JP2007154610A - 半自動水栓装置 - Google Patents

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修 松本
Hiroshi Matsuda
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Abstract

【課題】吐水機能部側に手動開閉弁を備えておかなくても良く、また開閉機能部側の電気駆動弁を水栓使用前に開弁状態としておかなくても良く、吐水開始時を除いて水栓の動作を自動化し得る半自動水栓装置を提供する。
【解決手段】半自動水栓装置10を、吐水機能部12と開閉機能部14とを有するものとなす。その吐水機能部12は吐水口18と、人体検知センサ22と、手動発電部24と、開閉機能部14に開閉信号を無線で送信する送信部54と、送信を制御する制御部56と、水流発電機44とを有するものとなす。また開閉機能部14は電磁弁36と、受信部40と、受信部40による受信に基づいて電磁弁36を開閉制御する制御部38とを有するものとなす。
【選択図】 図2

Description

この発明は水栓装置に関し、詳しくはセンサによる人体検知及び非検知に基づいて吐水口からの吐水と止水とを半自動で行う半自動水栓装置に関する。
従来より、吐水口に近い位置に人体を検知する人体検知センサを備え、その人体検知センサによる人体検知及び人体非検知に基づいて、吐水口からの吐水と止水とを自動的に行うようになした自動水栓装置が公共トイレ等に広く設置されている。
図8はその一例を具体的に示したものである。
図において200は手洗器202の上面から起立する形態で設けられた自動水栓装置204の吐水部で、206はこの吐水部200から離隔した位置に設けられた本体機能部である。
吐水部200は、吐水口208とその近傍において人体を検知する人体検知センサ210とを有しており、吐水口208の前方に手を差し出すと、人体検知センサ210がこれを検知して吐水口208から自動吐水するようになっている。
本体機能部206はボックス212を有しており、その内部に給水元管214から給水チューブ216を経て吐水部200に至る水路を開閉するための電磁弁(電気駆動弁)218と、水路の水流で水車を回転させて発電を行う水流発電機220と、その水流発電機220からの電力を蓄える充電素子222,更に人体検知センサ210から送られる人体の検知・非検知信号に基づいて電磁弁218を開閉制御する制御部224が収容されている。
また電池ボックス内部にバックアップ電池としての乾電池226が収容されている。
この自動水栓装置204の場合、人体検知センサ210が手を検知すると、本体機能部206において制御部224がその信号を受けて電磁弁218を開弁動作させ、吐水部200へと給水を行わせて吐水口208から吐水させる。
また一方手が引き込まれて人体検知センサ210が人体非検知状態になると、そこで制御部224が電磁弁218を閉弁動作させ、吐水口208からの吐水を停止(止水)させる。
水流発電機220は、吐水中に発電を行って充電素子222に電力供給し、そしてこの充電素子222を電源として人体検知センサ210や制御部224、更には電磁弁218が駆動される。
しかしながらこの種従来の自動水栓装置204の場合、本体機能部206から吐水部200の人体検知センサ210に対し電源供給しなければならず、また人体検知センサ210からの信号を本体機能部206に伝送しなければならないことから、本体機能部206と吐水部200とを、電源線及び信号線から成る電気配線の配線コード228で連絡しておかなければならず、このため自動水栓装置204を設置する際の施工が面倒になるといった問題があった。
また24時間を通じて常時人体検知センサ210によるセンシングを行わなければならないため、電源となる充電素子222として使用可能なものも自ずと制限され、また充電素子222が充電切れとなったときに作動不能とならないように、バックアップ電池として乾電池226を常備しておかなければならず、また乾電池226の消耗に伴って頻繁に電池交換を行わなければならないといった問題が内在していた。
これに対し下記特許文献1には、本体機能部と吐水口近傍の人体検知センサとの間で信号を無線で送受信するようになしたものが提案されている。
図9はその具体例を示している。
図において230は吐水口、232は吐水口230近傍に設けられた人体検知センサ、234は水栓本体で、236はその上部に設けられた制御装置、238は吐水口230側から水栓本体234側に無線で信号を送信する送信部、240はその信号を受信する受信部であり、242は水路を開閉する電磁弁、244は制御装置236と電磁弁242とを結ぶ信号線である。
この図9の水栓装置の場合、人体検知センサ232が人体を検知すると送信部238から受信部240に信号が送信される。
制御装置236は、この信号を受けて電磁弁242を開弁動作させて吐水口230から吐水を行わせる。
また一方人体検知センサ232が人体非検知状態になると、送信部238から受信部240に送られた信号に基づいて制御装置236が電磁弁242を閉弁動作させ、吐水口230からの吐水を停止させる。
この図9に示す自動水栓装置の場合、吐水口230と水栓本体234との間で信号を無線で送受信することから、それらの間での信号線の配線は不要となすことができる。
しかしながら水栓本体234は本来カウンター等の上面に設置されるものであり、電磁弁242がカウンター下のキャビネット内部に設置されていると、カウンターを貫通してその水栓本体234とキャビネット内の電磁弁242とを電気配線(信号線244)で接続するための施工を行わなければならない問題がある。
更にまたこの図9に示す水栓装置の場合、送信部238から信号を送信するための電源が必要となるが、下記特許文献1にはその電源の問題には触れられておらず、従ってその電源についての問題は未解決のままである。
そこで本出願人は先の特許願(下記特許文献2)において以下のような半自動水栓装置、即ち吐水を行う吐水機能部と、吐水機能部から離隔した位置に配置され該吐水機能部への給水の水路を開閉する開閉機能部とを有し、(A)その吐水機能部は、(イ)吐水口と、(ロ)該吐水口に至る水路を開閉して吐止水を行う主弁及び該主弁の手動操作部と、(ハ)人体を検知する人体検知センサと、(ニ)人体検知センサによる人体検知・非検知に基づいて開閉機能部に開閉信号を無線で送信する送信部と、(ホ)送信部による送信を制御する制御部と、(ヘ)水流で発電する水流発電機と、を有しているとともに、(B)開閉機能部は、(ト)水路を開閉する電気駆動弁と、(チ)上記送信部からの信号を受信する受信部と、(リ)受信部による受信に基づいて電気駆動弁を開閉制御する制御部と、を有していることを特徴とした半自動水栓装置を提案している。
図10及び図11はその一例を示している。
図10において、250は流し台251に設置されたキッチンの半自動水栓装置で、吐水機能部252及びこれより離隔した位置、詳しくはキャビネット253内部に配設された開閉機能部254を有している。
吐水機能部252は、図11に示す主弁256を内蔵した本体部258と、主弁256の操作用のシングルレバーから成る手動操作部260と、本体部258から延出した吐水管262とを有している。
吐水管262の先端部には、吐水口264を有する吐水ヘッド266が設けられている。
この吐水ヘッド266にはまた人体、詳しくは差し出された手を検知するための人体検知センサ268が設けられている。
この吐水機能部252における主弁256は、吐水口264に至る水路の開閉を行う手動開閉弁で、吐水口264からの吐水と止水を行う吐止水弁としての機能の他に、送られてきた水と湯との混合比率を変化させて吐水口264からの吐水の温度調節を行う温度調節弁としての機能、及び吐水の流量調節を行う流量調節弁としての機能を併せ有している。
またその主弁256の操作用の手動操作部260は、上下回動操作によって流量調節を行わせ、また左右回転操作によって温度調節をそれぞれ主弁256に行わせる。
上記開閉機能部254は水,湯の元管270,272からサプライ管274,276を通じて水,湯を吐水機能部252に供給する水路を開閉する機能を有するもので、図11に示しているようにそれぞれ水路開閉用の電磁弁(電気駆動弁)278を有している。
図11に示しているように吐水機能部252は、水流により水車を回転させて発電を行う水流発電機280と、水流発電機280から供給された電力を一時的に貯える充電素子282と、人体検知センサ268からの人体検知信号,人体非検知信号に基づいて送信部284から開閉機能部254に向けて無線で信号を送信させる制御部286を有している。
ここでは送信部284から信号として電波を送信する。
一方開閉機能部254は、吐水機能部252の送信部284から送信された信号を受信する受信部288と、その受信部288における受信信号に基づいて電磁弁278を開閉制御する制御部290とを有している。
図11において、292は開閉機能部254側の電源である。この電源には商用電源を用いることができ、或いはまた水流発電機を設けてその水流発電機或いはこれから電力供給受けた充電素子などを電源として用いることができる。
この図10及び図11に示す半自動水栓装置250では、開閉機能部254側の電磁弁278を開いた状態の下で手動操作部260を使用者が操作し、主弁256を開くことで吐水口264に至る水路が開かれて、吐水口264から吐水が行われる。
このとき、その水路を流れる水流によって吐水機能部252に備えられた水流発電機280が発電を行い、充電素子282に充電が行われるとともに、その充電素子282を介して制御部286,人体検知センサ268,送信部284等に電力供給され、それらが動作開始する。
即ち人体検知センサ268がセンシングを開始し、そしてその人体検知センサ268による人体検知,非検知によってそれに応じた弁開信号,弁閉信号が送信部284から開閉機能部254の受信部288に送信される。
開閉機能部254は、送られてきた信号に基づいて電磁弁278を開閉動作させ、水路の開閉を行う。
この図10及び11に示す半自動水栓装置では、吐水中においては吐水口264に至る吐水機能部252の水路の水流で水流発電機280で発電動作して電力発生し、吐水機能部252における人体検知センサ268,送信部284,制御部286等に電力供給されるから、また吐水の開始は使用者による手動操作部260の操作,即ち使用者による主弁256の開操作にて行われるから、止水中においては吐水機能部252に対して外部電源から電力供給する必要はない。
また吐水機能部252と開閉機能部254との間は無線で信号授受されるため、開閉機能部254と吐水機能部252とを電源線及び信号線を含む電気配線にて接続しておく必要はなく、施工を簡単化することができる。
しかも水栓装置そのものを吐水開始時を除いて自動水栓として使用することが可能となる。
しかしながらこの半自動水栓装置の場合、吐水機能部252側に水路を開閉する手動開閉弁を備えておかなければならないといった制約がある問題が内在する。
また開閉機能部254側の電磁弁278は、水栓使用前において開弁状態としておかなければならず、従って水栓使用が終了した後において電磁弁278を閉弁状態としておかなければならない問題も有する。
加えてこの半自動水栓装置では、手動開閉弁を開いた状態の下でも人体検知センサ268が人体非検知となることによって、開閉機能部254側の電磁弁278が閉弁状態となるため、手動操作部260により手動開閉弁256を使用者が閉め忘れてしまうといった問題がある。
そうした場合であっても開閉機能部254側の電磁弁278を自動的に閉弁させなければならず、そのための制御部による制御動作が複雑化する問題がある。
加えて、手動開閉弁256が開かれた状態で人体検知センサ268がセンシングを長く続けると、その間に充電素子280に貯えられた電力が消費され、従ってそのまま充電切れを起してしまわないように、水栓使用がないにも拘わらず所定時間毎に自動的に吐水機能部252の送信部284から開閉機能部254の受信部288に弁開信号を送って間欠的に吐水口264から吐水を行わなければならなかったりする問題がある。この場合無駄に水を消費してしまうこととなる。
実開平3−119065号公報 特願2004−257141号公報
本発明は以上のような事情を背景とし、吐水機能部に対して電源供給する電源線や開閉機能部と吐水機能部との間で信号授受するための信号線等の電気配線を不要となし得て、施工を簡単化し得るとともに、吐水機能部側に水路を開閉する手動開閉弁を備えておかなければならないといった制約がなく、また開閉機能部側の電気駆動弁を水栓使用前において開弁状態としておかなければならないといった制約、更には手動開閉弁を閉め忘れたときの対策のための複雑な制御動作を制御部に行わせなくても良い半自動水栓装置を提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項1のものは、吐水を行う吐水機能部と、該吐水機能部とは離隔した位置に配置され、該吐水機能部への給水の水路を開閉する開閉機能部とを有しており、(A)該吐水機能部は、(イ)吐水口と、(ロ)人体を検知する人体検知センサと、(ハ)人の操作により発電動作する手動発電部と、(ニ)該手動発電部の発電及びその後の前記人体検知センサの人体検知の何れかにより前記開閉機能部に弁開信号を、該人体検知センサによる人体非検知により弁閉信号を無線で送信する送信部と、(ホ)該送信部による送信を制御する制御部と、(ヘ)水流により発電する水流発電機と、を有しているとともに、(B)前記開閉機能部は、(ト)水路を開閉する電気駆動弁と、(チ)前記送信部からの信号を受信する受信部と、(リ)該受信部による受信に基づいて前記電気駆動弁を開閉制御する制御部と、を有していることを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、前記手動発電部が人の操作で前記水流発電機の水車を強制回転させることで発電するものであることを特徴とする。
請求項3のものは、請求項2において、前記手動発電部が前記水車を水路の水流による回転方向とは逆方向に回転させるものであることを特徴とする。
発明の作用・効果
以上のように本発明は、吐水機能部の側に人の操作により発電動作する手動発電部を設け、そしてその手動発電部の発電及びその後の人体検知センサの人体検知の何れかにより開閉機能部に弁開信号を送り、また人体検知センサによる人体非検知により弁閉信号をそれぞれ無線で送信し、これに応じて開閉機能部の側で電気駆動弁を開閉動作させるようになしたものである。
かかる本発明は、吐水機能部側で水流を生ぜしめて、その水流により電力を発生させる従来の図10及び図11に示す半自動水栓装置と異なって、手動操作により手動発電部で直接発電動作させて電力発生させ、開閉機能部側の電気駆動弁を開弁させるものであることから、吐水機能部側に水路を開閉するための手動開閉弁を備えておかなくても良く、この場合においても支障なく水栓装置に吐水・止水動作を行わせることができる。
また一旦吐水を開始した後においては、人体検知センサによる人体検知に基づいて吐水と止水とを自動的に行わせることができる。
また本発明は半自動水栓装置の当初の起動を、図10及び図11に示す半自動水栓装置のように水流による発電にて行うものでなく、使用者の操作による手動発電部の発電動作にて行うものであるため、開閉機能部側の電気駆動弁を通常時において開弁状態に維持しておかなくても良く、これを閉弁状態としておくことができる。当初の起動を吐水機能部における水流の発生に基づいて行わなくても良いからである。
また図10及び図11示す半自動水栓装置のように吐水機能部側の手動開閉弁を使用者が閉め忘れた場合において、開閉機能部側の電気駆動弁を自動で閉弁動作させ、或いは充電切れを防止するために定期的に吐水機能部側で吐水動作させるための制御部における複雑な制御動作を行わなくても良く、制御部における制御を簡単化することができる。また充電動作のための間欠的な吐水による水の無駄な消費を無くすことができる。
ここで手動発電部は、操作力の入力により駆動される駆動部材と、駆動部材の運動をロータに伝達してロータを回転させる伝達機構とを含んで構成しておくことができる。
更にこの手動操作部は、駆動部材を直進運動させるものとなしておくとともに、上記伝達機構を、駆動部材の直進運動をロータの回転運動に変換する運動変換機構を有するものとなしておくことができる。
本発明において手動発電部は、吐水機能部側に備えた水流発電機の水車を人の操作により強制回転させることで発電動作させるものとなしておくことができる(請求項2)。
このようにすれば、吐水機能部側に備えてある水流発電機の水車を有効に活用して、手動発電部に要する部品点数を少なくし得且つその構造を簡単化することができる。
この場合において手動発電部は、水車を水路の水流による回転方向とは逆方向に回転させることで発電するものとなしておくことができる(請求項3)。
このようにしておけば、水路の水流による発電と人の操作による手動発電部の発電とを明確に識別することができ、従って例えば膨張水の発生により水路に順方向の水流が生じて、その水流に基づく発電によって開閉機能部側の電気駆動弁が開弁動作してしまい、吐水口から意図せず吐水が行われてしまうといった誤動作を良好に防止することができる。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、10は洗面化粧台の手洗器やキッチンの流し台等に設置される本実施形態の半自動水栓装置で、吐水機能部12、及びこれより離隔した位置に配設された開閉機能部14を有している。
吐水機能部12は吐水管16を有している。この吐水管16には先端に吐水口18を有する吐水ヘッド20が備えられている。そしてこの吐水ヘッド20に反射型赤外線式の人体検知センサ22が設けられている。
この吐水ヘッド20にはまた、図2に示す手動発電部24が組み込まれている。図1中26はその手動発電部24における操作力の入力部である。
開閉機能部14は、図2に示しているように給水管28,給湯管30からの水,湯を所定比率で混合して適温の混合水とする混合弁32,吐水機能部12に給水を行う水路34Aを開閉する電磁弁(電気駆動弁)36、電磁弁36を開閉制御する制御部38及び吐水機能部24における後述の送信部54からの信号を受信する受信部40を有している。
制御部38は、この受信部40の受信信号に基づいて電磁弁36を開閉制御する。
尚42は電源で、本実施形態においてはこの電源42として商用電源を用いても良いし或いは他の電源、例えば水路34Aに水流発電機を設けておいて、この水流発電機或いは水流発電機から電力供給を受けた充電素子などを電源として用いることができる。
吐水機能部12には、図2に示しているように吐水口18に至る水路34Bの水流に基づいて発電を行う水流発電機44が設けられている。
この水流発電機44は、図3に示しているように同図中矢印で示す方向に流れる水流にて回転する羽根車46と、羽根車46と一体回転するマグネット48、更に水路34Bの外側に環状に配置されたコイル50を有している。
この水流発電機44は、水路34B内部の矢印方向の水流が生じると、羽根車46がマグネット48と一体に回転して発電を行う。
図2に示しているように吐水機能部12にはまた、水流発電機44で発生した電力を蓄える充電素子52,開閉機能部14の受信部40に弁開信号,弁閉信号を無線で送信する送信部54及び送信部54からの送信を制御する制御部56が設けられている。
本実施形態において制御部56は、人体検知センサ22による人体検知によって送信部54から開閉機能部14の受信部40に向けて開弁信号を送信させ、また人体検知センサ22が人体非検知となったときに送信部54から弁閉信号を受信部40に向けて無線で送信させる。
尚この実施形態では送信部54からの信号として電波を送信する。但し赤外線その他の無線の信号であっても良い。
吐水機能部24に設けられた上記の手動発電部24は、操作力の入力部58と、入力部58に加えられた操作力を羽根車46に伝えてこれを回転させる伝達機構60とを有している。
この手動発電部24では、使用者が入力部58に操作力を加えてこれを押し込むと、羽根車46が水流による回転方向とは逆方向に回転して電力を発生する。発生した電力は制御部56及び制御部56を介して送信部54へと供給され、その送信部54から開閉機能部14の受信部40に弁開信号が送信される。
開閉機能部14は、この弁開信号に基づいて電磁弁36を開弁させ、水路34Aを開放する。
ここにおいて吐水機能部12の水路34Bに水流が生じて、この水流により羽根車46が回転し、水流発電機44が発電動作する。そして水流発電機44の発電動作に基づいて充電素子52を介し制御部56,送信部54,人体検知センサ22等に電力供給が行われる。
そしてこの供給された電力にて人体検知センサ22,送信部54,制御部56などが動作する。
本実施形態では、充電素子52を介することで安定して電力供給することができる。
図4に手動発電部24の具体的構成例が示してある。
図に示しているようにこの例の手動発電部24は、入力部26と一体に直進運動する駆動軸62と、これを押し戻す方向に付勢する復帰ばね64、更に駆動軸62の直進運動をロータとしての羽根車46の回転運動に変換して伝達する伝達機構60を有している。
伝達機構60は、駆動軸62に固設されてこれと一体に直進運動するラックギヤ66、これに噛合うピニオンギヤ68、ピニオンギヤ68と一体回転する大径のギヤ70、伝達軸72及びこれに固設されて一体に直進運動するラックギヤ74,76及び羽根車46の駆動軸78に固設されたピニオンギヤ80を有している。
ここで図中上側のラックギヤ74は大径のギヤ70に噛み合わされ、また下側のラックギヤ76は羽根車46の駆動軸78に固設されて一体回転するピニオンギヤ80に噛み合わされている。
この手動発電部24では、入力部26に対して図中下向きの操作力を加えると駆動軸62が図中下向きに前進運動する。そしてその前進運動がラックギヤ66,ピニオンギヤ68,大径のギヤ70,伝達軸72のラックギヤ74,76、更にピニオンギヤ80を介して羽根車46に伝達され、かかる羽根車46が回転運動して電力発生させる。
ここで手動発電部24は、羽根車46を水流による発電動作のときの回転方向Pとは逆向きに回転させる。即ち図3の矢印P方向とは反対方向のP方向に羽根車46を回転させる。
従ってこの手動発電部24による発電の際には水流による発電のときとは極性が逆の起電力が生じる。
尚この手動発電部24では、入力部26及び駆動軸62が操作前の当初の状態に押し戻されたときには、羽根車46の回転駆動軸78に固設されたピニオンギヤ80が伝達軸72の一対のラックギヤ74と76との間に位置した状態となる。
従ってこのときには、水路34Bに生ずる水流によって羽根車46がラックギヤ76との噛み合いによる拘束を受けないで自由に図3中P方向に回転運動することができる。
次に本実施形態の半自動水栓装置の作用を図5の作用図,図6のフロー図に基づいて以下に詳しく説明する。
本実施形態において、開閉機能部14における電磁弁36は通常閉弁した状態にあり、この状態で使用者が手動発電部24に操作力を加えて吐水ヘッド20の入力部26を下向きに押し込むと(図5(I))、羽根車46が図4中P方向に回転して電力を生ぜしめる。
この手動発電部24で発電が行われると、その電力供給を受けて制御部56及び送信部54が動作し、羽根車46の回転方向に対応した弁開信号を送信部54から開閉機能部14の受信部40に送信する。
これを受けて開閉機能部14の制御部38が、受信部40における受信に基づいて電磁弁36を開弁させる。
ここにおいて水路34Aが開かれて、水路34A及び吐水機能部24の水路34Bを通じ吐水口18から吐水が行われる(図5(II),図6F10)。
この時点で水路34Bに設けた水流発電機44が発電開始し、人体検知センサ22,送信部54,制御部56などに充電素子52を介して電力供給する。
ここにおいて人体検知センサ22がセンシングを開始する(図6F12)。従って使用者が人体検知センサ22の前方に手を差し出せば、人体検知センサ22による人体検知に基づいて、送信部54から開閉機能部14に弁開信号が送られて、開閉機能部の電磁弁36は開弁状態に保たれる(図5(III),図6F14)。
その後使用者が手を引き込めると、人体検知センサ22が人体非検知となって、吐水機能部24の送信部54から開閉機能部14の受信部40に弁閉信号が送られる。これを受けて開閉機能部14は電磁弁36を閉弁させる(図5(IV),図6F16)
この状態で使用者が再び人体検知センサ22の前方に手を差し出すと、人体検知センサ22による人体検知に基づいて再び電磁弁36が開弁し、吐水口18から吐水が行われる。そしてその後手を引き込めると再び人体検知センサ22による人体非検知に基づいて電磁弁36が閉弁し、吐水口18からの吐水が停止する。
その後人体検知センサ22による人体非検知状態が長く続くと、充電素子52の充電切れによって人体検知センサ22によるセンシングが停止する(図5(V),図6F18)。
但しその場合においても本実施形態では再び使用者が手動発電部24を操作することによって、支障なく次の吐水を行わせることができる。
以上のように本実施形態によれば、吐水機能部12側で水流を生ぜしめて、その水流により電力を発生させる従来の図10及び図11に示す半自動水栓装置と異なって、手動操作により手動発電部24で発電動作させて電力発生させ、開閉機能部14側の電磁弁36を開弁させるものであることから、吐水機能部12側に水路を開閉するための手動開閉弁を備えておかなくても良く、この場合においても支障なく水栓装置に吐水・止水動作を行わせることができる。
また一旦吐水を開始した後においては、人体検知センサ22による人体検知に基づいて吐水と止水とを自動的に行わせることができる。
また半自動水栓装置の起動を使用者の操作による手動発電部24での発電動作にて行うことができるため、開閉機能部14側の電磁弁36を水栓非使用時に開弁状態に維持しておく必要がなく、これを閉弁状態としておくことができる。
また図10及び図11示す半自動水栓装置のように吐水機能部側の手動開閉弁を使用者が閉め忘れた場合において、充電切れを防止するために定期的に吐水機能部側で吐水動作させるべく制御部を制御動作させる必要もなく、制御部38における制御を簡単化することができるとともに、充電動作のための間欠的な吐水による水の無駄な消費を無くすことができる。
また本実施形態においては、手動発電部24を吐水機能部12側に備えた水流発電機44の羽根車46を強制回転させることで発電動作を行うものとなしてあるため、吐水機能部12側に備えてある水流発電機44の羽根車46、マグネット48,コイル50等を有効に活用し得て、手動発電部24に要する部品点数を少なくし得且つその構造を簡単化することができる。
また手動発電部24は羽根車46を水路34Bの水流による回転方向とは逆方向に回転させることで発電するものとなしあるため、水路34Bの水流による発電と、人の操作による手動発電部24の発電とを明確に識別することができ、従って例えば膨張水の発生により水路34Bに順方向の水流が生じて、その水流に基づく発電によって開閉機能部14側の電磁弁34が開弁動作し、吐水口18から吐水してしまうといった誤動作を良好に防止することができる。
上記実施形態では、吐水機能部12の側に手動開閉弁は設けられていないが、場合によって吐水機能部12の側に手動開閉弁を設けるといったことも可能である。
図7はその一例を示している。
この例は、図10及び図11に示す半自動水栓装置に本発明を適用した場合の例で、吐水機能部252の側に手動発電部24が設けてある。
他の点については図11に示したものと同様であるので、対応する符号のみを示して詳しい説明は省略する。
この例においても、手動発電部24を操作して発電させることで上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
尚この図7に示す実施形態では、開閉機能部254側の電磁弁278が閉弁状態の下で手動発電部24を操作することで電磁弁278を開弁させることができ、その状態の下でシングルレバーから成る手動操作部260を操作することで吐水開始,流量調節及び温度調節等を吐水機能部252側において自在に行うことができる利点が得られる。
またこのように吐水機能部252側に手動開閉弁を設けた場合であっても、また使用者が閉弁操作を忘れた場合であっても、開閉機能部254側における電磁弁278はその後閉弁状態としておくことができる。
この場合には次に使用者が手動発電部24を操作すると、手動操作部260を操作しなくても自動的に吐水口264から適温に温調された混合水が調節済みの流量で吐水される。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれらはあくまで一例示である。
例えば本発明においては手動発電部を上例以外の他の様々な形態で構成することが可能である。例えば手動発電部は使用者の手以外の部分で操作される形態のものであっても良いし、或いは手動発電部を例えば人が触れることによってその体温で電力発生するペルチェ素子や圧電素子その他のものを用いて構成することも可能である等、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
本発明の一実施形態である半自動水栓を吐水機能部と開閉機能部とともに示す図である。 同実施形態の半自動水栓の各要素とそれらの関係を示すブロック図である。 同実施形態における水流発電機を拡大して示す図である。 同実施形態における手動発電部の要部構成を示す図である。 同実施形態の半自動水栓の作用説明図である。 同実施形態の半自動水栓の動作フローを示した図である。 本発明の他の実施形態を示すブロック図である。 従来の自動水栓の一例を示す図である。 図8とは異なる従来公知の水栓装置の一例を示す図である。 更に異なる従来の水栓装置の図である。 図10の水栓装置の各要素を表すブロック図である。
符号の説明
10 半自動水栓
12 吐水機能部
14 開閉機能部
18 吐水口
22 人体検知センサ
24 手動発電部
34A,34B 水路
36 電磁弁(電気駆動弁)
38,56 制御部
40 受信部
44 水流発電機
46 羽根車
54 送信部

Claims (3)

  1. 吐水を行う吐水機能部と、該吐水機能部とは離隔した位置に配置され、該吐水機能部への給水の水路を開閉する開閉機能部とを有しており
    (A)該吐水機能部は、(イ)吐水口と、(ロ)人体を検知する人体検知センサと、(ハ)人の操作により発電動作する手動発電部と、(ニ)該手動発電部の発電及びその後の前記人体検知センサの人体検知の何れかにより前記開閉機能部に弁開信号を、該人体検知センサによる人体非検知により弁閉信号を無線で送信する送信部と、(ホ)該送信部による送信を制御する制御部と、(ヘ)水流により発電する水流発電機と、を有しているとともに
    (B)前記開閉機能部は、(ト)水路を開閉する電気駆動弁と、(チ)前記送信部からの信号を受信する受信部と、(リ)該受信部による受信に基づいて前記電気駆動弁を開閉制御する制御部と、を有していることを特徴とする半自動水栓装置。
  2. 請求項1において、前記手動発電部が人の操作で前記水流発電機の水車を強制回転させることで発電するものであることを特徴とする半自動水栓装置。
  3. 請求項2において、前記手動発電部が前記水車を水路の水流による回転方向とは逆方向に回転させるものであることを特徴とする半自動水栓装置。
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