JP2007161053A - 車両駆動装置および電動車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】電力制御装置をインホイールモータの近傍に配設し、かつ、電力制御装置の冷却性を確保したインホイールモータ駆動方式の車両駆動装置を提供する。
【解決手段】サスペンションアーム50は、アッパーアーム52と、ロアアーム54とを含む。インホイールモータIWMLは、ボールジョイント56,58を介してそれぞれアッパーアーム52およびロアアーム54に連結される。インホイールモータIWMLを駆動するインバータ14Lは、サスペンションアーム50のアッパーアーム52に固設され、3相ケーブル16Lを介してインホイールモータIWMLに接続される。
【選択図】図2

Description

この発明は、車両駆動装置および電動車両に関し、特に、インホイールモータ駆動方式によって車両を駆動する車両駆動装置および電動車両に関する。
車輪のホイール内に電動機を組込んだインホイールモータ駆動方式の電動車両が知られている。このようなインホイールモータ駆動方式の電動車両においては、配線ケーブルの簡素化や車両構成のコンパクト化などの観点から、電動機とともにインバータもホイール近傍に配設するのが好ましい。
特開2005−29086号公報(特許文献1)は、インバータがホイールの近傍に設けられる車両駆動装置を開示する。この車両駆動装置は、車輪のホイールに近い位置から車両内側に向かって、インバータ、モータおよび減速機の順に配置される。
この車両駆動装置によると、高周波電流の経路のループの大きさを非常に小さくすることができ、高周波電流に起因する放射ノイズの発生を極力抑制することが可能となる(特許文献1参照)。
特開2005−29086号公報 特開2002−252955号公報 特開2000−16040号公報 特開2004−161189号公報 特開2002−337554号公報 特開2002−186120号公報
しかしながら、特開2005−29086号公報では、インバータの具体的な設置場所については開示されていない。インバータおよびモータが共に車輪のホイール内に配設されるとすれば、インバータおよびモータが互いに熱干渉を起こすことによってインバータの冷却性が悪化し、インバータの動作信頼性が損なわれる可能性もある。
そこで、この発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、その目的は、電力制御装置をインホイールモータの近傍に配設し、かつ、電力制御装置の冷却性を確保したインホイールモータ駆動方式の車両駆動装置を提供することである。
また、この発明の別の目的は、電力制御装置をインホイールモータの近傍に配設し、かつ、電力制御装置の冷却性を確保したインホイールモータ駆動方式の電動車両を提供することである。
この発明によれば、車両駆動装置は、車輪のホイール内に設けられて車輪を駆動する電動機と、電動機に与える電力を制御する電力制御装置と、車輪と車体との間に設けられる懸架装置とを備える。懸架装置は、一方端が車輪に連結され、かつ、他方端が車体に連結されるサスペンションアームを含む。電力制御装置は、サスペンションアームに固設される。
この発明による車両駆動装置においては、車両を駆動する電動機は、車輪のホイール内に設けられる。そして、電動機に与える電力を制御する電力制御装置は、サスペンションアームに固設されるので、走行風を十分に受けるとともに、サスペンションアームが電力制御装置の放熱体として機能する。
したがって、この発明による車両駆動装置によれば、電力制御装置をインホイールモータの近傍に配設し、かつ、電力制御装置の冷却性を十分に確保することができる。
好ましくは、サスペンションアームは、ロアアームと、ロアアームの車体上下方向上部に配設されるアッパーアームとを含む。電力制御装置は、アッパーアームに固設される。
この車両駆動装置においては、電力制御装置は、サスペンションアームのアッパーアームに固設されるので、電力制御装置を地面から遠ざけることができる。また、地面とアッパーアームとの間に配設されるロアアームが地面からの飛散物に対する電力制御装置の防護部材として機能する。
したがって、この車両駆動装置によれば、電力制御装置の信頼性を確保することができる。
さらに好ましくは、電力制御装置は、アッパーアームの上面側に固設される。
この車両駆動装置においては、電力制御装置は、サスペンションアームのアッパーアームの上面側に固設されるので、電力制御装置を地面からさらに遠ざけることができる。さらに、ロアアームに加えてアッパーアームも、地面からの飛散物に対する電力制御装置の防護部材として機能する。
したがって、この車両駆動装置によれば、電力制御装置の信頼性をさらに高めることができる。
好ましくは、サスペンションアームは、放熱フィンを含む。
この車両駆動装置においては、電力制御装置が固設されるサスペンションアームに放熱フィンが設けられるので、電力制御装置の放熱体として機能するサスペンションアームの放熱性が向上する。
したがって、この車両駆動装置によれば、電力制御装置の冷却性が向上する。
好ましくは、電動機は、交流電動機から成る。電力制御装置は、インバータを含む。
また、この発明によれば、電動車両は、車輪と、車輪のホイール内に設けられ、車輪を駆動する電動機と、蓄電装置と、蓄電装置から供給される電力を受けて電動機に与える電力を制御する電力制御装置と、車輪と車体との間に設けられる懸架装置とを備える。懸架装置は、一方端が車輪に連結され、かつ、他方端が車体に連結されるサスペンションアームを含む。電力制御装置は、サスペンションアームに固設される。
この発明による電動車両においては、インホイールモータ駆動形式によって車両が駆動される。そして、ホイール内の電動機に与える電力を制御する電力制御装置は、サスペンションアームに固設されるので、走行風を十分に受けるとともに、サスペンションアームが電力制御装置の放熱体として機能する。
したがって、この発明による電動車両によれば、電力制御装置をインホイールモータの近傍に配置し、かつ、電力制御装置の冷却性を十分に確保することができる。
好ましくは、電動車両は、車両の駆動力を発生する内燃機関をさらに備える。
従来、内燃機関を備える電動車両(ハイブリッド自動車)においては、電動機および電力制御装置は、エンジンルームに搭載されていたところ、この電動車両においては、電動機は車輪のホイール内に配設され、電力制御装置はエンジンルーム外のサスペンションアームに固設される。
したがって、この電動車両によれば、エンジンルーム内の装置レイアウトの自由度が向上する。また、電力制御装置を搭載するにあたり、エンジンルーム、客室および荷室のスペースを犠牲にしない。
この発明によれば、電力制御装置をサスペンションアームに固設するようにしたので、電力制御装置をインホイールモータの近傍に配設し、かつ、電力制御装置の冷却性を確保することができる。
また、電動機は車輪のホイール内に配設され、電力制御装置はエンジンルーム外のサスペンションアームに固設されるので、電力制御装置を搭載するにあたりエンジンルーム、客室および荷室のスペースを犠牲にせず、エンジンルーム内の装置レイアウトの自由度が向上する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1による電動車両の一例として示されるハイブリッド自動車の全体構成を示す機能ブロック図である。図1を参照して、ハイブリッド自動車100は、エンジンENGと、前輪FR,FLと、ジェネレータ20と、蓄電装置Bと、電源ケーブル12と、インバータ14R,14Lと、3相ケーブル16R,16Lと、モータジェネレータMGR,MGLと、リダクションギヤ18R,18Lと、後輪RR,RLと、電子制御装置(Electronic Control Unit;以下「ECU」とも称する。)22とを備える。
蓄電装置Bは、電源ケーブル12に接続される。インバータ14R,14Lは、電源ケーブル12に互いに並列に接続される。モータジェネレータMGR,MGLは、それぞれ3相ケーブル16R,16Lを介してインバータ14R,14Lに接続される。そして、モータジェネレータMGR,MGLの出力軸は、それぞれリダクションギヤ18R,18Lを介して後輪RR,RLに機械的に結合される。
エンジンENGは、ドライブシャフトを介して前輪FR,FLに機械的に結合される。ジェネレータ20は、エンジンENGのクランク軸に機械的に結合されるとともに、電力線を介して蓄電装置Bに接続される。
蓄電装置Bは、充放電可能な直流電源であり、たとえば、ニッケル水素やリチウムイオン等の二次電池から成る。蓄電装置Bは、電源ケーブル12を介してインバータ14R,14Lへ直流電力を供給する。また、蓄電装置Bは、ジェネレータ20から電力の供給を受けて充電される。さらに、蓄電装置Bは、モータジェネレータMGR,MGLを用いた回生制動時、インバータ14R,14Lによっても充電される。なお、蓄電装置Bとして、大容量のキャパシタを用いてもよい。
インバータ14Rは、ECU22からの信号PWMRに基づいて、蓄電装置Bから受ける直流電力を3相交流電力に変換し、その変換した3相交流電力をモータジェネレータMGRへ出力する。これにより、モータジェネレータMGRは、指定されたトルクを発生するように駆動される。また、インバータ14Rは、車両の回生制動時、後輪RRからの回転力を受けてモータジェネレータMGRが発電した3相交流電力をECU22からの信号PWMRに基づいて直流電力に変換し、その変換した直流電力を蓄電装置Bへ出力する。
モータジェネレータMGRは、3相交流電動機であり、たとえば3相交流同期電動機から成る。モータジェネレータMGRは、インバータ14Rから受ける3相交流電力によって車両の駆動トルクを発生する。また、モータジェネレータMGRは、車両の回生制動時、3相交流電力を発生してインバータ14Rへ出力する。
リダクションギヤ18Rは、モータジェネレータMGRからの出力(トルクおよび回転数)を一定の減速比で後輪RRへ伝達する。なお、後述のように、モータジェネレータMGRおよびリダクションギヤ18Rは、一体化されて後輪RRのホイール内に配設される。すなわち、モータジェネレータMGRおよびリダクションギヤ18Rは、いわゆるインホイールモータを形成する。
なお、インバータ14L、モータジェネレータMGLおよびリダクションギヤ18Lの構成は、それぞれインバータ14R、モータジェネレータMGRおよびリダクションギヤ18Rと同様であるので、それらの説明は繰返さない。
エンジンENGは、車両前方のエンジンルームに搭載される。エンジンENGは、車両の駆動トルクを発生して前輪FR,FLを駆動する。ジェネレータ20は、ECU22からの指令に基づいて、エンジンENGからの出力を用いて発電し、その発電した電力を蓄電装置Bへ出力する。
ECU22は、インバータ14R,14Lをそれぞれ駆動するための信号PWMR,PWMLを生成し、その生成した信号PWMR,PWMLをそれぞれインバータ14R,14Lへ出力する。また、ECU22は、蓄電装置Bの充電状態(State of Charge:SOC)が低下すると、ジェネレータ20へ動作指令を出力する。
図2は、図1に示したモータジェネレータMGLがインホイールモータとして組込まれた後輪RLの斜視図である。なお、この図2では、インホイールモータと連結されるホイールディスクおよびホイールディスクのリム部外縁に設けられるタイヤについては図示していない。なお、モータジェネレータMGRがインホイールモータとして組込まれた後輪RRの構成は後輪RLと同様であるので、この図2では、後輪RLの構成が代表的に示されている。
図2を参照して、後輪RLは、インホイールモータIWMLと、サスペンションアーム50と、ボールジョイント56,58と、インバータ14Lとを含む。サスペンションアーム50は、アッパーアーム52と、ロアアーム54とから成る。
インホイールモータIWMLは、モータジェネレータMGLと、リダクションギヤ18Lと、ケースとを含み、モータジェネレータMGLおよびリダクションギヤ18Lは、一体化されてケースに収納される。したがって、図2では、ケースに収納されたモータジェネレータMGLおよびリダクションギヤ18Lは図示されていない。そして、インホイールモータIWMLは、ボールジョイント56,58を介してそれぞれアッパーアーム52およびロアアーム54に連結される。
アッパーアーム52およびロアアーム54は、アッパーアーム52がロアアーム54の上側になるように車体の上下方向に配置される。アッパーアーム52は、ボールジョイント56に一方端が連結され、アッパーアーム52が車体の上下方向に回動可能なように車体またはフレーム(いずれも図示せず)に他方端60が連結される。ロアアーム54は、ボールジョイント58に一方端が連結され、ロアアーム54が車体の上下方向に回動可能なように車体またはフレームに他方端62が連結される。また、ロアアーム54は、図示されないショックアブソーバを介して車体またはフレームに連結される。これにより、後輪RLは、車体またはフレームに懸架される。
インバータ14Lは、アッパーアーム52の下面に固設される。そして、インバータ14Lは、3相ケーブル16Lを介してインホイールモータIWMLに接続される。
このハイブリッド自動車100においては、インバータ14Lは、インホイールモータIWMLの近傍に配設されるので、3相ケーブル16Lを短くすることができる。また、インバータ14Lをサスペンションアーム50に固設することにより、3相ケーブル16Lの可動範囲が狭くなり、3相ケーブル16Lの耐久性が向上する。
さらに、インバータ14Lは、車体内部やホイール内に配置されるのではなく、車体下部に配置されるサスペンションアーム50に据付けられるので、車両の走行時に車体下部を流れる外気にインバータ14Lが十分に晒される。また、インバータ14Lが据付けられるアッパーアーム52がインバータ14Lの放熱体としても機能し得る。したがって、インバータ14Lの高い冷却性が確保され、インバータ14Lを空冷で冷却することができる。
また、インバータ14Lは、サスペンションアーム50のアッパーアーム52に固設されるので、ロアアーム54に固設される場合に比べてインバータ14Lを地面から遠ざけることができる。さらに、地面とインバータ14Lとの間に配置されるロアアーム54は、地面からの飛散物からインバータ14Lを防護し得る防護部材として機能する。
また、インバータ14Lは、アッパーアーム52とロアアーム54との間のスペースを利用してアッパーアーム52に据付けられるので、インバータ14Lの組付性(据付性)は良い。
以上のように、この実施の形態1によれば、インバータ14R,14Lをサスペンションアーム50に固設したので、インバータ14R,14LをそれぞれモータジェネレータMGR,MGLと接続する3相ケーブル16R,16Lを短くすることができる。また、3相ケーブル16R,16Lの可動範囲が狭くなるので、3相ケーブル16R,16Lの耐久性も向上する。
さらに、インバータ14R,14Lに十分な走行風が供給されるとともに、インバータ14R,14Lが固設されるサスペンションアーム50がインバータ14R,14Lの放熱体としても機能するので、インバータ14R,14Lについて高い冷却性を確保することができる。
また、さらに、従来エンジンENGとともにエンジンルームに搭載されていたモータジェネレータMGR,MGLおよびインバータ14R,14Lについて、モータジェネレータMGR,MGLはホイール内に配設され、インバータ14R,14Lはサスペンションアーム50に固設されるので、モータジェネレータMGR,MGLおよびインバータ14R,14Lを車両に搭載するにあたりエンジンルーム、客室および荷室のスペースを犠牲にせず、エンジンルーム内の装置レイアウトの自由度が向上する。
[実施の形態1の変形例]
図3は、実施の形態1の変形例による電動車両における後輪RLの斜視図である。図3を参照して、インバータ14Lは、アッパーアーム52の上面に固設される。なお、後輪RRの構成も、後輪RLと同様である。
この実施の形態1の変形例では、実施の形態1に比べてインバータ14Lが地面からさらに遠ざけられる。また、地面とインバータ14Lとの間にロアアーム54に加えてアッパーアーム52も配置されることになるので、アッパーアーム52も、地面からの飛散物からインバータ14Lを防護し得る防護部材として機能する。
したがって、この実施の形態1の変形例によれば、インバータ14R,14Lの信頼性を高めることができる。
[実施の形態2]
実施の形態2による電動車両は、図1に示した実施の形態1による電動車両の構成において、後輪RR,RLに代えて後輪RRA,RLAをそれぞれ備える。
図4は、この発明の実施の形態2による電動車両における後輪RLAの斜視図である。なお、この実施の形態2においても、後輪RRAと後輪RLAとの構成は同じであるので、この図4では、後輪RLAの構成が代表的に示される。
図4を参照して、後輪RLAは、図2に示した後輪RLの構成において、サスペンションアーム50に代えてサスペンションアーム50Aを含む。サスペンションアーム50Aは、アッパーアーム52Aと、ロアアーム54とから成る。アッパーアーム52Aは、実施の形態1におけるアッパーアーム52の構成において、表面に放熱フィンを有する。
すなわち、上述のように、インバータ14Lが据付けられるアッパーアーム52Aは、インバータ14Lの放熱体として機能し得るところ、この実施の形態2では、アッパーアーム52Aの放熱体としての機能をさらに高めるために、表面に放熱フィンを設けたものである。これにより、インバータ14Lの熱は、アッパーアーム52Aに伝わり、アッパーアーム52Aの表面に設けられた放熱フィンから効率的に外気へ放熱される。
なお、特に図示しないが、実施の形態1の変形例と同様に、インバータ14Lをアッパーアーム52Aの上面に固設してもよい。
以上のように、この実施の形態2によれば、インバータ14Lが据付けられるアッパーアーム52Aに放熱フィンを設けたので、インバータ14Lの冷却性が向上する。
なお、上記の各実施の形態においては、この発明による電動車両の一例としてハイブリッド自動車について説明したが、この発明による電動車両には、エンジンENGを搭載しない電気自動車(Electric Vehicle)も含まれる。さらに、蓄電装置Bの代わりに、または、蓄電装置Bとともに、燃料電池(Fuel Cell)を直流電源として搭載した燃料電池車もこの発明による電動車両に含まれる。
また、上記においては、モータジェネレータMGR,MGLは、それぞれ後輪RR,RL(RRA,RLA)を駆動するものとしたが、それぞれ前輪FR,FLを駆動してもよい。また、4輪が4つのモータジェネレータによってそれぞれ駆動される4輪駆動方式の電動車両であってもよい。
また、上記においては、懸架方式がダブルウィッシュボーン式の場合について説明したが、懸架方式は、ストラット式などその他の方式であってもよい。なお、ストラット式などアッパーアームの存在しない懸架方式においては、インバータは、ロアアームに固設される。
なお、上記において、インホイールモータIWMR,IWMLの各々は、この発明における「電動機」に対応し、インバータ14R,14Lの各々は、この発明における「電力制御装置」に対応する。また、サスペンションアーム50,50A、ボールジョイント56,58および図示されないショックアブソーバは、この発明における「懸架装置」を形成し、エンジンENGは、この発明における「内燃機関」に対応する。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1による電動車両の一例として示されるハイブリッド自動車の全体構成を示す機能ブロック図である。 図1に示すモータジェネレータがインホイールモータとして組込まれた後輪の斜視図である。 実施の形態1の変形例による電動車両における後輪の斜視図である。 この発明の実施の形態2による電動車両における後輪の斜視図である。
符号の説明
12 電源ケーブル、14R,14L インバータ、16R,16L 3相ケーブル、18R,18L リダクションギヤ、20 ジェネレータ、22 ECU、50,50A サスペンションアーム、52,52A アッパーアーム、54 ロアアーム、56,58 ボールジョイント、100 ハイブリッド自動車、B 蓄電装置、MGR,MGL モータジェネレータ、ENG エンジン、FR,FL 前輪、RR,RL,RLA 後輪、IWML インホイールモータ。

Claims (7)

  1. 車輪のホイール内に設けられ、前記車輪を駆動する電動機と、
    前記電動機に与える電力を制御する電力制御装置と、
    前記車輪と車体との間に設けられる懸架装置とを備え、
    前記懸架装置は、一方端が前記車輪に連結され、かつ、他方端が前記車体に連結されるサスペンションアームを含み、
    前記電力制御装置は、前記サスペンションアームに固設される、車両駆動装置。
  2. 前記サスペンションアームは、
    ロアアームと、
    前記ロアアームの車体上下方向上部に配設されるアッパーアームとを含み、
    前記電力制御装置は、前記アッパーアームに固設される、請求項1に記載の車両駆動装置。
  3. 前記電力制御装置は、前記アッパーアームの上面側に固設される、請求項2に記載の車両駆動装置。
  4. 前記サスペンションアームは、放熱フィンを含む、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両駆動装置。
  5. 前記電動機は、交流電動機から成り、
    前記電力制御装置は、インバータを含む、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の車両駆動装置。
  6. 車輪と、
    前記車輪のホイール内に設けられ、前記車輪を駆動する電動機と、
    蓄電装置と、
    前記蓄電装置から供給される電力を受けて前記電動機に与える電力を制御する電力制御装置と、
    前記車輪と車体との間に設けられる懸架装置とを備え、
    前記懸架装置は、一方端が前記車輪に連結され、かつ、他方端が前記車体に連結されるサスペンションアームを含み、
    前記電力制御装置は、前記サスペンションアームに固設される、電動車両。
  7. 車両の駆動力を発生する内燃機関をさらに備える、請求項6に記載の電動車両。
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