JP2007158587A - 手ぶれ補正ユニットおよび撮影装置 - Google Patents

手ぶれ補正ユニットおよび撮影装置 Download PDF

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岳志 三沢
Tatsuhiko Hagiwara
龍彦 萩原
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尚之 西川
Kazuhiko Onda
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Abstract

【課題】手ぶれ補正機構を備えた、小型の手ぶれ補正ユニットおよび撮影装置を提供する。
【解決手段】被写体光を受光して画像信号を生成する、該被写体光の方向と交わる2次元面内で回動することで被写体光の受光位置を変更する撮像素子と、手ぶれを検出する手ぶれ検出部と、撮像素子と、該撮像素子から離間して配置された、該撮像素子を支持する支持部材とを接続し、電圧の印加を受けて伸縮する高分子膜と、該高分子膜に接した状態で該高分子膜の表面上に分割配置された、該高分子膜に部分的に電圧を印加するための複数の電極とからなる高分子アクチュエータ、および複数の電極に、手ぶれ検出部による検出結果に応じた電圧を印加して撮像素子を2次元面内で回動させることにより、手ぶれに起因する被写体光のずれを補正する手ぶれ補正部を備えた。
【選択図】図3

Description

本発明は、手ぶれを補正する機構を備えた手ぶれ補正ユニットおよび被写体を撮影する撮影装置に関する。
近年、デジタルカメラに代表される撮影装置が広く普及するようになり、多くの人が撮影を楽しめるようになってきた。
こうした撮影装置を使って撮影を行う場合、撮影ボタンを押すときに撮影装置が動いてしまって、撮影画像に像ずれなどが生じる手ぶれという不具合が生じやすい。また、小型のカメラを用いた撮影形態として、片手だけでカメラを持ち、さらにその手を伸ばして、自分自身や、人垣越しの被写体など撮影する形態などが広範に行われており、手ぶれが起こりやすくなっている。
撮影装置の中には、こうした手ぶれを補正するために、光路上でレンズやプリズムといった光学素子や撮像素子を駆動して、撮影ボタンを押すときの撮影装置の動きを補正する機構を備えた撮影装置が存在する(例えば、特許文献1〜特許文献3参照)。こうした撮影装置では、光学素子や撮像素子の駆動源として、小型モータなどの駆動源が採用されることが多い。
特開平5−72592号公報 特開平5−323432号公報 特開平11−249185号公報
近年、デジタルカメラ等の撮影装置に対して、小型化が要求されるようになってきており、こうした手ぶれを補正する機構を備えた撮影装置も高精度の性能を維持しながら小型化を推進する必要性が増してきている。ところが、上記のような駆動方式では、既に限界に近いレベルにまで小型化されてきており、性能を維持しながらこれ以上の小型化を行うことは装置の設計上困難である。
本発明は、上記事情に鑑み、手ぶれ補正機構を備えた、小型の手ぶれ補正ユニットおよび撮影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の手ぶれ補正ユニットは、
被写体光を受光して画像信号を生成する、該被写体光の方向と交わる2次元面内で回動することで被写体光の受光位置を変更する撮像素子と、
手ぶれを検出する手ぶれ検出部と、
上記撮像素子と、該撮像素子から離間して配置された、該撮像素子を支持する支持部材とを接続し、電圧の印加を受けて伸縮する高分子膜と、該高分子膜に接した状態で該高分子膜の表面上に分割配置された、該高分子膜に部分的に電圧を印加するための複数の電極とからなる高分子アクチュエータ、および
上記複数の電極に、上記手ぶれ検出部による検出結果に応じた電圧を印加して上記撮像素子を上記2次元面内で回動させることにより、手ぶれに起因する被写体光のずれを補正する手ぶれ補正部を備えたことを特徴とする。
本発明の手ぶれ補正ユニットは、高分子アクチュエータに対する電圧の印加だけで撮像素子が被写体光の方向と交わる2次元面内を回動して、被写体像の回動の原因となる手ぶれの補正が行われる。手ぶれ補正の機構がこのように簡単であるので、本発明の手ぶれ補正ユニットは小型化に適している。しかも、高分子アクチュエータは、小型モータなど、従来用いられてきた駆動源と比べて比較的安価であり、手ぶれ補正ユニットの製造コストを抑えることができる。
また、本発明の手ぶれ補正ユニットにおいて、「上記手ぶれ補正部は、上記複数の電極に、上記手ぶれ検出部による検出結果に応じた電圧を印加することで、上記撮像素子を、上記2次元面内で回動させるとともに該2次元面内で移動させることにより、手ぶれに起因する被写体像のずれを補正するものである」という形態は好ましい形態である。
このような形態によれば、手ぶれにより被写体像が回動や移動してずれてしまうことが
、高分子アクチュエータに対する電圧の印加だけで補正される。
また、本発明の手ぶれ補正ユニットにおいて、「上記手ぶれ補正部は、上記手ぶれ検出部による検出結果に応じた大きさの電圧の印加を行うものである」という形態は、好ましい形態である。
このような形態によれば、高分子アクチュエータに対して、手ぶれ検出部による検出結果に応じた適切な量の電圧の印加が行われて手ぶれが補正される。
また、本発明の手ぶれ補正ユニットにおいて、「上記手ぶれ補正部は、上記手ぶれ検出部による検出結果に応じたパルス幅のパルス電圧を印加するものである」という形態も、好ましい形態である。
高分子アクチュエータの中には印加電圧に対する応答が遅いものも多く、このような高分子アクチュエータに対しては、応答時間よりずっと短いパルスを使うと応答時間でパルス電圧がならされ、実効的に一定電圧の印加と同様の効果を生じさせることができる。さらにパルス幅を変化させることでその実効的な一定電圧の大きさを変えることもできる。そこで、パルス電圧を印加する上記の形態により、高分子アクチュエータに対して、手ぶれ検出部による検出結果に応じて、実効的に適切な量の電圧の印加が行われて手ぶれが補正される。
また、本発明の手ぶれ補正ユニットにおいて、「上記高分子膜は、変動電圧を印加された場合には、その変動電圧の平均的な電圧に応じて伸縮するものである」という形態も、好ましい形態である。
このような形態により、変動する印加電圧であっても、その平均的な電圧を、手ぶれに応じた適切な量の電圧にすることで、手ぶれが簡単に補正される。
また、本発明の手ぶれ補正ユニットにおいて、「上記高分子膜が、印加されている電圧の開放を受けて伸縮するものであり、上記手ぶれ補正部が、上記複数の電極に対する電圧印加に換えて、該複数の電極から電圧を開放するものである」という形態も、好ましい形態である。
このような形態により、手ぶれに応じた適切な量の電圧の開放を行うことで手ぶれが簡単に補正される。
上記目的を達成するための本発明の撮影装置は、
被写体を撮影する撮影装置において、
被写体光を受光して画像信号を生成する、該被写体光の方向と交わる2次元面内で回動することで被写体光の受光位置を変更する撮像素子と、
手ぶれを検出する手ぶれ検出部と、
上記撮像素子と、該撮像素子から離間して配置された、該撮像素子を支持する支持部材とを接続し、電圧の印加を受けて伸縮する高分子膜と、該高分子膜に接した状態で該高分子膜の表面上に分割配置された、該高分子膜に部分的に電圧を印加するための複数の電極とからなる高分子アクチュエータ、および
上記複数の電極に、上記手ぶれ検出部による検出結果に応じた電圧を印加して上記撮像素子を上記2次元面内で回動させることにより、手ぶれに起因する被写体光のずれを補正する手ぶれ補正部を備えたことを特徴とする。
本発明の撮影装置は、高分子アクチュエータに対する電圧の印加だけで撮像素子が被写体光の方向と交わる2次元面内を回動して、被写体像の回動の原因となる手ぶれの補正が行われる。手ぶれ補正の機構がこのように簡単であるので、本発明の撮影装置は小型化に適している。しかも、高分子アクチュエータは、小型モータなど、従来用いられてきた駆動源と比べて比較的安価であり、手ぶれ補正ユニットの製造コストを抑えることができる。
本発明によれば、手ぶれを補正する小型の手ぶれ補正ユニットおよび撮影装置が得られる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態であるデジタルカメラの外観斜視図である。
図1に示すデジタルカメラ1の正面上部には、被写体光を集光する撮影レンズ10、閃光を発光する閃光発光部12、ファインダ対物窓13が備えられており、さらにこのデジタルカメラ1の上部に、シャッタボタン14が備えられている。
このデジタルカメラ1の、図示しない背面には、ズーム操作スイッチや十字キーなどといった各種スイッチや、画像やメニュー画面を表示するLCD(液晶ディスプレイ)が備えられている。
図2は、図1に示すデジタルカメラ1の概略的な内部構成図である。
本実施形態のデジタルカメラ1は、すべての処理がCPU120によって制御されている。このCPU120には、デジタルカメラ1に備えられた各種スイッチ(この各種スイッチには、図1に示すシャッタボタン14や、ズーム操作スイッチ、および十字キーなどが含まれ、以下では、これらを合わせてスイッチ群101と称する)からの操作信号がそれぞれ供給されている。CPU120は、ROM110aを有しており、このROM110aには、デジタルカメラ1で各種処理を実行するために必要な各種プログラムが書き込まれている。スイッチ群101に含まれる電源スイッチ(図示しない)が投入されると、電源102からデジタルカメラ1の各種要素に電力が供給されるとともに、CPU120によって、ROM110aに書き込まれたプログラム手順に従ってデジタルカメラ1全体の動作が統括的に制御される。
以下、画像信号の流れに沿ってデジタルカメラ1の構成を説明する。
図に一点鎖線で示された被写体光は、複数のレンズから構成された撮影レンズ10、および絞り30を通ってCCD40上に結像され、CCD40において、被写体像を表わす画像信号が生成される。このCCD40の傍には、CCD40を駆動する高分子アクチュエータ500が備えられており、手ぶれが検知されると、後述するように、この高分子アクチュエータ500の働きによりCCD40が被写体光の方向と垂直な平面内で回動および平行移動して手ぶれの補正が行われる。
生成された画像信号は、A/D部131において粗く読み出され、アナログ信号がデジタル信号に変換されて、低解像度なスルー画像データが生成される。生成されたスルー画像データは、ホワイトバランス・γ処理部133において、ホワイトバランスの補正やγ補正などといった画像処理が施される。ここで、CCD40には、クロックジェネレータ132からタイミング信号が供給されており、このタイミング信号に同期して、所定の間隔ごとに、画像信号が生成される。このクロックジェネレータ132は、光学CPU120を介して伝えられるCPU120からの指示に基づいてタイミング信号を出力しており、そのタイミング信号は、CCD40の他、後段のA/D部131、およびホワイトバランス・γ処理部133にも供給されている。したがって、CCD140、A/D部131、およびホワイトバランス・γ処理部133では、クロックジェネレータ132から発せられるタイミング信号に同期して順序良く画像信号の処理が流れるように行われる。
ホワイトバランス・γ処理部133において画像処理が施された画像データは、一旦バッファメモリ134に記憶される。バッファメモリ134に記憶された低解像度なスルー画像データは、古い時刻に記憶されたスルー画像データから先に、バス140を経由してYC/RGB変換部138に供給される。スルー画像データはRGB信号であるため、YC/RGB変換部138では処理が行われずに、そのままドライバ139を介して画像表示LCD160に伝えられ、画像表示LCD160上に、スルー画像データが表わすスルー画像が表示される。ここで、CCD140では、所定のタイミング毎に被写体光が読み取られて画像信号が生成されているため、この画像表示LCD160には、撮影レンズが向けられた方向の被写体が被写体像として常に表示され続ける。
また、バッファメモリ134に記憶されたスルー画像データは、CPU120にも供給され、CPU120は、スルー画像データに基づいて、オートフォーカス処理や自動露出調節を行う。
ここで、画像表示LCD160に表示されたスルー画像を確認しながら、撮影者が図1に示すシャッタボタン14を押下すると、シャッタボタン14が押されたことがCPU120に伝えられる。被写体が暗いときには、CPU120から閃光発光部12に発光指示が伝えられ、シャッタボタン14の押下に同期して閃光発光部12から閃光が発せられる。
このデジタルカメラ1には、手ぶれを検出する手ぶれ検出部450、高分子アクチュエータ500に印加される電圧の調整を行う電圧調整部503、電圧調整部503を制御するコントローラ505が備えられている。シャッタボタン14が押される瞬間に手ぶれが発生すると、この手ぶれ検出部450によりその手ぶれが検出され、その情報がコントローラ505に伝えられる。コントローラ50は、後述する機構により、CCD40を被写体光の方向と垂直な平面内で移動させることにより手ぶれの補正を行う。
シャッタボタン14が押されて撮影が行われると、CPU120からの指示に従って、CCD40で生成された画像信号がA/D部131において細かく読み出され、高解像度な撮影画像データが生成される。生成された撮影画像データは、ホワイトバランス・γ処理部133で画像処理が施されて、バッファメモリ134に記憶される。
バッファメモリ134に記憶された撮影画像データは、YC処理部137に供給されて、RGB信号からYC信号に変換される。YC信号に変換された撮影画像データは、圧縮・伸張部135において圧縮処理が施され、圧縮された撮影画像データがI/F136を介してメモリカード170に記憶される。
また、メモリカード170に記憶された撮影画像データは、圧縮・伸張部135において伸張処理が施された後、YC/RGB変換部138においてRGB信号に変換され、ドライバ139を介して画像表示LCD160に伝えられる。画像表示LCD160には、撮影画像データが表わす撮影画像が表示される。
デジタルカメラ1は、以上のように構成されている。
このデジタルカメラ1は、シャッタボタン14の押下の際に、手ぶれが検知されると、
前述のCCD40を、被写体光の方向と垂直な平面内で回動および平行移動させることにより、手ぶれの補正が行う機構を有する。以下ではこの手ぶれ補正の機構について説明する。
図3は、図2に示すCCDと、このCCDを駆動させる機構を表した図である。
このデジタルカメラ1には、図2に示すCCD40を駆動させるため、CCD40を支える四角形のホルダー506の周りを取り巻くように、中央に四角形の穴のあいた正方形の形状を有する高分子アクチュエータ500が備えられている。さらにこの高分子アクチュエータ500の周りには、高分子アクチュエータ500の外側の端を固定する外枠507が設けられている。ここで、CCD40とホルダー506を合わせたものが、本発明にいう撮像素子の一例に相当し、外枠507が、本発明にいう支持部材の一例に相当する。
高分子アクチュエータ500は、上側の面の8つの電極502a,502b,502c,502d,502a’,502b’,502c’,502d’と、下側の面の4つの電極(2つの電極502_1,502_2だけが図示)と、電圧印加に応じて伸展するタイプのポリマー材料の一種である誘電エラストマー501とをその構成要素としている。これら上側の面の8つの電極502a,502b,502c,502d,502a’,502b’,502c’,502d’と、下側の面の4つの電極は、いずれも誘電エラストマー501の上に導電性の高い炭素繊維が張り合わされて構成された電極である。上側の8つの電極502a,502b,502c,502d,502a’,502b’,502c’,502d’が陽極であり、下側の4つの電極が陰極である。下側の4つの陰極それぞれに対し、上側の2つの陽極が図の上下方向について、誘電エラストマー501を挟んで相対する位置に備えられた構成となっており、図では、図の手前側の、陰極電極502_1の真上に当たる位置に、2つの陽極電極502a,502bが設けられ、図の右側の、陰極電極502_2の真上に当たる位置に、2つの陽極電極502c,502dが設けられている様子が示されている。ここで、上側の2つの陽極とその下側に備えられた陰極とが1組になって、ここでは不図示の電源の陽極および陰極とそれぞれ接続されて閉回路を構成している。例えば、図の手前側の2つの電極502a,502bと、それらの下に備えられた電極502_1が、1組になって不図示の電源と接続されて閉回路を構成している。このような閉回路が全部で4つ、高分子アクチュエータ500の4組の電極それぞれに対し設けられている。
誘電エラストマー501は、誘電エラストマー501は、四角形のホルダー506の周りを取り巻いた形状となっており、中央に四角形の穴のあいた正方形の形状を有している。この図では、誘電エラストマー501のうち、上側の面の8つの電極502a,502b,502c,502d,502a’,502b’,502c’,502d’で覆われていない部分が見えている様子が表されている。
このような構成により、この高分子アクチュエータ500では、上側の面の8つの電極と下側の面の4つの電極の間に挟まれた、誘電エラストマー501の8つの部分に対して、互いに異なる大きさの電圧を印加することができる。以下では、これら8つの部分に対して、互いに異なる大きさの電圧を印加するための機構について説明する。ここでは、図3の手前側の2つの電極502a,502bと、それらの下に備えられた電極502_1の間に挟まれた誘電エラストマーに対し、電圧の印加を行う場合を例にとって説明する。
図4は、図3に示す高分子アクチュエータの上側の2つの陽極と下側の陰極とで挟まれた誘電エラストマーに対し、電圧の印加を行う機構を表した高分子アクチュエータの断面図である。
図に示すように、高分子アクチュエータ500の上側の2つの電極502a,502bは、電圧調整部503a,503bを介して電源102の陽極と接続されている。図2において説明した電圧調整部503は、電圧調整部503a,503bのような電圧調整部を、図示のために1つの電圧調整部503としてまとめて表したものであって、実際にはこのような電圧調整部が、陽極電極の数だけ備えられており、デジタルカメラ1全体で8つの電圧調整部が存在する。図に示すように、2つの電圧調整部503a,503bは、抵抗5031a,5031bそれぞれを有し、さらにそれぞれの抵抗上での位置を変えることができる可動端子5032a,5032bを備えている。上述の、上側の2つの電極502a,502bは、可動端子5031a,5031bそれぞれと接続される。一方、高分子アクチュエータ500の下側の電極502_1は、電源102の陰極と接続される。また、電源102は、2つの抵抗5031a,5031bと並列に接続されており、これらの並列接続によって構成された回路には電流が流れ、電圧調整部503a,503bそれぞれが有する抵抗のために抵抗5031a,5031bそれぞれにおいて電源102の電圧量に相当する電位差の電圧降下が生じる。このとき、可動端子5032a,5032bがそれぞれ抵抗5031a,5031b上での位置を変えることで、下側の電極502_1と、上側の2つの電極502a,502bとの間の電位差がそれぞれ変化する。この図では、可動端子5032a,5032bがそれぞれ抵抗5031a,5031b上の一番下側の位置にあり、下側の電極502_1と、上側の2つの電極502a,502bとの間の電位差がそれぞれ等電位であって、2つの陽極と下側の陰極とで挟まれた誘電エラストマー501に対し電圧が印加されていない状態が示されている。可動端子5032a,5032bの位置を変える制御はコントローラ505によって行われ、図2に示す手ぶれ検出部が検出した手ぶれに応じて、印加される電圧量が決定される。
本実施形態では、このように電源102から電圧を受ける形態であるが、本発明は、閃光発光部12に供給される高電圧を利用するものでもよい。
次に、誘電エラストマーに対し電圧が印加されたときの状態について説明する。以下では、例として、上側の2つの電極502a,502bのうちの左側の電極502aと、下側の電極502_1との間で電圧の印加が行われた場合について説明する。
図5は、図4の状態で、上側の2つの電極のうち左側の電極と、下側の電極との間で電圧の印加が行われたときの様子を表す高分子アクチュエータの断面図である。
一般に、誘電エラストマーは、電圧の印加を受けると、電圧の印加方向には縮み、電圧を印加した電極に沿った方向に伸張し、印加される電圧が大きくなるほどその伸張量が長くなるという性質を持つ。
そこで、可動端子5032aの位置が図4の状態よりも上側に移動して、左側の電極502aと下側の電極502_1との間に電圧が印加されると、図5に示すように、これら電極の間に挟まれた誘電エラストマー501は、図の矢印Aで示す右方向、および図の矢印Bで示す左方向に伸張する。ここでは、図示しないが、図に垂直な方向についても同様の伸張が生じる。
以上説明した電圧印加のための構成が、図3において説明した、4組の電極それぞれに対して設けられて、陽極と陰極の間に挟まれた誘電エラストマー501に対して電圧の印加が行われる。
以下では、以上説明した構成を用いて、図2に示すCCD40を被写体光の方向と垂直な平面内で回動および平行移動させることにより、被写体像の回動を生じさせる手ぶれと、被写体像の平行移動を生じさせる手ぶれとが補正される様子について説明する。
図6は、どの電極に対しても電圧の印加が行われていない状態での、図3に示す高分子アクチュエータおよびCCDの、被写体光の入射側からの外観図である。
陽極である8つの電極502a,502b,502c,502d,502a’,502b’,502c’,502d’と、陰極である4つの電極(不図示)との間で電圧の印加が行われていない状態では、四角形の形状をした、CCD40を支えるホルダー506が、図に示すように、外枠507の枠とホルダー506の縁とが互いに平行になるような位置にある状態が安定な状態として実現する。
次に、手ぶれが発生し、この手ぶれを補正するため、高分子アクチュエータ500に電圧が印加されて、CCD40およびホルダー506が駆動される様子について説明する。
被写体像の回動や平行移動を生じさせる手ぶれが発生して、図2に示す手ぶれ検出部450によってその手ぶれが検出されると、コントローラ505は、その手ぶれを補正するためにCCD40が回動すべき角度とその回動方向、およびCCD40が平行移動すべき距離とその移動方向とを求め,その回動や移動を実現するのに必要な、高分子アクチュエータ500への印加電圧の大きさと、電圧印加に用いられる電極とを決定する。そして、その決定された電極と接続されている電圧調整部を制御して、決定された大きさの電圧の印加が高分子アクチュエータ500に対して行われる。ここで、コントローラ505と、4つの閉回路にそれぞれ2つずつ備えられた合計8つの電圧調整部を合わせたものが、本発明にいう手ぶれ補正部の一例に相当する。
以下では、CCD40が駆動される様子について詳しく説明する。以下では、最初に被写体像の回動だけを生じさせる手ぶれの補正について説明し、その後に、被写体像の回動および平行移動の両方を生じさせる手ぶれの補正について説明を行う。
まず、被写体像の回動だけを生じさせる手ぶれの補正について説明する。
例として、手ぶれを補正するためにCCD40を、図6の状態より、被写体光の方向を軸として時計回りに回動させることが必要となり、CCD40の左下にある、陽極である電極502aと、この電極502aと誘電エラストマー501を間に挟んで相対する、図5に示す陰極の電極502_1(図6では不図示)とを用いて電圧を印加することが決定され、さらに、CCD40が平行移動せずに回動のみ行うように、CCD40の右上にある、陽極である電極502b’と、この電極502b’と誘電エラストマー501を間に挟んで相対する陰極の電極(不図示)とを用いて、CCD40の左下にある電極502a,502_1とで印加される電圧と同じ大きさの電圧を印加することが決定されたものとして説明を行う。
図7は、図6の状態でCCDの左下にある電極、およびCCDの右上にある電極を用いて、誘電エラストマーの2つの部分に電圧の印加が行われたときの様子を表す図である。
図5において説明したように、誘電エラストマー501は、電圧を印加する電極に沿った伸張するため、CCD40の左下にある電極502aの周囲の付近の誘電エラストマー501は、図の矢印A,矢印A,矢印Aで示す方向に伸張し、CCD40の右上にある電極502b’の周囲の誘電エラストマー501は、図の矢印B,矢印B,矢印Bに伸張する。このうち、図の上方向を向いた矢印A方向の伸張力と、図の下方向を向いた矢印B方向の伸張力とが、CCD40に作用するが、CCD40の左下にある電極502aを用いて印加される電圧の大きさと、CCD40の右上にある電極502b’を用いて印加される電圧の大きさが同じであるために、2つの伸張力は同じ大きさとなって、CCD40の中心は動かさずに、CCD40を時計回りに回動させるトルクが発生する。
このトルクによって、CCD40が、図の矢印C方向に回動し、被写体像の回動を生じさせる手ぶれが補正される。
以上が、被写体像の回動だけを生じさせる手ぶれの補正についての説明である。
続いて、被写体像の回動および平行移動の両方を生じさせる手ぶれの補正について説明する。ここでは、上述の例と同様にCCD40の左下にある電極502aと、CCD40の右上にある電極502b’とを用いて、今度は、CCD40を、被写体光の方向を軸として時計回りに回動させるとともに、上方向に平行移動させることによって手ぶれ補正が行われる場合を例として説明する。
CCD40を上方向に平行移動させるには、上方向の伸張力を、下方向の伸張力よりも大きくする必要があり、このため、CCD40の左下にある電極502aによって印加される電圧が、CCD40の右上にある電極502b’によって印加される電圧よりも大きくなるように、電圧量の制御が行われる。
図8は、CCDの左下にある電極によって印加される電圧が、CCDの右上にある電極によって印加される電圧よりも大きいときの状態を表す図である。
CCD40の左下にある電極502aの周囲の付近の誘電エラストマー501は、図の矢印A’,矢印A’,矢印A’で示す方向に伸張し、CCD40の右上にある電極502b’の周囲の誘電エラストマー501は、図の矢印B,矢印B,矢印Bに伸張する。ここで、CCD40の左下にある電極502aによって印加される電圧が、CCD40の右上にある電極502b’によって印加される電圧よりも大きくなるように電圧が印加される。このため、CCD40に作用する、上方向を向いた矢印A’方向の伸張力の方が、下方向を向いた矢印B方向の伸張力よりも大きくなり、CCD40の中心が、上方向に平行移動する。この平行移動とともに、これら2つの2つの伸張力によって発生したトルクにより、CCD40が、図の矢印C’方向に回動し、被写体像の平行移動を生じさせる手ぶれとともに、被写体像の回動を生じさせる手ぶれも補正される。
以上が、被写体像の回動および平行移動の両方を生じさせる手ぶれの補正についての説明である。
以上は、少なくとも手ぶれ中に被写体像の回動を生じさせる手ぶれが含まれる場合であるが、被写体像の平行移動のみを生じさせる手ぶれも、上記の構成によってCCD40が回動せずに平行移動だけをすることで補正できる。この平行移動は、同じ電極の組に属する2つの陽極を用いて同じ大きさの電圧の印加を行うことにより実現される。例えば、図3の、手前側の上側の2つの電極502a,502bのうち、左側の電極502aを用いて印加される電圧と、右側の電極502bを用いて印加される電圧とが、同じ大きさの電圧となるように電圧の印加を行うことで、CCD40が、回動することなく図6の上方向に平行移動する。
以上が本発明の第1実施形態の説明である。
以上説明したように、このデジタルカメラ1の手ぶれ補正機構は、従来の機構よりも簡単な構成で手ぶれ補正用レンズ20の駆動が可能であり、しかも比較的安価な高分子アクチュエータを駆動源としているため、撮影装置の小型化および低価格化に適した機構である。
[第2実施形態]
第1実施形態は、被写体像の回動を生じさせる手ぶれと、平行移動を生じさせる手ぶれの両方の手ぶれを補正するものであるが、平行移動を生じさせる手ぶれが発生しにくく、被写体像の回動を生じさせる手ぶれが主な手ぶれの原因となるような撮影環境では、被写体像の回動を生じさせる手ぶれのみを補正する機構を有する実施形態も有効である。以下では、そのような実施形態について説明する。この第2実施形態では、図4に示す閉回路とは異なる構成の閉回路が用いられており、その点を除けば、撮影装置の外観や、被写体像の回動を生じさせる手ぶれを補正する手ぶれを補正する機構と同じである。従って、撮影装置の外観や、被写体像の回動を生じさせる手ぶれを補正する機構についての重複説明は省略することとし、以下では、異なる点に重点を絞って説明を行う。
図9は、被写体像の回動を生じさせる手ぶれのみを補正する実施形態において、電圧の印加を行う機構を表した高分子アクチュエータの断面図である。
この第2実施形態では、高分子アクチュエータの上側の2つの電極502a,502bと下側の電極502_1とを有する閉回路に対し、1つだけ電圧調整部503Aが備えられている。このため、左側の陽極である電極502aと陰極である電極502_1との間で印加される電圧と、右側の陽極である電極502bと陰極である電極502_1との間で印加される電圧との、相対的な電圧量の差のみが制御され、印加される電圧の総和は、常に一定(電源102の電圧値)である。
このような構成が、2つの陽極と1つの陰極を1組としたときの、図3で説明した全部で4組の電極それぞれについて備えられている。どの組でも印加される電圧の総和が共通の値(電源102の電圧値)となるので、CCD40を平行移動する、誘電エラストマー501の伸張力は、互いに相殺され、CCD40の平行移動は起こらない。しかし、各組において、相対的な電圧量の差の制御を通じて、CCD40を挟んで斜めに向かい合う電極(例えば、図7では、CCD40の左下にある電極502a、およびCCD40の右上にある電極502b’)によって印加される電圧の割合を大きくなるように制御することで、図7や図8において説明したのと同様の機構によりCCD40が回動駆動されて、被写体像の回動を生じさせる手ぶれが補正される。
[第3実施形態]
第1実施形態ではアクチュエータの駆動制御のために、電極に印加される電圧の大きさが調整されていたが、他の方式として、例えば、電圧印加はオンオフの2段階で、印加時間(オンにしている時間)を調整することで、手ぶれ補正用の光学素子を駆動を制御する方式(いわゆるPWM制御方式)を採用した実施形態も可能である。以下では、そのような実施形態について説明する。
図10は、高分子アクチュエータの4組の電極にオンオフの2段階の電圧を印加するための構成を表す図である。
この図に示すように、この第3実施形態では、電源102の陽極側とグラウンド側を切り換える2つのスイッチ503a’,503b’が備えられている。これらのスイッチが、電源102と図に示すグラウンド側との間で配線の切り換わることで、それぞれ、左側の陽極である電極502aと陰極である電極502_1との間での電圧印加のオンオフ、および右側の陽極である電極502bと陰極である電極502_1との間での電圧印加のオンオフが行われる。このスイッチの動作は、コントローラ505によって制御される。このようなスイッチ制御では、印加される電圧の大きさそのものは、電圧ゼロと電源電圧との2値しかないが、コントローラ505はスイッチ制御により、このような2値の電圧値を切り換えることで周期的な矩形波電圧を作り出す。この矩形波電圧の周期は、電圧印加に対する誘電エラストマー501の応答時間に比べ十分短く、このため、応答時間で矩形波電圧がならされ、誘電エラストマー501に対して、実効的に、電源電圧より小さい一定値の電圧が与えられるのと同様の効果が生じることになる。このときの矩形波電圧の電圧印加時間(オンにしている時間)に応じてこの実効的な電圧の大きさが決まり、コントローラ505によるこの電圧印加時間の制御によって、各電極に印加される実効的な電圧値の制御が行われる。
なお、この第3実施形態では、このように矩形波電圧の電圧印加時間(オンにしている時間)によって実効的な電圧値を制御する方式を採用するが、本発明では、この他にも、同一幅、同一高さの矩形波電圧の周期を制御することで実効的な電圧値の制御が行われる方式も可能である。
また、この第3実施形態では、4つのスイッチにより高分子アクチュエータ500に印加される電圧のオンオフが行われるが、本発明は、サイリスタ,MOS型FESなどの回路素子を用いて、例えばパルス電圧を与えて回路素子を通過する電流のオンオフを通じて、高分子アクチュエータ500に印加される電圧のオンオフを行うものでもよい。
また、第3実施形態では、このように電源102から電圧を受ける形態であるが、本発明は、閃光発光部12に供給される高電圧を利用するものでもよい。
電圧印加がオンオフの2段階で電圧印加時間の制御によって、CCD40が駆動される点を除けば、第3実施形態における撮影装置の外観や構成、および手ぶれを補正する機構については、図1〜図3および図6〜図8において説明した撮影装置の外観や構成、および手ぶれを補正する機構と同じである。従って、撮影装置の外観や構成、および手ぶれを補正する機構についての重複説明は省略する。
[第4実施形態]
以上説明した第1実施形態〜第3実施形態では、高分子アクチュエータが固定されている外枠507の、被写体光の方向に垂直な断面は正方形の形状をしていたが、このような形状の他に、断面が円の形状をしている実施形態も可能である。以下では、外枠の断面が円である実施形態について説明する。
図11は、断面が円の形状をしている外枠に固定された、高分子アクチュエータおよびCCDを表した図である。
この第4実施形態では、この図に示すように、図3に示す、断面が正方形の場合と同様に、2つの陽極および陰極の組からなる電極が全部で4組設けられており、それぞれの電極の間に挟まれた誘電エラストマー501に電圧の印加が行われる。この図11では、陽極である8つの電極502a’’,502b’’,502c’’,502d’’,502e’’,502f’’,502g’’,502h’’が示されており、このうち、図で右奥側の2つの電極502a’’,502b’’が同じ組の陽極であり、同様に、右手前側の2つの電極502c’’,502d’’、左手前側の2つの電極502e’’,502f’’、左奥側の2つの電極502g’’,502h’’が、それぞれ同じ組の陽極である。外枠507’ の形状が異なる点以外の撮影装置の外観や構成、および手ぶれを補正する機構については、第1実施形態において説明した撮影装置の外観や構成、および手ぶれを補正する機構と同じである。従って、撮影装置の外観や構成、および手ぶれを補正する機構についての重複説明は省略する。
[第5実施形態]
第1実施形態では、検知された手ぶれに応じて電圧の印加が行われて手ぶれの補正が行われたが、このような形態の他に、検知された手ぶれに応じて電圧の開放が行われて、手ぶれの補正が行われる形態も可能である。以下では、手ぶれに応じた電圧の開放を行う形態を、第5実施形態として説明する。
この第5実施形態では、撮影装置の外観や構成については、第1実施形態において説明した撮影装置の外観や構成と同じであり、重複説明は省略する。この第5実施形態では、手ぶれ検知前から高分子アクチュエータに対して電圧の印加が行われており、手ぶれの発生が検知されると、検知された手ぶれに応じて、適当な電極が選択されてその電極に対する電圧の開放が行われる。この電圧の開放によって、伸展していた誘電エラストマーが縮み、このときの縮む力によってCCD40が駆動されて手ぶれが補正される。
以上が本発明の実施形態の説明である。
本発明の第1実施形態であるデジタルカメラの外観斜視図である。 図1に示すデジタルカメラ1の概略的な内部構成図である。 図2に示すCCDと、このCCDを駆動させる機構を表した図である。 図3に示す高分子アクチュエータの上側の2つの陽極と下側の陰極とで挟まれた誘電エラストマーに対し、電圧の印加を行う機構を表した高分子アクチュエータの断面図である。 図4の状態で、上側の2つの電極のうち左側の電極と、下側の電極との間で電圧の印加が行われたときの様子を表す高分子アクチュエータの断面図である。 どの電極に対しても電圧の印加が行われていない状態での、図3に示す高分子アクチュエータおよびCCDの、被写体光の入射側からの外観図である。 図6の状態でCCDの左下にある電極、およびCCDの右上にある電極を用いて、誘電エラストマーの2つの部分に電圧の印加が行われたときの様子を表す図である。 CCDの左下にある電極によって印加される電圧が、CCDの右上にある電極によって印加される電圧よりも大きいときの状態を表す図である。 被写体像の回動を生じさせる手ぶれのみを補正する実施形態において、電圧の印加を行う機構を表した高分子アクチュエータの断面図である。 高分子アクチュエータの4組の電極にオンオフの2段階の電圧を印加するための構成を表す図である。 断面が円の形状をしている外枠に固定された、高分子アクチュエータおよびCCDを表した図である。
符号の説明
1 デジタルカメラ
10 撮影レンズ
12 閃光発光部
13 ファインダ対物窓
14 シャッタボタン
30 絞り
101 スイッチ群
110a ROM
102 電源
120 CPU
140 バス
40 CCD
131 A/D部
133 ホワイトバランス・γ処理部
132 クロックジェネレータ
134 バッファメモリ
138 YC/RGB変換部ドライバ
160 画像表示LCD
137 YC処理部
136 I/F
170 メモリカード
450 手ぶれ検出部
500 高分子アクチュエータ
501 誘電エラストマー
502a,502b,502c,502d 電極
502a’,502b’,502c’,502d’ 電極
502_1,502_2 電極
502a’’,502b’’,502c’’,502d’’ 電極
502e’’,502f’’,502g’’,502h’’ 電極
503a,503b,503A 電圧調整部
5031a,5031b 抵抗
5032a,5032b 可動端子
503a’,503b’ スイッチ
505 コントローラ
506 ホルダー
507,507’ 外枠

Claims (7)

  1. 被写体光を受光して画像信号を生成する、該被写体光の方向と交わる2次元面内で回動することで被写体光の受光位置を変更する撮像素子と、
    手ぶれを検出する手ぶれ検出部と、
    前記撮像素子と、該撮像素子から離間して配置された、該撮像素子を支持する支持部材とを接続し、電圧の印加を受けて伸縮する高分子膜と、該高分子膜に接した状態で該高分子膜の表面上に分割配置された、該高分子膜に部分的に電圧を印加するための複数の電極とからなる高分子アクチュエータ、および
    前記複数の電極に、前記手ぶれ検出部による検出結果に応じた電圧を印加して前記撮像素子を前記2次元面内で回動させることにより、手ぶれに起因する被写体光のずれを補正する手ぶれ補正部を備えたことを特徴とする手ぶれ補正ユニット。
  2. 前記手ぶれ補正部は、前記複数の電極に、前記手ぶれ検出部による検出結果に応じた電圧を印加することで、前記撮像素子を、前記2次元面内で回動させるとともに該2次元面内で移動させることにより、手ぶれに起因する被写体像のずれを補正するものであることを特徴とする請求項1記載の手ぶれ補正ユニット。
  3. 前記手ぶれ補正部は、前記手ぶれ検出部による検出結果に応じた大きさの電圧の印加を行うものであることを特徴とする請求項1記載の手ぶれ補正ユニット。
  4. 前記手ぶれ補正部は、前記手ぶれ検出部による検出結果に応じたパルス幅のパルス電圧を印加するものであることを特徴とする請求項1記載の手ぶれ補正ユニット。
  5. 前記高分子膜は、変動電圧を印加された場合には、その変動電圧の平均的な電圧に応じて伸縮するものであることを特徴とする請求項1記載の手ぶれ補正ユニット。
  6. 前記高分子膜が、印加されている電圧の開放を受けて伸縮するものであり、
    前記手ぶれ補正部が、前記複数の電極に対する電圧印加に換えて、該複数の電極から電圧を開放するものであることを特徴とする請求項1記載の手ぶれ補正ユニット。
  7. 被写体を撮影する撮影装置において、
    被写体光を受光して画像信号を生成する、該被写体光の方向と交わる2次元面内で回動することで被写体光の受光位置を変更する撮像素子と、
    手ぶれを検出する手ぶれ検出部と、
    前記撮像素子と、該撮像素子から離間して配置された、該撮像素子を支持する支持部材とを接続し、電圧の印加を受けて伸縮する高分子膜と、該高分子膜に接した状態で該高分子膜の表面上に分割配置された、該高分子膜に部分的に電圧を印加するための複数の電極とからなる高分子アクチュエータ、および
    前記複数の電極に、前記手ぶれ検出部による検出結果に応じた電圧を印加して前記撮像素子を前記2次元面内で回動させることにより、手ぶれに起因する被写体光のずれを補正する手ぶれ補正部を備えたことを特徴とする撮影装置。
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