JP2007160259A - 浄水装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】薬液注入装置の流量検出部を不純成分から保護でき、かつ薬液注入部の詰まりを防止でき、さらにろ過槽に薬液無注入の原水が流入するような不都合を防止することができる浄水装置を提供する。
【解決手段】薬液注入装置42の流量検出部43はろ過槽1の流出管5から給水設備36に通じる流路の途中に設けてその流量を検出し、薬液注入部45は切替弁25の下流側に設け、井戸30から供給される原水中に、流量検出部43により検出された水量に応じた量の薬液を注入する。逆洗運転時には切替弁25,26,27の切替えで貯水槽38内の清澄な水をろ過槽1内に逆流するように供給してろ過材2を洗浄し、その処理水を排出口21から排出し、洗浄運転時には切替弁26,27,28の切替えで貯水槽38内の清澄な水をろ過槽1内に順方向に供給してろ過材2を洗浄し、その処理水を排出口22から排出する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、井戸などの水源から取水した原水に含まれる鉄やマンガンなどの不純成分を除去してその原水を浄化する浄水装置に関する。
井戸などの水源から取水した原水には、鉄やマンガンなどの不純成分が含まれており、このため従来からその不純成分を除去して浄化するための浄水装置が提案され、特開2003−269630号公報などに開示されている。
井戸水などの原水を取水した際には、前処理としてその原水に次亜塩素酸ナトリウムなどの薬液を注入して鉄やマンガンなどのイオンを析出させ、この後、その原水を浄水装置のろ過槽に導入して浄化するようにしている。
浄水装置のろ過槽内には、アンスラサイトやろ過砂などのろ過材が収容されている。このろ過槽内に水源から取水された原水が導入され、この原水がろ過材中を通過する際に鉄やマンガンイオンなどの不純成分がそのろ過材により捕捉除去され、清澄な浄化水としてろ過槽から吐出され、所定の給水設備に供給される。
ろ過槽内のろ過材には時間の経過と共に鉄やマンガンなどの不純成分が蓄積される。ろ過材に不純成分が一定量以上蓄積されたまま浄化運転が継続されると、浄化水中に所定の水質基準を超える不純成分が含有してしまう。このため、ろ過材に不純成分が一定量以上蓄積される前に、その汚れを落とす手段として、逆洗運転が行なわれる。
この逆洗運転は、水源から取水した原水を切替弁の切替えにより、浄化運転時とは逆の流れとなるようにろ過槽内に流し、その原水でろ過材に蓄積されている不純成分を洗い流してろ過材の機能を回復させる工程である。
逆洗運転時には、逆流する水流の勢いでろ過材同士が衝突し合い、付着している鉄やマンガンなどの不純成分が剥離してろ過材の機能が回復するが、その剥離した細かい不純成分の粒子がろ過槽内に残り、この粒子がその後の浄化運転時の浄化水中に混入する恐れがある。このため逆洗運転後の浄化運転の初期には浄化水を一定時間いわゆる捨て水として廃棄する洗浄運転が行なわれる。そしてこの洗浄運転後に通常の浄化運転が行なわれる。
ところで、従来の浄水装置においては、原水をろ過槽に導入する一次側に、その原水中に次亜塩素酸ナトリウムなどの酸化・除菌用の薬液を注入する薬液注入装置が設けられ、またろ過槽内には、セラミック製ろ過砂の表面に二酸化マンガンをコーティングしたろ過材が充填されている。
そして、ろ過槽内に原水が導入される前にその原水中に前記薬液注入装置により次亜塩素酸ナトリウムなどの薬液が注入される。この薬液の注入により原水に含まれる鉄イオンが酸化して不溶性の水酸化第二鉄となり、原水がろ過槽内を通過する際にその不純成分としての水酸化第二鉄が前記ろ過材により物理的に捕捉される。
一方、原水中に含まれるマンガンイオンは、薬液注入装置により注入される次亜塩素酸ナトリウムにより酸化・析出することはなく、原水がろ過槽内を通過する際に、前記二酸化マンガンコーティングろ過材の自触媒作用により接触酸化され、水和二酸化マンガンとなってろ過材に凝着する。ろ過材の表面の水和二酸化マンガンは次亜塩素酸ナトリウムによって常に活性化される。
浄化運転の時間の経過に伴い、ろ過材に捕捉された水酸化第二鉄の粒子は、徐々にろ過材の表面を覆い始め、ろ過材同士の隙間から漏れ始めるとともに、マンガンイオンの接触酸化を妨げるようになる。
したがって、浄化運転が一定時間以上継続すると、浄化された処理水中の鉄・マンガンの濃度が水質基準を越えるようになり、このため一定時間に達する前に、前述の逆洗運転を行なってろ過槽内のろ過材を流動・撹拌し、ろ過材の表面に固着している鉄・マンガンの粒子を剥離し、ろ過槽の外部に排出し、浄水能力を回復させるようにしている。
前記薬液注入装置は、原水中への薬液注入濃度を一定に保つために、原水の流通流量を検出する流量検出部を備えている。この流量検出部は、原水の流通流量に応じて回転する磁石付きの回転翼を備え、その回転数を前記磁石の移動で生じるパルスから読み取って原水の流量を検出するようになっている。そして、その流量に応じた量の薬液を薬液注入部から原水中に注入している。
特開2003−269630号公報
ところが、井戸水などの原水中には、鉄やマンガンイオンのほかに、井戸内の空気で酸化されて不溶性となった鉄分や細かい砂、カルシウムなどの硬度成分が含まれている。そして、その原水中の鉄分などの磁性を有する物質が薬液注入装置における流量検出部の磁石付き回転翼に付着したり、硬度成分が回転翼の回転部に固着したりして、回転翼の回転が阻害され、あるいは回転が停止し、薬液が適正量注入されなかったり、無注入となったりしてしまうことがある。
この対策として、薬液注入装置の一次側にストレーナや砂こし器を設置して対応することがあるが、ストレーナや砂こし器では微小粒子を捕捉しきれず、また設備費が嵩み、経済的な負担が大きくなる。
そこで、薬液注入装置の薬液注入部をろ過槽の一次側に、流量検出部を二次側に配置させることが考えられる。この場合には、ろ過槽内のろ過材を通過して鉄分などの異物が捕捉された水が流量検出部に流れてその流量が検出されることになるから、流量検出部の回転翼を異物から保護して常時適正な流量を検出することができ、また設備費が特に嵩むこともない。
しかしながら、この場合には、前述の浄化運転後に原水をろ過槽内に導入するとともにろ過槽を通過した水を捨て水として外部に廃棄する逆洗運転や洗浄運転時には、前記流量検出部には通水されないことになり、この結果、ろ過槽に導入される原水には薬液が注入されず、鉄・マンガンが酸化されない水がろ過槽内に流入し、不純成分が除去されない水が次回の浄化運転時に流出してしまうという問題が生じる。
また、従来の浄水装置では、薬液注入装置の流量検出部および薬液注入部がろ過槽の一側に設けられ、浄化運転、逆洗運転、洗浄運転のいずれの工程時にも水源から汲み上げられた原水が薬液注入部の小口径の穴に接触し、このため長期間のうちにはその小口径の穴が原水中の鉄分や硬度成分により詰まって薬液の注入が阻害されたり不能となってしまうことがある。
この発明はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、薬液注入装置の流量検出部を不純成分から保護でき、かつ薬液注入部の詰まりを防止でき、さらに逆洗運転や洗浄運転時にろ過槽に薬液無注入の原水が流入するような不都合を防止することができる浄水装置を提供することにある。
この発明は、流入管および流出管を有し、内部にろ過材が収容されたろ過槽と、井戸などの水源から汲み上げた原水を第1の切替弁および第2の切替弁を通して前記流入管から前記ろ過槽内に供給して前記ろ過材に通すことによりその原水を清澄な浄化水として前記流出管から流出させ、第3の切替弁および第4の切替弁を通して所定の給水設備に供給する浄化運転手段と、井戸などの水源から汲み上げられた前記原水中に酸化・除菌用の薬液を注入する薬液注入装置と、前記浄化運転手段による浄化運転の継続で前記ろ過材が一定以上汚れたときに、前記第1ないし第4の切替弁を切替動作させ、貯水槽内の清澄な水を、前記第1の切替弁および第3の切替弁を通して前記ろ過槽内に前記流出管から逆流するように供給して前記流入管から流出させるとともに前記第2の切替弁を通して外部に排出させる逆洗運転手段と、この逆洗運転手段による逆洗運転後に、前記第2および第3の切替弁を切替動作させ、前記清澄な水をろ過槽内に前記流入管から順方向に流通するように供給して前記流出管から流出させるとともに前記第4の切替弁を通して外部に排出させる洗浄運転手段とを具備し、前記薬液注入装置は、流量検出部および薬液注入部を有し、前記流量検出部は前記ろ過槽の流出管から前記給水設備に通じる流路の途中に配置されてその流路中を流れる水の流量を検出し、前記薬液注入部は前記第1の切替弁の下流側に配置されてその第1の切替弁から流出する原水中に、前記流量検出部により検出された水量に応じた量の薬液を注入することを特徴としている。
前記薬液注入装置の流量検出部は、前記ろ過槽の流出管から前記給水設備に通じる流路の途中で、かつ前記第4の切替弁の下流側または上流側となる位置に配置させる。
前記貯水槽には、前記浄化運転手段による浄化運転時にろ過槽から給水設備に供給される浄化水の一部を分流させて貯留させる形態をとることが可能である。
また、逆洗運転時および洗浄運転時に清澄水をろ過槽内に供給する手段として、貯水槽付き自動運転ポンプユニットを用い、この自動運転ポンプユニットの駆動でその貯水槽内の清澄水をろ過槽内に供給する構成を採用することも可能である。
この発明の浄水装置によれば、薬液注入装置の流量検出部を不純成分から保護でき、かつ薬液注入部の詰まりを防止でき、さらに逆洗運転や洗浄運転時にろ過槽に薬液無注入の原水が流入するような不都合を防止することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は第1の実施形態に係る浄水装置のろ過槽の構造を示す断面図で、図2はその浄水装置の通水径路を示す説明図である。浄水装置のろ過槽1は、有底筒状の胴部1aと、この胴部1aの上端の開口部に締結された鏡板1bとで密閉構造に構成されている。
ろ過槽1の内部にはアンスラサイトやろ過砂、表面に二酸化マンガンをコーティングしたセラミック製のろ過砂などのろ過材2が一定の高さの層をなして収容されている。ろ過槽1の側面上部には、流入管4および流出管5が設けられている。これら流入管4および流出管5は、胴部1aの側面を貫通するようにろ過槽1の外側から内部に渡って水平に挿入されている。
ろ過槽1内に挿入された流入管4の端部には散水管7が取り付けられ、流出管5の端部にはガイド管8が取り付けられている。散水管7はろ過材2の上層面の上側に配置され、その先端部が鏡板1bの内面中央に向いて立ち上がるように延びている。ガイド管8はろ過材2の上層から下層に向けて挿入され、その下端部に連結管9が取り付けられ、この連結管9の一端部にスリット状の孔を有する樹脂製のフィルタ10が取り付けられている。連結管9の他端部は、凍結防止用のヒータのねじ込み口を兼ねるドレン口11としてろ過槽1の外部に突出し、このドレン口11が封止栓12で密封されている。
ろ過槽1の外側には、流入管4および流出管5の双方に接続されて水の流路を複数に切替える電動式弁装置15が設けられている。この弁装置15は、図2に示すように、流入口16、流出口17、第2流入口18、浄化水吐出口19、逆洗水排出口21、洗浄水排出口22を備え、前記流出口17が前記流入管4に接続され、前記第2流入口18が前記流出管5に接続されている。
そして、この弁装置15は、流入口16から第1の切替弁25および第2の切替弁26を介して流出口17に通じる流路aと、第2流入口18から第3の切替弁27および第4の切替弁28を介して浄化水吐出口19に通じる流路bと、前記第1および第2の切替弁25,26の間の流路aから分岐して前記第3の切替弁27を介して前記流路bに通じる流路cと、前記第2の切替弁26から導出して前記逆洗水排出口21に通じる流路dと、前記第4の切替弁28から導出して前記洗浄水排出口22に通じる流路eとを備えている。
前記流入口16には水源としての井戸30から導出された給水管31が接続され、この給水管31の途中に揚水ポンプ33が設けられ、この揚水ポンプ33により井戸30内の原水が汲み上げられ、給水管31を通して流入口16に供給される。
前記浄化水吐出口19には、給水設備36に通じる導水管37が接続され、この導水管37の途中からは貯水槽38に通じる分岐管34が導出されている。そして貯水槽38からは通水管39が導出され、この通水管39が前記第1の切替弁25を介して前記流路aに接続されている。そして前記通水管39の途中に給水ポンプ40が設けられている。
前記導水管37の途中には薬液注入装置42が設けられている。この薬液注入装置42は流量検出部43および薬液圧送部44を備えている。流量検出部43は磁石付き回転翼(図示せず)を備え、その磁石付き回転翼が導水管37内を流通する水量に応じて回転し、その回転に応じる前記磁石の移動で生じるパルスを読み取ってその流量を検出するようになっている。
前記流路aの途中には、第1の切替弁25の下流側において薬液注入部45が設けられ、この薬液注入部45に前記薬液圧送部44から導出された薬液圧送用のホース46が接続されている。そして、前記流量検出部43により検出された流量に応じた量の薬液が薬液圧送部44からホース46を通して薬液注入部45に送られ、この薬液注入部45から流路a内を流通する原水に薬液が注入されるようになっている。
次に、この浄水装置の作用について説明する。
(浄化運転)
通常の浄化運転時には、流入口16が流出口17に通じ、第2流入口18が浄化水吐出口19に通じ、この状態において、制御部(図示せず)による制御で揚水ポンプ33が駆動され、この揚水ポンプ33により井戸30内の原水(井戸水)が汲み上げられ、給水管31を通して弁装置15の流入口16に送られる。流入口16に送られた原水は、前記流路aを通してろ過槽1の流入管4に送られ、さらに散水管7を通してろ過槽1内に散水される。原水が前記流路aを流通するときには、薬液注入部45からその原水中に薬液が注入される。
ろ過槽1内に散水された原水は、ろ過材2を通過してろ過槽1の内底部に至る。原水がろ過材2を通過する際には、その原水中に含まれる鉄やマンガンなどの不純成分がろ過材2により捕捉除去され、原水が清澄な浄化水となる。
浄化された浄化水はフィルタ10を通してガイド管8内に流入し、このガイド管8から流出管5を通して流路bに送られ、さらに吐出口19から導水管37を通して給水設備36に送られ、各種の用途に使用される。浄化水が導水管37を流通する際にはその流量が薬液注入装置42の流量検出部43により検出され、その流量に応じた量の薬液が薬液圧送部44からホース46を通して薬液注入部45に送られ、流路aを流通する原水中に注入される。
薬液注入装置42の流量検出部43は、ろ過槽1を通過して鉄分や硬度成分などの異物が除去された清澄な浄化水が流れる導水管37の途中に設けられており、このためその流量検出部43の回転翼に異物が付着したり固着することがなく、したがって回転翼の回転が阻害されたり停止するような不都合を防止でき、常に流路aを流通する原水中にその流量に応じた適正量の薬液を注入することができる。
ろ過槽1で浄化された清澄な浄化水が導水管37を通して給水設備36に供給されるときには、その一部が分岐管34を通して貯水槽38内に導入され、常時一定のレベルを保つように貯留される。
このような浄化運転の継続に伴い、ろ過材2には鉄やマンガンなどの不純成分が徐々に蓄積される。ろ過材2に蓄積される不純成分の蓄積量は、例えば浄化運転の時間を制御部が計測することにより検出される。そして、不純成分の蓄積量が一定量に達し、それが制御部により検出されると、制御部による信号に基づいて浄化運転が逆洗運転に切替えられる。
(逆洗運転)
逆洗運転時には、まず制御部による信号に基づいて第1、第2、第3の切替弁25,26,27の弁路がそれぞれ切替えられる。すなわち、貯水槽38の通水管39が流路aに通じるように第1の切替弁25の弁路が切替えられ、流出口17が流路dに通じるように第2の切替弁26の弁路が切替えられ、流路aが流路cを介して第2流入口18に通じるように第3の切替弁27の弁路が切替えられる。そして揚水ポンプ33が停止され、給水ポンプ40が駆動される。
給水ポンプ40の駆動により貯水槽38内の浄化済みの清澄水が第1の切替弁25から流路aに送られ、この清澄水がさらに流路c、第3の切替弁27を経て第2流入口18からろ過槽1の流出管5に送られる。流出管5に送られた清澄水は、ガイド管8を通り、フィルタ10からろ過槽1の内底部に噴出される。噴出された清澄水は、ろ過材2の下層から上層に向って流通するとともに散水管7内に流入する。
このように逆洗運転時には、清澄水が浄化運転時とは逆にろ過材2の下層から上層に向って逆流するように流通し、その清澄水でろ過材2がすすがれ、不純成分のほとんどが分離除去される。そして清澄水は、不純成分を含むことにより汚水となり、この汚水が散水管7内に流入し、さらに流出口17から第2の切替弁26、流路dを経て逆洗水排出口21から捨て水として外部に排出され、所定の廃棄部に廃棄される。
この際、薬液注入装置42の流量検出部43が配置されている導水管37には水が流れず、したがって流量検出部43は流量を検出せず、薬液注入部45から薬液が注入されない。この逆洗運転は、制御部による制御で所定時間行なわれる。そして所定時間が経過した後には、制御部による制御で洗浄運転に切替えられる。
(洗浄運転)
洗浄運転時には、第2の切替弁26の弁路の切替えで再び流路aが流出口17に通じ、また第3の切替弁27の弁路の切替えで再び第2流入口18が流路bに通じるように制御されるとともに、さらに流路bが流路eに通じるように第4の切替弁28の弁路が切替えられる。そして貯水槽38の給水ポンプ40の駆動は継続され、この給水ポンプ40により貯水槽38内の浄化済みの清澄水が第1の切替弁25から流路aに送られ、この清澄水がさらに第2の切替弁26を通してろ過槽1の流入管4に送られ、散水管7を通してろ過槽1内に散水され、さらにろ過材2を通過してろ過槽1の内底部に至り、ガイド管8から流出管5に送られる。流出管5に送られた清澄水は、第2流入口18から第3の切替弁27を通り、さらに第4の切替弁28から流路eに流れ込み、洗浄水排出口22から捨て水として外部に排出され、所定の廃棄部に廃棄される。
このように、清澄水が順方向に流通することにより、ろ過槽1内のろ過材2が最終的に洗浄される。この際、薬液注入装置42の流量検出部43が配置されている導水管37には水が流れず、したがって流量検出部43は流量を検出せず、薬液注入部45から薬液が注入されない。
この洗浄運転後には制御部による制御で、流路eが閉じられ、流路bが浄化水吐出口19に通じるように第4の切替弁28の弁路が切替えられるとともに、貯水槽38の通水管39から流路aへの通路が閉じられ、井戸30の給水管31が流路aに通じるように第1の切替弁25の弁路が切替えられる。そして給水ポンプ40が停止され、井戸30の揚水ポンプ33が駆動され、前述した通常の浄化運転が行なわれる。
このように本実施形態では、薬液注入装置42の流量検出部43がろ過槽1の二次側、つまりろ過槽1で浄化された浄化水が通る導水管37の途中に設けられており、このため流量検出部43に井戸30から汲み上げられた原水が通過することがなく、したがってその原水中の鉄分が流量検出部43の磁石付き回転翼に付着したり、硬度成分が回転部に固着して回転翼の回転が阻害されたり停止するような不都合を防止でき、流量を誤りなく検出してろ過槽1内に流入する前の原水中に常に適正な量の薬液を注入することができる。
このように逆洗運転時および洗浄運転時には、導水管37に水が流れず、流量検出部43が流量を検出しないため薬液の注入が行なわれないが、この逆洗運転時および洗浄運転時にはその処理用の水として既に浄化された清澄な水が用いられるから、薬液の注入が行なわれないままろ過槽1内に導入されても問題がない。
また、逆洗運転時および洗浄運転時にはその処理水として貯水槽38内の清澄水が用いられ、この清澄水が薬液注入部45を順次通過するため、浄化運転中に析出する鉄分や硬度成分などの異物が薬液注入部45の薬液注入用の小口径の穴に付着したとしても、その異物を逆洗運転や洗浄運転時の清澄な水で清掃して除去することができ、薬液注入部45の穴の詰まりを防止することができる。
ところで、図2に示す貯水槽38および給水ポンプ40を一体的に備える貯水槽付き自動運転ポンプユニットが一般に市販されているから、その貯水槽付き自動運転ポンプユニットを第1の切替弁25に組み付けて接続し、その自動運転ポンプユニットを駆動して前述の逆洗運転および洗浄運転を行なう構成とすることも可能であり、この場合には現地配管が容易でコンパクトな浄水装置とすることができ、またその貯水槽に逆洗運転および洗浄運転に必要な水量を貯留すればよいため、貯水槽を小型のものとすることができる。
この貯水槽付き自動運転ポンプユニットは、吐出側の圧力低下を検出してポンプを起動し、吐出側の流量が少なくなれば自動停止するため、浄水装置の制御部から起動・停止の信号を出力することなく、逆洗運転への切替えを自動的に行なうことができる。
さらに、浄化装置の洗浄水排出口22を前記貯水槽付き自動運転ポンプユニットの貯水槽に接続し、洗浄運転時に前記洗浄水排出口22から排出される洗浄水を前記貯水槽に送り込んで補給するように構成することも可能である。
この場合には、洗浄運転時の洗浄水を無駄に廃棄することなく、それを洗浄運転時の処理水や逆洗運転時の処理水として有効に使用することができる。洗浄運転の開始直後に洗浄水排出口22から排出される洗浄水の鉄・マンガン濃度は水質基準を上回るが、その時間はごく短時間で、一定時間経過後には清澄水とほぼ同等となり、したがってその水を逆洗用の処理水や洗浄用の処理水として使用しても問題がない。
図3にはこの発明の第2の実施形態に係る浄水装置の構成を示してある。この実施形態においては、薬液注入装置42の流量検出部43がろ過槽1の二次側である導水管37の途中に設けられているとともに、洗浄運転時に弁路が切替えられる第4の切替弁28が前記流量検出部43の二次側つまり流量検出部43と給水設備36との間の導水管37の途中に設けられ、他の部分は前記第1の実施形態の場合と同様の構成となっている。
この実施形態の場合には、前記第1の実施形態の場合と同様に、浄化運転時には揚水ポンプ33により井戸30から汲み上げられた原水がろ過槽1内に送り込まれる。そして、この原水がろ過材2を通過することにより浄化水となり、この浄化水が吐出口19から導水管37を通して給水設備36に送られる。また、逆洗運転時には、給水ポンプ40の駆動により貯水槽38内の浄化済みの清澄水が流出管5から逆流するようにろ過槽1内に送られ、ろ過材2を撹拌しながら通過して流路dに流れ込み、逆洗水排出口21から外部に排出される。
一方、洗浄運転時には、給水ポンプ40の駆動の継続で貯水槽38内の浄化済みの清澄水が流路aを通してろ過槽1内の順方向に送られ、ろ過材2を通過したのちに第2流入口18から第3の切替弁27を経て導水管37に送られ、さらに第4の切替弁28の弁路の切替えで流路eに流れ込み、洗浄水排出口22から外部に排出される。
このように、第2の実施形態の場合には、洗浄運転時に導水管37に水が流れる。そして薬液注入装置42の流量検出部43が第4の切替弁28の上流側に配置されているため、導水管37に流れる水がその流量検出部43を通過することになる。
洗浄運転の開始直後に導水管37に流れる水の鉄・マンガン濃度は水質基準を上回るが、その時間はごく短時間で、一定時間経過後には清澄水とほぼ同等となり、したがってこの水が流量検出部43を通過しても問題がなく、たとえ洗浄運転の開始直後に鉄やマンガンなどの異物が流量検出部43の回転翼や回転部に付着してもその後の清澄水によりその付着した異物が洗い流され、問題となることがない。
この発明の第1の実施形態に係る浄水装置のろ過槽を示す断面図。 その浄水装置の通水径路を示す説明図。 この発明の第2の浄水装置における通水径路を示す説明図。
符号の説明
1…ろ過槽
2…ろ過材
4…流入管
5…流出管
7…散水管
8…ガイド管
9…連結管
10…フィルタ
15…電動式弁装置
16…流入口
17…流出口
18…第2流入口
19…浄化水吐出口
21…逆洗水排出口
22…洗浄水排出口
25…第1の切替弁
26…第2の切替弁
27…第3の切替弁
28…第4の切替弁
30…井戸
31…給水管
33…揚水ポンプ
34…分岐管
36…給水設備
37…導水管
38…貯水槽
39…通水管
40…給水ポンプ
42…薬液注入装置
43…流量検出部
44…薬液圧送部
45…薬液注入部
46…ホース

Claims (5)

  1. 流入管および流出管を有し、内部にろ過材が収容されたろ過槽と、
    井戸などの水源から汲み上げた原水を第1の切替弁および第2の切替弁を通して前記流入管から前記ろ過槽内に供給して前記ろ過材に通すことによりその原水を清澄な浄化水として前記流出管から流出させ、第3の切替弁および第4の切替弁を通して所定の給水設備に供給する浄化運転手段と、
    井戸などの水源から汲み上げられた前記原水中に酸化・除菌用の薬液を注入する薬液注入装置と、
    前記浄化運転手段による浄化運転の継続で前記ろ過材が一定以上汚れたときに、前記第1ないし第4の切替弁を切替動作させ、貯水槽内の清澄な水を、前記第1の切替弁および第3の切替弁を通して前記ろ過槽内に前記流出管から逆流するように供給して前記流入管から流出させるとともに前記第2の切替弁を通して外部に排出させる逆洗運転手段と、
    この逆洗運転手段による逆洗運転後に、前記第2および第3の切替弁を切替動作させ、前記清澄な水をろ過槽内に前記流入管から順方向に流通するように供給して前記流出管から流出させるとともに前記第4の切替弁を通して外部に排出させる洗浄運転手段とを具備し、
    前記薬液注入装置は、流量検出部および薬液注入部を有し、前記流量検出部は前記ろ過槽の流出管から前記給水設備に通じる流路の途中に配置されてその流路中を流れる水の流量を検出し、前記薬液注入部は前記第1の切替弁の下流側に配置されてその第1の切替弁から流出する原水中に、前記流量検出部により検出された水量に応じた量の薬液を注入することを特徴とする浄水装置。
  2. 前記薬液注入装置の流量検出部は、前記ろ過槽の流出管から前記給水設備に通じる流路の途中で、かつ前記第4の切替弁の下流側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の浄水装置。
  3. 前記薬液注入装置の流量検出部は、前記ろ過槽の流出管から前記給水設備に通じる流路の途中で、かつ前記第4の切替弁の上流側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の浄水装置。
  4. 前記貯水槽には、前記浄化運転手段による浄化運転時にろ過槽から給水設備に供給される浄化水の一部が分流して貯留されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の浄水装置。
  5. 逆洗運転時および洗浄運転時に清澄水をろ過槽内に供給する手段として、貯水槽付き自動運転ポンプユニットを用い、この自動運転ポンプユニットの駆動でその貯水槽内の清澄水をろ過槽内に供給することを特徴とする請求項1ないし4に記載の浄水装置。
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