JP2007157286A - ビーム出力回路の劣化判定方法、ビーム出力回路及び光記録媒体アクセス装置 - Google Patents

ビーム出力回路の劣化判定方法、ビーム出力回路及び光記録媒体アクセス装置 Download PDF

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Abstract

【課題】高精度に劣化状況を判定することが可能なレーザ光等の光ビームを出力するビーム出力回路の劣化判定方法、ビーム出力回路、及び光記録媒体アクセス装置を提供する。
【解決手段】レーザ光出力時の駆動電流を測定し(ステップS1)、レーザ出力部に係る温度を測定し(ステップS2)、データ記録時の駆動電流の測定値が所定の第2閾値未満と判定した場合(ステップS4:YES)、正常であると判定し(ステップS5)、駆動電流の測定値が第2閾値以上と判定した場合(ステップS4:NO)、データ読取時の駆動電流の測定値が所定の第1閾値未満であるか否かを判定し(ステップS8)、第1閾値未満と判定した場合(ステップS8:YES)、読取処理のみ可能と判定し(ステップS9)、駆動電流の測定値が第1閾値以上と判定した場合(ステップS8:NO)、劣化していると判定する(ステップS10)。
【選択図】図4

Description

電流の入力により光ビームを出力するビーム出力部を備えるビーム出力回路の劣化判定方法、該劣化判定方法を適用したビーム出力回路、及び該ビーム出力回路を用いた光記録媒体アクセス装置に関し、特にビーム出力回路の劣化状況を高精度に判定することが可能なビーム出力回路の劣化判定方法、ビーム出力回路及び光記録媒体アクセス装置に関する。
CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等の光記録媒体に対するデータの記録及び読取を行うDVDレコーダ等の光記録媒体アクセス装置が広く普及している。この様な光記録媒体アクセス装置では、駆動電流を入力することによりレーザ光等の光ビームを出力するレーザダイオード等の半導体を用いたレーザ出力回路が用いられている。レーザ出力回路は、長時間の使用により経時的に劣化し、レーザ光の出力が低下するため、レーザ出力のモニタ電流を検出して入力する駆動電流を制御し、出力を一定に制御するAPC(Automatic Power Control) 回路が用いられている。APC回路によりレーザ光の出力が一定となる様に制御した場合、レーザダイオードの劣化に伴い駆動電流が増大して急速に破壊に至る虞がある。そこでAPC回路が検出したモニタ電流に基づいてレーザダイオードの劣化状況を検知する装置が例えば特許文献1に開示されている。
特開昭64−57771号公報
しかしながら特許文献1に示す様にAPC回路のモニタ電流に基づいてレーザダイオードの劣化状況を検知する場合、APC回路によるレーザの出力の制御が困難な状況になるまでに劣化状況を検知することができないという精度に関する問題がある。
劣化状況を高精度に検出することができない場合、光記録媒体に対するデータの記録を行う程のレーザ光を出力することが困難であるにも関わらず、光記録媒体に対するデータの読取を行う程度のレーザ光を出力することができるため、レーザダイオードが正常であると判定する状況が生じうる。この様な場合、例えばハードディスクドライブに記録されたデータを、光記録媒体に記録する際に、レーザダイオードの劣化により、突然記録することができなくなる状況も生じうる。例えば光記録媒体への記録を試みたデータが一度だけの複製を許可されたコピーワンス番組である場合で、突然記録することができなくなったとき、光記録媒体へデータを記録することができないだけでなく、元のデータを使用することも出来なくなるという取り返しのつかない状況にまで発展する可能性がある。
本発明は斯かる事情に鑑みて成されたものであり、レーザダイオード等のビーム出力部に入力する電流及びビーム出力部に係る温度に基づいて劣化状況を判定することにより、高精度に劣化状況を判定することが可能なビーム出力回路の劣化判定方法、該劣化判定方法を適用したビーム出力回路、及び該ビーム出力回路を用いた光記録媒体アクセス装置の提供を主たる目的とする。
さらに本発明は、光記録媒体に対するデータの記録及び読取を行うDVDレコーダ等の光記録媒体アクセス装置に適用した場合に、ビーム出力部の劣化状況に応じて、データの読取のみが可能な再生専用装置として用いることが可能であると判定することにより、記録が不可能な状態を判定するだけでなく、再生のみ可能な状態であるか否かを判定するので装置を有効に使用することが可能な光記録媒体アクセス装置等の提供を他の目的とする。
本発明に係るビーム出力回路の劣化判定方法は、電流の入力により光ビームを出力するビーム出力部を備えるビーム出力回路の劣化判定方法において、ビーム出力部に入力する電流を測定し、ビーム出力部に係る温度を測定し、測定した電流値及び温度の関係に基づいてビーム出力回路の劣化状況を判定することを特徴とする。
本発明では、電流値及び温度の関係に基づいて劣化状況を判定することにより、或る出力に対する電流値は温度に依存するという特性を加味してビーム出力回路の劣化を判定することができるので、高精度に劣化状況を判定することが可能である。
本発明に係るビーム出力回路は、電流の入力により光ビームを出力するビーム出力部を備えるビーム出力回路において、ビーム出力部に入力する電流を測定する電流測定手段と、ビーム出力部に係る温度を測定する温度測定手段と、電流測定手段が測定した電流値及び温度測定手段が測定した温度の関係に基づいてビーム出力回路の劣化状況を判定する手段とを備えることを特徴とする。
本発明では、電流値及び温度の関係に基づいて劣化状況を判定することにより、或る出力に対する電流値は温度に依存するという特性を加味してビーム出力回路の劣化を判定することができるので、高精度に劣化状況を判定することが可能である。
本発明に係る光記録媒体アクセス装置は、電流の入力により、光記録媒体に対して光ビームを出力するビーム出力部を備える光記録媒体アクセス装置において、ビーム出力部に入力する電流を測定する電流測定手段と、ビーム出力部に係る温度を測定する温度測定手段と、電流測定手段が測定した電流値及び温度測定手段が測定した温度の関係に基づいてビーム出力部の劣化状況を判定する判定手段とを備えることを特徴とする。
本発明では、電流値及び温度の関係に基づいて劣化状況を判定することにより、或る出力に対する電流値は温度に依存するという特性を加味してビーム出力回路の劣化を判定することができるので、高精度に劣化状況を判定することが可能である。
本発明に係る光記録媒体アクセス装置は、温度に対応付けて、入力する電流の閾値を記録する記録手段を更に備え、前記判定手段は、温度測定手段が測定した温度に対応付けられた閾値に対する電流測定手段が測定した電流値の大小関係に基づいて劣化状況を判定する様に構成してあることを特徴とする。
本発明では、温度に対応付けられた閾値と、測定した電流値を比較することにより、温度特性を加味して高精度に劣化状況を判定することが可能である。
本発明に係る光記録媒体アクセス装置は、光記録媒体に対して光ビームを出力することにより、データの記録及び読取を行う様に構成してあり、前記判定手段は、劣化状況としてデータの記録及び読取の可否を判定する様に構成してあることを特徴とする。
本発明では、DVDレコーダ等の装置に適用され、劣化状況としてデータの記録及び読取の可否を判定することにより、データ記録時の異常発生等のトラブルを未然に防ぐ等、実用に則した判定を行うことが可能である。
本発明に係る光記録媒体アクセス装置は、光記録媒体に対して光ビームを出力することにより、データの記録及び読取を行う様に構成してあり、温度に対応付けて、入力する電流の第1閾値及び該第1閾値より大きい第2閾値を記録する記録手段を更に備え、前記判定手段は、電流測定手段が測定した電流値が、温度測定手段が測定した温度に対応付けられた第1閾値以上で、かつ第2閾値未満である場合に、データの読取のみが可能であると判定する様に構成してあることを特徴とする。
本発明では、ビーム出力部が、データの記録を行うことができない程度に劣化していても、データの読取を行うことが可能であるか否かを判定することにより、ビーム出力部が劣化した装置を読取のみを行う再生専用装置として用いることができるので、装置を有効に使用することが可能である。
本発明に係る光記録媒体アクセス装置は、前記判定手段が判定した結果を出力する手段を更に備えることを特徴とする。
本発明では、判定した結果を出力することにより、ユーザに対して劣化状況を通知することが可能である。
本発明に係る光記録媒体アクセス装置は、前記判定手段が判定した結果を記録する手段を更に備えることを特徴とする。
本発明では、判定した結果を記録することにより、例えば修理時に劣化状況を容易に確認することが可能である。
本発明のビーム出力回路の劣化判定方法、ビーム出力回路及び光記録媒体アクセス装置は、レーザ光等の光ビームを出力するレーザダイオード等のビーム出力部に入力される駆動電流を測定し、ビーム出力部の温度を測定し、測定した電流値及び温度の関係に基づいてビーム出力部の劣化状況を判定する。
この構成により、本発明では、或る出力に対する電流値は温度に依存するという特性を加味してビーム出力回路の劣化を判定することができるので、例えばAPC回路のモニタ電流に基づいて劣化状況を検知する従来の方法と比べて、劣化状況を早期に、かつ高精度に判定することが可能である等、優れた効果を奏する。
また本発明では、光記録媒体に対して光ビームを出力することでデータの記録及び読取を行うDVDレコーダ等の装置に適用され、データの読取の可否を判定する第1閾値及びデータの記録の可否を判定する第2閾値を記録しておき、測定した電流が第1閾値以上で、かつ第2閾値未満である場合に、データの読取のみが可能であると判定する。
この構成により、本発明では、ビーム出力部が、データの記録を行うことができない程度に劣化していても、データの読取を行うことが可能であるか否かを判定することになり、ビーム出力部が劣化した装置を読取のみを行う再生専用装置として用いることができるので、装置を有効に使用することが可能である等、優れた効果を奏する。
さらに本発明では、判定した結果を出力することにより、ユーザに対して劣化状況を通知することが可能であり、判定した結果を記録することにより、例えば修理時に劣化状況を容易に確認することが可能である等、優れた効果を奏する。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明の光記録媒体アクセス装置の構成例を示すブロック図である。図1中1は、DVDレコーダ等の光記録媒体アクセス装置であり、光記録媒体アクセス装置1は、装置全体を制御するCPU等の制御機構10と、制御機構10の制御により実行されるプログラム及びデータ等の各種情報を記録するROM等の記録機構11と、制御機構10の制御によるプログラムの実行時に発生するデータを一時的に記憶するRAM等の記憶機構12とを備えている。また光記録媒体アクセス装置1は、DVD等の光記録媒体2にアクセスして、データの記録及び読取を行う記録/読取機構13を備えている。
また記録媒体アクセス装置1は、外部のアンテナ(図示せず)により受信した放送波から所望の番組情報を取得するチューナ、外部の装置(図示せず)から各種データの入力を受け付ける入力インタフェース等の入力機構14と、モニタ等の表示装置3、その他外部の装置(図示せず)へデータを出力する出力機構15と、ユーザの操作を受け付ける押釦等の操作機構16と、必要に応じて各種情報を表示するLEDパネル等の表示機構17とを備えている。
図2は、本発明の光記録媒体アクセス装置1が備える記録/読取機構13の構成例を示すブロック図である。記録/読取機構13は、光記録媒体2に対してレーザ光等の光ビームを射出(出力)してデータの記録及び読取を行うピックアップ回路131と、レーザ光の出力を制御するレーザ(ビーム)出力制御回路132と、レーザ光に関する劣化判定を行うマイコン等の劣化判定回路133とを備えている。
ピックアップ回路131は、レーザ出力制御回路132から入力される駆動電流によりレーザ光を出力するレーザダイオード等のレーザ(ビーム)出力部1311と、レーザ出力部1311を保護するハウジングの表面温度等のレーザ出力部1311に係る温度を測定する温度測定部1312と、レーザ出力部1311から出力されるレーザ光の強度をモニタ電流として検出するピンフォトダイオード等の出力検出部1313と、出力検出部1313が検出したモニタ電流をフィードバック電圧に変換してレーザ出力制御回路132へ出力するAPCアンプ部1314と、光記録媒体2に対して射出したレーザ光の反射光を受光する受光部1315とを備えている。
そしてピックアップ回路131では、レーザ出力部1311からレーザ光を光記録媒体2に射出することにより、光記録媒体2に対するデータの記録を行い、また記録時より低出力のレーザ光を光記録媒体2に射出して、その反射光を受光部1315にて受光することにより光記録媒体2からのデータの読取を行う。
レーザ出力制御回路132は、光記録媒体2へのデータの記録時及び読取時のレーザ射出電力(レーザパワー)の設定値を出力する設定部1321と、設定部1321から出力された設定値に対し、ピックアップ回路131から出力されたフィードバック電圧に基づく数値を減算することで、設定値を修正する減算部1322と、減算部1322にて修正された設定値に基づく駆動電流を生成するLDドライバ部1323と、LDドライバ部1323にて生成されピックアップ回路131へ出力される駆動電流を測定する電流測定部1324とを備えている。
LDドライバ部1323は、設定部1321から出力される設定値に基づきデータの記録時及び読取時の駆動電流の制御を行う。例えばデータの記録時、LDドライバ部1323では、パルス幅及びタイミングを制御してレーザ出力部1311から射出するレーザ光をパルス発光させることにより、光記録媒体2のディスク記録面の温度を調整し、データを正確に記録することを可能とする。また例えばデータの読取時、LDドライバ部1323では、レーザ出力部1311から射出させるレーザ光に、振幅及び周波数を制御した矩形波を重畳することにより、レーザ光のノイズを逓減することを可能とする。
また本発明の光記録媒体アクセス装置1が備える記録/読取機構13では、出力検出部1313、APCアンプ部1314、設定部1321、減算部1322及びLDドライバ部1323が協働してフィードバック制御を行うことにより、レーザ出力部1311から射出するレーザ光の出力を安定化させることが可能である。
劣化判定回路133は、ピックアップ回路131の温度測定部1312が測定したレーザ出力部1311に係る温度の測定値、及びレーザ出力制御回路132の電流測定部1324が測定した駆動電流の測定値の入力を受け付ける入力部1331と、レーザ出力部1311の劣化状況の判定に要する各種閾値を記録した閾値テーブル1332aを含むメモリである記録部1332と、入力部1331が受け付けた測定値及び記録部1332に記録されている閾値に基づき劣化状況の判定に関する演算を行う演算部1333と、演算部1333による演算の結果を出力する出力部1334とを備えている。
閾値テーブル1332aには、0℃、20℃、40℃、60℃の各温度に対応付けて、駆動電流の第1閾値及び第2閾値が記録されている。第1閾値は、光記録媒体2からのデータの読取の可否の判定の基準となる値であり、第2閾値は、光記録媒体2に対するデータの記録の可否の判定の基準となる値である。なお閾値テーブル1332aに記録されていない5℃、10℃等の温度に対する各閾値は、その温度の前後の温度に対応する各閾値を直線補間することにより都度算出される。
次にレーザ出力部1311に係る温度と駆動電流との関係及び閾値の設定の方法について説明する。図3は、本発明の光記録媒体アクセス装置1にて用いられるレーザ出力部1311の駆動電流、温度及びレーザ射出電力(レーザパワー)の関係を例示したグラフである。図3に例示したグラフは、横軸にレーザ出力部1311の駆動電流をとり、縦軸にレーザ射出電力をとって、特定の温度における駆動電流とレーザ射出電力との関係を示したものである。レーザ出力部1311の駆動電流は、電流測定部1324が測定した値である。レーザ射出電力は、レーザ出力部1311から出力されるレーザ光の強度をAPCアンプ部1314の出力に要した電力値を用いて示した値である。温度は、温度測定部1312が測定した値である。
T1、T2、T3及びT4は、T1<T2=T4<T3の関係にある。T1、T2及びT3は、レーザ出力部1311が正常に機能している場合の駆動電流とレーザ射出電力との関係を示しており、T4は、レーザ出力部1311が劣化した場合の駆動電流とレーザ射出電力との関係を示している。またP1が光記録媒体2からデータを読み取る場合のレーザ射出電力であり、P2が光記録媒体2にデータを記録する場合のレーザ射出電力である。
図3に示す様に、データの読取時よりデータの記録時の方が要求されるレーザ光の強度が大きい。またレーザ出力部1311の温度が高い程、レーザ光の強度を維持するために入力すべき電流が大きくなる。そしてレーザ出力部1311が劣化した場合には、更に電流を大きくしなければデータの読取及び記録を行うことができなくなる。
本発明の記録媒体アクセス装置1では、APCアンプ部1314等の各部が協働してフィードバック制御を行うことにより、レーザ出力部1311から射出するレーザ光の出力をP1又はP2を目標値として一定に制御することができるため、図3から明らかな様に温度測定部1312が測定した温度の測定値及び電流測定部1324が測定した駆動電流の測定値の関係からレーザ出力部1311の劣化状況を判定することができる。
図3に示す関係は、レーザ出力部1311毎に異なるため、レーザ出力部1311の生産時にレーザキャリブレーションと呼ばれる出力の校正を行う必要がある。また構成時の測定により得られたレーザ出力部1311の初期電流値の例えば1.5倍が閾値として設定され、閾値テーブル1322aに記録される。例えば校正時の条件及び測定結果が以下の関係にあるものとする。
読取時レーザ射出電力:5mW、温度測定値:25℃、電流測定値:50mA、
記録時レーザ射出電力:30mW、温度測定値:25℃、電流測定値:80mA、
読取時レーザ射出電力:5mW、温度測定値:40℃、電流測定値:60mA、
記録時レーザ射出電力:30mW、温度測定値:40℃、電流測定値:90mA、
上記の例の関係にある場合、読取時の電流値は、下記の式1として示すことが可能であり、記録時の電流値は、下記の式2として示すことが可能である。
読取時電流値=0.5×温度+37.5mA …式1
記録時電流値=0.5×温度+67.5mA …式2
ここで電流値の1.5倍を閾値として設定するとすると、読取時の電流の閾値は、下記の式3で示すことが可能であり、記録時の電流の閾値は、下記の式4で示すことが可能である。
読取時電流閾値=(0.5×温度+37.5mA)×1.5 …式3
記録時電流閾値=(0.5×温度+67.5mA)×1.5 …式4
式3及び式4を用いて算出した閾値は、0℃、20℃、40℃、60℃の各温度に対応付けて、又は式そのものとして閾値テーブル1332aに記録される。なお閾値としては、読取時の閾値を示す第1閾値と、記録時の閾値を示す第2閾値とが記録される。そして電流測定部1324が測定した駆動電流がこれらの閾値以上となると、レーザ出力部1311に劣化が生じていると判定する。ただし第1閾値より第2閾値が大きいため、測定した電流が第1閾値以上で、かつ第2閾値未満となる場合が生じる。この場合、記録が不可能な程度に劣化しているが、読取は可能であると判定する。
次に本発明の光記録媒体アクセス装置1の処理を説明する。図4は、本発明の光記録媒体アクセス装置1の処理の一例を示すフローチャートである。本発明の光記録媒体アクセス装置1では、例えば起動時にレーザ光の出力テストを実施する。光記録媒体アクセス装置1が備えるレーザ出力制御回路132では、レーザ光出力時の駆動電流を電流測定部1324にて測定し(ステップS1)、測定値を劣化判定回路133へ出力する。また光記録媒体アクセス装置1が備えるピックアップ回路131では、レーザ出力部1311に係る温度を温度測定部1312にて測定し(ステップS2)、測定値を劣化判定回路133へ出力する。
光記録媒体アクセス装置1が備える劣化判定回路133では、入力部1331により、電流測定部1324が測定した駆動電流の測定値及び温度測定部1312が測定したレーザ出力部1311に係る温度の測定値の入力を受け付け、受け付けた温度の測定値に対応する第1閾値及び第2閾値を閾値テーブル1322aから抽出する(ステップS3)。
光記録媒体アクセス装置1が備える劣化判定回路133では、データ記録用のレーザ光を出力した時の駆動電流の測定値が第2閾値未満であるか否かを判定し(ステップS4)、駆動電流の測定値が第2閾値未満であると判定した場合(ステップS4:YES)、レーザ出力部1311は正常であると判定し(ステップS5)、判定した結果を記録部1332に記録し(ステップS6)、また判定した結果を出力部1334から出力する(ステップS7)。ステップS6にて記録された内容は、例えば修理を行う場合に、判定結果の履歴として参照することが可能である。ステップS7にて出力部1334から出力された判定結果は、例えば表示機構17へ送られ表示機構17にて表示(出力)され、また出力機構15へ出力され表示装置3にて表示される。
ステップS4において、駆動電流の測定値が第2閾値以上であると判定した場合(ステップS4:NO)、劣化判定回路133では、データ読取用のレーザ光を出力した時の駆動電流の測定値が第1閾値未満であるか否かを判定し(ステップS8)、駆動電流の測定値が第1閾値未満であると判定した場合(ステップS8:YES)、レーザ出力部1311は、読取処理のみ可能であると判定し(ステップS9)、ステップS6へ進み、以降の処理を実行する。レーザ出力部1311は読取処理のみが可能であると判定した場合、光記録媒体アクセス装置1は、光記録媒体2からデータの読取のみを行う装置、即ち再生専用装置として使用される。
ステップS8において駆動電流の測定値が第1閾値以上であると判定した場合(ステップS8:NO)、劣化判定回路133では、レーザ出力部1311は記録及び読取のいずれもが不可能な程度に劣化していると判定し(ステップS10)、ステップS6へ進み、以降の処理を実行する。
前記実施の形態では、レーザ光を用いた装置に適用する形態を示したが、本発明はこれに限らず、レーザ光以外の光ビームを用いた装置に適用する等、様々な形態に展開することが可能である
また前記実施の形態では、DVDレコーダに適用する形態を示したが、本発明はこれに限らず、光記録媒体にアクセスする様々な装置に適用することが可能であり、例えばCDプレイヤ等の再生専用装置に適用することも可能である。
本発明の光記録媒体アクセス装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の光記録媒体アクセス装置が備える記録/読取機構の構成例を示すブロック図である。 本発明の光記録媒体アクセス装置にて用いられるレーザ出力部の駆動電流、温度及びレーザ射出電力の関係を例示したグラフである。 本発明の光記録媒体アクセス装置の処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 光記録媒体アクセス装置
13 記録/読取機構
131 ピックアップ回路
1311 レーザ出力部
1312 温度測定部
1314 APCアンプ部
132 レーザ出力制御回路
1323 LDドライバ部
1324 電流測定部
133 劣化判定回路
1332 記録部
1332a 閾値テーブル
2 光記録媒体

Claims (8)

  1. 電流の入力により光ビームを出力するビーム出力部を備えるビーム出力回路の劣化判定方法において、
    ビーム出力部に入力する電流を測定し、
    ビーム出力部に係る温度を測定し、
    測定した電流値及び温度の関係に基づいてビーム出力回路の劣化状況を判定する
    ことを特徴とするビーム出力回路の劣化判定方法。
  2. 電流の入力により光ビームを出力するビーム出力部を備えるビーム出力回路において、
    ビーム出力部に入力する電流を測定する電流測定手段と、
    ビーム出力部に係る温度を測定する温度測定手段と、
    電流測定手段が測定した電流値及び温度測定手段が測定した温度の関係に基づいてビーム出力回路の劣化状況を判定する手段と
    を備えることを特徴とするビーム出力回路。
  3. 電流の入力により、光記録媒体に対して光ビームを出力するビーム出力部を備える光記録媒体アクセス装置において、
    ビーム出力部に入力する電流を測定する電流測定手段と、
    ビーム出力部に係る温度を測定する温度測定手段と、
    電流測定手段が測定した電流値及び温度測定手段が測定した温度の関係に基づいてビーム出力部の劣化状況を判定する判定手段と
    を備えることを特徴とする光記録媒体アクセス装置。
  4. 温度に対応付けて、入力する電流の閾値を記録する記録手段を更に備え、
    前記判定手段は、温度測定手段が測定した温度に対応付けられた閾値に対する電流測定手段が測定した電流値の大小関係に基づいて劣化状況を判定する様に構成してあることを特徴とする請求項3に記載の光記録媒体アクセス装置。
  5. 光記録媒体に対して光ビームを出力することにより、データの記録及び読取を行う様に構成してあり、
    前記判定手段は、劣化状況としてデータの記録及び読取の可否を判定する様に構成してある
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の光記録媒体アクセス装置。
  6. 光記録媒体に対して光ビームを出力することにより、データの記録及び読取を行う様に構成してあり、
    温度に対応付けて、入力する電流の第1閾値及び該第1閾値より大きい第2閾値を記録する記録手段を更に備え、
    前記判定手段は、電流測定手段が測定した電流値が、温度測定手段が測定した温度に対応付けられた第1閾値以上で、かつ第2閾値未満である場合に、データの読取のみが可能であると判定する様に構成してある
    ことを特徴とする請求項3に記載の光記録媒体アクセス装置。
  7. 前記判定手段が判定した結果を出力する手段を更に備えることを特徴とする請求項3乃至請求項6のいずれかひとつに記載の光記録媒体アクセス装置。
  8. 前記判定手段が判定した結果を記録する手段を更に備えることを特徴とする請求項3乃至請求項7のいずれかひとつに記載の光記録媒体アクセス装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104287063A (zh) * 2014-09-17 2015-01-21 中国人民解放军总后勤部军需装备研究所 一种果蔬深度清洁处理设备

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CN104287063A (zh) * 2014-09-17 2015-01-21 中国人民解放军总后勤部军需装备研究所 一种果蔬深度清洁处理设备

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