JP2007162453A - トンネル内の換気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トンネル内を効果的に換気することができると共に、大気汚染の問題を発生させることの無いトンネル内の換気装置を提供する。
【解決手段】トンネル1内の上部に、そのほぼ全長にわたる長さの吸引筒2を設け、複数の吸気孔3を長さ方向に間隔をおいて形成する。さらに吸引筒内に送気筒4を設け、吸引筒との間に吸引通路5を形成する。送気筒には半径方向に延びて吸引筒を貫通する複数のエアー噴射管6を長さ方向に間隔をおいて設ける。集塵機7の入口と吸引通路とを接続する排気通路内に吸引ファンを、出口と送気筒とを接続する給気通路内に送気ファンをそれぞれ組込む。吸引および送気ファンを回転し、吸引通路を介して吸気孔よりトンネル内の汚染エアーを集塵機内に引き込んで塵埃等の汚染物質を取り除き、浄化されたエアーを給気通路から送気筒内に送り、エアー噴射管から排気して、トンネル内を換気する。
【選択図】図1

Description

この発明は、道路を引き込むために山等を掘り抜いたトンネル内の換気装置に関するものである。
一般に、自動車が走行するトンネル内は、自動車の往来によって排ガスが充満し、あるいは粉塵が浮遊して環境が著しく悪い。
その環境改善のため、トンネル内に大型のファンを設置し、そのファンの回転によってトンネル内を換気することが行なわれている。また、比較的長いトンネルにおいては、その長さ方向に間隔を置いて縦穴を穿孔し、その縦穴から大気に汚染エアーを排出することが行われている。
ところで、ファンを用いるトンネル内の換気装置においては、ファンの回転によってトンネル内のエアーを自動車の走行方向に送風させるようにしているが、ファンによる送風範囲が比較的狭いため、トンネル内に外気を充分に取り入れることができず、換気効率が悪い。
また、ファンを用いる換気装置、縦穴から排気する換気装置のいずれも、トンネル内の汚染されたエアーを大気に直接排出させるため、大気を汚染させるという問題がある。
この発明の課題は、トンネル内を効果的に換気することができると共に、大気汚染の問題を発生させることの無いトンネル内の換気装置を提供することである。
上記の課題を解決するため、この発明においては、トンネル内の上側部に、トンネルの長さ方向に延びる吸引筒を設け、その吸引筒にトンネル内のエアーを吸引する吸気孔を吸引筒の長さ方向に間隔をおいて形成し、前記吸引筒内に挿入され、その吸引筒の内周面間に吸引通路を形成する送気筒には、半径方向に延びて吸引筒を貫通し、前記送気筒の一方の端部から内部に圧送される清澄なエアーをトンネル内に排気する複数のエアー噴射管を送気筒の長さ方向に間隔をおいて設け、トンネルの外部にはエアー浄化用の集塵機と、前記吸引通路の一方の端部を吸引して前記吸気孔に吸引力を付与し、その吸気孔から吸引通路内に吸引されるトンネル内のエアーを前記集塵機に送り込む吸引力発生手段と、前記送気筒の一方の端部から内部に清澄なエアーを圧送するエアー圧送手段とを設けた構成を採用したのである。
上記の構成からなるトンネル内の換気装置においては、吸引力発生手段の作動によりトンネル内の汚染エアーを吸気孔から吸引通路内に吸引して集塵機内に送り込み、その集塵機によってエアー中に浮遊する塵埃等の汚染物質を取り除く。一方、エアー圧送手段の作動により清澄なエアーを送気筒内に圧送してエアー噴射管からトンネル内に排気して、トンネル内を換気する。
ここで、吸引力発生手段は、吸引通路の一方の端部と集塵機のエアー入口を連通する排気通路と、その排気通路内に組込まれた吸引ファンからなるものであってもよく、あるいは、吸引通路の一方の端部と集塵機のエアー入口を連通する排気通路と、その排気通路の途中に組込まれた吸引ブロワからなるものであってもよい。
また、エアー圧送手段は、集塵機の清澄エアーの出口と送気筒の一方の端部を連通する給気通路と、その給気通路内に組込まれた送気ファンからなるものであってもよく、あるいは、送気筒の一方の端部から内部に外気を送り込む送気ブロワからなるものであってもよい。
この発明に係るトンネル内の換気装置において、吸引筒の長さ方向に間隔をおいて形成された複数の吸気孔のそれぞれを同じ大きさとし、隣接する吸気孔の間隔を前記吸引筒の一方の端部から他方の端部に至るに従って次第に小さくすることによって、複数の吸気孔のそれぞれからトンネル内の汚染エアーを略同等量吸入することができ、トンネルの全長にわたって汚染エアーを効果的に吸引除去することができる。
また、吸引筒の長さ方向に間隔をおいて形成された複数の吸気孔間の間隔を略一定とし、その複数の吸気孔の大きさを、前記吸引筒の一方の端部に位置する吸気孔から他方の端部に位置する吸気孔に至るに従って次第に大きくすることにより、複数の吸気孔のそれぞれからトンネル内の汚染エアーを略同等量吸入することができ、前記と同様に、トンネルの全長にわたって汚染エアーを効果的に吸引除去することができる。
さらに、吸引筒および送気筒のそれぞれを長さ方向に2分割し、その分割によって形成された分割吸引通路のトンネル出入口側の端部それぞれに集塵機および吸引力発生手段を接続し、かつ、分割送気筒のトンネル出入口側のそれぞれ端部にエアー圧送手段を接続することによって、複数の吸気孔のそれぞれに付与される吸引力の増大を図ることができると共に、送気筒内に対する清澄エアーの供給量の増大を図ることができるため、トンネル内をより効果的に換気することができる。
この発明に係る換気装置においては、吸引力発生手段の作動によって吸気孔に吸引力を付与し、トンネル内の汚染エアーを上記吸気孔から吸引通路内に吸引して集塵機内に導き、その集塵機により汚染エアーに含まれる汚染物質を取り除き、一方、エアー圧送手段の作動によって清澄なエアーを送気筒内に送り、エアー噴射管からトンネル内に送り込むようにしたので、トンネル内を全長に渡って効果的に換気することができる。
また、トンネル内から取り込まれた汚染エアー中の汚染物質を集塵機によって取り除くようにしたので、大気が汚染されるという不都合の発生はない。
以下、この発明の実施の形態を図面に基いて説明する。図1に示すように、トンネル1内の上側部には、吸引筒2が設けられている。吸引筒2は、外径が600mm〜800mm程度とされ、トンネル1のほぼ全長に渡る長さとされている。
図3に示すように、吸引筒2には、複数の吸気孔3が吸引筒2の長さ方向に間隔をおいて形成されている。ここで、吸気孔3は複数の孔から成るものを示したが、吸気孔3はこれに限定されるものではない。例えば、吸引筒2の長さ方向に細長い角孔(スリット)からなるものであってもよく、あるいは、吸引筒2の周方向に細長いスリットから成るものであってもよい。また、吸気孔3は吸引筒2の周方向に間隔をおいて形成し、周方向に並ぶ吸気孔3を吸引筒2の長さ方向に間隔をおいて形成するようにしてもよい。
吸引筒2は、ステンレスや鉄、アルミニウム等の金属から成るものであってもよく、あるいは合成樹脂からなるものであってもよい。
図1および図3に示すように、吸引筒2の内側には、その吸引筒2とほぼ同じ長さの送気筒4が挿入されている。送気筒4は、外径が200mm〜300mm程度の大きさとされ、その送気筒4と吸引筒2との間には吸引通路5が形成されている。この吸引通路5の両端は閉塞されている。
送気筒4には、複数のエアー噴射管6群が送気筒4の長さ方向に間隔をおいて形成されている。エアー噴射管6は送気筒4の半径方向に延びて吸引筒2を貫通している。実施の形態では、送気筒4の外周上部において、軸方向に一列に並ぶ複数のエアー噴射管6を1単位とし、そのエアー噴射管6群を送気筒4の長さ方向に間隔をおいて形成したが、1本のエアー噴射管6を送気筒4の長さ方向に間隔をおいて形成してもよい。
図1に示すように、トンネル1の外部には、汚染エアー中に浮遊する塵埃等の汚染物質を捕捉して浄化エアーを形成する集塵機7と、吸引通路5の一方の端部を吸引して複数の吸気孔3のそれぞれに吸引力を付与する吸引力発生手段20と、送気筒4の一方の端部から内部に清澄なエアーを圧送するエアー圧送手段30が設けられている。
集塵機7として、ここでは、湿式集塵機を採用している。この集塵機7は、図4に示すように、貯水槽8の内部をフィルタFの取付けによって浄化室9と排気室10とに仕切り、その浄化室9の周壁に入口11を設けると共に、排気室10の周壁には出口12を形成し、上記浄化室9内には底部に溜まる貯水上に散水管13を配置し、その散水管13に接続されたポンプ14の駆動によって浄化室9内の貯水を散水管13に送り、その散水管13に形成された多数のノズルから噴射される噴射水との接触によって入口11から浄化室9内に送り込まれる汚染エアー中の汚染物質を取り除くようにしている。
また、浄化室9内のエアーがフィルタFを通過する際に、エアーに含まれる微量の汚染物質を取り除き、浄化されたエアーを出口12から排気するようにしている。
図2に示すように、吸引力発生手段20は、集塵機7の入口11と吸引通路5の一方の端部を排気通路21で接続し、その排気通路21の内部に吸引ファン22を組込み、その吸引ファン22をモータ23の駆動により回転させて、吸引通路5内のエアーを集塵機7内に送り込むようにしている。
また、エアー圧送手段30は、集塵機7の出口12と送気筒4の一方の端部を給気通路31で接続し、その給気通路31内に送気ファン32を組込み、その送気ファン32をモータ33の駆動により回転させて集塵機7の出口12から排気される浄化エアーを送気筒4内に送り込むようにしている。
実施の形態で示すトンネル内の換気装置は上記の構造からなり、トンネル1内の換気に際しては、排気通路21内に組込まれた吸引ファン22を回転すると共に、給気通路31内に組込まれた送気ファン32を回転する。
上記吸引ファン22の回転により、吸引通路5内のエアーが排気通路21内に引かれるため、吸引筒2の吸気孔3に吸引力が付与されることになり、その吸引力によってトンネル1内のエアーが吸気孔3から吸引通路5内に吸引される。
このとき、吸気孔3は吸引筒2の長さ方向に間隔をおいて形成され、その吸引筒2はトンネル1の長さにほぼ等しい長さであるため、トンネル1内のエアーはトンネル1の全長にわたって吸引通路5内に吸引されることになる。
吸引通路5内に吸引されたエアーは、排気通路21から集塵機7内に送り込まれ、その集塵機7によってエアー中に含まれる塵埃等の汚染物質が除去され、浄化エアーが出口12に排気される。
また、出口12から排気される浄化エアーは、給気通路31から送気筒4内に送り込まれ、その送気筒4に設けられたエアー噴射管6からトンネル1内に排出される。
このとき、エアー噴射管6は送気筒4の長さ方向に間隔をおいて設けられ、その送気筒4はトンネル1の長さにほぼ等しいため、トンネル1内のほぼ全長にわたって浄化エアーが排出されることになり、トンネル1内のエアーと浄化エアーとの置換によって、トンネル1は全長にわたって換気されることになる。
このように、実施の形態で示す換気装置においては、吸引ファン22の回転により、トンネル1の全長にわたる内部の汚染エアーを吸気孔3から吸引通路5内に吸引して集塵機7内に送り込み、その集塵機7によってエアー中に浮遊する塵埃等の汚染物質を取り除き、浄化されたエアーを送気ファン32の回転により給気通路31から送気筒4内に送り込み、エアー噴射管6からトンネル1内に排気するようにしたので、トンネル1を全長にわたって効果的に換気することができる。
また、トンネル1内の汚染エアー中の汚染物質を集塵機7によって取り除き、浄化されたエアーをトンネル1内に送り込むようにしたので、大気が汚染されるという不都合の発生はない。
図5は、この発明に係るトンネル内の換気装置の他の実施の形態を示す。この実施の形態と図1乃至4に示す実施の形態とは、吸引力発生手段20およびエアー圧送手段30の構成、並びに吸気孔3の形状が相違する。
吸引力発生手段20は、吸引通路5の一方の端部と集塵機7の入口11とを連通する排気通路21に吸引ブロワ24を組込み、その吸引ブロワ24の駆動によって吸引筒2内のエアーを吸引して吸気孔3に吸引力を付与し、その吸気孔3から吸引通路5内に吸引されたトンネル1内の汚染エアーを集塵機7に送り込むようにしている。
エアー圧送手段30は、送気筒4の一方の端部に接続された給気通路31の端部に送気ブロワ34を接続し、その送気ブロワ34の駆動によって送気筒4内に外気を送り込むようにしている。
吸気孔3は吸引筒2の軸方向に細長いスリットから成っている。そのスリットから成る吸気孔3の形成に際して、図6に示すように、吸引筒2の軸方向に間隔をおいて形成される複数の吸気孔3を全て同じ大きさとし、隣接する吸気孔3間の間隔L乃至Lを吸引力発生手段20によって吸引力が付与される吸引筒2の一方の端部側に位置する吸気孔3間の間隔Lから吸引筒2の他方の端部側に位置する吸気孔3間の間隔Lに至るに従って次第に小さくすることによって、複数の吸気孔3のそれぞれからトンネル1内の汚染エアーを略同等量吸入することができ、トンネル1の全長にわたって汚染エアーを効果的に吸引除去することができる。
また、図7に示すように、吸引筒2の長さ方向に間隔をおいて形成された複数の吸気孔3間の間隔を略一定とし、その複数の吸気孔3の大きさを、吸引筒2の一方の端部に位置する吸気孔3から他方の端部に位置する吸気孔3に至るに従って次第に大きくすることにより、複数の吸気孔3のそれぞれからトンネル1内の汚染エアーを略同等量吸入することができ、前記と同様に、トンネル1の全長にわたって汚染エアーを効果的に吸引除去することができる。
ここで、複数の吸気孔3の大きさを、吸引筒2の一方の端部に位置する吸気孔3から他方の端部に位置する吸気孔3に至るに従って次第に大きくするには、吸気孔3そのものの大きさ変えるようにしてもよく、あるいは、一定大きさの吸気孔3の数を変えるようにしてもよい。数の変更による場合は、複数の吸気孔3を吸引筒2の周方向に間隔をおいて形成する。
図6および図7に示すトンネル内の換気装置において、吸気孔3の間隔および吸気孔3の大きさは吸引筒2および送気筒4の外径や長さ、並びに、吸引ブロワ24の風量に応じて適宜に決定する。例えば、吸引ブロワ24が、風量;115m/min、静圧;11.76kpa、吸引筒2の外径が800mm、長さが2km、送気筒4の外径が300mm、長さが2km程度の場合は、吸気孔3の間隔を450m程度とし、吸気孔3の大きさを、幅を2mm、長さを250mm程度とし、吸引筒2の一方の端部に位置する吸気孔3から他方の端部に位置する吸気孔3に至るに従って吸気孔3の数を増やすようにする。
なお、図では省略したが、隣接する吸気孔3間の間隔L乃至Lを吸引力発生手段20によって吸引力が付与される吸引筒2の一方の端部側に位置する吸気孔3間の間隔Lから吸引筒2の他方の端部側に位置する吸気孔3間の間隔Lに至るに従って次第に小さくし、かつ、吸気孔3の大きさを吸引筒2の一方の端部に位置する吸気孔3から他方の端部に位置する吸気孔3に至るに従って次第に大きくすることにより、トンネル1の全長にわたって汚染エアーをより効果的に吸引除去することができる。
図5に示す実施の形態においても、トンネル1内の汚染エアー中の汚染物質を集塵機7によって取り除き、浄化されたエアーを外部に排気するため、大気が汚染されるという不都合の発生はない。
なお、図5では、吸引ブロワ24および送気ブロワ34をそれぞれ一台としたが、吸引ブロワ24および送気ブロワ34のそれぞれを複数とし、その複数の吸引ブロワ24および送気ブロワ34をそれぞれ直列に接続して、吸引力の増大及び送気圧力の増大を図るようにしてもよい。
図8は、エアー噴射管6の他の例を示す。この例に示すエアー噴射管6は、送気筒4の外周から半径方向に延びて吸引筒2を貫通する第1管6aと、その第1管6aに直交してトンネル1の幅方向に延びる第2管6bとからなり、その第2管6bの両端部に斜め下方に向く傾斜管部6cを設けた構成とされており、送気筒4に圧送される清澄なエアーを傾斜管部6cの先端からトンネル1の両側の壁面に向けて斜め下向きに噴射するようにしている。
上記のように、清澄なエアーをトンネル1の壁面に向けて斜め下向きに噴射することにより、トンネル1の両側の壁面が排気ガス等によって汚染されるのを防止することができる。
図9は、この発明に係るトンネル内の換気装置のさらに他の例を示す。この例においては、吸引筒2および送気筒4のそれぞれを長さ方向に2分割し、その分割によって形成された分割吸引通路5a、5bのトンネル出入口側の端部それぞれに集塵機7および吸引力発生手段20を接続し、かつ、分割送気筒4a、4bのトンネル出入口側のそれぞれ端部にエアー圧送手段30を接続している。
上記のように構成することによって、複数の吸気孔3のそれぞれに付与される吸引力の増大を図ることができると共に、送気筒4内に対する清澄エアーの供給量の増大を図ることができるため、トンネル1内をより効果的に換気することができる。
この発明に係るトンネル内の換気装置の実施の形態を示す縦断正面図 トンネルの外部に設けられた集塵機部の縦断正面図 (I)はトンネル内に設けられた吸引筒の一部分を拡大して示す断面図、(II)は(I)のイ−イ線に沿った断面図、(III)は(I)のロ−ロ線に沿った断面図 集塵機の断面図 この発明に係るトンネル内の換気装置の他の例を示す断面図 吸引筒の他の例を示す断面図 吸引筒のさらに他の例を示す断面図 エアー噴射管の他の例を示す断面図 この発明に係るトンネル内の換気装置のさらに他の例を示す断面図
符号の説明
1 トンネル
2 吸引筒
3 吸気孔
4 送気筒
4a 分割送気筒
4b 分割送気筒
5 吸引通路
5a 分割吸引通路
5b 分割吸引通路
6 エアー噴射管
7 集塵機
11 入口
12 出口
20 吸引力発生手段
21 排気通路
22 吸引ファン
24 吸引ブロワ
30 エアー圧送手段
31 給気通路
32 送気ファン
34 送気ブロワ

Claims (8)

  1. トンネル内の上側部に、トンネルの長さ方向に延びる吸引筒を設け、その吸引筒にトンネル内のエアーを吸引する吸気孔を吸引筒の長さ方向に間隔をおいて形成し、前記吸引筒内に挿入され、その吸引筒の内周面間に吸引通路を形成する送気筒には、半径方向に延びて吸引筒を貫通し、前記送気筒の一方の端部から内部に圧送される清澄なエアーをトンネル内に排気する複数のエアー噴射管を送気筒の長さ方向に間隔をおいて設け、トンネルの外部にはエアー浄化用の集塵機と、前記吸引通路の一方の端部を吸引して前記吸気孔に吸引力を付与し、その吸気孔から吸引通路内に吸引されるトンネル内のエアーを前記集塵機に送り込む吸引力発生手段と、前記送気筒の一方の端部から内部に清澄なエアーを圧送するエアー圧送手段とを設けたトンネル内の換気装置。
  2. 前記吸引力発生手段が、吸引通路の一方の端部と前記集塵機のエアー入口を連通する排気通路と、その排気通路内に組込まれた吸引ファンからなる請求項1に記載のトンネル内の換気装置。
  3. 前記吸引力発生手段が、吸引通路の一方の端部と前記集塵機のエアー入口を連通する排気通路と、その排気通路の途中に組込まれた吸引ブロワからなる請求項1に記載のトンネル内の換気装置。
  4. 前記エアー圧送手段が、前記集塵機の清澄エアーの出口と送気筒の一方の端部を連通する給気通路と、その給気通路内に組込まれた送気ファンからなる請求項1乃至3のいずれか1項に記載のトンネル内の換気装置。
  5. 前記エアー圧送手段が、送気筒の一方の端部に接続された給気通路と、その給気通路に外気を送り込む送気ブロワからなる請求項1乃至3のいずれか1項に記載のトンネル内の換気装置。
  6. 前記吸引筒の長さ方向に間隔をおいて形成された複数の吸気孔のそれぞれを同じ大きさとし、隣接する吸気孔の間隔を前記吸引筒の一方の端部から他方の端部に至るに従って次第に小さくした請求項1乃至5のいずれか1項に記載のトンネル内の換気装置。
  7. 前記吸引筒の長さ方向に間隔をおいて形成された複数の吸気孔間の間隔を略一定とし、その複数の吸気孔の大きさを、前記吸引筒の一方の端部に位置する吸気孔から他方の端部に位置する吸気孔に至るに従って次第に大きくした請求項1乃至5のいずれか1項に記載のトンネル内の換気装置。
  8. 前記吸引筒および送気筒のそれぞれを長さ方向に2分割し、その分割によって形成された分割吸引通路のトンネル出入口側の端部それぞれに集塵機および吸引力発生手段を接続し、かつ、分割送気筒のトンネル出入口側のそれぞれの端部にエアー圧送手段を接続した請求項1に記載のトンネル内の換気装置。
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