JP2007156431A - 顕微鏡システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの負担を軽減させ作業性を向上させる。
【解決手段】選択的に取り付け可能な光学素子を有する顕微鏡システムであって、TVアダプタレンズ20に設置され当該TVアダプタレンズ20の情報が記憶されたICタグ33aと、中間鏡筒12に設置され当該中間鏡筒12の情報が記憶されたICタグ33bと、ICタグから情報を読出す送受信装置34と、送受信装置34によりICタグ33aおよび33bから読み出されたTVアダプタレンズ20の情報と中間鏡筒12の情報を表示するPC32の表示部などを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、顕微鏡システムに関し、特に、光学素子等の手動ユニットを選択的に取り付け可能な顕微鏡システムに関する。
これまでの電動顕微鏡システムでは、コントロールユニットが全ての電動ユニットの起動速度、加減速、動作ストローク、及び動作タイミングなどの動作に必要な情報(以下、「動作情報」という)を記憶し制御を行っている。コントロールユニットは、ケーブルを介して接続されている電動ユニットの種類を認識する。電動ユニットは、コントロールユニットに予め記憶されている動作情報に従って制御される。
近年の電動顕微鏡システムでは、ユーザーが自由に交換可能な光学素子の装填部も電動化されており、ユーザーは操作1つで自分が設定した光路に所望の光学素子を指示することや動作を指示することができる。しかし、初期設定時のみは、ユーザーが自らコントロールユニットに光学素子構成の入力や設定を行わなければならないという問題がある。つまり、電源投入時において、電動ユニットの制御はできるものの光学素子の構成を認識することはできていない。
そこで、この問題を解決するために、非接触で情報の読み書きが可能な記憶媒体(以下、「非接触式記憶媒体」という)を用いた顕微鏡システムの構想がある。
例えば、特許文献1には、対物レンズに対応して当該対物レンズの情報が記憶された非接触式記憶媒体を設けることにより、対物レンズの情報をユーザーが自ら入力することなく電源投入時に認識可能とした顕微鏡システムが開示されている。
また、特許文献2には、光学素子に対応して当該光学素子の情報が記憶された非接触式記憶媒体を設けることにより、光学素子の情報をユーザーが自ら入力することなく電源投入時に認識可能とした顕微鏡システムが開示されている。
これらの特許文献に開示されている顕微鏡システムでは、非接触式記憶媒体を設けることにより、電源投入時に、その時の光路及び設定がどのようになっているのかを認識可能となっている。
さらに、撮影における設定を、記憶媒体に記憶された情報を用いて行う顕微鏡システムの構想もある。
例えば、特許文献3には、記憶媒体から撮影条件を読出し設定することが可能な顕微鏡システムが開示されている。記憶媒体から読み出す設定情報は、電動ユニットの情報である。記憶媒体には、これ以外にも標本の染色方法、光源の種類、及び撮影日時などの情報も記憶される。また、内部メモリーにも、ある程度の設定情報があり、これに近い設定条件を選択することによって、自動的に光路にユニットが設定されるようになっている。また、設定条件は修正することができ、ユーザー用にカスタマイズすることができる。
特開2002−196255号公報 特開2004−145343号公報 特開平5−142481号公報
しかしながら、上記の特許文献に開示されている顕微鏡システムにおいて、非接触式記憶媒体および記憶媒体は、上記特許文献に開示されている光学素子や電動ユニットの情報を読出す役割に特化されている。ユーザーは、最終的に多数の光学素子及び撮影系を介して簡易かつ再現性の高い観察画像を得ることを望んでいる。そのためには、上記特許文献に開示されている光学素子や電動ユニットの情報だけでなく、他のユニット、例えば鏡筒やアダプタ等の手動ユニットの情報も必要不可欠である。
本発明は上記実情に鑑み、情報を必要とするユニットに対応して非接触式記憶媒体を設け、その非接触記憶媒体に必要に応じて情報の読み書きを行うことにより、ユーザの負担を軽減させ作業性を向上させることができる顕微鏡システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の態様に係る顕微鏡システムは、選択的に取り付け可能な光学素子を有する顕微鏡システムであって、前記光学素子に設けられた、外部から非接触で情報の読出しが可能な第1の非接触式記憶媒体と、前記第1の非接触式記憶媒体から非接触で情報を読出す第1の読出手段と、を有し、前記第1の非接触式記憶媒体には前記光学素子に関する情報が記憶されている、ことを特徴とする。
本発明の第2の態様に係る顕微鏡システムは、上記第1の態様において、前記第1の読出手段により読出された情報を表示する表示手段を更に有し、前記表示手段は、前記第1の読出手段により読出された前記光学素子に関する情報を表示する、ことを特徴とする。
本発明の第3の態様に係る顕微鏡システムは、上記第2の態様において、像を撮像する撮像手段と、撮像時の設定情報を含む撮影情報を取得する撮影情報取得手段と、を更に有し、前記表示手段は、前記撮像手段により撮像された画像と、前記第1の読出手段により読出された撮像時の前記光学素子に関する情報と、前記撮影情報取得手段により取得された撮影情報とを表示する、ことを特徴とする。
本発明の第4の態様に係る顕微鏡システムは、上記第3の態様において、前記撮像手段により撮像された画像に、前記第1の読出手段により読出された撮像時の前記光学素子に関する情報と、前記撮影情報取得手段により取得された撮影情報とを付加して記録する記録手段、を更に有することを特徴とする。
本発明の第5の態様に係る顕微鏡システムは、上記第4の態様において、前記記録手段により記録された、前記画像に付加された前記光学素子に関する情報と前記撮影情報とに基づいて、前記画像が撮像された時の設定と同一の設定を行うために必要な処理を行う処理手段と、を更に有することを特徴とする。
本発明の第6の態様に係る顕微鏡システムは、上記第1の態様において、総使用時間が所定時間経過すると交換を要するユニットに設けられた、外部から非接触で情報の読出しおよび書込みが可能な第2の非接触式記憶媒体と、前記第2の非接触式記憶媒体に対し情報の読出しおよび書込みを行う読書手段と、を更に有し、前記読書手段は、前記第2の非接触式記憶媒体に対し前記ユニットの総使用時間の読出しおよび書込みを行い、前記表示手段は、前記読書手段により読出された前記ユニットの総使用時間を表示する、ことを特徴とする。
本発明の第7の態様に係る顕微鏡システムは、上記第6の態様において、前記ユニットは、光源として使用されるランプである、ことを特徴とする。
本発明の第8の態様に係る顕微鏡システムは、上記第1の態様において、前記第1の非接触式記憶媒体に非接触で情報を書込む書込手段を更に有し、前記書込手段は、当該顕微鏡システム固有のグループ情報を前記第1の非接触式記憶媒体に書込む、ことを特徴とする。
本発明の第9の態様に係る顕微鏡システムは、上記第8の態様において、前記第1の読出手段は、前記第1の非接触式記憶媒体から前記光学素子に関する情報と共に前記グループ情報を読出す、ことを特徴とする。
本発明の第10の態様に係る顕微鏡システムは、上記第9の態様において、前記第1の読出手段により前記光学素子に関する情報と共に読み出された前記グループ情報が当該顕微鏡システム固有のグループ情報と一致するか否かを判定する判定手段を更に有し、前記判定手段により一致しないと判定された場合に、前記グループ情報と共に前記第1の読出手段により読出された前記光学素子に関する情報を使用しない、ことを特徴とする。
本発明の第11の態様に係る顕微鏡システムは、上記第1の態様において、前記第1の非接触式記憶媒体に当該顕微鏡システム固有のグループ情報を非接触で書込む書込手段と、前記第1の読出手段により前記光学素子に関する情報と共に読み出された前記グループ情報が当該顕微鏡システム固有のグループ情報と一致するか否かを判定する判定手段と、を更に有し、前記判定手段により一致しないと判定された場合に、前記グループ情報と共に前記第1の読出手段により読出された前記光学素子に関する情報を使用しない、ことを特徴とする。
本発明の第12の態様に係る顕微鏡システムは、上記第1の態様において、前記第1の非接触式記憶媒体には更に前記光学素子固有の情報が記憶されている、ことを特徴とする。
本発明の第13の態様に係る顕微鏡システムは、上記第12の態様において、前記第1の非接触式記憶媒体から非接触で情報を読出す第2の読出手段を更に有し、前記第2の読出手段は、前記第1の非接触式記憶媒体から前記光学素子固有の情報を読出す、ことを特徴とする。
本発明の第14の態様に係る顕微鏡システムは、上記第13の態様において、前記第2の読出手段により読出された前記光学素子固有の情報を登録する登録手段を更に有する、ことを特徴とする。
本発明の第15の態様に係る顕微鏡システムは、上記第14の態様において、前記第1の読出手段は、前記第1の非接触式記憶媒体から前記光学素子に関する情報と共に前記光学素子固有の情報を読出す、ことを特徴とする。
本発明の第16の態様に係る顕微鏡システムは、上記第15の態様において、前記第1の読出手段により前記光学素子に関する情報と共に読み出された前記光学素子固有の情報が、前記登録手段により登録されているか否かを判定する判定手段を更に有し、前記判定手段により登録されていない判定された場合に、前記光学素子固有の情報と共に前記第1の読出手段により読出された前記光学素子に関する情報を使用しない、ことを特徴とする。
本発明の第17の態様に係る顕微鏡システムは、上記第1の態様において、前記第1の非接触式記憶媒体には更に前記光学素子固有の情報が記憶されており、前記第1の非接触式記憶媒体から前記光学素子固有の情報を非接触で読出す第2の読出手段と、前記第2の読出手段により読出された前記光学素子固有の情報を登録する登録手段と、前記第1の読出手段により前記光学素子に関する情報と共に読み出された前記光学素子固有の情報が、前記登録手段により登録されているか否かを判定する判定手段と、を更に有し、前記判定手段により登録されていない判定された場合に、前記光学素子固有の情報と共に前記第1の読出手段により読出された前記光学素子に関する情報を使用しない、ことを特徴とする。
本発明の第18の態様に係る顕微鏡システムは、上記第13乃至17の何れか一つの態様において、前記第1の読出手段は、遠距離用の読出手段であり、前記第2の読出手段は、近距離用の読出手段である、ことを特徴とする。
本発明の第19の態様に係る顕微鏡システムは、上記第1の態様において、前記光学素子を複数備えた光学素子ユニットと、前記光学素子ユニットに設けられた、外部から非接触で情報の読出しが可能な第2の非接触式記憶媒体と、前記第2の非接触式記憶媒体から非接触で情報を読出す第2の読出手段と、を更に有し、前記第1の読出手段は、前記光学素子ユニットに備えられた複数の前記光学素子のうち使用中の光学素子に設けられた前記第1の非接触式記憶媒体のみから前記光学素子に関する情報を読出し、前記第2の非接触式記憶媒体には、前記第1の読出手段により読出された前記光学素子に関する情報が記憶され、前記第2の読出手段は、前記第2の非接触式記憶媒体から前記光学素子に関する情報を読出す、ことを特徴とする。
本発明の第20の態様に係る顕微鏡システムは、上記第19の態様において、前記第1の非接触式記憶媒体は、近距離用の非接触式記憶媒体であり、前記第1の読出手段は、近距離用の読出手段であり、前記第2の非接触式記憶媒体は、遠距離用の非接触式記憶媒体であり、前記第2の読出手段は、遠距離用の読出手段である、ことを特徴とする。
本発明によれば、非接触式記憶媒体を用いることにより、手動ユニットの情報を自動的に認識することが可能となり、ユーザーが手動で行っていたユニット構成の入力や設定を自動で行うことができる。また、撮影画像に手動ユニットの情報を付加することにより、再現性の高い撮影画像を得ることが可能となる。さらに、非接触式記憶媒体を読出しおよび書込み可能にすることにより、何れで使用されても、それまでの情報を保持、更新することができ、ユーザーの手間、ミスを軽減し、作業効率を向上させることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る顕微鏡システムの全体構成を示す図である。
なお、本実施例に係る顕微鏡システムは電動顕微鏡システムであって、詳しくは後述する無線ICタグ(以下単に「ICタグ」という)を設置した手動ユニットが装備されている。
まず、本実施例に係る顕微鏡システムの全体構成の概要を説明する。
図1において、本実施例に係る顕微鏡システムの光学系は、例えばハロゲンランプからなる透過照明用光源1からの光をコレクタレンズ2で集光して透過用フィルターユニット3へ入射する。
透過用フィルターユニット3は、透過照明用光源1の色温度を変えずに明るさの調光を行う複数枚のNDフィルターと、色補正を行うための複数枚の補正フィルターとからなり、任意のフィルターを照明光学系の光路中に選択的に挿脱可能になっている。
上記透過用フィルターユニット3を透過した照明光は、透過視野絞り4、透過開口絞り5、コンデンサ光学素子ユニット6、コンデンサトップレンズユニット7を介して試料ステージ8の下方から試料ステージ8上の観察試料Sを照明する。
なお、コンデンサ光学素子ユニット6は光路中に選択的に挿入される複数のユニット(本例では3つのユニット)からなり、コンデンサトップレンズユニット7は光路中に選択的に挿入される複数のユニット(本例では2つのユニット)からなる。また、試料ステージ8は、観察試料Sを光軸と直交する平面内で2次元移動できると共に、ピント合わせのため光軸方向へ移動可能になっている。透過開口絞り5、コンデンサ光学素子ユニット6、及びコンデンサトップレンズユニット7により、コンデンサ22を構成している。
試料ステージ8の上方には、複数の対物レンズ(本例では3つの対物レンズ)がレボルバ10に保持されている。レボルバ10は、その回転により観察光路内の光軸上に挿入すべき対物レンズを交換可能に構成されている。レボルバ10は、例えば顕微鏡のアーム先端部に取り付けられており、そのアーム先端部の観察光路上にキューブユニット11が配設されている。キューブユニット11は、各種検鏡法により選択的に光路上に挿入される複数のユニット(本例では3つのユニット)からなる。キューブユニット11は、操作部37およびPC32上で動作する顕微鏡用ソフトウェア(以下単に「ソフトウェア」という)上から選択することで光路に挿入可能となっている。キューブユニット11を透過した光は、中間鏡筒12に挿入される。中間鏡筒12は、挿脱可能であり、挿入時には光路の分岐、変倍などの役割がある。尚、本実施例に係る中間鏡筒12においては、光路に中間倍率1×の光学素子が固定で設定されているとする。中間鏡筒12を透過した光は、ビームスプリッター13で2方向に分岐し、その一方の観察光が接眼レンズ14へ導かれ、他方の観察光が撮影用光路に導かれる。
また、水銀ランプ等からなる落射照明用光源15からの光を、落射用フィルターユニット16、落射シャッター17、落射視野絞り18、落射開口絞り19を介して、キューブユニット11の光路中に挿入されているユニットに入射し、観察試料S側へ反射させて落射照明する。
なお、落射用フィルターユニット16は落射照明用光源15の色温度を変えずに明るさの調光を行う複数枚のNDフィルターと、色補正を行うための複数枚の補正フィルターとから構成されている。
一方、ビームスプリッター13で分岐された撮影用光路への観察光は、撮影用倍率を任意に調整するTVアダプタレンズ20を介してデジタルカメラ21に入射される。デジタルカメラ21は、ケーブル35を介して撮影コントロール部25と接続され、また、撮影コントロール部25はケーブルを介してPC32と接続され、撮影情報はPC32に保存可能となっている。
続いて、本実施例に係る顕微鏡システムの制御系の構成について説明する。
図1において、顕微鏡システム全体の動作を制御する操作装置23には、複数の専用ケーブル24を介して、フレームコントロール部26、透過フィルターコントロール部27、透過視野絞りコントロール部28、コンデンサコントロール部29、落射視野絞りコントロール部30、落射フィルターコントロール部31がそれぞれ接続されている。
フレームコントロール部26は、透過照明用光源1、落射照明用光源15、レボルバ10、キューブユニット11、落射シャッター17を駆動制御するものである。
透過フィルターコントロール部27は、透過用フィルターユニット3の駆動及び制御を行う。透過視野絞りコントロール部28は、透過用視野絞り4の駆動及び制御を行う。
コンデンサコントロール部29は、コンデンサ光学素子ユニット6、コンデンサトップレンズユニット7、透過用開口絞り5の駆動及び制御を行う。
落射視野絞りコントロール部30は、落射視野絞り18、落射開口絞り19の駆動及び制御を行う。落射フィルターコントロール部31は、落射用フィルターユニット16の駆動及び制御を行う。
また、操作装置23には、PC32と操作部37も接続されている。操作装置23は、PC32からの命令や操作部37からの命令に応じて、各コントロール部の制御を行う。
PC32には、撮影コントロール部25が接続されている。撮影コントロール部25は、ケーブル35を介してデジタルカメラ21と接続されており、デジタルカメラ21の撮影条件、画像処理、撮影画像の取得、および撮影画像の保存などに係る制御を行う。
続いて、本実施例に係る顕微鏡システムの特徴である、手動ユニットの情報の読出し構成について説明する。
図1において、手動ユニットであるTVアダプタレンズ20および中間鏡筒12には、非接触式記憶媒体としてICタグ33aおよび33bが設置されている。なお、ICタグは、内部にICチップとアンテナ等を備えており、情報の保持と無線による外部との情報の送受が可能になっている。ただし、電力供給を非接触電力伝送技術を利用して行うため、電源は備えていない。
ICタグ33aには、TVアダプタレンズ20の詳細情報として、その製品名、倍率、製造シリアルナンバーが保持されている。また、ICタグ33bには、中間鏡筒12の詳細情報として、その製品名、倍率、製造シリアルナンバーが保持されている。
送受信装置34は、非接触電力伝送技術によりICタグと通信可能に構成されている。送受信装置34は、電波を送信してICタグを起動させ、ICタグに保持されている情報を読み出す。なお、ICタグは、送受信装置34から送信される電波から微小電流を取り出し起動する。送受信装置34は、操作装置23に接続されており、その操作装置23を介してPC32に接続されている。送受信装置34がICタグから読出した情報は、操作装置23へ転送、保存され、PC32上で動作するソフトウェアからの指示に応じてPC32に取り込まれる。
次に、本実施例に係る顕微鏡システムの制御系の構成をより詳細に説明する。
図2は、その制御系の構成をより詳細に示す図である。
同図において、操作装置23は、本システムの電動制御を司るマイクロコンピュータ41と、制御プログラムを格納するROM42と、制御プログラムの変数データを確保するRAM43と、6個のモータドライバ44(44a、44b、44c、44d、44e、および44f)と、9個の外部インターフェースコネクタ45(45a、45b、45c、45d、45e、45f、45g、45h、および45i)とを備えている。
マイクロコンピュータ41に接続されている各モータドライバ44は、それぞれ対応する外部インターフェースコネクタ45に接続され、そして、各外部インターフェースコネクタ45は、それぞれ対応するケーブル24を介して対応するコントロール部に接続されている。
マイクロコンピュータ41は、各モータドライバ44を介して、フレームコントロール部26、透過フィルターコントロール部27、透過視野絞りコントロール部28、コンデンサコントロール部29、落射視野絞りコントロール部30、落射フィルターコントロール部31内のモータを駆動させ、対応するユニットを電動制御することが可能となっている。
また、マイクロコンピュータ41は、外部インターフェースコネクタ45gを介して送受信装置34と接続されており、送受信装置34が読出したICタグの情報を直接処理することが可能になっている。
なお、マイクロコンピュータ41は、モータドライバ44a乃至44fの各々から、対応するコントロール部のモータ回転角を示すアドレスを取得してRAM42に格納し、対応するユニットの現在位置を監視できるように構成されている。
マイクロコンピュータ41に接続されている外部インターフェースコネクタ45hおよび45iは、ケーブル36およびケーブル38を介して、PC32および操作部37と接続されている。各電動制御の命令は、簡易的な命令が操作部37から、高度な命令がPC32から発信され、マイクロコンピュータ41は、これらの命令に応じて、対応する処理を行う。
続いて、操作装置23のマイクロコンピュータ41によって行われる、ICタグの読出し処理を説明する。
図3は、その読出し処理に係るフローチャートを示す図である。
本処理は、操作装置23の電源が投入され、これに接続されている送受信装置34に電源が供給されているときに、開始する。
同図において、まず、S1では、操作部37またはPC32上で動作するソフトウェアからの読出し指示を受け取る。
S2では、S1で受け取った読出し指示に応じて、送受信装置34からICタグへ電波を発信し、その電波を受信可能なICタグに非接触にて電力を供給すると共に、そのICタグにアクセスして設定情報を読み出す。
S3では、S2で読み出された設定情報(ICタグの送信データ)を操作装置23内のRAM43に保存する。
なお、ICタグが送受信装置34から送信された電波を受信可能な位置に存在すれば、そのICタグは、受信した電波より微小電流を取り出して起動し、応答を送受信装置34に返す。この送受信装置34への応答方式を、一般的に後方散乱方式という。
このようにして送受信装置34から送信された電波を受信可能なICタグの全てから読出された設定情報は、操作装置23内のRAM43に保存される。
S4では、S3でRAM43に保存された設定情報を読出す。
S5では、S4で読み出された設定情報をPC32の表示部の表示画面の対応部分に表示(反映)する。そして、表示した設定情報をRAM43から削除する。なお、S2にて、例えば本システムの周辺に存在する他の同一製品のユニットに設置されたICタグに保持されている当該他の同一製品のユニットの設定情報も読み出されてしまったために、S4にて複数の同一製品のユニットの設定情報が読み出されてしまった場合には、一旦、その複数の設定情報を操作部37が有する表示部の表示画面又はPC32の表示画面に表示してユーザに本システムに設けられているユニットの設定情報を選択させる。これにより、本システムに設けられているユニット以外の同一製品のユニットに設けられたICタグから当該同一製品のユニットの設定情報が読み出されていたとしても、本システムに設けられているユニットの設定情報のみを選択することができる。そして、ここで選択された設定情報をPC32の表示画面の対応部分に表示し、表示した設定情報と、これと同一製品の設定情報とをRAM43から削除する。
S6では、RAM43内に設定情報が残っていないか否か(RAM43内が空になったか否か)を判定する。ここで、その判定結果がNOの場合(RAM43内に設定情報が残っている場合)には、再度RAM43内の設定情報の読出しを行うためにS4へ戻る。一方、その判定結果がYESの場合(RAM43内に設定情報が残っていない場合)には、すべてのICタグの設定情報を読出したことになるので、本フローの処理が終了する。
本実施例では、TVアダプタレンズ20および中間鏡筒12に、ICタグ33aおよび33bが設けられているので、ICタグ33aおよび33bからTVアダプタレンズ20および中間鏡筒12の製品名、倍率、製造シリアルナンバーの設定情報が読み出され、PC32の表示画面の対応部分にそれらが表示(反映)される。
次に、本実施例に係る顕微鏡システムにおいて、ICタグ33aおよび33bの設置例と、ICタグ33aおよび33bから読み出された設定情報の例を、図4(a),(b)を用いて説明する。
図4(a)は、ICタグ33aおよび33bが設置されたTVアダプタレンズ20および中間鏡筒12の概観図である。
同図(a) に示したように、TVアダプタレンズ20の設定情報が保持されているICタグ33aは、TVアダプタレンズ20の後方に設置する。また、中間鏡筒12の設定情報が保持されているICタグ33bは、不図示ではあるが、中間鏡筒12内部に設置する。
送受信装置34は、ビームスプリッター13を内部に備える鏡筒の側面に設置するので、ICタグ33aおよび33bもできるだけ送受信装置34の近くに設置した方がよい。よって、TVアダプタレンズ20に設置するICタグ33aは、ビームスプリッター13を備える鏡筒が接続されるTVアダプタレンズ20の下方位置に設置する。また、中間鏡筒12のICタグ33bは、ビームスプリッター13を備える鏡筒が接続される中間鏡筒12の上方位置に設置する。このように送受信装置34に近接して設置することで、1つの送受信装置34で2つのICタグ33aおよび33bの設定情報を読み出すことができる。読み出された設定情報は、上述のようにケーブルを介して送受信装置34から操作装置23へ転送、保持される。
図4(b) は、ICタグ33aおよび33bから読み出されたTVアダプタレンズ20および中間鏡筒12の設定情報を示す図である。上記の図3に示したS3では、これらの設定情報が操作装置23のRAM43に保持される。
なお、図3に示した処理のとおり、送受信装置34は常にICタグとの間で通信しているわけではないので、新たに手動ユニット(本実施例の場合にはTVアダプタレンズ20および中間鏡筒12)を変更した場合には、それを光路上に設置後、変更された手動ユニットを再認識させるために、PC32上で動作するソフトウェアまたは操作部37から読出し指示を行い、送受信装置34を再度起動させる必要がある。このときの読出し指示は、操作部37上のボタンによるものであってもよいし、或いは、PC32上で動作するソフトウェアの命令によるものであってもよい。
本実施例に係る中間鏡筒12は変倍装置である。中間鏡筒12は、光路を複数に分け双眼鏡筒を増やす目的があるが、変倍装置の役割もある。上記の説明では、中間鏡筒12における中間倍率を1×固定とし、中間鏡筒12に設けるICタグ33bを1つとしたが、中間鏡筒12が備える中間倍率の光学素子毎にICタグ33bを設けるようにすることも可能である。この場合のICタグ33bの設置例を、図5(a),(b),(c)を用いて説明する。
図5(a),(b),(c) は、ターレット形状の内部取り付け穴に複数配置された中間倍率の光学素子を備える中間鏡筒12に対するICタグ33bの設置例を説明する図である。
なお、本例では、同図(b),(c) に示したように、送受信装置34を、中間鏡筒12の後方であってキューブユニット11を備えた投光管52と中間鏡筒12との接続位置付近の投光管52の上面に設置し、中間鏡筒12における光路51中の光学素子に設けられたICタグ33bから、その光学素子の製造シリアルナンバー、製品名、倍率などを取得する。
同図(a),(b) に示したように、ターレット形状の内部取り付け穴に配置された光学素子毎に、対応するICタグ33bを設置する。但し、この場合、光路51中の光学素子に設けられたICタグ33bが、中間鏡筒12外部に設置された送受信装置34に近接するように設置する。また、ここで使用するICタグ33bは、近距離用のICタグを用いる。これにより、ターレット形状の内部取付け穴に配置された複数の光学素子のうち光路51中の光学素子に設置されたICタグ33bに保持されている情報のみを読出すことが可能となる。或いは、電波遮断部材を用いて、光路51中の光学素子に設置されたICタグ33bに保持されている情報のみが読出されるように構成することも可能である。
本例の場合、中間鏡筒12において、ターレット形状の内部取付け穴に配置された複数の光学素子の何れかが光路51上に挿入された時に、送受信装置34に最もICタグ33bが近接し、光路51中の光学素子の設定情報を送受信装置34に送信することができる。なお、中間鏡筒12外部にある送受信装置34への電源供給は、操作装置23からケーブルを介して行われる。ICタグ33bから送信された設定情報は、送受信装置34に受信され、操作装置23に転送、保存される。ここで、PC32上で動作するソフトウェアからの指示があると、操作装置23に保存された設定情報が、PC32へ転送され、そのソフトウェアにより表示部の表示画面に反映(表示)される。
なお、本実施例では、TVアダプタレンズ20および中間鏡筒12の2つの手動ユニットが近くにあるため、送受信装置34は1つで問題ないが、更に、他のユニットにもICタグを設ける場合には、送受信装置34を増設し、新たに設けたICタグに近接するように、増設する送受信装置34の設置を行う。また、本システムの周辺に、ICタグを設けた別の顕微鏡システムが存在する場合には、その別の顕微鏡システムに設けられたICタグの情報を受信しないように電波遮断を行うことにより、目的のICタグとの送受信を確実にする。
以上、本実施例に係る顕微鏡システムによれば、手動ユニットに非接触式記憶媒体であるICタグを設けることによって、電気的に接続されているユニット(電動ユニット)の情報だけでなく、他の手動ユニットの情報も自動的に取得することができる。よって、ユーザによる手動入力の手間や手動入力によるミスをなくし、作業効率を向上させることができる。
なお、本実施例に係る顕微鏡システムでは、次に説明するような各種の変形例が考えられる。
例えば、本実施例では、電動顕微鏡システムとしたが、手動顕微鏡システムであってもよい。但し、手動顕微鏡システムとした場合であっても、上記の操作装置23、操作部37、及びPC32は含まれる。
また、本実施例では、ICタグを取付けるユニットを、TVアダプタレンズ20と中間鏡筒12としたが、ケーブル接続のない他の手動ユニット(例えば鏡筒、ランプハウス、投光管など)とすることも可能である。また、ICタグおよび送受信装置の設置位置は、上記で説明した位置に限定されない。ただし、電波は距離の2乗に反比例して減少するので、ICタグと送受信装置との間で情報の送受が可能な範囲内に、ICタグと送受信装置とを取付けるようにすればよい。
また、本実施例において、変倍装置である中間鏡筒として、レバー形状の変倍装置である中間鏡筒を適用することも可能である。この場合の適用例を図6(a),(b) を用いて説明する。
同図(a),(b) は、押しレバー形状の変倍装置である中間鏡筒に対するICタグの設置例を説明する図である。なお、本例では、送受信装置34を、中間鏡筒12´側面であって(同図(b) 参照)、中間鏡筒12´とキューブユニット11を備えた投光管52との接続位置付近の投光管52の上部または中間鏡筒12´とビームスプリッター13を備えた鏡筒との接続位置付近の鏡筒の下部に設置し、中間鏡筒12´における光路51中の光学素子に設けられたICタグ33bから、その光学素子の製造シリアルナンバー、製品名、倍率などを取得する。
同図(a),(b) に示したように、レバー形状の内部取り付け穴に配置された光学素子毎に、対応するICタグ33bを設置する。但し、この場合、光路51中の光学素子に設けられたICタグ33bが、中間鏡筒12´側面に設置された送受信装置34に近接するように設置する。また、ここで使用するICタグ33bも、近距離用のICタグを用いる。これにより、レバー形状の内部取付け穴に配置された複数の光学素子のうち光路51中の光学素子に設置されたICタグ33bの情報のみを読出すことが可能となる。或いは、電波遮断部材を用いて、光路51中の光学素子に設置されたICタグ33bの情報のみが読出されるように構成することも可能である。
なお、同図(a),(b)および図5(a),(b),(c) を用いて説明したICタグ33bの設置例において、ICタグ33bに電源を備えさせ、常に情報(例えば倍率情報など)を送信させると共に、光路51に挿入された光学素子の設定情報のみが外部送信されるよう光路51以外の光学素子に設置されたICタグ33bからの電波を遮断する構造とし、光路51に挿入された光学素子に設置されたICタグ33bが外部送信しやすい構造とすることも可能である。
また、本実施例に係る顕微鏡システムは、正立型顕微鏡システム或いは倒立形顕微鏡システムのいずれにも適用可能である。
また、本実施例では、ICタグを用いてユニットの情報を取得するが、一部のユニットについては、バーコードを用いてユニットの情報を取得するように構成することも可能である。
また、本実施例において、PC32または操作装置23に読出しボタンを設け、当該ボタンが押下されるたびに、ICタグの読出しを行うように構成することも可能である。
また、本実施例に係るICタグの読出し処理では、PC32上で動作するソフトウェアまたは操作部37から読み出し指示が行われているが、操作装置23自らが読出し指示を行うようにしてもよい。
また、本実施例に係るICタグの読出し処理において、操作装置23に接続されている操作部37の表示部に、操作装置23のRAM43に保存されている設定情報を表示、操作することができるように構成してもよい。
また、本実施例に係る送受信装置34の設置位置は、図5(b),(c)や図6(b) に示した位置に限らず、他の位置に設置することも可能である。この場合の設置例を図7を用いて説明する。
図7は、送受信装置34の他の設置例を示す図である。
同図に示したように、送受信装置34を、図5(b),(c)を用いて説明した投光管52の上面や、図6(b)を用いて説明した中間鏡筒12´の側面に限らず、投光管52の上部であって中間鏡筒12の光路に近い側面に設置してもよく(図7に示す送受信装置34a)、或いは、中間鏡筒12の光路の近くであってビームスプリッター13を備えた鏡筒53の側面に設置してもよい(同図に示す送受信装置34b)。なお、中間鏡筒12の側面に送受信装置34aを設置する場合には、中間鏡筒12を変更するたびに送受信装置34を設置し直す手間があるが、この手間を無視できるとするならば、このように設置してもよいとする。また、これらの位置に設置された送受信装置も、操作装置23からケーブルを介して電源供給される。
また、本実施例において、送受信装置34を、設置されたICタグの近くに設置すのではなく、長距離用の送受信装置を用いて、そこから離れた位置に設置するようにしてもよい。この場合の本システムの構成および動作を、図8および図9を用いて説明する。
図8は、長距離用の送受信装置を用いた場合の本システムの概略構成を示す図である。
同図に示したように、長距離用の送受信装置54を使用する本例の場合、ICタグは、読出しおよび書込み可能なICタグを使用する。また、本例のシステムでは、ICタグへ非接触で書込みを行う書込み専用装置55が操作装置23に接続されている。書込み専用装置55は、読出しおよび書込み可能なICタグに、操作装置23固有のコード(以下単に「固有コード」という)を書込むことが可能となっている。ただし、ICタグへの固有コードの書込みは、ICタグと書込み専用装置55とが近接した状態でのみ可能であるとする。これにより、ICタグと書込み専用装置55とが近接された状態でのみ通信可能となるため、その周辺にICタグが設置されたユニットが存在する場合であっても、誤って意図しないICタグへの書込みを行ってしまうという問題はない。なお、固有コードは、操作装置23固有のコードだけでなく顕微鏡装置56固有のコードとしてもよい。
図9(a),(b),(c) は、長距離用の送受信装置を使用した場合の本システムの動作を示すフローチャートである。なお、本動作に係る処理も、操作装置23のマイクロコンピュータ41によって行われる処理である(但しユーザの動作を除く)。
同図(a) に示す処理は、ICタグに固有コードを書き込む処理であって、操作装置23の電源が投入されているときに開始する。
同図(a) において、まずS11では、ユーザが、読出しおよび書込み可能なICタグを書込み専用装置55に近接させるように設置する。なお、本ステップは、固有コードを書込む準備動作である。ユニットの外形に設置されたICタグについては書込み専用装置55に近接させることができるが、中間鏡筒12のように内部に設置され光路上に光学素子が挿入されない限りICタグが表に現れないものについては、光路上に光学素子を挿入させた状態でICタグを書込み専用装置55に近接させる。これらの作業は、ユーザが手動で行う。
S12では、ユーザが操作部37あるいはPC32上で動作するソフトウェアに対して書込み指示を行うと、操作部37あるいはPC32上で動作するソフトウェアが操作装置23へ書込み命令を発信し、書込み専用装置55が、近接したICタグに固有コードを書込む。
このように、同図(a) に示した処理により、ICタグへの固有コードの書き込みが行われる。
同図(b) に示す処理は、ICタグの読出し処理である。この処理は、操作装置23の電源が投入され、長距離用の送受信装置54が起動されているときに、開始する。
同図(b) において、まずS13では、操作部37またはPC32上で動作するソフトウェアから読出し指示を受け取る。
S14では、S13で受け取った読出し指示に応じて、送受信装置54からICタグへ電波を発信し、その電波を受信可能なICタグに非接触にて電力を供給すると共に、そのICタグにアクセスして設定情報を読み出す。
S15では、S14で読み出された設定情報(ICタグの送信データ)を操作装置23内のRAM43に保存する。本ステップにより、送受信装置34周辺のICタグの設定情報がすべてRAM43に保存される。本例では、長距離用の送受信装置54を使用しているので、周辺のICタグの設定情報が無差別に読出され保存される。
S16では、S15でRAM43に保存された設定情報を読出す。
S17では、S16で読み出された設定情報のうち、固有コードを含む設定情報だけを、PC32の表示画面の対応部分に表示(反映)する。すなわち、本ステップでは、固有コードの判別も行われる。そして、表示した設定情報をRAM43から削除する。
S18では、RAM43内に固有コードを含む設定情報が残っていないか否かを判定する。ここで、その判定結果がNOの場合(RAM43に固有コードを含む設定情報が残っている場合)には、再度RAM43内の固有コードを含む設定情報の読出しを行うためにS16へ戻る。一方、その判定結果がYESの場合(RAM43に固有コードを含む設定情報が残っていない場合)には、すべてのICタグの設定情報を読出したことになるので、本処理が終了する。
このように、同図(b) に示した処理により、ICタグの読出し処理が行われる。なお、固有コードの書込みを行ったICタグのユニットを本システムから取り外す(使用しない場合)には、同図(c) に示す、固有コードを削除する処理を行う。本処理も、操作装置23の電源が投入されているときに開始する。
同図(c)において、まずS19では、ユーザが、固有コードが書込まれたICタグのユニットを外し、そのICタグを、書込み専用装置55に近接させるように設置する。なお、このときのICタグの設置方法は、同図(a) に示したS11と同様である。これにより、ICタグとの通信を確実に行えるようにする。
S20では、そのICタグから書込まれた固有コードを削除する。なお、固有コードの削除は、操作部37上の所定のボタン操作により、またはPC32上で動作するソフトウェア上から削除プログラムが起動され、そこでの所定のボタン操作により、固有コードの削除が指示されることによって行われる。
このように、同図(c) に示した処理により、ICタグから固有コードが削除される。
なお、取り外したユニットを再び顕微鏡装置56に取り付ける場合には、同図(a)に示した処理を再び実行させればよい。また、本例のように長距離用の送受信装置54を使用する場合には、常に初めは同図(b)に示した処理を行い、顕微鏡装置56に設置されているユニットの最新情報を取得するようにする。
また、本実施例では、ICタグを設置する手動ユニットとして、TVアダプタレンズ20および中間鏡筒12を例に説明したが、ユーザーが自ら挿入できるユニットにICタグを設置するようにしてもよい。例えば、ユーザが自ら挿脱できる光学素子の1つにキューブユニット11がある。キューブユニット11にICタグを設置する場合、そのICタグは読出しおよび書込み可能なICタグを用いることが望ましい。また、そのICタグでは、励起波長、吸収波長、製造シリアルナンバー、製品名などの情報を設定情報として保持させ、更に、蛍光標本における試薬に対になる情報を書込み情報としてユーザーが書込めるようにする。すなわち、ICタグには、製品名、製造シリアルナンバー、励起波長などを固定の情報として保持させ、ユーザー書込み情報として試薬名などを入力できるようにする。このようにすることで、ユーザーは、電源投入と同時に、光路上に何れのキューブユニットが挿入されているかを確認することができると共に、観察中の標本に対応するキューブユニットが何れになるかをユーザ自らがICタグに書込むことができる。これにより、キューブターレットに挿入されているキューブユニットの位置を探す手間が省け、さらに、何れのキューブターレットが何れの試薬に対応するのかということをICタグに書き込むことができるため、作業効率を向上させることができる。
次に、本発明の実施例2に係る顕微鏡システムについて説明する。
本実施例に係る顕微鏡システムの特徴は、ICタグから読出した情報を、撮影画像に反映させるところにある。
本実施例に係る顕微鏡システムの構成において、実施例1に係る顕微鏡システムと同一の要素については同一の符号を付し、ここではその説明を省略する。
また、本実施例に係る顕微鏡システムでは、手動ユニットであるTVアダプタレンズ20と中間鏡筒12の構成を次のとおりとする。
TVアダプタレンズ20 :0.25×
中間鏡筒12 :2×(1×〜2×)
図示は省略するが、実施例1と同様に、手動ユニットであるTVアダプタレンズ20および中間鏡筒12は、光路上に設置されている。また、送受信装置34は、キューブユニット11を含む投光管上部に設置され、ICタグ33aは、TVアダプタレンズ20の下方部に設置されている。ICタグ33bは、実施例1に係る変形例の一つとして図5(a),(b),(c)または図6(a),(b)を用いて説明したように、各光学素子に対応して設置されている。各ICタグ33bには、対応する光学素子の倍率情報などが保持されている。これにより、光路上に挿入された光学素子の倍率情報の読出しが可能になっている。
なお、送受信装置34の設置位置は、図7を用いて説明したとおり、各種変形が可能である。
送受信装置34は、ICタグ33aおよび33bから情報を読出す。送受信装置34に読出された情報は、操作装置23へ転送され保持される。
次に、操作装置23のマイクロコンピュータ41によって行われる、ICタグから情報を読出し撮影画像へ反映する処理を説明する。
図10は、その処理に係るフローチャートを示す図である。
本処理は、操作装置23の電源が投入され、これに接続されている送受信装置34に電源が供給されているときに、開始する。
同図において、まず、S26乃至S28では、図3に示したS1乃至S3と同様の処理が行われるの、ここでは説明を省略する。
S29では、操作部37が備える撮影ボタンの押下に応じて操作部37から送信された命令、あるいは、PC32上で動作するソフトウェアからの命令を受け取る。これにより、操作装置23からデジタルカメラ21に撮影命令が出される。
S30では、操作装置23からの撮影命令に応じてデジタルカメラ21が撮像を行い、得られた撮影画像がPC32へ転送され、PC32上で動作するソフトウェアにより表示部の表示画面に表示される。
S31では、S30でデジタルカメラ21が撮像した時の設定条件(露光時間、CCDの大きさ、ビニングなど)を取得し、それをPC32上で動作するソフトウェアにより先に撮影画像が表示されている表示画面に反映(表示)させる。なお、本ステップでは、デジタルカメラ21のすべての設定が読み出され、その設定情報は、ケーブル35を介して撮影コントロール部25へ転送され、更にPC32へ転送され処理される。
S32では、S28でRAM43に保存された、TVアダプタレンズ20のICタグ33aの情報(倍率情報含む)および中間鏡筒12における光路上の光学素子のICタグ33bの情報(倍率情報含む)と、PC32で使用されているディスプレイ情報とを読出す。なお、ディスプレイの情報は、PC32上で動作するソフトウェア(Operating Systemなど)から取得される。また、本ステップにおいて、RAM43に保存されたICタグの情報を読出す処理は、例えば、図3に示したS4乃至S6の処理と同様にして行われる。
S33では、S32で読出したICタグの情報に含まれる倍率情報とディスプレイ情報とを用いて撮影画像の倍率を演算し、対物レンズ9と合わせた総合倍率をPC32上で動作するソフトウェアにより表示画面に反映(表示)させる。
なお、総合倍率は、下記の式(1)により求めることができる。

総合倍率 = 対物レンズ倍率×中間変倍鏡筒×TVアダプタレンズ×モニタ対角長/撮像素子対角長 式(1)

本実施例での撮影条件は、上記のとおりTVアダプタレンズ20が0.25×、中間鏡筒12が1×〜2×である。また、モニタ対角長/撮像素子対角長(PC32の表示部として使用したTVモニタ(CRTモニタ)に映し出された像のサイズをテレビ画面総合倍率で割った値)は、図11(a)に示す電子倍率表から求めることができる。なお、同図(b) は、一般的なCCDサイズを示す表である。
仮に、デジタルカメラ21のCCDサイズを1/3とし、上記条件を用いて式(1)により最大総合倍率と最小総合倍率を求めると、
最大総合倍率=対物レンズ倍率×61.4(2×0.25×122.8)
最小総合倍率=対物レンズ倍率×9.525(1×0.25×38.1)
となる。
なお、対物レンズ倍率情報は、フレームコントロール部26から読出され、ケーブル24を介して操作装置23に転送、保持され、更にケーブル36を介してPC32へ転送され、そしてPC32上で動作するソフトウェアにより表示画面に反映(表示)される。
S34では、S30で得られた撮影画像に、S31で取得された設定条件や、S32でICタグ33aおよび33bから読み出された情報や、S33で演算により求められた総合倍率情報などを付加し、一つの画像ファイルとして所定の記録媒体に記録する。なお、所定の記録媒体は、例えば、操作装置23が備える記録媒体や、PC32が備える記録媒体であってもよい。
このように、図10に示した処理により、常に、撮影ボタンの押下がトリガーとなって、光路上の対物レンズ9の倍率、TVアダプタレンズ20の倍率、中間鏡筒12の倍率が読出され、操作装置23内のマイクロコンピュータ41による演算が行われ、総合倍率がPC32上で動作するソフトウェアにより表示画面に反映(表示)されると共に、その総合倍率やデジタルカメラ21の設定などが撮影画像に付加され画像ファイルとして保存される。
以上、本実施例に係る顕微鏡システムによれば、実施例1にて述べた効果に加え、更に、撮影条件に関する情報、手動ユニットに関する情報、及び総合倍率に関する情報を含む情報を、撮影画像に付加することができるので、後に、撮影画像に付加された情報から、撮影画像のより高い再現性を得ることができ、作業効率を向上させることができる。また、これにより、ユーザによる撮影設定などの記録および入力に係る手間を無くし、ユーザによる記録および入力のミスを無くすことができる。
なお、本実施例に係る顕微鏡システムでは、次に説明するような各種の変形例が考えられる。
例えば、本実施例において、撮影画像に付加する情報として、更に、電動ユニットの情報、ユーザー情報(例えば撮影者情報)、および日時情報など、本システムに関係する情報とユーザーが自ら書込んだ情報を付加するようにしてもよい。
また、本実施例では、PC32の表示部としてTVモニタを使用し、総合倍率の演算ではTVモニタの数値を使用したが、このTVモニタの代わりに、TFTモニタを使用し、総合倍率の演算ではTFTモニタの数値を使用するようにしてもよい。
また、本実施例において、一部のICタグをバーコードに置換するようにしてもよい。
また、本実施例に係る顕微鏡システムでは、上記のとおり、撮影画像に付加された情報から、撮影画像のより高い再現性を得ることができる。この場合の処理を図12を用いて説明する。なお、本処理は、操作装置23のマイクロコンピュータ41によって行われる処理である(但しユーザの動作を除く)。
図12は、撮影画像に付加された情報から同じ観察系を再現する処理に係るフローチャートである。
本処理は、本システムに電源が供給されているときに、PC32上で動作するソフトウェア上から、同一の観察系を再現したい撮影画像の画像ファイルがユーザにより選択されているときに、開始する。なお、ここで選択されている画像ファイルの撮影画像には、撮像時の電動ユニットの設定情報も付加されているものとする。
図12において、まずS41では、ユーザによる、PC32上で動作するソフトウェア上の”撮影条件に戻す”ボタンの押下に応じて、PC32から操作装置23へ”撮影条件に戻す”指示が発信される。なお、この指示は、操作部37から行うようにしてもよい。
S42では、各コントロール部に対し読出し指示を行い、各コントロール部から各電動ユニットの設定情報を取得する。
S43では、選択されている画像ファイルから読出した撮影画像に付加されている情報に含まれる電動ユニットの設定情報と、S42で取得した各電動ユニットの設定情報とを比較し、選択されている画像ファイルの撮影画像を撮像した時と同一の電動ユニットが存在するか否かを判定する。
S43の判定結果がNOの場合、続くS44では、PC32の表示部の表示画面に、同一の電動ユニットを設定できないことを表示し、本フローに係る処理が終了する。
一方、S43の判定結果がYESの場合、続くS45では、選択されている画像ファイルに含まれる電動ユニットの設定情報(撮影条件)に従って、電動ユニットを駆動して同一の設定にする。
S46では、PC32の表示部の表示画面に、電動ユニットを同一の設定にしたことを表示する。
S47では、選択されている画像ファイルに含まれる電動ユニットの設定情報(撮影条件)に従って、全ての電動ユニットを同一の設定にしたか否かを判定する。
S47の判定結果がNOの場合には、S43へ戻り上述の処理を繰り返す。
一方、S47の判定結果がYESの場合、続くS48では、送受信装置34から電波を発信させる。
S49では、ICタグから設定情報を読出し、操作装置23内のRAM43に保存する。なお、本例において、ICタグは手動ユニットに設置されている。
S50では、選択されている画像ファイルから読出した撮影画像に付加されている情報に含まれる手動ユニットの設定情報と、S49で保存した手動ユニットの設定情報とを比較し、選択されている画像ファイルの撮影画像を撮像した時と同一の手動ユニットが存在するか否かを判定する。
S50の判定結果がNOの場合には、続くS51では、PC32の表示部の表示画面に、同一の手動ユニットを設定できないことを表示し、本フローに係る処理が終了する。
一方、S50の判定結果がYESの場合、続くS52では、選択されている画像ファイルから読出した手動ユニットの設定情報と、S49で保存した手動ユニットの設定情報とを比較し、撮影条件が同じか否かを判定する。
S52の判定結果がYESの場合、続くS53では、PC32の表示部の表示画面に、同一の手動ユニットが設定されていること(設定通りであるということ)を表示し、本フローに係る処理が終了する。
一方、S52の判定結果がNOの場合、続くS54では、PC32の表示部の表示画面に、異なる手動ユニットが設定されていること(設定が異なること)を表示する。なお、本ステップでは、異なる手動ユニットが何れであるかを表示すると共に、撮影条件を同じにするため何れの手動ユニットが設定されるべきであるかを表示するようにしてもよい。
S55では、手動ユニットの設定を同一にするため、ユーザが、設定が異なる手動ユニットを可動させる操作を行う。
S56では、選択されている画像ファイルから読出した手動ユニットの設定情報のとおりに手動ユニットが設定されているか否かを判定する。なお、この判定を行うためには、S55でユーザが手動ユニットを可動させた後に、再度、ICタグから設定情報の読出しを行う必要がある。このときの設定情報の読出しのタイミングとしては、次の2つのいずれを用いても良い。1つは、送受信装置34が常に電波を発信し、現在の光路上の手動ユニットの設定情報を取得するようにする。もう1つは、ユーザが、手動ユニットを可動させるたびに、送受信装置34からの電波発信の指示を行い、その都度、手動ユニットの設定情報を取得するようにする。
S56の判定結果がYESの場合、続くS57では、PC32の表示部の表示画面に、同一の手動ユニットが設定されていること(設定通りであるということ)を表示し、S59へ進む。
一方、S56の判定結果がNOの場合、続くS58では、PC32の表示部の表示画面に、同一の手動ユニットの設定ができていないことを表示し、S59へ進む。
S59では、選択されている画像ファイルに含まれる手動ユニットの設定情報(撮影条件)に従って、全ての手動ユニットを同一の設定にしたか否かを判定する。
S59の判定結果がYESの場合には、本フローに係る処理を終了する。
一方、S59の判定結果がNOの場合には、S52へ戻り、上述の処理が繰り返される。
このように、図12に示した処理により、撮影画像に付加された情報から、撮影時と同じ観察系を再現性高く実現することができ、この状態で撮影を行うことにより、撮影画像のより高い再現性を得ることができる。
次に、本発明の実施例3に係る顕微鏡システムについて説明する。
本実施例に係る顕微鏡システムの特徴は、読出しおよび書込み可能な送受信装置およびICタグを用い、ランプの寿命を厳密に表示させるところにある。
本実施例に係る顕微鏡システムの構成において、実施例1に係る顕微鏡システムと同一の要素については同一の符号を付し、ここではその説明を省略する。
図13は、本実施例に係る顕微鏡システムの一部構成を示す図である。
同図において、ランプハウス61内部には、ハロゲンランプからなる透過照明用光源1が設置されている。ランプハウス61側面には、ICタグ62が設置されている。ランプハウス61付近には送受信装置63が存在し、送受信装置63はケーブル64を介して操作装置23に接続されている。ICタグ62に保持されている情報は、送受信装置63により読み出され、ケーブル64を介して操作装置23に転送、保持され、更に、ケーブル36を介してPC32上で動作するソフトウェアにより表示部の表示画面に表示させることが可能になっている。
ICタグ62は、これまでに説明した、製品名、製造シリアルナンバーなどの設定情報のほかに、書込み可能な情報としてランプハウス61内部のハロゲンランプの点灯時間(以下「ランプ点灯時間」という)を保持する。ICタグ62に保持されているランプ点灯時間は、ハロゲンランプの点灯時間が1分を経過するたびに+1加算され更新される。なお、ハロゲンランプ自体を交換する場合、ICタグ62に保持されているランプ点灯時間をリフレッシュさせる必要がある。このリフレッシュさせる命令の発信は、操作装置23に接続されているPC32または操作部37から行われる。
次に、操作装置23のマイクロコンピュータ41によって行われる、ICタグ62に対するランプ点灯時間の読出しおよび書込みを行う処理を説明する。
図14は、その処理に係るフローチャートを示す図である。
本処理は、操作装置23の電源が投入され、これに接続されている送受信装置63に電源が供給されているときに、開始する。
同図において、まずS66では、ICタグ62が存在するか否かを判定する。なお、この判定では、送受信装置63から電波を送信し、ICタグ62との間で通信可能となった場合に、ICタグ62が存在すると判定される。
S66の判定結果がNOの場合、続くS67では、PC32上で動作するソフトウェアによりICタグ62が存在しない旨の情報が表示画面に表示され、本フローに係る処理が終了する。
一方、S66の判定結果がYESの場合、続くS68では、ICタグ62が保持しているランプ点灯時間を読出し、続くS67では、PC32上で動作するソフトウェアにより、読み出されたランプ点灯時間の情報が、これまでの調光点灯時間として表示画面に表示される。
S69では、ランプハウス61内のハロゲンランプ点灯中(調光中)に1分間隔のパルスを発生させる。なお、この1分間隔のパルスは、操作装置23内のマイクロコンピュータ41が発生させる。また、ハロゲンランプの点灯はフレームコントロール部26が制御しているので、ハロゲンランプの点灯中は、フレームコントロール部26がマイクロコンピュータ41へ点灯中であることを示す信号を送信する。マイクロコンピュータ41は、フレームコントロール部26からの点灯中であることを示す信号があるときのみ、1分間隔のパルスを発生させる。
S70では、ハロゲンランプの点灯中に発生させられるパルスを基に、1分経過するごとに、これまでのランプ点灯時間+1=現在のランプ点灯時間として、その現在のランプ点灯時間を書込み情報として送受信装置63からICタグ62へ送信する。これにより、ICタグ62に保持されていたランプ点灯時間が上書き、更新される。
S71では、PC32上で動作するソフトウェアにより、S70で書込まれたランプ点灯時間が常に表示画面に表示される。これにより、ユーザーは、常に厳密なランプ点灯時間を確認することができる。
S72では、ランプハウス61内のハロゲンランプの調光中以外は、S70で上書きされたランプ点灯時間をICタグ62に保持させる。
S73では、操作装置23の電源がONであるか否かを判定する。
S73の判定結果がYESの場合にはS70へ戻り、上述の処理が繰り返される。
一方、S73の判定結果がNOの場合には、本フローに係る処理が終了する。
このように、図14に示した処理により、ランプハウス61に設置されたICタグ62に対する、ランプ点灯時間の読出しおよび書込みが行われる。
以上、本実施例に係る顕微鏡システムによれば、ランプハウスに読出しおよび書込み可能なICタグを用いることで、ランプハウスという何れの顕微鏡システムでも接続され得るユニットが何れで使用されても、厳密なるハロゲンランプの総点灯時間を取得することができるので、例えば、点灯寿命によるハロゲンランプの交換時期をユーザーに簡便に知らせることもでき、作業効率を向上させることができる。
なお、本実施例に係る顕微鏡システムでは、次に説明するような各種の変形例が考えられる。
例えば、本実施例において、読出しおよび書込み可能なICタグ62と、送受信装置63の設置位置は、上記で説明した位置に限らない。
また、本実施例では、ICタグ62から読み出した情報が、PC32上で動作するソフトウェアにより表示画面に表示されるが、それを操作装置23に接続されている操作部37に設けられた表示部に表示するようにしてもよい。
また、本実施例において、PC32をインターネットに接続し、ランプ点灯時間をインターネットを介して外部装置に送信するようにしてもよい。これにより、例えば、インターネットを介してランプ点灯時間を遠隔地の装置へ送信することができる。あるいは、ハロゲンランプのメーカーが運営するサーバにランプ点灯時間を送信し、そのランプ点灯時間からサーバがハロゲンランプの寿命が近いか否かを判定し、寿命が近いと判定したときにはその旨をPC32へ送信し、PC32の表示画面にその旨を表示させるようにすることもできる。また、操作装置23は、ランプ点灯時間のほか、ハロゲンランプの点灯頻度や点灯出力などの情報も取得するようにし、その情報をインターネットを介して外部装置に送信するようにしてもよい。
また、本実施例では、ハロゲンランプに対してICタグ62を設けたが、光源をLEDとし、LEDに対してICタグを設けるようにすることもできる。この場合には、LED実装基板上に、読出しおよび書込み可能なICタグを設置し、これにLEDの点灯時間、分光特性、経時変化などの情報を保持させる。そして、この情報は、外部の読出しおよび書込み可能な送受信装置63によって読出され、送受信装置63に接続されている操作装置23に転送、保存される。
また、本実施例では、ハロゲンランプに対してICタグを設けたが、他の光源に対してICタグを設けるようにしてもよい。また、光源以外にも、一定の使用期間が経過すると交換が必要なユニットに対してICタグを設けるようにしてもよい。
また、本実施例において、ICタグを複数配置した場合には、一部のICタグをバーコードに置換するようにしてもよい。
以上が、実施例1乃至3の説明である。
ここで、実施例1にて図8及び図9(a),(b) を用いて説明したように、ICタグへの固有コードの書込みにより、他のシステムから読出された設定情報を認識しない(使用しない)ようにする場合の具体例を、図15(a),(b),(c),(d) を用いて説明する。
図15(a) は、工場出荷時におけるユニットに設けられたICタグに記憶されている情報を示す図である。同図(a) に示したように、ユニット71のICタグ71aには、顕微鏡システム固有の情報であるグループ情報(上記の固有コードに対応)を読み書き可能なグループ情報格納領域と、ユニット情報が記憶された領域が有る。但し、工場出荷時においてグループ情報格納領域には何も書き込まれていない。
なお、本例では、ユニット71をTVアダプタレンズとし、ICタグ71aには、ユニット情報としてユニット名:「TVアダプタA」及び倍率:「0.25倍」等が記憶されている。
図15(b) は、ユニット71を顕微鏡システムA(図8に示した顕微鏡システムに対応)にセットする時(セッティング時)の動作を示す図である。なお、この動作は、図9(a) に示した動作に対応する。図15(b) に示したように、この時、顕微鏡システムAが備えるICタグ書き込みユニット(書込専用装置51に対応)72は、顕微鏡システムAに固有な情報である顕微鏡装置Aのシリアルナンバー:「AAA」をグループ情報としてICタグ71aのグループ情報記憶領域に書き込む。
図15(c) は、顕微鏡システムAにセットされたユニット71のICタグ71aに記憶されている情報を読出す時の動作を示す図である。なお、この動作は、図9(b) のS13乃至15に対応する。図15(c) に示したように、この時、顕微鏡システムAが備えるICタグ読み取りユニット(送受信装置54に対応)73は、ICタグ71aに記憶されているグループ情報及びユニット情報(「AAA+ユニット」)を読み出す。但し、同図(c) に示したように、顕微鏡システムAの近隣に、同一の顕微鏡システムである、ユニット74がセットされた別の顕微鏡システムBが存在する場合、ICタグ読み取りユニット73は、ユニット74のICタグ74aに記憶されているグループ情報及びユニット情報(「BBB+ユニット」)も読出してしまう。
なお、ICタグ74aには、図15(b) を用いて説明した動作と同様にして顕微鏡システムBのシリアルナンバー:「BBB」がグループ情報として記憶されている。また、ICタグ74aには、ユニット情報として、ユニット名:「TVアダプタB」及び倍率:「0.5倍」等が記憶されている。
図15(d) は、ICタグ読み取りユニット73により読出されたグループ情報を基に判定を行うことによって顕微鏡システムAにセットされているユニット以外のユニット情報を認識しない(使用しない)ようにする時の動作を示す図である。なお、この動作は、図9(b)のS16乃至18に対応する。図15(d) に示したように、この時、顕微鏡システムAは、ICタグ読み取りユニット73により読出されたグループ情報と顕微鏡装置Aのシリアルナンバーとが一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合には、そのグループ情報とそれと共に読出されたユニット情報とを認識し、一致しないと判定した場合には、そのグループ情報とそれと共に読出されたユニット情報とを認識しない(使用しない)。なお、この判定を行う手段は、操作装置23又はPC32に対応する。
このように、セッティング時に、ユニット内のICタグに顕微鏡システム固有のグループ情報を書込んでおくことによって、近隣に存在する同一の顕微鏡システムのユニットからユニット情報が読み出されてしまったとしても、それを誤って認識することはない。よって、例えばラボやスクリーニングなど、同一の顕微鏡システムが近隣に存在する状況においても、近隣の顕微鏡システムのユニット情報を誤って認識する虞はない。
なお、図15(a),(b),(c),(d) を用いて説明した方法以外にも、近隣の同一の顕微鏡システムに係るユニット情報の誤認識を防止する方法がある。ここで、その方法の一例を、図16(a),(b),(c),(d) を用いて説明する。
図16(a) は、工場出荷時におけるユニットに設けられたICタグに記憶されている情報を示す図である。同図(a) に示したように、ユニット75のICタグ75aには、ユニット75に固有の情報であるユニットシリアルナンバー(ユニットS/N):「U−AAA」と、ユニット情報が記憶されている。
なお、本例においても、ユニット75をTVアダプタレンズとし、ICタグ75aには、ユニット情報としてユニット名:「TVアダプタA」及び倍率:「0.25倍」等が記憶されている。
図16(b) は、ユニット75を顕微鏡システムA(図8に示した顕微鏡システムに対応)にセットする時(セッティング時)の動作を示す図である。
なお、本例において、顕微鏡システムAは、比較的に遠い位置に存在するICタグから情報を読出すことが可能な後述の遠距離用ICタグ読み取りユニット(送受信装置54に対応)に加え、近傍に存在するICタグのみから情報を読出すことが可能な近距離用ICタグ読み取りユニット76も備えているものとする。
同図(b) に示したように、この時、顕微鏡システムAが備える近距離用ICタグ読み取りユニット76は、ICタグ75aに記憶されているユニットシリアルナンバー:「U−AAA」を読出す。但し、この読出しは、近距離用ICタグ読み取りユニット76がICタグ75aに近づけられた状態で行われる。顕微鏡システムAは、近距離用ICタグ読み取りユニット76により読出されたユニットシリアルナンバーを所定の記憶媒体に格納することで、顕微鏡システムAにセットされたユニット75のユニットシリアルナンバーを登録する。なお、ユニットシリアルナンバーを登録する手段は、操作装置23やPC32が対応し、ユニットシリアルナンバーが格納される所定の記憶媒体は、操作装置23内のRAM43や、PC32内の不図示の記憶媒体が対応する。
図16(c) は、顕微鏡システムAにセットされたユニット75のICタグ75aに記憶されている情報を読出す時の動作を示す図である。同図(c) に示したように、この時、顕微鏡システムAが備える遠距離用ICタグ読み取りユニット77は、ICタグ75aに記憶されているユニットシリアルナンバー及びユニット情報(「U−AAA+ユニット」)を読み出す。但し、同図(c) に示したように、顕微鏡システムAの近隣に、同一の顕微鏡システムである、ユニット78がセットされた別の顕微鏡システムBが存在する場合、遠距離用ICタグ読み取りユニット77は、ユニット78のICタグ78aに記憶されているユニットシリアルナンバー及びユニット情報(「U−BBB+ユニット」)も読出してしまう。
なお、ICタグ78aには、図16(b) を用いて説明した動作と同様にしてユニット78のユニットシリアルナンバー:「U−BBB」がユニット78に固有な情報として記憶されている。また、ICタグ78aには、ユニット情報として、ユニット名:「TVアダプタB」及び倍率:「0.5倍」等が記憶されている。
図16(d) は、遠距離用ICタグ読み取りユニット77により読出されたユニットシリアルナンバーを基に判定を行うことによって顕微鏡システムAにセットされたユニット以外のユニット情報を認識しない(使用しない)ようにする時の動作を示す図である。同図(d) に示したように、この時、顕微鏡システムAは、遠距離用ICタグ読み取りユニット77により読出されたユニットシリアルナンバーと顕微鏡システムAに登録されているユニットシリアルナンバーとが一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合には、そのユニットシリアルナンバーとそれと共に読出されたユニット情報とを認識し、一致しないと判定した場合には、そのユニットシリアルナンバーとそれと共に読出されたユニット情報とを認識しない(使用しない)。なお、この判定を行う手段は、操作装置23又はPC32に対応する。
このように、セッティング時に、セットされたユニットのユニットシリアルナンバーを顕微鏡システムに登録しておくことによって、近隣に存在する同一の顕微鏡システムのユニットからユニット情報が読み出されてしまったとしても、それを誤って認識することはない。よって、同一の顕微鏡システムが近隣に存在する状況においても、近隣の顕微鏡システムのユニット情報を誤って認識する虞はない。
なお、本例では、ユニットシリアルナンバーのみを顕微鏡システムに登録するものであったが、ユニット情報も併せて登録するようにしてもよい。
次に、実施例1にて図5(a),(b),(c) 等を用いて説明したように、複数の光学素子を有するユニットから、現在使用中の光学素子の情報のみを読み出すようにする場合の具体例を、図17を用いて説明する。
図17は、その具体例を示す図である。なお、本例では、複数の光学素子を有するユニットを、2つのキューブを有するキューブターレット(図1に示したキューブユニット11に対応)として説明する。
図17に示したように、キューブターレット79は、2つのキューブ80、81を備えており、顕微鏡システムにセットされたときに何れかのキューブ(80又は81)を光路に挿入可能になっている。キューブ80には、キューブ80の光学素子情報(CUBE−A)が記憶された近距離用ICタグ80aが設けられ、キューブ81には、キューブ81の光学素子情報(CUBE−B)が記憶された近距離用ICタグ81aが設けられている。
また、キューブターレット79は、近傍に存在する近距離用ICタグのみから情報を読出すことが可能な近距離用ICタグ読み取り装置82を備えている。この近距離用ICタグ読み取り装置82は、キューブターレット79が顕微鏡システムにセットされたときに、光路に近接する位置に配置されるように設けられ、光路中に挿入されているキューブ(使用中のキューブ)のICタグのみから情報を読み取ることが可能になっている。
また、キューブターレット79は、近距離用ICタグ読み取り装置82により読み出された情報が記憶される領域とキューブターレット79のユニット情報(CUBEターレットA)が記憶された領域とを有する遠距離用ICタグ79aが設けられている。
このように構成されたキューブターレット79が顕微鏡システムA(図1に示した顕微鏡システムに対応)にセットされたときに、顕微鏡システムAが備える、比較的に遠い位置に存在する遠距離用ICタグから情報を読出すことが可能な遠距離用ICタグ読み取りユニット83(送受信装置54に対応)が、光路中に挿入されているキューブの情報を読み出す場合には、次のような動作が行われる。
まず、キューブターレット79において、近距離用ICタグ読み取りユニット82が、光路中に挿入されているキューブの近距離用ICタグから光学素子情報を読み出し、これが遠距離用ICタグ79aに記憶される。なお、本例では、光路中にキューブ81が挿入されていたとする。よって、キューブ81に設けれた近距離用ICタグ81aのみから光学素子情報(CUBE−A)が読み出され、これが遠距離用ICタグ79aに記憶される。
続いて、顕微鏡システムAが備える遠距離用ICタグ読み取りユニット83は、遠距離用ICタグ79aから、キューブ81の光学素子情報(CUBE−A)とユニット情報(CUBEターレットA)を読み出し、これが顕微鏡システムに認識される。
このような動作により、光路中に挿入されているキューブの情報のみを認識することができ、光路中に挿入されていないキューブ(使用中でないキューブ)の情報が誤認識されるのを防止することができる。
なお、本例において、近距離用ICタグ80a、81a及び近距離用ICタグ読み取りユニット82と、遠距離用ICタグ79a及び遠距離用ICタグ読み取りユニット83とは、独立したシステムであり、お互いが干渉することはない。
次に、ICタグに記憶された情報の応用例を幾つか説明する。
実施例1では、TVアダプタレンズ20や中間鏡筒12といったユニットに設けられたICタグに、製品名、倍率、製造シリアルナンバーといった情報が記憶され、所定のタイミングにそれを読み出し表示するようにしていたが、例えば、ICタグに材質情報も記憶させておき、所定のタイミングにそれを読み出し、顕微鏡システムが備える、材質情報と廃棄方法の対応関係を示すテーブルを参照して、材質情報に応じた廃棄方法をユーザに提示(例えば表示)するようにすることも可能である。一般に、材質に応じた廃棄方法は国や地域によって異なる。そこで、顕微鏡システムを使用する国や地域に応じて、対応する材質情報と廃棄方法の関係を示すテーブルを用意しておけば、ユーザはその場所に応じた廃棄方法を容易に知ることができる。なお、このような対応テーブルは、例えば、ユニットのメーカーから供給される。また、本例では、材質情報と廃棄方法の対応テーブルとしたが、その代わりに、例えば、ユニット固有の製造シリアルナンバーと廃棄方法の対応関係を示すテーブルを用いることも可能である。この場合には、ICタグに材質情報を格納する領域を確保する必要はなくなる。もちろん、ICタグに直接、廃棄情報を記憶させるようにすることも可能である。或いは、ICタグに記憶されている製造シリアルナンバーを読み出し、それをネットワーク(例えばインターネット)を介してユニット製造元メーカーのサーバーに送信すると共に廃棄方法を問い合わせ、そのサーバーから取得された廃棄方法をユーザに提示するようにすることも可能である。
また、例えば、ICタグが設けられたユニットが、ファームウェアを有するユニット、すなわちCPUと当該CPUにより実行されるプログラムが記憶されたROMとを有するユニット(例えば操作装置23が対応)である場合には、ICタグにプログラムのバージョン情報も記憶させておき、所定のタイミングに読み出したバージョン情報をネットワーク(例えばインターネット)を介してプログラム製造元メーカーのサーバーに送信すると共にバージョンアップの必要性の有無を問い合わせ、その必要性が有る場合にはその旨をユーザに提示(例えば表示)するようにすることも可能である。これにより、ユーザは容易にバージョンアップの必要性を知ることができる。なお、本例では、バージョンアップの必要性を通知するものであったが、例えば、バージョンアップの必要性の有無を問い合わせた結果、その必要性が有る場合には、サーバーから必要なプログラムを自動的にダウンロードして更新するように構成することもできる。これにより、ユーザはバージョンアップに係る操作を行うことなく最新のプログラムを利用することができる。なお、この場合には、ICタグに記憶されていたバージョン情報が、更新後のプログラムのバージョン情報に更新される。
また、実施例3では、ランプハウス61に設置されたICタグに、ハロゲンランプの点灯に応じて更新される、ハロゲンランプの総点灯時間の情報を記憶させ、その総点灯時間の情報を基にハロゲンランプの交換時期を通知するようにしていたが、例えば、同様に、レボルバ10や落射シャッター17などのような駆動回数で交換時期が規定されるユニットにICタグを設け、これに、ユニットの駆動に応じて更新される、ユニットの総駆動回数の情報を記憶させ、その総駆動回数の情報を基にユニットの交換時期を通知するようにすることも可能である。なお、この場合には、ユニットが駆動される毎に、総駆動回数がインクリメントされるようにICタグに記憶されている総駆動回数の情報が更新される。また、所定のタイミングに読み出した総駆動回数の情報をネットワーク(例えばインターネット)を介してユニット製造元メーカーのサーバーに送信すると共にユニットの交換時期を問い合わせ、そのサーバーから取得された交換時期を通知するようにすることもできる。
以上、実施例1乃至3について説明したが、各実施例においては、操作装置23が行っていた処理を、PC32が行うようにすることも可能である。各変形例についても同様である。
また、各実施例に係る構成又は及び動作においては、他の実施例に係る構成又は及び動作を組み合わせて構成することも可能である。各変形例についても同様である。
また、実施例に係る構成又は及び動作と変形例に係る構成又は及び動作を組み合わせて構成することも可能である。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良及び変更を行っても良いのはもちろんである。
実施例1に係る顕微鏡システムの全体構成を示す図である。 実施例1に係る顕微鏡システムの制御系の構成をより詳細に示す図である。 ICタグの読出し処理に係るフローチャートである。 (a)はICタグが設置されたTVアダプタレンズおよび中間鏡筒の概観図、(b)はICタグから読み出されたTVアダプタレンズおよび中間鏡筒の設定情報を示す図である。 (a),(b),(c) は、ターレット形状の内部取り付け穴に複数配置された中間倍率の光学素子を備える中間鏡筒に対するICタグの設置例を説明する図である。 (a),(b) は、押しレバー形状の変倍装置である中間鏡筒に対するICタグの設置例を説明する図である。 送受信装置の他の設置例を示す図である。 長距離用の送受信装置を用いた場合の顕微鏡システムの概略構成を示す図である。 (a),(b),(c) は、長距離用の送受信装置を使用した場合の顕微鏡システムの動作を示すフローチャートである。 ICタグから情報を読出し撮影画像へ反映する処理に係るフローチャートである。 (a)は電子倍率表を示す図、(b) は一般的なCCDサイズを示す表である。 撮影画像に付加された情報から同じ観察系を再現する処理に係るフローチャートである。 実施例3に係る顕微鏡システムの一部構成を示す図である。 ICタグに対するランプ点灯時間の読出しおよび書込みを行う処理に係るフローチャートである。 (a),(b),(c),(d) は、他の顕微鏡システムから読出された情報を認識しない(使用しない)ようにする場合の具体例を説明する図である。 (a),(b),(c),(d) は、他の顕微鏡システムから読出された情報を認識しない(使用しない)ようにする場合の他の具体例を説明する図である。 複数の光学素子を有するユニットから、現在使用中の光学素子の情報のみを読み出すようにする場合の具体例を説明する図である。
符号の説明
1 透過照明用光源
2 コレクタレンズ
3 透過用フィルターユニット
4 透過視野絞り
5 透過開口絞り
6 コンデンサ光学素子ユニット
7 コンデンサトップレンズユニット
8 ステージ
9 対物レンズ
10 レボルバ
11 キューブユニット
12 中間鏡筒
13 ビームスプリッター
14 接眼レンズ
15 落射照明用光源
16 落射用フィルターユニット
17 落射シャッター
18 落射視野絞り
19 落射開口絞り
20 TVアダプタレンズ
21 デジタルカメラ
22 コンデンサ
23 操作装置
24 複数の専用ケーブル
25 撮影コントロール部
26 フレームコントロール部
27 透過フィルターコントロール部
28 透過視野絞コントロール部
29 コンデンサコントロール部
30 落射絞りコントロール部
31 落射フィルターコントロール部
32 PC
33 ICタグ
34 送受信装置
35 ケーブル
36 ケーブル
37 操作部
38 ケーブル
41 マイクロコンピュータ
42 ROM
43 RAM
44 モータドライバ
45 外部インターフェースコネクタ
51 光路
52 投光管
53 鏡筒
54 長距離用送受信装置
55 書込み専用装置
56 顕微鏡装置
61 ランプハウス
62 ICタグ
63 送受信装置
64 ケーブル
71 ユニット
71a ICタグ
72 ICタグ書き込みユニット
73 ICタグ読み取りユニット
74、75 ユニット
74a、75a ICタグ
76 近距離用ICタグ読み取りユニット
77 遠距離用ICタグ読み取りユニット
78 ユニット
78a ICタグ
79 キューブターレット
79a 遠距離用ICタグ
80、81 キューブ
80a、81a 近距離用ICタグ
82 近距離用ICタグ読み取り装置
83 遠距離用ICタグ読み取り装置

Claims (20)

  1. 選択的に取り付け可能な光学素子を有する顕微鏡システムであって、
    前記光学素子に設けられた、外部から非接触で情報の読出しが可能な第1の非接触式記憶媒体と、
    前記第1の非接触式記憶媒体から非接触で情報を読出す第1の読出手段と、
    を有し、
    前記第1の非接触式記憶媒体には前記光学素子に関する情報が記憶されている、
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  2. 前記第1の読出手段により読出された情報を表示する表示手段を更に有し、
    前記表示手段は、前記第1の読出手段により読出された前記光学素子に関する情報を表示する、
    ことを特徴とする請求項1記載の顕微鏡システム。
  3. 像を撮像する撮像手段と、
    撮像時の設定情報を含む撮影情報を取得する撮影情報取得手段と、
    を更に有し、
    前記表示手段は、前記撮像手段により撮像された画像と、前記第1の読出手段により読出された撮像時の前記光学素子に関する情報と、前記撮影情報取得手段により取得された撮影情報とを表示する、
    ことを特徴とする請求項2記載の顕微鏡システム。
  4. 前記撮像手段により撮像された画像に、前記第1の読出手段により読出された撮像時の前記光学素子に関する情報と、前記撮影情報取得手段により取得された撮影情報とを付加して記録する記録手段、
    を更に有することを特徴とする請求項3記載の顕微鏡システム。
  5. 前記記録手段により記録された、前記画像に付加された前記光学素子に関する情報と前記撮影情報とに基づいて、前記画像が撮像された時の設定と同一の設定を行うために必要な処理を行う処理手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項4記載の顕微鏡システム。
  6. 総使用時間が所定時間経過すると交換を要するユニットに設けられた、外部から非接触で情報の読出しおよび書込みが可能な第2の非接触式記憶媒体と、
    前記第2の非接触式記憶媒体に対し情報の読出しおよび書込みを行う読書手段と、
    を更に有し、
    前記読書手段は、前記第2の非接触式記憶媒体に対し前記ユニットの総使用時間の読出しおよび書込みを行い、
    前記表示手段は、前記読書手段により読出された前記ユニットの総使用時間を表示する、
    ことを特徴とする請求項1記載の顕微鏡システム。
  7. 前記ユニットは、光源として使用されるランプである、
    ことを特徴とする請求項6記載の顕微鏡システム。
  8. 前記第1の非接触式記憶媒体に非接触で情報を書込む書込手段を更に有し、
    前記書込手段は、当該顕微鏡システム固有のグループ情報を前記第1の非接触式記憶媒体に書込む、
    ことを特徴とする請求項1記載の顕微鏡システム。
  9. 前記第1の読出手段は、前記第1の非接触式記憶媒体から前記光学素子に関する情報と共に前記グループ情報を読出す、
    ことを特徴とする請求項8記載の顕微鏡システム。
  10. 前記第1の読出手段により前記光学素子に関する情報と共に読み出された前記グループ情報が当該顕微鏡システム固有のグループ情報と一致するか否かを判定する判定手段を更に有し、
    前記判定手段により一致しないと判定された場合に、前記グループ情報と共に前記第1の読出手段により読出された前記光学素子に関する情報を使用しない、
    ことを特徴とする請求項9記載の顕微鏡システム。
  11. 前記第1の非接触式記憶媒体に当該顕微鏡システム固有のグループ情報を非接触で書込む書込手段と、
    前記第1の読出手段により前記光学素子に関する情報と共に読み出された前記グループ情報が当該顕微鏡システム固有のグループ情報と一致するか否かを判定する判定手段と、
    を更に有し、
    前記判定手段により一致しないと判定された場合に、前記グループ情報と共に前記第1の読出手段により読出された前記光学素子に関する情報を使用しない、
    ことを特徴とする請求項1記載の顕微鏡システム。
  12. 前記第1の非接触式記憶媒体には更に前記光学素子固有の情報が記憶されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の顕微鏡システム。
  13. 前記第1の非接触式記憶媒体から非接触で情報を読出す第2の読出手段を更に有し、
    前記第2の読出手段は、前記第1の非接触式記憶媒体から前記光学素子固有の情報を読出す、
    ことを特徴とする請求項12記載の顕微鏡システム。
  14. 前記第2の読出手段により読出された前記光学素子固有の情報を登録する登録手段を更に有する、
    ことを特徴とする請求項13記載の顕微鏡システム。
  15. 前記第1の読出手段は、前記第1の非接触式記憶媒体から前記光学素子に関する情報と共に前記光学素子固有の情報を読出す、
    ことを特徴とする請求項14記載の顕微鏡システム。
  16. 前記第1の読出手段により前記光学素子に関する情報と共に読み出された前記光学素子固有の情報が、前記登録手段により登録されているか否かを判定する判定手段を更に有し、
    前記判定手段により登録されていない判定された場合に、前記光学素子固有の情報と共に前記第1の読出手段により読出された前記光学素子に関する情報を使用しない、
    ことを特徴とする請求項15記載の顕微鏡システム。
  17. 前記第1の非接触式記憶媒体には更に前記光学素子固有の情報が記憶されており、
    前記第1の非接触式記憶媒体から前記光学素子固有の情報を非接触で読出す第2の読出手段と、
    前記第2の読出手段により読出された前記光学素子固有の情報を登録する登録手段と、
    前記第1の読出手段により前記光学素子に関する情報と共に読み出された前記光学素子固有の情報が、前記登録手段により登録されているか否かを判定する判定手段と、
    を更に有し、
    前記判定手段により登録されていない判定された場合に、前記光学素子固有の情報と共に前記第1の読出手段により読出された前記光学素子に関する情報を使用しない、
    ことを特徴とする請求項1記載の顕微鏡システム。
  18. 前記第1の読出手段は、遠距離用の読出手段であり、
    前記第2の読出手段は、近距離用の読出手段である、
    ことを特徴とする請求項13乃至17の何れか一項記載の顕微鏡システム。
  19. 前記光学素子を複数備えた光学素子ユニットと、
    前記光学素子ユニットに設けられた、外部から非接触で情報の読出しが可能な第2の非接触式記憶媒体と、
    前記第2の非接触式記憶媒体から非接触で情報を読出す第2の読出手段と、
    を更に有し、
    前記第1の読出手段は、前記光学素子ユニットに備えられた複数の前記光学素子のうち使用中の光学素子に設けられた前記第1の非接触式記憶媒体のみから前記光学素子に関する情報を読出し、
    前記第2の非接触式記憶媒体には、前記第1の読出手段により読出された前記光学素子に関する情報が記憶され、
    前記第2の読出手段は、前記第2の非接触式記憶媒体から前記光学素子に関する情報を読出す、
    ことを特徴とする請求項1記載の顕微鏡システム。
  20. 前記第1の非接触式記憶媒体は、近距離用の非接触式記憶媒体であり、
    前記第1の読出手段は、近距離用の読出手段であり、
    前記第2の非接触式記憶媒体は、遠距離用の非接触式記憶媒体であり、
    前記第2の読出手段は、遠距離用の読出手段である、
    ことを特徴とする請求項19記載の顕微鏡システム。
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