JP2007162336A - 標識を備えた階段ブロック - Google Patents

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Abstract

【課題】地震等の災害発生時に生じる停電時、あるいは夜間における暗所または夕暮れの薄暮時の照明輝度の不足等が生じた場合であっても、その階段を昇降する人々に対し、階段の段差を容易に確認させ階段昇降時の安全歩行に寄与できる階段を提供する。
【解決手段】階段ブロック本体(1N)と一体に成形して階段ブロックを構成すべき段鼻石(2N)の踏み面に、階段幅方向に延びる凹溝を、階段の前後方向に複数条隔設形成し、これら凹溝のいずれか一つの内部には、蓄光剤を含む光輝プレート(3)を埋設固定し、その他の凹溝の内部には、黄色である弱視者用プレート(4A)と、赤色である高齢者用プレート(4B)とを並設してなる視覚障害者標識プレート(4)を埋設固定してなることを特徴とする階段ブロック。
【選択図】図1(a)

Description

本発明は、例えばビル等の建造物の階段、または駅舎、プラットホーム等の階段を構築する際に、特に高齢者、弱視者等の視覚障害者の安全昇降に寄与でき、更には災害発生時などの非常時における災害者非難時においては、その避難者等の階段昇降を安全に誘導することに寄与できる標識を備えた階段ブロックの構造に関するものである。
駅舎、プラットホーム、ビルの屋内外等の階段を構築する時、それらの階段に、人々の昇降時の誘導を円滑且つ安全にすることを目的として、各階段の踏み面に標識部材を取り付ける。あるいは視覚障害者のための識別部材を取り付ける等の技術は以前から知られており、例えば視力障害者用歩行路標識シールの技術(特許文献1)がある。また、コンクリート構造物や石材等の硬化物に識別部を形成(設置)する技術としては、例えば(特許文献2)に示される資料などが既に知られている。
特許文献1に記載されている技術は、高齢者が比較的視認し易い色と考えられている赤色標識と、弱視者が比較的視認し易い色と考えられている黄色標識とを組み合わせて成る歩行路標識シールの構造である。 しかしながらこの歩行路標識シールの使用は、既に構築されている階段もしくは構築される階段の踏み面に貼着剤を用いて貼り付け使用するものであるから、例えば貼着剤の経年劣化や、人々の頻繁な往来等による摩擦等により歩行路標識シールの貼着力が低下して剥れやすくな。また部分的に剥離した標識シールは、折り曲げ変形し易いなどの耐久性に欠けるものであった。
また上記の赤色標識および黄色標識などの色調標識は、反射光で色調が認識されるものであるから、太陽光や照明光等による比較的明るい反射光が得られる場所での使用は有効であるものと思われるが、反射光が得られ難い、例えば夜間等の暗所ではその色調認識が困難となり、例えば災害発生に伴う停電等の暗所では、歩行路標識シールの有効性に欠けるという問題点が生じる。
特許文献2には、コンクリート構造物や石材等の硬化物に、着色樹脂等による識別部を形成する場合に、その硬化物にレーザー光を照射して、所定位置に所定幅と所定深さの溝部を形成し、この溝部に識別部となる樹脂を注入することが記載されている。
つまり、この特許文献2に記載されている技術は、硬化物にレーザー光を照射して溝部を形成し、この溝部内に樹脂を注入するものであると記載されていることから、この技術は硬化物の表面に識別部材を設ける場合に、先ずは、該識別部材を取り付けるための溝部をレーザー光のエネルギーを用いて形成することを目的とするものである。
そして、この発明の効果として識別部の形成時に粉塵を生成せずかつ、レーザー光照射により発生する作業音を低減させることができる。また冷却水を使用せずにレーザー光を用いて形成した溝部は、レーザー光により暖められているため、この溝部に注入する樹脂の硬化時間を早めることができるという効果を期待しているものであって、その識別部が如何なる用途のものであるか、またその識別部の構造、作用効果等について一切記載されていない。
実開平6−47967号公報 特開2004−44136号公報
本発明は、前記の課題を解決すべく成されたものであって、その第一の目的は、例えば地震等の災害発生時に生じる停電時、あるいは夜間における暗所または夕暮れの薄暮時の照明輝度の不足等が生じた場合であっても、その階段を昇降する人々に対し、階段の段差を容易に確認させ階段昇降時の安全歩行に寄与できる階段の提供にある。
さらに本発明の第二の目的は、上記第一の目的に加え、ビル、駅舎、プラットホーム等の階段を昇降する人々が特に高齢者、弱視者等の視覚障害者であっても、それら人々の安全歩行に寄与できる標識を具備せしめた階段の提供にある。
そこで、本発明の請求項1では、階段ブロック本体と一体に成形して階段ブロックを構成すべき段鼻石の上面に、階段幅方向に延びる複数条の凹溝を階段の前後方向へ平行に隔設形成し、これら凹溝のいずれか一つの内部に光輝プレートを埋設固定し、その他の凹溝の内部に、黄色である弱視者用プレートと、赤色である高齢者用プレートとを並設してなる視覚障害者標識プレートを埋設固定してなる階段ブロックを特徴としている。
従って、この発明によれば階段の各踏み面(段鼻部)毎に、光輝プレートおよび障害者標識プレートが埋設されていることから、これらのプレートにより階段を昇降する高齢者および視覚障害者に対し、階段の段差や踏み面の存在位置を容易に認識せしめることができ、特に高齢者および弱視者の階段昇降時の段差確認を容易ならしめると共に、夜間における暗所、または夕暮れの薄暮時等の照明輝度の不足時においても、階段踏み面(段差)の位置確認が容易となり、昇降する人々の誘導に寄与できる。
また、本発明の請求項2では、 階段ブロックの横幅方向を、その中央部の主体部Mと、その左右両側に組み合わされる側体部Nとの3分割構造となし、この側体部Nは、該側体部Nを構成すべき段鼻石の踏み面に、階段横幅方向に延びる凹溝を、階段の前後方向に複数条隔設形成し、これら凹溝の内部には、蓄光剤を含む光輝プレートを埋設固定し、その他の凹溝の内部には、黄色である弱視者用プレートと、赤色である高齢者用プレートとを並設してなる視覚障害者標識プレートを埋設固定してなるこ階段ブロックを特徴としている。
従って、この発明によれば、横幅の小さい段鼻石2Nを製作使用するにしているので、プレート嵌合溝3a、4aの切削作業が容易となり、従来既存の切削機を用いて角溝を形成することができる。よって、例えばレーザーカッター等の膨大高価な切削装置を用いる必要がなく、本発明で目的とする階段ブロックの製作経済性が大幅に向上する。更には重量物である階段ブロックを3分割構造としていることで、それらの分割構造部材の搬送及び施工時の取扱等が容易となり構築経済性も良好となる。
また、本発明の請求項3では、請求項1または2に記載の階段ブロックに加え、その階段ブロックの蹴上げ面上縁近傍位置に、階段幅方向に延びる水平な凹溝を形成し、該凹溝内に光輝プレートを埋設固定して成る階段ブロックであることを特徴としている。
従って、この発明によれば各階段の蹴上げ面に光輝プレートを設けていることからこれらの光輝プレートにより特に階段昇り方向からの段差確認を容易ならしめることができ、階段を踏み外す等の事故を未然に防止することが可能である。
本発明によれば、光輝プレートおよび障害者標識プレートを、階段ブロックの踏み面に形成した凹溝内に埋設固着していることから、これらプレートは、ブロックから剥離され難く、その結果耐久性と信頼性に優れた標識の提供が可能である。
また、光輝プレート、および蓄光剤を含む着色プレートを階段ブロックの踏み面または踏み面と蹴上げ面の双方に設けたことにより、夕暮れ時の薄暮時、あるいは停電等により周囲が暗くなった時であっても階段を昇降する人々の誘導に寄与できる。
ビル等の建物の階段、または駅舎、プラットホーム等の階段を構築するに使用される階段ブロックの踏み面に、該階段ブロックの幅方向に延びる凹溝を形成し、この凹溝内に光輝プレートと、弱視者用プレートおよび高齢者用プレートとからなる視覚障害者標識プレートのそれぞれを埋設固定する。さらには、必要に応じて、踏み面に光輝プレートおよび視覚障害者用プレートを埋設固定してなる前記階段ブロックの蹴上げ面にも該階段ブロックの幅方向に延びる凹溝を形成し、この凹溝内に光輝プレートを埋設固定する。
以下に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明するが。先ずは、本発明の理解を容易ならしめるために、公知である階段ブロックの構造概略を図5、図6に基づいて説明する。
この公知の階段ブロックAは、本出願人が既に研究開発をしている遠心成形装置を用いて製作される階段ブロックであって、この階段ブロックAは、踏み面Bと蹴上げ面Cを有する側面略¬形状の階段ブロック本体Dと、この階段ブロック本体Dの踏み面Bと蹴上げ面Cとの境界である辺縁角部に埋設固定された段鼻石Eとからなっており、この段鼻石Eの表面にはスリップ止めとなる複数条の溝Fが形成されているものである。
この階段ブロックAを製造するには、前記溝Fを形成した所定幅、所定厚さの段鼻石Eを、例えば黒色の天然石を用いて予め成形用意しておく、その上で階段ブロックを遠心成形すべき金型内に、前記段鼻石Eをインサートした後にその金型内に階段ブロック本体Dとなるコンクリートを充填し、目的とする階段ブロックAを遠心成形しるものである。
本発明の階段ブロックの製作も、基本的には従来の階段ブロックの製法を応用するものであるが、本発明の階段ブロックは、階段ブロック本体Dの踏み面前縁に沿って一体に設けられる段鼻石に特徴がある。つまり本発明の段鼻石は、その左右両側端部それぞれに、研削機を用いて複数条のプレート嵌合溝を刻設し、これらのプレート嵌合溝内に光輝プレートと障害者標識プレートの夫々を並行させて埋設固定することを特徴としている。
つまり本発明からなる階段ブロックAの基本的構造は、図1(a)(b)(c)で示すように、遠心成形方法により形成される階段ブロック本体1と一体に固定する段鼻石2の上面において、その段鼻石2の両側端部近傍位置のそれぞれに、蓄光剤を含んで輝度作用を有する光輝プレート3と、障害者標識プレート4を並設することであり、さらにそれらのプレートが、段鼻石2表面から離脱しないようにするため、段鼻石2に刻設した溝内に埋め込み固着することである。
なお、この実施例1においては、階段ブロック本体1の蹴上げ面5にも、天然石を素材として所定の大きさに裁断形成してなる蹴上げ張石6を貼り付けたものであるが、この蹴上げ張石6は、必要に応じて蹴上げ面5に貼り付けて製品化することができる。
この発明の第一実施例である階段ブロック構造を、図1に基づいて具体的に説明すると、階段ブロックAは、遠心成形された階段ブロック本体1と、この階段ブロック本体1の遠心成形時に階段ブロック本体1と一体にインサート成形される段鼻石2及び蹴上げ張石6とから成っている。
前記遠心成形時に型枠内にインサートする長尺の段鼻石2は、天然石を素材として角棒形状に切り出し、その上面において、しかもその長手方向両側端部近傍位置には、横長方形である2条のプレート嵌合溝3a及び4aのそれぞれを階段の前後方向に並設する。これらのプレート嵌合溝3a及び4aの形成は、周知の研削機を用いることで可能である。
本実施例では、これらのプレート嵌合溝3a及び4aの望ましい大きさを、その幅を15mm、長さを190mm、深さを3mmとなしているが、この大きさに限られるものではない。即ち、その長さを延長することは可能であるが、使用するプレートの大きさ及び溝の加工経済性を考慮すれば上記の溝大きさは有利である。
そして、この一方のプレート嵌合溝3a内には、この溝形に嵌合一致するように予め成形用意してある短冊形の光輝プレート3を、適宜接着剤を用いて固定する。この光輝プレート3は、透明もしくは半透明の樹脂に蓄光剤を混和してなる樹脂製の光輝プレートを素材としている。
同様にして、他方のプレート嵌合溝4a内にはこの溝形に嵌合一致するように予め成形用意し手ある短冊形の障害者標識プレート4を、適宜接着剤を用いて固定する。この障害者標識プレート4は、図1(c)で示しているように、黄色の樹脂板を素材として形成した視覚障害者用プレート4Aと、赤色の樹脂板を素材として短冊状に形成した高齢者用プレート4Bとから成る。
そして、黄色である視覚障害者用プレート4Aの配置は、赤色である高齢者用プレート4Bよりも外側、つまり階段幅方向の外側端に近い方へ配置してある。このように高齢者用プレート4Bを階段の中央方向に配置することで、弱視力、白内障、緑内障等の視力障害者に対しての階段の段差位置等を明確に認識させることができる。
この実施例では、光輝プレート3および障害者標識プレート4を階段の幅方向全長に亘って設けることも可能であるが、高価であるプレート使用の経済性を考慮すれば、本実施例は経済的である。
この様にして、段鼻石4に光輝プレート3及び障害者標識プレート4を取り付けてなる段鼻石材を構成し、この段鼻石材を階段ブロックの遠心成形用の金型にインサートした上で階段ブロック本体を成形すれば目的とする階段ブロックAが得られる。
なお、この段鼻石の色は適宜選択することができるが、望ましくは、黒色の天然石を素材として切り出す。つまり段鼻石を黒色とすることで、この段鼻石の表面に取り付ける輝度プレート3の色彩及び障害者標識プレート4の赤色、黄色の色彩と、段鼻石の黒色とのコントラストが高まり、輝度プレート3及び障害者標識プレート4の表示効果が高められる。
かくして得られた階段ブロックAを用いて建物等への階段を構築すれば、その階段のそれぞれの階段踏み面に位置される段鼻石表面に光輝プレート3および障害者標識プレート4が具備されていることで、階段を昇降する高齢者および視覚障害者に対し、その階段の段差や踏み面の存在位置を容易に認識させることができる。
また上記の光輝プレート3を並設したことにより、夜間における暗所または夕暮れの薄暮時の照明輝度の不足時においても階段の踏み面の位置確認が容易となり、従って、例えば災害発生時における避難者の階段昇降を円滑に誘導することができる。
本発明の実施例2は、図2で示している様に、前記実施例1に記載の階段ブロックAの構造に加え、この階段ブロックAの蹴上げ面5に貼設した蹴上げ張石6の上部、つまりこの蹴上げ張石6の段鼻石2との接合縁に沿って、長方形(前記プレート嵌合溝3a及び4aの大きさと略同形)のプレート嵌合溝7aを横方向に形成し、このプレート嵌合溝7a内に蹴上げ面光輝プレート7を嵌合固定したものである。
従って、この実施例2による階段ブロックによれば、階段の各蹴上げ面にも蹴上げ面光輝プレート7が取り付けられていることから、階段を昇降する人々に対し蹴上げ面の存在位置を明確に示すことができ、例えば、夜間における暗所または夕暮れの薄暮時の照明輝度の不足時においても階段の蹴上げ面の位置識別が容易となり、特に暗所、薄暮時において階段を上る(昇る)人々に対し、階段の段差確認を容易ならしめることができる。
成形すべき階段ブロックの全幅長は要望に応じて様々であるが、一般的にはその長さが、2m前後の長尺ものである。この様な長尺の階段ブロックAを成形する場合、図1(a)に示す実施例であると、階段ブロック本体の長さに対応させて段鼻石2の長さを長尺なものに製作しなければならなる、天然石を素材として長尺棒状に形成(裁断)された段鼻石2は、その材質特性からして折損し易い為に、その長尺棒状段鼻石2の加工および取り扱いが困難である。
特に本実施例では、長尺棒状に形成した段鼻石の両端部に複数のプレート嵌合溝を刻設する。さらにはそれらのプレート嵌合溝内に夫々のプレートを嵌着固定しなければならないという作業を必要としていることから、この作業時に段鼻石を誤って折損してしまう、あるいは欠いてしまうなどの不具合が生じ易く、これが原因で製品の歩留まり、生産性及び経済性等の悪化に影響することが考えられる。
係ることに鑑み本実施例3では図1(a)に示すように、一段の階段ブロックAの構築構造を、そのブロックの長手方向を鎖線Sで示すようにその中央部の主体部Mと、その左右両側の側体部Nとの3分割ブロックを組み合わせて構成する構造とする。
つまり、その主体部Mの構造は、従来の階段ブロックと変わりない構造で製作することができ、その左右双方の側体部Nの構造は、その横幅を細幅に形成することができるので、特に光輝プレート3および障害者標識プレート4を具備せしめる左右双方の側体部Nの製作が容易となり、製作の容易性と製作経済性が大幅に向上される。
即ち、この実施例では双方の側体部Nの形状および構造を、図3(a)(b)(c)に示すようにした。即ち、この側体部Nの側面形状は、主体部Mの側面形状と一致するように設定し、その平面形状は、図示のようにその幅寸法Wが本実施例では約300mmとなるように小幅に設定した。
このように、側体部Nの横幅寸法Wを小幅寸法とすることで、これに伴い使用する段鼻石2Nの横幅寸法も短くなり、このためにその段鼻石2Nの製作及び取り扱いも容易となリ、製作経済性も大幅に向上される。
この段鼻石2Nの表面に光輝プレート3及び障害者標識プレート4を取り付ける手段は、前記の実施例1で説明したと同様に、先ずは、段鼻石2Nの表面にその幅方向に長い長方形のプレート嵌合溝3a、4aを前後方向2列に刻設し、その一方のプレート嵌合溝3aには、予め短冊形状に形成してある光輝プレート3を嵌合固定し、他方のプレート嵌合溝4aには、予め短冊形状に形成してある障害者標識プレート4を嵌合固定して段鼻石材を構成する。
また、この実施例3で示すように横幅の小さい段鼻石2Nを使用できることで、プレート嵌合溝3a、4aの切削作業が容易となり、従来既存の切削機を用いて角溝を形成することができるので、例えばレーザーカッター等の膨大高価な切削装置を用いることなく経済的な加工が可能である。
前記実施例では、光輝プレート3と障害者標識プレート4との位置関係は、障害者標識プレート4が光輝プレート3よりも手前位置、つまり光輝プレート3は段鼻石の前縁から階段奥方向へ離れた位置に配置されていることから、例えば夜間等の暗所時においては光輝プレート3の輝きにより段鼻石の前縁を表示することができず、階段の奥行き幅を正確に確認することができない場合が考えられる。
そこで本実施例4では、光輝プレート3を障害者標識プレート4よりも手前の段鼻石の前縁近傍位置に配置した。これによって輝度プレートが輝度表示される暗所時には、各階段の踏み面前縁が輝度表示されるので各踏み面の奥行き幅が明確となり、暗所等において階段を踏み外す等の事故を未然に防止することができる。
なお、上記いずれの実施例において説明した障害者標識プレート4は、反射光のみで着色表示される通常の樹脂製の赤色プレート及び黄色プレートを用いたものとして説明したがこれに限るものではなく、例えば赤色及び黄色の顔料と蓄光材または発光剤とを含めた着色透明または着色半透明の材料を用いて形成した障害者標識プレート4を使用しても良い。
この様な発光性、蓄光性を有する着色プレートを使用すれば、停電時あるいは薄暮時の階段段差を認識しづらい時に一層便利である。
本発明の活用例としては、ビル等の建造物の屋内及び屋外に設備する階段、あるいは、駅舎、プラットホームに設備される階段として有効利用が可能であり、特に地震、火災等の発生時における避難者の階段昇降の誘導に寄与できる。
本発明の第一の実施例の階段ブロックを示し、(a)はその全体斜視図である。 本発明の第一の実施例の階段ブロックを示し、(b)はそのa, a線断面図、(c)は要部平面図である。 本発明の第二の実施例を示した階段ブロックの断面図である。 本発明の第三の実施例である階段ブロック側体部を示し、(a)はそのb,b線断面図、(b)はその平面図、(c)はその斜視図である。 本発明の第四の実施例である階段ブロックの側体部を示し、(a)はそのc,c断面図、(b)はその平面図、(c)はその斜視図である。 従来の階段ブロックの構築状態を示した説明斜視図である。 従来の階段ブロックの側面図である。
符号の説明
A 階段ブロック
1,1N 階段ブロック本体
2,2N 段鼻石
3 光輝プレート
3a,7a プレート嵌合溝
4 障害者標識プレート
4a プレート嵌合溝
4A 弱視者用プレート
4B 高齢者用プレート
5 蹴上げ面
6 蹴上げ張石
7 蹴上げ面光輝プレート
M 主体部
N 側体部

Claims (5)

  1. 階段ブロック本体と一体に成形して階段ブロックを構成すべき段鼻石の踏み面に、階段幅方向に延びる凹溝を、階段の前後方向に複数条隔設形成し、これら凹溝のいずれか一つの内部には、蓄光剤を含む光輝プレートを埋設固定し、その他の凹溝の内部には、黄色である弱視者用プレートと、赤色である高齢者用プレートとを並設してなる視覚障害者標識プレートを埋設固定してなることを特徴とする階段ブロック。
  2. 階段ブロックの横幅方向を、その中央部の主体部Mと、その左右両側に組み合わされる側体部Nとの3分割構造となし、この側体部Nは、該側体部Nを構成すべき段鼻石の踏み面に、階段横幅方向に延びる凹溝を、階段の前後方向に複数条隔設形成し、これら凹溝の内部には、蓄光剤を含む光輝プレートを埋設固定し、その他の凹溝の内部には、黄色である弱視者用プレートと、赤色である高齢者用プレートとを並設してなる視覚障害者標識プレートを埋設固定してなることを特徴とする階段ブロック。
  3. 階段ブロックの蹴上げ面上縁近傍位置に、階段幅方向に延びる水平な凹溝を形成し、該凹溝内に光輝プレートを埋設固定して成ることを特徴とする請求項1または2に記載の階段ブロック。
  4. 視覚障害者標識プレートは、蓄光剤を含み黄色および赤色の輝度作用を有するプレートであることを特徴とする請求項1または2に記載の階段ブロック。
  5. 段鼻石は、黒色系であることを特徴とする請求項1または2に記載の階段ブロック。
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