形態では、所望の地方に事業所が所在しているページ開設会員に絞り込んだ検索を行う場合には、地方指定リスト58の中から、検索したい地方を指定した上で、キーワード検索等を行うものとして説明したが、本発明は、顧客用端末機がGPS(Global Positioning System)等の位置計測機能を実装した携帯電話端末機等である場合には、検索を行う際に当該顧客用端末機の位置を検出してその結果をサーバ装置に対して送信し、その位置に基づいて当該サーバ装置によって自動的に当該顧客用端末機が存在している地方に限定した検索を行うようにしてもよい。このような手法は、例えば、一般会員としての主婦等が顧客用端末機としての携帯電話端末機を用いて、現時点で安売り情報を発信している近くのデパートやスーパー等のページ開設会員を検索する、といった用途に極めて有効である。
また、営業活動支援システムにおいては、サーバ装置10がCPU11の制御のもとに、一般会員としての顧客の年齢層やアクセス日時等の情報を、当該一般会員が「お気に入りとして追加」しているページ開設会員の事業者用端末機20に対して送信するようなサービスを提供するようにしてもよく、これにより、当該ページ開設会員のマーケティング戦略にも寄与することができる。
このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。