JP2007159818A - ストレッチマット - Google Patents
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Abstract
【課題】首および胸の筋肉や腱に過度の負荷をかけることなく胸部のストレッチが行えるようにする。
【解決手段】下面が平坦な枕2と、上半身を支持することが可能な長さを有するクッション性のあるマット本体3とから成るものである。前記マット本体3は、上面が平坦な枕支持部30と、上面が山形に隆起する背当て部31とを有し、前記枕2と前記枕支持部30との間には、枕2を枕支持部30上に定置するための固定手段として面ファスナ24,32が設けられている。前記枕2の上面には、後頭部を支持するための平坦な頭部支持面20と、首部を支持するための凸状の首部支持面21とが形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】下面が平坦な枕2と、上半身を支持することが可能な長さを有するクッション性のあるマット本体3とから成るものである。前記マット本体3は、上面が平坦な枕支持部30と、上面が山形に隆起する背当て部31とを有し、前記枕2と前記枕支持部30との間には、枕2を枕支持部30上に定置するための固定手段として面ファスナ24,32が設けられている。前記枕2の上面には、後頭部を支持するための平坦な頭部支持面20と、首部を支持するための凸状の首部支持面21とが形成されている。
【選択図】図1
Description
この発明は、首および胸の筋肉や腱に過度の負荷をかけずに胸部のストレッチを行うためのストレッチマットに関する。
従来、胸部のストレッチを行うための整体用器具として、全体がT字形から成るパッド材であって、適当な硬さとクッション性を有するものが提案されている。前記パッド材は、長方形状の低位部と、低位部の一端部に直交して形成された長方形状の高位部とから成るものである(例えば特許文献1参照)。
上記構成の整体用器具により、胸部のストレッチを行うには、低位部の左右の両側端部が使用者の肩甲骨間に当接し、高位部が腰部の位置に当接するように整体用器具上に仰向けに横たわる。仰臥時に脊柱が低位部に乗ることにより、肩と胸が張って脊柱が伸ばされ、人体機能の正常化が図られる。
しかしながら、上記した構成の整体用器具では、胸部を載置する低位部の高さが低すぎると、肩や胸が左右に開かず、肩と胸が張り出されないため、所期の効果が得られない。逆に、低位部が高すぎる場合は、頭部と胸部の段差が大きくなり、首全体がのけぞるため、胸全体が極端に牽引された状態となり、頚椎に圧迫感があり、首および胸の筋肉や腱に過度の負荷がかかる。
この発明は、上記した問題に着目してなされたもので、首および胸の筋肉や腱に過度の負荷をかけずに胸部のストレッチを行うことが可能なストレッチマットを提供することを目的とする。
この発明によるストレッチマットは、下面が平坦な枕と、上半身を支持することが可能な長さを有するクッション性のあるマット本体とから成るものである。前記マット本体は、上面が平坦な枕支持部と、上面が山形に隆起する背当て部とを有し、前記枕と前記枕支持部との間には、枕を枕支持部上に定置するための固定手段が設けられている。
この発明によるストレッチマットによって、胸部のストレッチを行うには、まず、使用者はストレッチマットを水平な面上に設置した後、その上に仰向けに上半身を横たえる。使用者の背中部をマット本体の背当て部に当接させ、その状態で体を頭側と足側とに適度に移動させて体重移動を行う。このストレッチマットはクッション性を有し、背当て部が山形に隆起しているので、使用者の両肩が自重により下がり、胸全体が左右に広げられる。その結果、肺を覆う胸部全体の筋肉および腱の可動域が適度に広げられて胸郭が開放され、これにより、スムーズな呼吸の誘導および呼吸酸素量のアップを図るための胸部のストレッチが行える。また、マット本体の枕支持部上に、枕を使用者の頭部を支える位置に固定手段により定置することで、使用者の頭部および首部が枕により支えられるので、首全体が極端にのけぞることがなく、首および胸の筋肉や腱に過度の負担をかけずに胸部のストレッチが行える。
この発明の好ましい一実施態様においては、前記枕の上面には、後頭部を支持するための平坦な頭部支持面と首部を支持するための凸状の首部支持面とが形成されている。
この実施態様によると、枕の上面に後頭部を支持するための平坦な頭部支持面と首部を支持するための凸状の首部支持面とが形成されているので、使用者がストレッチマット上に仰向けに横たわった場合に、前記枕の頭部支持面および首部支持面が使用者の後頭部および首部の形状に沿い、頚椎への圧迫が抑えられて、頚椎が理想的な自然状態に保たれる。
この実施態様によると、枕の上面に後頭部を支持するための平坦な頭部支持面と首部を支持するための凸状の首部支持面とが形成されているので、使用者がストレッチマット上に仰向けに横たわった場合に、前記枕の頭部支持面および首部支持面が使用者の後頭部および首部の形状に沿い、頚椎への圧迫が抑えられて、頚椎が理想的な自然状態に保たれる。
この発明のさらに好ましい一実施態様においては、前記固定手段は、枕の両側面より突出させた帯状布の先端部に面ファスナを取り付けるとともに、前記枕支持部の両側面に前記面ファスナと噛み合う面ファスナを枕支持部の全長にわたり取り付けることにより形成されている。
この実施態様によれば、枕の両側面より突出させた帯状布の先端部に取り付けられた面ファスナと枕支持部の全長にわたり取り付けられている面ファスナとを噛み合わせることで、マット本体に対する枕の着脱を容易に行うことができるので、枕を使用者の身長に応じて頭方向または足方向へ移動させて位置決めすることができる。さらに、枕とマット本体とを分離できるので、それ単体で、枕は首部のストレッチに、マット本体は胸部または腰部のストレッチに、それぞれ用いるなど、種々の使用法が可能である。
この実施態様によれば、枕の両側面より突出させた帯状布の先端部に取り付けられた面ファスナと枕支持部の全長にわたり取り付けられている面ファスナとを噛み合わせることで、マット本体に対する枕の着脱を容易に行うことができるので、枕を使用者の身長に応じて頭方向または足方向へ移動させて位置決めすることができる。さらに、枕とマット本体とを分離できるので、それ単体で、枕は首部のストレッチに、マット本体は胸部または腰部のストレッチに、それぞれ用いるなど、種々の使用法が可能である。
この発明によれば、極端に首全体がのけぞったり、首の上部に圧迫を起こすことがないので、首や胸の筋肉および腱に過度な負荷をかけることなく胸部のストレッチを行うことができる。また、マット本体に対して枕を容易に着脱できるので、使用者の身長に応じて枕をマット本体の適所に取り付けることが可能であるとともに、枕またはマット本体単体で、首部または胸部、腰部のストレッチを行うことができる。
図1および図2は、この発明の一実施例であるストレッチマット1の外観を示している。
図示例のストレッチマット1は、クッション性のある枕2と、使用者5の上半身を支持することが可能な長さを有するクッション性のあるマット本体3とから成る。
図示例のストレッチマット1は、クッション性のある枕2と、使用者5の上半身を支持することが可能な長さを有するクッション性のあるマット本体3とから成る。
前記枕2の上面には、使用者5の後頭部を支持するための平坦な頭部支持面20と、首部を支持するための首部支持面21とが一連に形成されたものであり、前記首部支持面21は頭部支持面20に対して上方へ突出している。枕2の下面は、平坦な底面部22となっており、水平面上に安定支持される。この実施例の首部支持面21は、図5に示すように、人の後頭部50から首部51にわたる形状に近似した形状に形成されており、使用者5の頭部50および首部51の重みに応じて頭部支持面20および首部支持面21が適度に変形するような硬さとクッション性を有する材料、例えば、ウレタンフォーム等の合成樹脂発泡材を用いて、枕2が形成されている。
枕2の両側面には、図4に示すように、帯状布23が突出させてあり、その先端部の内面には面ファスナ24が取り付けられている。この面ファスナ24は、後述するマット本体3の枕支持部30の両側面に取り付けられた面ファスナ32と噛み合わせることで枕2をマット本体3上に位置決め固定する。
前記マット本体3は、上面が平坦な枕支持部30と、上面が山形に隆起する背当て部31とを有しており、使用者5がマット本体3上に横たわった場合に、その上半身を支持することが可能な長さおよび幅に形成されている。
前記枕支持部30は、その上面が平坦な長方形状であり、枕2をその上面に定置させる。この枕支持部30の長さは、使用者5の身長に応じて枕2の固定位置を移動できるように、枕2の長さよりも大きな値に設定されている。
前記背当て部31は、図2に示すように、縦方向の断面形状が中央に高く上面が全長にわたって湾曲するような凸形状に形成され、胸部52を高く押し上げることが可能な形状となっている。また、背当て部31の横方向の断面形状も、図3に示すように、中央が高く上面が全長にわたって湾曲するような凸形状に形成され、胸部52を高く押し上げる形状となっている。
前記背当て部31の上面には、幅中央部を長さ方向に延びる溝32が形成されている。この溝32は、図6に示すように、使用者5の背骨53がマット本体3の表面に当たらないように逃がすためのものである。
上記したマット本体3は、適度な硬さとクッション性を有する材料、例えば、ウレタンフォーム等の柔軟な合成樹脂発泡材を用いて形成されている。
前記枕支持部30の両側面には、図4に示すように、枕2を枕支持部30上に固定するための面ファスナ32が設けられている。前記面ファスナ32は、枕2の両側面より突出させた帯状布23に取り付けられた面ファスナ24と噛み合うもので、これにより枕2とマット本体3とが着脱可能となっている。前記面ファスナ32は枕支持部30の全長にわたり取り付けられており、使用者5の身長に応じて枕支持部30の適所に枕2を位置決めすることができる。
上記した構成のストレッチマット1によって胸部のストレッチを行うには、図5に示すように、使用者5はストレッチマット1を水平な面上に設置した後、その上に仰向けに上半身を横たえる。つぎに、背中部54をマット本体3の背当て部31に当接させ、体を頭側と足側とに適度に移動させて体重移動を行う。枕2はマット本体3の枕支持部30上に定置し、枕2の頭部支持面20に頭部50を、首部支持面21に首部51を載せる。枕2の固定は、両側面より突出する帯状布23に取り付けられた面ファスナ24を枕支持部30の両側面に取り付けられた面ファスナ32に噛み合わせることにより行う。
このストレッチマット1はクッション性を有し、背当て部31が山形に隆起しているので、図6に示すように、使用者5の両肩部56が自重により下がり、胸部52全体が左右に広げられる。その結果、肺を覆う胸全体の筋肉および腱の可動域が適度に広げられて胸郭が開放され、これによりスムーズな呼吸の誘導および呼吸酸素量のアップを図るための胸部52のストレッチが行える。この際、使用者5の頭部50および首部51が枕2により支えられるので、首全体が極端にのけぞることがなく、首および胸の筋肉や腱に過度の負担がかからない。また、背当て部32の幅中央部には縦方向に溝33が形成されているので、使用者5がストレッチマット1上に仰向けに横たわった場合に、背骨53がマット本体3により圧迫されることがない。
さらに、枕2は、適度なクッション性を有しており、使用者5の頭部50と首部51とが深く沈み込むことなく支持されるとともに、頭部支持面20および首部支持面21が使用者5の後頭部から首部の形状に沿うので、頚椎55への圧迫が抑えられて理想的な自然状態に保たれ、首全体への負担を極力抑えることができる。
なお、枕2とマット本体3との着脱が容易であるので、枕2およびマット本体3を単体で、例えば、枕2は首部のストレッチに、マット本体3は胸部または腰部のストレッチに用いるなど、種々の使用法が可能である。
1 ストレッチマット
2 枕
3 マット本体
20 頭部支持面
21 首部支持面
23 先端部
24 面ファスナ
30 枕支持部
31 背当て部
32 面ファスナ
2 枕
3 マット本体
20 頭部支持面
21 首部支持面
23 先端部
24 面ファスナ
30 枕支持部
31 背当て部
32 面ファスナ
Claims (3)
- 下面が平坦な枕と、上半身を支持することが可能な長さを有するクッション性のあるマット本体とから成るストレッチマットであって、
前記マット本体は、上面が平坦な枕支持部と、上面が山形に隆起する背当て部とを有し、前記枕と前記枕支持部との間には、枕を枕支持部上に定置するための固定手段が設けられて成るストレッチマット。 - 前記枕の上面には、後頭部を支持するための平坦な頭部支持面と首部を支持するための凸状の首部支持面とが形成されている請求項1に記載されたストレッチマット。
- 前記固定手段は、枕の両側面より突出させた帯状布の先端部に面ファスナを取り付けるとともに、前記枕支持部の両側面に前記面ファスナと噛み合う面ファスナを枕支持部の全長にわたり取り付けることにより形成されている請求項1に記載されたストレッチマット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005360175A JP2007159818A (ja) | 2005-12-14 | 2005-12-14 | ストレッチマット |
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Publications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2005-12-14 JP JP2005360175A patent/JP2007159818A/ja active Pending
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